JP2020068120A - ハンドルスイッチ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】デザイン性を向上させるとともに、小型化を実現することができるハンドルスイッチ装置を提供する。【解決手段】車両用のハンドルスイッチ装置10は、スイッチハウジング11を備え、スイッチハウジング11は、延伸する構造部29と、運転手の操作入力を受け付ける第1のスイッチ15が挿入される第1のスイッチ取り付け部19とを有し、第1のスイッチ取り付け部19は、スイッチハウジング11の内部に配置され、第1のスイッチ15の挿入方向の移動を規制する第1のスイッチ受け部23と、スイッチハウジング11の内部に配置され、挿入された第1のスイッチ15の側面部の少なくとも一部を保持する壁部24とを有し、壁面24の少なくとも一部が構造壁29と接続される。【選択図】図2

Description

本発明は、車両のハンドルバーに取付けられ、運転手の操作入力を受け付けるハンドルスイッチ装置に関する。
従来から車両のハンドルバーには、運転手の操作入力を受け付けるハンドルスイッチ装置が設けられる。このようなハンドルスイッチ装置は、運転手から眺めた場合、前後または上下に各部分へ2分割され、各部分がハンドルバーを挟み、ビスで互いに締結されることでハンドルバーに固定されるスイッチハウジングと、車両の電装部品とワイヤハーネスで接続され、運転手による電装部品を操作するための入力を受け付けるスイッチとを備え、スイッチはスイッチハウジングに取り付けられる。
スイッチのスイッチハウジングへの取り付けには、スイッチに係止爪と鍔部を設け、係止爪と鍔部によってスイッチハウジングの一部を挟持する方法(例えば、特許文献1参照。)や、スイッチにビスを受ける張り出し部を設けるとともに、スイッチハウジングの内部にビスを螺合させるボスを設け、スイッチをスイッチハウジングへビスで締結する方法(例えば、特許文献2参照。)が用いられている。
特開平9−330633号公報 特開2017−133449号公報
しかしながら、係止爪と鍔部を用いる取り付けでは、スイッチの鍔部と当接する所定の領域をスイッチハウジングの表面に設ける必要があるため、ハンドルスイッチ装置の小型化が阻害される。また、スイッチハウジングの表面に鍔部が露出するため、デザイン性を低下させるという問題がある。また、ビスを用いた取り付けでは、スイッチに設けた張り出し部とスイッチハウジングの内面に設けたボスが必要であるため、ハンドルスイッチ装置の小型化が困難である。
本発明の目的は、デザイン性を向上させるとともに、小型化を実現することができるハンドルスイッチ装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明のハンドルスイッチ装置は、車両の運転手の操作入力を受け付けるスイッチと、前記車両のハンドルバーに取り付けられるスイッチハウジングと、を備え、前記スイッチハウジングは、前記ハンドルバーの中心軸の方向と交差するように延伸する構造部と、前記スイッチが挿入されて取り付けられるスイッチ取り付け部と、を有し、前記スイッチ取り付け部は、前記スイッチハウジングの内部に配置され、挿入された前記スイッチと当接して前記スイッチの挿入方向の移動を規制するスイッチ受け部と、前記スイッチハウジングの内部に配置され、挿入された前記スイッチの側面部の少なくとも一部を保持する壁部と、を有し、前記壁部の少なくとも一部が前記構造部と接続されることを特徴とする。
本発明によれば、スイッチとスイッチハウジングの固定に用いるスイッチ受け部と壁部がスイッチハウジングの内部に配置されるため、スイッチやスイッチハウジングへ鍔部、ビス取り付け用の張り出し部やボスを設ける必要をなくすことができ、もって、ハンドルスイッチ装置のデザイン性を向上させるとともに、小型化を実現することができる。さらに、本発明によれば、スイッチが挿入されるスイッチ取り付け部の壁部の少なくとも一部が、スイッチハウジングの構成部と接続されるため、スイッチ取り付け部の剛性が向上し、強固にスイッチの固定を行うことができる。その結果、スイッチ操作時のがたつきを抑制し、操作感を向上することができる。
本発明の実施の形態に係るハンドルスイッチ装置の外観を概略的に示す斜視図である。 図1のハンドルスイッチ装置の構成を説明するための分解斜視図である。 図2における第1のスイッチとフロントハウジングとの係止形態を説明するための水平断面図である。 図2における第2のスイッチとフロントハウジングとの係止形態を説明するための水平断面図である。 図2における第1のスイッチが第1のスイッチ取り付け部に挿入され、且つ第2のスイッチが第2のスイッチ取り付け部に挿入された状態を説明するための垂直断面図である。 本実施の形態の変形例を説明するための斜視図である。 本発明の第2の実施の形態を説明するための分解斜視図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。しかしながら、以下の実施の形態に記載されている構成はあくまで例示に過ぎず、本発明の範囲は実施の形態に記載されている構成によって限定されることはない。
図1は、本実施の形態に係るハンドルスイッチ装置10の外観を概略的に示す斜視図である。図1において、ハンドルスイッチ装置10は、円筒状のハンドルバー13に取り付けられ、ハンドルバー13の中心軸の周りに回転可能な状態でハンドルバー13の端部よりも外側に配置されるスロットルパイプ14の円板状の端部を内包する。ハンドルスイッチ装置10からは、車両の運転手の操作入力を受け付ける第1のスイッチ15及び第2のスイッチ16と車両の電装部品(不図示)を接続する配線17が引き出される。
図2は、図1のハンドルスイッチ装置10の構成を説明するための分解斜視図である。ハンドルスイッチ装置10は、ハンドルバー13の端部を覆うようにハンドルバー13に取り付けられるケース状のスイッチハウジング11を備える。スイッチハウジング11は、車両の進行方向の前後に関して2分割され、フロントハウジング12aとリアハウジング12bからなる。運転手側に配置されるフロントハウジング12aには第1のスイッチ15と第2のスイッチ16のそれぞれに対応する第1のスイッチ取り付け部19と第2のスイッチ取り付け部20が設けられる。第1のスイッチ取り付け部19及び第2のスイッチ取り付け部20は、それぞれハンドルバー13の中心軸へ向けてフロントハウジング12aの表面から陥没する略直方体状の穴部からなる。第1のスイッチ取り付け部19及び第2のスイッチ取り付け部20の陥没方向は互いに略平行である。
第1のスイッチ15及び第2のスイッチ16は、それぞれ運転手の指(例えば、親指)によって押圧されて操作入力を受け止める入力部と、該入力部から運転手の指とは反対方向へ突出する略角柱状の挿入部15a,16aとを有する。第1のスイッチ15及び第2のスイッチ16は、それぞれの挿入部15a,16aが第1のスイッチ取り付け部19及び第2のスイッチ取り付け部20へ挿入されることにより、フロントハウジング12aの表面側からフロントハウジング12aへ組み付けられる。なお、挿入部16aは主として挿入方向に沿って配列された大きさが異なる2つの角柱体から構成され、側面に段差を有する。
また、フロントハウジング12aへ組み付けられた第1のスイッチ15及び第2のスイッチ16のそれぞれに対して配線17が取り付けられる。フロントハウジング12aとリアハウジング12bは、互いにビス18で締結されることにより、ハンドルバー13を挟み込む。
図3は、第1のスイッチ15とフロントハウジング12aとの係止形態を説明するための水平断面図である。フロントハウジング12aはスロットルパイプ14の端部を収容する空間からなるスロットルパイプ収容部33と、スロットルパイプ収容部33を画成する一部の壁部としての構造部29とを有する。構造部29は、フロントハウジング12aの表面側からハンドルバー13の中心軸の方向と交差するように延伸する。例えば、構造部29はハンドルバー13の中心軸と直交するように延伸する。
第1のスイッチ取り付け部19は、上述したように、略直方体状の穴部からなるが、具体的には、穴部の底部を構成し、挿入される第1のスイッチ15の挿入部15aの挿入方向における端部と当接する平面部からなる第1のスイッチ受け部23と、挿入される第1のスイッチ15の挿入部15aの外形に沿い且つ挿入部15aの側面部の少なくとも一部を保持する略角筒形状の壁部24とを有する。第1のスイッチ受け部23と壁部24のいずれもスイッチハウジング11の内部に配置される。
ここで、第1のスイッチ受け部23は、第1のスイッチ15の挿入部15aの挿入方向における端部と当接することにより、スイッチハウジング11の内部に挿入される第1のスイッチ15の挿入方向の移動を規制する。
第1のスイッチ15は、挿入部15aから挿入方向と略直交するように両側面から突出し、弾性を備える2つの第1のスイッチ係止部21を有する。また、壁部24には2つの第1のスイッチ係止部21のそれぞれに対応して挿入方向と略直交するように凹む2つの凹み部24aが設けられる。挿入部15aが第1のスイッチ取り付け部19へ挿入されると、各第1のスイッチ係止部21が各凹み部24aに進入して互いに係合し、第1のスイッチ15の挿入方向と反対側への移動が規制される。また、各凹み部24aとの係合によって生じる第1のスイッチ係止部21の弾性力によって挿入部15aが第1のスイッチ受け部23へ向けて付勢され、挿入部15aの挿入方向における端部が第1のスイッチ受け部23へ確実に押し当てられる。すなわち、第1のスイッチ受け部23によって第1のスイッチ15の挿入方向の移動が規制され、各第1のスイッチ係止部21と各凹み部24aが係合することによって第1のスイッチ15の挿入方向と反対側への移動が規制される。これにより、第1のスイッチ15はフロントハウジング12aへ固定される。なお、凹み部24aは壁部24を貫通する開口穴であってもよい。
また、壁部24の一部は、フロントハウジング12aの構造部29と接続される。具体的には、壁部24において一の凹み部24aが設けられる部分が構造部29と接続される。
図4は、第2のスイッチ16とフロントハウジング12aとの係止形態を説明するための水平断面図である。図4に示すように、第2のスイッチ取り付け部20も、第1のスイッチ取り付け部19と同様に、スロットルパイプ収容部33の近傍に配置される。
第2のスイッチ取り付け部20も、上述したように、略直方体状の穴部からなるが、具体的には、穴部の底部に配置され、挿入される第2のスイッチ16の挿入部16aの側面の段差と当接する第2のスイッチ受け部27と、挿入される第2のスイッチ16の挿入部16aの外形に沿い且つ挿入部16aの側面部の少なくとも一部を保持する略角筒形状の壁部28とを有する。なお、第2のスイッチ受け部27は、第2のスイッチ取り付け部20の底部の四隅にそれぞれ形成された段差からなる。第2のスイッチ受け部27と壁部28のいずれもスイッチハウジング11の内部に配置される。
ここで、第2のスイッチ受け部27は、第2のスイッチ16の挿入部16aの側面の段差と当接することにより、スイッチハウジング11の内部に挿入される第2のスイッチ16の挿入方向の移動を規制する。
第2のスイッチ16は、挿入部16aから挿入方向と略直交するように両側面から突出し、弾性を備える2つの第2のスイッチ係止部25を有する。また、壁部28には2つの第2のスイッチ係止部25のそれぞれに対応して挿入方向と略直交するように凹む2つの凹み部28aが設けられる。挿入部16aが第1のスイッチ取り付け部20へ挿入されると、各第2のスイッチ係止部25が各凹み部28aに進入して互いに係合し、第2のスイッチ16の挿入方向と反対側への移動が規制される。また、各凹み部28aとの係合によって生じる第2のスイッチ係止部25の弾性力によって挿入部16aが第2のスイッチ受け部27へ向けて付勢され、挿入部16aの側面の段差が第2のスイッチ受け部27へ確実に押し当てられる。すなわち、第2のスイッチ受け部27によって第2のスイッチ16の挿入方向の移動が規制され、各第2のスイッチ係止部25と各凹み部28aが係合することによって第1のスイッチ15の挿入方向と反対側への移動が規制される。これにより、第2のスイッチ16はフロントハウジング12aへ固定される。なお、凹み部28aは壁部28を貫通する開口穴であってもよい。
また、壁部28の一部は、フロントハウジング12aの構造部29と接続される。具体的には、壁部28において一の凹み部28aが設けられる部分が構造部29と接続される。
図5は、第1のスイッチ15が第1のスイッチ取り付け部19に挿入され、且つ第2のスイッチ16が第2のスイッチ取り付け部20に挿入された状態を説明するための垂直断面図である。
第1のスイッチ受け部23は、挿入された第1のスイッチ15の挿入方向に関する端部に配置される接続端子(不図示)と電装部品を接続する配線17を挿通させるための配線挿通孔31と、配線17を案内するガイド32とを有する。ガイド32は第1のスイッチ受け部23から第1のスイッチ15とは反対方向に突出し、配線17がハンドルバー13へ向かわないように案内し、配線17とハンドルバー13の干渉を防止する。
また、第2のスイッチ受け部27は、第2のスイッチ16の側面の段差と当接するが、上述したように、第2のスイッチ取り付け部20の底部の四隅にそれぞれ形成された段差からなるため、挿入された第2のスイッチ16の挿入方向に関する端部に配置される接続端子(不図示)を覆うことがない。その結果、第2のスイッチ受け部27に配線17を挿通させるための配線挿通孔を設ける必要を無くすことができる。
上述したハンドルスイッチ装置10によれば、例えば、図6に示すように、第1のスイッチ取り付け部19の壁部24及び第2のスイッチ取り付け部20の壁部28と、スロットルパイプ収容部33を画成する構造部29とが一体化するように接続されているので、ハンドルスイッチ装置10と、スロットルパイプ14に取り付けられるスロットル(不図示)とを接近させることができる。具体的には、ハンドルスイッチ装置10とスロットルを物理的な限界まで接近させることができる。また、ハンドルスイッチ装置10では、第1のスイッチ15とフロントハウジング12aの固定に用いる第1のスイッチ受け部23と壁部24、並びに、第2のスイッチ16とフロントハウジング12aの固定に用いる第2のスイッチ受け部27と壁部28がフロントハウジング12aの内部に配置されるため、従来必要であったスイッチの鍔部やビス取り付け用の張り出し部、さらには、スイッチハウジングの内部のスイッチを締結するためのビスのボスを設ける必要をなくすことができる。以上の構成により、ハンドルスイッチ装置10のデザイン性を向上させるとともに、小型化を実現することができる。
また、ハンドルスイッチ装置10とスロットルを物理的な限界まで接近させることができるため、スロットルを握る運転手の手と、第1のスイッチ15及び第2のスイッチ16とを近づけることができ、もって、運転手がスロットルを握る位置を変更することなくハンドルスイッチ装置10の第1のスイッチ15及び第2のスイッチ16を操作することができる。その結果、操作性を向上させることができる。
また、フロントハウジング12aに設けた第1のスイッチ取り付け部19や第2のスイッチ取り付け部20の壁部24,28を、挿入される第1のスイッチ15の挿入部15aや第2のスイッチ16の挿入部16aを囲う形状としたことにより、第1のスイッチ15や第2のスイッチ16の挿入方向に直交する方向に関する移動を規制することができ、もって、フロントハウジング12aに第1のスイッチ15や第2のスイッチ16を取り付けた際のがたつきを抑制することができる。
さらに、壁部24,28の一部が構造壁29と接続されるため、第1のスイッチ取り付け部19や第2のスイッチ取り付け部20の剛性が向上し、第1のスイッチ15や第2のスイッチ16をフロントハウジング12aに強固に固定することができる。その結果、第1のスイッチ15や第2のスイッチ16の操作時の操作力で第1のスイッチ取り付け部19や第2のスイッチ取り付け部20が変形することを抑制し、第1のスイッチ15や第2のスイッチ16の操作感を向上することができる。
なお、上述したように、第1のスイッチ15や第2のスイッチ16に鍔部を設ける必要がないため、第1のスイッチ15や第2のスイッチ16のスイッチハウジング11とは異なる形状のスイッチハウジングへの適用も容易であり、結果として生産性を高めることができる。
また、壁部24において、第1のスイッチ係止部21が係合する凹み部24aが設けられる部分が構造部29と接続されるため、当該部分の剛性を向上させることができ、第1のスイッチ係止部21の弾性力によって当該部分、引いては、第1のスイッチ取り付け部19が変形するのを抑制することができる。その結果、第1のスイッチ15のぐらつきを防止するとともに、第1のスイッチ15をより強固にフロントハウジング12aへ固定することが可能である。さらに、壁部28において、第2のスイッチ係止部25が係合する凹み部28aが設けられる部分が構造部29と接続されるため、当該部分の剛性も向上させることができ、第2のスイッチ係止部25の弾性力によって当該部分、引いては、第2のスイッチ取り付け部20が変形するのを抑制することができる。その結果、第2のスイッチ16のぐらつきを防止するとともに、第2のスイッチ16をより強固にフロントハウジング12aへ固定することが可能である。
また、第1のスイッチ受け部23は配線挿通孔31を有するため、第1のスイッチ15の挿入方向に関する端部に配置される接続端子と配線17を容易に接続することができ、作業性を向上することができる。さらに、第1のスイッチ受け部23は、第1のスイッチ15の移動の規制と、配線17の接続という2つの機能を実現する。これにより、これら2つの機能の各々に対応して個別に部品を設ける必要を無くすことができるため、ハンドルスイッチ装置10の内部のスペース効率を高めることができ、結果としてハンドルスイッチ装置10を小型化することができる。
従来では、スイッチの取り付け部がハウジングの表面近傍に設けられていたため、配線を案内するためのガイド部材として板状部材等の別部材を、ビス等でハウジングに固定して配置する必要があった。
これに対して、上述したハンドルスイッチ装置10において、第1のスイッチ取り付け部19は、配線17が挿通される配線挿通孔31が設けられる第1のスイッチ受け部23を有するため、配線挿通孔31の近傍において第1のスイッチ受け部23の一部分から壁を突出させるだけで配線17を案内するガイド32を形成することができる。すなわち、第1のスイッチ受け部23とガイド32を一体化することができるため、ハンドルスイッチ装置10の内部のスペース効率を高めるとともに、部品点数の削減も達成することができる。
なお、配線挿通孔31とハンドルバー13との間に介在するようにガイド32を設けてもよく、これにより、雨等によってハンドルスイッチ装置10の内部に水が浸入した際に、水が配線挿通孔31からハンドルバー13へ向けて流れるのを抑制することができ、もって、水により第1のスイッチ15とハンドルバー13が短絡することを抑制することも可能である。
また、第1のスイッチ受け部23や第2のスイッチ受け部27は、挿入部15aの挿入方向に関する端部や挿入部16aの側面の段差と当接するため、第1のスイッチ15の挿入方向や第2のスイッチ16の挿入方向を規定する。例えば、第1のスイッチ15の挿入方向は、平面部である第1のスイッチ受け部23の傾きに対して垂直となり、第2のスイッチ16の挿入方向は、第2のスイッチ受け部27を構成する4つの段差によって規定される平面(以下、「第2のスイッチ受け部27の仮想平面」という)の傾きに対して垂直となる。ハンドルスイッチ装置10では、第1のスイッチ受け部23や第2のスイッチ受け部27がスイッチハウジング11の内部に配置されるため、第1のスイッチ受け部23の傾きや第2のスイッチ受け部27の仮想平面の傾きを任意に設定することができる。ここで、例えば、第1のスイッチ受け部23の傾きと第2のスイッチ受け部27の仮想平面の傾きを揃えることにより、第1のスイッチ15の挿入方向と第2のスイッチ16の挿入方向を互いに略平行にすることができ、もって、第1のスイッチ15や第2のスイッチ16の挿入時の作業性を向上することができる。
図6は、本実施の形態の変形例を説明するための斜視図である。上述した本実施の形態では、第1のスイッチ取り付け部19の壁部24や第2のスイッチ取り付け部20の壁部28はスロットルパイプ収容部33を画成する一部の壁部としての構造部29のみと接続される。しかしながら、壁部24や壁部28は他の構造部と接続されてもよい。例えば、図6に示すように、壁部24はフロントハウジング12aをハンドルバー13に取り付けるための構造部であるネジ挿通ボス45と接続されてもよい。また、壁部28はフロントハウジング12aの外壁部46と接続されてもよい。
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。第2の実施の形態は、その構成、作用が上述した第1の実施の形態と基本的に同じであるので、重複した構成、作用については説明を省略し、以下に異なる構成、作用についての説明を行う。第2の実施の形態では、第1のスイッチ15や第2のスイッチ16に対する配線の取り付けにカプラを用いる点で第1の実施の形態と異なる。
図7は、本発明の第2の実施の形態を説明するための分解斜視図である。図7において、第1のスイッチ15の挿入方向に関する端部へ接続端子の代わりにカプラ挿入部47を設け、第2のスイッチ16の挿入方向に関する端部へ接続端子の代わりにカプラ挿入部48を設ける。また、二股に分岐する配線49のそれぞれの端部にカプラ50,51を設け、カプラ50をカプラ挿入部47に接続し、カプラ51をカプラ挿入部48に接続する。
本実施の形態によれば、配線49の接続にカプラ50,51を用いたことにより、さらなる生産性の向上を図ることができる。また、スイッチ故障時には、カプラ50,51を容易にカプラ挿入部47,48から離間させることができるため、スイッチ単位での交換が容易となり、メンテナンス性を向上することができる。
以上、本発明の好ましい実施の形態について説明したが、本発明は上述した各実施の形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
例えば、本実施の形態では、スイッチが2個取り付けられる自動二輪車用右ハンドルスイッチ装置へ本発明を適用した事例について述べたが、スイッチの種類や個数、配置等は上述したものに限られず、種々の変更が可能である。また、本発明は、自動二輪車用左ハンドルスイッチ装置やその他のハンドルバーを具備した運転手が搭乗可能な他の移動体(例えば、移動体は車両に限らず小型船舶やスノーモービル等も含む)にも適用することができる。
また、本発明におけるスイッチは、運転手の操作入力を受け付けることができればよく、例えば、金属接点やラバーコンタクトを用い、運転手の操作に合わせて物理的に回路を開閉するスイッチや、例えば、ホール素子やフォトダイオード、タッチセンサを用いて運転手の操作を検知して信号を送出するスイッチであってもよい。
さらに、本実施の形態では円筒状のハンドルバーに対して本発明を適用したスイッチハウジングを取り付ける事例を述べたが、車両のフレーム、サブフレームやステーへ本発明を適用したスイッチハウジングを取り付けてもよい。
また、本実施の形態では、スイッチと車両の電装部品との接続に配線を使用する事例を述べたが、バスバー、回路基板、フレキシブル回路基板を使用してスイッチと電装部品の接続を行ってもよい。さらに、本実施の形態ではスイッチをスイッチハウジングへ取り付ける例を述べたが、車両を構成するパネルへ本発明を適用したスイッチ取り付け部を設け、スイッチ取り付け部へスイッチの一部を挿入することにより、スイッチを取り付けてもよい。
さらに、本実施の形態では、第1のスイッチ15が第1のスイッチ係止部21を有し、第2のスイッチ16が第2のスイッチ係止部25を有するとともに、壁部24に第1のスイッチ係止部21に対応する凹み部24aが設けられ、壁部28に第2のスイッチ係止部25に対応する凹み部28aが設けられる。しかしながら、壁部24や壁部28に当該壁部24や当該壁部28から突出するスイッチ係止部を設け、第1のスイッチ15や第2のスイッチ16に各スイッチ係止部に対応する凹み部を設けてもよい。
また、本実施の形態では、第1のスイッチ係止部21が対応する凹み部24aに進入して互いに係合することにより、第1のスイッチ15の挿入方向と反対側への移動が規制され、第2のスイッチ係止部25が対応する凹み部28aに進入して互いに係合することにより、第2のスイッチ16の挿入方向と反対側への移動が規制される。しかしながら、挿入部15aへ第1のスイッチ受け部23に向けて突出するピン状突起を設けるとともに、第1のスイッチ受け部23へ当該ピン状突起が圧入される穴を有するボスを設け、当該ピン状突起を当該ボスの穴へ圧入することにより、第1のスイッチ15を拘束し、第1のスイッチ15の挿入方向への移動を規制するだけでなく、第1のスイッチ15の挿入方向と反対側への移動を規制してもよい。また、挿入部16aへ第2のスイッチ受け部27に向けて突出するピン状突起を設けるとともに、第2のスイッチ受け部27へ当該ピン状突起が圧入される穴を有するボスを設け、当該ピン状突起を当該ボスの穴へ圧入することにより、第2のスイッチ16を拘束し、第2のスイッチ16の挿入方向への移動を規制するだけでなく、第2のスイッチ16の挿入方向と反対側への移動を規制してもよい。
10 ハンドルスイッチ装置
11 スイッチハウジング
13 ハンドルバー
14 スロットルパイプ
15 第1のスイッチ
16 第2のスイッチ
17 配線
19 第1のスイッチ取り付け部
20 第2のスイッチ取り付け部
21 第1のスイッチ係止部
23 第1のスイッチ受け部
24,28 壁部
25 第2のスイッチ係止部
27 第2のスイッチ受け部
29 構造部
30 スイッチ隅部
31 配線挿通孔
32 ガイド
33 スロットルパイプ収容部
45 ネジ挿通ボス
46 外壁部

Claims (10)

  1. 車両の運転手の操作入力を受け付けるスイッチと、
    前記車両のハンドルバーに取り付けられるスイッチハウジングと、を備え、
    前記スイッチハウジングは、前記ハンドルバーの中心軸の方向と交差するように延伸する構造部と、前記スイッチが挿入されて取り付けられるスイッチ取り付け部と、を有し、
    前記スイッチ取り付け部は、前記スイッチハウジングの内部に配置され、挿入された前記スイッチと当接して前記スイッチの挿入方向の移動を規制するスイッチ受け部と、前記スイッチハウジングの内部に配置され、挿入された前記スイッチの側面部の少なくとも一部を保持する壁部と、を有し、
    前記壁部の少なくとも一部が前記構造部と接続されることを特徴とするハンドルスイッチ装置。
  2. 前記スイッチ又は前記壁部は、当該スイッチ又は当該壁部から突出する係止部を有し、
    前記挿入方向と反対側への前記スイッチの移動が、前記係止部と前記スイッチ又は前記壁部との係合によって規制されることを特徴とする請求項1に記載のハンドルスイッチ装置。
  3. 前記スイッチの係止部は、前記壁部において前記構造部と接続される部分と係合することを特徴とする請求項1に記載のハンドルスイッチ装置。
  4. 前記スイッチ受け部は、挿入された前記スイッチの側面の段差と当接することを特徴とする請求項1に記載のハンドルスイッチ装置。
  5. 前記スイッチ受け部は、挿入された前記スイッチの前記挿入方向における端部と当接する平面部からなることを特徴とする請求項1に記載のハンドルスイッチ装置。
  6. 前記スイッチ受け部は、挿入された前記スイッチへ配線を接続するための挿通孔を有することを特徴とする請求項5に記載のハンドルスイッチ装置。
  7. 前記構造部は、前記車両のスロットルパイプ隔壁であることを特徴とする請求項1に記載のハンドルスイッチ装置。
  8. 前記構造部は、前記スイッチハウジングを前記ハンドルバーに取り付けるためのネジの挿通ボスであることを特徴とする請求項1に記載のハンドルスイッチ装置。
  9. 前記構造部は、前記スイッチハウジングの外壁部であることを特徴とする請求項1に記載のハンドルスイッチ装置。
  10. 前記スイッチ受け部は、前記配線を案内するガイドを有することを特徴とする請求項6に記載のハンドルスイッチ装置。
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