JPH11157174A - 印刷装置及びその印刷管理方法 - Google Patents

印刷装置及びその印刷管理方法

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JPH11157174A
JPH11157174A JP32631897A JP32631897A JPH11157174A JP H11157174 A JPH11157174 A JP H11157174A JP 32631897 A JP32631897 A JP 32631897A JP 32631897 A JP32631897 A JP 32631897A JP H11157174 A JPH11157174 A JP H11157174A
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裕 山田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 印刷処理進捗状況や消耗品の監視等に係わる
利用者の負担を増大させることなく、印刷装置の円滑な
管理・運用ができるようにする。 【解決手段】 印刷管理制御装置10の補助記憶部16
には、消耗品管理データベース、ジョブ管理データベー
ス、スループット管理データベース等が格納され、主制
御部11がこれら各データベースの管理を行う。また、
主制御部11は、外部ホスト装置30から起動された印
刷ジョブについて、上記各データベースの管理結果を基
に、これら印刷ジョブを実行した時における印刷処理進
捗状況を予測し、この予測結果を入力操作/表示部12
のディスプレイに表示する。この予測結果には、各印刷
ジョブ毎の印刷開始予測時刻及び終了予測時刻、消耗品
不足が発生するか否かの予測結果、消耗品不足発生予測
時刻等が含まれる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、外部装置から起動
された印刷ジョブによりプリンタ部を駆動して印刷を行
う印刷装置に係わり、詳しくはプリンタ部の印刷資源で
ある記録紙等の消耗品の残量等を監視して、いつどの印
刷ジョブで消耗品不足によるジョブ停止が発生するか等
を予測して利用者に通知し、利用者による消耗品供給を
適切に行わせるための印刷管理方法の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の従来の印刷装置における印刷管
理方法としては、特開平3-247480号公報や特開平5-2700
82号公報に記載される方法が一般的であった。
【0003】ここで、特開平3-247480号公報には、用紙
を1枚プリントする毎に残存枚数情報を記憶するカウン
タをカウントダウンする処理を残り枚数が所定枚数にな
るまで繰り返し、残りの枚数が上記所定枚数になった時
点で警告ランプを点滅させる等の方法により利用者に紙
の補給時期であることを警告する機能を有するプリンタ
が開示されている。
【0004】また、特開平5-270082号公報には、利用者
が印刷装置11への印刷要求を出すと、印刷要求枚数確
認手段3が印刷要求枚数を得て印刷可能判断手段4に通
知し、印刷可能判断手段4は印刷用紙使用量ファイル管
理手段2を介して印刷用紙使用量ファイル6から得た印
刷用紙の残り枚数と印刷要求枚数とを比較し、印刷用紙
の残り枚数が印刷要求枚数より少なければ、エラー通知
手段5を介して利用者に印刷用紙の不足を通知する機能
を有する印刷用紙使用量監視方式が開示されている。
【0005】これら特開平3-247480号公報や特開平5-27
0082号公報などに記載される従来装置は、単に、印刷ジ
ョブの受信時、現在の給紙残量との関係からそのジョブ
で用紙切れが発生することを通知する機能しか有せず、
印刷ジョブ開始時期を利用者に通知したり、あるいは現
在の印刷装置内の消耗品残量状況に応じてそのジョブ実
行中に用紙切れやスタッカ満杯状態等の要因によって印
刷装置の停止の可能性が判別して利用者に通知する機能
等は備わっておらず、更にその印刷ジョブがいつどのよ
うな要因で停止あるいは終了するか等の予測結果を表示
する機能も一切示唆されていなかった。
【0006】これにより、従来装置においては、以下の
様な種々の問題点を招来していた。
【0007】例えば、ネットワーク型プリンタ等で、複
数の人により印刷装置を共有利用する場合において、各
人がジョブ起動時に、既に印刷待ちや印刷中の先行ジョ
ブとの関係で次ジョブがいつ頃終了するかの予測がつか
なかった。更に、現在の用紙補給状態やビン排出量状態
は何等かの検出機能により把握可能であったとしても、
自分のジョブ実行時に用紙切れやビン満杯等で停止する
かを判断できないことから、適当な時間が経過した後、
印刷結果を取りに行った際、まだ前の人のジョブを実行
中で自分のジョブが始まっていないことに気付くとか、
自分のジョブは開始されていたが用紙切れやスタッカ満
杯状態でプリント未完了に気付く等、著しく非効率な運
用に迫られ、プリンタ稼働率の低下を招いていた。
【0008】また、集中印刷型プリンタ等では、選任オ
ペレータを置き、ジョブを指定時間内に終了させるため
に、複数の給紙トレイや排紙トレイを使って、計画的な
無停止運転を実行するような工夫がなされるが、この場
合には、完全に実行されるジョブの内容を事前に把握し
ていない限り、各消耗品の補給タイミングを計画的に管
理・運用することが困難であった。更に、たとえ事前把
握できた場合であっても、用紙ジャム等の発生により実
際の消耗品の使用状況が変動し、計画と狂いが生じるの
が一般的であることから、結局は、印刷ジョブの実行状
況と消耗品の残量状況を注意深く観察していないと、ど
の給紙トレイやスタッカ(排紙トレイ、排紙ビン)がい
つ頃用紙切れあるいは満杯状態に陥るかを把握できず、
専任オペレータがいる状況でさえ、常時、これらの消耗
品状態の注意深い監視が必要となり、オペレータの負荷
が過大であった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述の如く、特開平3-
247480号公報や特開平5-270082号公報などに記載される
従来装置では、単に、印刷ジョブの受信時に現在の給紙
残量との関係からそのジョブで用紙切れが発生すること
を通知する機能を持つだけで、こうした用紙不足以外の
例えばスタッカ満杯等、日常的に発生するプリンタ停止
要因を予測する機能も、その予測結果を利用者に通知す
る機能も持たなかったため、印刷装置の計画的な管理・
運用ができず、またこれを実現しようとすれば利用者の
負担が増大するという問題点があった。
【0010】本発明の目的は、上記問題点を解決し、印
刷処理の進捗状況や消耗品の監視等に係わる利用者の負
担を増大させることなく、印刷装置の円滑な管理・運用
が実現できる印刷装置及びその印刷管理方法を提供する
ことを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、外部装置から起動された印刷ジ
ョブに従ってプリンタ部を駆動して印刷データを印刷す
る印刷装置において、前記印刷に用いる前記プリンタ部
の消耗品の残量を管理する消耗品残量管理手段と、前記
プリンタ部の処理能力を管理する処理能力管理手段と、
前記外部装置から起動された印刷ジョブを管理する印刷
ジョブ管理手段と、前記消耗品残量管理手段、前記処理
能力管理手段及び前記ジョブ管理手段の管理結果に基づ
き前記管理中の印刷ジョブの実行時における印刷処理進
捗状況を予測する進捗状況予測手段と、前記進捗状況予
測手段の予測結果を通知する通知手段とを具備すること
を特徴とする。
【0012】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、前記通知手段は、前記消耗品残量管理手段で管理中
の各消耗品毎の状態及び属性に関する情報及び前記ジョ
ブ管理手段で管理中の前記各ジョブの状態及び属性情報
を前記進捗状況予測手段の予測結果と共に表示する表示
手段により構成されることを特徴とする。
【0013】請求項3の発明は、請求項2の発明におい
て、前記進捗状況予測手段により予測される前記印刷処
理進捗状況には、前記各印刷ジョブ毎の印刷開始予測時
刻及び終了予測時刻、消耗品不足が発生するか否かの予
測結果、消耗品不足発生予測時刻が少なくとも含まれ、
前記表示手段は、前記消耗品の不足の発生が予測される
場合にはその予測結果を該当する印刷ジョブの識別子と
対応付けて表示することを特徴とする。
【0014】請求項4の発明は、請求項2または3の発
明において、前記進捗状況予測手段による予測結果情報
を、実測により求められた事実情報と予測により求めら
れた予測情報とに分別する分別手段を具備し、前記表示
手段は、前記事実情報と前記予測情報とを判別可能な態
様で表示することを特徴とする。
【0015】請求項5の発明は、請求項1の発明におい
て、前記進捗状況予測手段による予測結果の修正を必要
とする予測修正要因を検出する予測修正要因検出手段
と、前記予測修正要因検出手段の検出結果に基づき前記
進捗状況予測手段の予測結果を修正する予測修正手段と
を具備することを特徴とする。
【0016】請求項6の発明は、請求項5の発明におい
て、前記予測修正要因には、印刷中の用紙ジャム、消耗
品の補給、前記プリンタ部の予測処理能力と実処理能力
との差異が少なくとも含まれることを特徴とする。
【0017】請求項7の発明は、請求項5の発明におい
て、前記表示手段の表示動作に関する随時通知モードま
たは指定時通知モードを設定する通知モード設定手段
と、前記随時通知モードでは、前記予測結果が修正され
た時点で自動的に当該修正予測結果の表示を行い、前記
指定時通知モードでは、ユーザから情報通知指示が与え
られる毎に最新の修正予測結果の表示を行う表示制御手
段とを具備することを特徴とする。
【0018】請求項8の発明は、請求項1の発明におい
て、前記外部装置との情報送受信が可能な外部インタフ
ェース手段を具備し、前記通知手段により通知する前記
進捗状況予測手段の予測結果情報を前記外部インタフェ
ースを介して前記印刷ジョブを起動した外部装置にも通
知することを特徴とする。
【0019】請求項9の発明は、請求項1の発明におい
て、前記管理中の印刷ジョブの実行順序の変更を指示す
る実行順序変更指示手段と、前記実行順序変更指示に従
って前記管理中の印刷ジョブの実行順序を変更する実行
ジョブ変更手段とを具備することを特徴とする。
【0020】請求項10の発明は、請求項9の発明にお
いて、前記実行ジョブ変更手段により前記印刷ジョブの
実行順序が変更された場合、該変更後の印刷ジョブの実
行順序に従って前記進捗状況予測手段による前記印刷処
理進捗状況予測を再実行させることを特徴とする。
【0021】請求項11の発明は、外部装置から起動さ
れた印刷ジョブに従ってプリンタ部を駆動して印刷デー
タを印刷する印刷装置の印刷管理方法において、前記印
刷に用いる前記プリンタ部の消耗品の残量を管理する消
耗品残量管理ステップと、前記プリンタ部の処理能力を
管理する処理能力管理ステップと、前記外部装置から起
動された印刷ジョブを管理する印刷ジョブ管理ステップ
と、前記消耗品残量管理ステップ、前記処理能力管理ス
テップ及び前記ジョブ管理ステップの管理結果に基づき
前記管理中の印刷ジョブの実行時における印刷処理進捗
状況を予測する進捗状況予測ステップと、前記進捗状況
予測ステップの予測結果を通知する通知ステップとを具
備することを特徴とする。
【0022】請求項12の発明は、請求項11の発明に
おいて、前記通知ステップは、前記消耗品残量管理ステ
ップで管理中の各消耗品毎の状態及び属性に関する情報
及び前記ジョブ管理ステップで管理中の前記各ジョブの
状態及び属性情報を前記進捗状況予測ステップの予測結
果と共に表示する表示ステップにより構成されることを
特徴とする。
【0023】請求項13の発明は、請求項12の発明に
おいて、前記進捗状況予測ステップにより予測される前
記印刷処理進捗状況には、前記各印刷ジョブ毎の印刷開
始予測時刻及び終了予測時刻、消耗品不足が発生するか
否かの予測結果、消耗品不足発生予測時刻が少なくとも
含まれ、前記表示ステップでは、前記消耗品の不足の発
生が予測される場合にはその予測結果を該当する印刷ジ
ョブの識別子と対応付けて表示することを特徴とする。
【0024】請求項14の発明は、請求項12または1
3の発明において、前記進捗状況予測ステップによる予
測結果情報を、実測により求められた事実情報と予測に
より求められた予測情報とに分別する分別ステップを具
備し、前記表示ステップでは、前記事実情報と前記予測
情報とを判別可能な態様で表示することを特徴とする。
【0025】請求項15の発明は、請求項11の発明に
おいて、前記進捗状況予測ステップによる予測結果の修
正を必要とする予測修正要因を検出する予測修正要因検
出ステップと、前記予測修正要因検出ステップの検出結
果に基づき前記進捗状況予測ステップの予測結果を修正
する予測修正ステップとを具備することを特徴とする。
【0026】請求項16の発明は、請求項15の発明に
おいて、前記予測修正要因には、印刷中の用紙ジャム、
消耗品の補給、前記プリンタ部の予測処理能力と実処理
能力との差異が少なくとも含まれることを特徴とする。
【0027】請求項17の発明は、請求項15の発明に
おいて、前記表示ステップの表示動作に関する随時通知
モードまたは指定時通知モードを設定する通知モード設
定ステップを有し、前記随時通知モードでは、前記予測
結果が修正された時点で自動的に当該修正予測結果の表
示を行い、前記指定時通知モードでは、ユーザから情報
通知指示が与えられる毎に最新の修正予測結果の表示を
行うことを特徴とする。
【0028】請求項18の発明は、請求項11の発明に
おいて、前記進捗状況予測ステップの予測結果情報を外
部インタフェースを介して前記印刷ジョブを起動した外
部装置にも通知することを特徴とする。
【0029】請求項19の発明は、請求項11の発明に
おいて、前記管理中の印刷ジョブの実行順序の変更を指
示する実行順序変更指示ステップと、前記実行順序変更
指示に従って前記管理中の印刷ジョブの実行順序を変更
する実行ジョブ変更ステップとを具備することを特徴と
する。
【0030】請求項20の発明は、請求項19の発明に
おいて、前記実行ジョブ変更ステップにより前記印刷ジ
ョブの実行順序が変更された場合、該変更後の印刷ジョ
ブの実行順序に従って前記進捗状況予測ステップによる
前記印刷処理進捗状況予測を再実行させることを特徴と
する。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態につ
いて添付図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発
明の一実施の形態に係わる印刷管理制御装置の概略構成
を示すブロック図である。この印刷管理制御装置10
は、主制御部(CPU)11、入力操作/表示部12、
主記憶部13、入出力インタフェース部14、イメージ
生成部15、補助記憶部16、プリンタインタフェース
部17を具備して構成され、上記入出力インタフェース
部14には外部ホスト装置30が接続されるとともに、
上記プリンタインタフェース部17には印刷装置20が
接続される。
【0032】印刷管理制御装置10の本体内において、
主制御部11、入出力インタフェース部14、イメージ
生成部15、補助記憶部16、プリンタインタフェース
部17はシステムバスにより相互に接続される。主制御
部11には、入力操作/表示部12、主記憶部13が接
続される。入力操作/表示部12は、例えばキーボード
及びディスプレイにより構成される。主記憶部13に
は、この印刷管理制御装置10を制御するためのソフト
ウェア及び該ソフトウェアが使用する一時データが格納
される。
【0033】入力インタフェース部14は、ネットワー
ク等を介して外部装置30からの印刷データの受信及び
外部装置30への印刷進捗状況等の通知の処理を実行す
る。イメージ生成部15は印刷データに基づきページビ
デオデータを生成する。プリンタインタフェース部17
は、ビデオ信号線(Video Line)を介した印刷装置20
へのページビデオデータの送信、制御線(Control Lin
e)を介した印刷装置30の印刷動作制御及び印刷装置
20からの状態信号等の受信の処理を行う。入力操作/
表示部12は、キーボード及びディスプレイによって成
り、利用者とのユーザインタフェースを実行する。
【0034】補助記憶装置17は、受信した印刷データ
のスプールを行ったり、記録用紙等の印刷資源を管理す
るためのデータベース(消耗品管理データベース)、印
刷ジョブの状態を管理するためのデータベース(ジョブ
管理データベース)、印刷装置20の処理能力を管理す
るデータベース(スループット算出データベース)等を
格納するものである。
【0035】印刷装置20は、ゼログラフィプロセスで
プリント動作を行う装置であり、用紙をフィードするた
めの1つ以上の給紙トレイと、印刷した用紙を排出する
ための1つ以上の排出ビンを有する。
【0036】また、図2はこの印刷管理制御装置10の
主制御部11の機能構成を示すブロック図である。同図
に示す如く、主制御部11は、入力制御部111、ジョ
ブ管理制御部112、デコンポーザ制御部113、ユー
ザインタフェース(UI)制御部114、印刷制御部1
15、消耗品設定制御部116、スループット算出制御
部117、消耗品不測検知制御部118を具備して構成
される。これら入力制御部111、ジョブ管理制御部1
12、デコンポーザ制御部113、ユーザインタフェー
ス(UI)制御部114、印刷制御部115、消耗品設
定制御部116、スループット算出制御部117、消耗
品不測検知制御部118は、それぞれ後述する入力制御
処理、ジョブ管理処理、デコンポーザ処理、UI制御処
理、印刷制御処理、消耗品補給量設定処理、スループッ
ト算出処理、消耗品不測検知処理を実行するものであ
る。
【0037】次に、この印刷管理制御装置10における
印刷動作について図3を参照して説明する。まず、印刷
装置20により印刷を行おうとする外部ホスト装置30
では、その印刷に係わる印刷ジョブを印刷管理制御装置
10に対して起動する。これにより、上記起動された印
刷ジョブに対応する印刷データが入力インタフェース部
14を通じて印刷管理制御装置10に取り込まれる(ス
テップ301)。外部ホスト装置30より入力された印
刷データは、主制御部11での入力制御処理によりデー
タ解析され、ジョブ毎にページ単位の印刷制御情報と内
部形式の印刷フォーマットデータに変換された後、補助
記憶部16にスプールされる(ステップ302)。
【0038】スプールされたジョブデータは、主制御部
11でのジョブ管理処理によりジョブ管理データベース
に登録される(ステップ303,ステップ304)と共
に、デコンポーザ処理に渡される(ステップ305)。
デコンポーザ処理では、上記ジョブデータを基にイメー
ジ生成部16によりページ単位にビットマップデータを
作成し、ページバッファメモリ上にページイメージを蓄
える(ステップ306)。
【0039】次に、印刷制御処理では、プリンタインタ
フェース部17を介して印刷装置20の動作状態/状態
監視を行いながら(ステップ308)、ページバッファ
上のビットマップイメージをビデオデータとして印刷装
置20に送出する(ステップ307,ステップ30
8)。印刷装置20は、入力されたビデオデータに基づ
きゼログラフィプロセスでプリント動作を実行する。
【0040】また、ジョブ実行中、上記印刷制御処理、
デコンポーザ処理、入力制御処理においては、それぞれ
の処理の進行状況をジョブ管理処理に通知する(ステッ
プ309,ステップ310,ステップ311)。ジョブ
管理処理では、上記各処理から通知された処理進行状況
情報をベースにジョブ管理データベース及び消耗品管理
データベースの設定・更新処理を行う(ステップ30
4,ステップ312)。
【0041】また、UI制御処理では、入力操作/表示
部12のキーボードにより利用者から入力された情報を
ジョブ管理処理に通知するとともに、ジョブ管理処理か
ら渡されたジョブ情報を入力操作/表示部12に通知
し、このユーザ通知情報をディスプレイ表示する等、利
用者とのユーザインタフェース処理を実行する(ステッ
プ313,ステップ314)。
【0042】ここで、ジョブ管理処理からUI制御処理
へ通知するユーザ通知情報の中には、上記ジョブ管理デ
ータベースや消耗品データベースの管理情報も含まれ
る。これら各データベースの内容は、上述したように、
印刷ジョブの起動や印刷装置20での印刷動作の進行
等、印刷処理進捗状況に応じてジョブ管理処理により逐
次更新されるものである。この結果、ディスプレイ上に
は、これら各データベースの更新結果が反映された印刷
処理進捗状況表示がなされる。更に、このディスプレイ
表示されるユーザ通知情報は、入力制御処理によって、
印刷ジョブを起動した外部ホスト装置30にも通知され
る(ステップ315)。これにより、外部ホスト端末3
0では、この通知を受けたユーザ通知情報を入力操作/
表示部12と同様にディスプレイ表示でき、この表示を
基に自ら起動した印刷ジョブや他のホスト装置30から
の先行ジョブ等に関する印刷管理制御装置10での印刷
処理進捗状況を確認することができる。
【0043】次に、この印刷管理制御装置10における
上記ユーザ通知情報の生成処理について図4を参照しな
がら更に詳細に説明する。このユーザ通知情報の生成処
理に際しては、印刷装置20での印刷に用いる消耗品の
設定及び消費量の管理と、印刷ジョブの起動及び進捗状
況の管理が必要となる。
【0044】ここでは、まず、上記消耗品の補給量設定
処理から説明する。図4における消耗品補給量設定処理
では、利用者が例えば給紙トレイに用紙を給紙する際、
その給紙した用紙に係わる用紙情報(補給枚数、用紙サ
イズ、用紙種類等)を入力操作/表示部12(UI制御
手段)により設定する(ステップ400)。この消耗品
補給量の設定は、例えば印刷装置20の給紙トレイに設
けた検知手段による収容枚数の検知結果を基に印刷制御
部115(IOT制御手段)を通じて設定することも可
能である。
【0045】また、利用者がある排紙ビンから用紙を取
り除く際、その取り除いた用紙に係わる用紙情報(取り
除いた用紙枚数、用紙サイズ等)を入力操作/表示部1
2(UI制御手段)により設定する(ステップ40
0)。この設定も、印刷装置20の排紙ビンに設けた検
知手段による排紙枚数の検知結果を基に印刷制御部11
5(IOT制御手段)を通じて設定することも可能であ
る。
【0046】この消耗品補給量設定処理による設定情報
は、ジョブ管理処理に通知され(ステップ401)、ジ
ョブ管理処理はその通知された設定情報に基づいて各給
紙トレイの消耗品管理データベースへの登録または更新
処理を行う(ステップ402)。
【0047】これにより、例えば、給紙トレイ1に残量
500枚が収容されている時に新たに1000枚のA4
サイズの普通紙が追加されたことがオペレータあるいは
検知手段より通知された場合、給紙トレイ1の残量管理
データベースにはこれまでの残量500枚と併せて15
00枚のA4普通紙が残量として設定される。
【0048】また、例えば、A4サイズに設定された排
紙ビン1からプリント結果を全て取り除いた(排紙ビン
1が空っぽになる)ことが利用者または上記検知手段よ
り通知された場合、当該排紙ビン1の排出容量管理デー
タベースには排紙ビン1の排出許容量である1500枚
のA4普通紙が排出可能として設定される。
【0049】上記消耗品補給量設定の後、印刷装置20
で印刷ジョブが実行されると、その時の給紙動作により
給紙トレイの用紙の枚数は減っていき、排紙ビンへの用
紙の排紙枚数が増えていく。この印刷動作中に消費され
た各給紙トレイからの用紙フィード枚数及び各排紙ビン
への出力枚数に係わる各情報がジョブ進捗情報の1つと
して印刷制御処理(IOT制御手段)からジョブ管理処
理に通知される(ステップ403)。ジョブ管理処理で
は、これらジョブ進捗情報に基づいて各消耗品管理デー
タベースの残量管理(登録・更新処理)を行う(ステッ
プ402)。例えば、100ページのA4片面印刷ジョ
ブを「TRAY1からBIN1へ全てを排出する」とい
う条件で印刷する時に、当該ジョブ実行中に10枚分の
用紙が用紙ジャムにより無駄になった場合、上記消耗品
管理データベースの内容は、TRAY1から110枚を
消費したことにより「1500−110=1390」枚
に、BIN1には100枚排出し、排出容量を100枚
分消費したことにより「1500−100=1400」
枚にそれぞれの残量値が更新される。
【0050】上記処理により、各消耗品の設定または印
刷動作中の消費に伴う各消耗品残量の状態は適正に管理
される。図5は、ジョブ管理処理により管理される消耗
品管理データベースの一例を示す図である。この消耗品
管理データベースには、「消耗品種類」,「消耗品種類
別の識別子(ID)」,「用紙検知特性」,「用紙サイ
ズ」,「用紙種類」,「状態」,「容量」,「残量」の
各管理項目が少なくとも設けられ、それぞれ該当する情
報が格納されている。この情報内容からも分かるよう
に、この例の消耗品管理データベースは、特に、「TR
AY1」と「TRAY2」の2つ給紙トレイを持ち、か
つ「BIN1」と「TOP(印刷装置20の上面に形成
された排紙トレイ)」の2つの排紙BINを持つ印刷装
置20の消耗品管理に適用されるものである。
【0051】この消耗品管理データベースの情報内容を
基にジョブ管理処理部112は次の管理結果を認識でき
る。
【0052】・TRAY1はA4サイズの普通紙200
0枚分の収容容量を持ち、現時点で1000枚を給紙中
の状態(使用中)にあって、1000枚の残量がある。
収容用紙の検知特性に関しては、用紙サイズ検知と用紙
切れ検知が「有り」であり、容量検知と用紙種類検知は
「無し」である。
【0053】・TRAY2はA4サイズの色紙1000
枚分の収容容量を持ち、現時点で500枚を消費し終え
て未使用の状態(使用可能)にあって、500枚の残量
がある。収容用紙の検知特性に関しては、用紙サイズ検
知と用紙切れ検知が「有り」であり、容量検知と用紙種
類検知は「無し」である。
【0054】・BIN1はA4サイズの用紙〔普通紙か
色紙かを問わない:設定値(NA)〕2500枚分の排
紙容量を持ち、現時点で1500枚を排紙中の状態(使
用中)にあって、1000枚の残量がある。排紙用紙の
検知特性に関しては、用紙混在排出が「不可」であり、
用紙サイズ検知,EMPTYの検知,FULLの検知が
それぞれ「有り」である。
【0055】・TOPは各サイズの用紙〔普通紙か色紙
かを問わない:設定値(NA)〕500枚分の排紙容量
を持ち、現時点で満杯の状態にあって、残量が0枚であ
る。排紙用紙の検知特性に関しては、用紙混在排出が
「可」、用紙サイズ検知が「不可」であり、EMPTY
の検知,FULLの検知とがそれぞれ「有り」である。
【0056】次に、この印刷管理制御装置10における
印刷処理進捗状況予測処理について説明する。この印刷
管理制御装置10の予測対象としては、 (a)各ジョブ毎の動作開始時期及び動作終了時期 (b)給紙トレイ若しくは排紙ビンでの用紙残量不足に
起因する動作停止の可能性の有無 (c)上記(b)で動作停止が発生する場合の動作停止
時期(消耗品補給時期) 等があげられる。
【0057】上記(a)の予測に際しては、印刷ジョブ
の起動状況を監視し、この起動された印刷ジョブの実行
に要する時間を印刷装置20の処理処理能力(スループ
ット)を基に算出する必要がある。また、上記(b),
(c)の予測に際しては、起動された印刷ジョブの印刷
枚数と消耗品管理データベースに格納された消耗品の残
量との関係から各印刷ジョブ毎の用紙の過不足を判断
し、不足が見込まれる場合にはその不足が生じるまでの
枚数の印刷に要する時間を印刷装置20のスループット
を基に算出する必要がある。
【0058】つまり、本発明における印刷処理進捗状況
予測処理に際しては、消耗品を管理する上記消耗品管理
データベース(図5参照)の他、印刷ジョブの起動状況
を管理するジョブ管理データベースや印刷装置20のス
ループットを管理するスループット算出データベースが
必要となる。図6はこの印刷管理制御装置10で用いる
スループット算出データベースの一例を示し、図7はジ
ョブ管理データベースの一例を示したものである。
【0059】図6において、スループット算出データベ
ースには、A4片面印刷やB4両面印刷等の「印刷モー
ド」,当該モード毎に1分間に何ページの印刷が行える
かについての印刷能力「ppm」,1枚当たりの「印刷
時間」等の情報(同図左欄)と、プリンタサイクルアッ
プやサイクルダウンあるいはトレイ切り替わり時または
ビン切り替わり時のオーバーヘッドといった各事象毎の
時間の情報〔同図右欄)が管理される。
【0060】また、図7において、印刷ジョブ管理デー
タベースには、ジョブIDに対応付けたジョブ属性に関
する情報(同図上欄)と、ジョブIDに対応付けた予測
情報(同図下欄)とが管理される。同図上欄のジョブ属
性に関しては、「送信者ID」、「用紙サイズ」、「モ
ード」、「状態」、「総ページ数」、「印刷済みページ
数」、「利用資源」、「印刷済み利用資源」、「開始時
間」、「現処理時間」等の各項目が設定される。また、
同図下欄の予測情報に関しては、「開始時間」、「処理
時間」、「停止要因個数」、「停止要因の内容#1,#
2,…,#n」等の各項目が設定され、更に、停止要因
の内容には、「発生要因」、「発生時刻」、「発生ペー
ジ」が含まれる。
【0061】次に、上記各データベースの管理方法とそ
の管理結果に基づく印刷処理進捗状況予測処理について
再び図4を参照しながら説明していく。まず、外部ホス
ト装置30から入力インタフェース部14を通じて印刷
データが入力すると、この印刷データは主制御部11で
の入力制御処理によりデータ解析され、各印刷ジョブ毎
に補助記憶装置16にスプールされる。この際、入力制
御処理では、印刷データに付随した印刷動作制御指示ま
たは外部からのジョブ制御指示識別子に基づいてジョブ
/ページの属性情報(総ページ数、用紙サイズ、片面印
刷と両面印刷の別、送信者ID)や利用する消耗品資源
情報(用紙種類毎の利用枚数、排出先種類毎の利用枚
数)を抽出し、ジョブ管理処理に通知する(ステップ4
05)。この処理は印刷ジョブの起動を受ける毎に実施
され、各印刷ジョブのスプールがなされる。
【0062】また、ジョブ管理処理では、入力制御処理
から受け取った印刷ジョブ情報にJOB−IDと印刷開
始時刻として現時点の時刻(既に先行して印刷している
場合には、前ジョブの終了時刻)を設定し、この受け取
った情報をジョブ管理データベース(図7参照)に登録
する(ステップ406)とともに、ジョブ実行状態をス
プール済みに設定する。
【0063】次いで、ジョブ管理処理では、予測実施指
示を発行することにより(ステップ407)スループッ
ト算出処理を起動し、上記印刷ジョブの実行時間を予測
算出する。このスループット算出処理では、印刷装置2
0のスループットを格納したスループット算出データベ
ース(図6参照)を参照し(ステップ408)、受信し
た印刷ジョブの特性に従って予測処理時間を算出し、こ
の予測処理時間を上記印刷開始時刻に加算することによ
り印刷終了時刻を算出し、これをジョブ管理データベー
ス(図7参照)に設定する(ステップ409)。
【0064】次に、ジョブ管理処理は、予測実施指示を
発行することにより(ステップ410)、上記印刷ジョ
ブの実行中に消耗品の不足が発生するか否かを判定する
消耗品不足検知処理を起動する。この消耗品不足検知処
理では、印刷ジョブが利用する各消耗品資源(未完了の
先行印刷ジョブが存在する場合には、この先行印刷ジョ
ブが利用する各消耗品資源も含める)と、消耗品管理デ
ータベースを参照することにより(ステップ411)得
た各消耗品の残量状態とから本ジョブ実行中に消耗品の
不足が発生するかどうかを検出し、消耗品不足が発生す
ると予測された場合に認められれば、その全ての発生要
因と発生ページ番号をジョブ管理データベースに設定し
(ステップ412)、ジョブ管理処理に通知する。
【0065】ジョブ管理処理では、このジョブの実行中
に消耗品不足が発生すると判明すれば、スループット算
出処理を起動し(ステップ407)、その不足発生ペー
ジまでの処理時間をスループット算出データベースのス
ループットを参照して(ステップ408)算出させ、そ
の発生時間をジョブ管理データベース上に設定する(ス
テップ409)。
【0066】次に、ジョブ管理処理では、デコンポーザ
処理と印刷制御処理を起動し、上記スプール完了した印
刷ジョブの印刷動作を実行させると共に、当該印刷ジョ
ブの実行状態を「印刷中」に設定する。その後、印刷ジ
ョブの印刷動作が開始され、この印刷動作の進行に伴っ
て当該印刷ジョブの各ページの印刷終了情報が印刷制御
処理から受信される(ステップ404,ステップ40
5)と、ジョブ管理処理では、ジョブ管理データベース
上の印刷済みのページ数、印刷済み利用資源、現時間処
理情報をそれぞれ更新していく(ステップ406)。
【0067】その際、ジョブ管理処理では、各ページの
印刷終了時刻と予測処理による本ページの予測終了時刻
の比較を所定のスレッショルドタイミング(例えば、印
刷装置20の停止事象発生時、ジョブ開始・終了時、任
意のページ数の印刷終了毎、消耗品補給時等のうちの少
なくともいずれか1つのタイミング)で行い、一定値以
上の予測誤差が検出された場合、その差分時間によりジ
ョブ管理データベースを更新することにより、本ジョブ
の予測終了時刻と、以降のジョブの開始時刻を補正する
処理も行う。上記処理により、ジョブの最終ページの印
刷データを受信したら、印刷状態を「印刷済み」に設定
し、次のジョブの印刷処理に移る。
【0068】以上の処理によって、ジョブ管理データベ
ース上では、各印刷ジョブに関して、その印刷開始時刻
や終了時刻、印刷実行中の消耗品不足に伴う動作停止の
可能性の有無、動作停止の可能性が有る場合の発生時刻
等の各状態情報を適正に維持管理できる。
【0069】以後、ジョブ管理処理では、上記消耗品管
理データベース、ジョブ管理データベースでの管理結果
をユーザ通知情報としてUI制御処理を介して入力操作
/表示部12に送出してディスプレイ上に表示させる
(ステップ413)。
【0070】また、上記外部ホスト装置30としてパー
ソナルコンピュータ(PC)やワークステーション(W
S)をRPC(リモート・プロシジャ・コール)等の外
部インタフェース手段を介して収容している環境下で
は、これら外部ホスト装置30のうち、ジョブを起動し
てきた外部ホスト装置30に対して、上記ユーザ通知情
報を入力制御処理を介して通知する(ステップ41
3)。これにより、各PCやWSで上記ユーザ通知情報
をディスプレイ表示でき、この表示を基に各端末のユー
ザは自ら起動した印刷ジョブを他の端末から起動ジョブ
と含めてこれらの進捗状況の認識ができる。
【0071】次に、上記消耗品管理データベース、ジョ
ブ管理データベースに設定された情報に基づくユーザ通
知情報の利用者への通知動作について説明する。上述し
た如く、ジョブ管理処理においては、ジョブ管理データ
ベース及び消耗品管理データベースに設定された情報に
基づきUI制御処理を介して入力操作/表示部12のデ
ィスプレイにジョブ状況の表示を行う。図8乃至図11
は、上記表示制御に基づく具体的な表示例を示したもの
である。
【0072】ここで、図8及び図9は、印刷装置20が
2つの給紙トレイ(共にA4サイズの用紙用)と2つの
排紙トレイ(共にA4サイズの用紙用)を持ち、A4サ
イズの用紙を1分間に50枚だけ印刷する能力(50p
pm)を有する場合の予測情報表示例であり、特に、図
8は、消耗品状態情報の表示例であり、図9は、ジョブ
状態情報表示例である。
【0073】これら図8及び図9の表示例において、反
転文字部は上記処理に基づく予測情報の表示であること
を示し、反転文字部以外の文字部は状態通知情報(事実
情報)の表示でありことを意味している。このように、
本発明では、ディスプレイ表示すべき各情報を、実際に
求めた事実情報と予測により求められた予測情報とに分
別し、ディスプレイ上においては、これら事実情報と予
測情報とを明確に判別可能な態様で表示することによ
り、利用者が情報の区分けをより明瞭に認識できるよう
にしている。
【0074】図8の消耗品状態情報表示例では、「トレ
イ」,「サイズ」,「用紙種」,「状態」,「残量/容
量」の各管理項目が事実情報として表示され、「次回給
紙時刻と対象Job-ID」に関する管理項目が予測情報とし
て表示されている。 この表示例によれば、 ・A4サイズの用紙対象の#2の印刷ジョブ実行時にT
ray1が用紙不足に陥り、11時42分30秒に用紙
補給の必要がある。
【0075】・A4サイズの用紙対象の#3の印刷ジョ
ブ実行時にTray2が用紙不足に陥り、11時45分
35秒に用紙補給の必要がある。
【0076】・A4サイズの用紙対象の#2の印刷ジョ
ブ実行時に排紙BIN1が11時42分30秒に用紙満
杯に陥り、除去の必要がある。
【0077】等が予測されている。
【0078】また、図9のジョブ状態情報表示例では、
「JOB」,「属性」,「状態」,「出力/総ページ
数」,「利用残資源」の各管理項目が事実情報として表
示され、「開始/終了時刻」,「ジョブ停止要因」の各
管理項目等が予測情報として表示されている。この表示
例によれば、 ・A4サイズの用紙片面対象の#2の印刷ジョブの開始
時刻が11時30分25秒(事実情報)に既に実行開始
され、11時40分25秒に終了予定。ジョブ停止要因
は無し。
【0079】・A4サイズの用紙片面対象の#2の印刷
ジョブの開始予定が11時40分30秒、終了予定が1
1時50分30秒。ジョブ停止要因は無し。
【0080】・A4サイズの用紙両面対象の#3の印刷
ジョブの開始予定が11時50分35秒、終了予定が1
2時10分33秒。但し、ジョブ停止要因は有り。
【0081】等が予測されており、更に、#3の印刷ジ
ョブの「ジョブ停止要因 有り」に関連して、「11時
58分35秒にA4普通紙不足で停止します。A4普通
紙を補給して下さい。」との予測結果が表示されてい
る。
【0082】また、図10及び図11は、印刷装置20
が4つの給紙トレイと3つの排紙トレイを持ち、A4サ
イズの用紙を1分間に50枚印刷可能でB4サイズの用
紙を1分間に40枚印刷可能な能力(A4/B4=50
/40ppm)を有する場合の予測情報表示例を示した
ものであり、特に、図10は、消耗品状態情報の表示例
であり、図11は、ジョブ状態情報表示例である。これ
ら図10及び図11の表示例においても、反転文字部は
予測情報の表示であり、反転文字部以外の文字部は事実
情報の表示である。
【0083】図10の消耗品状態情報表示例は、図8と
同様に見ることができ、 ・#2の印刷ジョブ実行時にTray1で11時42分
00秒に用紙補給の必要がある。
【0084】・実行中の#1の印刷ジョブについてTr
ay2で現在用紙補給の必要がある。
【0085】・#3の印刷ジョブ実行時にTray3で
11時45分35秒に用紙補給の必要がある。
【0086】・#3の印刷ジョブ実行時に排紙BIN1
で11時43分32秒に用紙除去の必要がある。
【0087】・実行中の#2の印刷ジョブについてBI
N2で現在用紙除去の必要がある。
【0088】等が予測されている。
【0089】また、図11のジョブ状態情報表示例は、
図9と同様に見ることができ、 ・#1の印刷ジョブの開始時刻が11時30分25秒
(事実情報)に既に実行開始され、11時32分25秒
に終了予定。ジョブ停止要因は無し。
【0090】・#2の印刷ジョブの開始予定が11時3
2分30秒、終了予定が11時42分30秒。ジョブ停
止要因は有り。
【0091】この「ジョブ停止要因 有り」に関連し
て、「11時42分00秒にA4普通紙不足で停止しま
す。A4普通紙を補給して下さい。11時32分30秒
にビン2が満杯で停止します。ビン2から用紙を取り除
いて下さい。」等の予測結果が表示されている。
【0092】これらの表示情報を基に情報管理制御装置
10の利用者、あるいはジョブを起動した外部ホスト装
置30のユーザは、起動された各印刷ジョブの進捗状況
を容易に把握できる。
【0093】更に、印刷管理制御装置10では、予測情
報の修正を必要とする予測修正要因を検出し、該検出結
果に基づき予測情報を修正する機能を有している。ここ
で、上記予測修正要因としては、例えば、印刷中の用紙
ジャム、消耗品の補給、印刷装置20の予測処理能力と
実処理能力との差異等があげられる。この機能を用い
て、ジョブ管理処理では、一旦、上記各データベースの
各情報の予測情報を設定した後、予測情報の誤差の検出
を行い、予測情報の誤差が検出された場合には、その検
出タイミング毎に当該誤差分を補正する処理も行う。こ
の誤差分の補正がなされた場合、補正後の各データベー
スの内容でディスプレイ上に再表示を行う。これによ
り、利用者に対して、常に最新の正確な予測情報を提供
することができる。
【0094】なお、この予測情報の表示動作に関して
は、随時通知モードと指定時通知モードとを設け、随時
通知モードでは、上記予測情報が修正された時点で自動
的に当該修正予測結果の表示を行い、指定時通知モード
では、利用者から情報通知指示が与えられる毎に最新の
修正予測情報の再表示を行うように構成しても良い。更
に、利用者から予測情報の表示/非表示を指示し、表示
の指示があった場合にのみ予測情報を表示させたり、あ
るいは表示を行う場合にも、表示対象の予測情報を取捨
選択可能とし、必要な予測情報のみを表示し得るように
構成することもできる。
【0095】この他、本発明は上述した主旨を逸脱しな
い範囲内で種々の変形あるいは応用が可能であることは
言うまでもない。
【0096】例えば、上記実施例ではユーザへの予測情
報の通知手段として、表示装置(ディスプレイ)のみを
用いるようにしているが、外部ホスト装置30へのブザ
ーの鳴動制御やランプ表示等の制御を併用し、遠隔の利
用者に対してより分かり易い形で予測情報の提供を行う
ようにしても良い。
【0097】また、上記実施例では、ユーザに提供する
予測情報として消耗品の不足発生時刻等を含めている
が、これらの時刻予測表示機能を削除し、単に各ジョブ
に対し、そのジョブ実行中に消耗品不足が発生するか否
かを事前に警告表示するような簡単な構成とすることも
考えられる。
【0098】また、上記実施例では、管理対象の消耗品
として、各給紙トレイに収容される用紙の残量と各排紙
ビンに排出可能な用紙の残量を想定しているが、消耗品
管理データベース及びジョブ管理データベースの構成に
よって、これら以外の消耗品を対象としてその管理が行
えることは言うまでもない。
【0099】更に、上記実施例では、各印刷ジョブに関
して消耗品不足により印刷停止が発生することが予測さ
れる場合、その予測結果を表示によってユーザに知らし
めるのみに留まっていたが、ジョブ実行直前に上記予測
情報表示を参照して当該ジョブで印刷動作停止要因が解
除されないと判断された場合は、後続ジョブのうち、印
刷停止要因が発生しないようなジョブを優先実行するよ
うに構成することが考えられる。
【0100】この場合、図4に示したジョブ管理処理の
流れの中に、新たに実行ジョブ変更処理を付加する。こ
の実行ジョブ変更処理では、入力操作/表示部12から
与えられるジョブ変更情報を取り込み、この情報をジョ
ブ管理処理に渡す。ジョブ管理処理では、上記ジョブ変
更情報に基づいてジョブ管理データベースに既に格納さ
れている印刷ジョブのうちのスプール済みのものを当該
変更要求にあったジョブに変更し、これに対応してジョ
ブ管理データベースのジョブキューを新たに指定された
ジョブに書き換える処理を行う。この時、変更後の印刷
ジョブの実行順序に従って上記印刷処理進捗状況予測を
再実行させることを言うまでもない。このように予測結
果を知った後にジョブキューの変更を可能とする機能を
有する構成によれば、例えば、ある印刷ジョブを起動し
た際の表示内容に、当該印刷ジョブに関する印刷停止要
因が認められる場合には、当該印刷ジョブよりページ数
の少ない印刷ジョブを選択して優先実行させることによ
り、印刷装置20の印刷動作停止回数を減らし、引いて
はプリンタのトータル性能を大幅に向上させることがで
きる。
【0101】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1(または
請求項11)の発明によれば、プリンタ部の消耗品の残
量及び処理能力、外部装置から起動された印刷ジョブを
それぞれ管理し、これらの管理結果に基づき印刷ジョブ
の実行時における印刷処理進捗状況を予測し該予測結果
をユーザに通知するようにしたため、ユーザはこれらの
通知情報を基に、単に用紙の不足を認識できるだけでな
く、各印刷ジョブの進捗状況全体を把握しながら、印刷
処理の管理・運用を円滑に行うことができる。
【0102】また、請求項2(または請求項12)の発
明によれば、上記予測結果の通知を、管理中の各消耗品
毎の状態及び属性に関する情報、各ジョブの状態及び属
性情報を上記予測結果と共に表示することにより行うよ
うにしたため、各印刷ジョブに関する印刷処理進捗状況
をより明確に把握できる。
【0103】また、請求項3(または請求項13)の発
明によれば、上記予測結果として、各印刷ジョブ毎の印
刷開始予測時刻及び終了予測時刻、消耗品不足が発生す
るか否かの予測結果、消耗品不足発生予測時刻を少なく
とも表示し、特に、消耗品の不足の発生が予測される場
合にはその予測結果が該当する印刷ジョブの識別子と対
応付けて表示するようにしたため、プリンタ部の複数の
給紙あるいは排紙トレイを利用して無停止運転を行う状
況下で、利用者に対し、各給紙トレイの用紙補給タイミ
ングや、各排紙トレイの満杯解除タイミングの予測時間
を知らしめることで各消耗品の補給タイミングの計画的
な管理が容易となり、利用者の不注意によるプリンタ停
止を未然防止して印刷時間の大幅な短縮に寄与できる。
【0104】また、請求項4(または請求項14)の発
明によれば、上記予測結果情報を、実測により求められ
た事実情報と予測により求められた予測情報とに分別
し、事実情報と予測情報とを判別可能な態様で表示する
ようにしたため、消耗品の不足発生の警告か否か等を一
目で容易に判断できる。
【0105】また、請求項5及び6(または請求項15
及び請求項16)の発明によれば、印刷中の用紙ジャ
ム、消耗品の補給、前記プリンタ部の予測処理能力と実
処理能力との差異等、上記予測結果の修正を必要とする
予測修正要因が生じた場合に上記予測結果を修正するよ
うにしたため、上記予測結果を常に正確にユーザに通知
できる。
【0106】また、請求項7(または請求項17)の発
明によれば、上記予測結果が修正された時点で自動的に
当該修正予測結果の表示を行う随時通知モードと、ユー
ザから情報通知指示が与えられる毎に最新の修正予測結
果の表示を行う指定時通知モードとを使い分けることに
より、ユーザの都合に合わせた印刷処理の管理・運用が
可能になる。
【0107】また、請求項8(または請求項18)の発
明によれば、上記予測結果情報を外部インタフェースを
介して印刷ジョブを起動した外部装置にも通知するよう
にしたため、ネットワークプリンタ等の使用形態におい
て、それぞれの外部装置のユーザが自ら起動したジョブ
に対し管理していかなければならない場合でも、各ユー
ザがどのジョブで消耗品切れによるプリンタ停止が発生
するかが予測でき、事前対処が容易になることから、印
刷結果を取りに行って初めて用紙切れ等に気付くとか、
他のユーザの不注意で自分のジョブが所定時間内に完了
していないといった不測の事態を回避できる。
【0108】また、請求項9(または請求項19)の発
明によれば、管理中の印刷ジョブの実行順序の変更を指
示し、当該指示に従って管理中の印刷ジョブの実行順序
を変更する機能を付加したため、消耗品不足発生が予測
される印刷ジョブをより印刷ページ数の少ない印刷ジョ
ブに入れ替える等によって、より適切な印刷スケジュー
ルを組むことが可能となる。
【0109】また、請求項10(または請求項20)の
発明によれば、印刷ジョブの実行順序が変更された場
合、該変更後の印刷ジョブの実行順序に従って上記進捗
状況予測状況予測を再実行させるようにしたため、印刷
スケジュールを変更したとしてもユーザに対しては常に
正確な予測結果を通知できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係わる印刷管理制御装
置の概略構成を示す図。
【図2】図1における主制御部の機能構成を示すブロッ
ク図。
【図3】本発明に係わる印刷管理制御装置の印刷動作の
流れを示す図。
【図4】本発明に係わる印刷管理制御装置のジョブ管理
処理の流れを示す図。
【図5】本発明で用いる消耗品管理データベースの構成
例を示す図。
【図6】本発明で用いるスループット算出データベース
の構成例を示す図。
【図7】本発明で用いるジョブ管理データベースの構成
例を示す図。
【図8】ジョブ管理処理に基づく印刷処理進捗状況予測
結果のうち消耗品状態情報の表示例を示す図。
【図9】ジョブ管理処理に基づく印刷処理進捗状況予測
結果のうちジョブ状態情報の表示例を示す図。
【図10】ジョブ管理処理に基づく印刷処理進捗状況予
測結果のうち消耗品状態情報の別の表示例を示す図。
【図11】ジョブ管理処理に基づく印刷処理進捗状況予
測結果のうちジョブ状態情報の別の表示例を示す図。
【符号の説明】
10…印刷管理制御装置、11…主制御部、111…入
力制御部、112…ジョブ管理制御部、113…デコン
ポーザ制御部、114…ユーザインタフェース(UI)
制御部、115…印刷制御部、116…消耗品設定制御
部、117…スループット算出制御部、118…消耗品
不測検知制御部、12…入力操作/表示部、13…主記
憶部、14…入力インタフェース部、15…イメージ生
成部、16…補助記憶部、17…プリンタインタフェー
ス部、20…印刷装置、30…外部ホスト装置
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G06F 3/12 B41J 29/00 U 17/60 G06F 15/21 Z

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部装置から起動された印刷ジョブに従
    ってプリンタ部を駆動して印刷データを印刷する印刷装
    置において、 前記印刷に用いる前記プリンタ部の消耗品の残量を管理
    する消耗品残量管理手段と、 前記プリンタ部の処理能力を管理する処理能力管理手段
    と、 前記外部装置から起動された印刷ジョブを管理する印刷
    ジョブ管理手段と、 前記消耗品残量管理手段、前記処理能力管理手段及び前
    記ジョブ管理手段の管理結果に基づき前記管理中の印刷
    ジョブの実行時における印刷処理進捗状況を予測する進
    捗状況予測手段と、 前記進捗状況予測手段の予測結果を通知する通知手段と
    を具備することを特徴とする印刷装置。
  2. 【請求項2】 前記通知手段は、前記消耗品残量管理手
    段で管理中の各消耗品毎の状態及び属性に関する情報及
    び前記ジョブ管理手段で管理中の前記各ジョブの状態及
    び属性情報を前記進捗状況予測手段の予測結果と共に表
    示する表示手段により構成されることを特徴とする請求
    項1記載の印刷装置。
  3. 【請求項3】 前記進捗状況予測手段により予測される
    前記印刷処理進捗状況には、前記各印刷ジョブ毎の印刷
    開始予測時刻及び終了予測時刻、消耗品不足が発生する
    か否かの予測結果、消耗品不足発生予測時刻が少なくと
    も含まれ、前記表示手段は、前記消耗品の不足の発生が
    予測される場合にはその予測結果を該当する印刷ジョブ
    の識別子と対応付けて表示することを特徴とする請求項
    2記載の印刷装置。
  4. 【請求項4】 前記進捗状況予測手段による予測結果情
    報を、実測により求められた事実情報と予測により求め
    られた予測情報とに分別する分別手段を具備し、前記表
    示手段は、前記事実情報と前記予測情報とを判別可能な
    態様で表示することを特徴とする請求項2または3記載
    の印刷装置。
  5. 【請求項5】 前記進捗状況予測手段による予測結果の
    修正を必要とする予測修正要因を検出する予測修正要因
    検出手段と、前記予測修正要因検出手段の検出結果に基
    づき前記進捗状況予測手段の予測結果を修正する予測修
    正手段とを具備することを特徴とする請求項1記載の印
    刷装置。
  6. 【請求項6】 前記予測修正要因には、印刷中の用紙ジ
    ャム、消耗品の補給、前記プリンタ部の予測処理能力と
    実処理能力との差異が少なくとも含まれることを特徴と
    する請求項5記載の印刷装置。
  7. 【請求項7】 前記表示手段の表示動作に関する随時通
    知モードまたは指定時通知モードを設定する通知モード
    設定手段と、前記随時通知モードでは、前記予測結果が
    修正された時点で自動的に当該修正予測結果の表示を行
    い、前記指定時通知モードでは、ユーザから情報通知指
    示が与えられる毎に最新の修正予測結果の表示を行う表
    示制御手段とを具備することを特徴とする請求項5記載
    の印刷装置。
  8. 【請求項8】 前記外部装置との情報送受信が可能な外
    部インタフェース手段を具備し、前記通知手段により通
    知する前記進捗状況予測手段の予測結果情報を前記外部
    インタフェースを介して前記印刷ジョブを起動した外部
    装置にも通知することを特徴とする請求項1記載の印刷
    装置。
  9. 【請求項9】 前記管理中の印刷ジョブの実行順序の変
    更を指示する実行順序変更指示手段と、 前記実行順序変更指示に従って前記管理中の印刷ジョブ
    の実行順序を変更する実行ジョブ変更手段とを具備する
    ことを特徴とする請求項1記載の印刷装置。
  10. 【請求項10】 前記実行ジョブ変更手段により前記印
    刷ジョブの実行順序が変更された場合、該変更後の印刷
    ジョブの実行順序に従って前記進捗状況予測手段による
    前記印刷処理進捗状況予測を再実行させることを特徴と
    する請求項9記載の印刷装置。
  11. 【請求項11】 外部装置から起動された印刷ジョブに
    従ってプリンタ部を駆動して印刷データを印刷する印刷
    装置の印刷管理方法において、 前記印刷に用いる前記プリンタ部の消耗品の残量を管理
    する消耗品残量管理ステップと、 前記プリンタ部の処理能力を管理する処理能力管理ステ
    ップと、 前記外部装置から起動された印刷ジョブを管理する印刷
    ジョブ管理ステップと、 前記消耗品残量管理ステップ、前記処理能力管理ステッ
    プ及び前記ジョブ管理ステップの管理結果に基づき前記
    管理中の印刷ジョブの実行時における印刷処理進捗状況
    を予測する進捗状況予測ステップと、 前記進捗状況予測ステップの予測結果を通知する通知ス
    テップとを具備することを特徴とする印刷装置の印刷管
    理方法。
  12. 【請求項12】 前記通知ステップは、前記消耗品残量
    管理ステップで管理中の各消耗品毎の状態及び属性に関
    する情報及び前記ジョブ管理ステップで管理中の前記各
    ジョブの状態及び属性情報を前記進捗状況予測ステップ
    の予測結果と共に表示する表示ステップにより構成され
    ることを特徴とする請求項11記載の印刷装置の印刷管
    理方法。
  13. 【請求項13】 前記進捗状況予測ステップにより予測
    される前記印刷処理進捗状況には、前記各印刷ジョブ毎
    の印刷開始予測時刻及び終了予測時刻、消耗品不足が発
    生するか否かの予測結果、消耗品不足発生予測時刻が少
    なくとも含まれ、前記表示ステップでは、前記消耗品の
    不足の発生が予測される場合にはその予測結果を該当す
    る印刷ジョブの識別子と対応付けて表示することを特徴
    とする請求項12記載の印刷装置の印刷管理方法。
  14. 【請求項14】 前記進捗状況予測ステップによる予測
    結果情報を、実測により求められた事実情報と予測によ
    り求められた予測情報とに分別する分別ステップを具備
    し、前記表示ステップでは、前記事実情報と前記予測情
    報とを判別可能な態様で表示することを特徴とする請求
    項12または13記載の印刷装置の印刷管理方法。
  15. 【請求項15】 前記進捗状況予測ステップによる予測
    結果の修正を必要とする予測修正要因を検出する予測修
    正要因検出ステップと、前記予測修正要因検出ステップ
    の検出結果に基づき前記進捗状況予測ステップの予測結
    果を修正する予測修正ステップとを具備することを特徴
    とする請求項11記載の印刷装置の印刷管理方法。
  16. 【請求項16】 前記予測修正要因には、印刷中の用紙
    ジャム、消耗品の補給、前記プリンタ部の予測処理能力
    と実処理能力との差異が少なくとも含まれることを特徴
    とする請求項15記載の印刷装置の印刷管理方法。
  17. 【請求項17】 前記表示ステップの表示動作に関する
    随時通知モードまたは指定時通知モードを設定する通知
    モード設定ステップを有し、前記随時通知モードでは、
    前記予測結果が修正された時点で自動的に当該修正予測
    結果の表示を行い、前記指定時通知モードでは、ユーザ
    から情報通知指示が与えられる毎に最新の修正予測結果
    の表示を行うことを特徴とする請求項15記載の印刷装
    置の印刷管理方法。
  18. 【請求項18】 前記進捗状況予測ステップの予測結果
    情報を外部インタフェースを介して前記印刷ジョブを起
    動した外部装置にも通知することを特徴とする請求項1
    1記載の印刷装置の印刷管理方法。
  19. 【請求項19】 前記管理中の印刷ジョブの実行順序の
    変更を指示する実行順序変更指示ステップと、 前記実行順序変更指示に従って前記管理中の印刷ジョブ
    の実行順序を変更する実行ジョブ変更ステップとを具備
    することを特徴とする請求項11記載の印刷装置の印刷
    管理方法。
  20. 【請求項20】 前記実行ジョブ変更ステップにより前
    記印刷ジョブの実行順序が変更された場合、該変更後の
    印刷ジョブの実行順序に従って前記進捗状況予測ステッ
    プによる前記印刷処理進捗状況予測を再実行させること
    を特徴とする請求項19記載の印刷装置の印刷管理方
    法。
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