JPH11159747A - 燃焼装置 - Google Patents

燃焼装置

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JPH11159747A
JPH11159747A JP32421997A JP32421997A JPH11159747A JP H11159747 A JPH11159747 A JP H11159747A JP 32421997 A JP32421997 A JP 32421997A JP 32421997 A JP32421997 A JP 32421997A JP H11159747 A JPH11159747 A JP H11159747A
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JP
Japan
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temperature
combustion
cleaning
time
detection
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JP32421997A
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Yoshikatsu Ishikawa
善克 石川
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Harman Co Ltd
Original Assignee
Harman Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 未燃成分検出手段の劣化を抑制し得る燃焼装
置を提供する。 【解決手段】 検出用設定温度あるいはそれに近い温度
に設定された状態で、バーナ2の燃焼ガス中の未燃成分
の濃度を検出する接触燃焼式の未燃成分検出手段Sと、
その未燃成分検出手段Sの検出情報に基づいて、バーナ
2の不完全燃焼を判別する不完全燃焼判別手段102
と、未燃成分検出手段Sの温度を検出用設定温度よりも
高いクリーニング用設定温度に設定するヒートクリーニ
ング動作を実行する制御手段104が設けられた燃焼装
置において、未燃成分検出手段Sの検出情報の経時変化
を検出する経時変化検出手段103が設けられ、制御手
段104は、経時変化検出手段103の検出情報に基づ
いて、クリーニング用設定温度を変更設定するように構
成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、検出用設定温度あ
るいはそれに近い温度に設定された状態で、バーナの燃
焼ガス中の未燃成分の濃度を検出する接触燃焼式の未燃
成分検出手段と、その未燃成分検出手段の検出情報に基
づいて、前記バーナの不完全燃焼を判別する不完全燃焼
判別手段と、前記未燃成分検出手段の温度を前記検出用
設定温度よりも高いクリーニング用設定温度に設定する
ヒートクリーニング動作を実行する制御手段が設けられ
た燃焼装置に関する。
【0002】
【従来の技術】かかる燃焼装置においては、未燃成分検
出手段として例えばCOセンサを用い、未燃成分検出手
段をバーナの燃焼ガスと接触可能な箇所に設置して、未
燃成分検出手段を検出用設定温度あるいはそれに近い温
度に設定した状態で、燃焼ガス中の未燃成分の濃度を検
出するようにしている。そして、未燃成分検出手段の検
出情報に基づいて、不完全燃焼判別手段により不完全燃
焼を判別して、不完全燃焼を判別したときには、バーナ
の燃焼を停止させる等の安全処置をとるように構成して
ある。ところで、バーナの燃焼ガス中には硫化物等の異
物が含まれていて、このような異物が未燃成分検出手段
の表面に付着する場合があるが、異物が付着すると未燃
成分検出手段は検出精度が低下して性能が低下する。そ
こで、未燃成分検出手段の表面に付着した異物(以下、
付着物と略記する場合がある)を除去して性能を復帰さ
せるために、未燃成分検出手段の温度を検出用設定温度
よりも高いクリーニング用設定温度に設定して、ヒート
クリーニング動作を実行するようになっている。従来
は、クリーニング用設定温度を一義的に一定の温度に固
定設定していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、かかる燃焼
装置は様々な使用条件で使用されるが、使用条件に応じ
て、異物が未燃成分検出手段の表面に付着する状態(以
下、付着状態と略記する場合がある)が異なる。付着状
態には、付着量や付着強度等が含まれ、使用条件が厳し
くなるほど、付着量が多くなったり付着強度が強くなっ
たりして付着状態が厳しくなり、付着物を除去しにくく
なる。従って、クリーニング用設定温度を一義的に一定
の温度に決めていた従来技術では、下記のような問題が
あった。すなわち、厳しい使用条件で使用されて、未燃
成分検出手段の表面への異物の付着状態が設計時に想定
した付着状態よりも厳しいときは、ヒートクリーニング
動作を実行しても、性能が回復する程度にまで付着物を
充分に除去しきれず、その積み重ねで未燃成分検出手段
の劣化が速くなって、未燃成分検出手段を適正な性能範
囲内で使用できる期間(以下、使用可能期間と略記する
場合がある)が短くなる。このような不具合を防止する
ために、厳しい使用条件で使用されることを想定して、
クリーニング用設定温度を高めに一義的に設定すること
が考えられる。しかしながら、この場合は、一般的な使
用条件で使用される場合等のように、異物の付着量がク
リーニング用設定温度を決めるために想定した付着量よ
りも少ない場合は、異物は充分に除去できるものの、未
燃成分検出手段はより高温に加熱されることになり、そ
の分、未燃成分検出手段の劣化が速くなって、この場合
も未燃成分検出手段の使用可能期間が短くなる。
【0004】本発明は、かかる実情に鑑みてなされたも
のであり、その目的は、未燃成分検出手段の劣化を抑制
し得る燃焼装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の特徴構
成によれば、経時変化検出手段は未燃成分検出手段の検
出情報の経時変化を検出し、制御手段は、経時変化検出
手段の検出情報に基づいて、クリーニング用設定温度を
変更設定する。つまり、未燃成分検出手段の検出情報
は、その性能の変化に応じて変化するので、クリーニン
グ用設定温度を未燃成分検出手段の性能の変化に応じて
変更設定することができる。従って、性能の変化に応じ
た適正な温度でヒートクリーニング動作が実行されるの
で、未燃成分検出手段の劣化を抑制し得る燃焼装置を提
供することができるようになった。その結果、未燃成分
検出手段の使用可能期間が長くなり、メンテナンスに対
する負担を軽減することができるようになった。
【0006】請求項2に記載の特徴構成によれば、制御
手段は、経時変化検出手段の検出情報に基づいて、未燃
成分検出手段の検出情報が減少する経時変化の場合と増
加する経時変化の場合とで、クリーニング用設定温度を
逆側に変更設定する。つまり、未燃成分検出手段は、そ
の劣化原因によって検出情報が減少する経時変化を起こ
す場合と、検出情報が増加する経時変化を起こす場合が
あり、性能を維持するためには、それらの経時変化に応
じて、ヒートクリーニング動作を高い温度で実行すべき
場合と、低い温度で実行すべき場合とがある。
【0007】例えば、異物の付着によって性能が変化す
る場合は、一般には検出情報が減少する経時変化を起こ
し、その経時変化は異物の付着状態に応じたものとな
る。そこで、この場合は、検出情報が減少する側への経
時変化が大になるほど、クリーニング用設定温度を高く
なるように変更設定すればよい。従って、異物の付着状
態に応じた適切な温度でヒートクリーニング動作が実行
されるので、未燃成分検出手段の過熱を抑制しながら、
付着物を性能が回復するまで充分に除去できるようにヒ
ートクリーニングを行うことができる。一方、過熱によ
る劣化の場合は、検出情報が増加する経時変化を起こす
場合があり、その経時変化は、過熱の程度に応じたもの
となる。そこで、この場合は、検出情報が増加する側へ
の経時変化が大になるほど、クリーニング用設定温度を
低くなるように変更設定すればよい。従って、ヒートク
リーニングによって未燃成分検出手段が過熱傾向にある
ときは、低温でヒートクリーニングが実行されるので、
付着物を除去しながらも、過熱による劣化を抑制するこ
とができる。その結果、検出情報が減少する経時変化及
び増加する経時変化夫々に応じた適正な温度でヒートク
リーニングを行うことができるので、未燃成分検出手段
の劣化を一層抑制することができるようになった。
【0008】請求項3に記載の特徴構成によれば、制御
手段は、経時変化検出手段の検出情報に基づいて、経時
変化が設定範囲内のときは、クリーニング用設定温度を
変更設定しないか又は低温側に変更設定する。従って、
性能が変化していないときや性能の変化の程度が小さい
ときは、未燃成分検出手段の不必要な過熱を防止するこ
とができるので、未燃成分検出手段の劣化を一層抑制す
ることができるようになった。
【0009】請求項4に記載の特徴構成によれば、制御
手段が変更設定するクリーニング用設定温度に上限値又
は下限値が設定されているので、未燃成分検出手段の過
熱、及び、ヒートクリーニング効果が不足することによ
る付着物除去不足を防止することができる。従って、未
燃成分検出手段の劣化を一層抑制することができるよう
になった。
【0010】請求項5に記載の特徴構成によれば、積算
手段は未燃成分が発生する状態に対応する値を積算し、
経時変化検出手段は、積算手段の積算情報に対応付ける
状態で、未燃成分検出手段の検出情報の経時変化を検出
する。つまり、未燃成分検出手段は、未燃成分が発生す
る状態の経過に伴って、及び、未燃成分が発生する状態
の程度(例えば、発生量の大小)に応じて、性能が変化
する。そこで、未燃成分検出手段の検出情報の経時変化
を、未燃成分が発生する状態に対応する値を積算した積
算情報に対応付けて検出することにより、性能の変化の
速さを的確に検出して、その速さに応じてクリーニング
用設定温度を変更設定することができる。例えば、未燃
成分が発生する状態に対応する値としてバーナの燃焼時
間を適用する場合は、積算燃焼時間が設定時間を経過す
る間の経時変化が大きいほど、性能の変化の速さが早
い、即ち、使用条件が厳しいと判断されて、クリーニン
グ用設定温度がその変更量が大になるように変更設定さ
れる。ちなみに、単なる時間経過に対応付けて未燃成分
検出手段の検出情報の経時変化を検出することができる
が、この場合は、経時変化を検出する時間経過の間に
は、未燃成分が発生しない状態が含まれる場合があり、
性能の変化の速さを的確に検出することができない。従
って、請求項5に記載の特徴構成によれば、使用条件に
応じたクリーニング用設定温度の設定精度が一層向上す
るので、未燃成分検出手段の劣化を一層抑制することが
できるようになった。
【0011】請求項6に記載の特徴構成によれば、経時
変化検出手段は、未燃成分がゼロの状態と予想される状
態、即ち、バーナが燃焼していない状態のとき、具体的
には、例えば、装置への電源投入時あるいはバーナが消
火された後において、未燃成分検出手段の検出情報を読
み込んで経時変化を検出する。ちなみに、バーナが所定
の燃焼量で燃焼している状態に対応する未燃成分検出手
段の検出情報に基づいて、経時変化を検出することがで
きるが、バーナが所定の燃焼量で燃焼している状態であ
っても、バーナの燃焼状態(例えば、安定燃焼している
か否か)に応じて未燃成分の発生量が変化するので、経
時変化の検出精度が多少低くなる。従って、請求項6に
記載の特徴構成によれば、経時変化の検出精度が一層向
上するので、未燃成分検出手段の劣化を一層抑制するこ
とができるようになった。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面に基いて、本発明の実
施の形態を説明する。図1に本発明に係る燃焼装置の一
例としての給湯装置が示され、この給湯装置は、給湯器
Yと、給湯器Yの動作を制御する制御部Hと、リモコン
装置Rとから構成されている。給湯器Yは、燃焼室1
と、燃焼室1の内部に備えられているバーナ2と、水加
熱用の熱交換器3と、燃焼室1の上部に接続され、バー
ナ2の燃焼ガスを室外に排出する排気路5と、バーナ2
に燃焼用空気を通風し、且つ、バーナ2の燃焼ガスを排
気路5を通じて室外に排出するファン4と、熱交換器3
に加熱用の水を供給する給水路6と、熱交換器3におい
て加熱された湯を給湯栓(図示せず)に供給する給湯路
7と、バーナ2に対して燃料(ガス)を供給する燃料供
給路8とを備えて構成されている。
【0013】給水路6には、熱交換器3への給水量Qi
を検出する給水量センサ9が備えられ、給湯路7には、
給湯栓に対する給湯温度Txを検出する給湯温センサ1
0が備えられている。燃料供給路8は、一般家庭用のガ
ス供給管に接続され、この燃料供給路8には、バーナ2
への燃料供給量Ipを調節する電磁比例弁11と、燃料
の供給を断続する開閉弁12とが備えられている。バー
ナ2の近くにはバーナ2に点火するイグナイタ18、着
火したことを検出するフレームロッド19が備えられて
いる。
【0014】リモコン装置Rは、有線又は無線によって
制御部Hと接続され、給湯装置の運転及び停止を指示す
る運転スイッチ13や、設定目標給湯温度Tpを設定す
る温度設定スイッチ14や、種々の情報を表示する表示
ランプ15,16,17などが備えられている。尚、表
示ランプ15は、給湯装置が運転されているか否かを表
示し、表示ランプ16,17は、後述するような異常状
態を表示するように構成されている。排気路5には、未
燃成分検出手段の一例としての接触燃焼式COセンサS
が、バーナ2の燃焼ガスに接触する状態で設けられてい
る。このCOセンサSは、燃焼ガス中に含まれる未燃成
分としての一酸化炭素(CO)の濃度Dに応じた出力値
を出力するように構成されている。
【0015】図2は、このCOセンサSの構成を示した
ものである。COセンサSは、ステンレス製の保護枠2
1の内側の台座22にセンサ素子23、温度補償用リフ
ァレンス素子24、及び、COセンサSの雰囲気温度T
aを検出する温度センサ25を装備している。このセン
サ素子23、温度補償用リファレンス素子24は夫々触
媒を担持した白金線で構成されており、又、センサ素子
23、温度補償用リファレンス素子24、及び、抵抗素
子26,27とは、図3に示すように、ブリッジ回路状
態に接続されている。そして、センサ素子23、温度補
償用リファレンス素子24は、電流が流れることで検出
用設定温度として約250°Cに加熱され、その表面に
接触する未燃成分が触媒作用によって燃焼する。このと
き、センサ素子23に担持された触媒には、COに対す
る選択性があるため、センサ素子23、温度補償用リフ
ァレンス素子24夫々の素子温度に差が生じる。白金線
は、温度により抵抗値が変化するので、燃焼ガス中のC
O濃度が大になるほど、センサ素子23と温度補償用リ
ファレンス素子24の抵抗値の差が大となる。従って、
燃焼ガス中のCO濃度に応じた出力値Vsが、ブリッジ
回路における、センサ素子23と温度補償用リファレン
ス素子24との接続部、及び、抵抗素子26と27との
接続部から電圧値(単位;ボルト)として出力されるよ
うに構成されている。尚、図2中の28は、制御部Hと
接続しているリード線とのコネクタ部である。
【0016】COセンサSの出力値Vsは、CO濃度が
同じであっても雰囲気温度Taに応じて変化するという
温度特性を有している。図4は、CO濃度Dがゼロの状
態と予測されるときにおける(以下、ゼロ濃度状態と略
記する場合がある)出力値Vsの温度特性を示したもの
であり、図4中の実線L1は、COセンサSが劣化して
いないとき(出荷時)のゼロ濃度状態における出力値V
sの温度特性を示している。又、CO濃度Dが大になる
ほど実線L1を出力値が大になる方向に平行移動した状
態で、COセンサSの出力値Vsは増加する。尚、図4
において、雰囲気温度Taが70〜200°Cの範囲
は、概ねバーナ2が燃焼している領域に相当し、70°
C以下の範囲は、概ねバーナ2の燃焼が停止している領
域に相当する。
【0017】そして、雰囲気温度Taを所定の温度に固
定した場合、CO濃度Dと出力値Vsとの間には、 Vs=α×D+β にて示される相関関係がある。但し、αはCOセンサS
の感度、βは雰囲気温度Taが所定の温度のときのゼロ
濃度状態での出力値Vsである。図5は、CO濃度Dと
出力値Vsとの相関関係を示し、図5中の実線M1は、
COセンサSが劣化していないとき(初期)の相関関係
を示す。
【0018】図4において、破線L2,L3にて示すよ
うに、COセンサSが使用されるに連れて、ゼロ濃度状
態での出力値Vsは、実線L1を出力値が小になる方向
に平行移動した状態で低下する傾向を示す。従って、C
OセンサSの使用中と初期との間における、ゼロ濃度状
態での出力値Vsの偏差をΔVとすると、COセンサS
が使用されるに連れて偏差ΔVは大になる傾向を示す。
又、COセンサSが使用されるに連れてCOセンサSの
感度αも変化するが、感度αと偏差ΔVとの間には、 α=αC ×(1−K1 ×ΔV) (但し、αC は初期
値) にて示される相関関係があることが、実験により求めら
れている。つまり、使用されるに連れて、ゼロ濃度状態
での出力値が低下すると共に、感度αも低い(傾斜が緩
い)ものになる。但し、K1 は所定の定数である。従っ
て、使用中におけるCOセンサSのCO濃度Dと出力値
Vsとの相関関係は、 Vs=α×D+β=αC ×(1−K1 ×ΔV)×D+β で示される。尚、図4中において破線L2で示すよう
に、ゼロ濃度状態での出力値Vsが低下した場合、CO
濃度Dと出力値Vsとの相関関係は、図5中において破
線M2で示すようになり、同様に、図4中において破線
L3で示すように、ゼロ濃度状態での出力値Vsが低下
した場合、CO濃度Dと出力値Vsとの相関関係は、図
5中において破線M3で示すようになる。
【0019】制御部Hは、マイクロコンピュータを備え
て構成され、図1に示すように、バーナ2の燃焼動作及
びファン4の動作を制御する燃焼制御手段101と、C
OセンサSの出力値に基づいて不完全燃焼状態を判別す
る不完全燃焼判別手段102と、COセンサSの検出情
報の経時変化を検出する経時変化検出手段103と、C
OセンサSの温度を前記検出用設定温度やその検出用設
定温度よりも高いクリーニング用設定温度Tcに設定す
るためのCOセンサSへの通電動作及びCOセンサSの
検出情報を制御するCOセンサ制御手段104と、未燃
成分が発生する状態に対応する値を積算する積算手段1
05と、各種制御情報を記憶する記憶手段106の夫々
が設けられている。従って、COセンサ制御手段104
は、COセンサSの温度を前記検出用設定温度よりも高
いクリーニング用設定温度Tcに設定するヒートクリー
ニング動作を実行する制御手段に相当する。
【0020】尚、制御部Hには、リモコン装置R、ファ
ン4、給水量センサ9、給湯温センサ10、電磁比例弁
11、断続弁12、イグナイタ18、フレームロッド1
9、COセンサS、温度センサ25が接続されている。
【0021】燃焼制御手段101は、給湯栓によって調
節され給水量センサ9により検出される給水量Qiが設
定水量になると、バーナ2の点火制御を実行し、給湯温
度Txが設定目標給湯温度Tpになるようにバーナ2の
燃料供給量Ipを調節すると共に、ファン4の回転数が
燃料供給量Ipに対して予め設定されている目標回転数
になるようにファン4の回転数を制御し、給水量Qiが
設定水量未満になると、バーナ2の燃焼を停止させるよ
うに構成されている。
【0022】記憶手段106は、COセンサSが劣化し
ていないとき(出荷時等)のゼロ濃度状態での出力値を
初期基準値Voとして、及び、COセンサS使用中にお
けるゼロ濃度状態での出力値を経時変化基準値Vmとし
て記憶すると共に、クリーニング用基準温度Tmを記憶
する。上述したようにCOセンサSは、CO濃度Dが同
じであっても雰囲気温度Taに応じて変化するという温
度特性を有しているから、記憶手段106は、初期基準
値Voを雰囲気温度Taに対応付けた状態で、つまり、
図4の実線L1に示される如き出力値データをマップデ
ータの形式で記憶するように構成されている。又、経時
変化基準値Vmとしては、ゼロ濃度状態でのCOセンサ
Sの出力値Vsを設定温度(例えば25°C)に対応さ
せて補正した値を記憶するように構成されている。経時
変化基準値Vmは、詳細は後述するが、バーナ2の燃焼
が停止されてポストパージが実行された後に、並びに、
ヒートクリーニング動作が実行された後に書き換えられ
る。尚、以下の説明においては、COセンサSの出力値
を前記設定温度に対応させて補正することを、「温度補
正する」と略記する場合がある。又、クリーニング用基
準温度Tmとしては、出荷時には初期値(例えば、35
0°C)が記憶され、詳細は後述するが、ヒートクリー
ニング制御において変更設定されたクリーニング用設定
温度Tcに書き換えられる。
【0023】不完全燃焼判別手段102は、基本的に
は、COセンサSの出力値Vsに基づいて、 Vs=α×D+β なる関係式にてCO濃度Dを算出する。つまり、前記設
定温度に対応する初期基準値VO と経時変化基準値Vm
との偏差ΔVに基づいて、αをα=αC ×(1−K1 ×
ΔV)なる関係式にて変更し、且つ、βを雰囲気温度T
aと上記ΔVの関数F(Ta,ΔV)として設定して、
CO濃度Dを算出するように構成されている。尚、αC
(初期値)は予め記憶されている。更に、不完全燃焼判
別手段102は、算出濃度が設定濃度(例えば、100
0ppm)以上となる状態が設定時間(例えば、20秒
間)以上継続すると、不完全燃焼状態であると判別し
て、表示ランプ17を点灯することにより不完全燃焼状
態であることを報知する。尚、バーナ2の燃焼開始直後
は、バーナ2の燃焼に過渡的な不完全燃焼状態が生じ、
CO濃度Dが一時的に非常に高くなるので、燃焼開始直
後の過渡的な不完全燃焼状態を判別しないように、燃焼
開始後設定時間(例えば60秒)が経過する間は、不完
全燃焼判別作動を実行しないように構成されている。
【0024】積算手段105は、未燃成分が発生する状
態に対応する値としてバーナ2が燃焼作動している時間
(以下、燃焼時間と略記する場合がある)を積算するよ
うに構成されている。
【0025】経時変化検出手段103は、ゼロ濃度状態
でのCOセンサSの出力値Vsに基づいて、経時変化を
検出するとともに、その経時変化を積算手段105の積
算情報に対応付けた状態で検出するように構成されてい
る。
【0026】COセンサ制御手段104は、温度センサ
25の検出情報に基づいて、COセンサSの温度が目標
温度になるようにCOセンサSへの通電動作を制御する
ように構成されている。又、COセンサ制御手段104
は、経時変化検出手段103の検出情報に基づいて、ゼ
ロ濃度状態でのCOセンサSの出力値Vsが増加する経
時変化のときはクリーニング用設定温度Tcを低温側に
変更設定し、COセンサSの出力値Vsが減少する経時
変化のときはクリーニング用設定温度Tcを高温側に変
更設定するように構成されている。
【0027】記憶手段106は、例えばEEPROM
(電気的に書き込み消去可能な不揮発性メモリ)等によ
り構成され、その他の上記各手段は、不揮発性メモリ等
に制御プログラム形式で備えられている。
【0028】以下、制御部Hにおける制御作動を、図6
〜図8に示すフローチャートに基づいて説明する。給湯
が開始されて給水量センサ9により検出される給水量Q
iが設定水量を越えることにより、燃焼開始が指令され
ると(ステップ#1)、COセンサSの電源をONさせ
て素子温度を前記検出用設定温度に設定し(ステップ#
2)、続いて、バーナ2の点火制御を実行する(ステッ
プ#3)。つまり、電磁比例弁11及び開閉弁12を開
弁して燃料ガスをバーナ2に供給すると共に、イグナイ
タ18による点火を行う。
【0029】そして、フレームロッド19により着火が
確認されると(ステップ#4)、点火動作を停止して、
燃焼時間の積算を開始するとともに、燃焼制御を実行す
る(ステップ#5〜#6)。つまり、出湯温センサ10
により検出される給湯温度Txが設定目標給湯温度Tp
になるように、電磁比例弁11を調整制御してバーナ2
の燃料供給量Ipを調節すると共に、ファン4の回転数
が燃料供給量Ipに対して予め設定されている目標回転
数になるようにファン4の回転数を制御する。又、上述
したような燃焼制御と共に、後述するような不完全燃焼
判別制御を実行して、不完全燃焼を判別する(ステップ
#7〜#8)。
【0030】ステップ#1において燃焼開始が指令され
ず、給湯器側の装置電源スイッチがOFFされると、制
御を終了する(ステップ#9)。
【0031】ステップ#4において、着火が確認されな
いとき、又は、ステップ#7〜#8の判別制御におい
て、不完全燃焼と判別されたときは、電磁弁11及び開
閉弁12を閉弁してバーナ2の燃焼を停止させる燃焼停
止動作を実行して、表示ランプ17を点灯させて、異常
を表示するとともに、COセンサSの電源をOFFし
て、装置電源スイッチのOFF/ON等のリセット動作
があるまで、バーナ2の燃焼作動を禁止する(ステップ
#10〜#13)。
【0032】ステップ#7〜#8の判別制御において、
不完全燃焼が判別されなかったときは、ステップ#14
に進み、ステップ#14で、給湯栓が閉じられて給水量
センサ9により検出される給水量Qiが設定水量を下回
ることに基づく燃焼停止命令が指令されるまで、ステッ
プ#6〜#8の制御を繰り返す。ステップ#14で、燃
焼停止命令が指令されると、燃焼停止動作を実行して、
続いて、バーナ2の燃焼が停止した後もポストパージ用
設定時間(5分間)だけファンによる通風(ポストパー
ジ)を実行する(ステップ#15〜#16)。
【0033】ポストパージ終了後、所定時間(約5分
間)が経過した時点では、バーナ2が燃焼していず、C
O濃度Dがゼロと予測される状態であるから、ステップ
#17で、そのときのCOセンサSの出力値Vsを読み
込むとともに温度補正する。そして、ステップ#18
で、温度補正後の出力値Vsが下限値VL から上限値V
H までの許容範囲内に入っているか否かを判別し、前記
許容範囲内に入っているときは、ステップ#19で、積
算燃焼時間Hが設定燃焼時間Hsに達しているか否かを
判別し、積算燃焼時間Hが設定燃焼時間Hsに達してい
るときは後述するように、ヒートクリーニング制御を実
行してからステップ#21に進み、達していないときは
そのままステップ#21に進み、ステップ#21におい
て、記憶手段106に記憶されている経時変化基準値V
mの書き換えを行った後、ステップ#22で、COセン
サSの電源をOFFし、給湯運転待機状態となる。但
し、ステップ#21において、経時変化基準値Vmは、
ヒートクリーニング制御を実行したときは、ヒートクリ
ーニング後のゼロ濃度状態でのCOセンサSの出力値V
sに書き換えられ、ヒートクリーニング制御を実行しな
かったときは、ステップ#17で求めた温度補正後の出
力値Vsに書き換えられる。
【0034】ステップ#18で、前記温度補正後の出力
値Vsが前記許容範囲内に入っていないときは、COセ
ンサSの異常と考えられるので、表示ランプ16を点灯
させてメンテナンスが必要であることを報知するととも
に、COセンサSの電源をOFFし、以後の装置の作動
を禁止するインターロックをかける(ステップ#23〜
#25)。COセンサSを新しいものに交換するメンテ
ナンスを実施して、図示しないメンテナンススイッチを
操作すると、前記インターロックが解除されて、装置の
作動が可能となる。
【0035】次に、図7に示すフローチャートに基づい
て、不完全燃焼判別制御について説明する。ステップ#
31で、COセンサSの出力値Vsを読み込む。続い
て、βをβ=F(Ta,ΔV)として設定するととも
に、αをα=αC ×(1−K1 ×ΔV)なる関係式にて
変更し、Vs=α×D+β、即ち、〔Vs=αC ×(1
−K1 ×ΔV)×D+F(Ta,ΔV)〕なる関係式に
てCO濃度Dを算出する(ステップ#32〜#33)。
続いて、CO濃度Dが設定濃度(例えば、1000pp
m)より大のときは、カウンタをスタートさせて、CO
濃度Dが設定濃度より大の状態が設定時間(例えば、2
0秒)以上継続すると(ステップ#34〜#36)、不
完全燃焼状態であると判別してステップ#10に進み、
前述のように、燃焼停止動作を実行して、表示ランプ1
7を点灯させて、異常を表示するとともに、COセンサ
Sの電源をOFFして、装置電源スイッチのOFF/O
N等のリセット動作があるまで、バーナ2の燃焼作動を
禁止する(ステップ#10〜#13)。
【0036】ステップ#34においてCO濃度Dが設定
濃度より小のときは、ステップ#37で、計時用のカウ
ンターをリセットしてステップ#14に進み、ステップ
#36において、CO濃度Dが設定濃度より大の状態が
前記設定時間以上継続していないときは、ステップ#1
4に進み、燃焼停止指令があるまで、上記判別制御を繰
り返す。
【0037】次に、図8に示すフローチャートに基づい
て、ヒートクリーニング制御について説明する。このヒ
ートクリーニング制御は、基本的には積算燃焼時間Hが
設定燃焼時間Hsに達する毎に実行される。ステップ#
19で積算燃焼時間Hが設定燃焼時間Hsに達している
ときは、ステップ#17で求めた温度補正後の出力値V
sが、記憶手段106に記憶されている初期基準値Vo
に対して温度変更限界値L以上増大変化しているか、初
期基準値Voに対して温度変更限界値L以上減少変化し
ているか、あるいは、そのいずれでもないか、即ち、C
OセンサSの検出情報の経時変化が設定範囲内であるか
を判別する。温度変更限界値L以上増大変化していると
きは、クリーニング用設定温度Tcを記憶手段106に
記憶されているクリーニング用基準温度Tmから温度変
更値ΔT(例えば、50°C)を減じた値に変更設定
し、温度変更限界値L以上減少変化しているときは、ク
リーニング用設定温度Tcをクリーニング用基準温度T
mに温度変更値ΔTを加えた値に変更設定し、続いて、
記憶手段106に記憶されているクリーニング用基準温
度Tmを、変更設定したクリーニング用設定温度Tcに
書き換え、前記設定範囲内のときはクリーニング用設定
温度Tcは変更しない(ステップ#41〜#49)。但
し、クリーニング用設定温度Tcの変更設定は、下限値
L から上限値TH までの範囲内で行われる。
【0038】続いて、積算燃焼時間Hをゼロにリセット
し、温度センサ25の検出情報に基づいて、COセンサ
Sの温度をクリーニング用設定温度Tcに設定するよう
に通電動作を制御して、ヒートクリーニング動作を実行
する(ステップ#50〜#51)。続いて、ステップ#
52で、COセンサSの出力値Vsを読み込むととも
に、温度補正する。続いて、ステップ#53で、温度補
正後の出力値Vsが下限値VL から上限値VH までの許
容範囲内に入っているか否かを判別し、前記許容範囲内
に入っているときは、ステップ21に進んで、経時変化
基準値Vmをステップ#52で求めた温度補正後の出力
値Vsに書き換え、前記許容範囲内に入っていないとき
は、ステップ#23に進んで、前述のようにCOセンサ
Sの異常処理を行う。
【0039】〔別実施形態〕 (イ) 上記の実施形態においては、経時変化検出手段
103は、ゼロ濃度状態でのCOセンサSの出力値Vs
に基づいて経時変化を検出するように構成する場合につ
いて例示したが、これに代えて、バーナ2が所定の設定
燃焼量で燃焼しているときのCOセンサSの出力値Vs
に基づいて経時変化を検出するように構成してもよい。
【0040】(ロ) 上記の実施形態においては、ヒー
トクリーニング制御を積算燃焼時間Hが設定燃焼時間H
sに達する毎に実行する場合について例示したが、これ
に代えて、ポストパージを実行する毎に実行するように
構成してもよい。この場合、経時変化としては、単位燃
焼時間当たりのCOセンサSの出力値Vsの変化量を検
出する。
【0041】(ハ) 上記の実施形態において、ゼロ濃
度状態でのCOセンサSの出力値Vsの変化量に応じ
て、温度変更値ΔTを変更設定するように構成してもよ
い。この場合は、クリーニング用設定温度Tcを一層き
め細かく変更設定することができる。
【0042】(ニ) 上記の実施形態においては、温度
センサ25の検出情報に基づいて、COセンサSの温度
を目標温度(検出用設定温度やクリーニング用設定温度
Tc)に設定するように通電動作を制御する場合につい
て例示した。この場合、COセンサSの温度設定を精度
良く行うことができる。これに代えて、COセンサSに
印加する電力を目標温度毎に設定された値に調整するこ
とにより、COセンサSの温度設定を行うように構成し
てもよい。この場合は、制御構成の簡略化を図ることが
できる。
【0043】(ホ) 積算手段105の積算対象とな
る、未燃成分が発生する状態に対応する値の具体例とし
ては、上記の実施形態において採用したバーナ2の燃焼
時間に限定されるものではない。例えば、バーナ2の点
火回数、あるいは消火回数を採用してもよい。この場合
は、特に、バーナ2の点消火時に生じる雰囲気(燃料ガ
ス、未燃成分等が多く含まれる)によって劣化し易い未
燃成分検出手段について、劣化を効果的に抑制すること
ができる。あるいは、バーナ2の燃焼量を採用してもよ
い。燃焼時間が同じであっても燃焼量が大になるほど燃
焼ガス中に含まれる硫化物等の異物の量が多くなる。そ
こで、未燃成分が発生する状態に対応する値の具体例と
してバーナ2の燃焼量を採用することにより、未燃成分
検出手段の性能の変化を一層的確に検出することができ
るようになり、劣化を一層効果的に抑制することができ
る。
【0044】(ヘ) 上記の実施形態においては、CO
センサSの検出情報の経時変化が設定範囲内のときは、
クリーニング用設定温度Tcは変更しないように構成す
る場合について例示したが、これに代えて、クリーニン
グ用設定温度Tcを低温側に変更設定するように構成し
てもよい。この場合の制御例の一例のフローチャートを
図9に示す。図9に示すフローチャートでは、COセン
サSの検出情報の経時変化が設定範囲内であると判別さ
れる状態が連続する回数Nが、設定回数Nsに達するま
では、クリーニング用設定温度Tcを変更せず、設定回
数Nsに達すると、クリーニング用設定温度Tcを低温
側に変更設定する(ステップ#61〜#72)。尚、設
定回数Nsは適宜設定することができる。あるいは、C
OセンサSの検出情報の経時変化が設定範囲内であると
判別される毎に、クリーニング用設定温度Tcを低温側
に変更設定してもよい。
【0045】(ト) 上記の実施形態、及び、図9に示
す別実施形態においては、経時変化検出手段103は、
初期基準値Voを基準にして経時変化を検出するように
構成する場合について例示したが、これに代えて、前回
のヒートクリーニング後のゼロ濃度状態でのCOセンサ
Sの出力値Vsを基準にして経時変化を検出するように
構成してもよい。この場合は、記憶手段106に、ヒー
トクリーニング後のゼロ濃度状態でのCOセンサSの出
力値Vs(温度補正後)をヒートクリーニング用基準値
Vcとして記憶するとともに、そのヒートクリーニング
用基準値Vcをヒートクリーニング毎に更新するように
する。そして、ヒートクリーニング制御においては、ス
テップ#17で求めた温度補正後の出力値Vsが、記憶
手段106に記憶されているヒートクリーニング用基準
値Vcに対して温度変更限界値L以上増大変化している
か、温度変更限界値L以上減少変化しているか、あるい
は、そのいずれでもないかを判別して、その判別結果に
基づいて、上記の実施形態や図9に示す別実施形態に示
すように、クリーニング用設定温度Tcを変更設定す
る。
【0046】(チ) 上記の実施形態では、未燃成分濃
度検出手段の一例として、COセンサSを適用する場合
について例示したが、未燃成分濃度検出手段としては、
この他にも、例えば、酸素を検出する酸素センサ、水素
を検出する水素センサを適用することができる。 (リ) 上記の実施の形態のように、ランプを点灯させ
て異常を報知する構成に代えて、ブザーにより異常を報
知する構成や、ランプとブザーを併用する構成等、各種
の異常報知方法を用いることができる。 (ヌ) 本発明は、給湯装置に限らず、ファンヒータ等
その他の燃焼装置であっても適用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】給湯装置の概略構成図
【図2】COセンサの断面図
【図3】COセンサの回路構成図
【図4】CO濃度Dがゼロと予想される状態でのCOセ
ンサの出力値
【図5】CO濃度Dに対するCOセンサの出力値を示す
【図6】制御動作のフローチャートを示す図
【図7】制御動作のフローチャートを示す図
【図8】制御動作のフローチャートを示す図
【図9】別実施形態における制御動作のフローチャート
を示す図
【符号の説明】
2 バーナ 102 不完全燃焼判別手段 103 経時変化検出手段 104 制御手段 105 積算手段 S 未燃成分検出手段

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 検出用設定温度あるいはそれに近い温度
    に設定された状態で、バーナの燃焼ガス中の未燃成分の
    濃度を検出する接触燃焼式の未燃成分検出手段と、 その未燃成分検出手段の検出情報に基づいて、前記バー
    ナの不完全燃焼を判別する不完全燃焼判別手段と、 前記未燃成分検出手段の温度を前記検出用設定温度より
    も高いクリーニング用設定温度に設定するヒートクリー
    ニング動作を実行する制御手段が設けられた燃焼装置で
    あって、 前記未燃成分検出手段の検出情報の経時変化を検出する
    経時変化検出手段が設けられ、 前記制御手段は、前記経時変化検出手段の検出情報に基
    づいて、前記クリーニング用設定温度を変更設定するよ
    うに構成されている燃焼装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前記経時変化検出手段
    の検出情報に基づいて、前記未燃成分検出手段の検出情
    報が減少する経時変化の場合と増加する経時変化の場合
    とで、前記クリーニング用設定温度を逆側に変更設定す
    るように構成されている請求項1記載の燃焼装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、前記経時変化検出手段
    の検出情報に基づいて、前記経時変化が設定範囲内のと
    きは、前記クリーニング用設定温度を変更設定しないか
    又は低温側に変更設定するように構成されている請求項
    1又は2記載の燃焼装置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段が変更設定する前記クリー
    ニング用設定温度に、上限値又は下限値が設定されてい
    る請求項1〜3のいずれか1項に記載の燃焼装置。
  5. 【請求項5】 前記未燃成分が発生する状態に対応する
    値を積算する積算手段が設けられ、 前記経時変化検出手段は、前記積算手段の積算情報に対
    応付ける状態で、前記未燃成分検出手段の検出情報の経
    時変化を検出するように構成されている請求項1〜4の
    いずれか1項に記載の燃焼装置。
  6. 【請求項6】 前記経時変化検出手段は、前記未燃成分
    がゼロの状態と予想される状態に対応する前記未燃成分
    検出手段の検出情報に基づいて、経時変化を検出するよ
    うに構成されている請求項1〜5のいずれか1項に記載
    の燃焼装置。
JP32421997A 1997-11-26 1997-11-26 燃焼装置 Pending JPH11159747A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009138953A (ja) * 2007-12-03 2009-06-25 Paloma Ind Ltd 湯沸器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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