JP2022072056A - 表示装置及び光学ユニット - Google Patents

表示装置及び光学ユニット Download PDF

Info

Publication number
JP2022072056A
JP2022072056A JP2020181265A JP2020181265A JP2022072056A JP 2022072056 A JP2022072056 A JP 2022072056A JP 2020181265 A JP2020181265 A JP 2020181265A JP 2020181265 A JP2020181265 A JP 2020181265A JP 2022072056 A JP2022072056 A JP 2022072056A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
mirror
image
display device
prism mirror
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2020181265A
Other languages
English (en)
Inventor
大輝 松本
Daiki Matsumoto
高司 武田
Takashi Takeda
俊幸 野口
Toshiyuki Noguchi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2020181265A priority Critical patent/JP2022072056A/ja
Priority to CN202111256169.XA priority patent/CN114428404B/zh
Priority to US17/513,889 priority patent/US20220137416A1/en
Publication of JP2022072056A publication Critical patent/JP2022072056A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B27/00Optical systems or apparatus not provided for by any of the groups G02B1/00 - G02B26/00, G02B30/00
    • G02B27/01Head-up displays
    • G02B27/017Head mounted
    • G02B27/0172Head mounted characterised by optical features
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B17/00Systems with reflecting surfaces, with or without refracting elements
    • G02B17/08Catadioptric systems
    • G02B17/0804Catadioptric systems using two curved mirrors
    • G02B17/0816Catadioptric systems using two curved mirrors off-axis or unobscured systems in which not all of the mirrors share a common axis of rotational symmetry, e.g. at least one of the mirrors is warped, tilted or decentered with respect to the other elements
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B17/00Systems with reflecting surfaces, with or without refracting elements
    • G02B17/08Catadioptric systems
    • G02B17/0856Catadioptric systems comprising a refractive element with a reflective surface, the reflection taking place inside the element, e.g. Mangin mirrors
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B5/00Optical elements other than lenses
    • G02B5/04Prisms
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B27/00Optical systems or apparatus not provided for by any of the groups G02B1/00 - G02B26/00, G02B30/00
    • G02B27/01Head-up displays
    • G02B27/017Head mounted
    • G02B2027/0178Eyeglass type
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B27/00Optical systems or apparatus not provided for by any of the groups G02B1/00 - G02B26/00, G02B30/00
    • G02B27/0006Optical systems or apparatus not provided for by any of the groups G02B1/00 - G02B26/00, G02B30/00 with means to keep optical surfaces clean, e.g. by preventing or removing dirt, stains, contamination, condensation

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Lenses (AREA)
  • Optical Elements Other Than Lenses (AREA)

Abstract

【課題】シースルーミラーの前段に配置される光学要素やその奥の光学要素がごみや塵などで汚染されることを回避すること。【解決手段】表示装置100は、映像素子11と、映像素子11から射出された画像光MLを光入射面から入射させ、内反射面で反射させ、光射出面22cから射出させるプリズムミラー22と、プリズムミラー22から射出された画像光MLを瞳位置PPに向けて反射するシースルーミラー23とを備え、プリズムミラー22は、前方から入射する画像光MLを前方に対して傾斜した方向に折り返すように射出し、映像素子11及びプリズムミラー22を含む映像源10の光射出側が、塵を遮断する透光窓153で覆われている。【選択図】図2

Description

本発明は、虚像の観察を可能にするシースルー型の表示装置及び光学ユニットに関し、特に映像源からの画像光をシースルーミラーに入射させシースルーミラーからの反射光を観察するタイプの表示装置及び光学ユニットに関する。
シースルー型の表示装置として、斜入射型の2枚のミラーによってジグザクの光路を形成し、表示素子からの画像光をジグザクの光路を介して使用者の眼に入射させるものが存在する(特許文献1参照)。
特開2020-34722号公報
上記特許文献1のようなシースルー型の表示装置では、外界を視認する領域を確保する必要があるため光学部品の配置が制限され、特に眼前を覆うシースルーミラーがその前段の光学要素から分離して配置され露出するので、前段の光学要素やその奥の光学要素がごみや塵などで汚染されることを回避する必要がある。
本発明の一側面における表示装置は、映像素子と、映像素子から射出された画像光を光入射面から入射させ、内反射面で反射させ、光射出面から射出させるプリズムミラーと、プリズムミラーから射出された画像光を瞳位置に向けて反射するシースルーミラーとを備え、プリズムミラーは、画像光を入射方向に対して傾斜した方向に折り返すように射出し、映像素子及びプリズムミラーを含む映像源の光射出側が、塵を遮断する透光窓で覆われている。
第1実施形態の表示装置の装着状態を説明する外観斜視図である。 表示装置の内部構造を説明する側方断面図である。 ケースに対する光透過部材の固定方法を説明する部分拡大断面図である。 変形例の固定方法を説明する部分拡大断面図である。 別の変形例の固定方法を説明する部分拡大断面図である。 表示装置の側方断面図及び部分断面平面図である。 映像素子に形成された表示像の強制的歪曲を説明する図である。 第2実施形態の表示装置の構造を説明する側方断面図である。 第3実施形態の表示装置の構造を説明する側方断面図である。 第4実施形態の表示装置の構造を説明する側方断面図である。 第5実施形態の表示装置の構造を説明する側方断面図である。
〔第1実施形態〕
以下、図1~3等を参照して、本発明に係る第1実施形態の表示装置及びこれに組み込まれる光学ユニットについて説明する。
図1は、ヘッドマウントディスプレイ(以下、HMDとも称する。)200の装着状態を説明する図であり、HMD200は、これを装着する観察者又は装着者USに虚像としての映像を認識させる。図1等において、X、Y、及びZは、直交座標系であり、+X方向は、HMD200又は表示装置100を装着した観察者又は装着者USの両眼EYの並ぶ横方向に対応し、+Y方向は、装着者USにとっての両眼EYの並ぶ横方向に直交する上方向に相当し、+Z方向は、装着者USにとっての前方向又は正面方向に相当する。±Y方向は、鉛直軸又は鉛直方向に平行になっている。
HMD200は、右眼用の第1表示装置100Aと、左眼用の第2表示装置100Bと、表示装置100A,100Bを支持するテンプル状の一対の支持装置100Cとを備える。第1表示装置100Aは、上部に配置される表示駆動部102と、メガネレンズ状で眼前を覆う外観部材103とで構成される。第2表示装置100Bも同様に、上部に配置される表示駆動部102と、メガネレンズ状で眼前を覆う外観部材103とで構成される。第1表示装置100A及び第2表示装置100Bにおいて、表示駆動部102は映像を形成する大元の部分であり、表示駆動部102を映像源10とも呼ぶ。支持装置100Cは、表示駆動部102を介して外観部材103の上端側を支持している。第1表示装置100Aと第2表示装置100Bとは、光学的に左右を反転させたものであり、以後では、右眼用の第1表示装置100Aを代表の表示装置100として説明する。
図2は、表示装置100の光学的構造を説明する側方断面図である。図示のように、表示装置100は、映像素子11と結像光学系12と表示制御回路13とを備える。ただし、本明細書において、表示制御回路13を除いたものも、光学的機能を達成する観点で表示装置100と呼ぶ。映像素子11及び表示制御回路13は、図1に示す表示駆動部102の外枠であるケース51内に支持され、結像光学系12の一部も、表示駆動部102のケース51内に支持されている。
映像素子11は、自発光型の表示デバイスである。映像素子11は、例えばマイクロLEDディスプレイであり、2次元の表示面11aにカラーの静止画又は動画を形成する。映像素子11は、XY面に対してX軸のまわりに若干回転して傾いたxy面に沿って配置されている。映像素子11は、表示制御回路13に駆動されて表示動作を行う。映像素子11は、マイクロLEDディスプレイに限らず、有機EL(有機エレクトロルミネッセンス、Organic Electro-Luminescence)、無機EL、有機LED、レーザーアレイ、量子ドット発光型素子等を用いた表示デバイスに置き換えることができる。映像素子11は、自発光型の画像光生成装置に限らず、LCDその他の光変調素子で構成され、当該光変調素子をバックライトのような光源によって照明することによって画像を形成するものであってもよい。映像素子11として、LCDに代えて、LCOS(Liquid crystal on silicon, LCoSは登録商標)や、デジタル・マイクロミラー・デバイス等を用いることもできる。
結像光学系12は、投射レンズ21と、プリズムミラー22と、シースルーミラー23とを備える。本実施形態において、映像素子11からプリズムミラー22にかけての光路は、シースルーミラー23の上端よりも上側に配置されているが、眼EYに入射する画像光MLの光路を遮らない範囲でシースルーミラー23の上端よりも部分的に下がった位置に配置されてもよい。つまり、映像素子11、投射レンズ21、及びプリズムミラー22は、眼EYに入射する画像光MLの光路を遮らない範囲でシースルーミラー23の上端よりも部分的に下がった位置に配置することができる。
投射レンズ21は、映像素子11から射出された画像光MLを平行光束に近い状態に集光する。投射レンズ21は、単レンズであり、入射面21aと、射出面21bとを有する。プリズムミラー22は、光入射面22aと、内反射面22bと、光射出面22cとを有し、投射レンズ21から射出された画像光MLを光入射面22aに入射させ、内反射面22bで全反射させ、光射出面22cから射出させる。この際、プリズムミラー22は、前方から入射する画像光MLを入射方向(プリズムミラー22から見た光源の方向)に対して傾斜した方向に折り返すように射出する。本実施形態のように縦方向に偏心させた光学系の場合、光路に関する前方は、+Z方向に対して上下に45°程度の範囲内にあるものを含み、入射方向に対して傾斜した方向は、+Z方向及び-Y方向に対して45°を成す中間方向に対して上下に45°程度の範囲内にあるものを含む。シースルーミラー23は、プリズムミラー22から射出された画像光MLを瞳位置PPに向けて反射する。瞳位置PPは、表示面11a上の各点からの画像光MLが所定の発散状態又は平行状態で表示面11a上の各点の位置に対応する角度方向から重畳するように入射する位置となっている。図示の結像光学系12を含む表示装置100のFOV(field of view)は、例えば44°となっている。表示装置100による虚像の表示領域は矩形であり、上記44°は対角方向となる。
投射レンズ21とプリズムミラー22とは、映像素子11とともにケース51に収納されている。映像素子11と投射レンズ21とプリズムミラー22とを組み合わせたものを、ケース51も含めて、本明細書において光学ユニット15と呼ぶ。ケース51は、遮光性の材料で形成され、本実施形態の場合、映像素子11を動作させる表示制御回路13を内蔵している。ケース51の本体は、気密性を有する枠体52であり、枠体52は、金属材料や樹脂材料で形成される。樹脂材料の場合、内面側に黒色の遮光材を塗布することもできる。枠体52は、内側に突起する部材(不図示)によって映像素子11、投射レンズ21、及びプリズムミラー22を支持する。映像素子11とプリズムミラー22とが気密性を有する枠体52に支持されている場合、プリズムミラー22の光学面や映像素子11の表示面がごみや塵などで汚染されることを回避することができる。ここで、枠体52は、プリズムミラー22の近傍に開口52aを有し、表示駆動部102外又は映像源10外に画像光MLを射出させる。開口52aを介して表示駆動部102外に射出された画像光MLは、シースルーミラー23の内側に入射する。開口52aは、剛性を有する平板状の光透過部材53によって封止されている。つまり、ケース51は、内部ISを塵や水滴さらには外気から遮断しており、映像素子11からプリズムミラー22にかけての光路空間OSを気密又は液密に封止している。
光透過部材53は、表示駆動部102又は映像源10の光射出側を覆いつつも画像光MLを透過させる透光窓153として機能する。透光窓153は、ケース51内をごみや塵から遮断している。透光窓153やケース51が塵を遮断するという場合、本実施形態のように透光窓153等が映像素子11からプリズムミラー22にかけての光路空間OSを気密又は液密に封止している場合を含めることができる。透光窓153としての光透過部材53が剛性を有することで光透過部材53つまり透光窓153の破損防止が容易となり、光透過部材53が平板状であることで光学性能に影響を及ぼすことを回避しつつ軽量性を確保することができる。光透過部材53は、プリズムミラー22の光射出側に配置される結果として、プリズムミラー22とシースルーミラー23との間に配置される。光透過部材53又は透光窓153がプリズムミラー22とシースルーミラー23との間に配置されることで、プリズムミラー22の光学面が保護される。
上記のように、光学ユニット15は、透過窓153を伴う遮蔽構造又はシール構造を設けたケース51によって、映像素子11、プリズムミラー22等を内蔵した構造を有し、プリズムミラー22等をごみや塵から保護しているが、シースルーミラー22は、光学ユニット15に支持されつつも光学ユニット15の外部に露出している。
光透過部材53は、0.5~2mm程度の厚みを有する平行平板である。つまり、入射面53a及び射出面53bは平面の光学面である。光透過部材53の厚みを0.5mm以上とすることで、光透過部材53の強度を確保することができ、光透過部材53によって干渉縞が発生することを防止できる。また、光透過部材53の厚みを2mm以下とすることで、光透過部材53の重量が増すことを防止し、表示駆動部102の軽量化を達成することができる。光透過部材53は、剛性を有する樹脂板で形成することができるが、防塵ガラスで形成してもよい。光透過部材53を樹脂板で形成する場合、軽量化が容易であり、破損の可能性を低減できる。防塵ガラスには高性能な光学面を形成することができ、表示装置100の光学性能を維持することが容易になる。光透過部材53は、樹脂で形成される場合であってもガラスで形成される場合であっても屈折率が低いことが望ましい。光透過部材53が樹脂板で形成されている場合、入射面53aには、反射防止膜ALが形成され、射出面53bには、ハードコート層HLと反射防止膜ALとが形成されている。このような反射防止膜ALによってゴーストの発生を抑制することができる。射出面53bに形成されたハードコート層HLは、透光窓が外力によって傷つくことを防止し、使用による光学性能の劣化を抑制する。射出面53bに形成されるコートの表面に撥水性を持たせることで、防汚性を発揮させることができる。なお、光透過部材53が防塵ガラスで形成されている場合、入射面53aや射出面53bに反射防止膜ALが形成されるが、ハードコート層HLは形成されない。
ケース51の開口52aを光透過部材53で覆うことにより、プリズムミラー22等の、表示駆動部102中に内蔵された光学要素の光学面がごみや塵で汚染されることを防止できる。光透過部材53は、防塵機能だけでなく、水分の侵入を防止する防滴防湿機能も有し、光学面に指その他の物体が接触することを防止する役割も有する。
光透過部材53は、平行平板である結果として光学的なパワーを実質的に有しておらず、画像光MLを、結像に殆ど影響を与えず、かつ、減衰させないで通過させる。光透過部材53は、平行平板に限らず、楔角を有する板状体とすることができる。光透過部材53については、入射面53aや射出面53bを、球面、非球面、又は自由曲面のような光学面とすることができる。
図示の例では、ケース51中に表示制御回路13が配置されているが、ケース51外に表示制御回路13を配置することもできる。映像素子11についても、ケース51中に配置する必要はなく、ケース51に映像素子11用の開口を設け、この開口を介して表示面11aがケース51の内部ISに臨むように、映像素子11をケース51に固定してもよい。
ケース51の枠体52は、支持板61を介してシースルーミラー23を支持している。この場合、枠体52を介してシースルーミラー23がプリズムミラー22等に対して安定して支持される。シースルーミラー23と支持板61とは、図1に示す外観部材103に相当する。つまり、シースルーミラー23は、外観部材103の一部である。外観部材103は、シェードとしても機能させることができる。外観部材103をシェードとして機能させる場合、支持板61には、外界像の観察を可能にする透視領域を形成することができる。支持板61の透視領域やその外側には、減光特性や遮光性を持たせることができる。この場合、シースルーミラー23は、シェードの一部として機能し、シースルーミラー23と支持板61との境界領域において外光の透過等に関して連続性を持たせることができる。
図3Aは、ケース51に対する光透過部材53の固定方法を説明する部分拡大断面図である。光透過部材53は、ケース51又は枠体52の開口52aの周囲に設けた座51cに支持されている。光透過部材53は、外縁部53pの入射面53a側において、接着材55によってケース51の座51cに対して十分な強度で固定されている。開口52aは、長円形又は矩形であり、座51cは、開口52aに合わせて環状に延びる。接着材55も外縁部53pに沿って環状に設けられている。これにより、光透過部材53の内外が遮断され分離され、外部の塵、水分、蒸気等が内部ISに侵入することを防止することができる。開口52aは、画像光MLの光路よりも広くする必要があるが、迷光の原因となる光の通過を抑制する観点で必要最小限のサイズとする。開口52aを画像光MLの光路よりも広くする場合、光透過部材53の外周側に遮光部SSを設けることもできる。遮光部SSは、黒色の遮光材を塗布し或いは黒色の遮光シートを貼り付けることによって形成される。遮光部SSは、光透過部材53を2色成形することによって一括して形成することもできる。遮光部SSによって迷光の発生を防止でき、不要な光線がアイリングERに入射することを防止することができる。
光透過部材53を固定する接着材55は、硬化後も弾性を有するものとすることができる。接着材55が硬化後も弾性を有する場合、光透過部材53に歪みを生じさせることを防止できる。弾性を有する接着材55として、例えばシリコン系の接着剤を用いることができる。
図3Bは、図3Aに示す固定方法の変形例を示す。この場合、光透過部材53の外縁部53pに環状の段差53sを設け、ケース51の座51cに嵌合させている。図示を省略しているが、段差53sの表面と座51cの下面との間に接着材を介在させることにより、光透過部材53の固定を確実なものとすることができる。なお、詳細な説明を省略するが、ケース51の座51cに段差を設けてこの段差に光透過部材53の外縁部53pを嵌め込むこともできる。
図3Cは、図3Aに示す固定方法の別の変形例を示す。この場合、光透過部材53の外縁部53pに環状の突起53rを設け、ケース51の座51cに環状の溝51gを設け、光透過部材53の突起53rをケース51の溝51gに嵌合させている。図示を省略しているが、突起53rと溝51gとの間に接着材を介在させることにより、光透過部材53の固定を確実なものとすることができる。なお、詳細な説明を省略するが、ケース51の座51cに突起を設けるとともに光透過部材53の外縁部53pに溝を設け、ケース51の突起を光透過部材53の溝に嵌め込むこともできる。
図3A~3Cに示すケース51及び光透過部材53間の接合部及びその周辺において、ゴム等の材料で形成されたシーリング部材を組付けることができる。この場合、接着材を光透過部材53の外縁部53pに沿って切れ目なく設けなくても、確実なシーリングが可能になる。
図2に戻って、結像光学系12は、シースルーミラー23が凹面鏡であることに起因して、軸外し光学系112となっている。本実施形態の場合、投射レンズ21、プリズムミラー22、及びシースルーミラー23は、非軸対称に配置され、非軸対称な光学面を有する。結像光学系12が軸外し光学系112であるとは、結像光学系12を構成する光学要素21,22,23において、少なくとも1つの反射面又は屈折面への光線の入射の前後で光路が折れ曲がることを意味する。この結像光学系12つまり軸外し光学系112では、紙面に対応する軸外し面(YZ面に平行な面)に沿って光軸AXが延びるように光軸AXの折り曲げが行われている。この結像光学系12では、YZ面に平行な軸外し面内で光軸AXの折り曲げを行うことで、かかる軸外し面に沿って光学要素21,22,23が配列されている。結像光学系12は、所定基準面である軸外し面(YZ面に平行な面)に沿って配置され反射面の前後で互いに傾斜する光軸部分AX1,AX2,AX3を含む。全体としての光軸AXは、映像素子11の中心から射出される主光線の光路に沿って延び、アイポイントに相当するアイリングER又は瞳の中心を通る。光軸AXは、横断面で見た場合、複数の光軸部分AX1,AX2,AX3を含み、Z字状の配置となっている。つまり、YZ面に平行な軸外し面において、投射レンズ21から内反射面22bまでの光路P1と、内反射面22bからシースルーミラー23までの光路P2と、シースルーミラー23から瞳位置PPまでの光路P3とが、Z字状に2段階で折り返される配置となっている。結像光学系12は、縦配列となっている。つまり、所定基準面である軸外し面(YZ面に平行な面)は、縦のY方向に延びる。この場合、表示装置100を構成する光学要素21,22,23が縦方向に高さ位置を変えて配列されることになり、表示装置100の横幅の増大を防止することができる。
結像光学系12のうち、投射レンズ21から内反射面22bまでの光路P1は、Z方向に平行に近い状態となっている。つまり、光路P1において、光軸部分AX1は、Z方向又は正面方向に対して略平行に延びている。結果的に、投射レンズ21は、Z方向又は正面方向に関して、プリズムミラー22と映像素子11とに挟まれて配置されている。光路P1における光軸部分AX1は、Z方向に向かって、下向きを負として、平均的に-30°~+30°程度の範囲内に収めることが望ましい。光路P1の光軸部分AX1がZ方向に向かって下向き-30°以上の状態とすることで、投射レンズ21や映像素子11がシースルーミラー23と干渉することを回避できる。また、光路P1の光軸部分AX1がZ方向に向かって上向き+30°以下の状態とすることで、投射レンズ21や映像素子11が上部に突起して外観上目立つものとなることを防止することができる。内反射面22bからシースルーミラー23までの光路P2において、光軸部分AX2は、Z方向に向かって、下向きを負として、平均的に-70°~-45°程度の範囲内に収めることが望ましい。光路P2の光軸部分AX2がZ方向に向かって下向き-70°以上の状態とすることで、シースルーミラー23の全体的傾斜が過度に大きくなることを回避することができ、シースルーミラー23の内側にインナーレンズを配置する空間を確保することが容易になる。また、光路P2の光軸部分AX2がZ方向に向かって下向き-45°以下の状態とすることで、プリズムミラー22がシースルーミラー23に対して-Z方向又は背面方向に大きく突出する配置になることを回避することができ、結像光学系12の厚みが増すことを回避することができる。シースルーミラー23から瞳位置PPまでの光路P3は、Z方向に平行に近い状態となっているが、図示の例では、光軸部分AX3は、Z方向に向かって、下向きを負として、-10°程度となっている。つまり、光軸部分AX3を延長した射出光軸EXは、前方の+Z方向に対して10°程度下向きに傾いて延びている。これは、人間の視線が水平方向より下側に約10°傾いた若干の伏し目状態で安定するからである。なお、瞳位置PPに対して水平方向に延びる中心軸HXは、表示装置100を装着した装着者USが直立姿勢でリラックスして正面に向いて水平方向又は水平線を注視した場合を想定したものとなっている。表示装置100を装着する個々の装着者USの眼の配置、耳の配置等を含む頭部の形状や姿勢は、様々であるが、装着者USの平均的な頭部形状又は頭部姿勢を想定することで、着目する表示装置100について、平均的な中心軸HXを設定することができる。以上の結果、プリズムミラー22の内反射面22bにおいて、光軸AXに沿った光線の反射角は、10°~60°程度となる。また、シースルーミラー23において、光軸AXに沿った光線の反射角は、20°~45°程度となる。
図4を参照して、表示駆動部102の詳細について説明する。図4中で、領域AR1は、結像光学系12等の側方断面図を示し、領域AR2は、結像光学系12等の平面図を示す。なお、領域AR2において、投射レンズ21の光学面21a,21b、プリズムミラー22の光学面22a,22b,22c、及びシースルーミラー23の反射面23aは、光軸AXを通ってXZ面に投影したものを示している。
表示駆動部102すなわち光学ユニット15を構成する映像素子11の側方の端部11eは、一点鎖線で示すケース51の内側に突起する一対の支持部材41に保持されている。これらの支持部材41より、映像素子11のケース51内におけるアライメントが達成される。光学ユニット15を構成する投射レンズ21の側方の端部21eは、ケース51の内側に突起する一対の支持部材42に保持されている。これらの支持部材42により、投射レンズ21のケース51に対するアライメントが達成される。光学ユニット15を構成するプリズムミラー22の側方の端部22eも、ケース51の内側に突起する一対の支持部材43に保持されている。これらの支持部材43より、プリズムミラー22のケース51に対するアライメントが達成される。なお、図示の例では、投射レンズ21の端部21eがケース51中に配置されているが、端部21eをケース51の側壁において外部に露出させることもできる。同様に、プリズムミラー22の端部22eをケース51中に配置する必要はなく、端部21eをケース51の側壁において外部に露出させることもできる。なお、ケース51の枠体52は、例えばYZ面に平行な面で半分に分割した枠部材を組み合わせて構成することができ、これらの枠部材を接合する際に内部に映像素子11、投射レンズ21等をアライメントしつつ組み込むことができる。ケース51は、2つの部分からなるものに限らず、3つ以上の部分からなるものとすることができる。
投射レンズ21は、単レンズであり、投射レンズ21を構成する光学面である入射面21aと射出面21bとは、YZ面に平行で光軸AXと交差する縦の第1方向D11,D12に関して、光軸AXを挟んで非対称性を有し、第1方向D11,D12に直交する横の第2方向D02又はX方向に関して光軸AXを挟んで対称性を有する。入射面21aに関する縦の第1方向D11と、射出面21bに関する縦の第2方向D12とは、所定の角度をなしている。
投射レンズ21は、例えば樹脂で形成されるが、ガラス製とすることもできる。投射レンズ21の入射面21aと射出面21bとは、例えば自由曲面である。入射面21aと射出面21bとは、自由曲面に限らず、非球面とすることもできる。投射レンズ21において、入射面21aと射出面21bとを自由曲面又は非球面とすることで、収差低減を図ることができ、特に自由曲面を用いた場合、偏芯系の光学性能を高めることが容易となるので、非共軸の軸外し光学系112である結像光学系12の収差を低減することが容易になる。なお、自由曲面は回転対称軸をもたない面であり、自由曲面の面関数としては、各種多項式を用いることができる。また、非球面は、回転対称軸をもち多項式で表される面であるが、放物面や球面以外の面である。詳細な図示は省略するが、入射面21a及び射出面21b上には、反射防止膜が形成されている。
プリズムミラー22は、ミラーとレンズとを複合させた機能を有する屈折反射光学部材であり、投射レンズ21からの画像光MLを屈折させつつ反射する。より詳細には、プリズムミラー22において、画像光MLは、屈折面である光入射面22aを経て内部に入射し、反射面である内反射面22bによって非正面方向に全反射され、屈折面である光射出面22cを経て外部に射出される。光入射面22aと光射出面22cとは、曲面からなる光学面であり、反射面のみの場合又はこれらを平面とした場合に比較して解像度向上に寄与する。プリズムミラー22を構成する光学面である光入射面22aと内反射面22bと光射出面22cとは、YZ面に平行で光軸AXと交差する縦の第1方向D21,D22,D23に関して、光軸AXを挟んで非対称性を有し、第1方向D21,D22,D23に直交する横の第2方向D02又はX方向に関して光軸AXを挟んで対称性を有する。
プリズムミラー22は、例えば樹脂で形成されるが、ガラス製とすることもできる。プリズムミラー22の本体の屈折率は、画像光MLの反射角も参酌して内面での全反射が達成されるような値に設定される。プリズムミラー22の本体の屈折率やアッべ数は、投射レンズ21との関係も考慮して設定されることが望ましい。特にプリズムミラー22や投射レンズ21のアッベ数を大きくすることで、全体として残る色分散を少なくすることになる。
プリズムミラー22の光学面、つまり光入射面22aと内反射面22bと光射出面22cとは、例えば自由曲面である。光入射面22aと内反射面22bと光射出面22cとは、自由曲面に限らず、非球面とすることもできる。プリズムミラー22において、光学面22a,22b,22cを自由曲面又は非球面とすることで、収差低減を図ることができ、特に自由曲面を用いた場合、偏芯系の光学性能を高めることが容易となる。つまり、非共軸の軸外し光学系112である結像光学系12の収差を低減することが容易になり、解像度を向上させることができる。内反射面22bについては、全反射によって画像光MLを反射するものに限らず、金属膜又は誘電体多層膜からなる反射面とすることもできる。この場合、内反射面22b上に、例えばAl、Agのような金属で形成された単層膜又は多層膜からなる反射膜を蒸着等によって成膜し、或いは金属で形成されたシート状の反射膜を貼り付ける。詳細な図示は省略するが、光入射面22a及び光射出面22c上には、反射防止膜が形成されている。
シースルーミラー23は、凹の表面ミラーとして機能する板状の光学部材であり、プリズムミラー22からの画像光MLを反射する。つまり、シースルーミラー23は、映像源10の射出領域からの画像光MLを瞳位置PPに向けて反射する。シースルーミラー23は、眼EY又は瞳孔が配置される瞳位置PPを覆うとともに瞳位置PPに向かって凹形状を有し、外界に向かって凸形状を有する。シースルーミラー23は、視界のうち画面の有効領域の全体をカバーする凹面透過ミラーである。シースルーミラー23は、収束機能を有するコリメーターであり、表示面11aの各点から射出された画像光MLの主光線であって、映像源10の射出領域の近傍で結像によって一旦広がった画像光MLの主光線を瞳位置PPに収束させる。シースルーミラー23は、板状体23bの表面又は裏面上にミラー膜23cを形成した構造を有するミラー板である。シースルーミラー23の反射面23aは、透過性を有する。シースルーミラー23や反射面23aは、YZ面に平行で光軸AXと交差する縦の第1方向D31に関して、光軸AXを挟んで非対称性を有し、第1方向D31に直交する横の第2方向D02又はX方向に関して光軸AXを挟んで対称性を有する。
シースルーミラー23の反射面23aは、例えば自由曲面である。反射面23aは、自由曲面に限らず、非球面とすることもできる。シースルーミラー23を自由曲面又は非球面とすることで、収差低減を図ることができ、特に自由曲面を用いた場合、軸外し光学系又は非共軸光学系である結像光学系12の収差を低減することが容易になる。シースルーミラー23は、反射面23aが自由曲面及び非球面のいずれである場合においても、曲面式の原点がシースルーミラー23の有効領域よりも投射レンズ21側又は映像素子11側にシフトした形状を有する。この場合、光学系の設計に過度の負担をかけないで、Z字状の光路を実現するシースルーミラーの傾斜面を設定することができる。
シースルーミラー23は、反射に際して一部の光を透過させる透過型の反射素子であり、シースルーミラー23のミラー膜23cは、半透過性を有する反射層によって形成されている。これにより、外界光OLがシースルーミラー23を通過するので、外界のシースルー視が可能になり、外界像に虚像を重ねることができる。この際、板状体23bが数mm程度以下に薄ければ、外界像の倍率変化を小さく抑えることができる。ミラー膜23cの画像光MLや外界光OLに対する反射率は、画像光MLの輝度確保や、シースルーによる外界像の観察を容易にする観点で、想定される画像光MLの入射角範囲において10%以上50%以下とする。シースルーミラー23の基材である板状体23bは、例えば樹脂で形成されるが、ガラス製とすることもできる。板状体23bは、これを周囲から支持する支持板61と同一の材料で形成され、支持板61と同一の厚みを有する。ミラー膜23cは、例えば膜厚を調整した複数の誘電体層からなる誘電体多層膜で形成される。ミラー膜23cは、膜厚を調整したAl、Ag等の金属の単層膜又は多層膜であってもよい。ミラー膜23cは、積層によって形成できるが、シート状の反射膜を貼り付けることによっても形成できる。板状体23bの外側面23oには、反射防止膜が形成されている。
この結像光学系12では、投射レンズ21とプリズムミラー22の内反射面22bとの間であって投射レンズ21及び内反射面22bよりもプリズムミラー22の光入射面22a側に、中間瞳IPが配置されている。より具体的には、中間瞳IPは、プリズムミラー22の光入射面22aの位置又はその近傍に配置されている。中間瞳IPは、表示面11a上の各点からの画像光が最も広がって互いに重複する箇所を意味し、アイリングER又は瞳位置PPの共役点に配置される。中間瞳IPの位置又はその近傍には、開口絞りを配置することが望ましい。
中間像IMは、プリズムミラー22とシースルーミラー23との間に形成されている。中間像IMは、シースルーミラー23よりもプリズムミラー22の近くに形成される。このように、シースルーミラー23よりもプリズムミラー22の近くに中間像IMが形成されることにより、シースルーミラー23による拡大の負担を低減して観察される虚像の収差を抑えることができる。中間像IMは、アイリングERよりも光路上流であって表示面11aに対して共役な位置に形成される実像であり、表示面11a上の表示像に対応するパターンを有するが、シャープに結像したものである必要はなく、像面湾曲、歪曲収差等の諸収差を示すものであってもよい。
光路について説明すると、映像素子11からの画像光MLは、投射レンズ21に入射して略コリメートされた状態で射出される。投射レンズ21を通過した画像光MLは、プリズムミラー22に入射して光入射面22aを屈折されつつ通過し、内反射面22bによって100%に近い高い反射率で反射され、再度光射出面22cで屈折される。プリズムミラー22からの画像光MLは、シースルーミラー23に入射して反射面23aによって50%程度以下の反射率で反射される。シースルーミラー23で反射された画像光MLは、装着者USの眼EY又は瞳孔が配置される瞳位置PPに入射する。瞳位置PPには、シースルーミラー23やその周囲の支持板61を通過した外界光OLも入射する。つまり、表示装置100を装着した装着者USは、外界像に重ねて、画像光MLによる虚像を観察することができる。
結像光学系12のFOVは、図4の領域AR1,AR2を比較すると明らかなように、縦の視野角α1よりも横の視野角α2が大きくなっている。このことは、映像素子11の表示面11aに形成する表示像が水平方向に長いことに対応している。横対縦のアスペクト比は、例えば4:3や16:9といった値に設定される。
図5に示すように、結像光学系12による結像状態を示す本来の投影像IG0は、比較的大きなディストーションを有するものとなっている。結像光学系12が軸外し光学系112であることから、台形歪のようなディストーションを取りきることは容易でない。よって、結像光学系12にディストーションが残存していても、元の表示像をDA0とした場合において、表示面11aに形成する表示像を予め台形歪のような歪を持たせた修正画像DA1とする。つまり、映像素子11に表示される画像を、投射レンズ21、プリズムミラー22、及びシースルーミラー23によって形成される歪みを相殺する逆の歪みを有するものとすることで、結像光学系12を経て瞳位置PPで観察される虚像の投影像IG1の画素配列を、元の表示像DA0に対応する格子パターンとすることができ輪郭を矩形とすることができる。結果的に、シースルーミラー23等で発生する歪曲収差を許容しつつ映像素子11を含めた全体として収差を抑えることができる。結果的に、プリズムミラー22等の光学要素の配置やサイズの自由度が高まり、表示装置100の小型化を達成しつつ表示装置100の光学性能の確保を容易にすることができる。
上記実施形態では、ケース51によって映像素子11、投射レンズ21等をアライメントしているが、本発明は、これに限るものではない。例えばケース51とは別に鏡筒を設け、この鏡筒に投射レンズ21とプリズムミラー22とを組付け、投射レンズ21等を組付けた鏡筒をケース51中に固定してもよい。
ケース51は、完全に密閉されたものに限らず、一部に通気口を設けることもできる。通気口は、弁やフィルターを伴うものであってもよい。フィルターは、例えば空気を通過させるがごみや塵を遮断するものとすることができる。
以上で説明した、第1実施形態の表示装置100では、映像源10の光射出側が塵を遮断する透光窓153で覆われているので、映像源10を構成する1以上の光学要素の光学面(例えば光射出面22c)が外部から侵入した塵やごみなどで汚染されることを回避することができ、使用による光学性能の劣化を抑制することができる。
〔第2実施形態〕
以下、本発明の第2実施形態に係る表示装置等について説明する。なお、第2実施形態の表示装置は、第1実施形態の表示装置を部分的に変更したものであり、共通部分については説明を省略する。
図6を参照して、第2実施形態の表示装置について説明する。本実施形態の表示装置100において、投射レンズ21は、2つのレンズ要素221a,221bを含む。両レンズ要素221a,221bを構成する4つの光学面は、YZ面に平行で光軸AXと交差する縦方向に関して光軸AXを挟んで非対称性を有し、X方向に平行な横方向に関して光軸AXを挟んで対称性を有する。投射レンズ21は、3つ以上のレンズ要素を含むものであってもよい。投射レンズ21が複数のレンズ要素221a,221b,…を含む場合、複数のレンズ要素221a,221b,…の複数の光学面によって光学性能の向上が容易になる。
〔第3実施形態〕
以下、本発明の第3実施形態に係る表示装置等について説明する。なお、第3実施形態の表示装置は、第1実施形態の表示装置を部分的に変更したものであり、共通部分については説明を省略する。
図7を参照して、第3実施形態の表示装置について説明する。本実施形態の表示装置100において、映像素子11、投射レンズ21、及びプリズムミラー22は、ケース51中に固定されている。ただし、ケース51の開口52aにおいて、プリズムミラー22の光射出面22cが外気に露出している。つまり、プリズムミラー22の光射出面22cを含む表層部分である光射出部22pが透光窓153として機能する。透光窓153は、プリズムミラー22の一部として、ケース51の底面板52fに形成された開口52aの周縁で底面板52fに固定されている。
図7に示す表示装置100の場合、プリズムミラー22の光射出面22cを含む表層部分である光射出部22pが透光窓153として機能する。つまり、光射出部22pは、プリズムミラー22の光学面を含み、かつ、画像光MLを映像源10又は光学ユニット15外に取り出すための部分となっている。この場合、映像素子11、投射レンズ21等がケース51中に内蔵され、プリズムミラー22の光入射面22a及び内反射面22bもケース51中に配置されている。プリズムミラー22は、光透過性を有する材料で形成され、光射出面22cには反射防止膜が形成されているので、光射出部22pは、画像光MLを殆ど損失なく通過させる。透光窓153である光射出部22pは、その外縁において遮蔽構造又はシール構造を介して封止されつつケース51に支持されている。光射出部22p等によって、ケース51外への画像光MLの射出を可能にしつつプリズムミラー22の光射出面22cとその他の面とが空間的に遮断又は分離され、ケース51の外部の塵、水分、蒸気等がケース51の内部ISに侵入することを防止することができる。これにより、プリズムミラー22の光入射面22a等の光学面がごみや塵で汚染されること、或いはかかる光学面にくもりが発生することを防止できる。つまり、光透過部材53によって防塵効果が生じるだけでなく防滴防湿効果が生じる。透光窓153がプリズムミラー22の光射出面22cを含む光射出部となっている場合、光透過部材を別途組み込む必要がなくなり、表示装置100の軽量化や小型化を達成しやすくなる。
なお、プリズムミラー22の光射出面22cには、反射防止膜22qが形成されている。プリズムミラー22が樹脂材料で形成されている場合、例えば反射防止膜の下地としてハードコート層HLが形成されていることが望ましい。光射出面22cには、防汚性を有するコート層を設けることもできる。
〔第4実施形態〕
以下、本発明の第4実施形態に係る表示装置等について説明する。なお、第4実施形態の表示装置は、第1実施形態の表示装置を部分的に変更したものであり、共通部分については説明を省略する。
図8を参照して、第4実施形態の表示装置について説明する。本実施形態の表示装置100において、結像光学系12は、反射ミラー421と、プリズムミラー22と、シースルーミラー23とを備える。
反射ミラー421は、第1実施形態における投射レンズ21に代えて設けられたものである。反射ミラー421は、映像素子11から射出された画像光MLがプリズムミラー22に入射する前に画像光MLを反射する第3のミラーである。反射ミラー421によって、第1実施形態の場合に比較して光路の折り曲げ回数が増えている。反射ミラー421は、映像素子11から射出された画像光MLを反射する際に集光する正のパワーを有する。反射ミラー421は、投射レンズ21と同様にYZ面に平行で光軸AXと交差する縦方向に関して光軸AXを挟んで非対称性を有し、X方向に平行な横方向に関して光軸AXを挟んで対称性を有する。反射ミラー421は、裏面反射型の素子であり、板状体21jの裏面側に反射面21rを有するが、表面側に反射面を設けてもよい。図示のように裏面側に反射面21rを設ける場合、表側面21kに反射防止膜を形成することが望ましい。プリズムミラー22は、第1実施形態の場合と同様に、光入射面22aと、内反射面22bと、光射出面22cとを有し、反射ミラー421から射出された画像光MLを光入射面22aに入射させ、内反射面22bで全反射させ、光射出面22cから射出させる。シースルーミラー23は、プリズムミラー22から射出された画像光MLを瞳位置PPに向けて反射する。シースルーミラー23は、裏面反射型の素子であり、板状体23bの裏面側に反射面23aを有する。板状体23bの内側面23iには、反射防止膜が形成されている。シースルーミラー23の反射面23aは、半透過性を有する反射層によって形成されている。反射ミラー421、プリズムミラー22、及びシースルーミラー23が軸外し光学系112を構成することは、第1実施形態の場合と同様である。
光学ユニット15又は映像源10において、映像素子11と反射ミラー421とプリズムミラー22とは、ケース451中に収納されている。ケース451は、支持構造体75と、第1カバー部材71と、第2カバー部材72と、第3カバー部材73とを含む。支持構造体75は、反射ミラー421を支持するとともに、第1カバー部材71と第2カバー部材72とを支持する。第1カバー部材71は、光学ユニット15において上方と後方と側方とを覆い、第2カバー部材72は、光学ユニット15において前方を覆い、第3カバー部材73は、光学ユニット15において下方を覆う。第1カバー部材71は、映像素子11とプリズムミラー22とをケース451中にアライメントした状態で支持する。第2カバー部材72は、支持板61の一部であり、シースルーミラー23を間接的に支持する。第1カバー部材72と第2カバー部材73とは、遮光性の金属材料や樹脂材料で形成される。第1カバー部材72等が樹脂材料で形成される場合、樹脂基材の内面側に黒色の遮光材を塗布することもできる。第3カバー部材73は、画像光MLの光路に対応する局所領域に光透過部材53を有する。光透過部材53は、プリズムミラー22を含む映像源10の光射出側を覆う透光窓153である。第3カバー部材73は、例えば接着材55を利用して第1カバー部材71及び第2カバー部材72に対して気密に固定されている。第1カバー部材71及び第2カバー部材72間も、図示を省略する接着材やシール部材を利用して気密に接合されている。
ケース51の光射出部を第3カバー部材73の光透過部材53で覆うことにより、画像光MLの射出を可能にしつつ光透過部材53の内外が空間的に遮断又は分離され、ケース51の外部の塵、水分、蒸気等が内部ISに侵入することを防止することができる。これにより、プリズムミラー22等の、光学ユニット15中に内蔵された光学要素の光学面がごみや塵で汚染されること、或いはかかる光学面にくもりが発生することを防止できる。つまり、光透過部材53によって防塵効果が生じるだけでなく防滴防湿効果が生じる。第3カバー部材73は、0.5~2mm程度の厚みを有する平行平板である。つまり、第3カバー部材73の部分領域に形成された光透過部材53の入射面53a及び射出面53bは、画像光MLによる結像に対する影響が少ない平面である。光透過部材53を含む第3カバー部材73は、剛性を有する樹脂板で形成することができるが、防塵ガラスで形成してもよい。光透過部材53が樹脂板で形成される場合、入射面53aには、反射防止膜ALが形成され、射出面53bには、ハードコート層HLと反射防止膜ALとが形成される。なお、光透過部材53が防塵ガラスで形成されている場合、入射面53aや射出面53bに反射防止膜ALが形成されるが、ハードコート層HLは形成されない。第3カバー部材73のうち、光透過部材53を除いた周辺領域73bには、遮光部SSが形成され、迷光の発生を防止している。遮光部SSは、黒色の遮光材を塗布し或いは黒色の遮光シートを貼り付けることによって形成される。
以上の説明では、支持構造体75、第1カバー部材71、及び第2カバー部材72が別体で形成されているとしているが、これらを一体的に形成することもできる。また、第3カバー部材73を構成する光透過部材53と周辺領域73bとを別体とし、周辺領域73b等に対して光透過部材53を接合する構造とすることもできる。
反射ミラー421は、1以上の屈折面を有するプリズムミラーに置き換えることができる。
〔第5実施形態〕
以下、本発明の第5実施形態に係る表示装置等について説明する。なお、第5実施形態の表示装置は、第4実施形態の表示装置を部分的に変更したものであり、共通部分については説明を省略する。
図9を参照して、第5実施形態の表示装置について説明する。本実施形態の表示装置100において、映像素子11、反射ミラー421、及びプリズムミラー22は、ケース51中に固定されている。ただし、ケース51の底面板52fに設けた開口52aにおいて、プリズムミラー22の光射出面22cが外気に露出している。つまり、プリズムミラー22の光射出面22cを含む表層部分である光射出部22pが透光窓153として機能する。透光窓153は、プリズムミラー22の一部として、ケース51の底面板52fに形成された開口52aの周縁で底面板52fに固定されている。なお、ケース51の第2カバー部材72は、支持板61とは別体であり、支持板61の上端を接合等によって支持している。
図9に示す表示装置100の場合、プリズムミラー22の光射出部22pが透光窓153として機能する。つまり、光射出部22pは、プリズムミラー22の光学面を含み、かつ、画像光MLを映像源10又は光学ユニット15外に取り出すための部分となっている。この場合、映像素子11、投射レンズ21等がケース51中に内蔵され、プリズムミラー22の光入射面22a及び内反射面22bもケース51中に配置されている。プリズムミラー22は、光透過性を有する材料で形成され、光射出面22cには反射防止膜が形成されているので、光射出部22pは、画像光MLを殆ど損失なく通過させる。透光窓153である光射出部22pは、その外縁において遮蔽構造又はシール構造を介して封止されたケース51に支持されている。光射出部22p等によって、ケース51外への画像光MLの射出を可能にしつつプリズムミラー22の光射出面22cとその他の面とが空間的に遮断又は分離され、ケース51の外部の塵、水分、蒸気等がケース51の内部ISに侵入することを防止することができる。これにより、プリズムミラー22の光入射面22a等の光学面がごみや塵で汚染されること、或いはかかる光学面にくもりが発生することを防止できる。つまり、光透過部材53によって防塵効果が生じるだけでなく防滴防湿効果が生じる。
プリズムミラー22の光射出面22cには、反射防止膜22qが形成されている。プリズムミラー22が樹脂材料で形成されている場合、例えば反射防止膜の下地としてハードコート層HLが形成されていることが望ましい。光射出面22cには、防汚性を有するコート層を設けることもできる。
〔変形例その他〕
以上実施形態に即して本発明を説明したが、本発明は、上記の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
上記実施形態の表示装置100では、映像素子11として有機EL素子等の自発光型の表示デバイスやLCD及びその他の光変調素子を用いているが、これに代えて、レーザー光源とポリゴンミラー等であるスキャナーとを組みあわせたレーザスキャナーを用いた構成も可能である。つまり、レーザー網膜投影型のヘッドマウントディスプレイに対して本発明を適用することも可能である。
シースルーミラー23の外界側には、シースルーミラー23の透過光を制限することで調光を行う調光デバイスを取り付けることができる。調光デバイスは、例えば電動で透過率を調整する。調光デバイスとして、ミラー液晶、電子シェード等を用いることができる。調光デバイスは、外光照度に応じて透過率を調整するものであってもよい。
以上では、表示装置100が頭部に装着されて使用されることを前提としたが、上記表示装置100は、頭部に装着せず双眼鏡のようにのぞき込むハンドヘルドディスプレイとしても用いることができる。つまり、本発明において、ヘッドマウントディスプレイには、ハンドヘルドディスプレイも含まれる。
上記実施形態において、映像源10は、映像素子11と投射レンズ21とプリズムミラー22とを組み合わせたもの、又は映像素子11と反射ミラー421とプリズムミラー22とを組み合わせたものとなっているが、映像源10は、映像素子11とプリズムミラー22とを組み合わせたものであってもよく、映像素子11と投射レンズ21とを組み合わせたものであってもよい。
具体的な態様における表示装置は、映像素子と、映像素子から射出された画像光を光入射面から入射させ、内反射面で反射させ、光射出面から射出させるプリズムミラーと、プリズムミラーから射出された画像光を瞳位置に向けて反射するシースルーミラーとを備え、プリズムミラーは、入射方向に対して傾斜した方向に折り返すように射出し、映像素子及びプリズムミラーを含む映像源の光射出側が、塵を遮断する透光窓で覆われている。
上記表示装置では、映像源の光射出側が塵を遮断する透光窓で覆われているので、映像源を構成する1以上の光学要素の光学面が外部から侵入した塵やごみなどで汚染されることを回避することができ、使用による光学性能の劣化を抑制することができる。
具体的な側面において、透光窓は、プリズムミラーとシースルーミラーとの間に配置されている。この場合、プリズムミラーの光学面が保護される。
別の側面において、透光窓は、剛性を有する平板状の光透過部材である。光透過部材が剛性を有することで透光窓の破損防止が容易となり、光透過部材が平板状であることで光学性能に影響を及ぼすことを回避しつつ軽量性を確保することができる。
別の側面において、透光窓は、防塵ガラスである。防塵ガラスには高性能な光学面を形成することができ、表示装置の光学性能を維持することが容易になる。
別の側面において、透光窓は、樹脂板であり、射出面には、ハードコート層が形成されている。ハードコート層は、透光窓が外力によって傷つくことを防止し、使用による光学性能の劣化を抑制する。
別の側面において、透光窓の入射面及び射出面には、反射防止膜が形成されている。反射防止膜によってゴーストの発生を抑制することができる。
別の側面において、透光窓は、プリズムミラーの光射出面を含む光射出部である。この場合、光透過部材のような部材を組み込む必要がなくなり、表示装置の軽量化や小型化を達成しやすくなる。
別の側面において、映像素子とプリズムミラーとは、気密性を有する枠体に支持されている。枠体により、プリズムミラーの内面や映像素子の表示面がごみや塵などで汚染されることを回避することができる。
別の側面において、枠体は、映像素子からプリズムミラーにかけての光路空間を封止するケースを構成する。
別の側面において、プリズムミラーの光射出面を含む光射出部が透光窓として機能する。
別の側面において、枠体は、透光窓の外縁に沿って形成された遮光部を有する。遮光部によって不要な光線が瞳に入射することを防止することができる。
別の側面において、枠体は、シースルーミラーを支持する。この場合、枠体を介してシースルーミラーがプリズムミラー等に対して安定して支持される。
別の側面において、プリズムミラーの光入射面、内反射面、及び光射出面は、自由曲面である。プリズムミラーが自由曲面を含むことで偏芯系の光学性能を高めることが容易となる。
別の側面において、映像源は、映像素子から射出された画像光がプリズムミラーに入射する前に通過する投射レンズを有する。
別の側面において、投射レンズは、複数のレンズ要素を含む。複数のレンズ要素の複数の光学面によって光学性能の向上が容易になる。
別の側面において、映像源は、映像素子から射出された画像光がプリズムミラーに入射する前に画像光を反射する第3のミラーを有する。
別の側面において、映像源は、所定基準面に沿って配置され反射面の前後で互いに傾斜する光軸部分を含む軸外し光学系である。
別の側面において、所定基準面は、縦方向に延びる。この場合、表示装置を構成する光学要素が縦方向に配列されることになり、表示装置の横幅の増大を防止することができる。
別の側面において、プリズムミラーとシースルーミラーとを含む光学系は、ディストーションを形成し、映像素子は、ディストーションを補正する。この場合、プリズムミラー等の光学要素の配置やサイズの自由度が高まり、表示装置の小型化を達成しつつ表示装置の光学性能の確保を容易にすることができる。
具体的な態様における光学ユニットは、映像素子と、映像素子から射出された画像光を光入射面から入射させ、内反射面で反射させ、光射出面から射出させるプリズムミラーとを備え、プリズムミラーは、前方から入射する画像光を前方に対して傾斜した方向に折り返すように射出し、映像素子及びプリズムミラーを含む映像源の光射出側が、塵を遮断する透光窓で覆われている。
10…映像源、11…映像素子、11a…表示面、12…結像光学系、13…表示制御回路、15…光学ユニット、21…投射レンズ、21a…入射面、21b…射出面、22…プリズムミラー、22a…光入射面、22b…内反射面、22c…光射出面、23…シースルーミラー、23a…反射面、41,42,43…支持部材、51,451…ケース、52…枠体、52a…開口、53,153…光透過部材、55…接着材、61…支持板、100,100A,100B…表示装置、100C…支持装置、102…表示駆動部、103…外観部材、112…軸外し光学系、AX…光軸、AX1,AX2,AX3…光軸部分、ER…アイリング、EY…眼、IG0,IG1…投影像、IS…内部、ML…画像光、OL…外界光、OS…光路空間、P1,P2,P3…光路、PP…瞳位置、US…装着者

Claims (20)

  1. 映像素子と、
    前記映像素子から射出された画像光を光入射面から入射させ、内反射面で反射させ、光射出面から射出させるプリズムミラーと、
    前記プリズムミラーから射出された前記画像光を瞳位置に向けて反射するシースルーミラーとを備え、
    前記プリズムミラーは、入射方向に対して傾斜した方向に折り返すように射出し、
    前記映像素子及び前記プリズムミラーを含む映像源の光射出側が、塵を遮断する透光窓で覆われている、表示装置。
  2. 前記透光窓は、前記プリズムミラーと前記シースルーミラーとの間に配置されている、請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記透光窓は、剛性を有する平板状の光透過部材である、請求項2に記載の表示装置。
  4. 前記透光窓は、防塵ガラスである、請求項3に記載の表示装置。
  5. 前記透光窓は、樹脂板であり、射出面には、ハードコート層が形成されている、請求項3に記載の表示装置。
  6. 前記透光窓の入射面及び射出面には、反射防止膜が形成されている、請求項1~5のいずれか一項に記載の表示装置。
  7. 前記透光窓は、前記プリズムミラーの光射出面を含む光射出部である、請求項1に記載の表示装置。
  8. 前記映像素子と前記プリズムミラーとは、気密性を有する枠体に支持されている、請求項1~7のいずれか一項に記載の表示装置。
  9. 前記枠体は、前記映像素子から前記プリズムミラーにかけての光路空間を封止するケースを構成する、請求項8に記載の表示装置。
  10. 前記プリズムミラーの光射出面を含む光射出部が透光窓として機能する、請求項8及び9のいずれか一項に記載の表示装置。
  11. 前記枠体は、前記透光窓の外縁に沿って形成された遮光部を有する、請求項1~10のいずれか一項に記載の表示装置。
  12. 前記枠体は、前記シースルーミラーを支持する、請求項1~11のいずれか一項に記載の表示装置。
  13. 前記プリズムミラーの前記光入射面、前記内反射面、及び前記光射出面は、自由曲面である、請求項1~12のいずれか一項に記載の表示装置。
  14. 前記映像源は、前記映像素子から射出された前記画像光が前記プリズムミラーに入射する前に通過する投射レンズを有する、請求項1~13のいずれか一項に記載の表示装置。
  15. 前記投射レンズは、複数のレンズ要素を含む、請求項14に記載の表示装置。
  16. 前記映像源は、前記映像素子から射出された前記画像光が前記プリズムミラーに入射する前に前記画像光を反射する第3のミラーを有する、請求項1~13のいずれか一項に記載の表示装置。
  17. 前記映像源は、所定基準面に沿って配置され反射面の前後で互いに傾斜する光軸部分を含む軸外し光学系である、請求項1~16のいずれか一項に記載の表示装置。
  18. 前記所定基準面は、縦方向に延びる、請求項17に記載の表示装置。
  19. 前記プリズムミラーと前記シースルーミラーとを含む光学系は、ディストーションを形成し、前記映像素子は、前記ディストーションを補正する、請求項1~18のいずれか一項に記載の表示装置。
  20. 映像素子と、
    前記映像素子から射出された画像光を光入射面から入射させ、内反射面で反射させ、光射出面から射出させるプリズムミラーとを備え、
    前記プリズムミラーは、前方から入射する前記画像光を前方に対して傾斜した方向に折り返すように射出し、
    前記映像素子及び前記プリズムミラーを含む映像源の光射出側が、塵を遮断する透光窓で覆われている、光学ユニット。
JP2020181265A 2020-10-29 2020-10-29 表示装置及び光学ユニット Pending JP2022072056A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020181265A JP2022072056A (ja) 2020-10-29 2020-10-29 表示装置及び光学ユニット
CN202111256169.XA CN114428404B (zh) 2020-10-29 2021-10-27 显示装置以及光学单元
US17/513,889 US20220137416A1 (en) 2020-10-29 2021-10-29 Display device and optical unit

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020181265A JP2022072056A (ja) 2020-10-29 2020-10-29 表示装置及び光学ユニット

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2022072056A true JP2022072056A (ja) 2022-05-17

Family

ID=81311403

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020181265A Pending JP2022072056A (ja) 2020-10-29 2020-10-29 表示装置及び光学ユニット

Country Status (3)

Country Link
US (1) US20220137416A1 (ja)
JP (1) JP2022072056A (ja)
CN (1) CN114428404B (ja)

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000010042A (ja) * 1998-06-19 2000-01-14 Canon Inc 画像観察装置
US6971758B2 (en) * 2001-03-16 2005-12-06 Toyoda Gosei Co., Ltd. Illumination device
JP4637532B2 (ja) * 2004-08-30 2011-02-23 オリンパス株式会社 偏心光学系とそれを用いた光学システム
CN100485448C (zh) * 2006-06-29 2009-05-06 贾怀昌 自由曲面全反射式的目视光学棱镜
US20090168131A1 (en) * 2007-12-28 2009-07-02 Konica Minolta Holdings, Inc. Image display apparatus and head-mounted display
JP6255983B2 (ja) * 2013-12-25 2018-01-10 セイコーエプソン株式会社 虚像表示装置
GB201508006D0 (en) * 2015-05-11 2015-06-24 The Technology Partnership Plc Optical system for a display with an off axis projector
JP2020034722A (ja) * 2018-08-30 2020-03-05 セイコーエプソン株式会社 虚像表示装置

Also Published As

Publication number Publication date
CN114428404A (zh) 2022-05-03
CN114428404B (zh) 2023-12-01
US20220137416A1 (en) 2022-05-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN112444991B (zh) 虚像显示装置以及导光装置
US20220276492A1 (en) Optical module and head-mounted display apparatus
JP2020034722A (ja) 虚像表示装置
JP2020034721A (ja) 虚像表示装置
JP2020020859A (ja) 虚像表示装置
JP2022072056A (ja) 表示装置及び光学ユニット
JP7375374B2 (ja) 虚像表示装置及び導光装置
CN114578558B (zh) 光学模块和显示装置
CN114578560B (zh) 显示装置和光学单元
CN114428403B (zh) 显示装置以及光学单元
CN114428401B (zh) 显示模块、显示模块的组装方法以及虚像显示装置
US20220137412A1 (en) Virtual image display device and optical unit
US20220163805A1 (en) Display module, virtual display apparatus, and manufacturing method for light-guiding optical device
CN114578550B (zh) 显示模块和显示装置
CN114967138B (zh) 光学模块以及头部佩戴型显示装置
US20220137406A1 (en) Virtual image display device and optical unit
US20220137415A1 (en) Virtual image display apparatus
JP2022071665A (ja) 光学モジュール、虚像表示装置、導光装置、および光学モジュールの製造方法
CN116520570A (zh) 虚像显示装置

Legal Events

Date Code Title Description
RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20230410

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20231016

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20240527

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20240604