JP2019139907A - 電気コネクタ - Google Patents

電気コネクタ Download PDF

Info

Publication number
JP2019139907A
JP2019139907A JP2018020940A JP2018020940A JP2019139907A JP 2019139907 A JP2019139907 A JP 2019139907A JP 2018020940 A JP2018020940 A JP 2018020940A JP 2018020940 A JP2018020940 A JP 2018020940A JP 2019139907 A JP2019139907 A JP 2019139907A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
connector
housing
fitting hole
fitting
fpc
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2018020940A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7087425B2 (ja
Inventor
遠藤 隆吉
Ryukichi Endo
隆吉 遠藤
尚 ▲濱▼地
尚 ▲濱▼地
Takashi Hamachi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
I Pex Inc
Original Assignee
Dai Ichi Seiko Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dai Ichi Seiko Co Ltd filed Critical Dai Ichi Seiko Co Ltd
Priority to JP2018020940A priority Critical patent/JP7087425B2/ja
Publication of JP2019139907A publication Critical patent/JP2019139907A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7087425B2 publication Critical patent/JP7087425B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)

Abstract

【課題】汎用性の高い電気コネクタを提供する。【解決手段】電気コネクタ1は、第1コネクタ10と第2コネクタ20とを備える。第1コネクタ10は、ハウジング11を有する。第2コネクタ20は、第1コネクタ10が嵌合する嵌合穴25が形成されている。嵌合穴25を構成する第2コネクタ20の底壁面25aには、ハウジング11に取り付けられるFPC30と、ハウジング11にFPC30を挟んで固定されている補強板31と、が収容される凹部26が設けられている。【選択図】図3

Description

本発明は、電気コネクタに関する。
特許文献1には、補強板と共にFPC(フレキシブルプリント基板)が結合されたプラグコネクタと、プラグコネクタに嵌合されるレセプタクルコネクタとを備える電気コネクタが開示されている。プラグコネクタのハウジングの一方面には、FPC及び補強板が取り付けられている。ハウジングの一方面にFPCと補強板とが取り付けられている状態で、プラグコネクタはレセプタクルコネクタの差込口から挿入される。
特開2016−110994号公報
特許文献1に記載の電気コネクタにおいては、プラグコネクタのハウジングに結合するFPCの種類に応じて、補強板の厚みを変更することがある。この場合、補強板の厚みに対応させて、適切な寸法の差込口を有するプラグコネクタに変更しなければならず、汎用性が乏しいという課題があった。
本発明は、上述の事情の下になされたもので、一方のコネクタに接続されるシート状のケーブルの種類や厚みに関係なく、一方のコネクタと他方のコネクタとを嵌合させることができる汎用性の高い電気コネクタを提供することを目的とする。
上述の目的を達成するために、本発明に係る電気コネクタは、
ハウジングを有する第1コネクタと、
前記第1コネクタが嵌合する嵌合穴が形成されている第2コネクタと、
を備え、
前記嵌合穴を構成する前記第2コネクタの内壁面には、シート状のケーブルを前記ハウジングに挟んで固定する補強部を収容するための凹部が設けられている。
前記第1コネクタの前記ハウジングは、前記シート状のケーブルが取り付けられている取付面を有し、
前記凹部が設けられている前記内壁面は、前記第1コネクタが前記第2コネクタに嵌合された状態において、前記取付面に対向する第1の面を有していてもよい。
前記取付面には、前記取付面から突出する凸部が形成され、
前記シート状のケーブルは、前記凸部に接触した状態で前記取付面に取り付けられていてもよい。
前記嵌合穴を構成する前記内壁面と、前記第1コネクタの前記ハウジングとのいずれか一方には、ガイド用凸部が設けられ、
前記嵌合穴を構成する前記内壁面と、前記第1コネクタの前記ハウジングとの他方には、前記第1コネクタが前記第2コネクタに嵌合された状態において、前記ガイド用凸部が嵌るガイド用凹部が設けられていてもよい。
前記ガイド用凸部又は前記ガイド用凹部が設けられている前記内壁面は、前記第1の面とは異なる第2の面であってもよい。
前記凹部の、前記第2コネクタに対して前記第1コネクタが嵌合のために移動する嵌合方向における長さは、前記嵌合穴の前記嵌合方向における長さよりも短くてもよい。
前記第1コネクタは、前記ハウジングに収容され、前記シート状のケーブルに接続される第1端子を有し、
前記第2コネクタは、前記第1コネクタが前記第2コネクタに嵌合された状態において、前記第1端子に接続される第2端子を有していてもよい。
前記第2コネクタの接続対象は、第1導通部分が設けられている基板であり、
前記第2端子は、前記第1コネクタが前記第2コネクタに嵌合された状態において、前記第1導通部分と前記第1端子とを接続してもよい。
前記第1コネクタは、前記ハウジングに前記シート状のケーブルに固定するための固定部を有し、
前記シート状のケーブルは、前記第1端子が接続される第2導通部分を有し、
前記固定部は、前記第2コネクタに対して前記第1コネクタが嵌合のために移動する嵌合方向に直交する方向に、前記第2導通部分に対して重なって設けられていてもよい。
本発明では、シート状のケーブルの種類や厚みに関係なく第1及び第2コネクタ同士を嵌合させることができる汎用性の高い電気コネクタを提供することができる。
本発明の実施の形態に係る電気コネクタの分解斜視図(その1)である。 電気コネクタの分解斜視図(その2)である。 電気コネクタの分解断面図である。 (A)は、第1コネクタ及びFPC等の断面図である。(B)は、第1端子の断面図である。 (A)は、第1コネクタ及びFPC等の平面図である。(B)は、(A)のB−Bの断面図である。 (A)は、第2コネクタの側面図である。(B)は、(A)のB−Bの断面図である。 (A)は、電気コネクタの側面図である。(B)は、(A)のB−Bの断面図である。 (A)は、電気コネクタの嵌合を説明するための電気コネクタの一部断面図(その1)である。(B)は、電気コネクタの嵌合を説明するための電気コネクタの一部断面図(その2)である。 (A)は、電気コネクタの嵌合を説明するための断面図(その1)である。(B)は、電気コネクタの嵌合を説明するための断面図(その2)であり、図7(B)の9B−9B断面図である。 電気コネクタの効果を説明するための分解断面図である。 従来例に係る電気コネクタの分解断面図である。 従来例に係る電気コネクタの断面図である。
以下、本発明の実施の形態に係る電気コネクタ1について、図を参照して説明する。なお、理解を容易にするために、相互に直交するXYZ座標を設定し、適宜参照する。XYZ座標のY軸方向は、図1に示すように、第2コネクタ20に対して第1コネクタ10が嵌合するために移動する嵌合方向D1と同一の方向である。Z軸方向は、電気コネクタ1の接続対象の一つである基板40の厚み方向と同一の方向である。X軸方向は、Y軸方向及びZ軸方向の双方向に直交する方向である。なお、基板40は、本実施の形態においては、フレキシブルではないソリッドタイプのプリント基板である。この基板40は、ソリッドタイプのプリント基板に限定されるものではなく、他の種類の基板であってもよい。
電気コネクタ1は、例えば、自動車の部品に装備されるFPC(Flexible Printed Circuits;フレキシブルプリント基板)30と、別の部品に装備される基板40との電気的な接続に用いられる。電気コネクタ1は、図1及び図2に示すように、互いに嵌合する第1コネクタ10と第2コネクタ20とを備える。なお、本実施の形態において、FPC30は、特許請求の範囲の「フラット状のケーブル」に相当するものである。
第1コネクタ10は、FPC30が取り付けられているプラグコネクタである。この第1コネクタ10は、第1ハウジング11(ハウジング)と、ロックアーム12と、ロックアーム12に設けられた係止部13と、導電性の素材からなる4本の第1端子14と、第1ホールドダウン部15(固定部)とを有する。
第1ハウジング11には、第1端子14が、一部外部に露出した状態で収容されている。この第1ハウジング11は、樹脂等の絶縁性の素材からなる。図3及び図4に示すように、第1ハウジング11の−Z側の下面16(取付面)には、FPC30と補強板31(補強部)とが、その順に貼り付けられている。図1及び図2に示すように、第1ハウジング11の+Z側の上面18には、ガイド用凸部11a、11bが、+X側の側面19Rにはガイド用凹部11cが設けられている。ガイド用凸部11a、11b及びガイド用凹部11cは、それぞれ嵌合方向D1に沿って延びるように形成されている。
ロックアーム12は、第1ハウジング11の−X側の側面19Lに設けられている。ロックアーム12は、第1コネクタ10と第2コネクタ20との嵌合の進行に伴って、撓むように設けられている。
係止部13は、ロックアーム12から−X方向に突出して形成されている。
第1端子14は、図4に示すように、本実施の形態では、メス端子から構成され、例えば、銅、銅合金等の導電性の板材を曲げ加工することにより形成されている。第1端子14は、後述する相手側の端子を受け入れる筒状の本体部14aと、FPC30の+Z側の表面に露出する第2導通部分30aに接続される接続部14bとを有する。
第1ホールドダウン部15は、図1及び図2に示すように、FPC30の表面に接着される部材である。この第1ホールドダウン部15により、第1ハウジング11とFPC30とは、強固に固定される。第1ホールドダウン部15は、図5に示すように、FPC30の第2導通部分30aに対して、嵌合方向D1に直交する方向L0に重なって設けられている。ここで、方向L0は、X軸方向及びZ軸方向を含む方向であり、XZ平面に平行な全ての方向を含む。
図3、図4に示すように、第1ハウジング11の−Z側の下面16には、−Z方向に突出する凸部17が形成されている。凸部17は、下面16に対するFPC30の取付位置を決定するために用いられる。FPC30は、凸部17に接触した状態、または、凸部17とFPC30の+Y側の端部とに微小な間隙が空いている状態で下面16に取り付けられる。
第2コネクタ20は、図1及び図2に示すように、基板40に取り付けられ、第1コネクタ10が嵌合するレセプタクルコネクタである。第2コネクタ20は、第2ハウジング21と、被係止部22と、第2ホールドダウン部23とを有する。また、第2コネクタ20は、図3に示すように、第2ハウジング21等に加えて、導電性の素材からなる4本の第2端子24を有する。
第2ハウジング21は、−Y方向に開口する嵌合穴25が形成された略箱形状の部材である。この第2ハウジング21は、樹脂等の絶縁性の素材からなる。第2ハウジング21には、図6及び図7に示すように、第1コネクタ10の第1ハウジング11に設けられたガイド用凸部11a、11bが嵌め込まれるガイド用凹部21a、21bと、ガイド用凹部11cに嵌るガイド用凸部21cと、ロックアーム12が配置されるロックアーム用溝21dとが設けられている。ガイド用凹部21a、21b、ガイド用凸部21c及びロックアーム用溝21dは、ガイド用凸部11a、11b、ガイド用凹部11c、及びロックアーム12の形状に対応して形成されていると共に、それぞれ嵌合方向D1に沿って延びるように形成されている。
ガイド用凹部21a、21bは、嵌合穴25の内壁面、詳しくは、天井壁面25b(第2の面)に設けられている。ガイド用凹部21a、21bは、ガイド用凸部11a、11bが嵌ることで、嵌合穴25に対する第1コネクタ10の幅方向(X軸方向)の位置決めを行う。
ガイド用凸部21cは、嵌合穴25の内壁面、詳しくは、+X側の側壁面25c(第2の面)に設けられている。ガイド用凸部21cは、ガイド用凹部11cに嵌め込まれることで、嵌合穴25に対する第1コネクタ10の高さ方向(Z軸方向)の位置決めを行う。
ロックアーム用溝21dは、側壁面25cに対向する−X側の側壁面25dに設けられている。
被係止部22は、図2に示すように、第1コネクタ10と第2コネクタ20とが嵌合した時に、第1コネクタ10の係止部13が係止する部分である。被係止部22は、第2ハウジング21の−X側の側壁を貫通する貫通孔として形成されている。
第2ホールドダウン部23は、基板40の表面に接着される部材である。この第2ホールドダウン部23により、第2ハウジング21と基板40とは、強固に固定される。
第2端子24は、図3に示すように、オス端子から構成され、例えば、銅、銅合金等の導電性の板材を曲げ加工することにより形成されている。この第2端子24の−Y側の端部は、第2ハウジング21の嵌合穴25内に突出している。+Y側の端部は、第2ハウジング21の+Y側の後端面から突出し、湾曲されてから、基板40の表面に設けられた第1導通部分40aに、はんだ付けにより接続されている。
嵌合穴25は、その底壁面25aと天井壁面25bとで、第1コネクタ10の第1ハウジング11を挟み込める形状及び寸法で形成されている。具体的には、図5(B)と図6(B)とを比較するとわかるように、嵌合穴25は、天井壁面25bから底壁面25aまでの高さH1が、第1ハウジング11の上面18から下面16までの高さH2とほぼ同じ寸法に形成されている。また、嵌合穴25は、側壁面25cから側壁面25dまでの幅W1が、第1ハウジング11の側面19Rから側面19Lまでの幅W2とほぼ同じ寸法に形成されている。
図3に示すように、第2ハウジング21の嵌合穴25を構成する第2コネクタ20の内壁面、詳しくは、底壁面25a(第1の面)には、補強板31を収容するための凹部26が設けられている。凹部26は、第1コネクタ10の第1ハウジング11を挟み込む嵌合穴25に連続しているが、第1ハウジング11を収容するためではなく、補強板31を(補強板31の厚みによってはFPC30の一部も)収容するために設けられている。
凹部26は、その深さD(Z軸方向の長さ)が、FPC30の基板厚みと補強板31の板厚とを加算した厚みTよりも大きくなるように形成されている。深さDは、FPC30及び補強板31の素材等を考慮して、余裕のある大きさであることが望ましい。凹部26の深さDが厚みTよりも大きいことにより、第1コネクタ10が第2コネクタ20に嵌合された状態において、凹部26には、補強板31が収容される(補強板31の厚みによってはFPC30の+Y側の端部も収容される)。また、凹部26には、第1コネクタ10の第1ハウジング11の凸部17が配置される。また、凹部26は、その奥行きL1(嵌合方向D1における長さ)が、嵌合穴25の嵌合方向D1における長さL2よりも短くなるように形成されている。
FPC30は、図4に示すように、可撓性を有する基板であり、+Z側の表面には、第2導通部分30aが露出している。なお、本実施の形態においては、第1コネクタ10にはFPC30が取り付けられているが、これに限られない。例えば、フラット状のケーブルであれば、FPC30以外のものであってもよい。なお、特許請求の範囲の「フラット状のケーブル」は、FPC30や、FPC30以外のフラット状のケーブルを含むものである。
補強板31は、FPC30の第2導通部分30aと第1コネクタ10の第1端子14との接続部分を保護するための部材である。補強板31は、ポリイミド、アルミニウム、ガラスエポキシ樹脂、ポリエステル等の素材からなる。補強板31の厚みは、素材の種類によって適宜設定される。例えば、補強板31の厚みは、ポリイミドの場合は、約0.3mm、アルミニウムの場合は、約1.0mmである。
上述のように構成された電気コネクタ1の第1コネクタ10と、第2コネクタ20との嵌合方法について説明する。
図3に示すように、先ず、作業者は、第1コネクタ10を第2コネクタ20の嵌合穴25に挿入する。第1コネクタ10が第2コネクタ20の嵌合穴25に挿入されていくと、図7(B)に示すように、ガイド用凸部11a、11b及びガイド用凹部11cが、ガイド用凹部21a、21b及びガイド用凸部21cに対して摺動しつつ移動し、やがて、図8(A)に示すように、第1コネクタ10の係止部13が、第2コネクタ20の嵌合穴25の開口に接触する。そして、図8(B)に示すように、ロックアーム12が撓むことで、さらに、第1コネクタ10が第2コネクタ20の嵌合穴25に挿入されていき、係止部13が、被係止部22に係止する。このとき、図9(A)及び図9(B)に示すように、第1コネクタ10の第1端子14が、第2コネクタ20の第2端子24に接続される。これにより、基板40の第1導通部分40aが、電気コネクタ1を介して、FPC30の第2導通部分30aに電気的に接続される。また、第1ハウジング11の下面16が、嵌合穴25の底壁面25aに対向すると共に、第1ハウジング11の上面18が、嵌合穴25の天井壁面25bに対向する。
以上、説明したように、本実施の形態に係る電気コネクタ1においては、嵌合穴25の底壁面25aに凹部26が設けられている。このため、図10に示すように、所定の基板厚みのFPC30−1から、異なる基板厚みの別のFPC30−2に変更したり、FPC30−2の種類に応じて、所定の板厚の補強板31−1から板厚の異なる補強板31−2に変更したりしても、補強板31−2を(補強板31−2の厚みによってはFPC30−2の一部も)凹部26に収容させて、第1コネクタ10と第2コネクタ20とを嵌合させることができる。したがって、FPC30−1、30−2の種類に対応させて、第2コネクタ20を変更する必要がなく、結果として、電気コネクタ1の汎用性を向上させることができる。
例えば、図11に示すように、嵌合穴25の内壁面に凹部26が設けられていない電気コネクタ1Aの第2コネクタ20A−1、20A−2の場合、異なる基板厚みの別のFPC30−2に変更したり、板厚の異なる補強板31−2に変更したりすると、FPC30−2や補強板31−2の厚みに対応させて、適切な寸法の嵌合穴25が形成されている第2コネクタ20A−1、20A−2を選択しなければならない。
これに対して、本実施の形態に係る電気コネクタ1では、図10に示すように、FPC30−1、30−2の基板厚み、及び補強板31−1、31−2の板厚を変更しても、補強板31−1、31−2を(補強板31−1、31−2の厚みによってはFPC30−1、30−2の一部も)凹部26に収容させて、第1コネクタ10と第2コネクタ20とを嵌合させることができる。これにより、FPC30−1、30−2の基板厚み、及び補強板31−1、31−2の板厚の変更に影響を受けることなく、第1コネクタ10と第2コネクタ20とを嵌合させることができる。結果として、電気コネクタ1の汎用性を向上させることができる。
また、第1コネクタ10と第2コネクタ20との設計上の公差を細かくしなくても、両コネクタ10、20の嵌合精度を維持できるため、製造にかかるコストを抑えることができる。
また、本実施の形態では、第1コネクタ10の第1ハウジング11の下面16は、第1コネクタ10が第2コネクタ20に嵌合された状態において、第2コネクタ20の嵌合穴25の底壁面25aに対向する。このため、第1コネクタ10は、がたつきがない状態で、第2コネクタに嵌合することが可能になる。
例えば、図12に示すように、凹部26が設けられていない第2コネクタ20A−1では、第1ハウジング11の下面16と嵌合穴25の底壁面25aとの間に、FPC30−2及び補強板31−2が配置されたり、隙間が形成されたりする。この場合、第2コネクタに対して、第1コネクタ10にがたつきが生じやすくなる。特に、第1コネクタ10の第1端子14とFPC30の第2導通部分30aとのはんだ付けの状態によっては、がたつきが大きくなるおそれがある。
これに対して、本実施の形態では、図9(B)に示すように、第1ハウジング11の下面16は、嵌合穴25の底壁面25aに対向して配置されつつ、補強板31−2は(補強板31−2の厚みによってはFPC30−2も)凹部26に収容される。これにより、第1コネクタ10は、がたつきがない状態で、第2コネクタに嵌合することができる。
また、本実施の形態では、FPC30は、第1ハウジング11の下面16に形成されている凸部17に接触した状態で、下面16に取り付けられている。このため、凸部17を基準にして、FPC30を下面16の適切な位置に取り付けることができる。これにより、第1コネクタ10が第2コネクタ20に嵌合された状態において、FPC30が、第2コネクタ20の第2ハウジング21に干渉せずに、適切に配置される。
また、本実施の形態では、図7(B)に示すように、ガイド用凸部21cは、第1コネクタ10が第2コネクタ20に嵌合された状態において、ガイド用凹部11cに嵌合する。これにより、第2コネクタ20の嵌合穴25に対する第1コネクタ10の高さ方向(Z軸方向)の位置決めを行うことができる。結果として、第2コネクタ20の嵌合穴25内の適切な位置に、第1コネクタ10を嵌め込むことができる。
また、本実施の形態では、ガイド用凸部11a、11bは、第1コネクタ10が第2コネクタ20に嵌合された状態において、ガイド用凹部21a、21bに嵌合する。これにより、第2コネクタ20の嵌合穴25に対する第1コネクタ10の幅方向(X軸方向)の位置決めを行うことができる。結果として、第2コネクタ20の嵌合穴25内の適切な位置に、第1コネクタ10を嵌め込むことができる。
また、本実施の形態では、図5(A)に示すように、第1ホールドダウン部15は、FPC30の第2導通部分30aに対して、嵌合方向D1に直交する方向L0に重なって設けられている。このため、FPC30の第2導通部分30aと第1端子14とのはんだ付け部分が、FPC30に対して強固に固定される第1ホールドダウン部15に挟まれるように配置される。これにより、FPC30に力が加わった場合(例えば、図5(A)に示す矢印A1の力が加わった場合)におけるはんだ付け部分の破損を抑制することができる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は上記実施の形態によって限定されるものではない。
例えば、本実施の形態では、第1コネクタ10がFPC30に接続されると共に、第2コネクタ20がソリッドタイプの基板40に接続される基板対FPCコネクタである。しかしながら、これに限られない。例えば、第1コネクタ10にFPC30が接続されると共に、第2コネクタ20にフラット状のケーブルではない円形断面のケーブルが接続されるものであってもよい。
また、本実施の形態では、図5(B)及び図6(B)に示すように、第1ハウジング11の側面19Rには、ガイド用凹部11cが設けられ、嵌合穴25の内壁面のうちの側壁面25cには、ガイド用凸部21cが設けられている。しかしながら、これとは逆に、第1ハウジング11の側面19Rに、ガイド用凸部が設けられ、嵌合穴25の側壁面25cに、ガイド用凹部が設けられていてもよい。
また、本実施の形態では、第1ハウジング11の上面18には、ガイド用凸部11a、11bが設けられ、嵌合穴25の内壁面のうちの天井壁面25bに、ガイド用凹部21a、21bが設けられている。しかしながら、これとは逆に、第1ハウジング11の上面18に、ガイド用凹部が設けられ、嵌合穴25の天井壁面25bに、ガイド用凸部が設けられていてもよい。
本発明は、本発明の広義の精神と範囲を逸脱することなく、様々な実施形態及び変形が可能とされるものである。上述した実施形態は、本発明を説明するためのものであり、本発明の範囲を限定するものではない。
1,1A:電気コネクタ、10:第1コネクタ、11:第1ハウジング(ハウジング)、11a,11b:ガイド用凸部、11c:ガイド用凹部、12:ロックアーム、13:係止部、14:第1端子、14a:本体部、14b:接続部、15:第1ホールドダウン部(固定部)、16:下面(取付面)、17:凸部、18:上面、19R,19L:側面、20,20A−1,20A−2:第2コネクタ、21:第2ハウジング、21a,21b:ガイド用凹部、21c:ガイド用凸部、21d:ロックアーム用溝、22:被係止部、23:第2ホールドダウン部、24:第2端子、25:嵌合穴、25a:底壁面(第1の面)、25b:天井壁面(第2の面)、25c:側壁面(第2の面)、25d:側壁面、26:凹部、30,30−1,30−2:FPC(シート状のケーブル)、30a:第2導通部分、31,31−1,31−2:補強板(補強部)、40:基板、40a:第1導通部分、D1:嵌合方向、L0:嵌合方向に直交する方向、D:凹部の深さ、T:FPCの基板厚みと補強板の板厚とを加算した厚み、L1:凹部の奥行き、L2:嵌合穴の嵌合方向における長さ、H1:嵌合穴の高さ、H2:第1コネクタのハウジングの高さ、W1:嵌合穴の幅、W2:第1コネクタのハウジングの幅

Claims (9)

  1. ハウジングを有する第1コネクタと、
    前記第1コネクタが嵌合する嵌合穴が形成されている第2コネクタと、
    を備え、
    前記嵌合穴を構成する前記第2コネクタの内壁面には、シート状のケーブルを前記ハウジングに挟んで固定する補強部を収容するための凹部が設けられている、電気コネクタ。
  2. 前記第1コネクタの前記ハウジングは、前記シート状のケーブルが取り付けられている取付面を有し、
    前記凹部が設けられている前記内壁面は、前記第1コネクタが前記第2コネクタに嵌合された状態において、前記取付面に対向する第1の面を有する、請求項1に記載の電気コネクタ。
  3. 前記取付面には、前記取付面から突出する凸部が形成され、
    前記シート状のケーブルは、前記凸部に接触した状態で前記取付面に取り付けられている、請求項2に記載の電気コネクタ。
  4. 前記嵌合穴を構成する前記内壁面と、前記第1コネクタの前記ハウジングとのいずれか一方には、ガイド用凸部が設けられ、
    前記嵌合穴を構成する前記内壁面と、前記第1コネクタの前記ハウジングとの他方には、前記第1コネクタが前記第2コネクタに嵌合された状態において、前記ガイド用凸部が嵌るガイド用凹部が設けられている、請求項2又は3に記載の電気コネクタ。
  5. 前記ガイド用凸部又は前記ガイド用凹部が設けられている前記内壁面は、前記第1の面とは異なる第2の面である、請求項4に記載の電気コネクタ。
  6. 前記凹部の、前記第2コネクタに対して前記第1コネクタが嵌合のために移動する嵌合方向における長さは、前記嵌合穴の前記嵌合方向における長さよりも短い、請求項1から5のいずれか一項に記載の電気コネクタ。
  7. 前記第1コネクタは、前記ハウジングに収容され、前記シート状のケーブルに接続される第1端子を有し、
    前記第2コネクタは、前記第1コネクタが前記第2コネクタに嵌合された状態において、前記第1端子に接続される第2端子を有する、請求項1から6のいずれか一項に記載の電気コネクタ。
  8. 前記第2コネクタの接続対象は、第1導通部分が設けられている基板であり、
    前記第2端子は、前記第1コネクタが前記第2コネクタに嵌合された状態において、前記第1導通部分と前記第1端子とを接続する、請求項7に記載の電気コネクタ。
  9. 前記第1コネクタは、前記ハウジングに前記シート状のケーブルに固定するための固定部を有し、
    前記シート状のケーブルは、前記第1端子が接続される第2導通部分を有し、
    前記固定部は、前記第2コネクタに対して前記第1コネクタが嵌合のために移動する嵌合方向に直交する方向に、前記第2導通部分に対して重なって設けられている、請求項7又は8に記載の電気コネクタ。
JP2018020940A 2018-02-08 2018-02-08 電気コネクタ Active JP7087425B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018020940A JP7087425B2 (ja) 2018-02-08 2018-02-08 電気コネクタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018020940A JP7087425B2 (ja) 2018-02-08 2018-02-08 電気コネクタ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019139907A true JP2019139907A (ja) 2019-08-22
JP7087425B2 JP7087425B2 (ja) 2022-06-21

Family

ID=67694261

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018020940A Active JP7087425B2 (ja) 2018-02-08 2018-02-08 電気コネクタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7087425B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110854611A (zh) * 2019-10-18 2020-02-28 衡南得意精密电子工业有限公司 电子模组

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0395584U (ja) * 1990-01-22 1991-09-30
JP2006012717A (ja) * 2004-06-29 2006-01-12 Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk コネクタ
JP2015069773A (ja) * 2013-09-27 2015-04-13 日本航空電子工業株式会社 電気コネクタ
JP2016110994A (ja) * 2014-12-05 2016-06-20 パナソニックIpマネジメント株式会社 プラグコネクタ及びコネクタセット

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0395584U (ja) * 1990-01-22 1991-09-30
JP2006012717A (ja) * 2004-06-29 2006-01-12 Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk コネクタ
JP2015069773A (ja) * 2013-09-27 2015-04-13 日本航空電子工業株式会社 電気コネクタ
JP2016110994A (ja) * 2014-12-05 2016-06-20 パナソニックIpマネジメント株式会社 プラグコネクタ及びコネクタセット

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110854611A (zh) * 2019-10-18 2020-02-28 衡南得意精密电子工业有限公司 电子模组

Also Published As

Publication number Publication date
JP7087425B2 (ja) 2022-06-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7253337B2 (ja) コネクタ
JP6975626B2 (ja) コネクタ及びコネクタアセンブリ
JP2007109522A (ja) 電気コネクタ
JP6721845B2 (ja) フレキシブルケーブル用コネクタ、フレキシブルケーブル用アダプタ、及び、フレキシブルケーブル
JP5168393B2 (ja) 基板用端子及び基板用コネクタ
US20190191573A1 (en) Board holding apparatus
JP6563046B2 (ja) コネクタ
KR101582418B1 (ko) 배선 단자 연결 장치
US20090137140A1 (en) Floating-type connector
JP2019139907A (ja) 電気コネクタ
US20220190500A1 (en) Connector
JP5650287B2 (ja) ケーブル接続用コネクタ
JP6002636B2 (ja) フラットケーブル端末接続具
JP7196028B2 (ja) コネクタ組立体
JP4498890B2 (ja) 一対のヘッダーコンタクト及びこれを用いたヘッダーコネクタ
US10122104B2 (en) Connector for a flexible printed circuit
JP2020155390A (ja) コネクタ
JP2020004503A (ja) スライドガイド部材付きフラット回路体、並びに、フラット回路体とコネクタの接続構造
EP4277042A1 (en) Connector
US20210119378A1 (en) Connector
JP2017168407A (ja) プラグコネクタ
JP2023016919A (ja) コネクタ
US9941649B2 (en) Interboard connection connector with battery connector
JP2016025021A (ja) 電気コネクタ
JP2023115112A (ja) コネクタ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20201223

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20211018

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20211026

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20211201

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220510

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220523

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7087425

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150