JP4790547B2 - 視覚表示装置 - Google Patents

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本発明は、視覚表示装置に関し、特に、周囲の全方位から眼鏡等を用いることなく立体観察することが可能な観察装置や、見る角度や個々別人よって異なる観察像を表示可能な表示装置に適した視覚表示装置に関するものである。
従来、視野角制限フィルターを備えたスクリーンを中心軸の周りで回転させながら、例えば1つの物体を360°周辺方向から見た映像をそのスクリーン上に投影することにより、任意の方向から観察する場合に見る方向により観察画像が変化し、立体表示が可能な表示装置が特許文献1〜3において知られている。
特開2005−221690号公報 特開2006−10852号公報 特開2006−11367号公報
しかしながら、特許文献1〜3において知られている従来例の場合、視野角制限フィルターを備えたスクリーンを機械的に回転させる機構が必要である。さらに、表示素子やスクリーン面を回転させることなく、また、眼鏡等を用いることなく裸眼で立体視が可能で、さらに、周辺の360°どの方向からでも観察することが可能な表示装置は存在しなかった。
本発明は従来技術のこのような状況に鑑みてなされたものであり、その目的は、機械的な複雑な回転機構や眼鏡等を用いなくても、周囲の全方位から立体観察することが可能な観察装置や、見る角度や個々別人よって異なる観察像を表示可能な表示装置に適した視覚表示装置を提供することである。
上記目的を達成する本発明の視覚表示装置は、映像を表示する表示素子と、前記表示素子の表示面の略中心を表示面に垂直に通る中心軸に同心で、中心軸の周囲360°方向に前記表示素子からの表示光束を射出する回転対称な観察光学系とを備えており、前記観察光学系は中心軸の周りの円周上に略連続して配置された射出瞳を形成し、前記射出瞳位置と共役な中心軸と同心な円周上に複数の光源が配置されていることを特徴とするものである。
この場合、前記表示素子と前記複数の光源との間に中心軸に同心で回転対称なコンデンサー光学系が配置されていることが望ましい。
また、前記複数の光源を順に点灯可能に構成し、その点灯の切り換えに連動して前記表示素子に表示する表示像を切り換え可能にすることが望ましい。
そして、前記表示素子に、同一物体について複数の視点から撮影された映像を切り換え可能に表示して立体観察可能にすることが望ましい。
また、前記観察光学系が前記表示素子の表示像の像を実像又は虚像として中心軸近傍に結像することが望ましい。
また、前記観察光学系が反射光学系又は反射屈折光学系からなることが望ましい。
また、前記観察光学系の少なくとも1つの面は、中心軸を含む縦断面と中心軸と直交する横断面での曲率が異なることが望ましい。
また、前記観察光学系の少なくとも1つの面は、対称面を持たない任意形状の曲線を中心軸の周りで回転させて形成される回転対称な形状を有することが望ましい。
その場合、前記観察光学系の少なくとも1つの面は、奇数次項を含む任意形状の曲線を中心軸の周りで回転させて形成される回転対称な形状を有することが望ましい。
以上の本発明によると、機械的な複雑な回転機構や眼鏡等を用いなくても、周囲の全方位から立体観察することが可能な観察装置や、見る角度や個々別人よって異なる観察像を表示可能な表示装置に適した視覚表示装置を得ることができる。
以下、実施例に基づいて本発明の視覚表示装置について説明する。
図1は、本発明の視覚表示装置の構成を模式的に示す図であり、この視覚表示装置は、映像を表示する表示素子3を有する。そして、その表示素子3の表示面の略中心を表示面に垂直に通る中心軸1を定義し、その中心軸1に同心で、中心軸1の周囲360°方向に表示素子3からの表示光束を射出する回転対称な観察光学系2とを備えており、観察光学系2は、中心軸1の周りの円周上に略連続して配置された射出瞳4を形成し、その射出瞳4位置と共役な中心軸1と同心な円周上に各々表示素子3を照明する複数の光源51 、52 、53 、・・・(図1では20個の光源)が配置されているものである。なお、射出瞳4は、実際上、光源51 、52 、53 、・・・の像位置として定まるものである。
そして、中心軸1と同心に配置された複数の光源51 、52 、53 、・・・各々で表示素子(図の場合は、透過型の表示素子)3を照明可能にするために、このような複数の光源51 、52 、53 、・・・からなる光源装置5と表示素子3の間に中心軸1に同心で回転対称なコンデンサー光学系6が配置されている。
そして、中心軸1に垂直な表示素子3の表示像は、観察光学系2によって中心軸1上に表示像の実像又は虚像の像(観察像)7として結像されるようになっている。
このような構成であるので、中心軸1の周りの円周上の何れかの位置の射出瞳4近傍に観察者がその眼を持って行くと、その射出瞳4を形成する何れかの光源51 、52 、53 、・・・からの照明光束によって表示素子3が照明され、表示素子3で変調された光束は観察光学系2を経て中心軸1上にその位置の射出瞳4に対して正面を向いた像7を結像する。そのため、観察者は中心軸1上に位置する表示像の像7を観察することができる。ただし、表示像が特定方向を向いているとき、射出瞳4の中心軸1の周りの位置により、像7は視軸の周りで傾いて見える。図1の例では、図の左側の射出瞳4の位置から見た像7は正規の像(立った顔)として見えるが、中心軸1に対して反対側の図の右側の射出瞳4の位置から見た像7は倒立した像(逆立ちした顔)として見え、また、図の裏面側の射出瞳4の位置から見た像7は右に向けて寝た像(頭頂を右に向けた横向きの顔)として見え、図の正面側の射出瞳4の位置から見た像7は左に向けて寝た像(頭頂を左に向けた横向きの顔)として見える。
上記の本発明の視覚表示装置において、観察する方向、すなわち、円周上の射出瞳4の位置に応じて観察される映像を異なるものとするには、光源装置5中の点灯する光源51 、52 、53 、・・・を順に変更し、その点灯光源の変更に連動して表示素子3に表示する表示像を変更するようにすることで、時分割で見る角度や個々別人よって異なる観察像が表示可能になる。
さらには、相互に隣接する光源51 、52 、53 、・・・の切り換えに対応して両眼視差のある画像を表示素子3に表示するようにし、その隣接する光源51 、52 、53 、・・・に対応する射出瞳4の位置に観察者がその左右の眼を持って行くことにより、立体像を観察することが可能になる。そして、光源装置5中の光源51 、52 、53 、・・・の点灯を一周に順に全て変更するようにし、かつ、表示素子3に連動して順に表示する表示像を同一物体の全周360°を角度を順に変えて見た像とすることにより、360°の全方位からの立体映像を観察することが可能となる。
この点をもう少し説明すると、図2に示すように、物体100についての表示素子3に順に表示する視差画像は、全周360°を例えば16分割する場合には、22.5°毎に物体100を回転させてカメラ101で撮影された静止画でもよいし、CG等で作成した3次元物体を同様に22.5°毎に視点を回転させた生成した動画でもよい。さらに、16台のカメラを中心点に向けて設置した撮像装置からの動画でもよい。
このようにして作成した16視点の静止画や動画は、図3に物体100についての16個の画像を並べて示すように、16視点の映像となる。このような16視点の映像を見る角度によって表示像の角度も変えなければならないことを考慮して、図4のように撮影方向に応じて傾きを変える。そして、光源51 、52 、53 、・・・の順の点灯に応じて、表示素子3に図4の1行左端の映像から右端の映像、2行左端の映像から右端の映像、3行左端の映像から右端の映像、4行左端の映像から右端の映像に順に切り換えて表示することにより、物体100の視点に応じた立体映像が観察可能となる(この場合、光源の切り換えは目の残像時間内に行う必要がある。)。ただし、図1の場合は、観察光学系2が1回反射の反射光学系として考えているので、物体100の立体像は左右反転の鏡像となる。
特許文献1等に開示されている表示装置では、視野角制限フィルターを備えたスクリーンに投影し、かつ、そのスクリーンを回転させる必要があったが、本発明の視覚表示装置では、周辺のどの方向にも投影することが可能な光学素子として機能する回転対称な観察光学系と表示素子と複数の光源とからなるものであり、特別なスクリーンや機械的な回転機構を用いなくても、立体観察や角度によって異なる像の観察が可能になる。
ところで、観察光学系2としては、中心軸に同心で回転対称な円環状の反射面を用いて中心軸に対して任意の角度に偏向する作用を有する光学系を用いることが望ましいが、反射面の数(反射回数)としては1回の反射光学系、反射屈折光学系に限定されず、2回以上の反射を行う反射光学系、反射屈折光学系を用いることができる(後記の実施例参照)。さらには、屈折光学系で観察光学系2を構成してもよい。
また、観察光学系2の少なくとも1つの面は、回転対称軸(中心軸)1を含む縦断面と回転対称軸1と直交する横断面での曲率が異なるように構成されていることが望ましい。本発明の視覚表示装置は、回転対称軸に直交する映像表示領域と回転対称軸の周囲の観察領域が存在する全方位光学系であるため、一平面内に映像表示領域と観察領域を配置することができない。これを避けるために、映像表示領域から観察領域に到達する光束を回転対称軸1に対して斜めになるようにする必要がある。そのため、偏心収差が発生する。これを少なくするためには、観察光学系2の少なくとも1つの面は、回転対称軸1を含む縦断面と回転対称軸1と直交する横断面での曲率が異なるように構成することにより、この偏心収差を補正することが可能となる。
さらに好ましくは、観察光学系2の少なくとも1面は、対称面を持たない任意形状の曲線を回転対称軸1の周りで回転させて形成される回転対称な形状を有することにより、さらに偏心収差、例えば偏心により発生するコマ収差を補正することが可能となる。
さらに好ましくは、観察光学系2の少なくとも1面は、奇数次項を含む任意形状の曲線を回転対称軸1の周りで回転させて形成される回転対称な形状を有することにより、さらに自由度の高い収差補正を行うことが可能となり、収差補正上好ましい。
また、表示素子3の表示像の像(観察像)7は中心軸1近傍に実像又は虚像として結像されるようにすると、両眼視差で立体像を観察する際に、観察像の輻輳と調整を一致させることが可能となり、融像しやすい立体表示が可能となる。なお、観察像7は必ずしも中心軸1近傍に結像される必要はなく、中心軸1からある程度離れていてもよい。
以下に、本発明の視覚表示装置の光学系の実施例1〜6を説明する。これら光学系の構成パラメータは後記する。これら実施例の構成パラメータは、例えば図5に示すように、物体面を観察像7の面とし、観察像7と共役な像面を表示面30とし、物体面7から射出瞳4を通り(反対に延長した光線が射出瞳4を通り)、像面30に向かう光線が観察光学系2の光学面21を経て像面30に至る逆光線追跡の結果に基づくものである。
座標系は、逆光線追跡において、例えば図5に示すように、物体面7の中心(中心軸1上に位置する。)を偏心光学系の偏心光学面の原点とし、中心軸1の像面30と反対側の方向をY軸正方向とし、図5の紙面内をY−Z平面とする。そして、図5の射出瞳4を通り観察光学系2に入射する光線に沿った方向をZ軸正方向とし、Y軸、Z軸と右手直交座標系を構成する軸をX軸正方向とする。
偏心面については、その面が定義される座標系の上記光学系の原点の中心からの偏心量(X軸方向、Y軸方向、Z軸方向をそれぞれX,Y,Z)と、光学系の原点に定義される座標系のX軸、Y軸、Z軸それぞれを中心とする各面を定義する座標系の傾き角(それぞれα,β,γ(°))とが与えられている。その場合、αとβの正はそれぞれの軸の正方向に対して反時計回りを、γの正はZ軸の正方向に対して時計回りを意味する。なお、面の中心軸のα,β,γの回転のさせ方は、各面を定義する座標系を光学系の原点に定義される座標系のまずX軸の回りで反時計回りにα回転させ、次に、その回転した新たな座標系のY軸の回りで反時計回りにβ回転させ、次いで、その回転した別の新たな座標系のZ軸の回りで時計回りにγ回転させるものである。
また、各実施例の光学系を構成する光学作用面の中、特定の面とそれに続く面が共軸光学系を構成する場合には面間隔が与えられており、その他、面の曲率半径、媒質の屈折率、アッベ数が慣用法に従って与えられている。
なお、拡張回転自由曲面は、以下の定義で与えられる回転対称面である。
まず、Y−Z座標面上で原点を通る下記の曲線(d)が定められる。
Z=(Y2 /RY)/[1+{1−(C1 +1)Y2 /RY2 1 /2
2 Y+C3 2 +C4 3 +C5 4 +C6 5 +C7 6
+・・・・+C2120+・・・・+Cn+1 n +・・・・
・・・(d)
次いで、この曲線(d)をX軸正方向を向いて左回りを正として角度θ(°)回転した曲線F(Y)が定められる。この曲線F(Y)もY−Z座標面上で原点を通る。
その曲線F(Y)をZ正方向に距離R(負のときはZ負方向)だけ平行移動し、その後にY軸の周りでその平行移動した曲線を回転させてできる回転対称面を拡張回転自由曲面とする。
その結果、拡張回転自由曲面はY−Z面内で自由曲面(自由曲線)になり、X−Z面内で半径|R|の円になる。
この定義からY軸が拡張回転自由曲面の軸(回転対称軸)となる。
ここで、RYはY−Z断面での球面項の曲率半径、C1 は円錐定数、C2 、C3 、C4 、C5 …はそれぞれ1次、2次、3次、4次…の非球面係数である。
なお、Y軸に平行な軸を中心軸に持つ円錐面は拡張回転自由曲面の1つとして与えられ、RY=∞,C1 ,C2 ,C3 ,C4 ,C5 ,…=0とし、θ=(円錐面の傾き角)、R=(X−Z面内での底面の半径)として与えられる。
また、後記の構成パラメータ中にデータの記載されていない非球面に関する項は0である。屈折率、アッベ数については、d線(波長587.56nm)に対するものを表記してある。長さの単位はmmである。各面の偏心は、上記のように、基準面からの偏心量で表わす。
実施例1の視覚表示装置の光学系の中心軸1に沿ってとった断面図を図5に、図5の主要部の拡大図を図6(a)に、その主要部の光学系内の光路を示す中心軸1に沿う方向に見た平面図を図6(b)に示す。ただし、図6(b)においては、コンデンサー光学系6と光源面50は図示を省いてある。また、この実施例の光学系の横収差図を図7に示す。この横収差図において、中央に示された角度は、(水平方向画角、垂直方向の画角)を示し、その画角におけるY方向(メリジオナル方向)とX方向(サジタル方向)の横収差を示す。なお、マイナスの画角は、水平方向画角については、Y軸正方向を向いて右回りの角度、垂直方向画角については、X軸正方向を向いて右回りの角度を意味する。以下、同じ。
本実施例は、像面30に配置される液晶表示素子のような透過型の表示素子を照明する光源51 、52 、53 、・・・(図1)を配置する光源面50とその位置に配置される複数の光源各々からの照明光を表示面30に照射するコンデンサー光学系6とを含んで示された実施例であり、他の実施例2〜6では、光源面50とコンデンサー光学系6は省かれているが、本実施例と同様に配置される。
実施例1の視覚表示装置は、中心軸1に直交する表示面30を持つ表示素子3(図1)が配置され、中心軸1に同心で回転対称でメリジオナル方向、サジタル方向共正パワーを持ち拡張回転自由曲面形状の反射面21からなる観察光学系2を備えており、表示面30に対して観察光学系2と反対側に中心軸1に同心で回転対称な2枚の両凸レンズ61、62からなるコンデンサー光学系6が配置され、その表示面30とは反対側に中心軸1に直交して光源面50が位置し、その光源面50に図1のような中心軸1と同心な円周上に複数の光源51 、52 、53 、・・・が配置されている。そして、この複数の光源51 、52 、53 、・・・が表示面30を透過してコンデンサー光学系6と観察光学系2とにより投影されて、中心軸1の周りの円周上に略連続して配置された射出瞳4を形成している。
このような構成であるので、中心軸1を含む断面(図5)内で、中心軸1に対して観察側に位置する光源51 からの照明光は、両凸レンズ61と両凸レンズ62からなるコンデンサー光学系6で広げられて表示面30を照明し、表示面30で変調された表示光は観察光学系2の反射面21の中心軸1に対して観察側と反対側の部分で反射され、中心軸1近傍に観察像7を結像する。そして、その光は観察像7の結像後、光源51 の像としての射出瞳4を形成する。そのため、観察者が眼を何れかの射出瞳4位置近傍に持って行くと、その射出瞳4を形成する何れかの光源51 、52 、53 、・・・(光源面50に中心軸1と同心な円周上に配置されている。)からの照明光束によって表示面30が照明され、表示面30に位置する表示素子3で変調された光束は観察光学系2を経て中心軸1上にその位置の射出瞳4に対して正面を向いた観察像7を結像する。そのため、観察者は中心軸1上に位置する観察像7を観察することができる。
したがって、光源面50における光源51 、52 、53 、・・・の点灯を順に変更し、その点灯光源の変更に連動して表示面30に表示する表示像を変更するようにすることで、時分割で見る角度や個々別人よって異なる観察像が表示可能になる。
さらには、相互に隣接する光源51 、52 、53 、・・・の切り換えに対応して両眼視差のある画像を表示面30に表示するようにし、その隣接する光源51 、52 、53 、・・・に対応する射出瞳4の位置に観察者がその左右の眼を持って行くことにより、立体像を観察することが可能になる。
この実施例1の仕様は、
射出瞳径 φ65mm
表示面の大きさ X9.75mm×Y17.10mm
像の大きさ X10mm×Y10mm
である。
以下の実施例2〜6では、光源面50とコンデンサー光学系6が省かれており、主として観察光学系2について説明する。
実施例2の視覚表示装置の光学系の主要部の中心軸1に沿ってとった断面図を図8(a)に、その主要部の光学系内の光路を示す中心軸1に沿う方向に見た平面図を図8(b)に示す。また、この実施例の光学系の横収差図を図9に示す。
本実施例は、観察光学系2を反射面21とその前に位置する屈折面22とからなる裏面鏡で構成した実施例であり、中心軸1に直交する表示面30を持つ表示素子3(図1)が配置され、中心軸1に同心で回転対称でメリジオナル方向、サジタル方向共正パワーを持ち、拡張回転自由曲面形状の屈折面22と反射面21からなる裏面鏡で構成された観察光学系2を備えている。中心軸1を含む断面(図8(a))内で、図示しない光源から出てコンデンサー光学系を経た照明光で表示面30が照明され、表示面30で変調された表示光は観察光学系2の屈折面22と反射面21の中心軸1に対して観察側と反対側の部分で屈折反射され、中心軸1近傍に観察像7を結像する。そして、その光は観察像7の結像後、光源の像としての図示を省いた射出瞳を形成する。そのため、観察者が眼を何れかの射出瞳位置近傍に持って行くと、その射出瞳を形成する何れかの光源からの照明光束によって表示面30が照明され、表示面30に位置する表示素子3で変調された光束は観察光学系2を経て中心軸1上にその位置の射出瞳に対して正面を向いた観察像7を結像する。そのため、観察者は中心軸1上に位置する観察像7を観察することができる。
したがって、実施例1と同様にして、時分割で見る角度や個々別人よって異なる観察像が表示可能になり、また、立体像を観察することが可能になる。
この実施例2の仕様は、
射出瞳径 φ65mm
表示面の大きさ X8.54mm×Y19.55mm
像の大きさ X10mm×Y10mm
である。
実施例3の視覚表示装置の光学系の中心軸1に沿ってとった断面図を図10に、その主要部の光学系内の光路を示す中心軸1に沿う方向に見た平面図を図11に示す。また、この実施例の光学系の横収差図を図12に示す。
本実施例は、観察光学系2を2枚の反射面21と23で構成した実施例であり、中心軸1に直交する表示面30を持つ表示素子3(図1)が配置され、中心軸1に同心で回転対称でメリジオナル方向、サジタル方向共正パワーを持ち、何れもトーリック面の反射面21と反射面23からなる観察光学系2を備えている。中心軸1を含む断面(図10)内で、図示しない光源から出てコンデンサー光学系を経た照明光で表示面30が照明され、表示面30で変調された表示光は観察光学系2の反射面21の中心軸1に対して観察側の部分でまず反射され、次いで中心軸1を横切って反射面23の中心軸1に対して観察側と反対側の部分で反射され、中心軸1近傍に観察像7を結像する。なお、反射面21から反射面23に進む光路内で中心軸1近傍に中間像を1回結像している。そして、観察像7の結像後、光源の像としての射出瞳4を形成する。そのため、観察者が眼を何れかの射出瞳4位置近傍に持って行くと、その射出瞳4を形成する何れかの光源からの照明光束によって表示面30が照明され、表示面30に位置する表示素子3で変調された光束は観察光学系2を経て中心軸1上にその位置の射出瞳4に対して正面を向いた観察像7を結像する。そのため、観察者は中心軸1上に位置する観察像7を観察することができる。
したがって、実施例1と同様にして、時分割で見る角度や個々別人よって異なる観察像が表示可能になり、また、立体像を観察することが可能になる。
この実施例3の仕様は、
射出瞳径 φ60mm
表示面の大きさ X31.77mm×Y36.74mm
像の大きさ X20mm×Y20mm
である。
実施例4の視覚表示装置の光学系の中心軸1に沿ってとった断面図を図13に、その主要部の光学系内の光路を示す中心軸1に沿う方向に見た平面図を図14に示す。また、この実施例の光学系の横収差図を図15に示す。
本実施例は、観察光学系2を2枚の反射面21と23を有する屈折体で形成し、その屈折体に表示面30からの光が入射する入射面(屈折面)24と射出する射出面(屈折面)25を設けて構成した実施例であり、中心軸1に直交する表示面30を持つ表示素子3(図1)が配置され、中心軸1に同心で回転対称でメリジオナル方向、サジタル方向共正パワーを持ち平面の屈折面24と、何れも拡張回転自由曲面形状の反射面21と反射面23と、トーリック面の屈折面25とからなる観察光学系2を備えている。中心軸1を含む断面(図13)内で、図示しない光源から出てコンデンサー光学系を経た照明光で表示面30が照明され、表示面30で変調された表示光は観察光学系2の屈折面24から観察光学系2内に入り、反射面21の中心軸1に対して観察側の部分でまず反射され、次いで中心軸1を横切って反射面23の中心軸1に対して観察側と反対側の部分で反射され、中心軸1近傍に中間像を結像し、屈折面25を経てその中間像の虚像である観察像7を中心軸1近傍に結像する。なお、反射面21から反射面23に進む光路内で中心軸1近傍に別の中間像を1回結像している。そして、観察像7の結像後、光源の像としての射出瞳4を形成する。そのため、観察者が眼を何れかの射出瞳4位置近傍に持って行くと、その射出瞳4を形成する何れかの光源からの照明光束によって表示面30が照明され、表示面30に位置する表示素子3で変調された光束は観察光学系2を経て中心軸1上にその位置の射出瞳4に対して正面を向いた観察像7を結像する。そのため、観察者は中心軸1上に位置する観察像7を観察することができる。
したがって、実施例1と同様にして、時分割で見る角度や個々別人よって異なる観察像が表示可能になり、また、立体像を観察することが可能になる。
この実施例4の仕様は、
射出瞳径 φ160mm
表示面の大きさ X15.99mm×Y14.49mm
像の大きさ X10mm×Y10mm
である。
実施例5の視覚表示装置の光学系の中心軸1に沿ってとった断面図を図16に、その主要部の光学系内の光路を示す中心軸1に沿う方向に見た平面図を図17に示す。また、この実施例の光学系の横収差図を図18に示す。
本実施例は、観察光学系2を2枚の反射面21と23で構成した実施例であるが、実施例2との違いは、反射面21での反射位置である。中心軸1に直交する表示面30を持つ表示素子3(図1)が配置され、中心軸1に同心で回転対称でメリジオナル方向、サジタル方向共正パワーを持ち、何れも拡張回転自由曲面形状の反射面21と反射面23からなる観察光学系2を備えている。中心軸1を含む断面(図16)内で、図示しない光源から出てコンデンサー光学系を経た照明光で表示面30が照明され、表示面30で変調された表示光は観察光学系2の反射面21の中心軸1に対して観察側と反対側の部分でまず反射され、次いで反射面23の中心軸1に対して反射面21の反射部分と同じ側の観察側と反対側の部分で反射され、中心軸1近傍に観察像7を結像する。なお、この実施例では、反射面21から反射面23に進む光路内で中間像は結像していない。そして、観察像7の結像後、光源の像としての射出瞳4を形成する。そのため、観察者が眼を何れかの射出瞳4位置近傍に持って行くと、その射出瞳4を形成する何れかの光源からの照明光束によって表示面30が照明され、表示面30に位置する表示素子3で変調された光束は観察光学系2を経て中心軸1上にその位置の射出瞳4に対して正面を向いた観察像7を結像する。そのため、観察者は中心軸1上に位置する観察像7を観察することができる。
したがって、実施例1と同様にして、時分割で見る角度や個々別人よって異なる観察像が表示可能になり、また、立体像を観察することが可能になる。
この実施例5の仕様は、
射出瞳径 φ60mm
表示面の大きさ X28.03mm×Y31.55mm
像の大きさ X20mm×Y20mm
である。
実施例6の視覚表示装置の光学系の主要部の中心軸1に沿ってとった断面図を図19に、その主要部の光学系内の光路を示す中心軸1に沿う方向に見た平面図を図20に示す。また、この実施例の光学系の横収差図を図21に示す。
本実施例は、観察光学系2を2枚の反射面21と23を有する屈折体で形成し、その屈折体に表示面30からの光が入射する入射面(屈折面)24と射出する射出面(屈折面)25を設けて構成した実施例であり、反射面21での反射位置を実施例5と同様にした実施例である。中心軸1に直交する表示面30を持つ表示素子3(図1)が配置され、中心軸1に同心で回転対称でメリジオナル方向、サジタル方向共正パワーを持ち球面の屈折面24と、何れも拡張回転自由曲面形状の反射面21と反射面23と、トーリック面の屈折面25とからなる観察光学系2を備えている。中心軸1を含む断面(図13)内で、図示しない光源から出てコンデンサー光学系を経た照明光で表示面30が照明され、表示面30で変調された表示光は観察光学系2の屈折面24から観察光学系2内に入り、反射面21の中心軸1に対して観察側と反対側の部分でまず反射され、次いで反射面23の中心軸1に対して反射面21の反射部分と同じ側の観察側と反対側の部分で反射され、中心軸1近傍に中間像を結像し、屈折面25を経てその中間像の虚像である観察像7を中心軸1近傍に結像する。なお、この実施例では、反射面21から反射面23に進む光路内で中間像は結像していない。そして、観察像7の結像後、光源の像としての射出瞳4を形成する。そのため、観察者が眼を何れかの射出瞳4位置近傍に持って行くと、その射出瞳4を形成する何れかの光源からの照明光束によって表示面30が照明され、表示面30に位置する表示素子3で変調された光束は観察光学系2を経て中心軸1上にその位置の射出瞳4に対して正面を向いた観察像7を結像する。そのため、観察者は中心軸1上に位置する観察像7を観察することができる。
この実施例6の仕様は、
射出瞳径 φ60mm
表示面の大きさ X23.09mm×Y24.28mm
像の大きさ X20mm×Y20mm
である。
以下に、上記実施例1〜6の構成パラメータを示す。なお、以下の表中の“ERFS”は拡張回転自由曲面を、“RS”は反射面を示す。

実施例1
面番号 曲率半径 面間隔 偏心 屈折率 アッベ数
物体面 ∞
1 ∞(瞳面) 偏心(1)
2 ERFS[1] (RS) 偏心(2)
像 面 ∞(表示面) 偏心(3)
4 -65.42 5.50 1.8830 40.7
5 61.30 7.51
6 -64.48 8.05 1.8830 40.7
7 39.70 20.00
光源面 ∞
ERFS[1]
RY -38.89
θ 10.28
R 30.00
4 7.4151 ×10-6
5 1.8556 ×10-6
偏心(1)
X 0.00 Y 110.00 Z -300.00
α 0.00 β 0.00 γ 0.00
偏心(2)
X 0.00 Y -11.00 Z 0.00
α 0.00 β 0.00 γ 0.00
偏心(3)
X 0.00 Y -33.84 Z 0.00
α 90.00 β 0.00 γ 0.00 。

実施例2
面番号 曲率半径 面間隔 偏心 屈折率 アッベ数
物体面 ∞
1 ∞(瞳面) 偏心(1)
2 ERFS[1] 偏心(2) 1.5163 64.1
3 ERFS[2] (RS) 偏心(3) 1.5163 64.1
4 ERFS[1] 偏心(2)
像 面 ∞(表示面) 偏心(4)
ERFS[1]
RY -38.72
θ 0.00
R 25.00
4 -1.1777 ×10-3
ERFS[2]
RY -45.28
θ 3.92
R 30.00
4 -3.1710 ×10-4
5 2.0352 ×10-7
偏心(1)
X 0.00 Y 110.00 Z -300.00
α 0.00 β 0.00 γ 0.00
偏心(2)
X 0.00 Y -9.17 Z 25.00
α 0.00 β 0.00 γ 0.00
偏心(3)
X 0.00 Y -10.33 Z 30.00
α 3.92 β 0.00 γ 0.00
偏心(4)
X 0.00 Y -27.54 Z 0.00
α 90.00 β 0.00 γ 0.00 。

実施例3
面番号 曲率半径 面間隔 偏心 屈折率 アッベ数
物体面 ∞
1 ∞(瞳面) 偏心(1)
2 ERFS[1] (RS) 偏心(2)
3 ERFS[2] (RS) 偏心(3)
像 面 ∞(表示面) 偏心(4)
ERFS[1]
RY -70.93
θ -25.99
R 63.78
ERFS[2]
RY 81.57
θ -50.67
R -46.76
偏心(1)
X 0.00 Y 77.65 Z -289.78
α -15.00 β 0.00 γ 0.00
偏心(2)
X 0.00 Y -17.09 Z 0.00
α 0.00 β 0.00 γ 0.00
偏心(3)
X 0.00 Y 66.17 Z 0.00
α 0.00 β 0.00 γ 0.00
偏心(4)
X 0.00 Y -20.00 Z 0.00
α -90.00 β 0.00 γ 0.00 。

実施例4
面番号 曲率半径 面間隔 偏心 屈折率 アッベ数
物体面 ∞
1 ∞(瞳面) 偏心(1)
2 ERFS[1] 偏心(2) 1.5163 64.1
3 ERFS[2] (RS) 偏心(3) 1.5163 64.1
4 ERFS[3] (RS) 偏心(4) 1.5163 64.1
5 ∞ 偏心(5) 像 面 ∞(表示面) 偏心(6)
ERFS[1]
RY 31.67
θ -16.29
R -48.43
ERFS[2]
RY -56.79
θ -32.02
R 41.05
4 6.4562 ×10-6
5 5.4101 ×10-8
ERFS[3]
RY 49.41
θ -55.52
R -28.54
4 -2.5089 ×10-7
5 -1.0188 ×10-7
偏心(1)
X 0.00 Y 126.79 Z -271.89
α -25.00 β 0.00 γ 0.00
偏心(2)
X 0.00 Y 22.58 Z 0.00
α 0.00 β 0.00 γ 0.00
偏心(3)
X 0.00 Y -13.60 Z 0.00
α 0.00 β 0.00 γ 0.00
偏心(4)
X 0.00 Y 49.09 Z 0.00
α 0.00 β 0.00 γ 0.00
偏心(5)
X 0.00 Y -20.00 Z 0.00
α -90.00 β 0.00 γ 0.00
偏心(6)
X 0.00 Y -22.00 Z 0.00
α -90.00 β 0.00 γ 0.00 。

実施例5
面番号 曲率半径 面間隔 偏心 屈折率 アッベ数
物体面 ∞
1 ∞(瞳面) 偏心(1)
2 ERFS[1] (RS) 偏心(2)
4 ERFS[2] (RS) 偏心(3)
像 面 ∞(表示面) 偏心(4)
ERFS[1]
RY -265.99
θ -55.52
R 78.90
4 1.2748 ×10-5
ERFS[2]
RY 206.65
θ -111.33
R 80.61
4 -2.3507 ×10-7
偏心(1)
X 0.00 Y 102.61 Z -281.91
α -20.00 β 0.00 γ 0.00
偏心(2)
X 0.00 Y -28.72 Z 0.00
α 0.00 β 0.00 γ 0.00
偏心(3)
X 0.00 Y 65.81 Z 0.00
α 0.00 β 0.00 γ 0.00
偏心(4)
X 0.00 Y -25.00 Z 0.00
α -90.00 β 0.00 γ 0.00 。

実施例6
面番号 曲率半径 面間隔 偏心 屈折率 アッベ数
物体面 ∞
1 ∞(瞳面) 偏心(1)
2 ERFS[1] 偏心(2) 1.5163 64.1
3 ERFS[2] (RS) 偏心(3) 1.5163 64.1
4 ERFS[3] (RS) 偏心(4) 1.5163 64.1
5 -134.32 5.00 偏心(5)
像 面 ∞(表示面)
ERFS[1]
RY 49.27
θ -29.54
R -62.08
ERFS[2]
RY -128.86
θ -62.07
R 33.43
4 3.6325 ×10-5
ERFS[3]
RY 191.52
θ -110.69
R 44.32
C4 -3.3577 ×10-5
偏心(1)
X 0.00 Y 102.61 Z -281.91
α -20.00 β 0.00 γ 0.00
偏心(2)
X 0.00 Y 22.60 Z 0.00
α 0.00 β 0.00 γ 0.00
偏心(3)
X 0.00 Y -18.49 Z 0.00
α 0.00 β 0.00 γ 0.00
偏心(4)
X 0.00 Y 38.29 Z 0.00
α 0.00 β 0.00 γ 0.00
偏心(5)
X 0.00 Y -25.24 Z 0.00
α -90.00 β 0.00 γ 0.00 。
なお、本発明の視覚表示装置の以上のような光学系において、中心軸1の周りで回転対称な観察光学系2はそのまま用いることにより、光学系の周辺の360°の全ての方向から表示面30の観察像7を観察できるが、その観察光学系2を中心軸1を含む断面で切断して2分の1、3分の1、3分の2等にすることにより、中心軸1の周りの180°、120°、240°等の角度範囲で観察像7を観察できるようにしてももちろんよい。また、略連続して配置された射出瞳4の数(光源51 、52 、53 、・・・の数に対応)も少なくとも2つ以上の任意の数の射出瞳を投影するようにできることは言うまでもない。
本発明の視覚表示装置の構成を模式的に示す図である。 本発明の視覚表示装置の表示面に配置する視差画像の撮影方法を説明するための図である。 図2の撮影方法で撮影された視差画像の例を示す図である。 図3の視差画像を表示素子に表示する場合に撮影方向に応じて傾きを変えることを示す図である。 本発明の実施例1の視覚表示装置の光学系の中心軸に沿ってとった断面図である。 図5の主要部の拡大図(a)と、その主要部の光学系内の光路を示す中心軸に沿う方向に見た平面図(b)である。 実施例1の光学系の横収差図である。 本発明の実施例2の視覚表示装置の光学系の主要部の中心軸に沿ってとった断面図(a)と、その主要部の光学系内の光路を示す中心軸に沿う方向に見た平面図(b)である。 実施例2の光学系の横収差図である。 本発明の実施例3の視覚表示装置の光学系の中心軸に沿ってとった断面図である。 図10の主要部の光学系内の光路を示す中心軸に沿う方向に見た平面図である。 実施例3の光学系の横収差図である。 本発明の実施例4の視覚表示装置の光学系の中心軸に沿ってとった断面図である。 図13の主要部の光学系内の光路を示す中心軸に沿う方向に見た平面図である。 実施例4の光学系の横収差図である。 本発明の実施例5の視覚表示装置の光学系の中心軸に沿ってとった断面図である。 図16の主要部の光学系内の光路を示す中心軸に沿う方向に見た平面図である。 実施例5の光学系の横収差図である。 本発明の実施例6の視覚表示装置の光学系の主要部の中心軸に沿ってとった断面図である。 図19の主要部の光学系内の光路を示す中心軸に沿う方向に見た平面図である。 実施例6の光学系の横収差図である。
符号の説明
1…中心軸
2…観察光学系
3…表示素子
4…射出瞳
5…光源装置
1 、52 、53 、・・・…光源
6…コンデンサー光学系
7…表示像の像(観察像)
21、23…反射面
22…屈折面
24…入射面(屈折面)
25…射出面(屈折面)
30…表示面(像面)
50…光源面
61、62…両凸レンズ
100…物体
101…カメラ

Claims (9)

  1. 映像を表示する表示素子と、前記表示素子の表示面の略中心を表示面に垂直に通る中心軸に同心で、中心軸の周囲360°方向に前記表示素子からの表示光束を射出する回転対称な観察光学系とを備えており、前記観察光学系は中心軸の周りの円周上に略連続して配置された射出瞳を形成し、前記射出瞳位置と共役な中心軸と同心な円周上に複数の光源が配置されていることを特徴とする視覚表示装置。
  2. 前記表示素子と前記複数の光源との間に中心軸に同心で回転対称なコンデンサー光学系が配置されていることを特徴とする請求項1記載の視覚表示装置。
  3. 前記複数の光源を順に点灯可能に構成し、その点灯の切り換えに連動して前記表示素子に表示する表示像を切り換え可能にしたことを特徴とする請求項1又は2記載の視覚表示装置。
  4. 前記表示素子に、同一物体について複数の視点から撮影された映像を切り換え可能に表示して立体観察可能にしたことを特徴とする請求項3項記載の視覚表示装置。
  5. 前記観察光学系が前記表示素子の表示像の像を実像又は虚像として中心軸近傍に結像することを特徴とする請求項1から4の何れか1項記載の視覚表示装置。
  6. 前記観察光学系が反射光学系又は反射屈折光学系からなることを特徴とする請求項1から5の何れか1項記載の視覚表示装置。
  7. 前記観察光学系の少なくとも1つの面は、中心軸を含む縦断面と中心軸と直交する横断面での曲率が異なることを特徴とする請求項1から6の何れか1項記載の視覚表示装置。
  8. 前記観察光学系の少なくとも1つの面は、対称面を持たない任意形状の曲線を中心軸の周りで回転させて形成される回転対称な形状を有することを特徴とする請求項1から7の何れか1項記載の視覚表示装置。
  9. 前記観察光学系の少なくとも1つの面は、奇数次項を含む任意形状の曲線を中心軸の周りで回転させて形成される回転対称な形状を有することを特徴とする請求項7記載の視覚表示装置。
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