JPH09101480A - 頭部装着型映像表示装置 - Google Patents

頭部装着型映像表示装置

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JPH09101480A
JPH09101480A JP7258414A JP25841495A JPH09101480A JP H09101480 A JPH09101480 A JP H09101480A JP 7258414 A JP7258414 A JP 7258414A JP 25841495 A JP25841495 A JP 25841495A JP H09101480 A JPH09101480 A JP H09101480A
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JP
Japan
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optical system
image display
eyepiece optical
observer
display device
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JP7258414A
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Kokichi Kenno
孝吉 研野
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Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 装着時に鼻に当たらないように接眼光学系を
配置しつつ、限られたスペース内で最大限にコンパクト
化した頭部装着型映像表示装置を提供する。 【解決手段】 左右眼用映像を表示するLCD25と、
LCD25からの左右眼用映像を夫々観察者の左右眼球
21L,21R内に導く接眼光学系20と、左眼球21
L側のLCD25および接眼光学系20に対し右眼球2
1R側のLCD25および接眼光学系20を所定の間隔
で支持する位置決め手段とを有する頭部装着型映像表示
装置において、接眼光学系20の角の内、少なくとも装
着時に観察者の鼻側に位置する角に面取り26を設け、
装着時に接眼光学系20が観察者の鼻に当たらないよう
にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、映像観察を行うた
め観察者の頭部に装着して使用する頭部装着型映像表示
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、映像観察を行うため観察者の頭
部に装着して使用する頭部装着型映像表示装置は、左眼
用映像を表示する左映像表示素子と、該左映像表示素子
からの左眼用映像を観察者の左眼球内に導く左接眼光学
系と、右眼用映像を表示する右映像表示素子と、該右映
像表示素子からの右眼用映像を観察者の右眼球内に導く
右接眼光学系とを具えて成る。このような頭部装着型映
像表示装置の従来例としては、眼幅調整機構や視度調整
機構を有するもの(特開平5−196898号公報、特
開平6−123852号公報)、シースルー機構を有す
るもの(特開平5−268547号公報)、映像表示品
質を向上させたもの(特開平6−133253号公
報)、装置全体のコンパクト化を図ったもの(特開平6
−334942号公報)等、多数提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一般に、頭部装着型映
像表示装置においてコンパクト化を図るため映像観察光
学系の光路を切り詰めるように構成すると、何れかの光
学素子が装着時に観察者の鼻に近接する。例えば、接眼
光学系が、眼球に対向する面であって透過作用を有する
第1の面と、反射作用を有し裏面反射鏡より成る第2の
面と、映像表示素子に対向する面であって透過作用を有
する第3の面との少なくとも3つの光学面を有するもの
である場合、例えばその接眼光学系の角の1つが装着時
に観察者の鼻に近接し、観察者の装着状態によっては鼻
に当たって装着感を損なうことになる。
【0004】この問題を解消するため、例えば日本人の
標準的な眼幅および眼と鼻の位置関係に基づいて接眼光
学系を配置する際に、標準値から所定範囲に正規分布す
る大多数の日本人が装着したときに鼻に当たらないよう
に接眼光学系を配置すると、頭部装着型映像表示装置を
限られたスペース内で最大限にコンパクト化することが
できなくなる。つまり、光学素子の装着時に観察者の鼻
に近接する部分を残したままでは、頭部装着型映像表示
装置のコンパクト化と観察者の装着感の劣化の防止とを
両立させるのが難しいという第1の不具合が生じる。
【0005】また、頭部装着型映像表示装置において、
接眼光学系として例えば2つのプリズムを接合したもの
を用いる場合、接合時に厳密な寸法管理を行わないと組
み立てた接眼光学系の所望の接合精度(例えば±0.1
mm)を確保することができない。上記寸法管理を行う
ためには、各プリズムに夫々、寸法管理の基準となる少
なくとも2つの平面を設ける必要がある。しかし、従来
の頭部装着型映像表示装置では、接眼光学系を2つのプ
リズムで構成する場合、各プリズムに寸法管理の基準と
なる平面を設けていなかった。したがって、組み立てた
接眼光学系は2つのプリズムが接合面に沿ってずれるこ
と等により所望の精度を確保できないものになることが
あり、そのような接眼光学系を使用すると、映像観察時
に画面が曲がって見えたり、見にくくなったりする第2
の不具合が生じる。
【0006】本発明は、上記第1の不具合を解消するよ
うにした頭部装着型映像表示装置を提供することを第1
の目的とする。本発明は、上記第2の不具合を解消する
ようにした頭部装着型映像表示装置を提供することを第
2の目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的のため、
本発明の請求項1の頭部装着型映像表示装置は、左眼用
映像を表示する左映像表示素子と、該左映像表示素子か
らの左眼用映像を観察者の左眼球内に導く左接眼光学系
と、右眼用映像を表示する右映像表示素子と、該右映像
表示素子からの右眼用映像を観察者の右眼球内に導く右
接眼光学系と、前記左映像表示素子および左接眼光学系
に対し前記右映像表示素子および右接眼光学系を所定の
間隔で支持する位置決め手段とを有する頭部装着型映像
表示装置において、前記左右接眼光学系の角の内、少な
くとも装着時に観察者の鼻側に位置する角を面取りした
ことを特徴とするものである。
【0008】本発明の請求項1の頭部装着型映像表示装
置によれば、左右接眼光学系の角の内、少なくとも装着
時に観察者の鼻側に位置する角が面取りされているの
で、映像観察光学系の光路を切り詰めて頭部装着型映像
表示装置をコンパクト化した場合であっても、装着時に
左右接眼光学系が観察者の鼻に当たって装着感を劣化さ
せることはない。
【0009】したがって、例えば日本人の眼幅および眼
と鼻の位置関係の標準値から所定範囲に正規分布する大
多数の日本人が装着したときに鼻に当たらないように左
右接眼光学系を配置しつつ、頭部装着型映像表示装置を
限られたスペース内で最大限にコンパクト化することが
可能になる。
【0010】上記第2の目的のため、本発明の請求項2
の頭部装着型映像表示装置は、左眼用映像を表示する左
映像表示素子と、該左映像表示素子からの左眼用映像を
観察者の左眼球内に導く左接眼光学系と、右眼用映像を
表示する右映像表示素子と、該右映像表示素子からの右
眼用映像を観察者の右眼球内に導く右接眼光学系と、前
記左映像表示素子および左接眼光学系に対し前記右映像
表示素子および右接眼光学系を所定の間隔で支持する位
置決め手段とを有する頭部装着型映像表示装置におい
て、前記左右接眼光学系を夫々2つの光学部材で構成
し、少なくとも一方の光学部材の映像観察光が通過しな
い部分に寸法管理の基準面となる2つの平面を設けたこ
とを特徴とするものである。
【0011】本発明の請求項2の頭部装着型映像表示装
置によれば、左右接眼光学系が夫々2つの光学部材で構
成され、少なくとも一方の光学部材の映像観察光が通過
しない部分には寸法管理の基準面となる2つの平面が設
けられているので、上記左右接眼光学系を例えば2つの
プリズムを接合して構成する場合、上記光学部材の2つ
の平面を用いて寸法管理を行うことにより所望の精度が
確保される。
【0012】したがって、接合により組み立てられた接
眼光学系は所望の精度を満たしていることになり、映像
観察時に画面が曲がって見えたり、見にくくなったりす
る不具合は生じない。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づき詳細に説明する。図1は本発明の第1実施形態
の頭部装着型映像表示装置を装着した状態を示す斜視図
である。図1中、10は表示装置本体を示し、表示装置
本体10には、観察者の耳の上部から頭頂部にかけて延
在する左右の側頭フレーム11の一端が結合され、左右
の側頭フレーム11の他端間には観察者の頭頂部を渡る
ように延在する頭頂フレーム12が結合され、左右の側
頭フレーム11の表示装置本体10との結合部の近傍に
は例えば金属製の左右の板バネ13の一端が結合され、
左右の板バネ13の他端には左右のリヤフレーム14が
結合される。これら左右のリヤフレーム14は、観察者
の後頭部から首の付け根にかかる部分で耳の後方に位置
し、左右の側頭フレーム11および頭頂フレーム12と
ともに、表示装置本体10が観察者の顔面に保持される
ように固定する。頭頂フレーム12の内周には観察者の
頭頂部に当接する頭頂パッド15が結合されている。
【0014】表示装置本体10の観察者の耳の近傍の部
分にはヘッドフォン16が結合されている。このヘッド
フォン16に音声信号を送信するとともに表示装置本体
10に映像信号等を送信するためのケーブル17の一端
がリヤフレーム14、板バネ13、側頭フレーム11の
内部を経て頭頂フレーム12内の図示しない端子に接続
されており、この端子とヘッドフォン16および表示装
置本体10との間は図示しないケーブルによって電気的
に接続されている。上記ケーブル17の他端はビデオ再
生装置18に接続されており、ビデオビデオ再生装置1
8にはボリューム等の音量調整手段19が設けられてい
る。
【0015】なお、ケーブル17のビデオビデオ再生装
置18側端部に所定のコネクタを設けて、既存のビデオ
デッキ等に接続し得るようにしてもよい。また、テレビ
ジョン放送電波受信用のチューナに接続してテレビジョ
ン放送を受信するようにしても、パーソナルコンピュー
タ等に接続してコンピュータグラフィックス映像やマル
チメディア映像、バーチャルリアリティ映像等を受信す
るようにしてもよい。さらに、ケーブル17の代わりに
アンテナを接続して外部からの映像および音声信号を電
波によって受信するようにしてもよい。
【0016】図2は第1実施形態の表示装置本体内部の
光学系の構成を示す図である。この図2は、図3(a)
の斜視図に示す接眼光学系20を矢印A方向から見た状
態を示しており、以下においては観察者の左眼球21L
側の場合について説明し、右眼球21R側の場合(図2
と左右対称に構成される)は説明を省略する。なお、上
記接眼光学系20の詳細については、本願出願人が先に
出願した特願平6−224802号明細書を参照のこ
と。
【0017】図2において、観察者の左眼球21Lの前
方には、接眼光学系20が配置されている。接眼光学系
20は、第1プリズム22と、第2プリズム23と、第
1プリズム22および第2プリズム23の間の接合面に
光軸に対し45度をなすように挿入されるハーフミラー
24とから成り、第1プリズム22、ハーフミラー24
および第2プリズム23間は例えば接着により接合され
ている。この接合は、例えばシート状の透明な両面粘着
テープで接着することにより行うものとする。第1プリ
ズム22は、左眼球21Lに対向する面であって透過作
用を有する第1の面22aと、反射作用を有し裏面反射
鏡より成る第2の面22bとを有しており、第2プリズ
ム23は、映像表示素子(以下、LCD)25に対向す
る面であって透過作用を有する第3の面23aを有して
いる。なお、LCD25の裏面には、ここでは図示しな
いバックライトが配置されている。
【0018】この接眼光学系20では、LCD25に表
示した映像の光束が第3の面23aを透過してハーフミ
ラー24に入射し、ハーフミラー24を透過した光束が
第2の面22bで反射されて再びハーフミラー24に入
射し、ハーフミラー24で反射した光束が第1の面22
aを透過して観察者の眼球に導かれる。なお、本実施形
態の頭部装着型映像表示装置は、左眼球21L側のLC
D25および接眼光学系20に対し右眼球21R側のL
CD25および接眼光学系20を所定の間隔で支持する
眼幅調整機構を有しているものとする。
【0019】上記接眼光学系20は、図3(a)に示す
ようにほぼ角柱状に形成されているが、その4つの角の
内の少なくとも1つの角の、図3(a)およびその矢視
B図である図3(b)に斜線を付けて示した範囲には、
面取り26が形成されている。この面取り26を形成さ
れた角は、本実施形態の頭部装着型映像表示装置の装着
時に観察者の鼻側に位置する角である。なお、LCD2
5および接眼光学系20を含む部分の全体配置を図4に
示す。上記面取り26は、映像表示面積を減らさないた
め出来る限り小さくする方がよい。例えば、図2の観察
者の視軸よりも下の範囲で面取り26を形成するものと
するが、接眼光学系20の高さ方向の下から1/3の範
囲で面取り26を形成するのがより好ましい。
【0020】上記面取り26を設けたことにより、図4
に示すように映像観察光学系の光路を切り詰めて装置全
体をコンパクト化しても、装着時に接眼光学系20が観
察者の鼻に当たることはない。したがって、例えば日本
人の眼幅および眼と鼻の位置関係の標準値から所定範囲
に正規分布する大多数の日本人の装着時に鼻に当たらな
いように接眼光学系20を配置した場合であっても、頭
部装着型映像表示装置を限られたスペース内で最大限に
コンパクト化することが可能になる。
【0021】なお、上記図3(a),(b)に示した例
では、図5(a)の概略図に示すように面取り26を接
眼光学系20の装着時に観察者の鼻側に位置する角のみ
に形成しているが、同図(b)の概略図に示すように面
取り26を左右の角の両方に形成して接眼光学系20を
左右対称にすることにより部品を共通化してコストダウ
ンを図るようにしても、同図(c)の概略図に示すよう
に面取り26を左右の角の上下に夫々形成して観察者の
観察画面のデザイン上の統一を図って観察者の違和感を
なくすようにしてもよい。
【0022】また、映像観察時に映像表示素子の周辺部
にバックライト光が漏れ出て観察者の視野に入って映像
表示品質を劣化させる不具合を解消するため、LCD2
5および接眼光学系20の間に観察者の視野を制限する
視野制限手段(例えば額縁状の視野枠)を設ける場合に
は、当該視野制限手段の角を図5(a),(b),
(c)の形状と対応させて面取りするのが好ましく、そ
のようにすると光線が蹴られるのを防止することができ
る。
【0023】図6は第1実施形態の接眼光学系の第1プ
リズム22の裏面反射鏡を形成した面22bを見上げた
状態を概略的に示す図である。上述したように装着時に
観察者の鼻側に位置する接眼光学系20の角には面取り
26が設けられているため、その面取りの部分で光線が
蹴られないようにするためには、裏面反射鏡を図示点線
の範囲に形成する必要があるが、そのようにすると裏面
反射鏡の面積を最大にすることができない。そこで、本
実施形態では、図示のように第1プリズム22の面22
bの四隅に面取り26と同一形状の面取り(R面取りと
すればさらに好ましい)27を設け、面取り27を除く
全範囲をコーティングして裏面反射鏡を形成している。
【0024】これにより、第1プリズム22の大きさが
予め決定されている場合に、図示点線の範囲を裏面反射
鏡とする場合に比べて裏面反射鏡の有効面積を拡大した
り、プリズムの画角を大きくしたりすることが可能にな
る。
【0025】図7は第1実施形態の接眼光学系に設けた
寸法管理用の平面を示す図である。この図7は図2と同
様に図3(a)の斜視図に示す接眼光学系20を矢印A
方向から見た状態を示しており、接眼光学系20は第1
プリズム22および第2プリズム23により構成され、
第2プリズム23には寸法管理の基準面となる2つの平
面23b,23cが設けられている。このように第2プ
リズム23に平面23bおよび23cを設けると、後述
するようにして、厚みD1および高さD2を測定しなが
ら第1プリズム22および第2プリズム23を接合して
接眼光学系20を製作することにより、接合時の精度を
向上させることができる。
【0026】なお、上記平面23bは、LCD25に対
向する面であって透過作用を有する第3の面23aの中
央部が球面状に形成されているため、その第3の面23
aの縁部に接する接平面となっている。また、平面23
bおよび23cは、第2プリズム23の映像観察光が通
過しない部分に設けられており、傷が付いても支障がな
いため、これら平面を利用して寸法測定を行うことがで
きる。
【0027】図8は第1実施形態の接眼光学系を接合用
の治具28に納めた状態を示す図である。この接合用の
治具28は、その内周面に第1プリズム22の第1の面
22aおよび第2プリズム23の平面23b,23cが
接するように接眼光学系20を納めたとき、接眼光学系
20の厚みD1が所望の精度(例えば±0.1mm)内
に収まるように構成されている。上記治具28は、図8
の紙面を貫通する方向の寸法を管理するようにはなって
おらず、その方向はオープンになっている。よって、第
1プリズム22および第2プリズム23を接合用の治具
28に収める際には、図8の紙面を貫通する方向の両端
面に設けた耳部29−1,29−2が段差を生じること
なく接していることを確認することにより、第1プリズ
ム22および第2プリズム23の図8の紙面を貫通する
方向のずれを防止しておくものとする。
【0028】図9(a)は第1実施形態の接眼光学系を
接合用の治具30に納めた状態を示す図であり、図9
(b)は図9(a)のCC断面図である。この接合用の
治具30は、その内周面に第1プリズム22の第2の面
22bの極大点P1および第2プリズム23の平面23
b,23cが接するように接眼光学系20を納めたと
き、接眼光学系20の高さD2が所望の精度(例えば±
0.1mm)内に収まるように構成されている。この治
具30は、上記治具28と同様に図9の紙面を貫通する
方向の寸法を管理するようにはなっておらず、その方向
はオープンになっている。
【0029】上記接合用の治具28、30を用いて第1
プリズム22および第2プリズム23の組立(接合)を
行う際には、例えば、接合用の治具28に第1プリズム
22および第2プリズム23を納め、厚みD1が上記所
望の精度内に収まっていることを確認した後、平面23
cおよび耳部29−2の右端面間の寸法、耳部29−2
の右端面および耳部29−1の左端面間の寸法、耳部2
9−1の左端面および面22a間の寸法を夫々測定して
各測定値が上記所望の精度内に収まっていることを確認
してから接合を行い、同様に、接合用の治具30に第1
プリズム22および第2プリズム23を納め、高さD2
が上記所望の精度内に収まっていることを確認した後、
平面23bおよび耳部29−2の上端面間の寸法、耳部
29−2の上端面および耳部29−1の下端面間の寸
法、耳部29−1の下端面および面22bの極大点P1
間の寸法を夫々測定して各測定値が上記所望の精度内に
収まっていることを確認してから接合を行う。なお、測
定値が上記所望の精度内に収まっていない場合には、接
合をやり直すことは言うまでもない。
【0030】以上の組立(接合)においては、図9
(a)に示す平面23b,23cが寸法管理の基準面と
なり、図9(b)に示す耳部29−1,29−2の上下
左右の端面が寸法測定用の平面となるから、接眼光学系
20の厚みD1および高さD2を測定して所望の精度
(例えば±0.1mm)内に収まるように管理すること
ができ、特に、接眼光学系20の主な屈折力を有する第
2の面(裏面反射鏡)22bからLCD25までの距離
を正確に管理することができる。したがって、組立(接
合)が容易にななるとともに精度も向上し、そのような
所望の精度を満たす接眼光学系を用いる本実施例の頭部
装着型映像表示装置は、高品質の映像を提供することが
できる。
【0031】図10(a),(b)は夫々、第1実施形
態の接眼光学系に設けた接合用の平面23dを示す図で
ある。この接合用の平面23dは、第2プリズム23の
観察者眼球側の面に、寸法管理の基準面である平面23
cと平行になるように設けられている。この接合用の平
面23dを用いて第1プリズム22および第2プリズム
の接合を行う際には、図10(a)に示すように平面2
3dおよび平面22aに接するように平面部材31を配
置する。このとき、平面23dおよび平面22aが同一
平面上に存在すれば、平面23cおよび平面22aが平
行になっていることになり、所望の通り接合されている
ことになるから、接合作業が容易になる。
【0032】なお、上記第1実施形態においては、接眼
光学系20、LCD25等を収容する鏡枠や上述した視
野枠等の枠部材を用いているが、それら枠部材を黒色に
塗ったり、それら枠部材に反射防止処理を施すのが観察
映像を見やすくする上で好ましい。
【0033】また、上記第1実施形態に、上述した特願
平6−224802号明細書の図8(a),(b)、図
9(a),(b)に示すような機構を組み合わせて、接
眼光学系20をバネ部材により挟むだけで固定できるよ
うにしてもよい。
【0034】図11は本発明の第2実施形態の頭部装着
型映像表示装置の表示装置本体内部の光学系の構成を示
す図である。この図11は、図12の斜視図に示す接眼
光学系40を矢印D方向から見た状態を示しており、以
下においては観察者の左眼球21L側の場合について説
明し、右眼球21R側の場合(図11と左右対称に構成
される)は説明を省略する。
【0035】図11において、観察者の左眼球21Lの
前方には、接眼光学系40が配置されている。接眼光学
系40は、左眼球21Lに対向する面であって透過作用
を有する第1の面40aと、反射作用を有し裏面反射鏡
より成る第2の面40bと、LCD25に対向する面で
あって透過作用を有する第3の面40cとを有してお
り、上記第2の面40bは、視軸からLCD25に向か
って観察者眼球との距離が徐々に広がるように設けられ
ている。なお、LCD25の裏面には、ここでは図示し
ないバックライトが配置されている。
【0036】この接眼光学系40では、LCD25に表
示した映像の光束が第3の面40cを透過して第1の面
40aに入射し、第1の面40aで反射(全反射)され
た光束が第2の面40bで反射して第1の面40aに入
射し、第1の面40aを透過した光束が観察者の眼球に
導かれる。なお、本実施形態の頭部装着型映像表示装置
には、左眼球21L側のLCD25および接眼光学系4
0に対し右眼球21R側のLCD25および接眼光学系
40を所定の間隔で支持する眼幅調整機構を有している
ものとする。この接眼光学系40は、LCD25からの
光束が観察者眼球21L,21Rに導かれるまでにハー
フミラー24を2回通って光量が減少する第1実施形態
の接眼光学系20に比べて明るい光学系となり、かつ、
接眼光学系20よりも薄く構成することができる。
【0037】上記接眼光学系40は、図12に示す第1
の面40aの左右端部が角になっているが、その2つの
角の内の少なくとも1つの角の、図11および図12に
斜線を付けて示した範囲には面取り41が形成されてい
る。この面取り41を形成された角は、本実施形態の頭
部装着型映像表示装置の装着時に観察者の鼻側に位置す
る角である。上記面取り41は、映像表示面積を減らさ
ないため出来る限り小さくする方がよい。例えば、図1
2の観察者の視軸よりも下の範囲で面取り41を形成す
るものとするが、接眼光学系40の高さ方向の下から1
/3の範囲で面取り41を形成するのがより好ましい。
【0038】上記面取り41を設けたことにより、図1
1に示すように映像観察光学系の光路を切り詰めて装置
全体をコンパクト化しても、装着時に接眼光学系40が
観察者の鼻に当たることはない。したがって、例えば日
本人の眼幅および眼と鼻の位置関係の標準値から所定範
囲に正規分布する大多数の日本人の装着時に鼻に当たら
ないように接眼光学系40を配置した場合であっても、
頭部装着型映像表示装置を限られたスペース内で最大限
にコンパクト化することが可能になる。
【0039】なお、上記図11および図12に示した例
では、図13(a)の概略図に示すように面取り41を
接眼光学系40の装着時に観察者の鼻側に位置する角の
みに形成しているが、同図(b)の概略図に示すように
面取り41を左右の角の両方に形成して接眼光学系40
の左右対称により部品を共通化してコストダウンを図る
ようにしてもよい。
【0040】また、映像観察時に映像表示素子の周辺部
にバックライト光が漏れ出て観察者の視野に入って映像
表示品質を劣化させる不具合を解消するため、LCD2
5および接眼光学系40の間に観察者の視野を制限する
視野制限手段(例えば額縁状の視野枠)を設ける場合に
は、当該視野制限手段の角を図13(a),(b)の形
状と対応させて面取りするのが好ましく、そのようにす
ると光線が蹴られるのを防止することができる。
【0041】また、上記第2実施形態においては、接眼
光学系40、LCD25等を収容する鏡枠や上述した視
野枠等の枠部材を用いているが、それら枠部材を黒色に
塗ったり、それら枠部材に反射防止処理を施すのが観察
映像を見やすくする上で好ましい。
【0042】図14(a),(b)は夫々、本発明の第
2実施形態の頭部装着型映像表示装置の接眼光学系の他
の構成を示す側面図および斜視図である。上記図11,
12の接眼光学系40の側面には単一の平面が形成され
ているが、図14(a),(b)の接眼光学系40の側
面にはくさび形の抜け勾配42が形成されている。上記
抜け勾配42を設けたことにより、本実施形態の接眼光
学系40をプラスチックの一体成型により製作する際に
型から抜き易くなり、作業性が向上する。なお、接眼光
学系40をアクリル(例えばPMMA)で一体成型すれ
ば、堅くて壊れにくい接眼光学系とすることができ、ま
た、非晶性ポリオレフィン(例えばゼオネックス;商標
名)で一体成型すれば、湿度に対して安定した接眼光学
系とすることができる。
【0043】また、上記接眼光学系40の第3の面40
cの左右偶部の少なくとも一方には、突き出し部43が
形成されている。この突き出し部43の、接眼光学系4
0の裏面(第1の面40aと平行をなす面)に図示しな
いピンを当接させて押すことにより、型から容易に接眼
光学系40を突き出すことができる。その際、上記ピン
の押圧力を接眼光学系40の第3の面40cの映像観察
光が通過しない部分である第3の面40cの偶部で受け
るようにしているため、第3の面40cが歪んで観察像
が歪むことはない。
【0044】図15(a),(b)は夫々、本発明の第
2実施形態の頭部装着型映像表示装置の接眼光学系のさ
らに他の構成を示す側面図および斜視図である。図15
(a),(b)の接眼光学系40の左右側面には夫々、
突起状の耳部44が設けられている。耳部44はほぼ正
方形状に形成されており、その周囲の4つの面の内、面
44aおよび面44bは第1の面40aと平行をなすよ
うに配置されている。耳部44は映像観察光が通過しな
い面である接眼光学系40の左右側面に設けられてい
る。そのようにしたのは、映像観察光が通過する面に耳
部を設けるとその面が歪んで観察像が歪むからである。
この面44bに図示のようにピンを当接させて押すこと
により、型から接眼光学系40を突き出すことができ
る。また、左右の耳部44を利用して、接眼光学系40
を保持したり、接眼光学系40を位置決めすることがで
きる。
【0045】なお、本発明は上述した例のみに限定され
るものではなく、種々の変更または変形を加えることが
できる。例えば、左眼用映像を表示する左映像表示素子
と、該左映像表示素子からの左眼用映像を観察者の左眼
球内に導く左接眼光学系と、右眼用映像を表示する右映
像表示素子と、該右映像表示素子からの右眼用映像を観
察者の右眼球内に導く右接眼光学系と、前記左映像表示
素子および左接眼光学系に対し前記右映像表示素子およ
び右接眼光学系を所定の間隔で支持する位置決め手段と
を有し、前記左右接眼光学系は夫々、前記左右眼球に対
向する面であって透過作用を有する第1の面と、反射作
用を有し裏面反射鏡より成る第2の面と、前記左右映像
表示素子に対向する面であって透過作用を有する第3の
面との少なくとも3つの光学面を有する頭部装着型映像
表示装置(付記項1)において、前記左右接眼光学系
は、第1の面が観察者左右眼球側に位置し、第2の面が
視軸から左右映像表示素子に向かって観察者左右眼球と
の距離が徐々に広がるように設けられ、第3の面が左右
映像表示素子と対向し、第1、第2および第3の面が同
一の屈折率の媒体を挟んで形成されている接眼光学系と
してもよい(付記項2)。
【0046】また、付記項2の頭部装着型映像表示装置
において、前記左右接眼光学系は、左右映像表示素子か
らの光が第3の面を透過して第1の面に入射し、第1の
面で反射された光が第2の面で反射して第1の面に入射
し、第1の面を透過した光束が観察者左右眼球に導かれ
る接眼光学系としてもよい(付記項3)。また、付記項
3の頭部装着型映像表示装置において、前記左右接眼光
学系は、第3の面を透過した光が第1面で全反射するよ
うに構成した接眼光学系としてもよい(付記項4)。ま
た、付記項1の頭部装着型映像表示装置において、前記
左右接眼光学系は、2つのプリズムおよびそれらの間の
半透過反射面から成り、少なくとも第2の面と半透過反
射面との間の光路が折り返し光路を形成するように構成
した接眼光学系としてもよい(付記項5)。
【0047】また、付記項1、2、3、4または5の頭
部装着型映像表示装置において、前記左右接眼光学系の
角の内、少なくとも装着時に観察者の鼻側に位置する角
を面取りするようにしてもよい(付記項6)。また、付
記項1、2、3、4または5の頭部装着型映像表示装置
において、前記左右接眼光学系の角の内、装着時に観察
者の鼻側に位置する角およびそれと対抗する角を面取り
するようにしてもよい(付記項7)。また、付記項1、
2、3、4または5の頭部装着型映像表示装置におい
て、前記左右接眼光学系の角の内、装着時に観察者の眼
球側に位置する上下左右の角を面取りするようにしても
よい(付記項8)。また、付記項1、2、3、4、5、
6、7または8の頭部装着型映像表示装置において、前
記面取りを前記第1の面の観察者の視軸よりも下に位置
する範囲で形成するようにしてもよい(付記項9)。ま
た、付記項9の頭部装着型映像表示装置において、前記
面取りを前記第1の面の高さ方向の下から1/3の範囲
で形成するようにしてもよい(付記項10)。
【0048】また、付記項1または5の頭部装着型映像
表示装置において、前記左右接眼光学系を夫々2つの光
学部材で構成し、少なくとも一方の光学部材の映像観察
光が通過しない部分に寸法管理の基準面となる2つの平
面を設けたことを特徴とする頭部装着型映像表示装置と
してもよい(付記項11)。また、付記項11の頭部装
着型映像表示装置において、前記2つの平面が治具用の
面であるようにしてもよい(付記項12)。また、付記
項11の頭部装着型映像表示装置において、前記第1、
第2および第3の面の各々にほぼ垂直な面を有する前記
接眼光学系の側端面に突起状の耳部を設け、該耳部に前
記2つの平面を設けるようにしてもよい(付記項1
3)。また、付記項11の頭部装着型映像表示装置にお
いて、前記第3の面が映像表示素子側に凹面を向けた曲
面を有し、該曲面の周辺に前記2つの平面の一方を設
け、前記第2の面に前記2つの平面の他方を設けるよう
にしてもよい(付記項14)。
【0049】また、左眼用映像を表示する左映像表示素
子と、該左映像表示素子からの左眼用映像を観察者の左
眼球内に導く左接眼光学系と、右眼用映像を表示する右
映像表示素子と、該右映像表示素子からの右眼用映像を
観察者の右眼球内に導く右接眼光学系と、前記左映像表
示素子および左接眼光学系に対し前記右映像表示素子お
よび右接眼光学系を所定の間隔で支持する位置決め手段
とを有し、前記左右接眼光学系は夫々、前記左右眼球に
対向する面であって透過作用を有する第1の面と、反射
作用を有し裏面反射鏡より成る第2の面と、前記左右映
像表示素子に対向する面であって透過作用を有する第3
の面との少なくとも3つの光学面を有するとともにプラ
スチック一体成型により製作される頭部装着型映像表示
装置において、前記左右接眼光学系の一部に抜け勾配を
設けたことを特徴とする頭部装着型映像表示装置として
もよい(付記項15)。
【0050】また、付記項2、3または4の頭部装着型
映像表示装置において、前記左右接眼光学系の一部に抜
け勾配を設けたことを特徴とする頭部装着型映像表示装
置としてもよい(付記項16)。また、付記項15また
は16の頭部装着型映像表示装置において、前記抜け勾
配を、前記第1、第2および第3の面の各々にほぼ垂直
な面を有する前記接眼光学系の側端面に設けるようにし
てもよい(付記項17)。
【0051】また、左眼用映像を表示する左映像表示素
子と、該左映像表示素子からの左眼用映像を観察者の左
眼球内に導く左接眼光学系と、右眼用映像を表示する右
映像表示素子と、該右映像表示素子からの右眼用映像を
観察者の右眼球内に導く右接眼光学系と、前記左映像表
示素子および左接眼光学系に対し前記右映像表示素子お
よび右接眼光学系を所定の間隔で支持する位置決め手段
とを有し、前記左右接眼光学系は夫々、前記左右眼球に
対向する面であって透過作用を有する第1の面と、反射
作用を有し裏面反射鏡より成る第2の面と、前記左右映
像表示素子に対向する面であって透過作用を有する第3
の面との少なくとも3つの光学面を有するとともにプラ
スチック一体成型により製作される頭部装着型映像表示
装置において、プラスチック一体成型用の突き出し部を
設けるようにしてもよい(付記項18)。
【0052】また、付記項2、3、または4の頭部装着
型映像表示装置において、プラスチック一体成型用の突
き出し部を設けるようにしてもよい(付記項19)。ま
た、付記項18または19の頭部装着型映像表示装置に
おいて、前記突き出し部を、前記第1、第2および第3
の面の各々にほぼ垂直な面を有する前記接眼光学系の側
端面に設けるようにしてもよい(付記項20)。また、
付記項18または19の頭部装着型映像表示装置におい
て、前記突き出し部を、前記接眼光学系の第1、第2お
よび第3の面の少なくとも1つの端部に設けるようにし
てもよい(付記項21)。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態の頭部装着型映像表示装
置を装着した状態を示す斜視図である。
【図2】第1実施形態の表示装置本体内部の光学系の構
成を示す図である。
【図3】(a),(b)は夫々、第1実施形態の接眼光
学系の斜視図およびその矢視B図である。
【図4】第1実施形態の映像表示素子および接眼光学系
を含む部分の全体配置を示す図である。
【図5】(a),(b),(c)は第1実施形態の接眼
光学系に設ける面取りを示す概略図である。
【図6】第1実施形態の接眼光学系の第1プリズムの裏
面反射鏡を形成した面を見上げた状態を概略的に示す図
である。
【図7】第1実施形態の接眼光学系に設けた寸法管理用
の平面を示す図である。
【図8】第1実施形態の接眼光学系を接合用の治具に納
めた状態を示す図である。
【図9】(a),(b)は夫々、第1実施形態の接眼光
学系を接合用の治具に納めた状態を示す図およびそのC
C断面図である。
【図10】(a),(b)は夫々、第1実施形態の接眼
光学系に設けた接合用の平面を示す図である。
【図11】本発明の第2実施形態の頭部装着型映像表示
装置の表示装置本体内部の光学系の構成を示す図であ
る。
【図12】第2実施形態の接眼光学系の斜視図である。
【図13】(a),(b)は第2実施形態の接眼光学系
に設ける面取りを示す概略図である。
【図14】(a),(b)は夫々、本発明の第2実施形
態の頭部装着型映像表示装置の接眼光学系の他の構成を
示す側面図および斜視図である。
【図15】(a),(b)は夫々、本発明の第2実施形
態の頭部装着型映像表示装置の接眼光学系のさらに他の
構成を示す側面図および斜視図である。
【符号の説明】
10 表示装置本体 20,40 接眼光学系 21L 観察者の左眼球 21R 観察者の右眼球 22 第1プリズム 22a,40a 第1の面 22b,40b 第2の面 23 第2プリズム 23a,40c 第3の面 23b,23c,23d 平面 24 ハーフミラー 25 映像表示素子(LCD) 26,41 面取り 28,30 治具 29−1,29−2,44 耳部 42 抜け勾配 43 突き出し部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左眼用映像を表示する左映像表示素子
    と、該左映像表示素子からの左眼用映像を観察者の左眼
    球内に導く左接眼光学系と、右眼用映像を表示する右映
    像表示素子と、該右映像表示素子からの右眼用映像を観
    察者の右眼球内に導く右接眼光学系と、前記左映像表示
    素子および左接眼光学系に対し前記右映像表示素子およ
    び右接眼光学系を所定の間隔で支持する位置決め手段と
    を有する頭部装着型映像表示装置において、 前記左右接眼光学系の角の内、少なくとも装着時に観察
    者の鼻側に位置する角を面取りしたことを特徴とする頭
    部装着型映像表示装置。
  2. 【請求項2】 左眼用映像を表示する左映像表示素子
    と、該左映像表示素子からの左眼用映像を観察者の左眼
    球内に導く左接眼光学系と、右眼用映像を表示する右映
    像表示素子と、該右映像表示素子からの右眼用映像を観
    察者の右眼球内に導く右接眼光学系と、前記左映像表示
    素子および左接眼光学系に対し前記右映像表示素子およ
    び右接眼光学系を所定の間隔で支持する位置決め手段と
    を有する頭部装着型映像表示装置において、 前記左右接眼光学系を夫々2つの光学部材で構成し、少
    なくとも一方の光学部材の映像観察光が通過しない部分
    に寸法管理の基準面となる2つの平面を設けたことを特
    徴とする頭部装着型映像表示装置。
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