JPH11149003A - 光学プリズム、鏡枠および光学アッセンブリ - Google Patents

光学プリズム、鏡枠および光学アッセンブリ

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JPH11149003A
JPH11149003A JP9332441A JP33244197A JPH11149003A JP H11149003 A JPH11149003 A JP H11149003A JP 9332441 A JP9332441 A JP 9332441A JP 33244197 A JP33244197 A JP 33244197A JP H11149003 A JPH11149003 A JP H11149003A
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optical
light
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prism
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裕昌 小林
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Abstract

(57)【要約】 【課題】OA機器分野やその他の種々の用途における装
置の光学要素として適用された場合に、当該装置での映
像表示素子との位置決め精度を確保しつつ、製造の容易
さをも両立させることのできるこの種の光学プリズム、
およびこの光学プリズムに適用する鏡枠、並びに、この
光学プリズムと鏡枠とを含んでなるアセンブリを提供す
る。 【解決手段】LCD(20)からの光が入射するに適合
した入射面(12)からの入射光を自己の内部で2回以
上反射させて所定の出射面(14)から出射光として外
部に出射させるように構成された光学プリズム(10
0)であって、上記光学プリズムは、自己に適合するよ
うに構成された鏡枠(30)と結合されて用いられるよ
うになされ、上記入射面(12)及び出射面(14)の
各方向と交叉する方向に形成されてなる側面にこのプリ
ズムを該鏡枠に取り付けるための凸部(90L,90
R)が形成されてなる

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶表示素子のよ
うな映像表示素子によって映出される映像を観察者の眼
球内網膜上に投影するための光学系の要素を構成する光
学プリズムに関する。この光学プリズムは、例えば、映
像表示ユニットを観察者の頭部に装着されるフレームメ
ンバーによって所定位置に支持して、単眼式で、又は、
両眼式で映像を観察するように構成される頭部装着型映
像表示装置(Head Mounted Display:HMDと略称)の
当該映像表示ユニットにおける、主要な光学要素を構成
するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、上述のようなHMDの開発が進ん
でいる。この種の装置は、医療分野、建築分野、教育分
野、或いは、ゲーム等のアミューズメント分野等、種々
の分野での応用が進展しつつある。また一方、VGA対
応の高画質の表示を行なうことができるものや、OA
(オフィス・オートメーション)機器の一つとして、情
報機器のディスプレイ装置を構成するものなども開発さ
れようとする趨勢にある。
【0003】現時点で既に開発乃至は提案されている多
くのHMDは、左右両眼に対応した左眼用映像表示部と
右眼用映像表示部とを備え、これら映像表示部を夫々対
応する眼で観察するような両眼式のものであるが、上述
したOA用途のものなどでは、片方の眼で映像の表示を
観察する一方、他方の眼では前方乃至手元の視野が確保
されるようにして、キーボードその他の操作部に対する
操作を同時に行えるような単眼式のものも提案されるよ
うになっている。
【0004】またOA用途のHMDなどでは、コンパク
トで軽便な構成のもの、言わば眼鏡のような感覚で装着
して用いることができるようなものが望まれる。しかし
ながら、民生用の一般的な用途におけるHMDについて
は未だ開発の途上にあり、完成した製品として軽便であ
るばかりでなく、製造上の種々の具体的技術課題につい
ても十分な解答を与えるような提案は未だなされていな
い。
【0005】例えば特開平8−234147号公報に
は、LCD表示素子等の表示面からの光が入射するに適
合した入射面からの反射光を自己の内部で2回以上反射
させて所定の出射面から出射光として外部に出射させ、
観察者の眼の瞳孔に導くように構成された光学プリズム
が開示されている。この特開平8−234147号公報
に開示された光学プリズムは、非球面でなる複数の反射
面を有して一体的に構成され、観察系として構成された
ときにも光学的な諸条件を充足するものであるとされて
いる。
【0006】また一方、特開平9−73005号公報に
は、この種のプリズムの側部に他の部材との固定のため
の位置決め用凸部が形成されてなる光学プリズムが開示
されている。しかしながら、上記何れの光学プリズムを
適用してHMD等を構成する場合においても、液晶表示
素子によって映出される映像を正確に観察者の網膜上に
投影するために、光学プリズムと液晶表示素子は高精度
で正規の位置関係が保持されることが必要となるが、こ
れらの位置決め精度を確保しつつ、製造の容易さをも両
立させることは残された技術課題となっている。
【0007】一方、近年に至り、光学プリズムを射出成
形法によって製造することも一般化しつつある。この射
出成形法ではスライド機構を用いることによって極めて
多様な形状の成形品にも対応できる。
【0008】図15は、このスライド機構を持つ金型に
ついて説明するための模式図である。同図(a)部はス
ライド型部Sが金型のキャビティーC内に突出して、こ
れによりキャビティーC内の形が被成形品の形をなす状
態を示している。また、同図(b)部はスライド型部S
が金型のキャビティーC内から後退して、これによりキ
ャビティーC内で成形されたプラスチック等でなる被成
形品を金型から取り出し得る状態を示している。更に同
図(c)部は同図(a)部スライド型部Sと金型のキャ
ビティーCの位置関係を別の角度から見た状態を示して
いる。
【0009】このようなスライド機構を持つ金型を用い
ることにより種々の形状のプリズムを成形することがで
きる。このような金型はそれ自体は公知のものであり、
本発明のプリズムを成形するためにも適用され得る。
【0010】図16は、スライド機構を持つ金型のスラ
イド部を移動させるための機構について説明するための
模式図である。この機構は、スライド部SLに設けられ
た貫通孔にアンギラピンAPが嵌入した状態から離脱し
た状態に相対変位するに伴って、アンギラピンAPの傾
斜に応じてスライド部SLが金型のキャビティーC内か
ら後退するように変位するようになされている。
【0011】図16の(a)部は固定側の金型FDと可
動側の金型MDとが近接してアンギラピンAPがスライ
ド部SLに設けられた貫通孔に深く嵌入し、スライド部
SLが金型のキャビティーC内に突出し複雑な形状の成
形品に対応したキャビティー内法形状が構成されている
状態を示している。同図(b)部は固定側の金型FDと
可動側の金型MDとが離隔する方向に相対変位して、こ
れに伴って、アンギラピンAPがスライド部SLに設け
られた貫通孔から抜き出るように移動する結果、アンギ
ラピンAPの傾斜に応じてスライド部SLが金型のキャ
ビティーC内から後退し、遂には金型のキャビティーC
内から外に出た状態を示している。同図(c)部は上記
同図(b)部のような状態に至ってから、エジェクター
ピンEPを突出変位させて、スライド部SLによってア
ンダーカット部UCが形成された成形品MMを取り出す
様子を示している。上述したようなスライド機構を適用
した射出成形法を用いれば、種々多様な形状の光学プリ
ズムを比較的容易に能率良く製造することができる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本願発明は叙上のよう
な事情に鑑みてなされたものであり、OA機器分野やそ
の他の種々の用途における装置の光学要素として適用さ
れた場合に、当該装置での映像表示素子との位置決め精
度を確保しつつ、製造の容易さをも両立させることので
きるこの種の光学プリズム、およびこの光学プリズムに
適用する鏡枠、並びに、この光学プリズムと鏡枠とを含
んでなるアセンブリを提供しようとするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段および作用】上記課題を解
決するための、一つの本願発明は:所定の表示素子等の
光源からの光が入射するに適合した入射面からの反射光
を自己の内部で2回以上反射させて所定の出射面から出
射光として外部に出射させるように構成された光学プリ
ズムであって、上記光学プリズムは、自己に適合するよ
うに構成された鏡枠と結合されて用いられるようになさ
れ、上記入射面及び出射面の各方向と交叉する方向に形
成されてなる側面にこのプリズムを該鏡枠に取り付ける
ための凸部が形成されてなることを特徴とする光学プリ
ズムというものである……………………………[1]
【0014】上記[1]の発明によれば、上記凸部を利
用してこの光学プリズムに適合する鏡枠への取付作業の
簡素化が可能となる。
【0015】また、他の一つの本願発明は:上記凸部は
その所定部に上記鏡枠との相対位置を所定の関係に維持
するための位置決め用ボスが設けられてなるものである
ことを特徴とする上記[1]の光学プリズムというもの
である……………………………………………………
[2]
【0016】上記[2]の発明によれば、上記[1]の
発明による光学プリズムと当該鏡枠との位置合わせ精度
を向上させること可能となる。
【0017】また、更に、他の一つの本願発明は:上記
光学プリズムは、射出成形法にて製造されるものであっ
て、上記凸部は当該射出成形法に適用されるスライド機
構を利用して成形されるようにしたことを特徴とする上
記[1]の光学プリズムというものである………………
…[3]
【0018】上記[3]の発明によれば、上記[1]の
光学プリズムの凸部を種々の機能に適合した所望の形状
のものとして成形することができる。
【0019】また、更に、他の一つの本願発明は:上記
入射面及び出射面並びに上記反射に係る反射面等の光学
面における有効領域は上記スライド機構を利用して成形
される部位から0.5乃至5.0ミリメートル離隔して
設定されるようになされたことを特徴とする上記[3]
の光学プリズムというものである…………………………
………………………………[4]
【0020】上記[4]の発明によれば、当該射出成形
法に係るスライド機構の移動による光学プリズムの有効
領域の歪みが極小となり、光学特性を利用する部分の性
能を劣化させる虞れがない。
【0021】また、更に、他の一つの本願発明は:上記
スライド機構を利用して成形される凸部に所定部材の取
り付けに用いる複数の取り付け面が形成されてなること
を特徴とする上記[3]の光学プリズムというものであ
る………[5]
【0022】上記[5]の発明によれば、複数の取り付
け面を種々の関連部材の取付に利用することで取り付け
の位置精度を確保することができると共に、所要に応じ
てこの光学プリズムに複合的な機能を持たせることがで
きる。
【0023】また、更に、他の一つの本願発明は:上記
スライド機構を利用して成形される凸部の所定領域に当
該射出成形に適用されたキャビティ番号が刻印されてな
ることを特徴とする上記[3]の光学プリズムというも
のである………………………………………………………
…[6]
【0024】上記[6]の発明によれば、製造・品質管
理において当該光学プリズムの来歴管理が容易となる。
【0025】また、更に、他の一つの本願発明は:上記
複数の取り付け面は相互に平行に形成されてなることを
特徴とする上記[5]の光学プリズムというものである
……………………………………[7]
【0026】上記[7]の発明によれば、上記光学プリ
ズムに適合する表示素子(LCD)やフィルター等の付
属部品の実装が容易になる。
【0027】また、更に、他の一つの本願発明は:上記
光学プリズムは、射出成形法にて製造されるものであっ
て、上記入射面或いは出射面として機能する面等この光
学プリズムの外形を規定する面同士が接して形成される
稜線のうちの隣接せず対向する位置にある2本の稜線を
概略含む仮想平面に沿うようにして射出成形に係る金型
分割線が設定されてなるものであることを特徴とする上
記[1]の光学プリズムというものである…………
[8]
【0028】上記[8]の発明によれば、上記光学プリ
ズムを射出成形法にて製造する場合の金型分割線の設定
が容易である。
【0029】また、更に、他の一つの本願発明は:上記
金型分割線は、上記射出成形に係って設定される基準金
型分割線に対して自然数で表わされる角度をなすように
設定されることを特徴とする上記[8]の光学プリズム
というものである……………………………………………
…[9]
【0030】上記[9]の発明によれば、上記射出成形
に係る金型の精度を確認するための計測が容易であり、
ひいては、精度を確保し易く、製造が容易である。
【0031】また、更に、他の一つの本願発明は:上記
光学プリズムは、その外形を規定する面同士が接して形
成される稜線のうち上記出射面の下端を規定する稜線
が、この出射面内の所定位置と当該出射光による像を観
察する観察者の瞳の旋回中心に相当する設計上の仮想点
の位置とを通る光軸方向に対し、該仮想点から出射面に
向けて所定の下向きの角度をもって引いた直線を含む仮
想平面と該出射面とが交わる位置に沿うようにして形成
されてなることを特徴とする上記[1]の光学プリズム
というものである。…………………………………………
……………………………………………………[10]
【0032】上記[10]の発明によれば、光学特性を
有効に用いる領域外の部分を最小にすることができ、上
記光学プリズムを極限まで小型化できる。
【0033】また、更に、他の一つの本願発明は:上記
光学プリズムは、射出成形法にて製造されるものであっ
て、射出成形に係る金型分割線が所定部位に対応して設
定され、この金型分割線に対応する所定部位に、樹脂を
注入するためのゲートが形成され、及び/又は、突き出
し用の凸部が突き出し力に係る重心から等距離の位置に
複数形成されてなるものであることを特徴とする上記
[1]の光学プリズムというものである……………[1
1]
【0034】上記[11]の発明によれば、上記[1]
の光学プリズムを射出成形法にて製造するに際して、加
工能率が向上する。
【0035】また、更に、他の一つの本願発明は:上記
突き出し用の凸部はそれらの厚みが実質的に等しく形成
されたものであることを特徴とする上記[11]記載の
光学プリズムというものである……………………………
…………………………………………………………………
[12]
【0036】上記[12]の発明によれば、上記突き出
し用の凸部を最終的に切除するときの剪断ストロークが
均一になるため加工性が向上する。
【0037】また、更に、他の一つの本願発明は:所定
の表示素子等の光源からの光が入射するに適合した入射
面からの入射光を自己の内部で2回以上反射させて所定
の出射面から出射光として外部に出射させるように構成
された光学プリズムであって、上記入射面及び出射面並
びに上記反射に係る反射面等の光学面のうちの一の面に
隣接して当該光学面とは異なる定義になるゴースト防止
面が該一の面に対し所定の角度をもって設けられてなる
ことを特徴とする光学プリズムというものである………
…………………………………………………………………
……[13]
【0038】上記[13]の発明によれば、当該光学プ
リズムを通して観察される画像に関するゴーストが抑制
される。
【0039】また、更に、他の一つの本願発明は:所定
の表示素子等の光源からの光が入射するに適合した入射
面からの入射光を自己の内部で2回以上反射させて所定
の出射面から出射光として外部に出射させるように構成
された光学プリズムであって、上記入射面及び出射面並
びに上記反射に係る反射面等の光学面のうちの一の面と
同一平面上に当該光学面とは異なる定義になる梨地処理
されたゴースト防止面が設けられてなることを特徴とす
る光学プリズムというものである…………………………
……[14]
【0040】上記[14]の発明によれば、当該光学プ
リズムを通して観察される画像に関するゴーストが抑制
される。
【0041】また、更に、他の一つの本願発明は:所定
の表示素子等の光源からの光が入射するに適合した入射
面からの入射光を自己の内部で2回以上反射させて所定
の出射面から出射光として外部に出射させるように構成
された光学プリズムであって、上記入射面及び出射面並
びに上記反射に係る反射面等の光学面はアルミコート及
びマルチコートが施され、これら光学面のうちの一の面
と同一平面上に当該光学面とは異なる定義になる特定の
面が設けられ、且つ、この特定の面には当該光学面との
境界部位に幅1mm以下のコート代が設定されてなるこ
とを特徴とする光学プリズムというものである…………
…………………………………[15]
【0042】上記[15]の発明によれば、特定の面と
当該光学面との境界部位に成膜するといった加工上困難
な工程を実施することなく容易にマルチコートを施すこ
とができる。
【0043】また、更に、他の一つの本願発明は:上記
入射面及び出射面並びに上記反射に係る反射面等の光学
面のうち少なくとも相対する2面は光軸に交差する幅方
向の寸法が実質的に等しくなるように形成されてなるこ
とを特徴とする上記[1]の光学プリズムというもので
ある……………………………………………………………
……………………………[16]
【0044】上記[16]の発明によれば、外形寸法を
基準にしての光学プリズムとしての品質評価がし易い。
【0045】また、更に、他の一つの本願発明は:上記
入射面及び出射面並びに上記反射に係る反射面等の光学
面は、それらのうち相隣る2面で形成される稜線が曲線
を成すような曲面として成形されてなることを特徴とす
る上記[1]の光学プリズムというものである…………
[17]
【0046】上記[17]の発明によれば、当該光学プ
リズムを射出成形法にて光学プリズムを製造する為の金
型の構成が容易である。
【0047】また、更に、他の一つの本願発明は:所定
の表示素子等の光源からの光が入射するに適合した入射
面からの反射光を自己の内部で2回以上反射させて所定
の出射面から出射光として外部に出射させるように構成
され、上記入射面及び出射面の各方向と交叉する方向に
形成されてなる側面に当該射出成形法に適用されるスラ
イド機構を利用して成形される部材取り付け用の凸部が
形成されてなる光学プリズムに適合するように構成され
た鏡枠であって、上記光学プリズムの凸部と上記入射面
及び出射面並びに上記反射に係る反射面等の光学面のう
ちの所定の面に形成される段状部とに対応した形状にな
された装着部が形成されたことを特徴とする鏡枠という
ものである……………[18]
【0048】上記[18]の発明によれば、光学プリズ
ムの鏡枠に対する実装の精度を確保し易い。
【0049】また、更に、他の一つの本願発明は:上記
光学プリズムの入射面に対向する部位である入射面対向
部を有してなり、この入射面対向部は、所定の光源から
上記入射面に向かった光乃至その一部が該入射面で入射
せず自己に向かって反射されたとき該反射によって自己
に投射された光が再び上記光学プリズムの入射面に向か
う方向に反射することが回避されるべく、当該反射に係
る面が上記入射面の基準軸に対して直交しない所定の角
度をなすように設定されたものであることを特徴とする
上記[18]の鏡枠というものである……………………
………………………………………[19]
【0050】上記[19]の発明によれば、当該光学プ
リズムの入射面からの反射が大幅に抑制される。
【0051】また、更に、他の一つの本願発明は:上記
鏡枠は、上記光学プリズムの入射面に対向する部位であ
る入斜面対向部を有してなり、この入射面対向部は、所
定の光源から上記入射面に向かった光乃至その一部が該
入射面で入射せず自己に向かって反射されたとき該反射
によって自己に投射された光が再び上記光学プリズムの
入射面に向かう方向に反射することが回避されるべく、
当該面に反射防止加工が施されてなることを特徴とする
上記[19]の鏡枠というものである……………………
……………………[20]
【0052】上記[20]の発明によれば、当該光学プ
リズムの入射面からの反射が一層抑制される。
【0053】また、更に、他の一つの本願発明は:所定
の表示素子等の光源からの光が入射するに適合した入射
面からの反射光を自己の内部で2回以上反射させて所定
の出射面から出射光として外部に出射させるように構成
され、上記入射面及び出射面の各方向と交叉する方向に
形成されてなる側面に当該射出成形法に適用されるスラ
イド機構を利用して成形される部材取り付け用の凸部が
形成されてなる光学プリズムと、上記光学プリズムの入
射面の周囲を囲むように形成された自己の遮蔽部材の所
定部が該光学プリズムに対しその入射面側から嵌め合わ
され得るように構成された鏡枠と、を含んでなる光学ア
ッセンブリであって、上記鏡枠の遮蔽部材の内面所定部
と該内面所定部に対応する上記光学プリズムの外面所定
部との間にシール及び/又は接着のための物質を介在さ
せてなることを特徴とする光学アッセンブリというもの
である………………………[21]
【0054】上記[21]の発明によれば、当該光学プ
リズムの入射面側に閉空間を構成し易く入射面側に塵埃
等が付着して光学特性が阻害される虞れが低減される。
【0055】また、更に、他の一つの本願発明は:上記
シール及び/又は接着のための物質は光の反射が抑制さ
れる属性を有するものであることを特徴とする上記[2
1]記載の光学アッセンブリというものである…………
…………………………………………………………………
[22]
【0056】上記[22]の発明によれば、当該光学プ
リズムの入射面側の反射が抑制される。
【0057】また、更に、他の一つの本願発明は:所定
の表示素子等の光源からの光が入射するに適合した入射
面からの反射光を自己の内部で2回以上反射させて所定
の出射面から出射光として外部に出射させるように構成
され、上記入射面及び出射面の各方向と交叉する方向に
形成されてなる側面に当該射出成形法に適用されるスラ
イド機構を利用して成形される部材取り付け用の凸部が
形成されてなる光学プリズムと、上記光学プリズムの入
射面に入射せしめるための表示パターン乃至画像を形成
する表示素子を保持し該光学プリズムに適合するように
構成された鏡枠と、を含んでなる光学アッセンブリであ
って、上記鏡枠側又は上記光学プリズム側の少なくとも
何れか一方の側に上記鏡枠に保持された表示素子及び上
記光学プリズムの入射面と共働して実質的に密閉された
空間部を構成する遮蔽部材が設けられてなることを特徴
とする光学アッセンブリというものである………………
…………………………………………[23]
【0058】上記[23]の発明によれば、当該光学プ
リズムの入射面側に閉空間が構成されるため入射面に塵
埃等が付着して光学特性が阻害される虞れが低減され
る。
【0059】また、更に、他の一つの本願発明は:上記
遮蔽部材は上記光学プリズム側に設けられてなることを
特徴とする上記[23]の光学アッセンブリというもの
である…………………………[24]
【0060】上記[24]の発明によれば、当該光学プ
リズムの入射面側に閉空間が構成されるため入射面に塵
埃等が付着して光学特性が阻害される虞れが低減され
る。
【0061】また、更に、他の一つの本願発明は:上記
遮蔽部材は上記光学プリズム側及び上記鏡枠側の双方に
設けられ、該双方から延出してなる各遮蔽部材がそれら
の延出端縁に各設けられたフランジ部で接合されてなる
ことを特徴とする上記[23]の光学アッセンブリとい
うものである…………………………………………………
……………………………[25]
【0062】上記[25]の発明によれば、当該光学プ
リズムの入射面側に閉空間が構成されるため入射面に塵
埃等が付着して光学特性が阻害される虞れが低減され
る。
【0063】また、更に、他の一つの本願発明は:上記
遮蔽部材は上記光学プリズム側及び上記鏡枠側の双方に
設けられ、該双方から延出してなる各遮蔽部材がそれら
の延出端縁に各設けられたフランジ部で接合されてなる
ことを特徴とする上記[23]の光学アッセンブリとい
うものである…………………………………………………
……………………………[26]
【0064】上記[26]の発明によれば、当該光学プ
リズムの入射面側に閉空間が構成されるため入射面に塵
埃等が付着して光学特性が阻害される虞れが低減され
る。
【0065】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本願発明の実
施の形態につき詳述することにより本発明を明らかにす
る。
【0066】図1は本願発明の一つの実施の形態として
の光学プリズムの外形を示す図である。尚、図1のもの
は、入射面からの光線が内部で2回反射して出射する2
回反射型の光学プリズムであるが、本願発明はこれに限
定される技術思想ではなく、例えば3回反射して出射す
る3回反射型の光学プリズムにも及ぶものである。図1
において、その(a)部は本実施の形態としての光学プ
リズム及び同光学プリズムに対応する鏡枠をそれらの斜
め前方上部からの視点で望む斜視図、同図(b)部は上
記鏡枠と上記光学プリズムとを組み合わせてなる光学ア
センブリの側面部分断面図、同図(c)部は上記光学ア
センブリを、その前面側からの視線で見た部分破断図で
ある。特に同図(b)部には、この光学プリズム内の光
線の進行経路が破線図示してある。
【0067】図中、この光学プリズム100の上方の傾
斜した面が、鏡枠30に備えられた表示素子(例えばL
CD20、その表示面21)からの光が入射するに適合
するように形成された入射面(表示素子対向面)12で
ある。また、この光学プリズム100の背面側のカーブ
した面が、上記表示素子対向面12から入射した光線が
光学プリズム100内で最初に反射する反射面としても
機能すると共に最終的にこの光学プリズム100から光
線が外部に出射する反射面兼出射面14である。更に、
上記表示素子対向面12の下方に稜線を境に連なる符号
13で示す前面側の面が、その内部側の面が上記反射面
兼出射面14の内部側の面で1回目の反射をした光線が
光学プリズム100内で2回目の反射をする反射面であ
る。上述の表示素子対向面12,反射面13及び反射面
兼出射面14はそれぞれ所要の光学特性を満たすように
成形された曲面である。
【0068】上記入射面(表示素子対向面)12及び反
射兼出射面14並びに反射面13の各方向と交叉する方
向に形成されてなる左側面60L,右側面60Rに上記
入射光が該入射面12から反射兼出射面14に到るまで
の有効径内における光路を妨げないようにしてそれぞれ
凹部70L,70Rが形成されている。ここに、有効径
内とは、同図(c)部に図示の2点鎖線により囲まれた
領域ED内である。
【0069】図1の例では、上記凹部70L,70Rは
反射兼出射面14と表示素子対向面12とで前後の面が
構成された光学プリズム100の上方側のブロック部が
反射兼出射面14と反射面13とで前後の面が構成され
た光学プリズム100の下方側のブロック部より左右の
各段部80L,80Rによって狭められるような形状に
成形されているが、この部位は射出成形の金型のスライ
ド機構によって成形され、且つ、上記2点鎖線により囲
まれた有効径内領域EDはこの部位より0.5〜5.0
ミリメートル内方に後退して設定されている。このた
め、本実施の形態によれば、当該射出成形法に係るスラ
イド機構の移動による光学プリズムの有効領域の歪みが
極小となり、光学特性を利用する部分の性能を劣化させ
る虞れがない。
【0070】上記左側面60L,右側面60Rの上記各
段部80L,80Rの水準位置から夫々外部側方に突出
するようにしてこの光学プリズム100を鏡枠30に取
り付けるための左右の各凸部90L,90Rが設けられ
ている。本実施の形態では、これら左右の各凸部90
L,90Rは、この光学プリズム100の成形における
射出成形法に適用されるスライド機構を利用して成形さ
れる。これら光学プリズム100側の各凸部90L,9
0Rに対応して、鏡枠30にも左右の各凸部31L,3
1R(図では見えない)が設けられ、これら光学プリズ
ム100側の各凸部90L,90Rと鏡枠30側の各凸
部31L,31Rを合わせることにより、光学プリズム
100と鏡枠30との結合がなされる。更に、上記左右
の各段部80L,80R上の外各凸部90L,90Rに
臨む部位には、鏡枠30との位置決め用の左右の各ボス
91L,91Rが設けられているこの各ボス91L,9
1Rとこれに対応して鏡枠30側に設けられた凹部とを
嵌合させることにより、光学プリズム100と鏡枠30
との位置合わせ精度を向上させること可能となる。図1
の(c)部等から理解される通り、鏡枠30の下端の光
学プリズム100への装着部は上記上記凹部70L,7
0R乃至左右の各段部80L,80Rによって形成され
る段状部に対応した形状になされている。このため、光
学プリズム100の鏡枠30に対する実装の精度を確保
し易い。
【0071】図1(b)に基づき、本実施の形態の一つ
の特徴について次に説明する。即ち、上記光学プリズム
100は、その外形を規定する面同士が接して形成され
る稜線のうち上記反射兼出射面14(この場合注目する
機能としては出射面)の下端を規定する稜線部14BL
が、この出射面内の所定位置と当該出射光による像を観
察する観察者の瞳の旋回中心Oに相当する設計上の仮想
点の位置とを通る光軸方向(一点鎖線図示)に対し、該
仮想点Oから出射面14に向けて所定の下向きの角度θ
をもって引いた直線を含む仮想平面と該出射面とが交わ
る位置に沿うようにして形成されている。尚、PLでシ
ンボリックに示される線がこの光学プリズム100を射
出成形法で成形する際の金型分割線(パーディングライ
ン)である。上記実施の形態によれば、光学特性を有効
に用いる領域外の部分を最小にすることができ、上記光
学プリズムを極限まで小型化できる。
【0072】図2は図1に基づき説明したような光学プ
リズムと鏡枠とを用いて構成された表示用光学系(光学
アセンブリ)を内蔵してなる映像表示ユニット41を有
する単眼式の頭部装着型映像表示装置HMDを装着者M
が装着した状態を示す図である。
【0073】図2において、頭部装着型映像表示装置H
MDの構造部であるフレーム10は、装着状態において
装着者Mの前頭部2Fに当接する位置を占め本装置の主
たる構造部材をなすメインフレーム10Mと、このメイ
ンフレーム10Mに対し左側ヒンジ部10Lhで回動自
在に結合された左リヤフレーム10Lおよび同メインフ
レーム10M対し右側ヒンジ部10Rhで回動自在に結
合された右リヤフレーム10Rを含んで構成されてい
る。
【0074】メインフレーム10Mの上方部位には、映
像信号の伝送路であるコード11cを通して供給される
映像を自己の表示部に映出する映像表示ユニット41を
所定位置に懸架するための連結機構10Cが設けられて
いる。尚、本例の映像表示ユニット41にはこの映像表
示ユニットによる映像を観察しない方の眼に対してその
前方視野に係る可視光透過率を70パーセント以下に規
制して映像の観察が妨げられないようにするためのバイ
ザー11Vが設けられている。即ち、このバイザー11
Vによって両眼での観察時における視野闘争が効果的に
抑制される。
【0075】更に、装着者Mの前頭部位2F乃至同部位
近傍部位に対して該部位の概略法線方向に所定の押圧力
を以て接触することによって自己と装着者2の頭部の該
当接触位置との相対変位を規制するようになされた前頭
押圧支持部10Fが、上述したメインフレーム10Mに
設けられている。
【0076】本例の頭部装着型映像表示装置は上述のよ
うにフレーム10自体がそれら全体として有する弾性力
によって装着者Mの頭部に対して位置規制されるように
構成されているため、別途のばね等の弾性体を用いない
簡素な構成をとることができ、小型化および軽量化が容
易である。
【0077】また、この装置では、上述した弾性力を得
るために、左リヤフレーム10Lおよび右リヤフレーム
10Rは、ポリアミド,ポリカーボネイト,ポリプロピ
レン,ABS,ポリエチレン,ポリエチレンテレフタレ
ートまたはポリアセタールうちのいずれかのプラスチッ
ク材料により構成されている。
【0078】一方、上述したメインフレーム10Mはカ
ーボンを含有したエンジニアリングプラスチックにより
構成されている。フレーム10をこのような材料で構成
することにより、適度な位置規制状態を得るために十分
な弾性力が生起され得る。また、カーボンを含有したエ
ンジニアリングプラスチックを用いることで剛性の点で
も優れたものとなり、映像観察時にフレームが歪んで観
察に支障を来すような虞れが少なくなる。
【0079】左リヤフレーム10Lおよび右リヤフレー
ム10Rは上記メインフレーム10Mに対して屈曲可能
な連結機構によって連結されている。既述のとおり、こ
の実施の形態ではメインフレーム10Mに対し左リヤフ
レーム10Lはこの連結機構である左側ヒンジ部10L
hにより回動自在に結合され、右リヤフレーム10Rは
この連結機構である右側ヒンジ部10Rhにより回動自
在に結合されている。
【0080】図3は図1に基づいて説明した実施の形態
の一つの変形例を示す図であり、同図(a)部は光学プ
リズム100-1と鏡枠30-1とを組付けてなる光学アセ
ンブリの側面部分断面図であり、同図(b)部は同図
(a)部の光学アセンブリを斜め前方上部より望む斜視
図である。図3において、既述の図1との対応部は同一
の符号を附して詳細な説明は省略する。この図3の例で
は、上述のようにスライド機構を利用して成形される凸
部90L-1(90R-1…図3では見えない)に所定部材
の取り付けに用い得る、水平に対する傾斜角度を異にし
て隣接する、複数の取り付け面90L-1a ,90L-1b
(90R-1a ,90R-1b …図3では見えない)が形成
されている。また、図1の形態における左右の各段部8
0L,80Rに対応する左右の各段部80L-1,(80
R-1…図3では見えない)も、水平に対する傾斜角度を
異にして隣接する、複数の取り付け面80L-1a ,80
L-1b (80R-1a ,80R-1b …図3では見えない)
が形成されている。
【0081】上記形態によれば、複数の取り付け面を種
々の関連部材の取付に利用することで取り付けの位置精
度を確保することができると共に、所要に応じてこの光
学プリズムに複合的な機能を持たせることができる。例
えば、図3の例では、電子部品を実装したプリント配線
基板200を第2の取り付け面90L-1b (90R-1b
)を利用してその取り付けの位置精度(傾斜角度等)
を確保しながら基板取付ビス200a を用いる等して適
切に取り付けることができる。またこれと共に、第1の
取り付け面90L-1a (90R-1a )を利用して鏡枠3
0-1をその取り付けの位置精度を確保しながら、安定し
て取り付けることができる。
【0082】図4は図1に基づいて説明した光学プリズ
ムの他の一つの変形例を示す図であり、同図(a)部は
光学プリズム100-2の側面図であり、同図(b)部は
同図(a)部の光学プリズムを斜め前方上部より望む斜
視図である。図4において、既述の図1、図3との対応
部は同一の符号を附してある。この図4の例では、射出
成形法により製造されるときにスライド機構を利用して
成形される上述の左右の凸部90L-1,90R-1に所定
部材の取り付けに用い得る、水平に対する傾斜角度を異
にして隣接する、複数の取り付け面90L-1a,90L-
1b 及び90R-1a ,90R-1b が形成されている。ま
た、図1の形態における左右の各段部80L,80Rに
対応する左右の各段部80L-1,(80R-1…図3では
見えない)も、水平に対する傾斜角度を異にして隣接す
る、複数の取り付け面80L-1a ,80L-1b (80R
-1a ,80R-1b …図3では見えない)が形成されてい
る。特に、この図4の実施の形態では、これら複数の面
のうちの所定の面(例えば90L-1b )に、この光学プ
リズムの製造に用いた金型のキャビディ番号90caを
刻印してある。
【0083】上記形態によれば、上記複数の面のうちの
所定のものを利用して当該光学プリズムの製造に用いた
金型のキャビディ番号を刻印してあるため、製造・品質
管理等において当該光学プリズムの来歴管理が容易とな
る。
【0084】図5は図1に基づいて説明した光学プリズ
ムの他の一つの変形例としての光学プリズム100-3を
斜め前方上部より望む斜視図である。図5において、既
述の図1、図3及び図4との対応部は同一の符号を附し
てある。この図5の例では、射出成形法により製造され
るときにスライド機構を利用して成形される上述の左右
の凸部90L-3,90R-3の上面と同水準位置で前後方
向に平行に延長されるようにして左右の各面90L-3a
,90R-3a が設けられ、これら各面90L-3a ,9
0R-3a から所定深さ(LCD表示素子20の厚み相当
の深さ)ステップ状に凹陥した位置にも前後方向に平行
に延長されるようにして左右の各面90L-3b ,90R
-3b が形成されている。この左右の各面90L-3b ,9
0R-3b がLCD表示素子20の取付面として用いられ
る。
【0085】図6は図5に基づいて説明した光学プリズ
ムの更に他の一つの変形例としての光学プリズム100
-4を斜め前方上部より望む斜視図である。図6のもの
は、既述の図5ものと多くの点で相似しているが、図5
のものが上述の左右の各面90L-3b ,90R-3b の部
分について一段ステップ状に凹陥した形状をなしている
のに対し、この図6のものでは、二段のステップ状の凹
陥形状部が設けられていに点に特徴がある。
【0086】即ち、この図6の例では、射出成形法によ
り製造されるときにスライド機構を利用して成形される
上述の左右の凸部90L-4,90R-4の上面と同水準位
置で前後方向に平行に延長されるようにして左右の各面
90L-4a ,90R-4a が設けられ、これら各面90L
-4a ,90R-4a から所定深さ(バックライト22の厚
み相当の深さ)ステップ状に凹陥した位置にも前後方向
に平行に延長されるようにして左右の各面90L-4b ,
90R-4b が形成されている。そして更に、これら一段
ステップ状に凹陥した位置の上記左右の各面90L-4b
,90R-4b から所定深さ(LCD表示素子20の厚
み相当の深さ)ステップ状に凹陥した位置にも前後方向
に平行に延長されるようにして左右の各面90L-4c ,
90R-4cが形成されている。この一段目の左右の各面
90L-4b ,90R-4b がバックライト22の取付面と
して用いられ、更に、二段目の左右の各面90L-4c ,
90R-4c がLCD表示素子20の取付面として用いら
れる。上記図5,図6の形態によれば、上記光学プリズ
ムに適合する表示素子(LCD)や、バックライト、或
いは所要に応じてフィルター等の付属部品の取り付けが
し易くなる。
【0087】図7は図1に基づいて説明した光学プリズ
ム100のパ−ティングラインの設定について説明する
ための図であり、同図(a)部は光学プリズム100の
側面図であり、同図(b)部は同図(a)部の光学プリ
ズム100を斜め前方上部より望む斜視図である。図7
において、既述の図1との対応部は同一の符号を附して
ある。
【0088】図1について既述のように、このプリズム
100は射出成形法にて製造されるものであるが、上述
した表示素子対向面12と反射面13とが接して一つの
稜線E1が形成され、また、反射面兼出射面14と反射
面13とが接して他の一つの稜線E2が形成されてい
る。尚、言うまでもないが、上記において、稜線とは数
学的な厳密な定義におけるそれではなく、略々図示の程
度で2つの平面部によって構成される縁の部分を指す。
以下、上記同様の概略的表現で説明する。上記の隣接せ
ず対向する位置にある2本の稜線E1,E2を概略含む
仮想平面に沿うようにして射出成形に係る金型分割線P
L3が設定されている。この金型分割線PL3は、図示
の通り、反射面13と左右の側面60L,60Rとが接
して形成される反射面13の両側の縁部13EL,13
ERから弧状に前方に張り出すように若干離隔して形成
される。図7のように金型分割線PL3を設定するので
あれば、光学プリズム100を射出成形法にて製造する
場合の金型分割線の設定が容易である。
【0089】また、図7により説明した金型分割線PL
3は基準金型分割線P.L.に対してθの角度をなすよ
うに設定されているが、この例では特にこの角度θが自
然数で表される度数に選ばれている。このため、上記射
出成形に係る金型の精度を確認するための計測が容易で
あり、ひいては、精度を確保し易く、製造が容易であ
る。
【0090】図8は図1,図7に基づいて説明した光学
プリズム100を射出成形法で製造する場合のゲートの
設定について説明するための図であり、同図(a)部は
光学プリズム100を斜め前方上部より望む斜視図であ
り、同図(b)部は同図(a)部の光学プリズム100
の側面図である。図8において、既述の図7との対応部
は同一の符号を附してある。
【0091】図8の(a)部に図示のように、左側面6
0L側の金型分割線PL3に沿って上下に適宜に離隔し
て射出成形法で製造する場合の樹脂を注入するためのゲ
−トGT-L1 及び突き出し用オーバーフローGT-L2 が
設けられ、右側面60R側についても同様に金型分割線
に沿って上下に適宜に離隔して突き出し用オーバーフロ
ーGT-R1 及びGT-R2 が設けられている。左側面60
L側のゲ−トGT-L1及び突き出し用オーバーフローG
T-L2 は同図(b)部に図示のように、金型から取り出
されるときには、各対応するエジェクターピンEP-L1
及びEP-L2 によって突き出されるようになされるが、
これは、右側面60R側の突き出し用オーバーフローG
T-R1 及びGT-R2 についても同様である。即ち、これ
らのゲ−トGT-L1 及び突き出し用オーバーフローGT
-L2 ,GT-R1 及びGT-R2 は、射出成形法で製造する
場合の樹脂を注入するための機能部及び金型から突き出
すためにエジェクターピンからの押圧力を受けるための
凸部(受圧部)をなしている。
【0092】特に、上記各ゲートGT-L1 及び突き出し
用オーバーフローGT-L2 ,GT-R1 及びGT-R2 は、
各対応するエジェクターピンEP-L1 ,EP-L2 及び
(不図示のEP-R1 ,EPR-2 )から受ける突き出し力
に係る重心から等距離の位置に形成され、且つ、それら
の厚み寸法が均等となるように形成されている。
【0093】図8について説明した構成によれば、金型
から突き出すことが容易且つ確実に行われるため、光学
プリズムを射出成形法にて製造するに際して、加工能率
が向上する。また更に、突き出し用の凸部(上記各ゲー
トGT-L1 及び突き出し用オーバーフローGT-L2 ,G
T-R1 及びGT-R2 )の厚み寸法が揃っているため、そ
れらを最終的に切除するときの剪断ストロークが均一に
なるため加工性が向上する。
【0094】図9は図1に基づいて説明した光学プリズ
ムの更に他の変形例を示す図であり、同図(a)部は光
学プリズム100-5を斜め前方上部より望む斜視図であ
り、同図(b)部は同図(a)部の光学プリズム100
-5の側面図であり、更に同図(c)部は同図(a)部の
光学プリズム100-5の光学的特性を説明するための概
念図である。図9において、既述の図1等との対応部は
同一の符号を附してある。
【0095】図9の光学プリズム100-5はその反射面
13の所定範囲、即ち、光学的特性を利用する有効領域
の略々全域に亘ってマルチ・コートが施されて被コーテ
ィング領域13CDが形成されている。そしてこの被コー
ティング領域13CDの上方の限定的領域には梨地処理が
施されてこの光学プリズム100-5をLCD表示画像を
観察する等の際にゴーストを防止するようになされた被
梨地処理領域13AVが形成されている。これら被コーテ
ィング領域13CDと被梨地処理領域13AVとの境界には
マルチ・コート処理を適切に行なうための所定幅(例え
ば1mm以下)のコート代13CDM が設けられている。コ
ート代13CDM があるため、特定の面と当該光学面との
境界部位に成膜するといった加工上困難な工程を実施す
ることなく容易にマルチコートを施すことができる。
【0096】上記被梨地処理領域13AVは、上記被コー
ティング領域13CDに対して所定の角度をもって設定さ
れ、該被コーティング領域13CDとは異なる定義になる
領域を構成して、上述のゴースト防止効果を生じるよう
になされている。
【0097】上記構成の光学プリズム100-5ではその
光学的特性を説明するための概念図である同図(c)部
を参照して説明するように、LCD20から発した光線
は、上記被コーティング領域13CDの被梨地処理領域1
3AVとの境界である上側最外光線ライン13UBL と領域
13CDの有効範囲の下側の限界である下側最外光線ライ
ン13LBL との間で反射して瞳旋回中心Oに向かう。こ
のとき被梨地処理領域13AVの作用により、LCD20
の表示画像を観察する等の際にゴースト防止効果が奏せ
られる。
【0098】図10は図1に基づいて説明した光学プリ
ズムの外形に係る特徴を説明するための模式図であり、
同図(a)部は光学プリズム100の側面図、同図
(b)部は同図(a)部の光学プリズム100を上方か
ら見た図、同図(c)部は同様に背面側から見た図、更
に同図(d)部は同様に下面側から見た図である。図1
0において、既述の図1等との対応部は同一の符号を附
してある。
【0099】図10より理解される通り、上記入射面1
2及び反射面13並びに上記反射面兼出射面14等の光
学面は、それらのうち相隣る2面で形成される稜線が曲
線を成す(曲率R)ような曲面として成形されてなる。
この為、射出成形法にて光学プリズムを製造する為の金
型の構成が容易である。更にまた、この光学プリズム
は、上記各光学面のうち少なくとも相対する2面は光軸
に交差する幅方向の寸法が実質的に等しくなるように形
成されているため、外形寸法を基準にしての光学プリズ
ムとしての品質評価がし易い。
【0100】図11は図1に基づいて説明した光学アセ
ンブリの他の形態を示す図であり、同図(a)部は鏡枠
と光学プリズムとを組み合わせてなる光学アセンブリの
側面部分断面図、同図(b)部は上記光学アセンブリの
鏡枠の特徴部を拡大して示す要部拡大図、同図(c)部
は、同図(b)部に示す鏡枠の変形例の要部拡大図であ
る。図11において既述の図1との対応部には同一の符
号を附してある。
【0101】図11の(a)部に示すように、この鏡枠
30-1は前述のものと同様、表示素子としてのLCD2
0とこれに対応するバックライト22を支持してなり、
その下部のスカート部30-12 が光学プリズム100-6
の入射面12側の頭頂部に嵌挿されるようにして光学プ
リズム100-6と組み合わせられている。同図(b)部
も併せ参照して理解される通り、鏡枠30-1の内面側に
はLCD20を支持するための張出部30-11 が形成さ
れ、その下方側の面は光学プリズム100-6の入射面1
2に対向した入射面対向部30-111となっている。
【0102】そして、この入射面対向部30-111に対し
て、バックライト22により照射されて表示画像に対応
した光を発するLCD20(光源)から上記入射面12
に向かった光乃至その一部が該入射面12で入射せず自
己に向かって反射されたとき該反射によって自己に投射
された光が再び上記光学プリズムの入射面12に向かう
方向に反射することが回避されるべく、当該反射に係る
面、即ちこの入射面対向部30-111が、上記入射面12
の基準軸LDAに対して直交しない所定の角度θをなすよ
うに設定されている。このため、光学プリズム100-6
の入射面12からの反射の影響が大幅に抑制される。
【0103】また、図11の(b)部に示す鏡枠の変形
例の要部拡大図である同図(c)部のように、入射面対
向部を(b)部に示す入射面対向部30-111のように特
定方向に傾斜させるに替えて、入射面対向部30-112の
ように表面を荒らす等の反射防止加工を施したものとし
て、自己に投射された光が再び上記光学プリズムの入射
面12に向かう方向に反射することが回避されるように
してもよい。
【0104】図12は図1に基づいて説明した光学アセ
ンブリの更に他の形態を示す図である。図12において
既述の図1及び図7との対応部には夫々同一の符号を附
してある。図12の鏡枠30-2は前述のものと同様、表
示素子としてのLCD20とこれに対応するバックライ
ト22を支持してなり、その下部のスカート部30-21
が光学プリズム100-6の入射面12側の頭頂部に嵌挿
されるようにして光学プリズム100-6と組み合わせら
れている。この図12の光学アセンブリでは、鏡枠30
-2の下部のスカート部30-21 がその内面側で光学プリ
ズム100-6の頭頂部に接する部位にシール剤30SLが
充填されている。また、この例の場合は、シール剤30
SLは鏡枠30-2と光学プリズム100-6とを接合するた
めの接着剤がこのシール剤30SLとして機能するような
種類のものとして選択され、更にまた、この接着剤はそ
の属性として光の反射が抑制されるような特性を呈する
ものである。
【0105】上記部図12の光学アセンブリでは、光学
プリズム100-6の入射面12側に閉空間を構成し易く
入射面12側に塵埃等が付着して光学特性が阻害される
虞れが低減される。また、接着剤即ちシール剤30SLは
その属性として光の反射が抑制されるような特性を呈す
るものであるため、光学プリズム100-6の入射面12
側の反射が抑制される。
【0106】図13は図1、図11及び図12に基づい
て説明した光学アセンブリの更に他の形態を示す図であ
り、同図(a)はこの光学アセンブリの側面図、同図
(b)は同図(a)の光学アセンブリの部分断面図であ
る。図13において既述の図1、図11及び図12との
対応部には夫々同一の符号を附してある。図13の鏡枠
30-3は前述のものと同様、表示素子としてのLCD2
0とこれに対応するバックライト22を支持してなり、
その下部のスカート部30-31 が光学プリズム100-6
の入射面12側の頭頂部に嵌挿されるようにして光学プ
リズム100-6と組み合わせられている。
【0107】図13の光学アセンブリでは、鏡枠30-3
はその下部のスカート部30-31 とそれより上部に位置
してLCD20とバックライト22を支持しつつ、外光
を遮光する側壁部30-32 とを有してなり、これらスカ
ート部30-31 と側壁部30-32 は表示素子としてのL
CD20及び上記光学プリズム100-6の入射面12と
共働して実質的に密閉された空間部を構成する遮蔽部材
をなしている。換言すれば、この形態では、遮蔽部材は
光学プリズム100-6側からスカート部30-31 が上方
に延出し、これと鏡枠30-3から延出した側壁部30-3
2 とがフランジ部で接合されている。この図13の形態
によれば、当該光学プリズムの入射面側に閉空間が構成
されるため入射面に塵埃等が付着して光学特性が阻害さ
れる虞れが低減される。
【0108】図14は図13に基づいて説明した光学ア
センブリの更に他の形態を示す図であり、同図(a)は
この光学アセンブリの側面図、同図(b)は同図(a)
の光学アセンブリの部分断面図である。図14において
既述の図1、図11、図12及び図13との対応部には
夫々同一の符号を附してある。図14の鏡枠30-4は前
述のものと同様、表示素子としてのLCD20とこれに
対応するバックライト22を支持してなり、その下部の
スカート部30-41 が光学プリズム100-6の入射面1
2側の頭頂部に嵌挿されるようにして光学プリズム10
0-6と組み合わせられている。
【0109】図14の光学アセンブリでは、鏡枠30-4
は、その下部のスカート部30-41と、それより上部に
位置してLCD20とバックライト22を支持しつつ外
光を遮光する側壁部30-42 とが継ぎ目なく連接して、
LCD20及び光学プリズム100-6の入射面12と共
働して実質的に密閉された空間部を構成する遮蔽部材を
なしている。換言すれば、この形態では、遮蔽部材は鏡
枠30-3から下方に延出して光学プリズム100-6の凸
部であるフランジ部で接合されている。この図14の形
態でも、当該光学プリズムの入射面側に閉空間が構成さ
れるため入射面に塵埃等が付着して光学特性が阻害され
る虞れが低減される。
【0110】以下に、本願に含まれる発明とその特徴に
ついて要約する。[1]所定の表示素子(20)等の光
源からの光が入射するに適合した入射面(12)からの
反射光を自己の内部で2回以上反射させて所定の出射面
(14)から出射光として外部に出射させるように構成
された光学プリズム(100)であって、上記光学プリ
ズムは、自己に適合するように構成された鏡枠(30)
と結合されて用いられるようになされ、上記入射面(1
2)及び出射面(14)の各方向と交叉する方向に形成
されてなる側面にこのプリズムを該鏡枠に取り付けるた
めの凸部(90L,90R)が形成されてなることを特
徴とする光学プリズム。
【0111】上記[1]の発明以前は、光学プリズムと
鏡枠とを簡単に作業能率良く結合・組み立てすることが
できなかった。
【0112】上記[1]の発明によれば、上記凸部を利
用して、当該光学プリズムと表示素子を支持してなる鏡
枠とを簡単に作業能率良く結合・組み立てすることが可
能となる。上記[1]の発明は、図1で説明した実施形
態が対応する。
【0113】[2]上記凸部はその所定部に上記鏡枠と
の相対位置を所定の関係に維持するための位置決め用ボ
スが設けられてなるものであることを特徴とする上記
[1]の光学プリズム。
【0114】上記[2]の発明以前は、光学プリズムと
鏡枠とを結合・組み立てするに際し両者の位置決めを簡
単且つ確実に行なうことが困難であった。
【0115】上記[2]の発明によれば、上記[1]の
発明による効果に加えて光学プリズムと当該鏡枠との位
置合わせ精度を向上させること可能となる。上記[2]
の発明は、図1で説明した実施形態が対応する。
【0116】[3]上記光学プリズムは、射出成形法に
て製造されるものであって、上記凸部は当該射出成形法
に適用されるスライド機構を利用して成形されるように
したことを特徴とする上記[1]の光学プリズム。
【0117】上記[3]の発明以前は、上記[1]の光
学プリズムの凸部を種々の機能に適合した所望の形状の
ものとして成形することが困難であった。
【0118】上記[3]の発明によれば、上記[1]の
発明による効果に加えて上記[1]の光学プリズムの凸
部を種々の機能に適合した所望の形状のものとして成形
することができる。上記[3]の発明は、図1で説明し
た実施形態が対応する。
【0119】[4]上記入射面及び出射面並びに上記反
射に係る反射面等の光学面における有効領域は上記スラ
イド機構を利用して成形される部位から0.5乃至5.
0ミリメートル離隔して設定されるようになされたこと
を特徴とする上記[3]の光学プリズム。
【0120】上記[4]の発明以前は、当該射出成形法
に係るスライド機構の移動による光学プリズムの有効領
域の歪みが極小としたり、光学特性を利用する部分の性
能を劣化させる虞れを一掃することが困難であった。
【0121】上記[4]の発明によれば、上記[3]の
発明による効果に加えて、当該射出成形法に係るスライ
ド機構の移動による光学プリズムの有効領域の歪みが極
小となり、光学特性を利用する部分の性能を劣化させる
虞れがない。上記[4]の発明は、図1(c)で説明し
た実施形態が対応する。
【0122】[5]上記スライド機構を利用して成形さ
れる凸部に所定部材の取り付けに用いる複数の取り付け
面が形成されてなることを特徴とする上記[3]の光学
プリズム。
【0123】上記[5]の発明以前は、複数の取り付け
面を種々の関連部材の取付に利用することで取り付けの
位置精度を確保したり、所要に応じてこの光学プリズム
に複合的な機能を持たせることは困難であった。
【0124】上記[5]の発明によれば、上記[3]の
発明による効果に加えて、複数の取り付け面を種々の関
連部材の取付に利用することで取り付けの位置精度を確
保することができると共に、所要に応じてこの光学プリ
ズムに複合的な機能を持たせることができる。上記
[5]の発明は、図3で説明した実施形態が対応する。
【0125】[6]上記スライド機構を利用して成形さ
れる凸部の所定領域に当該射出成形に適用されたキャビ
ティ番号が刻印されてなることを特徴とする上記[3]
の光学プリズム。
【0126】上記[6]の発明以前は、製造・品質管理
において当該光学プリズムの来歴管理が容易でなかっ
た。
【0127】上記[6]の発明によれば、上記[3]の
発明による効果に加えて、製造・品質管理において当該
光学プリズムの来歴管理が容易となる。上記[6]の発
明は、図4で説明した実施形態が対応する。
【0128】[7]上記複数の取り付け面は相互に平行
に形成されてなることを特徴とする上記[5]の光学プ
リズム。
【0129】上記[7]の発明以前は、上記光学プリズ
ムに適合する表示素子(LCD)やフィルター等の付属
部品の取り付けは必ずしも容易でなかった。
【0130】上記[7]の発明によれば、上記[5]の
発明による効果に加えて、上記光学プリズムに適合する
表示素子(LCD)やフィルター等の付属部品の実装が
容易となる。上記[7]の発明は、図5と図6で説明し
た実施形態が対応する。
【0131】[8]上記光学プリズムは、射出成形法に
て製造されるものであって、上記入射面或いは出射面と
して機能する面等この光学プリズムの外形を規定する面
同士が接して形成される稜線のうちの隣接せず対向する
位置にある2本の稜線を概略含む仮想平面に沿うように
して射出成形に係る金型分割線が設定されてなるもので
あることを特徴とする上記[1]の光学プリズム。
【0132】上記[8]の発明以前は、上記光学プリズ
ムを射出成形法にて製造する場合の金型分割線の設定が
容易でなかった。
【0133】上記[8]の発明によれば、上記[1]の
発明による効果に加えて、上記光学プリズムを射出成形
法にて製造する場合の金型分割線の設定が容易である。
上記[8]の発明は、図7で説明した実施形態が対応す
る。
【0134】[9]上記金型分割線は、上記射出成形に
係って設定される基準金型分割線に対して自然数で表わ
される角度をなすように設定されることを特徴とする上
記[8]の光学プリズム。
【0135】上記[9]の発明以前は、上記射出成形に
係る金型の精度を確認するための計測が容易でなかっ
た。
【0136】上記[9]の発明によれば、上記[8]の
発明による効果に加えて、上記射出成形に係る金型の精
度を確認するための計測が容易であり、ひいては、精度
を確保し易く、製造が容易である。上記[9]の発明
は、図7で説明した実施形態が対応する。
【0137】[10]上記光学プリズムは、その外形を
規定する面同士が接して形成される稜線のうち上記出射
面の下端を規定する稜線が、この出射面内の所定位置と
当該出射光による像を観察する観察者の瞳の回旋中心に
相当する設計上の仮想点の位置とを通る光軸方向に対
し、該仮想点から出射面に向けて所定の下向きの角度を
もって引いた直線を含む仮想平面と該出射面とが交わる
位置に沿うようにして形成されてなることを特徴とする
上記[1]の光学プリズム。
【0138】上記[10]の発明以前は、光学特性を有
効に用いる領域外の部分を最小にすることが困難であ
り、上記光学プリズムを極限まで小型化できなかった。
【0139】上記[10]の発明によれば、上記[1]
の発明による効果に加えて、光学特性を有効に用いる領
域外の部分を最小にすることができ、上記光学プリズム
を極限まで小型化できる。上記[10]の発明は、図1
(b)で説明した実施形態が対応する。
【0140】[11]上記光学プリズムは、射出成形法
にて製造されるものであって、射出成形に係る金型分割
線が所定部位に対応して設定され、この金型分割線に対
応する所定部位に、樹脂を注入するためのゲートが形成
され、及び/又は、突き出し用の凸部が突き出し力に係
る重心から等距離の位置に複数形成されてなるものであ
ることを特徴とする上記[1]の光学プリズム。
【0141】上記[11]の発明以前は、上記[1]の
光学プリズムを射出成形法にて製造するに際して、加工
能率の点では十分でなかった。
【0142】上記[11]の発明によれば、上記[1]
の発明による効果に加えて、上記[1]の光学プリズム
を射出成形法にて製造するに際して、加工能率が一段と
向上する。上記[11]の発明は、図8で説明した実施
形態が対応する。
【0143】[12]上記突き出し用の凸部はそれらの
厚みが実質的に等しく形成されたものであることを特徴
とする上記[11]記載の光学プリズム。
【0144】上記[12]の発明以前は、上記突き出し
用の凸部を最終的に切除するときの剪断ストロークが必
ずしも均一にならないため加工性が悪かった。
【0145】上記[12]の発明によれば、上記突き出
し用の凸部を最終的に切除するときの剪断ストロークが
均一になるため加工性が向上する。上記[12]の発明
は、図8で説明した実施形態が対応する。
【0146】[13]所定の表示素子等の光源からの光
が入射するに適合した入射面からの入射光を自己の内部
で2回以上反射させて所定の出射面から出射光として外
部に出射させるように構成された光学プリズムであっ
て、上記入射面及び出射面並びに上記反射に係る反射面
等の光学面のうちの一の面に隣接して当該光学面とは異
なる定義になるゴースト防止面が該一の面に対し所定の
角度をもって設けられてなることを特徴とする光学プリ
ズム。
【0147】上記[13]の発明以前は、当該光学プリ
ズムを通して観察される画像に関するゴーストが発生し
ていた。
【0148】上記[13]の発明によれば、当該光学プ
リズムを通して観察される画像に関するゴーストが抑制
される。上記[13]の発明は、図9で説明した実施形
態が対応する。
【0149】[14]所定の表示素子等の光源からの光
が入射するに適合した入射面からの入射光を自己の内部
で2回以上反射させて所定の出射面から出射光として外
部に出射させるように構成された光学プリズムであっ
て、上記入射面及び出射面並びに上記反射に係る反射面
等の光学面のうちの一の面と同一平面上に当該光学面と
は異なる定義になる梨地処理されたゴースト防止面が設
けられてなることを特徴とする光学プリズム。
【0150】上記[14]の発明以前は、当該光学プリ
ズムを通して観察される画像に関するゴーストが発生し
ていた。
【0151】上記[14]の発明によれば、当該光学プ
リズムを通して観察される画像に関するゴーストが抑制
される。上記[14]の発明は、図9で説明した実施形
態が対応する。
【0152】[15]所定の表示素子等の光源からの光
が入射するに適合した入射面からの入射光を自己の内部
で2回以上反射させて所定の出射面から出射光として外
部に出射させるように構成された光学プリズムであっ
て、上記入射面及び出射面並びに上記反射に係る反射面
等の光学面はアルミコート及びマルチコートが施され、
これら光学面のうちの一の面と同一平面上に当該光学面
とは異なる定義になる特定の面が設けられ、且つ、この
特定の面には当該光学面との境界部位に幅1mm以下の
コート代が設定されてなることを特徴とする光学プリズ
ム。
【0153】上記[15]の発明以前は、特定の面と当
該光学面との境界部位に成膜するといった加工上困難な
工程を実施しなくてはマルチコートを施すことができな
かった。
【0154】上記[15]の発明によれば、特定の面と
当該光学面との境界部位に成膜するといった加工上困難
な工程を実施することなく容易にマルチコートを施すこ
とができる。上記[15]の発明は、図9で説明した実
施形態が対応する。
【0155】[16]上記入射面及び出射面並びに上記
反射に係る反射面等の光学面のうち少なくとも相対する
2面は光軸に交差する幅方向の寸法が実質的に等しくな
るように形成されてなることを特徴とする上記[1]の
光学プリズム。
【0156】上記[16]の発明以前は、外形寸法を基
準にしての光学プリズムとしての品質評価がし難かっ
た。
【0157】上記[16]の発明によれば、上記[1]
の発明による効果に加えて、外形寸法を基準にしての光
学プリズムとしての品質評価がし易い。上記[16]の
発明は、図10で説明した実施形態が対応する。
【0158】[17]上記入射面及び出射面並びに上記
反射に係る反射面等の光学面は、それらのうち相隣る2
面で形成される稜線が曲線を成すような曲面として成形
されてなることを特徴とする上記[1]の光学プリズ
ム。
【0159】上記[17]の発明以前は、当該光学プリ
ズムを射出成形法で得る為の金型の構成が難しかった。
【0160】上記[17]の発明によれば、上記[1]
の発明による効果に加えて、当該光学プリズムを射出成
形法で得る為の金型の構成が容易である。上記[17]
の発明は、図10で説明した実施形態が対応する。
【0161】[18]所定の表示素子等の光源からの光
が入射するに適合した入射面からの反射光を自己の内部
で2回以上反射させて所定の出射面から出射光として外
部に出射させるように構成され、上記入射面及び出射面
の各方向と交叉する方向に形成されてなる側面に当該射
出成形法に適用されるスライド機構を利用して成形され
る部材取り付け用の凸部が形成されてなる光学プリズム
に適合するように構成された鏡枠であって、上記光学プ
リズムの凸部と上記入射面及び出射面並びに上記反射に
係る反射面等の光学面のうちの所定の面に形成される段
状部とに対応した形状になされた装着部が形成されたこ
とを特徴とする鏡枠。
【0162】上記[18]の発明以前は、光学プリズム
の鏡枠に対する実装の精度を確保し難かった。
【0163】上記[18]の発明によれば、光学プリズ
ムの鏡枠に対する実装の精度を確保し易い。上記[1
8]の発明は、図1で説明した実施形態が対応する。
【0164】[19]上記光学プリズムの入射面に対向
する部位である入斜面対向部を有してなり、この入射面
対向部は、所定の光源から上記入射面に向かった光乃至
その一部が、該入射面で入射せず自己に向かって反射さ
れたとき該反射によって自己に投射された光が再び上記
光学プリズムの入射面に向かう方向に反射することが回
避されるべく、当該反射に係る面が上記入射面の基準軸
に対して直交しない所定の角度をなすように設定された
ものであることを特徴とする上記[18]の鏡枠。
【0165】上記[19]の発明以前は、当該光学プリ
ズムの入射面からの反射が表示画像観察の障害になるこ
とがあった。
【0166】上記[19]の発明によれば、当該光学プ
リズムの入射面からの反射が大幅に抑制される。上記
[19]の発明は、図11で説明した実施形態が対応す
る。
【0167】[20]上記鏡枠は、上記光学プリズムの
入射面に対向する部位である入斜面対向部を有してな
り、この入射面対向部は、所定の光源から上記入射面に
向かった光乃至その一部が該入射面で入射せず自己に向
かって反射されたとき該反射によって自己に投射された
光が再び上記光学プリズムの入射面に向かう方向に反射
することが回避されるべく、当該面に反射防止加工が施
されてなることを特徴とする上記[19]の鏡枠。
【0168】上記[20]の発明以前は、当該光学プリ
ズムの入射面からの反射が表示画像観察の障害になるこ
とがあった。
【0169】上記[20]の発明によれば、上記[1
9]の発明による効果に加えて、当該光学プリズムの入
射面からの反射が一層抑制される。上記[20]の発明
は、図11で説明した実施形態が対応する。
【0170】[21]所定の表示素子等の光源からの光
が入射するに適合した入射面からの反射光を自己の内部
で2回以上反射させて所定の出射面から出射光として外
部に出射させるように構成され、上記入射面及び出射面
の各方向と交叉する方向に形成されてなる側面に当該射
出成形法に適用されるスライド機構を利用して成形され
る部材取り付け用の凸部が形成されてなる光学プリズム
と、上記光学プリズムの入射面の周囲を囲むように形成
された自己の遮蔽部材の所定部が該光学プリズムに対し
その入射面側から嵌め合わされ得るように構成された鏡
枠と、を含んでなる光学アッセンブリであって、上記鏡
枠の遮蔽部材の内面所定部と該内面所定部に対応する上
記光学プリズムの外面所定部との間にシール及び/又は
接着のための物質を介在させてなることを特徴とする光
学アッセンブリ。
【0171】上記[21]の発明以前は、当該光学プリ
ズムの入射面側に塵埃等が付着して光学特性が阻害され
る虞れがあった。
【0172】上記[21]の発明によれば、当該光学プ
リズムの入射面側に閉空間を構成し易く入射面側に塵埃
等が付着して光学特性が阻害される虞れが低減される。
上記[21]の発明は、図12で説明した実施形態が対
応する。
【0173】[22]上記シール及び/又は接着のため
の物質は光の反射が抑制される属性を有するものである
ことを特徴とする上記[21]記載の光学アッセンブ
リ。
【0174】上記[22]の発明以前は、当該光学プリ
ズムの入射面側の反射が表示画像観察の障害になること
があった。
【0175】上記[22]の発明によれば、当該光学プ
リズムの入射面側の反射が抑制される。上記[22]の
発明は、図12で説明した実施形態が対応する。
【0176】[23]所定の表示素子等の光源からの光
が入射するに適合した入射面からの反射光を自己の内部
で2回以上反射させて所定の出射面から出射光として外
部に出射させるように構成され、上記入射面及び出射面
の各方向と交叉する方向に形成されてなる側面に当該射
出成形法に適用されるスライド機構を利用して成形され
る部材取り付け用の凸部が形成されてなる光学プリズム
と、上記光学プリズムの入射面に入射せしめるための表
示パターン乃至画像を形成する表示素子を保持し該光学
プリズムに適合するように構成された鏡枠と、を含んで
なる光学アッセンブリであって、上記鏡枠側又は上記光
学プリズム側の少なくとも何れか一方の側に上記鏡枠に
保持された表示素子及び上記光学プリズムの入射面と共
働して実質的に密閉された空間部を構成する遮蔽部材が
設けられてなることを特徴とする光学アッセンブリ。
【0177】上記[23]の発明以前は、当該光学プリ
ズムの入射面側に塵埃等が付着して光学特性が阻害され
る虞れがあった。
【0178】上記[23]の発明によれば、当該光学プ
リズムの入射面側に閉空間が構成されるため入射面に塵
埃等が付着して光学特性が阻害される虞れが低減され
る。上記[23]の発明は、図13,図14で説明した
実施形態が対応する。
【0179】[24]上記遮蔽部材は上記光学プリズム
側に設けられてなることを特徴とする上記[23]の光
学アッセンブリ。
【0180】上記[24]の発明以前は、当該光学プリ
ズムの入射面側に塵埃等が付着して光学特性が阻害され
る虞れがあった。
【0181】上記[24]の発明によれば、上記[2
3]の発明による効果に加えて、当該光学プリズムの入
射面側に閉空間が構成されるため入射面に塵埃等が付着
して光学特性が阻害される虞れが低減される。上記[2
4]の発明は、図13で説明した実施形態が対応する。
【0182】[25]上記遮蔽部材は上記光学プリズム
側及び上記鏡枠側の双方に設けられ、該双方から延出し
てなる各遮蔽部材がそれらの延出端縁に各設けられたフ
ランジ部で接合されてなることを特徴とする上記[2
3]の光学アッセンブリ。
【0183】上記[25]の発明以前は、当該光学プリ
ズムの入射面側に塵埃等が付着して光学特性が阻害され
る虞れがあった。
【0184】上記[25]の発明によれば、上記[2
3]の発明による効果に加えて、当該光学プリズムの入
射面側に閉空間が構成されるため入射面に塵埃等が付着
して光学特性が阻害される虞れが低減される。上記[2
5]の発明は、図14で説明した実施形態が対応する。
【0185】[26]上記遮蔽部材は上記光学プリズム
側及び上記鏡枠側の双方に設けられ、該双方から延出し
てなる各遮蔽部材がそれらの延出端縁に各設けられたフ
ランジ部で接合されてなることを特徴とする上記[2
3]の光学アッセンブリ。
【0186】上記[26]の発明以前は、当該光学プリ
ズムの入射面側に塵埃等が付着して光学特性が阻害され
る虞れがあった。
【0187】上記[26]の発明によれば、上記[2
3]の発明による効果に加えて、当該光学プリズムの入
射面側に閉空間が構成されるため入射面に塵埃等が付着
して光学特性が阻害される虞れが低減される。上記[2
6]の発明は、図13,図14で説明した実施形態が対
応する。
【0188】
【発明の効果】本願発明によれば、OA機器分野やその
他の種々の用途における装置の光学要素として適用され
た場合に、当該装置での映像表示素子との位置決め精度
を確保しつつ、製造の容易さをも両立させることのでき
るこの種の光学プリズム、およびこの光学プリズムに適
用する鏡枠、並びに、この光学プリズムと鏡枠とを含ん
でなるアセンブリを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の一つの実施の形態としての光学プリ
ズムの外形を示す図である。
【図2】図1に基づき説明したような光学プリズムと鏡
枠とを用いて構成された表示用光学系(光学アセンブ
リ)を内蔵してなる映像表示ユニットを有する単眼式の
頭部装着型映像表示装置HMDを装着者Mが装着した状
態を示す図である。
【図3】図1に基づいて説明した実施の形態の一つの変
形例を示す図である。
【図4】図1に基づいて説明した光学プリズムの他の一
つの変形例を示す図である。
【図5】図1に基づいて説明した光学プリズムの他の一
つの変形例としての光学プリズムを斜め前方上部より望
む斜視図である。
【図6】図5に基づいて説明した光学プリズムの更に他
の一つの変形例としての光学プリズムを斜め前方上部よ
り望む斜視図である。
【図7】図1に基づいて説明した光学プリズムパ−ティ
ングラインの設定について説明するための図である。
【図8】図1,図7に基づいて説明した光学プリズムを
射出成形法で製造する場合のゲートの設定について説明
するための図である。
【図9】図1に基づいて説明した光学プリズムの更に他
の変形例を示す図である。
【図10】図1に基づいて説明した光学プリズムの外形
に係る特徴を説明するための模式図である。
【図11】図1に基づいて説明した光学アセンブリの他
の形態を示す図である。
【図12】図1に基づいて説明した光学アセンブリの更
に他の形態を示す図である。
【図13】図1、図11及び図12に基づいて説明した
光学アセンブリの更に他の形態を示す図である。
【図14】図13に基づいて説明した光学アセンブリの
更に他の形態を示す図である。
【図15】スライド機構を持つ金型について説明するた
めの模式図である。
【図16】スライド機構を持つ金型のスライド部を移動
させるための機構について説明するための模式図であ
る。
【符号の説明】
12 表示素子対向面 13 反射面 14 反射面兼出射面 20 LCD 21 表示面 22 バックライト 30 鏡枠 31L,31R 凸部 60L,60R 側面 70L,70R 凹部 80L,80R 段部 90L,90R 凸部 91L,91R ボス 100 プリズム

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定の表示素子等の光源からの光が入射す
    るに適合した入射面からの入射光を自己の内部で2回以
    上反射させて所定の出射面から出射光として外部に出射
    させるように構成された光学プリズムであって、 上記光学プリズムは、自己に適合するように構成された
    鏡枠と結合されて用いられるようになされ、上記入射面
    及び出射面の各方向と交叉する方向に形成されてなる側
    面にこのプリズムを該鏡枠に取り付けるための凸部が形
    成されてなることを特徴とする光学プリズム。
  2. 【請求項2】上記凸部はその所定部に上記鏡枠との相対
    位置を所定の関係に維持するための位置決め用ボスが設
    けられてなるものであることを特徴とする請求項1記載
    の光学プリズム。
  3. 【請求項3】上記光学プリズムは、射出成形法にて製造
    されるものであって、上記凸部は当該射出成形法に適用
    されるスライド機構を利用して成形されるようにしたこ
    とを特徴とする請求項1記載の光学プリズム。
  4. 【請求項4】上記入射面及び出射面並びに上記反射に係
    る反射面等の光学面における有効領域は上記スライド機
    構を利用して成形される部位から0.5乃至5.0ミリ
    メートル離隔して設定されるようになされたことを特徴
    とする請求項3記載の光学プリズム。
  5. 【請求項5】上記スライド機構を利用して成形される凸
    部に所定部材の取り付けに用いる複数の取り付け面が形
    成されてなることを特徴とする請求項3記載の光学プリ
    ズム。
  6. 【請求項6】上記スライド機構を利用して成形される凸
    部の所定領域に当該射出成形に適用されたキャビティ番
    号が刻印されてなることを特徴とする請求項3記載の光
    学プリズム。
  7. 【請求項7】上記複数の取り付け面は相互に平行に形成
    されてなることを特徴とする請求項5記載の光学プリズ
    ム。
  8. 【請求項8】上記光学プリズムは、射出成形法にて製造
    されるものであって、上記入射面或いは出射面として機
    能する面等この光学プリズムの外形を規定する面同士が
    接して形成される稜線のうちの隣接せず対向する位置に
    ある2本の稜線を概略含む仮想平面に沿うようにして射
    出成形に係る金型分割線が設定されてなるものであるこ
    とを特徴とする請求項1記載の光学プリズム。
  9. 【請求項9】上記金型分割線は、上記射出成形に係って
    設定される基準金型分割線に対して自然数で表わされる
    角度をなすように設定されることを特徴とする請求項8
    記載の光学プリズム。
  10. 【請求項10】上記光学プリズムは、その外形を規定す
    る面同士が接して形成される稜線のうち上記出射面の下
    端を規定する稜線が、この出射面内の所定位置と当該出
    射光による像を観察する観察者の瞳の回旋中心に相当す
    る設計上の仮想点の位置とを通る光軸方向に対し、該仮
    想点から出射面に向けて所定の下向きの角度をもって引
    いた直線を含む仮想平面と該出射面とが交わる位置に沿
    うようにして形成されてなることを特徴とする請求項1
    記載の光学プリズム。
  11. 【請求項11】上記光学プリズムは、射出成形法にて製
    造されるものであって、射出成形に係る金型分割線が所
    定部位に対応して設定され、この金型分割線に対応する
    所定部位に、樹脂を注入するためのゲートが形成され、
    及び/又は、突き出し用の凸部が突き出し力に係る重心
    から等距離の位置に複数形成されてなるものであること
    を特徴とする請求項1記載の光学プリズム。
  12. 【請求項12】上記突き出し用の凸部はそれらの厚みが
    実質的に等しく形成されたものであることを特徴とする
    請求項11記載の光学プリズム。
  13. 【請求項13】所定の表示素子等の光源からの光が入射
    するに適合した入射面からの入射光を自己の内部で2回
    以上反射させて所定の出射面から出射光として外部に出
    射させるように構成された光学プリズムであって、 上記入射面及び出射面並びに上記反射に係る反射面等の
    光学面のうちの一の面に隣接して当該光学面とは異なる
    定義になるゴースト防止面が該一の面に対し所定の角度
    をもって設けられてなることを特徴とする光学プリズ
    ム。
  14. 【請求項14】所定の表示素子等の光源からの光が入射
    するに適合した入射面からの入射光を自己の内部で2回
    以上反射させて所定の出射面から出射光として外部に出
    射させるように構成された光学プリズムであって、 上記入射面及び出射面並びに上記反射に係る反射面等の
    光学面のうちの一の面と同一平面上に当該光学面とは異
    なる定義になる梨地処理されたゴースト防止面が設けら
    れてなることを特徴とする光学プリズム。
  15. 【請求項15】所定の表示素子等の光源からの光が入射
    するに適合した入射面からの入射光を自己の内部で2回
    以上反射させて所定の出射面から出射光として外部に出
    射させるように構成された光学プリズムであって、 上記入射面及び出射面並びに上記反射に係る反射面等の
    光学面はアルミコート及びマルチコートが施され、これ
    ら光学面のうちの一の面と同一平面上に当該光学面とは
    異なる定義になる特定の面が設けられ、且つ、この特定
    の面には当該光学面との境界部位に幅1mm以下のコー
    ト代が設定されてなることを特徴とする光学プリズム。
  16. 【請求項16】上記入射面及び出射面並びに上記反射に
    係る反射面等の光学面のうち少なくとも相対する2面は
    光軸に交差する幅方向の寸法が実質的に等しくなるよう
    に形成されてなることを特徴とする請求項1記載の光学
    プリズム。
  17. 【請求項17】上記入射面及び出射面並びに上記反射に
    係る反射面等の光学面は、それらのうち相隣る2面で形
    成される稜線が曲線を成すような曲面として成形されて
    なることを特徴とする請求項1記載の光学プリズム。
  18. 【請求項18】所定の表示素子等の光源からの光が入射
    するに適合した入射面からの反射光を自己の内部で2回
    以上反射させて所定の出射面から出射光として外部に出
    射させるように構成され、上記入射面及び出射面の各方
    向と交叉する方向に形成されてなる側面に当該射出成形
    法に適用されるスライド機構を利用して成形される部材
    取り付け用の凸部が形成されてなる光学プリズムに適合
    するように構成された鏡枠であって、 上記光学プリズムの凸部と上記入射面及び出射面並びに
    上記反射に係る反射面等の光学面のうちの所定の面に形
    成される段状部とに対応した形状になされた装着部が形
    成されたことを特徴とする鏡枠。
  19. 【請求項19】上記光学プリズムの入射面に対向する部
    位である入射面対向部を有してなり、この入射面対向部
    は、所定の光源から上記入射面に向かった光乃至その一
    部が該入射面で入射せず自己に向かって反射されたとき
    該反射によって自己に投射された光が再び上記光学プリ
    ズムの入射面に向かう方向に反射することが回避される
    べく、当該反射に係る面が上記入射面の基準軸に対して
    直交しない所定の角度をなすように設定されたものであ
    ることを特徴とする請求項18記載の鏡枠。
  20. 【請求項20】上記鏡枠は、上記光学プリズムの入射面
    に対向する部位である入斜面対向部を有してなり、この
    入射面対向部は、所定の光源から上記入射面に向かった
    光乃至その一部が該入射面で入射せず自己に向かって反
    射されたとき該反射によって自己に投射された光が再び
    上記光学プリズムの入射面に向かう方向に反射すること
    が回避されるべく、当該面に反射防止加工が施されてな
    ることを特徴とする請求項18記載の鏡枠。
  21. 【請求項21】所定の表示素子等の光源からの光が入射
    するに適合した入射面からの反射光を自己の内部で2回
    以上反射させて所定の出射面から出射光として外部に出
    射させるように構成され、上記入射面及び出射面の各方
    向と交叉する方向に形成されてなる側面に当該射出成形
    法に適用されるスライド機構を利用して成形される部材
    取り付け用の凸部が形成されてなる光学プリズムと、上
    記光学プリズムの入射面の周囲を囲むように形成された
    自己の遮蔽部材の所定部が該光学プリズムに対しその入
    射面側から嵌め合わされ得るように構成された鏡枠と、
    を含んでなる光学アッセンブリであって、 上記鏡枠の遮蔽部材の内面所定部と該内面所定部に対応
    する上記光学プリズムの外面所定部との間にシール及び
    /又は接着のための物質を介在させてなることを特徴と
    する光学アッセンブリ。
  22. 【請求項22】上記シール及び/又は接着のための物質
    は光の反射が抑制される属性を有するものであることを
    特徴とする請求項21記載の光学アッセンブリ。
  23. 【請求項23】所定の表示素子等の光源からの光が入射
    するに適合した入射面からの反射光を自己の内部で2回
    以上反射させて所定の出射面から出射光として外部に出
    射させるように構成され、上記入射面及び出射面の各方
    向と交叉する方向に形成されてなる側面に当該射出成形
    法に適用されるスライド機構を利用して成形される部材
    取り付け用の凸部が形成されてなる光学プリズムと、上
    記光学プリズムの入射面に入射せしめるための表示パタ
    ーン乃至画像を形成する表示素子を保持し該光学プリズ
    ムに適合するように構成された鏡枠と、を含んでなる光
    学アッセンブリであって、 上記鏡枠側又は上記光学プリズム側の少なくとも何れか
    一方の側に上記鏡枠に保持された表示素子及び上記光学
    プリズムの入射面と共働して実質的に密閉された空間部
    を構成する遮蔽部材が設けられてなることを特徴とする
    光学アッセンブリ。
  24. 【請求項24】上記遮蔽部材は上記光学プリズム側に設
    けられてなることを特徴とする請求項23記載の光学ア
    ッセンブリ。
  25. 【請求項25】上記遮蔽部材は上記鏡枠側に設けられて
    なることを特徴とする請求項23記載の光学アッセンブ
    リ。
  26. 【請求項26】上記遮蔽部材は上記光学プリズム側及び
    上記鏡枠側の双方に設けられ、該双方から延出してなる
    各遮蔽部材がそれらの延出端縁に各設けられたフランジ
    部で接合されてなることを特徴とする請求項23記載の
    光学アッセンブリ。
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