JPH11165674A - 自動二輪車の配線構造 - Google Patents

自動二輪車の配線構造

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JPH11165674A
JPH11165674A JP9329851A JP32985197A JPH11165674A JP H11165674 A JPH11165674 A JP H11165674A JP 9329851 A JP9329851 A JP 9329851A JP 32985197 A JP32985197 A JP 32985197A JP H11165674 A JPH11165674 A JP H11165674A
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busbar
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行広 早坂
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ハンドルカバーに対するスイッチの組付作業
と、このスイッチに対する配線作業とを容易かつ確実に
行えるようにする。 【解決手段】 ハンドルカバー1の内面に、合成樹脂の
内部に金属板材や金属棒材よりなる複数のバスバー22
を埋設したバスバー埋設基体21を支持し、バスバー埋
設基体21から突出するバスバー22の先端を雄端子5
6として雄コネクタ30を構成する。スイッチSsのス
イッチ本体51をバスバー埋設基体21の開口部26に
挿入し、その係止爪511 を被係止部261 に係合させ
て抜け止めすると、スイッチ本体51に埋設した雌コネ
クタ54の雌端子55に前記雄コネクタ30の雄端子5
6が自動的に嵌合し、スイッチSsがバスバー22…に
電気的に接続される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動二輪車のハン
ドルカバーに支持したスイッチと、ハンドルカバーの内
部に配置した導電体とを電気的に接続する自動二輪車の
配線構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動二輪車のバーハンドルを覆う
ハンドルカバーに設けられたメータやスイッチ等の電気
部品に対する配線はワイヤーハーネスを介して行われて
いた(例えば、特開昭60−244680号公報参
照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで上記従来のも
のは、ハンドルカバーにメータやスイッチを取り付けた
後に、ワイヤーハーネスの端部に設けたコネクタをハン
ドルカバーの内面側で電気部品に結合する必要があるた
め、コネクタの着脱作業が面倒で作業工数が増加するだ
けでなく、配線作業が完了するまで前後のハンドルカバ
ーを結合することができないために作業性が低下する問
題があった。またワイヤーハーネスは配線時に絡まった
り巻き付いたりして組付作業性が悪く、しかも短絡、断
線、誤組等が発生する可能性もあった。
【0004】本発明は前述の事情に鑑みてなされたもの
で、ハンドルカバーに対するスイッチの組付作業と、こ
のスイッチに対する配線作業とを容易かつ確実に行える
ようにすることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載された発明は、自動二輪車のハンド
ルカバーに支持したスイッチと、ハンドルカバーの内部
に配置した導電体とを電気的に接続する自動二輪車の配
線構造において、前記導電体を合成樹脂製のバスバー埋
設基体の内部に埋設された金属板材あるいは金属棒材よ
りなるバスバーから構成し、このバスバーの先端を前記
バスバー埋設基体からハンドルカバーに形成した開口部
に向けて突出させてバスバー側コネクタ端子を構成し、
前記スイッチの内部に設けたスイッチ側コネクタ端子を
前記開口部に挿入することにより、バスバー側コネクタ
端子とスイッチ側コネクタ端子とを結合することを特徴
とする。
【0006】上記構成によれば、ハンドルカバーの開口
部からスイッチに設けたスイッチ側コネクタ端子を挿入
するだけで、そのスイッチ側コネクタ端子がバスバー埋
設基体から突出するバスバー側コネクタ端子と結合して
スイッチに対する配線が自動的に完了する。しかも上記
作業はハンドルカバーの外側から行うことができるの
で、予めハンドルカバーを組み立てることが可能になっ
て作業性が向上する。またスイッチに接続される導電体
を合成樹脂の内部に埋設された金属板材あるいは金属棒
材よりなるバスバーから構成したので、ワイヤーハーネ
スを使用する場合に比べて配線に要する部品点数および
工数を削減することができるだけでなく、短絡、断線、
誤組等が発生する可能性を減少させることができ、しか
もワイヤーハーネスに比べて長期の使用に対する耐久性
を高めることができる。更にバスバーの先端をバスバー
埋設基体から突出させてバスバー側コネクタ端子を構成
するので、コネクタの部品点数を減少させるともに、接
触不良や断線の発生を減らして信頼性を高めることがで
きる。更にまた、スイッチ側コネクタ端子をスイッチの
内部に設けたので、該スイッチ側コネクタ端子の変形や
破損を防止して電気的接触信頼性を高めることができ
る。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、添
付図面に示した本発明の実施例に基づいて説明する。
【0008】図1〜図13は本発明の一実施例を示すも
ので、図1は自動二輪車の後面図、図2は図1の要部拡
大図であってリヤハンドルカバーの表面側を示す図、図
3はリヤハンドルカバーの裏面側を示す図、図4は図3
の4−4線断面図、図5は図3の5−5線断面図、図6
は図5の要部拡大図、図7はバスバー埋設基体の単体
図、図8は図7の8部拡大図、図9はメータ側の雌コネ
クタの斜視図、図10は図2の10−10線拡大断面
図、図11はスイッチのコネクタの雄端子および雌端子
の斜視図、図12はスタータスイッチの斜視図、図13
はバスバーによる配線状態の説明図である。
【0009】図1はスクータ型の自動二輪車Vの後面図
であって、バーハンドルの後部が合成樹脂製のリヤハン
ドルカバー1で覆われており、その左右両端から左グリ
ップ2および右グリップ3が突出する。
【0010】図2はリヤハンドルカバー1の外面側(ラ
イダーから見える側)拡大図であって、その中央部に透
明なメータカバー4で覆われたメータユニット5が設け
られる。メータユニット5には、スピードメータ6、フ
ュエルメータ7、オドメータ8、スピードワーニングラ
ンプ9、ターンパイロットランプ10およびオイルワー
ニングランプ11が設けられる。リヤハンドルカバー1
の右端にはスタータスイッチSsが装着され、またリヤ
ハンドルカバー1の左端にはディマースイッチSd、ウ
インカースイッチSwおよびホーンスイッチShが装着
される。
【0011】図3は、図2に示すリヤハンドルカバー1
を紙面の裏側から見た状態を示すものであり、このリヤ
ハンドルカバー1の内面側は、通常は図示せぬフロント
カバーに覆われて外部から目視することはできない。リ
ヤハンドルカバー1の内面には、従来のワイヤーハーネ
スに代わるバスバー埋設基体21が左右方向に配置され
ており、このバスバー埋設基体21内に埋設したバスバ
ー22…を介して前記メータユニット5、スタータスイ
ッチSs、ディマースイッチSd、ウインカースイッチ
SwおよびホーンスイッチShが自動二輪車Vの車体側
に設けたバッテリや電装品に接続される。
【0012】図7はバスバー埋設基体21を単体で示す
ものである。バスバー埋設基体21は合成樹脂を射出成
形したものであり、その内部に金属板を打ち抜いてなる
導電体としての多数のバスバー22…が埋設される。バ
スバー埋設基体21には10個の開口211 〜2110
形成されており、これら開口211 〜2110から前記バ
スバー22…の一部が露出する。それぞれのバスバー2
2…は細くて薄い金属板から構成されているため、バス
バー埋設基体21の射出成形時に、その内部に多数のバ
スバー22…を整然と位置決めして埋設することは困難
である。そこで、バスバー埋設基体21の開口211
212 に臨む部分において、複数のバスバー22…が接
続部23…で一体に接続される(図8(A)の斜線部参
照)。
【0013】このように複数のバスバー22…を接続部
23…で一体化することにより、それらバスバー22…
の集合体がバラバラになるのを防止して製造や取り扱い
を容易にすることができるだけでなく、バスバー埋設基
体21を射出成形する金型内にバスバー22…の集合体
をセットする際に、前記接続部23…で一体化された部
分をバスバー埋設基体21の開口211 ,212 に臨ま
せて保持することにより、その位置決めを容易かつ確実
に行うことができる。
【0014】かかるバスバー埋設基体21を射出成形し
た後に、その開口211 ,212 に臨むバスバー22…
の接続部23…を切断して除去することにより、各々の
バスバー22…を電気的に導通しないように相互に切り
離し、図8(B)に示す状態にする。このように前記開
口211 ,212 を利用してバスバー22…の接続部2
3…を切断除去することができるので、特別の開口を形
成する必要がない。以上、バスバー埋設基体21の10
個の開口211 〜2110のうち、2個の開口211 〜2
2 を例に取って説明したが、残りの8個の開口213
〜2110についても同様である。
【0015】図7から明らかなように、バスバー埋設基
体21の中央部には、自動二輪車Vの車体側に設けたバ
ッテリや電装品に接続される雄コネクタ24と、前記メ
ータユニット5に接続される雄コネクタ25とが一体に
形成される。またバスバー埋設基体21の一端部には前
記スタータスイッチSsが装着される開口部26が形成
されるとともに、他端部には前記ディマースイッチS
d、ウインカースイッチSwおよびホーンスイッチSh
が装着される3個の開口部27,28,29が形成さ
れ、それら開口部26〜29にそれぞれ雄コネクタ30
〜33が一体に設けられる。バスバー埋設基体21に形
成された前記開口部26〜29に対応して、リヤハンド
ルカバー1にも4個の開口部34〜37が形成される
(図2参照)。
【0016】而して、図13に示すように、バッテリや
電装品に接続される雄コネクタ24と、メータユニット
5に接続される雄コネクタ25と、4個のスイッチS
s,Sd,Sw,Shに接続される雄コネクタ30〜3
3とが、複数のバスバー22…によって相互に接続され
る。
【0017】上記構造のバスバー埋設基体21は、リヤ
ハンドルカバー1を合成樹脂で射出成形する際に、その
金型内にセットされて該リヤハンドルカバー1と一体化
される。即ち、バスバー埋設基体21の外周部に突設し
た鍔部2111(図7参照)をリヤハンドルカバー1のラ
ップ部110に埋め込むことにより、リヤハンドルカバー
1にバスバー埋設基体21が支持される(図5参照)。
図3にはリヤハンドルカバー1と一体化されたバスバー
埋設基体21が示されている。同図に示されるように、
バスバー埋設基体21はリヤハンドルカバー1の一部で
ある7個のブリッジ部11 〜17 によって該リヤハンド
ルカバー1に支持される。図3および図7を併せて参照
すると明らかなように、ブリッジ部11 はバスバー埋設
基体21の2個の開口211 ,212 を覆うように形成
され、ブリッジ部12 は開口21 3 を覆うように形成さ
れ、ブリッジ部13 は開口214 を覆うように形成さ
れ、ブリッジ部14 は2個の開口215 ,216 を覆う
ように形成され、ブリッジ部15 は2個の開口217
218 を覆うように形成され、ブリッジ部16 は開口2
9 を覆うように形成され、ブリッジ部17 は開口21
10を覆うように形成される。
【0018】図4には、前記7個のブリッジ部11 〜1
7 の一つであるブリッジ部14 が断面として示されてい
る。ブリッジ部14 の内部にはバスバー埋設基体21の
開口215 が位置しており、その開口215 はリヤハン
ドルカバー1を構成する合成樹脂により埋められてい
る。従って、前記開口215 に露出していた8本のバス
バー22…は、合成樹脂により完全に覆われて相互に導
通しないように絶縁される。
【0019】このように複数本のバスバー22…を埋設
したバスバー埋設基体21を合成樹脂で成形し、リヤハ
ンドルカバー1を成形する際に前記バスバー埋設基体2
1を7個のブリッジ部11 〜17 により該リヤハンドル
カバー1と一体化するので、以下のようなメリットがあ
る。
【0020】第1に、内部にバスバー22…を埋設した
ために構造が比較的に複雑になるバスバー埋設基体21
をリヤハンドルカバー1と別個に成形することにより、
バスバー埋設基体21の金型およびリヤハンドルカバー
1の金型の構造を簡略化することができる。
【0021】第2に、バスバー埋設基体21をリヤハン
ドルカバー1と別個に成形するので、バスバー埋設基体
21の肉厚に影響されずにリヤハンドルカバー1の肉厚
を均一化することができ、これにより成形時におけるヒ
ケの発生を防止してリヤハンドルカバー1の外観を高め
ることができる。
【0022】第3に、複数のブリッジ部11 〜17 にバ
スバー埋設基体21を埋め込むことにより該バスバー埋
設基体21をリヤハンドルカバー1と一体化するので、
バスバー埋設基体21およびリヤハンドルカバー1が相
互に補強しあって全体的な剛性が増加する。
【0023】第4に、バスバー埋設基体21をブリッジ
部11 〜17 に埋め込む際に、該バスバー埋設基体21
の開口211 〜2110に合成樹脂が自動的に充填される
ので、特別の充填工程が不要になって工数が削減され
る。
【0024】次に、リヤハンドルカバー1に対するメー
タユニット5の装着を、図3〜図5に基づいて説明す
る。
【0025】メータユニット5は、前記スピードメータ
6、フュエルメータ7、オドメータ8、スピードワーニ
ングランプ9、ターンパイロットランプ10およびオイ
ルワーニングランプ11を支持する容器状のハウジング
41を備えており、このハウジング41の開口部と前記
メータカバー4との間にメータパネル42が挟持され
る。ハウジング41の外周に複数の係止爪411 …が形
成されており、この係止爪411 …をメータカバー4に
形成した被係止部41 …に係合させることにより、ハウ
ジング41とメータカバー4とが一体に結合される(図
4参照)。
【0026】メータユニット5は、リヤハンドルカバー
1の中央部に凹設されたメータユニット支持孔43に上
方から挿入される。その際に、図4に示すように、ハウ
ジング41の後面(ライダー側)に形成した係止爪41
2 がメータユニット支持孔43に臨むように形成された
被係止部18 に係合するとともに、図3および図5に示
すように、ハウジング41の前面に形成した左右2個の
係止爪413 ,413がリヤハンドルカバー1の内面に
形成された2個の被係止部19 ,19 に係合することに
より、メータユニット5がリヤハンドルカバー1に固定
される。
【0027】図3および図5に示すように、メータユニ
ット5をリヤハンドルカバー1のメータユニット支持孔
43に挿入したとき、メータユニット5に設けた雌コネ
クタ44が、バスバー埋設基体21に一体に形成した前
記雄コネクタ25に自動的に結合される。バスバー埋設
基体21側の雄コネクタ25は、上向きに開口する溝状
の凹部251 と、前記バスバー22…から一体に延びて
前記凹部251 内に突出する複数本の雄端子20…とを
備える。
【0028】図9はメータユニット5側の雌コネクタ4
4を示すもので、その板状の本体部45の上端から左右
に突出する一対のガイド部46,46に円形のガイド孔
46 1 ,461 が形成される。また本体部45の下端に
は下向きにテーパーする半割円錐状のガイド突起47,
47が2個形成されており、このガイド突起47,47
は前記凹部251 の入口に形成された外向きに拡開する
ガイド面252 (図6参照)に当接可能である。
【0029】図5、図6および図9を併せて参照すると
明らかなように、ハウジング41の底壁から上向きに突
出する一対のボス414 ,414 の上面に、保持板48
が支持されてボルト49,49で固定される。雌コネク
タ44は、そのガイド孔46 1 ,461 をボス414
414 の外周に緩く嵌合させた状態で、ハウジング41
の底壁および保持板48により上下から挟まれて抜け止
めされる。ガイド孔461 ,461 の直径はボス4
4 ,414 の直径よりも僅かに大きく設定されてお
り、その直径差に相当する距離だけ雌コネクタ44はハ
ウジング41に対して相対移動することができる。また
雌コネクタ44の本体部45はハウジング41の底壁に
形成した開口415 に緩く嵌合しており、雌コネクタ4
4のハウジング41に対する相対移動が許容される。
【0030】而して、メータユニット5をリヤハンドル
カバー1のメータユニット支持孔43に上方から挿入す
るとき、メータユニット5側の雌コネクタ44の本体部
45が、バスバー埋設基体21側の雄コネクタ25の凹
部251 に対して位置ずれしていても(図6の鎖線参
照)、雌コネクタ44のテーパーしたガイド突起47,
47が雄コネクタ25のガイド面252 に案内されるた
め、フローティング支持された雌コネクタ44は自動的
に調芯されて雄コネクタ25に結合され、雄コネクタ2
5の雄端子20…が雌コネクタ44の雌端子50…に結
合される。
【0031】次に、図10〜図12に基づいてスタータ
スイッチSsの取付構造を説明する。尚、ディマースイ
ッチSd、ウインカースイッチSwおよびホーンスイッ
チShの取付構造も、スタータスイッチSsの取付構造
と実質的に同じである。
【0032】スタータスイッチSsは、合成樹脂製のハ
ウジング51と、ハウジング51の前面に支点ピン52
を介して揺動自在に枢支された操作ノブ53と、ハウジ
ング51の上下面にそれぞれ形成された係止爪511
511 と、ハウジング51の内部に埋め込まれた雌コネ
クタ54とを備える。雌コネクタ54はハウジング51
を射出成形する際に該ハウジング51の内部に一体に埋
設されるもので、その内部空間に雌端子55…が収納さ
れる。
【0033】リヤハンドルカバー1の内部に一体に埋設
されたバスバー埋設基体21にはスタータスイッチSs
が嵌合する開口部26が形成されており、この開口部2
6の外側にリヤハンドルカバー1の開口部34が重なっ
ている。バスバー埋設基体21の開口部26には、バス
バー22…と一体に形成されてバスバー埋設基体21の
外部に突出する複数の雄端子56…よりなる雄コネクタ
30が設けられる。このように、バスバー22…の一部
を雄コネクタ30の雄端子56…として利用することに
より、該雄コネクタ30の部品点数を減少させて構造を
簡略化するとともに、断線や接触不良の発生を最小限に
抑えることができる。
【0034】而して、スタータスイッチSsをリヤハン
ドルカバー1の開口部34を通してバスバー埋設基体2
1の開口部26に挿入すると、そのスタータスイッチS
sのハウジング51に埋設した雌コネクタ54の雌端子
55…に、バスバー埋設基体21の開口部26内に設け
た雄コネクタ30の雄端子56…が自動的に嵌合し、ス
タータスイッチSsとバスバー埋設基体21内のバスバ
ー22…との電気的接続が簡単に完了する。そしてスタ
ータスイッチSsをバスバー埋設基体21の開口部26
内に完全に挿入すると、そのハウジング51に設けた係
止爪511 ,511 がバスバー埋設基体21の開口部2
6に設けた被係止部261 ,261 に係合し、スタータ
スイッチSsの抜けを防止する。そしてスタータスイッ
チSsのハウジング51に設けたフランジ512 がリヤ
ハンドルカバー1の開口部34に嵌合し、バスバー埋設
基体21の開口部26を隠蔽する。
【0035】以上のように、自動二輪車Vのリヤハンド
ルカバー1に装着されるメータユニット5、スタータス
イッチSs、ディマースイッチSd、ウインカースイッ
チSwおよびホーンスイッチShに対する配線を、リヤ
ハンドルカバー1に設けたバスバー埋設基体21内に埋
設したバスバー22…により行うので、従来のワイヤー
ハーネスを使用する場合に比べて配線に要する部品点数
および工数を大幅に削減することが可能となるばかり
か、短絡、断線、誤組等が発生する可能性を減少させる
ことができ、更にワイヤーハーネスを使用する場合に比
べて耐久性も向上する。しかもメータユニット5をリヤ
ハンドルカバー1のメータユニット支持孔43に挿入す
るだけでメータユニット5とバスバー22…との電気的
接続が完了し、またスタータスイッチSs、ディマース
イッチSd、ウインカースイッチSwおよびホーンスイ
ッチShをバスバー埋設基体21の開口部26〜29に
挿入するだけで該スイッチSs,Sd,Sw,Shとバ
スバー22…との電気的接続が完了するので、組立に要
する工数を大幅に削減することができる。更に雌コネク
タ54の雌端子55…をスイッチSs,Sd,Sw,S
hの内部に収納したので、前記雌端子55…の変形や破
損を防止して電気的接触信頼性を高めることができる。
【0036】次に、図14に基づいて本発明の第2実施
例を説明する。
【0037】第1実施例のスタータスイッチSsは、そ
のハウジング51を射出成形する際に雌コネクタ54を
内部に埋設しているが、第2実施例のスタータスイッチ
Ssは、そのハウジング51を射出成形した後に雌コネ
クタ54が装着される。即ち、雌コネクタ54は一対の
係止爪541 ,541 を備えており、この雌コネクタ5
4をハウジング51の内部に挿入すると、前記係止爪5
1 ,541 がハウジング51の被係止部513 ,51
3 に係合することにより、雌コネクタ54がハウジング
51に固定される。雌端子55…は予めハウジング51
側に埋設されており、雌コネクタ54をハウジング51
の内部に挿入する際に該雌コネクタ54の内部に収納さ
れる。
【0038】次に、図15および図16に基づいて本発
明の第3実施例を説明する。
【0039】第3実施例のスタータスイッチSsは、そ
のハウジング51に埋設された雌コネクタ54の内部に
雌端子55…が遊嵌しており、予めハウジング51側に
埋設されたスイッチ端子57…が前記雌端子55…の一
端に嵌合している。そして雌コネクタ54に雄コネクタ
30を結合すると、バスバー22…から一体に延びる雄
端子56…が前記雌端子55…の他端に嵌合し、スター
タスイッチSsがバスバー22…に電気的に結合され
る。雌端子55…は雌コネクタ54の内部に拘束されて
いるため、雄端子56…を引き抜くときに該雄端子56
…と共に雌端子55…が雌コネクタ54から引き抜かれ
ることはない。
【0040】以上、本発明の実施例を詳述したが、本発
明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行う
ことが可能である。
【0041】例えば、実施例ではバスバー22…を帯状
の金属板材から構成したが、その断面形状は任意であ
り、円形断面や角断面の金属棒材から構成することも可
能である。また実施例ではスイッチとしてスタータスイ
ッチSs、ディマースイッチSd、ウインカースイッチ
SwおよびホーンスイッチShを例示したが、本発明は
他の任意のスイッチに対して適用することができる。ま
た実施例ではリヤハンドルカバー1にバスバー埋設基体
21を支持しているが、それらをハンドルカバーの任意
の部分に支持することが可能である。また実施例ではス
イッチSs,Sd,Sw,Sh側に雌コネクタ54を設
け、バスバー埋設基体21側に雄コネクタ30〜33を
設けているが、それら雌コネクタ54および雄コネクタ
30〜33の位置関係を反対にし、スイッチSs,S
d,Sw,Sh側に雄コネクタを設け、バスバー埋設基
体21側に雌コネクタを設けることも可能である。
【0042】
【発明の効果】以上のように、請求項1に記載された発
明によれば、ハンドルカバーの開口部からスイッチに設
けたスイッチ側コネクタ端子を挿入するだけで、そのス
イッチ側コネクタ端子がバスバー埋設基体から突出する
バスバー側コネクタ端子と結合してスイッチに対する配
線が自動的に完了する。しかも上記作業はハンドルカバ
ーの外側から行うことができるので、予めハンドルカバ
ーを組み立てることが可能になって作業性が向上する。
またスイッチに接続される導電体を合成樹脂の内部に埋
設された金属板材あるいは金属棒材よりなるバスバーか
ら構成したので、ワイヤーハーネスを使用する場合に比
べて配線に要する部品点数および工数を削減することが
できるだけでなく、短絡、断線、誤組等が発生する可能
性を減少させることができ、しかもワイヤーハーネスに
比べて長期の使用に対する耐久性を高めることができ
る。更にバスバーの先端をバスバー埋設基体から突出さ
せてバスバー側コネクタ端子を構成するので、コネクタ
の部品点数を減少させるともに、接触不良や断線の発生
を減らして信頼性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】自動二輪車の後面図
【図2】図1の要部拡大図であってリヤハンドルカバー
の表面側を示す図
【図3】リヤハンドルカバーの裏面側を示す図
【図4】図3の4−4線断面図
【図5】図3の5−5線断面図
【図6】図5の要部拡大図
【図7】バスバー埋設基体の単体図
【図8】図7の8部拡大図
【図9】メータ側の雌コネクタの斜視図
【図10】図2の10−10線拡大断面図
【図11】スイッチのコネクタの雄端子および雌端子の
斜視図
【図12】スタータスイッチの斜視図
【図13】バスバーによる配線状態の説明図
【図14】本発明の第2実施例に係る、前記図10に対
応する図
【図15】本発明の第3実施例に係る、前記図10に対
応する図
【図16】スイッチのコネクタの雄端子および雌端子の
斜視図
【符号の説明】
Ss スタータスイッチ(スイッチ) Sd ディマースイッチ(スイッチ) Sw ウインカースイッチ(スイッチ) Sh ホーンスイッチ(スイッチ) V 自動二輪車 1 リヤハンドルカバー(ハンドルカバー) 21 バスバー埋設基体 22 バスバー(導電体) 34〜37 開口部 55 雌端子(スイッチ側コネクタ端子) 56 雄端子(バスバー側コネクタ端子)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動二輪車(V)のハンドルカバー
    (1)に支持したスイッチ(Ss,Sd,Sw,Sh)
    と、ハンドルカバー(1)の内部に配置した導電体(2
    2)とを電気的に接続する自動二輪車の配線構造におい
    て、 前記導電体(22)を合成樹脂製のバスバー埋設基体
    (21)の内部に埋設された金属板材あるいは金属棒材
    よりなるバスバーから構成し、このバスバーの先端を前
    記バスバー埋設基体(21)からハンドルカバー(1)
    に形成した開口部(34〜37)に向けて突出させてバ
    スバー側コネクタ端子(56)を構成し、前記スイッチ
    (Ss,Sd,Sw,Sh)の内部に設けたスイッチ側
    コネクタ端子(55)を前記開口部(26〜29)に挿
    入することにより、バスバー側コネクタ端子(56)と
    スイッチ側コネクタ端子(55)とを結合することを特
    徴とする自動二輪車の配線構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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