JP3901301B2 - 車両用コンビネーションスイッチの構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、第1のスイッチと、第2のスイッチを装着したベースを有する車両用コンビネーションスイッチにおいて、前記第1のスイッチ、又は第2のスイッチのどちらか一方に、電源に電気接続するためのコネクタ部を集約して形成した車両用コンビネーションスイッチの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、この種の技術としては、例えば実開昭63−196755号公報に開示された技術がある。この従来の技術は、ライティング側カプラーを有するスイッチユニットと、ワイパー側カプラー及びその他のカプラーを有するスイッチユニットとを、スイッチベースに装着しネジ止めしている。スイッチベースに設置したホーンシューは、一方のスイッチユニットの結合部に接続し、該スイッチユニットのライティング側カプラーから電源等に接続している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前述した従来のコンビネーションスイッチのカプラーは、スイッチベースの左右に取り付けた2つのスイッチユニットにそれぞれ複数のカプラーがある。これにより、電気接続するカプラーの数が多くなり、電気接続作業の工数や部品点数が多くコストアップの原因になっていた。
【0004】
本発明は、電気接続用のコネクタ部が1つの車両用コンビネーションスイッチを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、前述した従来の技術の問題点を解消すべく発明したものであり、ステアリングコラムに装着され、左右に第1凹陥、第2凹陥を形成したベースと、前記第1凹陥に装着される第1のスイッチと、前記第2凹陥に装着される第2のスイッチと、を備えた車両用コンビネーションスイッチにおいて、前記ベースは、前記第1のスイッチと第2のスイッチとの間に、該第1のスイッチと第2のスイッチとを電気接続するターミナルブロックを配備し、前記ターミナルブロックは、導電線をゴム材料又は軟質樹脂でインサート成形してなり、前記導電線を両端面から露出し、前記第1のスイッチ、及び第2のスイッチは、前記ターミナルブロックの前記導電線の両端面を押圧するターミナルを有する突出部を備えたことを要旨とする
【0007】
また、請求項の発明は、前記請求項1の発明において、前記ベースに設置した第1のスイッチ、又は第2のスイッチは、どちらか一方にのみコネクタ部を形成したことでなる。
【0008】
また、請求項の発明は、前記請求項1又は2の発明において、前記ターミナルブロックは、ベースの下面の第1凹陥と第2凹陥との間の円筒管の周辺部に配設した略円弧状板部材でなると共に、該ターミナルブロックの両端の導電線を接続面から露出したことでなる。
【0009】
また、請求項の発明は、前記請求項1、2、又は3の発明において、前記ターミナルブロックは、前記第1のスイッチ及び第2のスイッチのターミナルより数を多くした導電線を有することでなる。
【0010】
また、請求項の発明は、前記請求項1又は2の発明において、前記ベースは、第1凹陥、及び第2凹陥の奥壁に、前記第1凹陥と前記第2凹陥に通じる貫通穴を穿設し、前記ターミナルブロックは、前記貫通穴に挿入すると共に、前記突出部と突出部とで両側を押圧して配置したことでなる。
【0011】
また、請求項の発明は、前記請求項1、2、又は5の発明において、前記ベースは、前記貫通穴の同一中心線上の前記第1凹陥と前記第2凹陥との中間に、前記ターミナルブロックを挿入する筒状の保持部を形成し、前記ターミナルブロックは、前記保持部の略中央に挿入し、前記突出部の先端部は、前記保持部の一方の開口端部に挿入し、前記突出部の先端部は、前記保持部の他方の開口端部に挿入して、前記突出部とで前記ターミナルブロックを互いに押圧して配置すると共に、導電線とターミナルとを電気接続したことでなる。
【0012】
また、請求項の発明は、前記請求項、又はの発明において、前記ベースは、保持部の両側に肉抜き部を形成し、前記保持部は、ベースに設けた円筒管の上側又は下側に設置したことでなる。
【0013】
【発明の実施の形態】
まず、図1乃至図4に基づき本発明の第1実施の形態を詳述する。
1は、自動車用コンビネーションスイッチのベースであり、ステアリングコラム(図示せず)にネジ止めされる。該ベース1は、中央に円筒管2を回動自在に軸支し、第1のスイッチ3、第2のスイッチ4を該ベース1の左右方向から差し込み装着する第1凹陥1a、及び第2凹陥1bを形成している。
【0014】
該第1凹陥1a、及び第2凹陥1bは、図1及び図2に示すようにベース1の左右下面に形成し、該第1凹陥1aと、第2凹陥1bとの間には、導電線7aを有するターミナルブロック7を固着している。1cは、ターミナルブロック7の突片7cが係合する係止孔であり、複数箇所に穿設される。1dは、ターミナルブロック7の位置決め穴7dに嵌合する突起である。1eは、ベース1をステアリングコラム(図示せず)にネジ止めするためのネジ穴である。前記円筒管2は、ターンシグナルスイッチをOFF位置に自動復帰させるための部材であり、該円筒管2には、ステアリングシャフトが挿入される。
【0015】
第1のスイッチ3は、例えば、ターンシグナルスイッチ、パッシングスイッチ、メイン・ディマ切換えスイッチ、及び前照灯スイッチ、フォグランプスイッチの機能を備えている。該第1のスイッチ3は、操作レバー5を左右方向に操作すると方向指示灯が点滅するターンシグナルスイッチの機能を有する。該第1のスイッチ3は、操作レバー5を上方向に操作すると前照灯が一時的に点灯するパッシングスイッチの機能を有する。また、該第1のスイッチ3は、操作レバー5を上下方向に操作すると前照灯のメインとディマの切換えを行うメイン・ディマスイッチの機能を有する。
【0016】
また、第1のスイッチ3は、例えば操作レバー5の先端部に設けた回動ノブ(図示せず)を回動操作することで、前照灯とスモールランプを点灯・消灯させる前照灯スイッチの機能を有する。
【0017】
該第1のスイッチ3は、スイッチケース3aのベース1側の端面3bに、前記導電線7aに接触するターミナル3cを複数並設した突出部3dを形成している。該ターミナル3cは、前記突出部3dの表面から露出している。ターミナル3cは、第1のスイッチ3のスイッチケース3a内や操作レバー5内に配設した固定接点(図示せず)及び可動接点(図示せず)に電気接続している。該ターミナル3cは、導電線7aを介してスイッチケース4aのコネクタ部4dに電気接続され、スイッチケース3aにはコネクタ部が形成されていない。
【0018】
ターミナル3cは、例えば、導電性金属板材でなり、樹脂インサート成形手段、又は加締め固定手段等でスイッチケース3aの突出部3dの先端面に突出して配置している。前記スイッチケース3aは、ネジ止め手段、又は弾性係止片等に形成した爪により係止手段でベース1に固定される。
【0019】
前記第2のスイッチ4は、前記第1のスイッチ3とほぼ対称な形をしている。第2のスイッチ4は、例えば、ワイパー・ウォッシャスイッチの機能を有する操作レバー6を揺動自在に軸支している。該操作レバー6は、前記操作レバー5と同様に上下左右に操作でき、先端部に回動スイッチでなるワイパボリュウムやリヤワイパスイッチ等を備えている。
【0020】
該第2のスイッチ4は、前記第1のスイッチ3と同様に、スイッチケース4aのベース1側の端面4bに前記導電線7aに接触するターミナル4cを複数並設した突出部3fを形成している。ターミナル4cは、第2のスイッチ4のスイッチケース4a内や操作レバー6内に配設した固定接点(図示せず)及び可動接点(図示せず)に電気接続している。ターミナル4cは、例えば、導電性金属板材でなり、樹脂インサート成形手段、又は加締め固定手段等でスイッチケース4aに固着される。
【0021】
前記スイッチケース4aは、ネジ止め手段、又は弾性係止片等に形成した爪による係止手段でベース1に固定される。該スイッチケース4aは、下面にコネクタ部4dを形成している。前記コネクタ部4dは、第1のスイッチ3と第2のスイッチ4とを1つに集約して電源回路等に電気接続するためのものである。コネクタ部4d内の端子4eは、ターミナル4c、スイッチケース4a内の固定接点、操作レバー6内の固定接点、及びホーン端子(図示せず)等に電気接続している。
【0022】
尚、前記コネクタ部4dの配置位置は、スイッチケース4aの下面でも、側面でもどちらでもよい。また、該コネクタ部4dは、スイッチケース3a、又はスイッチケース4aのどちらか一方にのみ形成すればよく、どちらであってもよい。
【0023】
前記ターミナルブロック7は、ベース1の左右に別れて配設された第1のスイッチ3と第2のスイッチ4とを電気接続するものである。該ターミナルブロック7は、円筒管2の外周に一致する半円状の部分を有する略円弧状の板状部材でなり、左右両側に導電線7aを露出形成している。該ターミナルブロック7は、図2に示すように略三等分した位置に、ベース1の段部1hに係合する折曲部7eを形成している。
【0024】
該ターミナルブロック7は、図1及び図2に示すように第1凹陥1aと第2凹陥1bとの間の円筒管2の周囲に合致させて隣接し、複数の突片7cと止めネジ8とでベース1に固定される。該ターミナルブロック7は、ベース1に交換できるように、着脱自在に取り付ける。該ターミナルブロック7は、導線でなる前記導電線7aをゴムや軟質の樹脂でインサート成形してなり、弾性を備えている。
【0025】
前記導電線7aは、例えば図3に示すように前述したターミナル3c、4cの幅長の3分の1程度の狭い幅を有する導電性線材を多数に並設してなる。該導電線7aは、ターミナル3c、4cの電気接続したとき、1本のターミナル3c、4cに複数の導電線7aの両端面が接触する。尚、導電線7aの幅長は、ターミナル3c、4cの幅長と同一程度に形成してもよい。また、平板状のターミナル3c、4c、及び導電線7aは、図8に示すように丸い線状のものでもよい。
【0026】
該導電線7aは、ターミナルブロック7の左右から突出した接続面7f、7gに1列に等間隔でわずかに露出してなる。導電線7aは、ターミナルブロック7をベース1に固着することで、第1凹陥1a、及び第2凹陥1bの奥壁1f、1gは近傍部位に配置される。導電線7aは、図1及び図4に示すように前記第1凹陥1a、及び第2凹陥1b内に少し突出した状態で配置する。
【0027】
本発明の第1実施の形態は、以上のような構成であり、その作用を構成部品の組付け手順と共に詳述する。
各部品を組付けるときは、まず、ターミナルブロック7を円筒管2の周囲に配置すると共に、ベース1の突起1dに、ターミナルブロック7の位置決め穴7dを嵌入し、該ターミナルブロック7をベース1の下面に押し付ける。
【0028】
前記ターミナルブロック7は、円筒管2の周囲に隣接されることで、円筒管2の中心から所定距離離れた位置に位置決めして取付けることができる。ターミナルブロック7は、前記突起1dに位置決め穴7dを嵌入したことで、ベース1の所定位置に位置決めされる。
【0029】
ターミナルブロック7は、ベース1に押付けると突片7cがターミナルブロック7の係止孔1cに係止して、該ターミナルブロック7がベース1に固定される。更にターミナルブロック7は、止めネジ8で堅固され、ガタ付くことがない。
【0030】
第1のスイッチ3を第1凹陥1aに、第2のスイッチ4を第2凹陥1bに、各々装着する。ターミナル3c、4cは、スイッチケース3a及びスイッチケース4aをベース1にネジ止めすることで、図3及び図4に示すように導電線7aの両端面を押圧し、ターミナルブロック7が圧縮されて、該ターミナル3c、4cが導電線7aに弾性的に圧接して電気接続される。
【0031】
これにより、ターミナル3cと導電線7aの一端、及びターミナル4cと導電線7aの他端とが電気的に繋がれたことになる。このとき、1本のターミナル3c、4cには、複数の幅の狭い導電線7aが接触している。例えば、ターミナル3c、4cに対して、導電線7aが左右方向にずれた状態で組付けられた場合でも、1本の該ターミナル3c、4cには、少なくとも1本以上の導電線7aが必ず接触しており、電気の接続不良を解消させることができる。
【0032】
ターミナル3c、4cは、半田付けやコネクタの嵌合等の電気接続作業なしで、電気接続できる。そして、ベース1に設けた第1のスイッチ3及び第2のスイッチ4は、どちらか一方にのみコネクタ部4dを形成して、電源等に接続して使用することが可能となり、コンビネーションスイッチのコネクタ部4dの数を最小にすることができる。ベース1をステアリングコラムにネジ止めする。
【0033】
電源等に接続した1つのコネクタを、第1のスイッチ3及び第2のスイッチ4の電気接続箇所である1つのコネクタ部4dに接続する。これにより、第1のスイッチ3及び第2のスイッチ4が電源等に接続され、使用可能になる。第1のスイッチ3及び第2のスイッチ4を備えたコンビネーションスイッチは、電気接続箇所が1カ所なため、配線作業工数が最小限に削減できる。また、該コンビネーションスイッチは、それに伴う部品点数を削減し、コストを削減することができる。
【0034】
次に、図5乃至図7に基づき本発明の第2実施の形態を詳述する。
9は、自動車用コンビネーションスイッチのベースであり、ステアリングコラム(図示せず)にネジ止めされる。該ベース9は、中央に円筒管12を回動自在に軸支し、第1のスイッチ10、第2のスイッチ11を該ベース9に左右方向から差し込み装着する第1凹陥9a、及び第2凹陥9bを形成している。
【0035】
該ベース9は、ベース9の下面の第1凹陥9aと第2凹陥9bの奥壁9c、9dに、前記第1凹陥9aと第2凹陥9bに通じる貫通穴9eを穿設している。前記円筒管12は、ベース9の略中央で、かつ第1のスイッチ10と第2のスイッチ11との間に配設される。
【0036】
前記貫通穴9eは、図5及び図6に示すように、ベース9に設置した円筒管12の上側又は下側にずらして配置される。該貫通穴9eは、スイッチケース10a、11aの端面10c、11cに形成した突出部10b、11b及びターミナルブロック15を挿設する穴である。該貫通穴9eは、一端を第1凹陥9aに配置し、他端を第2凹陥9bに配置し、中央に前記ターミナルブロック15及び突出部10b、11bの先端部を収納する筒状の保持部9fを形成している。該保持部9fの両端及びその周囲には、肉抜き部9gを形成している。
【0037】
第1のスイッチ10は、スイッチケース10aに操作レバー13を揺動操作自在に配設してなる。第2のスイッチ11は、スイッチケース11aに操作レバー14を揺動操作自在に配設してなる。
【0038】
前記突出部10b、11bは、端面10cから突出して形成した略柱状のもので、ターミナルブロック15の導電線15aに接触するターミナル10d、11dを複数並設し、かつ突出している。ターミナル10dは、第1のスイッチ10のスイッチケース10a内や操作レバー13内に配設した固定接点(図示せず)及び可動接点(図示せず)に電気接続している。ターミナル11dは、導電線15aを介してスイッチケース10aのコネクタ部10eに電気接続されている。
【0039】
ターミナル10d、11dは、例えば、導電性金属板材でなり、樹脂インサート成形手段、又は加締め固定手段等で突出部10b、11bの先端面に配設される。前記スイッチケース10aは、ネジ止め手段、又は弾性係止片等に形成した爪による係止手段でベース9に固定される。該スイッチケース10aは、下面に、第1のスイッチ10と第2のスイッチ11とを1つに集約して電源回路等に接続するコネクタ部10eを形成している。コネクタ部10e内の端子10fは、ターミナル10d、スイッチケース11a内の固定接点、操作レバー13の固定接点、及びホーン端子(図示せず)等に電気接続している。スイッチケース11aは、コネクタ部を具備していない。
【0040】
前記ターミナルブロック15は、ベース9の左右に別れて配設された第1のスイッチ10と第2のスイッチ11とを電気接続するものである。該ターミナルブロック15は、貫通穴9eに挿入し、かつ突出部10bと突出部11bとの間に介在し、両側から押圧されることで保持され、かつターミナル10dとターミナル11dとを電気接続する。該ターミナルブロック15は、前記導電線15aをゴムや軟質の樹脂で立方体にインサート成形してなり、弾性を備えている。
【0041】
前記導電線15aは、導電性線材を多数並設し、かつターミナルブロック15の左右側面からわずか露出してなる。導電線15aは、本発明の第1実施の形態で詳述したように、幅の狭い線材を多数並設したものでも、幅の長い線材を1列又は複数列に並設したものでもどちらでもよい。
【0042】
本発明の第2実施の形態は、以上のような構成であり、その作用を構成部品の組付け手順と共に詳述する。
構成部品を組付けるときは、まず、ターミナルブロック15を貫通穴9eに挿入する。該ターミナルブロック15は、貫通穴9eに嵌入することで、ベース9の第1のスイッチ10と第2のスイッチ11との間に位置決めされる。
【0043】
第1のスイッチ10を第1凹陥9aに、第2のスイッチ11を第2凹陥9bに、各々挿入し、かつ突出部10b、11bを貫通穴9cに挿入して、スイッチケース10a及びスイッチケース11aをベース9にネジ止めする。
【0044】
このとき、突出部10b、11bのターミナル10d、11dは、互いに両側からターミナルブロック15の導電線15aの両端面を押圧する。該ターミナルブロック15は、ゴム材料等でなるので、突出部10b、11bが弾性的に圧接して、導電線15aがターミナル10d、11dに電気接続される。ターミナルブロック15は、貫通穴9eに嵌入しかつ両側から突出部10b、11bに押圧されるので、ガタ付くことがなく堅固される。
【0045】
これにより、ターミナル10dと導電線15aの一端、及びターミナル11dと導電線15aの他端とが電気的に繋がれたことになる。ターミナル10d、11dは、半田付けやコネクタの嵌合等の電気接続作業なしで、電気接続できかつ保持できる。そして、ベース9に設けた第1のスイッチ10及び第2のスイッチ11は、どちらか一方にコネクタ部10eを形成して、電源等に接続して使用することが可能となる。
【0046】
電源等に接続した1つのコネクタを、第1のスイッチ10及び第2のスイッチ11の電気接続箇所である1つのコネクタ部10eに接続する。これにより、第1のスイッチ10及び第2のスイッチ11が電源等に接続され、使用可能になる。第1のスイッチ10及び第2のスイッチ11を備えたコンビネーションスイッチは、電気接続箇所が1カ所なため、配線作業工数が最小限に削減できる。また、該コンビネーションスイッチは、それに伴う部品点数を削減し、コストを削減することができる。
【0047】
【発明の効果】
本発明は、以上説明したように構成したので、次のような効果がある。請求項1の発明は、ステアリングコラムに装着され、左右に第1凹陥、第2凹陥を形成したベースと、前記第1凹陥に装着される第1のスイッチと、前記第2凹陥に装着される第2のスイッチと、を備えた車両用コンビネーションスイッチにおいて、前記ベースは、前記第1のスイッチと第2のスイッチとの間に、該第1のスイッチと第2のスイッチとを電気接続するターミナルブロックを配備し、前記ターミナルブロックは、導電線をゴム材料又は軟質樹脂でインサート成形したことで、ベースの左右に設置した第1のスイッチと第2のスイッチとをターミナルブロックで容易に電気接続することができ、電源に接続するコネクタ部の数を1つに集約することができ、かつ導電線がゴム材料又は軟質樹脂でなるので耐振動性や耐衝撃性に優れている。さらに、前記ターミナルブロックは、前記導電線を両端面から露出し、前記第1のスイッチ、及び第2のスイッチは、前記ターミナルブロックの前記導電線の両端面を押圧するターミナルを有する突出部を備えたことで、第1のスイッチと第2のスイッチとの間にターミナルブロックを介在して、かつ互いに押圧することで、第1のスイッチと第2のスイッチとを電気接続することができ、電気接続作業を簡素化することができる。
【0049】
請求項の発明は、前記請求項1の発明において、前記ベースに設置した第1のスイッチ、又は第2のスイッチは、どちらか一方にのみコネクタ部を形成したことで、電源に接続するコネクタ部の数を1つに集約し、電気接続のための部品点数及び作業工数を削減することができる。
【0050】
請求項の発明は、前記請求項1又は2の発明において、前記ターミナルブロックは、ベースの下面の第1凹陥と第2凹陥との間の円筒管の周辺部に配設した略円弧状板部材でなると共に、該ターミナルブロックの両端の導電線を接続面から露出したことで、ターミナルブロックをベースの下面の円筒管の周囲に、他の部品の配置に邪魔にならないように有効的に配置することができる。
【0051】
請求項の発明は、前記請求項1、2、又は3の発明において、前記ターミナルブロックは、前記第1のスイッチ及び第2のスイッチのターミナルより数を多くした導電線を有することで、該ターミナルブロックに対して第1のスイッチ及び第2のスイッチがずれて配置されていても、該第1のスイッチと第2のスイッチとを電気接続することができる。
【0052】
請求項の発明は、前記請求項1又は2の発明において、前記ベースは、第1凹陥、及び第2凹陥の奥壁に、前記第1凹陥と前記第2凹陥に通じる貫通穴を穿設し、前記ターミナルブロックは、前記貫通穴に挿入すると共に、前記突出部と突出部とで両側を押圧して配置したことで、ターミナルブロックをネジや係止片等の固定手段を使わずに位置決めして固定することができる。
【0053】
請求項の発明は、前記請求項1、2、又は5の発明において、前記ベースは、前記貫通穴の同一中心線上の前記第1凹陥と前記第2凹陥との中間に、前記ターミナルブロックを挿入する筒状の保持部を形成し、前記ターミナルブロックは、前記保持部の略中央に挿入し、前記突出部の先端部は、前記保持部の一方の開口端部に挿入し、前記突出部の先端部は、前記保持部の他方の開口端部に挿入して、前記突出部とで前記ターミナルブロックを互いに押圧して配置すると共に、導電線とターミナルとを電気接続したことで、第1のスイッチと第2のスイッチとを、ターミナルブロックを挿入した保持部の両側に各々挿入して押圧することで、互いに電気接続でき、コードに配線作業や半田付け作業が不要で、電気接続作業の簡素化を図ることができる。
【0054】
請求項の発明は、前記請求項5又は6の発明において、前記ベースは、保持部の両側に肉抜き部を形成し、前記保持部は、ベースに設けた円筒管の上側又は下側に設置したことで、ターミナルブロックを保持する保持部の周囲の構造をスリム化すると共に、ベースの樹脂材料の量を削減して、コスト及び重量を削減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施の形態を示す図面で、分解底面である。
【図2】本発明の第1実施の形態を示す図面で、要部分解斜視図である。
【図3】本発明の第1実施の形態を示す図面で、ターミナルブロックと第1のスイッチ及び第2のスイッチとの接続状態を示す拡大要部平面図である。
【図4】本発明の第1実施の形態を示す図面で、ターミナルブロックの組付け状態を示す説明図である。
【図5】本発明の第2実施の形態を示す図面で、分解斜視図である。
【図6】本発明の第2実施の形態を示す図面で、一部断面を有する要部拡大底面図である。
【図7】本発明の第2実施の形態を示す図面で、ターミナルブロックと第1のスイッチ及び第2のスイッチとの接続状態を示す一部断面を有する要部拡大背面図である。
【図8】本発明の他の実施の形態を示す図面で、ターミナルと導電線の拡大分解斜視図である。
【符号の説明】
1、9 ベース
1a、9a 第1凹陥
1b、9b 第2凹陥
2、12 円筒管
3、10 第1のスイッチ
3b、4b 端面
3c、4c、10d、11d ターミナル
3d、3f、10b、11b 突出部
4、11 第2のスイッチ
4d、10e コネクタ部
7、15 ターミナルブロック
7a、15a 導電線
7f、7g 接続面
9c、9d 奥壁
9e 貫通穴
9f 保持部
9g 肉抜き部

Claims (7)

  1. ステアリングコラムに装着され、左右に第1凹陥(1a)、(9a)、第2凹陥(1b)、(9b)を形成したベース(1)、(9)と、前記第1凹陥(1a)、(9a)に装着される第1のスイッチ(3)、(10)と、前記第2凹陥(1b)、(9b)に装着される第2のスイッチ(4)、(11)と、を備えた車両用コンビネーションスイッチにおいて、
    前記ベース(1)、(9)は、前記第1のスイッチ(3)、(10)と第2のスイッチ(4)、(11)との間に、該第1のスイッチ(3)、(10)と第2のスイッチ(4)、(11)とを電気接続するターミナルブロック(7)、(15)を配備し、
    前記ターミナルブロック(7)、(15)は、導電線(7a)、(15a)をゴム材料又は軟質樹脂でインサート成形してなり、前記導電線(7a)、(15a)を両端面から露出し、
    前記第1のスイッチ(3)、(10)、及び第2のスイッチ(4)、(11)は、前記ターミナルブロック(7)、(15)の前記導電線(7a)、(15a)の両端面を押圧するターミナル(3c)、(4c)、(10d)、(11d)を有する突出部(3d)、(4f)、(10b)、(11b)を備えた
    ことを特徴とする車両用コンビネーションスイッチの構造。
  2. 前記請求項1の発明において、前記ベース(1)、(9)に設置した第1のスイッチ(3)、(10)、又は第2のスイッチ(4)、(11)は、どちらか一方にのみコネクタ部(4d)、(10e)を形成したことを特徴とする車両用コンビネーションスイッチの構造。
  3. 前記請求項1又は2の発明において、前記ターミナルブロック(7)は、ベース(1)の下面の第1凹陥(1a)と第2凹陥(1b)との間の円筒管(2)の周辺部に配置した略円弧状板部材でなると共に、該ターミナルブロック(7)の両端の導電線(7a)を接続面(7f)、(7g)から露出したことを特徴とする車両用コンビネーションスイッチの構造。
  4. 前記請求項1、2、又は3の発明において、前記ターミナルブロック(7)は、前記第1のスイッチ(3)及び第2のスイッチ(4)のターミナル(3c)、(4c)より数を多くした導電線(7a)を有することを特徴とする車両用コンビネーションスイッチの構造。
  5. 前記請求項1又は2の発明において、前記ベース(9)は、第1凹陥(9a)、及び第2凹陥(9b)の奥壁(9c)、(9d)に、前記第1凹陥(9a)と前記第2凹陥(9b)に通じる貫通穴(9e)を穿設し、前記ターミナルブロック(15)は、前記貫通穴(9e)に挿入すると共に、前記突出部(10b)と突出部(11b)とで両側を押圧して配置したことを特徴とする車両用コンビネーションスイッチの構造。
  6. 前記請求項1、2、又は5の発明において、前記ベース(9)は、前記貫通穴(9e)の同一中心線上の前記第1凹陥(9a)と前記第2凹陥(9b)との中間に、前記ターミナルブロック(15)を挿入する筒状の保持部(9f)を形成し、前記ターミナルブロック(15)は、前記保持部(9f)の略中央に挿入し、前記突出部(10b)の先端部は、前記保持部(9f)の一方の開口端部に挿入し、前記突出部(11b)の先端部は、前記保持部(9f)の他方の開口端部に挿入して、前記突出部(10b)とで前記ターミナルブロック(15)を互いに押圧して配置すると共に、導電線(15a)とターミナル(10d)、(11d)とを接続したことを特徴とする車両用コンビネーションスイッチの構造。
  7. 前記請求項5又は6の発明において、前記ベース(9)は、保持部(9f)の両側に肉抜き部(9g)を形成し、前記保持部(9f)は、ベース(9)に設けた円筒管(12)の上側又は下側に設置したことを特徴とする車両用コンビネーションスイッチの構造。
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