JPH09323683A - 自動二輪車の配線構造 - Google Patents

自動二輪車の配線構造

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JPH09323683A
JPH09323683A JP8145345A JP14534596A JPH09323683A JP H09323683 A JPH09323683 A JP H09323683A JP 8145345 A JP8145345 A JP 8145345A JP 14534596 A JP14534596 A JP 14534596A JP H09323683 A JPH09323683 A JP H09323683A
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switch
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motorcycle
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Toshihiko Shiratori
敏彦 白鳥
Hiroshi Sakamoto
博志 坂本
Masazumi Igarashi
正純 五十嵐
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Toyo Denso Co Ltd
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Toyo Denso Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動二輪車のハンドルカバーに支持した電気
部品に対する配線を容易且つ確実に行う。 【解決手段】 自動二輪車の後部ハンドルカバー1の中
央に配置したメータユニット3に、車体や前部ハンドル
カバーに連なるワイヤーハーネス12,14を接続す
る。後部ハンドルカバー1の左右に支持したスイッチS
s,Sd,Sw,Sh等の電気部品とメータユニット3
とが、金属板材や金属棒材よりなるバスバー31,32
を帯状の合成樹脂基体の内部に埋設してなるバスバー埋
設基体17,18により接続される。バスバー埋設基体
17,18の外端のスイッチ支持部43,46は後部ハ
ンドルカバー1に固定されており、後部ハンドルカバー
1の開口14 〜17 に挿入されたスイッチSs,Sd,
Sw,Shは、スイッチ支持部43,46に固定されて
バスバー31,32に接続される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動二輪車のバー
ハンドルを覆うハンドルカバーに支持した電気部品に導
電体を介して給電する自動二輪車の配線構造に関する。
【0002】
【従来の技術】かかる自動二輪車の配線構造は、例えば
特開昭60−244680号公報により公知である。上
記従来のものは、自動二輪車のバーハンドルを覆うハン
ドルカバーにスイッチを装着し、このスイッチをワイヤ
ーハーネスを用いて他の電気部品に配線している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで上記従来のも
のは、ハンドルカバーの内部においてワイヤーハーネス
による配線を行っているため、予めスイッチを取り付け
たハンドルカバーの内面側で前記スイッチにワイヤーハ
ーネスのコネクタを結合した後、そのハンドルカバーを
車体に取り付ける必要があり、そのために作業工数が増
加する問題があった。またワイヤーハーネスは配線時に
絡まったり巻き付いたりして組付作業性が悪く、しかも
短絡、断線、誤組等が発生する可能性もあった。
【0004】本発明は前述の事情に鑑みてなされたもの
で、ハンドルカバーに支持した電気部品に対する配線を
容易且つ確実に行うことが可能な自動二輪車の配線構造
を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載された発明は、自動二輪車のバーハ
ンドルを覆うハンドルカバーに支持した電気部品に導電
体を介して給電する自動二輪車の配線構造において、ワ
イヤーハーネスのコネクタが接続されるメータユニット
をハンドルカバーの略中央に取り付け、合成樹脂基材の
内部に金属板材或いは金属棒材よりなるバスバーを埋設
してなるバスバー埋設基体の一端を前記メータユニット
に接続して他端をハンドルカバーの内面に固定し、ハン
ドルカバーに形成した開口内に前記電気部品を挿入する
ことにより、該電気部品をバスバー埋設基体に固定する
とともに前記バスバーに接続することを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、添
付図面に示した本発明の実施例に基づいて説明する。
【0007】図1〜図7は本発明の一実施例を示すもの
で、図1は自動二輪車の後部ハンドルカバーを前方から
見た分解斜視図、図2は図1の2方向拡大矢視図、図3
は図2の3−3線断面図、図4は図3の4−4線断面
図、図5は図4の5−5線断面図、図6はスタータスイ
ッチの分解斜視図、図7はバスバーによる配線状態の説
明図である。
【0008】図1において、符号1は自動二輪車のバー
ハンドルの後部を覆う合成樹脂製の後部ハンドルカバー
であって、ライダー側から見て右端にバーハンドルの右
半部が貫通する切欠11 が形成されるとともに左端にバ
ーハンドルの左半部が貫通する切欠12 が形成され、更
に下端にステアリングシャフトが貫通する切欠13 が形
成される。後部ハンドルカバー1の中央部に形成した開
口18 に嵌合するメータユニット3は、前記開口18
周囲に設けた3個の係止爪113…により固定される。
【0009】メータユニット3の前面に3個のコネクタ
9,10,11が設けられており、コネクタ9には車体
に搭載したバッテリやスタータモータに連なるメインハ
ーネス12のコネクタ13が結合され、コネクタ10に
は後部ハンドルカバー1の前面に装着される前部ハンド
ルカバーのヘッドライトやウインカーランプに連なる前
部ハンドルカバーハーネス14のコネクタ15が結合さ
れ、コネクタ11にはウインカーリレー16が結合され
る。
【0010】ハンドルカバー1の右側に形成された開口
4 にはスタータスイッチSsが嵌合しており、このス
タータスイッチSsとメータユニット3とが第1バスバ
ー埋設基体17により接続される。また後部ハンドルカ
バー1の左側には、ディマースイッチSd、ウインカー
スイッチSw及びホーンスイッチShが嵌合する3個の
開口15 ,16 ,17 が形成されており、これら3個の
スイッチSd,Sw,Shとメータユニット3とが第2
バスバー埋設基体18により接続される。
【0011】次に、図2〜図6に基づいてスタータスイ
ッチSs及び第1バスバー埋設基体17の構造を説明す
る。
【0012】スタータスイッチSsは上面及び正面が開
口したスイッチハウジング21を備える。スイッチハウ
ジング21の上面開口に嵌合する接点ホルダー22は、
その側面に突設した突起221 ,221 をスイッチハウ
ジング21の係止孔211 ,211 に係合させることに
より固定される。スイッチハウジング21の正面開口に
嵌合するスイッチレバー23は、その一端に突設した上
下一対のピン231 ,231 をスイッチハウジング21
及び接点ホルダー22に係合させることにより、前記ピ
ン231 ,231 を中心に揺動し得るように支持され
る。
【0013】接点ホルダー22に形成した一対の接点支
持部222 ,223 に、金属板を屈曲させてなる一対の
固定接点24,25が嵌合する。固定接点24,25の
下面の一部は板状の絶縁体26,26により覆われてお
り、それら絶縁体26,26に隣接した位置で接触部2
1 ,251 が下向きに露出する。スイッチレバー23
の上面にスプリング27で上向きに付勢された可動接点
28が上下摺動自在に支持されており、この可動接点2
8は絶縁体26,26及び接触部241 ,25 1 に亘っ
て摺動可能である。またスイッチレバー23の背面にス
プリング29で前方に付勢されたピン30が進退自在に
突出しており、このピン30の先端がスイッチハウジン
グ21の内面に弾発的に当接する。スプリング29の弾
発力はスイッチレバー23の他端を押し戻すように作用
する。
【0014】従って、スタータスイッチSsをONさせ
るべくスイッチレバー23の他端を押圧すると、スイッ
チレバー23に設けた可動接点28が絶縁体26,26
上から固定接点24,25の一対の接触部241 ,25
1 上に移動し、これら一対の接触部241 ,251 を相
互に導通させる。そしてスイッチレバー23の他端の押
圧を解除すると、スイッチレバー23はスプリング29
の弾発力で自動的にOFF位置に復帰する。
【0015】第1バスバー埋設基体17には、合成樹脂
で薄板状に形成された可撓性を有するバスバー埋設部4
1を備えており、その内部に帯状の金属板よりなる2本
のバスバー31,32が埋設される。バスバー31,3
2は第1バスバー埋設基体17を射出成形する際に、そ
の内部に一体に鋳込まれる。バスバー埋設部41の一端
に一体に形成したコネクタ部42は、メータユニット3
に形成した開口35 に嵌合して係止爪36 により係止さ
れる(図1参照)。またバスバー埋設部41の他端に一
体に形成したスイッチ支持部43は、後部ハンドルカバ
ー1に形成した前記開口14 に重ね合わされ、該開口1
4 の周囲に設けた2個の係止爪19 ,1 9 により係止さ
れる。
【0016】第1バスバー埋設基体17のスイッチ支持
部43にはスタータスイッチSsが嵌合する開口431
が貫通しており、バスバー埋設部41に埋設したバスバ
ー31,32の一端に形成された端子部311 ,321
が前記開口431 に露出する。スタータスイッチSsを
第1バスバー埋設基体17のスイッチ支持部43の開口
431 に挿入すると、スイッチハウジング21に形成し
た2個の係止爪212,212 が前記開口431 の縁に
係合してスタータスイッチSsが第1バスバー埋設基体
17に固定される。このとき、スタータスイッチSsの
固定接点24,25を折り曲げて形成した弾性を有する
端子部242 ,252 がバスバー31,32の端子部3
1 ,321 にそれぞれ当接することにより、スタータ
スイッチSsとバスバー31,32との結線が自動的に
完了し、しかも端子部242 ,252 の弾性によって確
実な電気的導通が確保される。このようにスタータスイ
ッチSsの固定や配線にボルト、コネクタ、ハンダ付け
等の手段を使用していないので、部品点数及び組付工数
の削減が可能となる。
【0017】尚、ディマースイッチSd、ウインカース
イッチSw及びホーンスイッチShをメータユニット3
に接続する第2バスバー埋設基体18も、前述した第1
バスバー埋設基体17と実質的に同一の構造を有してお
り、複数本のバスバーを埋設したバスバー埋設部44
と、メータユニット3に接続されるコネクタ部45と、
後部ハンドルカバー1に固定されてディマースイッチS
d、ウインカースイッチSw及びホーンスイッチShを
支持するスイッチ支持部46とを備える(図1参照)。
コネクタ部45はメータユニット3の開口37 に嵌合し
て係止爪38 ,3 8 により係止され、またスイッチ支持
部46は後部ハンドルカバー1に設けた係止爪110,1
10;111,111;112,112により係止される。
【0018】図7から明らかなように、第2バスバー埋
設基体18のバスバー埋設部44には、ディマースイッ
チSdから延びる3本のバスバー33,34,35と、
ウインカースイッチSwから延びる3本のバスバー3
6,37,38と、ホーンスイッチShから延びる2本
のバスバー39,40とが埋設されており、それらはメ
ータユニット3においてメインハーネス12及び前部ハ
ンドルカバーハーネス14に接続される。
【0019】以上のように、自動二輪車の後部ハンドル
カバー1に装着されるスタータスイッチSs、ディマー
スイッチSd、ウインカースイッチSw及びホーンスイ
ッチShよりなる電気部品に対する配線を行う第1、第
2バスバー埋設基体17,18は、ワイヤーハーネスの
ように絡まったり巻き付いたりせずに形態が安定してお
り、しかも適度の柔軟性を備えているので着脱が容易で
組付作業性が良好である。また従来のワイヤーハーネス
に比べて短絡、断線、誤組等が発生する可能性を減少さ
せることができ、且つ長期の使用に対する耐久性を高め
ることができる。
【0020】また、第1、第2バスバー埋設基体17,
18を予め装着した後部ハンドルカバー1及び前部ハン
ドルカバーを車体に固定した後に、スタータスイッチS
s、ディマースイッチSd、ウインカースイッチSw及
びホーンスイッチShを後部ハンドルカバー1の開口1
4 〜17 に挿入するだけで、それらスイッチSs,S
d,Sw,Shの固定及び結線が同時に完了するため、
組付作業性が高まるとともに組付工数が減少する。
【0021】更に、後部ハンドルカバー1の中央部に位
置するメータユニット3を中心として前記第1、第2バ
スバー埋設基体17,18を放射方向に配置したので、
第1、第2バスバー埋設基体17,18相互の干渉を回
避しながらバスバー31〜40の全長を最小限に抑える
ことができる。
【0022】更にまた、バスバー31〜40を後部ハン
ドルカバー1に直接埋設せず、後部ハンドルカバー1に
対して着脱自在な第1、第2バスバー埋設基体17,1
8に埋設しているので、後部ハンドルカバー1の設計自
由度を高めるとともに、後部ハンドルカバー1を射出成
形するための金型の構造を簡略化してコストを削減する
ことができる。
【0023】以上、本発明の実施例を詳述したが、本発
明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行う
ことが可能である。
【0024】例えば、実施例ではバスバー31〜40を
帯状の金属板材から構成したが、その断面形状は任意で
あり、円形断面や角断面の金属棒材から構成することも
可能である。また実施例では電気部品としてスタータス
イッチSs、ディマースイッチSd、ウインカースイッ
チSw及びホーンスイッチShを例示したが、本発明は
他の任意の電気部品に対して適用することができる。
【0025】
【発明の効果】以上のように、請求項1に記載された発
明によれば、従来のワイヤーハーネスの代わりに合成樹
脂基材の内部に金属板材或いは金属棒材よりなるバスバ
ーを埋設してなるバスバー埋設基体を用いているので、
短絡、断線、誤組等が発生する可能性が減少するだけで
なく、ワイヤーハーネスに比べて長期の使用に対する耐
久性を高めることができる。しかもハンドルカバーの略
中央に設けたメータユニットからバスバー埋設基体放射
方向に配置して相互の干渉を回避するとともに、その内
部に埋設されるバスバーの全長を最小限に抑えることが
できる。またハンドルカバーの内部に装着されるバスバ
ー埋設基体にバスバーを埋設したので、ハンドルカバー
の製造が容易になってコストが削減される。更に、バス
バー埋設基体を予め装着したハンドルカバーを車体に固
定した後に該ハンドルカバーの開口から電気部品を挿入
するだけで、その電気部品の固定及び結線が同時に完了
するため、組付作業性が高まるとともに組付工数が減少
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】自動二輪車の後部ハンドルカバーを前方から見
た分解斜視図
【図2】図1の2方向拡大矢視図
【図3】図2の3−3線断面図
【図4】図3の4−4線断面図
【図5】図4の5−5線断面図
【図6】スタータスイッチの分解斜視図
【図7】バスバーによる配線状態の説明図
【符号の説明】
1 後部ハンドルカバー(ハンドルカバー) 14 〜17 開口 3 メータユニット Ss スタータスイッチ(電気部品) Sd ディマースイッチ(電気部品) Sw ウインカースイッチ(電気部品) Sh ホーンスイッチ(電気部品) 12 メインハーネス(ワイヤーハーネス) 13 コネクタ 14 前部ハンドルカバーハーネス(ワイヤーハ
ーネス) 15 コネクタ 17 第1バスバー埋設基体(バスバー埋設基
体) 18 第2バスバー埋設基体(バスバー埋設基
体) 31〜40 バスバー

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動二輪車のバーハンドルを覆うハンド
    ルカバー(1)に支持した電気部品(Ss,Sd,S
    w,Sh)に導電体を介して給電する自動二輪車の配線
    構造において、 ワイヤーハーネス(12,14)のコネクタ(13,1
    5)が接続されるメータユニット(3)をハンドルカバ
    ー(1)の略中央に取り付け、合成樹脂基材の内部に金
    属板材或いは金属棒材よりなるバスバー(31〜40)
    を埋設してなるバスバー埋設基体(17,18)の一端
    を前記メータユニット(3)に接続して他端をハンドル
    カバー(1)の内面に固定し、ハンドルカバー(1)に
    形成した開口(14 〜17 )内に前記電気部品(Ss,
    Sd,Sw,Sh)を挿入することにより、該電気部品
    (Ss,Sd,Sw,Sh)をバスバー埋設基体(1
    7,18)に固定するとともに前記バスバー(31〜4
    0)に接続することを特徴とする自動二輪車の配線構
    造。
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