JP2008091046A - カードエッジコネクタ - Google Patents

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Tetsuya Shinozaki
哲也 篠崎
Yujiro Imai
裕次郎 今井
Yoshihiro Mizutani
水谷  嘉宏
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Abstract

【課題】回路基板の厚さによらず1種類の基板用ハウジングを備えれば足りるようにする。
【解決手段】基板側ハウジング20は、表ハウジング21Aと裏ハウジング21Bとに分割して形成される。各ハウジング21A,21Bは、回路基板10の装着位置11の表裏の面にそれぞれ当てられ、回路基板10を挟んだ表裏の取付板26をボルト16・ナット17で締結することで固定される。表裏のハウジング21A,21Bと回路基板10との間に、それぞれ相手のハーネス側ハウジングが嵌合される嵌合空間30A,30Bが構成される。回路基板10が厚さを異にする別種のものに変更になった場合でも、同回路基板10の表裏両面に同様に両ハウジング21A,21Bを固定することにより、同じ大きさの嵌合空間30A,30Bが構成される。
【選択図】図2

Description

本発明は、カードエッジコネクタに関する。
この種のカードエッジコネクタは、例えば自動車に搭載されるECU(電子制御ユニット)とワイヤハーネスとを接続する部分に適用されており、その一例として、特許文献1に記載されたものが知られている。このものは、回路基板の端縁部に基板側ハウジングが設けられる一方、ワイヤハーネスの端末に、同基板側ハウジングに嵌合されるハーネス側ハウジングが接続された構造である。より具体的には、基板側ハウジングは、回路基板の端縁部の回りを囲むようなフード状に形成され、言い換えると、同基板側ハウジングの後面側から回路基板の端縁部が内部に突出することで、回路基板の端縁部の上下に嵌合空間が形成されている一方、相手のハーネス側ハウジングは、例えば回路基板が差し込まれる差込溝が形成されて、同差込溝の上下両側に弾性接触部材が並んで収容された構造となっている。そして、ハーネス側ハウジングが、差込溝に回路基板を挿通しつつ基板側ハウジング内に嵌合されると、各弾性接触部材が、回路基板の表裏の面に設けられた対応する導電路に弾性的に接触して、電気的接続が取られるようになっている。
特開2003−7369公報
ところで現在、このようなECUの回路基板としては、厚さを異にする2種類(1.2mmと1.6mm)が使用される。ここで、基板側ハウジングがフード状をなし、その後面板を貫通して回路基板の端縁部が内部に突出する構造である限りは、回路基板の厚さが変更となった場合に、同回路基板の貫通を許容し、また、回路基板の上下両側に形成される嵌合空間の大きさを一定に維持するためには、回路基板の厚さに応じて2種類の基板用ハウジングを準備する必要がある。そのため、製造コストや管理コストが高くつくという問題があった。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、その目的は、回路基板の厚さによらず1種類の基板用ハウジングを備えれば足りるようにするところにある。
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、前面と底面とが開口されて回路基板の端縁に配される基板側ハウジングと、この基板側ハウジング内に前方から嵌合可能であって嵌合時に前記回路基板の導電路と弾性接触可能な接触部材が設けられたハーネス側ハウジングとを備えたカードエッジコネクタにおいて、前記基板側ハウジングは、底部側の所定位置に設けられた取付部を前記回路基板の板面に当てた状態で前記回路基板に対して取り付けられている構成としたところに特徴を有する。
請求項2の発明は、請求項1に記載のものにおいて、前記取付部は前記基板側ハウジングの側板の底部から外方に張り出して形成され、同取付部が締結具により前記回路基板に固定されるようになっているところに特徴を有する。
請求項3の発明は、請求項1または請求項2に記載のものにおいて、前記基板側ハウジングは、前記回路基板の表裏の面にそれぞれ取付可能な表裏一対が備えられているところに特徴を有する。
請求項4の発明は、請求項3に記載のものにおいて、前記両基板側ハウジングの取付部同士は、前記回路基板を挟んで締結具により共締めされているところに特徴を有する。
請求項5の発明は、請求項1に記載のものにおいて、前記取付部は前記基板側ハウジングの側壁の底部から外方に張り出して形成される一方、前記側壁の底部が延長されて同延長部の端部が前記取付部と対向するように屈曲されて対向部が形成されており、前記回路基板の端縁には前記基板側ハウジングの側壁における前記延長部が進入可能な逃がし溝が切られ、前記対向部と前記回路基板との間に両者を離間する方向に弾性的に付勢する弾性部材が介装されているところに特徴を有する。
請求項6の発明は、請求項1ないし請求項5のいずれかに記載のものにおいて、前記基板側ハウジングの天面と、前記ハーネス側ハウジングにおける嵌合時に前記天面と対向する面のいずれか一方には、相手の面を弾性的に押圧して両面を互いに離間させる方向に機能する弾性付勢片が設けられているところに特徴を有する。
<請求項1の発明>
例えば基板用ハウジングが回路基板の端縁に差し込まれて装着される形式のものでは、回路基板の厚さが変更になると、同回路基板を挿入する挿入溝の高さを異にする別種類の基板用ハウジングが必要となる。
その点本発明の基板用ハウジングは、底部の所定位置に設けられた取付部が回路基板の板面に当てられた状態で取り付けられるのであるから、回路基板の厚さとは無関係に一定の嵌合空間の確保等が可能であって、回路基板の厚さによらず1種類の基板用ハウジングを備えれば足りる。
<請求項2の発明>
基板用ハウジングは、取付部が回路基板の板面に当てられたのち同取付部が締結具で固定されることにより、回路基板に対して取り付けられる。基板用ハウジングを強固に安定して取り付けることができる。
<請求項3の発明>
相手のハーネス側ハウジングが、回路基板を表裏両側から挟むように嵌合される形式のものにあっても、回路基板の厚さによらず、表裏において1種類の基板側ハウジングを準備すれば足りる。
<請求項4の発明>
表裏の基板用ハウジングの取付部同士は回路基板を挟んでその表裏各面に当てられ、共通の締結具で共締めされて固定される。構造がすっきりとまとまり、取付作業も簡単となる。
<請求項5の発明>
基板用ハウジングの取付部を締結具で固定した場合は、高温雰囲気等の配設場所によっては、同締結箇所において回路基板がクリープにより薄く変形し、締結部分に緩みが生ずるおそれがある。
その点本発明では、仮に回路基板の厚さが変形して変わっても、弾性部材の付勢力で取付部が常に回路基板に押し付けられて固定され、ひいては基板用ハウジングの嵌合空間が一定に保持される。このため、嵌合された相手のハーネス側ハウジングががたつくことが防止され、同ハーネス側ハウジングに装着された接触部材と回路基板上の導電路との間で、安定した電気的接続状態を得ることができる。
<請求項6の発明>
ハーネス側ハウジングが回路基板に弾性的に押し付けられ、ひいてはハーネス側ハウジングに設けられた接触部材が回路基板の導電路に強固に押し付けられて、より安定した電気的接触状態を得ることができる。
以下、本発明の実施形態を添付図面に基づいて説明する。
<実施形態1>
本発明の実施形態1を図1ないし図19によって説明する。
本発明にいうカードエッジコネクタは、回路基板10の端縁部に装着される基板側ハウジング20と、ワイヤハーネスの端末に接続されるハーネス側ハウジング50とを含んで構成されている。
回路基板10は、自動車に搭載されるECU(電子制御ユニット)に収容されており、厚さが1.2mmの相対的に薄い方の回路基板10X(図18参照)と、同厚さが1.6mmの相対的に厚い方の回路基板10Y(図19参照)の2種類が備えられている。なお以下では、両回路基板10X,10Yに共通の説明を加える場合は、「回路基板」について、符号「10」を付し、個別に説明する場合は、それぞれ符号「10X」、「10Y」を付して区別することとする。
回路基板10の端縁部の所定領域には、図1に示すように、相手のハーネス側ハウジング50(図13参照)の装着位置11が設定されている。同装着位置11では、その表裏両面に、接続用の導電路12が図示20本ずつ一列に並んで設けられている。この導電路12の列設領域の両側には、詳しくは後記するハーネス側ハウジング50(表サブハウジング51A)の側壁71を挿入する挿入溝13が、前縁から後方に向けて所定深さ切り込み形成されている。両挿入溝13のさらに両側には、基板側ハウジング20を取り付けるためのボルト16(図7参照)の挿通孔14が開口されている。
基板側ハウジング20は合成樹脂製であって、図2ないし図5に示すように、表裏一対のハウジング21A,21Bから構成されており、両ハウジング21A,21Bを合わせると、図7及び図8に示すように、前方に開放した扁平な角形のフード状をなすようになっている。以下、回路基板10の表面側に配されるハウジング21Aを表ハウジング21A、裏面側に配されるハウジング21Bを裏ハウジング21Bという。
先に裏ハウジング21Bを説明すると、この裏ハウジング21Bは、上記した回路基板10の左右の挿入溝13間の間隔に匹敵する間口と、同挿入溝13の切り込み深さのほぼ2倍の奥行と、厚い方の回路基板10Yの厚さにほぼ等しい深さとを有する横長の浅皿形状をなし、かつその前面は開口されている。
同裏ハウジング21Bの左右の側壁22Bの上縁部は、図3に示すように、手前側の約半分の領域が、残りの後側の領域よりも若干上方に突出した段差状に形成されている。両側壁22Bの後側の低背部23における上縁からは、取付板26が外側に向けて水平に張り出して形成され、両取付板26にはそれぞれボルト16の挿通孔27が開口されている。
この裏ハウジング21Bは、回路基板10の装着位置11の裏面側に取り付けられるようになっており、詳細には、左右の側壁22Bの上縁の段差部24が回路基板10の前縁に当てられて、奥行方向の位置決めがされつつ、同上縁の後側の低背部23が、回路基板10の裏面における挿入溝13の直ぐ外側に当てられる。それに伴い、両取付板26が回路基板10の裏面に当てられて、同取付板26の挿通孔27が、回路基板10に開口された挿通孔14と整合されるようになっている。
また、同裏ハウジング21Bと回路基板10との間に、一定の大きさの嵌合空間30Bが構成されるようになっている。
一方、表ハウジング21Aは、上記した裏ハウジング21Bと同じ間口と奥行で、深さのみが大きくされた浅皿を上下反転させたような形状をなし、同様に前面は開口されている。この表ハウジング21Aの天井壁32の前縁からは、前壁33が所定長(同表ハウジング21Aの深さの約半分)垂下して形成されている。この前壁33における幅方向の中央部には、後記するようにハーネス側ハウジング50に設けられたロックアーム80並びにその保護壁76の進入を許容する幅広の進入溝34が形成されているとともに、幅方向の両端部には、ハーネス側ハウジング50(表サブハウジング51A)に形成されたリブ73が進入可能なガイド溝35が形成されている。
表ハウジング21Aの天井面の前端部における進入溝34と対応した位置には、図3に示すように、ロックアーム80の突起84が嵌る係止溝36が凹み形成され、同係止溝36の前縁が、突起84に係止して抜け止めする係止縁36Aとなっている。なお、係止縁36Aの手前側では天井壁32が若干厚くされ、厚肉部37の前面の下縁にテーパ状のガイド面37Aが形成されている。
また、表ハウジング21Aの左右の側壁22Aは、裏ハウジング21Bと上下対称をなすように、下縁部における手前側の約半分の領域が、残りの後側の領域よりも若干下方に突出した段差状に形成されているとともに、両側壁22Aの後側の低背部23における下縁からは、同じく取付板26が外側に向けて水平に張り出して形成され、両取付板26にはそれぞれボルト16の挿通孔27が開口されている。
表ハウジング21Aは、回路基板10の装着位置11の表面側に取り付けられるようになっており、詳細には、左右の側壁22Aの下縁の段差部24が回路基板10の前縁に当てられて、奥行方向の位置決めがされつつ、同下縁の後側の低背部23が、回路基板10の表面における挿入溝13の直ぐ外側に当てられる。それに伴い、左右の取付板26が回路基板10の表面に当てられて、同取付板26の挿通孔27が、回路基板10に開口された挿通孔14と整合されるようになっている。また、同表ハウジング21Aと回路基板10との間に、一定の大きさの嵌合空間30Aが構成されるようになっている。
次に、ハーネス側ハウジング50について説明する。ハーネス側ハウジング50は大まかには、図9及び図10に示すように、上記した表ハウジング21A側の嵌合空間30Aに嵌合されるサブハウジング51A(以下、表サブハウジング51Aという)と、裏ハウジング21B側の嵌合空間30Bに嵌合されるサブハウジング51B(以下、裏サブハウジング51Bという)とを、一体的に組み付けて構成されている。両サブハウジング51A,51Bは、ともに合成樹脂製であり、以下では図10の右側を前方として説明する。
先に、裏サブハウジング51Bについて説明する。裏サブハウジング51Bは、上記したように基板側ハウジング20のうちの裏ハウジング21B側の嵌合空間30Bに緊密に嵌合可能な扁平なブロック状に形成されており、ただし裏ハウジング21Bの奥行よりも所定量大きい前後の長さ寸法を有している。この裏サブハウジング51Bの上面は、後側の半分強の領域が、前側の残りの領域よりも一段高くなった段差状に形成されている。
この裏サブハウジング51B内には、図示20本の前後方向を向いたキャビティ53が、回路基板10の導電路12と同じピッチで左右方向に並んで形成されている。
このキャビティ53における後部側、すなわち高さの高い領域と対応する側が、ワイヤハーネスを構成する電線40の端末に接続された端子金具41が挿入される端子収容室54となっているとともに、仕切壁55を挟んだ前部側、すなわち高さが相対的に低い領域と対応する側が、回路基板10の導電路12と弾性接触される接触部材60が挿入される接触部材収容室58となっている。
電線40の端末に接続される端子金具41は、いわゆる雄側の端子金具41であって、導電性に優れた金属板をプレス加工して形成され、図17に示すように、短寸の角筒形をなす本体部42の天井板から前方に延出するようにして二枚重ねのタブ43が形成されているとともに、本体部42の後方にバレル44が設けられており、バレル44をかしめることで電線40の端末に圧着されている。この端子金具41が、上下反転させた姿勢で対応する端子収容室54に後方から挿入されると、端子収容室54の天井面に設けられたランス56を撓み変形させ、かつタブ43の先端を仕切壁55に設けられた挿入口55Aに挿入しつつ押し込まれ、正規位置まで押し込まれると、ランス56が復動して本体部42の底面に開口された係止孔45に嵌ることで抜け止めされ、併せてタブ43が挿入口55Aを通って接触部材収容室58の前端付近まで進入するようになっている。
なお、詳しくは図示しないが、端子金具41のアゴ部42Aの後方に嵌って二重係止するリテーナを備えてもよい。
接触部材収容室58には、接触部材60が、端子金具41の挿入前に予め収容されるようになっている。接触部材収容室58は、前面が開口していることに加え、低位側の上面(低位面52)に開口溝59が形成されている。また、この低位面52の前縁はテーパ状のガイド面57とされている。
接触部材60は、同じく導電性に優れた金属板をプレス加工して形成され、図10に示すように、接触部材収容室58のほぼ全長にわたって圧入可能な角筒形の本体部61を有し、同本体部61の天井面の前縁から延出された舌片が、斜め外方に折り返されることで導電路接触片62が形成され、同導電路接触片62の先端が鈍角に屈曲されて同屈曲部が接点62Aとなっている。
また、本体部61の底面には、端子金具41のタブ43と接触するタブ接触片63が切り出して形成され、このタブ接触片63は、奥側から本体部61内を向いた斜め姿勢をなして長さ方向の中央部付近まで延出している。
接触部材60は、本体部61を接触部材収容室58に前方から圧入されることで装着され、このとき導電路接触片62が開口溝59を通って上方に突出し、例えば、接点62Aの位置が高位側の上面よりも少し上方に達する程度に突出するようになっている。
なお、裏サブハウジング51Bの底面の後縁部には、指掛け突条65が全幅にわたって形成されている。
表サブハウジング51Aは、裏サブハウジング51Bを上下反転させたような扁平なブロック状をなす本体部70を有し、図14に示すように、本体部70の左右両面から側壁71を垂下させた正面門型に形成されている。両側壁71は、裏サブハウジング51Bの高さにほぼ匹敵する垂下長を有し、また裏サブハウジング51Bを幅方向にほぼ緊密に嵌合可能な間隔をもって形成されている。また、各側壁71自身の厚さは、回路基板10の前縁に切られた挿入溝13にほぼ緊密に挿入される寸法を有している。
表サブハウジング51Aの本体部70の構造を簡単に繰り返すと、本体部70における裏サブハウジング51Bの上面と対向する下面は、後側の半分強の領域が、前側の残りの領域よりも一段高く(下方に突出)なった段差状に形成されている。本体部70内には、図示20本の前後方向を向いたキャビティ53が、裏サブハウジング51Bのキャビティ53と対向して形成され、キャビティ53の後部側が、電線40の端末に圧着された端子金具41が挿入される端子収容室54となっているとともに、仕切壁55を挟んだ前部側が、回路基板10の導電路12と弾性接触される接触部材60が挿入される接触部材収容室58となっており、こちらの接触部材収容室58は、下面に開口溝59が形成されている。
同接触部材収容室58には、接触部材60が、裏サブハウジング51B側とは上下反転した姿勢で前方から圧入され、導電路接触片62が開口溝59を通って下方に突出し、接点62Aの位置が高位側(後部側)の下面よりも少し下方に達する程度に突出するようになっている。
端子収容室54には、電線40の端末に接続された雄側の端子金具41が後方から挿入され、正規位置まで押し込まれたところで、底面に設けられたランス56で抜け止めされるとともに、タブ43が挿入口55Aを通って接触部材収容室58に装着された接触部材60の本体部61内に進入するようになっている。同様に、端子金具41を二重係止するリテーナを備えてもよい。
この表サブハウジング51Aの上面における幅方向の両端部には、図15に示すように、上記した基板側ハウジング20における表ハウジング21Aに形成されたガイド溝35に緊密に進入可能なリブ73が、前縁から後縁の少し手前の位置にわたって立てられている。
また、同表サブハウジング51Aの上面における幅方向の中央部には、相手の基板側ハウジング20と正規嵌合された場合に、同正規嵌合状態にロックするためのロックアーム80が取り付けられている。
ロックアーム80は金属板製であって、図10及び図11に示すように、表サブハウジング51Aの奥行よりも少し短い長さを有する帯状をなし、かつ、前端側から水平部が3箇所、緩やかな上り勾配の傾斜部が2箇所交互に形成されている。前側の水平部81には、前端側の幅が狭められて圧入部82が形成されているとともに、中央の水平部83の前端位置には、突起84が切り起こしによって形成されている。同突起84は、後面側が切り立った係止面84Aに、前面側がテーパ面84Bとなっている。また、後側の水平部が、操作部85とされている。
一方、表サブハウジング51Aの上面には、全幅にわたって後壁74が立ち上がり形成されている。この後壁74は、図15にも示すように、幅方向の両端部では後縁に沿って形成され、幅方向の中央部の所定領域が、後縁から所定寸法前進した位置に形成され、その間は傾斜壁で繋がれている。なお、前進した後壁部74Aでは、図10に示すように上縁部を除いて開口され、残った上縁部が、ロックアーム80の反り返り規制部75として機能するようになっている。
また、上記の前進した後壁部74Aにおける前面の左右両端部からは、一対の保護壁76が前縁にわたって互いに平行姿勢で形成されているとともに、両保護壁76の前端部の間には肉が埋められた形態で取付部77が形成されている。同取付部77の後面には、ロックアーム80の先端が差し込み可能な差込溝78が形成され、この差込溝78の奥側には、圧入部82が圧入可能な幅狭の圧入溝78Aが形成されている。
ロックアーム80は、その先端側の水平部81を取付部77の差込溝78に差し込んで圧入することによって取り付けられ、保護壁76の間を後方に延出して操作部85が反り返り規制部75の下を潜ってその後方に突出する。また、中央の水平部83が保護壁76の上縁と面一となり、突起84が同保護壁76の上縁位置よりも上方に突出した状態となる。係る状態において、ロックアーム80の操作部85側が、下方に向けて弾性変形可能となっている。
図9及び図14に示すように、裏サブハウジング51Bの左右両側面における上縁に沿った前後2箇所の位置には、前後方向を向いた突条87が形成されている。各突条87は、下面側が側面から直角に切り立った係止面87Aで、上面側がテーパ面87Bとなっている。なお、前後の突条87では、係止面87Aの高さ位置が同じであり、一方、前側の突条87は、低位面52側の上縁に沿って形成されている関係上、後側の突条87に比べてテーパ面87Bが短くなっている。
一方、表サブハウジング51Aにおける左右の側壁71の下端部には、裏サブハウジング51Bの突条87の形成位置と対応した前後2箇所に、突条87が嵌る方形の嵌合孔88が開口されている。詳細には、突条87は対応する嵌合孔88に対して、幅方向(前後方向)の移動が規制される一方、上下方向の移動が許容された状態で嵌合される。
すなわち、表サブハウジング51Aの左右の側壁71の間に裏サブハウジング51Bが下方から嵌合されると、裏サブハウジング51Bの突条87のテーパ面87Bが側壁71の下縁に当たることで、両側壁71を弾性的に開きながら押し込まれ、その後、図12及び図14に示すように、側壁71が復元しつつ突条87が対応する嵌合孔88内に嵌り、突条87の係止面87Aが対応する嵌合孔88の下縁に係止することにより、両サブハウジング51A,51Bが離脱不能に一体的に組み付けられる。
一方、上記のように突条87が対応する嵌合孔88内で上下方向の移動自由となっているから、突条87を嵌合孔88内で上下動させつつ、表サブハウジング51Aと裏サブハウジング51Bとが、互いに水平姿勢を保ったままで接離可能となっている。
なお、表サブハウジング51Aと裏サブハウジング51Bの対向した低位面52の間によって、回路基板10の端縁部が進入可能な進入空間89が構成されるようになっており、別の言い方をすると、上記の表サブハウジング51Aと裏サブハウジング51Bとは、対向した低位面52の間隔を大小変化させるように、開閉可能に一体的に組み付けられている。
ここで、両サブハウジング51A,51Bは、対向する高位側の面同士が当接することで閉じ方向の移動が規制され、突条87の係止面87Aが嵌合孔88の下縁に当たることで開き方向の移動が規制されるようになっている。
続いて、本実施形態の作用を説明する。
まず、使用されている回路基板が、相対的に薄い方の回路基板10Xである場合を説明する。
回路基板10Xの所定の装着位置11では、表面側に表ハウジング21Aが、裏面側に裏ハウジング21Bが既述した要領によって、互いに対向するように当てられ、そのとき左右2位置において、回路基板10Xの挿通孔14の上下両側に、両取付板26の挿通孔27が整合して配された状態となるから、例えば各挿通孔27,14に対して上方からボルト16を挿通し、下側の取付板26から突出した軸部の先端にナット17を螺合して締め付けることにより、図6ないし図8に示すように、両ハウジング21A,21Bが回路基板10Xの表裏両面の装着位置11に固定される。これにより、各ハウジング21A,21Bと回路基板10Xとの間に、相手のハーネス側ハウジング50における表裏のサブハウジング51A,51Bの嵌合空間30A,30Bが形成される。
言い換えると、図17に示すように、両ハウジング21A,21Bによって角筒状のフードが形成され、同フードの背面の中央高さよりも少し下方位置を貫通して、回路基板10Xの端縁部がフードの奥行のほぼ中央の位置まで水平姿勢で突出した状態とされる。
一方、ハーネス側ハウジング50は、以下のようにして組み付けられる。まず、図10に示すように、各サブハウジング51A,51Bの接触部材収容室58に対して接触部材60が圧入されて収容される。また、表サブハウジング51Aには、ロックアーム80が装着される。なお、リテーナを備える場合は、仮係止位置に組み付けられる。
この状態から、表サブハウジング51Aの両側壁71の間に裏サブハウジング51Bを下方から嵌合して、両側壁71を開きつつ押し込み、裏サブハウジング51Bの突条87が、表サブハウジング51Aの側壁71の対応する嵌合孔88に嵌ることで、両サブハウジング51A,51Bが、水平姿勢を保ったままで開閉可能に一体的に組み付けられる。
このように組み付けられたハーネス側ハウジング50が、ワイヤハーネスの端末に接続される。具体的には、図17に示すように、ワイヤハーネスを構成する各電線40の端末に圧着された端子金具41が、表または裏サブハウジング51A,51Bの対応する端子収容室54内に後方から挿入され、正規位置まで押し込まれたところで、ランス56により一次係止される。それに伴い、端子金具41のタブ43が、先に装着されていた接触部材60の本体部61内に、端子接触片63と弾性接触しつつ押し込まれ、端子接触片63の復元弾力でタブ43が本体部61の天井面との間で挟持されることにより、各端子金具41と対応する接触部材60との間の電気的接続が取られる。
なお、リテーナを備える場合は、本係止位置に押し込んで端子金具41を二重係止する。
このようにワイヤハーネスの端末に接続されたハーネス側ハウジング50が、図17の矢線で示すように、ECU側で待ち受けている基板側ハウジング20に対して嵌合される。ハーネス側ハウジング50が、基板側ハウジング20のいわゆるフード内に嵌合されると、半分程度嵌合されたところで、回路基板10の前縁がガイド面57に当たったのち、表裏のサブハウジング51A,51Bを開きつつ両サブハウジング51A,51Bの低位面52の間に構成された進入空間89に割って入り、それに伴い、表裏のサブハウジング51A,51Bがそれぞれ、表裏のハウジング21A,21Bと回路基板10Xとの間に構成された嵌合空間30A,30Bに嵌合されることになる。
嵌合動作の終盤になると、ロックアーム80の突起84が表ハウジング21Aの厚肉部37に当たることで、ロックアーム80が撓み変形しつつ押し込まれ、正規位置まで押し込まれると、図18に示すように、ロックアーム80が復動して突起84が係止溝36に嵌ることで、基板側ハウジング20とハーネス側ハウジング50の間がロックされる。
このとき、ハーネス側ハウジング50の両サブハウジング51A,51Bに装着された接触部材60の導電路接触片62が、弾性変形しつつ回路基板10Xに設けられた対応する導電路12に押し付けられた状態となり、結果、ワイヤハーネスの各電線40と、回路基板10X上の対応する導電路12間の電気的接続が取られることになる。
相対的に厚い方の回路基板10Yが使用されている場合も、上記と同じ表裏のハウジング21A,21Bが回路基板10の表裏両面に当てられて、同様にボルト16・ナット17で固定される。分割された表裏のハウジング21A,21Bが回路基板10Yの表裏の面に個別に固定されるのであるから、回路基板10の厚さが変更となったにも拘わらず、各ハウジング21A,21Bと回路基板10Yとの間には、前記と同じ大きさの嵌合空間30A,30Bが形成される。
ハーネス側ハウジング50も上記と同じものが適用され、図19に示すように、同ハーネス側ハウジング50が、待ち受けている基板側ハウジング20に対して嵌合されると、嵌合の途中で、同様に回路基板10Yが進入空間89に割って入り、回路基板10Yの厚さが大きい分、表裏のサブハウジング51A,51Bが大きく開きつつ、それぞれ表裏のハウジング21A,21Bと回路基板10Yとの間に構成された嵌合空間30A,30Bに嵌合される。
正規位置まで嵌合されるとロックが掛かり、両サブハウジング51A,51Bに装着された接触部材60の導電路接触片62が、弾性変形しつつ回路基板10Yに設けられた対応する導電路12に押し付けられた状態となり、もってワイヤハーネスの各電線40と、回路基板10Y上の対応する導電路12間の電気的接続が取られる。
なお、ハーネス側ハウジング50を外す場合は、図18または図19の状態から、一の指を指掛け突条65に掛けつつ、他の指で操作部85を押してロックアーム80を強制的に弾性変形させると、突起84が係止溝36から抜けてロックが解除されるため、引き続いてハーネス側ハウジング50を引き抜けばよい。
本実施形態では、相手のハーネス側ハウジング50が回路基板10を表裏両側から挟むように嵌合される形式のものにおいて、回路基板10に装着される基板側ハウジング20について、表ハウジング21Aと裏ハウジング21Bとに分割して、個別に回路基板10の表面または裏面に当てて固定する構造としたから、回路基板10の厚さに拘わらず、各ハウジング21A,21Bと回路基板10との間に形成される嵌合空間30A,30Bの大きさを一定とすることができる。そのため、使用される回路基板10の厚さが変更となるような場合にも、1種類の基板側ハウジング20を準備すれば対応することができる。
表ハウジング21Aと裏ハウジング21Bとは、ボルト16・ナット17で締結することにより回路基板10に固定されるのであるから、強固に安定して取り付けることができる。しかも、両ハウジング21A,21Bは共締めされて固定されるから、構造がすっきりとまとまり、また取付作業も簡単にかつ迅速に行うことができる。
なお、基板側ハウジング20における表ハウジング21Aの天井面には、ロック用の係止溝36が凹み形成されているが、仮に基板側ハウジングが表裏両側が一体でフード状に形成されていると、同係止溝36を形成するための型抜きの孔がフードの後面に開口されることになる。その点この実施形態では、表ハウジング21Aが、言わばフードを半割りした形状に形成されているから、同係止溝36を形成するに当たって、後面に型抜きの孔が開くことがない。
一方、この種の回路基板10では、表裏両面に防湿処理を施すようになっていて、その際、導電路12の形成部分にはマスキングをする必要があるが、この実施形態の表裏のハウジング21A,21Bは、それぞれ閉鎖された後面を有する形状に形成できるから、マスキング部材を兼ねることができる。
<実施形態2>
次に、本発明の実施形態2を図20ないし図25によって説明する。
実施形態2では、実施形態1の基板側ハウジングに対して、相手のハーネス側ハウジングに収容された接触部材を、回路基板の対応する導電路に対してより強固に接触させることができる機能を付加すべく改良を加えたものである。
なお、実施形態1と同一機能を有する部位については、同一符号を付すことによって、重複した説明は簡略化しまたは省略する。
実施形態2では、基板側ハウジング90を構成する表裏のハウジング91A,91Bに対して、それぞれ付勢部材100A,100Bが装着されている。
付勢部材100A,100Bは金属板を素材として形成されており、図20ないし図22に示すように、ハウジング91A,91Bの全幅にわたる帯状の基板101の前縁に、左右一対の付勢片102が間隔を開けて形成され、同付勢片102は、基板101から前方に延出されたのち、内面側において斜め姿勢で折り返された形状となっている(折り返し部103)。また、基板101の左右の両端から脚片104が垂下され、その垂下端から外向きに取付板105が形成されて、ボルト16の挿通孔106が開口されている。
なお、表側と裏側の付勢部材100A,100Bでは、表側と裏側のハウジング91A,91Bの形状の相違に対応し、表側の方が、付勢片102の折り返し部103の位置がより内方に突出し、また脚片104の長さが長くされている点で相違している。
一方、表ハウジング91Aの天井壁から両側壁22Aにわたる外面と、裏ハウジング91Bの底壁から両側壁22Bにわたる外面には、対応する付勢部材100A,100Bを面一に嵌めることができる装着凹部92が形成され、そのうち表ハウジング91Aの天井壁と、裏ハウジング91Bの底壁における付勢片102の折り返し部103と対応する領域では、内面側に貫通した開口部93とされている。
表裏のハウジング91A,91Bが回路基板10の装着位置11の表裏の面に当てられると、表裏の付勢部材100A,100Bの各取付板105が、回路基板10における挿通孔14の形成位置の表裏の面に当てられるから、図23及び図24に示すように、取付板105の挿通孔106と回路基板10の挿通孔14に対して上方からボルト16を挿通し、下側の取付板105から突出した軸部の先端にナット17を螺合して締め付けることにより、付勢部材100A,100Bともども両ハウジング91A,91Bが回路基板10の表裏両面の装着位置11に固定される。
これにより、表裏のハウジング91A,91Bと回路基板10との間に、所定の大きさの嵌合空間30A,30Bが形成されるとともに、図25に示すように、表側の嵌合空間30Aでは、天井面から後方の斜め下方に向けて、また裏側の嵌合空間30Bでは、底面から後方の斜め上方に向けて、それぞれ付勢片102の折り返し部103が突出した状態となる。
そのため、表裏の各嵌合空間30A,30Bに、相手のハーネス側ハウジング50における表裏のサブハウジング51A,51B(図17参照)が嵌合された場合に、各付勢片102の折り返し部103を弾性変形させつつ嵌合され、表裏のサブハウジング51A,51Bは、付勢片102の復元弾力を受けて回路基板10側に向けて押し付けられる。その結果、各サブハウジング51A,51Bに装着された接触部材60(導電路接触片62)が、回路基板10の対応する導電路に強固に押し付けられ、より安定した電気的接続状態を得ることができる。
<実施形態3>
図26ないし図28は本発明の実施形態3を示し、基板側ハウジングを回路基板に対して固定する手段に変更が加えられている。
実施形態3は、相手のハーネス側ハウジングが、回路基板の端縁の一面(例えば表面)側にのみ嵌合される形式のものを例示しており、そのため実施形態3の基板側ハウジング110は、回路基板10の表面側のみに相手のハーネス側ハウジングが嵌合される嵌合空間127が形成される形状となっている。
詳細には、基板側ハウジング110は、実施形態1の表ハウジング21Aと同じように、横長の浅皿を上下反転させ、かつ前面を開口させたような形状となっている。このハウジング110の左右の側壁111における後端側の底部には、外方に張り出した取付部112が形成されている。
また、両側壁111の底縁の全長から脚壁114が下方に延長形成されており、この脚壁114の外面における後端側の下縁に沿って、上記の取付部112と対向するように対向壁115が形成されている。対向壁115の上面の手前側の端部には、肉盛りされた支持部116が形成され、同支持部116の後面に圧入溝117が切られている。
一方、固定用の板ばね120が準備され、同板ばね120は、帯材の先端側をU字形に折り返した形状とされている。この板ばね120が、対向壁115上に載せられて、その基端側が支持部116の圧入溝117に圧入されて取り付けられている。
なお、回路基板10の前縁には、ハウジング110の左右の脚壁114の上端部を挿入可能な逃がし溝125が、同ハウジング110の奥行の約半分の寸法だけ切り込み形成されている。
本実施形態の基板側ハウジング110は、左右の板ばね120を装着した状態において、両取付部112が回路基板10の表面に載せられ、また両脚壁114の上端部が対応する逃がし溝125に整合された状態で差し込まれ、回路基板10の前縁部が、板ばね120のU字部121を弾性変形させつつ取付部112との間に割って入りつつ押し込まれる。脚壁114の後縁が逃がし溝125の奥端に当たったところで押し込みが停止され、板ばね120のU字部121の復元弾力で、取付部112が回路基板10の表面に押し付けられることで、ハウジング110が回路基板10に対して固定される。これにより、基板用ハウジング110と回路基板10との間に所定の嵌合空間127が形成される。
回路基板10の厚さが変更になった場合も、板ばね120のU字部121の変形量が変わるだけで、同様に同回路基板10に対してハウジング110を固定することができ、同じ大きさの嵌合空間127が確保できる。すなわち、使用される回路基板10の厚さが変更となるような場合にも、1種類の基板側ハウジング110を準備すれば対応することができる。
また、回路基板10は、高温雰囲気等に配設された場合に、特に板ばね120の押圧部分等でクリープにより薄く変形するおそれがあるが、そのような場合も板ばね120の弾力により、取付部112を常に回路基板10に押し付けて固定することが可能である。言い換えると、同基板用ハウジング110の嵌合空間127が一定に保持される。このため、嵌合された相手のハーネス側ハウジングががたつくことが防止され、同ハーネス側ハウジングに装着された接触部材と回路基板10上の導電路との間で、安定した電気的接続状態を得ることができる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)実施形態3に示したような、回路基板の表裏いずれか一面側のみに相手のハウジングが嵌合される嵌合空間を形成するようにした基板側ハウジングでも、実施形態1に示したようなボルト・ナット等の締結具を用いた取付構造を採用することが可能である。
(2)基板側ハウジングを弾性部材を利用して取り付ける形式のものにおいて、実施形態3では板ばねを例示したが、コイルばね等の他のばね部材や、ゴム材等の他の弾性部材を採用してもよい。
(3)さらに、固定的な取付手段として、半田付け等を利用してもよい。
(4)実施形態1,2において、基板側ハウジングにおける表裏の嵌合空間には、別体に形成されたハーネス側ハウジングが別々に嵌合されるようにしてもよい。
(5)実施形態2に例示した付勢部材は、実施形態3に示したような片側のみに嵌合空間が形成されるようにした基板側ハウジングにも同様に適用することができる。
(6)また、同付勢部材は、ハーネス側ハウジングの方に設けるようにしてもよい。
(7)上記実施形態では、回路基板として厚さが異なる2種類のものを使用する場合を例示したが、厚さが異なる3種類以上であっても適用可能である。
(8)基板側ハウジングは、上記実施形態に例示した合成樹脂製に限らず、金属製や、合成樹脂の一部に金属を配した構造のものであってもよい。
本発明の実施形態1に係る回路基板の装着位置の平面図 基板側ハウジングの回路基板への取付前の状態を示す正面図 基板側ハウジングの縦断面図 裏ハウジングの横断面図 基板側ハウジングを回路基板へ取り付けた状態の平面図 その一部切欠平面図 その正面図 その縦断面図 ハーネス側ハウジングの組付前の状態の側面図 その縦断面図 ロックアームの平面図 ハーネス側ハウジングの組付後の状態の側面図 その縦断面図 その正面図 その平面図 その背面図 ハーネス側ハウジングを基板側ハウジングに嵌合する動作を示す縦断面図 ハーネス側ハウジングと基板側ハウジングとが正規嵌合された状態の縦断面図 回路基板の種類が変更となった場合の同図 本発明の実施形態2に係る付勢部材の正面図 表側の付勢部材の平面図 付勢部材の側面図 付勢部材が装着されかつ回路基板に取り付けられた基板側ハウジングの正面図 その平面図 図23のa−a線断面図 実施形態3に係る基板側ハウジングを回路基板に取り付けた状態の正面図 その平面図 その一部切欠側面図
符号の説明
10…回路基板
10X…薄い方の回路基板
10Y…厚い方の回路基板
11…装着位置
14…挿通孔
16…ボルト(締結具)
17…ナット(締結具)
20…基板側ハウジング
21A…表ハウジング
21B…裏ハウジング
26…取付板(取付部)
27…挿通孔
30A…表側の嵌合空間
30B…裏側の嵌合空間
40…電線
41…端子金具
50…ハーネス側ハウジング
51A…表サブハウジング
51B…裏サブハウジング
60…接触部材
90…基板側ハウジング
91A…表ハウジング
91B…裏ハウジング
100A,100B…付勢部材(弾性付勢片)
110…基板側ハウジング
111…側壁
112…取付部
114…脚壁(延長部)
115…対向壁(対向部)
120…板ばね(弾性部材)
125…逃がし溝
127…嵌合空間

Claims (6)

  1. 前面と底面とが開口されて回路基板の端縁に配される基板側ハウジングと、この基板側ハウジング内に前方から嵌合可能であって嵌合時に前記回路基板の導電路と弾性接触可能な接触部材が設けられたハーネス側ハウジングとを備えたカードエッジコネクタにおいて、
    前記基板側ハウジングは、底部側の所定位置に設けられた取付部を前記回路基板の板面に当てた状態で前記回路基板に対して取り付けられていることを特徴とするカードエッジコネクタ。
  2. 前記取付部は前記基板側ハウジングの側板の底部から外方に張り出して形成され、同取付部が締結具により前記回路基板に固定されるようになっていることを特徴とする請求項1記載のカードエッジコネクタ。
  3. 前記基板側ハウジングは、前記回路基板の表裏の面にそれぞれ取付可能な表裏一対が備えられていることを特徴とする請求項1または請求項2記載のカードエッジコネクタ。
  4. 前記両基板側ハウジングの取付部同士は、前記回路基板を挟んで締結具により共締めされていることを特徴とする請求項3記載のカードエッジコネクタ。
  5. 前記取付部は前記基板側ハウジングの側壁の底部から外方に張り出して形成される一方、前記側壁の底部が延長されて同延長部の端部が前記取付部と対向するように屈曲されて対向部が形成されており、前記回路基板の端縁には前記基板側ハウジングの側壁における前記延長部が進入可能な逃がし溝が切られ、前記対向部と前記回路基板との間に両者を離間する方向に弾性的に付勢する弾性部材が介装されていることを特徴とする請求項1記載のカードエッジコネクタ。
  6. 前記基板側ハウジングの天面と、前記ハーネス側ハウジングにおける嵌合時に前記天面と対向する面のいずれか一方には、相手の面を弾性的に押圧して両面を互いに離間させる方向に機能する弾性付勢片が設けられていることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれかに記載のカードエッジコネクタ。
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