JPH11152681A - セルロース繊維の処理方法 - Google Patents

セルロース繊維の処理方法

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JPH11152681A
JPH11152681A JP10261739A JP26173998A JPH11152681A JP H11152681 A JPH11152681 A JP H11152681A JP 10261739 A JP10261739 A JP 10261739A JP 26173998 A JP26173998 A JP 26173998A JP H11152681 A JPH11152681 A JP H11152681A
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JP
Japan
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compound
formula
fibers
hydrogen atom
alkyl group
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JP10261739A
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English (en)
Inventor
Peter Aeschlimann
エシュリマン ペーター
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BASF Schweiz AG
Ciba SC Holding AG
Original Assignee
Ciba Spezialitaetenchemie Holding AG
Ciba SC Holding AG
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Publication date
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    • DTEXTILES; PAPER
    • D06TREATMENT OF TEXTILES OR THE LIKE; LAUNDERING; FLEXIBLE MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • D06MTREATMENT, NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE IN CLASS D06, OF FIBRES, THREADS, YARNS, FABRICS, FEATHERS OR FIBROUS GOODS MADE FROM SUCH MATERIALS
    • D06M13/00Treating fibres, threads, yarns, fabrics or fibrous goods made from such materials, with non-macromolecular organic compounds; Such treatment combined with mechanical treatment
    • D06M13/322Treating fibres, threads, yarns, fabrics or fibrous goods made from such materials, with non-macromolecular organic compounds; Such treatment combined with mechanical treatment with compounds containing nitrogen
    • D06M13/35Heterocyclic compounds
    • D06M13/355Heterocyclic compounds having six-membered heterocyclic rings
    • D06M13/358Triazines
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D251/00Heterocyclic compounds containing 1,3,5-triazine rings
    • C07D251/02Heterocyclic compounds containing 1,3,5-triazine rings not condensed with other rings
    • C07D251/12Heterocyclic compounds containing 1,3,5-triazine rings not condensed with other rings having three double bonds between ring members or between ring members and non-ring members
    • C07D251/26Heterocyclic compounds containing 1,3,5-triazine rings not condensed with other rings having three double bonds between ring members or between ring members and non-ring members with only hetero atoms directly attached to ring carbon atoms
    • C07D251/40Nitrogen atoms
    • C07D251/42One nitrogen atom
    • C07D251/44One nitrogen atom with halogen atoms attached to the two other ring carbon atoms
    • DTEXTILES; PAPER
    • D06TREATMENT OF TEXTILES OR THE LIKE; LAUNDERING; FLEXIBLE MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • D06MTREATMENT, NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE IN CLASS D06, OF FIBRES, THREADS, YARNS, FABRICS, FEATHERS OR FIBROUS GOODS MADE FROM SUCH MATERIALS
    • D06M2101/00Chemical constitution of the fibres, threads, yarns, fabrics or fibrous goods made from such materials, to be treated
    • D06M2101/02Natural fibres, other than mineral fibres
    • D06M2101/04Vegetal fibres
    • D06M2101/06Vegetal fibres cellulosic

Abstract

(57)【要約】 【課題】 Lyocell繊維のフィブリル化を減少させ、ま
たは完全に抑制する。 【解決手段】 Lyocell繊維を、2−位に−X−A基
(式中、Xは、−NR−または−S−であり、Aは、1
〜18個の炭素原子を有し、スルホ基がない脂肪族性基
であるか、−X−Aは、ヒドロキシル基である)を有
し、Rは、水素原子であるか、またはAとは独立してA
と同じ意味を有する)である、少なくとも1種の4,6
−ジクロロトリアジン化合物で処理する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、Liocellセルロー
ス繊維における、フィブリル化の傾向を減少させる方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】Liocell繊維は、セルロースを有機溶
媒、有機溶媒と無機塩との組み合わせ、または塩の水溶
液に溶かし、ついでこの溶液から紡糸する方法で得られ
る繊維である。
【0003】しかしながら、織物、たとえば上記の繊維
から製造された繊維材料の有用性は、これらの繊維の、
湿潤状態においてフィブリル化する強い傾向によって、
はなはだしく制限される。フィブリル化とは、機械的応
力のもとで、フィブリルが繊維の表面に沿って分離する
に至り、湿潤繊維が長さ方向に破壊され、繊維が毛髪状
または柔毛状の外観を示す意味と理解される。そのう
え、このような繊維から製造された織物は、数回洗濯さ
れた後に、色の強さを著しく失う。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】それゆえ、Liocell繊
維におけるフィブリル化を減少させ、または完全に抑制
する方法への必要性がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】予期しなかったことに、
本発明の方法が、処理されたLiocell繊維のフィブリル
化の傾向を、強く減少させることが見出された。
【0006】そこで、本発明は、Liocellセルロース繊
維を、一般式:
【化6】 (式中、Xは、−NR−もしくは−S−であり;Aは、
スルホ基がなく、1〜18個の炭素原子を含有する脂肪
族性基であり、または−X−Aは、ヒドロキシル基であ
り;Rは、水素原子か、またはAとは独立してAと同じ
意味を有する)で示される、少なくとも1種の化合物で
処理する、Liocellセルロース繊維の処理方法に関す
る。
【0007】
【発明の実施の形態】Liocellセルロース繊維は、通
常、すくなくとも1種の、一般式(1)(式中、Xは、
−NR−もしくは−S−であり;Aは、スルホ基がな
く、1〜18個の炭素原子を含有する脂肪族性基であ
り、または−X−Aは、ヒドロキシル基であり;Rは、
水素原子か、またはAとは独立してAと同じ意味を有す
る)で示される、少なくとも1種の化合物で処理され
る。
【0008】1個〜18個の炭素原子を含有する脂肪族
性基として定義されるAは、たとえば、C1〜C1 8アル
キル基、代表的には、メチル、エチル、n−プロピル、
イソプロピル、n−ブチル、s−ブチル、t−ブチル、
イソブチル、ペンチル、ヘキシル、ヘプチル、オクチ
ル、ノニル、デシル、ドデシル、テトラデシル、ヘキサ
デシル、ヘプタデシルまたはオクタデシルであり、ここ
で該アルキル基は、たとえばヒドロキシルまたはアルコ
キシルで置換されていてもよく、またアルキル鎖は、1
回または数回、たとえば酸素、硫黄、アミノ、カルボン
アミド、アミノカルボニル、ウレイド、スルホンアミ
ド、アミノスルホニル、カルボキシまたはカルボニルオ
キシで中断されていてもよい。
【0009】Aは、好ましくは、直鎖状もしくは分岐状
のC1〜C1 8アルキル基であり、より好ましくは、OR1
で置換されたC1〜C8アルキル基であって、ここでアル
キル鎖は、1個または数個の基−Q−で中断されていて
もよく、または直鎖状もしくは分岐状のC2〜C1 8アル
キル基であり、より好ましくはC2〜C8アルキル基であ
って、ここでアルキル鎖は、1個または数個の基−Q−
で中断されており、ここで−Q−は、−O−、−S−、
−NR2−、−CONR2−、−NR2CO−、−NR2
ONR2−、−SO2NR2−、−NR2SO2−、−CO
O−、−OCO−、−NR2COO−または−OCOO
−であり;R1は、水素原子またはC1〜C8アルキル基
であり;R2は、水素原子またはC1〜C8アルキル基で
あり;またR3は、水素原子またはC1〜C8アルキル基
である。
【0010】C1〜C1 8またはC18アルキル基として
定義されるAは、付加的に、たとえばカルボキシ、カル
ボンアミドまたはスルホンアミドによってモノ−または
多置換されていてもよい。
【0011】Xは、−NR−が好ましい。ここでRは、
好ましくは、水素原子、メチル基、またはAとは独立し
て、上記の好ましいAと同じ意味を有する。
【0012】Aの意味を有するRは、たとえばメチル、
エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、s
−ブチル、t−ブチルまたはイソブチルのような、C1
〜C4アルキル基が好ましい。
【0013】Rは、メチルが特に好ましく、水素原子が
最も好ましい。
【0014】C1〜C4アルキル基として定義されるR1
は、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n
−ブチル、s−ブチル、t−ブチルまたはイソブチルで
ある。
【0015】C1〜C4アルキル基として定義されるR2
およびR3は、メチル、エチル、n−プロピル、イソプ
ロピル、n−ブチル、s−ブチル、t−ブチルまたはイ
ソブチルである。
【0016】R1は、メチルが特に好ましく、水素原子
が最も好ましい。R2は、水素原子が好ましい。R3は、
水素原子が好ましい。−Q−は、−O−、−S−および
−NH−が好ましい。
【0017】この新規な方法に用いるのに特に興味深い
化合物は、一般式(1)の式中、−X−Aが、下記の基
である化合物である。
【0018】
【化7】
【0019】この新規な方法に特に重要な化合物は、下
記の式の化合物である。
【0020】
【化8】
【0021】
【化9】
【0022】
【化10】
【0023】この新規な方法に特に重要な他の化合物
は、式(16)の化合物である。
【0024】
【化11】
【0025】式(2)および(3)の化合物は、この新
規な方法に、とりわけ特に重要な化合物である。
【0026】式(2)、(7)、および(10)〜(1
5)の化合物は、新規であり、本発明の他の目的であ
る。
【0027】本発明の方法に用いられる一般式(1)の
化合物は、それ自体が公知の方法、たとえば式:
【化12】 のトリクロロトリアジンを、等モル量の式: HX−A (式中、XおよびAは、式(1)で与えられた意味を有
する)の化合物と反応させ、ついで、結果として得られ
る式(1)の最終生成物を単離することによって製造さ
れる。
【0028】式(2)、(7)、および(10)〜(1
5)の新規な化合物の製造は、同様な方法で、式(2
0)のトリクロロトリアジンを、下記の式のアミンと反
応させることによって、実施される。
【0029】
【化13】
【0030】式(22)〜(29)のアミン類のいくつ
かは公知であるか、それ自体が公知の方法によって製造
できる。
【0031】この新規な方法の有用な実施態様は、Lioc
ellセルロース繊維を、アルカリ性の環境中で、本発明
の化合物で処理されることを含む。該アルカリ性環境
は、好ましくはアルカリ炭酸塩および/またはアルカリ
水酸化物によって形成される。処理は、非染色繊維だけ
でなく、染色する繊維の、染色前、染色工程中または染
色工程の直後に実施できる。
【0032】本発明の化合物は、非染色繊維に塗布さ
れ、ついで、それらは処理浴によるか、直接に紡糸工程
の後に、新しく紡糸されて乾燥されていない繊維(とり
わけヨーロッパ特許公開0538977号公報、4ペー
ジ、または米国特許5,580,354号明細書、4欄
に記載されている、いわゆるnever-dried 繊維)に塗布
される。
【0033】本発明の化合物を染色工程の過程で用いる
ならば、それらを実際の染色工程の前または間に用いる
ことが適切である。本発明によって用いられる化合物
は、別個の処理浴中で、または好ましくはそれぞれの染
色条件における染色浴中で染料とともに、用いることが
できる。本発明の化合物を別個の処理浴中で用いるなら
ば、温度15〜140℃、好ましくは40〜100℃の
範囲で、10〜120分、好ましくは30〜90分かけ
て行ってもよい。この新規な方法の他の有利な実施態様
は、処理する繊維を本発明の化合物の水溶液で湿潤さ
せ、ついで、90〜130℃で5〜60秒、好ましくは
10〜30秒の水蒸気処理を受けさせることからなる。
繊維は、浴に浸漬し、または噴霧することによって、湿
潤させることができる。
【0034】Liocellセルロース繊維は、糸として、ま
たは織られ、もしくは編まれた織物のような織物の形状
で得られて、このように処理することができる。
【0035】本発明の化合物は、通常、処理液染色液中
に、繊維の重量に対して0.1〜15重量%、好ましく
は1〜10重量%、特に好ましくは2〜6重量%用いら
れる。
【0036】他の特徴として、本発明は、は、一般式
(1)の化合物を、Liocellセルロースにおけるフィブ
リル化を減少させるために使用することに関する。未処
理および処理繊維のフィブリル化の傾向は、改良された
Martindale湿潤擦過試験によって評価する。そこでは、
湿潤された織物試料を、最初の穴が形成されるまで、特
定の応力のもとに擦過させる。穴の形成までの擦過ラン
数が、湿潤擦過抵抗値を与え、フィブリル化の測定に供
される。
【0037】
【実施例】以下の実施例によって、本発明を説明する。
温度は摂氏で表し、部と百分率は、特にことわらない限
り、重量で表す。重量部と容量部の比は、キログラムと
リットルの比である。
【0038】実施例1 細かく摩砕した氷100gと、市販の界面活性剤0.6
gを含有する水50mlとからなる混合物に、塩化シアヌ
ル18.5gを加えて、15分湿らせた。ついで激しく
撹拌しながら、混合物のpHを約8に保つように、エタノ
ールアミン6.1gを滴下した。エタノールアミンの添
加が終了した後、pHを約8に保つことができるように、
NaOHの50%水溶液約8gを滴下した。結果として
得られた微細な懸濁液をろ過して乾燥し、式:
【化14】 の化合物の白色粉末15.5gを得た。
【0039】実施例2〜9 エタノールアミン6.1gを、表1に示す式(22)〜
(29)のアミンの1種の等モル量に置き換えて、実施
例1の手順を繰り返し、表1にまとめた式(2)、
(7)および(10)〜(15)の化合物を得た。これ
らの化合物について、紫外分光スペクトルを測定したと
ころ、表1に示すように、いずれも最大吸収λmaxは2
34nmであった。
【0040】
【表1】
【0041】実施例10 実験室染色装置に、水50mlと硫酸ナトリウムの20%
水溶液15mlとからなる液体を仕込み、この混合物を5
0℃に加熱した。それから、Liocell織物の10g片を
該液体に浸漬し、温度を、温度傾斜2℃/minで90℃
まで上げた。加熱段階の間に、水27.5mlに溶解した
式(3)の化合物0.6gを、70℃で添加した。繊維
Liocellを、90℃で60分にわたって処理した。処理
液を70℃に冷却し、20%ソーダ水溶液7.5mlを仕
込み、さらに70℃に45分保った。
【0042】浴を抜き出して、処理されたLiocell織物
を水で洗浄し、ついで新鮮な純水浴で5分間煮沸し、再
び冷水で洗浄して、乾燥した。Martindale湿潤擦過試験
において、乾燥Liocell織物は、未処理Liocell織物に比
べて、約2倍の擦過ラン数を示した。この応用で、式
(3)の化合物を添加した直後に、1種または数種の反
応性染料を添加することにより、Liocell織物を同時に
染色することもできた。
【0043】式(3)の化合物0.6gを、同量の、式
(2)または(4)〜(15)の1種の化合物に置き換
えたほかは、実施例10の手順を繰り返した。それらの
実験によってもまた、高いMartindale湿潤擦過値を有す
るLiocell織物を得た。
【0044】実施例11 実験室染色装置に、水50mlと硫酸ナトリウムの20%
水溶液15mlとからなる液体を仕込み、この混合物を6
0℃に加熱した。それから、Liocell織物の10g片を
該液体に浸漬し、添加の3分後に、水25.5mlに溶解
した式(3)の化合物0.6gを加えた。さらに15分
後に、20%ソーダ水溶液7.5mlを該液体に加え、つ
いでそれを60℃に30分保った。ついで該液体を、3
%NaOH水溶液2mlを加え、さらに60℃に10分保
った。Liocell織物を、ついで実施例10に記載したよ
うに仕上げた。ついで、仕上げたLiocell織物を、慣用
された方法で、たとえば反応性染料によって染色でき
た。Martindale湿潤擦過試験において、乾燥Liocell織
物は、未処理のLiocell織物に比較して、約2倍の擦過
ラン数を示した。
【0045】式(3)の化合物0.6gを、同量の、式
(2)または(4)〜(15)の1種の化合物に置き換
えたほかは、実施例11の手順を繰り返した。それらも
また、高いMartindale湿潤擦過値を有するLiocell織物
を得た。
【0046】実施例12 式:
【化15】 の化合物42g/l、ケイ酸ナトリウム(38°ボーメ)
70ml/l、水酸化ナトリウム水溶液(36°ボーメ)3
3ml/l、および市販の湿潤剤1g/lを、Liocell織物にパ
ッド処理した(液体ピックアップ70%)。このように
処理された該Liocell織物を、乾燥しないで、さらに1
02℃の飽和水蒸気中で8分間直接処理した。ついでLi
ocell織物を水で洗浄し、新鮮な純水浴で5分間煮沸
し、冷水で洗浄し、乾燥した。Martindale湿潤擦過試験
において、処理Liocell織物は、未処理Liocell織物に比
べて、約2.5倍の擦過ラン数を示した。
【0047】実施例13 実験室染色装置に、水35mlと硫酸ナトリウムの20%
水溶液30mlとからなる液体を仕込み、この混合物を8
0℃に加熱した。それから、Liocell織物の10g片を
該液体に浸漬し、5分後に、水20mlに溶解した式(1
6)の化合物0.5gを加えた。さらに15分後に、2
0%ソーダ水溶液5mlを該液体に加えた。さらに5分後
に、3%水酸化ナトリウム5mlを加え、さらに5分後
に、もう1度、3%水酸化ナトリウム5mlを加えた。そ
れから、該液体を80℃に30分間保った。それから、
浴を抜き出して、処理されたLiocell織物を水で洗浄
し、ついで新鮮な純水浴中で5分間煮沸し、再び冷水で
洗浄し、乾燥した。Martindale湿潤擦過試験において、
処理Liocell織物は、未処理Liocell織物に比べて、約
2.5倍の擦過ラン数を示した。

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 Liocellセルロース繊維を、一般式: 【化1】 (式中、Xは、−NR−もしくは−S−であり;Aは、
    スルホ基がなく、1〜18個の炭素原子を含有する脂肪
    族性基であり、または−X−Aは、ヒドロキシル基であ
    り;Rは、水素原子か、またはAとは独立してAと同じ
    意味を有する)で示される、少なくとも1種の化合物で
    処理する、Liocellセルロース繊維の処理方法。
  2. 【請求項2】 Liocellセルロース繊維を、一般式
    (1):(式中、Xは、−NR−もしくは−S−であ
    り;Aは、スルホ基がなく、1〜18個の炭素原子を含
    有する脂肪族性基であり;Rは、水素原子か、またはA
    とは独立してAと同じ意味を有する)で示される、少な
    くとも1種の化合物で処理する、請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 Liocellセルロース繊維を、式: 【化2】 で示される、少なくとも1種の化合物で処理する、請求
    項1記載の方法。
  4. 【請求項4】 Aが、OR1で置換されたC1〜C1 8アル
    キル基であり、アルキル鎖は、1個または数個の基−Q
    −で中断されていてもよく、またはC2〜C1 8アルキル
    基であり、アルキル鎖は、1個または数個の基−Q−で
    中断されており、−Q−は、−O−、−S−、−NR2
    −、−CONR2−、−NR2CO−、−NR2CONR2
    −、−SO2NR2−、−NR2SO2−、−COO−、−
    OCO−、−NR2COO−または−OCOO−であ
    り、R1は、水素原子またはC1〜C4アルキル基であ
    り、R2は、水素原子またはC1〜C4アルキル基であ
    り、R3は、水素原子またはC1〜C4アルキル基であ
    り;Rが、水素原子、メチル基、またはAとは独立して
    Aと同じ意味を有する、請求項1または2記載の方法。
  5. 【請求項5】 Aが、OR1で置換されたC1〜C8アル
    キル基であり、アルキル鎖は、1個または数個の基−Q
    −で中断されていてもよく、またはC2〜C8アルキル基
    であり、アルキル鎖は、1個または数個の基−Q−で中
    断されており、−Q−は、−O−、−S−、−NR
    2−、−CONR2−、−NR2CO−、−NR2CONR
    2−、−SO2NR2−、−NR2SO2−、−COO−、
    −OCO−、−NR2COO−または−OCOO−であ
    り、R1は、水素原子またはC1〜C4アルキル基であ
    り、R2は、水素原子またはC1〜C4アルキル基であ
    り、R3は、水素原子またはC1〜C4アルキル基であ
    り;Rが、水素原子、メチル基、またはAとは独立して
    Aと同じ意味を有する、請求項4記載の方法。
  6. 【請求項6】 Xが、−NR−である、請求項1、2、
    4および5のいずれか1項記載の方法。
  7. 【請求項7】 Qが、−O−、−S−または−NR2
    である、請求項4〜6のいずれか1項記載の方法。
  8. 【請求項8】 式: 【化3】 の化合物の1種を用いることを含む、請求項1記載の方
    法。
  9. 【請求項9】 一般式(1)の化合物を、繊維の重量に
    基づいて0.1〜15重量%用いることを含む、請求項
    1、2および4〜7のいずれか1項記載の方法。
  10. 【請求項10】 一般式(16)の化合物を、繊維の重
    量に基づいて0.1〜15重量%用いることを含む、請
    求項3記載の方法。
  11. 【請求項11】 一般式(2)または(3)の化合物
    を、繊維の重量に基づいて0.1〜15重量%用いるこ
    とを含む、請求項8記載の方法。
  12. 【請求項12】 一般式(1)の化合物を、新しく紡糸
    され、乾燥していない繊維に塗布することを含む、請求
    項1、2、4〜7および9のいずれか1項記載の方法。
  13. 【請求項13】 式(16)の化合物を、新しく紡糸さ
    れ、乾燥していない繊維に塗布することを含む、請求項
    3記載の方法。
  14. 【請求項14】 式(2)または(3)の化合物を、新
    しく紡糸され、乾燥していない繊維に塗布することを含
    む、請求項8記載の方法。
  15. 【請求項15】 一般式(1)の化合物を、染色工程の
    前または間に、繊維に塗布することを含む、請求項1記
    載の方法。
  16. 【請求項16】 −X−Aが、−NH(CH2)2O(C
    2)2OH、−NHCH2CH(OH)CH2OH、−N
    H(CH2)2CON(CH2CH2OH)2、−NH(C
    2)3CONH(CH2)3OH、−NH(CH2)2NHC
    ONH(CH2)2OH、−NH(CH2)3SO2NH(C
    2)3OH、−NH(CH2)2NHSO2(CH2)3OHま
    たは−NH(CH2)2NHSO2(CH2)4OHである、請
    求項1記載の化合物。
  17. 【請求項17】 式: 【化4】 【化5】 の、請求項16記載の化合物。
  18. 【請求項18】 請求項1記載の化合物の、Liocellセ
    ルロース繊維のフィブリル化を減少させるための使用。
JP10261739A 1997-09-17 1998-09-16 セルロース繊維の処理方法 Pending JPH11152681A (ja)

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
EP97810671 1997-09-17
CH19980705/98 1998-03-25
CH70598 1998-03-25
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