JPH11329156A - スイッチの取付構造 - Google Patents

スイッチの取付構造

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JPH11329156A
JPH11329156A JP14120798A JP14120798A JPH11329156A JP H11329156 A JPH11329156 A JP H11329156A JP 14120798 A JP14120798 A JP 14120798A JP 14120798 A JP14120798 A JP 14120798A JP H11329156 A JPH11329156 A JP H11329156A
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JP
Japan
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switch
busbar
contact
bus bar
movable contact
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Application number
JP14120798A
Other languages
English (en)
Inventor
Masazumi Igarashi
正純 五十嵐
Yukihiro Hayasaka
行広 早坂
Naoto Tokuie
直人 徳家
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyo Denso Co Ltd
Original Assignee
Toyo Denso Co Ltd
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Publication date
Application filed by Toyo Denso Co Ltd filed Critical Toyo Denso Co Ltd
Priority to JP14120798A priority Critical patent/JPH11329156A/ja
Publication of JPH11329156A publication Critical patent/JPH11329156A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スイッチの組付作業および結線作業を容易化
しながら該スイッチの部品点数の削減を図る。 【解決手段】 バスバー埋設基体21に形成したスイッ
チ支持孔28にスイッチSwのスイッチ本体51を挿入
し、スイッチ本体51の係止爪511 をスイッチ支持孔
28の被係止部281 に係合させて固定する。スイッチ
本体51に設けた可動接点54は、バスバー埋設基体2
1に埋設されたバスバー22の端部に一体に形成されて
スイッチ支持孔28の底部に露出する固定接点22a〜
22cに当接可能に対向する。バスバー22の一部を固
定接点22a〜22cとして利用することにより、特別
の固定接点を設ける必要をなくして部品点数の削減に寄
与することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スイッチをスイッ
チ支持体に取り付け、更に前記スイッチを導電体に電気
的に接続するスイッチの取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】自動二輪車のハンドルカバーにスイッチ
を取り付けたときに、スイッチハウジングの外部に露出
する板バネ状の端子をハンドルカバー側に設けた導電体
の端子に弾性的に接触させ、前記スイッチに対する結線
を自動的に完了させるものが、特開平9−330633
号公報により公知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記特開平9−330
633号公報に記載されたものは、スイッチをハンドル
カバーに取り付けるだけで該スイッチに対する結線が自
動的に完了するので、コネクタの着脱等の配線作業が不
要になって組付作業性が向上する。本発明は、上記従来
のものを更に改良し、上記組付作業性の向上に加えてス
イッチの部品点数の削減を図ることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載された発明は、スイッチをスイッチ
支持体に取り付け、更に前記スイッチを導電体に電気的
に接続するスイッチの取付構造において、前記スイッチ
のスイッチ本体側に可動接点を設けるとともに前記導電
体に前記スイッチの固定接点を一体に形成し、前記スイ
ッチ本体を前記スイッチ支持体に結合することにより前
記可動接点を前記固定接点に接触可能に臨ませることを
特徴とする。
【0005】上記構成によれば、スイッチの可動接点が
スイッチ本体側に設けられ、スイッチの固定接点が導電
体に一体に形成されるので、スイッチ本体をスイッチ支
持体に結合するだけで可動接点を固定接点に接触可能に
臨ませてスイッチの機能を発揮させることができる。そ
して導電体の一部を固定接点として利用することによ
り、特別の固定接点を設ける必要をなくして部品点数の
削減に寄与することができる。
【0006】また請求項2に記載された発明は、請求項
1の構成に加えて、前記スイッチ支持体を合成樹脂製の
バスバー埋設基体から構成するとともに前記導電体を前
記バスバー埋設基体の内部に埋設された金属板材あるい
は金属棒材よりなるバスバーから構成したことを特徴と
する。
【0007】上記構成によれば、スイッチに接続される
導電体を、合成樹脂製のバスバー埋設基体の内部に埋設
された金属板材あるいは金属棒材よりなるバスバーから
構成したので、ワイヤーハーネスを使用する場合に比べ
て配線に要する部品点数および工数を削減することがで
きるだけでなく、短絡、断線、誤組等が発生する可能性
を減少させることができ、しかもワイヤーハーネスに比
べて長期の使用に対する耐久性を高めることができる。
【0008】また請求項3に記載された発明は、請求項
1の構成に加えて、前記スイッチ本体および前記スイッ
チ支持体のスイッチ支持孔の一方および他方にそれぞれ
設けた係止爪および被係止部を相互に係合させることに
より、前記スイッチ支持孔に前記スイッチ本体を結合す
ることを特徴とする。
【0009】上記構成によれば、スイッチ支持体のスイ
ッチ支持孔にスイッチ本体を挿入するだけで該スイッチ
本体をスイッチ支持体に結合することができるので、ボ
ルト等の手段でスイッチ本体を固定する場合に比べて作
業性が大幅に向上する。
【0010】また請求項4に記載された発明は、請求項
1の構成に加えて、前記可動接点は前記固定接点に向け
てスプリングで弾発付勢されるとともに、前記スイッチ
本体に脱落不能に係止されることを特徴とする。
【0011】上記構成によれば、可動接点をスプリング
で固定接点に弾発的に当接させて接触不良の発生を防止
しながら、可動接点がスイッチ本体から脱落するのを防
止してスイッチ本体をスイッチ支持体に結合する作業を
容易化することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、添
付図面に示した本発明の実施例に基づいて説明する。
【0013】図1〜図15は本発明の一実施例を示すも
ので、図1は自動二輪車の後面図、図2は図1の要部拡
大図であってリヤハンドルカバーの表面側を示す図、図
3はリヤハンドルカバーの裏面側を示す図、図4は図3
の4−4線断面図、図5は図3の5−5線断面図、図6
はバスバー埋設基体の単体図、図7は図6の7部拡大
図、図8は図2の8−8線拡大断面図、図9は図8の9
−9線拡大断面図、図10はウインカースイッチの斜視
図、図11はウインカースイッチの固定接点の斜視図、
図12は図2の12−12線拡大断面図、図13はスタ
ータスイッチの斜視図、図14はスタータスイッチの固
定接点の斜視図、図15はバスバーによる配線状態の説
明図である。
【0014】図1はスクータ型の自動二輪車Vの後面図
であって、バーハンドルの後部が合成樹脂製のリヤハン
ドルカバー1で覆われており、その左右両端から左グリ
ップ2および右グリップ3が突出する。
【0015】図2はリヤハンドルカバー1の外面側(ラ
イダーから見える側)拡大図であって、その中央部に透
明なメータカバー4で覆われたメータユニット5が設け
られる。メータユニット5には、スピードメータ6、フ
ュエルメータ7、オドメータ8、スピードワーニングラ
ンプ9、ターンパイロットランプ10およびオイルワー
ニングランプ11が設けられる。リヤハンドルカバー1
の右端にはスタータスイッチSsが装着され、またリヤ
ハンドルカバー1の左端にはディマースイッチSd、ウ
インカースイッチSwおよびホーンスイッチShが装着
される。
【0016】図3は、図2に示すリヤハンドルカバー1
を紙面の裏側から見た状態を示すものであり、このリヤ
ハンドルカバー1の内面側は、通常は図示せぬフロント
ハンドルカバーに覆われて外部から目視することはでき
ない。リヤハンドルカバー1の内面には、従来のワイヤ
ーハーネスに代わるバスバー埋設基体21が左右方向に
配置されており、このバスバー埋設基体21内に埋設し
たバスバー22…を介して前記メータユニット5、スタ
ータスイッチSs、ディマースイッチSd、ウインカー
スイッチSwおよびホーンスイッチShが自動二輪車V
の車体側に設けたバッテリや電装品に接続される。
【0017】図6はスイッチ支持体としてのバスバー埋
設基体21を単体で示すものである。バスバー埋設基体
21は合成樹脂を射出成形したものであり、その内部に
金属板を打ち抜いてなる導電体としての多数のバスバー
22…が埋設される。バスバー埋設基体21には10個
の開口211 〜2110が形成されており、これら開口2
1 〜2110から前記バスバー22…の一部が露出す
る。それぞれのバスバー22…は細くて薄い金属板から
構成されているため、バスバー埋設基体21の射出成形
時に、その内部に多数のバスバー22…を整然と位置決
めして埋設することは困難である。そこで、バスバー埋
設基体21の開口211 ,212 に臨む部分において、
複数のバスバー22…が接続部23…で一体に接続され
る(図7(A)の斜線部参照)。
【0018】このように複数のバスバー22…を接続部
23…で一体化することにより、それらバスバー22…
の集合体がバラバラになるのを防止して製造や取り扱い
を容易にすることができるだけでなく、バスバー埋設基
体21を射出成形する金型内にバスバー22…の集合体
をセットする際に、前記接続部23…で一体化された部
分をバスバー埋設基体21の開口211 ,212 に臨ま
せて保持することにより、その位置決めを容易かつ確実
に行うことができる。
【0019】かかるバスバー埋設基体21を射出成形し
た後に、その開口211 ,212 に臨むバスバー22…
の接続部23…を切断して除去することにより、各々の
バスバー22…を電気的に導通しないように相互に切り
離し、図7(B)に示す状態にする。このように前記開
口211 ,212 を利用してバスバー22…の接続部2
3…を切断除去することができるので、特別の開口を形
成する必要がない。以上、バスバー埋設基体21の10
個の開口211 〜2110のうち、2個の開口211 〜2
2 を例に取って説明したが、残りの8個の開口213
〜2110についても同様である。
【0020】図6から明らかなように、バスバー埋設基
体21の中央部には、自動二輪車Vの車体側に設けたバ
ッテリや電装品に接続される雄コネクタ24と、前記メ
ータユニット5に接続される雄コネクタ25とが一体に
形成される。またバスバー埋設基体21の一端部には前
記スタータスイッチSsが装着されるスイッチ支持孔2
6が形成されるとともに、他端部には前記ディマースイ
ッチSd、ウインカースイッチSwおよびホーンスイッ
チShが装着される3個のスイッチ支持孔27,28,
29が形成される。バスバー埋設基体21に形成された
前記スイッチ支持孔26〜29に対応して、リヤハンド
ルカバー1にも4個の開口部34〜37が形成される
(図2参照)。
【0021】而して、図15に示すように、バッテリや
電装品に接続される雄コネクタ24と、メータユニット
5に接続される雄コネクタ25と、4個のスイッチS
s,Sd,Sw,Shとが、複数のバスバー22…によ
って相互に接続される。
【0022】上記構造のバスバー埋設基体21は、リヤ
ハンドルカバー1を合成樹脂で射出成形する際に、その
金型内にセットされて該リヤハンドルカバー1と一体化
される。即ち、バスバー埋設基体21の外周部に突設し
た鍔部2111(図6参照)をリヤハンドルカバー1のラ
ップ部110に埋め込むことにより、リヤハンドルカバー
1にバスバー埋設基体21が支持される(図5参照)。
図3にはリヤハンドルカバー1と一体化されたバスバー
埋設基体21が示されている。同図に示されるように、
バスバー埋設基体21はリヤハンドルカバー1の一部で
ある7個のブリッジ部11 〜17 によって該リヤハンド
ルカバー1に支持される。図3および図6を併せて参照
すると明らかなように、ブリッジ部11 はバスバー埋設
基体21の2個の開口211 ,212 を覆うように形成
され、ブリッジ部12 は開口21 3 を覆うように形成さ
れ、ブリッジ部13 は開口214 を覆うように形成さ
れ、ブリッジ部14 は2個の開口215 ,216 を覆う
ように形成され、ブリッジ部15 は2個の開口217
218 を覆うように形成され、ブリッジ部16 は開口2
9 を覆うように形成され、ブリッジ部17 は開口21
10を覆うように形成される。
【0023】図4には、前記7個のブリッジ部11 〜1
7 の一つであるブリッジ部14 が断面として示されてい
る。ブリッジ部14 の内部にはバスバー埋設基体21の
開口215 が位置しており、その開口215 はリヤハン
ドルカバー1を構成する合成樹脂により埋められてい
る。従って、前記開口215 に露出していた8本のバス
バー22…は、合成樹脂により完全に覆われて相互に導
通しないように絶縁される。
【0024】このように複数本のバスバー22…を埋設
したバスバー埋設基体21を合成樹脂で成形し、リヤハ
ンドルカバー1を成形する際に前記バスバー埋設基体2
1を7個のブリッジ部11 〜17 により該リヤハンドル
カバー1と一体化するので、以下のようなメリットがあ
る。
【0025】第1に、内部にバスバー22…を埋設した
ために構造が比較的に複雑になるバスバー埋設基体21
をリヤハンドルカバー1と別個に成形することにより、
バスバー埋設基体21の金型およびリヤハンドルカバー
1の金型の構造を簡略化することができる。
【0026】第2に、バスバー埋設基体21をリヤハン
ドルカバー1と別個に成形するので、バスバー埋設基体
21の肉厚に影響されずにリヤハンドルカバー1の肉厚
を均一化することができ、これにより成形時におけるヒ
ケの発生を防止してリヤハンドルカバー1の外観を高め
ることができる。
【0027】第3に、複数のブリッジ部11 〜17 にバ
スバー埋設基体21を埋め込むことにより該バスバー埋
設基体21をリヤハンドルカバー1と一体化するので、
バスバー埋設基体21およびリヤハンドルカバー1が相
互に補強しあって全体的な剛性が増加する。
【0028】第4に、バスバー埋設基体21をブリッジ
部11 〜17 に埋め込む際に、該バスバー埋設基体21
の開口211 〜2110に合成樹脂が自動的に充填される
ので、特別の充填工程が不要になって工数が削減され
る。
【0029】次に、リヤハンドルカバー1に対するメー
タユニット5の装着を、図3〜図5に基づいて説明す
る。
【0030】メータユニット5は、前記スピードメータ
6、フュエルメータ7、オドメータ8、スピードワーニ
ングランプ9、ターンパイロットランプ10およびオイ
ルワーニングランプ11を支持する容器状のハウジング
41を備えており、このハウジング41の開口部と前記
メータカバー4との間にメータパネル42が挟持され
る。ハウジング41の外周に複数の係止爪411 …が形
成されており、この係止爪411 …をメータカバー4に
形成した被係止部41 …に係合させることにより、ハウ
ジング41とメータカバー4とが一体に結合される(図
4参照)。
【0031】メータユニット5は、リヤハンドルカバー
1の中央部に凹設されたメータユニット支持孔43に上
方から挿入される。その際に、図4に示すように、ハウ
ジング41の後面(ライダー側)に形成した係止爪41
2 がメータユニット支持孔43に臨むように形成された
被係止部18 に係合するとともに、図3および図5に示
すように、ハウジング41の前面に形成した左右2個の
係止爪413 ,413がリヤハンドルカバー1の内面に
形成された2個の被係止部19 ,19 に係合することに
より、メータユニット5がリヤハンドルカバー1に固定
される。
【0032】図3および図5に示すように、メータユニ
ット5をリヤハンドルカバー1のメータユニット支持孔
43に挿入したとき、メータユニット5に設けた雌コネ
クタ44が、バスバー埋設基体21に一体に形成した前
記雄コネクタ25に自動的に結合される。バスバー埋設
基体21側の雄コネクタ25は、上向きに開口する溝状
の凹部251 と、前記バスバー22…から一体に延びて
前記凹部251 内に突出する複数本の雄端子20…とを
備える。
【0033】次に、図8〜図11に基づいてウインカー
スイッチSwの取付構造を説明する。
【0034】ウインカースイッチSwは、合成樹脂製の
スイッチ本体51と、スイッチ本体51にスライド自在
に設けられた操作ノブ52と、スイッチ本体51の左右
側面にそれぞれ形成された係止爪511 ,511 と、ス
イッチ本体51の内部に設けられた可動接点ホルダー5
3と、可動接点ホルダー53に支持された可動接点54
と、可動接点54をスイッチ本体51から突出する方向
に付勢するスプリング55とを備える。可動接点54に
形成した長孔541 ,541 を可動接点ホルダー53に
形成した係止爪531 ,531 に摺動自在に係合させる
ことにより、可動接点54がスプリング55の弾発力に
抗して後退するのを許容しながら、可動接点54が可動
接点ホルダー53から脱落するのを防止することができ
る。
【0035】ウインカースイッチSwのスイッチ本体5
1が嵌合するバスバー埋設基体21のスイッチ支持孔2
8は、その内面に前記スイッチ本体51の係止爪5
1 ,511 が係合可能な被係止部281 ,281 を備
える。可動接点54は半球状に突出する2個の接触部5
4a,54bを備えており、この接触部54a,54b
が当接可能な3個の固定接点22a,22b,22cが
バスバー埋設基体21のスイッチ支持孔28の底面に設
けられる。図11から明らかなように、固定接点22
a,22b,22cはバスバー埋設基体21に埋設され
た3本のバスバー22…の端部を2段に折り曲げた先端
部に一体に形成されるもので、その表面はバスバー埋設
基体21の表面に露出している。
【0036】而して、ウインカースイッチSwをリヤハ
ンドルカバー1の開口部36を通してバスバー埋設基体
21のスイッチ支持孔28に挿入すると、そのスイッチ
本体51に形成した係止爪511 ,511 がスイッチ支
持孔28に形成した被係止部281 ,281 に自動的に
係合し、ウインカースイッチSwがバスバー埋設基体2
1に結合される。図8および図9に示すように、ウイン
カースイッチSwをバスバー埋設基体21に結合したと
き、ウインカースイッチSwの可動接点54の2個の接
触部54a,54bがスイッチ支持孔28の底部に当接
してスプリング55を圧縮しながら僅かに後退し、その
スプリング55の弾発力で可動接点54および固定接点
22a,22b,22c間の接触面圧が確保される。
【0037】ウインカースイッチSwがニュートラル位
置(図8(A)参照)にあるとき、可動接点54の2個
の接触部54a,54bは3個の固定接点22a,22
b,22cの何れにも接触してないが、ウインカースイ
ッチSwの操作ノブ52を右方向に操作すると、可動接
点54の2個の接触部54a,54bがそれぞれ固定接
点22b,22cに接触し、両固定接点22b,22c
が可動接点54を介して導通するため(図8(B)参
照)、右折のターンシグナルランプが点滅する。逆にウ
インカースイッチSwの操作ノブ52を左方向に操作す
ると、可動接点54の2個の接触部54a,54bがそ
れぞれ固定接点22a,22bに接触し、両固定接点2
2a,22bが可動接点54を介して導通するため、左
折のターンシグナルランプが点滅する。
【0038】このように、バスバー22…の一部をウイ
ンカースイッチSwの固定接点22a,22b,22c
として利用することにより、ウインカースイッチSwの
部品点数を減少させて構造を簡略化することができる。
またスプリング55によって可動接点54が固定接点2
2a,22b,22cに弾発的に当接するので、接触不
良の発生を確実に防止することができる。しかも可動接
点54が可動接点ホルダー53に脱落不能に係止される
ので、ウインカースイッチSwをバスバー埋設基体21
のスイッチ支持孔28に結合する作業が容易に行うこと
ができる。
【0039】次に、図12〜図14に基づいてスタータ
スイッチSsの取付構造を説明する。
【0040】スタータスイッチSsは、合成樹脂製のス
イッチ本体56と、スイッチ本体56にピン57を介し
て揺動自在に設けられた操作ノブ58と、スイッチ本体
56の左右側面にそれぞれ形成された係止爪561 ,5
1 と、スイッチ本体56の上面に設けられた可動接点
59とを備える。スタータスイッチSsのスイッチ本体
56が嵌合するバスバー埋設基体21のスイッチ支持孔
26は、その内面に前記スイッチ本体56の係止爪56
1 ,561 が係合可能な被係止部261 ,26 1 を備え
る。可動接点59は半球状に突出する2個の接触部59
a,59bを備えており、この接触部59a,59bが
当接可能な2個の固定接点22d,22eがバスバー埋
設基体21のスイッチ支持孔26の上面に設けられる。
図14から明らかなように、固定接点22d,22eは
バスバー埋設基体21に埋設された2本のバスバー22
…の端部を1段に折り曲げた先端部に一体に形成される
もので、その表面はバスバー埋設基体21の表面に露出
している。
【0041】尚、スタータスイッチSsの可動接点59
もスプリングで固定接点22d,22eに向けて弾発付
勢されるとともに、スイッチ本体56に脱落不能に係止
される。
【0042】而して、スタータスイッチSsをリヤハン
ドルカバー1の開口部34を通してバスバー埋設基体2
1のスイッチ支持孔26に挿入すると、そのスイッチ本
体56に形成した係止爪561 ,561 がスイッチ支持
孔26に形成した被係止部261 ,261 に自動的に係
合し、スタータスイッチSsがバスバー埋設基体21に
結合される。図12(A)に示すように、スタータスイ
ッチSsがOFF状態にあるとき、可動接点59の一方
の接触部59aは一方の固定接点22dに接触し、他方
の接触部59bは他方の固定接点22eから離反してお
り、従って固定接点22d,22e間は非導通状態とな
る。スタータスイッチSsの操作ノブ58が押されてO
N状態になると、図12(B)に示すように、可動接点
59の2個の接触部59a,59bがそれぞれ2個の固
定接点22d,22eに接触し、従って固定接点22
d,22e間が導通してスタータモータが駆動される。
【0043】この第2実施例によっても、バスバー22
…の一部をスタータスイッチSsの固定接点22d,2
2eとして利用することにより、スタータスイッチSs
の部品点数を減少させて構造を簡略化することができ
る。
【0044】以上のように、自動二輪車Vのリヤハンド
ルカバー1に装着されるメータユニット5、スタータス
イッチSs、ディマースイッチSd、ウインカースイッ
チSwおよびホーンスイッチShに対する配線を、リヤ
ハンドルカバー1に設けたバスバー埋設基体21内に埋
設したバスバー22…により行うので、従来のワイヤー
ハーネスを使用する場合に比べて配線に要する部品点数
および工数を大幅に削減することが可能となるばかり
か、短絡、断線、誤組等が発生する可能性を減少させる
ことができ、更にワイヤーハーネスを使用する場合に比
べて耐久性も向上する。しかもメータユニット5をリヤ
ハンドルカバー1のメータユニット支持孔43に挿入す
るだけでメータユニット5とバスバー22…との電気的
接続が完了し、またスタータスイッチSs、ディマース
イッチSd、ウインカースイッチSwおよびホーンスイ
ッチShをバスバー埋設基体21のスイッチ支持孔26
〜29に挿入するだけで該スイッチSs,Sd,Sw,
Shとバスバー22…との電気的接続が完了するので、
組立に要する工数を大幅に削減することができる。
【0045】尚、スタータスイッチSs、ディマースイ
ッチSd、ウインカースイッチSwおよびホーンスイッ
チShのうち、ウインカースイッチSwおよびスタータ
スイッチSsの取付構造だけを説明したが、残りのディ
マースイッチSdおよびホーンスイッチShの取付構造
も実質的に同一である。
【0046】以上、本発明の実施例を詳述したが、本発
明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行う
ことが可能である。
【0047】例えば、実施例ではバスバー22…を帯状
の金属板材から構成したが、その断面形状は任意であ
り、円形断面や角断面の金属棒材から構成することも可
能である。また実施例ではスイッチとして自動二輪車V
のスタータスイッチSs、ディマースイッチSd、ウイ
ンカースイッチSwおよびホーンスイッチShを例示し
たが、本発明は自動二輪車V用の、あるいは自動二輪車
V用以外の他の任意のスイッチに対して適用することが
できる。また実施例ではリヤハンドルカバー1にバスバ
ー埋設基体21を支持しているが、それらをハンドルカ
バーの任意の部分に支持することが可能である。また実
施例ではスイッチSs,Sd,Sw,Sh側に係止爪を
設け、スイッチ支持孔26〜29側に被係止部を設けて
いるが、それらの位置関係を逆にしても良い。
【0048】
【発明の効果】以上のように、請求項1に記載された発
明によれば、スイッチの可動接点がスイッチ本体側に設
けられ、スイッチの固定接点が導電体に一体に形成され
るので、スイッチ本体をスイッチ支持体に結合するだけ
で可動接点を固定接点に接触可能に臨ませてスイッチの
機能を発揮させることができる。そして導電体の一部を
固定接点として利用することにより、特別の固定接点を
設ける必要をなくして部品点数の削減に寄与することが
できる。
【0049】また請求項2に記載された発明によれば、
スイッチに接続される導電体を、合成樹脂製のバスバー
埋設基体の内部に埋設された金属板材あるいは金属棒材
よりなるバスバーから構成したので、ワイヤーハーネス
を使用する場合に比べて配線に要する部品点数および工
数を削減することができるだけでなく、短絡、断線、誤
組等が発生する可能性を減少させることができ、しかも
ワイヤーハーネスに比べて長期の使用に対する耐久性を
高めることができる。
【0050】また請求項3に記載された発明によれば、
スイッチ支持体のスイッチ支持孔にスイッチ本体を挿入
するだけで該スイッチ本体をスイッチ支持体に結合する
ことができるので、ボルト等の手段でスイッチ本体を固
定する場合に比べて作業性が大幅に向上する。
【0051】また請求項4に記載された発明によれば、
可動接点をスプリングで固定接点に弾発的に当接させて
接触不良の発生を防止しながら、可動接点がスイッチ本
体から脱落するのを防止してスイッチ本体をスイッチ支
持体に結合する作業を容易化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】自動二輪車の後面図
【図2】図1の要部拡大図であってリヤハンドルカバー
の表面側を示す図
【図3】リヤハンドルカバーの裏面側を示す図
【図4】図3の4−4線断面図
【図5】図3の5−5線断面図
【図6】バスバー埋設基体の単体図
【図7】図6の7部拡大図
【図8】図2の8−8線拡大断面図
【図9】図8の9−9線拡大断面図
【図10】ウインカースイッチの斜視図
【図11】ウインカースイッチの固定接点の斜視図
【図12】図2の12−12線拡大断面図
【図13】スタータスイッチの斜視図
【図14】スタータスイッチの固定接点の斜視図
【図15】バスバーによる配線状態の説明図
【符号の説明】
Ss スタータスイッチ(スイッチ) Sw ウインカースイッチ(スイッチ) 21 バスバー埋設基体(スイッチ支持体) 22 バスバー(導電体) 22a〜22e 固定接点 26 スイッチ支持孔 261 被係止部 28 スイッチ支持孔 281 被係止部 51 スイッチ本体 511 係止爪 54 可動接点 55 スプリング 56 スイッチ本体 561 係止爪 59 可動接点

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スイッチ(Sw,Ss)をスイッチ支持
    体に取り付け、更に前記スイッチ(Sw,Ss)を導電
    体に電気的に接続するスイッチの取付構造において、 前記スイッチ(Sw,Ss)のスイッチ本体(51,5
    6)側に可動接点(54,59)を設けるとともに前記
    導電体側に前記スイッチ(Sw,Ss)の固定接点(2
    2a〜22e)を一体に形成し、前記スイッチ本体(5
    1,56)を前記スイッチ支持体に結合することにより
    前記可動接点(54,59)を前記固定接点(22a〜
    22e)に接触可能に臨ませることを特徴とするスイッ
    チの取付構造。
  2. 【請求項2】 前記スイッチ支持体を合成樹脂製のバス
    バー埋設基体(21)から構成するとともに前記導電体
    を前記バスバー埋設基体(21)の内部に埋設された金
    属板材あるいは金属棒材よりなるバスバー(22)から
    構成したことを特徴とする、請求項1に記載のスイッチ
    の取付構造。
  3. 【請求項3】 前記スイッチ本体(51,56)および
    前記スイッチ支持体のスイッチ支持孔(26,28)の
    一方および他方にそれぞれ設けた係止爪(511 ,56
    1 )および被係止部(261 ,281 )を相互に係合さ
    せることにより、前記スイッチ支持孔(26,28)に
    前記スイッチ本体(51,56)を結合することを特徴
    とする、請求項1に記載のスイッチの取付構造。
  4. 【請求項4】 前記可動接点(54,59)は前記固定
    接点(22a〜22e)に向けてスプリング(55)で
    弾発付勢されるとともに、前記スイッチ本体(51,5
    6)に脱落不能に係止されることを特徴とする、請求項
    1に記載のスイッチの取付構造。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020068120A (ja) * 2018-10-24 2020-04-30 東洋電装株式会社 ハンドルスイッチ装置

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JP2020068120A (ja) * 2018-10-24 2020-04-30 東洋電装株式会社 ハンドルスイッチ装置

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