JPH11105645A - 車両用コンビネーションスイッチの構造 - Google Patents

車両用コンビネーションスイッチの構造

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JPH11105645A
JPH11105645A JP28291397A JP28291397A JPH11105645A JP H11105645 A JPH11105645 A JP H11105645A JP 28291397 A JP28291397 A JP 28291397A JP 28291397 A JP28291397 A JP 28291397A JP H11105645 A JPH11105645 A JP H11105645A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】コネクタ部が1つの車両用コンビネーションス
イッチを提供すること。 【解決手段】コンビネーションスイッチは、ステアリン
グコラムに装着され、左右に第1凹陥1a、第2凹陥1
bを形成したベース1と、前記第1凹陥1aに装着され
る第1のスイッチ3と、前記第2凹陥1bに装着される
第2のスイッチ4と、を備えている。前記ベース1は、
前記第1のスイッチ3と第2のスイッチ4との間に、該
第1のスイッチ3と第2のスイッチ4とを電気接続する
ターミナルブロック7を配備する。前記ターミナルブロ
ック7は、導電線7aをゴム材料又は軟質樹脂でインサ
ート成形してなる。前記ターミナルブロック7は、前記
導電線7aを両端面から露出し、前記第1のスイッチ
3、及び第2のスイッチ4は、前記ターミナルブロック
7の前記導電線7aの両端面を押圧するターミナル3
c、4cを有する突出部3d、4fを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、第1のスイッチ
と、第2のスイッチを装着したベースを有する車両用コ
ンビネーションスイッチにおいて、前記第1のスイッ
チ、又は第2のスイッチのどちらか一方に、電源に電気
接続するためのコネクタ部を集約して形成した車両用コ
ンビネーションスイッチの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、この種の技術としては、例え
ば実開昭63−196755号公報に開示された技術が
ある。この従来の技術は、ライティング側カプラーを有
するスイッチユニットと、ワイパー側カプラー及びその
他のカプラーを有するスイッチユニットとを、スイッチ
ベースに装着しネジ止めしている。スイッチベースに設
置したホーンシューは、一方のスイッチユニットの結合
部に接続し、該スイッチユニットのライティング側カプ
ラーから電源等に接続している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た従来のコンビネーションスイッチのカプラーは、スイ
ッチベースの左右に取り付けた2つのスイッチユニット
にそれぞれ複数のカプラーがある。これにより、電気接
続するカプラーの数が多くなり、電気接続作業の工数や
部品点数が多くコストアップの原因になっていた。
【0004】本発明は、電気接続用のコネクタ部が1つ
の車両用コンビネーションスイッチを提供することを目
的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1の発明
は、前述した従来の技術の問題点を解消すべく発明した
ものであり、ステアリングコラムに装着され、左右に第
1凹陥、第2凹陥を形成したベースと、前記第1凹陥に
装着される第1のスイッチと、前記第2凹陥に装着され
る第2のスイッチと、を備えた車両用コンビネーション
スイッチにおいて、前記ベースは、前記第1のスイッチ
と第2のスイッチとの間に、該第1のスイッチと第2の
スイッチとを電気接続するターミナルブロックを配備
し、前記ターミナルブロックは、導電線をゴム材料又は
軟質樹脂でインサート成形したことでなる。
【0006】また、請求項2の発明は、前記請求項1の
発明において、前記ターミナルブロックは、前記導電線
を両端面から露出し、前記第1のスイッチ、及び第2の
スイッチは、前記ターミナルブロックの前記導電線の両
端面を押圧するターミナルを有する突出部を備えたこと
でなる。
【0007】また、請求項3の発明は、前記請求項1、
又は2の発明において、前記ベースに設置した第1のス
イッチ、又は第2のスイッチは、どちらか一方にのみコ
ネクタ部を形成したことでなる。
【0008】また、請求項4の発明は、前記請求項1、
2、又は3の発明において、前記ターミナルブロック
は、ベースの下面の第1凹陥と第2凹陥との間の円筒管
の周辺部に配設した略円弧状板部材でなると共に、該タ
ーミナルブロックの両端の導電線を接続面から露出した
ことでなる。
【0009】また、請求項5の発明は、前記請求項1、
2、3、又は4の発明において、前記ターミナルブロッ
クは、前記第1のスイッチ及び第2のスイッチのターミ
ナルより数を多くした導電線を有することでなる。
【0010】また、請求項6の発明は、前記請求項1、
2、又は3の発明において、前記ベースは、第1凹陥、
及び第2凹陥の奥壁に、前記第1凹陥と前記第2凹陥に
通じる貫通穴を穿設し、前記ターミナルブロックは、前
記貫通穴に挿入すると共に、前記突出部と突出部とで両
側を押圧して配置したことでなる。
【0011】また、請求項7の発明は、前記請求項1、
2、3、又は6の発明において、前記ベースは、前記貫
通穴の同一中心線上の前記第1凹陥と前記第2凹陥との
中間に、前記ターミナルブロックを挿入する筒状の保持
部を形成し、前記ターミナルブロックは、前記保持部の
略中央に挿入し、前記突出部の先端部は、前記保持部の
一方の開口端部に挿入し、前記突出部の先端部は、前記
保持部の他方の開口端部に挿入して、前記突出部とで前
記ターミナルブロックを互いに押圧して配置すると共
に、導電線とターミナルとを電気接続したことでなる。
【0012】また、請求項8の発明は、前記請求項6、
又は7の発明において、前記ベースは、保持部の両側に
肉抜き部を形成し、前記保持部は、ベースに設けた円筒
管の上側又は下側に設置したことでなる。
【0013】
【発明の実施の形態】まず、図1乃至図4に基づき本発
明の第1実施の形態を詳述する。1は、自動車用コンビ
ネーションスイッチのベースであり、ステアリングコラ
ム(図示せず)にネジ止めされる。該ベース1は、中央
に円筒管2を回動自在に軸支し、第1のスイッチ3、第
2のスイッチ4を該ベース1の左右方向から差し込み装
着する第1凹陥1a、及び第2凹陥1bを形成してい
る。
【0014】該第1凹陥1a、及び第2凹陥1bは、図
1及び図2に示すようにベース1の左右下面に形成し、
該第1凹陥1aと、第2凹陥1bとの間には、導電線7
aを有するターミナルブロック7を固着している。1c
は、ターミナルブロック7の突片7cが係合する係止孔
であり、複数箇所に穿設される。1dは、ターミナルブ
ロック7の位置決め穴7dに嵌合する突起である。1e
は、ベース1をステアリングコラム(図示せず)にネジ
止めするためのネジ穴である。前記円筒管2は、ターン
シグナルスイッチをOFF位置に自動復帰させるための
部材であり、該円筒管2には、ステアリングシャフトが
挿入される。
【0015】第1のスイッチ3は、例えば、ターンシグ
ナルスイッチ、パッシングスイッチ、メイン・ディマ切
換えスイッチ、及び前照灯スイッチ、フォグランプスイ
ッチの機能を備えている。該第1のスイッチ3は、操作
レバー5を左右方向に操作すると方向指示灯が点滅する
ターンシグナルスイッチの機能を有する。該第1のスイ
ッチ3は、操作レバー5を上方向に操作すると前照灯が
一時的に点灯するパッシングスイッチの機能を有する。
また、該第1のスイッチ3は、操作レバー5を上下方向
に操作すると前照灯のメインとディマの切換えを行うメ
イン・ディマスイッチの機能を有する。
【0016】また、第1のスイッチ3は、例えば操作レ
バー5の先端部に設けた回動ノブ(図示せず)を回動操
作することで、前照灯とスモールランプを点灯・消灯さ
せる前照灯スイッチの機能を有する。
【0017】該第1のスイッチ3は、スイッチケース3
aのベース1側の端面3bに、前記導電線7aに接触す
るターミナル3cを複数並設した突出部3dを形成して
いる。該ターミナル3cは、前記突出部3dの表面から
露出している。ターミナル3cは、第1のスイッチ3の
スイッチケース3a内や操作レバー5内に配設した固定
接点(図示せず)及び可動接点(図示せず)に電気接続
している。該ターミナル3cは、導電線7aを介してス
イッチケース4aのコネクタ部4dに電気接続され、ス
イッチケース3aにはコネクタ部が形成されていない。
【0018】ターミナル3cは、例えば、導電性金属板
材でなり、樹脂インサート成形手段、又は加締め固定手
段等でスイッチケース3aの突出部3dの先端面に突出
して配置している。前記スイッチケース3aは、ネジ止
め手段、又は弾性係止片等に形成した爪により係止手段
でベース1に固定される。
【0019】前記第2のスイッチ4は、前記第1のスイ
ッチ3とほぼ対称な形をしている。第2のスイッチ4
は、例えば、ワイパー・ウォッシャスイッチの機能を有
する操作レバー6を揺動自在に軸支している。該操作レ
バー6は、前記操作レバー5と同様に上下左右に操作で
き、先端部に回動スイッチでなるワイパボリュウムやリ
ヤワイパスイッチ等を備えている。
【0020】該第2のスイッチ4は、前記第1のスイッ
チ3と同様に、スイッチケース4aのベース1側の端面
4bに前記導電線7aに接触するターミナル4cを複数
並設した突出部3fを形成している。ターミナル4c
は、第2のスイッチ4のスイッチケース4a内や操作レ
バー6内に配設した固定接点(図示せず)及び可動接点
(図示せず)に電気接続している。ターミナル4cは、
例えば、導電性金属板材でなり、樹脂インサート成形手
段、又は加締め固定手段等でスイッチケース4aに固着
される。
【0021】前記スイッチケース4aは、ネジ止め手
段、又は弾性係止片等に形成した爪による係止手段でベ
ース1に固定される。該スイッチケース4aは、下面に
コネクタ部4dを形成している。前記コネクタ部4d
は、第1のスイッチ3と第2のスイッチ4とを1つに集
約して電源回路等に電気接続するためのものである。コ
ネクタ部4d内の端子4eは、ターミナル4c、スイッ
チケース4a内の固定接点、操作レバー6内の固定接
点、及びホーン端子(図示せず)等に電気接続してい
る。
【0022】尚、前記コネクタ部4dの配置位置は、ス
イッチケース4aの下面でも、側面でもどちらでもよ
い。また、該コネクタ部4dは、スイッチケース3a、
又はスイッチケース4aのどちらか一方にのみ形成すれ
ばよく、どちらであってもよい。
【0023】前記ターミナルブロック7は、ベース1の
左右に別れて配設された第1のスイッチ3と第2のスイ
ッチ4とを電気接続するものである。該ターミナルブロ
ック7は、円筒管2の外周に一致する半円状の部分を有
する略円弧状の板状部材でなり、左右両側に導電線7a
を露出形成している。該ターミナルブロック7は、図2
に示すように略三等分した位置に、ベース1の段部1h
に係合する折曲部7eを形成している。
【0024】該ターミナルブロック7は、図1及び図2
に示すように第1凹陥1aと第2凹陥1bとの間の円筒
管2の周囲に合致させて隣接し、複数の突片7cと止め
ネジ8とでベース1に固定される。該ターミナルブロッ
ク7は、ベース1に交換できるように、着脱自在に取り
付ける。該ターミナルブロック7は、導線でなる前記導
電線7aをゴムや軟質の樹脂でインサート成形してな
り、弾性を備えている。
【0025】前記導電線7aは、例えば図3に示すよう
に前述したターミナル3c、4cの幅長の3分の1程度
の狭い幅を有する導電性線材を多数に並設してなる。該
導電線7aは、ターミナル3c、4cの電気接続したと
き、1本のターミナル3c、4cに複数の導電線7aの
両端面が接触する。尚、導電線7aの幅長は、ターミナ
ル3c、4cの幅長と同一程度に形成してもよい。ま
た、平板状のターミナル3c、4c、及び導電線7a
は、図8に示すように丸い線状のものでもよい。
【0026】該導電線7aは、ターミナルブロック7の
左右から突出した接続面7f、7gに1列に等間隔でわ
ずかに露出してなる。導電線7aは、ターミナルブロッ
ク7をベース1に固着することで、第1凹陥1a、及び
第2凹陥1bの奥壁1f、1gは近傍部位に配置され
る。導電線7aは、図1及び図4に示すように前記第1
凹陥1a、及び第2凹陥1b内に少し突出した状態で配
置する。
【0027】本発明の第1実施の形態は、以上のような
構成であり、その作用を構成部品の組付け手順と共に詳
述する。各部品を組付けるときは、まず、ターミナルブ
ロック7を円筒管2の周囲に配置すると共に、ベース1
の突起1dに、ターミナルブロック7の位置決め穴7d
を嵌入し、該ターミナルブロック7をベース1の下面に
押し付ける。
【0028】前記ターミナルブロック7は、円筒管2の
周囲に隣接されることで、円筒管2の中心から所定距離
離れた位置に位置決めして取付けることができる。ター
ミナルブロック7は、前記突起1dに位置決め穴7dを
嵌入したことで、ベース1の所定位置に位置決めされ
る。
【0029】ターミナルブロック7は、ベース1に押付
けると突片7cがターミナルブロック7の係止孔1cに
係止して、該ターミナルブロック7がベース1に固定さ
れる。更にターミナルブロック7は、止めネジ8で堅固
され、ガタ付くことがない。
【0030】第1のスイッチ3を第1凹陥1aに、第2
のスイッチ4を第2凹陥1bに、各々装着する。ターミ
ナル3c、4cは、スイッチケース3a及びスイッチケ
ース4aをベース1にネジ止めすることで、図3及び図
4に示すように導電線7aの両端面を押圧し、ターミナ
ルブロック7が圧縮されて、該ターミナル3c、4cが
導電線7aに弾性的に圧接して電気接続される。
【0031】これにより、ターミナル3cと導電線7a
の一端、及びターミナル4cと導電線7aの他端とが電
気的に繋がれたことになる。このとき、1本のターミナ
ル3c、4cには、複数の幅の狭い導電線7aが接触し
ている。例えば、ターミナル3c、4cに対して、導電
線7aが左右方向にずれた状態で組付けられた場合で
も、1本の該ターミナル3c、4cには、少なくとも1
本以上の導電線7aが必ず接触しており、電気の接続不
良を解消させることができる。
【0032】ターミナル3c、4cは、半田付けやコネ
クタの嵌合等の電気接続作業なしで、電気接続できる。
そして、ベース1に設けた第1のスイッチ3及び第2の
スイッチ4は、どちらか一方にのみコネクタ部4dを形
成して、電源等に接続して使用することが可能となり、
コンビネーションスイッチのコネクタ部4dの数を最小
にすることができる。ベース1をステアリングコラムに
ネジ止めする。
【0033】電源等に接続した1つのコネクタを、第1
のスイッチ3及び第2のスイッチ4の電気接続箇所であ
る1つのコネクタ部4dに接続する。これにより、第1
のスイッチ3及び第2のスイッチ4が電源等に接続さ
れ、使用可能になる。第1のスイッチ3及び第2のスイ
ッチ4を備えたコンビネーションスイッチは、電気接続
箇所が1カ所なため、配線作業工数が最小限に削減でき
る。また、該コンビネーションスイッチは、それに伴う
部品点数を削減し、コストを削減することができる。
【0034】次に、図5乃至図7に基づき本発明の第2
実施の形態を詳述する。9は、自動車用コンビネーショ
ンスイッチのベースであり、ステアリングコラム(図示
せず)にネジ止めされる。該ベース9は、中央に円筒管
12を回動自在に軸支し、第1のスイッチ10、第2の
スイッチ11を該ベース9に左右方向から差し込み装着
する第1凹陥9a、及び第2凹陥9bを形成している。
【0035】該ベース9は、ベース9の下面の第1凹陥
9aと第2凹陥9bの奥壁9c、9dに、前記第1凹陥
9aと第2凹陥9bに通じる貫通穴9eを穿設してい
る。前記円筒管12は、ベース9の略中央で、かつ第1
のスイッチ10と第2のスイッチ11との間に配設され
る。
【0036】前記貫通穴9eは、図5及び図6に示すよ
うに、ベース9に設置した円筒管12の上側又は下側に
ずらして配置される。該貫通穴9eは、スイッチケース
10a、11aの端面10c、11cに形成した突出部
10b、11b及びターミナルブロック15を挿設する
穴である。該貫通穴9eは、一端を第1凹陥9aに配置
し、他端を第2凹陥9bに配置し、中央に前記ターミナ
ルブロック15及び突出部10b、11bの先端部を収
納する筒状の保持部9fを形成している。該保持部9f
の両端及びその周囲には、肉抜き部9gを形成してい
る。
【0037】第1のスイッチ10は、スイッチケース1
0aに操作レバー13を揺動操作自在に配設してなる。
第2のスイッチ11は、スイッチケース11aに操作レ
バー14を揺動操作自在に配設してなる。
【0038】前記突出部10b、11bは、端面10c
から突出して形成した略柱状のもので、ターミナルブロ
ック15の導電線15aに接触するターミナル10d、
11dを複数並設し、かつ突出している。ターミナル1
0dは、第1のスイッチ10のスイッチケース10a内
や操作レバー13内に配設した固定接点(図示せず)及
び可動接点(図示せず)に電気接続している。ターミナ
ル11dは、導電線15aを介してスイッチケース10
aのコネクタ部10eに電気接続されている。
【0039】ターミナル10d、11dは、例えば、導
電性金属板材でなり、樹脂インサート成形手段、又は加
締め固定手段等で突出部10b、11bの先端面に配設
される。前記スイッチケース10aは、ネジ止め手段、
又は弾性係止片等に形成した爪による係止手段でベース
9に固定される。該スイッチケース10aは、下面に、
第1のスイッチ10と第2のスイッチ11とを1つに集
約して電源回路等に接続するコネクタ部10eを形成し
ている。コネクタ部10e内の端子10fは、ターミナ
ル10d、スイッチケース11a内の固定接点、操作レ
バー13の固定接点、及びホーン端子(図示せず)等に
電気接続している。スイッチケース11aは、コネクタ
部を具備していない。
【0040】前記ターミナルブロック15は、ベース9
の左右に別れて配設された第1のスイッチ10と第2の
スイッチ11とを電気接続するものである。該ターミナ
ルブロック15は、貫通穴9eに挿入し、かつ突出部1
0bと突出部11bとの間に介在し、両側から押圧され
ることで保持され、かつターミナル10dとターミナル
11dとを電気接続する。該ターミナルブロック15
は、前記導電線15aをゴムや軟質の樹脂で立方体にイ
ンサート成形してなり、弾性を備えている。
【0041】前記導電線15aは、導電性線材を多数並
設し、かつターミナルブロック15の左右側面からわず
か露出してなる。導電線15aは、本発明の第1実施の
形態で詳述したように、幅の狭い線材を多数並設したも
のでも、幅の長い線材を1列又は複数列に並設したもの
でもどちらでもよい。
【0042】本発明の第2実施の形態は、以上のような
構成であり、その作用を構成部品の組付け手順と共に詳
述する。構成部品を組付けるときは、まず、ターミナル
ブロック15を貫通穴9eに挿入する。該ターミナルブ
ロック15は、貫通穴9eに嵌入することで、ベース9
の第1のスイッチ10と第2のスイッチ11との間に位
置決めされる。
【0043】第1のスイッチ10を第1凹陥9aに、第
2のスイッチ11を第2凹陥9bに、各々挿入し、かつ
突出部10b、11bを貫通穴9cに挿入して、スイッ
チケース10a及びスイッチケース11aをベース9に
ネジ止めする。
【0044】このとき、突出部10b、11bのターミ
ナル10d、11dは、互いに両側からターミナルブロ
ック15の導電線15aの両端面を押圧する。該ターミ
ナルブロック15は、ゴム材料等でなるので、突出部1
0b、11bが弾性的に圧接して、導電線15aがター
ミナル10d、11dに電気接続される。ターミナルブ
ロック15は、貫通穴9eに嵌入しかつ両側から突出部
10b、11bに押圧されるので、ガタ付くことがなく
堅固される。
【0045】これにより、ターミナル10dと導電線1
5aの一端、及びターミナル11dと導電線15aの他
端とが電気的に繋がれたことになる。ターミナル10
d、11dは、半田付けやコネクタの嵌合等の電気接続
作業なしで、電気接続できかつ保持できる。そして、ベ
ース9に設けた第1のスイッチ10及び第2のスイッチ
11は、どちらか一方にコネクタ部10eを形成して、
電源等に接続して使用することが可能となる。
【0046】電源等に接続した1つのコネクタを、第1
のスイッチ10及び第2のスイッチ11の電気接続箇所
である1つのコネクタ部10eに接続する。これによ
り、第1のスイッチ10及び第2のスイッチ11が電源
等に接続され、使用可能になる。第1のスイッチ10及
び第2のスイッチ11を備えたコンビネーションスイッ
チは、電気接続箇所が1カ所なため、配線作業工数が最
小限に削減できる。また、該コンビネーションスイッチ
は、それに伴う部品点数を削減し、コストを削減するこ
とができる。
【0047】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成した
ので、次のような効果がある。本発明の請求項1の発明
は、ステアリングコラムに装着され、左右に第1凹陥、
第2凹陥を形成したベースと、前記第1凹陥に装着され
る第1のスイッチと、前記第2凹陥に装着される第2の
スイッチと、を備えた車両用コンビネーションスイッチ
において、前記ベースは、前記第1のスイッチと第2の
スイッチとの間に、該第1のスイッチと第2のスイッチ
とを電気接続するターミナルブロックを配備し、前記タ
ーミナルブロックは、導電線をゴム材料又は軟質樹脂で
インサート成形したことで、ベースの左右に設置した第
1のスイッチと第2のスイッチとをターミナルブロック
で容易に電気接続することができ、電源に接続するコネ
クタ部の数を1つに集約することができ、かつ導電線が
ゴム材料又は軟質樹脂でなるので耐振動性や耐衝撃性に
優れている。
【0048】本発明の請求項2の発明は、前記請求項1
の発明において、前記ターミナルブロックは、前記導電
線を両端面から露出し、前記第1のスイッチ、及び第2
のスイッチは、前記ターミナルブロックの前記導電線の
両端面を押圧するターミナルを有する突出部を備えたこ
とで、第1のスイッチと第2のスイッチとの間にターミ
ナルブロックを介在して、かつ互いに押圧することで、
第1のスイッチと第2のスイッチとを電気接続すること
ができ、電気接続作業を簡素化することができる。
【0049】本発明の請求項3の発明は、前記請求項
1、又は2の発明において、前記ベースに設置した第1
のスイッチ、又は第2のスイッチは、どちらか一方にの
みコネクタ部を形成したことで、電源に接続するコネク
タ部の数を1つに集約し、電気接続のための部品点数及
び作業工数を削減することができる。
【0050】本発明の請求項4の発明は、前記請求項
1、2、又は3の発明において、前記ターミナルブロッ
クは、ベースの下面の第1凹陥と第2凹陥との間の円筒
管の周辺部に配設した略円弧状板部材でなると共に、該
ターミナルブロックの両端の導電線を接続面から露出し
たことで、ターミナルブロックをベースの下面の円筒管
の周囲に、他の部品の配置に邪魔にならないように有効
的に配置することができる。
【0051】本発明の請求項5の発明は、前記請求項
1、2、3、又は4の発明において、前記ターミナルブ
ロックは、前記第1のスイッチ及び第2のスイッチのタ
ーミナルより数を多くした導電線を有することで、該タ
ーミナルブロックに対して第1のスイッチ及び第2のス
イッチがずれて配置されていても、該第1のスイッチと
第2のスイッチとを電気接続することができる。
【0052】本発明の請求項6の発明は、前記請求項
1、2、又は3の発明において、前記ベースは、第1凹
陥、及び第2凹陥の奥壁に、前記第1凹陥と前記第2凹
陥に通じる貫通穴を穿設し、前記ターミナルブロック
は、前記貫通穴に挿入すると共に、前記突出部と突出部
とで両側を押圧して配置したことで、ターミナルブロッ
クをネジや係止片等の固定手段を使わずに位置決めして
固定することができる。
【0053】本発明の請求項7の発明は、前記請求項
1、2、3、又は6の発明において、前記ベースは、前
記貫通穴の同一中心線上の前記第1凹陥と前記第2凹陥
との中間に、前記ターミナルブロックを挿入する筒状の
保持部を形成し、前記ターミナルブロックは、前記保持
部の略中央に挿入し、前記突出部の先端部は、前記保持
部の一方の開口端部に挿入し、前記突出部の先端部は、
前記保持部の他方の開口端部に挿入して、前記突出部と
で前記ターミナルブロックを互いに押圧して配置すると
共に、導電線とターミナルとを電気接続したことで、第
1のスイッチと第2のスイッチとを、ターミナルブロッ
クを挿入した保持部の両側に各々挿入して押圧すること
で、互いに電気接続でき、コードに配線作業や半田付け
作業が不要で、電気接続作業の簡素化を図ることができ
る。
【0054】本発明の請求項8の発明は、前記請求項
6、又は7の発明において、前記ベースは、保持部の両
側に肉抜き部を形成し、前記保持部は、ベースに設けた
円筒管の上側又は下側に設置したことで、ターミナルブ
ロックを保持する保持部の周囲の構造をスリム化すると
共に、ベースの樹脂材料の量を削減して、コスト及び重
量を削減することができる
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施の形態を示す図面で、分解底
面である。
【図2】本発明の第1実施の形態を示す図面で、要部分
解斜視図である。
【図3】本発明の第1実施の形態を示す図面で、ターミ
ナルブロックと第1のスイッチ及び第2のスイッチとの
接続状態を示す拡大要部平面図である。
【図4】本発明の第1実施の形態を示す図面で、ターミ
ナルブロックの組付け状態を示す説明図である。
【図5】本発明の第2実施の形態を示す図面で、分解斜
視図である。
【図6】本発明の第2実施の形態を示す図面で、一部断
面を有する要部拡大底面図である。
【図7】本発明の第2実施の形態を示す図面で、ターミ
ナルブロックと第1のスイッチ及び第2のスイッチとの
接続状態を示す一部断面を有する要部拡大背面図であ
る。
【図8】本発明の他の実施の形態を示す図面で、ターミ
ナルと導電線の拡大分解斜視図である。
【符号の説明】
1、9 ベース 1a、9a 第1凹陥 1b、9b 第2凹陥 2、12 円筒管 3、10 第1のスイッチ 3b、4b 端面 3c、4c、10d、11d ターミナル 3d、3f、10b、11b 突出部 4、11 第2のスイッチ 4d、10e コネクタ部 7、15 ターミナルブロック 7a、15a 導電線 7f、7g 接続面 9c、9d 奥壁 9e 貫通穴 9f 保持部 9g 肉抜き部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステアリングコラムに装着され、左右に
    第1凹陥(1a)、(9a)、第2凹陥(1b)、(9
    b)を形成したベース(1)、(9)と、前記第1凹陥
    (1a)、(9a)に装着される第1のスイッチ
    (3)、(10)と、前記第2凹陥(1b)、(9b)
    に装着される第2のスイッチ(4)、(11)と、を備
    えた車両用コンビネーションスイッチにおいて、 前記ベース(1)、(9)は、前記第1のスイッチ
    (3)、(10)と第2のスイッチ(4)、(11)と
    の間に、該第1のスイッチ(3)、(10)と第2のス
    イッチ(4)、(11)とを電気接続するターミナルブ
    ロック(7)、(15)を配備し、 前記ターミナルブロック(7)、(15)は、導電線
    (7a)、(15a)をゴム材料又は軟質樹脂でインサ
    ート成形してなることを特徴とする車両用コンビネーシ
    ョンスイッチの構造。
  2. 【請求項2】 前記請求項1の発明において、 前記ターミナルブロック(7)、(15)は、前記導電
    線(7a)、(15a)を両端面から露出し、 前記第1のスイッチ(3)、(10)、及び第2のスイ
    ッチ(4)、(11)は、前記ターミナルブロック
    (7)、(15)の前記導電線(7a)、(15a)の
    両端面を押圧するターミナル(3c)、(4c)、(1
    0d)、(11d)を有する突出部(3d)、(4
    f)、(10b)、(11b)を備えたことを特徴とす
    る車両用コンビネーションスイッチの構造。
  3. 【請求項3】 前記請求項1、又は2の発明において、 前記ベース(1)、(9)に設置した第1のスイッチ
    (3)、(10)、又は第2のスイッチ(4)、(1
    1)は、どちらか一方にのみコネクタ部(4d)、(1
    0e)を形成したことを特徴とする車両用コンビネーシ
    ョンスイッチの構造。
  4. 【請求項4】 前記請求項1、2、又は3の発明におい
    て、 前記ターミナルブロック(7)は、ベース(1)の下面
    の第1凹陥(1a)と第2凹陥(1b)との間の円筒管
    (2)の周辺部に配置した略円弧状板部材でなると共
    に、該ターミナルブロック(7)の両端の導電線(7
    a)を接続面(7f)、(7g)から露出したことを特
    徴とする車両用コンビネーションスイッチの構造。
  5. 【請求項5】 前記請求項1、2、3、又は4の発明に
    おいて、 前記ターミナルブロック(7)は、前記第1のスイッチ
    (3)及び第2のスイッチ(4)のターミナル(3
    c)、(4c)より数を多くした導電線(7a)を有す
    ることを特徴とする車両用コンビネーションスイッチの
    構造。
  6. 【請求項6】 前記請求項1、2、又は3の発明におい
    て、 前記ベース(9)は、第1凹陥(9a)、及び第2凹陥
    (9b)の奥壁(9c)、(9d)に、前記第1凹陥
    (9a)と前記第2凹陥(9b)に通じる貫通穴(9
    e)を穿設し、 前記ターミナルブロック(15)は、前記貫通穴(9
    e)に挿入すると共に、前記突出部(10b)と突出部
    (11b)とで両側を押圧して配置したことを特徴とす
    る車両用コンビネーションスイッチの構造。
  7. 【請求項7】 前記請求項1、2、3、又は6の発明に
    おいて、 前記ベース(9)は、前記貫通穴(9e)の同一中心線
    上の前記第1凹陥(9a)と前記第2凹陥(9b)との
    中間に、前記ターミナルブロック(15)を挿入する筒
    状の保持部(9f)を形成し、 前記ターミナルブロック(15)は、前記保持部(9
    f)の略中央に挿入し、 前記突出部(10b)の先端部は、前記保持部(9f)
    の一方の開口端部に挿入し、 前記突出部(11b)の先端部は、前記保持部(9f)
    の他方の開口端部に挿入して、前記突出部(10b)と
    で前記ターミナルブロック(15)を互いに押圧して配
    置すると共に、導電線(15a)とターミナル(10
    d)、(11d)とを接続したことを特徴とする車両用
    コンビネーションスイッチの構造。
  8. 【請求項8】 前記請求項6、又は7の発明において、 前記ベース(9)は、保持部(9f)の両側に肉抜き部
    (9g)を形成し、 前記保持部(9f)は、ベース(9)に設けた円筒管
    (12)の上側又は下側に設置したことを特徴とする車
    両用コンビネーションスイッチの構造。
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JP4629854B2 (ja) * 2000-11-14 2011-02-09 ナイルス株式会社 車両用コンビネーションスイッチ

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