JPH11156955A - エアバッグ用紫外線硬化型コーティング組成物及びエアバッグ - Google Patents

エアバッグ用紫外線硬化型コーティング組成物及びエアバッグ

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JPH11156955A
JPH11156955A JP24113198A JP24113198A JPH11156955A JP H11156955 A JPH11156955 A JP H11156955A JP 24113198 A JP24113198 A JP 24113198A JP 24113198 A JP24113198 A JP 24113198A JP H11156955 A JPH11156955 A JP H11156955A
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隆文 坂本
Takashi Miyoshi
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 (A)1分子中に少なくとも2個のビニ
ル基を有するオルガノポリシロキサン、(B)1分子中
に少なくとも2個のメルカプト基を有し、上記(A)成
分のビニル基1個に対して上記メルカプト基が0.1〜
20個となる量のメルカプト基含有オルガノポリシロキ
サン、(C)増感剤を配合してなるエアバッグ用紫外線
硬化型コーティング組成物。 【効果】 本発明のエアバッグ用コーティング組成物
は、紫外線硬化型であるため短時間で硬化するので生産
性が高く、かつランニングコストも安く、また、自己接
着性に優れ、ポリアミド及びポリエステル等の基布と強
固にしかも安定した接着性を示し、このコーティング組
成物の硬化皮膜は表面タックが無いものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エアバッグ用基布
に接着性が良好で表面タック感のないシリコーン硬化皮
膜を形成することができるエアバッグ用紫外線硬化型コ
ーティング組成物及び該組成物の硬化皮膜をエアバッグ
用基布に形成してなるエアバッグに関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】近年、
例えば自動車等のハンドルに折り込まれ、衝突等のショ
ックによりハンドルと人体との間で開くことにより人体
に対する衝撃を和らげるためのエアバッグが使用されて
いる。このエアバッグは、一般にクロロプレンをコーテ
ィングしたナイロン製の布により形成されているが、ク
ロロプレンゴムの耐熱性及び耐候性は不十分であり、こ
のためエアバッグの寿命が短いという問題がある。
【0003】また、自動車等の衝突の際に発生する火災
や爆風の影響を受けにくくするためにエアバッグには難
燃性を付与することが必要とされており、クロロプレン
ゴムをコーティングした布で作製した従来のエアバッグ
は、クロロプレンゴムの難燃性が不十分であるため、爆
風が当たる箇所にシリコーン製の難燃剤が更にコーティ
ングされている。
【0004】これに対し、シリコーンゴムをコーティン
グしたエアバッグでは、シリコーンゴムに公知の難燃剤
を配合することにより、シリコーンゴム自体に難燃性を
付与することができるため、難燃剤をコートする必要が
ないという利点がある。そこで最近では、エアバッグ用
のコーティング剤として耐熱性及び耐候性に優れるシリ
コーンゴムコーティング剤が注目されている。
【0005】しかし、現在使用されているシリコーンゴ
ムコーティング剤は、加熱硬化型、室温縮合硬化型であ
るため、加熱装置を必要とし、或いは硬化に長時間を要
するためシリコーンゴムコーティング剤を塗布した基布
を保管しておく場所を必要とするという問題がある。
【0006】本発明は上記事情に鑑みなされたもので、
加熱装置を必要とせず、かつ硬化時間が短く、また、ポ
リアミド、ポリエステル等のエアバッグ用基布に対して
優れた接着性を有し、表面タック感のないシリコーンゴ
ム皮膜を形成し得るエアバッグ用紫外線硬化型コーティ
ング組成物及び該皮膜を形成したエアバッグを提供する
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段及び発明の実施の形態】本
発明者は上記目的を達成するため鋭意検討を行った結
果、(A)1分子中に少なくとも2個のビニル基を有す
るオルガノポリシロキサン、(B)1分子中に少なくと
も2個のメルカプト基を有し、上記(A)成分のビニル
基1個に対して上記メルカプト基が0.1〜20個とな
る量のメルカプト基含有オルガノポリシロキサン、
(C)増感剤を配合してなるコーティング組成物が、紫
外線硬化性又は紫外線−縮合硬化性を有し、紫外光を照
射することによって短時間で硬化する特性を有し、これ
をエアバッグ用基布にコーティングし、紫外線硬化させ
ることにより、基布表面に短時間で均一にかつ強固に接
着し、また表面のタック感、難燃性に優れていること、
従って上記組成物がエアバッグ用コーティング組成物と
して有効であることを知見し、本発明をなすに至った。
【0008】以下、本発明につき更に詳しく説明する
と、本発明に係るエアバッグ用紫外線硬化型コーティン
グ組成物は、下記成分(A),(B)及び(C)を含有
してなるものである。 (A)1分子中に少なくとも2個のビニル基を有するオ
ルガノポリシロキサン、(B)1分子中に少なくとも2
個のメルカプト基を有し、上記(A)成分のビニル基1
個に対して上記メルカプト基が0.1〜20個となる量
のメルカプト基含有オルガノポリシロキサン、(C)増
感剤。
【0009】ここで、(A)成分の1分子中に少なくと
も2個のビニル基を有するオルガノポリシロキサンとし
ては公知のものを使用することができ、例えば下記一般
式(1)で示される基を2つ以上含むものを挙げること
ができる。
【0010】
【化1】 (式中、R1〜R4は互に同一又は異種の非置換又は置換
1価炭化水素基であり、また、aは1,2又は3、b及
びcはそれぞれ0,1又は2、a+b+c=3であり、
dは5以上の整数である。)
【0011】上記式(1)において、R1〜R4の非置換
又は置換1価炭化水素基としては炭素数1〜8のものが
好ましい。このような1価炭化水素基としては、メチル
基,エチル基,プロピル基等のアルキル基、ビニル基,
アリル基等のアルケニル基、フェニル基,トリル基等の
アリール基、シクロヘキシル基等のシクロアルキル基及
びこれらの基の炭素原子に結合した水素原子の一部又は
全部をハロゲン原子、シアノ基等で置換したクロロメチ
ル基、トリフルオロプロピル基、シアノエチル基などが
挙げられる。
【0012】このオルガノポリシロキサンとしては、分
子鎖両末端がビニル基で封鎖された直鎖状のものが好ま
しく、25℃における粘度が25〜500,000c
s、特に1,000〜100,000csであることが
好ましい。更に、(A)成分のオルガノポリシロキサン
としては、分岐状構造を有するワニス状のものを用いる
こともできる。
【0013】本発明のコーティング組成物において、
(B)成分のメルカプト基含有オルガノポリシロキサン
は、本発明のコーティング組成物が紫外線照射されたと
きに上記(A)成分中のビニル基と反応して架橋を形成
し、また、このコーティング組成物の初期シール性が発
現されるように生ゴム状の粘度まで重合度を上昇させる
ものである。
【0014】このようなオルガノポリシロキサンとして
は例えば下記のものが挙げられる。
【0015】
【化2】 (式中、mは3以上、n,p,qは0以上、rは2以上
の整数である。)
【0016】なお、このメルカプト基含有オルガノポリ
シロキサンはその1種を単独に使用してもよく、2種以
上を組み合わせて使用することもできる。
【0017】(C)成分の増感剤は、紫外線照射下にお
ける上記(A)成分中のビニル基と(B)成分中のメル
カプト基との反応を促進するために配合するものであ
る。具体的には、アセトフェノン、プロピオフェノン、
ベンゾフェノン、キサントール、フルオレイン、ベンズ
アルデヒド、アンスラキノン、トリフェニルアミン、カ
ルバゾール、3−メチルアセトフェノン、4−メチルア
セトフェノン、3−ペンチルアセトフェノン、4−メト
キシアセトフェノン、3−ブロモアセトフェノン、4−
アリルアセトフェノン、p−ジアセチルベンゼン、3−
メトキシベンゾフェノン、4−メチルベンゾフェノン、
4−クロロベンゾフェノン、4,4−ジメトキシベンゾ
フェノン、4−クロロ−4−ベンジルベンゾフェノン、
3−クロロキサントーン、3,9−ジクロロキサントー
ン、3−クロロ−8−ノニルキサントーン、ベンゾイ
ン、ベンゾインメチルエーテル、ベンゾインブチルエー
テル、ビス(4−ジメチルアミノフェノール)ケトン、
ベンジルメトキシケタール、2−クロロチオキサントー
ンなどが挙げられる。
【0018】なお、(B)成分の配合量は、(A)成分
のビニル基1個に対しメルカプト基が0.1〜20個、
特に0.5〜5個となる量であり、(C)成分の配合量
は(A)成分100部(重量部、以下同じ)に対して
0.01〜10部、特に0.05〜5部とすることが好
ましい。
【0019】また、(A)成分が両末端水酸基封鎖のも
のである場合、下記(D)成分の硬化触媒を(A)成分
100部に対し0.01〜10部、特に0.1〜5部を
配合することが推奨される。
【0020】即ち、(D)成分の硬化触媒としては、例
えば鉛−2−エチルオクテート、ジブチル錫ジアセテー
ト、ジブチル錫ジラウレート、ブチル錫トリ−2−エチ
ルヘキソエート、鉄−2−エチルヘキソエート、コバル
ト−2−エチルヘキソエート、マンガン−2−エチルヘ
キソエート、亜鉛−2−エチルヘキソエート、カプリル
酸第1錫、ナフテン酸錫、オレイン酸錫、ブチル酸錫、
ナフテン酸チタン、ナフテン酸亜鉛、ナフテン酸コバル
ト、ステアリン酸亜鉛等の有機カルボン酸の金属塩、テ
トラブチルチタネート、テトラ−2−エチルヘキシルチ
タネート、トリエタノールアミンチタネート、テトラ
(イソプロペニルオキシ)チタネート等の有機チタン酸
エステル、オルガノシロキシチタン、カルボニルチタン
等の有機チタン化合物、アルコキシアルミニウム化合
物、3−アミノプロピルトリエトキシシラン、N−(ト
リメトキシシリルプロピル)エチレンジアミン等のアミ
ノアルキル基置換アルコキシシラン、ヘキシルアミン、
燐酸ドデシルアミン等のアミン化合物及びその塩、ベン
ジルトリエチルアンモニウムアセテート等の第4級アン
モニウム塩、酢酸カリウム、酢酸ナトリウム、蓚酸リチ
ウム等のアルカリ金属塩の低級脂肪酸、ジメチルヒドロ
キシアミン、ジエチルヒドロキシアミン等のジアルキル
ヒドロキシアミン、テトラメチルグアジニン、下記式で
表されるグアニジル化合物及びグアニジル含有シランも
しくはシロキサンなどを挙げることができる。
【0021】
【化3】
【0022】これらのうち特にグアニジン化合物、グア
ニジル基含有シラン及びシロキサン化合物は硬化反応を
良好に進行させると共に、接着性向上機能を合わせ持つ
ことから好ましい。これらの硬化触媒は、その1種を単
独に用いてもよく、2種以上を組み合わせて用いること
ができる。
【0023】このようにして得られた本発明の組成物は
これに紫外線を照射すると短時間で硬化してゴム弾性体
を与え、特には50〜200μm単位での薄膜硬化性に
優れる。
【0024】更に、得られたゴム弾性体は、シリコーン
ゴムの特徴である優れた耐熱性、耐候性、低温特性を有
するため幅広い分野で実用可能である。
【0025】本発明のコーティング組成物には充填剤を
配合することが好ましく、充填剤の配合によりコーティ
ング組成物の粘度を増加してコーティングの際の作業性
を向上させることができ、また、硬化物の硬さ,引張り
強さ,伸びなどの物性を向上させることができる。この
ような充填剤としては煙霧質シリカ、焼成シリカ、沈殿
シリカ、煙霧質酸化チタン、カーボンブラック、炭酸カ
ルシウム、けい藻土、けい酸カルシウム及びこれらをオ
ルガノクロロシラン類、ポリオルガノシロキサン、ヘキ
サメチルジシラザンなどで疎水化処理したものなどが例
示される。
【0026】この充填剤の配合量は(A)成分100部
に対して300部以下とすることが好ましく、配合量が
300部を越えると組成物の流動性が乏しくなったり機
械的強度が得られない場合がある。
【0027】また、本発明のコーティング組成物には、
更に接着性を向上させる目的で一成分縮合タイプの接着
助剤を添加することもできる。このような接着助剤とし
てはγ−アミノプロピルトリメトキシシラン、γ−グリ
シドキシプロピルトリメトキシシラン、γ−メルカプト
プロピルトリメトキシシランなどが例示される。
【0028】本発明のコーティング組成物は、上記成分
を乾燥雰囲気中で混練することにより製造され、これを
ナイロン等の各種エアバッグ用基布にコーティングする
ために用いられるが、この場合組成物は適宜の有機溶剤
に溶解して用いることが好適である。有機溶剤として具
体的にはベンゼン、トルエン、キシレンなどを使用する
ことができる。
【0029】本発明は、エアバッグ用基布に上記コーテ
ィング組成物の硬化皮膜を形成したエアバッグをも提供
するものであるが、このコーティング組成物の硬化皮膜
が形成されるエアバッグ用の基布としては、ナイロン,
テトロン,ビニロン,ポリエステル,ポリウレタン等の
繊維又はその繊維からなる織布を使用することができる
が、この中で特にナイロン及びポリエステルが好適であ
る。
【0030】基布に対する組成物のコーティング方法と
してはカレンダリング、ナイフコーティング、はけ塗
り、ディップコーティング、スプレー等の方法で行うこ
とができるが、組成物が固形状であるときは上述したよ
うに有機溶剤に溶解して同様に、ナイフコーティング、
はけ塗り、ディップコーティング、スプレー等のコーテ
ィング方法を採用することが好適である。また、塗布厚
さは50〜200μmとすることが好ましい。
【0031】
【実施例】以下、実施例と比較例を示し、本発明を具体
的に説明するが、本発明は下記の実施例に制限されるも
のではない。なお、各例において粘度は25℃における
値を示す。
【0032】[実施例1]両末端がトリビニル基で封鎖
され、粘度が1,500cpのポリジメチルシロキサン
100部に、煙霧状シリカ20部、下記式(2)で示さ
れ、粘度が35cpのメルカプト基含有オルガノポリシ
ロキサン5部及び2,2−ジエトキシアセトフェノン1
部を添加し、乾燥雰囲気中で混練することによりコーテ
ィング組成物1を調製した。
【0033】
【化4】
【0034】[比較例1]ジメチルシロキサン単位9
9.8モル%、メチルビニルシロキサン単位0.2モル
%からなり、分子鎖末端がジメチルビニルシロキサン基
で封鎖された25重量%トルエン溶液における相対粘度
が2.8であるオルガノポリシロキサン100部に、ト
リメチルシリル基で表面処理した比表面積が230m2
/gの疎水性シリカ40部と分子鎖末端がシラノール基
で封鎖されたジメチルポリシロキサンジオール1.0部
を添加し、ニーダー中において180℃で2時間熱処理
してコンパウンドを作製した。
【0035】次いで、このコンパウンド100部に、純
分50%の有機過酸化物2,4−ジクロロベンゾイルパ
ーオキサイド3.5部を添加して均一に混練し、3本ロ
ールミルで薄く分出ししたものをトルエンに溶解してシ
リコーン分が25重量%のトルエン溶液を作った。この
トルエン溶液100部に式(C25O)3Si(CH2
3NCOで示されるイソシアナート基含有シランを上記
トルエン溶液の固型分100部に対して5部加え、コー
ティング組成物2を作製した。
【0036】上記コーティング組成物1を線密度が18
×17本/25mmの平織のナイロン繊維織物の片面に
厚さ100μm(乾燥時)で被覆し、80W/cmの高
圧水銀灯を10cmの距離をおいて照射し、照射エネル
ギーが2J/cm2となるようにして硬化させた。
【0037】また、比較のため組成物2を上記試料をコ
ーティング組成物1と同様に被覆し、25℃で30分間
風乾した後、180℃で7分間加熱して硬化させた。
【0038】次に、これらの試料の硬化物性を測定し
た。図1に示すようにシリコーン硬化皮膜表面の所定の
箇所を200gの荷重をかけたステンレススチール製の
器具で引掻き、ナイロン繊維織物からシリコーン硬化皮
膜が完全に剥がれるまでの引掻き回数をナイロン基布と
の接着性とした。また、各試料を温度85℃,湿度95
%RHの状態に1週間保って各試料を膨潤させた後に上
記と同様の接着性試験を行い、湿潤後の接着性を測定し
た。なお、図1において1はナイロン繊維織物、2はシ
リコーン硬化膜、3はステンレススチール製の引掻き器
具、4は器具3に荷重をかけるためのおもりである。
【0039】また、図2に示すようにそのナイロン繊維
織物1のシリコーン硬化皮膜2で被覆した面同士を貼り
合わせ、25℃において20kgf/cm2の加重で1
2時間圧着した後、2.5cm幅に切って試験片とし、
引張り試験機を用いて10mm/分の速度で180度ピ
ール試験を行って荷重を測定することにより、シリコー
ン硬化皮膜の表面のタック性を調べた。結果を表1に示
す。
【0040】
【表1】
【0041】
【発明の効果】本発明のエアバッグ用コーティング組成
物は、紫外線硬化型であるため短時間で硬化するので生
産性が高く、かつランニングコストも安く、また、自己
接着性に優れ、ポリアミド及びポリエステル等の基布と
強固にしかも安定した接着性を示し、このコーティング
組成物の硬化皮膜は表面タックが無いものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例及び比較例における硬化物性試
験の説明図である。
【図2】本発明の実施例及び比較例における表面タック
性試験の説明図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B29K 83:00 (72)発明者 三好 敬 群馬県碓氷郡松井田町大字人見1番地10 信越化学工業株式会社シリコーン電子材料 技術研究所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)1分子中に少なくとも2個のビニ
    ル基を有するオルガノポリシロキサン、(B)1分子中
    に少なくとも2個のメルカプト基を有し、上記(A)成
    分のビニル基1個に対して上記メルカプト基が0.1〜
    20個となる量のメルカプト基含有オルガノポリシロキ
    サン、(C)増感剤を配合してなるエアバッグ用紫外線
    硬化型コーティング組成物。
  2. 【請求項2】 エアバッグ用基布に請求項1記載のエア
    バッグ用コーティング組成物の硬化皮膜を形成してなる
    エアバッグ。
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