JP2007109522A - 電気コネクタ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】リセプタクルコネクタ1の短辺方向にそってスライド可能なスライドロック部材4が設けられており、スライドロック部材4には、リセプタクルコネクタ1とプラグコネクタ11とが嵌合するときに、プラグコネクタ11に設けられた突起14と近接する位置にロック部7が設けられている。このロック部7は、切り欠き部7aと、その上方を覆う突出部7bとを有している。プラグコネクタ11の側面側端部の2カ所に、プラグ側ホールドダウン13が設けられており、このプラグ側ホールドダウン13の上方には突起14が設けられている。
【選択図】図3
Description
基板接続用の電気コネクタについて、様々な工夫がなされており、その一例が、特許文献1、特許文献2、特許文献3、特許文献4に記載されている。
しかし、近年の装置の小型化の傾向に伴って、電気コネクタについても小型化、低背化の要求が強く、端子の寸法も小さくならざるを得ない状況となっている。そのため、端子に充分な弾性を持たせることができず、コネクタを確実に係止することが困難となっている。
しかし、これらの方法では、リセプタクルコネクタとプラグコネクタと係止力を強くしようとすると係止の解除が困難となり、逆に係止の解除が容易にできるようにすると係止力が弱くなって、振動、衝撃、落下によって係止が解除されてしまうという問題点がある。
また、一旦接続されたコネクタは、必要に応じて接続を解除することが容易に行えるようにすることが、操作上便利である。
本発明は、このような事情を考慮してなされたもので、小型化、低背化に対応した電気コネクタであっても、振動などが生じても強固に接続され、接続を解除することも容易である電気コネクタを提供することを目的とする。
この実施形態は、リセプタクルコネクタとプラグコネクタのいずれか一方にスライドロック部材が設けられ、他方に係止部が設けられた電気コネクタの一例として、リセプタクルコネクタにロック部を有したスライドロック部材が設けられ、プラグコネクタの係止部に突起が設けられた電気コネクタに関するものである。
複数のリセプタクル側端子2が配列されている領域と、リセプタクル側ホールドダウン3との間には、リセプタクルコネクタ1の短辺方向にそってスライド可能な板状の金属部材からなるスライドロック部材4が設けられており、スライドロック部材4が形成される領域には、リセプタクルコネクタ1の底面に開口5が設けられている。
リセプタクルコネクタ1は、図示しない基板又はFPC等に対してリセプタクル側端子2を半田付けすることなどによって電気的に接続されるとともに、リセプタクル側ホールドダウン3も、基板又はFPC等に半田付けすることなどにより固定される。
プラグコネクタ11は、図示しない基板又はFPC等に対してプラグ側端子12を半田付けすることなどによって電気的に接続されるとともに、プラグ側ホールドダウン13も、基板又はFPC等に半田付けすることなどによって固定される。
図示しない異なる基板又はFPC等にそれぞれ実装されたリセプタクルコネクタ1とプラグコネクタ11は、図4、図5に示すように、互いに嵌合されることにより、それぞれの基板又はFPC等をリセプタクル側端子2及びプラグ側端子12を介して電気的に接続する。
図6は、プラグコネクタ11とリセプタクルコネクタ1とが嵌合した状態において、(a)は係合される前の状態を示し、(b)は(a)のA−A断面を示す。また、(c)は係合された後の状態を示し、(d)は(c)のB−B断面を示す。
リセプタクルコネクタ1とプラグコネクタ11とが嵌合する際に、プラグコネクタ11の係止部16に設けられた突起14は、リセプタクルコネクタ1のスライドロック部材4に設けられたロック部7の切り欠き部7a内に挿入されるが、図6(a)、(b)に示す状態のときは、突起14はロック部7の突出部7bによって覆われておらず、係合されていない状態となっている。
リセプタクルコネクタ1に設けられたスライドロック部材4は、図7(b)に示すように、その先端部6が押されることによって、リセプタクルコネクタ1の短辺方向にそってスライドする。スライドロック部材4には、リセプタクルコネクタ1とプラグコネクタ11とが嵌合するときに、プラグコネクタ11の係止部16と近接する位置にロック部7の突起14が設けられている。係止部16は、切り欠き部7aと、その上方を覆う突出部7bとを有している。
図8は、プラグコネクタ11とリセプタクルコネクタ1とが嵌合した状態において、(a)は係合される前の状態を示し、(b)は(a)のA−A断面を示す。また、(c)は係合された後の状態を示し、(d)は(c)のB−B断面を示す。
リセプタクルコネクタ1とプラグコネクタ11とが嵌合する際に、リセプタクルコネクタ1のスライドロック部材4に設けられた突起14は、プラグコネクタ11に設けられた切り欠き部7a内に挿入されるが、図8(a)、(b)に示す状態のときは、ロック部7の突起14は突出部7bによって覆われておらず、係合されていない状態となっている。
また、以上の実施形態とは逆に、プラグコネクタにスライドロック部材を設け、リセプタクルコネクタに係止部を設けても、上記と同様の効果が得られる。
2 リセプタクル側端子
3 リセプタクル側ホールドダウン
4 スライドロック部材
5 開口
6 先端部
6a 先端部
6b 先端部
7 ロック部
7a 切り欠き部
7b 突出部
8 空隙
11 プラグコネクタ
12 プラグ側端子
13 プラグ側ホールドダウン
14 突起
15 スライドストッパ
16 係止部
17 突起
Claims (5)
- 基板同士を電気的に接続するために用いられ、リセプタクルコネクタとプラグコネクタとが嵌合してなる電気コネクタにおいて、リセプタクルコネクタとプラグコネクタのいずれか一方にスライドロック部材が設けられ、他方に係止部が設けられ、スライドロック部材がスライドすることによって前記係止部とスライドロック部材とが係合することを特徴とする電気コネクタ。
- 基板同士を電気的に接続するために用いられ、リセプタクルコネクタとプラグコネクタとが嵌合してなる電気コネクタにおいて、プラグコネクタに係止部が設けられ、リセプタクルコネクタにロック部を有するスライドロック部材が設けられ、スライドロック部材がスライドすることによって前記係止部とスライドロック部材のロック部とが係合することを特徴とする電気コネクタ。
- 前記スライドロック部材のロック部は、切り欠き部と、その上方を覆う突出部とを有し、プラグコネクタの係止部は突起を有し、該突起が前記ロック部の切り欠き部内に挿入され、前記スライドロック部材がスライドすることによって前記突出部によって保持されて、プラグコネクタの突起が係合されることを特徴とする請求項2記載の電気コネクタ。
- 前記スライドロック部材のロック部は突起を有し、前記プラグコネクタの係止部は、切り欠き部と、その上方を覆う突出部とを有し、前記突起は前記係止部の切り欠き部内に挿入され、前記スライドロック部材がスライドすることによって前記突出部によって保持されて、前記突起が係合されることを特徴とする請求項2記載の電気コネクタ。
- 前記係止部は、リセプタクルコネクタを基板に固定するためのホールドダウン、またはプラグコネクタを基板に固定するためのホールドダウンに形成されていることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の電気コネクタ。
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