JPH11157225A - 熱転写受像シートおよび印画物 - Google Patents

熱転写受像シートおよび印画物

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JPH11157225A
JPH11157225A JP10097110A JP9711098A JPH11157225A JP H11157225 A JPH11157225 A JP H11157225A JP 10097110 A JP10097110 A JP 10097110A JP 9711098 A JP9711098 A JP 9711098A JP H11157225 A JPH11157225 A JP H11157225A
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Application number
JP10097110A
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English (en)
Inventor
Koichi Shirai
孝一 白井
Masayasu Yamazaki
昌保 山崎
Kazuyuki Nakahara
一行 中原
Katsuyuki Oshima
克之 大嶋
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Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 金属光沢等を有して装飾性に優れ、高濃度で
階調性のよい画像を形成することができる熱転写受像シ
ートを提供する。 【解決手段】 基材2と、基材2の前面側に設けられた
金属層3と、金属層3の前面側に設けられた透明または
半透明の色材受容層5とを少なくとも備えた熱転写受像
シート1により、上記課題を解決した。基材2の前面側
に設けられて装飾性に優れる金属層3が、色材受容層5
を通して鑑賞されるので、色材受容層5に、装飾性に、
優れ高濃度で階調性よく画像を形成することができる。
また、適度なクッション性と十分な断熱性を有した蓄熱
性中間層4を設けることによって、熱転写時に、加熱デ
バイスを色材受容層5に密着し、さらに、印加された熱
エネルギーが金属層3に拡散するのを阻止することがで
きるので、色材受容層5に高濃度な画像を階調性よく形
成することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、金属光沢等を有し
て装飾性に優れ、高濃度で階調性に優れた画像を形成す
ることができる熱転写受像シートおよび画像が形成され
た印画物に関する。
【0002】
【従来の技術】紙等の基材上に金属層が設けられている
ものとしては、金属化紙または金属箔紙が知られてい
る。金属化紙は、金属粉末を接着剤と共に基材上に塗布
したり、基材上に金属を蒸着したりして形成される。ま
た、金属箔紙は、基材上に金属箔を貼り合わせることに
よって形成される。この金属化紙や金属箔紙は、形成さ
れた金属の特性または金属光沢、例えばガスバリヤー性
等や金属光沢による装飾性等を活かして、通常その金属
層の表面に印刷を施し、包装紙、商業用印刷物、ラベ
ル、シール、ポスター等に使用されている。このような
金属化紙や金属箔紙への印刷は、印刷工場等で従来から
の印刷手法によって行われていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、こうし
て得られた印画物は、装飾性に優れてはいるものの、高
濃度の画像や階調性に優れた画像を形成することができ
なかった。さらに、こうした印画物は、通常、印刷工場
で印刷されるので、得られる画像は画一的であり、需要
者の多様なニーズに応えることはできていなかった。
【0004】一方、近年、小型の熱転写プリンターによ
って、熱転写受像シートに任意なカラー画像を容易に形
成することができる。
【0005】本発明の目的は、金属光沢等を有して装飾
性に優れ、高濃度で階調性のよい画像を形成することが
できる熱転写受像シートおよびそうした画像が形成され
た印画物を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の熱転写受像シー
トは、基材と、該基材の前面側に設けられた金属層と、
該金属層の前面側に設けられた透明または半透明の色材
受容層とを少なくとも備えることにより、上述の目的を
達成した。この発明によれば、色材受容層が、装飾性に
優れた金属層の前面側に設けられているので、金属層の
前面側に、熱転写によって画像を形成することができ
る。また、小型プリンター等により、好みに応じて選定
された任意の画像を色材受容層上に設けることができ
る。色材受容層は色材受容性に優れているので、熱転写
シートからの色材の移行による熱転写によって、高濃度
で階調性のよいカラー画像等を転写形成することができ
る。また、金属層が基材の前面側に設けられており尚且
つ金属層の前面側に設けられた色材受容層が透明または
半透明であるので、金属光沢を有して装飾性に優れる金
属層を、基材の透明性を考慮することなく、色材受容層
側から視認することができる。その結果、金属光沢等を
有して装飾性に優れ、高濃度で階調性のよい画像を形成
することができる熱転写受像シートとすることができ
る。
【0007】前記金属層を、金属蒸着層とすることが好
ましい。蒸着によって、薄くて均一な金属蒸着層を形成
することができるので、光沢に優れた装飾性のある金属
膜を容易に得ることができる。
【0008】こうした熱転写受像シートは、従来のもの
に比べると十分満足できるものであったが、中には、形
成された画像の濃度や階調性が不十分なものもあった。
このような現象は、色材受容層の真下に硬くてしかも高
い熱伝導性を有する厚い金属層が存在している場合に、
サーマルヘッドなどの加熱デバイスと色材受容層の密着
性が十分でなくなること、または、加熱デバイスから印
加された熱エネルギーが熱伝導性のよい金属層中を拡散
してしまうことが原因であると考えられ、その結果、熱
エネルギーの利用効率が低下し、十分な量の色材を受容
層に移行させることができなかったものと推察される。
【0009】そこで、上述した本発明の熱転写受像シー
トにおいて、前記金属層と前記色材受容層との間に、透
明または半透明の蓄熱性中間層を設けることによって、
こうした課題を解決した。この発明によれば、蓄熱性中
間層は、その有する適度なクッション性によって、加熱
デバイスと色材受容層との密着性を高めることができ、
さらに、蓄熱性中間層は、熱エネルギーを十分蓄熱する
ことができるので、印加された熱エネルギーが金属層中
に拡散してしまうのを抑制することができ、熱転写時の
熱エネルギーの利用効率を高めることができる。その結
果、色材受容層に高濃度の画像を階調性よく転写形成す
ることができる。また、この蓄熱性中間層が透明または
半透明であるので、装飾性に優れた金属層を、色材受容
層側からその装飾性を損なうことなく視認することがで
きる。
【0010】前記蓄熱性中間層を、ガードナー色数で1
以下とすることが好ましい。色材受容層と金属層との間
に設けられる蓄熱性中間層の色相を、より透明性の高い
1以下のガードナー色数とすることによって、金属層の
特徴、例えば金属光沢をより際立たせ、装飾性をより向
上させることができる。
【0011】前記金属層と前記色材受容層の間には、透
明または半透明の着色層を設けてもよい。着色層を通し
て金属層を鑑賞すると、金属層が着色されて見えるの
で、装飾性をより一層高めることができる。
【0012】前記基材を、ポリエチレンテレフタレート
からなる基材とすることが好ましい。ポリエチレンテレ
フタレートは、平滑性および金属層との密着性に優れる
材料なので、これを基材とすることによって金属光沢
性、すなわち高い反射率を有する熱転写受像シートを得
ることができる。
【0013】また、前記基材の背面側に粘着剤層を設
け、該粘着剤層の露出面を剥離可能な離型シートで被覆
することによっても熱転写受像シートを得ることができ
る。この発明によれば、基材の背面側に設けられた粘着
剤層が、離型シートから剥がれて他の物品に貼着できる
ので、金属光沢等を有して装飾性に優れ、高濃度で階調
性のよい画像が形成された熱転写受像シートを、シール
用途として利用できる。
【0014】本発明の印画物は、上述した熱転写受像シ
ートの色材受容層に、昇華転写によってフレーム画像が
形成されてなることに特徴を有する。この発明によれ
ば、色材受容層に、フレーム画像、すなわち画像によっ
て形作られた枠が形成されているので、枠状に形成され
たフレーム画像の内側に位置する中央部分を、その金属
光沢を利用した鏡として使用することができる。また、
小型プリンター等を用いた昇華転写によって、フレーム
画像を簡単に形成できるので、好みに応じて選択された
任意のフレーム画像を有する印画物とすることができ
る。
【0015】前記印画物において、前記昇華転写によっ
て形成されたフレ−ム画像とは重ならない位置に、別の
画像が形成されてなることが好ましい。この発明によれ
ば、前記のフレーム画像以外の画像が、小型プリンター
等によって簡便に色材受容層上に形成されているので、
オリジナリティがあり、装飾性に優れ、高濃度で階調性
のよい画像が形成された印画物とすることができる。さ
らに、この別の画像を、フレ−ム画像とは重ならない位
置、好ましくは中央部分以外の位置に設けることによっ
て、その中央部分を、金属光沢を利用した鏡として使用
することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の熱転写受像シー
トの一例を示す断面図である。熱転写受像シート1は、
基材2と、基材2の前面側に設けられた金属層3と、金
属層3の前面側に設けられた蓄熱性中間層4と、蓄熱性
中間層4の前面側に設けられた色材受容層5とを備えて
いる。本発明の熱転写受像シート1においては、これら
のうち少なくとも基材2と金属層3と色材受容層5とが
必須の層として設けられ、蓄熱性中間層4は必要に応じ
て設けられる。
【0017】図2は、本発明のシール用熱転写受像シー
トの一例を示す断面図である。シール用熱転写受像シー
ト6は、上述した熱転写受像シート1の基材2の背面側
に粘着剤層7が形成され、その粘着剤層7の露出面を剥
離可能な離型シート8で被覆することによって作製され
ている。
【0018】以下に、熱転写受像シート1およびシール
用熱転写受像シート6を例にして、本発明の熱転写シー
トを構成する各層およびその形成方法について説明す
る。
【0019】[基材]基材2としては、従来の熱転写受像
シートに使用されているものと同じ基材フィルムをその
まま使用することができる。好ましい基材2としては、
ポリエチレンフィルム、ポリプロピレンフィルム等のポ
リオレフィンフィルムまたはポリエチレンテレフタレー
トフィルム等のポリエステルフィルムの単層タイプ、あ
るいはこれらを接着層を介してまたは介すことなく二層
以上積層した複合フィルムを用いることができる。ま
た、硬質塩化ビニル、アクリル、塩化ビニリデン等から
なる樹脂フィルムも使用することができる。これらのう
ち、通常は、ポリエチレンテレフタレートフィルムが好
ましく用いられる。ポリエチレンテレフタレートは、耐
熱性、平滑性および金属との密着性に優れているので、
これを基材とすることによって金属光沢に優れた熱転写
受像シートを得ることができると共に、低濃度印画域か
ら高濃度印画域まで、ザラツキのない高画質の印画物を
得ることができる。
【0020】接着層は、上述した積層型の複合フィルム
を基材2として構成する際に従来公知の方法で設けるこ
とができ、その構成材料としては、ポリアクリル酸エス
テル、アクリル系共重合体等が挙げられ、必要に応じて
補強剤、可塑剤、充填剤等を添加することができる。
【0021】これらの基材2は、透明性のものでも、そ
れらにチタン、炭酸カルシウムまたは酸化亜鉛等の白色
顔料を練り込んだ遮光性のものでもよい。さらに、合成
紙、天然紙等の遮光性シートを用いることもできる。
【0022】なお、金属層3を薄い金属蒸着膜とした場
合には、下地となる基材2の表面状態が金属光沢に大き
な影響を与える。例えば、基材2の表面状態がマット
(艶消し)調のコート紙のような場合や、マット調の合
成紙のような場合は、反射率が低くなるため、金属光沢
に劣る熱転写受像シート1となる。一方、基材2の表面
状態が平滑性に優れる場合には、金属層3の反射率が高
くなり、金属光沢性に優れる熱転写受像シート1とな
る。従って、用いられる基材2は、その表面状態に応じ
て適宜選択される。
【0023】基材2の厚さは、特に制限されないが、用
途および強度等を考慮して適宜選択され、通常は35〜
250μm程度である。
【0024】[金属層]金属層3は、画像が形成された熱
転写受像シート1を装飾するために、基材2の前面側に
必須の層として設けられる。そのため、金属層3が、基
材2の背面側に設けられている場合に比べ、基材2を通
さずに金属層3を鑑賞することができるので、金属光沢
の低下が少なく、優れた装飾性を示すことができる。
【0025】金属層3は、色材受容層5および蓄熱性中
間層4を通して視認され、色材受容層5に形成された画
像の背景色となって画像を装飾する。このため、色材受
容層5と蓄熱性中間層4はできるだけ透明性が高いこと
が望ましい。
【0026】金属層3の前面側の表面は、光沢であって
も艶消しであってもよいが、光沢表面の場合は、特に装
飾性に優れ、キラキラした熱転写受像シート1を得るこ
とができるので好ましい。また、特に平滑性を有する場
合には、この熱転写受像シート1を、鏡として好ましく
使用することができる。
【0027】金属層3としては、アルミニウム、金、銀
等の金属を、蒸着、貼り合せ等の方法によって基材2上
に形成することができる。上述した種々の金属は、薄く
して用いる場合はその加工が難しくなるため、蒸着によ
って直接薄くて均一な金属膜3を形成することが好まし
く、光沢に優れた装飾性のある金属膜3を容易に得るこ
とができる。また、アルミニウムを蒸着によって形成す
るのが安価なため特に好ましい。金属層3は、その金属
の種類や厚さ等によって特有の色調を表すことができる
ので、その組み合わせによって特徴ある装飾をすること
ができる。
【0028】金属層3の厚さは、金属の種類、色調、コ
スト、柔軟性等によって異なるが、通常は0.03〜7
μmである。
【0029】[蓄熱性中間層]十分な画像濃度と優れた階
調性を得るために、金属層3と色材受容層5との間に透
明または半透明の蓄熱性中間層4を介在させることが好
ましい。蓄熱性中間層4は、熱エネルギーを蓄熱する性
質に優れると共に、適度なクッション性と十分な断熱性
を有しているのが好ましい。
【0030】蓄熱性中間層4は、その有する適度なクッ
ション性によって、加熱デバイスと色材受容層5との密
着性を高めることができ、さらに、熱エネルギーを十分
蓄熱することができるので、印加された熱エネルギーが
金属層中に拡散してしまうのを抑制することができ、熱
転写時の熱エネルギーの利用効率を高めることができ
る。その結果、色材受容層に高濃度の画像を階調性よく
転写形成することができる。例えば加熱デバイスがサー
マルヘッドの場合、押し当てられたサーマルヘッドが、
蓄熱性中間層4のクッション性によって、密着よく押圧
されるので、熱転写シートの色材層から色材受容層5
へ、十分な熱エネルギーの伝達によって、十分な量の色
材を移行させることができる。
【0031】また、蓄熱性中間層4が有する十分な断熱
性によって、熱転写時に、加熱デバイスから印加された
熱エネルギーが、色材受容層5から金属層3へ熱拡散す
るのを阻止することができるので、熱エネルギーの効率
利用が高められ、色材受容層5に高濃度な画像を階調性
よく転写形成することができる。
【0032】蓄熱性中間層4は、金属層3の前面側に設
けられるので、できるだけ透明性が高い方が望ましく、
この透明性によって、装飾性に優れた金属層3を、色材
受容層5側からその装飾性を損なうことなく視認するこ
とができる。また、適度なクッション性と十分な断熱性
が確保できる限り、できるだけ薄いことが望ましい。そ
の厚さは、通常、基材よりも薄く、通常0.1〜10μ
m、好ましくは1〜3μmである。蓄熱性中間層4は、
通常、基材と比べてかなり薄いので、蓄熱性中間層4を
通して鑑賞される金属膜3の金属光沢はあまり低下しな
い。
【0033】蓄熱性中間層4の透明性は、JIS K
5400に規定されるガードナー色数で、1以下である
ことが好ましく、特に好ましくは0.5以下である。1
以下のガードナー色数の蓄熱性中間層4は、透明性に優
れ、金属層3の光沢や色調等をより際立たせ、装飾性を
より向上させることができる。
【0034】また、蓄熱性中間層4には、他の特性、例
えば層間の接着性、帯電防止性等を合わせて付与するこ
とができる。
【0035】蓄熱性中間層4としては、適度なクッショ
ン性、十分な断熱性、透明性および接着性等のバランス
がとれているものを使用するという観点から、ポリウレ
タン樹脂、変性ポリオレフィン樹脂、アクリル樹脂等の
材料を用いることができ、特にポリウレタン樹脂は接着
性に優れているので、実用上好ましく用いられる。
【0036】蓄熱性中間層4は、その材料の性質に応じ
て塗工、ラミネート等の従来公知の方法で基材2上に形
成して設けられる。塗工法によって形成する場合は、蓄
熱性中間層用塗工液を従来公知の方法で塗工、乾燥して
形成することができ、その塗工量は、乾燥後の塗工重量
として、通常1〜3g/m2 である。
【0037】[色材受容層]色材受容層5は、蓄熱性中間
層4の前面側に必須の層として形成された透明または半
透明の層であって、少なくともバインダー樹脂からな
り、必要に応じて離型剤等の各種添加剤が添加される。
【0038】色材受容層5は、装飾性に優れた金属層3
の前面側に設けられているので、金属層3の前面側に、
熱転写によって画像を形成することができる。また、小
型プリンター等により、好みに応じて選定された任意の
画像を色材受容層5上に設けることができ、また、色材
受容層5は色材受容性に優れているので、熱転写シート
からの色材の移行による熱転写によって、高濃度で階調
性のよいカラー画像等を転写形成することができる。
【0039】色材受容層5を構成するバインダー樹脂
は、適用される熱転写法の種類に応じて適切なものを使
用する。例えば、昇華熱転写を行いたい場合には、昇華
性染料の染着性がよい樹脂を使用し、熱溶融転写を行い
たい場合には、熱溶融性インキの移行性がよい樹脂を使
用する。昇華熱転写で形成した画像は、透明性に優れて
おり、背景となる金属層3の光沢を十分に生かすことが
できるので、特に好ましい。昇華熱転写を行いたい場
合、色材受容層用のバインダ樹脂としては、飽和ポリエ
ステル樹脂、ポリアクリル酸エステル樹脂、塩化ビニル
−酢酸ビニル共重合体樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリア
ミド樹脂等の従来から色材受容層形成用に使用されてい
る材料を単独または混合系として使用することができ
る。
【0040】色材受容層5もできるだけ透明性に優れて
いることが好ましい。色材受容層5を透明または半透明
とすることによって、金属光沢を有して装飾性に優れる
金属層3を、色材受容層5側から視認することができ
る。かかる観点から、ポリエステル樹脂または塩化ビニ
ル−酢酸ビニル共重合体樹脂等の材料が好ましく用いら
れる。
【0041】色材受容層5は、通常の方法、例えばグラ
ビアコート、グラビアリバースコートまたはロールコー
ト等により塗工、乾燥して形成することができる。色材
受容層4の塗工量は、乾燥後の塗工重量として、通常2
〜6g/m2 である。
【0042】色材受容層5と熱転写シートとの熱融着を
防止するため、必要に応じて色材受容層5上に離型剤を
薄く塗布して離型層を設けたり、離型剤を色材受容層5
中に含有させることもできる。離型剤としては、シリコ
ーンオイル(例えばエポキシ変性シリコーンとアミノ変
性シリコーンとの併用)、フッ素系またはリン酸エステ
ル系の界面活性剤等を用いることができる。
【0043】[着色層]透明または半透明の着色層は、金
属層3と色材受容層5との間、より詳しくは、金属層3
と蓄熱性中間層4の間または蓄熱性中間層4と色材受容
層5の間に設けられる。着色層を設けることにより、金
属層3の有する固有の色を他の色に変えて装飾性をさら
に高めることができる。例えば、金属層3として、光沢
アルミニウムが設けられた場合、アルミニウム固有の色
である銀色の金属層上に、金色、銅色、緑色、青色、赤
色等の種々の透明性着色層を設けることによって、装飾
性をより高めると共に、金、銀、銅等の貴金属の色調や
光沢を、容易且つ安価に得ることができる。また、鏡と
して用いた場合、着色された鏡とすることができるの
で、よりファッション性に優れたものとなる。
【0044】透明性着色層としては、従来公知の高分子
バインダーに所望の染料系色材を混合した材料を用いる
ことができ、その材料の性質に応じて塗工、ラミネート
等の従来公知の方法で蓄熱性中間層4の前面側または背
面側に設けられる。塗工法によって形成する場合は、透
明性着色層用塗工液を従来公知の方法で塗工、乾燥して
形成することができ、その塗工量は、乾燥後の塗工重量
として、通常0.1〜2g/m2 である。
【0045】また、蓄熱性中間層4に透明性の高い色材
を添加して着色層として機能させてもよい。この場合に
は、着色層の介在によって金属層の光沢感が損なわれる
おそれがない。
【0046】[粘着剤層]粘着剤層7は、熱転写受像シー
トをシールとして利用する場合に、熱転写受像シート1
の背面側に設けてシール部9(図2参照)を構成する。
このシール部9の背面側に、粘着剤層7と貼着するよう
に離型シート8が設けられ、シール用熱転写受像シート
6が構成される。
【0047】このシール用熱転写受像シート6に画像が
形成された後、シール部9を離型シート8から剥がし、
シール部9の粘着剤層7側を他の物品に貼り付けてシー
ルとして利用される。こうして利用されるシールは、金
属光沢等を有して装飾性に優れ、高濃度で階調性のよい
画像が形成されているので、好ましく使用される。
【0048】粘着剤層7を構成する材料としては、ポリ
アクリル酸エステル、アクリル系共重合体、天然ゴム、
合成ゴム、石油樹脂、スチレン−ブタジエンゴム(SB
R)等のブロック共重合体樹脂を用いることができ、必
要に応じて補強剤、可塑剤、充填剤等を添加することが
できる。
【0049】粘着剤層7は、粘着剤層用塗工液を従来公
知の方法で塗工、乾燥して形成することができる。粘着
剤層7の塗工量は、乾燥後の塗工重量として、通常10
〜20g/m2 である。
【0050】[離型シート]離型シート8は、熱転写受像
シート1がシール用途に利用される場合に、シール部9
背面の粘着剤層7に貼着され、シール用熱転写受像シー
ト6が得られる。
【0051】離型シート8としては、上述した基材2と
同様の各種単層フィルムや複合フィルムを使用すること
ができると共に、普通紙、合成紙またはセルロース系繊
維紙等も使用することができる。セルロース系繊維紙の
例としては、上質紙、コート紙、アート紙、キャストコ
ート紙または構成樹脂もしくはゴムを含浸、塗工、内添
した加工紙等が挙げられる。特に、ポリエチレンテレフ
タレートフィルムおよびポリエチレン等のラミネート紙
が好ましい。
【0052】離型シート8の厚さは、その強度および熱
転写受像シート1全体の厚さに及ぼす影響等を考慮し
て、通常35〜150μm程度である。
【0053】離型シート8の前面側、すなわち、粘着剤
層7の露出面と向合う側に、シール部9を離型シート8
から容易に剥離することができるように、離型層を形成
することができる。その材料としては、ポリメチルシロ
キサン等を主体とするシリコーン系離型剤またはポリオ
レフィン等を用いて形成される。離型層は、離型層用塗
工液を従来公知の方法で塗工、乾燥して形成することが
できる。離型層の塗工量は、乾燥後の塗工重量として、
通常0.05〜1g/m2 である。
【0054】以上述べたように、優れた装飾性を有し、
高濃度で階調性に優れた画像を形成することができる熱
転写受像シートおよびシール用熱転写受像シート得るこ
とができる。この熱転写受像シートおよびシール用熱転
写受像シートへの画像形成は、サーマルヘッド等の加熱
デバイスからの熱によって、熱転写シートに設けられた
色材層から熱転写受像シートに設けられた色材受容層に
色材を熱転写することにより行われる。例えば、熱転写
プリンター等によって、任意なカラー画像を容易に形成
し、ラベル、ポスター、シール、はがき、クリスマスカ
ード、その他の用途に好適に使用することができる。
【0055】さらに、この熱転写受像シート1またはシ
ール用熱転写受像シート6を使用して印画物を形成する
ことができる。
【0056】図3は、本発明の印画物の一例を示す正面
図である。印画物11は、上述した熱転写受像シート1
またはシール用熱転写受像シート6の色材受容層5上
に、昇華転写によってフレーム画像12を形成すること
によって得ることができる。
【0057】フレーム画像12は、任意の画像によって
枠状に形作られた画像のことであり、例えば図4に示す
ように、四角いブロックのような画像によって枠状に形
作られるものや、任意の個別模様を枠状に点在させたり
することによって、フレーム画像12とすることもでき
る。
【0058】こうしたフレーム画像12は、昇華転写に
よって転写形成されることが好ましい。昇華転写は、昇
華性染料からなる色材層が設けられた熱転写シートを、
サーマルヘッドで加熱することによって、加熱部位の色
材を選択的に色材受容層5に移行させる方式であるの
で、高濃度で階調性に優れたカラー画像を、色材受容層
5上に形成することができる。また、こうしたフレーム
画像12は、昇華転写型の小型プリンター等によって簡
便に形成することができる。フレーム画像12が形成さ
れた印画物11は、金属光沢を有する中央部分14を利
用して、鏡として使用することができる。
【0059】また、フレーム画像12とは重ならない位
置に、別の画像13を形成して印画物11を形成するこ
ともできる。こうしたフレーム画像12以外の別の画像
13は、フレーム画像12と同様に小型プリンター等に
よって簡便に色材受容層5上に形成される。特に、別の
画像13を中央部分14以外の位置に設けた場合には、
その中央部分14を、金属光沢を利用した鏡として使用
することができる。
【0060】図4は、熱転写受像シート1またはシール
用熱転写受像シート6の色材受容層5上にフレーム画像
12を形成する際のフローチャートである。本発明の印
画物11は、画像処理機能が内蔵された印刷装置等によ
って形成することができる。
【0061】例えば、図4に示すように、フレーム画像
12を、熱転写受像シート1またはシール用熱転写受像
シート6の色材受容層5上に取り込む場合、モード選択
によって、予め装置内に記録されているフレーム画像デ
ータを取り込むか、装置に内蔵されているフレーム画像
12の自作処理機能によって形成するフレーム画像デー
タを取り込むかを選択する。選択されたフレーム画像デ
ータは、モニターに出力され、形成するフレーム画像1
2の確認およびフレーム画像12の形成位置の確認等が
行なわれる。フレーム画像12を変更したい場合は、再
度、画像の取り込み設定を行ない、変更しない場合は、
フレーム画像が熱転写受像シート1またはシール用熱転
写受像シート6の色材受容層5上に昇華転写によって形
成される。形成された印画物11は、印刷装置から搬出
される。
【0062】図5は、熱転写受像シート1またはシール
用熱転写受像シート6の色材受容層5上に、フレーム画
像12や別の画像13を形成する際のシステム概念図で
ある。印画物を形成するための印刷装置等には、画像処
理機能が内蔵されており、例えば、画像処理部、モニタ
ー、プリンター、画像メモリ、コマンドスイッチ、モー
ド選択スイッチ、デジタルカメラ等によって構成され
る。これらは、図4のフローチャートに示すステップに
それぞれ対応しており、選択された任意のフレーム画像
12や別の画像13を、画像処理することによって色材
受容層5上に形成することができる。このとき、フレー
ム画像12や別の画像13を、自作処理機能によって画
像13’を形成したり、デジタルカメラからの画像デー
タを取り込むことによって写真画像13”を形成するこ
とができる。
【0063】得られた印画物11は、オリジナリティが
あり、装飾性に優れ、高濃度で階調性のよい画像が形成
された印画物11とすることができ、この印画物11が
金属光沢性を有する場合には、鏡として好ましく利用す
ることができる。
【0064】
【実施例】以下に本発明の熱転写受像シートおよびその
製造方法について具体的に説明する。
【0065】(実施例1)先ず、基材2として厚さ50
μmの透明ポリエチレンテレフタレートフィルムを使用
し、その前面側に、金属層3として厚さ約0.06μm
のアルミニウムを蒸着により形成した。次いで、金属層
3の前面側に、下記組成の蓄熱性中間層用塗工液を乾燥
後の塗工重量が2g/m2 (乾燥時厚さ:約2μm)と
なるように塗工、乾燥して蓄熱性中間層4を形成した。
更に、蓄熱性中間層4の前面側に、下記組成の色材受容
層用塗工液を、乾燥後の塗工重量が4g/m2 となるよ
うに塗工、乾燥して色材受容層4を形成し、基材2、金
属層3、蓄熱性中間層4、色材受容層5の順で積層され
た熱転写受像シートを得た。
【0066】 蓄熱性中間層用塗工液; ウレタン樹脂(ニッポラン5199:日本ポリウレタン工業株式会社製) 50重量部 メチルエチルケトン 20重量部 トルエン 20重量部 IPA 10重量部
【0067】 色材受容層用塗工液(合計100重量部); ポリエステル樹脂(バイロン200:東洋紡績株式会社製) 20重量部 有機シリコーン(X−22−3000T:信越化学工業株式会社製) 2重量部 トルエン 39重量部 メチルエチルケトン 39重量部
【0068】(実施例2)実施例1の熱転写受像シート
において、金属層3として形成したアルミニウムの代わ
りに、厚さ約0.06μmの金を蒸着により形成した。
その他は実施例1と同様として、熱転写受像シートを得
た。
【0069】(実施例3)実施例1の熱転写受像シート
において、蓄熱性中間層4として形成したウレタン樹脂
層の代わりに、下記組成の蓄熱性中間層用塗工液を乾燥
後の塗工重量が1.5g/m2 (乾燥時厚さ:約1.5
μm)となるように塗工、乾燥して蓄熱性中間層4を形
成した。このときの蓄熱性中間層4のガードナー色数
は、0.3であった。その他は実施例1と同様として、
熱転写受像シートを得た。
【0070】 蓄熱性中間層用塗工液; ウレタン樹脂(ニッポラン5247) 50重量部 メチルエチルケトン 20重量部 トルエン 20重量部 IPA 10重量部
【0071】(実施例4)実施例1の熱転写受像シート
において、基材2の背面側に、下記組成の粘着剤層用塗
工液を、乾燥後の塗工重量が10g/m2 となるように
塗工、乾燥して粘着剤層7を形成し、粘着剤層7、基材
2、金属層3、蓄熱性中間層4、色材受容層5の順で積
層されたシール部9を構成した。更に、厚さ約100μ
mの白色ポリエチレンテレフタレートフィルムを離型シ
ート8として使用し、粘着剤層7の背面に貼着してシー
ル用熱転写受像シートを作製した。
【0072】 粘着剤層用塗工液; アクリル系樹脂(SKダイン1310L) 50重量部 酢酸エチル 50重量部
【0073】(比較例1)実施例1の熱転写受像シート
において、蓄熱性中間層4を設けずに熱転写受像シート
を作製した。その他は実施例1と同様とした。
【0074】(評価結果)自社製の昇華熱転写型テスト
プリンターを使用して、上記の実施例および比較例で得
られた熱転写受像シートまたはシール用熱転写受像シー
トに昇華熱転写シートを重ね合せ、昇華熱転写シートの
背面側からサーマルヘッドを押し当てて加熱して、画像
を形成し、得られた印画物の装飾性や、印画濃度・階調
性等の画像品質を目視により観察して評価した。優れた
装飾性や画像品質を有するものを「◎」で表し、良好な
装飾性や画像品質を有するものを「○」で表し、装飾性
や画像品質に劣るものを「×」で表した。得られた結果
を表1に示した。
【0075】
【表1】
【0076】実施例1および実施例2は、金属層3とし
てそれぞれアルミニウムと金が設けられ、得られた印画
物の装飾性は良好であった。また、蓄熱性中間層4によ
って、加熱デバイスと色材受容層5の密着性が向上し、
さらに、加熱デバイスから加えられた熱が金属層3に拡
散するのを阻止されるので、得られた画像は高濃度で階
調性に優れていた。
【0077】実施例3は、蓄熱性中間層4を、ガードナ
ー色数が0.5以下の透明性に優れた層とすることによ
って、金属層3をより際立たせることができ、装飾性に
優れた。
【0078】実施例4は、粘着剤層7と離型シート8を
更に設けることによって、装飾性と画像品質に優れたシ
ール用熱転写受像シート6を容易に得ることができた。
【0079】また、実施例1〜4で得られた熱転写受像
シート1およびシール用熱転写受像シート6は、何れも
良好な金属光沢性を有していたので、鏡として好ましく
利用できた。
【0080】比較例1は、金属層3が設けられているの
で良好な装飾性を示したが、蓄熱性中間層4が設けられ
ておらず、色材受容層5の真下に硬くてしかも高い熱伝
導性を有する金属層3が存在している。そのため、加熱
デバイスと色材受容層5の密着性が十分ではなく、ま
た、加熱デバイスから印加された熱エネルギーが熱伝導
性のよい金属層中を拡散してしまい、その結果、熱エネ
ルギーの利用効率が低下してしまったために、十分な量
の色材を受像面に移行させることができず、低濃度で、
階調性に劣る画像となった。
【0081】
【発明の効果】以上に述べたように、本発明の熱転写受
像シートによれば、色材受容層が、装飾性に優れた金属
層の前面側に設けられているので、熱転写によって、好
みに応じて選定された任意の画像を形成することができ
る。色材受容層は色材受容性に優れているので、金属光
沢等を有して装飾性に優れ、高濃度で階調性のよい画像
を形成することができる。
【0082】また、装飾性を向上させるために設けられ
た金属層の前面側に、適度なクッション性と十分な断熱
性を有する蓄熱性中間層が設けられているので、熱転写
時に、加熱デバイスと色材受容層との密着性が高まり、
尚且つ、色材受容層から金属層への熱拡散を阻止するこ
とができるので、熱転写シートに設けられた色材を、熱
転写受像シートの色材受容層に高濃度で階調性よく転写
することができ、画像品質に優れ、装飾性を有する印画
物を得ることができる。
【0083】また、基材の背面側に、粘着剤層を設け、
更に粘着剤層の露出面に剥離可能な離型シートを被覆し
て得た本発明の熱転写受像シートは、シール用途に好適
に利用できるので、装飾性を有し、高濃度で階調性に優
れた画像が形成されたシールを提供することができる。
【0084】本発明の印画物によれば、色材受容層に、
フレーム画像が形成されているので、枠状に形成された
フレーム画像の中央部分を、その金属光沢を利用した鏡
として使用することができる。また、前記のフレーム画
像以外の画像を、小型プリンター等によって簡便に色材
受容層上に形成されることができる印画物であるので、
オリジナリティがあり、装飾性に優れ、高濃度で階調性
のよい画像が形成された印画物とすることができ、鏡と
しても利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の熱転写受像シートの一例を示す断面図
である。
【図2】シール用途に利用される本発明の熱転写受像シ
ートの一例を示す断面図である。
【図3】本発明の印画物の一例を示す正面図である。
【図4】熱転写受像シートの色材受容層上に、フレーム
画像を形成する際のフローチャートである。
【図5】熱転写受像シートの色材受容層上に、フレーム
画像や別の画像を形成する際のシステム概念図である。
【符号の説明】
1 熱転写受像シート 2 基材 3 金属層 4 蓄熱性中間層 5 色材受容層 6 シール用熱転写受像シート 7 粘着剤層 8 離型シート 9 シール部 11 印画物 12 フレーム画像 13、13’、13” 別の画像 14 中央部分
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大嶋 克之 東京都新宿区市谷加賀町一丁目1番1号 大日本印刷株式会社内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基材と、該基材の前面側に設けられた金
    属層と、該金属層の前面側に設けられた透明または半透
    明の色材受容層とを少なくとも備えていることを特徴と
    する熱転写受像シート。
  2. 【請求項2】 前記金属層が、金属蒸着層からなること
    を特徴とする請求項1に記載の熱転写受像シート。
  3. 【請求項3】 前記金属層と前記色材受容層との間に、
    透明または半透明の蓄熱性中間層が設けられていること
    を特徴とする請求項1または請求項2に記載の熱転写受
    像シート。
  4. 【請求項4】 前記蓄熱性中間層が、1以下のガードナ
    ー色数であることを特徴とする請求項3に記載の熱転写
    受像シート。
  5. 【請求項5】 前記金属層と前記色材受容層との間に、
    透明または半透明の着色層が設けられていることを特徴
    とする請求項1乃至請求項4の何れかに記載の熱転写受
    像シート。
  6. 【請求項6】 前記基材が、ポリエチレンテレフタレー
    トからなることを特徴とする請求項1乃至請求項5の何
    れかに記載の熱転写受像シート。
  7. 【請求項7】 基材と、該基材の前面側に設けられた金
    属層と、該金属層の前面側に設けられた透明または半透
    明の色材受容層とを少なくとも備え、前記基材の背面側
    に粘着剤層が設けられており、該粘着剤層の露出面が剥
    離可能な離型シートで被覆されていることを特徴とする
    熱転写受像シート。
  8. 【請求項8】 前記金属層と前記色材受容層との間に、
    透明または半透明の蓄熱性中間層が設けられていること
    を特徴とする請求項7に記載の熱転写受像シート。
  9. 【請求項9】 請求項1乃至請求項8の何れかに記載の
    熱転写受像シートの色材受容層に、昇華転写によってフ
    レーム画像が形成されてなることを特徴とする印画物。
  10. 【請求項10】 前記昇華転写によって形成されたフレ
    −ム画像とは重ならない位置に、別の画像が形成されて
    なることを特徴とする請求項9に記載の印画物。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001141844A (ja) * 1999-11-15 2001-05-25 Kawaguchiko Seimitsu Co Ltd 表示板
JP2001235557A (ja) * 2000-02-21 2001-08-31 Kawaguchiko Seimitsu Co Ltd 表示板
JP2007144693A (ja) * 2005-11-25 2007-06-14 Shinko Electric Co Ltd インクリボン、プリント用紙、昇華型熱転写プリンタ、およびプリント制御方法
JP2018144365A (ja) * 2017-03-07 2018-09-20 株式会社巴川製紙所 昇華型プリンタ用受像シート
WO2021065040A1 (ja) * 2019-09-30 2021-04-08 大日本印刷株式会社 熱転写受像シート及び印画物

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