JP2000097955A - センサ装置 - Google Patents

センサ装置

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JP2000097955A
JP2000097955A JP10268349A JP26834998A JP2000097955A JP 2000097955 A JP2000097955 A JP 2000097955A JP 10268349 A JP10268349 A JP 10268349A JP 26834998 A JP26834998 A JP 26834998A JP 2000097955 A JP2000097955 A JP 2000097955A
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module
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outer shell
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JP10268349A
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Ichiro Yui
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Honda Lock Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ハウジングと、検出部を前記ハウジングの先端
部に配置せしめるようにしてハウジング内に収納、固定
されるICモジュールと、ハウジング内でICモジュー
ルに接続されるコードと、検出部を覆ってハウジングに
取付けられる金属製のプロテクタとを備えるセンサ装置
において、ハウジングを少ない部品点数で構成可能とす
るとともに、プロテクタを容易かつ確実にハウジングに
取付け得るようにする。 【解決手段】コード18のICモジュール17への接続
部およびICモジュール17を覆って合成樹脂により型
成形される内挿体22と、内挿体22にプロテクタ19
取付けられて成る内挿組立体27が挿入される金型装置
での型成形により形成されるとともにプロテクタ19の
一部を外部に露出せしめて内挿組立体を覆う合成樹脂製
の外殻体23とで、ハウジング16が構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、固定の支持体に取
付け可能なハウジングと、検出部を有するとともに該検
出部を前記ハウジングの先端部に配置せしめるようにし
てハウジング内に収納、固定されるICモジュールと、
前記ハウジングの後端部から外部に引き出されるととも
に前記ハウジング内でICモジュールに接続されるコー
ドと、前記検出部を覆って前記ハウジングに取付けられ
る金属製のプロテクタとを備えるセンサ装置に関し、特
に、車両の車輪速度センサとして好適に用いられるセン
サ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、かかる装置は、たとえば実開平6
−76865号公報等により既に知らなている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のものでは、
ICモジュールおよび信号線の接続部のシール性を確保
しつつICモジュールを固定位置に位置決め、固定する
ためのハウジングが、ICモジュールを収納せしめるケ
ースと、コードにおける絶縁被覆材の一端を保持すべく
該絶縁被覆材の一端に装着されるホルダと、前記ケース
およびホルダを連結するようにして各信号線およびIC
モジュールの接続部を覆う合成樹脂製のモールド部とで
構成されており、ハウジングを構成する部品点数が少な
いとは言い難い。
【0004】また前記ハウジングが、ICモジュールを
収納せしめるケースと、コードにおける絶縁被覆材の一
端を保持して該絶縁被覆材の一端に装着されるとともに
前記ケースに位置決め装着されるホルダと、ICモジュ
ール、該ICモジュールおよび各信号線の接続部、なら
びに前記ホルダの一部を覆うようにして前記ケース内に
充填されるポッティング材とで構成されるものも実現さ
れているが、このものでも、ハウジングを構成する部品
点数が少ないとは言い難い。
【0005】さらに上記実開平6−76865号公報に
は開示されていないものの、ICモジュールを保護する
ために、ハウジングの先端部に配置されているICモジ
ュールの検出部を覆う金属製のプロテクタがハウジング
に取付けられることがあり、この場合、ハウジングの外
側からかしめ等の結合構造でプロテクタがハウジングに
取付けられるのが一般的であり、プロテクタの取付け作
業が煩雑である。
【0006】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、ハウジングを少ない部品点数で構成可能とす
るとともに、プロテクタを容易かつ確実にハウジングに
取付け得るようにしたセンサ装置を提供することを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、固定の支持体に取付け可能なハウジング
と、検出部を有するとともに該検出部を前記ハウジング
の先端部に配置せしめるようにしてハウジング内に収
納、固定されるICモジュールと、前記ハウジングの後
端部から外部に引き出されるとともに前記ハウジング内
でICモジュールに接続されるコードと、前記検出部を
覆って前記ハウジングに取付けられる金属製のプロテク
タとを備えるセンサ装置において、前記コードのICモ
ジュールへの接続部および前記ICモジュールを覆って
合成樹脂により型成形される内挿体と、該内挿体にプロ
テクタが取付けられて成る内挿組立体が挿入される金型
装置での型成形により形成されるとともに前記プロテク
タの一部を外部に露出せしめて前記内挿組立体を覆う合
成樹脂製の外殻体とで、前記ハウジングが構成されるこ
とを特徴とする。
【0008】このような構成によれば、ハウジングが内
挿体および外殻体で構成されるものであり、ICモジュ
ールを収納せしめるべく従来必要であったケースを不要
とし、ハウジングを構成する部品点数の低減が可能とな
る。しかも外殻体を型成形する際に、内挿体にプロテク
タが取り付けられて成る内挿組立体が金型装置に挿入さ
れるので、外殻体すなわちハウジングの形成時点でプロ
テクタが該ハウジングに取付けられた状態となり、成形
後のハウジングにプロテクタを取付ける煩雑な作業が不
要であり、プロテクタのハウジングへの取付が容易とな
る。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、添
付図面に示した本発明の一実施例に基づいて説明する。
【0010】図1ないし図13は本発明を車両の車輪速
度センサに適用したときの一実施例を示すものであり、
図1はセンサ装置の側面図、図2は図1の2矢視図、図
3はセンサ装置の縦断面図、図4はICモジュールおよ
びコードの接続状態を示す斜視図、図5は内挿体成形用
金型装置の縦断面図であって図6および図7の5−5線
断面図、図6は図5の6−6線拡大断面図、図7は図5
の7−7線拡大断面図、図8は内挿体の斜視図、図9は
図8の9矢視拡大図、図10は図8の10−10線拡大
断面図、図11はプロテクタの斜視図、図12は外殻体
成形用金型装置の縦断面図、図13は図12の13−1
3線断面図である。
【0011】先ず図1〜図3において、このセンサ装置
は、車両の車輪速度センサとして用いられるものであ
り、固定の支持体15に固定されるハウジング16内
に、ICモジュール17が収納、固定され、ICモジュ
ール17に接続されるコード18がハウジング16から
延出され、ハウジング16の先端部には、ICモジュー
ル17の先端部を覆う金属製のプロテクタ19が取付け
られる。
【0012】ICモジュール17は、磁石やホールIC
を含む検出部20、コンデンサ、基板および一対の端子
21,21等を備えるものであり、検出部20をハウジ
ング16の先端部に配置させるとともに一対の端子2
1,21を後方側に向けて配置するようにしてハウジン
グ16内に収納、固定される。
【0013】ハウジング16は、軟質である合成樹脂た
とえばポリウレタンにより型成形される内挿体22と、
内挿体22よりも硬質である合成樹脂たとえばグラスフ
ァイバを混入せしめたポリアミドにより型成形されて内
挿体22を覆う外殻体23とで構成される。
【0014】図4において、コード18は、束ねられた
一対の信号線24,24が合成樹脂から成る絶縁被覆材
25で被覆されて成るものであり、絶縁被覆材25の一
端部からの各信号線24,24の延出部が前記ICモジ
ュール17の端子21,21に、導電金属製のジョイン
ト26,26を用いたかしめや、溶接等により接続され
る。
【0015】図4で示したように相互に接続されたIC
モジュール17およびコード18は、図5〜図7で示す
内挿体成形用金型装置28内にセットされる。この内挿
体成形用金型装置28は、相互に分離可能な一対の金型
29,30を備えるものであり、型締め状態にある両金
型29,30間には、内挿体22の外形形状に対応した
キャビティ31が形成される。而して相互に接続された
ICモジュール17およびコード18は、ICモジュー
ル17を両金型29,30間で位置決めするようにして
前記キャビティ31内に挿入される。また両金型29,
30の一方、たとえば金型29には、ICモジュール1
7の端子21,21と、コード18の信号線24,24
との接続部相互間に介在するようにして突部32が一体
に設けられる。さらに両金型29,30には、ICモジ
ュール17の端子21,21と、コード18の信号線2
4,24との接続部すなわちジョイント26,26を両
側から挟む一対ずつのスライドピン33,33;34,
34が摺動可能に配設されており、スライドピン33,
33;34,34で挟まれることによりキャビティ31
への合成樹脂の注入時にジョイント26,26が踊るこ
とが阻止される。
【0016】而して前記キャビティ31へのポリウレタ
ン等の軟質の合成樹脂の注入により、前記コード18に
おける絶縁被覆材25の一端部、該絶縁被覆材25の一
端部から延出される一対の信号線24,24、ICモジ
ュール17の端子21,21への各信号線24,24の
接続部およびICモジュール17を覆うようにして、軟
質の合成樹脂により型成形された内挿体22が得られる
ことになる。
【0017】図8および図9を併せて参照して、内挿体
22は、検出部20を先端に面一に臨ませて略多角柱状
に延びるようにしてICモジュール17を覆う第1被覆
部22aと、前記絶縁被覆材25の一端部を覆う第2被
覆部22bと、各信号線24,24ならびにそれらの信
号線24,24のICモジュール17への接続部を覆っ
て第1および第2被覆部22a,22b間を連結する第
3被覆部22cとを一体に備える。
【0018】しかも第3被覆部22cにおいて、ICモ
ジュール17の端子21,21と、絶縁被覆材25の一
端部から延出される信号線24,24との接続部相互間
には、内挿体22の型成形時に前記両接続部間に金型2
9の突部32が配置されていることにより、該突部32
に対応した透孔35が形成される。またジョイント2
6,26をスライドピン33,33;34,34で両側
から挟んだことによる透孔36,36がジョイント2
6,26の両側を臨ませるようにして第3被覆部22c
に形成される。
【0019】さらに第3被覆部22cの第2被覆部22
b寄りの部分の外周の長手方向に間隔をあけた複数箇所
たとえば6箇所には、図10で示すように、複数個たと
えば4個ずつの凹部37,37…が設けられる。これら
の凹部37,37…は、内挿体成形用金型装置28内へ
のコード18のセット時に、該コード18の長手方向複
数箇所たとえば6箇所の周方向4箇所ずつの外面に近接
対向するようにして両金型29,30に設けられる突部
(図示せず)によって生じるものであり、そのような突
部でコード18が規制されることにより、内挿体成形用
金型装置28内でのコード18の踊りおよび捩れが防止
されることになる。しかも各凹部37,37…には、外
殻体23の型成形時に溶融合成樹脂が流入することにな
るので、内挿体22および外殻体23の結合が強固なも
のとなる。
【0020】第1被覆部22aの外周には一対の食込み
突起38,38が相互に間隔をあけた位置で全周にわた
って突設され、第2被覆部22bの外周には複数の食込
み突起39…が相互に間隔をあけた位置で全周にわたっ
て突設される。これらの食込み突起38,38;39…
の先端部は、内挿体22を覆うようにして外殻体23を
型成形する際に溶融して外殻体23の内面に密着するも
のであり、これによっても内挿体22および外殻体23
の結合を強固なものとすることができる。
【0021】また第1被覆部22aの外周には、相互に
反対側に位置する一対の取付腕部41,41と、両取付
腕部41,41間を結ぶ直線と直交する直線上に配置さ
れるようにして相互に反対側に位置する一対の係合突部
42,42とが一体に突設される。
【0022】両取付腕部41,41は、第1被覆部22
aの先端面よりも先端側に突出するようにして略L字状
に形成されており、両取付腕部41,41の外側面に
は、係合爪43…が一体に突設される。また両係合突部
42,42は、第3被覆部22c側に臨む傾斜面44…
を有して台形状に形成されるものであり、一方の係合突
部42の先端側外面には先端を開放した規制溝45が設
けられる。
【0023】図11において、プロテクタ19は、両取
付腕部41,41の先端に当接して第1被覆部22aの
先端すなわちICモジュール17における検出部20を
覆う平板状のカバー部19aと、両取付腕部41,41
の外側面に当接するようにしてカバー部19aから延出
される一対の係合脚部19b,19bとを有して、金属
たとえばステンレス鋼により形成されるものであり、両
係合脚部19b,19bには、各取付腕部41,41の
係合爪43…を係合させる矩形状の係合孔46,46が
設けられる。
【0024】ところで、外殻体23の形成前には、プロ
テクタ19が内挿体22に取付けられることにより内挿
組立体27が構成される。すなわちプロテクタ19のカ
バー部19aを両取付腕部41,41の先端に当接させ
た状態で両係合脚部19b,19bの係合孔46,46
に、係合爪43…をそれぞれ係合させることによりプロ
テクタ19が内挿体22に取付けられる。しかも内挿体
22にプロテタク19が取付けられて成る内挿組立体2
7において、内挿体22における第1被覆部22aの先
端すなわちICモジュール17の検出部40と、プロテ
クタ19のカバー部19aとの間には外殻体23を形成
する合成樹脂が充填される間隙が生じている。
【0025】前記内挿組立体27は、図12および図1
3で示すように、下金型47と、外殻体23の外形形状
に対応したキャビテイ50を下金型47との間に形成す
る上金型48とを備える外殻体成形用金型装置49内
に、プロテクタ19のカバー部19aを前記キャビティ
50の底面に当接させるようにしてセットされる。
【0026】この外殻体成形用金型装置49の下金型4
7には、内挿体22の前記両取付腕部41,41を両側
から挟むとともにプロテクタ19における係合脚部19
b,19bのカバー部19a寄りの部分に接触する一対
の位置決め部51,51と、内挿体22の規制溝45に
嵌合する嵌合部52とが設けられ、両位置決め部51,
51および嵌合部52により、内挿体22の長手方向に
直交する方向での金型装置49内での位置決めが果たさ
れる。
【0027】また前記下金型47には、内挿体22にお
ける両係合突部42,42の傾斜面43…に先端を係合
させて、内挿体22の長手方向での金型装置49内での
位置決めを果す一対のスライド金型53,53がスライ
ド可能に設けられている。
【0028】ところで、図1〜図3で示すように、外殻
体23には外側方に張出すブラケット部23aが一体に
設けられるものであり、このブラケット部23aには、
外殻体23すなわちハウジング16を支持体15に締結
するためのボルト(図示せず)を挿通せしめる金属製の
カラー54が一体に埋設される。而して下金型47に
は、該カラー54内に挿通される中子55が一体に設け
られる。
【0029】このようにして、第1被覆部22aの長手
方向ならびに該長手方向に直交する平面内での内挿体2
2の位置が外殻体成形用金型装置49内で定められた状
態で、グラスファイバを混入せしめたポリアミド等の硬
質の合成樹脂が、上金型48に設けられているゲート5
6からキャビティ50に注入されることにより、外殻体
成形用金型装置49による外殻体23の型成形が実行さ
れ、外殻体23は、プロテクタ19におけるカバー部1
9aを外部に露出せしめて内挿組立体27の大部分を覆
うように型成形されることになる。
【0030】これにより、内挿体22および外殻体23
から構成されるハウジング16内に、検出部20をハウ
ジング16の先端部に配置せしめるようにしてICモジ
ュール17が収納、固定され、またハウジング16の後
端部に絶縁被覆材25の一端部を結合せしめるようにし
てコード18がハウジング16から延出され、絶縁被覆
材25の一端部からの各信号線24,24の延出部がハ
ウジング16内でICモジュール17に接続されること
になり、さらに検出部20を覆うプロテクタ19がハウ
ジング16に取付けられることになる。
【0031】しかも前記外殻体23の型成形時に、内挿
体22における透孔35,36,36は外殻体23を構
成する合成樹脂で埋められる。また外殻体23の外面に
は、内挿体22の規制溝45がそのまま残されるととも
に、下金型47の位置決め部51,51に対応してプロ
テクタ19の一部を外部に臨ませた凹部57…と、スラ
イド金型53,53に対応して内挿体22における傾斜
面44…を外部に臨ませた凹部58…とが形成されるこ
とになる。
【0032】次にこの実施例の作用について説明する
と、このセンサ装置のハウジング16は、合成樹脂によ
りそれぞれ型成形される内挿体22および外殻体23で
構成されるものであり、従来技術においてICモジュー
ルを収納せしめていたケースが不要となるので、ハウジ
ング16を構成する部品点数の低減が可能となる。しか
も内挿体22が、軟質である合成樹脂から成るものであ
ることにより、内挿体22を覆う外殻体23の型成形前
に、内挿体22を任意の方向に容易に曲げることがで
き、したがってコード18のハウジング16からの延出
方向の変更に容易に対処することができる。また内挿体
22の弾性作用により、内挿体22および外殻体23を
確実に密着せしめてシール性の向上を図ることができ
る。
【0033】内挿体22には、外殻体23を成形する外
殻体成形用金型装置49に設けられている位置決め部5
1,51に係合して外殻体23に対する内挿体22の位
置決めを果すとともに、プロテクタ19を内挿体22に
取付ける機能をも果す取付腕部41,41が設けられる
とともに、外殻体成形用金型装置49に設けられている
嵌合部52を嵌合せしめる規制溝45とが設けられてい
る。したがって外殻体23の成形時に内挿体22を前記
金型装置49内に挿入したときには、外殻体23に対す
る内挿体22の長手方向に直交する方向での位置が簡単
に定まることになり、位置決め用の手段を特に用いるこ
となく内挿体22および外殻体23の相対位置を正確に
定めることができ、それによりハウジング16の生産性
を高めることができる。また前記規制溝45は、両係合
突部42,42の一方だけに設けられるものであり、外
殻体成形用金型装置49内への内挿組立体27のセット
時に規制溝45に嵌合部45を嵌合せしめることによ
り、内挿体22すなわち内挿組立体27の外殻体成形用
金型装置49内での姿勢を常に正しく定めることができ
る。
【0034】また内挿体22において、信号線24,2
4とICモジュール17の端子21,21との接続部相
互間には、透孔35が形成されており、該透孔35は、
内挿体成形用金型装置28による内挿体22の型成形時
に、金型29と一体である突部32が各接続部相互間に
配置されることにより形成されるものである。したがっ
て各接続部が相互に近接した位置にあったとしても各接
続部相互の短絡や、各信号線24,24における芯線に
生じているひげが相互に接触して短絡することを防止
し、内挿体22ひいてはハウジング16の小型化を図る
ようにして絶縁性を高めることができる。しかも内挿体
22を覆う外殻体23は前記透孔35を埋めるものであ
るので、絶縁性をより一層高めることができる。
【0035】しかも外殻体23を外殻体成形用金型装置
49で型成形する際に、プロテクタ19が内挿体22に
取付けられて成る内挿組立体27が前記金型装置49内
に挿入されるものであり、内挿体22および外殻体23
によるハウジング16が構成された時点でプロテクタ1
9が既にハウジング16に取付けられた状態となってお
り、成形後のハウジング16にプロテクタ19を取付け
る煩雑な作業が不要であり、プロテクタ19ハウジング
16への取付が容易となる。
【0036】以上、本発明の実施例を詳述したが、本発
明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の
範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計
変更を行なうことが可能である。
【0037】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、ハウジン
グが合成樹脂によりそれぞれ型成形される内挿体および
外殻体で構成されるようにして、ハウジングを構成する
部品点数の低減を可能とすることができ、しかもハウジ
ングが構成された時点でプロテクタが該ハウジングに取
付けられた状態となるようにして、ハウジングにプロテ
クタを取付ける煩雑な作業を不要とし、プロテクタのハ
ウジングへの取付が容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】センサ装置の側面図である。
【図2】図1の2矢視図である。
【図3】センサ装置の縦断面図である。
【図4】ICモジュールおよびコードの接続状態を示す
斜視図である。
【図5】内挿体成形用金型装置の縦断面図であって図6
および図7の5−5線断面図である。
【図6】図5の6−6線拡大断面図である。
【図7】図5の7−7線拡大断面図である。
【図8】内挿体の斜視図である。
【図9】図8の9矢視拡大図である。
【図10】図8の10−10線拡大断面図である。
【図11】プロテクタの斜視図である。
【図12】外殻体成形用金型装置の縦断面図である。
【図13】図12の13−13線断面図である。
【符号の説明】
15・・・支持体 16・・・ハウジング 17・・・ICモジュール 18・・・コード 19・・・プロテクタ 20・・・検出部 22・・・内挿体 23・・・外殻体 27・・・内挿組立体 49・・・金型装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定の支持体(15)に取付け可能なハ
    ウジング(16)と、検出部(20)を有するとともに
    該検出部(20)を前記ハウジング(16)の先端部に
    配置せしめるようにしてハウジング(16)内に収納、
    固定されるICモジュール(17)と、前記ハウジング
    (16)の後端部から外部に引き出されるとともに前記
    ハウジング(16)内でICモジュール(17)に接続
    されるコード(18)と、前記検出部(20)を覆って
    前記ハウジング(16)に取付けられる金属製のプロテ
    クタ(19)とを備えるセンサ装置において、前記コー
    ド(18)のICモジュール(17)への接続部および
    前記ICモジュール(17)を覆って合成樹脂により型
    成形される内挿体(22)と、該内挿体(22)にプロ
    テクタ(19)が取付けられて成る内挿組立体(27)
    が挿入される金型装置(49)での型成形により形成さ
    れるとともに前記プロテクタ(19)の一部を外部に露
    出せしめて前記内挿組立体(27)を覆う合成樹脂製の
    外殻体(23)とで、前記ハウジング(16)が構成さ
    れることを特徴とするセンサ装置。
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