JP2019128977A - 電気コネクタ - Google Patents

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遠藤 隆吉
Ryukichi Endo
隆吉 遠藤
正哉 牟田
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Abstract

【課題】コネクタ及び基板を含む部品の生産性又は生産効率を向上させる。【解決手段】電気コネクタ1は、接点が設けられている基板50に取り付けられる電気コネクタ1であって、第1コネクタ10と、第1コネクタ10が嵌合する第2コネクタ20と、を備える。第1コネクタ10には、基板50の接点が露出する表側の面51に対向する第1対向面11bが形成されている。第2コネクタ20は、第1コネクタ10の一部が収容される筒状の収容部25と、収容部25から収容部25の筒軸方向であるY軸方向に突出すると共に、表側の面51に対向する下側(−Z側)の端面が形成されている右側の側壁26Rと、を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、電気コネクタに関する。
特許文献1には、その図1に示すように、凹入部及びねじ挿通穴が形成されたプリント基板と、プリント基板に取り付けられるアダプタと、アダプタに嵌合するコネクタとから構成される、プリント基板とコネクタとの接続構造が開示されている。アダプタは、アダプタの枠体の両側壁を、プリント基板の凹入部に差し込むと共に、基板固定部のねじ穴とプリント基板のねじ挿通穴とにねじを挿通し、締結することによってプリント基板に固定される。これにより、コネクタが有するコンタクトが、プリント基板の導通部分である端子部に接触し、コネクタとプリント基板とが電気的に接続される。
特許第5184262号公報
特許文献1の記載の構造では、基板に凹入部等を形成するなど、基板に加工を施す必要があり、コネクタ及び基板を含む部品の生産性又は生産効率が低下するという課題がある。
本発明は、上述の事情の下になされたもので、コネクタ及び基板を含む部品の生産性又は生産効率を向上させることを目的とする。
上述の目的を達成するために、本発明に係る電気コネクタは、
導通部分が設けられている基板に取り付けられる電気コネクタであって、
前記基板に電気的に接続された状態において、前記基板の前記導通部分が露出する第1面に対向する第1対向面が形成されている第1コネクタと、
前記第1コネクタの少なくとも一部が収容される筒状の収容部と、前記収容部から前記収容部の筒軸方向に突出すると共に、前記基板に固定された状態において前記第1面に対向する第1端面が形成されている第1壁部と、を有し、前記第1コネクタが嵌合する第2コネクタと、
を備える。
前記第2コネクタは、前記収容部から前記筒軸方向に突出すると共に、前記第2コネクタが前記基板に固定された状態において前記第1面に対向する第2端面が形成されている第2壁部を有していてもよい。
前記第2コネクタは、前記収容部から前記筒軸方向に突出すると共に、前記第1壁部と前記第2壁部とを連結する連結壁部を有していてもよい。
前記第1コネクタには、
前記第1コネクタと前記基板とが電気的に接続された状態において、前記基板の前記第1面の裏側の第2面に対向する第2対向面と、
前記第1対向面と前記第2対向面との間に設けられた切欠きと、
が形成されていてもよい。
前記第2コネクタは、前記収容部から前記筒軸方向に突出する第3壁部を有し、
前記第1壁部と前記第3壁部との間には、前記基板が挟み込まれる切欠きが形成されていてもよい。
前記第2コネクタは、前記第1壁部から、前記第2コネクタが前記基板に固定された状態において前記第1面に沿って張り出したフランジ部を有していてもよい。
前記基板には、前記基板の厚み方向に貫通する第1孔が形成され、
前記フランジ部には、前記第1孔に係止する係止用ボスが設けられていてもよい。
前記基板には、ネジが挿入される第1孔が形成され、
前記フランジ部には、前記第1孔と共に前記ネジが挿入される第2孔が設けられていてもよい。
前記第1コネクタは、前記基板の前記導通部分に接触し、前記第1対向面から露出する端子を有し、
前記第1コネクタからは、前記端子に接続されているケーブルが引き出されていてもよい。
本発明では、基板の第1面に、第1壁部の第1端面が対向するように第2コネクタを基板に固定して、第2コネクタに第1コネクタを嵌合させる。これにより、第1コネクタは、その第1対向面が基板の第1面に対向した状態で、第2コネクタに嵌合される。これにより、基板に加工を施す必要がなくなり、コネクタ及び基板を含む部品の生産性又は生産効率を向上させることができる。
本発明の実施の形態1に係る電気コネクタの分解斜視図(その1)である。 第2コネクタ及び基板の分解斜視図である。 (A)は、電気コネクタの正面図である。(B)は、(A)のB−B断面図である。 端子を説明するために一部断面で示した側面図である。 電気コネクタの分解斜視図(その2)である。 (A)は、第2コネクタの側面図である。(B)は、(A)のB−B断面図である。 (A)は、電気コネクタの嵌合を説明するための断面図(その1)である。(B)は、電気コネクタの嵌合を説明するための断面図(その2)である。(C)は、電気コネクタの嵌合を説明するための断面図(その3)である。 実施の形態2に係る電気コネクタの分解斜視図である。 実施の形態2に係る第2コネクタ及び基板の分解斜視図である。 実施の形態3に係る電気コネクタの分解斜視図である。 (A)は、実施の形態3に係る第2コネクタの側面図である。(B)は、(A)のB−B断面図である。 (A)は、実施の形態3の変形例1に係る電気コネクタの断面図である。(B)は、実施の形態3の変形例2に係る電気コネクタの断面図である。
実施の形態1.
以下、本発明の実施の形態1に係る電気コネクタ1について、図1〜図7を参照して説明する。なお、理解を容易にするために、相互に直交するXYZ座標を設定し、適宜参照する。XYZ座標のY軸方向は、図1に示すように、第2コネクタ20に対して第1コネクタ10が嵌合するために移動する挿入方向D1(嵌合方向)と同一の方向である。Z軸方向は、電気コネクタ1の取付対象である基板50の厚み方向と同一の方向である。X軸方向は、Y軸方向及びZ軸方向の双方向に直交する方向である。なお、基板50は、図2に示すように、接点51a(導通部分)が露出する+Z側の表側の面51(第1面)と、接点51aが設けられていない裏側の面52(第2面)とを有するプリント基板である。また、基板50には、Z軸方向に貫通する貫通孔53(第1孔)が2つ形成されている。貫通孔53は、X軸方向における接点51aの両側に形成されている。なお、基板50は、プリント基板に限定されるものではなく、他の種類の基板であってもよい。
電気コネクタ1は、例えば、自動車に装備される電子回路部品同士の接続に用いられる。電気コネクタ1は、図1に示すように、互いに嵌合する第1コネクタ10と第2コネクタ20とを備える。
第1コネクタ10は、ケーブル60が引き出されているコネクタである。この第1コネクタ10は、ハウジング11と、ロックアーム12と、ロックアーム12に設けられた係止部13と、係止解除操作部14と、を有する。また、図3(B)に示すように、第1コネクタ10は、上記各部材に加えて、導電性の素材からなる2つの端子15を有する。
ハウジング11は、端子15を収容する端子収容空間が内部に形成されている部材である。ハウジング11は、樹脂等の絶縁性の素材からなる。図1に示すように、ハウジング11には、+Y側の端部に設けられている切欠き11aと、基板50に電気的に接続された状態において、基板50の表側の面51に対向する第1対向面11bと、基板50の裏側の面52に対向する第2対向面11cと、が形成されている。切欠き11aは、第1対向面11bと第2対向面11cとの間に設けられている。また、ハウジング11の−Y側の端面からは、端子15に接続されたケーブル60が引き出されている。本実施の形態1では、端子15の数に対応して、2本のケーブル60が引き出されている。
ロックアーム12は、図3(B)に示すように、アーム本体12aと補助アーム12bとから構成され、ハウジング11の天面11d(+Z側の面)上に設けられている。ロックアーム12は、第1コネクタ10と第2コネクタ20との嵌合の進行に伴って、撓むように設けられている。
係止部13は、アーム本体12aから+Z方向に突出して形成されている爪状の部分である。
係止解除操作部14は、アーム本体12aと補助アーム12bとの接続部分に設けられている。係止解除操作部14は、ユーザが押圧操作することにより、係止部13と後述する第2コネクタ20の被係止部22との係止を解除するために使用される。
端子15は、図4に示すように、二又の先端を有する端子である。端子15の二又の先端のうちの一方には、基板50の接点51aに接触する接点15aが形成されている。接点15aは、ハウジング11の端子収容空間に端子15が収容された状態において、ハウジング11の第1対向面11bから露出している。
第2コネクタ20は、図1及び図5に示すように、基板50に取り付けられ、第1コネクタ10が嵌合するコネクタである。この第2コネクタ20は、本実施の形態1においては、端子を有さないコネクタである。第2コネクタ20は、ハウジング21と、被係止部22と、一対のフランジ部23R、23Lと、を有する。
ハウジング21は、−Y方向に開口する嵌合穴21aが形成された略箱形状の部材である。ハウジング21は、図5及び図6に示すように、収容部25と、右側の側壁26R(第1壁部または第2壁部)及び左側の側壁26L(第2壁部または第1壁部)と、天井壁27(連結壁部)とを有する。
収容部25は、Y軸方向を筒軸方向とする略四角筒状に形成されている。収容部25は、第1コネクタ10の一部を収容することで、第1コネクタ10を第2コネクタ20に嵌合させる。
右側の側壁26Rは、図1に示すように、収容部25から+Y方向に突出して形成されている。右側の側壁26Rには、図6(A)及び(B)に示すように、第2コネクタ20が基板50に固定された状態において、基板50の表側の面51に対向する下端の端面26a(第1端面または第2端面)が形成されている。
左側の側壁26Lは、図5に示すように、右側の側壁26Rと同様に、収容部25から+Y方向に突出して形成されている。また、左側の側壁26Lは、+Y方向に視て、右側の側壁26Rに左右対称に形成されている。この左側の側壁26Lには、図6(B)に示すように、第2コネクタ20が基板50に固定された状態において、基板50の表側の面51に対向する下端の端面26b(第2端面または第1端面)が形成されている。なお、本実施の形態1においては、下端の端面26a、26bは、基板50の表側の面51に接していないが、これに限らず、接していてもよい。即ち、下端の端面26a、26bは、基板50の表側の面51に対向していればよい。
天井壁27は、図5に示すように、右側及び左側の側壁26R、26Lと同様に、収容部25から+Y方向に突出して形成されていると共に、右側の側壁26Rと左側の側壁26Lとを連結している。この天井壁27は、第2コネクタ20が基板50に固定された状態において、基板50の表側の面51に平行に設けられている。
被係止部22は、図4に示すように、第1コネクタ10と第2コネクタ20とが嵌合した時に、第1コネクタ10の係止部13が係止する部分である。被係止部22は、嵌合穴21aの−Y側の入口近傍であり、天井壁27の−Z側の面から−Z方向に突出して形成されている。
フランジ部23R、23Lは、図6(B)に示すように、右側及び左側の側壁26R、26Lから、第2コネクタ20が基板50に固定された状態において、基板50の表側の面51に沿って(例えば平行に)張り出している。フランジ部23R、23Lには、+Z方向に突出して設けられた補強用のリブ23aと、−Z方向に突出して設けられた係止用ボス24とが形成されている。
係止用ボス24は、フランジ部23R、23Lにそれぞれ一つずつ形成されている。係止用ボス24は、基板50の貫通孔53に挿入されて係止するためのものである。この係止用ボス24が貫通孔53(詳しくは、貫通孔53の−Z側の開口の縁)に係止することにより、第2コネクタ20の右側の側壁26Rの下端の端面26aと、左側の側壁26Lの下端の端面26bとが、基板50の表側の面51に対向した状態で、第2コネクタ20が基板50に固定される。この係止用ボス24を有することで、基板50に対して、第2コネクタ20を一つの動作で固定することが可能になる。
上述のように構成された電気コネクタ1の第1コネクタ10と、第2コネクタ20との嵌合方法について説明する。図2に示すように、先ず、作業者は、第2コネクタ20の係止用ボス24を、基板50の貫通孔53に+Z側から挿入する。係止用ボス24が貫通孔53に挿入して、貫通孔53の−Z側の開口の縁に係止することで、第2コネクタ20が基板50に取り付けられる。第2コネクタ20は、係止用ボス24の貫通孔53への係止により、貫通孔53から抜止めされた状態で保持される。
続いて、図7(A)に示すように、作業者は、第1コネクタ10を第2コネクタ20の収容部25に挿入する。第1コネクタ10が第2コネクタ20の収容部25に挿入されていくと、図7(B)に示すように、第1コネクタ10の係止部13が、第2コネクタ20の被係止部22に接触する。そして、ロックアーム12が撓み、係止部13が、被係止部22を乗り越えることにより、被係止部22に係止する。このとき、図7(C)に示すように、第1コネクタ10の切欠き11aに基板50が入り込むと共に、第1コネクタ10の端子15の接点15aが、基板50の表側の面51の接点51aに接触する。これにより、第1コネクタ10と基板50とが電気的に接続される。
以上、説明したように、本実施の形態1においては、図6に示すように、基板50の表側の面51に、右側及び左側の側壁26R、26Lの下端の端面26a、26bが対向するように第2コネクタ20を基板50に取り付けてから、図7に示すように、第2コネクタ20に第1コネクタ10を嵌合させる。これにより、第1コネクタ10は、第1対向面11b及び第2対向面11cが基板50の両側の面51、52に対向して、切欠き11aに基板50が入り込んだ状態で、第2コネクタ20に嵌合される。このため、基板50に、貫通孔53以外の加工、例えば、切欠き、凹入部等の加工を別途施す必要がなくなり、電気コネクタ1及び基板50を含む部品の生産性又は生産効率を向上させることができる。
また、本実施の形態1においては、第2コネクタ20のフランジ部23R、23Lには、係止用ボス24が設けられているため、基板50に対して、第2コネクタ20を一つの動作で固定することができる。結果として、基板50に対する第2コネクタ20の取付けの作業効率を向上させることができる。
以上、本発明の実施の形態1について説明したが、本発明は上記実施の形態1によって限定されるものではない。
実施の形態2.
上記実施の形態1に係る電気コネクタ1では、フランジ部23R、23Lに、基板50の貫通孔53に係止する係止用ボス24が設けられている。しかしながら、これに限られない。フランジ部23R、23Lには、基板50に第2コネクタ20を固定するための他の構造が設けられていてもよい。以下、フランジ部23R、23Lに係止用ボス24以外の構造が設けられている実施の形態2に係る電気コネクタ2について図8及び図9を参照して説明する。なお、以下の実施の形態2では、実施の形態1と同様の構成については説明を省略すると共に、実施の形態1と異なる点を主に説明する。
電気コネクタ2は、図8及び図9に示すように、実施の形態1に係る電気コネクタ1と同様に、互いに嵌合する第1コネクタ10と第2コネクタ20とを備える。第2コネクタ20は、ハウジング21と、被係止部22と、フランジ部23R、23Lと、を有する。この電気コネクタ2では、第2コネクタ20のフランジ部23R、23Lに、ネジ40が挿入される貫通孔29(第2孔)が設けられている点で、実施の形態1に係る電気コネクタ1と相違する。
基板50の貫通孔53(第1孔)は、本実施の形態2では、内面にネジ面が形成されていない単なる貫通孔として構成されている。
本実施の形態2においては、ネジ40を第2コネクタ20の貫通孔29と基板50の貫通孔53とに挿入して、基板50の裏側の面52に配置されたナット54のネジ孔に螺合することにより、第2コネクタ20は基板50に取り付けられる。
上述のように構成された電気コネクタ2の第1コネクタ10を、第2コネクタ20に嵌合させる場合は、先ず、第2コネクタ20を側方から基板50に取り付ける。そして、貫通孔29と貫通孔53とをZ軸方向に重ね合わせて、ネジ40を貫通孔29と貫通孔53とに+Z側から挿入して、ナット54のネジ孔に螺合させる。ネジ40のナット54のネジ孔への螺合により、第2コネクタ20は、基板50に固定される。
上述のように構成された電気コネクタ2においては、実施の形態1に係る電気コネクタ1と同様に、基板50に、貫通孔53以外の加工、例えば、切欠き、凹入部等の加工を別途施す必要がなくなり、電気コネクタ2及び基板50を含む部品の生産性又は生産効率を向上させることができる。
また、電気コネクタ2においては、第2コネクタ20の基板50への取付けにネジ40を用いているので、第2コネクタ20を基板50に強固に取り付けることができる。ただし、基板50に対する第2コネクタ20の取付けの作業効率の観点からは、実施の形態1に係る電気コネクタ1の方が好ましい。
なお、本実施の形態2においては、フランジ部23R、23Lの貫通孔29はネジ面が形成されていない単なる円孔として構成され、基板50の貫通孔53もネジ面が形成されていない単なる円孔として構成されている。しかしながら、これに限らず、貫通孔29及び貫通孔53のいずれかを、ネジ40が螺合するネジ孔として構成してもよい。この場合、ナット54が不要になる。
実施の形態3.
上記実施の形態2では、第1コネクタ10には基板50が配置される切欠き11aが形成され、第2コネクタ20には切欠きに相当するものが形成されていない。しかしながら、これに限られない。以下、切欠きの有無が異なる実施の形態3に係る電気コネクタ3について図10及び図11を参照して説明する。なお、以下の実施の形態3では、実施の形態2と同様の構成については説明を省略すると共に、実施の形態2と異なる点を主に説明する。
電気コネクタ3は、図10及び図11に示すように、互いに嵌合する第1コネクタ10と第2コネクタ20とを備える。電気コネクタ3の第1コネクタ10は、実施の形態2のものと同じものであり、電気コネクタ3の第2コネクタ20は、切欠きを有している点で、実施の形態2のものと異なる形状のものである。
第2コネクタ20は、ハウジング21と、被係止部22と、フランジ部23R、23Lに加えて、フランジ部23R−2、23L−2と、を有する。フランジ部23R−2、23L−2は、後述する右下側及び左下側の側壁31R、31Lから、第2コネクタ20が基板50に固定された状態において、基板50の裏側の面52に沿って(例えば平行に)、且つ、フランジ部23R、23Lに沿って(例えば平行に)張り出している。フランジ部23R−2、23L−2には、Z軸方向に貫通し、円孔から構成される貫通孔29−2が形成されている。この貫通孔29−2には、タッピングネジから構成されるネジ40がネジ切りしつつ挿入される。なお、実施の形態3では、ネジ40はタッピングネジであり、フランジ部23R−2、23L−2には、ネジ40が挿入される貫通孔29−2が形成されている。しかしながら、これに限らず、ネジ40を通常のネジとし、フランジ部23R−2、23L−2に、ネジ40が捻じ込まれるネジ孔を形成するようにしてもよい。
ハウジング21は、収容部25と、右側の側壁26R及び左側の側壁26Lと、天井壁27とに加えて、右下側の側壁31R(第3壁部)及び左下側の側壁31Lを有する。
右下側の側壁31Rは、収容部25から+Y方向に突出して形成されている。右下側の側壁31Rには、基板50の裏側の面52に対向する上端の端面31aが形成されている。この右下側の側壁31Rと、右側の側壁26Rとの間には、切欠き32Rが形成されている。切欠き32Rには基板50が配置される。
左下側の側壁31Lは、右下側の側壁31Rと同様に、収容部25から+Y方向に突出して形成されている。左下側の側壁31Lには、基板50の裏側の面52に対向する上端の端面31bが形成されている。この左下側の側壁31Lと、左側の側壁26Lとの間には、切欠き32Lが形成されている。切欠き32Lには基板50が配置される。
上述のように構成された電気コネクタ3においては、実施の形態2に係る電気コネクタ2と同様に、基板50に、貫通孔53以外の加工、例えば、切欠き、凹入部等の加工を別途施す必要がなくなり、電気コネクタ3及び基板50を含む部品の生産性又は生産効率を向上させることができる。
また、電気コネクタ3においては、第2コネクタ20の基板50への取付けにネジ40を用いているので、第2コネクタ20を基板50に強固に取り付けることができる。ただし、基板50に対する第2コネクタ20の取付けの作業効率の観点からは、実施の形態1に係る電気コネクタ1の方が好ましい。
なお、本実施の形態3においては、フランジ部23R、23L、23R−2、23L−2は、4つの側壁26R、26L、31R、31Lの全てに設けられている。しかしながら、これに限られない。図12(A)に示すように、4つのフランジ部23R、23L、23R−2、23L−2のうち、フランジ部23R−2、23L−2だけが、右下側の側壁31R及び左下側の側壁31Lに設けられるようにしてもよい。この場合、例えば、基板50の貫通孔53を貫通孔とし、タッピングネジであるネジ40を+Z側から取り付けることができる。また、基板50の貫通孔53をネジ孔とし、ネジ40を−Z側から取り付けてもよい。
また、図12(B)に示すように、フランジ部23R、23Lだけが、右側の側壁26R及び左側の側壁26Lに設けられるようにしてもよい。この場合、例えば、基板50の貫通孔53を単なる円孔とし、ネジ40を+Z側から取り付け、ナット54を用いて固定することができる。また、これに限らず、基板50の貫通孔53をネジ孔とし、ナット54を割愛してもよい。しかしながら、基板50の貫通孔53を単なる円孔とした方が、貫通孔53をネジ孔に形成する加工が必要なくなり、電気コネクタ3及び基板50を含む部品の生産性又は生産効率をさらに向上させることができる。
実施の形態4.
上記実施の形態1〜3に係る電気コネクタの第2コネクタ20では、ハウジング21が、天井壁27(連結壁部)を有している。しかしながら、これに限らず、天井壁27を有さなくてもよい。しかしながら、ハウジング21の強度の観点から、ハウジング21は、天井壁27を有している方が好ましい。
実施の形態5.
上記実施の形態1〜3に係る電気コネクタの第1コネクタ10には、切欠き11aが形成されている。しかしながら、これに限らず、切欠き11aが形成されていなくてもよい。この場合、第1コネクタ10は、第2対向面11cを有さない。
本発明は、本発明の広義の精神と範囲を逸脱することなく、様々な実施形態及び変形が可能とされるものである。上述した実施形態は、本発明を説明するためのものであり、本発明の範囲を限定するものではない。
1,2,3:電気コネクタ、10:第1コネクタ、11:ハウジング、11a:切欠き、11b:第1対向面、11c:第2対向面、11d:天面、12:ロックアーム、12a:アーム本体、12b:補助アーム、13:係止部、14:係止解除操作部、15:端子、15a:接点、20:第2コネクタ、21:ハウジング、21a:嵌合穴、22:被係止部、23R,23L,23R−2,23L−2:フランジ部、23a:リブ、24:係止用ボス、25:収容部、26R:右側の側壁(第1壁部または第2壁部)、26L:左側の側壁(第2壁部または第1壁部)、26a:下側の端面(第1端面または第2端面)、26b:下側の端面(第2端面または第1端面)、27:天井壁(連結壁部)、29,29−2:貫通孔(第2孔)、31R:右下側の側壁(第3壁部)、31L:左下側の側壁、31a,31b:端面、32R,32L:切欠き、40:ネジ、50:基板、51:表側の面(第1面)、51a:接点(導通部分)、52:裏側の面(第2面)、53:貫通孔(第1孔)、54:ナット、60:ケーブル、D1:挿入方向(嵌合方向)

Claims (9)

  1. 導通部分が設けられている基板に取り付けられる電気コネクタであって、
    前記基板に電気的に接続された状態において、前記基板の前記導通部分が露出する第1面に対向する第1対向面が形成されている第1コネクタと、
    前記第1コネクタの少なくとも一部が収容される筒状の収容部と、前記収容部から前記収容部の筒軸方向に突出すると共に、前記基板に固定された状態において前記第1面に対向する第1端面が形成されている第1壁部と、を有し、前記第1コネクタが嵌合する第2コネクタと、
    を備える、電気コネクタ。
  2. 前記第2コネクタは、前記収容部から前記筒軸方向に突出すると共に、前記第2コネクタが前記基板に固定された状態において前記第1面に対向する第2端面が形成されている第2壁部を有する、請求項1に記載の電気コネクタ。
  3. 前記第2コネクタは、前記収容部から前記筒軸方向に突出すると共に、前記第1壁部と前記第2壁部とを連結する連結壁部を有する、請求項2に記載の電気コネクタ。
  4. 前記第1コネクタには、
    前記第1コネクタと前記基板とが電気的に接続された状態において、前記基板の前記第1面の裏側の第2面に対向する第2対向面と、
    前記第1対向面と前記第2対向面との間に設けられた切欠きと、
    が形成されている、請求項1から3のいずれか一項に記載の電気コネクタ。
  5. 前記第2コネクタは、前記収容部から前記筒軸方向に突出する第3壁部を有し、
    前記第1壁部と前記第3壁部との間には、前記基板が挟み込まれる切欠きが形成されている、請求項1から4のいずれか一項に記載の電気コネクタ。
  6. 前記第2コネクタは、前記第1壁部から、前記第2コネクタが前記基板に固定された状態において前記第1面に沿って張り出したフランジ部を有する、請求項1から5のいずれか一項に記載の電気コネクタ。
  7. 前記基板には、前記基板の厚み方向に貫通する第1孔が形成され、
    前記フランジ部には、前記第1孔に係止する係止用ボスが設けられている、請求項6に記載の電気コネクタ。
  8. 前記基板には、ネジが挿入される第1孔が形成され、
    前記フランジ部には、前記第1孔と共に前記ネジが挿入される第2孔が設けられている、請求項6に記載の電気コネクタ。
  9. 前記第1コネクタは、前記基板の前記導通部分に接触し、前記第1対向面から露出する端子を有し、
    前記第1コネクタからは、前記端子に接続されているケーブルが引き出されている、請求項1から8のいずれか一項に記載の電気コネクタ。
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