JPH11152152A - 流動性内容物取出装置 - Google Patents

流動性内容物取出装置

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JPH11152152A
JPH11152152A JP31865597A JP31865597A JPH11152152A JP H11152152 A JPH11152152 A JP H11152152A JP 31865597 A JP31865597 A JP 31865597A JP 31865597 A JP31865597 A JP 31865597A JP H11152152 A JPH11152152 A JP H11152152A
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cap
ridge
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正史 宮脇
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隆行 小谷
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ストロー状の内容物取出装置の口部にコーヒ
ーなどの内容物が付着したとしても、加熱殺菌時に口部
とキャップの間の密封性を保てるようにする 【解決手段】 口部、導管部及び導管部上端において左
右に張り出した一対の接合部を備えたストロー部と、前
記口部を閉止するキャップとからなり、袋状の容器本体
に接合される内容物取出装置であって、前記口部の上端
面又は該口部上端面と向き合う前記キャップの内面から
突出し、口部又はキャップの周方向に延在する突条が設
けられていることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液体又はその他の
流動体を収容する容器の内容物取出装置に関し、詳しく
は、コーヒー飲料やお茶等の液体飲料、病院食等の流動
性栄養食、味噌や醤油等の調味料を充填する容器に用い
られる内容物取出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】実開昭61−137539号公報等に
は、フレキシブルフィルムで作った上方開口の袋状容器
本体と、口部、導管部及び導管部の上端において左右に
張り出した接合部とを有する取出装置とからなり、取出
装置の接合部が袋状容器本体の開口部に固着されてお
り、取出装置の導管部が袋状容器本体の内部空間に延在
する液体容器が記載されている。この形式の液体容器
は、その内容物取出装置がストローや注出口として機能
すると共に、開封性が良く、軽量であることから、スポ
ーツドリンク、オレンジジュース、うどんのめんつゆ、
焼肉のたれ等の収容容器として用いられている。
【0003】このような液体容器は、加熱殺菌処理の容
器として用いられることが多い。すなわち、内容物を沸
点近い温度に加熱した状態で容器に高温充填し、キャッ
プ締めしてから110℃以上の温度で加熱殺菌(レトル
ト殺菌処理)を行なっている。ところが、加熱殺菌を行
なうと、取出装置の口部と口部を閉止しているキャップ
の間に熱膨張とそれに続く収縮の影響により隙間が生
じ、キャップの締めトルクを加減しても内容物が漏れ出
すことがある。
【0004】この漏れを防止するために、インナーシー
ル部材が用いられている。容器に内容物を高温充填した
後、インナーシール部材を内側に装填したキャップを用
いて取出装置の口部をキャップ締めすることにより、口
部上端面とキャップ内面の間にインナーシール部材を介
在させる。次いで、容器に電磁誘導発熱(インダクショ
ン)させるか或いは超音波と高周波を順次に作用と、イ
ンナーシール部材が発熱し、口部の上端面とインナーシ
ール部材の間がヒートシールされる。それから加熱殺菌
を行なうと、口部がインナーシール部材で密封されてい
るので、口部やキャップが膨張したり収縮したりしても
漏れが生じない。インナーシール部材としては、例えば
アルミ箔を含むラミネートフィルム等が用いられ、通常
は、フィルム表面にシーラント層を設けて易剥離性を配
慮し、適度なヒートシール性を持たせている。なお、イ
ンナーシール材の接着は、上記した電磁誘導などの自己
発熱法で行なうほかに、通常の加熱板を用いたヒートシ
ール法により行なうこともあり、その場合には、加熱板
を用いてインナーシール材を取出し装置の口部に押し当
てて溶着し、その後にキャップを締める。
【0005】しかしながら、加熱充填時には、沸点近く
まで加熱された内容物を容器に充填するので、内容物が
取出装置の口部から吹きこぼれて、口部の上端面に付着
しやすい。口部の上端面が内容物で汚染されると、イン
ナーシール部材と口部との間のシール強度が低下してし
まう。そのうえ、インナーシール部材には開封時のイー
ジーピール性が要求されるので、シール強度を弱めに抑
えたシーラント層が設けられている。
【0006】このため、取出装置の口部に内容物が付着
すると、インナーシールのシール強度が極端に低下する
傾向があり、シール不良を招いていた。この問題は、例
えばコーヒー飲料を充填する際に、特徴的に起きやす
い。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記実状に鑑
みて成し遂げられたものであり、その目的は、上記した
ようなストロー状の内容物取出装置を備えた容器に内容
物を充填する際に口部に内容物が付着したとしても、加
熱殺菌時に口部とキャップの間の密封性を十分に保てる
ようにすることである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明においては、口部、導管部及び導管部上端に
おいて左右に張り出した一対の接合部を備えたストロー
部と、前記口部を閉止するキャップとからなり、前記接
合部においてフレキシブルフィルムで作った上方開口の
袋状容器本体の開口部に接合される内容物取出装置であ
って、前記口部の上端面又は該口部上端面と向き合う前
記キャップの内面から突出し、口部又はキャップの周方
向に延在する突条が設けられていることを特徴とする、
流動性内容物取出装置を提供する。
【0009】内容物取出装置のストロー部の口部上端面
に突条を設けておくと、突条の先端部にコーヒーなどの
内容物が一時的に付着しても流れ落ちてしまうし、突条
の先端部だけは確実にエアー洗浄できる。また、内容物
取出装置のストロー部の口部上端面に突条を設けてお
き、インナーシール部材を装填したキャップでキャップ
締めすると、突条の先端部がインナーシール部材を介し
てキャップ内面に当接し、この先端部が当接した部分に
キャップ締めの荷重が集中する。
【0010】従って、内容物取出装置のストロー部の口
部上端面に突条を設けておくと、キャップ締めした時
に、突条の先端部が清浄な状態でインナーシール部材に
強く押し付けられるので、突条の先端部とインナーシー
ル部材の間は確実にヒートシールされてシール強度が安
定化し、シール不良を起こしにくい。
【0011】一方、内容物取出装置のストロー部の口部
上端面と向き合う位置のキャップ内面に突条を設けてお
くと、キャップの内側にインナーシール部材を装填して
キャップ締めした時に、突条の先端部がインナーシール
部材を介して口部上端面に当接し、この先端部が当接し
た部分にキャップ締めによる荷重が集中する。
【0012】従って、内容物取出装置のストロー部の口
部上端面と向き合う位置のキャップ内面に突条を設けて
おくと、突条の先端部が当接する位置のインナーシール
部材は口部上端面に強く押し付けられた状態でヒートシ
ールされるので、シール強度が安定化し、シール不良を
起こしにくい。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施態様を図面を
参照しつつ説明する。第1図及び第2図は、本発明の内
容物取出装置の一例(内容物取出装置1)であって、第
1図は正面図であり、第2図は側面図である。
【0014】この内容物取出装置1は、通常、ポリエチ
レンのようなプラスチック材料からなる射出成形品であ
るが、材質に特に制約されるわけでなく、例えば金属製
であってもよい。内容物取出装置1は、口部4、導管部
5、及び、導管部上端において左右に張り出した一対の
接合部6を少なくとも備えたストロー部2と、前記口部
を閉止するキャップ3とからなる。
【0015】内容物取出装置1の口部4には、キャップ
3の内面に設けられたねじ溝12と係合できるねじ山
7、内容物取出装置を吊るための支持フランジ8、支持
フランジを介して吊り上げた内容物取出装置を整列させ
るためのリブ9などが形成されていてもよい。支持フラ
ンジ8は水平方向に延在している。第1図に示すよう
に、2個以上の支持フランジ8、8を平行に複数列配置
して設けてもよい。リブ9は、支持フランジの間に、別
の内容物取出装置の支持フランジが入り込むのを防止す
るために設けられるものであり、2つの支持フランジの
間の口部外周面に、内容物取出装置の正面方向又は背面
方向に突出するように且つ支持フランジとほぼ同じ張り
出し高さとなるように形成される。
【0016】導管部5には、上端部フランジ10や内容
物導出孔11が形成されていてもよい。導管部5は、通
常、第3図に示すように容器本体13の内部に延在する
長さを有しているが、本発明においては、接合部6の下
端で導管部が終わっていてもよい。
【0017】本発明の内容物取出装置は、通常、150
〜500ml程度の内容量を有する液体用又はその他の
流動体用の容器に用いられ、導管部の外径は一般的には
10mm前後である。第3図は、本発明の内容物取出装
置を取り付けた容器の一例である。この容器の本体13
は、フレキシブルな積層フィルムで作った上方開口のガ
セット袋であり、サイド部のフィルムには容器の内部側
に突出するガセットの折り目19が形成されている。容
器本体13の上方開口部には、本発明の内容物取出装置
1の接合部6が接合されている。この状態において、容
器本体13の開口部内面と内容物取出装置1の接合面と
は固着されており、導管部5は容器本体13の内部空間
に延在し、導管部5の先端は容器本体の底部付近にまで
達している。なお、内容物取出装置1は、容器本体13
の上方開口部をヒートシールなどの方法によって封着す
る際に、容器本体13に一体的に接合される。
【0018】内容物導出孔11は、容器内へ内容物取出
装置1を通じて内容物を充填する際に、容器内に残存す
る空気を排出する機能を有している。この容器から内容
物を取り出す際には、内容物取出装置1をストロー又は
注出口として利用できる。これをストローとして利用す
る場合には、キャップ3を口部4から取り外し、口部4
に口を付けて吸い込むと、容器本体13のフレキシブル
性により導管部5に設けた内容物導出孔11が容器本体
の壁部で閉じられ、導管部5の先端から内容物が吸い上
げられることになる。また、これを注出口として利用す
る場合には、容器を手で持って傾けると、導管部5の内
容物導出孔11が取り入れ口として作用し、内容物を最
後の一滴まで取り出せることになる。
【0019】第1図又は第2図には示されていないが、
内容物取出装置1には、口部4の上端面14から突出し
て前記キャップ3の内面に直接的に又はインナーシール
部材を介して当接し、当該口部の周方向に延在する突条
が設けられているか、或いは、前記口部の上端面14と
向き合う位置のキャップ内面15から突出して口部4の
上端面14に直接的に又はインナーシール部材を介して
当接し、当該キャップの周方向に延在する突条が設けら
れている。
【0020】第4図、第5図及び第6図は、口部の上端
面に突条を設けた内容物取出装置の一例(内容物取出装
置1a)であって、第4図は口部4の一部を切り欠いた
状態を示す図であり、第5図は口部上端面14の上面図
であり、第6図は口部4をキャップ締めした状態を模式
的に示す断面図である。
【0021】第4図及び第5図に示すように、内容物取
出装置1aの口部4には、上端面14から突出する突条
16aと、側面部から突出するねじ山7が設けられてい
る。キャップ3の内側にインナーシール部材17を装填
しておき、そのようなキャップ3で内容物取出装置1a
の口部4を閉止すると、第6図に示すように、突条16
aの先端部がインナーシール部材17を介してキャップ
内面に当接する。この状態で高周波や電磁波などを作用
させると、インナーシール部材17が発熱し、突条16
aの先端部とインナーシール部材17の間がヒートシー
ルされる。
【0022】口部上端面14に設けた突条16aの先端
部とインナーシール部材17の当接部分は、確実にヒー
トシールすることが可能であり、シール不良を起こしに
くい。内容物取出装置1aのストロー部を取り付けた容
器にコーヒーなどの内容物を充填する時に、もし内容物
がこぼれたり或いは溢れ出したりして口部4の上端面1
4に一時的に付着したとしても、突条16a上の内容物
は容易に下へ流れ落ちる。また、エアー洗浄によって口
部上端面14に付着した内容物を完全に且つ全品につい
て確実に吹き飛ばすことは必ずしも容易ではないが、突
条16aの先端部だけであれば確実にエアー洗浄するこ
とが可能である。従って、突条16aの先端部は内容物
で汚染されにくく、充填時に清浄性を保つことができ
る。さらに、キャップ締めによって口部4の上端面14
に加えられる荷重は、突条16aの先端部に集中するの
で、インナーシール部材17は突条16aの先端部に強
い力で押し付けられる。このように、内容物で汚染され
ていない清浄な突条16aの先端部に、インナーシール
部材17が強い力で押し付けられてヒートシールされる
ので、突条16aの先端部とインナーシール部材17の
当接部分は安定したシール強度で確実にヒートシールさ
れ、シール不良を起こしにくい。
【0023】第7図は、口部上端面と向き合う位置のキ
ャップ内面に突条を設けた内容物取出装置の一例(内容
物取出装置1b)であって、口部4をキャップ締めした
状態を模式的に示す断面図である。内容物取出装置1b
のキャップ内面には、口部4の上端面14と向き合う位
置から突出し、且つ、キャップ3の周方向に延在する突
条16bが設けられている。
【0024】内容物取出装置1bのようにキャップ3の
内面に突条16bを設けることによっても、口部上端面
14とインナーシール部材17の間のシール不良を少な
くすることができる。口部上端面14と向き合う位置の
キャップ内面に突条16bを設けたキャップ3の内側に
インナーシール部材17をあらかじめ装填して用意して
おき、内容物取出装置1bのストロー部を取り付けた容
器にコーヒーなどの内容物を充填した後、その口部4を
上記キャップ3で閉止すると、突条16bの先端部はイ
ンナーシール部材17を介して口部上端面14に当接
し、一方、インナーシール部材17は口部上端面14に
押し付けられる。この状態で高周波や電磁波などを作用
させると、インナーシール部材17が発熱し、口部上端
面14とインナーシール部材17の間の接触面がヒート
シールされる。
【0025】この時、キャップ締めの荷重は突条16b
の先端部に集中するので、突条16bの先端部が当接す
る部分のインナーシール部材17は、特に強く口部上端
面14に押し付けられ、同時に、口部上端面の付着物を
押しのけて排除する効果も作用して、この部分の密着性
が非常に高くなる。その結果、キャップ3の内面から突
出する突条16bの先端部が当接する部分において、口
部上端面14とインナーシール部材17の間が安定した
シール強度で確実にヒートシールされ、シール不良を起
こしにくくなる。
【0026】ストロー部の口部上端面14又はキャップ
3の内面に設けられる突条の形状は特に限定されず、例
えば、横断面が三角形のものでもよいし、円弧状でもよ
いし、台形や矩形のものであってもよいが、先端部が平
面となっている台形や矩形のものよりも、三角形や円弧
状のもののほうが突条の先端部の清浄性を保ちやすく、
また、キャップ締めによる荷重がより狭い範囲に集中す
るので、ヒートシールの確実性が増す。横断面が三角形
のものと円弧状のものを比べた場合には、三角形のもの
のほうがより好ましい。
【0027】口部上端面又は口部上端面と向き合うキャ
ップ内面には、突条を2列以上設けてもよい。第8図に
示す内容物取出装置1cの口部上端面には、2本の突条
16c−1、16c−2が平行に並べて設けられてい
る。口部上端面又はキャップ内面には、通常、切れ目な
く連続した無限周回軌道をとる突条が設けられるが、口
部上端面14とインナーシール部材17の間の密封性を
損なわない限り、突条を断続的に設けてもよい。
【0028】第9図は、口部上端面とキャップ内面の両
方に突条を設けた内容物取出装置の一例(内容物取出装
置1d)であって、口部4をキャップ締めした状態を模
式的に示す断面図である。内容物取出装置1dの口部4
には、その上端面14から突出して当該口部の周方向に
延在し且つ横断面が三角形の第一突条16d−1が設け
られている。一方、内容物取出装置1dのキャップ内面
には、口部上端面14と向き合う位置から突出し当該キ
ャップの周方向に延在し且つ横断面が円弧状の第二突条
16d−2が設けられている。この内容物取出装置1d
をキャップ締めすると、第一突条16d−1の先端部と
第二突条16d−2の先端部がインナーシール部材17
を介して当接しあい、一方、インナーシール部材17は
第一突条16d−1の先端部に強く押し付けられる。こ
の状態で高周波や電磁波などを作用させると、インナー
シール部材17が発熱し、第一突条16d−1の先端部
とインナーシール部材17の間がヒートシールされる。
【0029】なお、ヒートシールの方法は、高周波や電
磁波などによる自己発熱方式以外の方法で行なってもよ
い。例えば、インナーシール部材を取出し装置の口部上
端面に載せて、その上から加熱板を押し当ててヒートシ
ールを行なった後にキャップ締めしてもよい。取出し装
置の口部上端面に突条がある場合には、ヒートシール材
が加熱板により突条の先端部に強く押し付けられるの
で、やはりシール強度が安定化する。
【0030】口部上端面とキャップ内面の両方に突条を
設ける場合には、口部上端面に設ける突条の横断面を三
角形にし、キャップ内面に設ける突条の横断面を円弧状
にするのが好ましい。口部上端面14に設ける突条には
内容物を充填する際に清浄性が求められるので、その横
断面を三角形とするのが好ましい。また、2つの突条の
先端部同士は当接しあう必要があるが、キャップ内面に
設ける突条の横断面を円弧状とすることによって、突条
の位置合わせが容易になる。
【0031】第9図に示すように、内容物取出装置1d
のキャップ3には、その側部内面から突出して口部4の
側面に当接し、且つ、当該キャップ3の周方向に延在す
る突条(サイド部の突条)18d−1、18d−2、1
8d−3、18d−4が設けられている。このようにサ
イド部に複数の突条を設けると、迷路構造が形成されて
ラビリンスシール効果が発揮され、突条の各一条ごとに
得られるリーク防止効果の和以上の飛躍的に優れたリー
ク効果を得ることができる。サイド部の突条は、複数列
設けてもよいし、一列だけ設けてもよい。サイド部の突
条は、口部の側面に設けてもよい。第8図に示した内容
物取出装置1cの口部4には、その側面から突出してキ
ャップの側部内面に当接し、且つ、当該口部4の周方向
に延在する突条18c−1、18c−2が設けられてい
る。
【0032】
【発明の効果】本発明によれば、内容物取出装置の口部
にコーヒーなどの内容物が付着して汚染されたとして
も、口部の上端面とインナーシール部材の間を確実にヒ
ートシールすることができ、また、シール強度を安定化
することができる。従って、加熱殺菌の処理において口
部とキャップの間の密封性を十分に保つことができ、内
容物の漏れ出しを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の内容物取出装置の正面図である。
【図2】本発明の内容物取出装置の側面図である。
【図3】本発明の内容物取出装置を取り付けた容器を示
す説明図である。
【図4】本発明の内容物取出装置の口部を切り欠いた状
態を示す図である。
【図5】本発明の内容物取出装置の口部上端面を示す上
面図である。
【図6】本発明の内容物取出装置の口部をキャップ締め
した状態を模式的に示す断面図である。
【図7】本発明の別の内容物取出装置の口部をキャップ
締めした状態を模式的に示す断面図である。
【図8】本発明の別の内容物取出装置の口部をキャップ
締めした状態を模式的に示す断面図である。
【図9】本発明の別の内容物取出装置の口部をキャップ
締めした状態を模式的に示す断面図である。
【符号の説明】
1…内容物取出装置 2…ストロー部 3…キャップ 4…口部 5…導管部 6…接合部 13…容器本体 16…突条 17…インナーシール部材 18…サイド部の突条

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 口部、導管部及び導管部上端において左
    右に張り出した一対の接合部を備えたストロー部と、前
    記口部を閉止するキャップとからなり、前記接合部にお
    いてフレキシブルフィルムで作った上方開口の袋状容器
    本体の開口部に接合される内容物取出装置であって、前
    記口部の上端面又は該口部上端面と向き合う前記キャッ
    プの内面から突出し、口部又はキャップの周方向に延在
    する突条が設けられていることを特徴とする、流動性内
    容物取出装置。
  2. 【請求項2】 前記口部の上端面から突出して該口部の
    周方向に延在し且つ横断面が三角形の第一突条が設けら
    れていると共に、前記キャップの内面から突出して該キ
    ャップの周方向に延在し且つ横断面が円弧状の第二突条
    が設けられており、前記口部を前記キャップで閉止した
    時に、第一突条と第二突条とが当接することを特徴とす
    る、請求項1に記載の流動性内容物取出装置。
  3. 【請求項3】 前記口部の側面から突出して前記キャッ
    プの側部内面に当接し且つ該口部の周方向に延在する突
    条が設けられているか、又は、前記キャップの側部内面
    から突出して前記口部の側面に当接し且つ該キャップの
    周方向に延在する突条が設けられていることを特徴とす
    る請求項1記載の流動性内容物取出装置。
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