JP5031452B2 - 画像観察装置及び画像観察システム - Google Patents

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Description

本発明は、複数の画像形成素子からの光束を観察者の眼に導いて画像を観察させる、ヘッドマウントディスプレイ(HMD)等の画像観察装置に関する。
HMD等に用いられる観察光学系としては、小型であることが望まれている。また、臨場感を増すために、広画角の画像提示が可能であることが望まれている。
観察光学系を広画角な画像の提示が可能なものとするためには、表示素子が大きい方が好ましい。ただし、表示画角のスペックに対して適切な表示エリアサイズを有する表示素子を常に作製又は入手することは困難である。
所望の表示画角に対して小さい表示エリアサイズを有する表示素子を用いて、所望の広い表示画角を達成する技術として、互いに異なる視野に対応する複数の原画を1つの画像に合成して観察させる観察光学系が、特許文献1〜3にて開示されている。
特許文献1にて開示された光学系では、観察光学系中にV字型のミラーを設け、1枚の表示素子に表示された原画からの光をV字の一方の反射面で反射して瞳に向かわせ、もう1枚の表示素子に表示された原画からの光をV字の他方の反射面で瞳に向かわせている。
特許文献2にて開示された光学系では、2つの原画から合成された1つの画像の視野中心を含む断面に対して対称な形状のプリズムを配置している。一方の表示素子に表示された原画からの光は、該表示素子に対向配置された入射面からプリズムに導かれ、透過全反射面で反射され、反射面で反射され、上記透過全反射面を透過して瞳に向かう。他方の表示素子に表示された原画からの光も同様に、該他方の表示素子に対向配置された入射面からプリズムに導かれ、透過全反射面で反射され、反射面で反射され、上記透過全反射面を透過して瞳に向かう。1つの原画からの光ともう1つの原画からの光が同じ瞳に向かうように合成させる2つの反射面は、互いに近接配置されている。
特許文献3にて開示された光学系でも、2つの原画から合成された1つの画像の視野中心を含む断面に対して対称な形状のプリズムを配置している。該光学系では、それぞれの表示素子に対向配置された入射面が、他方の表示素子からの光を反射して瞳に向かわせる2つの反射面としても用いられている。
以上述べた3つの特許文献にて開示された光学系では、近接配置された2つの反射面で2枚の表示素子からの光を合成している。すなわち、1枚の表示素子に表示された原画からの光を1つの反射面で反射して瞳に導き、もう1枚の表示素子に表示された原画からの光を上記反射面に接したもう1つの反射面で瞳に導く。
言い換えると、瞳からの逆光線追跡で2枚の表示素子に向かう光路を考えた場合に、それぞれの表示素子に向かう光路への分岐を近接配置された2つの反射面で行っている。
これらの光学系を用いることで、小さい表示エリアサイズを有する表示素子を用いて通常得られる画角よりも広い画角を達成することが可能となる。また、同程度の画角をより小型(観察視軸方向において薄型)の光学系実現可能である。
特開平07−274097号公報 特開平11−326820号公報 特開平10−246865号公報
しかしながら、上記特許文献1〜3にて開示された光学系では、瞳からの逆光線追跡において表示素子に向かう光路を分岐させる2枚の反射面の間には継ぎ目が存在する。この継ぎ目部分では光散乱が発生し、フレア等を引き起こすおそれがある。
本発明は、複数の原画を1つの画像に合成して観察させる観察光学系において、不要な光散乱やフレア等の発生を抑制できるようにした画像観察装置を提供する。
本発明の一側面としての画像観察装置は、それぞれ原画を形成する第1及び第2の画像形成素子と、第1及び第2の画像形成素子からの光束を、観察者の一方の眼が配置される射出瞳位置に導く光学系とを有する。そして、光学系は、第1の画像形成素子からの光束を反射し、第2の画像形成素子からの光束を透過する継ぎ目のない連続した一つの光学面を有する。第1及び第2の画像形成素子はそれぞれ、射出瞳からの互いに異なる視野に対応する第1及び第2の原画を形成する。上記光学面は、反射膜が形成された領域と、反射膜が形成されていない領域とを有し、反射膜が形成された領域は第1の画像形成素子からの光束を反射し、反射膜が形成されていない領域は第2の画像形成素子からの光束を透過する。
なお、上記画像観察装置と、第1及び第2の画像形成素子に原画を形成させる駆動装置とを有する画像観察システムも本発明の他の側面を構成する。
本発明によれば、互いに異なる視野に対応する原画を形成した第1及び第2の画像形成素子からの光束をそれぞれ、継ぎ目のない同一面(単一の光学面)での反射と透過を介して射出瞳位置に導く。このため、不要な光散乱やフレア等の発生が少なく、広い表示画角を有した画像観察装置を小型に実現することができる。
以下、本発明の好ましい実施例について図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の実施例1である画像観察装置としてのHMDに用いられる表示ユニットの水平断面での構成を示す。
図18に模式的に示すように、本実施例のHMD100は、観察者の頭部Hに装着されて、観察者の両眼のそれぞれに画像光を導くものである。ただし、図1には、一方の眼に画像光を導くための表示ユニット(1〜4)を示している。つまり、図1に示す表示ユニットを、図18に示すように左右の眼のそれぞれに対して設けることで、両眼観察用のHMDが実現される。このことは、後述する他の実施例でも同じである。勿論、一方の眼に画像光を導くための表示ユニットのみを観察者の頭部に装着させる単眼観察用のHMDとしてもよい。
図1及び図18において、1は第1の光学素子、2は第2の光学素子である。第1及び第2の光学素子1,2は、観察光学系を構成する。第1及び第2の光学素子1,2は、その内部が光学ガラスや光学樹脂等の媒質により満たされた透光性部材として構成されている。
3は第1の表示素子、4は第2の表示素子である。これら第1及び第2の表示素子3,4は、液晶パネルや有機ELパネル等により構成される画像形成素子である。第1及び第2の光学素子1,2と第1及び第2の表示素子3,4により片眼用の表示ユニットが構成される。
図1に示すように、第1及び第2の表示素子3,4には、駆動ユニット(駆動装置)10が接続されている。駆動ユニット10には、パーソナルコンピュータ、DVDプレーヤ、テレビチューナ等の画像供給装置20が接続されている。駆動ユニット10は、画像供給装置20から入力される画像信号に基づいて、該画像信号に対応する原画が各表示素子に表示(形成)されるように各表示素子を駆動する。本実施例のHMDと駆動ユニット10により画像観察システムが構成される。
第1の表示素子3には、画像供給装置20からの画像信号により構成される1画面(単一画像)のうち左半分に相当する第1の原画IAが表示される。また、第2の表示素子4には、上記1画面(単一画像)のうち右半分に相当する第2の原画IBが表示される。
そして、第1及び第2の光学素子1,2は、第1及び第2の表示素子3,4のそれぞれからの光束(画像光)を、観察光学系の射出瞳Sが形成される位置又は領域(以下、射出瞳位置という)に導く。射出瞳位置には、観察者の一方の眼Eが配置される。これにより、第1の原画IAに対応する拡大虚像としての第1の画像IA′と第2の原画IBに対応する拡大虚像としての第2の画像IB′とが合成された単一の拡大虚像としての合成画像ICが観察者によって観察される。
なお、射出瞳位置は、観察者が一方の眼Eを置いて全視野の画像観察を可能とする観察位置(観察領域)ということもできる。
第1の光学素子1において、S2は単一の光学面としての光路合成面Aであり、偏心面として構成されている。また、光路合成面S2は、ハーフミラー面(半透過反射面)として構成されている。単一の光学面とは、継ぎ目のない連続した1つの光学面を意味する。
光路合成面S2は、第1の表示素子3からの光束を反射して射出瞳Sに向かわせ、第2の表示素子4からの光束であって射出瞳Sに向かう光束を透過させる。
ここで、射出瞳Sを該観察光学系の入射瞳とし、該入射瞳から第1及び第2の表示素子3,4のそれぞれに向かう光線を追跡(逆光線追跡)した場合の光路で考える。この場合、光路合成面S2は、入射瞳の有効光束の一部を第1の表示素子3に向かわせ、残りを第2の表示素子4に向かわせる分岐面になる。
第1の光学素子1の面S2と第2の光学素子2の面S2′は曲率が互いに同一であり、第1及び第2の光学素子1,2はこれらの面S2,S2′を同一面とみなせる程度に近接させて接着剤を用いて接合されている。接着剤は、第1及び第2の光学素子1,2を構成する材料の屈折率と同一又は近い屈折率を持つ。ここでは、S2,S2′を分けて説明するが、以降の説明ではこれを一つの接合面として説明する。
なお、本実施例において、同一とは、完全な同一だけでなく、光学的に同一とみなせる場合も含む意味である。
次に、観察光学系の光路及び光学作用について説明する。第1の表示素子3上に表示された第1の原画IAからの光束は、第1の光学素子1に面S3から入射し、ハーフミラー面S2で反射された後、面S1を透過して第1の光学素子1から射出する。面S1は正の屈折力を有するため、ここを透過する光束は射出瞳Sに向かって集光するように屈折して射出瞳Sに至る。このとき、射出瞳位置に配置された眼Eには、面S3と面S1の屈折力によって拡大虚像として認識される。
一方、第2の表示素子4に表示された第2の原画IBからの光束は、第2の光学素子2に面S5から入射し、面S4で反射されて面S2′と第1の光学素子1のハーフミラー面S2との接合面に向かう。そして、面S2′とハーフミラー面S2を透過して第1の光学素子1内に入射する。第1の光学素子1内に導かれた第2の表示素子4からの光束は、面S1で射出瞳Sに向かって集光するように屈折しながら第1の光学素子1から射出して射出瞳Sに至る。このとき、第2の表示素子4に表示された原画は、面S5と面S1の屈折力によって、拡大虚像として認識される。
また、このように光路合成面である面S2(S2′)の前後に屈折力を有する面S3,S5,S1を配置したことで、各面のパワー分担が可能となり、収差の発生を抑制することができる。
以下の説明において、第1の表示素子3から第1の光学系部分である面S3を通り、面S2に至るまでの光束の光路を第1の光路という。また、第2の表示素子4から第2の光学系部分である面S5,S4を通り、面S2に至る光束の光路を第2の光路とする。これら第1及び第2の光路は、面S2での反射と透過によって1つの第3の光路に統合され、第1及び第2の光路からの光束に共通な第3の光学系部分である面S1を通って射出瞳Sに導かれる。
射出瞳Sから合成画像ICを観察する視野の中心に向かう軸を視軸CLとするとき、視軸CLをZ軸とする図のようなYZ断面を定義する。図の紙面に垂直な軸をX軸とする。X,Y,Z軸は、射出瞳Sの中心にて互いに直交する。本実施例では、Y軸方向が水平方向(合成画像の長辺方向)に相当し、X軸方向が垂直方向(合成画像の短辺方向)に相当する。
視軸CL(Z軸)に一致する光線を中心画角主光線とし、該中心画角主光線のうちハーフミラー面S2で折り曲げられる前の部分と後の部分を含む断面をyz断面とする。この場合に、面S2の回転偏心が、X軸回りでの回転のみで表される。すなわち、偏心面S2のローカルな座標系でのyz断面と、観察光学系全体のグローバルな座標系でのYZ断面とが同一断面で表される。この断面を、偏心面S2の偏心チルト断面とする。
本実施例では、偏心面S2の偏心チルト断面上で、上記第1及び第2の画像IA′,IB′合成されて表示される。すなわち、観察光学系は、偏心チルト断面上で「互いに異なる視野に対応する複数(第1及び第2)の原画」からの光束を合成して1つの視野に対応する1つの合成画像を形成する。
図1で説明すると、YZ断面で+Y方向の視野と−Y方向の視野とが、2つの表示素子3,4に表示された第1及び第2の原画IA,IBに基づく第1及び第2の画像IA′,IB′の合成画像ICを観察可能な合成視野を形成している。合成画像ICは、ハーフミラー面S2における反射と透過の境界領域において第1及び第2の画像IA′,IB′が繋ぎ合わされるように合成されて表示される。
このように、本実施例では、YZ断面上でY方向にずれた2つの視野を形成し、両視野の合成視野により第1及び第2の画像IA′,IB′の合成画像ICを観察できるようにしている。これにより、第1及び第2の表示素子3,4を小型化し、かつ第1及び第2の光学素子1,2の各光学面の有効サイズを削減しながらも、広画角表示が可能な観察光学系を実現できる。つまり、広画角表示が可能な小型のHMDを実現することができる。
図2には、図1に示した観察光学系と同様の構成によって、互いに一部が重複する第1及び第2の原画IA,IBに基づく合成画像を表示する場合を示す図1では、第1及び第2の原画IA,IBを互いに重複させずに合成画像を表示する場合を示したが、図2のように、第1及び第2の原画IA,IBの一部を重複させてもよい。前述した「互いに異なる視野に対応する複数(第1及び第2)の原画」とは、このように互いに一部が重複する複数の原画を含む意味である。
図3A〜図3Cには、原画が重複する場合における射出瞳Sの分割例を示す。図3Aは、中心画角から少しずれた画角を構成する光束を示す。図3Bは、中心画角を構成する光束を示す。さらに、図3Cは、中心画角から、図3Aとは逆方向に少しずれた画角を構成する光束を示す。
これらの図において、射出瞳Sに対して左側(図では上側:以下、この側を上側という)の光束は第1の表示素子3からの光束であり、射出瞳Sに対して右側(図では下側:以下この側を下側という)の光束は第2の表示素子4からの光束である。
図3Aに示す画角では、射出瞳S内においてその中心(以下、瞳中心という)よりも下側の領域まで第1の表示素子3からの光束が到達し、該第1の表示素子3からの光束が到達しない領域には第2の表示素子4からの光束が到達する。
図3Bに示した合成画像の画角中心付近では、第1の表示素子3からの光束は瞳中心とそれよりも上側の領域に到達する。また、第2の表示素子4からの光束は、瞳中心とそれよりも下側の領域に到達する。
図3Cに示す画角では、瞳中心よりも上側まで第2の表示素子4からの光束が到達し、該第2の表示素子4からの光束が到達しない領域には、第1の表示素子3からの光束が到達する。
この観察光学系では、第1及び第2の表示素子3,4により表示される原画IA,IBは重複するが、両原画からの光束が射出瞳S上で欠けたり重複したりしないように、画角に応じて両光束の瞳形成領域の比率を変えて相補的に射出瞳Sを形成する。つまり、このような射出瞳Sの形成が可能となるように、面S3と面S5のそれぞれの有効領域を設定する。
なお、図17には、面S3と第1の表示素子3との間に絞りSt1を配置し、面S5と第2の表示素子4との間に絞りSt2を配置した観察光学系を示している。これら絞り(光束制限部材)St1,St2によって両表示素子3,4からの光束が射出瞳S上で欠けや重複を生じずに画角に応じて上記瞳形成領域の比率が変わるようにすることで、相補的に射出瞳Sを形成するようにしてもよい。
このように相補的に瞳を形成することによって、観察者が眼を動かした場合に瞳孔に入る光量変化がほとんどなく、観察者がほぼ一定の明るさの合成画像を観察することができるようになる。
以上の説明では、水平方向において合成された合成画像を表示する場合について説明したが、図4に示すように、垂直方向において合成された合成画像を表示するようにしてもよい。
図4は、観察光学系の垂直断面を示し、Y軸方向が垂直方向に対応する。第1及び第2の表示素子3,4は、観察光学系(第1及び第2の光学素子1,2)に対して垂直方向に配置されている。この構成では、垂直方向にて互いに異なる視野に対応する第1及び第2の原画IA,IBからの光束を合成して1つの視野に対応する1つの合成画像ICを提示している。この構成では、面S2において、上記第1及び第2の光路が隣接しているが、一部を重複させてもよい。
このように、本発明の実施例としては、視野の分割方向(画像の合成方向)は、水平方向でも垂直方向でもかまわない。
本実施例によれば、光路合成面A(S2)である偏心面の全面をハーフミラー面としたので、光路合成、つまりは画像合成における繋ぎ目がなく、不要光な散乱光やフレア等の発生を抑制できる。
図5には、本発明の実施例2であるHMDに用いられる表示ユニットの水平断面での構成を示す。
本実施例において、実施例1と同一又は同一の機能を有する構成要素には、実施例1と同符号を付す。これについては、後述する他の実施例でも同じである。
本実施例では、第1の光学素子1の単一の光学面としての光路合成面A(S2)を、偏光分離面(偏光機能面)としている。この偏光分離面S2は、第1の偏光方向を有する光束(本実施例ではS偏光光)を反射し、該第1の偏光方向とは異なる第2の偏光方向を有する光束(P偏光光)を透過する機能を有する。偏光分離面S2は、例えば、第1の光学素子1の外面に多層膜を蒸着することで構成される。なお、本実施例では、面S2において前述した第1の光路と第2の光路とが互いに隣接している。
また、本実施例では、第2の表示素子4と第2の光学素子2の面S5との間に、λ/2板(位相板)5を配置している。これにより、第1及び第2の表示素子3,4の双方からS偏光光が射出される場合に、第2の表示素子4からのS偏光光はλ/2板5によってP偏光光に変換される。
第1の表示素子3からのS偏光光は、第1の光学素子1に面S3から入射し、偏光分離面S2で反射された後、面S1を透過して第1の光学素子1から射出し、射出瞳Sに導かれる。第2の表示素子4からS偏光光として射出された後、λ/2板5P偏光光に変換された光は、第2の光学素子2に面S5から入射し、面S4で反射されて偏光分離面S2を透過し、第1の光学素子1内に入射する。第1の光学素子1内に導かれたP偏光光は、面S1から第1の光学素子1を射出して射出瞳Sに至る。
このとき、実施例1と同様に、射出瞳位置に配置された眼Eには、面S3と面S1の屈折力によって第1の表示素子3上に表示された原画の拡大虚像が認識される。また、眼Eには、面S5と面S1の屈折力によって第2の表示素子4に表示された原画の拡大虚像が認識される。
本実施例は、液晶パネル等の偏光を用いる表示素子を使用する場合に、光の利用効率を高めて明るい画像を提示できる。
なお、第1及び第2の表示素子3,4が互いに直交した偏光光を射出するようにしてもよい。この場合、λ/2板5は不要である。
図6Aには、本発明の実施例3であるHMDに用いられる表示ユニットの水平断面での構成を示す。
本実施例では、光路合成面S2の一部に反射膜を形成し、この反射膜形成領域で第1の表示素子3からの光束を反射して射出瞳Sに導く。また、光路合成面S2の一部に反射膜が形成されない領域(反射膜非形成領域)を設け、ここを第2の表示素子4からの光束を透過させて射出瞳Sに導く。第1及び第2の表示素子3,4からの光束が辿る光路は、実施例1,2と同様である。本実施例では、面S2において前述した第1の光路と第2の光路とが互いに隣接している。
本実施例でも、実施例1で説明したように、第1及び第2の表示素子3,4に一部が重複する原画を表示させ、光路合成面S2で反射された第1の表示素子3からの光束と光路合成面A(S2)を透過した第2の表示素子4からの光束とで、相補的に射出瞳Sを形成してもよい。
この際、反射膜形成領域と反射膜非形成領域とは、同一面上に形成されることが好ましい。すなわち、面S2が曲面や回折光学面等である場合のように光学的パワーを有している場合、両領域の境界付近ではなだらかにパワーが変化することが好ましい。例えば、両領域が互いに異なるパワーを有した不連続面上に形成されていると、上述した相補的な射出瞳の形成が困難となり、表示素子からの光束が到達しない領域が生ずる等の問題が生じやすくなる。
また、図6Bに示すように、反射膜形成領域と反射膜非形成領域との間に半透過反射領域を設け、反射膜形成領域と反射膜非形成領域との間で徐々に反射率が変化する構成としてもよい。これにより、従来構成に比べて少ないものの、反射膜形成領域と反射膜非形成領域との境界でわずかに生じる可能性がある光の散乱をさらに効果的に抑制することができる。
本実施例によれば、実施例2に比べてより安価な観察光学系を構成することができ、しかも実施例1に比べてより明るい画像を提示できる。
次に、本発明の実施例4であるHMD(表示ユニット)の構成について説明する。本実施例は、後述する光路合成面において一方の表示素子からの光を内部全反射させ、他方の表示素子からの光を透過させる。このことは、後述する実施例5でも同じである。
まず、本実施例(及び実施例5)の基本的原理を説明するために、同じ原画を用いて射出瞳を分割形成する例を図7及び図8A〜8Eに示す。
図7には、本実施例のHMDの構成を示す。また、図8A〜8Eには、本実施例における各表示素子からの光路を分けて示している。
6は第1の光学素子1の射出面S3と射出瞳Sとの間に配置されたレンズであり、射出瞳Sからの逆光線追跡において、像面となる表示素子側にテレセントリックな光学系を構成するために設けられている。逆光線追跡における光学系の入射瞳(射出瞳S)の中心を通り、第1及び第2の表示素子3,4の異なる像高位置に結像する各画角の主光線が、レンズ6の面S2から平行(光学的に平行とみなせる場合を含む)に射出する。
第1及び第2の光学素子1,2は、それぞれの光学面が平面で構成されている。第1の光学素子1における単一の光学面としての光路合成面(逆光線追跡での光路分岐面)A(S4)は、逆光線追跡における各画角の主光線に対して臨界角にわずかに満たない角度で配置されている。第1の光学素子1の面S4と第2の光学素子2の面S6とは、微小な距離をおいて平行に対向配置されている。
以下、逆光線追跡の光路を説明する。図8Bに示すように、入射瞳の上側領域(実際には、水平方向左側の領域)からの各画角の主光線は、第1の光学素子1に面S3から平行に入射して面S4に導かれ、面S4を透過して、面S6から第2の光学素子2に入射する。そして、面S7を通って第2の光学素子2から射出して第2の表示素子4に到達する。瞳中心以外の入射瞳内位置から各像高位置に結像する光線は、レンズ6の結像作用によって集光されて面S4に向かう。したがって、図8Bに示すように、入射瞳の上側領域からの光線は、主光線よりも小さい入射角で面S4に入射して全てここを透過する。
一方、図8Aに示すように、入射瞳の下側領域(実際には、水平方向右側の領域)からの光線は、主光線よりも大きい入射角で面S4に入射し、臨界角を超えることで該面S4で内部全反射して第1の光学素子1の面S5を通って第1の表示素子3に到達する。
これを本来の順方向の光線追跡で言えば、射出瞳Sの上側領域には、第2の表示素子4からの光束のみが到達し、射出瞳Sの下側領域には第1の表示素子3からの光束のみが到達することになる。
このため、射出瞳位置に眼Eを置いた観察者は、常に第1及び第2の原画の拡大像を見ることができる。すなわち、図8Cに示すように眼Eの瞳Eaが観察光学系の射出瞳Sの中心付近に位置する場合だけでなく、図8D及び図8Eに示すように瞳Eaが射出瞳Sの上側及び下側領域に位置する場合も、両表示素子3,4からの光束によって画像を観察することができる。
逆光線追跡において面S4の臨界角にわずかに満たない光線は、面S4から面S6に入射するまでに位置ずれが生じる。ここで、レンズ6の焦点距離を20mm、面S4と面S6との空気間隔を0.1mm、第1の光学素子1の屈折率を2と仮定する。そして、面S4の法線に対して80°以内の角度で射出する光線のみを第2の表示素子4に導くことを考える。この光線は、面S4から面S6に至るまでにこれらの面と平行な方向に1mm程度ずれる光線に相当する。
この場合、入射瞳からの逆追跡光線であって第1及び第2の表示素子3,4の両方に到達しない光線(非到達光線)が存在する領域は、入射瞳上で0.5mmより小さい幅の領域となる。この領域がこの程度に微小な場合には、観察者に対して光量変化が気にならないため、ほとんど問題とならない。
このため、面S4と面S6との空気間隔は狭いほうが望ましく、また各光学素子を形成する媒質の屈折率は高い方がよい。実際には、数十cd/mレベルの画像を観察する場合の観察者の瞳径は3〜4mm程度と言われるので、前述した非到達光線の存在領域が瞳上で1mm程度ならば問題ない。このため、面S4と面S6との空気間隔を0.2mm以下に設定し、各光学素子を形成する媒質の屈折率を1.5以上にすることが好ましい。
また、例えば第2の表示素子4に対して、そこからの出射角度を制限する機能(例えば、光束の広がりを制限する遮光部材や、出射角度が制限された光源を用いる等)を設けることが好ましい。
このように、一部光線を利用しないように光学系を構成した場合でも、第2の表示素子4からの光線のみが到達する射出瞳Sの上側領域と、第1の表示素子3からの光線のみが到達する射出瞳Sの下側領域との間にわずかな幅の光非到達領域が生じるだけである。したがって、特に問題なく画像観察を行うことができる。
一方の表示素子からの光束を内部全反射させる本実施例によれば、実施例1〜3のように反射膜を形成する必要がなく、観察光学系を安価に構成することができる。また、反射膜での光吸収がないので、表示素子からの光量が同じでもより明るい画像を提示できる。
図9には、本発明の実施例5であるHMDに用いられる表示ユニットの構成を示している。本実施例では、実施例1における図2でも説明したように、第1及び第2の原画の一部が重複する。
図10A〜図10Cには、本実施例において原画における重複領域の像高からの光束が射出瞳を相補的に形成する様子を示している。本実施例は、実施例4にて説明した原理を用いて、第1及び第2の表示素子3,4にYZ断面方向で異なる画角の画像を表示させて観察光学系を薄型化した実施例である。
本実施例は、実施例4のように1つの光路合成面において内部全反射と透過とを使い分けることで、一方の表示素子からの光束と他方の表示素子からの光束とを合成する際に、光路合成面への主光線の入射角度が異なるようにしている。
本実施例では、第1の光学素子1の光路合成面Aは面S2である。そして、本実施例でも、実施例4と同様に、第1の光学素子1の光路合成面S2と第2の光学素子2の対向面S4とはわずかな空気間隔を介して平行に配置されている。
逆光線追跡において、面S2で入射瞳(射出瞳S)からの光束が全て全反射する画角では、第1の表示素子3のみに表示された原画に対応する画像が表示される。一方、面S2で入射瞳からの光束が全て透過する画角では、第2の表示素子4のみに表示された原画に対応する画像が表示される。さらに、面S2で入射瞳からの光束の一部が全反射し、残りが透過する画角では、第1及び第2の表示素子3,4に重複して表示された同じ原画に対応する画像が表示される。
このように、図に示す断面方向において互いに異なる画角に対して、2つの表示素子に表示された2つの原画を用いることで、1つの表示素子に表示された1つの原画を用いる場合に比べて、広画角表示を薄型の光学系で実現できる。
また、第2の光学素子2では、第2の表示素子4からの光束を面S6から第2の光学素子2に入射させ、面S4で内部全反射させ、反射面S5で反射させた後に面S4から射出させて第1の光学素子1に導く光路を形成している。このように複数の反射面を用いて光路を折り畳む構成を採ったため、光学系をさらに薄型化することができる。また、第2の表示素子4からの光路を折り畳む際に面S4を内部全反射と透過の兼用面として使ったため、光量損失の少ない光学系としている。
本実施例では、主光線自体の面S2への入射角度が異なるため、画角によって射出瞳Sに到達する光束の幅が異なる。しかし、第2の表示素子4からの光束のみが到達する領域と、第1の表示素子3からの光束のみが到達する領域とで相補的に瞳を形成し、全領域では問題なく画像を観察することができる。
なお、実施例4と同様に、第2の表示素子4に対してそこからの出射角度を制限する機能を設け、各光学素子の媒質の屈折率をある程度高く保ち、面S2と面S4間の空気間隔を小さくしておくとよい。これにより、両表示素子3,4からの光束が到達する射出瞳S内にわずかな幅の光非到達領域が生ずるだけで、問題なく画像を観察することができる。
本実施例においても、実施例4と同様に、一方の表示素子からの光束を内部全反射させるので、反射膜を形成する必要がなく、観察光学系を安価に構成することができるとともに、明るい画像を提示できる。
図11には、本発明の実施例6であるHMDに用いられる表示ユニットの構成を示す。本実施例でも、第1及び第2の原画の一部(つまりは、後述する光路合成面A(面S2)での第1及び第2の光路)が重複している。
図12には、本実施例において原画における重複領域の像高からの光束が射出瞳を相補的に形成する様子を示している。
本実施例は、実施例5の変形例である。本実施例では、逆光線追跡において、単一の光学面である光束分岐面(光束合成面)S2には、入射瞳(射出瞳S)からの光束であって、光束分岐面S2で内部全反射する光束部分とそこを透過する光束部分とを含む光束が入射する領域が存在する。そして、第1及び第2の光学素子1,2は、該光束が入射する領域のうち光束分岐面S2を透過する光束部分が入射する範囲において接合されている。つまり、本実施例では、光路分岐面S2のうち第1及び第2の光学素子1,2の非接合領域に入射した光束は全て第1の表示素子3に到達し、第1及び第2の光学素子1,2の接合領域に入射した光束は全て第2の表示素子4に到達する。
図12に示すように、逆光線追跡における入射瞳からの有効光束が面S2において内部全反射する光束と透過する光束とを含む画角では、第1及び第2の表示素子3,4に表示される原画が同じとなる重複表示領域とすることが好ましい。そして、これにより、射出瞳の設定領域をほぼ満たすように相補的に射出瞳Sが形成されるようにすることが可能となる。
本実施例でも、実施例1〜3のような反射膜を形成することなく明るい画像を提示できる。また、実施例4,5で述べたような光学素子の媒質の屈折率条件や対向面の配置条件を緩和することができる。
なお、両光学素子1,2の接合面である面S2のうち第2の光学素子2との非接合領域ではエッジ部の散乱による不要光は生じないが、第2の光学素子2との接合領域では接合エッジ部で不要光が発生する可能性がある。このため、該接合エッジ部に遮光を施すことで、不要光の発生を抑制できる。
図13には、本発明の実施例7であるHMDに用いられる表示ユニットの構成を示す。本実施例の第1の光学素子1は、複数の偏心反射曲面を用いて光路を折り畳んでいる。
本実施例では、第1の光学素子1を構成する光学面は、単一の光学面としての光路合成面である面A(S1)を含めて全て曲面である。これにより、結像及び収差補正に使用しない面を削減し、少ない面数で光学性能の高い光学系を構成できる。
第1の光学素子1を厚くせずに広画角表示を行うためには、射出瞳(入射瞳)Sからの逆光線追跡において、結像作用を主に担う凹反射面S2のパワーを強くする必要がある。しかし、この場合、透過反射兼用面である面S1の一部で、第1の表示素子3からの光束を内部全反射させることが困難になる。特に、図13における上側の画角でこのことが生じやすい。
したがって、逆光線追跡において、入射瞳から面S1を透過して面S2で反射され再度面S1に入射する上側画角の光束の一部が内部全反射しないように、面S2のパワーを強くして広画角に適した形にする。光束の一部が内部全反射しない上側の画角の光が存在する領域において、面S1で第1の光学素子1と第2の光学素子2とを接合し、上側の画角の光が面S1を透過して第2の表示素子4に導かれるようにする。
また、面S1のうち第2の光学素子2が接合されていない部分では、逆光線追跡において入射瞳から面S1を透過して面S2で反射された光束が面S1で内部全反射され、第1の表示素子3に導かれるようにする。このように構成することで、薄型・小型の光学系で広画角表示を可能とするとともに、光量損失の少ない明るい光学系とすることができる。
逆光線追跡において、入射瞳からの光束の全てが面S1で全反射する画角においては、全ての光束が第1の表示素子3に到達する。逆光線追跡において、入射瞳からの光束の全てが面S1で接合された第2の光学素子2に導かれる画角においては、全ての光束が第2の表示素子4に到達する。
逆光線追跡において、入射瞳からの光束の一部が面S1で全反射し、他の一部が第2の光学素子2に導かれる画角においては、一部の光束が第1の表示素子3に、残りの光束が第2の表示素子4に到達する。逆光線追跡で、一部の光束が第1の表示素子3に、残りの光束が第2の表示素子4に導かれる画角においては、第1の表示素子3と第2の表示素子4とで重複した画像を表示し、それ以外は異なる画像が表示されるようにする。このように表示することで、射出瞳の設定領域をほぼ満たすように相補的に射出瞳Sが形成される。
以下、表示素子から射出瞳Sに到達する順方向光線追跡で、光路と作用を説明する。
第1の表示素子3を出た光は、面S3より第1の光学素子1に入射し、面S1に臨界角以上の角度で入射して内部全反射し、面S2で反射し、面S1に臨界角未満の角度で入射して第1の光学素子1を射出し、射出瞳Sに至る到達する。第1の光学素子1の各面におけるパワーにより、観察者は第1の表示素子3に表示された原画の拡大虚像を認識する。
第2の表示素子4を出た光は、面S5より第2の光学素子2に入射し、面S4で反射され、接合面S1から第1の光学素子1に入射する。第1の光学素子1に入射した光は、面S2で反射され、面S1に臨界角未満の角度で入射して第1の光学素子1から射出し、射出瞳Sに到達する。この光路で受ける面S5,S4,S2,S1の各面のパワーにより、観察者は第2の表示素子4に表示された原画の拡大虚像を認識する。
以上の作用により、射出瞳Sの位置に眼をおいた観察者は、第1及び第2の表示素子3,4の少なくとも一方からの光によって、第1及び第2の表示素子3,4に表示された異なる画像の拡大された合成画像を見ることが出来る。
また、本実施例では、射出瞳Sからの逆光線追跡において、光路分岐面S1を反射面S2の後(表示素子側)に配置している。このように配置したことにより、第1の表示素子3からの光路と第2の表示素子4からの光路との両方が第1の光学素子1内で面S1→面S2→面S1と折り畳まれ、その結果、薄型の光学系が構成されている。
本実施例において、図4に示したような垂直方向の画像合成を行う際には、光路の折り畳み方向の断面(YZ断面)での焦点距離に対して、それに垂直な断面(XZ断面)での焦点距離が小さい(パワーが強い)ように構成することが好ましい。光学系の構成上、XZ断面に比べて光路の折り畳みを行うYZ断面には制約が多いため、このように構成する方がより広画角化を図ることができるためである。
本実施例では、第1及び第2の光学素子1,2を接合して実施例6に近い構成としている。ただし、図14に示すように、第1及び第2の光学素子1,2を近接配置することで、実施例5と同様の作用を持たせてもよい。また、本実施例の光束合成面S1をハーフミラー面又は偏光分離面として、実施例1,2と同様の作用を持たせてもよい。但し、本実施例で述べたように内部全反射を利用すると、安価で光利用効率が高くできる。
また、本実施例のように、偏心した曲面においては、非回転対称な偏心収差が発生するので、これを補正するために非回転対称な形状の面を用いて偏心収差補正を行うことが好ましい。
以上の実施例では、いずれも原画の中間像を形成せずに射出瞳Sに光束を導き、観察者に拡大虚像を提示するものであった。これらに対して、図15に示す本発明の実施例8であるHMD(表示ユニット)は、原画の中間像を形成して射出瞳Sに光束を導くようにしている。本実施例では、画像合成の説明を簡略化するために、射出瞳Sの中心に到達する主光線のみを図示している。
第1の表示素子3に表示された原画から光束は、レンズ7を介して面S1より第1の光学素子1に導かれる。第1の光学素子1における単一の光学面としての光束合成面S2で内部全反射した光束は、第1の光学素子1から面S3を通って射出し、中間像IMを形成した後、凹面鏡9に導かれる。凹面鏡9で反射された光束は、射出瞳Sに導かれる。凹面鏡9の正のパワーにより中間像IMの拡大虚像が観察者に提示される。
一方、第2の表示素子4に表示された原画からの光束は、レンズ8及び第2の光学素子2を介して光束合成面S2を透過して第1の光学素子1に入射する。第2の光学素子2の面S5は、第1の光学素子1の光束合成面S2に対してわずかな空気層を挟んで配置されている。第1の光学素子1に入射した光束は、第1の光学素子1から面S3を通って射出する。
第1の光学素子1から射出した光束は、中間像IMを形成した後に凹面鏡9に導かれる。凹面鏡9で反射された光束は射出瞳Sに導かれる。凹面鏡9の正のパワーにより中間像IMの拡大虚像が観察者に提示される。これにより、観察者に、両表示素子3,4に表示された原画に対応する拡大合成画像を観察させることができる。
本実施例では、凹面鏡9を接眼光学系とし、光路合成面S2(A)を有する、第1及び第2の表示素子3,4からの光束により共用される第1の光学素子1を、原画とその中間像IMとの間のリレー光学系中に配置した。しかし、本発明の実施例はこれに限定されるものではない。例えば、接眼光学系中に光路合成面を有する共用光学素子を配置し、複数の原画からの光束を複数のリレー光学系よって接眼光学系中の光路合成面に導くことで、合成画像を提示してもよい。
以上の実施例では、光束合成面での反射が第1の光学素子1の内部で行われる場合について説明した。また、表示素子(原画)を2つ用いる場合について説明した。しかし、本発明の実施例はこれに限定されない。
図16には、本発明の実施例9であるHMDに用いられる表示ユニットの構成を示す。
第1の光学素子11と第2の光学素子12はそれぞれ、薄い透光性基板の射出瞳側の面(単一の光学面)に半透過反射膜が形成されたハーフミラー板として構成されている。第1の光学素子11は、第1〜第3の表示素子13〜15からの光束が反射又は透過によって通る共用光学素子である。また、第2の光学素子12は、第2及び第3の表示素子14,15からの光束が反射又は透過によって通る共用光学素子である。光学素子11のハーフミラー面を光路合成面Aとし、光学素子12のハーフミラー面を光路合成面Bとする。
第1の表示素子13からの光束は、第1の光学素子11の光路合成面Aで反射され、レンズ6を介して射出瞳Sに導かれる。第2の表示素子14からの光は、第2の光学素子12の光路合成面Bで反射された後、第1の光学素子11を透過し、レンズ6を介して射出瞳Sに導かれる。第3の表示素子15からの光束は、第2の光学素子12と第1の光学素子11を透過して、レンズ6を介して射出瞳Sに導かれる。本実施例では、画像合成の説明を簡略化するために、射出瞳Sの中心に到達する主光線のみを図示している。
本実施例における第1及び第2の表示素子13,14は、第1の光学素子11に対して本発明における第1及び第2の画像形成素子に相当する。また、本実施例における第2及び第3の表示素子14,15は、第2の光学素子12に対して本発明における第1及び第2の画像形成素子に相当する。
第1の表示素子13からの光束に対して、第2及び第3の表示素子14,15からの光束は、ハーフミラー板(11,12)を通る回数が1回多い。このため、第2及び第3の表示素子14,15は、第1の表示素子13における表示輝度の倍の表示輝度で原画を表示することが好ましい。
ただし、上記のようなハーフミラー板に代えて、以下のような光学素子を用いてもよい。第1の光学素子11を構成する透光性基板のうち第1の表示素子13からの光束を反射する領域だけに反射膜を形成する。また、第2の光学素子12を構成する透光性基板のうち第2の表示素子14からの光束が反射する領域だけに反射膜を形成する。これらのような光学素子を用いる場合には、第2及び第3の表示素子14,15の表示輝度は、第1の表示素子13の表示輝度と同じでよい。
また、本実施例では、2つの光路合成面A,Bを用いて3つの表示素子13〜1に表示される原画に対応する3つの画像を1つに合成する。これにより、1つの表示素子(原画)のサイズに対してより広い画角を実現できる。このように、2つ以上の光路合成面を用いて広画角化を図ることは、先に説明した実施例1〜8の光学系に適用してもよい。
以上説明した各実施例は代表的な例にすぎず、本発明の実施に際しては、各実施例に対して種々の変形や変更が可能である。
本発明の実施例1であるHMDの表示ユニットの構成を示す水平断面図。 実施例1において原画の重複表示を行う場合を説明する水平断面図。 実施例1において原画の重複表示を行う場合の射出瞳の形成状態を説明する水平断面図。 実施例1において原画の重複表示を行う場合の射出瞳の形成状態を説明する水平断面図。 実施例1において原画の重複表示を行う場合の射出瞳の形成状態を説明する水平断面図。 実施例1において画像の合成方向が垂直方向である場合の垂直断面図。 本発明の実施例2であるHMDの表示ユニットの構成を示す水平断面図。 本発明の実施例3であるHMDの表示ユニットの構成を示す水平断面図。 実施例3の変形例を示す水平断面図。 本発明の実施例4であるHMDの構成表示ユニットを示す水平断面図。 実施例4における各表示素子からの光路を示す図。 実施例4における各表示素子からの光路を示す図。 実施例4における各表示素子からの光路を示す図。 実施例4における各表示素子からの光路を示す図。 実施例4における各表示素子からの光路を示す図。 本発明の実施例5であるHMDの表示ユニットの構成を示す水平断面図。 実施例5において原画重複領域の像高からの光束による射出瞳の相補的形成の様子を示す水平断面図。 実施例5において原画重複領域の像高からの光束による射出瞳の相補的形成の様子を示す水平断面図。 実施例5において原画重複領域の像高からの光束による射出瞳の相補的形成の様子を示す水平断面図。 本発明の実施例6であるHMDの表示ユニットの構成を示す水平断面図。 実施例6において原画重複領域の像高からの光束による射出瞳の相補的形成の様子を示す水平断面図。 本発明の実施例7であるHMDの表示ユニットの構成を示す水平断面図。 実施例7の変形例を示す水平断面図。 本発明の実施例8であるHMDの表示ユニットの構成を示す水平断面図。 本発明の実施例5であるHMDの表示ユニットの構成を示す水平断面図。 実施例1の変形例を示す水平断面図。 各実施例のHMDを模式的に示す図。
符号の説明
1,11 第1の光学素子
2,12 第2の光学素子
3,13 第1の表示素子
4,14 第2の表示素子
15 第3の表示素子
100 HMD
A,B 光路合成面(ハーフミラー面、偏光分離面)
E 眼

Claims (6)

  1. それぞれ原画を形成する第1及び第2の画像形成素子と、
    該第1及び第2の画像形成素子からの光束を、観察者の一方の眼が配置される射出瞳位置に導く光学系とを有し、
    前記光学系は、前記第1の画像形成素子からの光束を反射し、前記第2の画像形成素子からの光束を透過する継ぎ目のない連続した一つの光学面を有し、
    前記第1及び第2の画像形成素子はそれぞれ、前記射出瞳からの互いに異なる視野に対応する第1及び第2の原画を形成し、
    前記光学面は、反射膜が形成された領域と、前記反射膜が形成されていない領域とを有し、前記反射膜が形成された領域は前記第1の画像形成素子からの光束を反射し、前記反射膜が形成されていない領域は前記第2の画像形成素子からの光束を透過することを特徴とする画像観察装置。
  2. 前記光学面における前記第1の画像形成素子からの光束の光路と前記第2の画像形成素子からの光束の光路とが互いに隣接又は一部で重複していることを特徴とする請求項1に記載の画像観察装置。
  3. 前記光学面は、前記反射膜が形成された領域と前記反射膜が形成されていない領域との間に、半透過反射膜が形成された領域を有することを特徴とする請求項1または2に記載の画像観察装置。
  4. 前記光学系は、
    前記光学面を有し、前記第1の画像形成素子からの光束を前記光学面で反射させる第1の光学素子と、
    前記第2の画像形成素子からの光束を反射して前記光学面に向かわせる第2の光学素子とを有することを特徴とする請求項1からのいずれか1つに記載の画像観察装置。
  5. 前記光学系は、
    前記光学面を有し、前記第1の画像形成素子からの光束を前記光学面で反射させる第1の光学素子と、
    前記第2の画像形成素子からの光束であって前記光学面に向かう光束を透過する第2の光学素子とを有することを特徴とする請求項1からのいずれか1つに記載の画像観察装置。
  6. 請求項1からのいずれか1つに記載の画像観察装置と、
    前記第1及び第2の画像形成素子に前記原画を形成させる駆動装置とを有することを特徴とする画像観察システム。
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