JP2000075240A - 複合表示装置 - Google Patents

複合表示装置

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JP2000075240A
JP2000075240A JP10239856A JP23985698A JP2000075240A JP 2000075240 A JP2000075240 A JP 2000075240A JP 10239856 A JP10239856 A JP 10239856A JP 23985698 A JP23985698 A JP 23985698A JP 2000075240 A JP2000075240 A JP 2000075240A
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Japan
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optical system
display
light
display device
imaging optical
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JP10239856A
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English (en)
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Akinari Takagi
章成 高木
Shoichi Yamazaki
章市 山崎
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MR SYSTEM KENKYUSHO KK
MR System Kenkyusho KK
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MR SYSTEM KENKYUSHO KK
MR System Kenkyusho KK
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Publication date
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    • G02B5/30Polarising elements

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 液晶表示素子に表示された画像情報を適切に
設定した自由曲面を有する光学素子を介して拡大して観
察するようにしたヘッドマウントディスプレイに好適な
複合表示装置を得ること。 【解決手段】 撮像光学系20の光路と表示光学系10
の光路と分離する光路分離手段を有し、該表示光学系と
該撮像光学系はいずれも複数の偏心し曲率を有した反射
面14を有しており、該表示光学系の複数の反射面によ
り、該表示手段からの光は眼球光軸方向に交互に折り畳
まれ眼球Eに導かれ、外界からの光は前記光路分離手段
及び前記複数の反射面により観察方向と異った方向に交
互に折り畳まれており、さらに該撮像光学系は絞り23
とその後方に配置したリア光学系24を有しており、該
撮像光学系は前記絞りよりも前方の光路中に、負のパワ
ーを有する面と正のパワーを有する面を有し、前記リア
光学系は正のパワーを有する屈折光学系あるいは反射光
学系であること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は外界の画像情報から
の光を取り込み撮像素子に形成する撮像光学系と液晶等
の表示手段に表示した画像情報を観察する表示光学系と
を合わせ持つ装置全体の小型化を図った複合表示装置に
関するものであり、特にヘッドマンテッドディスプレイ
やメガネ型ディスプレイと称せられる装置に好適なもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来より、ヘッドマンテッドディスプレ
イ(HMD)に小型のCCDカメラを取り付け、小型の
CCDカメラから得られた画像情報をHMDにそのまま
表示する装置や、又は小型のCCDカメラから得られた
画像情報を処理して何らかの画像情報に変換し、それを
HMDに表示する装置が提案されている。又、HMDに
おいてシースルー型のHMD(外界の光をダイレクトで
角倍率1で観察できる構成のHMD)も種々と提案され
ている。
【0003】このような形態のHMDは、HMDの表示
手段で表示した画像情報を観察する為の表示光学系の眼
球光軸と外界の画像情報をCCD面上に結像させるCC
Dカメラの光軸が異なっているとパララックスが生じて
くる。パララックスがなく、撮像光学系と表示光学系と
を合わせ持つ装置が、特開平4−22358号公報や特
開平5−303053号公報で提案されている。
【0004】特開平4−22358号公報で提案されて
いる表示光学系は、小型液晶から発せられた光が平面ハ
ーフミラーを介した後、接眼レンズにより眼球に導かれ
ている。一方、撮像光学系は外界の光が平面ハーフミラ
ーを介した後、小型カメラに結像されている。この平面
ハーフミラーは45度で配置されているため装置が大き
くなる傾向があった。又眼球の前に接眼レンズがあるた
め、シースルー光学系が成り立たない。
【0005】特開平5−303053号公報では、シー
スルー光学系が成り立つ構成を開示しているが、光学系
が複雑で装置が非常に大きくなる傾向があった。
【0006】更に表示素子として反射型の液晶パネルを
用いる場合は、照明光学系を別個に設ける必要があり、
装置全体が大型化する傾向があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】HMD等の画像観察装
置では、装置を観察者の頭部に装着する為に装置全体の
小型化、及び軽量化を図ることが重要な課題となってい
る。又、パララックスがなく、かつシースルー光学系が
成り立つ小型の装置が要望されている。
【0008】本発明は液晶ディスプレイ等の表示手段に
表示した画像情報を観察する際、表示手段からの光束を
観察者の眼球に導光する為の複数の偏心反射面を有する
プリズム体を含む表示光学系の構成及び外界の画像情報
をCCD等の撮像素子面上に結像させる撮像光学系の構
成を適切に設定することによって、装置全体の小型化を
図りつつ、該双方の画像情報を良好なる状態で観察する
ことができる複合表示装置の提供を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の複合表示装置
は、 (1-1) 画像情報を表示する表示手段、該表示手段からの
光を観察者の眼球へ導く表示光学系、外界からの光を撮
像素子に結像させる撮像光学系、表示光学系は、そこか
ら眼球に至る眼球光軸を延長した軸上に該撮像光学系の
撮影光軸が略一致しており、該撮像光学系の光路と該表
示光学系の光路と分離する光路分離手段を有し、該表示
光学系と該撮像光学系はいずれも複数の偏心し曲率を有
した反射面を有しており、該表示光学系の複数の反射面
により、該表示手段からの光は眼球光軸方向に交互に折
り畳まれ眼球に導かれ、外界からの光は前記光路分離手
段及び前記複数の反射面により観察方向と異った方向に
交互に折り畳まれており、さらに該撮像光学系は絞りと
その後方に配置したリア光学系を有しており、該撮像光
学系は前記絞りよりも前方の光路中に、絞りに向かって
順に負のパワーを有する面と正のパワーを有する面を有
し、前記リア光学系は正のパワーを有する屈折光学系あ
るいは反射光学系であることを特徴としている。
【0010】特に、 (1-1-1) 前記撮像光学系は負のパワーの屈折面と正のパ
ワーの反射面を有していること。
【0011】(1-1-2) 前記撮像光学系は負の屈折力の反
射面と正の屈折力の反射面を有していること。
【0012】(1-1-3) 前記複数の偏心し曲率を有した反
射面は、面頂点回りのアジムス角度によりパワーが異な
る面であること。
【0013】(1-1-4) 前記表示光学系及び前記撮像光学
系は、パワーを有した3面以上の異なる光学面を持つプ
リズムを有すること。
【0014】(1-1-5) 前記撮像光学系の1つの面は前記
光路分離手段を形成する面であること。
【0015】(1-1-6) 前記撮像光学系は、前記リア光学
系を用いてピント調節をすること。
【0016】(1-1-7) 前記撮像光学系の反射面と前記表
示光学系の反射面、そして前記光路分離手段は同一の面
より成っていること。
【0017】(1-1-8) 外界からの光が前記光路分離手段
を透過して眼球へ導かれ、外界を観察できるシースルー
光学系を有すること。
【0018】(1-1-9) 前記撮像光学系からの画像情報を
前記表示手段に伝達する伝達手段を有すること。
【0019】(1-1-10)前記伝達手段を介して表示された
外界の画像の画角は、外界の光が直接目に入る画角と同
等もしくはそれ以下であること。
【0020】(1-1-11)前記表示手段は反射型の表示素子
を有し、該表示素子へ照明光を入射させる照明光学系を
有し、該照明光学系は前記撮像光学系及び前記表示光学
系と一部光学系を共有し、前記第1の光路分離手段によ
り前記表示光学系の光路から分離され、第2の光路分離
手段により前記撮像光学系と分離される構成であるこ
と。
【0021】(1-1-12)前記第1及び第2の光路分離手段
の内、少なくとも一方は偏光ビームスプリッターである
こと。
【0022】(1-1-13)前記表示光学系は偏光板を有する
こと。
【0023】(1-1-14)前記表示光学系の偏光板は回転可
能であること。
【0024】(1-1-15)前記照明光学系は偏光板を有する
こと。
【0025】(1-1-16)前記撮像光学系は偏光板を有する
こと。
【0026】(1-1-17)該撮像光学系の偏光板は回転可能
であること等を特徴としている。 (1-2) 画像情報を表示した表示手段からの光束を観察者
の眼球に導光する複数の反射面を有する表示光学系と、
外界からの光束を撮像素子に結像させる複数の反射面を
有する撮像光学系とを有し、該撮像光学系を通過する光
束は光路中に設けた偏心した曲率を有した反射面より成
る光路分離手段によって該表示光学系の光路と逆方向に
分離しており、該表示光学系は該光路分離手段の反射面
の一方側の反射面を含み、該撮像光学系は該光路分離手
段の反射面の他方側の反射面を含み該撮像光学系は正の
屈折力と負の反射面と絞り、そして正の屈折力のリヤ光
学系とを有し、該リヤ光学系を用いてフォーカスを行っ
ていることを特徴としている。
【0027】特に、 (1-2-1) 前記表示手段を光源からの光束で前記撮影光学
系と表示光学系を利用して照明していること。
【0028】(1-2-2) 前記光源からの光束を光分割部材
を介して前記撮像光学系へ導光していること等を特徴と
している。
【0029】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施形態1の要部
概略図である。図1の複合表示装置は表示素子(表示手
段)11、プリズム体L1から構成される表示光学系1
0、そしてプリズム体L2、絞り23、レンズ群24、
撮像素子25から構成される撮像光学系20を有してい
る。
【0030】バックライト付き透過型の液晶パネルなど
の表示素子11から出射された光束は、プリズム体L1
の面12で屈折してプリズム体L1に入射し、臨界角以
上の角度で面13に入射して全反射され、正のパワーを
有したミラー面14で反射され、臨界角以下の角度で再
び面13に入射し、屈折してプリズム体L1から射出さ
れ、観察眼Eに導かれる。これによって表示光学系を構
成している。プリズム体L1の3つの面12,面13,
面14はそれぞれ光学的パワーを有しており表示素子1
1の拡大された虚像を観察者の前方に形成する。面1
2,面13,面14はそれぞれ面頂点回りのアジムス角
度によりパワーが異なる回転非対称非球面で構成するこ
とにより光学系を偏心させることにより生じる諸収差を
少ない光学要素で補正することが可能としている。尚、
面13をハーフミラー面とすれば後述するプリズム体L
2を介して外界の画像情報(外界像)と表示素子11の
表示情報とを空間的に重畳して観察することができる。
【0031】外界からの光束は、プリズム体L2の面2
1で屈折されプリズム体L2に入射し、負のパワーを有
したミラー面14で反射されて臨界角以上の角度で正の
パワーを有する面21に再び入射し全反射され、面22
で屈折されプリズム体L2から射出され、絞り23に導
かれる。絞り23を通過した光束は正のパワーを有した
レンズ群24により集光されCCDなどの撮像素子25
上に外界の画像情報(外界像)を形成する。
【0032】以上の各要素L1、23〜25で撮像光学
系を構成している。そして撮像光学系で得た外界像を電
気処理系(不図示)を介して表示素子11に表示して表
示素子11の表示情報の双方を観察している。面21,
面22はそれぞれ面頂点回りのアジムス角度によりパワ
ーが異なる回転非対称非球面で構成している。このよう
な構成とすることにより、全系としての正のパワーを、
絞り23を挟んで分散させることが可能となり、収差補
正及び光学系の大きさの面からバランスのとれた撮像光
学系を実現している。
【0033】このように、表示光学系及び撮像光学系の
光路をパワーを有するミラー面14の表裏を用い分離
し、光路を逆方向に折り畳むように構成することにより
光学系の小型化を可能としている。また複数の偏心し曲
率を有した反射面をプリズム面として、複数の反射面を
一体で構成して製造を容易としている。
【0034】また、図1のように表示光学系の光軸O1
と撮像光学系の光軸O2を略一致させ、さらに撮影表示
画角を、外界の光が直接眼に入る画角と一致あるいはそ
れ以下とすることにより、パララックスのない自然な外
界像を表示観察することを可能としている。
【0035】撮像光学系により受像した外界像と、図示
しない情報生成手段により生成された表示情報を、図示
しない合成手段により合成して表示素子11に表示する
ことにより、パララックスがないためスーパーインポー
ズさせられた情報はあたかも現実世界のもののように見
ることができる。
【0036】図2(A)は図1のミラー面14をハーフ
ミラー面としたときの説明図である。図2(A)に示す
ようにミラー面14をハーフミラーとし、プリズム体L
1及びプリズム体L2の屈折率を略同じにすることによ
り、外界を直接観察できるシースルー機能を設けること
ができる。図2(B)は図1のプリズム体L2の外側に
レンズLFを設けたときの説明図である。図2(B)に
示すレンズLFは正、又は負どちらのパワーを有しても
良い。
【0037】図3は図1の撮像光学系のレンズ群24を
正の屈折力の反射面24'で構成したときの説明図であ
る。
【0038】本実施形態において、撮像光学系のピント
調節は絞り面23以降のレンズ群で行っている。これは
絞り面以降の光学系24、24'のほうが光学系が小さ
いためピント調節がしやすいためである。
【0039】図4〜図7は本発明の実施形態1の一部分
を変更した要部概略図である。図4〜図7において図1
に示した実施形態と同じ機能を有する部分については、
同じ符号を付し説明を略す。
【0040】図4に示す実施形態は、図1に示す実施形
態の撮像光学系20のプリズム体L2と絞り23の間に
光学要素LRを付加した点が異っており、その他の構成
は同じである。このように構成することにより、プリズ
ム体L2を構成する各面のパワーを小さくすることが可
能となり、より小型の光学系を提供することが可能とな
る。
【0041】図5に示す実施形態は、図1に示す実施形
態の光路分離手段として表示光学系10のプリズム体L
1と撮像光学系20のプリズム体L2'との間にプリズ
ム体LMを設けた点が異っており、その他の構成は同じ
である。このように表示光学系10の反射面14と撮像
光学系20の反射面26を分離することにより、設計の
自由度を増し、表示光学系10と撮像光学系20を独立
に収差補正することが出来るようにして、より高性能の
複合表示装置の提供を可能としている。
【0042】図6に示す実施形態は、図5に示す実施形
態と同様に光路分離手段としてプリズム体LM'を用い
ている。図5に示す実施形態と異なる点はプリズム体L
2"の外界側の面21'が負のパワーを有し、眼側の面2
6'が正のパワーを有していることであり、その他の構
成は同じである。外界からの光束は、負のパワーを有す
る面21'で屈折されプリズム体L2"に入射し、正のパ
ワーを有したミラー面26で反射されて臨界角以上の角
度で面21'に再び入射し全反射され、面22で屈折さ
れプリズム体L2"から射出され、絞り23に導かれ
る。その後の光路は図1に示した実施形態と同じであ
る。
【0043】図7に示す実施形態は、表示光学系10及
び撮像光学系20を反射ミラー群とレンズ群で構成して
いる。表示素子11から出射した光束はレンズ群17で
屈折され、ハーフミラー15、ミラー16の眼側の面1
6aで反射され、ハーフミラー15を透過して眼Eに導
かれる。外界からの光束は、ハーフミラー27を透過
し、負のパワーを有したミラー16の外界側の面16b
で反射されて負のパワーを有するハーフミラー27で反
射され、絞り23に導かれる。その後の光路は図1に示
した実施形態と同じである。
【0044】なお、図5及び図6に示した実施形態にお
いて、プリズム体LM及びLM'は接着剤で形成しても
良い。
【0045】図8は本発明の実施形態2の要部概略図で
ある。図8に示す複合表示装置は反射型の表示素子31
及びプリズム体L3から構成される表示光学系30と、
プリズム体L4、偏光ビームスプリッター43、絞り4
4、レンズ群45、そして撮像素子46から構成される
撮像光学系40、そしてプリズム体L3及びプリズム体
L4、偏光ビームスプリッター43、光源51から構成
される照明光学系50とを有している。
【0046】プリズム体L3とプリズム体L4の境界面
34には偏光選択性のある光学薄膜が形成されている。
面34及び偏光ビームスプリッター43は電気ベクトル
の振動方向が紙面と平行な成分の直線偏光(以下p偏
光)を透過し、電気ベクトルの振動方向が紙面と垂直な
成分の直線偏光(以下s偏光)を反射する特性を有して
いる。またプリズム体L3及びプリズム体L4は複屈折
性の少ない或いは有しない光学素材を用いている。
【0047】LEDなどの光源51から出射された光束
は、偏光ビームスプリッター43を透過しp偏光のみと
なり、面42で屈折してプリズム体L4に入射する。入
射した光束は臨界角以上の角度で面41に入射し全反射
され、面34を透過してプリズム体L3に入射し、臨界
角以上の角度で面33に入射し全反射され、面32で屈
折されつつプリズム体L3から射出し、表示素子31を
照明する。
【0048】表示素子31は例えば反射型の液晶パネル
のような反射型の表示素子であり、表示が“白"の場合
は入射光の電気ベクトルの振動方向を90度回転させ、
表示が“黒"の場合は振動方向を保存し反射するような
特性を有している。
【0049】照明光学系50により照明され、表示素子
31で反射された光束は、プリズム体L3の面32で屈
折されつつプリズム体L3に入射し、臨界角以上の角度
で面33に入射して全反射され、正のパワーを有した境
界面34に導かれる。ここで表示素子31にて“白"状
態の画素からの反射光は偏光面が90度回転し、s偏光
となっているため境界面34で反射され、臨界角以下の
角度で再び面33に入射し屈折してプリズム体L3から
射出され、観察眼Eに導かれる。
【0050】一方、表示素子31にて“黒"状態の画素
からの反射光はp偏光のままであるため境界面34を透
過し、面41で反射、面42で屈折しプリズム体L4か
ら射出し、偏光ビームスプリッター43を透過する。こ
のように表示素子31からの反射光は撮像素子46に入
射しないため、映り込むことは無い。
【0051】外界からの光束のうちs偏光成分は、正の
パワーを有した面41で屈折されプリズム体L4に入射
し、負のパワーを有した境界面34で反射されて臨界角
以上の角度で面41に再び入射し全反射され、面42で
屈折されプリズム体L4から射出され、偏光ビームスプ
リッター43で反射され絞り44に導かれる。絞り44
を通過した光束は正のパワーを有したレンズ群45によ
り集光されCCDなどの撮像素子46上に外界像を形成
する。
【0052】一方、p偏光成分は面41からプリズム体
L4に入射し、境界面34を透過してプリズム体L3に
入射し、面33から射出され、観察眼Eに導かれシース
ルー光学系を形成する。このとき面41及び面33の形
状を最適化することにより、シースルー光学系はほぼノ
ンパワーとなるようにしている。
【0053】なお図9(A)、(B)はs偏光のみ透過
するように偏光板PLをプリズム体L4の外側とプリズ
ム体L3の内側に配置した例である。これによれば、外
界の光束が眼Eに到達しないように遮断することが可能
になる。さらに、その角度を制御することにより、表示
素子からの光量と外界からの光量の割合を調整すること
が可能となる。
【0054】この構成では撮像光学系の絞り44の前方
に偏光ビームスプリッター43を配置したが、図10
(A)、(B)に示すように撮像光学系40のリア光学
系45以降に偏光ビームスプリッター43を配置しても
良い。図10(A)は光源として面光源47を用いた場
合で、図10(B)はLEDのような略点光源48とコ
ンデンサーレンズ49を用いた場合の例である。
【0055】図11は本発明の実施形態3の要部概略図
である。図11において図8の実施形態2と同じ役割を
持つものに関しては同じ番号が付してある。実施形態2
と異なる点は、表示光学系30に偏光板35を設け、プ
リズム体L3とL4の境界面をハーフミラー36とし、
照明光学系50と撮像光学系40の光路分離手段をハー
フミラー47で構成していることである。
【0056】LEDなどの光源51から出射された光束
は、ハーフミラー47を透過し、プリズム体L4の面4
2で屈折してプリズム体L4に入射する。入射した光束
は臨界角以上の角度で面41に入射し全反射され、面3
6を透過してプリズム体L3に入射し、臨界角以上の角
度で面33に入射し全反射され、面32で屈折されつつ
プリズム体L3から射出し、偏光板35を通過し例えば
p偏光成分のみとなり、表示素子31を照明する。
【0057】表示素子31は例えば反射型の液晶パネル
のような反射型の表示素子であり、表示が“黒"の場合
は入射光の電気ベクトルの振動方向を90度回転させ、
表示が“白"の場合は振動方向を保存し反射するような
特性を有している。
【0058】照明光学系50により照明され、表示素子
31で反射された光束は、偏光方向が保存される表示が
“白"の画素からの光束のみが偏光板35を通過し、面
32で屈折されつつプリズム体L3に入射し、臨界角以
上の角度で面33に入射して全反射され、正のパワーを
有したハーフミラー36に導かれ反射され、臨界角以下
の角度で再び面33に入射し屈折してプリズム体L3か
ら射出され、観察眼Eに導かれる。
【0059】外界からの光束は、正のパワーを有した面
41で屈折されプリズム体L4に入射し、負のパワーを
有したハーフミラー36で反射されて臨界角以上の角度
で面41に再び入射し全反射され、面42で屈折されプ
リズム体L4から射出され、ハーフミラー47で反射さ
れ絞り44に導かれる。絞り44を通過した光束は正の
パワーを有したレンズ群45により集光されCCDなど
の撮像素子46上に外界像を形成する。
【0060】一方、ハーフミラー36を透過した一部の
光束はプリズム体L3に入射し、面33から射出され、
観察眼Eに導かれシースルー光学系を形成する。このと
き面41及び面33の形状を最適化することにより、シ
ースルー光学系はほぼノンパワーとなるようにしてい
る。
【0061】表示素子31からの光束の内、ハーフミラ
ー36を透過した一部の光束は撮像素子46に到達する
が、表示及び画像取り込みを時分割で駆動したり、撮像
光学系に偏光板35と直交ニコルとなるように偏光板を
挿入するようにすれば表示画像が映り込むことは無い。
【0062】実施形態3において、実施形態2において
示したように撮像光学系40のリア光学系45以降に光
路分離手段を配置しても良い(図10(A)、
(B))。さらに実施形態2及び3において、実施形態
1において示した面33及び面41をハーフミラーとす
る構成や、撮像光学系のリア光学系を反射面で構成した
り(図3)、プリズム体の前にレンズを配置する構成
(図2(B))、また図4から図7に示した構成も可能
である。
【0063】
【発明の効果】本発明によれば、以上の構成とすること
により、パララックスがないタイプでシースルー光学系
も成り立ち、また表示素子として反射型液晶パネルを用
いた場合においても、小型の複合表示装置を提供するこ
とが可能となる。
【0064】この他、液晶ディスプレイ等の表示手段に
表示した画像情報を観察する際、表示手段からの光束を
観察者の眼球に導光する為の複数の偏心反射面を有する
プリズム体を含む表示光学系の構成及び外界の画像情報
をCCD等の撮像素子面上に結像させる撮像光学系の構
成を適切に設定することによって、装置全体の小型化を
図りつつ、該双方の画像情報を良好なる状態で観察する
ことができる複合表示装置を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態1の要部概略図
【図2】 図1の一部分を変更したときの説明図
【図3】 図1の一部分を変更したときの説明図
【図4】 図1の一部分を変更したときの説明図
【図5】 図1の一部分を変更したときの説明図
【図6】 図1の一部分を変更したときの説明図
【図7】 図1の一部分を変更したときの説明図
【図8】 本発明の実施形態2の要部概略図
【図9】 図8の一部分を変更したときの説明図
【図10】 図8の一部分を変更したときの説明図
【図11】 本発明の実施形態3の要部概略図
【符号の説明】
10 表示光学系 11 表示手段 12 屈折面 13 反射面(屈折面) 14 反射面 L1,L2,L3,L4プリズム体 15 反射鏡(ハーフミラー) 16 ミラー 20 撮像光学系 21,22 屈折面 23 絞り 24 リヤ光学系 25 撮像面 27 ハーフミラー LF レンズ系 E 眼 51 光源
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年2月19日(1999.2.1
9)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項19
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の複合表示装置
は、 (1-1) 画像情報を表示する表示手段、該表示手段からの
光を観察者の眼球へ導く表示光学系、外界からの光を撮
像素子に結像させる撮像光学系、表示光学系は、そこか
ら眼球に至る眼球光軸を延長した軸上に該撮像光学系の
撮影光軸が略一致しており、該撮像光学系の光路と該表
示光学系の光路と分離する光路分離手段を有し、該表示
光学系と該撮像光学系はいずれも複数の偏心し曲率を有
した反射面を有しており、該表示光学系の光路分離手段
を含む複数の反射面により、該表示手段からの光は眼球
光軸方向に交互に折り畳まれ眼球に導かれ、外界からの
光は前記光路分離手段を含む複数の反射面により観察方
向と異った方向に交互に折り畳まれており、さらに該撮
像光学系は絞りとその後方に配置したリア光学系を有し
ており、該撮像光学系は前記絞りよりも前方の光路中
に、絞りに向かって順に負のパワーを有する面と正のパ
ワーを有する面を有し、前記リア光学系は正のパワーを
有する屈折光学系あるいは反射光学系であることを特徴
としている。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0026
【補正方法】変更
【補正内容】
【0026】(1-1-17)該撮像光学系の偏光板は回転可能
であること等を特徴としている。 (1-2) 画像情報を表示した表示手段からの光束を観察者
の眼球に導光する複数の反射面を有する表示光学系と、
外界からの光束を撮像素子に結像させる複数の反射面を
有する撮像光学系とを有し、該撮像光学系を通過する光
束は光路中に設けた偏心した曲率を有した反射面より成
る光路分離手段によって該表示光学系の光路と逆方向に
分離しており、該表示光学系は該光路分離手段の反射面
の一方側の反射面を含み、該撮像光学系は該光路分離手
段の反射面の他方側の反射面を含み該撮像光学系は正の
屈折力の反射面と負の屈折力の反射面と絞り、そして正
の屈折力のリヤ光学系とを有し、該リヤ光学系を用いて
フォーカスを行っていることを特徴としている。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0030
【補正方法】変更
【補正内容】
【0030】バックライト付き透過型の液晶パネルなど
の表示素子11から出射された光束は、プリズム体L1
の面12で屈折してプリズム体L1に入射し、臨界角以
上の角度で面13に入射して全反射され、正のパワーを
有したミラー面14で反射され、臨界角以下の角度で再
び面13に入射し、屈折してプリズム体L1から射出さ
れ、観察眼Eに導かれる。これによって表示光学系を構
成している。プリズム体L1の3つの面12,面13,
面14はそれぞれ光学的パワーを有しており表示素子1
1の拡大された虚像を観察者の前方に形成する。面1
2,面13,面14はそれぞれ面頂点回りのアジムス角
度によりパワーが異なる回転非対称非球面で構成するこ
とにより光学系を偏心させることにより生じる諸収差を
少ない光学要素で補正することが可能としている。尚、
面14をハーフミラー面とすれば後述するプリズム体L
2を介して外界の画像情報(外界像)と表示素子11の
表示情報とを空間的に重畳して観察することができる。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0033
【補正方法】変更
【補正内容】
【0033】このように、表示光学系及び撮像光学系の
光路をパワーを有するミラー面14の表裏を用い分離し
(ここで面14は光路を分離する光路分離手段を構成し
ている)、光路を逆方向に折り畳むように構成すること
により光学系の小型化を可能としている。また複数の偏
心し曲率を有した反射面をプリズム面として、複数の反
射面を一体で構成して製造を容易としている。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0041
【補正方法】変更
【補正内容】
【0041】図5に示す実施形態は、図1に示す実施形
態の光路分離手段として表示光学系10のプリズム体L
1と撮像光学系20のプリズム体L2'との間にプリズ
ム体LMを設けた点が異っており、その他の構成は同じ
である。このように表示光学系10の反射面14と撮像
光学系20の反射面26を分離することにより、設計の
自由度を増し、表示光学系10と撮像光学系20を独立
に収差補正することが出来るようにして、より高性能の
複合表示装置の提供を可能としている。尚、ここでプリ
ズム体LMの面14は表示光学系10の光路分離手段を
構成しており、プリズム体LMの面26は撮像光学系2
0の光路分離手段を構成している。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0042
【補正方法】変更
【補正内容】
【0042】図6に示す実施形態は、図5に示す実施形
態と同様に光路分離手段としてプリズム体LM'を用い
ている。図5に示す実施形態と異なる点はプリズム体L
2"の外界側の面21'が負のパワーを有し、眼側の面2
6'が正のパワーを有していることであり、その他の構
成は同じである。外界からの光束は、負のパワーを有す
る面21'で屈折されプリズム体L2"に入射し、正のパ
ワーを有したミラー面26で反射されて臨界角以上の角
度で面21'に再び入射し全反射され、面22で屈折さ
れプリズム体L2"から射出され、絞り23に導かれ
る。その後の光路は図1に示した実施形態と同じであ
る。尚、ここでプリズム体LM’の面14は表示光学系
10の光路分離手段を構成しており、プリズム体LM’
の面26’は撮像光学系20の光路分離手段を構成して
いる。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0043
【補正方法】変更
【補正内容】
【0043】図7に示す実施形態は、表示光学系10及
び撮像光学系20を反射ミラー群とレンズ群で構成して
いる。表示素子11から出射した光束はレンズ群17で
屈折され、ハーフミラー15、ミラー16の眼側の面1
6aで反射され、ハーフミラー15を透過して眼Eに導
かれる。外界からの光束は、ハーフミラー27を透過
し、負のパワーを有したミラー16の外界側の面16b
で反射されて負のパワーを有するハーフミラー27で反
射され、絞り23に導かれる。その後の光路は図1に示
した実施形態と同じである。ここでミラー16の面16
aは表示光学系10の光路分離手段を構成し、ミラー1
6の面16bは撮像光学系20の光路分離手段を構成し
ている。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0046
【補正方法】変更
【補正内容】
【0046】プリズム体L3とプリズム体L4の境界面
34には第1の光路分離手段としての偏光選択性のある
光学薄膜が形成されている。面34及び第2の光路分離
手段としての偏光ビームスプリッター43は電気ベクト
ルの振動方向が紙面と平行な成分の直線偏光(以下p偏
光)を透過し、電気ベクトルの振動方向が紙面と垂直な
成分の直線偏光(以下s偏光)を反射する特性を有して
いる。またプリズム体L3及びプリズム体L4は複屈折
性の少ない或いは有しない光学素材を用いている。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0055
【補正方法】変更
【補正内容】
【0055】図11は本発明の実施形態3の要部概略図
である。図11において図8の実施形態2と同じ役割を
持つものに関しては同じ番号が付してある。実施形態2
と異なる点は、表示光学系30に偏光板35を設け、プ
リズム体L3とL4の境界面をハーフミラー(第1の光
路分離手段)36とし、照明光学系50と撮像光学系4
0の光路を分離する第2の光路分離手段、ハーフミラー
47で構成していることである。

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画像情報を表示する表示手段、該表示手段
    からの光を観察者の眼球へ導く表示光学系、外界からの
    光を撮像素子に結像させる撮像光学系、表示光学系は、
    そこから眼球に至る眼球光軸を延長した軸上に該撮像光
    学系の撮影光軸が略一致しており、該撮像光学系の光路
    と該表示光学系の光路と分離する光路分離手段を有し、
    該表示光学系と該撮像光学系はいずれも複数の偏心し曲
    率を有した反射面を有しており、該表示光学系の複数の
    反射面により、該表示手段からの光は眼球光軸方向に交
    互に折り畳まれ眼球に導かれ、外界からの光は前記光路
    分離手段及び前記複数の反射面により観察方向と異った
    方向に交互に折り畳まれており、さらに該撮像光学系は
    絞りとその後方に配置したリア光学系を有しており、該
    撮像光学系は前記絞りよりも前方の光路中に、絞りに向
    かって順に負のパワーを有する面と正のパワーを有する
    面を有し、前記リア光学系は正のパワーを有する屈折光
    学系あるいは反射光学系であることを特徴とする複合表
    示装置。
  2. 【請求項2】 前記撮像光学系は負のパワーの屈折面と
    正のパワーの反射面を有していることを特徴とする請求
    項1に記載の複合表示装置。
  3. 【請求項3】 前記撮像光学系は負の屈折力の反射面と
    正の屈折力の反射面を有していることを特徴とする請求
    項1に記載の複合表示装置。
  4. 【請求項4】 前記複数の偏心し曲率を有した反射面
    は、面頂点回りのアジムス角度によりパワーが異なる面
    であることを特徴とする請求項1、2又は3に記載の複
    合表示装置。
  5. 【請求項5】 前記表示光学系及び前記撮像光学系は、
    パワーを有した3面以上の異なる光学面を持つプリズム
    を有することを特徴とする請求項1、2、3又は4に記
    載の複合表示装置。
  6. 【請求項6】 前記撮像光学系の1つの面は前記光路分
    離手段を形成する面であることを特徴とする請求項1〜
    5のいずれか1項に記載の複合表示装置。
  7. 【請求項7】 前記撮像光学系は、前記リア光学系を用
    いてピント調節をすること特徴とする請求項1〜6のい
    ずれか1項に記載の複合表示装置。
  8. 【請求項8】 前記撮像光学系の反射面と前記表示光学
    系の反射面、そして前記光路分離手段は同一の面より成
    っていることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項
    に記載の複合表示装置。
  9. 【請求項9】 外界からの光が前記光路分離手段を透過
    して眼球へ導かれ、外界を観察できるシースルー光学系
    を有することを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項
    に記載の複合表示装置。
  10. 【請求項10】 前記撮像光学系からの画像情報を前記
    表示手段に伝達する伝達手段を有することを特徴とする
    請求項1〜9のいずれか1項に記載の複合表示装置。
  11. 【請求項11】 前記伝達手段を介して表示された外界
    の画像の画角は、外界の光が直接目に入る画角と同等も
    しくはそれ以下であることを特徴とする請求項10に記
    載の複合表示装置。
  12. 【請求項12】 前記表示手段は反射型の表示素子を有
    し、該表示素子へ照明光を入射させる照明光学系を有
    し、該照明光学系は前記撮像光学系及び前記表示光学系
    と一部光学系を共有し、前記第1の光路分離手段により
    前記表示光学系の光路から分離され、第2の光路分離手
    段により前記撮像光学系と分離される構成であることを
    特徴とする請求項1〜11のいずれか1項に記載の複合
    表示装置。
  13. 【請求項13】 前記第1及び第2の光路分離手段の
    内、少なくとも一方は偏光ビームスプリッターであるこ
    とを特徴とする請求項12に記載の複合表示装置。
  14. 【請求項14】 前記表示光学系は偏光板を有すること
    を特徴とする請求項12又は13に記載の複合表示装
    置。
  15. 【請求項15】 前記表示光学系の偏光板は回転可能で
    あることを特徴とする請求項14に記載の複合表示装
    置。
  16. 【請求項16】 前記照明光学系は偏光板を有すること
    を特徴とする請求項12〜15のいずれか1項に記載の
    複合表示装置。
  17. 【請求項17】 前記撮像光学系は偏光板を有すること
    を特徴とする請求項12〜16のいずれか1項に記載の
    複合表示装置。
  18. 【請求項18】 該撮像光学系の偏光板は回転可能であ
    ることを特徴とする請求項17に記載の複合表示装置。
  19. 【請求項19】画像情報を表示した表示手段からの光束
    を観察者の眼球に導光する複数の反射面を有する表示光
    学系と、外界からの光束を撮像素子に結像させる複数の
    反射面を有する撮像光学系とを有し、該撮像光学系を通
    過する光束は光路中に設けた偏心した曲率を有した反射
    面より成る光路分離手段によって該表示光学系の光路と
    逆方向に分離しており、該表示光学系は該光路分離手段
    の反射面の一方側の反射面を含み、該撮像光学系は該光
    路分離手段の反射面の他方側の反射面を含み該撮像光学
    系は正の屈折力と負の反射面と絞り、そして正の屈折力
    のリヤ光学系とを有し、該リヤ光学系を用いてフォーカ
    スを行っていることを特徴とする複合表示装置。
  20. 【請求項20】前記表示手段を光源からの光束で前記撮
    影光学系と表示光学系を利用して照明していることを特
    徴とする請求項19の複合表示装置。
  21. 【請求項21】前記光源からの光束を光分割部材を介し
    て前記撮像光学系へ導光していることを特徴とする請求
    項20の複合表示装置。
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