JP3730806B2 - 光学系 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光学系、より詳しくは、表示素子の画像を複数のプリズムを介して観察者の眼球に導く光学系に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、頭部に装着して映像や音声を楽しむことができる頭部装着型映像表示装置が製品化されていて、例えば眼鏡に類似した方法で装着し、大画面の映像を観察することができるようになっている。
【0003】
このような頭部装着型映像表示装置では、小型のLCD等により画像を表示して、その画像を光学系を介して拡大した後に、観察者の眼球に投影するようになっており、頭部に装着する使用形態を考慮して、光学系についても小型で高性能化を図る努力がなされている。
【0004】
このような光学系の一例として、特開平7−333551号公報には、LCD等により表示された画像を、全反射面や光学的パワーを有する曲面でなる反射面などの複数の反射面で反射させて、観察者の眼球に導く単一のプリズムでなる観察光学系が記載されている。
【0005】
また、特開平9−73005号公報には、複数の反射面を有するプリズム素子の例えば両側面から位置決め部を突設して、これらの位置決め部に設けた形状部により、他の部材と精度良く位置決め固定する技術が記載されている。該公報にはさらに、LCD等の表示手段により表示された画像を観察者の眼球に導く第1の光学素子に、外景を観察者の眼球に導くために透過させる第2の光学素子を組み合わせる技術が記載されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上述したような特開平7−333551号公報や特開平9−73005号公報に記載されたものでは、LCD等の表示素子により表示された画像を観察者の眼球に導くための光学素子は、何れも単一のプリズムとなっている。しかしながら、近年、表示素子の高画素化、高精細化が望まれていて、こうした高精細な表示素子に対応するためには、単一のプリズムのみで画像を観察者の眼球に導く光学系を用いるのが必ずしも最適とはいえなくなっており、複数のプリズムを組み合わせて光学系を構成することも考慮に入れる必要が生じている。この場合には、これらのプリズム同士も互いの位置関係を高精度に決定しなければならず、こうした需要を満足することができる技術の実現が望まれている。
【0007】
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、複数のプリズム同士を精度良く位置決めすることができる光学系を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、第1の発明による光学系は、表示素子の画像を観察可能となるように観察者の眼球に対して結像する光学系であって、第1の接続部を有しかつ上記表示素子からの光線が通過する第1のプリズムと、第2の接続部を有しかつ上記第1のプリズムから出射する光線が通過する第2のプリズムと、を有してなり、上記第1の接続部と上記第2の接続部とは、上記表示素子を固定する鏡枠に設けられた結合部位を介して結合されかつ位置合わせされるものである。
【0009】
また、第2の発明による光学系は、上記第1の発明による光学系において、上記結合部位が上記第1の接続部と第2の接続部とに各対応する位置決め凸部と締結用孔とを有してなるとともに、上記第1の接続部と第2の接続部が上記位置決め凸部に対応する位置決め孔をそれぞれ有してなり、これらの位置決め孔に上記位置決め凸部をそれぞれ挿入することによって、上記結合部位に対して上記第1の接続部と上記第2の接続部とを位置合わせし、上記締結用孔に締結部材を螺合することによって上記第1の接続部と上記第2の接続部とを固定するものである。
【0010】
さらに、第3の発明による光学系は、上記第1の発明による光学系において、上記鏡枠が上記第1の接続部と上記第2の接続部とに対応した凹部を有してなり、上記第1の接続部と上記第2の接続部とをこの凹部に嵌入することによって、上記第1のプリズムと第2のプリズムとを位置合わせするものである。
【0011】
第4の発明による光学系は、表示素子の画像を観察可能となるように観察者の眼球に対して結像する光学系であって、第1の接続部を有しかつ上記表示素子からの光線が通過する第1のプリズムと、第2の接続部を有しかつ上記第1のプリズムから出射する光線が通過する第2のプリズムと、を有してなり、上記第1のプリズムと上記第2のプリズムとは、上記第1の接続部と上記第2の接続部とを結合することによって位置合わせされるものである。
【0012】
第5の発明による光学系は、上記第4の発明による光学系において、上記第2の接続部が上記第1の接続部を嵌合するための凹部を有してなり、上記第1の接続部をこの凹部に嵌め込むことにより、上記第1のプリズムと第2のプリズムとを位置合わせするものである。
【0013】
第6の発明による光学系は、上記第4の発明による光学系において、上記第1のプリズムと第2のプリズムが、上記第1の接続部と第2の接続部とを超音波溶着することにより、一体的に結合されるものである。
【0014】
第7の発明による光学系は、上記第4の発明による光学系において、上記第2の接続部が、上記第1のプリズムから出射する光線が入射する上記第2のプリズムの入射面上の、光学有効範囲外に設けられたものである。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図1から図23は本発明の一実施形態を示したものであり、図1は光学系が適用される両眼式眼鏡型ディスプレイ1の使用時の様子を示す斜視図である。
【0021】
頭部装着型映像表示装置の一例としてのこの両眼式眼鏡型ディスプレイ1は、観察者が通常の眼鏡とほぼ同様にして眼前から側頭部にかけて装着して用いるものであり、左右一対の光学系や映像表示回路等を内蔵してなる本体1aの両側部から、眼鏡のつる状をなす側頭保持アーム1bをそれぞれ突設している。さらに、この両眼式眼鏡型ディスプレイ1は、イヤホン1cを耳内に装着することにより、音声も楽しむことができるようになっている。
【0022】
また、図2は、光学系が適用される単眼式眼鏡型ディスプレイ2の使用時の様子を示す斜視図である。
【0023】
頭部装着型映像表示装置の他の例としてのこの図2に示す単眼式眼鏡型ディスプレイ2は、右眼で映像を見るものとなっており、左眼でそのまま通常の視野を確保することができる点を除いては、上記図1に示したものとほぼ同様の構成となっていて、本体2aの両側部から側頭保持アーム2bをそれぞれ突設するとともに、イヤホン2cにより音声を聴取するようになっている。
【0024】
なお、この例では右眼用のものを示しているが、左眼用のものであってももちろん構わない。
【0025】
次に、図3は、上記図1や図2に示した眼鏡型ディスプレイの内部構成を示す斜視図であり、ここでは例えば図2の内部の例について示す。
【0026】
上記本体2a内には、例えばTVチューナやDVDプレーヤ等の映像ソースから出力される映像信号を受けて表示素子用の駆動信号を生成する電装基板3と、この電装基板3に接続されているフレキシブルプリント基板4と、このフレキシブルプリント基板4に取り付けられている表示素子と、この表示素子により表示される画像を観察者の眼球に導く鏡枠ユニット10と、が配設されている。
【0027】
上記鏡枠ユニット10は、上記表示素子により表示される画像を導く第1プリズム8と、この第1プリズム8と所定の位置関係に配設されることにより、該第1プリズム8を射出した画像の光束を内部で複数回反射させた後に観察者の眼球に導く第2プリズム7と、上記表示素子を固定するものであってこれら第1プリズム8と第2プリズム7を所定の位置関係に保持しながら上記本体2aに固定される鏡枠9と、を有して構成されている。
【0028】
図4は上記表示素子から射出された画像の光線が第1プリズム8および第2プリズム7内を通過する様子を示す側面図である。
【0029】
上記表示素子は、赤(R),緑(G),青(B)の三原色による発光を時系列的に順次行うLEDユニット5と、このLEDユニット5により発光された光を受けて画素毎に制御された所定の反射率により反射する反射型LCD6と、を有して構成されている。
【0030】
すなわち、上記LEDユニット5内のLEDにより発光されて均一に拡散された光は、入射反射面8aから第1プリズム8内に入った後に、第1反射面8bで反射され、透過面8cを介して上記LCD6を照明する。
【0031】
LCD6は、各画素の反射率を、照明光が上記RGBの何れであるかに応じて制御するようになっており、上記LEDユニット5と協働して、面順次式の表示素子を構成している。
【0032】
このLCD6により反射された光は、上記透過面8cから再び入射して、上記第1反射面8bで反射された後に、上記入射反射面8aの内面側で反射して、出射面8dから該第1プリズム8の外部に出る。
【0033】
この第1プリズム8からプリズム同士の間の空間に射出された光は、一旦光学的像面に結像した後に、続いて、入射面7aから第2プリズム7内に入り、反射出射面7bの内面側で反射され、第2反射面7cで反射された後に、上記反射出射面7bから射出されて、観察者の眼球に像を結像するようになっている。
【0034】
このように、反射型のLCD6をLEDユニット5により面順次に照明することによって、カラーフィルタ等を用いる従来のLCDに比して、同一の画素数でも約3倍の高精細な画像を表示することが可能となる。
【0035】
すなわち、このような高精細な画像を実現するために、さらには観察者がより広い画面を観察することができるようにするために、2つのプリズムにより構成される光学系を採用したものである。
【0036】
こうした高精細な画像が精度良く観察者の眼球に結像されるように、以下で説明するような手段を用いて、プリズム同士を精度良く位置決めするようになっている。
【0037】
図5は、光学系の第1の例を示す分解斜視図であり、第1プリズム8と第2プリズム7を位置決めしながら互いに組み付ける構成を示している。
【0038】
第2プリズム7の入射面7aの外側となる左右の側面には、第2の接続部たる位置決め連結部11が一体成形により各設けられている。この位置決め連結部11の上面は、第1プリズム8と第2プリズム7との距離を確保するために、上記入射面7aよりも第1プリズム8に向かって突出している。そして、この位置決め連結部11の上面には、締結用孔たるビス孔11aと、位置決め凸部たる位置決めピン11bとが設けられている。
【0039】
また、第1プリズム8の出射面8d(上記図4参照)の外側となる左右の両側には、上記位置決め連結部11に対応する第1の接続部たる位置決め連結部12が一体成形により各設けられており、第2プリズム7に比べて第1プリズム8が小型であることから、左右にやや張り出すように形成されている。この位置決め連結部12には、上記位置決めピン11bに対応する位置に位置決め孔たる位置決めピン嵌入孔12bが、上記ビス孔11aに対応する位置に締結用孔たるビス孔12aがそれぞれ穿設されている。
【0040】
このような構成において、第1プリズム8と第2プリズム7を一体的に連結する際には、まず位置決めピン11bを位置決めピン嵌入孔12bに嵌め込んで、位置決め連結部12の下面と位置決め連結部11の上面を当接させた後に、ビス孔12aを貫通するようにして締結部材たるビス13をビス孔11aに締結することにより行うようになっている。
【0041】
こうして、第1プリズム8の位置決め連結部12と第2プリズム7の位置決め連結部11に互いの位置決めをするための凹凸を設けるようにしたために組立作業時の位置合わせが容易となり、さらに、位置決め連結部11と位置決め連結部12をビス13を介して締結するようにしたために、固定作業も容易となる。
【0042】
図6は光学系の第2の例を示す分解斜視図、図7は組み立てた状態の光学系の第2の例を示す斜視図であり、第1プリズム8と第2プリズム7と鏡枠9Aを位置決めしながら互いに組み付ける構成を示している。
【0043】
第2プリズム7の入射面7aの外側となる左右の側面には、第2の接続部たる位置決め連結部15が一体成形により各設けられている。この位置決め連結部15の上面は、上記図5の例とは異なり、上記入射面7aよりも低くなった位置、つまり第1プリズム8から遠ざかった位置となっている。そして、この位置決め連結部15の上面には、締結用孔たるビス孔15aと、位置決め孔たる位置決めピン嵌入孔15bとが設けられている。
【0044】
この第2プリズム7の上部には、上記LEDユニット5やLCD6を備える鏡枠9Aが固定されるようになっており、その左右両側からは、断面略L字状をなす結合部位たる位置決め連結部16が延出されている。
【0045】
この位置決め連結部16は、上記ビス孔15aに対応する位置に締結用孔たるビス孔16aが形成されるとともに、その下面からは上記位置決めピン嵌入孔15bに対応する位置に位置決め凸部たる位置決めピン16bが下方に向けて突設され、さらに上面からは位置決め凸部たる位置決めピン16cが上方に向けて突設されている。
【0046】
また、第1プリズム8の出射面8d(上記図4参照)の外側となる左右の両側には、上記位置決め連結部16に対応する第1の接続部たる位置決め連結部17が各設けられている。第1プリズム8と第2プリズム7との大きさの違いは、上記断面略L字状をなす位置決め連結部16により調節するようになっているために、上記図5の例とは異なり、左右に多めに張り出すようにはなっていない。
【0047】
上記位置決め連結部17には、上記ビス孔15aおよびビス孔16aに対応する位置に締結用孔たるビス孔17aが、上記位置決めピン16cに対応する位置に位置決め孔たる位置決めピン嵌入孔17bがそれぞれ穿設されている。
【0048】
このような構成において、第1プリズム8と第2プリズム7と鏡枠9Aを一体的に連結する際には、まず位置決めピン16bを位置決めピン嵌入孔15bに嵌め込み、さらに、位置決めピン16cを位置決めピン嵌入孔17bに嵌め込んで、ビス孔17aおよびビス孔16aを貫通するようにしてビス13をビス孔15aに締結することにより行うようになっている。
【0049】
こうしてこの図6および図7に示した例においては、鏡枠9Aの位置決め連結部16を挟んで第1プリズム8と第2プリズム7を取り付けるようになっており、このときのプリズム同士の大きさの差を、該位置決め連結部16の形状により調節している。
【0050】
このような構成によれば、さらに鏡枠も精度良く位置決め固定されるために、第1プリズム8と第2プリズム7とLEDユニット5およびLCD6との位置合わせを精度良く、かつ作業性良く行うことができる。
【0051】
図8は、光学系の第3の例を示す分解斜視図および要部断面図であり、第1プリズム8と第2プリズム7を位置決めしながら互いに組み付ける構成を示している。
【0052】
図8(A)に示すように、第2プリズム7の入射面7aには、左右の両側にやや張り出すようにして、第2の接続部たる位置決め連結部21が一体成形により各設けられている。この位置決め連結部21には、内側および上側に向けて開口する凹部21bが設けられており、この凹部21bの底面は上記入射面7aに対して段差を有することにより、第1プリズム8と第2プリズム7とのスペーサとしての機能を果たすようになっている。
【0053】
この凹部21bの長手方向の中央部の側壁側には、該側壁の一部を削るようにして締結用孔たるビス孔21aが穿設されている。
【0054】
また、第1プリズム8の出射面8d(上記図4参照)の外側となる左右の両側には、上記位置決め連結部21に対応する第1の接続部たる位置決め連結部22が各設けられている。この位置決め連結部22には、上記ビス孔21aに対応する位置に略半円形をなすビス用切欠22aが形成されている。
【0055】
このような構成において、第1プリズム8と第2プリズム7を一体的に連結する際には、まず位置決め連結部22を凹部21bに嵌め込み、さらに、図8(B)に示すように、上記ビス孔21aおよびビス用切欠22aを組み合わせて構成される位置決め孔に、ビスを締結することにより行うようになっている。
【0056】
このときには、上記位置決め連結部22の外側の端面と位置決め連結部21の側壁の図8(A)の左右の内側面との当接により第1プリズム8が第2プリズム7に対して左右方向に位置決めされ、上記位置決め連結部22の長手方向の両端面と位置決め連結部21の側壁の図8(A)の前後の内側面との当接により第1プリズム8が第2プリズム7に対して前後方向に位置決めされ、さらに、上記位置決め連結部22の厚さ方向の下端面と、位置決め連結部21の凹部21bの底面によって位置決めされ、上記3方向の位置決めについてはビスを締結することによって保持されるようになっている。
【0057】
図9は、光学系の第4の例を示す分解斜視図および要部断面図であり、第1プリズム8と第2プリズム7を位置決めしながら互いに組み付ける構成を示している。
【0058】
図9(A)に示すように、第2プリズム7の入射面7aには、左右の両側にやや張り出すようにして、第2の接続部たる位置決め連結部25が一体成形により各設けられている。この位置決め連結部25には、図9(B)に示すように、上側に向けて開口する凹部25aが設けられており、この凹部25aの底面には位置決め段部25bが設けられるとともに、さらに該位置決め段部25bよりもやや低い面を有する溶着用凹部25cが、該凹部25aの長手方向に沿って設けられている。
【0059】
上記位置決め段部25bは、入射面7aに対して段差を有することにより、後述するように、第1プリズム8と第2プリズム7とのスペーサとしての機能を果たすようになっている。
【0060】
また、第1プリズム8の出射面8d(上記図4参照)の外側となる左右の両側には、上記位置決め連結部25に対応する第1の接続部たる位置決め連結部26が各設けられている。この位置決め連結部26は、断面略L字形状をなし、該L字形状の下面26aに溶着用のエネルギーディレクター26bが突設されている。
【0061】
このような構成において、第1プリズム8と第2プリズム7を一体的に連結する際には、図9(C)に示すように、まず位置決め連結部26のL字形状をなす先端部を凹部25aに嵌め込み、上記エネルギーディレクター26bと溶着用凹部25cを当接させた後に、超音波振動を印加することにより、これらエネルギーディレクター26bと溶着用凹部25cが溶着されて、図9(D)に示すような溶着層26b’が形成され一体化されるようになっている。
【0062】
このときには、上記位置決め連結部26のL字形状の下面26aが、上記位置決め段部25bに当接することで、上下方向に位置決めされる。
【0063】
このような構成によれば、超音波溶着を用いることにより、第1プリズム8と第2プリズム7とを強固に一体化することができる。
【0064】
図10は、光学系の第5の例を示す分解斜視図であり、第1プリズム8と第2プリズム7を位置決めしながら互いに組み付ける構成を示している。
【0065】
第2プリズム7の入射面7aには、第2の接続部たる位置決め連結部31が一体成形により左右にそれぞれ設けられていて、該第プリズム7の幅からは、はみ出すことのないように構成されている。また、これら一対の位置決め連結部31は、その内側においては、第1プリズム8から第2プリズム7に射出される光束の有効通過範囲(光学有効範囲)33を覆うことのないように形成されていることは勿論である。
【0066】
さらに、上記位置決め連結部31には、内側および上側に向けて開口する凹部31aが設けられており、この凹部31aの底面は上記入射面7aに対して段差を有することにより、第1プリズム8と第2プリズム7とのスペーサとしての機能を果たすようになっている。
【0067】
一方、第1プリズム8の出射面8d(上記図4参照)の外側となる左右の両側には、上記位置決め連結部31の凹部31aに嵌合する形状の第1の接続部たる位置決め連結部32が各設けられている。
【0068】
このような構成において、第1プリズム8と第2プリズム7を一体的に連結する際には、位置決め連結部32を凹部31aに嵌め込んだ後に、例えば接着剤を用いて固定しても良いし、上述したような超音波溶着を用いて固定しても良いし、あるいはビス等を用いて固定しても構わない。
【0069】
このように、この図10に示した例においては、位置決め連結部31,32の何れもが、大きい方のプリズムである第1プリズム8の幅を越えることのないように形成されていて、これにより、光学系の小型化を図ることができるようになっている。
【0070】
図11は、光学系の第6の例を示す分解斜視図および要部断面図であり、第1プリズム8と第2プリズム7と鏡枠9Bを位置決めしながら互いに組み付ける構成を示している。
【0071】
この図11に示す第2プリズム7に設けられた位置決め連結部21と、第1プリズム8に設けられた位置決め連結部22の構成は、上記図8に示したものと同様である。
【0072】
また、鏡枠9Bは、図11(A)に示すように、第2プリズム7上に取り付けた第1プリズム8の、さらに上から該第1プリズム8を覆うようにして取り付けるようになっているものである。
【0073】
この鏡枠9Bは、上述したようにLEDユニット5やLCD6を内部に固定するものであり、その左右両側からは結合部位たる位置決め連結部35が延出されている。
【0074】
この位置決め連結部35には、内側および下側に向けて開口する凹部35aが設けられており、その略中央部には、上記ビス孔21aやビス用切欠22aに対応する位置に、図11(B)に示すように、締結用孔たるビス孔35bが穿設されている。
【0075】
このような構成において、第1プリズム8と第2プリズム7と鏡枠9Bを一体的に連結する際には、まず位置決め連結部22を凹部21bに嵌め込み、さらに、上側からこれら位置決め連結部22と凹部21bを覆うように位置決め連結部35の凹部35aを嵌合し、図11(B)に示すように、上記ビス孔21a、ビス用切欠22aおよびビス孔35bを合わせて構成される位置決め孔に、ビス13を締結することにより行うようになっている。
【0076】
図12は、光学系の第7の例を示す分解斜視図であり、第1プリズム8と第2プリズム7と鏡枠9Cを位置決めしながら、互いに組み付ける構成を示している。
【0077】
第2プリズム7の入射面7aには、左右の両側にやや張り出すようにして、第2の接続部たる位置決め連結部41が一体成形により各設けられている。この位置決め連結部41には、位置決め孔たる位置決めピン嵌入孔41aが穿設されている。
【0078】
上記位置決め連結部41の上面は、上記入射面7aに対して段差を有することにより、第1プリズム8と第2プリズム7とのスペーサとしての機能を果たすようになっている。
【0079】
一方、第1プリズム8の出射面8d(上記図4参照)の外側となる左右の両側には、上記位置決め連結部41に対応する位置に、第1の接続部たる位置決め連結部42が各設けられている。この位置決め連結部42にも、上記位置決めピン嵌入孔41aに対応する位置に、位置決め孔たる位置決めピン嵌入孔42aが穿設されている。
【0080】
さらに、鏡枠9Cの左右両側からは、結合部位たる位置決め連結部43が延出されていて、その下端面からは、位置決め凸部たる位置決めピン43aが下方に向けて突設されている。
【0081】
このような構成において、第1プリズム8と第2プリズム7と鏡枠9Cを一体的に連結する際には、位置決め連結部41と位置決め連結部42を、各位置決めピン嵌入孔41a,42aの位置が一致するように当接させた後に、鏡枠9Cを上側から覆い被せて、位置決めピン43aが各位置決めピン嵌入孔41a,42aを共通して貫通するように嵌合させる。これらを固定するには、上述と同様に、接着剤や、超音波溶着や、ビス等を用いれば良い。
【0082】
図13は、光学系の第8の例を示す分解斜視図およびA−A断面図であり、第1プリズム8と第2プリズム7と2体でなる鏡枠9D1,9D2とを、位置決めしながら互いに組み付ける構成を示している。
【0083】
図13(A)および図13(B)に示すように、第2プリズム7の両側面には、嵌合して位置決めを行うための第2の接続部たる位置決め連結部45が、同様に、第1プリズム8の両側面には、嵌合して位置決めを行うための第1の接続部たる位置決め連結部46が、それぞれ突設されている。
【0084】
この図13に示す鏡枠は、2つの部材を組み合わせることにより構成されるようになっており、第1鏡枠9D1 と第2鏡枠9D2 とを結合してなる。
【0085】
上記第1鏡枠9D1 には、第1プリズム8の略半分を収納するスペースと、第2プリズム7の上部の略半分を収納するスペースとが設けられており、上記位置決め連結部45,46をそれぞれ嵌合するための結合部位たる嵌合凹部49a,49bが形成されると共に、締結用孔たるビス孔47が穿設されている。
【0086】
上記第2鏡枠9D2 には、第1プリズム8の残り略半分を収納するスペースと、第2プリズム7の上部の残り略半分を収納するスペースとが設けられており、同様に、上記位置決め連結部45,46をそれぞれ嵌合するための結合部位たる嵌合凹部49c,49dが形成されると共に、深孔でなる締結用孔たるビス孔48が穿設されている。
【0087】
このような構成において、第1プリズム8と第2プリズム7と鏡枠9D1 ,9D2 を一体的に連結する際には、例えば一方の第1鏡枠9D1 に第1プリズム8と第2プリズム7を落とし込んで、嵌合凹部49a,49bに位置決め連結部45,46を嵌合させ、次に、他方の第2鏡枠9D2 を覆い被せて該位置決め連結部45,46に嵌合凹部49c,49dを嵌合させ、さらに、上記ビス孔48およびビス孔47に共通してビス13を締結させることにより行うようになっている。
【0088】
このような構成により、図13(B)に示したように、第2プリズム7と第1鏡枠9D1 および第2鏡枠9D2 との間のクリアランスをなくすことができ、外部からの異物(例えばゴミなど)の進入を防ぐことができる。
【0089】
図14は光学系の第9の例を示す斜視図、図15は光学系の第9の例を示す正面図、図16は光学系の第9の例における型割を示すための側面図である。
【0090】
この第9の例の光学系は、所定の距離を離して配置される第1プリズム8と第2プリズム7を、型割により一体成形したものである。
【0091】
すなわち、この光学系においては、第1プリズム8と第2プリズム7は、これらと一体に成形された断面略コの字形状をなす左右の接続部たる位置決め連結部51により互いに接続されている。
【0092】
この光学系を成形する際には、図16に示すように行う。
【0093】
すなわち、成形の型は、固定側の型と可動側の型に分かれており、これらの境界が図16において2点差線で示す型割線P.Lである。
【0094】
固定側の型と可動側の型は、プリズムの各面をそれぞれ成形するための複数の型部材より構成されており、型割線P.Lの左側に示す固定側の型においては、面R1,R2,R3,R8,R11は、それぞれ異なる型部材により形成されている。なお、面R8は、可動側に延出した形状となっているが、固定側の一つの型部材により成形されている。
【0095】
また、型割線P.Lの右側に示す可動側の型においては、面R4,R5,R6,R7,R12が、それぞれ異なる型部材により形成されるようになっている。
【0096】
なお、このプリズムは図15に示すような中心線に対して左右対称に設けられており、この図16に示す側の反対側にある各面も、同様にそれぞれの型部材により成形される。
【0097】
このようにプリズムの形状や成形用の型を工夫することにより、第1プリズム8と第2プリズム7を所定の位置関係を保たせながら一体に成形することができるために、プリズム同士を組み付ける作業が不要となり、作業工程を少なくして生産性を向上させることが可能となる。
【0098】
図17は光学系の第10の例を示す斜視図、図18は光学系の第10の例を示す正面図、図19は光学系の第10の例を示す側面図である。
【0099】
この第10の例の光学系も、上記第9の例の光学系と同様に、所定の距離を離して配置される第1プリズム8と第2プリズム7を、型割により一体成形したものである。
【0100】
すなわち、この光学系においても、第1プリズム8と第2プリズム7が、これらと一体に成形された略直方体形状の左右の接続部たる位置決め連結部56により互いに接続されている。
【0101】
このとき上記図14から図16に示した例との相違点は、該位置決め連結部56が、大きい方のプリズムである第2プリズム7の幅をはみ出ることのないように形成されている点である。
【0102】
これにより、光学系の小型化や軽量化を図ることが可能となる。
【0103】
図20はシースルー表示可能に構成された第2プリズム7を示す斜視図、図21はシースルー表示可能に構成された第2プリズム7を示す側面図である。
【0104】
光学系を頭部装着型映像表示装置などに用いる場合には、映像ソースからの映像を見ることができるだけでなく、さらに、外部を観察することができるようにすることが望まれる場合もある。この図20,図21に示す第2プリズム7は、そうした需要に対応するための構成を示したものである。
【0105】
すなわち、第2プリズム7の上記第2反射面7cには、例えば蒸着等の手段によりハーフミラー面61が形成されている。
【0106】
そして、このハーフミラー面61を覆うようにして、光学部材たる透過光学系部62が例えばUV(紫外線)硬化型樹脂により形成されている。
【0107】
こうして、第2反射面7cをハーフミラー面61として形成することにより、LCD6からの映像を反射して見ることができるとともに、上記透過光学系部62から入射する外景を、該ハーフミラー面61を透過させて見ることが可能となる。この場合、本体1aには、外景を観察可能なシースルー窓(図示はしない)が設けられている。
【0108】
なお、上記透過光学系部62は、もし存在しないと、ハーフミラー面61から入射する外光が第2プリズム7により屈折してしまうために、第2プリズム7と重ねることで外光をほぼそのまま透過させて観察者の眼球に到達させることができるようにするためのものである。
【0109】
図22は視野の上部のみをシースルー表示可能に構成した第2プリズム7を示す斜視図および要部断面図、図23は上記図22に示した第2プリズム7を製造する過程を示す図である。
【0110】
図22(A)に示すように、第2プリズム7の上記第2反射面7cには、上部にハーフミラー面66が形成されると共に、その他の部分が通常の反射ミラー面65となっている。
【0111】
さらに、上記ハーフミラー面66を覆うようにして、光学部材たる透過光学系部67が例えばUV(紫外線)硬化型樹脂により形成されている。
【0112】
上記ハーフミラー面66は、複数層コーティングにより構成されていて、例えば図22(B)に示すような積層構造となっている。
【0113】
すなわち、例えばアモルファスポリオレフィンにより形成された第2プリズム7には、酸化ジルコニウムと五酸化タンタルとの化合物でなるZTのコート面が形成され、その上に銀Agのコート面が蒸着等により形成されている。
【0114】
そして、さらにこの銀Agのコート面の上に、二酸化珪素SiO2 のコート面(または、三酸化タングステンWO3 のコート面でも良い)が形成され、その状態のハーフミラー面66に、UV硬化型樹脂でなる透過光学系部67が形成されるようになっている。
【0115】
上記二酸化珪素SiO2 はUV硬化型樹脂との密着性が良いために、このような構成とすることにより、剥離や欠損、脱落等を招くことなく、確実に透過光学系部67を形成することが可能となる。
【0116】
次に、ハーフミラー面66が形成された状態の第2プリズム7に、透過光学系部67を形成するときの手順について、図23を参照して説明する。
【0117】
透過光学系部67を形成するための型68は、紫外線を透過する素材により形成されていて、該透過光学系部67の形状に対応した凹部68bが設けられており、この凹部68bの一端部68aは上記第2反射面7cの上端部との合わせ位置となっている。
【0118】
また、上記凹部68bに隣接して、透過光学系部67の通常の反射面を密着して載置するための載置用曲面68cが形成されている。
【0119】
さらに、該凹部68bの一側部には、固化する前の例えば液状をなすUV硬化型樹脂を外部から注入するための注入部68dが形成されている。
【0120】
このような型68を用いて透過光学系部67を形成する際には、まず、図23(A)に示すように、上記第2反射面7cの上端部を型68の一端部68aに合わせるようにして、型68上に第2プリズム7を載置し、さらに、透過光学系部67の通常の反射面が載置用曲面68cに密着するようにする。
【0121】
次に、図23(B)に示すように、上記注入部68dから液状のUV硬化型樹脂を規定量注入し、図23(C)に示すように、紫外線を照射して、樹脂を固化させる。
【0122】
完全に固化されたところで型68から外すことにより、図23(D)に示すように透過光学系部67を備えた第2プリズム7が完成する。
【0123】
このように、視野の一部、例えば上部のみを外光を透過させ得る構成とすることにより、見易さをほぼ低下させることなく、LCD6からの映像を観察することができると共に、外景を観察することも可能となる。
【0124】
以上説明したように、このような実施形態によれば、複数のプリズムでなる光学系において、プリズム同士を、低コストかつ少ない作業工程で、精度良く位置決めすることが可能となる。
【0125】
なお、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、発明の主旨を逸脱しない範囲内において種々の変形や応用が可能であることは勿論である。
【0126】
[付記]
以上詳述したような本発明の上記実施形態によれば、以下のごとき構成を得ることができる。
【0127】
(1) 表示素子の画像を観察可能となるように結像させる光学系であって、
上記表示素子から入射した光線が内部を通過した後に出射する出射面を有する第1のプリズムと、
上記第1のプリズムから出射された光線が入射する入射面を有する第2のプリズムと、
上記第1のプリズムと第2のプリズムとが所定の位置関係を有して配置されるように、これら第1のプリズムと第2のプリズムとを連結する接続部と、
を具備したことを特徴とする光学系。
【0128】
(2) 上記接続部は、
上記第1のプリズムの上記出射面または該出射面の近傍に形成された第1の接続部と、
上記第1の接続部と直接または間接に結合することにより上記第2のプリズムと第1のプリズムとを位置合わせしながら連結するための、該第2のプリズムの上記入射面または該入射面の近傍に形成された第2の接続部と、
を有してなることを特徴とする付記(1)に記載の光学系。
【0129】
(3) 上記第1の接続部は第1のプリズムと一体成形され、上記第2の接続部は上記第2のプリズムと一体成形されたものであることを特徴とする付記(2)に記載の光学系。
【0130】
(4) 上記第1の接続部には位置決め用の凸部または凹部の何れか一方が設けられると共に、上記第2の接続部には位置決め用の凸部または凹部の他方が設けられており、
これら第1の接続部と第2の接続部は、締結部材を用いることにより、直接に結合されかつ位置合わせされるものであることを特徴とする付記(2)に記載の光学系。
【0131】
(5) 上記表示素子を固定するものであって、かつ上記第1のプリズムと第2のプリズムを保持するための鏡枠をさらに具備し、
上記第1の接続部と第2の接続部は、該鏡枠に設けられた結合部位を介することにより、間接に結合されかつ位置合わせされるものであることを特徴とする付記(2)に記載の光学系。
【0132】
(6) 上記第1のプリズムと上記第2のプリズムと上記接続部とは、一体成形により形成されたものであることを特徴とする付記(1)に記載の光学系。
【0133】
(7) 上記所定の位置関係は、上記第1のプリズムの出射面と第2のプリズムの入射面との間に空間を有するように構成され、かつ該空間内に光学的像面が位置する位置関係であることを特徴とする付記(1)に記載の光学系。
【0134】
(8) 上記第2のプリズムは、上記入射面から入射した光線を内面で反射するとともにその後該第2のプリズム内を通過した光線を観察者の眼球に向けて出射する反射出射面と、この反射出射面で反射された光線を該反射出射面から出射させるべく反射する反射面と、を有してなり、
上記反射面の少なくとも一部にハーフミラー面を形成するとともに、該ハーフミラー面を覆うようにして外界像を観察者の眼球に向けて導くための光学部材を複合成形したことを特徴とする付記(1)に記載の光学系。
【0135】
従って、付記(1)に記載の発明によれば、第1のプリズムと第2のプリズムとを接続部を介して連結することにより、プリズム同士を精度良く位置決めすることができる。
【0136】
また、付記(2)に記載の発明によれば、第1のプリズムに形成された第1の接続部と、第2のプリズムに形成された第2の接続部とを用いて、付記(1)に記載の発明と同様の効果を奏することができる。
【0137】
さらに、付記(3)に記載の発明によれば、付記(2)に記載の発明と同様の効果を奏するとともに、第1、第2の接続部を第1、第2のプリズムと各一体成形したために、精度の向上や作業工程の簡略化を図ることが可能となる。
【0138】
付記(4)に記載の発明によれば、付記(2)に記載の発明と同様の効果を奏するとともに、位置決め用の凸部と凹部の組み合わせを用いることによって、位置合わせが容易になり、締結部材を用いることによって、容易に固定することができる。
【0139】
付記(5)に記載の発明によれば、付記(2)に記載の発明と同様の効果を奏するとともに、第1の接続部と第2の接続部とを鏡枠に設けた結合部位を介して結合することにより、表示素子も精度良く位置決めすることが可能となる。
【0140】
付記(6)に記載の発明によれば、付記(1)に記載の発明と同様の効果を奏するとともに、第1のプリズムと第2のプリズムと接続部とを一体成形することにより、プリズム同士を接続する作業工程が不要となって生産性を向上することができる。
【0141】
付記(7)に記載の発明によれば、第1のプリズムの出射面と第2のプリズムの入射面との間に空間を有するように構成されかつ該空間内に光学的像面が位置する光学系において、付記(1)に記載の発明と同様の効果を奏することができる。
【0142】
付記(8)に記載の発明によれば、付記(1)に記載の発明と同様の効果を奏するとともに、第2のプリズムにハーフミラー面を形成してそこに光学部材を複合成形したために、表示素子の画像だけでなく外界像も観察することが可能となり、使い易い光学系となる。
【0143】
【発明の効果】
以上説明したように請求項1による本発明の光学系によれば、第1のプリズムと第2のプリズムとを、それぞれに設けた接続部により、鏡枠の結合部位を介して結合しているために、プリズム同士や鏡枠を精度良く位置決めすることができる。
【0144】
また、請求項2による本発明の光学系によれば、請求項1に記載の発明と同様の効果を奏するとともに、位置決め凸部と位置決め孔との組み合わせを用いることにより位置合わせが容易になり、締結部材を用いることにより容易に固定することができる。
【0145】
さらに、請求項3による本発明の光学系によれば、請求項1に記載の発明と同様の効果を奏するとともに、鏡枠の凹部に第1の接続部と第2の接続部を嵌入することにより、第1のプリズムと第2のプリズムとを容易に位置合わせすることができる。
【0146】
請求項4による本発明の光学系によれば、第1のプリズムと第2のプリズムとを、それぞれに設けた接続部により結合しているために、プリズム同士を精度良く位置決めすることができる。
【0147】
請求項5による本発明の光学系によれば、請求項4に記載の発明と同様の効果を奏するとともに、第1の接続部を第2の接続部の凹部に嵌め込むことにより、第1のプリズムと第2のプリズムとを容易に位置合わせすることができる。
【0148】
請求項6による本発明の光学系によれば、請求項4に記載の発明と同様の効果を奏するとともに、超音波溶着を用いることにより、第1のプリズムと第2のプリズムとを強固に一体化することができる。
【0149】
請求項7による本発明の光学系によれば、請求項4に記載の発明と同様の効果を奏するとともに、第2のプリズムの入射面上の光学有効範囲外に接続部を設けているために、表示素子の画像を欠けることなく観察することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の光学系が適用される、両眼式眼鏡型ディスプレイの使用時の様子を示す斜視図。
【図2】上記実施形態の光学系が適用される、単眼式眼鏡型ディスプレイの使用時の様子を示す斜視図。
【図3】上記実施形態における眼鏡型ディスプレイの内部構成を示す斜視図。
【図4】上記実施形態において、表示素子から射出された画像の光線が第1プリズムおよび第2プリズム内を通過する様子を示す側面図。
【図5】上記実施形態の光学系の第1の例を示す分解斜視図。
【図6】上記実施形態の光学系の第2の例を示す分解斜視図。
【図7】上記実施形態の光学系の第2の例において、組み立てた状態を示す斜視図。
【図8】上記実施形態の光学系の第3の例を示す分解斜視図および要部断面図。
【図9】上記実施形態の光学系の第4の例を示す分解斜視図および要部断面図。
【図10】上記実施形態の光学系の第5の例を示す分解斜視図。
【図11】上記実施形態の光学系の第6の例を示す分解斜視図および要部断面図。
【図12】上記実施形態の光学系の第7の例を示す分解斜視図。
【図13】上記実施形態の光学系の第8の例を示す分解斜視図およびA−A断面図。
【図14】上記実施形態の光学系の第9の例を示す斜視図。
【図15】上記実施形態の光学系の第9の例を示す正面図。
【図16】上記実施形態の光学系の第9の例における型割を示すための側面図。
【図17】上記実施形態の光学系の第10の例を示す斜視図。
【図18】上記実施形態の光学系の第10の例を示す正面図。
【図19】上記実施形態の光学系の第10の例を示す側面図。
【図20】上記実施形態において、シースルー表示可能に構成された第2プリズムを示す斜視図。
【図21】上記実施形態において、シースルー表示可能に構成された第2プリズムを示す側面図。
【図22】上記実施形態において、視野の上部のみをシースルー表示可能に構成した第2プリズムを示す斜視図および要部断面図。
【図23】上記図22に示した第2プリズムを製造する過程を示す図。
【符号の説明】
1…両眼式眼鏡型ディスプレイ
2…単眼式眼鏡型ディスプレイ
5…LEDユニット(表示素子の一部)
6…LCD(表示素子の一部)
7…第2プリズム(第2のプリズム)
7a…入射面
7b…反射出射面
7c…第2反射面
8…第1プリズム(第1のプリズム)
8d…出射面
9,9A,9B,9C…鏡枠
9D1…第1鏡枠
9D2…第2鏡枠
11,15,21,25,31,41,45…位置決め連結部(第2の接続部)
11a,12a,15a,16a,17a,21a,35b,47,48…ビス孔(締結用孔)
11b,16b,16c,43a…位置決めピン(位置決め凸部)
12,17,22,26,32,42,46…位置決め連結部(第1の接続部)
12b,15b,17b,41a,42a…位置決めピン嵌入孔(位置決め孔)
13…ビス(締結部材)
16,35,43…位置決め連結部(結合部位)
21b,25a,31a,35a…凹部
22a…ビス用切欠(締結用孔の一部)
25b…位置決め段部
25c…溶着用凹部
26b…エネルギーディレクター
26b’…溶着層
33…光束の有効通過範囲(光学有効範囲)
49a,49b,49c,49d…嵌合凹部(結合部位)
51,56…位置決め連結部(接続部)
61,66…ハーフミラー面
62,67…透過光学系部(光学部材)

Claims (7)

  1. 表示素子の画像を観察可能となるように観察者の眼球に対して結像する光学系であって、
    上記光学系は、
    第1の接続部を有し、かつ上記表示素子からの光線が通過する第1のプリズムと、
    第2の接続部を有し、かつ上記第1のプリズムから出射する光線が通過する第2のプリズムと、
    を有してなり、
    上記第1の接続部と上記第2の接続部とは、上記表示素子を固定する鏡枠に設けられた結合部位を介して結合され、かつ位置合わせされるものであることを特徴とする光学系。
  2. 上記結合部位は、上記第1の接続部と第2の接続部とに各対応する位置決め凸部と、締結用孔と、を有してなるとともに、
    上記第1の接続部と第2の接続部は、上記位置決め凸部に対応する位置決め孔をそれぞれ有してなり、
    これらの位置決め孔に上記位置決め凸部をそれぞれ挿入することによって、上記結合部位に対して上記第1の接続部と上記第2の接続部とを位置合わせし、上記締結用孔に締結部材を螺合することによって上記第1の接続部と上記第2の接続部とを固定するものであることを特徴とする請求項1に記載の光学系。
  3. 上記鏡枠は、上記第1の接続部と上記第2の接続部とに対応した凹部を有してなり、
    上記第1の接続部と上記第2の接続部とをこの凹部に嵌入することによって、上記第1のプリズムと第2のプリズムとを位置合わせするものであることを特徴とする請求項1に記載の光学系。
  4. 表示素子の画像を観察可能となるように観察者の眼球に対して結像する光学系であって、
    上記光学系は、
    第1の接続部を有し、かつ上記表示素子からの光線が通過する第1のプリズムと、
    第2の接続部を有し、かつ上記第1のプリズムから出射する光線が通過する第2のプリズムと、
    を有してなり、
    上記第1のプリズムと上記第2のプリズムとは、上記第1の接続部と上記第2の接続部とを結合することによって位置合わせされるものであることを特徴とする光学系。
  5. 上記第2の接続部は、上記第1の接続部を嵌合するための凹部を有してなり、
    上記第1の接続部をこの凹部に嵌め込むことにより、上記第1のプリズムと第2のプリズムとを位置合わせするものであることを特徴とする請求項4に記載の光学系。
  6. 上記第1のプリズムと第2のプリズムは、上記第1の接続部と第2の接続部とを超音波溶着することにより、一体的に結合されるものであることを特徴とする請求項4に記載の光学系。
  7. 上記第2の接続部は、上記第1のプリズムから出射する光線が入射する上記第2のプリズムの入射面上の、光学有効範囲外に設けられたものであることを特徴とする請求項4に記載の光学系。
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