JP3515685B2 - 自動二輪車の配線方法 - Google Patents

自動二輪車の配線方法

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JP3515685B2 JP32985097A JP32985097A JP3515685B2 JP 3515685 B2 JP3515685 B2 JP 3515685B2 JP 32985097 A JP32985097 A JP 32985097A JP 32985097 A JP32985097 A JP 32985097A JP 3515685 B2 JP3515685 B2 JP 3515685B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動二輪車のハン
ドルカバーに支持した電気部品に給電するための自動二
輪車の配線方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動二輪車のバーハンドルを覆う
ハンドルカバーに設けられたメータやスイッチ等の電気
部品に対する配線はワイヤーハーネスを介して行われて
いた(例えば、特開昭60−244680号公報参
照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで上記従来のも
のは、ハンドルカバーにメータやスイッチを取り付けた
後に、ワイヤーハーネスの端部に設けたコネクタをハン
ドルカバーの内面側で電気部品に結合する必要があるた
め、コネクタの着脱作業が面倒で作業工数が増加するだ
けでなく、配線作業が完了するまで前後のハンドルカバ
ーを結合することができないために作業性が低下する問
題があった。またワイヤーハーネスは配線時に絡まった
り巻き付いたりして組付作業性が悪く、しかも短絡、断
線、誤組等が発生する可能性もあった。
【0004】本発明は前述の事情に鑑みてなされたもの
で、ハンドルカバーに支持した電気部品に対する配線作
業を、ワイヤーハーネスを用いずに容易かつ確実に行え
るようにすることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載された発明は、自動二輪車のハンド
ルカバーに支持した電気部品に給電するための自動二輪
車の配線方法において、内部に金属板材あるいは金属棒
材よりなる複数のバスバーを埋設した合成樹脂製のバス
バー埋設基体を射出成形する工程と、前記バスバー埋設
基体の少なくとも一部を包むように合成樹脂製のハンド
ルカバーを射出成形する工程と、ハンドルカバーに電気
部品を装着して該電気部品を前記バスバーに電気的に接
続する工程とを備えたことを特徴とする。
【0006】上記構成によれば、内部にバスバーを埋設
したバスバー埋設基体を用いて配線を行うことにより、
ワイヤーハーネスを使用する場合に比べて配線に要する
部品点数および工数を削減することができるだけでな
く、短絡、断線、誤組等が発生する可能性が減少させる
ことができ、しかもワイヤーハーネスに比べて長期の使
用に対する耐久性を高めることができる。
【0007】またバスバー埋設基体とハンドルカバーと
をそれぞれ別個に成形することにより、両者を同時に成
形する場合に比べて金型の構造を簡略化することが可能
になるだけでなく、バスバー埋設基体の肉厚に影響され
ずにハンドルカバーの肉厚を均一化することができるの
で、ハンドルカバーの成形時にヒケが発生するのを防止
して該ハンドルカバーの品質を高めることができる。
【0008】しかもハンドルカバーの成形時にバスバー
埋設基体の少なくとも一部を合成樹脂で包むことにより
両者を一体化するので、ハンドルカバーおよびバスバー
埋設基体が相互に補強しあって全体的な剛性が増加す
る。
【0009】また請求項2に記載された発明は、請求項
1の構成に加えて、複数のバスバーを接続部で接続して
一体化したものをバスバー埋設基体の内部に埋設した後
に前記接続部を切断除去することを特徴とする。
【0010】上記構成によれば、複数のバスバーを接続
部で接続して一体化することにより、それらバスバーが
バラバラになるのを防止して製造や取り扱いの利便性を
高めることができるだけでなく、バスバーがバスバー埋
設基体に埋設されて固定された後には、接続部を切断除
去することにより各バスバー間の電気的導通を遮断する
ことができる。
【0011】また請求項3に記載された発明は、請求項
2の構成に加えて、バスバー埋設基体は前記接続部が臨
む開口を備えており、バスバー埋設基体の射出成形時に
前記開口を介してバスバーの保持を行うとともに、バス
バー埋設基体の射出成形後に前記開口を介して前記接続
部の切断除去を行うことを特徴とする。
【0012】上記構成によれば、バスバー埋設基体の金
型内にバスバーをセットするときに、バスバー埋設基体
の開口を介してバスバーを保持することができるだけで
なく、前記開口を介してバスバーの接続部を切断除去す
ることができるので、接続部の切断除去のための特別な
開口を形成する必要がない。
【0013】また請求項4に記載された発明は、請求項
3の構成に加えて、ハンドルカバーの射出成形時にバス
バー埋設基体の開口を覆うことにより、該開口内に合成
樹脂を充填することを特徴とする。
【0014】上記構成によれば、ハンドルカバーの射出
成形時にバスバー埋設基体に開口に合成樹脂が自動的に
充填されるので、特別の充填工程が不要になって工数の
削減が可能になるばかりか、開口に充填された合成樹脂
によりバスバーの絶縁とバスバー埋設基体の剛性向上と
が同時に達成される。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、添
付図面に示した本発明の実施例に基づいて説明する。
【0016】図1〜図13は本発明の一実施例を示すも
ので、図1は自動二輪車の後面図、図2は図1の要部拡
大図であってリヤハンドルカバーの表面側を示す図、図
3はリヤハンドルカバーの裏面側を示す図、図4は図3
の4−4線断面図、図5は図3の5−5線断面図、図6
は図5の要部拡大図、図7はバスバー埋設基体の単体
図、図8は図7の8部拡大図、図9はメータ側の雌コネ
クタの斜視図、図10は図2の10−10線拡大断面
図、図11はスイッチのコネクタの雄端子および雌端子
の斜視図、図12はスタータスイッチの斜視図、図13
はバスバーによる配線状態の説明図である。
【0017】図1はスクータ型の自動二輪車Vの後面図
であって、バーハンドルの後部が合成樹脂製のリヤハン
ドルカバー1で覆われており、その左右両端から左グリ
ップ2および右グリップ3が突出する。
【0018】図2はリヤハンドルカバー1の外面側(ラ
イダーから見える側)拡大図であって、その中央部に透
明なメータカバー4で覆われたメータユニット5が設け
られる。メータユニット5には、スピードメータ6、フ
ュエルメータ7、オドメータ8、スピードワーニングラ
ンプ9、ターンパイロットランプ10およびオイルワー
ニングランプ11が設けられる。リヤハンドルカバー1
の右端にはスタータスイッチSsが装着され、またリヤ
ハンドルカバー1の左端にはディマースイッチSd、ウ
インカースイッチSwおよびホーンスイッチShが装着
される。これらメータユニット5、スタータスイッチS
s、ディマースイッチSd、ウインカースイッチSwお
よびホーンスイッチShは本発明の電気部品を構成す
る。
【0019】図3は、図2に示すリヤハンドルカバー1
を紙面の裏側から見た状態を示すものであり、このリヤ
ハンドルカバー1の内面側は、通常は図示せぬフロント
カバーに覆われて外部から目視することはできない。リ
ヤハンドルカバー1の内面には、従来のワイヤーハーネ
スに代わるバスバー埋設基体21が左右方向に配置され
ており、このバスバー埋設基体21内に埋設したバスバ
ー22…を介して前記メータユニット5、スタータスイ
ッチSs、ディマースイッチSd、ウインカースイッチ
SwおよびホーンスイッチShが自動二輪車Vの車体側
に設けたバッテリや電装品に接続される。
【0020】図7はバスバー埋設基体21を単体で示す
ものである。バスバー埋設基体21は合成樹脂を射出成
形したものであり、その内部に金属板を打ち抜いてなる
導電体としての多数のバスバー22…が埋設される。バ
スバー埋設基体21には10個の開口211 〜2110
形成されており、これら開口211 〜2110から前記バ
スバー22…の一部が露出する。それぞれのバスバー2
2…は細くて薄い金属板から構成されているため、バス
バー埋設基体21の射出成形時に、その内部に多数のバ
スバー22…を整然と位置決めして埋設することは困難
である。そこで、バスバー埋設基体21の開口211
212 に臨む部分において、複数のバスバー22…が接
続部23…で一体に接続される(図8(A)の斜線部参
照)。
【0021】このように複数のバスバー22…を接続部
23…で一体化することにより、それらバスバー22…
の集合体がバラバラになるのを防止して製造や取り扱い
を容易にすることができるだけでなく、バスバー埋設基
体21を射出成形する金型内にバスバー22…の集合体
をセットする際に、前記接続部23…で一体化された部
分をバスバー埋設基体21の開口211 ,212 に臨ま
せて保持することにより、その位置決めを容易かつ確実
に行うことができる。
【0022】かかるバスバー埋設基体21を射出成形し
た後に、その開口211 ,212 に臨むバスバー22…
の接続部23…を切断して除去することにより、各々の
バスバー22…を電気的に導通しないように相互に切り
離し、図8(B)に示す状態にする。このように前記開
口211 ,212 を利用してバスバー22…の接続部2
3…を切断除去することができるので、特別の開口を形
成する必要がない。以上、バスバー埋設基体21の10
個の開口211 〜2110のうち、2個の開口211 〜2
2 を例に取って説明したが、残りの8個の開口213
〜2110についても同様である。
【0023】図7から明らかなように、バスバー埋設基
体21の中央部には、自動二輪車Vの車体側に設けたバ
ッテリや電装品に接続される雄コネクタ24と、前記メ
ータユニット5に接続される雄コネクタ25とが一体に
形成される。またバスバー埋設基体21の一端部には前
記スタータスイッチSsが装着される開口部26が形成
されるとともに、他端部には前記ディマースイッチS
d、ウインカースイッチSwおよびホーンスイッチSh
が装着される3個の開口部27,28,29が形成さ
れ、それら開口部26〜29にそれぞれ雄コネクタ30
〜33が一体に設けられる。バスバー埋設基体21に形
成された前記開口部26〜29に対応して、リヤハンド
ルカバー1にも4個の開口部34〜37が形成される
(図2参照)。
【0024】而して、図13に示すように、バッテリや
電装品に接続される雄コネクタ24と、メータユニット
5に接続される雄コネクタ25と、4個のスイッチS
s,Sd,Sw,Shに接続される雄コネクタ30〜3
3とが、複数のバスバー22…によって相互に接続され
る。
【0025】上記構造のバスバー埋設基体21は、リヤ
ハンドルカバー1を合成樹脂で射出成形する際に、その
金型内にセットされて該リヤハンドルカバー1と一体化
される。即ち、バスバー埋設基体21の外周部に突設し
た鍔部2111(図7参照)をリヤハンドルカバー1のラ
ップ部110に埋め込むことにより、リヤハンドルカバー
1にバスバー埋設基体21が支持される(図5参照)。
図3にはリヤハンドルカバー1と一体化されたバスバー
埋設基体21が示されている。同図に示されるように、
バスバー埋設基体21はリヤハンドルカバー1の一部で
ある7個のブリッジ部11 〜17 によって該リヤハンド
ルカバー1に支持される。図3および図7を併せて参照
すると明らかなように、ブリッジ部11 はバスバー埋設
基体21の2個の開口211 ,212 を覆うように形成
され、ブリッジ部12 は開口21 3 を覆うように形成さ
れ、ブリッジ部13 は開口214 を覆うように形成さ
れ、ブリッジ部14 は2個の開口215 ,216 を覆う
ように形成され、ブリッジ部15 は2個の開口217
218 を覆うように形成され、ブリッジ部16 は開口2
9 を覆うように形成され、ブリッジ部17 は開口21
10を覆うように形成される。
【0026】図4には、前記7個のブリッジ部11 〜1
7 の一つであるブリッジ部14 が断面として示されてい
る。ブリッジ部14 の内部にはバスバー埋設基体21の
開口215 が位置しており、その開口215 はリヤハン
ドルカバー1を構成する合成樹脂により埋められてい
る。従って、前記開口215 に露出していた8本のバス
バー22…は、合成樹脂により完全に覆われて相互に導
通しないように絶縁される。
【0027】このように複数本のバスバー22…を埋設
したバスバー埋設基体21を合成樹脂で成形し、リヤハ
ンドルカバー1を成形する際に前記バスバー埋設基体2
1を7個のブリッジ部11 〜17 により該リヤハンドル
カバー1と一体化するので、以下のようなメリットがあ
る。
【0028】第1に、内部にバスバー22…を埋設した
ために構造が比較的に複雑になるバスバー埋設基体21
をリヤハンドルカバー1と別個に成形することにより、
バスバー埋設基体21の金型およびリヤハンドルカバー
1の金型の構造を簡略化することができる。
【0029】第2に、バスバー埋設基体21をリヤハン
ドルカバー1と別個に成形するので、バスバー埋設基体
21の肉厚に影響されずにリヤハンドルカバー1の肉厚
を均一化することができ、これにより成形時におけるヒ
ケの発生を防止してリヤハンドルカバー1の外観を高め
ることができる。
【0030】第3に、複数のブリッジ部11 〜17 にバ
スバー埋設基体21を埋め込むことにより該バスバー埋
設基体21をリヤハンドルカバー1と一体化するので、
バスバー埋設基体21およびリヤハンドルカバー1が相
互に補強しあって全体的な剛性が増加する。
【0031】第4に、バスバー埋設基体21をブリッジ
部11 〜17 に埋め込む際に、該バスバー埋設基体21
の開口211 〜2110に合成樹脂が自動的に充填される
ので、特別の充填工程が不要になって工数が削減され
る。
【0032】次に、リヤハンドルカバー1に対するメー
タユニット5の装着を、図3〜図5に基づいて説明す
る。
【0033】メータユニット5は、前記スピードメータ
6、フュエルメータ7、オドメータ8、スピードワーニ
ングランプ9、ターンパイロットランプ10およびオイ
ルワーニングランプ11を支持する容器状のハウジング
41を備えており、このハウジング41の開口部と前記
メータカバー4との間にメータパネル42が挟持され
る。ハウジング41の外周に複数の係止爪411 …が形
成されており、この係止爪411 …をメータカバー4に
形成した被係止部41 …に係合させることにより、ハウ
ジング41とメータカバー4とが一体に結合される(図
4参照)。
【0034】メータユニット5は、リヤハンドルカバー
1の中央部に凹設されたメータユニット支持孔43に上
方から挿入される。その際に、図4に示すように、ハウ
ジング41の後面(ライダー側)に形成した係止爪41
2 がメータユニット支持孔43に臨むように形成された
被係止部18 に係合するとともに、図3および図5に示
すように、ハウジング41の前面に形成した左右2個の
係止爪413 ,413がリヤハンドルカバー1の内面に
形成された2個の被係止部19 ,19 に係合することに
より、メータユニット5がリヤハンドルカバー1に固定
される。
【0035】図3および図5に示すように、メータユニ
ット5をリヤハンドルカバー1のメータユニット支持孔
43に挿入したとき、メータユニット5に設けた雌コネ
クタ44が、バスバー埋設基体21に一体に形成した前
記雄コネクタ25に自動的に結合される。バスバー埋設
基体21側の雄コネクタ25は、上向きに開口する溝状
の凹部251 と、前記バスバー22…から一体に延びて
前記凹部251 内に突出する複数本の雄端子20…とを
備える。
【0036】図9はメータユニット5側の雌コネクタ4
4を示すもので、その板状の本体部45の上端から左右
に突出する一対のガイド部46,46に円形のガイド孔
46 1 ,461 が形成される。また本体部45の下端に
は下向きにテーパーする半割円錐状のガイド突起47,
47が2個形成されており、このガイド突起47,47
は前記凹部251 の入口に形成された外向きに拡開する
ガイド面252 (図6参照)に当接可能である。
【0037】図5、図6および図9を併せて参照すると
明らかなように、ハウジング41の底壁から上向きに突
出する一対のボス414 ,414 の上面に、保持板48
が支持されてボルト49,49で固定される。雌コネク
タ44は、そのガイド孔46 1 ,461 をボス414
414 の外周に緩く嵌合させた状態で、ハウジング41
の底壁および保持板48により上下から挟まれて抜け止
めされる。ガイド孔461 ,461 の直径はボス4
4 ,414 の直径よりも僅かに大きく設定されてお
り、その直径差に相当する距離だけ雌コネクタ44はハ
ウジング41に対して相対移動することができる。また
雌コネクタ44の本体部45はハウジング41の底壁に
形成した開口415 に緩く嵌合しており、雌コネクタ4
4のハウジング41に対する相対移動が許容される。
【0038】而して、メータユニット5をリヤハンドル
カバー1のメータユニット支持孔43に上方から挿入す
るとき、メータユニット5側の雌コネクタ44の本体部
45が、バスバー埋設基体21側の雄コネクタ25の凹
部251 に対して位置ずれしていても(図6の鎖線参
照)、雌コネクタ44のテーパーしたガイド突起47,
47が雄コネクタ25のガイド面252 に案内されるた
め、フローティング支持された雌コネクタ44は自動的
に調芯されて雄コネクタ25に結合され、雄コネクタ2
5の雄端子20…が雌コネクタ44の雌端子50…に結
合される。
【0039】次に、図10〜図12に基づいてスタータ
スイッチSsの取付構造を説明する。尚、ディマースイ
ッチSd、ウインカースイッチSwおよびホーンスイッ
チShの取付構造も、スタータスイッチSsの取付構造
と実質的に同じである。
【0040】スタータスイッチSsは、合成樹脂製のハ
ウジング51と、ハウジング51の前面に支点ピン52
を介して揺動自在に枢支された操作ノブ53と、ハウジ
ング51の上下面にそれぞれ形成された係止爪511
511 と、ハウジング51の内部に埋め込まれた雌コネ
クタ54とを備える。雌コネクタ54はハウジング51
を射出成形する際に該ハウジング51の内部に一体に埋
設されるもので、その内部空間に雌端子55…が収納さ
れる。
【0041】リヤハンドルカバー1の内部に一体に埋設
されたバスバー埋設基体21にはスタータスイッチSs
が嵌合する開口部26が形成されており、この開口部2
6の外側にリヤハンドルカバー1の開口部34が重なっ
ている。バスバー埋設基体21の開口部26には、バス
バー22…と一体に形成されてバスバー埋設基体21の
外部に突出する複数の雄端子56…よりなる雄コネクタ
30が設けられる。このように、バスバー22…の一部
を雄コネクタ30の雄端子56…として利用することに
より、該雄コネクタ30の部品点数を減少させて構造を
簡略化するとともに、断線や接触不良の発生を最小限に
抑えることができる。
【0042】而して、スタータスイッチSsをリヤハン
ドルカバー1の開口部34を通してバスバー埋設基体2
1の開口部26に挿入すると、そのスタータスイッチS
sのハウジング51に埋設した雌コネクタ54の雌端子
55…に、バスバー埋設基体21の開口部26内に設け
た雄コネクタ30の雄端子56…が自動的に嵌合し、ス
タータスイッチSsとバスバー埋設基体21内のバスバ
ー22…との電気的接続が簡単に完了する。そしてスタ
ータスイッチSsをバスバー埋設基体21の開口部26
内に完全に挿入すると、そのハウジング51に設けた係
止爪511 ,511 がバスバー埋設基体21の開口部2
6に設けた被係止部261 ,261 に係合し、スタータ
スイッチSsの抜けを防止する。そしてスタータスイッ
チSsのハウジング51に設けたフランジ512 がリヤ
ハンドルカバー1の開口部34に嵌合し、バスバー埋設
基体21の開口部26を隠蔽する。
【0043】以上のように、自動二輪車Vのリヤハンド
ルカバー1に装着されるメータユニット5、スタータス
イッチSs、ディマースイッチSd、ウインカースイッ
チSwおよびホーンスイッチShに対する配線を、リヤ
ハンドルカバー1に設けたバスバー埋設基体21内に埋
設したバスバー22…により行うので、従来のワイヤー
ハーネスを使用する場合に比べて配線に要する部品点数
および工数を大幅に削減することが可能となるばかり
か、短絡、断線、誤組等が発生する可能性を減少させる
ことができ、更にワイヤーハーネスを使用する場合に比
べて耐久性も向上する。しかもメータユニット5をリヤ
ハンドルカバー1のメータユニット支持孔43に挿入す
るだけでメータユニット5とバスバー22…との電気的
接続が完了し、またスタータスイッチSs、ディマース
イッチSd、ウインカースイッチSwおよびホーンスイ
ッチShをバスバー埋設基体21の開口部26〜29に
挿入するだげで該スイッチSs,Sd,Sw,Shとバ
スバー22…との電気的接続が完了するので、組立に要
する工数を大幅に削減することができる。
【0044】以上、本発明の実施例を詳述したが、本発
明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行う
ことが可能である。
【0045】例えば、実施例ではバスバー22…を帯状
の金属板材から構成したが、その断面形状は任意であ
り、円形断面や角断面の金属棒材から構成することも可
能である。また実施例では電気部品としてメータユニッ
ト5、スタータスイッチSs、ディマースイッチSd、
ウインカースイッチSwおよびホーンスイッチShを例
示したが、本発明は他の任意の電気部品に対して適用す
ることができる。また実施例ではリヤハンドルカバー1
にバスバー埋設基体21を支持しているが、それらをハ
ンドルカバーの任意の部分に支持することが可能であ
る。
【0046】
【発明の効果】以上のように、請求項1に記載された発
明によれば、内部にバスバーを埋設したバスバー埋設基
体を用いて配線を行うことにより、ワイヤーハーネスを
使用する場合に比べて配線に要する部品点数および工数
を削減することができるだけでなく、短絡、断線、誤組
等が発生する可能性が減少させることができ、しかもワ
イヤーハーネスに比べて長期の使用に対する耐久性を高
めることができる。
【0047】またバスバー埋設基体とハンドルカバーと
をそれぞれ別個に成形することにより、両者を同時に成
形する場合に比べて金型の構造を簡略化することが可能
になるだけでなく、バスバー埋設基体の肉厚に影響され
ずにハンドルカバーの肉厚を均一化することができるの
で、ハンドルカバーの成形時にヒケが発生するのを防止
して該ハンドルカバーの品質を高めることができる。
【0048】しかもハンドルカバーの成形時にバスバー
埋設基体の少なくとも一部を合成樹脂で包むことにより
両者を一体化するので、ハンドルカバーおよびバスバー
埋設基体が相互に補強しあって全体的な剛性が増加す
る。
【0049】また請求項2に記載された発明によれば、
複数のバスバーを接続部で接続して一体化することによ
り、それらバスバーがバラバラになるのを防止して製造
や取り扱いの利便性を高めることができるだけでなく、
バスバーがバスバー埋設基体に埋設されて固定された後
には、接続部を切断除去することにより各バスバー間の
電気的導通を遮断することができる。
【0050】また請求項3に記載された発明によれば、
バスバー埋設基体の金型内にバスバーをセットするとき
に、バスバー埋設基体の開口を介してバスバーを保持す
ることができるだけでなく、前記開口を介してバスバー
の接続部を切断除去することができるので、接続部の切
断除去のための特別な開口を形成する必要がない。
【0051】また請求項4に記載された発明によれば、
ハンドルカバーの射出成形時にバスバー埋設基体に開口
に合成樹脂が自動的に充填されるので、特別の充填工程
が不要になって工数の削減が可能になるばかりか、開口
に充填された合成樹脂によりバスバーの絶縁とバスバー
埋設基体の剛性向上とが同時に達成される。
【図面の簡単な説明】
【図1】自動二輪車の後面図
【図2】図1の要部拡大図であってリヤハンドルカバー
の表面側を示す図
【図3】リヤハンドルカバーの裏面側を示す図
【図4】図3の4−4線断面図
【図5】図3の5−5線断面図
【図6】図5の要部拡大図
【図7】バスバー埋設基体の単体図
【図8】図7の8部拡大図
【図9】メータ側の雌コネクタの斜視図
【図10】図2の10−10線拡大断面図
【図11】スイッチのコネクタの雄端子および雌端子の
斜視図
【図12】スタータスイッチの斜視図
【図13】バスバーによる配線状態の説明図
【符号の説明】
Sd ディマースイッチ(電気部品) Sh ホーンスイッチ(電気部品) Ss スタータスイッチ(電気部品) Sw ウインカースイッチ(電気部品) V 自動二輪車 1 リヤハンドルカバー(ハンドルカバー) 5 メータユニット(電気部品) 21 バスバー埋設基体 22 バスバー 211 〜2110 開口 23 接続部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B62J 6/18 B62J 23/00 H01B 7/00 B62J 6/16 B62J 39/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動二輪車(V)のハンドルカバー
    (1)に支持した電気部品(5,Ss,Sd,Sw,S
    h)に給電するための自動二輪車の配線方法において、 内部に金属板材あるいは金属棒材よりなる複数のバスバ
    ー(22)を埋設した合成樹脂製のバスバー埋設基体
    (21)を射出成形する工程と、 前記バスバー埋設基体(21)の少なくとも一部を包む
    ように合成樹脂製のハンドルカバー(1)を射出成形す
    る工程と、 ハンドルカバー(1)に電気部品(5,Ss,Sd,S
    w,Sh)を装着して該電気部品(5,Ss,Sd,S
    w,Sh)を前記バスバー(22)に電気的に接続する
    工程と、を備えたことを特徴とする自動二輪車の配線方
    法。
  2. 【請求項2】 複数のバスバー(22)を接続部(2
    3)で接続して一体化したものをバスバー埋設基体(2
    1)の内部に埋設した後に前記接続部(23)を切断除
    去することを特徴とする、請求項1に記載の自動二輪車
    の配線方法。
  3. 【請求項3】 バスバー埋設基体(21)は前記接続部
    (23)が臨む開口(211 〜2110)を備えており、
    バスバー埋設基体(21)の射出成形時に前記開口(2
    1 〜2110)を介してバスバー(22)の保持を行う
    とともに、バスバー埋設基体(21)の射出成形後に前
    記開口(211 〜2110)を介して前記接続部(23)
    の切断除去を行うことを特徴とする、請求項2に記載の
    自動二輪車の配線方法。
  4. 【請求項4】 ハンドルカバー(1)の射出成形時にバ
    スバー埋設基体(21)の開口(211 〜2110)を合
    成樹脂で覆うことにより、該開口(211 〜2110)内
    に合成樹脂を充填することを特徴とする、請求項3に記
    載の自動二輪車の配線方法。
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