JP6563046B2 - コネクタ - Google Patents

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本発明は、コネクタに関するものである。
従来、一対の平行な回路基板同士を電気的に接続するために、基板対基板コネクタ等のコネクタが使用されている。このようなコネクタは、一対の回路基板における相互に対向する面の各々に取付けられ、互いに嵌(かん)合して導通するようになっている。また、外部からのノイズや電波の影響を受けにくくしたり、外部へのノイズや電波の放出も抑制したりするために、シールド部材を設ける技術が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
図6は従来のコネクタの斜視図である。
図において、811は図示されない第1回路基板に実装されるレセプタクルコネクタのハウジングであり、861は前記レセプタクルコネクタの端子であって、前記ハウジング811に取付けられる。また、862は、前記端子861のテール部であって、第1回路基板の表面の接続パッドにはんだ付等によって接続される。
そして、前記レセプタクルコネクタが、図示されない第2回路基板に実装されるプラグコネクタと嵌合されると、前記端子861の各々は、プラグコネクタが備える図示されない相手方端子の各々と接触する。これにより、第1回路基板と第2回路基板とは、互いに嵌合したレセプタクルコネクタ及びプラグコネクタを介して、電気的に接続される。
また、前記ハウジング811には、その側壁の外面を覆うように、互いに同一形状の2つのシールド部材851が取付けられている。そして、該シールド部材851の上端には、複数の第1延長部材858が一体的に接続されている。該第1延長部材858は、折曲げられ、ハウジング811の側壁の上面、内面及び下面に巻付けられた線状の部材であり、端子861の間を通過し、その先端部855は、端子861のテール部862と並んで、ハウジング811の外方に突出している。前記先端部855は、第1回路基板が備えるグランド線にはんだ付等によって接続される。
さらに、シールド部材851の下端には、複数の第2延長部材856が一体的に接続されている。該第2延長部材856は、前記第1延長部材858の先端部855にめっき等によって接続されている。
特開2005−071769号公報
しかしながら、前記従来のコネクタにおいては、シールド部材851が取付けられているので、ハウジング811に補強金具を取付けることができない。近年、コネクタの小型化、低背化等の進行によって、樹脂等の強度の低い材料から成るハウジングの強度、コネクタの回路基板への取付強度、相手方コネクタとの嵌合強度(離脱防止の強度)等の強度が低下する傾向にあるので、これらの強度を補強するために、端子よりも大きな金属部材である補強金具を、例えば、ハウジングの長手方向両端近傍等の部位に取付ける必要性が高まっている。しかし、前記従来のコネクタのハウジング811には、補強金具を取付けるスペースが残されていない。
また、前記従来のコネクタにおいては、第1延長部材858を折曲げてハウジング811の側壁の上面、内面及び下面に巻付け、さらに、第2延長部材856を第1延長部材858の先端部855に接続することによって、シールド部材851をハウジング811に取付けるようになっている。そのため、コネクタの構造が複雑で、シールド部材851の取付作業が複雑であるので、コストが高くなり、かつ、コネクタの小型化、低背化等が困難になっている。
さらに、前記従来のコネクタにおいては、ハウジング811の長手方向両端壁の外面に、2つのシールド部材851の間に隙(すき)間が発生している。そのため、該隙間を通し、外部からのノイズや電波が進入して端子861及び相手方端子に悪影響を及ぼし、また、端子861及び相手方端子からノイズや電波が外部へ放出されてしまう。なお、理論的にはシールド部材851の寸法を延長してシールド部材851の端縁同士を密着させることによって前記隙間をなくすことは可能であるが、シールド部材851の製造上の寸法誤差、シールド部材851をハウジング811に取付ける上での組立誤差、シールド部材851の熱膨張等を勘案すれば、実際にシールド部材851の端縁同士を密着させることは極めて困難であるから、前記隙間をなくすことは事実上不可能である。
本発明は、前記従来のコネクタの問題点を解決して、補強金具が互いに接触し、平面視において、端子の周囲を隙間なく囲繞(にょう)するシールドを実現するとともに、高い強度を維持することができ、構造の簡素化、低コスト化、小型化及び低背化が可能であり、信頼性の高いコネクタを提供することを目的とする。
そのために、本発明のコネクタにおいては、第1コネクタ本体と、該第1コネクタ本体に装填(てん)される第1端子と、前記第1コネクタ本体に装填される第1補強金具とを備える第1コネクタと、前記第1コネクタ本体と嵌合する第2コネクタ本体と、該第2コネクタ本体に装填され、前記第1端子と接触する第2端子と、前記第2コネクタ本体に装填される第2補強金具とを備える第2コネクタとを含むコネクタであって、前記第1補強金具は、前記第1コネクタ本体の左右に配設され、各々が、該第1コネクタ本体の長手方向に連続して延在する側板部を備える一対の部材であり、前記側板部に接続された一対の接触腕部を含み、該接触腕部は、互いに向合う第1接触部及び第2接触部を含み、前記第2補強金具は、前記第2コネクタ本体の長手方向両端近傍に配設される一対の部材であり、前記第1コネクタ本体と第2コネクタ本体とが嵌合すると、前記第1補強金具の接触腕部の第1接触部と第2接触部との間に挿入されて接触腕部と接触する接続部を含み、前記第1補強金具の各々は、前記側板部の両端に接続され、各々が前記第1コネクタ本体の幅方向に延在する本体部を備え、前記第2補強金具の連結部は、前記第1コネクタ本体と第2コネクタ本体とが嵌合すると、左右の第1補強金具の本体部同士の間に生じる隙間に対向し、前記第1コネクタ本体と第2コネクタ本体とが嵌合すると、前記第1補強金具と第2補強金具とが互いに接触して同電位となる。
本発明の更に他のコネクタにおいては、さらに、前記第1端子は、互いに向合う第1接触部及び第2接触部を含み、前記第1補強金具の側板部は、前記第1コネクタ本体の幅方向に関して、前記第1端子の外側に位置し、前記第2端子は、前記第1コネクタ本体と第2コネクタ本体とが嵌合すると、前記第1端子の第1接触部と第2接触部との間に挿入されて前記第1端子と接触する。
本発明によれば、コネクタは、補強金具が互いに接触し、平面視において、端子の周囲を隙間なく囲繞するシールドを実現することができるとともに、高い強度を維持することができ、構造の簡素化、低コスト化、小型化及び低背化が可能であり、また、信頼性を向上させることができる。
本発明の実施の形態における第1コネクタの斜視図であって、(a)は斜め上から観た図、(b)は斜め下から観た図である。 本発明の実施の形態における第1コネクタの斜め上から観た分解図である。 本発明の実施の形態における第1コネクタの斜め下から観た分解図である。 本発明の実施の形態における第2コネクタの斜視図であって、(a)は斜め上から観た図、(b)は斜め下から観た図である。 本発明の実施の形態における第1コネクタと第2コネクタとが互いに嵌合した状態を示す斜視図であって、(a)は斜め上から観た図、(b)は斜め下から観た図である。 従来のコネクタの斜視図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は本発明の実施の形態における第1コネクタの斜視図、図2は本発明の実施の形態における第1コネクタの斜め上から観た分解図、図3は本発明の実施の形態における第1コネクタの斜め下から観た分解図である。なお、図1において、(a)は斜め上から観た図、(b)は斜め下から観た図である。
図において、1は、本実施の形態におけるコネクタである一対の基板対基板コネクタの一方としての第1コネクタである。該第1コネクタ1は、実装部材としての図示されない基板である第1基板の表面に実装される表面実装型のコネクタであって、後述される相手方コネクタとしての第2コネクタ101と互いに嵌合される。また、該第2コネクタ101は一対の基板対基板コネクタの他方であり、実装部材としての図示されない基板である第2基板の表面に実装される表面実装型のコネクタである。
なお、本実施の形態における第1コネクタ1及び第2コネクタ101は、好適には、基板としての第1基板及び第2基板を電気的に接続するために使用するものであるが、他の部材を電気的に接続するためにも使用することができる。前記第1基板及び第2基板は、例えば、電子機器等に使用されるプリント回路基板、フレキシブルフラットケーブル(FFC:Flexible Flat Cable)、フレキシブル回路基板(FPC:Flexible Printed Circuit)等であるが、いかなる種類の基板であってもよい。
また、本実施の形態において、第1コネクタ1及び第2コネクタ101の各部の構成及び動作を説明するために使用される上、下、左、右、前、後等の方向を示す表現は、絶対的なものでなく相対的なものであり、前記第1コネクタ1及び第2コネクタ101の各部が図に示される姿勢である場合に適切であるが、その姿勢が変化した場合には姿勢の変化に応じて変更して解釈されるべきものである。
そして、前記第1コネクタ1は、合成樹脂等の絶縁性材料によって一体的に形成された第1コネクタ本体としてのハウジングである第1ハウジング11を有する。該第1ハウジング11は、図に示されるように、概略直方体である概略長方形の厚板状の形状を備え、第2コネクタ101が嵌入される側、すなわち、嵌合面11a側(図1(a)における上側)には、周囲が囲まれた概略長方形の凹部12が形成されている。そして、該凹部12内には島部としての第1凸部13が第1ハウジング11と一体的に形成され、また、前記第1凸部13の両側には該第1凸部13と平行に延在する側壁部14が第1ハウジング11と一体的に形成されている。
この場合、前記第1凸部13及び側壁部14は、凹部12の底面から上方に向けて突出し、第1ハウジング11の長手方向に延在する。これにより、前記第1凸部13の両側には、凹部12の一部として、第1ハウジング11の長手方向に延在する細長い凹部である凹溝部12aが第1凸部13と側壁部14との間に形成される。なお、図に示される例において、前記第1凸部13は単数であるが、複数であってもよく、その数はいくつであってもよい。
ここで、前記第1凸部13の両側の側面には凹溝状の第1端子収容内側キャビティ15aが形成されている。また、前記側壁部14の内側の側面には凹溝状の第1端子収容外側キャビティ15bが形成されている。そして、前記第1端子収容内側キャビティ15aと第1端子収容外側キャビティ15bとは、凹溝部12aの底面において連結され互いに一体化しているので、第1端子収容内側キャビティ15aと第1端子収容外側キャビティ15bとを統合的に説明する場合には、第1端子収容キャビティ15として説明する。
該第1端子収容キャビティ15は、第1凸部13の両側に、所定のピッチで複数個ずつ形成されている。そして、第1端子収容キャビティ15の各々に収容される端子としての第1端子61も、第1凸部13の両側に、同様のピッチで複数個ずつ配設されている。なお、図に示される例においては、説明の都合上、第1端子収容キャビティ15は、第1凸部13の両側に2個ずつ形成されているが、その個数は3つ以上であってもよく、ピッチとともに、任意に設定することができる。
さらに、前記第1凸部13の両側の側面には、第1端子収容内側キャビティ15aと並んで、接触腕部収容内側キャビティ16aが形成されている。また、前記側壁部14の内側の側面には、第1端子収容外側キャビティ15bと並んで、接触腕部収容外側キャビティ16bが形成されている。なお、接触腕部収容内側キャビティ16aと接触腕部収容外側キャビティ16bとを統合的に説明する場合には、接触腕部収容キャビティ16として説明する。該接触腕部収容キャビティ16は、第1端子収容キャビティ15よりも第1ハウジング11の長手方向の外側に位置し、凹溝部12aの両側に2個ずつ形成されている。そして、各接触腕部収容内側キャビティ16a及び各接触腕部収容外側キャビティ16bには、第1補強金具51の第1接触腕部58の第1接触部58d及び接続壁部58c並びに第2接触部58aの少なくとも一部が収容される。
また、接触腕部収容内側キャビティ16aの壁面には、前記接続壁部58cに形成された係止部58eを収容するために、上下方向、すなわち、第1ハウジング11の厚さ方向に延在する係止部収容溝13aが形成されている。該係止部収容溝13aの上端壁13bに前記係止部58eの先端が係止可能となる。
前記第1端子61は、導電性の金属板に打抜き、曲げ等の加工を施すことによって一体的に形成された部材であり、被保持部63と、該被保持部63の下端に接続されたテール部62と、前記被保持部63の上端に接続された上側接続部67と、該上側接続部67の内方端近傍に形成された第2接触部66と、該第2接触部66に接続された下側接続部64と、該下側接続部64の自由端近傍に形成された第1接触部65とを備える。
そして、前記被保持部63は、上下方向、すなわち、第1ハウジング11の厚さ方向に延在し、前記第1端子収容外側キャビティ15bに嵌入されて保持される部分である。また、前記テール部62は、被保持部63に対して曲げて接続され、左右方向、すなわち、第1ハウジング11の幅方向に外方を向いて延出し、第1基板の導電トレースに連結された接続パッドにはんだ付等によって接続される。なお、前記導電トレースは、典型的には、信号ラインである。さらに、前記上側接続部67は、被保持部63に対して曲げて接続され、第1ハウジング11の幅方向に内方を向いて延出する。
前記上側接続部67の内方端には、下方に向けて曲げられ、かつ、第1ハウジング11の幅方向に内方を向いて突出する湾曲した第2接触部66が形成されている。また、前記下側接続部64は、前記第2接触部66の下端に接続されたU字状の側面形状を備える部分である。前記下側接続部64の自由端、すなわち、前記内方の上端近傍には、U字状に曲げられ、かつ、第1ハウジング11の幅方向に外方を向いて突出する湾曲した第1接触部65が形成されている。なお、該第1接触部65には、必要に応じて、図に示されるような突起を形成することもできる。
前記第1端子61は、実装面11b側(図3における下側)から、第1端子収容キャビティ15内に嵌入され、被保持部63が側壁部14の内側の側面に形成された第1端子収容外側キャビティ15bの側壁によって両側から挟持されることにより、第1ハウジング11に固定される。この状態、すなわち、第1端子61が第1ハウジング11に装填された状態において、前記第1接触部65と第2接触部66とは、凹溝部12aの左右両側に位置し、互いに向合っている。
なお、第1端子61は、金属板に加工を施すことによって一体的に形成された部材であるので、ある程度の弾性を備える。そして、その形状から明らかなように、互いに向合う第1接触部65と第2接触部66との間隔は、弾性的に変化可能である。すなわち、第1接触部65と第2接触部66との間に第2コネクタ101が備える後述される第2端子161が挿入されると、それにより、第1接触部65と第2接触部66との間隔は弾性的に伸長する。
また、前記第1ハウジング11の長手方向両端には第1嵌合ガイド部としての第1突出端部21が各々配設されている。各第1突出端部21には、前記凹部12の一部として突出端凹部22が形成されている。該突出端凹部22は、略長方形の凹部であり、各凹溝部12aの長手方向両端に接続されている。そして、前記突出端凹部22は、第1コネクタ1及び第2コネクタ101が嵌合された状態において、該第2コネクタ101が備える後述される第2突出端部122が挿入される挿入凹部として機能する。
さらに、前記第1突出端部21は、側壁部14の長手方向両端から第1ハウジング11の長手方向に延出する側壁延長部21bと、第1ハウジング11の短手方向に延在し、両端が側壁延長部21bに接続された端壁部21cとを備える。各第1突出端部21において、端壁部21cとその両端に接続された側壁延長部21bとは、連続したコ字状の側壁を形成し、略長方形の突出端凹部22の三方を画定する。
そして、前記第1突出端部21には、補強金具としての第1補強金具51が取付けられる。該第1補強金具51は、第1突出端部21に形成された第1金具保持凹部26内に収容されて保持される。該第1金具保持凹部26は、嵌合面11a側から観て、連続したコ字状であり、第1突出端部21の上面21aに開口し、該上面21aから第1ハウジング11の厚さ方向下向きに延出するスリット状の空間である。
具体的には、前記第1金具保持凹部26は、第1ハウジング11の厚さ方向、かつ、端壁部21cとその両端に接続された側壁延長部21bとが形成するコ字状の側壁の中心軸に沿った方向に延在する連続した溝状の外側端部収容部26aと、該外側端部収容部26aに連結し、側壁部14と側壁延長部21bとの間に形成され、第1ハウジング11の幅方向に外方を向いて開放する側板部収容キャビティ26dと、該側板部収容キャビティ26dに連結し、第1ハウジング11の上方を向いて開放する接触腕部収容上側キャビティ26bと、前記外側端部収容部26aに連結し、端壁部21cの外側面に開口する中央脚部収容キャビティ26cとを備える。なお、前記側壁部14の外側面14aは、側板部収容キャビティ26dの壁面と面一となるように形成されていることが望ましい。
本実施の形態において、第1補強金具51は、金属板に打抜き、曲げ等の加工を施すことによって一体的に形成された部材であって、左右一対の部材である。そして、各第1補強金具51は、第1ハウジング11の幅方向に延在する細長い帯状の本体部としての一対の第1本体部52と、該第1本体部52における第1ハウジング11の幅方向外側端に曲げて接続され、第1ハウジング11の長手方向に延在する一対の第1側板部59aと、該第1側板部59aを連結する帯板状の連結部59bとを備える。なお、前記第1側板部59aと連結部59bとを統合的に説明する場合には、側板部59として説明する。各第1補強金具51は、嵌合面11a側から観て、第1本体部52と第1側板部59aとがL字状の形状を構成し、全体としては2つのL字を連結したコ字状となっており、第1金具保持凹部26内に収容される。
前記第1補強金具51は、互いに接続された第1本体部52と第1側板部59aとがL字状となっていて、かつ、全体としてコ字状となっているので、剛性が高く、変形しにくくなっている。したがって、第1補強金具51を第1金具保持凹部26内に収容することによって、第1ハウジング11の強度が効果的に補強される。
なお、各第1金具保持凹部26内に収容される第1補強金具51の各々の形状は、第1ハウジング11の長手方向に延在する中心線に関して、互いに左右対称となっている。つまり、1つの第1金具保持凹部26内に収容される左右の第1補強金具51は、第1ハウジング11を左右に分割する平面に関して、互いに鏡像となっている。また、各第1補強金具51の形状は、第1ハウジング11の幅方向に延在する中心線に関して、互いに左右対称となっている。つまり、各第1補強金具51は、第1ハウジング11を前後に分割する平面に関して、対称な形状を備える。
各第1補強金具51は、さらに、第1側板部59aの下端に接続された基板接続部としての一対の第1側方脚部56と、前記第1側板部59aの上端に接続された接触腕部としての一対の第1接触腕部58と、前記第1本体部52における第1ハウジング11の幅方向内側端の下端に接続された基板接続部としての一対の第1中央脚部55と、前記第1側板部59aの上端に接続された一対のハウジング保護片57bとを備える。
前記第1側方脚部56は、第1側板部59aと同一面上に延在する板状部材であり、前記第1中央脚部55は、第1本体部52と同一面上に延在する板状部材である。そして、前記第1側方脚部56及び第1中央脚部55は、その下端が第1基板の表面に形成された接続パッドにはんだ付等によって接続可能となっている。前記第1側方脚部56及び第1中央脚部55の下端が第1基板の接続パッドにはんだ付等によって接続されることにより、第1補強金具51はより変形しにくくなるので、第1ハウジング11の強度がより効果的に補強される。なお、第1側方脚部56又は第1中央脚部55のいずれか一方の下端のみを第1基板の接続パッドにはんだ付等によって接続することもできる。さらに、第1側方脚部56又は第1中央脚部55のいずれか一方を省略することもできる。
また、左右の第1補強金具51が分離しているので、例えば、第1基板が曲がったり歪(ゆが)んだりして多少変形した場合であっても、かかる変形に追従して第1ハウジング11は変形することができる。つまり、第1補強金具51を第1金具保持凹部26内に収容することによって、第1ハウジング11は、柔軟性と剛性とを兼ね備えたものとなる。
さらに、前記第1基板の接続パッドは、好適には、第1基板が備える接地(グランド)ライン等の導電トレースに連結されたものである。この場合、第1補強金具51は、第2コネクタ101が備える後述される第2補強金具151と接触することによって、第1基板が備える接地ライン等の導電トレースと第2基板が備える接地ライン等の導電トレースとを電気的に接続する接続回路部品として機能する。
また、第1接触腕部58は、第1側方脚部56の真上において、第1側板部59aの上端に接続されている。すなわち、第1接触腕部58と第1側方脚部56とは、嵌合面11a側から観てほぼ同一位置において第1側板部59aに接続されている。
そして、湾曲した帯状の板部材である第1接触腕部58は、基端が第1側板部59aの上端に接続され、先端が斜め下方を向くように曲げられた湾曲した上側接続部58fと、該上側接続部58fに基端が接続され、下方に向けて曲げられ、かつ、第1ハウジング11の幅方向に内方を向いて突出する湾曲した第2接触部58aと、該第2接触部58aの下端に接続されたU字状の側面形状を備える下側接続部58bと、該下側接続部58bに基端が接続され、上方に向けて延出する接続壁部58cと、該接続壁部58cの上端に接続され、U字状に曲げられ、かつ、第1ハウジング11の幅方向に外方を向いて突出する湾曲した第1接触部58dと、前記接続壁部58cの背面から、先端が上方を向くように第1ハウジング11の幅方向に内方に切起こされた係止部58eとを備える。
前記第1補強金具51は、嵌合面11a側から、第1金具保持凹部26内に嵌入され、第1側板部59aが側壁部14と側壁延長部21bとの間に形成された側板部収容キャビティ26dの側壁によって両側から挟持されることにより、第1ハウジング11に固定される。また、第1中央脚部55は、中央脚部収容キャビティ26c内に収容される。さらに、ハウジング保護片57bの上面が第1ハウジング11の嵌合面11aと面一となるか、又は、該嵌合面11aより上方に位置するので、該嵌合面11aがハウジング保護片57bによって保護される。
この状態、すなわち、第1補強金具51が第1ハウジング11に装填された状態において、第1接触腕部58の接続壁部58c、第1接触部58d、第2接触部58a及び上側接続部58fの少なくとも一部は、接触腕部収容内側キャビティ16a、接触腕部収容外側キャビティ16b及び接触腕部収容上側キャビティ26b内に収容され、第1接触部58dと第2接触部58aとは、凹溝部12aの左右両側に位置し、互いに向合っている。また、連結部59bにおける第1ハウジング11の幅方向内側の面は、側壁部14の外側面14aに近接又は当接した状態となる。この場合、第1端子61の被保持部63が収容される第1端子収容外側キャビティ15bは、側壁部14の内側の側面に形成されているので、前記連結部59bは、第1ハウジング11の幅方向に関して、被保持部63の外側に位置し、第1端子61に接触することはない。
なお、互いに対向する接触腕部収容内側キャビティ16aの壁面と接触腕部収容外側キャビティ16bの壁面との距離は、第1接触腕部58が自由な状態での係止部58eにおける第1ハウジング11の幅方向内側の面と第2接触部58aにおける第1ハウジング11の幅方向内側の面との距離よりも短いので、第1補強金具51を第1金具保持凹部26内に嵌入する際には、前記係止部58eが接触腕部収容内側キャビティ16aの壁面に当接して押圧され、第1接触腕部58は、第1接触部58dと第2接触部58aとが互いに接近するように、弾性的に変位する。もっとも、係止部58eにおける第1ハウジング11の幅方向内側の面は、傾斜面であるので、係止部58eは、接触腕部収容内側キャビティ16aの壁面をスムーズに摺(しゅう)動し、実装面11bの方向に移動することができる。そして、係止部58eが係止部収容溝13aに到達すると、第1接触腕部58の備えるばね性によって、接続壁部58cは、第1接触部58dと第2接触部58aとが互いに離間するように、弾性的に復帰するので、係止部58eは係止部収容溝13a内に収容される。これにより、前記係止部58eの先端、すなわち、上端が係止部収容溝13aの上端壁13bに係止可能となるので、第1接触腕部58を嵌合面11aの方向に変位させて凹溝部12aから抜出すことが確実に防止される。
そして、第1接触腕部58は、第1コネクタ1及び第2コネクタ101が嵌合された状態において、該第2コネクタ101が備える後述される第2補強金具151と接触する第1金具接触部として機能する。第1接触腕部58は、柔軟に弾性的に変形可能なばね部として機能し、互いに向合う第1接触部58dと第2接触部58aとの間隔は弾性的に変化可能であり、第1接触部58dと第2接触部58aとの間に第2コネクタ101が備える第2補強金具151が挿入されると、第1接触部58dと第2接触部58aとの間隔は弾性的に伸長する。これにより、第1接触部58dと第2接触部58aとによって第2補強金具151を確実に挟持するとともに、該第2補強金具151との接触を確実に維持することができる。
次に、第2コネクタ101の構成について説明する。
図4は本発明の実施の形態における第2コネクタの斜視図である。なお、図において、(a)は斜め上から観た図、(b)は斜め下から観た図である。
一対の基板対基板コネクタの他方である相手方コネクタとしての第2コネクタ101は、合成樹脂等の絶縁性材料によって一体的に形成された第2コネクタ本体としての相手方ハウジングである第2ハウジング111を有する。該第2ハウジング111は、図に示されるように、概略直方体である概略長方形の厚板状の形状を備える。
そして、第2ハウジング111の第1コネクタ1に嵌入される側、すなわち、嵌合面111a側(図4(a)における上側)には、第2ハウジング111の長手方向に延在する細長い凹溝部113と、該凹溝部113の外側を画定するとともに、第2ハウジング111の長手方向に延在する細長い凸部としての第2凸部112とが一体的に形成されている。該第2凸部112は、凹溝部113の両側に沿って、かつ、第2ハウジング111の両側に沿って形成されている。また、各第2凸部112は、第2凸部112の内側の側面、第2凸部112の上面及び第2凸部112の外側の側面に連続して跨(またが)るようにして形成された凹溝状の第2端子収容キャビティ115を備える。そして、該第2端子収容キャビティ115内に、相手方端子としての第2端子161が収容されて装填されている。
図に示されるように、凹溝部113は、第2基板に実装される側、すなわち、実装面111b(図4(b)における下面)側が底部によって閉止されている。なお、図に示される例において、前記第2凸部112は2本であるが、単数であってもよく、その数はいくつであってもよい。
また、前記第2ハウジング111の長手方向両端には第2嵌合ガイド部としての第2突出端部122が各々配設されている。該第2突出端部122は、第2ハウジング111の幅方向に延在し、両端が各第2凸部112の長手方向両端に接続された肉厚の部材である。そして、前記第2突出端部122は、第1コネクタ1及び第2コネクタ101が嵌合された状態において、前記第1コネクタ1が備える第1突出端部21の突出端凹部22に挿入される挿入凸部として機能する。
前記第2端子161は、導電性の金属板に打抜き、曲げ等の加工を施すことによって一体的に形成された部材であり、被保持部163と、該被保持部163の下端に接続されたテール部162と、前記被保持部163の上端に接続された接続部164と、該接続部164の内方端に接続された第1接触部165と、前記被保持部163の外側の表面に形成された第2接触部166とを備える。なお、該第2接触部166の表面には、第2接触凹部166aが形成されている。
そして、前記第2端子161は、嵌合面111a側から、第2端子収容キャビティ115内に嵌入され、被保持部163が第2端子収容キャビティ115における第2凸部112の外側の側面に形成された部分に収容され、その側壁によって両側から挟持されることにより、第2ハウジング111に固定される。この状態、すなわち、第2端子161が第2ハウジング111に装填された状態において、第1接触部165、接続部164及び第2接触部166の表面が第2凸部112の各側面及び嵌合面に露出した状態となる。
前記第2端子収容キャビティ115は、各第2凸部112に、所定のピッチで複数個ずつ形成されている。そして、第2端子収容キャビティ115の各々に収容される第2端子161も、各第2凸部112に、同様のピッチで複数個ずつ配設されている。なお、図に示される例においては、説明の都合上、第2端子収容キャビティ115は、各第2凸部112に2個ずつ形成されているが、その個数は3つ以上であってもよく、ピッチとともに、任意に設定することができる。
また、前記テール部162は、第2ハウジング111の外方を向いて延出し、第2基板上の導電トレースに連結された接続パッドにはんだ付等によって接続される。なお、前記導電トレースは、典型的には、信号ラインである。
さらに、前記第2凸部112の各々には、第2端子収容キャビティ115と並んで、第2金具収容キャビティ126が形成されている。該第2金具収容キャビティ126は、第2端子収容キャビティ115よりも第2ハウジング111の長手方向の外側に位置し、各第2凸部112に2個ずつ形成されている。そして、各第2金具収容キャビティ126内には、相手方補強金具としての第2補強金具151が収容されて装填されている。
該第2補強金具151は、導電性の金属板に打抜き、曲げ等の加工を施すことによって一体的に形成された部材であって、第2ハウジング111の長手方向両端の近傍に配設された一対の部材である。そして、各第2補強金具151は、一対の被保持部154と、該被保持部154の下端に接続された基板接続部としての一対のテール部156と、前記被保持部154の上端に接続された一対の接続部152と、該接続部152の内方端に接続された一対の第1接触部153と、前記被保持部154の外側の表面に形成された一対の第2接触部157と、前記第1接触部153を連結する帯板状の連結部159とを備える。なお、前記第2接触部157の表面には、第2接触凹部157aが形成されている。また、前記連結部159の上端には、図に示されるように、第2突出端部122における内側の側面及び上面(嵌合面111a側の面)の一部を覆うような中央覆部158が一体的に接続されていることが望ましい。
各第2補強金具151は、嵌合面111a側から観て、全体として連結部159の両端に第1接触部153を連結したコ字状となっており、少なくとも第2突出端部122の内側の側面における第2ハウジング111の幅方向の全範囲に亘(わた)って延在する。前記第2補強金具151は、全体としてコ字状となっているので、剛性が高く、変形しにくくなっている。したがって、第2補強金具151が装填されることによって、第2ハウジング111の強度が効果的に補強される。
そして、前記第2補強金具151は、嵌合面111a側から、第2金具収容キャビティ126内に嵌入され、被保持部154が第2金具収容キャビティ126における第2凸部112の外側の側面に形成された部分に収容され、その側壁によって両側から挟持されることにより、第2ハウジング111に固定される。この状態、すなわち、第2補強金具151が第2ハウジング111に装填された状態において、第1接触部153、接続部152及び第2接触部157の表面が第2凸部112の各側面及び嵌合面に露出するとともに、連結部159の表面が第2突出端部122及び該第2突出端部122に接続された第2凸部112の内側の側面に露出し、中央覆部158が第2突出端部122の内側の側面及び上面に露出した状態となる。
なお、前記第2端子161及び第2補強金具151は、必ずしも第2端子収容キャビティ115及び第2金具収容キャビティ126に嵌入されて固定されるものでなくてもよく、例えば、オーバーモールド乃至インサート成形によって第2ハウジング111と一体化されるものであってもよい。すなわち、第2ハウジング111は、第2端子161及び第2補強金具151をあらかじめ内部にセットした金型のキャビティ内に樹脂を充填することによって成形されるものであってもよい。この場合、第2端子161及び第2補強金具151は、少なくとも一部が第2ハウジング111内に埋没し、他の部分が露出した状態で、第2ハウジング111に一体的に取付けられる。
また、前記テール部156は、第2基板の表面に形成された接続パッドにはんだ付等によって接続可能となっている。前記第2基板の接続パッドは、好適には、第2基板が備える接地ライン等の導電トレースに連結されたものである。この場合、第2補強金具151は、第1コネクタ1が備える第1補強金具51と接触することによって、第1基板が備える接地ライン等の導電トレースと第2基板が備える接地ライン等の導電トレースとを電気的に接続する接続回路部品として機能する。
なお、図に示される例において、第2補強金具151は、十分な強度を発揮するために、その第2ハウジング111の長手方向に関する寸法が、第2端子161よりも大きくなっているが、当該寸法は、適宜変更することができ、例えば、第2端子161と同等にすることもできる。
次に、前記構成の第1コネクタ1と第2コネクタ101とを嵌合させる動作について説明する。
図5は本発明の実施の形態における第1コネクタと第2コネクタとが互いに嵌合した状態を示す斜視図である。なお、図において、(a)は斜め上から観た図、(b)は斜め下から観た図である。
ここで、第1コネクタ1は、第1端子61のテール部62が図示されない第1基板の導電トレースに連結された接続パッドにはんだ付等によって接続されるとともに、第1補強金具51の少なくとも第1中央脚部55の下端が第1基板の導電トレースに連結された接続パッドにはんだ付等によって接続されることにより、第1基板に表面実装されているものとする。なお、前記テール部62が接続される接続パッドに連結された導電トレースは、信号ラインであり、前記第1中央脚部55の下端が接続される接続パッドに連結された導電トレースは接地ラインであるものとする。
同様に、第2コネクタ101は、第2端子161のテール部162が図示されない第2基板の導電トレースに連結された接続パッドにはんだ付等によって接続されるとともに、第2補強金具151のテール部156が第2基板の導電トレースに連結された接続パッドにはんだ付等によって接続されることにより、第2基板に表面実装されているものとする。なお、前記第2端子161のテール部162が接続される接続パッドに連結された導電トレースは、信号ラインであり、前記第2補強金具151のテール部156が接続される接続パッドに連結された導電トレースは、接地ラインであるものとする。
まず、オペレータは、第1コネクタ1の第1ハウジング11の嵌合面11aと第2コネクタ101の第2ハウジング111の嵌合面111aとを対向させた状態とし、第2コネクタ101の第2凸部112の位置が第1コネクタ1の対応する凹溝部12aの位置と合致し、第2コネクタ101の第2突出端部122の位置が第1コネクタ1の対応する突出端凹部22の位置と合致すると、第1コネクタ1と第2コネクタ101との位置合せが完了する。
この状態で、第1コネクタ1及び/又は第2コネクタ101を相手側に接近する方向、すなわち、嵌合方向に移動させると、第2コネクタ101の第2凸部112及び第2突出端部122が第1コネクタ1の凹溝部12a及び突出端凹部22内に挿入される。これにより、図5に示されるように、第1コネクタ1と第2コネクタ101との嵌合が完了すると、第1端子61と第2端子161とが導通した状態となる。
詳細には、各第1端子61の第1接触部65と第2接触部66との間に第2コネクタ101の第2端子161が挿入され、第1端子61の第1接触部65と第2端子161の第1接触部165とが接触し、第1端子61の第2接触部66と第2端子161の第2接触部166とが接触する。その結果、第1端子61のテール部62が接続された第1基板上の接続パッドに連結された導電トレースと、第2端子161のテール部162が接続された第2基板上の接続パッドに連結された導電トレースとが導通する。この場合、第1端子61と第2端子161とが多点接触となるので、導通状態が確実に維持される。
また、第1コネクタ1が備える第1補強金具51と第2コネクタ101が備える第2補強金具151とが相互に係合した状態となる。これにより、第1補強金具51と第2補強金具151とが導通した状態となり、第1基板が備える接地ラインと第2基板が備える接地ラインとが導通する。
詳細には、各第1補強金具51の第1接触腕部58における第1接触部58dと第2接触部58aとの間に第2コネクタ101の第2補強金具151が挿入され、第1補強金具51の第1接触部58dと第2補強金具151の第1接触部153とが接触し、第1補強金具51の第2接触部58aと第2補強金具151の第2接触部157とが接触する。その結果、第1補強金具51の第1中央脚部55が接続された第1基板上の接続パッドに連結された導電トレースと、第2補強金具151のテール部156が接続された第2基板上の接続パッドに連結された導電トレースとが導通する。この場合、第1補強金具51と第2補強金具151とが多点接触となるので、導通状態が確実に維持される。
ところで、面積の広い第1基板及び第2基板に第1コネクタ1及び第2コネクタ101が各々実装されているので、オペレータは、第1ハウジング11の嵌合面11aと第2ハウジング111の嵌合面111aとを目視することができず、手探りで嵌合作業を行うこととなる。すると、手探りなので正確な位置合せをすることができず、第1コネクタ1の位置と第2コネクタ101の位置とがずれてしまうことがある。例えば、第1コネクタ1に対して第2コネクタ101が長手方向に位置ずれした状態であって、かつ、第1コネクタ1の嵌合面に対して第2コネクタ101の嵌合面が傾斜した状態となることがある。
このような状態で、オペレータが第1コネクタ1及び/又は第2コネクタ101を嵌合方向に移動させると、第1コネクタ1のいずれか一方の第1突出端部21の端壁部21cに、第2コネクタ101のいずれか一方の第2突出端部122が当接してしまい、該第2突出端部122は、前記端壁部21c及び/又は該端壁部21cに配設された第1補強金具51の第1本体部52から嵌合方向の、すなわち、図4(a)における上から下へ向けた大きな押圧力を受けることとなる。
しかし、本実施の形態においては、第2突出端部122の内側の側面及び上面が中央覆部158によって覆われているので、端壁部21c及び/又は第1補強金具51の第1本体部52から大きな押圧力を受けても、前記第2突出端部122が損傷を受けたり、破損したりしてしまうことがない。
また、第1接触腕部58のばね部としての機能によって、第1接触部58dと第2接触部58aとが第2補強金具151を両側から挟持する。さらに、第1補強金具51の第2接触部58aが第2補強金具151の第2接触部157の表面に形成された第2接触凹部157aと係合する。これにより、第2補強金具151が第1補強金具51によって強固に保持されるので、第2補強金具151が第1補強金具51から離脱することが防止され、第1コネクタ1と第2コネクタ101との嵌合が確実に維持される。
さらに、第1接触腕部58のばね部としての機能によって、第2補強金具151が第1補強金具51に対して第1ハウジング11の幅方向に相対的に変位しても、第1接触部58d及び第2接触部58aは、第2補強金具151の第1接触部153及び第2接触部157との接触状態を維持することができる。したがって、第1基板及び第2基板が実装されている電子機器等が落下したり外力を受けたりする際に発生する振動や衝撃が伝達され、第1補強金具51に対して第2補強金具151が第1ハウジング11の幅方向に相対的に変位した場合であっても、第1補強金具51と第2補強金具151との導通状態を維持することができるので、導通が一時的に遮断される、いわゆる瞬断と呼ばれる現象が発生することがない。
また、第1コネクタ1と第2コネクタ101との嵌合を解除するために、第1コネクタ1及び/又は第2コネクタ101を相手側から離間する方向、すなわち、反嵌合方向に移動させる場合、第2補強金具151を強固に保持している第1補強金具51の第1接触腕部58には、第1ハウジング11の凹溝部12aから抜出る方向の力が作用する。しかし、この場合、第1接触腕部58の係止部58eの先端、すなわち、上端が第1ハウジング11の係止部収容溝13aの上端壁13bに係止するので、第1接触腕部58の嵌合面11aの方向への変位が阻止され、第1接触腕部58が凹溝部12aから抜出すことは、確実に防止される。
さらに、第1ハウジング11の長手方向に延在する第1補強金具51の帯板状の側板部59が、第1ハウジング11の長手方向の全範囲に亘って延在し、前記第1ハウジング11の長手方向に並んで複数個配設された第1端子61の外側を覆う状態となるので、該第1端子61は、第1補強金具51によって電磁的にシールドされた状態となり、外部からのノイズや電波の影響を受けにくくなるとともに、第1端子61から外部へのノイズや電波の放出も抑制される。また、第1コネクタ1と第2コネクタ101とが嵌合された状態においては、第1端子61と接触している第2端子161も、側板部59によって外側が覆われた状態となるので、電磁的にシールドされた状態となり、外部からのノイズや電波の影響を受けにくくなるとともに、第2端子161から外部へのノイズや電波の放出も抑制される。
なお、図1に示されるように、第1ハウジング11の長手方向両端に位置する第1突出端部21の端壁部21cにおける第ハウジング11の幅方向中心付近には、一対の第1補強金具51の第1本体部52同士の間に生じた上下方向に延在するスリット状の隙間、すなわち、第1補強金具51が存在しない部分が存在する。そのため、前記隙間を通し、外部からのノイズや電波が進入して第1端子61及び第2端子161に悪影響を及ぼしたり、第1端子61及び第2端子161からノイズや電波が外部へ放出されてしまうことが考えられる。
しかしながら、本実施の形態においては、図4に示されるように、第2ハウジング111の長手方向両端に位置する第2突出端部122の内側の側面における第2ハウジング111の幅方向の全範囲に亘って、第2補強金具151の帯板状の連結部159が延在する。そして、第1コネクタ1と第2コネクタ101とが嵌合された状態においては、第1ハウジング11及び第2ハウジング111の長手方向から観て、前記第1補強金具51の第1本体部52同士の間に生じた隙間に対応する位置に、第2補強金具151の連結部159が存在する。換言すると、該第2補強金具151の連結部159は、第1補強金具51の第1本体部52同士の間に生じた隙間に対向している。したがって、第1補強金具51の第1本体部52同士の隙間を通して進入した外部からのノイズや電波は、第2補強金具151の連結部159によって遮蔽(へい)されるので、第1端子61及び第2端子161に悪影響を及ぼすことがない。また、第1端子61及び第2端子161からのノイズや電波も、第2補強金具151の連結部159によって遮蔽されるので、第1補強金具51の第1本体部52同士の隙間を通して外部へ放出されてしまうことがない。
さらに、第1コネクタ1と第2コネクタ101とが嵌合された状態においては、第1補強金具51の第1接触部58dと第2補強金具151の第1接触部153とが接触し、第1補強金具51の第2接触部58aと第2補強金具151の第2接触部157とが接触して、第1補強金具51と第2補強金具151とは、互いに導通し、電位が等しい状態、すなわち、同電位となる。したがって、第1補強金具51及び第2補強金具151は、電気的に連結された一体のシールド部材として機能する。そうすると、第1端子61及び第2端子161は、嵌合方向から観て、すなわち、平面視において、第1補強金具51及び第2補強金具151から成る一体のシールド部材によって、周囲を隙間なく囲繞された状態、すなわち、周囲を隙間なくシールドされた状態となるので、外部からのノイズや電波の影響を受けることがなく、また、ノイズや電波を外部に放出することもない。
さらに、第1基板及び第2基板は、電子機器等に使用される一般的なプリント回路基板、フレキシブルフラットケーブル、フレキシブル回路基板等である場合、ほぼ全面に亘って存在する接地層を備えていると考えられる。この場合、第1補強金具51及び第2補強金具151は、第1基板及び第2基板の接地ラインにそれぞれ接続されているので、第1基板及び第2基板のほぼ全面に亘って存在する接地層とも、同電位となる。そうすると、第1基板及び第2基板は、互いに嵌合された第1コネクタ1及び第2コネクタ101の嵌合方向両側、すなわち、第1ハウジング11の実装面11bの外側及び第2ハウジング111の実装面111bの外側の全面を覆うシールド部材として機能し、第1補強金具51及び第2補強金具151とともに、第1端子61及び第2端子161の周囲の全方位を隙間なく囲繞する電気的に連結された一体のシールド部材として機能することとなる。したがって、第1端子61及び第2端子161は、外部からのノイズや電波の影響を受けることがなく、また、ノイズや電波を外部に放出することもない。
このように、本実施の形態においては、コネクタは、第1ハウジング11と、第1ハウジング11に装填される第1端子61と、第1ハウジング11に装填される第1補強金具51とを備える第1コネクタ1と、第1ハウジング11と嵌合する第2ハウジング111と、第2ハウジング111に装填され、第1端子61と接触する第2端子161と、第2ハウジング111に装填される第2補強金具151とを備える第2コネクタ101とを含む。そして、第1ハウジング11と第2ハウジング111とが嵌合すると、第1補強金具51と第2補強金具151とが互いに接触して同電位となり、平面視において、第1端子61及び第2端子161の周囲を隙間なく囲繞してシールドする。
これにより、第1端子61及び第2端子161は、平面視において、一体のシールド部材として機能する第1補強金具51及び第2補強金具151によって周囲を隙間なくシールドされた状態となるので、外部からのノイズや電波の影響を受けることがなく、ノイズや電波を外部に放出することもなく、信頼性を向上させることができる。また、シールド部材の構造が簡素なので、コネクタの構造の簡素化、低コスト化、小型化及び低背化が可能である。さらに、第1補強金具51及び第2補強金具151によって第1ハウジング11及び第2ハウジング111の強度が補強され、コネクタ全体の強度が向上する。
また、第1補強金具51は、第1ハウジング11の左右に配設され、各々が、第1ハウジング11の長手方向に連続して延在する側板部59を備える一対の部材であり、第2補強金具151は、第2ハウジング111の長手方向両端近傍に配設され、各々が、第2ハウジング111の幅方向に連続して延在する連結部159を備える一対の部材である。これにより、第1ハウジング11と第2ハウジング111とが嵌合すると、平面視において、第1端子61及び第2端子161の周囲が第1補強金具51及び第2補強金具151によって隙間なくシールドされる。
さらに、第1補強金具51の各々は、側板部59の両端に接続され、各々が第1ハウジング11の幅方向に延在する第1本体部52を備え、第2補強金具151の連結部159は、第1ハウジング11と第2ハウジング111とが嵌合すると、左右の第1補強金具51の第1本体部52同士の間に生じる隙間に対向する。これにより、第1補強金具51及び第2補強金具151は、平面視において、第1端子61及び第2端子161の周囲を隙間なく囲繞する一体のシールド部材として機能する。
さらに、第1端子61は、互いに向合う第1接触部65及び第2接触部66を含み、第1補強金具51の側板部59は、第1ハウジング11の幅方向に関して、第1端子61の外側に位置し、第2端子161は、第1ハウジング11と第2ハウジング111とが嵌合すると、第1端子61の第1接触部65と第2接触部66との間に挿入されて第1端子61と接触する。したがって、第1補強金具51の側板部59が第1端子61及び第2端子161に接触することはなく、第1補強金具51及び第2補強金具151は、第1端子61及び第2端子161の周囲を囲繞するシールド部材として確実に機能する。
さらに、第1補強金具51は、各々が、側板部59に接続された一対の第1接触腕部58を含み、第1接触腕部58は、互いに向合う第1接触部58d及び第2接触部58aを含み、第2補強金具151は、各々が、連結部159の両端に接続された一対の接続部152を含み、接続部152は、第1ハウジング11と第2ハウジング111とが嵌合すると、第1補強金具51の第1接触腕部58の第1接触部58dと第2接触部58aとの間に挿入されて第1接触腕部58と接触する。これにより、第1補強金具51と第2補強金具151との係合状態がより確実になり、確実に同電位の状態が維持され、また、第1コネクタ1と第2コネクタ101との嵌合が強固なものとなる。
なお、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除するものではない。
本発明は、コネクタに適用することができる。
1 第1コネクタ
11 第1ハウジング
11a、111a 嵌合面
11b、111b 実装面
12 凹部
12a、113 凹溝部
13 第1凸部
13a 係止部収容溝
13b 上端壁
14 側壁部
14a 外側面
15a 第1端子収容内側キャビティ
15b 第1端子収容外側キャビティ
16a 接触腕部収容内側キャビティ
16b 接触腕部収容外側キャビティ
21 第1突出端部
21a 上面
21b 側壁延長部
21c 端壁部
22 突出端凹部
26 第1金具保持凹部
26a 外側端部収容部
26b 接触腕部収容上側キャビティ
26c 中央脚部収容キャビティ
26d 側板部収容キャビティ
51 第1補強金具
52 第1本体部
55 第1中央脚部
56 第1側方脚部
57b ハウジング保護片
58 第1接触腕部
58a、66、157、166 第2接触部
58b、64 下側接続部
58c 接続壁部
58d、65、153、165 第1接触部
58e 係止部
58f、67 上側接続部
59 側板部
59a 第1側板部
59b、159 連結部
61 第1端子
62、156、162、862 テール部
63、154、163 被保持部
101 第2コネクタ
111 第2ハウジング
112 第2凸部
115 第2端子収容キャビティ
122 第2突出端部
126 第2金具収容キャビティ
151 第2補強金具
152、164 接続部
157a、166a 第2接触凹部
158 中央覆部
161 第2端子
811 ハウジング
851 シールド部材
855 先端部
856 第2延長部材
858 第1延長部材
861 端子

Claims (2)

  1. (a)第1コネクタ本体と、該第1コネクタ本体に装填される第1端子と、前記第1コネクタ本体に装填される第1補強金具とを備える第1コネクタと、
    (b)前記第1コネクタ本体と嵌合する第2コネクタ本体と、該第2コネクタ本体に装填され、前記第1端子と接触する第2端子と、前記第2コネクタ本体に装填される第2補強金具とを備える第2コネクタとを含むコネクタであって、
    (c)前記第1補強金具は、前記第1コネクタ本体の左右に配設され、各々が、該第1コネクタ本体の長手方向に連続して延在する側板部を備える一対の部材であり、前記側板部に接続された一対の接触腕部を含み、該接触腕部は、互いに向合う第1接触部及び第2接触部を含み、
    (d)前記第2補強金具は、前記第2コネクタ本体の長手方向両端近傍に配設される一対の部材であり、前記第1コネクタ本体と第2コネクタ本体とが嵌合すると、前記第1補強金具の接触腕部の第1接触部と第2接触部との間に挿入されて接触腕部と接触する接続部を含み、
    (e)前記第1補強金具の各々は、前記側板部の両端に接続され、各々が前記第1コネクタ本体の幅方向に延在する本体部を備え、
    (f)前記第2補強金具の連結部は、前記第1コネクタ本体と第2コネクタ本体とが嵌合すると、左右の第1補強金具の本体部同士の間に生じる隙間に対向し、
    )前記第1コネクタ本体と第2コネクタ本体とが嵌合すると、前記第1補強金具と第2補強金具とが互いに接触して同電位となることを特徴とするコネクタ。
  2. 前記第1端子は、互いに向合う第1接触部及び第2接触部を含み、
    前記第1補強金具の側板部は、前記第1コネクタ本体の幅方向に関して、前記第1端子の外側に位置し、
    前記第2端子は、前記第1コネクタ本体と第2コネクタ本体とが嵌合すると、前記第1端子の第1接触部と第2接触部との間に挿入されて前記第1端子と接触する請求項1に記載のコネクタ。
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