JP2022131032A - 光学モジュール及び頭部装着型表示装置 - Google Patents

光学モジュール及び頭部装着型表示装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2022131032A
JP2022131032A JP2021029755A JP2021029755A JP2022131032A JP 2022131032 A JP2022131032 A JP 2022131032A JP 2021029755 A JP2021029755 A JP 2021029755A JP 2021029755 A JP2021029755 A JP 2021029755A JP 2022131032 A JP2022131032 A JP 2022131032A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical
axis
optical member
dustproof
image
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2021029755A
Other languages
English (en)
Inventor
論人 山口
Tokito Yamaguchi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2021029755A priority Critical patent/JP2022131032A/ja
Priority to CN202210169607.7A priority patent/CN114967140B/zh
Priority to US17/680,178 priority patent/US11573425B2/en
Publication of JP2022131032A publication Critical patent/JP2022131032A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B27/00Optical systems or apparatus not provided for by any of the groups G02B1/00 - G02B26/00, G02B30/00
    • G02B27/01Head-up displays
    • G02B27/017Head mounted
    • G02B27/0172Head mounted characterised by optical features
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B17/00Systems with reflecting surfaces, with or without refracting elements
    • G02B17/08Catadioptric systems
    • G02B17/0856Catadioptric systems comprising a refractive element with a reflective surface, the reflection taking place inside the element, e.g. Mangin mirrors
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B27/00Optical systems or apparatus not provided for by any of the groups G02B1/00 - G02B26/00, G02B30/00
    • G02B27/0006Optical systems or apparatus not provided for by any of the groups G02B1/00 - G02B26/00, G02B30/00 with means to keep optical surfaces clean, e.g. by preventing or removing dirt, stains, contamination, condensation
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B27/00Optical systems or apparatus not provided for by any of the groups G02B1/00 - G02B26/00, G02B30/00
    • G02B27/01Head-up displays
    • G02B27/017Head mounted
    • G02B27/0176Head mounted characterised by mechanical features
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B27/00Optical systems or apparatus not provided for by any of the groups G02B1/00 - G02B26/00, G02B30/00
    • G02B27/01Head-up displays
    • G02B27/0101Head-up displays characterised by optical features
    • G02B2027/0138Head-up displays characterised by optical features comprising image capture systems, e.g. camera
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B27/00Optical systems or apparatus not provided for by any of the groups G02B1/00 - G02B26/00, G02B30/00
    • G02B27/01Head-up displays
    • G02B27/0149Head-up displays characterised by mechanical features
    • G02B2027/0161Head-up displays characterised by mechanical features characterised by the relative positioning of the constitutive elements
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B27/00Optical systems or apparatus not provided for by any of the groups G02B1/00 - G02B26/00, G02B30/00
    • G02B27/01Head-up displays
    • G02B27/017Head mounted
    • G02B2027/0178Eyeglass type
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B27/00Optical systems or apparatus not provided for by any of the groups G02B1/00 - G02B26/00, G02B30/00
    • G02B27/01Head-up displays
    • G02B2027/0192Supplementary details
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B27/00Optical systems or apparatus not provided for by any of the groups G02B1/00 - G02B26/00, G02B30/00
    • G02B27/01Head-up displays
    • G02B2027/0192Supplementary details
    • G02B2027/0194Supplementary details with combiner of laminated type, for optical or mechanical aspects

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Lenses (AREA)
  • Eyeglasses (AREA)

Abstract

【課題】筐体が大型化することを防止する。【解決手段】光学モジュール100は、映像素子11aと、投射レンズ21と、プリズムミラー22と、楔型光学素子28と、プリズムミラー22と楔型光学素子28とを支持するバレル31と、楔型光学素子28から出射された映像光MLを偏向する第1コンバイナー103aと、第3軸における投射レンズ21とプリズムミラー22とバレル31との両端領域と、第2軸におけるプリズムミラー22側に位置する投射レンズ21とプリズムミラー22との端領域とを覆う第1防塵部材81と、投射レンズ21とバレル31との間に設けられる第2防塵部材82とを備える。【選択図】図9

Description

本発明は、虚像の観察を可能にする光学モジュール及びこれを備える頭部装着型表示装置に関する。
虚像の観察を可能にする光学モジュール等において、内部光学系について防塵性及び防水性を確保する目的で、表示素子、レンズ等の光学部材を収納したユニットを筐体で覆うとともに、外部に露出する導光部材と筐体との間にパッキンを設けることが開示されている(特許文献1)。
特開2009‐157291公報
上記特許文献1の光学モジュールでは、光学部材等を収納したユニットに防塵性を持たせようとするとユニットが大型化し、ユニットを収納する筐体が大型化する。なお、光学部材等を収納したユニットに防塵性を持たせない場合、ユニットを収納する筐体に防塵性や防水性を持たせる必要があり、筐体が大型化する。
本発明の一側面における光学モジュール又は頭部装着型表示装置は、映像光を出射する映像素子と、映像光が入射する第1入射面と、映像光を出射する第1出射面とを有する第1光学部材と、第1光学部材から第1方向に出射される映像光が入射する第2入射面と、入射した映像光を第1方向と交差する第2方向に反射する反射面と、反射面で反射された映像光を出射する第2出射面とを有する第2光学部材と、第2光学部材から出射された映像光が入射する第3入射面と、映像光を出射する第3出射面とを有する第3光学部材と、第2光学部材と第3光学部材とを支持する支持部材と、第3光学部材から出射された映像光を偏向し射出瞳を形成するコンバイナーと、第1光学部材と第2光学部材とが並ぶ軸を第1軸とし、第2光学部材と第3光学部材とが並ぶ軸を第2軸としたとき、第1軸及び第2軸と直交する第3軸における第1光学部材と第2光学部材と支持部材との両端領域と、第2軸における第1光学部材と第2光学部材との端領域とを覆う第1防塵部材と、第1光学部材と支持部材との間に設けられる第2防塵部材とを備える。
実施形態のHMDの装着状態を説明する外観斜視図である。 HMD本体の斜視図と、外装部材を外した内部の斜視図とを示す。 光学モジュールの平面図及び左側面図を示す。 HMDの内部の光学系を説明する概念的な側断面図である。 表示像の歪曲補正を説明する図である。 バレルに対するプリズムミラー及び楔型光学素子の固定を説明する図である。 プリズムミラーと投射レンズとの接続を説明する図である。 投射レンズにおけるレンズ間の固定を説明する図である 光学ブロックを第1防塵部材等で覆った状態等を説明する斜視図である。 カバー部材を取り付けた状態を説明する側断面図である。 第1防塵部材の断面構造を説明する概念図である。 第1防塵部材の断面構造の変形例を説明する概念図である。 第2防塵部材を説明する図である。 第1防塵部材による迷光防止を説明する図である。 放熱シートを追加した変形例を説明する図である。 映像素子を放熱する変形例を説明する図である。
以下、図面を参照して、本発明に係る光学モジュール及び頭部装着型表示装置の一実施形態について説明する。
図1は、画像表示装置200の装着状態を説明する図である。画像表示装置200は、頭部装着型表示装置すなわちヘッドマウントディスプレイ(以下、HMDとも称する。)201であり、これを装着する観察者又は装着者USに虚像としての映像を認識させる。図1等において、X、Y、及びZは、直交座標系であり、+X方向は、画像表示装置200又はHMD201を装着した観察者又は装着者USの両眼EYの並ぶ横方向に対応し、+Y方向は、装着者USにとっての両眼EYの並ぶ横方向に直交する上方向に相当し、+Z方向は、装着者USにとっての前方向又は正面方向に相当する。±Y方向は、鉛直軸又は鉛直方向に平行になっている。
画像表示装置200は、装着者USの眼前を覆うように配置される本体200aと、本体200aを支持するテンプル状の一対の支持装置200bとを備える。本体200aは、機能的に見た場合、右眼用の第1表示装置100aと、左眼用の第2表示装置100bとを含む。第1表示装置100aは、上部に配置される第1表示駆動部102aと、メガネレンズ状で眼前を覆う第1コンバイナー103aとで構成される。第2表示装置100bも同様に、上部に配置される第2表示駆動部102bと、メガネレンズ状で眼前を覆う第2コンバイナー103bとで構成される。
図2を参照して、図1に示す画像表示装置200の本体200aの構造等について説明する。図2中で、領域AR1は、本体200aの外観斜視図であり、領域AR2は、本体200aの上部を露出させた斜視図である。
本体200aのうち、+Y側すなわち上側に配置される一対の表示駆動部102a,102bは、連結されて一体化されており、横方向に細長くしたドーム状の上外装部材107aと、平坦な板状の下外装部材107bとによって覆われている。第1コンバイナー103a及び第2コンバイナー103bは、前方すなわち+Z方向に突起した半球の上部をカットしたような形状を有し、下外装部材107bから下方に突き出すように配置されている。
右眼用の第1表示装置100aは、第1映像素子11aと、第1光学系12aと、第1フレーム61aと、第1コンバイナー103aとを備える。第1光学系12aは、内カバーである第1カバー部材71aに覆われ、第1映像素子11aは、第1カバー部材71aの開口71oを塞ぐように配置され、矩形枠状の第1ホルダー72aを介して第1光学系12aに固定されている。
左眼用の第2表示装置100bは、第2映像素子11bと、第2光学系12bと、第2フレーム61bと、第2コンバイナー103bとを備える。第2光学系12bは、内カバーである第2カバー部材71bに覆われ、第2映像素子11bは、第2カバー部材71bの開口71oを塞ぐように配置され、矩形枠状の第2ホルダー72bを介して第2光学系12bに固定されている。左眼用の第2表示装置100bは、右眼用の第1表示装置100aと同一の構造及び機能を有する。つまり、第2映像素子11bは、第1映像素子11aと同様のものであり、第2光学系12bは、第1光学系12aと同様のものであり、第2コンバイナー103bは、第1コンバイナー103aと同様のものである。
第1表示装置100aと第2表示装置100bとは、内部において固定部材78を介して連結され固定されている。つまり、固定部材78は、一対の表示装置100a,100bに組み込まれた一対のフレーム61a,61bを中央で支持し、第1表示装置100aと第2表示装置100bとが相対的に位置決めされた状態を維持している。具体的には、第1フレーム61aは、第2フレーム61b寄りの内側端部において、棒状の固定部材78の一端に接続され、第2フレーム61bは、第1フレーム61a寄りの内側端部において、棒状の固定部材78の他端に接続されている。第1フレーム61aと第2フレーム61bとは、半円板状の金属部材であり、例えばマグネシウム合金で形成される。固定部材78も、例えばマグネシウム合金で形成される。第1フレーム61a及び第2フレーム61bをマグネシウム合金のような放熱性の高い材料で形成することにより、映像素子11a等が発生する熱の放熱効率を高めることができる。また、固定部材78をマグネシウム合金のような放熱性の高い材料で形成することにより、第1フレーム61aや第2フレーム61bを放熱によって冷却する効果を持たせることができる。
固定部材78の上方であって左右の表示装置100a,100bの間には、矩形板状の回路基板91が配置されている。回路基板91は、第1映像素子11a及び第2映像素子11bの表示動作を制御する制御装置92を含む。制御装置92は、左右の映像素子11a,11bに対して表示画像に対応する駆動信号を出力し左右の映像素子11a,11bの表示動作を制御する。制御装置92は、例えばIF回路、信号処理回路等を備え、外部から受け取った画像データ又は画像信号に応じて、左右の映像素子11a,11bに2次元的な画像表示を行わせる。制御装置92は、図示を省略するが、第1表示装置100aの動作と第2表示装置100bの動作とを統括するメイン基板を含む。メイン基板は、例えば不図示の外部装置との間で通信し当該外部装置から受信した信号に対して信号変換を行うインターフェース機能や、第1表示装置100aの表示動作と第2表示装置100bの表示動作とを連携させる統合機能を有するものとすることができる。
図3は、第1表示装置100aを構成する光学モジュール100を示している。図3中で、領域BR1は、光学モジュール100の平面図であり、領域BR2は、光学モジュール100の側面図である。第1光学系12aは、板状の第1フレーム61aの上面に接着等によって固定され、第1コンバイナー103aは、その上端で第1フレーム61aの周囲のうち前半分に接着等によって固定されている。第1光学系12aにおいて、第2光学部材であるプリズムミラー22と第3光学部材である楔型光学素子28とは、上下すなわち±Y方向に離間し、支持部材であるバレル31を介して相互に位置決めされた状態で固定され、プリズムミラー22には、後方すなわち-Z側において第1光学部材である投射レンズ21が支持され固定されている。第1光学系12aは、第1光学部材~第3光学部材が位置決めされた状態で一体化された部品であり、以下では光学ブロックOBとも呼ぶ。光学ブロックOBのうち、投射レンズ21は、プリズムミラー22の反対側の端部において第1ホルダー72aを介して第1映像素子11aを支持している。また、楔型光学素子28は、第1フレーム61aに固定されている。つまり、光学ブロックOBは、楔型光学素子28を介して第1フレーム61aに固定されている。
図4は、第1表示装置100aの光学的構造を説明する側方断面図である。第1表示装置100aは、第1映像素子11aと結像光学系20とを備える。結像光学系20は、投射レンズ21と、プリズムミラー22と、楔型光学素子28と、シースルーミラー23とを備える。結像光学系20のうち、投射レンズ21とプリズムミラー22と楔型光学素子28とは、図3等に示す第1光学系12aに対応し、シースルーミラー23は、第1コンバイナー103aに対応する。第1映像素子11aの本体、投射レンズ21、及びプリズムミラー22は、第1カバー部材71aと第1フレーム61aとに挟まれた空間SP1内に収納されている。楔型光学素子28は、第1フレーム61aの光学開口OAに形成された段差に嵌め込むように配置され、光学開口OAの周囲が気密な状態に保たれている。
第1映像素子11aは、自発光型の表示デバイスである。第1映像素子11aは、例えば有機EL(有機エレクトロルミネッセンス、Organic Electro-Luminescence)ディスプレイであり、2次元の表示面11dにカラーの静止画又は動画を形成する。第1映像素子11aは、XY面に対してX軸のまわりに若干回転して傾いたxy面に沿って配置されている。第1映像素子11aは、回路基板91に駆動されて表示動作を行う。第1映像素子11aは、有機ELディスプレイに限らず、マイクロLEDディスプレイ、又は無機EL、有機LED、レーザーアレイ、量子ドット発光型素子等を用いた表示デバイスに置き換えることができる。第1映像素子11aは、自発光型の画像光生成装置に限らず、LCDその他の光変調素子で構成され、当該光変調素子をバックライトのような光源によって照明することによって画像を形成するものであってもよい。第1映像素子11aとして、LCDに代えて、LCOS(Liquid crystal on silicon, LCoSは登録商標)や、デジタル・マイクロミラー・デバイス等を用いることもできる。
投射レンズ21は、第1レンズ21p及び第2レンズ21qを含む。第1レンズ21pは、入射面21aと出射面21bとを有し、第2レンズ21qは、入射面21cと出射面21dとを有する。これらのうち、入射面21aと出射面21dとは、第1光学部材である投射レンズ21の第1入射面と第1出射面とに相当する。投射レンズ21は、第1映像素子11aから出射された映像光MLを受けて、プリズムミラー22に入射させる。投射レンズ21は、第1映像素子11aから出射された映像光MLを平行光束に近い状態に集光する。プリズムミラー22は、入射面22aと、反射面22bと、出射面22cとを有する。これらのうち、入射面22aと出射面22cとは、第2光学部材であるプリズムミラー22の第2入射面と第2出射面とに相当する。プリズムミラー22は、前方から入射する映像光MLを、入射方向を反転させた方向(プリズムミラー22から見た光源の方向)に対して傾斜した方向に折り返すように出射する。楔型光学素子28は、入射面28aと出射面28bとを有し、プリズムミラー22から出射されシースルーミラー23に向かう映像光MLを通過させる。入射面28aと出射面28bとは、第3光学部材である楔型光学素子28の第3入射面と第3出射面とに相当する。シースルーミラー23は、反射面23aと外側面23oとを有する。シースルーミラー23は、プリズムミラー22の光出射側に形成された中間像を拡大する。
結像光学系20は、シースルーミラー23が凹面鏡であること等に起因して、軸外し光学系OSとなっている。本実施形態の場合、投射レンズ21、プリズムミラー22、及びシースルーミラー23は、非軸対称に配置され、非軸対称な光学面を有する。結像光学系20が軸外し光学系OSであるとは、結像光学系20を構成する光学要素21,22,28,23において、複数の反射面又は屈折面への光線の入射の前後で光路が全体として折れ曲がることを意味する。この結像光学系20つまり軸外し光学系OSでは、紙面に対応する軸外し面(YZ面に平行な面)に沿って光軸AXが延びるように光軸AXの折り曲げが行われ、かかる軸外し面に沿って光学要素21,22,28,23が配列されている。光軸AXは、YZ面に平行な横断面で見た場合、反射面の前後で互いに傾斜する複数の光軸部分AX1,AX2,AX3によって、Z字状の配置となっている。つまり、YZ面に平行な軸外し面において、投射レンズ21から反射面22bまでの光路P1と、反射面22bからシースルーミラー23までの光路P2と、シースルーミラー23から瞳位置PPまでの光路P3とが、Z字状に2段階で折り返される配置となっている。基準面である軸外し面(YZ面に平行な面)は、縦のY方向に平行に延びる。この場合、第1表示装置100aを構成する光学要素21,22,28,23が縦方向に高さ位置を変えて配列されることになり、第1表示装置100aの横幅の増大を防止することができる。
結像光学系20のうち、投射レンズ21から反射面22bまでの光路P1は、後方に向かって斜め上方向に延びている。つまり、光路P1において、光軸部分AX1は、-Z方向と+Y方向との中間に近い方向に延びる。反射面22bからシースルーミラー23までの光路P2は、前方に向かって斜め下方向に延びている。つまり、光路P2において、光軸部分AX2は、+Z方向と-Y方向との中間に近い方向に延びている。ただし、水面方向(XZ面)を基準とした場合、光路P2の傾斜が光路P1の傾斜よりも大きくなっている。これにより、プリズムミラー22の入射面(第2入射面)22aには、投射レンズ21から光軸部分AX1に平行な第1方向に出射される映像光MLが入射し、プリズムミラー22の反射面22bは、入射した映像光MLを光軸部分AX2に平行であって上記第1方向と交差する第2方向に反射する。シースルーミラー23から瞳位置PPまでの光路P3は、Z方向に平行に近い状態となっているが、図示の例では、光軸部分AX3は、+Z方向に向かって、下向きを負として、-10°程度となっている。つまり、光軸部分AX3を延長した出射光軸EXは、前方の+Z方向に平行な中心軸HXに対して10°程度下向きに傾いて延びている。これは、人間の視線が水平方向より下側に約10°傾いた若干の伏し目状態で安定するからである。
投射レンズ(第1光学部材)21を構成する第1レンズ21pの入射面21aと出射面21bとは、YZ面に平行で光軸AXと交差する縦方向に関して、光軸AXを挟んで非対称性を有し、横方向又はX方向に関して光軸AXを挟んで対称性を有する。投射レンズ21を構成する第2レンズ21qの入射面21cと出射面21dとは、YZ面に平行で光軸AXと交差する縦方向に関して、光軸AXを挟んで非対称性を有し、横方向又はX方向に関して光軸AXを挟んで対称性を有する。第1レンズ21p及び第2レンズ21qは、例えば樹脂で形成される。第1レンズ21pの入射面21aと出射面21bとは、例えば自由曲面であるが、非球面とすることもできる。第2レンズ21qの入射面21cと出射面21dとは、例えば自由曲面であるが、非球面とすることもできる。入射面21a,21c又は出射面21b,21dを自由曲面とすることにより、偏芯系の光学性能を高めることが容易となるので、非共軸の軸外し光学系OSである結像光学系20の収差を低減することが容易になる。詳細な図示は省略するが、入射面21a,21c及び出射面21b,21d上には、反射防止膜が形成されている。
プリズムミラー(第2光学部材)22は、ミラーとレンズとを複合させた機能を有する屈折反射光学部材であり、投射レンズ21からの映像光MLを屈折させつつ反射する。プリズムミラー22は、映像光MLを入射面22aを介して内部に入射させ、入射した映像光MLを反射面22bによって非正面方向に全反射させ、入射した映像光MLを出射面22cを介して外部に出射させる。入射面22aと出射面22cとは、曲面からなる光学面であり、反射面のみの場合又はこれらを平面とした場合に比較して解像度向上に寄与する。プリズムミラー22を構成する光学面である入射面22aと反射面22bと出射面22cとは、YZ面に平行で光軸AXと交差する縦方向に関して、光軸AXを挟んで非対称性を有し、横方向又はX方向に関して光軸AXを挟んで対称性を有する。プリズムミラー22は、例えば樹脂で形成される。プリズムミラー22の本体の屈折率は、映像光MLの反射角も参酌して内面での全反射が達成されるような値に設定される。プリズムミラー22の光学面、つまり入射面22aと反射面22bと出射面22cとは、例えば自由曲面であるが、非球面とすることもできる。プリズムミラー22において、光学面22a,22b,22cを自由曲面とすることにより、偏芯系の光学性能を高めることが容易となる。反射面22bについては、全反射によって映像光MLを反射するものに限らず、金属膜又は誘電体多層膜からなる反射面とすることもできる。この場合、反射面22b上に、例えばAl、Agのような金属で形成された単層膜又は多層膜からなる反射膜を蒸着等によって成膜し、或いは金属で形成されたシート状の反射膜を貼り付ける。詳細な図示は省略するが、入射面22a及び出射面22c上には、反射防止膜が形成されている。
プリズムミラー22と投射レンズ21との間には遮光部材17が配置されている。遮光部材17は、映像光MLが全体として絞られる開口瞳に近い位置に配置されるが、結像光学系20が軸外し光学系OSであることから、縦のY方向や横のX方向に関して開口瞳の位置が異なっており、厳密な意味での開口絞りとはなっていない。遮光部材17は、プリズムミラー22の入射面22aと、投射レンズ21の出射面21dとのいずれか一方の周囲に支持されている。
楔型光学素子28は、プリズムミラー22とシースルーミラー23との間に配置され、光透過性を有する。楔型光学素子28は、結像状態を改善する役割を有する。楔型光学素子28の入射面28aは、平坦であるが自由曲面となっており、YZ面に平行な縦方向に関して光軸AXを挟んで非対称性を有し、YZ面に垂直なX方向すなわち横方向に関して光軸AXを挟んで対称性を有する。楔型光学素子28は、例えば樹脂で形成される。入射面28aには反射防止膜が形成されている。楔型光学素子28の出射面28bは、平面であり、反射防止膜が形成されている。楔型光学素子28は、前側である+Z側で厚みが増している。これにより、プリズムミラー22等に起因する歪曲収差の発生を抑制することができる。楔型光学素子28の屈折率は、プリズムミラー22の屈折率と異なる。これにより、楔型光学素子28とプリズムミラー22等との間で屈折や分散の程度を調整することができ、例えば色消しの達成が容易になる。
シースルーミラー23は、凹の表面ミラーとして機能する湾曲した板状の光学部材であり、プリズムミラー22からの映像光MLを瞳位置PPに向けて反射する。つまり、第1コンバイナー103aを構成するシースルーミラー23は、第3光学部材である楔型光学素子28から出射された映像光MLを偏向し射出瞳ERを形成する。シースルーミラー23は、眼EY又は瞳孔が配置される瞳位置PPを覆うとともに瞳位置PPに向かって凹形状を有し、外界に向かって凸形状を有する。シースルーミラー23は、視界のうち画面の有効領域の全体をカバーする凹面透過ミラーである。シースルーミラー23は、収束機能を有するコリメーターであり、表示面11dの各点から出射された映像光MLの主光線であって、第1光学系12aの出射領域の近傍で結像によって一旦広がった映像光MLの主光線を瞳位置PPに向けて反射し瞳位置PPに収束させる。シースルーミラー23は、板状体23bの表面又は裏面上に透過性を有するミラー膜23cを形成した構造を有するミラー板である。シースルーミラー23や反射面23aは、YZ面に平行で光軸AXと交差する縦方向に関して、光軸AXを挟んで非対称性を有し、横方向又はX方向に関して光軸AXを挟んで対称性を有する。シースルーミラー23の反射面23aは、例えば自由曲面であるが、非球面とすることもできる。シースルーミラー23の反射面23aを自由曲面とすることで、収差低減を図ることができ、特に自由曲面を用いた場合、軸外し光学系又は非共軸光学系である結像光学系20の収差を低減することが容易になる。
シースルーミラー23は、反射に際して一部の光を透過させる透過型の反射素子であり、シースルーミラー23の反射面23a又はミラー膜23cは、半透過性を有する反射層によって形成されている。これにより、外界光OLがシースルーミラー23を通過するので、外界のシースルー視が可能になり、外界像に虚像を重ねることができる。この際、ミラー膜23cを支持する板状体23bが数mm程度以下に薄ければ、外界像の倍率変化を小さく抑えることができる。ミラー膜23cの映像光MLや外界光OLに対する反射率は、映像光MLの輝度確保や、シースルーによる外界像の観察を容易にする観点で、想定される映像光MLの入射角範囲において10%以上50%以下とする。シースルーミラー23の基材である板状体23bは、例えば樹脂で形成されるが、ガラス製とすることもできる。板状体23bは、これを周囲から支持する支持板43と同一の材料で形成され、支持板43と同一の厚みを有する。ミラー膜23cは、例えば膜厚を調整した複数の誘電体層からなる誘電体多層膜で形成される。ミラー膜23cは、膜厚を調整したAl、Ag等の金属の単層膜又は多層膜であってもよい。ミラー膜23cは、積層によって形成できるが、シート状の反射膜を貼り付けることによっても形成できる。板状体23bの外側面23oには、反射防止膜が形成されている。
光路について説明すると、第1映像素子11aからの映像光MLは、投射レンズ21に入射して略コリメートされた状態で出射される。投射レンズ21を通過した映像光MLは、プリズムミラー22に入射して入射面22aを屈折されつつ通過し、反射面22bによって100%に近い高い反射率で反射され、出射面22cで屈折される。プリズムミラー22からの映像光MLは、楔型光学素子28を介してシースルーミラー23に入射し、反射面23aによって50%程度以下の反射率で反射される。シースルーミラー23で反射された映像光MLは、装着者USの眼EY又は瞳孔が配置される瞳位置PPに入射する。瞳位置PPには、シースルーミラー23やその周囲の支持板43を通過した外界光OLも入射する。つまり、第1表示装置100aを装着した装着者USは、外界像に重ねて、映像光MLによる虚像を観察することができる。
図5に示すように、第1映像素子11aの表示面11dに形成する表示像を予め台形歪のような歪を持たせた修正画像DA1とする。つまり、結像光学系20が軸外し光学系OSであることから、光学系自体で台形歪のようなディストーションを取りきることは容易でない。よって、第1映像素子11aに表示される画像を、投射レンズ21、プリズムミラー22、楔型光学素子28、及びシースルーミラー23によって形成される歪を相殺する逆の歪を有するものとすることで、結像光学系20を経て瞳位置PPで観察される虚像の投影像IG1の画素配列を、元の表示像DA0に対応する格子パターンとすることができ輪郭を矩形とすることができる。つまり、第1映像素子11aは、投射レンズ21、プリズムミラー22、楔型光学素子28、及びシースルーミラー23によって形成されるディストーションを補正する。結果的に、シースルーミラー23等で発生するディストーションを許容しつつ第1映像素子11aを含めた全体として収差を抑えることができる。これにより、プリズムミラー22等の光学要素の配置やサイズの自由度が高まり、第1表示装置100aの小型化を達成しつつ、第1表示装置100aの光学性能の確保を容易にすることができる。
以下、図3に示す第1光学系12a又は光学ブロックOBを構成するプリズムミラー22、バレル31、投射レンズ21等の要素間の位置決め及び固定について説明する。
図6を参照して、バレル31に対するプリズムミラー22の固定について説明する。図6中で、領域CR1は、バレル31によって一体化された光学ブロック本体30の側面図であり、領域CR2は、光学ブロック本体30の平面図であり、領域CR3は、光学ブロック本体30の底面図であり、領域CR4は、バレル31の斜視図であり、領域CR5は、バレル31の平面図である。プリズムミラー22は、バレル31に対して直接固定される。この際、プリズムミラー22は、バレル31に対して、嵌合と片寄とを用いて位置決めされた状態で固定される。具体的には、バレル31の上端部31aに形成され平行に延びる一対の凸板31yと、一対の凸板31y間に渡されるように延びる制限板31zとがフランジ部22fを傾斜させた状態で支持しつつ、一対の凸板31yの間にフランジ部22fの段差側面22gを挟む。この際、一対の凸板31yの内側面51aとフランジ部22fの段差側面22gとが嵌合し、かつ、一対の凸板31y上に設けた基準面52aとフランジ部22fの下面22hとを突き当てる片寄が行われ、制限板31zの内側に設けた基準面52cとフランジ部22fの側面22jとを突き当てる片寄が行われる。これにより、バレル31に対して、プリズムミラー22が3軸方向(X、Y、及びZ方向)の配置と3軸の回転姿勢とに関して位置決めされる。プリズムミラー22とバレル31との接合には、光硬化型の接着材や超音波融着法等を用いることができる。
以上で説明した光学ブロック本体30については、図4に示すように、プリズムミラー22の入射面22a側の光軸部分AX1とプリズムミラー22の出射面22c側の光軸部分AX2とのなす角度が60°以下となっており、両者の角度差があまり大きくないので、投射レンズ21がバレル31に近接する構造となっている。このため、図6に示すように、バレル(支持部材)31には、投射レンズ21との干渉を避けるように、プリズムミラー22の入射面22a側において開口部OPが設けられている。
バレル31に対する楔型光学素子28の固定について説明する。楔型光学素子28は、バレル31に対して直接固定される。この際、楔型光学素子28は、バレル31に対して、嵌合を用いて位置決めされた状態で固定される。具体的には、バレル31の下端部31bの4辺の内周に沿って形成された横制限面53aと、楔型光学素子28のフランジ部28fの段差側面28gとが対向し、バレル31の下端部31bの4辺の下端に沿って形成された下制限面53bと、楔型光学素子28のフランジ部28fの段差上面28hとが対向する。これにより、バレル31に対して、楔型光学素子28が3軸方向の配置と3軸の回転姿勢とに関して位置決めされる。楔型光学素子28とバレル31との接合には、光硬化型の接着材や超音波融着法等を用いることができる。
図7を参照して、プリズムミラー22に対する投射レンズ21の固定について説明する。図7中で、領域DR1は、バレル31にプリズムミラー22等を組付けた光学ブロック本体30の斜視図であり、領域DR2は、投射レンズ21等の斜視図である。投射レンズ21は、光学ブロック本体30のプリズムミラー22に対して直接固定される。この際、投射レンズ21は、プリズムミラー22に対して、嵌合と片寄とを用いて位置決めされた状態で固定される。具体的には、投射レンズ21を構成する第2レンズ21qのフランジ部21fに形成された一対の爪21yが、プリズムミラー22のフランジ部22fに形成された一対の凹部22sを挟むように一対の凹部22sに挿入される。これにより、第2レンズ21qの一対の爪21yがプリズムミラー22のフランジ部22fを把持する。この際、一対の爪21yが一対の凹部22sと嵌合し、かつ、一対の爪21yに設けた基準面と一対の凹部22sに設けた基準面とを突き当てる片寄が行われる。これにより、プリズムミラー22に対して、第2レンズ21qすなわち投射レンズ21が3軸方向の配置と3軸の回転姿勢とに関して位置決めされる。第2レンズ21qとプリズムミラー22の接合には、光硬化型の接着材や超音波融着法等を用いることができる。
図8を参照して、投射レンズ21における第1レンズ21pと第2レンズ21qとの固定について説明する。図8中で、領域ER1は、第1光学系12aから第1レンズ21pを取り外した状態を示す斜視図であり、領域ER2は、第1レンズ21p等を示す斜視図であり、領域FR3は、第1ホルダー72aを分離した状態の第1光学系12aを示す斜視図である。第1レンズ21pは、第2レンズ21qに対して直接固定される。この際、第1レンズ21pは、第2レンズ21qに対して、嵌合を用いて位置決めされた状態で固定される。具体的には、第1レンズ21pのフランジ部21nに形成された複数の爪21tが、第2レンズ21qのフランジ部21fに形成された一対の凹部21sを挟むように一対の凹部21sに挿入される。これにより、第1レンズ21pの複数の爪21tが第2レンズ21qのフランジ部21fを把持する。この際、複数の爪21tが一対の凹部21sと嵌合する。これにより、第2レンズ21qに対して、第1レンズ21pが3軸方向の配置と3軸の回転姿勢とに関して位置決めされる。第1レンズ21pと第2レンズ21qとの接合には、光硬化型の接着材や超音波融着法等を用いることができる。
投射レンズ21の第1レンズ21pに対する、第1ホルダー72aの固定について説明する。なお、第1ホルダー72aは、第1映像素子11aを保持しており、本明細書において、第1映像素子11aと第1ホルダー72aとを組み合わせたものも映像素子と呼ぶ。第1ホルダー72aは、第1レンズ21pに対して直接固定される。この際、第1ホルダー72aは、第1レンズ21pに対して、嵌合を用いて位置決めされた状態で固定される。具体的には、第1ホルダー72aに形成された複数の爪72tが、第1レンズ21pのフランジ部21nに形成された一対の凹部21rを挟むように一対の凹部21rに挿入される。これにより、第1ホルダー72aの複数の爪72tが第1レンズ21pのフランジ部21nを把持する。この際、複数の爪72tが一対の凹部21rと嵌合する。これにより、第1レンズ21pに対して、第1ホルダー72aが3軸方向の配置と3軸の回転姿勢とに関して位置決めされる。第1ホルダー72aと第1レンズ21pとの接合には、光硬化型の接着材や超音波融着法等を用いることができる。
以上のように、光学ブロックOBを構成するプリズムミラー22や投射レンズ21は、相互に位置決めし合う構造によって直接固定され、鏡枠やケースといった共通の部材を介在させていない。このため、光学ブロックOBを小型化しつつ必要な部材間(具体的にはプリズムミラー22と投射レンズ21との間)の組み立て精度を高めることができる。その一方で、図3に示すように、位置決めし合う構造によって、プリズムミラー22と第2レンズ21qとの間には、横のX方向に関する一対の側面において隙間G11が形成され、縦のY方向の一対の側面において隙間G12が形成されている。また、第2レンズ21qと第1レンズ21pとの間には、横のX方向に関する一対の側面において隙間G21が形成され、縦のY方向の一対の側面において隙間G22が形成されている。第1レンズ21pと第1ホルダー72aとの間には、横のX方向に関する一対の側面において隙間G31が形成され、縦のY方向の一対の側面において隙間G32が形成されている。なお、第1レンズ21pと第1ホルダー72aとの隙間G31,G32は、結果的に第1レンズ21pと第1映像素子11aとの隙間になっている。
図9及び10を参照して、光学ブロックOBは、防塵カバー80によって周囲を覆われ、防塵カバー80は、第1カバー部材71aによって周囲を覆われている。防塵カバー80は、第1防塵部材81と第3防塵部材83とを含む。
第1防塵部材81は、一対の側面部81aと上面部81bとを有する。側面部81aは、X軸に平行な第3軸における投射レンズ21とプリズムミラー22とバレル31との両端領域Ra(具体的には図3参照)を覆い、上面部81bは、Z軸に平行な第2軸における上側に位置する投射レンズ21とプリズムミラー22との端領域Rb(具体的には図3参照)を覆う。ここで、投射レンズ21とプリズムミラー22とが並ぶ軸を第1軸とし、プリズムミラー22と楔型光学素子28とが並ぶ軸を第2軸としたとき、両端領域Raに関する第3軸は、第1軸及び第2軸と直交する軸であり、上記のように横に延びるX軸に平行になっている。投射レンズ21とプリズムミラー22とが並ぶ第1軸は、図4を参照して、光路P1又は光軸部分AX1に相当し、プリズムミラー22と楔型光学素子28とが並ぶ第2軸は、図4を参照して、光路P2又は光軸部分AX2に相当する。また、第2軸における上側に位置するとは、第2軸つまり光軸部分AX2における下の楔型光学素子28側ではなく上のプリズムミラー22側に位置することを意味する。
第1防塵部材81は、プリズムミラー22と第2レンズ21qとの間の隙間G11,G12(図3参照)を覆い、第2レンズ21qと第1レンズ21pとの隙間G21,G22(図3参照)を覆っている。第1防塵部材81は、第1フレーム61aの近傍まで延び、第1防塵部材81の下端81fは、第1フレーム61aの上面に当接している。この結果、第1防塵部材81は、バレル31に形成された開口部OPを覆うものともなっている。
第1防塵部材81は、シート状で弾性を有する防塵テープ8であり、投射レンズ21、プリズムミラー22、及びバレル31の側面形状に合わせるように変形する。第1防塵部材81を防塵テープ8とすることにより、防塵カバー80を軽量化することができる。
図11Aに示すように、第1防塵部材81である防塵テープ8は、光吸収性を有する基材8aの内側に粘着層8bを形成したものである。防塵テープ8の基材8aは、例えばアルミガラステープ、アルミテープ等で形成され、光吸収性だけでなく断熱性を有する。なお、粘着層8bは、基材8aの全体に亘って形成される必要はなく、例えば第1防塵部材81の外周部や内側の適所に局所的に形成することができる。また、基材8aを全体に亘って光吸収性を有するものとする必要はなく、隙間G11,G12,G21,G22等を覆う箇所で光吸収性を有するものにすれば足る。
図11Bに示すように、変形例の防塵テープ8は、基材8aの表面に遮熱層8dを形成し、遮熱層8dの表面に熱伝導層8eを形成したものとなっている。遮熱層8dは、空気を含んだ繊維状の層であり、例えばガラス繊維、カーボン繊維等の材料から形成され、基材8a上に塗布され、蒸着され、又は貼り付けられる。熱伝導層8eは、熱伝導性の高い層であり、例えばアルミ、銀等の材料から形成される。
図9に戻って、第3防塵部材83は、第1ホルダー72aから第1レンズ21pにかけての上面に相当する端領域と、一対の側面に相当する両端領域とを覆っている。第3防塵部材83は、第1ホルダー72aと第1レンズ21pとの間を覆っており、結果的に第1映像素子11aと第1レンズ21pとの間を覆っている。つまり、第3防塵部材83は、第1ホルダー72aと第1レンズ21pとの隙間G31,G32(図3参照)を覆っている。第3防塵部材83は、第1防塵部材81とは別体であってもよいが、第1防塵部材81と一体されたものであってもよい。
図12に示すように、第1光学部材である投射レンズ21と支持部材であるバレル31との間には、防塵カバー80の一部を構成する第2防塵部材82が設けられている。投射レンズ21の下端と、バレル31の下端部31bとの間には、隙間G4(図3参照)が形成されている。この隙間G4は、第1防塵部材81によって光学ブロックOBの周囲を覆っても開放されたままとなるので、第2防塵部材82によって覆う。第1防塵部材81と第2防塵部材82とにより、光学ブロックOB内が略封止され、光学ブロックOBの防塵が達成される。なお、第1防塵部材81の一部81gを投射レンズ21の下端と、バレル31の下端部31bとの間に巻き込むようにすれば、より防塵効果が高まる。
第2防塵部材82は、接着層9で形成されている。粘性が高い充填用樹脂を投射レンズ21の下端とバレル31の下端部31bとを繋ぐように供給して隙間G4の表側を充填し、その後充填用樹脂を熱や光で硬化することによって、接着層9からなる第2防塵部材82が得られる。第2防塵部材82又は接着層9は、接着後つまり硬化後も弾性を有し、変形可能となっている。接着層9は、シート状のものに限らず、厚みを有する塊状のものであってもよい。なお、第2防塵部材82又は接着層9は、第1防塵部材81の防塵テープ8に相当するものに置き換えることができる。
図13を参照して、光学ブロックOBの側方における開放領域での第1防塵部材81の機能について説明する。光学ブロックOBは、開口部OPの側方領域Rfが開放されており、第1防塵部材81は、この側方領域Rfを塞いでいる。側方領域Rfには、第1防塵部材81が配置され、第1防塵部材81の内面には、プリズムミラー22からの映像光MLが入射する可能性がある。第1防塵部材81は、光吸収性を有しており、反射を防止し又は低減することができるので、光学ブロックOB内の光学要素について防塵を達成しつつ迷光の発生を抑えることができる。以上では、開口部OPの周辺における迷光防止について説明したが、例えば投射レンズ21を構成するレンズ間に開口があって迷光が生じる可能性がある場合も、第1防塵部材81によって迷光の発生を抑えることができる。
図14は、変形例の光学モジュール100を説明する側方部分断面図である。この場合、第1ホルダー72aに固定された第1映像素子11aの上端から放熱シート88を延ばして第1カバー部材71aの上面に貼り付けている。放熱シート88は、第1映像素子11aから発生する熱を第1カバー部材71aの外側に逃がす役を有している。ここで、第1カバー部材71aの内側に配置されて光学ブロックOBを覆う防塵カバー80は、断熱効果をもった防塵テープ8であり、第1カバー部材71aからの熱伝導や輻射熱によって防塵カバー80内の光学ブロックOBが温まることを防ぎ、温度ドリフトの影響で光学性能が劣化することを防ぐものなっている。
図15は、変形例の光学モジュール100を説明する図である。この場合、第1ホルダー72aに固定された第1映像素子11aの下端と第1フレーム61aとの間に熱電伝導性を有する接着層89を形成し、これらの間に形成された隙間を充填している。第1フレーム61aには、第1映像素子11aの下端と対向する箇所に溝61gが成形されている。この溝61gを充填するように接着材を充填し、第1映像素子11aの下端が接するまで接着材を供給する。その後、接着材を硬化させることによって接着層89が形成される。接着層89は、硬化後も弾性を有する状態に維持される。接着層89は、カーボン等の光吸収性材料が練り込まれた層であり、例えばUV接着層、熱硬化接着剤等である。
以上で説明した実施形態のHMD201又は光学モジュール100は、映像光MLを出射する映像素子11aと、映像光MLが入射する第1入射面21aと、映像光MLを出射する第1出射面21dとを有する投射レンズ21と、投射レンズ21から第1方向に出射される映像光MLが入射する第2入射面22aと、入射した映像光MLを第1方向と交差する第2方向に反射する反射面22bと、反射面22bで反射された映像光MLを出射する第2出射面22cとを有するプリズムミラー22と、プリズムミラー22から出射された映像光MLが入射する第3入射面38aと、映像光MLを出射する第3出射面28bとを有する楔型光学素子28と、プリズムミラー22と楔型光学素子28とを支持するバレル31と、楔型光学素子28から出射された映像光MLを偏向し射出瞳を形成する第1コンバイナー103aと、第3軸における投射レンズ21とプリズムミラー22とバレル31との両端領域と、第2軸におけるプリズムミラー22側に位置する投射レンズ21とプリズムミラー22との端領域とを覆う第1防塵部材81と、投射レンズ21とバレル31との間に設けられる第2防塵部材82とを備える。
上記光学モジュールでは、第1防塵部材81が、第3軸における投射レンズ21とプリズムミラー22とバレル31との両端領域と、第2軸におけるプリズムミラー22側に位置する投射レンズ21とプリズムミラー22との端領域とを覆い、第2防塵部材82が、投射レンズ21とバレル31との間に設けられるので、ケースを設けることなく、投射レンズ21やプリズムミラー22を覆って防塵を達成することができ、投射レンズ21、プリズムミラー22等を含む光学ブロックOBを小型化することができる。
〔変形例その他〕
以上実施形態に即して本発明を説明したが、本発明は、上記の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
第1表示装置100aに組み込む結像光学系20は、図示のものに限らず、様々な構成とすることができる。具体的には、上記結像光学系20は、Y方向又は縦方向に非対称性を持たせた軸外し光学系OSであるとしたが、X方向又は横方向に非対称性を持たせた軸外し光学系とすることもできる。結像光学系20を構成する光学要素についても、図4に示すものは単なる例示であり、レンズの枚数を増減させる、ミラーを追記する、導光部材を追加するといった変更が可能である。
コンバイナー103a,103bの外界側には、コンバイナー103a,103bの透過光を制限することで調光を行う調光デバイスを取り付けることができる。調光デバイスは、例えば電動で透過率を調整する。調光デバイスとして、ミラー液晶、電子シェード等を用いることができる。調光デバイスは、外光照度に応じて透過率を調整するものであってもよい。
コンバイナー103a,103bは、遮光性を有するミラーに置き換えることもできる。この場合、外界像の直接観察を前提としない非シースルー形の光学系となる。
具体的な態様における光学モジュールは、映像光を出射する映像素子と、映像光が入射する第1入射面と、映像光を出射する第1出射面とを有する第1光学部材と、第1光学部材から第1方向に出射される映像光が入射する第2入射面と、入射した映像光を第1方向と交差する第2方向に反射する反射面と、反射面で反射された映像光を出射する第2出射面とを有する第2光学部材と、第2光学部材から出射された映像光が入射する第3入射面と、映像光を出射する第3出射面とを有する第3光学部材と、第2光学部材と第3光学部材とを支持する支持部材と、第3光学部材から出射された映像光を偏向し射出瞳を形成するコンバイナーと、第1光学部材と第2光学部材とが並ぶ軸を第1軸とし、第2光学部材と第3光学部材とが並ぶ軸を第2軸としたとき、第1軸及び第2軸と直交する第3軸における第1光学部材と第2光学部材と支持部材との両端領域と、第2軸における第1光学部材と第2光学部材との端領域とを覆う第1防塵部材と、第1光学部材と支持部材との間に設けられる第2防塵部材とを備える。
上記光学モジュールでは、第1防塵部材が、第3軸における第1光学部材と第2光学部材と支持部材との両端領域と、第2軸における第2光学部材側に位置する第1光学部材と第2光学部材との端領域とを覆い、第2防塵部材が、第1光学部材と支持部材との間に設けられるので、ケースを設けることなく、第1光学部材や第2光学部材を覆って防塵を達成することができ、第1光学部材、第2光学部材等を含む光学ブロックを小型化することができる。
具体的な側面において、第1防塵部材は、防塵テープである。この場合、第1防塵部材を軽量化することができ、防塵構造を軽量化することができる。
具体的な側面において、第1防塵部材は、断熱性を有する。この場合、第1防塵部材の内側に熱が流入することを抑制でき、第1光学部材、第2光学部材等を含む光学ブロックの光学特性を安定化させることができる。
具体的な側面において、第2防塵部材は、接着層又は防塵テープである。この場合、第2防塵部材を軽量化することができる。特に、第2防塵部材を接着層とした場合、狭い入り組んだ箇所に防塵処理を施しやすくなる。
具体的な側面において、支持部材は、第2光学部材と第3光学部材との間に配置され、第1光学部材側に開口部を有し、第1防塵部材は、光吸収性を有し、開口部を覆う。この場合、防塵テープが遮光体としても機能し、迷光の発生を抑制することができる。
具体的な側面において、支持部材を支持するフレームをさらに備え、第1防塵部材は、フレームまで延びる。この場合、第1防塵部材とフレームとの間に光学ブロックを収納するような構造とすることができる。
具体的な側面において、第3軸と平行な方向から見て、映像素子とフレームとの間には、熱電伝導性を有する接着層が充填されている。この場合、映像素子とフレームとの隙間を塞いで防塵を行いつつ映像素子からフレームへの熱流を形成することができ、映像素子の放熱を効率化することができる。
具体的な側面において、第1防塵部材を覆うカバー部材をさらに備える。カバー部材は、光学ブロックに干渉しないで、光学ブロックを熱や機械的衝撃から保護する役割を有する。
具体的な側面において、第1光学部材と第2光学部材との間には、隙間が形成され、第1防塵部材は、第1光学部材と第2光学部材と隙間を覆う。
具体的な側面において、映像素子と第1光学部材との間を覆う第3防塵部材をさらに備える。これにより、光学ブロックと映像素子との間で防塵が達成され、光学ブロックの防塵が確実となる。
具体的な態様における頭部装着型表示装置は、上述した光学モジュールと、映像素子に表示動作を行わせる制御装置とを備える。
8…防塵テープ、8a…基材、8b…粘着層、8d…遮熱層、8e…熱伝導層、9…接着材、11a…映像素子、21…投射レンズ、21a,21c…入射面、21b,21d…出射面、22…プリズムミラー、22a…入射面、22b…反射面、22c…出射面、23…シースルーミラー、23a…反射面、23c…ミラー膜、28…楔型光学素子、28a…入射面、28b…出射面、30…光学ブロック本体、31…バレル、61a,61b…フレーム、80…防塵カバー、81a…側面部、81b…上面部、81f…下端、88…放熱シート、89…接着層、92…制御装置、100…光学モジュール、100a,100b…表示装置、102…表示駆動部、103a,103b…コンバイナー、200…画像表示装置、AX…光軸、AX1,AX2,AX3…光軸部分、ER…射出瞳、EY…眼、G11,G12,G21,G22…隙間、ML…映像光、OA…光学開口、OB…光学ブロック、OP…開口部、OS…軸外し光学系、P1,P2,P3…光路、PP…瞳位置、Ra…両端領域、Rb…端領域、Rf…側方領域、US…装着者

Claims (11)

  1. 映像光を出射する映像素子と、
    前記映像光が入射する第1入射面と、前記映像光を出射する第1出射面とを有する第1光学部材と、
    前記第1光学部材から第1方向に出射される前記映像光が入射する第2入射面と、入射した前記映像光を前記第1方向と交差する第2方向に反射する反射面と、前記反射面で反射された前記映像光を出射する第2出射面とを有する第2光学部材と、
    前記第2光学部材から出射された前記映像光が入射する第3入射面と、前記映像光を出射する第3出射面とを有する第3光学部材と、
    前記第2光学部材と前記第3光学部材とを支持する支持部材と、
    前記第3光学部材から出射された前記映像光を偏向し射出瞳を形成するコンバイナーと、
    前記第1光学部材と前記第2光学部材とが並ぶ軸を第1軸とし、前記第2光学部材と前記第3光学部材とが並ぶ軸を第2軸としたとき、前記第1軸及び前記第2軸と直交する前記第3軸における前記第1光学部材と前記第2光学部材と前記支持部材との両端領域と、前記第2軸における前記第1光学部材と前記第2光学部材との端領域とを覆う第1防塵部材と、
    前記第1光学部材と前記支持部材との間に設けられる第2防塵部材とを備える、光学モジュール。
  2. 前記第1防塵部材は、防塵テープである、請求項1に記載の光学モジュール。
  3. 前記第1防塵部材は、断熱性を有する、請求項1及び2のいずれか一項に記載の光学モジュール。
  4. 前記第2防塵部材は、接着層又は防塵テープである、請求項1~3のいずれか一項に記載の光学モジュール。
  5. 前記支持部材は、前記第2光学部材と前記第3光学部材との間に配置され、前記第1光学部材側に開口部を有し、
    前記第1防塵部材は、光吸収性を有し、開口部を覆う、請求項1~4のいずれか一項に記載の光学モジュール。
  6. 前記支持部材を支持するフレームをさらに備え、
    前記第1防塵部材は、前記フレームまで延びる、請求項1~5のいずれか一項に記載の光学モジュール。
  7. 前記第3軸と平行な方向から見て、前記映像素子と前記フレームとの間には、熱電伝導性を有する接着層が充填されている、請求項6に記載の光学モジュール。
  8. 前記第1防塵部材を覆うカバー部材をさらに備える、請求項1~7のいずれか一項に記載の光学モジュール。
  9. 前記第1光学部材と前記第2光学部材との間には、隙間が形成され、
    前記第1防塵部材は、前記第1光学部材と前記第2光学部材と隙間を覆う、請求項1~8のいずれか一項に記載の光学モジュール。
  10. 前記映像素子と前記第1光学部材との間を覆う第3防塵部材をさらに備える、
    請求項1~9のいずれか一項に記載の光学モジュール。
  11. 請求項1~10のいずれか一項に記載の前記光学モジュールと、
    前記映像素子に表示動作を行わせる制御装置とを備える、頭部装着型表示装置。
JP2021029755A 2021-02-26 2021-02-26 光学モジュール及び頭部装着型表示装置 Pending JP2022131032A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021029755A JP2022131032A (ja) 2021-02-26 2021-02-26 光学モジュール及び頭部装着型表示装置
CN202210169607.7A CN114967140B (zh) 2021-02-26 2022-02-23 光学模块以及头部佩戴型显示装置
US17/680,178 US11573425B2 (en) 2021-02-26 2022-02-24 Optical module and head-mounted display device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021029755A JP2022131032A (ja) 2021-02-26 2021-02-26 光学モジュール及び頭部装着型表示装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2022131032A true JP2022131032A (ja) 2022-09-07

Family

ID=82976016

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021029755A Pending JP2022131032A (ja) 2021-02-26 2021-02-26 光学モジュール及び頭部装着型表示装置

Country Status (3)

Country Link
US (1) US11573425B2 (ja)
JP (1) JP2022131032A (ja)
CN (1) CN114967140B (ja)

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20090168131A1 (en) 2007-12-28 2009-07-02 Konica Minolta Holdings, Inc. Image display apparatus and head-mounted display
JP2009157291A (ja) * 2007-12-28 2009-07-16 Konica Minolta Holdings Inc 映像表示装置及びヘッドマウントディスプレイ
JP2009157290A (ja) 2007-12-28 2009-07-16 Konica Minolta Holdings Inc 映像表示装置及びヘッドマウントディスプレイ
US8446676B2 (en) * 2010-09-16 2013-05-21 Olympus Corporation Head-mounted display device
JP6255983B2 (ja) * 2013-12-25 2018-01-10 セイコーエプソン株式会社 虚像表示装置
JP6337465B2 (ja) * 2013-12-26 2018-06-06 セイコーエプソン株式会社 虚像表示装置
JP5975089B2 (ja) * 2014-11-13 2016-08-23 株式会社リコー 投射光学系および画像表示装置
US20170212378A1 (en) * 2016-01-22 2017-07-27 Seiko Epson Corporation Liquid crystal apparatus and electronic equipment
JP6686504B2 (ja) * 2016-02-15 2020-04-22 セイコーエプソン株式会社 頭部装着型画像表示装置
CN108089329A (zh) * 2016-11-23 2018-05-29 深圳市掌网科技股份有限公司 一种虚拟现实头盔
CN107577049B (zh) * 2017-05-27 2020-06-23 深圳多哚新技术有限责任公司 一种虚拟现实设备的脸托配件
CN109697378B (zh) * 2017-10-20 2022-02-18 欣技资讯股份有限公司 影像捕获设备
JP7268437B2 (ja) 2019-03-25 2023-05-08 セイコーエプソン株式会社 虚像表示装置
CN112630972A (zh) * 2020-12-29 2021-04-09 青岛小鸟看看科技有限公司 一种vr眼镜

Also Published As

Publication number Publication date
CN114967140A (zh) 2022-08-30
CN114967140B (zh) 2023-05-05
US20220276491A1 (en) 2022-09-01
US11573425B2 (en) 2023-02-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6244631B2 (ja) 虚像表示装置
CN114967140B (zh) 光学模块以及头部佩戴型显示装置
CN114967142B (zh) 光学模块以及头部佩戴型显示装置
US20220276493A1 (en) Optical module and head-mounted display device
CN114578558B (zh) 光学模块和显示装置
US20240061257A1 (en) Image display device
US20240061259A1 (en) Image display device
CN114428404B (zh) 显示装置以及光学单元
CN114428402B (zh) 虚像显示装置和虚像显示装置的制造方法
CN111736343B (zh) 虚像显示装置及影像元件单元
CN114428403B (zh) 显示装置以及光学单元
US20240061256A1 (en) Head-mounted display apparatus, optical unit, and manufacturing method of optical unit
CN114815244B (zh) 图像显示装置
US20240036319A1 (en) Image display device
US20240061258A1 (en) Head-mounted display apparatus and optical unit
CN114428401B (zh) 显示模块、显示模块的组装方法以及虚像显示装置
CN114815245B (zh) 图像显示装置
US20240036320A1 (en) Image display device and optical unit
US20240061260A1 (en) Image display device, optical unit, and manufacturing method of optical unit
US20220244548A1 (en) Image display device
US20210173213A1 (en) Optical engine for head-mounted display apparatus
JP2023056172A (ja) 光学ユニット、虚像表示装置、光学ユニットの計測方法
CN116520570A (zh) 虚像显示装置

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20210915

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20211104