JP6255983B2 - 虚像表示装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像表示素子等によって形成された映像を観察者に提示するために映像光を導く導光装置等に関し、特に観察者の頭部に装着するヘッドマウントディスプレイに好適な虚像表示装置に関する。
観察者の頭部に装着するヘッドマウントディスプレイ(以下、HMDとも言う)等の虚像表示装置に組み込まれる光学系として様々なものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
このような虚像表示装置において、光学系を小型化し、なおかつ視界を妨げないように映像表示装置を観察者の眼の位置から離すためには、表示画像光を一度光学系の中で結像させて中間像を形成し、この中間像を拡大して見せるリレー光学系を用いることがよい。
しかし、プリズム等の光学部材において、リレー光学系を用いて中間像を形成する場合、その中間像の近くにおいて、光学部材の表面に埃や汚れなどがあると、観察者にはこれらが拡大されて見えることになる。従って、光学部材の内部に中間像が形成されることが望ましいが、光学設計上、全ての中間像を光学部材の内部に形成させることは困難であり、光学部材の表面に中間像の一部が形成されることが避けられない可能性がある。このような場合、光学部材の表面に埃や汚れなどが付着して画像劣化を生じてしまう可能性がある。
特開2013−200553号公報
本発明は、広画角な画像を形成でき、かつ、映像光の導光の状態を良好に維持できる虚像表示装置を提供することを目的とする。
本発明に係る虚像表示装置は、映像光を生じさせる映像素子と、複数の光学面を有し、内面で反射させることにより映像素子からの映像光を導光するとともに中間像を形成する導光部材と、映像素子から導光部材までの間に配置されて導光部材に連結され導光部材を部分的に覆う連結部材と、を備える虚像表示装置であって、導光部材は、複数の光学面として連結部材に覆われる第1領域から連結部材に覆われない第2領域にわたる部分被覆光学面を含み、部分被覆光学面から外れた箇所において中間像が形成される。
ここで、導光部材を構成する光学面とは、光学的な機能を有する面であり、例えば内面で反射させて導光する面や、光を入射させる光入射面、射出させる光射出面を意味する。
上記虚像表示装置では、導光部材を構成する複数の光学面のうち、導光部材に連結する連結部材に対向するように配置され、連結部材に覆われる部分と連結部材に覆われない部分とを有するものとなる部分被覆光学面に関して、当該部分被覆光学面から離間した箇所において中間像を形成させている。この場合、導光部材と連結部材との近接箇所であり、埃や汚れなどを除去しにくい箇所、あるいは除去不能な箇所となる部分被覆光学面において、画像の導光に際して劣化の要因となるものが発生したり配置されたりすることがあってもこれによる画像形成の影響を低減できる。すなわち、虚像表示装置は、中間像を形成させることで広画角な画像を表示でき、かつ、導光部材における映像光の導光の状態を良好に維持できるものとなる。
本発明の具体的な側面では、導光部材において、部分被覆光学面よりも内部に離間させた側から部分被覆光学面に対向する面側にかけての範囲において中間像が形成される。
本発明の別の側面では、導光部材と連結部材との間のうち、少なくとも部分被覆光学面と連結部材の端部との間に形成される防塵構造をさらに備える。この場合、防塵構造によって部分被覆光学面と連結部材の端部との間に埃や汚れが侵入することを抑制することで、画像の劣化を防ぐことができる。
本発明のさらに別の側面では、防塵構造は、部分被覆光学面のうち有効導光領域上に接して形成され、部分被覆光学面と連結部材との間をシールするシール部材を有する。この場合、防塵構造としてのシール部材を、例えば部分被覆光学面に対して密着させるように取り付けることで、部分被覆光学面のうち連結部材に覆われる部分の面上や連結部材の内部側に埃や汚れが付着することを回避できる。例えば、部分被覆光学面に対向して映像光を射出する投射レンズを収納する鏡筒部が連結部材として存在する場合、シール部材によって部分被覆光学面と鏡筒部との間をシールすることで、鏡筒部の内部を密閉できる。これにより、鏡筒部とシール部材とが協働して投射レンズや部分被覆光学面のうち被覆される部分について防塵を可能とすることができる。また、この際に、部分被覆光学面は、中間像の形成箇所から離間した配置となっている、すなわち映像光が部分被覆光学面の有効導光領域上において集光していない状態にある。これにより、シール部材が部分被覆光学面の有効導光領域上に接していても、接触している部分における映像光への影響が大きくならないものとすることができる。
本発明のさらに別の側面では、シール部材は、上述した連結部材に覆われる第1領域と覆われない第2領域との境界に沿って延び、部分被覆光学面の有効導光領域上において映像光を導光する導光方向に関して0.5mm以内の幅で接する。この場合、例えばシール部材によって映像光の成分が一部吸収されることがあったとしても、吸収されたことによる画像への影響が視認されない程度に抑えられる。
本発明のさらに別の側面では、防塵構造は、弾性部材である。この場合、部分被覆光学面と連結部材との間を光学系へのダメージを防止しつつ隙間なく確実にシールすることができる。
本発明のさらに別の側面では、導光部材は、有効導光領域以外の面上において、シボ加工された部分を有している。この場合、漏れ光が有効導光領域以外の面上において意図しない反射をして視認されることによる画像の劣化を抑制できる。
本発明のさらに別の側面では、連結部材は、映像素子からの光を導光部材に向けて投射する投射レンズを収納する鏡筒部である。この場合、投射レンズや導光部材のうち投射レンズに対向する光学面に埃や汚れが付着することを回避できる。
本発明のさらに別の側面では、鏡筒部は、導光部材と嵌合する嵌合構造を有する。この場合、嵌合によって鏡筒部と導光部材との正確な位置合わせが可能となり、また、例えば防塵構造を有するものとすれば、防塵構造と嵌合構造とを協働させて、鏡筒部と導光部材との間において完全な防塵或いは防水(防滴)が可能となる。
本発明のさらに別の側面では、部分被覆光学面は、非軸対称な曲面である。この場合、小型で高性能な画像形成が可能となる。
本発明のさらに別の側面では、導光部材は、複数の光学面として4面以上の面を含み、複数の光学面のうち第1面と第3面とは、対向するように配置され、映像素子からの映像光は、第3面で全反射され、第1面で全反射され、第2面で反射された後、第1面を透過して、観察側に到達し、導光部材において、第1面と第3面とは、互いに略平行な平面であり、部分被覆光学面は、第3面に対向するように配置され、映像素子からの映像光を全反射して第3面へ導く第4面である。この場合、第1面と第3面とを透過して観察される外界光について視度誤差を略ゼロとすることができ、特に、外界像についての見かけの倍率誤差を略ゼロにし、裸眼状態に近い状態することができる。
本発明のさらに別の側面では、導光部材において、第4面よりも第3面に近い側に中間像が形成される。この場合、第3面が、部分被覆光学面である第4面に対向する位置に配置されていることで、例えば第3面を埃や汚れを除去しやすい位置に配置することが可能となり、中間像やその近くにおいて、埃や汚れがない状態に維持することができる。
本発明のさらに別の側面では、導光部材に貼り合せることで外界光と映像光とを重複して視認させる光透過部材をさらに備える。この場合、映像光と外界光とを重畳させるシースルータイプの光学系を構成することができる。
本発明の一実施形態である虚像表示装置の外観を簡単に説明する斜視図である。 虚像表示装置から外装部材を取り除いた内部構造を示す斜視図である。 (A)は、虚像表示装置の外観を示す平面図であり、(B)は、正面図であり、(C)は、側面図である。 虚像表示装置の外観を別の角度から示す斜視図である。 虚像表示装置を構成する本体部分の平面視の断面図である。 虚像表示装置における映像光の光路について示す図である。 虚像表示装置のうち導光装置及び投射レンズのフレームへの固定の様子を示す分解斜視図である。 シボ加工を施した導光装置の一例を示す斜視図である。 漏れ光の光路の一例を示す図である。
以下、図1等を参照しつつ、本発明に係る導光装置及び導光装置を含む虚像表示装置の一実施形態について詳細に説明する。
図1に示すように、本実施形態の導光装置を含む虚像表示装置100は、眼鏡のような外観を有するヘッドマウントディスプレイであり、この虚像表示装置100を装着した観察者又は使用者に対して虚像による画像光(映像光)を視認させることができるとともに、観察者に外界像をシースルーで視認又は観察させることができる。虚像表示装置100は、観察者の眼前を透視可能に覆う第1及び第2光学部材101a,101bと、両光学部材101a,101bを支持する枠部102と、枠部102の左右両端から後方のつる部分(テンプル)104にかけての部分に付加された第1及び第2像形成本体部105a,105bとを備える。ここで、図面上で左側の第1光学部材101aと第1像形成本体部105aとを組み合わせた第1表示装置100Aは、右眼用の虚像を形成する部分であり、単独でも虚像表示装置として機能する。また、図面上で右側の第2光学部材101bと第2像形成本体部105bとを組み合わせた第2表示装置100Bは、左眼用の虚像を形成する部分であり、単独でも虚像表示装置として機能する。
図2は、虚像表示装置100の内部構造を示しており、図2を図1と比較することで、虚像表示装置100の外観と内部とが対比される。例えば、第1及び第2像形成本体部105a,105bは、鏡筒部39に収納される投射レンズ30や、映像表示素子(映像素子)82を含む画像表示装置80でそれぞれ構成される。
図1から図4までの各図において外観や内部を示すように、虚像表示装置100に設けた枠部102は、上端側に配置されるフレーム107と、フレーム107に沿ってその裏側に配置される樹脂部108とを備える。なお、虚像表示装置100は、下側に枠状の部分のない構成となっている。枠部102を構成するフレーム107は、U字状に折れ曲がった細長い板状の部材であり、観察者にとっての眼の並びに対応する方向である左右の横方向に延びる正面部107aと、観察者にとっての前後に対応する方向である奥行き方向に延びる一対の側面部107b,107cとを備える。フレーム107、すなわち正面部107aと側面部107b,107cとは、アルミダイカストその他の各種金属材料で形成された金属製の一体部品である。樹脂部108は、フレーム107に沿って配置され、フレーム107と嵌合することでこれと協働して例えば画像形成のための各種ケーブル等を収納可能にしている。フレーム107において、正面部107a及び樹脂部108の奥行き方向の幅は、第1及び第2光学部材101a,101bに対応する導光装置20の厚み又は幅と同程度となっている。フレーム107の左側方、具体的には正面部107aにおける向かって左端部から側面部107bにかけての部分には、第1光学部材101aと第1像形成本体部105aとがアライメントされ例えばネジ止めによって直接固定されることにより、支持されている。また、フレーム107の右側方、具体的には正面部107aにおける向かって右端部から側面部107cにかけての部分には、第2光学部材101bと第2像形成本体部105bとがアライメントされ例えばネジ止めにより直接固定されることによって、支持されている。なお、第1光学部材101aと第1像形成本体部105aとは、嵌合によって互いにアライメントされ、第2光学部材101bと第2像形成本体部105bとは、嵌合によって互いにアライメントされる。
枠部102を構成するフレーム107及び樹脂部108は、第1及び第2像形成本体部105a,105bを支持するだけでなく、これらを覆うカバー状の外装部材105dと協働して第1及び第2像形成本体部105a,105bの内部を保護する役割を有する。なお、フレーム107は、第1及び第2像形成本体部105a,105bに連結される第1及び第2光学部材101a,101b又は導光装置20の根元側を除いた上側部分と離間するか又は緩く接している。このため、中央の導光装置20と、フレーム107を含む枠部102との間に熱膨張率の差があっても、枠部102内での導光装置20の膨張が許容され、導光装置20に歪み、変形、破損が生じることを防止できる。
枠部102に付随して、鼻受部40が設けられている。鼻受部40は、観察者の鼻に当接することによって枠部102を支持する役割を有する。つまり、枠部102は、鼻に支持される鼻受部40と耳に支持される一対のテンプル部104とによって、観察者の顔前に配置されることになる。鼻受部40は、枠部102を構成する一方のフレーム107の正面部107aにおいて、ねじ止めによって固定されている。なお、以上のように図1を参照して示す外観は、一例であり、例えばねじ止めによって固定される機構等の光学的機構として直接関与しない箇所等については、適宜設計を変更することが可能である。
図2等に示すように、第1表示装置100Aは、投影用の光学系である投射透視装置70と、映像光を形成する画像表示装置80とを備えると見ることができる。投射透視装置70は、画像表示装置80によって形成された画像を虚像として観察者の眼に投射する役割を有する。投射透視装置70は、第1光学部材101a又は導光装置20と、結像用の投射レンズ30とを備える。第1光学部材101a又は導光装置20は、導光及び透視用の導光部材10と、透視用の光透過部材50とで構成されている。なお、第1像形成本体部105aは、画像表示装置80と投射レンズ30とで構成される。また、詳しくは後述するが、レンズ群で構成される投射レンズ30は、鏡筒部39によって収納されるとともに、鏡筒部39の端部39tにおいて、嵌合により導光装置20と精度よく位置決めされた状態で固定されている。
画像表示装置80は、透過型の空間光変調装置である映像表示素子(映像素子)82のほか、後に詳述するが、映像表示素子82へ照明光を射出するバックライトである照明装置(不図示)や、映像表示素子82等の動作を制御する駆動制御部(不図示)を有する。映像表示素子82は、映像素子ケース86に収納されており、映像素子ケース86を介して結像用の投射レンズ30を収納する鏡筒部39に組付けされている。言い換えると、鏡筒部39は、映像表示素子82から導光装置20までの間に配置される連結部材となっており、その鏡筒部39は、導光装置20に連結されて導光装置20のうち導光部材10を部分的に覆いつつ導光装置20と投射レンズ30とを連結する連結部材となっている。
導光装置20は、既述のように、導光及び透視用の導光部材10と、透視用の光透過部材50とで構成されている。導光部材10は、プリズム型の導光装置20の一部であり、一体の部材であるが、光射出側の第1導光部分11と光入射側の第2導光部分12とに分けて捉えることができる。光透過部材50は、導光部材10の透視機能を補助する部材(補助光学ブロック)であり、導光部材10と一体的に固定され1つの導光装置20となっている。上記のような構成を有する導光装置20のうち、光源側(根元側)に位置する先端部12jが鏡筒部39の端部39tに嵌合することで、投射レンズ30に精度よく位置決め固定されている。
ここで、例えば図3(A)〜3(C)や図4等に示すように、導光装置20を構成する光学面のうち、表側(外側)の露出面である第1露出面20aや裏側(内側)の露出面である第2露出面20bは、外部にさらされ、かつ、シースルーの機能に影響する部分である。このため、これらの露出面20a,20bは、埃や塵、或いは皮脂の汚れ等が付着しないこと、あるいは付着しても容易に拭き取れるようになっていることが望ましい。なお、図示のように、第1露出面20aは、導光部材10の光学面のうち第3面S13と、光透過部材50の光学面である第3透過面S53とで構成され、第2露出面20bは、導光部材10の光学面のうち第3面S11及び第4面S14と、光透過部材50の光学面のうち第1透過面S51とで構成されている。例えば、第1露出面20aや第2露出面20bのうち鼻受部40に近い側の平坦な部分等は、比較的拭きやすい箇所であると考えられる。これに対して、第2露出面20bのうち連結部材である鏡筒部39に近い部分は、埃や塵等の拭き取りの問題が生じやすいと考えられる。具体的には、図4に示すように、第2露出面20bを構成する光学面のうち、投射レンズ30等とともに鏡筒部39(図2参照)を収納する外装部材105dに覆われる領域から覆われない領域にわたって配置される面である部分被覆光学面CSは、第1露出面20aに比べて拭きにくく、このような面及びその周辺の取り扱いが非常に重要となる。図示の例では、第2露出面20bのうち第4面S14が部分被覆光学面CSとなっている。さらに、本実施形態では、導光装置20の導光部材10と投射レンズ30を覆う鏡筒部39との間に防塵構造DSを有するものとなっている。より具体的には後述するが、本実施形態では、防塵構造DSが部分被覆光学面CS(第4面S14)の有効導光領域と接するシール部材SPを有しており、部分被覆光学面CSと鏡筒部39との間をシールしている、すなわち鏡筒部39の内部を密閉している。これにより、部分被覆光学面CSの周辺における埃や塵等の問題を緩和している。具体的には、部分被覆光学面CSの周辺のような部分では、埃や塵等が鏡筒部39の内部に入り込んで取り除けなくなってしまうことが問題となるが、シール部材SPによってこのような問題を回避可能にしている。また、さらに後述するが、本実施形態では、部分被覆光学面CSが、映像光の中間像の位置から離間した構成(中間像の位置から外れた構成)となっている。これにより、光学面である部分被覆光学面CS上において、埃や塵等が生じたりシール部材SPが接したりしても映像光の導光への関与を低減させる構成としている。以上により、虚像表示装置100は、広画角な画像を形成でき、かつ、映像光の導光の状態を良好に維持できる。
以下、図5を参照して、シール部材SPすなわち防塵構造DSを含む虚像表示装置100に関して、光学的な構成を詳細に説明する。このための前提として、まず、第1像形成本体部105a(図1参照)を構成する画像表示装置80と投射レンズ30とについて詳細に説明する。
画像表示装置80は、上述した映像表示素子82の他に、映像表示素子82に対して照明光を射出する照明装置81と、照明装置81及び映像表示素子82の動作を制御する駆動制御部84とを有する。
画像表示装置80の照明装置81は、赤、緑、及び青の3色を含む光を発生する光源や、この光源からの光を拡散させて矩形断面の光束にするバックライト導光部を有する。映像表示素子(映像素子)82は、例えば液晶表示デバイスで形成され、複数の画素で構成されており、照明装置81からの照明光を空間的に変調して動画像等の表示対象となるべき画像光を形成する。なお、図示を省略するが、駆動制御部84は、照明装置81に電力を供給して安定した輝度の照明光を射出させる光源駆動回路や、映像表示素子(映像素子)82に対して画像信号又は駆動信号を出力することにより、透過率パターンとして動画や静止画の元になるカラーの映像光又は画像光を形成する液晶駆動回路で構成される。なお、液晶駆動回路に画像処理機能を持たせることができるが、外付けの制御回路に画像処理機能を持たせることもできる。
投射レンズ30は、構成要素として、入射側光軸に沿って3つの光学素子(レンズ)31〜33を備える投射光学系であり、これらの光学素子31〜33を収納する鏡筒部39によって支持されている。光学素子31〜33は、非軸対称な非球面(非軸対称非球面)と軸対称な非球面(軸対称非球面)との双方を含む非球面レンズであり、導光部材10の一部と協働して導光部材10の内部に映像表示素子82の表示像に対応する中間像を形成する。なお、各レンズ(光学素子)31〜33のうち、第1レンズ31の光の射出面であるレンズ面31aは、非軸対称非球面となっており、レンズ面31a以外のレンズ面については、軸対称非球面となっている。
以下、導光装置20等について詳細に説明する。上述のように、導光装置20は、導光部材10と光透過部材50とで構成されている。このうち、導光部材10は、平面視において、鼻に近い中央側(眼前側)の部分が直線状に延びている。導光部材10のうち、鼻に近い中央側つまり光射出側に配置されている第1導光部分11は、光学的な機能を有する側面として、第1面S11と、第2面S12と、第3面S13とを有し、鼻から離れた周辺側つまり光入射側に配置されている第2導光部分12は、光学的な機能を有する側面として、第4面S14と、第5面S15とを有する。このうち、第1面S11と第4面S14とが連続的に隣接し、第3面S13と第5面S15とが連続的に隣接する。また、第1面S11と第3面S13との間に第2面S12が配置され、第4面S14と第5面S15とは大きな角度を成して隣接している。さらに、ここでは、対向した配置となっている第1面S11と第3面S13とが互いに略平行な平面形状となっている。一方、光学的な機能を有する他の面、すなわち第2面S12、第4面S14及び第5面S15は、非軸対称な曲面(自由曲面)となっている。なお、既述のように、第3面S13は、第1露出面20aを構成し、第3面S11及び第4面S14は、第2露出面20bを構成している。
なお、導光装置20において、導光部材10は、光透過部材50と接着層CCを介して接合されており、導光部材10及び光透過部材50の接合面と、接着層CCとで構成される部分を、接合部CNとする。なお、導光装置20は、導光部材10及び光透過部材50となるべき基材が接合部CNで接合された上で、接合された基材をディップ処理によってコーティングされることで形成されている。つまり、導光部材10のハードコート層27は、光透過部材50とともに導光装置20全体に設けられている。
ここで、本実施形態では、上述のように、導光装置20の導光部材10を構成する光学面の1つである第4面S14が、部分被覆光学面CSとなっている。具体的には、連結部材である鏡筒部39の端部39t(図2参照)によって覆われる第1領域D1から端部39tに覆われない第2領域D2上にわたった範囲に第4面S14が部分被覆光学面CSとなって配置されている。さらに、本実施形態では、部分被覆光学面CS(第4面S14)上のうち、第1領域D1と第2領域D2との境界に沿って延びるシール部材SPを有する防塵構造DSが設けられている。
なお、導光部材10を構成する複数の面のうち、第1面S11から第3面S13までの面以外の面S14,S15については、少なくとも1つの自由曲面について、方向によって曲率の符号が異なっている点を少なくとも1つ含むものとなっている。これにより、映像光の導光を精密に制御しつつ、導光部材10の小型化を可能にしている。
導光部材10のうち本体10sは、可視域で高い光透過性を示す樹脂材料で形成されており、例えば金型内に熱可塑性樹脂を注入・固化させることにより成形する。なお、本体10sの材料としては、例えばシクロオレフィンポリマー等を用いることができる。本体10sは、一体形成品とされているが、導光部材10は、既に説明したように機能的に第1導光部分11と第2導光部分12とに分けて考えることができる。第1導光部分11は、映像光GLの導波及び射出を可能にするとともに、外界光HLの透視を可能にする。第2導光部分12は、映像光GLの入射及び導波を可能にする。
第1導光部分11において、第1面S11は、映像光GLを第1導光部分11外に射出させる屈折面として機能するとともに、映像光GLを内面側で全反射させる全反射面として機能する。第1面S11は、眼EYの正面に配されるものであり、既述のように、平面形状を成している。なお、第1面S11は、本体10sの表面に施されたハードコート層27によって形成される面である。
第2面S12は、本体10sの表面であり、当該表面にハーフミラー層15が付随している。このハーフミラー層15は、光透過性を有する反射膜(すなわち半透過反射膜)である。ハーフミラー層(半透過反射膜)15は、第2面S12の全体ではなく、第2面S12を主にY軸に沿った鉛直方向に関して狭めた部分領域(図示省略)上に形成されている。ハーフミラー層15は、本体10sの下地面のうち部分領域PA上に、金属反射膜や誘電体多層膜を成膜することにより形成される。ハーフミラー層15の映像光GLに対する反射率は、シースルーによる外界光HLの観察を容易にする観点で、想定される映像光GLの入射角範囲において10%以上50%以下とする。具体的な実施例のハーフミラー層15の映像光GLに対する反射率は、例えば20%に設定され、映像光GLに対する透過率は、例えば80%に設定される。
第3面S13は、映像光GLを内面側で全反射させる全反射面として機能する。第3面S13は、眼EYの略正面に配されるものであり、第1面S11と同様に、平面形状を成しており、かつ、第1面S11と第3面S13とが互いに平行な面であることにより、第1面S11と第3面S13とを通過させて外界光HLを見たときに、視度が0になっており、特に、変倍も生じさせないものとなっている。なお、第3面S13は、本体10sの表面に施されたハードコート層27によって形成される面である。
第2導光部分12において、第4面S14は、映像光GLを内面側で全反射させる全反射面として機能する。第4面S14は、映像光GLを第2導光部分12内に入射させる屈折面としても機能する。すなわち、第4面S14は、外部から導光部材10に映像光GLを入射させる光入射面と、導光部材10の内部において映像光GLを伝搬させる反射面としての機能を兼用している。なお、第4面S14は、本体10sの表面に施されたハードコート層27によって形成される面である。
第2導光部分12において、第5面S15は、本体10sの表面上に無機材料で形成される光反射膜RMを成膜することで形成され、反射面として機能する。
以上のように、本実施形態では、導光部材10の内部において、映像表示素子82からの映像光を、少なくとも2回の全反射を含む第1面S11から第5面S15までにおける5回の反射によって導光している。これにより、映像光GLの表示と外界光HLの視認させるシースルーとを両立させ、かつ、映像光GLの収差の補正を行うことが可能になる。
光透過部材50は、既述のように導光部材10と一体的に固定され1つの導光装置20となっており、導光部材10の透視機能を補助する部材(補助光学ブロック)である。光透過部材50は、光学的な機能を有する側面として、第1透過面S51と、第2透過面S52と、第3透過面S53とを有する。ここで、第1透過面S51と第3透過面S53との間に第2透過面S52が配置されている。第1透過面S51は、導光部材10の第1面S11を延長した面上にあり、第2透過面S52は、当該第2面S12に対して接着層CCによって接合され一体化されている曲面であり、第3透過面S53は、導光部材10の第3面S13を延長した面上にある。このうち第2透過面S52と導光部材10の第2面S12とは、薄い接着層CCを介しての接合によって一体化されるため、略同じ曲率の形状を有する。
光透過部材(補助光学ブロック)50は、可視域で高い光透過性を示し、光透過部材50の本体部分は、導光部材10の本体10sと略同一の屈折率を有する熱可塑性樹脂材料で形成されている。なお、光透過部材50は、本体部分を導光部材10の本体10sに接合した後、接合された状態で本体10sとともにハードコートによる成膜がなされて形成されるものである。つまり、光透過部材50は、導光部材10と同様、本体部分の表面にハードコート層27が施されたものとなっている。第1透過面S51と第3透過面S53とは、本体部分の表面に施されたハードコート層27によって形成される面である。
以上のような導光部材10及び光透過部材50で構成される導光装置20と、投射レンズを収納するとともに連結部材として機能する鏡筒部39との間に防塵構造DSが設けられている。この防塵構造DSは、樹脂製の材料で形成されたエラストマー等の弾性部材である。防塵構造DSは、導光装置20の第4面S14である部分被覆光学面CSの有効導光領域に対して接触する光学面接触部であるシール部材SPと、鏡筒部39の端部39tの先端を構成する凸部TPに対応した凹部形状の取付け溝部CPとを有する。これにより、防塵構造DSは、鏡筒部39の端部39tと導光部材10の部分被覆光学面CS(第4面S14)との間の防塵或いは防水(防滴)を可能にしている。なお、詳しくは後述するが、防塵構造DSによって防塵される箇所以外の防塵については、鏡筒部39が導光装置20と嵌合するための嵌合構造を有することにより達成される。
防塵構造DSのうち、シール部材SPは、第1領域D1と第2領域D2との境界に沿って延びており(図4参照)、映像光を導光する導光方向(X方向)に関しての幅wの値が、0.5mm以内となっている。
ここで、一般には、第4面S14(部分被覆光学面CS)のように光学的に有効な主要面に物体を接触させることは好ましくないと考えられる。これに対して、本実施形態では、光学的に有効な面すなわち光学面である部分被覆光学面CS(第4面S14)から離間した箇所において映像光の中間像を形成させる構成となっている。言い換えると、部分被覆光学面CS上では、いわば焦点の合っていないボケた画像が形成されるようになっている。この状態において、上記のように、映像光を導光する導光方向に関しての幅wを0.5mm以内に抑えることで、画像の導光に際して劣化の要因となるものが発生することがあってもこれによる画像形成の影響を低減し、導光部材における映像光の導光の状態を良好に維持可能なものとしている。
なお、防塵構造DSを構成するシール部材SPが可変性のある弾性部材であることにより、第4面S14(部分被覆光学面CS)が非軸対称な曲面すなわち自由曲面である場合にあっても、確実なシールを維持できる。
以下、図6を参照して、虚像表示装置100における映像光GL等の光路について具体的に説明する。映像表示素子(映像素子)82から射出された映像光GLは、投射レンズ30を構成する各レンズ31〜33を通過することによって、収束されつつ、所期の非点収差が与えられ導光部材10に設けた正の屈折力を有する第4面S14に入射する。なお、この非点収差は、導光部材10の各面を経る間に相殺されるものとなっており、最終的に初期の状態で観察者の眼に向けて映像光が射出される。
導光部材10の第4面S14に入射してこれを通過した映像光GLは、収束しつつ進み、第2導光部分12を経由する際に、比較的弱い正の屈折力を有する第5面S15で反射され、第4面S14に内側から再度入射して反射される。
第2導光部分12の第4面S14で反射された映像光GLは、第1導光部分11において、実質的に屈折力を有しない第3面S13に入射して全反射され、実質的に屈折力を有しない第1面S11に入射して全反射される。
ここで、映像光GLは、第3面S13を経由する前後において、導光部材10中に中間像を形成する。この中間像の像面IIは、映像表示素子82の像面OIに対応するものである。なお、図示の中間像の像面IIは、第3面S13から第4面S14までにかけての映像光の光路のうち、第4面S14(部分被覆光学面CS)よりも第3面S13に近い側
に形成され、すなわち、第4面S14(部分被覆光学面CS)よりも内部に離間させた側から第4面S14に対向する面である第3面S13面側にかけての範囲において形成され、中間像の像面IIが第4面S14(部分被覆光学面CS)から離間している。これにより、防塵構造DSのシール部材SPが、映像光を導光する導光方向(X方向)に関しての幅w(図5参照)にわたって第4面S14(部分被覆光学面CS)に接していてもこれによる映像光の影響を十分抑えることができる。すなわち、多少のシール部材SPによる多少の映像光の成分の吸収があったとしても、それによって視認される画像が暗くなったと感じさせない程度にすることができる。言い変えると、部分被覆光学面CSのうち、第2領域D2に含まれる部分から導光装置20の内部側に離間させ中間像の像面IIが形成されており、映像光GLの導光に際して劣化しないように中間像の像面IIから部分被覆光学面CSまでの距離を保っている。また、この場合、第1露出面20aを構成する第3面S13は、比較的埃や汚れを除去しやすい(拭き取りやすい)位置に配置することが可能であり、中間像やその近くにおいて、埃や汚れがない状態に維持することができる。
図6に戻って、第1面S11で全反射された映像光GLは、第2面S12に入射するが、特にハーフミラー層15に入射した映像光GLは、このハーフミラー層15を部分的に透過しつつも部分的に反射されて第1面S11に再度入射して通過する。なお、ハーフミラー層15は、ここで反射される映像光GLに対して比較的強い正の屈折力を有するものとして作用する。また、第1面S11は、これを通過する映像光GLに対して屈折力を有しないものとして作用する。
第1面S11を通過した映像光GLは、観察者の眼EYの瞳又はその等価位置に略平行光束として入射する。つまり、観察者は、虚像としての映像光GLにより、映像表示素子(映像素子)82上に形成された画像を観察することになる。
一方、外界光HLのうち、導光部材10の第2面S12よりも+X側に入射するものは、第1導光部分11の第3面S13と第1面S11とを通過するが、この際、第3面S13と第1面S11とが互いに略平行な平面となっていることで、収差等をほとんど生じない。つまり、観察者は、導光部材10越しに歪みのない外界像を観察することになる。同様に、外界光HLのうち、導光部材10の第2面S12よりも−X側に入射するもの、つまり、光透過部材50に入射したものは、これに設けた第3透過面S53と第1透過面S51とを通過する際に、第3透過面S53と第1透過面S51とが互いに略平行な平面となっていることで、収差等を生じない。つまり、観察者は、光透過部材50越しに歪みのない外界像を観察することになる。さらに、外界光HLのうち、導光部材10の第2面S12に対応する光透過部材50に入射するものは、第3透過面S53と第1面S11とを通過する際に、第3透過面S53と第1面S11とが互いに略平行な平面となっていることで、収差等をほとんど生じない。つまり、観察者は、光透過部材50越しに歪みの少ない外界像を観察することになる。なお、導光部材10の第2面S12と光透過部材50の第2透過面S52とは、略同一の曲面形状をともに有し、略同一の屈折率をともに有し、両者の隙間が略同一の屈折率の接着層CCで充填されている。つまり、導光部材10の第2面S12や光透過部材50の第2透過面S52は、外界光HLに対して屈折面として作用しない。
ただし、ハーフミラー層15に入射した外界光HLは、このハーフミラー層15を部分的に透過しつつも部分的に反射されるので、ハーフミラー層15に対応する方向からの外界光HLは、ハーフミラー層15の透過率に弱められる。その一方で、ハーフミラー層15に対応する方向からは、映像光GLが入射するので、観察者は、ハーフミラー層15の方向に映像表示素子(映像素子)82上に形成された画像とともに外界像を観察することになる。
導光部材10内で伝搬されて第2面S12に入射した映像光GLのうち、ハーフミラー層15で反射されなかったものは、光透過部材50内に入射するが、光透過部材50に設けた不図示の反射防止部によって導光部材10に戻ることが防止される。つまり、第2面S12を通過した映像光GLが光路上に戻されて迷光となることが防止される。また、光透過部材50側から入射してハーフミラー層15で反射された外界光HLは、光透過部材50に戻されるが、光透過部材50に設けた上述の不図示の反射防止部によって導光部材10に射出されることが防止される。つまり、ハーフミラー層15で反射された外界光HLが光路上に戻されて迷光となることが防止される。
以下、図7を参照して、第1表示装置100Aのフレーム107への組付けについて説明する。第1像形成本体部105aを構成する投射レンズ30は、これを収納する鏡筒部39に埋め込むように形成された取付部39gを利用してフレーム107の側方端部65aに設けた第1固定部61fに直接固定されている。このような固定の際、第1固定部61fの裏面68fと取付部39gの上端面39f等とが当接してアライメントが達成され、孔61sにネジ39sをねじ込むことで着脱可能で確実な固定が可能になる。この際、フレーム107のボス孔(不図示)に鏡筒部39に設けたボス39xが嵌合して鏡筒部39の回転が規制され回転に関する位置決めも行われる。一方、第1光学部材101aである導光装置20は、そのネック部に形成された取付部10gを利用して、フレーム107の側方端部65aに設けた第2固定部61eに直接固定されている。このような固定の際、第2固定部61eの前側部分に設けた突当て面68eと取付部10gの裏面10kとが当接してアライメントが達成され、ネジ孔61uを介してネジ61vをネジ孔10uにねじ込むことで着脱可能で確実な固定が可能になる。
導光装置20は、導光部材10の第2導光部分12側の先端部12jが投射レンズ30を収納する鏡筒部39の前端側に設けられて開口する矩形枠状の係止部材である端部39tに嵌合することで投射レンズ30に対して位置決めされた状態で係止される。つまり、導光装置20に設けた導光部材10をフレーム107の第2固定部61eに固定する際に、第2導光部分12側の先端部12jを鏡筒部39の端部39t内に嵌合するように挿入する。この際、先端部12jの側面12mが端部39tの内面39mと当接してアライメントが達成される。鏡筒部39は、以上のような嵌合構造を端部39t側に有することで、投射レンズ30と導光装置20とを連結させる連結部材として機能する。特に、この嵌合によって、投射レンズ30と導光装置20との間において、第4面S14である部分被覆光学面CS以外の部分についての十分な防塵の効果を図ることを可能にしている。つまり、図5及び図6を参照して説明したように、部分被覆光学面CS(第4面S14)の周辺において、防塵構造DSのシール部材SPによって防塵が十分になされていれば、装置の光学系全体の防塵或いは防水を図ることが可能になる。なお、例えば導光装置20の第1露出面20aと外装部材105dとの間について防塵をすることも可能である。しかし、上述のような構造の場合、この間に多少の塵等が侵入しても、第1露出面20aとの境界より外装部材105dによって保護される内部側の第5面S15は、光反射膜RMで構成されるため、部分被覆光学面CSほどの問題は生じないと考えられる。従って、部分被覆光学面CS(第4面S14)の周辺を的確に防塵することがより重要である。
以上のように、本実施形態に係る虚像表示装置100では、シースルー型の構成を有するものであって、導光装置20の導光部材10を構成する複数の光学面である第1面S11等のうち、部分被覆光学面CSである第4面S14に関して、部分被覆光学面CS(第4面S14)から離間した箇所において中間像を形成させている。これにより、埃や汚れなどを除去しにくい箇所、あるいは除去不能な箇所である部分被覆光学面CS(第4面S14)において、埃や汚れなどが発生しても、これによる画像への影響を低減可能とし、また、中間像を形成させる構成とすることで広画角な画像を表示できるものとなっている。さらに、部分被覆光学面CSと連結部材である鏡筒部39の端部39tとの間において、防塵構造にシール部材SPを設けることで、この間に埃や汚れが侵入し、画像の劣化を招くことを防止できる。また、シースルー型の構成において、その性能を維持できる。
〔その他〕
以上各実施形態に即して本発明を説明したが、本発明は、上記の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
上記実施形態では、導光に寄与する光学面のうち、第4面S14が、連結部材である鏡筒部39の端部39tに覆われる第1領域D1から第2領域D2上にわたって配置される部分被覆光学面CSであるものとしているが、これに限らず、他の光学面が部分被覆光学面CSであるものとする態様であってもよい。
上記の説明では、防塵構造DSが弾性部材であるものとしているが、これに限らず、例えば、布状のものや、ブラシ状の部材等、防塵機能が確保できる種々の態様が可能である。
上記の説明では、投射レンズが有する非軸対称非球面を1面としているが、投射レンズが2面以上の非軸対称非球面を有するものとすることも可能である。
上記の説明では、ハーフミラー層(半透過反射膜)15が横長の矩形領域に形成されるとしたが、ハーフミラー層15の輪郭は用途その他の仕様に応じて適宜変更することができる。また、ハーフミラー層15の透過率や反射率も用途その他に応じて変更することができる。
上記の説明では、映像表示素子82における表示輝度の分布を特に調整していないが、位置によって輝度差が生じる場合等においては、表示輝度の分布を不均等に調整することができる。
上記の説明では、画像表示装置80として、透過型の液晶表示デバイス等からなる映像表示素子82を用いているが、画像表示装置80としては、透過型の液晶表示デバイス等からなる映像表示素子82に限らず種々のものを利用可能である。例えば、反射型の液晶表示デバイスを用いた構成も可能であり、液晶表示デバイス等からなる映像表示素子82に代えてデジタル・マイクロミラー・デバイス等を用いることもできる。また、画像表示装置80として、LEDアレイやOLED(有機EL)などに代表される自発光型素子を用いることもできる。
上記実施形態では、透過型の液晶表示デバイス等からなる画像表示装置80を用いているが、これに代えて走査型の画像表示装置を用いることもできる。
また、上記実施形態では、導光部材10と補助光学ブロックである光透過部材50とが装着者の眼EYの前全体を覆うような構成となっているが、これに限らず、ハーフミラー層15を有する曲面形状である第2面S12を含んだ部分が眼EYの一部のみを覆っている、すなわち眼前の一部を覆い、覆わない部分も存在する小型の構成としてもよい。
上記の説明では、一対の表示装置100A,100Bを備える虚像表示装置100について説明しているが、単一の表示装置とできる。つまり、右眼及び左眼の双方に対応して、一組ずつ投射透視装置70及び画像表示装置80を設けるのではなく、右眼又は左眼のいずれか一方に対してのみ投射透視装置70及び画像表示装置80を設け、画像を片眼視する構成にしてもよい。
上記の説明では、ハーフミラー層15が単なる半透過性の膜(例えば金属反射膜や誘電体多層膜)であるとしたが、ハーフミラー層15は、平面又は曲面のホログラム素子に置き換えることができる。
上記の説明では、導光部材10等が眼EYの並ぶ横方向に延びているが、導光部材10を縦方向に延びるように配置することもできる。この場合、導光部材10は、直列的ではなく並列的に平行配置された構造を有することになる。
また、外部からの漏れ光による影響を低減するためにシボ加工を有するものとしてもよい。具体的には、図8に示すように、導光装置20において、光学面である第1面S11と第4面S14との間を繋ぐ箇所である接続部CTの表面にシボ加工を施すことができる。例えば図9に示すように、蛍光灯等の光源RSからの外光が意図しない漏れ光FLとなって導光装置20に侵入した場合に、漏れ光FLが接続部CTのような光学面以外の面(すなわち非有効導光領域)において反射し、第3面S13等の各光学面で反射して、観察者に視認されるものとなってしまう可能性がある。シースルーを確保する場合、このような外部からの光の侵入は、ある程度避けられないという事情がある。これに対して、図8に示すように、例えば接続部CTといった映像光の導光に寄与しない箇所において必要に応じてシボ加工された面をシースルーへの影響を配慮した上で適宜施すことによって、映像光の導光を良好に維持しつつ、漏れ光FLの影響を低減することができる。上記の実施形態では、導光装置20の表面のうち、光学面すなわち光学的に有効な面である第4面S14bに対しては、その有効導光領域上に防塵構造DSを施している。一方、光学的に有効な面以外の面である接続部CTの表面に対しては、その面上(すなわち非有効導光領域上)にシボ加工を施している。このように、導光装置20の表面を構成する光学面や光学面以外の面上において付加や加工を行うことで、映像光の導光を良好にすることを可能としている。
10…導光部材、 10g…取付部、 10k…裏面、 10s…本体、 10u…ネジ孔、 11…導光部分、 12…導光部分、 12j…先端部、 12m…側面、 15…ハーフミラー層、 20…導光装置、 20a,20b…露出面、 27…ハードコート層、 30…投射レンズ、 31-33…光学素子(レンズ)、 31a…レンズ面、 39…鏡筒部(連結部材)、 39f…上端面、 39g…取付部、 39m…内面、 39t…端部(嵌合構造)、 39x…ボス、 40…鼻受部、 50…光透過部材、 61e…固定部、 61f…固定部、 61s…孔、 61u…ネジ孔、 61v…ネジ、 65a…側方端部、 68e…面、 68f…裏面、 70…投射透視装置、 80…画像表示装置、 81…照明装置、 82…映像表示素子、 84…駆動制御部、 86…映像素子ケース、 100…虚像表示装置、 100A,100B…表示装置、 101a,101b…光学部材、 102…枠部、 104…テンプル部、 105a,105b…像形成本体部、 105d…外装部材、 107…フレーム、 107a…正面部、 107b,107c…側面部、 108…樹脂部、 CC…接着層、 CN…接合部、 CP…溝部、 CS…部分被覆光学面、 D1…第1領域、 D2…第2領域、 DS…防塵構造、 EY…眼、 GL…映像光、 HL…外界光、 II…中間像の像面、 OI…像面、 PA…部分領域、 RM…光反射膜、 S11-S15…面、 S51-S53…透過面、 SP…シール部材、 TP…凸部、 w…幅

Claims (14)

  1. 映像光を生じさせる映像素子と、
    複数の光学面を有し、内面で反射させることにより前記映像素子からの映像光を導光するとともに中間像を形成する導光部材と、
    前記映像素子から前記導光部材までの間に配置されて前記導光部材に連結されて前記導光部材を部分的に覆う連結部材と、
    を備える虚像表示装置であって、
    前記導光部材は、前記複数の光学面として前記連結部材に覆われる第1領域から前記連結部材に覆われない第2領域にわたる部分被覆光学面を含み、前記部分被覆光学面から外れた箇所において中間像が形成され
    前記導光部材において、前記部分被覆光学面よりも内部に離間させた側から前記部分被覆光学面に対向する面側にかけての範囲において中間像が形成される、虚像表示装置。
  2. 前記導光部材は、前記複数の光学面として4面以上の面を含み、前記複数の光学面のうち第1面と第3面とは、対向するように配置され、
    前記映像素子からの映像光は、前記第3面で全反射され、前記第1面で全反射され、第2面で反射された後、前記第1面を透過して、観察側に到達し、
    前記導光部材において、前記第1面と前記第3面とは、互いに略平行な平面であり、
    前記部分被覆光学面は、前記第3面に対向するように配置され、前記映像素子からの映像光を全反射して前記第3面へ導く第4面である、請求項1に記載の虚像表示装置。
  3. 前記導光部材において、前記第4面よりも前記第3面に近い側に中間像が形成される、請求項に記載の虚像表示装置。
  4. 映像光を生じさせる映像素子と、
    複数の光学面を有し、内面で反射させることにより前記映像素子からの映像光を導光するとともに中間像を形成する導光部材と、
    前記映像素子から前記導光部材までの間に配置されて前記導光部材に連結されて前記導光部材を部分的に覆う連結部材と、
    を備える虚像表示装置であって、
    前記導光部材は、前記複数の光学面として前記連結部材に覆われる第1領域から前記連結部材に覆われない第2領域にわたる部分被覆光学面を含み、前記部分被覆光学面から外れた箇所において中間像が形成され、
    前記導光部材は、前記複数の光学面として4面以上の面を含み、前記複数の光学面のうち第1面と第3面とは、対向するように配置され、
    前記映像素子からの映像光は、前記第3面で全反射され、前記第1面で全反射され、第2面で反射された後、前記第1面を透過して、観察側に到達し、
    前記導光部材において、前記第1面と前記第3面とは、互いに略平行な平面であり、
    前記部分被覆光学面は、前記第3面に対向するように配置され、前記映像素子からの映像光を全反射して前記第3面へ導く第4面である、虚像表示装置。
  5. 前記導光部材において、前記第4面よりも前記第3面に近い側に中間像が形成される、請求項4に記載の虚像表示装置。
  6. 前記導光部材と前記連結部材との間のうち、少なくとも前記部分被覆光学面と前記連結部材の端部との間に形成される防塵構造をさらに備える、請求項1から5までのいずれか一項に記載の虚像表示装置。
  7. 前記防塵構造は、前記部分被覆光学面のうち有効導光領域上に接して形成され、前記部分被覆光学面と前記連結部材との間をシールするシール部材を有する、請求項に記載の虚像表示装置。
  8. 前記シール部材は、前記第1領域と前記第2領域との境界に沿って延び、前記部分被覆光学面の前記有効導光領域上において映像光を導光する導光方向に関して0.5mm以内の幅で接する、請求項に記載の虚像表示装置。
  9. 前記防塵構造は、弾性部材である、請求項からまでのいずれか一項に記載の虚像表示装置。
  10. 前記導光部材は、有効導光領域以外の面上において、シボ加工された部分を有している、請求項1からまでのいずれか一項に記載の虚像表示装置。
  11. 前記連結部材は、前記映像素子からの光を前記導光部材に向けて投射する投射レンズを収納する鏡筒部である、請求項1から10までのいずれか一項に記載の虚像表示装置。
  12. 前記鏡筒部は、前記導光部材と嵌合する嵌合構造を有する、請求項11に記載の虚像表示装置。
  13. 前記部分被覆光学面は、非軸対称な曲面である、請求項1から12までのいずれか一項に記載の虚像表示装置。
  14. 前記導光部材に貼り合せることで外界光と映像光とを重複して視認させる光透過部材をさらに備える、請求項1から13までのいずれか一項に記載の虚像表示装置。
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