JP6019918B2 - 虚像表示装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像表示素子によって形成された映像を観察者に提示する虚像表示装置に関し、特に観察者の頭部に装着するヘッドマウントディスプレイに好適な虚像表示装置に関する。
観察者の頭部に装着するヘッドマウントディスプレイ(以下、HMDとも言う)等の虚像表示装置に組み込まれる光学系として様々なものが提案されている(特許文献1参照)。
HMD等の虚像表示装置については、小型化及び軽量化を進展させることと、画質を低下させないで広画角化を達成することとが望まれている。また、観察者の視界を全て覆ってしまい、映像光のみが見える状態にしてしまうと、観察者に外界の状態が判らず、不安を与えてしまう。むしろ、外界と映像を重ねて見せることによって、仮想現実の様な新しい用途が生み出される。このため、外界の視界を妨げず、映像光を重ねて表示するディスプレイが望まれている。さらに、観察者の装着感を向上させ、見た目のフォルムを良くするためには、一般には眼鏡の形態に近づくことが望ましく、映像表示装置を眼の上方に置かないで顔の横側に離れて配置することが望ましくなる。
特許文献1では、画像表示素子に表示した画像を中間結像面に結像するリレー系を有し、特に、光束の一部を遮光する複数の絞りを有することで、ゴーストやフレアを少なくするものが提案されている。これらの絞りは、光軸に対して対称に配置されている。
ところで、虚像表示装置の小型化及び軽量化を図り、さらには画質を低下させることなく広画角化を達成するためには、例えば映像光を導波させるプリズム等の部材において、光学的機能を有する面の境界付近まで余すことなく使用したい場合がある。しかしながら、境界付近まで使用するような箇所は、映像光の一部が意図しない方向に導波されやすく、ゴーストが発生しやすい。
特許4926432号公報
本発明は、外界光と映像光とを重ねて表示させるシースルー機能を持ち、広画角かつ高性能でありながら、小型軽量であって、ゴーストの発生を抑制できる虚像表示装置を提供することを目的とする。
本発明に係る第1の虚像表示装置は、(a)映像光を生じさせる映像表示素子と、(b)映像表示素子からの映像光を射出する投射レンズと、(c)映像光のうち映像表示素子の所定箇所から生じる部分光束について所定方向に関して取り込める角度範囲に偏りを有するプリズムと、を備え、(d)映像光と外界光とを同時に視認させる虚像表示装置であって、(e)投射レンズの射出瞳位置において光軸から離れた周辺側に配置され、所定箇所から生じる映像光の部分光束のうち所定方向に関して取り込める角度範囲が狭くなる側を予め遮光する遮光構造を備える。ここで、投射レンズの射出瞳位置は、投射レンズ内に又は隣接する位置であって、観察者の眼の配置される位置である本来の射出瞳位置と共役な関係にあるすなわち本来の射出瞳位置と等価な位置を意味する。射出瞳位置では、映像光の全ての光束を制御することが可能となる。
上記虚像表示装置において、例えばプリズムが非対称な形状の曲面を含むことで、画角や画質を確保しつつ薄型にして光学系全体を小型にすることが可能になるが、その反面、プリズムにおいて映像光を有効に取り込むことのできる角度範囲に制限(偏り)が生じる場合がある。このような場合に、当該角度範囲外を通過する成分が存在すると、この成分が意図しない反射をしてゴースト発生の原因となる可能性がある。これに対して、上記虚像表示装置では、遮光構造が投射レンズの射出瞳位置において、光軸から離れた周辺側に設けられている。これにより、例えば映像表示素子の周辺からの映像光のうち観察者の眼に近い側から射出される部分光束のように、プリズムで取り込める角度範囲が狭くなり角度範囲外を通過する成分を含むものに対して、遮光構造によって不要となる成分をプリズムへの入射前に予め遮断できる。この際、遮光構造が観察者の眼の瞳位置の共役位置において遮光を行うことで、映像光のうち遮光の対象でない他の光束についてムラを生じさせたり、必要な成分まで除去して輝度劣化を招いてしまったりすることなく、所望の成分除去ができる。つまり、映像光として有用な成分の遮断を回避しつつ、不要な成分に起因するゴーストの発生を抑制することができる。なお、外界光については、プリズムを透視可能にすることで観察可能にすることができる。
本発明の具体的な側面では、投射レンズを含む光学系が、プリズムの内部に中間像を形成するリレー光学系である。この場合、中間像を形成することで、映像表示素子の設置箇所を、例えば耳の近くのように観察者にとって邪魔とならない眼から離れた位置とする場合であっても、結像状態の良い画像を形成させることができる。
本発明の別の側面では、遮光構造が、円形開口の一部を遮蔽した開口形状を形成し、投射レンズを構成する一部のレンズの光路前段に配置され、当該一部のレンズへの映像光の入射範囲を規定する遮光部材である。この場合、遮光部材の形状を変えることで、偏光状態を調整できる。
本発明のさらに別の側面では、遮光構造が、投射レンズの光軸から離れた周辺領域のうちプリズムが観察者側に延びる部分領域の一部を遮光する。この場合、最もゴーストを発生させやすい成分を確実に遮光することができる。
本発明のさらに別の側面では、プリズムが、非対称な形状の曲面を3つ以上含み、プリズムを構成する複数面のうち第1面と第3面とを通過させて外界を視認したときに、視度が略0になっており、第1面と第3面とが、観察側に対し凹面形状を成しており、映像表示素子からの映像光が、第3面で全反射され、第1面で全反射され、第2面で反射された後、第1面を透過して、観察側に到達する。この場合、プリズムを薄型にして光学系全体を小型で軽量なものにできるため、重心を観察者に近づけて装着感を向上させることができる。
本発明のさらに別の側面では、遮光構造が、プリズムの第2面の外界側に隣接する面に向かう映像光を予め遮光する。この場合、プリズム内において最もゴースト発生の生じやすい映像光の成分を遮光構造において予め除去することができる。
本発明のさらに別の側面では、第2面にハーフミラーを形成し、映像光を観察者に提示するとともに、第2面の外側に光透過部材を一体的に配置し、外界光に対する視度を略0にして、外界光と映像光とを重ねて観察者に提示する。この場合、第2面越しに観察する外界光のデフォーカスや歪みを低減できる。
本発明のさらに別の側面では、光透過部材が、観察者側に第1透過面と第2透過面とを有するとともに外界側に第3透過面を有し、プリズムの第2面と光透過部材の第2透過面とが、略同じ曲率の形状を有し、第2面と第2透過面とが、一体化されている。この場合、面同士を接合して一体化することができる。
本発明のさらに別の側面では、投射レンズが、軸対称なレンズによって構成されており、少なくとも1面以上の非球面を含んでいる。
本発明に係る第2の虚像表示装置は、(a)映像光を生じさせる映像表示素子と、(b)映像表示素子からの映像光を射出する投射レンズと、(c)映像光のうち映像表示素子の所定箇所から生じる部分光束について所定方向に関して取り込める角度範囲に偏りを生じさせる面形状を有するプリズムと、を備え、(d)映像光と外界光とを同時に視認させる虚像表示装置であって、(e)投射レンズの射出瞳位置において光軸から離れた周辺側に配置され、所定箇所から生じる部分光束のうちプリズムの面形状の境界部分を越えて規定の光路外の部分に入射する映像光を予め遮光する遮光構造を備える。
上記虚像表示装置において、例えばプリズムが非対称な形状の曲面を上記面形状に含むことで、画角や画質を確保しつつ薄型にして光学系全体を小型にすることが可能になるが、その反面、プリズムにおいて映像光を有効に取り込むことのできる角度範囲に制限(偏り)が生じる場合がある。このような場合に、当該角度範囲外を通過する成分が存在すると、この成分が意図しない反射をしてゴースト発生の原因となる可能性がある。これに対して、上記虚像表示装置では、遮光構造が投射レンズの射出瞳位置において、光軸から離れた周辺側に設けられている。これにより、例えば映像表示素子の周辺からの映像光のうち観察者の眼に近い側から射出される部分光束のように、プリズムの面形状の境界部分を越えて規定の光路外の部分に入射する映像光の成分を、遮光構造によってプリズムへの入射前に予め遮断できる。この際、遮光構造が観察者の眼の瞳位置の共役位置において遮光を行うことで、映像光のうち遮光の対象でない他の光束についてムラを生じさせたり、必要な成分まで除去して輝度劣化を招いてしまったりすることなく、所望の成分除去ができる。つまり、映像光として有用な成分の遮断を回避しつつ、不要な成分に起因するゴーストの発生を抑制することができる。なお、外界光については、プリズムを透視可能にすることで観察可能にすることができる。
本発明の具体的な側面では、プリズムが、面形状を形成する非対称な形状の曲面を3つ以上含み、プリズムを構成する複数面のうち第1面と第3面とを通過させて外界を視認したときに、視度が略0になっており、第1面と第3面とは、観察側に対し凹面形状を成しており、映像表示素子からの映像光が、第3面で全反射され、第1面で全反射され、第2面で反射された後、第1面を透過して、観察側に到達し、遮光構造が、第2面での反射に際して、第2面と第3面とによる境界部分を越えて規定の光路外の部分である第3面に向かう映像光を予め遮光する。この場合、プリズムを薄型にして装着感を向上させるとともに、薄型化に伴って映像光の光路に制限が生じる場合にも、プリズム内において最もゴースト発生の生じやすい映像光の成分を遮光構造において予め除去することができる。
第1実施形態の虚像表示装置の外観を説明する斜視図である。 虚像表示装置の本体構造を説明する斜視図である。 (A)は、虚像表示装置を構成する第1表示装置の本体部分の平面視の断面図であり、(B)は、本体部分の正面図である。 第1表示装置中のプリズムにおける光学面や光路を説明する断面図である。 比較例のプリズムにおける光学面や光路を説明する断面図である。 変形例の遮光構造について説明する図である。 第2実施形態の虚像表示装置について説明する図である。 第3実施形態の虚像表示装置について説明する図である。
〔第1実施形態〕
以下、図面を参照しつつ、本発明に係る第1実施形態の虚像表示装置について詳細に説明する。
〔A.虚像表示装置の外観〕
図1に示す本実施形態の虚像表示装置100は、眼鏡のような外観を有するヘッドマウントディスプレイであり、この虚像表示装置100を装着した観察者に対して虚像による画像光を視認させることができるとともに、観察者に外界像をシースルーで視認又は観察させることができる。虚像表示装置100は、観察者の眼前を覆う透視部材101と、透視部材101を支持するフレーム102と、フレーム102の左右両端のカバー部から後方のつる部分(テンプル)にかけての部分に付加された第1及び第2内蔵装置部105a,105bとを備える。ここで、透視部材101は、観察者の眼前を覆う肉厚で湾曲した光学部材(透過アイカバー)であり、第1光学部分103aと第2光学部分103bとに分かれている。図面上で左側の第1光学部分103aと第1内蔵装置部105aとを組み合わせた第1表示装置100Aは、右眼用の虚像を形成する部分であり、単独でも虚像表示装置として機能する。また、図面上で右側の第2光学部分103bと第2内蔵装置部105bとを組み合わせた第2表示装置100Bは、左眼用の虚像を形成する部分であり、単独でも虚像表示装置として機能する。
〔B.表示装置の構造〕
図2、図3(A)、3(B)等に示すように、第1表示装置100Aは、投射透視装置70と、画像表示装置80とを備える。このうち、投射透視装置70は、導光部材であるプリズム10と、光透過部材50と、結像用の投射レンズ30と、映像光の一部を遮光する遮光構造である遮光部材40とを備える。プリズム10と光透過部材50とは接合によって一体化され、プリズム10の上面10eとフレーム61の下面61eとが接するようにフレーム61の下側にしっかりと固定されている。投射レンズ30は、これを収納する鏡筒62を介してプリズム10の端部に固定されている。投射透視装置70のうちプリズム10と光透過部材50とは、図1における第1光学部分103aに相当し、投射透視装置70の投射レンズ30と、画像表示装置80とは、図1における第1内蔵装置部105aに相当する。なお、図1に示す第2表示装置100Bは、第1表示装置100Aと同様の構造を有し左右を反転させただけであるので、第2表示装置100Bの詳細な説明は省略する。
投射透視装置70のうち、プリズム10は、平面視において顔面に沿うように湾曲した円弧状の部材であり、鼻に近い中央側の第1プリズム部分11と、鼻から離れた周辺側の第2プリズム部分12とに分けて考えることができる。第1プリズム部分11は、光射出側に配置され、光学的な機能を有する側面として、第1面S11と、第2面S12と、第3面S13とを有し、第2プリズム部分12は、光入射側に配置され、光学的な機能を有する側面として、第4面S14と、第5面S15と、第6面S16とを有する。このうち、第1面S11と第4面S14とが隣接し、第3面S13と第5面S15とが隣接し、第1面S11と第3面S13との間に第2面S12が配置され、第4面S14と第5面S15との間に第6面S16が配置されている。また、プリズム10は、第1〜第6面S11〜S16に隣接するとともに互いに対向する第1の側面10eと第2の側面10fとを有する。
プリズム10において、第1面S11は、Z軸に平行な射出側光軸AXOを中心軸とする自由曲面であり、第2面S12は、XZ面に平行な基準面SRに含まれZ軸に対して傾斜した光軸AX1を中心軸とする自由曲面であり、第3面S13は、射出側光軸AXOを中心軸とする自由曲面である。第4面S14は、XZ面に平行な基準面SRに含まれZ軸に対して傾斜した一対の光軸AX3,AX4の2等分線を中心軸とする自由曲面であり、第5面S15は、XZ面に平行な基準面SRに含まれZ軸に対して傾斜した一対の光軸AX4,AX5の2等分線を中心軸とする自由曲面であり、第6面S16は、XZ面に平行な基準面SRに含まれZ軸に対して傾斜した光軸AX4を中心軸とする自由曲面である。なお、以上の第1〜第6面S11〜S16は、水平(又は横)に延びXZ面に平行で光軸AX1〜AX5等が通る基準面SRを挟んで、鉛直(又は縦)のY軸方向に関して対称な形状を有している。
プリズム10は、可視域で高い光透過性を示す樹脂材料で形成されており、型内に熱可塑性樹脂を注入・固化させることにより、成形する。プリズム10の本体部分10sは、一体形成品とされているが、第1プリズム部分11と第2プリズム部分12とに分けて考えることができる。第1プリズム部分11は、映像光GLの導波及び射出を可能にするとともに、外界光HLの透視を可能にする。第2プリズム部分12は、映像光GLの入射及び導波を可能にする。
第1プリズム部分11において、第1面S11は、映像光GLを第1プリズム部分11外に射出させる屈折面として機能するとともに、映像光GLを内面側で全反射させる全反射面として機能する。第1面S11は、眼EYの正面に配されるものであり、観察者に対し凹面形状を成している。なお、第1面S11は、表面の損傷を防止し映像の解像度低下を防止する目的で、本体部分10sをハードコート層で被覆することもできる。このハードコート層は、本体部分10sの下地面上に樹脂等からなるコート剤をディップ処理やスプレーコート処理によって成膜することによって形成される。
第2面S12は、ハーフミラー層15を有している。このハーフミラー層15は、光透過性を有する反射膜(すなわち半透過反射膜)である。ハーフミラー層(半透過反射膜)15は、第2面S12の全体ではなく、その部分領域PA上に形成されている。つまり、ハーフミラー層15は、第2面S12が広がる全体領域QAを主に鉛直方向に関して狭めた部分領域PA上に形成されている。より詳細には、この部分領域PAは、鉛直のY軸方向に関する中央側に配置されており、水平の基準面SRに沿った方向に関して略全体に配置されている。ハーフミラー層15は、本体部分10sの下地面のうち部分領域PA上に、金属反射膜や誘電体多層膜を成膜することにより形成される。ハーフミラー層15の映像光GLに対する反射率は、シースルーによる外界光HLの観察を容易にする観点で、想定される映像光GLの入射角範囲において10%以上50%以下とする。具体的な実施例のハーフミラー層15の映像光GLに対する反射率は、例えば20%に設定され、映像光GLに対する透過率は、例えば80%に設定される。
第3面S13は、映像光GLを内面側で全反射させる全反射面として機能する。なお、第3面S13は、表面の損傷を防止し映像の解像度低下を防止する目的で、本体部分10sをハードコート層で被覆することもできる。第3面S13は、眼EYの正面に配されるものであり、第1面S11と同様に観察者に対し凹面形状を成しており、第1面S11と第3面S13とを通過させて外界光HLを見たときに、視度が略0になっている。
第2プリズム部分12において、第4面S14及び第5面S15は、映像光GLを内面側で全反射させる全反射面として機能し、或いはミラー層17で被覆されて反射面として機能する。なお、第4面S14及び第5面S15を全反射面として機能させる場合、表面の損傷を防止し映像の解像度低下を防止する目的で、本体部分10sをハードコート層で被覆することもできる。
第6面S16は、映像光GLを第2プリズム部分12内に入射させる屈折面として機能する。なお、第6面S16は、表面の損傷を防止し映像の解像度低下を防止する目的で、本体部分10sをハードコート層で被覆することもできるが、ハードコート層に代えて、或いは、ハードコート層の上からさらに反射防止膜17で被覆することもできる。
以上のように、第1面S11から第6面S16は、プリズム10の表面の面形状を形成するものであって、特に、映像光GLを導くものであるが、逆に言えば、第1面S11から第6面S16は、映像光GLとして観察者に届けることのできる範囲すなわち許容できる入射光の角度範囲を規制し、結果として角度範囲に偏りを生じさせるものでもある。特に、本実施形態の場合、プリズム10の各面S11〜S16が映像光GLに対して非対称な形状の曲面であるため、映像光GLが射出される位置によってプリズム10での導波のされ方は、非対称なものとなっている。具体的に例えば、映像光GLのうち、画像表示装置80の中央側から射出される成分を第1部分光束GL1とし、周辺側から射出される成分であって観察者(又はハーフミラー層15)から遠い側から射出されるものを第2部分光束GL2とし、観察者(又はハーフミラー層15)から近い側から射出されるものを第3部分光束GL3とすると、これらの各部分光束GL1,GL2,GL3の間では、プリズム10を伝搬できる角度範囲が異なっている。このため、例えば、第3部分光束GL3のうち一部の成分には、プリズム10を伝搬できる角度範囲外のものが含まれている可能性があり、特に、第3部分光束GL3が第2面S12と第3面S13との境界部分Kを伝搬する際に、意図しない反射をする可能性が高いものとなっている。つまり、図示の場合、境界部分K付近が映像光GLの角度範囲を最も制限するものとなっている。仮に、このような成分がプリズム10を伝搬すると、ゴーストを発生させるおそれがある。
投射レンズ30は、鏡筒62内に保持され、画像表示装置80は、鏡筒62の一端に固定されている。プリズム10の第2プリズム部分12は、投射レンズ30を保持する鏡筒62に連結され、投射レンズ30及び画像表示装置80を間接的に支持している。プリズム10の光入射側は、投射レンズ30等とともに、カバー部材63に覆われ遮光されている。プリズム10上端部又は下端部もカバー部材63に覆われている。プリズム10の周辺には、プリズム10に外光が入射することを防止する追加の遮光部を設けることができる。遮光部は、例えば遮光性の塗装や光散乱層で構成することができる。
投射レンズ30は、入射側光軸AXIに沿って例えば3つのレンズ31,32,33を有している。各レンズ31,32,33は、軸対称なレンズであり、少なくとも1つ以上が非球面を有するものとなっている。投射レンズ30は、画像表示装置80から射出された映像光GLを再結像させるためにプリズム10の第6面S16を介してプリズム10内に入射させる。つまり、投射レンズ30は、映像表示素子82の像面OI上の各点から射出された映像光又は画像光をプリズム10内に再結像させるためのリレー光学系である。なお、プリズム10の各面は、投射レンズ30と協働することでリレー光学系の一部として機能する。
ここで、投射レンズ30において、光束を最も絞った状態とする射出瞳位置PPが、3つのレンズ31,32,33のうち、画像表示装置80側に位置するレンズ32とレンズ33との間にあるものとなっている。つまり、図示のように、射出瞳位置PPにおいて各部分光束GL1,GL2,GL3が略重畳した状態となっている。ここで、虚像表示装置100における本来の射出瞳位置は、眼EYの配置されるべき位置である。図中の射出瞳位置PPは、観察者の眼EYの射出瞳位置に対して共役な関係にある位置である。つまり、射出瞳位置PPは、投射側の射出瞳位置であり、本来の射出瞳位置と等価な位置にあり、射出瞳位置PPにおいて遮光による光の制御を行うことで、観察者の眼EYに入射すべき映像光GLの状態を制御することができる。
遮光部材40は、例えば黒塗りされた光吸収性の板状部材であり、投射レンズ30のうち、上述した射出瞳位置PPに配置されている。さらに、遮光部材40は、当該位置において、観察者の眼EYに近い側(+X側)から投射レンズ30の光軸である光軸AXIに向かって延び、光軸AXIから離れた周辺領域のうちプリズム10が観察者側に延びる部分領域の一部の成分を遮光している。つまり、遮光部材40は、投射レンズ30内に又は隣接して配置されることで、映像光GLの一部を遮光する遮光構造としての機能を果たしている。より具体的には、遮光部材40は、投射レンズ30を通過する映像光GLのうち、例えば第3部分光束GL3について、画像表示装置80の周辺側である観察者に近い側を通過する、成分のみを遮光するものとなっている。これにより、遮光部材40は、第3部分光束GL3に含まれるゴーストを発生する可能性のある成分を予め除去している。この際、遮光部材40は、各光束が略重畳した状態となっている眼EYの瞳位置に対して共役な関係にある射出瞳位置PPに配置されていることで、映像光GLの他の光束について不均一に遮光してムラを生じさせたり、必要な成分まで除去して輝度劣化を招いてしまったりすることなく、ゴーストに起因する成分の除去を効率的に行うことを可能にしている。
光透透過部材50は、プリズム10と一体的に固定されている。光透透過部材50は、プリズム10の透視機能を補助する部材(補助プリズム)であり、光学的な機能を有する側面として、第1透過面S51と、第2透過面S52と、第3透過面S53とを有する。ここで、第1透過面S51と第3透過面S53との間に第2透過面S52が配置されている。第1透過面S51は、プリズム10の第1面S11を延長した曲面上にあり、第2透過面S52は、当該第2面S12に対して接着層CCによって接合され一体化されている曲面であり、第3透過面S53は、プリズム10の第3面S13を延長した曲面上にある。このうち第2透過面S52とプリズム10の第2面S42とは、接合によって一体化するため、略同じ曲率の形状を有する。
光透透過部材(補助プリズム)50は、可視域で高い光透過性を示し、プリズム10の本体部分10sと略同一の屈折率を有する熱可塑性樹脂材料で形成されている。
画像表示装置80は、2次元的な照明光SLを射出する照明装置81と、透過型の空間光変調装置である映像表示素子82と、照明装置81及び映像表示素子82の動作を制御する駆動制御部84とを有する。
画像表示装置80の照明装置81は、赤、緑、青の3色を含む光を発生する光源81aと、光源81aからの光を拡散させて矩形断面の光束にするバックライト導光部81bとを有する。映像表示素子82は、例えば液晶表示デバイスで形成され、照明装置81からの照明光SLを空間的に変調して動画像等の表示対象となるべき画像光を形成する。駆動制御部84は、光源駆動回路84aと、液晶駆動回路84bとを備える。光源駆動回路84aは、照明装置81の光源81aに電力を供給して安定した輝度の照明光SLを射出させる。液晶駆動回路84bは、映像表示素子82に対して画像信号又は駆動信号を出力することにより、透過率パターンとして動画や静止画の元になるカラーの画像光を形成する。なお、液晶駆動回路84bに画像処理機能を持たせることができるが、外付けの制御回路に画像処理機能を持たせることもできる。
〔C.映像光等の光路〕
以下、虚像表示装置100における映像光GL等の光路について説明する。
映像表示素子82から射出された映像光GLは、投射レンズ30によって収束されつつ、プリズム10に設けた比較的強い正の屈折力を有する第6面S16に入射する。
プリズム10の第6面S16を通過した映像光GLは、収束しつつ進み、第2プリズム部分12を通過する際に、比較的弱い正の屈折力を有する第5面S15で反射され、比較的弱い負の屈折力を有する第4面S14で反射される。
第2プリズム部分12の第4面S14で反射された映像光GLは、第1プリズム部分11において、比較的弱い正の屈折力を有する第3面S13に入射して全反射され、比較的弱い負の屈折力を有する第1面S11に入射して全反射される。なお、映像光GLは、第3面S13を通過する前後において、プリズム10中に中間像を形成する。この中間像の像面IIは、映像表示素子82の像面OIに対応するものであるが、第3面S13で折り返されたものとなっている。
第1面S11で全反射された映像光GLは、第2面S12に入射するが、特にハーフミラー層15に入射した映像光GLは、このハーフミラー層15を部分的に透過しつつも部分的に反射されて第1面S11に再度入射して通過する。なお、ハーフミラー層15は、ここで反射される映像光GLに対して比較的強い正の屈折力を有するものとして作用する。また、第1面S11は、これを通過する映像光GLに対して負の屈折力を有するものとして作用する。
第1面S11を通過した映像光GLは、観察者の眼EYの瞳に略平行光束として入射する。つまり、観察者は、虚像としての映像光GLにより、映像表示素子82上に形成された画像を観察することになる。
一方、外界光HLのうち、プリズム10の第2面S12よりも+X側に入射するものは、第1プリズム部分11の第3面S13と第1面S11とを通過するが、この際、正負の屈折力が相殺されるとともに収差が補正される。つまり、観察者は、プリズム10越しに歪みの少ない外界像を観察することになる。同様に、外界光HLのうち、プリズム10の第2面S12よりも−X側に入射するもの、つまり、光透透過部材50に入射したものは、これに設けた第3透過面S53と第1透過面S51とを通過する際に、正負の屈折力が相殺されるとともに収差が補正される。つまり、観察者は、光透透過部材50越しに歪みの少ない外界像を観察することになる。さらに、外界光HLのうち、プリズム10の第2面S12に対応する光透透過部材50に入射するものは、第3透過面S53と第1面S11とを通過する際に、正負の屈折力が相殺されるとともに収差が補正される。つまり、観察者は、光透透過部材50越しに歪みの少ない外界像を観察することになる。なお、プリズム10の第2面S12と光透透過部材50の第2透過面S52とは、略同一の曲面形状をともに有し、略同一の屈折率をともに有し、両者の隙間が略同一の屈折率の接着層CCで充填されている。つまり、プリズム10の第2面S12や光透透過部材50の第2透過面S52は、外界光HLに対して屈折面として作用しない。
ただし、ハーフミラー層15に入射した外界光HLは、このハーフミラー層15を部分的に透過しつつも部分的に反射されるので、ハーフミラー層15に対応する方向からの外界光HLは、ハーフミラー層15の透過率に弱められる。その一方で、ハーフミラー層15に対応する方向からは、映像光GLが入射するので、観察者は、ハーフミラー層15の方向に映像表示素子82上に形成された画像とともに外界像を観察することになる。
プリズム10内で伝搬されて第2面S12に入射した映像光GLのうち、ハーフミラー層15で反射されなかったものは、光透透過部材50内に入射するが、光透透過部材50に設けた不図示の反射防止部によってプリズム10に戻ることが防止される。つまり、第2面S12を通過した映像光GLが光路上に戻されて迷光となることが防止される。また、光透透過部材50側から入射してハーフミラー層15で反射された外界光HLは、光透透過部材50に戻されるが、光透透過部材50に設けた上述の不図示の反射防止部によってプリズム10に射出されることが防止される。つまり、ハーフミラー層15で反射された外界光HLが光路上に戻されて迷光となることが防止される。
ここで、図4に示すように、映像光GLの各部分光束のうち、例えば画像表示装置80の中心から離れた周辺側から生じる第3部分光束GL3について、XZ面に平行(すなわち基準面SRに平行)で、かつ、光軸AXIに垂直な方向に関して光軸AXIから離れた側から射出される成分については、遮光部材40によって一部が予め遮光された状態となってプリズム10の内部を伝搬する。このような光の調整により、第3部分光束GL3は、プリズム10内において意図しない方向に反射してゴースト発生の原因となることなく、有効に利用されるべき成分のみが射出されるものとなる。図4に示すように、第3部分光束GL3は、プリズム10での導波において、第6面S16から入射し、第5面S15、第4面S14、第3面S13を経て、さらに第1面S11で全反射された後、第1面S11から第2面S12に入射するが、この際、第2面S12のうち第3面S13との境界付近まで使用するものとなっている。つまり、第2面S12の範囲を制限する結果、第3部分光束GL3について取り込める角度範囲が狭くなっている。この第2面S12への入射に際して、仮に、境界部分Kを越えて規定の光路外の部分である第3面S13に入射する成分が存在すると、当該成分が意図しない方向に反射し、ゴースト光として認識されてしまう可能性がある。本実施形態では、遮光部材40によって第3部分光束GL3のうち取り込める角度範囲が狭くなる側の成分を予め除去することで、ゴーストの発生を抑制している。言い換えると、遮光部材40は、プリズム10において入射光である映像光GLを取り込める角度範囲に偏りを生じさせる面の1つである第2面S12(ハーフミラー層15を含む)に対して、第2面S12へ入射されるべき成分が境界部分Kを越えて第3面S13に入射することを予め防止する遮光構造となっている。
これに対して、図5に示す比較例のように、遮光部材40を設置しないものとすると、映像表示素子82において第3部分光束GL3のうち最も外側の成分GGがプリズム10内を導波することになる。この成分GGは、図示のように、他の成分と異なり、意図しない反射をする結果、ゴースト発生の要因となる。具体的に光路を辿ると、成分GGは、プリズム10での導波において、第6面S16から入射し、第5面S15、第4面S14、第3面S13を経て、さらに第1面S11で全反射された後、第1面S11から第2面S12へ向かうべき際に、第2面S12に入射せず、境界部分Kを越えて第2面S12の外界側に隣接する面、すなわち規定の光路外の部分である第3面S13のうち第2面S12に近い面部分SAに入射し意図しない方向に反射してしまう。このため、成分GGは、面部分SAで反射した後、再度第1面S11で全反射してから第2面S12に向かい反射され、第1面S11から射出されるものとなる。以上により、成分GGは、第3部分光束GL3の本来の射出角度とは異なる射出角度で観察者の眼EYに到達するものとなり、ゴースト光として認識されることになる。これに対して、本実施形態では、上述のように遮光部材40を有することによって、成分GGのようなものを、プリズム10へ入射する前の段階で除去している。つまり、図4に示すように、遮光部材40での事前の遮光によって、プリズム10からの射出前の段階において第2面S12で最終の反射がなされ取り出されるべき成分が境界部分Kを越えて規定の光路外の部分である第3面S13に入射し意図しない反射をしてゴーストとなるという事態が回避されている。
以上のように、本実施形態の虚像表示装置100では、映像光の成分のうち、上記のように意図しない反射をする成分GGを射出瞳位置PPにおいて光軸AXIから離れた周辺側に配置された遮光部材40によって予め除去することができる。これにより、ゴーストの発生を抑制して、良質な画像を形成することが可能となっている。また、虚像表示装置100では、投射レンズ30等によってプリズム10の内部に中間像が形成されるとともに、第3面S13、第1面S11、及び第2面S12の順に2面以上で全反射された映像光GLが、第1面S11を透過して観察者の眼EYに到達するので、プリズム10を薄型にして光学系全体を小型で軽量なものにしつつ、広画角で明るい高性能の表示を実現することができる。また、外界光HLについては、例えば第1面S11と第3面S13とを通過させて観察することができ、その際の視度を略0とするので、シースルーで外界光HLを観察する際の外界光HLのデフォーカスや歪みを低減できる。また、プリズム10の形状が、観察者の顔に沿う形となっており、重心も顔に近く、デザインにも優れたものとできる。なお、左右を逆転させた左目用の第2表示装置100B(図1参照)の場合には、逆の向きにゴーストが生じる可能性があるが、上記と同様にして予め除去することができる。
なお、プリズム10の第1面S11と第3面S13との間隔は5mm以上15mm以下となっている。また、第1面S11に対する第2面S12の傾斜角が20°以上40°以下となっている。
また、プリズム10の第1面S12は、X方向についての幅が、例えば10mm以上30mm以下となっている。また、第3面S13に対する第2面S12の傾斜角が、例えば140°以上160°以下となっている。
また、プリズム10の第4面S14又は第5面S15ついては、光路の調整や収差のより精密な補正のために設けられたものであり、投射透視装置70の仕様等を考慮して省略することができる。
また、上記では、第2面S12においてハーフミラー層15を有する構成としているが、このハーフミラー層15に代えて、ホログラムを成膜することによって画像形成をするものとしてもよい。この場合においても、遮光部材40によって、ホログラムを有する第2面S12に入射すべき成分が境界部分Kを越えて規定の光路外の部分である第3面S13に入射しゴーストを発生させることを予め防止できる。
図6は、変形例の遮光部材40について説明するための図である。上記では、遮光構造である遮光部材40を1つの板状部材としているが、本実施形態の遮光構造である遮光部材40は、これに限られず、図2等に示す鏡筒62の一部として設けられ、光を通過させるための開口形状を円筒の対称な形状から変形させたような部材であってもよい。具体的には、図6に示すように、遮光部材40は、開口絞り位置に設けた円形の開口形状である丸孔の一部を埋めるように形成される鏡筒62の一部として設けられたものであってもよい。この場合、鏡筒62の一部として設けた輪帯状の開口絞りIRのうち一部を塞ぐように遮光部材40が取り付けられていることで、結果として形成される開口部OPは、光軸AXIに関して対称な円形の一部を必要な遮光領域に応じて埋めた形状となり、光軸AXIに関して水平方向(X方向)について非対称な形状の孔になる。この場合、遮光部材40は、投射レンズ30を構成する一部のレンズであるレンズ33の光路前段に配置され、レンズ33への映像光GLの入射範囲を規定するものとなり、遮光構造としての機能を果たす。
また、遮光部材40のような遮光構造については、種々のものや方法が可能であり、例えば、遮光すべき光が通過するレンズ部分をカットするものとしてもよい。また、遮光部材40は、黒塗りして光吸収性とするものに限らず、新たな迷光を生じる等の問題がなければ、例えば光拡散性のものとしてもよい。
〔第2実施形態〕
以下、第2実施形態に係る虚像表示装置について説明する。なお、本実施形態に係る虚像表示装置は、第1実施形態に係る虚像表示装置100の変形例であり、投射透視装置70の構造を除いて、虚像表示装置100と同様であるため、全体の説明を省略する。
図7は、本実施形態に係る虚像表示装置を構成する投射透視装置70の断面図である。図示のように、投射透視装置70のうちプリズム10は、弱い負の屈折力を有する第1面S11と、比較的強い正の屈折力を有する第2面S12と、比較的弱い正の屈折力を有する第3面S13と、比較的弱い負の屈折力を有する第4面S14と、比較的弱い正の屈折力を有する第5面S15と、比較的強い正の屈折力を有する第6面S16とを有する。投射レンズ30は、正の屈折力を有するレンズ31と、負の屈折力を有するレンズ32と、正の屈折力を有するレンズ33とを有している。
ここで、遮光部材40は、投射レンズ30を構成するレンズのうち、レンズ32とレンズ33との間の射出瞳位置PPにおいて光軸AXIから離れた周辺側に配置されている。つまり、プリズム10の各面S11〜S16や投射レンズ30を構成するレンズ31〜33の形状やパワーが第1実施形態とは異なる場合であっても、遮光部材40を射出瞳位置PPにおいて光軸AXIから離れた周辺側に配置することにより、本実施形態の場合も、プリズム10において第2面S12に入射すべき成分が第3面S13に入射し意図しない反射をする成分を予め除去し、ゴーストの発生を抑制して、良質な画像を形成することが可能にしている。
〔第3実施形態〕
以下、第3実施形態に係る虚像表示装置について説明する。なお、本実施形態に係る虚像表示装置は、第1実施形態に係る虚像表示装置100の変形例であり、投射透視装置70の構造を除いて、虚像表示装置100と同様であるため、全体の説明を省略する。
図8は、本実施形態に係る虚像表示装置を構成する投射透視装置70の断面図である。図示のように、投射透視装置70のうちプリズム10は、弱い負の屈折力を有する第1面S11と、比較的強い正の屈折力を有する第2面S12と、比較的弱い正の屈折力を有する第3面S13と、比較的弱い負の屈折力を有する第4面S14と、比較的弱い正の屈折力を有する第5面S15と、比較的強い正の屈折力を有する第6面S16とを有する。投射レンズ30は、負の屈折力を有するレンズ31と、正の屈折力を有するレンズ32とを有している。つまり、投射レンズ30は、2つのレンズで構成されている。
ここで、遮光部材40は、投射レンズ30を構成するレンズのうち、レンズ31とレンズ32との間の射出瞳位置PPにおいて光軸AXIから離れた周辺側に配置されている。つまり、プリズム10の各面の形状や投射レンズ30を構成するレンズの枚数が第1実施形態等とは異なる場合であっても、遮光部材40を射出瞳位置PPにおいて光軸AXIから離れた周辺側に配置することにより、本実施形態の場合も、プリズム10において第2面S12に入射すべき成分が第3面S13に入射し意図しない反射をする成分を予め除去し、ゴーストの発生を抑制して、良質な画像を形成することが可能にしている。
〔その他〕
以上各実施形態に即して本発明を説明したが、本発明は、上記の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
上記の説明では、遮光部材40は、投射レンズ30の射出瞳位置PP上に配置されるものとしているが、遮光すべき成分の除去ができ、かつ、他の有用な成分に大きな影響を及ぼさなければ必ずしも射出瞳位置PPに正確に配置するものに限らず、例えばこれに略近い位置であってやや映像表示素子82に近い側に配置することも可能である。ただし、この場合、例えば映像光GLのうち第3部分光束GL3よりもやや光軸AXIに近い中心側から射出される成分を必要以上に遮光しないこと等が条件となる。
上記の説明では、ハーフミラー層(半透過反射膜)15が横長の矩形領域に形成されるとしたが、ハーフミラー層15の輪郭は用途その他の使用に応じて適宜変更することができる。また、ハーフミラー層15の透過率や反射率も用途その他に応じて変更することができる。
上記の説明では、映像表示素子82における表示輝度の分布を特に調整していないが、位置によって輝度差が生じる場合等においては、表示輝度の分布を不均等に調整することができる。
上記の説明では、画像表示装置80として、透過型の液晶表示デバイス等からなる映像表示素子82を用いているが、画像表示装置80としては、透過型の液晶表示デバイス等からなる映像表示素子82に限らず種々のものを利用可能である。例えば、反射型の液晶表示デバイスを用いた構成も可能であり、液晶表示デバイス等からなる映像表示素子82に代えてデジタル・マイクロミラー・デバイス等を用いることもできる。また、画像表示装置80として、LEDアレイやOLED(有機EL)などに代表される自発光型素子を用いることもできる。
上記の説明では、一対の表示装置100A,100Bを備える虚像表示装置100について説明しているが、単一の表示装置とできる。つまり、右眼及び左眼の双方に対応して、一組ずつ投射透視装置70及び画像表示装置80を設けるのではなく、右眼又は左眼のいずれか一方に対してのみ投射透視装置70及び画像表示装置80を設け、画像を片眼視する構成にしてもよい。
上記の説明では、一対の表示装置100A,100BのX方向の間隔について説明していないが、両表示装置100A,100Bの間隔は固定に限らず、機械機構等によって間隔の調整が可能である。つまり、両表示装置100A,100BのX方向の間隔は、着用者の眼幅等に応じて調整することができる。
上記の説明では、虚像表示装置100がヘッドマウントディスプレイであるとして具体的な説明を行ったが、虚像表示装置100は、ヘッドアップディスプレイに改変することもできる。さらに、虚像表示装置100をファインダー光学系に応用することもできる。
上記の説明では、プリズム10の第1面S11及び第3面S13において、表面上にミラーやハーフミラー等を施すことなく空気との界面により映像光を全反射させて導くものとしているが、本願発明の虚像表示装置100における全反射については、第1面S11又は第3面S13上の全体又は一部にミラーコートや、ハーフミラー膜が形成されてなされる反射も含むものとする。例えば、画像光の入射角度が全反射条件を満たした上で、上記第1面S11又は第3面S13の全体又は一部にミラーコート等が施され、実質的に全ての画像光を反射する場合も含まれる。また、十分な明るさの画像光を得られるのであれば、多少透過性のあるミラーによって第1面S11又は第3面S13の全体又は一部がコートされていてもよい。
上記の説明では、プリズム10等が眼EYの並ぶ横方向に延びているが、プリズム10を縦方向に延びるように配置することもできる。この場合、光学部材110は、直列的ではなく並列的に平行配置された構造を有することになる。
AX1−AX5…光軸、 AXI…入射側光軸、 AXO…射出側光軸、 EY…眼、 GL…映像光、 HL…外界光、 II…中間像の像面、 PA…部分領域、 S11−S16…第1−第6面、 S51−S53…第1−第3透過面、 SL…照明光、 SR…基準面、 10…プリズム、 10s…本体部分、 11,12…プリズム部分、 15…ハーフミラー層、 30…投射レンズ、 31,32,33…レンズ、 40…遮光部材(遮光構造)、 50…光透過部材、 70…投射透視装置、 80…画像表示装置、 81…照明装置、 82…映像表示素子、 84…駆動制御部、 100…虚像表示装置、 100A,100B…表示装置、 103a,103b…光学部分、 101…透視部材、 102…フレーム、 15…ミラー面、 CC…接着層、 PP…射出瞳位置

Claims (10)

  1. 映像光を生じさせる映像表示素子と、
    前記映像表示素子からの映像光を射出する投射レンズと、
    非対称な形状の曲面を含む複数の面を有し、映像光のうち前記映像表示素子の所定箇所から生じる部分光束について前記非対称な形状の曲面により所定方向に関して映像光を取り込める角度範囲に偏りを有するプリズムと、を備え、
    映像光と外界光とを同時に視認させる虚像表示装置であって、
    前記投射レンズの射出瞳位置において光軸から離れた周辺側に配置され、前記所定箇所から生じる映像光の部分光束のうち前記所定方向に関して映像光を取り込める角度範囲が狭くなる観察者側を予め遮光する遮光構造を備え
    前記遮光構造は、前記投射レンズの射出瞳位置に設けられた開口絞りであり、
    前記開口絞りは、前記光軸に対して前記所定方向について観察者側の開口の一部を遮蔽した非対称形状を有する、虚像表示装置。
  2. 前記投射レンズを含む光学系は、前記プリズムの内部に中間像を形成するリレー光学系である、請求項1に記載の虚像表示装置。
  3. 前記開口絞りは、前記投射レンズを構成する一部のレンズの光路前段に配置され、当該一部のレンズへの映像光の入射範囲を規定する、請求項1及び2のいずれか一項に記載の虚像表示装置。
  4. 前記プリズムは、非対称な形状の曲面を3つ以上含み、
    前記プリズムを構成する複数面のうち第1面と第3面とを通過させて外界を視認したときに、視度が略0になっており、
    前記第1面と前記第3面とは、観察側に対し凹面形状を成しており、
    前記映像表示素子からの映像光は、前記第3面で全反射され、前記第1面で全反射され、前記第2面で反射された後、前記第1面を透過して、観察側に到達する、請求項1からまでのいずれか一項に記載の虚像表示装置。
  5. 前記開口絞りは、前記プリズムの前記第2面の外界側に隣接する面に向かう映像光を予め遮光する、請求項に記載の虚像表示装置。
  6. 前記第2面にハーフミラーを形成し、映像光を観察者に提示するとともに、前記第2面の外側に光透過部材を一体的に配置し、外界光に対する視度を略0にして、外界光と映像光とを重ねて観察者に提示する、請求項及びのいずれか一項に記載の虚像表示装置。
  7. 前記光透過部材は、観察者側に第1透過面と第2透過面とを有するとともに外界側に第3透過面を有し、前記プリズムの第2面と前記光透過部材の第2透過面とは、略同じ曲率の形状を有し、前記第2面と前記第2透過面とは、一体化されている、請求項に記載の虚像表示装置。
  8. 前記投射レンズは、軸対称なレンズによって構成されており、少なくとも1面以上の非球面を含んでいる、請求項1からまでのいずれか一項に記載の虚像表示装置。
  9. 映像光を生じさせる映像表示素子と、
    前記映像表示素子からの映像光を射出する投射レンズと、
    非対称な形状の曲面を含む複数の面を有し、映像光のうち前記映像表示素子の所定箇所から生じる部分光束について前記非対称な形状の曲面により所定方向に関して映像光を取り込める角度範囲に偏りを生じさせる面形状を有するプリズムと、を備え、
    映像光と外界光とを同時に視認させる虚像表示装置であって、
    前記投射レンズの射出瞳位置において光軸から離れた周辺側に配置され、前記所定箇所から生じる部分光束のうち前記プリズムの前記面形状の境界部分を越えて規定の光路外の部分に入射する映像光を予め遮光する遮光構造を備え
    前記プリズムは、前記映像光を全反射により導光する第1面及び第3面と、前記第1面及び前記第3面と隣接し前記映像光を観察者側に射出する第2面と、を有し、
    前記映像表示素子からの映像光は、前記第3面で全反射され、前記第1面で全反射され、前記第2面で反射された後、前記第1面を透過して、観察側に到達し、
    前記遮光構造は、前記第2面での反射に際して、前記第2面と前記第3面とによる前記境界部分を越えて規定の光路外の部分である前記第3面に向かう映像光を予め遮光する遮光部材である、虚像表示装置。
  10. 前記プリズムは、前記面形状を形成する非対称な形状の曲面を3つ以上含み、
    前記プリズムを構成する複数面のうち前記第1面と前記第3面とを通過させて外界を視認したときに、視度が略0になっており、
    前記第1面と前記第3面とは、観察側に対し凹面形状を成している、請求項に記載の虚像表示装置。
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