JP2010250275A - 視覚表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 広い観察画角を鮮明に且つ遠方の映像として観察することが可能な長いアイリリーフを有する小型の視覚表示装置を提供する。
【解決手段】 映像表示素子3と、映像表示素子3に表示された映像を遠方の虚像として観察させる接眼光学系5と、からなる視覚表示装置1において、接眼光学系5は、少なくとも一つの反射光学素子5aと、少なくとも一つの透過光学素子5bと、接眼光学系5の逆光線追跡における入射瞳Eの中心から透過光学素子5bを経て反射光学素子5aに向かう中心主光線を含む視軸101と、を有し、視軸101を含む第1断面と、第1断面と直交し視軸101を含む第2断面とで結像回数が異なることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、視覚表示装置に関し、広い観察画角を表示することが可能な視覚表示装置に関するものである。
従来、虚像を観察する光学系として特許文献1のようなものが知られている。
特開平10−206790号公報
しかしながら、特許文献1において知られている技術は、虚像を観察するものであるが、観察画角が狭かった。
本発明は、従来技術のこのような状況に鑑みてなされたものであり、その目的は、広い観察画角を鮮明に且つ遠方の映像として観察することが可能な長いアイリリーフを有する小型の視覚表示装置を提供することである。
上記課題を解決するために、本発明は、映像表示素子と、前記映像表示素子に表示された映像を遠方の虚像として観察させる接眼光学系と、からなる視覚表示装置において、前記接眼光学系は、少なくとも一つの反射光学素子と、少なくとも一つの透過光学素子と、前記接眼光学系の逆光線追跡における入射瞳の中心から前記透過光学素子を経て前記反射光学素子に向かう中心主光線を含む視軸と、を有し、前記視軸を含む第1断面と、前記第1断面と直交し前記視軸を含む第2断面とで結像回数が異なることを特徴とする。
また、前記結像回数は、前記第1断面が0回、前記第2断面が1回であることを特徴とする。
また、前記反射光学素子及び前記透過光学素子は、前記第2断面方向の屈折率が強いことを特徴とする。
また、前記反射光学素子及び前記透過光学素子は、一つの回転対称軸に対して回転対称であることを特徴とする。
また、前記第2断面は、前記回転対称軸を含むことを特徴とする。
また、前記反射光学素子は、前記第2断面内で前記視軸に対して偏心していることを特徴とする。
また、前記視軸と前記回転対称軸は直交することを特徴とする。
また、前記反射光学素子は、円筒状にしたリニアフレネルの反射素子であることを特徴とする。
また、前記反射光学素子は、前記第2断面内で前記視軸に対して一方側と他方側とで形状が異なることを特徴とする。
また、前記透過光学素子は、湾曲円筒状にしたリニアフレネルの透過素子であることを特徴とする。
また、前記透過光学素子は、前記第2断面内で前記視軸に対して一方側と他方側とで形状が異なることを特徴とする。
また、以下の条件式(1)を満足することを特徴とする。
|Ry|<|Rx| ・・・(1)
ただし、Rxは前記第1断面内で前記視軸が当る近傍の前記反射光学素子の反射面の曲率半径、Ryは前記第2断面内で前記視軸が当る近傍の前記反射光学素子の反射面の曲率半径、である。
また、以下の条件式(2)を満足することを特徴とする。
|Fy|<|Rx| ・・・(2)
ただし、Fyは、前記透過光学素子の回転対称軸を含む断面の焦点距離、Rxは前記第1断面内で前記視軸が当る近傍の前記反射光学素子の反射面の曲率半径、である。
また、前記透過光学素子を少なくとも2つ有する。
また、前記少なくとも2つの透過光学素子は、反射面の回転対称軸と同一の回転対称軸を有する回転対称面から構成されている。
また、前記少なくとも2つの透過光学素子は、前記第2断面に対して対称に配置される。
また、前記透過光学素子のうちの1つは、反射面の回転対称軸と同一の回転対称軸を有し、他の1つは、前記第2断面に対して対称に配置される。
また、前記映像表示素子に表示された映像を投影する投影光学系と、前記投影光学系により投影された映像の近傍に配置された拡散面と、をさらに有し、前記回転対称軸と同心に前記投影光学系による投影像を配置する。
また、前記投影光学系は、前記回転対称軸に対して回転対称である。
また、前記映像表示素子は、前記回転対称軸に対して回転対称な曲面である。
以上の本発明の視覚表示装置においては、広い観察画角を鮮明に且つ遠方の映像として観察することが可能となる。
第1実施形態の視覚表示装置の概念図である。 図1の平面図である。 映像表示素子の表示例を示す図である。 映像表示素子の他の表示例を示す図である。 視覚表示装置を座席と組み合わせて適用した図である。 実施形態の視覚表示装置の座標系を示す図である。 拡張回転自由曲面の定義を示す図である。 実施例1の視覚表示装置の回転対称軸に沿ってとった断面図である。 図8の平面図である。 実施例1の光学系全体の横収差図を示す図である。 実施例2の視覚表示装置の回転対称軸に沿ってとった断面図である。 図11の平面図である。 実施例2の光学系全体の横収差図を示す図である。 実施例3の視覚表示装置の回転対称軸に沿ってとった断面図である。 図14の平面図である。 実施例3の光学系全体の横収差図を示す図である。 実施例4の視覚表示装置の回転対称軸に沿ってとった断面図である。 図17の平面図である。 実施例4の光学系全体の横収差図を示す図である。 実施例5の視覚表示装置の回転対称軸に沿ってとった断面図である。 図20の平面図である。 実施例5の光学系全体の横収差図を示す図である。 実施例6の視覚表示装置の回転対称軸に沿ってとった断面図である。 図23の平面図である。 実施例6の光学系全体の横収差図を示す図である。 実施例7の視覚表示装置の回転対称軸に沿ってとった断面図である。 図26の平面図である。 実施例7の光学系全体の横収差図を示す図である。 第1実施形態の参考例の視覚表示装置の概念図である。 図29の平面図である。 第2実施形態の視覚表示装置の概念図である。 図31の平面図である。 第2実施形態の視覚表示装置を座席と組み合わせて適用した図である。 第2実施形態の視覚表示装置の座標系を示す図である。 実施例8の視覚表示装置の回転対称軸に沿ってとった断面図である。 図35の平面図である。 実施例8の光学系全体の横収差図を示す図である。 実施例9の視覚表示装置の回転対称軸に沿ってとった断面図である。 図38の平面図である。 実施例9の光学系全体の横収差図を示す図である。 実施例10の視覚表示装置の回転対称軸に沿ってとった断面図である。 図41の平面図である。 実施例10の光学系全体の横収差図を示す図である。 実施例11の視覚表示装置の回転対称軸に沿ってとった断面図である。 図44の平面図である。 実施例11の光学系全体の横収差図を示す図である。 実施例12の視覚表示装置の回転対称軸に沿ってとった断面図である。 図47の平面図である。 実施例12の光学系全体の横収差図を示す図である。 実施例13の視覚表示装置の回転対称軸に沿ってとった断面図である。 図50の平面図である。 実施例13の光学系全体の横収差図を示す図である。 実施例14の視覚表示装置の回転対称軸に沿ってとった断面図である。 図53の平面図である。 実施例14の光学系全体の横収差図を示す図である。 実施例15の視覚表示装置の回転対称軸に沿ってとった断面図である。 図56の平面図である。 実施例15の光学系全体の横収差図を示す図である。 実施例15の光学系全体の横収差図を示す図である。 実施例16の視覚表示装置の回転対称軸に沿ってとった断面図である。 図60の平面図である。 実施例16の光学系全体の横収差図を示す図である。 実施例16の光学系全体の横収差図を示す図である。 実施例17の視覚表示装置の回転対称軸に沿ってとった断面図である。 図64の平面図である。 実施例17の光学系全体の横収差図を示す図である。 実施例17の光学系全体の横収差図を示す図である。
以下、実施例に基づいて本実施形態の視覚表示装置について説明する。図1は第1実施形態の視覚表示装置1の概念図、図2は図1の平面図、である。
第1実施形態の視覚表示装置1は、図1及び図2に示すように、映像表示素子3と、映像表示素子3に表示された映像を投影する投影光学系4と、投影光学系4により投影された映像の近傍に配置された拡散面11と、投影光学系4により投影された映像を遠方の虚像として観察させる接眼光学系5と、からなる視覚表示装置1において、接眼光学系5は、少なくとも一つの反射光学素子5aと、少なくとも一つの透過光学素子5bと、接眼光学系5の逆光線追跡における入射瞳Eの中心から透過光学素子5bを経て反射光学素子5aに向かう中心主光線を含む視軸101と、を有し、視軸101を含む第1断面と、第1断面と直交し視軸101を含む第2断面とで結像回数が異なる。
図31は第2実施形態の視覚表示装置1の概念図、図32は図31の平面図、である。
第2実施形態の視覚表示装置1は、図31及び図32に示すように、曲面からなる映像表示素子3と、映像表示素子3の映像を遠方の虚像として観察させる接眼光学系5と、からなる視覚表示装置1において、接眼光学系5は、少なくとも一つの反射光学素子5aと、少なくとも一つの透過光学素子5bと、接眼光学系5の逆光線追跡における入射瞳Eの中心から透過光学素子5bを経て反射光学素子5aに向かう中心主光線を含む視軸101と、を有し、視軸101を含む第1断面と、第1断面と直交し視軸101を含む第2断面とで結像回数が異なる。
一般に、観察画角を広くとり、アイリリーフを長くすると、観察装置は大型になる。そこで、光路を折り曲げることが行われるが、光路同士の干渉により観察画角を広く取ることは不可能であった。特に、投影光学系4の光束径を小さくして、投影光学系4の負担を減らす為に拡散面11を用いると、拡散面11と光束が干渉してしまい観察画角を広く取ることができなかった。
本実施形態では、接眼光学系5内の結像回数を視軸101を含む第1断面と、第1断面と直交し視軸101を含む第2断面とで異ならせることにより、光路を収束させ、光路同士の干渉の問題を回避することに成功したものである。この構成により約180°の観察像を観察することも可能となり、一断面内でのみ像を1回リレーしているので、観察光路と拡散板11又は観察者の頭部等と光束が干渉することが無くなり、上下方向50°の広画角な映像が観察可能である。
また、前記結像回数は、第1断面が0回、第2断面が1回であることが好ましい。このような構成とすることにより、偏心光路を最小にすることが可能となり、小型の視覚表示装置を提供することが可能となる。
また、反射光学素子5a及び透過光学素子5bは、第2断面方向の屈折率が強いことが好ましい。パワーの強い断面方向を一致させることにより反射光学素子5aと透過光学素子5bの中間に1断面方向のみで結像する中間像を形成することが可能となる。
また、反射光学素子5a及び透過光学素子5bは、一つの回転対称軸2に対して回転対称であることが好ましい。このような構成とすることにより、製作性が格段に向上し安価な接眼光学系5を提供することが可能となる。
また、第2断面は、回転対称軸2を含むことが好ましい。回転対称軸2を有する断面では接眼光学系5内で1回結像し、回転対称軸2と直交する断面では結像しないことが重要である。回転対称軸2と直交する断面内では光学系の透過面のパワーは略0となり、反射面しかパワーを与えられないため、この断面内で結像回数を増やすことは収差補正上好ましくない。一方、回転対称軸2を有する断面内では、比較的自由に面にパワーを与えることが可能となり、1回結像させても収差補正が容易であるからである。
また、反射光学素子5aは、第2断面内で視軸101に対して偏心していることが好ましい。回転対称軸2を有する断面内では面の形状を自由に設定することが可能であり、この断面内で偏心配置させ任意の面で偏心により発生する偏心収差を補正することが可能となる。
また、視軸101と回転対称軸2は直交することが好ましい。観察者頭部に対して上下方向となる方向に回転対称軸2を配置することにより、左右方向に広い観察像を観察することが可能となる。回転対称軸2を上下方向にすると、左右方向には理論的に回転対称な面が広がることになり、画角左右方向の画角を広げる場合に好ましい。人間の視覚は上下方向より左右方向に広いので、これとも一致する。
また、回転対称軸2と同心に投影光学系4による投影像を配置することが好ましい。このような構成により、接眼光学系5で観察者前方に投影される虚像の投影位置が一定となり、観察者はどの方向を観察しても、所定の一定距離の観察像を観察することが可能となり、常に鮮明な観察像を観察することが可能となる。
また、第1実施形態の投影光学系4は、回転対称軸2に対して回転対称であることが好ましい。接眼光学系5と投影光学系4の回転対称軸2を一致させることにより、投影光学系4の投影する中間像に回転非対称な像歪みが発生することが無く、像歪みの少ない観察像を観察することが可能となる。
また、第2実施形態の映像表示素子3は、回転対称軸2に対して回転対称であることが好ましい。接眼光学系5と映像表示素子3の回転対称軸2を一致させることにより、映像表示素子3の映像に回転非対称な歪みが発生することが無く、歪みの少ない観察像を観察することが可能となる。
また、反射光学素子5aは、円筒状にしたリニアフレネルの反射素子であることが好ましい。リニアフレネルレンズを反射面に加工したものを円筒状に湾曲させて反射面を構成することにより、安価に反射面を加工することが可能となる。
また、反射光学素子5aは、第2断面内で視軸101に対して一方側と他方側とで形状が異なることが好ましい。反射面は偏心している為に偏心収差が発生する。これを補正するために中心光線の上下方向で形状を変え、偏心収差を補正することが望ましい。
また、透過光学素子5bは、湾曲円筒状にしたリニアフレネルの透過素子であることが好ましい。リニアフレネルの透過素子を円筒状に湾曲させて反射面を構成することにより、安価に回転対称で、一断面のみにパワーを有する透過面を加工することが可能となる。
また、透過光学素子5bは、第2断面内で視軸101に対して一方側と他方側とで形状が異なることが好ましい。反射面が偏心している為に偏心収差が発生する。これを補正するために透過光学素子5bの中心光線の上下方向で形状を変え、透過光学素子5bでも偏心収差を補正することが望ましい。
また、以下の条件式(1)を満足することが好ましい。
|Ry|<|Rx| ・・・(1)
ただし、Rxは前記第1断面内で前記視軸が当る近傍の前記反射光学素子の反射面の曲率半径、Ryは前記第2断面内で前記視軸が当る近傍の前記反射光学素子の反射面の曲率半径、である。
条件式(1)を満足することにより、接眼光学系5の回転対称軸2を含む断面内での反射面のパワーが強くなり、光束をより細くすることが可能となり、結果上下方向の観察画角を広く取ることが可能となる。
また、以下の条件式(2)を満足することが好ましい。
|Fy|<|Rx| ・・・(2)
ただし、Fyは、前記透過光学素子の回転対称軸を含む断面の焦点距離、Rxは前記第1断面内で前記視軸が当る近傍の前記反射光学素子の反射面の曲率半径、である。
透過光学素子5bの回転対称軸2を含む面内で条件式(2)を満足しないと、反射光学素子5aにより結像されたリレー像を遠方の虚像として観察することが不可能となってしまう。
さらに好ましくは、以下の条件式(2’)を満足することが好ましい。
|Fy|<2×|Rx| ・・・(2’)
条件式(2’)を満足することにより、接眼光学系5の回転対称軸2を含む断面内での反射面のパワーが強くなり、光束をより細くすることが可能となり、結果上下方向の観察画角を広く取ることが可能となる。
また、図3及び図4に示すように、第1実施形態の映像表示素子3は、円環状又は円弧状の映像を表示することが好ましい。
第1実施形態では像周辺の映像を投影光学系4により接眼光学系5に投影する構成を取っているため、表示映像の形状もこれに合わせたものにする必要がある。そのためには図3及び図4に示すように円環状又は円弧状の中心方向を観察映像の下方向になるような円環状又は円弧状の映像を表示する必要がある。又は投影光学系4の種類によっては中心方向を観察像の上方向になるような円環状又は円弧状の映像を表示する必要がある。
さらに好ましくは、観察者後方に当る映像を表示しない例えば240度の場合には、表示素子の画素を有効に利用する為に略半円形に表示することが好ましく、例えば120度の表示を行う場合は扇形の表示を行うことが好ましい。また、図4に示すように、映像表示素子3の画素数を有効に使うために、円環状又は円弧状の表示映像の観察可能な部分のみ拡大して映像表示素子3に表示することが良い。
第1実施形態の投影光学系4は広角の魚眼レンズを使うことも可能である、例えば、特公平2−14684号公報の第1実施例を用いることが可能である。また、これに限らず一般的な魚眼レンズを用いることが可能であり、投影光学系4の入射瞳と接眼光学系5の入射瞳を一致させることが重要である。
また、凸面鏡1面と通常の投影光学系4で投影光学系4を構成することも可能である。
さらに好ましくは、魚眼レンズは像周辺の映像が小さく写るような歪を持つため歪みの小さいF−θ特性を持った魚眼レンズが好ましい。
さらに好ましくは、第1実施形態では、本出願人の特開2004−102204号公報に記載の拡散板を拡散面11に用いることが好ましい。
さらに好ましくは、第1実施形態では、左右の眼球(入射瞳)Eに対応した2つの投影光学系4を配置し、2つの投影光学系4の投影像を拡散面11に投影すると同時に、2つの映像のクロストークが起きないように拡散面11の拡散角をコントロールして立体像を観察することも可能である。
また、拡散面11をホログラフィックな拡散面11にすることにより拡散面11自体が観察されてしまう問題を回避することが可能となる。さらに、拡散面11を回転又は振動させることにより上記問題を解決することが可能である。
さらに、接眼光学系5は半透過面にすることにより、外界の映像と電子像を重層表示する所謂コンバイナーとして構成することが可能である。この場合、円環状の基盤にホログラフィック素子を貼り付けた、凹面鏡の作用を有するコンバイナーとすることが望ましい。
また、視覚表示装置1は、接眼光学系5を円環状に形成し、観察者の顔を円環状の接眼光学系5の中央の空間に挿入することにより、360度の映像を観察することができる構造としてもよい。
観察される虚像面(追跡上は物体面)は2m先を想定しているが、これは任意に設定できる。また、観察面が有限距離の場合観察面も回転対称軸2に対して回転対称な円筒状の観察面となる。
図5は第1実施形態の視覚表示装置1を座席Sと組み合わせて適用した図、図33は第2実施形態の視覚表示装置1を座席Sと組み合わせて適用した図を示す。座席Sは、ソファや乗り物等の座席Sであり、視覚表示装置1は、この座席Sに一体的に接続される。従って、座席Sがリクライニング機構を有する場合は、傾斜された背面部S1の角度に応じて、視覚表示装置1もその角度を変えることになる。
以下に、視覚表示装置1の光学系の実施例を説明する。これら光学系の構成パラメータは後記する。これら実施例等の構成パラメータは、例えば、第1実施形態では図6、第2実施形態では図34に示すように、観察者の観察する位置を接眼光学系5の逆光線追跡における入射瞳Eとし、入射瞳Eを通る光線が、接眼光学系5を経て拡散面11に向かう逆光線追跡の結果に基づくものである。なお、投影光学系4については省略する。
座標系は、例えば、第1実施形態では図6、第2実施形態では図34に示すように、接眼光学系5の回転対称軸2と、入射瞳Eと反射光学素子5aとを結ぶ視軸101との交点Oを偏心光学系の偏心光学面の原点Oとし、接眼光学系5の回転対称軸2の原点Oから拡散面側へ向かう方向をY軸正方向とし、原点Oから右方向をZ軸正方向とし、図6及び図34の紙面内をY−Z平面とする。そして、Y軸、Z軸と右手直交座標系を構成する軸をX軸正方向とする。
偏心面については、その面が定義される座標系の上記光学系の原点の中心からの偏心量(X軸方向、Y軸方向、Z軸方向をそれぞれX,Y,Z)と、光学系の原点に定義される座標系のX軸、Y軸、Z軸それぞれを中心とする各面を定義する座標系の傾き角(それぞれα,β,γ(°))とが与えられている。その場合、αとβの正はそれぞれの軸の正方向に対して反時計回りを、γの正はZ軸の正方向に対して時計回りを意味する。なお、面の中心軸のα,β,γの回転のさせ方は、各面を定義する座標系を光学系の原点に定義される座標系のまずX軸の回りで反時計回りにα回転させ、次に、その回転した新たな座標系のY軸の回りで反時計回りにβ回転させ、次いで、その回転した別の新たな座標系のZ軸の回りで時計回りにγ回転させるものである。
また、各実施例の光学系を構成する光学作用面の中、特定の面とそれに続く面が共軸光学系を構成する場合には面間隔が与えられており、その他、面の曲率半径、媒質の屈折率、アッベ数が慣用法に従って与えられている。
また、拡張回転自由曲面は、以下の定義で与えられる回転対称面である。
まず、図7に示すように、Y−Z座標面上で原点を通る下記の曲線(a)が定められる。
Z=(Y2 /RY)/〔1+{1−(C1 +1)Y2 /RY2 1 /2
+C2 Y+C3 2 +C4 3 +C5 4 +C6 5 +C7 6
+・・・・+C2120+・・・・+Cn+1 n +・・・・
・・・(a)
次いで、この曲線(a)をX軸正方向を向いて左回りを正として角度θ(°)回転した曲線F(Y)が定められる。この曲線F(Y)もY−Z座標面上で原点を通る。
その曲線F(Y)をY正方向に距離R(負のときはY負方向)だけ平行移動し、その後にZ軸の周りでその平行移動した曲線を回転させてできる回転対称面を拡張回転自由曲面
その結果、拡張回転自由曲面はY−Z面内で自由曲面(自由曲線)になり、X−Y面内で半径|R|の円になる。
この定義からZ軸が拡張回転自由曲面の軸(回転対称軸)となる。
ここで、RYはY−Z断面での球面項の曲率半径、C1 は円錐定数、C2 、C3 、C4 、C5 …はそれぞれ1次、2次、3次、4次…の非球面係数である。
なお、Z軸を中心軸2に持つ円錐面は拡張回転自由曲面の1つとして与えられ、RY=∞,C1 ,C2 ,C3 ,C4 ,C5 ,…=0とし、θ=(円錐面の傾き角)、R=(X−Z面内での底面の半径)として与えられる。
また、後記の構成パラメータ中にデータの記載されていない係数項は0である。屈折率、アッベ数については、d線(波長587.56nm)に対するものを表記してある。長さの単位はmmである。各面の偏心は、上記のように、基準面からの偏心量で表わす。観察者両眼の眼幅は絞り面のX偏心で表されている。水平断面での光路図では幅60mmで表されている。フレネル面は、屈折率1001で表現され、回折光学素子(DOE)は屈折率1077.05、アッベ数−3.5で表わされている。
ゾーンプレートに代表されるDOEは、アッベ数νd =−3.45という大きな逆分散特性を持ち、色収差補正能力が大きい。
さらに、非球面作用を持つDOEの製法は球面作用を持つDOEの製法と同じであるので、DOEに積極的に非球面作用を持たすことができ、広画角化に伴う軸外収差の増加を効果的に補正することができる。この場合、光軸から離れるに従い近軸的な球面系のパワーより弱いパワーとなるような非球面作用(ピッチ分布)をDOEに持たせると、収差補正能力が大きくなる。また、このようなピッチ配列は、DOEの有効径周辺のピッチを大きくするので、その製作性も向上する。また、屈折系レンズと異なり、DOEは、基板の表面に回折面を加工するだけなので、実質上、体積・重量の増加は伴わず、視覚表示装置の光学系としては好ましい。
第1実施形態の実施例1〜実施例7について説明する。
実施例1の視覚表示装置1の接眼光学系5の回転対称軸2に沿ってとった断面図を図8に、平面図を図9に、光学系全体の横収差図を図10に示す。
本実施例1は、図示しない投影光学系により投影された映像の近傍に配置された拡散面11と、図示しない投影光学系により投影された映像を遠方の虚像として観察させる接眼光学系5と、からなる視覚表示装置において、接眼光学系5は、少なくとも一つの反射光学素子5aと、少なくとも一つの透過光学素子5bと、接眼光学系5の逆光線追跡における入射瞳Eの中心から透過光学素子5bを経て反射光学素子5aに向かう中心主光線を含む視軸101と、を有し、視軸101を含む第1断面と、第1断面と直交し視軸101を含む第2断面とで結像回数が異なるものである。
接眼光学系5は、両面がYトーリック面からなる透過光学素子5bと、正のパワーを有し上下非対称な拡張回転自由曲面からなる反射光学素子5aを有する。また、透過光学素子5bの入射瞳Eと反対側には、回折光学素子(DOE)が設けられている。
拡散面11は、円錐面からなり、図示しない投影光学系により投影された映像は、拡散面11の近傍に円錐状に投影される。
逆光線追跡において、入射瞳Eから出射した光束は、接眼光学系5の透過光学素子5bを経て、反射光学素子5aで反射され、拡散面11で中間結像する。その後、拡散面11を出た光束は、図示しない投影光学系に入る。そして、図示しない映像表示素子の光軸から外れた半径方向の所定位置に達する。
この実施例1の仕様は、
画角(収差表示) 上下50.00°
入射瞳径(逆追跡) 40.00
である。
実施例2の視覚表示装置1の接眼光学系5の回転対称軸2に沿ってとった断面図を図11に、平面図を図12に、光学系全体の横収差図を図13に示す。
本実施例2は、図示しない投影光学系により投影された映像の近傍に配置された拡散面11と、図示しない投影光学系により投影された映像を遠方の虚像として観察させる接眼光学系5と、からなる視覚表示装置において、接眼光学系5は、少なくとも一つの反射光学素子5aと、少なくとも一つの透過光学素子5bと、接眼光学系5の逆光線追跡における入射瞳Eの中心から透過光学素子5bを経て反射光学素子5aに向かう中心主光線を含む視軸101と、を有し、視軸101を含む第1断面と、第1断面と直交し視軸101を含む第2断面とで結像回数が異なるものである。
接眼光学系5は、両面がYトーリック面からなる透過光学素子5bと、入射瞳E側に円錐面5a1及び入射瞳Eと逆側にフレネル5a2を有する反射光学素子5aを有する。
拡散面11は、円錐面からなり、図示しない投影光学系により投影された映像は、拡散面11の近傍に円錐状に投影される。
逆光線追跡において、入射瞳Eから出射した光束は、接眼光学系5の透過光学素子5bを経て、反射光学素子5aの円錐面5a1から入射し、フレネル5a2で反射され、円錐面5a1から出射し、拡散面11で中間結像する。その後、拡散面11を出た光束は、図示しない投影光学系に入る。そして、図示しない映像表示素子の光軸から外れた半径方向の所定位置に結像する。
この実施例2の仕様は、
画角(収差表示) 上下50.00°
入射瞳径(逆追跡) 20.00
である。
実施例3の視覚表示装置1の接眼光学系5の回転対称軸2に沿ってとった断面図を図14に、平面図を図15に、光学系全体の横収差図を図16に示す。
本実施例3は、図示しない投影光学系により投影された映像の近傍に配置された拡散面11と、図示しない投影光学系により投影された映像を遠方の虚像として観察させる接眼光学系5と、からなる視覚表示装置において、接眼光学系5は、少なくとも一つの反射光学素子5aと、少なくとも一つの透過光学素子5bと、接眼光学系5の逆光線追跡における入射瞳Eの中心から透過光学素子5bを経て反射光学素子5aに向かう中心主光線を含む視軸101と、を有し、視軸101を含む第1断面と、第1断面と直交し視軸101を含む第2断面とで結像回数が異なるものである。
接眼光学系5は、入射瞳E側にフレネル5b1及び入射瞳Eと逆側にシリンドリカル面5b2を有する透過光学素子5bと、正のパワーを有し上下非対称な拡張回転自由曲面からなる反射光学素子5aを有する。
拡散面11は、円錐面からなり、図示しない投影光学系により投影された映像は、拡散面11の近傍に円錐状に投影される。
逆光線追跡において、入射瞳Eから出射した光束は、接眼光学系5の透過光学素子5bのフレネル5b1から入射し、シリンドリカル面5b2から出射し、反射光学素子で反射され、拡散面11で中間結像する。その後、拡散面11を出た光束は、図示しない投影光学系に入る。そして、図示しない映像表示素子の光軸から外れた半径方向の所定位置に結像する。
この実施例3の仕様は、
画角(収差表示) 上下50.00°
入射瞳径(逆追跡) 20.00
である。
実施例4の視覚表示装置1の接眼光学系5の回転対称軸2に沿ってとった断面図を図17に、平面図を図18に、光学系全体の横収差図を図19に示す。
本実施例4は、図示しない投影光学系により投影された映像の近傍に配置された拡散面11と、図示しない投影光学系により投影された映像を遠方の虚像として観察させる接眼光学系5と、からなる視覚表示装置において、接眼光学系5は、少なくとも一つの反射光学素子5aと、少なくとも一つの透過光学素子5bと、接眼光学系5の逆光線追跡における入射瞳Eの中心から透過光学素子5bを経て反射光学素子5aに向かう中心主光線を含む視軸101と、を有し、視軸101を含む第1断面と、第1断面と直交し視軸101を含む第2断面とで結像回数が異なるものである。
接眼光学系5は、入射瞳E側にフレネル5b1及び入射瞳Eと逆側にシリンドリカル面5b2を有する透過光学素子5bと、入射瞳E側にシリンドリカル面5a1及び入射瞳Eと逆側にフレネル5a2を有する反射光学素子5aを有する。
拡散面11は、円錐面からなり、図示しない投影光学系により投影された映像は、拡散面11の近傍に円錐状に投影される。
逆光線追跡において、入射瞳Eから出射した光束は、接眼光学系5の透過光学素子5bのフレネル5b1から入射し、シリンドリカル面5b2から出射し、反射光学素子5aのシリンドリカル面5a1から入射し、フレネル5a2で反射され、シリンドリカル面5a1から出射し、拡散面11で中間結像する。その後、拡散面11を出た光束は、図示しない投影光学系に入る。そして、図示しない映像表示素子の光軸から外れた半径方向の所定位置に結像する。
この実施例4の仕様は、
画角(収差表示) 上下50.00°
入射瞳径(逆追跡) 20.00
である。
実施例5の視覚表示装置1の接眼光学系5の回転対称軸2に沿ってとった断面図を図20に、平面図を図21に、光学系全体の横収差図を図22に示す。
本実施例5は、図示しない投影光学系により投影された映像の近傍に配置された拡散面11と、図示しない投影光学系により投影された映像を遠方の虚像として観察させる接眼光学系5と、からなる視覚表示装置において、接眼光学系5は、少なくとも一つの反射光学素子5aと、少なくとも一つの透過光学素子5bと、接眼光学系5の逆光線追跡における入射瞳Eの中心から透過光学素子5bを経て反射光学素子5aに向かう中心主光線を含む視軸101と、を有し、視軸101を含む第1断面と、第1断面と直交し視軸101を含む第2断面とで結像回数が異なるものである。
接眼光学系5は、両面がYトーリック面からなる透過光学素子5bと、正のパワーを有し上下非対称な拡張回転自由曲面からなる反射光学素子5aを有する。
拡散面11は、Yトーリック面からなり、図示しない投影光学系により投影された映像は、拡散面11の近傍に投影される。
逆光線追跡において、入射瞳Eから出射した光束は、接眼光学系5の透過光学素子5bを経て、反射光学素子5aで反射され、拡散面11で中間結像する。その後、拡散面11を出た光束は、図示しない投影光学系に入る。そして、図示しない映像表示素子の光軸から外れた半径方向の所定位置に結像する。
この実施例5の仕様は、
画角(収差表示) 上下50.00°
入射瞳径(逆追跡) 4.00
である。
実施例6の視覚表示装置1の接眼光学系5の回転対称軸2に沿ってとった断面図を図23に、平面図を図24に、光学系全体の横収差図を図25に示す。
本実施例6は、図示しない投影光学系により投影された映像の近傍に配置された拡散面11と、図示しない投影光学系により投影された映像を遠方の虚像として観察させる接眼光学系5と、からなる視覚表示装置において、接眼光学系5は、少なくとも一つの反射光学素子5aと、少なくとも一つの透過光学素子5bと、接眼光学系5の逆光線追跡における入射瞳Eの中心から透過光学素子5bを経て反射光学素子5aに向かう中心主光線を含む視軸101と、を有し、視軸101を含む第1断面と、第1断面と直交し視軸101を含む第2断面とで結像回数が異なるものである。
接眼光学系5は、両面がYトーリック面からなる透過光学素子5bと、正のパワーを有し上下非対称な拡張回転自由曲面からなる反射光学素子5aを有する。
拡散面11は、Yトーリック面からなり、図示しない投影光学系により投影された映像は、拡散面11の近傍に投影される。
逆光線追跡において、入射瞳Eから出射した光束は、接眼光学系5の透過光学素子5bを経て、反射光学素子5aで反射され、拡散面11で中間結像する。その後、拡散面11を出た光束は、図示しない投影光学系に入る。そして、図示しない映像表示素子の光軸から外れた半径方向の所定位置に結像する。
この実施例6の仕様は、
画角(収差表示) 上下50.00°
入射瞳径(逆追跡) 4.00
である。
実施例7の視覚表示装置1の接眼光学系5の回転対称軸2に沿ってとった断面図を図26に、平面図を図27に、光学系全体の横収差図を図28に示す。
本実施例7は、図示しない投影光学系により投影された映像の近傍に配置された拡散面11と、図示しない投影光学系により投影された映像を遠方の虚像として観察させる接眼光学系5と、からなる視覚表示装置において、接眼光学系5は、少なくとも一つの反射光学素子5aと、少なくとも一つの透過光学素子5bと、接眼光学系5の逆光線追跡における入射瞳Eの中心から透過光学素子5bを経て反射光学素子5aに向かう中心主光線を含む視軸101と、を有し、視軸101を含む第1断面と、第1断面と直交し視軸101を含む第2断面とで結像回数が異なるものである。
接眼光学系5は、両面がYトーリック面からなる透過光学素子5bと、正のパワーを有し上下非対称な拡張回転自由曲面からなる反射光学素子5aを有する。
拡散面11は、Yトーリック面面からなり、図示しない投影光学系により投影された映像は、拡散面11の近傍に投影される。
逆光線追跡において、入射瞳Eから出射した光束は、接眼光学系5の透過光学素子5bを経て、反射光学素子5aで反射され、拡散面11で中間結像する。その後、拡散面11を出た光束は、図示しない投影光学系に入る。そして、図示しない映像表示素子の光軸から外れた半径方向の所定位置に結像する。
この実施例7の仕様は、
画角(収差表示) 上下50.00°
入射瞳径(逆追跡) 40.00
である。
以下に、上記実施例1〜7の構成パラメータを示す。なお、以下の表中の“ERFS”は拡張回転自由曲面を示す。また、投影光学系4に関するデータは省略する。
実施例1
面番号 曲率半径 面間隔 偏心 屈折率 アッベ数
物体面 ∞ -2000.00
1 ∞(入射瞳) 0.00 偏心(1)
2 ERFS(1) 0.00 1.5163 64.1
3 ERFS(2) (DOE) 0.00 1077.0524 -3.5
4 ERFS(3) 0.00
5 ERFS(4) (RE) 0.00
6 ERFS(5) 0.00 偏心(2) 1.5163 64.1
7 ERFS(6) 0.00 偏心(2)
像 面 ERFS(6) 偏心(2)

ERFS(1) (Yトーリック面)
RY 127.82
θ 0.00
R 100.00
C1 -2.2902E+000

ERFS(2) (Yトーリック面)
RY -163.00
θ 0.00
R 130.00
C1 -3.5586E+000

ERFS(3) (Yトーリック面)
RY -163.00
θ 0.00
R 130.00
C1 -3.5573E+000

ERFS(4) (上下非対称なERFS)
RY -205.41
θ -20.00
R 400.00
C1 6.0934E-002
C4 -1.0671E-006

ERFS(5) (円錐面)
RY 0.00
θ -26.28
R 217.01

ERFS(6) (円錐面)
RY 0.00
θ -26.28
R 213.01

偏心(1)
X 30.00 Y 0.00 Z 0.00
α 0.00 β 0.00 γ 0.00

偏心(2)
X 0.00 Y 157.17 Z 0.00
α -26.28 β 0.00 γ 0.00
実施例2
面番号 曲率半径 面間隔 偏心 屈折率 アッベ数
物体面 ∞ -2000.00
1 ∞(入射瞳) 0.00 偏心(1)
2 ERFS(1) 0.00 1.5163 64.1
3 ERFS(2) 0.00)
4 ERFS(3) 0.00 1.5163 64.1
5 フレネル(1) (RE) 0.00 偏心(2) 1.5163 64.1
6 ERFS(3) 0.00
7 ERFS(4) 0.00 偏心(3) 1.5163 64.1
8 ERFS(5) 0.00 偏心(3)
像 面 ERFS(5) 0.00 偏心(3)

フレネル(1)
RY -300.00
RX -395.00
SLOPE 3.25E-001 フレネル基盤の傾きの(Y軸に対する正接)角度では-19.00

ERFS(1) (Yトーリック面)
RY 99.19
θ 0.00
R 100.00
C1 -1.5949E+000

ERFS(2) (Yトーリック面)
RY -110.85
θ 0.00
R 130.00
C1 -5.0616E+000

ERFS(3) (円錐面)
RY ∞
θ -19.00
R 395.00

ERFS(4) (円錐面)
RY ∞
θ -24.33
R 214.14

ERFS(5) (円錐面)
RY ∞
θ -24.33
R 210.14

偏心(1)
X 30.00 Y 0.00 Z 0.00
α 0.00 β 0.00 γ 0.00

偏心(2)
X 0.00 Y 0.00 Z 400.00
α 0.00 β 0.00 γ 0.00

偏心(3)
X 0.00 Y 148.55 Z 0.00
α 0.00 β 0.00 γ 0.00
実施例3
面番号 曲率半径 面間隔 偏心 屈折率 アッベ数
物体面 ∞ -2000.00
1 ∞(入射瞳) 0.00 偏心(1)
2 フレネル(1) 0.00 偏心(2) 1.5163 64.1
3 ERFS(2) 0.00
4 ERFS(3) (RE) 0.00
5 ERFS(4) 0.00 偏心(3) 1.5163 64.1
6 ERFS(5) 0.00 偏心(3)
像 面 ERFS(5) 偏心(3)

フレネル(1)
RY 50.00
RX -100.00
k -1.00

ERFS(2) (シリンドリカル面)
RY ∞
θ 0.00
R 101.00

ERFS(3) (上下非対称なERFS)
RY -232.69
θ -19.00
R 400.00
C1 -2.4723E-001
C4 -1.0549E-006

ERFS(4) (円錐面)
RY 0.00
θ -38.09
R 222.13

ERFS(5) (円錐面)
RY 0.00
θ -38.09
R 218.13

偏心(1)
X 30.00 Y 0.00 Z 0.00
α 0.00 β 0.00 γ 0.00

偏心(2)
X 0.00 Y 0.00 Z 100.00
α 0.00 β 0.00 γ 0.00

偏心(3)
X 0.00 Y 142.60 Z 0.00
α 0.00 β 0.00 γ 0.00
実施例4
面番号 曲率半径 面間隔 偏心 屈折率 アッベ数
物体面 ∞ -2000.00
1 ∞(入射瞳) 0.00 偏心(1)
2 フレネル(1) 0.00 偏心(2) 1.5163 64.1
3 ERFS(1) 0.00
4 ERFS(2) 0.00 1.5163 64.1
5 フレネル(2) (RE) 0.00 偏心(3) 1.5163 64.1
6 ERFS(2) 0.00
7 ERFS(3) 0.00 偏心(4) 1.5163 64.1
8 ERFS(4) 0.00 偏心(4)
像 面 ERFS(4) 偏心(4)

フレネル(1)
RY 49.70
RX -120.00
k -1.1618E+000

フレネル(2)
RY -276.82
RX -400.00
k -4.0447E+000

ERFS(1) (シリンドリカル面)
RY 0.00
θ 0.00
R 121.00

ERFS(2) (シリンドリカル面)
RY 0.00
θ 0.00
R 395.00

ERFS(3) (円錐面)
RY 0.00
θ -28.84
R 217.60

ERFS(4) (円錐面)
RY 0.00
θ -28.84
R 213.60

偏心(1)
X 30.00 Y 0.00 Z 0.00
α 0.00 β 0.00 γ 0.00

偏心(2)
X 0.00 Y 0.00 Z 120.00
α 0.00 β 0.00 γ 0.00

偏心(3)
X 0.00 Y 42.05 Z 400.00
α 0.00 β 0.00 γ 0.00

偏心(4)
X 0.00 Y 77.33 Z 0.00
α 0.00 β 0.00 γ 0.00
実施例5
面番号 曲率半径 面間隔 偏心 屈折率 アッベ数
物体面 ∞ -2000.00
1 絞り面 0.00 偏心(1)
2 ERFS(1) 0.00 1.5163 64.1
3 ERFS(2) 0.00
4 ERFS(3)(RE) 0.00
5 ERFS(4) 0.00 偏心(2) 1.5163 64.1
6 ERFS(5) 0.00 偏心(2)
像 面 ERFS(5) 偏心(2)

ERFS(1) (Yトーリック面)
RY 120.00
θ 0.00
R 100.00
C1 -2.0000E+000

ERFS(2) (Yトーリック面)
RY -120.00
θ 0.00
R 130.00
C1 -2.0000E+000

ERFS(3) (上下非対称なERFS)
RY -200.00
θ -16.00
R 400.00
C1 -7.0000E-001
C4 -1.0000E-006

ERFS(4) (Yトーリック面)
RY -405.00
θ -25.00
R 218.92

ERFS(5) (Yトーリック面)
RY -400.00
θ -25.00
R 214.92

偏心(1)
X 30.00 Y 0.00 Z 0.00
α 0.00 β 0.00 γ 0.00

偏心(2)
X 0.00 Y 120.00 Z 0.00
α 0.00 β 0.00 γ 0.00
実施例6
面番号 曲率半径 面間隔 偏心 屈折率 アッベ数
物体面 ∞ -2000.00
1 絞り面 0.00 偏心(1)
2 ERFS(1) 0.00 1.5163 64.1
3 ERFS(2) 0.00
4 ERFS(3) 0.00
5 ERFS(4) 0.00 偏心(2) 1.5163 64.1
6 ERFS(5) 0.00 偏心(2)
像 面 ERFS(5) 偏心(2)

ERFS(1) (Yトーリック面)
RY 100.00
θ 0.00
R 100.00
C1 -3.6991E+000

ERFS(2) (Yトーリック面)
RY -100.00
θ 0.00
R 130.00
C1 -5.9467E-001

ERFS(3) (上下非対称なERFS)
RY -219.36
θ -16.00
R 100.00
C1 -4.3365E+000
C4 -2.0797E-006

ERFS(4) (Yトーリック面)
RY -513.63
θ -19.29
R 206.71

ERFS(5) (Yトーリック面)
RY -508.63
θ -19.29
R 202.71

偏心(1)
X 30.00 Y 0.00 Z 0.00
α 0.00 β 0.00 γ 0.00

偏心(2)
X 0.00 Y 123.41 Z 0.00
α 0.00 β 0.00 γ 0.00

実施例7
面番号 曲率半径 面間隔 偏心 屈折率 アッベ数
物体面 ∞ -2000.00
1 絞り面 0.00 偏心(1)
2 ERFS(1) 0.00 1.5163 64.1
3 ERFS(2) 0.00
4 ERFS(3) 0.00
5 ERFS(4) 0.00 偏心(2) 1.5163 64.1
6 ERFS(5) 0.00 偏心(2)
像 面 ERFS(5) 偏心(2)

ERFS(1) (Yトーリック面)
RY 104.47
θ 0.00
R 100.00
C1 -1.5027E+000

ERFS(2) (Yトーリック面)
RY -228.04
θ 0.00
R 130.00
C1 -3.5586E+000

ERFS(3) (上下非対称なERFS)
RY -200.53
θ 0.00
R 400.00
C1 -8.2605E-002
C4 -1.1141E-006

ERFS(4) (Yトーリック面)
RY ∞
θ -23.28
R 211.49

ERFS(5) (Yトーリック面)
RY ∞
θ -23.28
R 207.49

偏心(1)
X 30.00 Y 0.00 Z 0.00
α 0.00 β 0.00 γ 0.00

偏心(2)
X 0.00 Y 140.06 Z 0.00
α 0.00 β 0.00 γ 0.00
観察者両眼の眼幅は、偏心(1)でX30mmとして、60mmで追跡している。
また、光線追跡は観察者眼球から拡散面に向かう逆光線追跡で追跡している。
次に、上記各実施例における各種データの値を示す。
各種データ 実施例1 実施例2 実施例3 実施例4
Ry -205.4 -300.0 -232.7 -276.8
Rx 400.0 400.0 400.0 400.0
Fy 140.0 106.6 101.7 101.1
各種データ 実施例5 実施例6 実施例7
Ry -200.0 -219.4 -200.5
Rx -400.0 -400.0 -400.0
Fy 121.4 102.1 143.2
図29及び図30は、第1実施形態の参考例を示す図である。図29は第1実施形態の参考例の視覚表示装置1の概念図、図30は図29の平面図である。
この第1実施形態の参考例では、投影光学系の射出瞳と接眼光学系の入射瞳をあわせるように、投影像近傍に瞳リレー光学素子12を配置するものである。
次に、第2実施形態の実施例8〜実施例14について説明する。
実施例8の視覚表示装置1の接眼光学系5の回転対称軸2に沿ってとった断面図を図35に、平面図を図36に、光学系全体の横収差図を図37に示す。
本実施例8は、曲面からなる映像表示素子3と、映像表示素子3の映像を遠方の虚像として観察させる接眼光学系5と、からなる視覚表示装置において、接眼光学系5は、少なくとも一つの反射光学素子5aと、少なくとも一つの透過光学素子5bと、接眼光学系5の逆光線追跡における入射瞳Eの中心から透過光学素子5bを経て反射光学素子5aに向かう中心主光線を含む視軸101と、を有し、視軸101を含む第1断面と、第1断面と直交し視軸101を含む第2断面とで結像回数が異なるものである。
映像表示素子3は、円錐面からなる。
接眼光学系5は、両面がYトーリック面からなる透過光学素子5bと、正のパワーを有し上下非対称な拡張回転自由曲面からなる反射光学素子5aを有する。また、透過光学素子5bの入射瞳Eと反対側には、回折光学素子(DOE)が設けられている。
逆光線追跡において、入射瞳Eから出射した光束は、接眼光学系5の透過光学素子5bを経て、反射光学素子5aで反射され、映像表示素子3で結像する。
この実施例8の仕様は、
画角(収差表示) 上下50.00°
入射瞳径(逆追跡) 40.00
である。
実施例9の視覚表示装置1の接眼光学系5の回転対称軸2に沿ってとった断面図を図38に、平面図を図39に、光学系全体の横収差図を図40に示す。
本実施例9は、曲面からなる映像表示素子3と、映像表示素子3の映像を遠方の虚像として観察させる接眼光学系5と、からなる視覚表示装置において、接眼光学系5は、少なくとも一つの反射光学素子5aと、少なくとも一つの透過光学素子5bと、接眼光学系5の逆光線追跡における入射瞳Eの中心から透過光学素子5bを経て反射光学素子5aに向かう中心主光線を含む視軸101と、を有し、視軸101を含む第1断面と、第1断面と直交し視軸101を含む第2断面とで結像回数が異なるものである。
映像表示素子3は、円錐面からなる。
接眼光学系5は、両面がYトーリック面からなる透過光学素子5bと、入射瞳E側に円錐面5a1及び入射瞳Eと逆側にフレネル5a2を有する反射光学素子5aを有する。
逆光線追跡において、入射瞳Eから出射した光束は、接眼光学系5の透過光学素子5bを経て、反射光学素子5aの円錐面5a1から入射し、フレネル5a2で反射され、円錐面5a1から出射し、映像表示素子3で結像する。
この実施例9の仕様は、
画角(収差表示) 上下50.00°
入射瞳径(逆追跡) 20.00
である。
実施例10の視覚表示装置1の接眼光学系5の回転対称軸2に沿ってとった断面図を図41に、平面図を図42に、光学系全体の横収差図を図43に示す。
本実施例10は、曲面からなる映像表示素子3と、映像表示素子3の映像を遠方の虚像として観察させる接眼光学系5と、からなる視覚表示装置において、接眼光学系5は、少なくとも一つの反射光学素子5aと、少なくとも一つの透過光学素子5bと、接眼光学系5の逆光線追跡における入射瞳Eの中心から透過光学素子5bを経て反射光学素子5aに向かう中心主光線を含む視軸101と、を有し、視軸101を含む第1断面と、第1断面と直交し視軸101を含む第2断面とで結像回数が異なるものである。
映像表示素子3は、円錐面からなる。
接眼光学系5は、入射瞳E側にフレネル5b1及び入射瞳Eと逆側にシリンドリカル面5b2を有する透過光学素子5bと、正のパワーを有し上下非対称な拡張回転自由曲面からなる反射光学素子5aを有する。
逆光線追跡において、入射瞳Eから出射した光束は、接眼光学系5の透過光学素子5bのフレネル5b1から入射し、シリンドリカル面5b2から出射し、反射光学素子で反射され、映像表示素子3で結像する。
この実施例10の仕様は、
画角(収差表示) 上下50.00°
入射瞳径(逆追跡) 20.00
である。
実施例11の視覚表示装置1の接眼光学系5の回転対称軸2に沿ってとった断面図を図44に、平面図を図45に、光学系全体の横収差図を図46に示す。
本実施例11は、曲面からなる映像表示素子3と、映像表示素子3の映像を遠方の虚像として観察させる接眼光学系5と、からなる視覚表示装置において、接眼光学系5は、少なくとも一つの反射光学素子5aと、少なくとも一つの透過光学素子5bと、接眼光学系5の逆光線追跡における入射瞳Eの中心から透過光学素子5bを経て反射光学素子5aに向かう中心主光線を含む視軸101と、を有し、視軸101を含む第1断面と、第1断面と直交し視軸101を含む第2断面とで結像回数が異なるものである。
映像表示素子3は、円錐面からなる。
接眼光学系5は、入射瞳E側にフレネル5b1及び入射瞳Eと逆側にシリンドリカル面5b2を有する透過光学素子5bと、入射瞳E側にシリンドリカル面5a1及び入射瞳Eと逆側にフレネル5a2を有する反射光学素子5aを有する。
逆光線追跡において、入射瞳Eから出射した光束は、接眼光学系5の透過光学素子5bのフレネル5b1から入射し、シリンドリカル面5b2から出射し、反射光学素子5aのシリンドリカル面5a1から入射し、フレネル5a2で反射され、シリンドリカル面5a1から出射し、映像表示素子3で結像する。
この実施例11の仕様は、
画角(収差表示) 上下50.00°
入射瞳径(逆追跡) 20.00
である。
実施例12の視覚表示装置1の接眼光学系5の回転対称軸2に沿ってとった断面図を図47に、平面図を図48に、光学系全体の横収差図を図49に示す。
本実施例12は、曲面からなる映像表示素子3と、映像表示素子3の映像を遠方の虚像として観察させる接眼光学系5と、からなる視覚表示装置において、接眼光学系5は、少なくとも一つの反射光学素子5aと、少なくとも一つの透過光学素子5bと、接眼光学系5の逆光線追跡における入射瞳Eの中心から透過光学素子5bを経て反射光学素子5aに向かう中心主光線を含む視軸101と、を有し、視軸101を含む第1断面と、第1断面と直交し視軸101を含む第2断面とで結像回数が異なるものである。
映像表示素子3は、Yトーリック面からなる。
接眼光学系5は、両面がYトーリック面からなる透過光学素子5bと、正のパワーを有し上下非対称な拡張回転自由曲面からなる反射光学素子5aを有する。
逆光線追跡において、入射瞳Eから出射した光束は、接眼光学系5の透過光学素子5bを経て、反射光学素子5aで反射され、映像表示素子3で結像する。
この実施例12の仕様は、
画角(収差表示) 上下50.00°
入射瞳径(逆追跡) 4.00
である。
実施例13の視覚表示装置1の接眼光学系5の回転対称軸2に沿ってとった断面図を図50に、平面図を図51に、光学系全体の横収差図を図52に示す。
本実施例13は、曲面からなる映像表示素子3と、映像表示素子3の映像を遠方の虚像として観察させる接眼光学系5と、からなる視覚表示装置において、接眼光学系5は、少なくとも一つの反射光学素子5aと、少なくとも一つの透過光学素子5bと、接眼光学系5の逆光線追跡における入射瞳Eの中心から透過光学素子5bを経て反射光学素子5aに向かう中心主光線を含む視軸101と、を有し、視軸101を含む第1断面と、第1断面と直交し視軸101を含む第2断面とで結像回数が異なるものである。
映像表示素子3は、Yトーリック面からなる。
接眼光学系5は、両面がYトーリック面からなる透過光学素子5bと、正のパワーを有し上下非対称な拡張回転自由曲面からなる反射光学素子5aを有する。
逆光線追跡において、入射瞳Eから出射した光束は、接眼光学系5の透過光学素子5bを経て、反射光学素子5aで反射され、映像表示素子3で結像する。
この実施例13の仕様は、
画角(収差表示) 上下50.00°
入射瞳径(逆追跡) 4.00
である。
実施例14の視覚表示装置1の接眼光学系5の回転対称軸2に沿ってとった断面図を図53に、平面図を図54に、光学系全体の横収差図を図55に示す。
本実施例14は、曲面からなる映像表示素子3と、映像表示素子3の映像を遠方の虚像として観察させる接眼光学系5と、からなる視覚表示装置において、接眼光学系5は、少なくとも一つの反射光学素子5aと、少なくとも一つの透過光学素子5bと、接眼光学系5の逆光線追跡における入射瞳Eの中心から透過光学素子5bを経て反射光学素子5aに向かう中心主光線を含む視軸101と、を有し、視軸101を含む第1断面と、第1断面と直交し視軸101を含む第2断面とで結像回数が異なるものである。
映像表示素子3は、Yトーリック面からなる。
接眼光学系5は、両面がYトーリック面からなる透過光学素子5bと、正のパワーを有し上下非対称な拡張回転自由曲面からなる反射光学素子5aを有する。
逆光線追跡において、入射瞳Eから出射した光束は、接眼光学系5の透過光学素子5bを経て、反射光学素子5aで反射され、映像表示素子3で結像する。
この実施例14の仕様は、
画角(収差表示) 上下50.00°
入射瞳径(逆追跡) 40.00
である。
以下に、上記実施例8〜実施例14の構成パラメータを示す。なお、以下の表中の“ERFS”は拡張回転自由曲面を示す。
実施例8
面番号 曲率半径 面間隔 偏心 屈折率 アッベ数
物体面 ∞ -2000.00
1 ∞(入射瞳) 0.00 偏心(1)
2 ERFS(1) 0.00 1.5163 64.1
3 ERFS(2) (DOE) 0.00 1077.0524 -3.5
4 ERFS(3) 0.00
5 ERFS(4) (RE) 0.00
像 面 ERFS(5) 偏心(2)

ERFS(1) (Yトーリック面)
RY 127.82
θ 0.00
R 100.00
C1 -2.2902E+000

ERFS(2) (Yトーリック面)
RY -163.00
θ 0.00
R 130.00
C1 -3.5586E+000

ERFS(3) (Yトーリック面)
RY -163.00
θ 0.00
R 130.00
C1 -3.5573E+000

ERFS(4) (上下非対称なERFS)
RY -205.41
θ -20.00
R 400.00
C1 6.0934E-002
C4 -1.0671E-006

ERFS(5) (円錐面)
RY 0.00
θ -26.28
R 213.01

偏心(1)
X 30.00 Y 0.00 Z 0.00
α 0.00 β 0.00 γ 0.00

偏心(2)
X 0.00 Y 157.17 Z 0.00
α -26.28 β 0.00 γ 0.00
実施例9
面番号 曲率半径 面間隔 偏心 屈折率 アッベ数
物体面 ∞ -2000.00
1 ∞(入射瞳) 0.00 偏心(1)
2 ERFS(1) 0.00 1.5163 64.1
3 ERFS(2) 0.00)
4 ERFS(3) 0.00 1.5163 64.1
5 フレネル(1) (RE) 0.00 偏心(2) 1.5163 64.1
6 ERFS(3) 0.00
像 面 ERFS(4) 0.00 偏心(3)

フレネル(1)
RY -300.00
RX -395.00
SLOPE 3.25E-001 フレネル基盤の傾きの(Y軸に対する正接)角度では-19.00

ERFS(1) (Yトーリック面)
RY 99.19
θ 0.00
R 100.00
C1 -1.5949E+000

ERFS(2) (Yトーリック面)
RY -110.85
θ 0.00
R 130.00
C1 -5.0616E+000

ERFS(3) (円錐面)
RY ∞
θ -19.00
R 395.00

ERFS(4) (円錐面)
RY ∞
θ -24.33
R 210.14

偏心(1)
X 30.00 Y 0.00 Z 0.00
α 0.00 β 0.00 γ 0.00

偏心(2)
X 0.00 Y 0.00 Z 400.00
α 0.00 β 0.00 γ 0.00

偏心(3)
X 0.00 Y 148.55 Z 0.00
α 0.00 β 0.00 γ 0.00
実施例10
面番号 曲率半径 面間隔 偏心 屈折率 アッベ数
物体面 ∞ -2000.00
1 ∞(入射瞳) 0.00 偏心(1)
2 フレネル(1) 0.00 偏心(2) 1.5163 64.1
3 ERFS(2) 0.00
4 ERFS(3) (RE) 0.00
像 面 ERFS(4) 偏心(3)

フレネル(1)
RY 50.00
RX -100.00
k -1.00

ERFS(2) (シリンドリカル面)
RY ∞
θ 0.00
R 101.00

ERFS(3) (上下非対称なERFS)
RY -232.69
θ -19.00
R 400.00
C1 -2.4723E-001
C4 -1.0549E-006

ERFS(4) (円錐面)
RY 0.00
θ -38.09
R 218.13

偏心(1)
X 30.00 Y 0.00 Z 0.00
α 0.00 β 0.00 γ 0.00

偏心(2)
X 0.00 Y 0.00 Z 100.00
α 0.00 β 0.00 γ 0.00

偏心(3)
X 0.00 Y 142.60 Z 0.00
α 0.00 β 0.00 γ 0.00
実施例11
面番号 曲率半径 面間隔 偏心 屈折率 アッベ数
物体面 ∞ -2000.00
1 ∞(入射瞳) 0.00 偏心(1)
2 フレネル(1) 0.00 偏心(2) 1.5163 64.1
3 ERFS(1) 0.00
4 ERFS(2) 0.00 1.5163 64.1
5 フレネル(2) (RE) 0.00 偏心(3) 1.5163 64.1
6 ERFS(2) 0.00
像 面 ERFS(3) 偏心(4)

フレネル(1)
RY 49.70
RX -120.00
k -1.1618E+000

フレネル(2)
RY -276.82
RX -400.00
k -4.0447E+000

ERFS(1) (シリンドリカル面)
RY 0.00
θ 0.00
R 121.00

ERFS(2) (シリンドリカル面)
RY 0.00
θ 0.00
R 395.00

ERFS(3) (円錐面)
RY 0.00
θ -28.84
R 213.60

偏心(1)
X 30.00 Y 0.00 Z 0.00
α 0.00 β 0.00 γ 0.00

偏心(2)
X 0.00 Y 0.00 Z 120.00
α 0.00 β 0.00 γ 0.00

偏心(3)
X 0.00 Y 42.05 Z 400.00
α 0.00 β 0.00 γ 0.00

偏心(3)
X 0.00 Y 77.33 Z 0.00
α 0.00 β 0.00 γ 0.00
実施例12
面番号 曲率半径 面間隔 偏心 屈折率 アッベ数
物体面 ∞ -2000.00
1 ∞(入射瞳) 0.00 偏心(1)
2 ERFS(1) 0.00 1.5163 64.1
3 ERFS(2) 0.00
4 ERFS(3)(RE) 0.00
像 面 ERFS(4) 偏心(2)

ERFS(1) (Yトーリック面)
RY 120.00
θ 0.00
R 100.00
C1 -2.0000E+000

ERFS(2) (Yトーリック面)
RY -120.00
θ 0.00
R 130.00
C1 -2.0000E+000

ERFS(3) (上下非対称なERFS)
RY -200.00
θ -16.00
R 400.00
C1 -7.0000E-001
C4 -1.0000E-006

ERFS(4) (Yトーリック面)
RY -400.00
θ -25.00
R 214.92

偏心(1)
X 30.00 Y 0.00 Z 0.00
α 0.00 β 0.00 γ 0.00

偏心(2)
X 0.00 Y 120.00 Z 0.00
α 0.00 β 0.00 γ 0.00
実施例13
面番号 曲率半径 面間隔 偏心 屈折率 アッベ数
物体面 ∞ -2000.00
1 ∞(入射瞳) 0.00 偏心(1)
2 ERFS(1) 0.00 1.5163 64.1
3 ERFS(2) 0.00
4 ERFS(3) 0.00
像 面 ERFS(4) 偏心(2)

ERFS(1) (Yトーリック面)
RY 100.00
θ 0.00
R 100.00
C1 -3.6991E+000

ERFS(2) (Yトーリック面)
RY -100.00
θ 0.00
R 130.00
C1 -5.9467E-001

ERFS(3) (上下非対称なERFS)
RY -219.36
θ -16.00
R 100.00
C1 -4.3365E+000
C4 -2.0797E-006

ERFS(4) (Yトーリック面)
RY -508.63
θ -19.29
R 202.71

偏心(1)
X 30.00 Y 0.00 Z 0.00
α 0.00 β 0.00 γ 0.00

偏心(2)
X 0.00 Y 123.41 Z 0.00
α 0.00 β 0.00 γ 0.00

実施例14
面番号 曲率半径 面間隔 偏心 屈折率 アッベ数
物体面 ∞ -2000.00
1 ∞(入射瞳) 0.00 偏心(1)
2 ERFS(1) 0.00 1.5163 64.1
3 ERFS(2) 0.00
4 ERFS(3) 0.00
像 面 ERFS(4) 偏心(2)

ERFS(1) (Yトーリック面)
RY 104.47
θ 0.00
R 100.00
C1 -1.5027E+000

ERFS(2) (Yトーリック面)
RY -228.04
θ 0.00
R 130.00
C1 -3.5586E+000

ERFS(3) (上下非対称なERFS)
RY -200.53
θ 0.00
R 400.00
C1 -8.2605E-002
C4 -1.1141E-006

ERFS(4) (Yトーリック面)
RY ∞
θ -23.28
R 207.49

偏心(1)
X 30.00 Y 0.00 Z 0.00
α 0.00 β 0.00 γ 0.00

偏心(2)
X 0.00 Y 140.06 Z 0.00
α 0.00 β 0.00 γ 0.00
観察者両眼の眼幅は、偏心(1)でX30mmとして、60mmで追跡している。
また、光線追跡は観察者眼球から映像表示素子3に向かう逆光線追跡で追跡している。
次に、上記各実施例における各種データの値を示す。
各種データ 実施例8 実施例9 実施例10 実施例11
Ry -205.4 -300.0 -232.7 -276.8
Rx 400.0 400.0 400.0 400.0
Fy 140.0 106.6 101.7 101.1
各種データ 実施例12 実施例13 実施例14
Ry -200.0 -219.4 -200.5
Rx -400.0 -400.0 -400.0
Fy 121.4 102.1 143.2
次に、第3実施形態について説明する。第3実施形態は、第1実施形態又は第2実施形態の接眼光学系5の反射面5aと観察者の瞳Eとの間に透過光学素子5b,5cを配置したものである。
透過光学素子5b,5cは、少なくとも第1透過光学素子5bと第2透過光学素子5cの2つからなる。
第3実施形態の光学系の場合、反射光学素子5aでの収差発生は比較的少ないのが特徴で、高画角の映像を観察することが可能となっているが、反射光学素子5aと観察者眼球の間に配置される一方向にのみ強い正のパワーを持った透過光学素子で発生する収差が比較的問題となる。そこで、第3実施形態では透過光学素子を2つ用いることにより収差発生を少なくしている。
また、少なくとも2つの透過光学素子5b,5cは、反射面5aの回転対称軸と同一の回転対称軸を有する回転対称面から構成されている。
回転対称軸を観察者の上下方向に一致させることにより、回転対称な反射光学素子5aを回転方向に延長することにより左右方向の画角を広げることが容易になる。また、光学素子すべてが回転対称となり光学素子の組み立てが容易になる。
また、少なくとも2つの透過光学素子5dは、第2断面に対して対称に配置される。
透過光学素子5dを左右の眼球に対応して反射光学素子の回転対称軸からずらすことにより、眼福により発生する偏心収差をなくす事が可能となり高精細な観察像を観察することが可能となる。さらに好ましくは、この場合右目の左方向と左目の右方向は異なる眼球に対応する透過光学素子5dL,5dRからの光線が観察されてしまうので、隣り合う2つの透過光学素子5dL,5dRの間に遮光板51を設置することが望ましい。
透過光学素子のうちの1つは、反射面5aの回転対称軸と同一の回転対称軸を有し、他の1つは、第2断面に対して対称に配置される。回転対称軸をずらした透過光学素子5fにより像歪を補正しながら回転対称軸を含む断面内での正パワーを負担し、回転対称軸を反射光学素子5aの回転対称軸と一致させた透過光学素子5eにも正のパワーを負担させることにより、歪の少ない高解像の観察像を観察することが可能となる。
なお、第3実施形態の視覚表示装置は、少なくとも2つの透過光学素子を除く部分に、第1実施形態又は第2実施形態の視覚表示装置と同様の構成を適用することが可能である。例えば、映像表示素子3、投影光学系4及び拡散板11を用いる代わりに、円錐状の曲面からなる映像表示素子3のみを用いてもよい。
次に、第3実施形態の実施例15〜実施例17について説明する。
実施例15の視覚表示装置1の接眼光学系5の回転対称軸2に沿ってとった断面図を図56に、平面図を図57に、光学系全体の横収差図を図58及び図59に示す。
本実施例15は、図示しない投影光学系により投影された映像の近傍に配置された拡散面11と、図示しない投影光学系により投影された映像を遠方の虚像として観察させる接眼光学系5と、からなる視覚表示装置において、接眼光学系5は、少なくとも一つの反射光学素子5aと、反射光学素子5aの反射面と同一の回転対称軸を有する回転対称面から構成されている第1透過光学素子5bと、第1透過光学素子5bと入射瞳Eの間に配置され反射光学素子5aの反射面と同一の回転対称軸を有する回転対称面から構成されている第2透過光学素子5cと、接眼光学系5の逆光線追跡における入射瞳Eの中心から第1透過光学素子5b及び第2透過光学素子5cを経て反射光学素子5aに向かう中心主光線を含む視軸101と、を有し、視軸101を含む第1断面と、第1断面と直交し視軸101を含む第2断面とで結像回数が異なるものである。
接眼光学系5は、両面が拡張回転自由曲面からなる第1透過光学素子5bと、両面が拡張回転自由曲面からなる第2透過光学素子5cと、透過面と反射面が拡張回転自由曲面からなる反射光学素子5aを有する。
拡散面11は、円錐面からなり、図示しない投影光学系により投影された映像は、拡散面11の近傍に円錐状に投影される。
逆光線追跡において、入射瞳Eから出射した光束は、接眼光学系5の第2透過光学素子5cを通過し、接眼光学系5の第1透過光学素子5bを経て、反射光学素子5aで反射され、拡散面11で中間結像する。その後、拡散面11を出た光束は、図示しない投影光学系に入る。そして、図示しない映像表示素子の光軸から外れた半径方向の所定位置に達する。
この実施例15の仕様は、
画角(収差表示) 上下 50.00°
左右 88°
入射瞳径(逆追跡) 15.00
である。
実施例16の視覚表示装置1の接眼光学系5の回転対称軸2に沿ってとった断面図を図60に、平面図を図61に、光学系全体の横収差図を図62及び図63に示す。
本実施例16は、図示しない投影光学系により投影された映像の近傍に配置された拡散面11と、図示しない投影光学系により投影された映像を遠方の虚像として観察させる接眼光学系5と、からなる視覚表示装置において、接眼光学系5は、少なくとも一つの反射光学素子5aと、観察者の左右の眼球に対応した左透過光学素子5dL及び右透過光学素子5dRと、左透過光学素子5dLと右透過光学素子5dRの間に配置された遮光板51と、接眼光学系5の逆光線追跡における入射瞳Eの中心から左透過光学素子5dL又は右透過光学素子5dRを経て反射光学素子5aに向かう中心主光線を含む視軸101と、を有し、視軸101を含む第1断面と、第1断面と直交し視軸101を含む第2断面とで結像回数が異なるものである。
接眼光学系5は、両面が拡張回転自由曲面からなる左透過光学素子5dLと、両面が拡張回転自由曲面からなる右透過光学素子5dRと、透過面と反射面が拡張回転自由曲面からなる反射光学素子5aを有する。
拡散面11は、円錐面からなり、図示しない投影光学系により投影された映像は、拡散面11の近傍に円錐状に投影される。
逆光線追跡において、入射瞳Eから出射した光束は、接眼光学系5の左透過光学素子5dL又は右透過光学素子5dRを経て、反射光学素子5aで反射され、拡散面11で中間結像する。その後、拡散面11を出た光束は、図示しない投影光学系に入る。そして、図示しない映像表示素子の光軸から外れた半径方向の所定位置に達する。
この実施例16の仕様は、
画角(収差表示) 上下 50.00°
左右 88°
入射瞳径(逆追跡) 10.00
である。
実施例17の視覚表示装置1の接眼光学系5の回転対称軸2に沿ってとった断面図を図64に、平面図を図65に、光学系全体の横収差図を図66及び図67に示す。
本実施例17は、図示しない投影光学系により投影された映像の近傍に配置された拡散面11と、図示しない投影光学系により投影された映像を遠方の虚像として観察させる接眼光学系5と、からなる視覚表示装置において、接眼光学系5は、少なくとも一つの反射光学素子5aと、反射光学素子5aの反射面と同一の回転対称軸を有する回転対称面から構成されている第1透過光学素子5eと、観察者の左右の眼球に対応した第2左透過光学素子5fL及び第2右透過光学素子5fRと、第2左透過光学素子5fLと第2右透過光学素子5fRの間に配置された遮光板51と、接眼光学系5の逆光線追跡における入射瞳Eの中心から第1透過光学素子5e及び第2透過光学素子5fを経て反射光学素子5aに向かう中心主光線を含む視軸101と、を有し、視軸101を含む第1断面と、第1断面と直交し視軸101を含む第2断面とで結像回数が異なるものである。
接眼光学系5は、両面が拡張回転自由曲面からなる第1透過光学素子5eと、両面が拡張回転自由曲面からなる第2左透過光学素子5fLと、両面が拡張回転自由曲面からなる第2右透過光学素子5fRと、透過面と反射面が拡張回転自由曲面からなる反射光学素子5aを有する。
拡散面11は、円錐面からなり、図示しない投影光学系により投影された映像は、拡散面11の近傍に円錐状に投影される。
逆光線追跡において、入射瞳Eから出射した光束は、接眼光学系5の第2左透過光学素子5fL又は第2右透過光学素子5fRを通過し、第1透過光学素子5eを経て、反射光学素子5aで反射され、拡散面11で中間結像する。その後、拡散面11を出た光束は、図示しない投影光学系に入る。そして、図示しない映像表示素子の光軸から外れた半径方向の所定位置に達する。
この実施例17の仕様は、
画角(収差表示) 上下 55.00°
左右 88°
入射瞳径(逆追跡) 10.00
である。
以下に、上記実施例15〜実施例17の構成パラメータを示す。なお、以下の表中の“ERFS”は拡張回転自由曲面を示す。また、座標系、偏心面等の定義は、第1実施形態及び第2実施形態と同様である。
実施例15
面番号 曲率半径 面間隔 偏心 屈折率 アッベ数
物体面 シリンドリカル面(1) -2000.00
1 ∞(入射瞳) 0.00 偏心(1)
2 ERFS(1) 0.00 1.4918 57.4
3 ERFS(2) 0.00
4 ERFS(3) 0.00 1.4918 57.4
5 ERFS(4) 0.00
6 ERFS(5) 0.00 1.4918 57.4
7 ERFS(6) 反射面 0.00 1.4918 57.4
8 ERFS(5) 0.00
9 ERFS(7) 0.00 偏心(2) 1.5163 64.1
像 面 ERFS(8) 0.00 偏心(2)

シリンドリカル面(1)
X方向曲率半径 -2000.00
Y方向曲率半径 ∞

ERFS(1)
RY ∞
θ 0.00
R 80.00

ERFS(2)
RY -54.91
θ 0.00
R 115.00
C1 -9.1686E-001 C3 3.1037E-003 C4 -2.3614E-005

ERFS(3)
RY 186.41
θ 0.00
R 135.00
C1 1.7770E+000 C3 3.2012E-003 C4 -1.2835E-005

ERFS(4)
RY ∞
θ 0.00
R 165.00

ERFS(5)
RY -222.80
θ -13.97
R 395.00
C1 9.4577E-001 C4 -6.6597E-007

ERFS(6)
RY -222.80
θ -13.97
R 400.00
C1 9.4577E-001 C4 -6.6597E-007

ERFS(7)
RY ∞
θ -13.75
R 174.31

ERFS(8)
RY ∞
θ -13.75
R 170.31

偏心(1)
X 30.00 Y 0.00 Z 0.00
α 0.00 β 0.00 γ 0.00

偏心(2)
X 0.00 Y 123.93 Z 0.00
α 0.00 β 0.00 γ 0.00
実施例16
面番号 曲率半径 面間隔 偏心 屈折率 アッベ数
物体面 シリンドリカル面(1) -2000.00
1 ∞(入射瞳) 0.00 偏心(1)
2 ERFS(1) 0.00 偏心(2) 1.4918 57.4
3 ERFS(2) 0.00 偏心(3)
4 ERFS(3) 0.00 1.4918 57.4
5 ERFS(4) 反射面 0.00 1.4918 57.4
6 ERFS(3) 0.00
7 ERFS(4) 0.00 偏心(4) 1.5163 64.1
像 面 ERFS(6) 0.00 偏心(4)

シリンドリカル面(1)
X方向曲率半径 -2000.00
Y方向曲率半径 ∞

ERFS(1)
RY 472.56
θ 0.00
R 50.00
C1 -1.5887E+002

ERFS(2)
RY -63.60
θ -1.41
R 80.00
C1 3.3007E-001

ERFS(3)
RY -245.93
θ -11.43
R 395.00
C1 -6.0005E-001 C4 -4.4265E-007

ERFS(4)
RY -245.93
θ -11.43
R 400.00
C1 -6.0005E-001 C4 -4.4265E-007

ERFS(5)
RY ∞
θ -17.04
R 153.33

ERFS(6)
RY ∞
θ -17.04
R 149.33

偏心(1)
X 30.00 Y 0.00 Z 0.00
α 0.00 β 0.00 γ 0.00

偏心(2)
X 30.00 Y 0.00 Z 0.00
α 0.00 β 0.00 γ 0.00

偏心(3)
X 40.68 Y 0.00 Z 0.00
α 0.00 β 0.00 γ 0.00

偏心(4)
X 0.00 Y 105.42 Z 0.00
α 0.00 β 0.00 γ 0.00
実施例17
面番号 曲率半径 面間隔 偏心 屈折率 アッベ数
物体面 シリンドリカル面(1) -2000.00
1 ∞(入射瞳) 0.00 偏心(1)
2 ERFS(1) 0.00 偏心(2) 1.4918 57.4
3 ERFS(2) 0.00 偏心(3)
4 ERFS(3) 0.00 1.4918 57.4
5 ERFS(4) 0.00
6 ERFS(5) 0.00 1.4918 57.4
7 ERFS(6) 0.00 1.4918 57.4
8 ERFS(5) 0.00
9 ERFS(7) 0.00 偏心(4) 1.5163 64.1
像 面 ERFS(8) 0.00 偏心(4)

シリンドリカル面(1)
X方向曲率半径 -2000.00
Y方向曲率半径 ∞

ERFS(1)
RY -147.44
θ 0.00
R 50.00

ERFS(2)
RY -48.95
θ 0.00
R 70.00
C1 -1.0000E+000 C4 -1.7113E-005

ERFS(3)
RY 97.56
θ 0.00
R 110.00

ERFS(4)
RY -356.59
θ 0.00
R 130.00

ERFS(5)
RY -249.49
θ -10.09
R 395.00
C1 4.5185E+000 C4 -6.4704E-007 C5 2.5075E-008

ERFS(6)
RY -249.49
θ -10.09
R 400.00
C1 4.5185E+000 C4 -6.4704E-007 C5 2.5075E-008

ERFS(7)
RY ∞
θ -11.78
R 151.99

ERFS(8)
RY ∞
θ -11.78
R 147.99

偏心(1)
X 30.00 Y 0.00 Z 0.00
α 0.00 β 0.00 γ 0.00

偏心(2)
X 30.00 Y 0.00 Z 50.00
α 0.00 β 0.00 γ 0.00

偏心(3)
X 38.03 Y 0.00 Z 70.00
α 0.00 β 0.00 γ 0.00

偏心(4)
X 0.00 Y 93.84 Z 0.00
α 0.00 β 0.00 γ 0.00
観察者両眼の眼幅は、偏心(1)でX30mmとして、水平断面での光路図では60mmで追跡している。
また、光線追跡は観察者眼球から映像表示素子3に向かう逆光線追跡で追跡している。
光路図及び収差図では水平画角88°まで表記しているが、反射面が回転対称なので、180°の水平画角で観察するこが可能である。
1…視覚表示装置
2…回転対称軸
3…映像表示素子
4…投影光学系
5…接眼光学系
5a…反射光学素子
5b,5e…第1透過光学素子
5c,5f…第2透過光学素子
5d…透過光学素子
11…拡散面
51…遮光板
E…入射瞳(逆光線追跡)

Claims (20)

  1. 映像表示素子と、
    前記映像表示素子に表示された映像を遠方の虚像として観察させる接眼光学系と、
    からなる視覚表示装置において、
    前記接眼光学系は、
    少なくとも一つの反射光学素子と、
    少なくとも一つの透過光学素子と、
    前記接眼光学系の逆光線追跡における入射瞳の中心から前記透過光学素子を経て前記反射光学素子に向かう中心主光線を含む視軸と、
    を有し、
    前記視軸を含む第1断面と、前記第1断面と直交し前記視軸を含む第2断面とで結像回数が異なることを特徴とする視覚表示装置。
  2. 前記結像回数は、前記第1断面が0回、前記第2断面が1回であることを特徴とする請求項1に記載の視覚表示装置。
  3. 前記反射光学素子及び前記透過光学素子は、前記第2断面方向の屈折率が強いことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の視覚表示装置。
  4. 前記反射光学素子及び前記透過光学素子は、一つの回転対称軸に対して回転対称であることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の視覚表示装置。
  5. 前記第2断面は、前記回転対称軸を含むことを特徴とする請求項4に記載の視覚表示装置。
  6. 前記反射光学素子は、前記第2断面内で前記視軸に対して偏心していることを特徴とする請求項5に記載の視覚表示装置。
  7. 前記視軸と前記回転対称軸は直交することを特徴とする請求項4乃至請求項6のいずれか1項に記載の視覚表示装置。
  8. 前記反射光学素子は、円筒状にしたリニアフレネルの反射素子であることを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれか1項に記載の視覚表示装置。
  9. 前記反射光学素子は、前記第2断面内で前記視軸に対して一方側と他方側とで形状が異なることを特徴とする請求項1乃至請求項8のいずれか1項に記載の視覚表示装置。
  10. 前記透過光学素子は、湾曲円筒状にしたリニアフレネルの透過素子であることを特徴とする請求項1乃至請求項9のいずれか1項に記載の視覚表示装置。
  11. 前記透過光学素子は、前記第2断面内で前記視軸に対して一方側と他方側とで形状が異なることを特徴とする請求項1乃至請求項10のいずれか1項に記載の視覚表示装置。
  12. 以下の条件式(1)を満足することを特徴とする請求項1乃至請求項11のいずれか1項に記載の視覚表示装置。
    |Ry|<|Rx| ・・・(1)
    ただし、Rxは前記第1断面内で前記視軸が当る近傍の前記反射光学素子の反射面の曲率半径、
    Ryは前記第2断面内で前記視軸が当る近傍の前記反射光学素子の反射面の曲率半径、
    である。
  13. 以下の条件式(2)を満足することを特徴とする請求項1乃至請求項12のいずれか1項に記載の視覚表示装置。
    |Fy|<|Rx| ・・・(2)
    ただし、Fyは、前記透過光学素子の回転対称軸を含む断面の焦点距離、
    Rxは前記第1断面内で前記視軸が当る近傍の前記反射光学素子の反射面の曲率半径、
    である。
  14. 前記透過光学素子を少なくとも2つ有することを特徴とする請求項1乃至請求項13のいずれか1項に記載の視覚表示装置。
  15. 前記少なくとも2つの透過光学素子は、反射面の回転対称軸と同一の回転対称軸を有する回転対称面から構成されていることを特徴とする請求項14に記載の視覚表示装置。
  16. 前記少なくとも2つの透過光学素子は、前記第2断面に対して対称に配置されることを特徴とする請求項14に記載の視覚表示装置。
  17. 前記透過光学素子のうちの1つは、反射面の回転対称軸と同一の回転対称軸を有し、他の1つは、前記第2断面に対して対称に配置されることを特徴とする請求項14に記載の視覚表示装置。
  18. 前記映像表示素子に表示された映像を投影する投影光学系と、
    前記投影光学系により投影された映像の近傍に配置された拡散面と、
    をさらに有し、
    前記回転対称軸と同心に前記投影光学系による投影像を配置することを特徴とする請求項4乃至請求項17のいずれか1項に記載の視覚表示装置。
  19. 前記投影光学系は、前記回転対称軸に対して回転対称であることを特徴とする請求項18に記載の視覚表示装置。
  20. 前記映像表示素子は、前記回転対称軸に対して回転対称な曲面であることを特徴とする請求項4乃至請求項17のいずれか1項に記載の視覚表示装置。
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