JP2000333098A - 光学系 - Google Patents

光学系

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JP2000333098A JP11137735A JP13773599A JP2000333098A JP 2000333098 A JP2000333098 A JP 2000333098A JP 11137735 A JP11137735 A JP 11137735A JP 13773599 A JP13773599 A JP 13773599A JP 2000333098 A JP2000333098 A JP 2000333098A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数のプリズム同士を精度良く位置決めする
ことができる光学系を提供する。 【解決手段】 第2プリズム7の入射面7aの左右側面
に該入射面7aよりも上に段差をもって一体成形されビ
ス孔11a及び位置決めピン11bを有する位置決め連
結部11と、第1プリズム8の出射面の左右両側に張り
出すように一体成形されビス孔12a及びピン嵌入孔1
2bを有する位置決め連結部12と、を備える構成にお
いて、位置決めピン11bを位置決めピン嵌入孔12b
に嵌め込んで、位置決め連結部12の下面と位置決め連
結部11の上面を当接させた後に、ビス孔12aを貫通
させてビス13をビス孔11aに締結することにより、
第1プリズム8と第2プリズム7とを位置合わせして一
体的に連結する光学系。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光学系、より詳し
くは、表示素子の画像を複数のプリズムを介して観察者
の眼球に導く光学系に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、頭部に装着して映像や音声を楽し
むことができる頭部装着型映像表示装置が製品化されて
いて、例えば眼鏡に類似した方法で装着し、大画面の映
像を観察することができるようになっている。
【0003】このような頭部装着型映像表示装置では、
小型のLCD等により画像を表示して、その画像を光学
系を介して拡大した後に、観察者の眼球に投影するよう
になっており、頭部に装着する使用形態を考慮して、光
学系についても小型で高性能化を図る努力がなされてい
る。
【0004】このような光学系の一例として、特開平7
−333551号公報には、LCD等により表示された
画像を、全反射面や光学的パワーを有する曲面でなる反
射面などの複数の反射面で反射させて、観察者の眼球に
導く単一のプリズムでなる観察光学系が記載されてい
る。
【0005】また、特開平9−73005号公報には、
複数の反射面を有するプリズム素子の例えば両側面から
位置決め部を突設して、これらの位置決め部に設けた形
状部により、他の部材と精度良く位置決め固定する技術
が記載されている。該公報にはさらに、LCD等の表示
手段により表示された画像を観察者の眼球に導く第1の
光学素子に、外景を観察者の眼球に導くために透過させ
る第2の光学素子を組み合わせる技術が記載されてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述したような特開平
7−333551号公報や特開平9−73005号公報
に記載されたものでは、LCD等の表示素子により表示
された画像を観察者の眼球に導くための光学素子は、何
れも単一のプリズムとなっている。しかしながら、近
年、表示素子の高画素化、高精細化が望まれていて、こ
うした高精細な表示素子に対応するためには、単一のプ
リズムのみで画像を観察者の眼球に導く光学系を用いる
のが必ずしも最適とはいえなくなっており、複数のプリ
ズムを組み合わせて光学系を構成することも考慮に入れ
る必要が生じている。この場合には、これらのプリズム
同士も互いの位置関係を高精度に決定しなければなら
ず、こうした需要を満足することができる技術の実現が
望まれている。
【0007】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、複数のプリズム同士を精度良く位置決めすること
ができる光学系を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、第1の発明による光学系は、表示素子の画像を観
察可能となるように観察者の眼球に対して結像する光学
系であって、第1の接続部を有しかつ上記表示素子から
の光線が通過する第1のプリズムと、第2の接続部を有
しかつ上記第1のプリズムから出射する光線が通過する
第2のプリズムと、を有してなり、上記第1の接続部と
上記第2の接続部とは、上記表示素子を固定する鏡枠に
設けられた結合部位を介して結合されかつ位置合わせさ
れるものである。
【0009】また、第2の発明による光学系は、上記第
1の発明による光学系において、上記結合部位が上記第
1の接続部と第2の接続部とに各対応する位置決め凸部
と締結用孔とを有してなるとともに、上記第1の接続部
と第2の接続部が上記位置決め凸部に対応する位置決め
孔をそれぞれ有してなり、これらの位置決め孔に上記位
置決め凸部をそれぞれ挿入することによって、上記結合
部位に対して上記第1の接続部と上記第2の接続部とを
位置合わせし、上記締結用孔に締結部材を螺合すること
によって上記第1の接続部と上記第2の接続部とを固定
するものである。
【0010】さらに、第3の発明による光学系は、上記
第1の発明による光学系において、上記鏡枠が上記第1
の接続部と上記第2の接続部とに対応した凹部を有して
なり、上記第1の接続部と上記第2の接続部とをこの凹
部に嵌入することによって、上記第1のプリズムと第2
のプリズムとを位置合わせするものである。
【0011】第4の発明による光学系は、表示素子の画
像を観察可能となるように観察者の眼球に対して結像す
る光学系であって、第1の接続部を有しかつ上記表示素
子からの光線が通過する第1のプリズムと、第2の接続
部を有しかつ上記第1のプリズムから出射する光線が通
過する第2のプリズムと、を有してなり、上記第1のプ
リズムと上記第2のプリズムとは、上記第1の接続部と
上記第2の接続部とを結合することによって位置合わせ
されるものである。
【0012】第5の発明による光学系は、上記第4の発
明による光学系において、上記第2の接続部が上記第1
の接続部を嵌合するための凹部を有してなり、上記第1
の接続部をこの凹部に嵌め込むことにより、上記第1の
プリズムと第2のプリズムとを位置合わせするものであ
る。
【0013】第6の発明による光学系は、上記第4の発
明による光学系において、上記第1のプリズムと第2の
プリズムが、上記第1の接続部と第2の接続部とを超音
波溶着することにより、一体的に結合されるものであ
る。
【0014】第7の発明による光学系は、上記第4の発
明による光学系において、上記第2の接続部が、上記第
1のプリズムから出射する光線が入射する上記第2のプ
リズムの入射面上の、光学有効範囲外に設けられたもの
である。
【0015】第8の発明による光学系は、表示素子の画
像を観察可能となるように観察者の眼球に対して結像す
る光学系であって、上記表示素子からの光線が通過する
第1のプリズムと、上記第1のプリズムから出射する光
線が通過する第2のプリズムと、を有してなり、上記第
1のプリズムと上記第2のプリズムは、接続部を介して
一体成形により形成されたものである。
【0016】第9の発明による光学系は、上記第1、第
4、または第8の発明による光学系において、上記光学
系が、上記第1のプリズムと第2のプリズムとの間に光
学的像面を有するものである。
【0017】第10の発明による光学系は、表示素子の
画像と外界像とを重ね合わせて観察可能な光学系であっ
て、光を反射する表面を複数有することにより結像光学
系を構成するものであってこれら複数の表面の内の少な
くとも一つの表面の少なくとも一部をハーフミラー面と
するプリズムと、上記ハーフミラー面に複合成形によっ
て形成された外界像観察用の光学部材と、を有して構成
されたものである。
【0018】第11の発明による光学系は、上記第10
の発明による光学系において、上記光学部材が紫外線硬
化型樹脂を用いて複合成形によって形成されたものであ
る。
【0019】第12の発明による光学系は、上記第11
の発明による光学系において、上記ハーフミラー面が複
数層コーティングにより形成されたものであり、このハ
ーフミラー面を構成する複数のコート構成素材の内の上
記光学部材と接するコート構成素材は、二酸化珪素また
は三酸化タングステンにより構成されたものである。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図1から図23は本発明の一実施
形態を示したものであり、図1は光学系が適用される両
眼式眼鏡型ディスプレイ1の使用時の様子を示す斜視図
である。
【0021】頭部装着型映像表示装置の一例としてのこ
の両眼式眼鏡型ディスプレイ1は、観察者が通常の眼鏡
とほぼ同様にして眼前から側頭部にかけて装着して用い
るものであり、左右一対の光学系や映像表示回路等を内
蔵してなる本体1aの両側部から、眼鏡のつる状をなす
側頭保持アーム1bをそれぞれ突設している。さらに、
この両眼式眼鏡型ディスプレイ1は、イヤホン1cを耳
内に装着することにより、音声も楽しむことができるよ
うになっている。
【0022】また、図2は、光学系が適用される単眼式
眼鏡型ディスプレイ2の使用時の様子を示す斜視図であ
る。
【0023】頭部装着型映像表示装置の他の例としての
この図2に示す単眼式眼鏡型ディスプレイ2は、右眼で
映像を見るものとなっており、左眼でそのまま通常の視
野を確保することができる点を除いては、上記図1に示
したものとほぼ同様の構成となっていて、本体2aの両
側部から側頭保持アーム2bをそれぞれ突設するととも
に、イヤホン2cにより音声を聴取するようになってい
る。
【0024】なお、この例では右眼用のものを示してい
るが、左眼用のものであってももちろん構わない。
【0025】次に、図3は、上記図1や図2に示した眼
鏡型ディスプレイの内部構成を示す斜視図であり、ここ
では例えば図2の内部の例について示す。
【0026】上記本体2a内には、例えばTVチューナ
やDVDプレーヤ等の映像ソースから出力される映像信
号を受けて表示素子用の駆動信号を生成する電装基板3
と、この電装基板3に接続されているフレキシブルプリ
ント基板4と、このフレキシブルプリント基板4に取り
付けられている表示素子と、この表示素子により表示さ
れる画像を観察者の眼球に導く鏡枠ユニット10と、が
配設されている。
【0027】上記鏡枠ユニット10は、上記表示素子に
より表示される画像を導く第1プリズム8と、この第1
プリズム8と所定の位置関係に配設されることにより、
該第1プリズム8を射出した画像の光束を内部で複数回
反射させた後に観察者の眼球に導く第2プリズム7と、
上記表示素子を固定するものであってこれら第1プリズ
ム8と第2プリズム7を所定の位置関係に保持しながら
上記本体2aに固定される鏡枠9と、を有して構成され
ている。
【0028】図4は上記表示素子から射出された画像の
光線が第1プリズム8および第2プリズム7内を通過す
る様子を示す側面図である。
【0029】上記表示素子は、赤(R),緑(G),青
(B)の三原色による発光を時系列的に順次行うLED
ユニット5と、このLEDユニット5により発光された
光を受けて画素毎に制御された所定の反射率により反射
する反射型LCD6と、を有して構成されている。
【0030】すなわち、上記LEDユニット5内のLE
Dにより発光されて均一に拡散された光は、入射反射面
8aから第1プリズム8内に入った後に、第1反射面8
bで反射され、透過面8cを介して上記LCD6を照明
する。
【0031】LCD6は、各画素の反射率を、照明光が
上記RGBの何れであるかに応じて制御するようになっ
ており、上記LEDユニット5と協働して、面順次式の
表示素子を構成している。
【0032】このLCD6により反射された光は、上記
透過面8cから再び入射して、上記第1反射面8bで反
射された後に、上記入射反射面8aの内面側で反射し
て、出射面8dから該第1プリズム8の外部に出る。
【0033】この第1プリズム8からプリズム同士の間
の空間に射出された光は、一旦光学的像面に結像した後
に、続いて、入射面7aから第2プリズム7内に入り、
反射出射面7bの内面側で反射され、第2反射面7cで
反射された後に、上記反射出射面7bから射出されて、
観察者の眼球に像を結像するようになっている。
【0034】このように、反射型のLCD6をLEDユ
ニット5により面順次に照明することによって、カラー
フィルタ等を用いる従来のLCDに比して、同一の画素
数でも約3倍の高精細な画像を表示することが可能とな
る。
【0035】すなわち、このような高精細な画像を実現
するために、さらには観察者がより広い画面を観察する
ことができるようにするために、2つのプリズムにより
構成される光学系を採用したものである。
【0036】こうした高精細な画像が精度良く観察者の
眼球に結像されるように、以下で説明するような手段を
用いて、プリズム同士を精度良く位置決めするようにな
っている。
【0037】図5は、光学系の第1の例を示す分解斜視
図であり、第1プリズム8と第2プリズム7を位置決め
しながら互いに組み付ける構成を示している。
【0038】第2プリズム7の入射面7aの外側となる
左右の側面には、第2の接続部たる位置決め連結部11
が一体成形により各設けられている。この位置決め連結
部11の上面は、第1プリズム8と第2プリズム7との
距離を確保するために、上記入射面7aよりも第1プリ
ズム8に向かって突出している。そして、この位置決め
連結部11の上面には、締結用孔たるビス孔11aと、
位置決め凸部たる位置決めピン11bとが設けられてい
る。
【0039】また、第1プリズム8の出射面8d(上記
図4参照)の外側となる左右の両側には、上記位置決め
連結部11に対応する第1の接続部たる位置決め連結部
12が一体成形により各設けられており、第2プリズム
7に比べて第1プリズム8が小型であることから、左右
にやや張り出すように形成されている。この位置決め連
結部12には、上記位置決めピン11bに対応する位置
に位置決め孔たる位置決めピン嵌入孔12bが、上記ビ
ス孔11aに対応する位置に締結用孔たるビス孔12a
がそれぞれ穿設されている。
【0040】このような構成において、第1プリズム8
と第2プリズム7を一体的に連結する際には、まず位置
決めピン11bを位置決めピン嵌入孔12bに嵌め込ん
で、位置決め連結部12の下面と位置決め連結部11の
上面を当接させた後に、ビス孔12aを貫通するように
して締結部材たるビス13をビス孔11aに締結するこ
とにより行うようになっている。
【0041】こうして、第1プリズム8の位置決め連結
部12と第2プリズム7の位置決め連結部11に互いの
位置決めをするための凹凸を設けるようにしたために組
立作業時の位置合わせが容易となり、さらに、位置決め
連結部11と位置決め連結部12をビス13を介して締
結するようにしたために、固定作業も容易となる。
【0042】図6は光学系の第2の例を示す分解斜視
図、図7は組み立てた状態の光学系の第2の例を示す斜
視図であり、第1プリズム8と第2プリズム7と鏡枠9
Aを位置決めしながら互いに組み付ける構成を示してい
る。
【0043】第2プリズム7の入射面7aの外側となる
左右の側面には、第2の接続部たる位置決め連結部15
が一体成形により各設けられている。この位置決め連結
部15の上面は、上記図5の例とは異なり、上記入射面
7aよりも低くなった位置、つまり第1プリズム8から
遠ざかった位置となっている。そして、この位置決め連
結部15の上面には、締結用孔たるビス孔15aと、位
置決め孔たる位置決めピン嵌入孔15bとが設けられて
いる。
【0044】この第2プリズム7の上部には、上記LE
Dユニット5やLCD6を備える鏡枠9Aが固定される
ようになっており、その左右両側からは、断面略L字状
をなす結合部位たる位置決め連結部16が延出されてい
る。
【0045】この位置決め連結部16は、上記ビス孔1
5aに対応する位置に締結用孔たるビス孔16aが形成
されるとともに、その下面からは上記位置決めピン嵌入
孔15bに対応する位置に位置決め凸部たる位置決めピ
ン16bが下方に向けて突設され、さらに上面からは位
置決め凸部たる位置決めピン16cが上方に向けて突設
されている。
【0046】また、第1プリズム8の出射面8d(上記
図4参照)の外側となる左右の両側には、上記位置決め
連結部16に対応する第1の接続部たる位置決め連結部
17が各設けられている。第1プリズム8と第2プリズ
ム7との大きさの違いは、上記断面略L字状をなす位置
決め連結部16により調節するようになっているため
に、上記図5の例とは異なり、左右に多めに張り出すよ
うにはなっていない。
【0047】上記位置決め連結部17には、上記ビス孔
15aおよびビス孔16aに対応する位置に締結用孔た
るビス孔17aが、上記位置決めピン16cに対応する
位置に位置決め孔たる位置決めピン嵌入孔17bがそれ
ぞれ穿設されている。
【0048】このような構成において、第1プリズム8
と第2プリズム7と鏡枠9Aを一体的に連結する際に
は、まず位置決めピン16bを位置決めピン嵌入孔15
bに嵌め込み、さらに、位置決めピン16cを位置決め
ピン嵌入孔17bに嵌め込んで、ビス孔17aおよびビ
ス孔16aを貫通するようにしてビス13をビス孔15
aに締結することにより行うようになっている。
【0049】こうしてこの図6および図7に示した例に
おいては、鏡枠9Aの位置決め連結部16を挟んで第1
プリズム8と第2プリズム7を取り付けるようになって
おり、このときのプリズム同士の大きさの差を、該位置
決め連結部16の形状により調節している。
【0050】このような構成によれば、さらに鏡枠も精
度良く位置決め固定されるために、第1プリズム8と第
2プリズム7とLEDユニット5およびLCD6との位
置合わせを精度良く、かつ作業性良く行うことができ
る。
【0051】図8は、光学系の第3の例を示す分解斜視
図および要部断面図であり、第1プリズム8と第2プリ
ズム7を位置決めしながら互いに組み付ける構成を示し
ている。
【0052】図8(A)に示すように、第2プリズム7
の入射面7aには、左右の両側にやや張り出すようにし
て、第2の接続部たる位置決め連結部21が一体成形に
より各設けられている。この位置決め連結部21には、
内側および上側に向けて開口する凹部21bが設けられ
ており、この凹部21bの底面は上記入射面7aに対し
て段差を有することにより、第1プリズム8と第2プリ
ズム7とのスペーサとしての機能を果たすようになって
いる。
【0053】この凹部21bの長手方向の中央部の側壁
側には、該側壁の一部を削るようにして締結用孔たるビ
ス孔21aが穿設されている。
【0054】また、第1プリズム8の出射面8d(上記
図4参照)の外側となる左右の両側には、上記位置決め
連結部21に対応する第1の接続部たる位置決め連結部
22が各設けられている。この位置決め連結部22に
は、上記ビス孔21aに対応する位置に略半円形をなす
ビス用切欠22aが形成されている。
【0055】このような構成において、第1プリズム8
と第2プリズム7を一体的に連結する際には、まず位置
決め連結部22を凹部21bに嵌め込み、さらに、図8
(B)に示すように、上記ビス孔21aおよびビス用切
欠22aを組み合わせて構成される位置決め孔に、ビス
を締結することにより行うようになっている。
【0056】このときには、上記位置決め連結部22の
外側の端面と位置決め連結部21の側壁の図8(A)の
左右の内側面との当接により第1プリズム8が第2プリ
ズム7に対して左右方向に位置決めされ、上記位置決め
連結部22の長手方向の両端面と位置決め連結部21の
側壁の図8(A)の前後の内側面との当接により第1プ
リズム8が第2プリズム7に対して前後方向に位置決め
され、さらに、上記位置決め連結部22の厚さ方向の下
端面と、位置決め連結部21の凹部21bの底面によっ
て位置決めされ、上記3方向の位置決めについてはビス
を締結することによって保持されるようになっている。
【0057】図9は、光学系の第4の例を示す分解斜視
図および要部断面図であり、第1プリズム8と第2プリ
ズム7を位置決めしながら互いに組み付ける構成を示し
ている。
【0058】図9(A)に示すように、第2プリズム7
の入射面7aには、左右の両側にやや張り出すようにし
て、第2の接続部たる位置決め連結部25が一体成形に
より各設けられている。この位置決め連結部25には、
図9(B)に示すように、上側に向けて開口する凹部2
5aが設けられており、この凹部25aの底面には位置
決め段部25bが設けられるとともに、さらに該位置決
め段部25bよりもやや低い面を有する溶着用凹部25
cが、該凹部25aの長手方向に沿って設けられてい
る。
【0059】上記位置決め段部25bは、入射面7aに
対して段差を有することにより、後述するように、第1
プリズム8と第2プリズム7とのスペーサとしての機能
を果たすようになっている。
【0060】また、第1プリズム8の出射面8d(上記
図4参照)の外側となる左右の両側には、上記位置決め
連結部25に対応する第1の接続部たる位置決め連結部
26が各設けられている。この位置決め連結部26は、
断面略L字形状をなし、該L字形状の下面26aに溶着
用のエネルギーディレクター26bが突設されている。
【0061】このような構成において、第1プリズム8
と第2プリズム7を一体的に連結する際には、図9
(C)に示すように、まず位置決め連結部26のL字形
状をなす先端部を凹部25aに嵌め込み、上記エネルギ
ーディレクター26bと溶着用凹部25cを当接させた
後に、超音波振動を印加することにより、これらエネル
ギーディレクター26bと溶着用凹部25cが溶着され
て、図9(D)に示すような溶着層26b’が形成され
一体化されるようになっている。
【0062】このときには、上記位置決め連結部26の
L字形状の下面26aが、上記位置決め段部25bに当
接することで、上下方向に位置決めされる。
【0063】このような構成によれば、超音波溶着を用
いることにより、第1プリズム8と第2プリズム7とを
強固に一体化することができる。
【0064】図10は、光学系の第5の例を示す分解斜
視図であり、第1プリズム8と第2プリズム7を位置決
めしながら互いに組み付ける構成を示している。
【0065】第2プリズム7の入射面7aには、第2の
接続部たる位置決め連結部31が一体成形により左右に
それぞれ設けられていて、該第プリズム7の幅からは、
はみ出すことのないように構成されている。また、これ
ら一対の位置決め連結部31は、その内側においては、
第1プリズム8から第2プリズム7に射出される光束の
有効通過範囲(光学有効範囲)33を覆うことのないよ
うに形成されていることは勿論である。
【0066】さらに、上記位置決め連結部31には、内
側および上側に向けて開口する凹部31aが設けられて
おり、この凹部31aの底面は上記入射面7aに対して
段差を有することにより、第1プリズム8と第2プリズ
ム7とのスペーサとしての機能を果たすようになってい
る。
【0067】一方、第1プリズム8の出射面8d(上記
図4参照)の外側となる左右の両側には、上記位置決め
連結部31の凹部31aに嵌合する形状の第1の接続部
たる位置決め連結部32が各設けられている。
【0068】このような構成において、第1プリズム8
と第2プリズム7を一体的に連結する際には、位置決め
連結部32を凹部31aに嵌め込んだ後に、例えば接着
剤を用いて固定しても良いし、上述したような超音波溶
着を用いて固定しても良いし、あるいはビス等を用いて
固定しても構わない。
【0069】このように、この図10に示した例におい
ては、位置決め連結部31,32の何れもが、大きい方
のプリズムである第1プリズム8の幅を越えることのな
いように形成されていて、これにより、光学系の小型化
を図ることができるようになっている。
【0070】図11は、光学系の第6の例を示す分解斜
視図および要部断面図であり、第1プリズム8と第2プ
リズム7と鏡枠9Bを位置決めしながら互いに組み付け
る構成を示している。
【0071】この図11に示す第2プリズム7に設けら
れた位置決め連結部21と、第1プリズム8に設けられ
た位置決め連結部22の構成は、上記図8に示したもの
と同様である。
【0072】また、鏡枠9Bは、図11(A)に示すよ
うに、第2プリズム7上に取り付けた第1プリズム8
の、さらに上から該第1プリズム8を覆うようにして取
り付けるようになっているものである。
【0073】この鏡枠9Bは、上述したようにLEDユ
ニット5やLCD6を内部に固定するものであり、その
左右両側からは結合部位たる位置決め連結部35が延出
されている。
【0074】この位置決め連結部35には、内側および
下側に向けて開口する凹部35aが設けられており、そ
の略中央部には、上記ビス孔21aやビス用切欠22a
に対応する位置に、図11(B)に示すように、締結用
孔たるビス孔35bが穿設されている。
【0075】このような構成において、第1プリズム8
と第2プリズム7と鏡枠9Bを一体的に連結する際に
は、まず位置決め連結部22を凹部21bに嵌め込み、
さらに、上側からこれら位置決め連結部22と凹部21
bを覆うように位置決め連結部35の凹部35aを嵌合
し、図11(B)に示すように、上記ビス孔21a、ビ
ス用切欠22aおよびビス孔35bを合わせて構成され
る位置決め孔に、ビス13を締結することにより行うよ
うになっている。
【0076】図12は、光学系の第7の例を示す分解斜
視図であり、第1プリズム8と第2プリズム7と鏡枠9
Cを位置決めしながら、互いに組み付ける構成を示して
いる。
【0077】第2プリズム7の入射面7aには、左右の
両側にやや張り出すようにして、第2の接続部たる位置
決め連結部41が一体成形により各設けられている。こ
の位置決め連結部41には、位置決め孔たる位置決めピ
ン嵌入孔41aが穿設されている。
【0078】上記位置決め連結部41の上面は、上記入
射面7aに対して段差を有することにより、第1プリズ
ム8と第2プリズム7とのスペーサとしての機能を果た
すようになっている。
【0079】一方、第1プリズム8の出射面8d(上記
図4参照)の外側となる左右の両側には、上記位置決め
連結部41に対応する位置に、第1の接続部たる位置決
め連結部42が各設けられている。この位置決め連結部
42にも、上記位置決めピン嵌入孔41aに対応する位
置に、位置決め孔たる位置決めピン嵌入孔42aが穿設
されている。
【0080】さらに、鏡枠9Cの左右両側からは、結合
部位たる位置決め連結部43が延出されていて、その下
端面からは、位置決め凸部たる位置決めピン43aが下
方に向けて突設されている。
【0081】このような構成において、第1プリズム8
と第2プリズム7と鏡枠9Cを一体的に連結する際に
は、位置決め連結部41と位置決め連結部42を、各位
置決めピン嵌入孔41a,42aの位置が一致するよう
に当接させた後に、鏡枠9Cを上側から覆い被せて、位
置決めピン43aが各位置決めピン嵌入孔41a,42
aを共通して貫通するように嵌合させる。これらを固定
するには、上述と同様に、接着剤や、超音波溶着や、ビ
ス等を用いれば良い。
【0082】図13は、光学系の第8の例を示す分解斜
視図およびA−A断面図であり、第1プリズム8と第2
プリズム7と2体でなる鏡枠9D1,9D2とを、位置決
めしながら互いに組み付ける構成を示している。
【0083】図13(A)および図13(B)に示すよ
うに、第2プリズム7の両側面には、嵌合して位置決め
を行うための第2の接続部たる位置決め連結部45が、
同様に、第1プリズム8の両側面には、嵌合して位置決
めを行うための第1の接続部たる位置決め連結部46
が、それぞれ突設されている。
【0084】この図13に示す鏡枠は、2つの部材を組
み合わせることにより構成されるようになっており、第
1鏡枠9D1 と第2鏡枠9D2 とを結合してなる。
【0085】上記第1鏡枠9D1 には、第1プリズム8
の略半分を収納するスペースと、第2プリズム7の上部
の略半分を収納するスペースとが設けられており、上記
位置決め連結部45,46をそれぞれ嵌合するための結
合部位たる嵌合凹部49a,49bが形成されると共
に、締結用孔たるビス孔47が穿設されている。
【0086】上記第2鏡枠9D2 には、第1プリズム8
の残り略半分を収納するスペースと、第2プリズム7の
上部の残り略半分を収納するスペースとが設けられてお
り、同様に、上記位置決め連結部45,46をそれぞれ
嵌合するための結合部位たる嵌合凹部49c,49dが
形成されると共に、深孔でなる締結用孔たるビス孔48
が穿設されている。
【0087】このような構成において、第1プリズム8
と第2プリズム7と鏡枠9D1 ,9D2 を一体的に連結
する際には、例えば一方の第1鏡枠9D1 に第1プリズ
ム8と第2プリズム7を落とし込んで、嵌合凹部49
a,49bに位置決め連結部45,46を嵌合させ、次
に、他方の第2鏡枠9D2 を覆い被せて該位置決め連結
部45,46に嵌合凹部49c,49dを嵌合させ、さ
らに、上記ビス孔48およびビス孔47に共通してビス
13を締結させることにより行うようになっている。
【0088】このような構成により、図13(B)に示
したように、第2プリズム7と第1鏡枠9D1 および第
2鏡枠9D2 との間のクリアランスをなくすことがで
き、外部からの異物(例えばゴミなど)の進入を防ぐこ
とができる。
【0089】図14は光学系の第9の例を示す斜視図、
図15は光学系の第9の例を示す正面図、図16は光学
系の第9の例における型割を示すための側面図である。
【0090】この第9の例の光学系は、所定の距離を離
して配置される第1プリズム8と第2プリズム7を、型
割により一体成形したものである。
【0091】すなわち、この光学系においては、第1プ
リズム8と第2プリズム7は、これらと一体に成形され
た断面略コの字形状をなす左右の接続部たる位置決め連
結部51により互いに接続されている。
【0092】この光学系を成形する際には、図16に示
すように行う。
【0093】すなわち、成形の型は、固定側の型と可動
側の型に分かれており、これらの境界が図16において
2点差線で示す型割線P.Lである。
【0094】固定側の型と可動側の型は、プリズムの各
面をそれぞれ成形するための複数の型部材より構成され
ており、型割線P.Lの左側に示す固定側の型において
は、面R1,R2,R3,R8,R11は、それぞれ異
なる型部材により形成されている。なお、面R8は、可
動側に延出した形状となっているが、固定側の一つの型
部材により成形されている。
【0095】また、型割線P.Lの右側に示す可動側の
型においては、面R4,R5,R6,R7,R12が、
それぞれ異なる型部材により形成されるようになってい
る。
【0096】なお、このプリズムは図15に示すような
中心線に対して左右対称に設けられており、この図16
に示す側の反対側にある各面も、同様にそれぞれの型部
材により成形される。
【0097】このようにプリズムの形状や成形用の型を
工夫することにより、第1プリズム8と第2プリズム7
を所定の位置関係を保たせながら一体に成形することが
できるために、プリズム同士を組み付ける作業が不要と
なり、作業工程を少なくして生産性を向上させることが
可能となる。
【0098】図17は光学系の第10の例を示す斜視
図、図18は光学系の第10の例を示す正面図、図19
は光学系の第10の例を示す側面図である。
【0099】この第10の例の光学系も、上記第9の例
の光学系と同様に、所定の距離を離して配置される第1
プリズム8と第2プリズム7を、型割により一体成形し
たものである。
【0100】すなわち、この光学系においても、第1プ
リズム8と第2プリズム7が、これらと一体に成形され
た略直方体形状の左右の接続部たる位置決め連結部56
により互いに接続されている。
【0101】このとき上記図14から図16に示した例
との相違点は、該位置決め連結部56が、大きい方のプ
リズムである第2プリズム7の幅をはみ出ることのない
ように形成されている点である。
【0102】これにより、光学系の小型化や軽量化を図
ることが可能となる。
【0103】図20はシースルー表示可能に構成された
第2プリズム7を示す斜視図、図21はシースルー表示
可能に構成された第2プリズム7を示す側面図である。
【0104】光学系を頭部装着型映像表示装置などに用
いる場合には、映像ソースからの映像を見ることができ
るだけでなく、さらに、外部を観察することができるよ
うにすることが望まれる場合もある。この図20,図2
1に示す第2プリズム7は、そうした需要に対応するた
めの構成を示したものである。
【0105】すなわち、第2プリズム7の上記第2反射
面7cには、例えば蒸着等の手段によりハーフミラー面
61が形成されている。
【0106】そして、このハーフミラー面61を覆うよ
うにして、光学部材たる透過光学系部62が例えばUV
(紫外線)硬化型樹脂により形成されている。
【0107】こうして、第2反射面7cをハーフミラー
面61として形成することにより、LCD6からの映像
を反射して見ることができるとともに、上記透過光学系
部62から入射する外景を、該ハーフミラー面61を透
過させて見ることが可能となる。この場合、本体1aに
は、外景を観察可能なシースルー窓(図示はしない)が
設けられている。
【0108】なお、上記透過光学系部62は、もし存在
しないと、ハーフミラー面61から入射する外光が第2
プリズム7により屈折してしまうために、第2プリズム
7と重ねることで外光をほぼそのまま透過させて観察者
の眼球に到達させることができるようにするためのもの
である。
【0109】図22は視野の上部のみをシースルー表示
可能に構成した第2プリズム7を示す斜視図および要部
断面図、図23は上記図22に示した第2プリズム7を
製造する過程を示す図である。
【0110】図22(A)に示すように、第2プリズム
7の上記第2反射面7cには、上部にハーフミラー面6
6が形成されると共に、その他の部分が通常の反射ミラ
ー面65となっている。
【0111】さらに、上記ハーフミラー面66を覆うよ
うにして、光学部材たる透過光学系部67が例えばUV
(紫外線)硬化型樹脂により形成されている。
【0112】上記ハーフミラー面66は、複数層コーテ
ィングにより構成されていて、例えば図22(B)に示
すような積層構造となっている。
【0113】すなわち、例えばアモルファスポリオレフ
ィンにより形成された第2プリズム7には、酸化ジルコ
ニウムと五酸化タンタルとの化合物でなるZTのコート
面が形成され、その上に銀Agのコート面が蒸着等によ
り形成されている。
【0114】そして、さらにこの銀Agのコート面の上
に、二酸化珪素SiO2 のコート面(または、三酸化タ
ングステンWO3 のコート面でも良い)が形成され、そ
の状態のハーフミラー面66に、UV硬化型樹脂でなる
透過光学系部67が形成されるようになっている。
【0115】上記二酸化珪素SiO2 はUV硬化型樹脂
との密着性が良いために、このような構成とすることに
より、剥離や欠損、脱落等を招くことなく、確実に透過
光学系部67を形成することが可能となる。
【0116】次に、ハーフミラー面66が形成された状
態の第2プリズム7に、透過光学系部67を形成すると
きの手順について、図23を参照して説明する。
【0117】透過光学系部67を形成するための型68
は、紫外線を透過する素材により形成されていて、該透
過光学系部67の形状に対応した凹部68bが設けられ
ており、この凹部68bの一端部68aは上記第2反射
面7cの上端部との合わせ位置となっている。
【0118】また、上記凹部68bに隣接して、透過光
学系部67の通常の反射面を密着して載置するための載
置用曲面68cが形成されている。
【0119】さらに、該凹部68bの一側部には、固化
する前の例えば液状をなすUV硬化型樹脂を外部から注
入するための注入部68dが形成されている。
【0120】このような型68を用いて透過光学系部6
7を形成する際には、まず、図23(A)に示すよう
に、上記第2反射面7cの上端部を型68の一端部68
aに合わせるようにして、型68上に第2プリズム7を
載置し、さらに、透過光学系部67の通常の反射面が載
置用曲面68cに密着するようにする。
【0121】次に、図23(B)に示すように、上記注
入部68dから液状のUV硬化型樹脂を規定量注入し、
図23(C)に示すように、紫外線を照射して、樹脂を
固化させる。
【0122】完全に固化されたところで型68から外す
ことにより、図23(D)に示すように透過光学系部6
7を備えた第2プリズム7が完成する。
【0123】このように、視野の一部、例えば上部のみ
を外光を透過させ得る構成とすることにより、見易さを
ほぼ低下させることなく、LCD6からの映像を観察す
ることができると共に、外景を観察することも可能とな
る。
【0124】以上説明したように、このような実施形態
によれば、複数のプリズムでなる光学系において、プリ
ズム同士を、低コストかつ少ない作業工程で、精度良く
位置決めすることが可能となる。
【0125】なお、本発明は上述した実施形態に限定さ
れるものではなく、発明の主旨を逸脱しない範囲内にお
いて種々の変形や応用が可能であることは勿論である。
【0126】[付記]以上詳述したような本発明の上記
実施形態によれば、以下のごとき構成を得ることができ
る。
【0127】(1) 表示素子の画像を観察可能となる
ように結像させる光学系であって、上記表示素子から入
射した光線が内部を通過した後に出射する出射面を有す
る第1のプリズムと、上記第1のプリズムから出射され
た光線が入射する入射面を有する第2のプリズムと、上
記第1のプリズムと第2のプリズムとが所定の位置関係
を有して配置されるように、これら第1のプリズムと第
2のプリズムとを連結する接続部と、を具備したことを
特徴とする光学系。
【0128】(2) 上記接続部は、上記第1のプリズ
ムの上記出射面または該出射面の近傍に形成された第1
の接続部と、上記第1の接続部と直接または間接に結合
することにより上記第2のプリズムと第1のプリズムと
を位置合わせしながら連結するための、該第2のプリズ
ムの上記入射面または該入射面の近傍に形成された第2
の接続部と、を有してなることを特徴とする付記(1)
に記載の光学系。
【0129】(3) 上記第1の接続部は第1のプリズ
ムと一体成形され、上記第2の接続部は上記第2のプリ
ズムと一体成形されたものであることを特徴とする付記
(2)に記載の光学系。
【0130】(4) 上記第1の接続部には位置決め用
の凸部または凹部の何れか一方が設けられると共に、上
記第2の接続部には位置決め用の凸部または凹部の他方
が設けられており、これら第1の接続部と第2の接続部
は、締結部材を用いることにより、直接に結合されかつ
位置合わせされるものであることを特徴とする付記
(2)に記載の光学系。
【0131】(5) 上記表示素子を固定するものであ
って、かつ上記第1のプリズムと第2のプリズムを保持
するための鏡枠をさらに具備し、上記第1の接続部と第
2の接続部は、該鏡枠に設けられた結合部位を介するこ
とにより、間接に結合されかつ位置合わせされるもので
あることを特徴とする付記(2)に記載の光学系。
【0132】(6) 上記第1のプリズムと上記第2の
プリズムと上記接続部とは、一体成形により形成された
ものであることを特徴とする付記(1)に記載の光学
系。
【0133】(7) 上記所定の位置関係は、上記第1
のプリズムの出射面と第2のプリズムの入射面との間に
空間を有するように構成され、かつ該空間内に光学的像
面が位置する位置関係であることを特徴とする付記
(1)に記載の光学系。
【0134】(8) 上記第2のプリズムは、上記入射
面から入射した光線を内面で反射するとともにその後該
第2のプリズム内を通過した光線を観察者の眼球に向け
て出射する反射出射面と、この反射出射面で反射された
光線を該反射出射面から出射させるべく反射する反射面
と、を有してなり、上記反射面の少なくとも一部にハー
フミラー面を形成するとともに、該ハーフミラー面を覆
うようにして外界像を観察者の眼球に向けて導くための
光学部材を複合成形したことを特徴とする付記(1)に
記載の光学系。
【0135】従って、付記(1)に記載の発明によれ
ば、第1のプリズムと第2のプリズムとを接続部を介し
て連結することにより、プリズム同士を精度良く位置決
めすることができる。
【0136】また、付記(2)に記載の発明によれば、
第1のプリズムに形成された第1の接続部と、第2のプ
リズムに形成された第2の接続部とを用いて、付記
(1)に記載の発明と同様の効果を奏することができ
る。
【0137】さらに、付記(3)に記載の発明によれ
ば、付記(2)に記載の発明と同様の効果を奏するとと
もに、第1、第2の接続部を第1、第2のプリズムと各
一体成形したために、精度の向上や作業工程の簡略化を
図ることが可能となる。
【0138】付記(4)に記載の発明によれば、付記
(2)に記載の発明と同様の効果を奏するとともに、位
置決め用の凸部と凹部の組み合わせを用いることによっ
て、位置合わせが容易になり、締結部材を用いることに
よって、容易に固定することができる。
【0139】付記(5)に記載の発明によれば、付記
(2)に記載の発明と同様の効果を奏するとともに、第
1の接続部と第2の接続部とを鏡枠に設けた結合部位を
介して結合することにより、表示素子も精度良く位置決
めすることが可能となる。
【0140】付記(6)に記載の発明によれば、付記
(1)に記載の発明と同様の効果を奏するとともに、第
1のプリズムと第2のプリズムと接続部とを一体成形す
ることにより、プリズム同士を接続する作業工程が不要
となって生産性を向上することができる。
【0141】付記(7)に記載の発明によれば、第1の
プリズムの出射面と第2のプリズムの入射面との間に空
間を有するように構成されかつ該空間内に光学的像面が
位置する光学系において、付記(1)に記載の発明と同
様の効果を奏することができる。
【0142】付記(8)に記載の発明によれば、付記
(1)に記載の発明と同様の効果を奏するとともに、第
2のプリズムにハーフミラー面を形成してそこに光学部
材を複合成形したために、表示素子の画像だけでなく外
界像も観察することが可能となり、使い易い光学系とな
る。
【0143】
【発明の効果】以上説明したように請求項1による本発
明の光学系によれば、第1のプリズムと第2のプリズム
とを、それぞれに設けた接続部により、鏡枠の結合部位
を介して結合しているために、プリズム同士や鏡枠を精
度良く位置決めすることができる。
【0144】また、請求項2による本発明の光学系によ
れば、請求項1に記載の発明と同様の効果を奏するとと
もに、位置決め凸部と位置決め孔との組み合わせを用い
ることにより位置合わせが容易になり、締結部材を用い
ることにより容易に固定することができる。
【0145】さらに、請求項3による本発明の光学系に
よれば、請求項1に記載の発明と同様の効果を奏すると
ともに、鏡枠の凹部に第1の接続部と第2の接続部を嵌
入することにより、第1のプリズムと第2のプリズムと
を容易に位置合わせすることができる。
【0146】請求項4による本発明の光学系によれば、
第1のプリズムと第2のプリズムとを、それぞれに設け
た接続部により結合しているために、プリズム同士を精
度良く位置決めすることができる。
【0147】請求項5による本発明の光学系によれば、
請求項4に記載の発明と同様の効果を奏するとともに、
第1の接続部を第2の接続部の凹部に嵌め込むことによ
り、第1のプリズムと第2のプリズムとを容易に位置合
わせすることができる。
【0148】請求項6による本発明の光学系によれば、
請求項4に記載の発明と同様の効果を奏するとともに、
超音波溶着を用いることにより、第1のプリズムと第2
のプリズムとを強固に一体化することができる。
【0149】請求項7による本発明の光学系によれば、
請求項4に記載の発明と同様の効果を奏するとともに、
第2のプリズムの入射面上の光学有効範囲外に接続部を
設けているために、表示素子の画像を欠けることなく観
察することができる。
【0150】請求項8による本発明の光学系によれば、
第1のプリズムと第2のプリズムとを接続部を介して一
体成形により形成したために、プリズム同士を精度良く
位置決めすることができるとともに、プリズム同士を接
続する作業工程が不要となって生産性を向上することが
できる。
【0151】請求項9による本発明の光学系によれば、
第2のプリズムと第2のプリズムとの間に光学的像面を
有する光学系において、上記請求項1、請求項4、また
は請求項8に記載の発明と同様の効果を奏することがで
きる。
【0152】請求項10による本発明の光学系によれ
ば、プリズムにハーフミラー面を設けてそこに光学部材
を複合成形したために、表示素子の画像だけでなく外界
像も観察することが可能となり、使い易い光学系とな
る。
【0153】請求項11による本発明の光学系によれ
ば、請求項10に記載の発明と同様の効果を奏するとと
もに、光学部材を紫外線硬化型樹脂を用いて形成するこ
とにより、容易に複合成形することが可能となる。
【0154】請求項12による本発明の光学系によれ
ば、請求項11に記載の発明と同様の効果を奏するとと
もに、ハーフミラー面の光学部材と接するコート構成素
材を二酸化珪素または三酸化タングステンにより構成し
たために、紫外線硬化型樹脂でなる光学部材との密着性
が向上し、剥離等を招くことのない、確実な構成とする
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の光学系が適用される、両
眼式眼鏡型ディスプレイの使用時の様子を示す斜視図。
【図2】上記実施形態の光学系が適用される、単眼式眼
鏡型ディスプレイの使用時の様子を示す斜視図。
【図3】上記実施形態における眼鏡型ディスプレイの内
部構成を示す斜視図。
【図4】上記実施形態において、表示素子から射出され
た画像の光線が第1プリズムおよび第2プリズム内を通
過する様子を示す側面図。
【図5】上記実施形態の光学系の第1の例を示す分解斜
視図。
【図6】上記実施形態の光学系の第2の例を示す分解斜
視図。
【図7】上記実施形態の光学系の第2の例において、組
み立てた状態を示す斜視図。
【図8】上記実施形態の光学系の第3の例を示す分解斜
視図および要部断面図。
【図9】上記実施形態の光学系の第4の例を示す分解斜
視図および要部断面図。
【図10】上記実施形態の光学系の第5の例を示す分解
斜視図。
【図11】上記実施形態の光学系の第6の例を示す分解
斜視図および要部断面図。
【図12】上記実施形態の光学系の第7の例を示す分解
斜視図。
【図13】上記実施形態の光学系の第8の例を示す分解
斜視図およびA−A断面図。
【図14】上記実施形態の光学系の第9の例を示す斜視
図。
【図15】上記実施形態の光学系の第9の例を示す正面
図。
【図16】上記実施形態の光学系の第9の例における型
割を示すための側面図。
【図17】上記実施形態の光学系の第10の例を示す斜
視図。
【図18】上記実施形態の光学系の第10の例を示す正
面図。
【図19】上記実施形態の光学系の第10の例を示す側
面図。
【図20】上記実施形態において、シースルー表示可能
に構成された第2プリズムを示す斜視図。
【図21】上記実施形態において、シースルー表示可能
に構成された第2プリズムを示す側面図。
【図22】上記実施形態において、視野の上部のみをシ
ースルー表示可能に構成した第2プリズムを示す斜視図
および要部断面図。
【図23】上記図22に示した第2プリズムを製造する
過程を示す図。
【符号の説明】
1…両眼式眼鏡型ディスプレイ 2…単眼式眼鏡型ディスプレイ 5…LEDユニット(表示素子の一部) 6…LCD(表示素子の一部) 7…第2プリズム(第2のプリズム) 7a…入射面 7b…反射出射面 7c…第2反射面 8…第1プリズム(第1のプリズム) 8d…出射面 9,9A,9B,9C…鏡枠 9D1…第1鏡枠 9D2…第2鏡枠 11,15,21,25,31,41,45…位置決め連結部(第2の接続
部) 11a,12a,15a,16a,17a,21a,35b,47,48…ビス孔(締結用
孔) 11b,16b,16c,43a…位置決めピン(位置
決め凸部) 12,17,22,26,32,42,46…位置決め連結部(第1の接続
部) 12b,15b,17b,41a,42a…位置決めピン嵌入孔(位置決め
孔) 13…ビス(締結部材) 16,35,43…位置決め連結部(結合部位) 21b,25a,31a,35a…凹部 22a…ビス用切欠(締結用孔の一部) 25b…位置決め段部 25c…溶着用凹部 26b…エネルギーディレクター 26b’…溶着層 33…光束の有効通過範囲(光学有効範囲) 49a,49b,49c,49d…嵌合凹部(結合部
位) 51,56…位置決め連結部(接続部) 61,66…ハーフミラー面 62,67…透過光学系部(光学部材)

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表示素子の画像を観察可能となるように
    観察者の眼球に対して結像する光学系であって、 上記光学系は、 第1の接続部を有しかつ上記表示素子からの光線が通過
    する第1のプリズムと、 第2の接続部を有しかつ上記第1のプリズムから出射す
    る光線が通過する第2のプリズムと、 を有してなり、 上記第1の接続部と上記第2の接続部とは、上記表示素
    子を固定する鏡枠に設けられた結合部位を介して結合さ
    れかつ位置合わせされるものであることを特徴とする光
    学系。
  2. 【請求項2】 上記結合部位は、上記第1の接続部と第
    2の接続部とに各対応する位置決め凸部と、締結用孔
    と、を有してなるとともに、 上記第1の接続部と第2の接続部は、上記位置決め凸部
    に対応する位置決め孔をそれぞれ有してなり、 これらの位置決め孔に上記位置決め凸部をそれぞれ挿入
    することによって、上記結合部位に対して上記第1の接
    続部と上記第2の接続部とを位置合わせし、上記締結用
    孔に締結部材を螺合することによって上記第1の接続部
    と上記第2の接続部とを固定するものであることを特徴
    とする請求項1に記載の光学系。
  3. 【請求項3】 上記鏡枠は、上記第1の接続部と上記第
    2の接続部とに対応した凹部を有してなり、 上記第1の接続部と上記第2の接続部とをこの凹部に嵌
    入することによって、上記第1のプリズムと第2のプリ
    ズムとを位置合わせするものであることを特徴とする請
    求項1に記載の光学系。
  4. 【請求項4】 表示素子の画像を観察可能となるように
    観察者の眼球に対して結像する光学系であって、 上記光学系は、 第1の接続部を有しかつ上記表示素子からの光線が通過
    する第1のプリズムと、 第2の接続部を有しかつ上記第1のプリズムから出射す
    る光線が通過する第2のプリズムと、 を有してなり、 上記第1のプリズムと上記第2のプリズムとは、上記第
    1の接続部と上記第2の接続部とを結合することによっ
    て位置合わせされるものであることを特徴とする光学
    系。
  5. 【請求項5】 上記第2の接続部は、上記第1の接続部
    を嵌合するための凹部を有してなり、 上記第1の接続部をこの凹部に嵌め込むことにより、上
    記第1のプリズムと第2のプリズムとを位置合わせする
    ものであることを特徴とする請求項4に記載の光学系。
  6. 【請求項6】 上記第1のプリズムと第2のプリズム
    は、上記第1の接続部と第2の接続部とを超音波溶着す
    ることにより、一体的に結合されるものであることを特
    徴とする請求項4に記載の光学系。
  7. 【請求項7】 上記第2の接続部は、上記第1のプリズ
    ムから出射する光線が入射する上記第2のプリズムの入
    射面上の、光学有効範囲外に設けられたものであること
    を特徴とする請求項4に記載の光学系。
  8. 【請求項8】 表示素子の画像を観察可能となるように
    観察者の眼球に対して結像する光学系であって、 上記光学系は、 上記表示素子からの光線が通過する第1のプリズムと、 上記第1のプリズムから出射する光線が通過する第2の
    プリズムと、 を有してなり、 上記第1のプリズムと上記第2のプリズムは、接続部を
    介して一体成形により形成されたものであることを特徴
    とする光学系。
  9. 【請求項9】 上記光学系は、上記第1のプリズムと第
    2のプリズムとの間に光学的像面を有するものであるこ
    とを特徴とする請求項1、請求項4、または請求項8に
    記載の光学系。
  10. 【請求項10】 表示素子の画像と外界像とを重ね合わ
    せて観察可能な光学系であって、 上記光学系は、 光を反射する表面を複数有することにより結像光学系を
    構成するものであって、これら複数の表面の内の少なく
    とも一つの表面の、少なくとも一部をハーフミラー面と
    するプリズムと、 上記ハーフミラー面に複合成形によって形成された外界
    像観察用の光学部材と、 を有して構成されたものであることを特徴とする光学
    系。
  11. 【請求項11】 上記光学部材は、紫外線硬化型樹脂を
    用いて複合成形によって形成されたものであることを特
    徴とする請求項10に記載の光学系。
  12. 【請求項12】 上記ハーフミラー面は複数層コーティ
    ングにより形成されたものであり、このハーフミラー面
    を構成する複数のコート構成素材の内の上記光学部材と
    接するコート構成素材は、二酸化珪素または三酸化タン
    グステンにより構成されたものであることを特徴とする
    請求項11に記載の光学系。
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