JP2006293058A - 撮像光学系 - Google Patents

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Abstract

【課題】偏心した反射プリズムを用いた撮像光学系のゴースト光の発生原因を探り、ゴースト光を低減する。
【解決手段】少なくとも開口絞り2の物体側に回転非対称な反射面を持つ偏心プリズム10が配置され、偏心プリズム10が入射面11、反射面12、射出面13の3面からなる撮像光学系において、偏心プリズム10の開口絞り2に向き合う射出面13の有効範囲の外側を囲むようにプリズム側へ後退する首状の側面17が形成され、その首状の側面17の外側の有効範囲外部分が射出面13の有効範囲部分からプリズム側へ後退した切り取り面16となっており、切り取り面16が散乱面に構成されている。
【選択図】図4

Description

本発明は、撮像光学系に関し、特に、偏心した反射プリズムを用いた撮像光学系に関するものである。
偏心した反射プリズムを持つ撮像光学系は、種々提案されている。そのうち、特許文献1においては、開口絞りを挟んで両側に、それぞれ回転非対称な反射面を持つ偏心プリズムを配置した撮像光学系が提案されている。
一方、反射プリズムを利用した撮像光学系において、ゴースト光を防ぐための構成が特許文献2で提案されている。ここでは、反射プリズムの反射面の有効範囲のみに反射膜を形成し、その周囲の有効範囲外を粗面としている。
また、特許文献3、特許文献4には、反射プリズムを利用した画像表示装置が開示されている。ここでは、液晶表示素子の照明光に基づくゴースト光を防ぐために、各種の対策を施したものが開示されている。
特開2003−84200号公報 特開平9−90229号公報 特開2001−174747公報 特開2002−118799公報
ところで、特許文献1の撮像光学系においては、ゴースト光が発生しやすい。なお、ゴースト光とは、正規の光路でない経路をたどって像面に達する光である。一方、特許文献2乃至特許文献4では、ゴースト光を防ぐことが開示されている。しかしながら、特許文献2では、十分に防ぐことができているとは言いがたい。また、特許文献3および特許文献4では、ゴースト光は照明光学系に起因するものであるので、撮像光学系のゴーストとは異なる。
本発明は従来技術のこのような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、偏心した反射プリズムを用いた撮像光学系において、ゴースト光の発生が低減された光学系を実現することである。
上記目的を達成する本発明の第1の撮像光学系は、開口絞りと、該開口絞りの物体側に配置され回転非対称な反射面を持つ偏心プリズムを備えた撮像光学系において、
前記偏心プリズムは、入射面、反射面、射出面の3面を有し、
前記偏心プリズムは、前記射出面の有効範囲を含むように形成された突起部と、該突起部の外側に形成された切り取り面を有し、
前記切り取り面が散乱面であることを特徴とするものである。
本発明の第2の撮像光学系は、開口絞りと、該開口絞りの物体側に配置され回転非対称な反射面を持つ偏心プリズムを備えた撮像光学系において、
前記偏心プリズムは、入射面、反射面、射出面の3面を有し、
前記偏心プリズムは、前記射出面の有効範囲を含むように形成された突起部と、該突起部の外側に形成された切り取り面を有し、
前記切り取り面が光吸収性を有することを特徴とするものである。
本発明の第3の撮像光学系は、開口絞りと、該開口絞りの物体側に配置され回転非対称な反射面を持つ偏心プリズムと、前記開口絞りの像側に配置された別の光学素子と、該別の光学素子の像側に配置された撮像素子を備えた撮像光学系において、
前記偏心プリズムは、入射面、反射面、射出面の3面を有し、
前記偏心プリズムは、前記射出面の有効範囲を含むように形成された突起部と、該突起部の外側に形成された切り取り面を有し、
前記突起部の側面からの散乱光が、順に、前記反射面での反射、前記入射面でのフレネル反射、前記反射面での反射、前記射出面での屈折、前記開口絞りの通過、及び、前記別の光学素子での光学作用を受けて前記撮像素子に達する際に、前記散乱光のうちの前記開口絞り中心を通る主光線が、前記撮像素子の有効撮像領域の外に到達するように、前記撮像光学系が構成されていることを特徴とするものである。
本発明の第4の撮像光学系は、開口絞りと、該開口絞りの物体側に配置され回転非対称な反射面を持つ偏心プリズムと、前記開口絞りの像側に配置された別の光学素子と、該別の光学素子の像側に配置された撮像素子を備えた撮像光学系において、
前記偏心プリズムは、入射面、反射面、射出面の3面を有し、
前記偏心プリズムは、前記射出面の有効範囲を含むように形成された突起部と、該突起部の外側に形成された切り取り面を有し、
前記突起部の側面からの散乱光が、順に、前記反射面での反射、前記入射面でのフレネル反射、前記反射面での反射、前記射出面での屈折、前記開口絞りの通過、及び、前記別の光学素子での光学作用を受けて前記撮像素子に達する際に、前記散乱光による前記突起部の側面の像が、前記撮像素子の有効撮像領域より大きくなるように、前記撮像光学系が構成されていることを特徴とするものである。
本発明の第5の撮像光学系は、第1または第2の撮像光学系において、前記開口絞りの像側に配置された別の光学素子と、該別の光学素子の像側に配置された撮像素子を有することを特徴とするものである。
本発明の第6の撮像光学系は、開口絞りと、該開口絞りの物体側に配置され回転非対称な反射面を持つ偏心プリズムを備えた撮像光学系において、
前記偏心プリズムは、入射面、反射面、射出面の3面を有し、
前記偏心プリズムは、前記射出面の有効範囲を含むように形成された突起部と、該突起部の外側に形成された切り取り面を有し、
前記突起部の側面が平滑な面であることを特徴とするものである。
本発明の第7の撮像光学系は、開口絞りと、該開口絞りの物体側に配置され回転非対称な反射面を持つ偏心プリズムを備えた撮像光学系において、
前記偏心プリズムは、入射面、反射面、射出面の3面を有し、
前記偏心プリズムは、前記射出面の有効範囲を含むように形成された突起部と、該突起部の外側に形成された切り取り面を有し、
前記突起部の側面が前記切り取り面に対して傾斜しており、 前記突起部の側面のうちの子午断面に略平行な方の法線と、前記子午断面の法線とのなす角度θが、0°<θ<5°又は30°<θ<45°を満足することを特徴とするものである。
以上の本発明の各撮像光学系によると、偏心プリズムを用いた撮像光学系において、絞り(開口絞り)の配置間隔を確保しつつ光学系全体を小型にした場合でも、ゴースト光が発生するのを効果的に防止することができる。すなわち、2つの偏心プリズムを、開口絞りを挟んで向き合うように配置して、光学系を構成したとする。そして、向かい合う光学面(射出面と入射面)各々について、その有効範囲を含む所定の領域を首状に残し、その周りの領域を所定の深さだけ切り取る。このような加工を光学面に施しても、ゴースト光が発生するのを効果的に防止することができる。
以下、まず、本発明の撮像光学系(像面に撮像素子を配置して撮像装置が構成される。)の数値実施例1を説明する。そして、次に、その数値実施例の光学系に基づいて、ゴースト光の発生を防止する手段を順に説明する。
この実施例について、子午断面内の光路図を図1に示す。ここで、本発明の撮像光学系は、物体側から光の通る順に、前群、絞り、後群で構成されている。絞り2より前の前群には、カバーガラス30と第1プリズム10が配置されている。また、絞り2より後の後群には、第2プリズム20と、カバーガラス40が配置されている。ここで、カバーガラス30は、前面31と後面32が平行な平面からなる。また、カバーガラス40は、前面41と後面42が平行な平面からなる。そして、そのカバーガラス40の直後に、撮像素子(像面)3が位置する。この実施例においては、撮像素子3に入射する軸上主光線1と物体空間での軸上主光線1の方向は平行で、同じ方向である。
そして、第1プリズム10は、第1面11から第3面13で構成されている。その第1面11は入射面、第2面12は反射面、第3面13は射出面である。物体からの光線は、入射面11を透過し、反射面12で内面反射され、射出面13を透過する。また、第2プリズム20は、第1面21から第4面24で構成されている。その第1面21は入射面、第2面22は第1反射面、第3面23は第2反射面、第4面24は射出面である。第1プリズム10から絞り2を経た光線は、入射面21を透過し、第1反射面22で内面反射され、第2反射面23で内面反射され、射出面24を透過する。そして、この透過した光は、撮像素子3の撮像面上に結像する。
この撮像光学系において、絞り2は開口絞りとして機能する。また、この撮像光学系は、中間像を形成しない光学系である。また、第2プリズム20の第1面21と第2面22とがプリズム媒質を挟んで対向配置され、第3面23と第4面24とがプリズム媒質を挟んで対向配置されている。よって、第2プリズム20では、第1面21と第2面22とを結ぶ光路が、第3面23と第4面24とを結ぶ光路とプリズム内で交差している。なお、第1プリズム10の第1面11から第3面13、第2プリズム20の第1面21から第4面24は全て、図1の面(Y−Z面)を唯一の対称面とする自由曲面からなる。そのため、光学系全体も、図1の子午断面に対して面対称な光学系となっている。
実施例1の構成パラメータは下記に示すが、面番号は、物体から光学系の前群を経て、絞り2を通り、後群を通って撮像素子3の撮像面へ向う順光線追跡の面番号として示してある。座標の取り方に関しては、図1に示すように、ここで、軸上主光線1を、絞り2の中心から撮像素子3の中心に至る光線で定義する。そして、カバーガラス30の第1面31の物体側での軸上主光線1をZ軸とし、このZ軸と直交し、かつ、子午断面内の方向をY軸の方向と定義し、Z軸と直交し、かつ、Y軸の方向と直交する方向をX軸の方向と定義する。また、カバーガラス30の表面31と、Z軸との交点をこの座標系の原点とする。そして、カバーガラス30から、第1プリズム10に向かう方向をZ軸の正方向、撮像素子3に向かうY軸の方向をY軸の正方向、Y軸とZ軸と右手系を構成するX軸の方向をX軸の正方向とそれぞれ定義する。この座標系をグローバル座標系と呼ぶ。
これとは別に、各面毎に面形状を定義する座標系(ローカル座標系)を考える。各面の面頂に原点を置き、子午断面内にY−Z平面を設定する。
この実施例で用いる自由曲面は、ローカル座標系に対し、以下の(a)式で定義する。なお、この定義式のZ軸が自由曲面の軸となる。
66
Z=cr2 /[1+√{1−(1+k)c2 2 }]+Σ Cj m n
j=2
・・・(a)
ここで、(a)式の第1項は球面項、第2項は自由曲面項である。
球面項中、
c:頂点の曲率
k:コーニック定数(円錐定数)
r=√(X2 +Y2
である。
自由曲面項は、以下の(b)式のように展開できる。

Σ Cj m n
j=2
=C2 X+C3
+C4 2 +C5 XY+C6 2
+C7 3 +C8 2 Y+C9 XY2 +C103
+C114 +C123 Y+C132 2 +C14XY3 +C154
+C165 +C174 Y+C183 2 +C192 3 +C20XY4
+C215
+C226 +C235 Y+C244 2 +C253 3 +C262 4
+C27XY5 +C286
+C297 +C306 Y+C315 2 +C324 3 +C333 4
+C342 5 +C35XY6 +C367
・・・・・・
・・・(b)
ただし、Cj (jは2以上の整数)は係数である。
上記自由曲面は、一般的には、X−Z面、Y−Z面共に対称面を持つことはないが、この実施例では、Xの奇数次項の係数、すなわち、C2 、C5 、C7 、C9 、C12、C14、C16、C18、C20、C23、C25、C27、C29、C31、C33、C35・・・を全て0にすることによって、Y−Z面と平行な対称面が1つだけ存在する自由曲面となる。
また、偏心面については、対応するグローバル座標系の原点から、その面の面頂位置の偏心量(X軸方向、Y軸方向、Z軸方向をそれぞれ、X,Y,Z)と、その面の中心軸(自由曲面については、上記式(a)のZ軸)のX軸、Y軸、Z軸のそれぞれを中心とする傾き角(それぞれα,β,γ(°))とが与えられている。その場合、αとβの正はそれぞれの軸の正方向に対して反時計回りを、γの正はZ軸の正方向に対して時計回りを意味する。なお、面の中心軸のα,β,γの回転のさせ方は、面の中心軸とそのXYZ直交座標系を、まずX軸の回りで反時計回りにα回転させ、次に、その回転した面の中心軸を新たな座標系のY軸の回りで反時計回りにβ回転させると共に1度回転した座標系もY軸の回りで反時計回りにβ回転させ、次いで、その2度回転した面の中心軸を新たな座標系の新たな座標系のZ軸の回りで時計回りにγ回転させるものである。
また、各実施例の光学系を構成する光学作用面の中、特定の面とそれに続く面が共軸光学系を構成する場合には、面間隔が与えられており、その他、媒質の屈折率、アッベ数が慣用法に従って与えられている。
なお、自由曲面の他の定義式として、Zernike多項式がある。この面の形状は以下の式(c)により定義する。その定義式(c)のZ軸がZernike多項式の軸となる。回転非対称面の定義は、X−Y面に対するZの軸の高さの極座標で定義され、RはX−Y面内のZ軸からの距離、AはZ軸回りの方位角で、X軸から測った回転角で表せられる。
x=R×cos(A)
y=R×sin(A)
Z=D2
+D3 Rcos(A)+D4 Rsin(A)
+D5 2 cos(2A)+D6 (R2 −1)+D7 2 sin(2A)
+D8 3 cos(3A) +D9 (3R3 −2R)cos(A)
+D10(3R3 −2R)sin(A)+D113 sin(3A)
+D12Recos(4A)+D13(4R4 −3R2 )cos(2A)
+D14(6R4 −6R2 +1)+D15(4R4 −3R2 )sin(2A)
+D164 sin(4A)
+D175 cos(5A) +D18(5R5 −4R3 )cos(3A)
+D19(10R5 −12R3 +3R)cos(A)
+D20(10R5 −12R3 +3R)sin(A)
+D21(5R5 −4R3 )sin(3A) +D225 sin(5A)
+D23Rocos(6A)+D24(6R6 −5R4 )cos(4A)
+D25(15R6 −20R4 +6R2 )cos(2A)
+D26(20R6 −30R4 +12R2 −1)
+D27(15R6 −20R4 +6R2 )sin(2A)
+D28(6R6 −5R4 )sin(4A) +D29Rosin(6A)・・・・・
・・・(c)
ただし、Dm (mは2以上の整数)は係数である。
以下に、数値実施例1の数値データを示す。これら表中の“FFS”は自由曲面、“RE”は反射面を示す。

数値実施例1
入射瞳系の大きさ Φ1.3mm
像面の大きさ 幅 3.6mm 高さ 2.7mm
半画角 X方向 26.06 ° Y方向 20.15 °
焦点距離 3.68mm Fナンバー 2.8
面番号 曲率半径 面間隔 偏心 屈折率 アッベ数
物体面 ∞ ∞
1 ∞ 偏心(1) 1.4950 65.0
2 ∞ 偏心(2)
3 FFS[1] 偏心(3) 1.6069 27.0
4 FFS[2] (RE) 偏心(4) 1.6069 27.0
5 FFS[3] 偏心(5)
6 ∞(絞り面) 偏心(6)
7 FFS[4] 偏心(7) 1.5256 56.4
8 FFS[5] (RE) 偏心(8) 1.5256 56.4
9 FFS[6] (RE) 偏心(9) 1.5256 56.4
10 FFS[7] 偏心(10)
11 ∞ 偏心(11) 1.5163 64.1
12 ∞ 偏心(12)
像 面 ∞ 偏心(13)
FFS[1]
4 4.1709 ×10-26 6.5908 ×10-28 -1.0688 ×10-4
10 -1.1246 ×10-311 6.6599 ×10-413 1.6298 ×10-3
15 7.4708 ×10-417 -2.9507 ×10-519 9.7169 ×10-5
21 -1.7566 ×10-422 -2.5840 ×10-624 5.7315 ×10-5
26 -3.4271 ×10-528 3.0860 ×10-5
FFS[2]
4 -3.9587 ×10-36 2.7654 ×10-28 -1.0723 ×10-3
10 1.9555 ×10-311 7.7516 ×10-513 -1.7029 ×10-4
15 3.4007 ×10-417 -3.4680 ×10-519 1.0476 ×10-4
21 4.8180 ×10-622 -6.2801 ×10-624 -4.7571 ×10-7
26 1.6082 ×10-528 -8.1118 ×10-6
FFS[3]
3 -3.3425 ×10-24 -7.8403 ×10-26 -4.0695 ×10-2
8 -8.8984 ×10-310 6.2496 ×10-311 -1.5720 ×10-3
13 -2.7166 ×10-215 1.4357 ×10-317 -6.5515 ×10-4
19 3.6911 ×10-421 -2.1928 ×10-422 1.8341 ×10-3
24 -3.0393 ×10-326 2.0951 ×10-328 -6.7649 ×10-4
FFS[4]
3 -2.8391 ×10-24 1.2123 ×10-16 -8.3113 ×10-2
8 7.8309 ×10-310 2.1910 ×10-311 6.5905 ×10-3
13 -1.7892 ×10-215 1.5127 ×10-317 -6.7547 ×10-4
19 4.3224 ×10-421 -8.3463 ×10-522 -2.3991 ×10-4
24 -8.1334 ×10-326 7.9144 ×10-428 -4.9662 ×10-4
FFS[5]
4 3.8550 ×10-26 4.1924 ×10-28 1.7538 ×10-3
10 -3.9045 ×10-411 8.7475 ×10-513 6.4778 ×10-4
15 1.7386 ×10-417 -1.0376 ×10-519 -1.6202 ×10-6
21 -1.7314 ×10-522 -2.3351 ×10-724 1.1257 ×10-5
26 -9.6773 ×10-628 -9.8518 ×10-6
FFS[6]
4 -2.4098 ×10-26 1.1095 ×10-28 2.5243 ×10-4
10 8.0683 ×10-511 -1.0086 ×10-413 8.3763 ×10-4
15 3.5919 ×10-417 -6.6515 ×10-519 5.2149 ×10-5
21 6.6212 ×10-522 4.1040 ×10-724 4.0895 ×10-6
26 -6.4842 ×10-628 -9.8152 ×10-6
FFS[7]
3 4.8640 ×10-24 3.7051 ×10-26 6.3083 ×10-2
8 1.4429 ×10-310 2.1610 ×10-411 -8.4235 ×10-3
13 -8.8574 ×10-315 -4.6112 ×10-317 -4.4861 ×10-4
19 5.3081 ×10-421 1.1103 ×10-322 4.3529 ×10-4
24 5.0879 ×10-426 1.0880 ×10-328 -1.2467 ×10-4
偏心(1)
X 0.00 Y 0.00 Z 0.00
α 0.00 β 0.00 γ 0.00
偏心(2)
X 0.00 Y 0.00 Z 0.50
α 0.00 β 0.00 γ 0.00
偏心(3)
X 0.00 Y -0.00 Z 0.64
α -0.95 β 0.00 γ 0.00
偏心(4)
X 0.00 Y -0.02 Z 3.34
α -41.75 β 0.00 γ 0.00
偏心(5)
X 0.00 Y 2.63 Z 3.02
α -83.86 β 0.00 γ 0.00
偏心(6)
X 0.00 Y 3.21 Z 2.96
α -83.86 β 0.00 γ 0.00
偏心(7)
X 0.00 Y 3.39 Z 2.94
α -83.86 β 0.00 γ 0.00
偏心(8)
X 0.00 Y 7.89 Z 2.41
α -101.29 β 0.00 γ 0.00
偏心(9)
X 0.00 Y 5.44 Z 1.03
α -150.09 β 0.00 γ 0.00
偏心(10)
X 0.00 Y 5.38 Z 4.48
α -180.00 β 0.00 γ 0.00
偏心(11)
X 0.00 Y 5.38 Z 4.79
α 0.00 β 0.00 γ 0.00
偏心(12)
X 0.00 Y 5.38 Z 5.09
α 0.00 β 0.00 γ 0.00
偏心(13)
X 0.00 Y 5.38 Z 5.72
α 0.00 β 0.00 γ 0.00 。
さて、以上のような実施例の撮像光学系において、ゴースト光の発生を防止する手段を説明する。
図2(a)は、上記実施例の撮像光学系を模式的に示した正面図(Z軸に沿って見た図)である。この撮像光学系では、絞り2を挟んで、第1プリズム10と第2プリズム20が配置されている。ここで、第1プリズム10の射出面(第3面)13と第2プリズム20の入射面(第1面)21は、いずれも絞り2に面している。さらに、射出面13と入射面21は、絞り2に対して何れも凹面となっている。そのため、面の形状が全面にわたって凹状だと、有効範囲(有効領域)外の部分において、2つのプリズム間で物理的な干渉が発生する。すなわち、図2(a)に示すように、有効範囲以外の部分どうしが、互いに接触することになる。なお、図2(a)中、破線はプリズム10、第2プリズム20の有効範囲を示す。これらの表記は、図2(b)〜(c)においても同じである。また、有効範囲は、例えば、所定の像を形成する光線が通過する範囲を指す。当然のことながら、所定の像とは、収差が良好に補正された像のことである。
このような物理的な干渉を防止する方法としては、射出面13と入射面21の不要な部分を切り取ることが考えられる。すなわち、図2(b)に示すように、それぞれの面において、絞り2の面に略平行な面16、26で、有効範囲外の部分を切り取る。このようにすることで、第1プリズム10と第2プリズム20が、互いに接触しないようにすることができる。ただし、単純な切り取りでは、面16と面26の間隔が狭くなりすぎてしまう。そのため、例えば、比較的厚みのある絞り板(合成樹脂製)を絞り2として、第1プリズム10と第2プリズム20の間に挿入することができない。
そこで、第1プリズム10と第2プリズム20の間の間隔をより広げて、絞り2を挿入しやすくする必要が生じる。そのために、図2(c)に示すように、絞り2に向き合う射出面13と入射面21について、各々の有効範囲の外側を囲むように、それぞれのプリズム側へ後退する斜面(側面)17、27(以下、首17、27と呼ぶ。) を形成する。そして、その首17、27の外側の有効範囲外部分を、更に削り取る。このようにして、相互に略平行な切り取り面16、26を形成する。この場合、射出面13と入射面21の各々において、有効範囲を含む部分は、切り取り面16,26に対して突起した形状となる。そして、突起部の側面が首17,27になる。
ところが、射出面13の有効範囲外部分を切り取り面16とすることにより、ゴースト光が発生してしまう。その点を、図3と図4を参照して説明する。図3は、図1と同様の光路図である。ただし、カバーガラス30の位置は、第1プリズム10から若干離して図示してある。また、カバーガラス40は図示を省いてある。また、図4は、図3の光路を斜視図として示した図である。
ここでは、入射瞳に向かう光束のうち、正規方向から外れた光線51を考える。この光線51は、カバーガラス30と第1プリズム10の第1面11を経て、第1のプリズム10内に入射する。このとき、第1のプリズム10に入射した光線は、第2面12の有効範囲中の位置(1)に入射することになる。第2面12の位置(1)で反射された光線は、第3面13の有効範囲中の位置(2)に入射し、その位置(2)でフレネル反射される。反射された光線は、第2面12の位置(3)に入射し、その位置(3)で反射される。反射された光線は、第3面13のうちの切り取り面16に、臨界角以上の入射角で入射し、その位置(4)で全反射される。その反射光線52は、第1面11の位置(5)に臨界角以上の入射角で入射し、その位置(5)で再び全反射される。そして、その反射光線は、再度、第2面12の位置(6)に入射して、第2面12で反射される。続いて、その反射光線は、第1面11を経て、第1プリズム10の外に射出する。第1プリズム10から射出した光線は、カバーガラス30の後面32の位置(7)でフレネル反射される。その反射光線は、正規光と同様に、第1プリズム10の第1面11を経て、第1プリズム10内に入射する。第1プリズム10内に入射した光線は、第2面12の有効範囲中の位置(8)で反射され、第3面13を経て、第1プリズム10の外へ射出する。第1プリズム10から射出した光線は、開口絞りを通過後、第2プリズム20の第1面21を経て、第2プリズム20内に入射する。第2プリズム20に入射した光線は、その第2面22の有効範囲中の位置(9)、第3面23の有効範囲中の位置(10)の順で反射され、第4面24から第2プリズム20の外へ射出する。第2プリズム20から射出した光線は、図示しないカバーガラス40を経て、撮像素子3の撮像面上に入射する。このように、光線51は、正規の光路以外の光路を経て、撮像素子3に入射する。そのため、光線51のような光が、ゴースト像を形成することになる。
そこで、本実施例では、第1プリズム10の射出面13の周囲に設けた面、すなわち、切り取り面16に砂目処理(散乱面にする処理)5を施している。図5(a)は第1プリズム10の正面図であり、砂目処理の様子を示している。これにより、例えば、光線51のような光線が切り取り面16に入射しても、この光線は、切り取り面16で散乱される。すなわち、切り取り面16において、光の正反射(全反射)を防止することができる。その結果、全反射光線52の発生を防ぐことができる。すなわち、全反射光線52が第1面11に戻って、上記のような光路を経てゴースト光となることを防ぐことができる。
あるいは、図5(b)に示すように、切り取り面16に、遮光塗料(黒色塗料)6を塗布してもよい。このように、切り取り面16に光吸収性を持たせるようにしても、同様にゴーストの発生を防ぐことができる。
さらには、図5(c)に示すように、その切り取り面16に砂目処理5を施し、その上に遮光塗料6を塗布するようにすると、ゴーストの発生をより効果的に防ぐことができる。
次に、首17によって散乱された光に基づくゴースト光について説明する。首17は、上述のように、第1プリズム10の射出面13のうち、有効範囲を含む領域(突起部)と切り取り面16との間の斜面である。図6は、首17で散乱された光がゴースト光になる様子を示す斜視図である。ここで、第1プリズム10の首17の斜面に、外界からの光が当たったとする。この外界からの光は、その斜面やエッジによって散乱される。その結果、首17全体が2次光源となる。2次光源からの光のうち、その首17から出た光線(光束)53は、第1プリズム10の第2面12の位置(1)で反射される。続いて、その反射光線は、第1面11の位置(2)に入射してフレネル反射される。反射された光線は、以後、第1面11を透過した正規光と同様に、第2面12の有効範囲中の位置(3)で反射され、第3面13を経て第1プリズム10の外へ射出する。第1プリズム10から射出した光線は、開口絞りを通過して、第2プリズム20の第1面21を経て、第2プリズム20内に入射する。第2プリズム20に入射した光線は、その第2面22の有効範囲中の位置(4)、第3面23の有効範囲中の位置(5)の順で反射され、第4面24から第2プリズム20の外へ射出する。第2プリズム20から射出した光線は、撮像素子3の撮像面の有効撮像領域内に入射する。このように、首17が2次光源となって、その2次光源からの光線53が、ゴースト像を形成することになる。特に、上記数値実施例の撮像光学系の場合、第1面11が凹面鏡として作用している。そして、この凹面を含む上記光路を介して、首17と撮像素子3の撮像面が略共役になっている。そのため、鮮明なゴースト像が、撮像素子3上に形成されることになる。
図7のうち、図7(a)は、2つのプリズムを第1面11と正対する方向から見た図であって、左右の側面17Sから散乱する光線53P、53Sの光路を示す正面図である。また、図7(b)は、2つのプリズムを図(a)と直交する方向から見た図であって、首17の側面17Fから散乱する光線53P、53Sの光路を示す側面図である。それぞれの光線のうち、光線53Pは主光線(絞り2の中心を通る光線)であり、光線53Sは従属光線(絞り2の周辺を通る光線)である。首17(左右の側面17S、前方の側面17F)が2次光源となった場合、その2次光源からの光線53P、53Sによってゴースト像が発生するのを防止するには、次のようにすればよい。
首17(左右の側面17S、前方の側面17F)からの光線は、撮像素子3に向かう順に、第1プリズム10の第2面12の反射面、第1面11の曲面の反射面、第2面12の反射面、第3面13、絞り2、第2プリズム20(第1面21の屈折面、第2面22の反射面、第3面23の反射面、第4面24の屈折面)で形成された光路を経て、撮像素子3に到達する。すなわち、この光路中に配置された光学面で構成された光学系により、首17の像が撮像素子3の撮像面の前又は後(特別の場合は、その撮像面上)に結像されることになる。撮像素子3の撮像面上での首17の像は、絞り2を絞り込めば絞り込む程、シャープな像になる。よって、首17からの散乱光のうち、主光線53Pのみによる像を、撮像素子3の撮像面上での首17の像と定義することができる。図7(a)、(b)では、主光線53Pは1つであるが、首17の各位置において主光線が存在する。よって、各主光線について、撮像素子3の撮像面上での交差する位置を結んだ図形が、首17の撮像面上での像となる。図8に、撮像素子3上の有効撮像領域3’と、首17の像17’の位置関係を示す。
図8に示すように、ここでは、撮像素子3の撮像面上での首17の像17’が、撮像素子3の有効撮像領域3’の外に位置するようにする。あるいは、撮像素子3の撮像面上での首17の像17’の大きさが、撮像素子3の有効撮像領域3’よりも大きくなるようにする。このようにすることで、首17の像17’、すなわちゴースト像が撮像素子3の撮像面上に形成されなくなる。具体的には、第1プリズム10の射出面13における首17の大きさを、上記の関係となるように設定する。あるいは、撮像光学系の諸元(プリズム10、20の各面の形状、間隔、撮像素子3の像面位置、有効撮像領域の寸法)を、上記の関係となるように設定する。このようにすることで、首17における散乱に基づいてゴースト光が発生しても、ゴースト像は撮像素子3によって撮像されない。よって、実質的に、ゴースト像の発生を防止する(ゴースト像の影響を少なくする)ことができる。
ところで、図2を参照にして説明したように、第1プリズム10と第2プリズム20の間には、絞り板(開口絞り)を挿入する空間(間隔)を確保する必要がある。そのために、第1プリズム10では、第1プリズム10の光学面(射出面)13の有効範囲の外側を囲むように、首(斜面)17を形成している。そして、その外側の有効範囲外部分を、切り取り面16で削り取っている。この場合、首(斜面)17の大きさをある程度確保しようとすると、図9(a)に示すように、射出面13の外周部分が絞り2側へ突き出てしまう。そこで、図9(b)に示すように、首(斜面)17の内側の光学面13(あるいは突出部)のうち、有効範囲の外側の部分を、切り取り面16と略平行な第2の切り取り面18で削り取ることが望ましい。この場合、撮像素子3の撮像面上での首17の像17’は、第2の切り取り面18と光学面13の境界線の像ではなく、切り取り面16と第2の切り取り面18の境界に位置する首(斜面)17の像になる。そこで、この首(斜面)17の像17’が、撮像素子3の有効撮像領域3’の外に位置するようにするのが好ましい。あるいは、撮像素子3の有効撮像領域3’に比べて、首(斜面)17の像17’の大きさが大きくなるようにするのが好ましい。このようにすることが、ゴーストの発生を防止する上で重要である。その理由について述べる。第2の切り取り面18では、その内側の境界線位置において、散乱光が発生する。また、第2の切り取り面18では、その外側の境界線位置においても、散乱光が発生する。この2つの発散光を比べると、後者の散乱光の方が、ゴースト像を形成するのに大きく寄与する。よって、第2の切り取り面18の外側の境界線位置の像が、撮像素子3の有効撮像領域3’よりも大きくするのが良いということになる。
前述のように、第1プリズム10の射出面13の周囲の首17は、2次光源となってゴースト光を発生する。このゴースト光の発生を防止するには、図8で説明したように、その像17’と有効撮像領域3’の関係を、適切に設定することが好ましい。あるいは、それと併用して、図6や図7に示したような散乱光53(53P、53S)が、首17部分から実質的に発生しないようにすればよい。そのためには、首17の側面に、切り取り面16と同様に、砂目処理(散乱面にする処理)5を施すか、遮光塗料(黒色塗料)6を塗布するのが好ましい。あるいは、首17の側面に砂目処理5を施し、その上に遮光塗料6を塗布するようにしてもよい。このようにすることで(図5(a)〜(c)参照)、ゴースト光の発生を、より効果的に防ぐことができる。あるいは、首17の側面を平滑な面とし、その平滑な側面で反射される外界光の反射方向を狭くしてもよい。このようにして、反射光が、図6、図7に示したような光路を経てゴースト光とならないようにすればよい。さらに、首17の側面をそのような平滑な面とし、その上に、遮光塗料6を塗布してもよい。このようにすることで、ゴースト光の発生を、より効果的に防ぐことができる。
また、第1プリズム10では、射出面13の周囲の首17に起因して、ゴースト光が発生する。このゴースト光の原因となる外部光が進む光路は、図10に示すようになる。ここで、図1のY軸方向を上下方向とし、X軸方向を左右方向とする。このとき、第1プリズム10の第1面11に、視野外の左右方向から光線54が入射する場合を考える。この光線54は、カバーガラス30(図10では図示を省いてある。)と第1プリズム10の第1面11を経て、第1プリズム10内に入射する。第1プリズム10内に入射した光線54は、第2面12の有効範囲中の位置(1)に入射した後、反射される。そこで反射された光線は、第3面13の有効範囲中の位置(2)に、臨界角以上の入射角で入射し、その位置(2)で全反射される。続いて、全反射された光線は、首17の側面17Sの位置(3)に入射する。その位置(3)で散乱反射された光線は、第2面12の有効範囲中の位置(4)に入射する。さらに、その位置(4)で反射された光線は、第1面11の有効範囲中の位置(5)でフレネル反射される。そして、その反射光線は、正規光と同様に、第2面12の有効範囲中の位置(6)で反射され、第3面13を経て第1プリズム10の外へ射出する。第1プリズム10から射出した光線は、絞り2を通過し、第2プリズム20の第1面21を経て、第2プリズム20内に入射する。2プリズム20内に入射した光線は、第2面22の有効範囲中の位置(7)、第3面23の有効範囲中の位置(8)の順で反射され、第4面24から第2プリズム20の外へ射出する。第2プリズム20から射出した光線は、図示しないカバーガラス40を経て、撮像素子3の撮像面上に入射する。このように、視野外の左右方向から入射する光線54は、第3面13で全反射される。そして光線54は、光線54の入射側とは反対側の首17の側面17Sで散乱反射される。このとき、その中の一部の光線は、第1面11でフレネル反射されて、正規光と同様の光路を進み、撮像素子3の有効撮像領域3’中に入射することになる。このようにして、首17の側面で散乱反射された光の一部が、ゴースト光となる。
この点を、図11〜図14を参照にしてもう少し説明する。図14に示すように、第1プリズム10の射出面13を囲むように、首17が形成されている。この首17の左右の側面17Sは、図示のように、切り取り面16に対して傾斜している。そこで、側面17の傾き角θを、この撮像光学系の子午断面(図1)に対してなす角度と定義する。あるいは、θは、突起部の側面のうちの子午断面に略平行な方の法線と、子午断面の法線とのなす角度ということもできる。
図11、図12、図13は、第1プリズム10と絞り2部分の正面図であって、視野外の左方向から入射する光線54の光路を、模式的に示している。ここで、図11は傾き角θが中程度の場合、図12は傾き角θが小さい場合、図13は傾き角θが大きい場合を示している。
傾き角θが中程度の場合、視野外の左方向Aから入射した光線54は、第2面12の点Bで反射し、射出面(第3面)13へ向かう。そして、光線54は、射出面13上の点Cで全反射し、首17の右側側面17S上の点Pに達する。点Pに達した光線は、ここで多数の方向に散乱する。例えば、点Pに達した光線は、第2面12のD点、E点、F点、Q点の方向へ散乱する。これらの散乱した光線のうち、Q点に向かって散乱した光線は、第2面12上の点Qで反射し、更に、第1面11上の点Rでフレネル反射する。そして、フレネル反射した光線は、再び第2面12上の点Sで反射し、第3面13上の点Tから第1プリズム10の外へ射出する。第1プリズム10から射出した光線は、絞り2を通って、第2プリズム20の入射面21(図示なし)上の点Uから、第2プリズム20に入射する。第2プリズム20に入射した光線は、像面3に到達するまで正規光路を進む。その結果、この光線(Q点に向かって散乱した光線)が、ゴースト光となる。
この他の方向に向かった光線、すなわち、F点、E点、D点へ向かった光線は、第2面12上のF点、E点、D点で反射される。その後、これらの光線は、それぞれ、第1面11上のG1点、G2点、G3点に達する。しかしながら、その後、これらの光線は、G1点、G2点、G3点で反射されても、最終的には、絞り2の開口部に達することができない。例えば、第1面上の点G2で反射した光線は、第2面12上の点H2で反射する。そして、点H2で反射された光線は、その後、切り取り面16上の点I2に達する。ただし、そこで散乱しても、散乱光は、絞り2を構成する部材に吸収される。よって、散乱光は、それ以上、第2プリズム20に向かって伝搬することができない。
図11に示した光線の様子は、角度θが15°前後の場合を示したものである。この角度θが5°以下、例えば2°程度になった場合、光線の様子は図12のようになる。この場合には、点Pで散乱した光線のほとんどが、光線54が入射する方向とは反対側の方向(点Bから点Aに向かう方向)に散乱する。すなわち、点Pで散乱した光線のほとんどは、散乱点Pから見て絞り2の開口を越えた方向へ散乱する。よって、点Pで散乱された光線は、いずれも、ゴースト光とはならない。
また、角度θが45°前後の場合、光線の様子は図13のようになる。図13は、図12とは逆に、側面17Sの勾配が緩くなった場合である。この場合には、点Pで散乱した光線のほとんどが、光線54が入射する方向(点Aから点Bに向かう方向)に散乱する。すなわち、点Pで散乱した光線のほとんどは、散乱点Pから見て絞り2の開口部から離れる方向へ散乱する。よって、この場合も、点Pで散乱された光線は、いずれもゴースト光はならない。
以上のような検討から、角度θが10°〜20°の範囲にあるときに、ゴースト光が発生することが判明した。このため、この角度θが0°<θ<5°又は30°<θ<45°の範囲となるように、首17を形成することが好ましい。このようにすることで、ゴースト光の発生を低減させることが可能となる。なお、傾き角θが0°以下になると、第1プリズムに10(首17)を射出成型で作製するとき、第1プリズム10を型から抜けなくなる等、製造が困難になる。傾き角θが5°以上、30°以下だと、ゴースト光の発生量が多くなってしまう。傾き角θが45°以上になると、切り取り面16の部分が小さくなる。この場合、第1プリズムが、隣接する部品(絞り板等)と干渉しやすくなってしまう。そのため、首17を設けて、隣接する部品との間隔を確保する意味があまりなくなってしまう。
上述のように、ゴースト光の発生は、第1プリズム10の首17が外光の2次光源となったり、その側面17Sで外光が反射散乱されたりすることによる。これは、第1プリズム10の首17が、空気と接しているためである。すなわち、首17が2次光源となったり、首17で散乱光が生じるのは首17と空気の境界面で反射散乱が生じるためである。そこで、首17における空気接触面を、不透明な接着層で覆うようにする。このとき、接着層の屈折率は、プリズム10の透明媒質の屈折率と略同じようにする。このようにすれば、その首17が2次光源となったり、そこで外光が反射散乱されることはなくなる。その結果、首17が原因となるゴースト光は生じない。具体的には、図15に示すように、首17と隣接する部材(ここでは、開口絞り板2’)との間に、樹脂19を充填する。この樹脂19は、屈折率がプリズム10と同じであると共に、不透明な材料で構成されている。ここで、「不透明な」という意味は、光の透過率が小さいということで、必ずしも完全に遮光できるということである必要はない。また、「樹脂」としては接着剤を想定しているが、接着力が弱くても厚みのある粘着性の塗料、充填剤でもよい。なお、この充填の際に、図15に示すように、切り取り面16にも樹脂19が接するようにしてもよい。このようにすれば、図3、図4で説明したようなゴースト光の発生も防止できる。
以上、本発明の撮像光学系を説明してきたが、本発明の撮像光学系は例えば次のように構成することができる。
〔1〕 開口絞りと、該開口絞りの物体側に配置され回転非対称な反射面を持つ偏心プリズムを備えた撮像光学系において、
前記偏心プリズムは、入射面、反射面、射出面の3面を有し、
前記偏心プリズムは、前記射出面の有効範囲を含むように形成された突起部と、該突起部の外側に形成された切り取り面を有し、
前記切り取り面が散乱面であることを特徴とする撮像光学系。
〔2〕 前記切り取り面に砂目処理が施されていることを特徴とする上記〔1〕記載の撮像光学系。
〔3〕 前記切り取り面に遮光塗料が塗布されていることを特徴とする上記〔1〕又は〔2〕記載の撮像光学系。
〔4〕 開口絞りと、該開口絞りの物体側に配置され回転非対称な反射面を持つ偏心プリズムを備えた撮像光学系において、
前記偏心プリズムは、入射面、反射面、射出面の3面を有し、
前記偏心プリズムは、前記射出面の有効範囲を含むように形成された突起部と、該突起部の外側に形成された切り取り面を有し、
前記切り取り面が光吸収性を有することを特徴とする撮像光学系。
〔5〕 前記切り取り面に遮光塗料が塗布されていることを特徴とする上記〔4〕記載の撮像光学系。
〔6〕 前記切り取り面に、前記偏心プリズムの透明媒質と略同じ屈折率の不透明な樹脂が接していることを特徴とする上記〔4〕記載の撮像光学系。
〔7〕 開口絞りと、該開口絞りの物体側に配置され回転非対称な反射面を持つ偏心プリズムと、前記開口絞りの像側に配置された別の光学素子と、該別の光学素子の像側に配置された撮像素子を備えた撮像光学系において、
前記偏心プリズムは、入射面、反射面、射出面の3面を有し、
前記偏心プリズムは、前記射出面の有効範囲を含むように形成された突起部と、該突起部の外側に形成された切り取り面を有し、
前記突起部の側面からの散乱光が、順に、前記反射面での反射、前記入射面でのフレネル反射、前記反射面での反射、前記射出面での屈折、前記開口絞りの通過、及び、前記別の光学素子での光学作用を受けて前記撮像素子に達する際に、前記散乱光のうちの前記開口絞り中心を通る主光線が、前記撮像素子の有効撮像領域の外に到達するように、前記撮像光学系が構成されていることを特徴とする撮像光学系。
〔8〕 開口絞りと、該開口絞りの物体側に配置され回転非対称な反射面を持つ偏心プリズムと、前記開口絞りの像側に配置された別の光学素子と、該別の光学素子の像側に配置された撮像素子を備えた撮像光学系において、
前記偏心プリズムは、入射面、反射面、射出面の3面を有し、
前記偏心プリズムは、前記射出面の有効範囲を含むように形成された突起部と、該突起部の外側に形成された切り取り面を有し、
前記突起部の側面からの散乱光が、順に、前記反射面での反射、前記入射面でのフレネル反射、前記反射面での反射、前記射出面での屈折、前記開口絞りの通過、及び、前記別の光学素子での光学作用を受けて前記撮像素子に達する際に、前記散乱光による前記突起部の側面の像が、前記撮像素子の有効撮像領域より大きくなるように、前記撮像光学系が構成されていることを特徴とする撮像光学系。
〔9〕 前記開口絞りの像側に配置された別の光学素子と、該別の光学素子の像側に配置された撮像素子を有することを特徴とする上記〔1〕記載の撮像光学系。
〔10〕 前記首状の側面に遮光塗料が塗布されていることを特徴とする上記〔9〕記載の撮像光学系。
〔11〕 前記開口絞りの像側に配置された別の光学素子と、該別の光学素子の像側に配置された撮像素子を有することを特徴とする上記〔2〕記載の撮像光学系。
〔12〕 前記首状の側面に遮光塗料が塗布されていることを特徴とする上記〔11〕記載の撮像光学系。
〔13〕 前記首状の側面に、前記偏心プリズムの透明媒質と略同じ屈折率の不透明な樹脂が接していることを特徴とする上記〔11〕記載の撮像光学系。
〔14〕 開口絞りと、該開口絞りの物体側に配置され回転非対称な反射面を持つ偏心プリズムを備えた撮像光学系において、
前記偏心プリズムは、入射面、反射面、射出面の3面を有し、
前記偏心プリズムは、前記射出面の有効範囲を含むように形成された突起部と、該突起部の外側に形成された切り取り面を有し、
前記突起部の側面が平滑な面であることを特徴とする撮像光学系。
〔15〕 前記首状の側面に遮光塗料が塗布されていることを特徴とする上記〔14〕記載の撮像光学系。
〔16〕 前記首状の側面に、前記偏心プリズムの透明媒質と略同じ屈折率の不透明な樹脂が接していることを特徴とする上記〔14〕記載の撮像光学系。
〔17〕 開口絞りと、該開口絞りの物体側に配置され回転非対称な反射面を持つ偏心プリズムを備えた撮像光学系において、
前記偏心プリズムは、入射面、反射面、射出面の3面を有し、
前記偏心プリズムは、前記射出面の有効範囲を含むように形成された突起部と、該突起部の外側に形成された切り取り面を有し、
前記突起部の側面が前記切り取り面に対して傾斜しており、
前記突起部の側面のうちの子午断面に略平行な方の法線と、前記子午断面の法線とのなす角度θが、0°<θ<5°又は30°<θ<45°を満足することを特徴とする撮像光学系。
本発明は、以上のゴースト光の発生防止手段を用いることで、ゴースト光の発生を低減する、あるいはゴースト光の影響を抑えることが可能になる。また、以上のゴースト光の発生防止手段を複数併用することで、より効果的に、ゴースト光の発生を低減する、あるいはゴースト光の影響を抑えることが可能になる。
本発明の撮像光学系の数値実施例1の子午断面内の光路図である。 第1プリズムの絞りに向き合う射出面の有効範囲を首状に残して周りを切り取る必要性を説明するための図であり、(a)は切り取る前の図、(b)は切り取り面だけで切り取る場合の図、(c)は首を形成して切り取る場合の図である。 首の周囲の切り取り面でゴースト光が発生する様子を示す図1と同様の光路図である。 図3の光路を斜視図として示した図である。 第1プリズムに設けた切り取り面に砂目処理を施した場合(a)と遮光塗料を塗布した場合(b)とその両者を施した場合(c)を示す正面図である。 第1プリズムの首で散乱された光がゴースト光になる様子を示す斜視図である。 第1プリズムの首の正面から見て左右の側面から散乱する光線の光路を示す正面図(a)と、首の側面側から見て前方の側面から散乱する光線の光路を示す側面図(b)である。 撮像素子上の有効撮像領域と首の像の位置関係を示す図である。 首の大きさをある程度確保する場合に射出面の外周部分が絞り側へ突き出てしまう様子を示す図(a)と、首の内側の光学面の有効範囲を外れた突出部を切り取り面で削り取る様子を示す図(b)である。 第1プリズムの首に起因して生じるゴースト光の外部光からの光路を示す斜視図である。 首の側面の傾き角が中程度の場合の視野外の左方向から入射する光線の光路を模式的に示す第1プリズムと絞り部分の正面図である。 首の側面の傾き角が小さい場合の図11と同様の図である。 首の側面の傾き角が大きい場合の図11と同様の図である。 第1プリズムの第3面を囲む首の左右の側面の傾き角の定義を説明するための図である。 首と隣接する部材との間に屈折率がプリズムと同じ不透明な樹脂を充填するゴースト光防止手段を説明するための図である。
符号の説明
1…軸上主光線(光軸)
2…絞り
2’…絞り板
3…撮像素子(像面)
3’…撮像素子上の有効撮像領域
5…砂目処理(散乱面にする処理)
6…遮光塗料(黒色塗料)
10…第1プリズム
11…第1プリズムの第1面
12…第1プリズムの第2面
13…第1プリズムの第3面
16…切り取り面
17…斜面(側面、首)
17S…首の正面から見て左右の側面
17F…首の側面側から見て前方の側面
17’…首の像
18…第2の切り取り面
19…屈折率がプリズムと同じ不透明な樹脂
20…第2プリズム
21…第2プリズムの第1面
22…第2プリズムの第2面
23…第2プリズムの第3面
24…第2プリズムの第4面
26…切り取り面
27…斜面(側面、首)
30…カバーガラス
31…カバーガラスの前面
32…カバーガラスの後面
40…カバーガラス
41…カバーガラスの前面
42…カバーガラスの後面
51…正規方向から外れた光線
52…全反射光
53…首から出る光線(光束)
53P…主光線
53S…従属光線
54…視野外の左右方向から入射する光線

Claims (7)

  1. 開口絞りと、該開口絞りの物体側に配置され回転非対称な反射面を持つ偏心プリズムを備えた撮像光学系において、
    前記偏心プリズムは、入射面、反射面、射出面の3面を有し、
    前記偏心プリズムは、前記射出面の有効範囲を含むように形成された突起部と、該突起部の外側に形成された切り取り面を有し、
    前記切り取り面が散乱面であることを特徴とする撮像光学系。
  2. 開口絞りと、該開口絞りの物体側に配置され回転非対称な反射面を持つ偏心プリズムを備えた撮像光学系において、
    前記偏心プリズムは、入射面、反射面、射出面の3面を有し、
    前記偏心プリズムは、前記射出面の有効範囲を含むように形成された突起部と、該突起部の外側に形成された切り取り面を有し、
    前記切り取り面が光吸収性を有することを特徴とする撮像光学系。
  3. 開口絞りと、該開口絞りの物体側に配置され回転非対称な反射面を持つ偏心プリズムと、前記開口絞りの像側に配置された別の光学素子と、該別の光学素子の像側に配置された撮像素子を備えた撮像光学系において、
    前記偏心プリズムは、入射面、反射面、射出面の3面を有し、
    前記偏心プリズムは、前記射出面の有効範囲を含むように形成された突起部と、該突起部の外側に形成された切り取り面を有し、
    前記突起部の側面からの散乱光が、順に、前記反射面での反射、前記入射面でのフレネル反射、前記反射面での反射、前記射出面での屈折、前記開口絞りの通過、及び、前記別の光学素子での光学作用を受けて前記撮像素子に達する際に、前記散乱光のうちの前記開口絞り中心を通る主光線が、前記撮像素子の有効撮像領域の外に到達するように、前記撮像光学系が構成されていることを特徴とする撮像光学系。
  4. 開口絞りと、該開口絞りの物体側に配置され回転非対称な反射面を持つ偏心プリズムと、前記開口絞りの像側に配置された別の光学素子と、該別の光学素子の像側に配置された撮像素子を備えた撮像光学系において、
    前記偏心プリズムは、入射面、反射面、射出面の3面を有し、
    前記偏心プリズムは、前記射出面の有効範囲を含むように形成された突起部と、該突起部の外側に形成された切り取り面を有し、
    前記突起部の側面からの散乱光が、順に、前記反射面での反射、前記入射面でのフレネル反射、前記反射面での反射、前記射出面での屈折、前記開口絞りの通過、及び、前記別の光学素子での光学作用を受けて前記撮像素子に達する際に、前記散乱光による前記突起部の側面の像が、前記撮像素子の有効撮像領域より大きくなるように、前記撮像光学系が構成されていることを特徴とする撮像光学系。
  5. 前記開口絞りの像側に配置された別の光学素子と、該別の光学素子の像側に配置された撮像素子を有することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の撮像光学系。
  6. 開口絞りと、該開口絞りの物体側に配置され回転非対称な反射面を持つ偏心プリズムを備えた撮像光学系において、
    前記偏心プリズムは、入射面、反射面、射出面の3面を有し、
    前記偏心プリズムは、前記射出面の有効範囲を含むように形成された突起部と、該突起部の外側に形成された切り取り面を有し、
    前記突起部の側面が平滑な面であることを特徴とする撮像光学系。
  7. 開口絞りと、該開口絞りの物体側に配置され回転非対称な反射面を持つ偏心プリズムを備えた撮像光学系において、
    前記偏心プリズムは、入射面、反射面、射出面の3面を有し、
    前記偏心プリズムは、前記射出面の有効範囲を含むように形成された突起部と、該突起部の外側に形成された切り取り面を有し、
    前記突起部の側面が前記切り取り面に対して傾斜しており、
    前記突起部の側面のうちの子午断面に略平行な方の法線と、前記子午断面の法線とのなす角度θが、0°<θ<5°又は30°<θ<45°を満足することを特徴とする撮像光学系。
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