JP2002258159A - 光学素子及び光学素子成形用の金型装置 - Google Patents

光学素子及び光学素子成形用の金型装置

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JP2002258159A JP2001053371A JP2001053371A JP2002258159A JP 2002258159 A JP2002258159 A JP 2002258159A JP 2001053371 A JP2001053371 A JP 2001053371A JP 2001053371 A JP2001053371 A JP 2001053371A JP 2002258159 A JP2002258159 A JP 2002258159A
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Kazuo Nitta
和男 新田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コマ収差やディストーション、像面湾曲を抑
制できる光学素子を成形する。 【解決手段】 光学素子1は回転非対称の光学面2,3
を少なくとも一つ以上を有する。光学的に使用する面
2,3,4の他に少なくとも二つ以上の光学的に使用し
ない回転軸対称形状部45,46が形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回転非対称の光学
面を有した光学素子及び光学素子を成形する金型装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】特開平8−313829号公報には、画
像表示素子の表示画像を観察者眼球に導くための接眼光
学系として、3面で構成された偏心プリズムを用いるこ
とが記載されている。この偏心プリズムは観察者眼球の
視軸に対して、それぞれが偏心している3面で形成され
た空間が約1.5の屈折率の光学的に透明な媒質によっ
て満たされて形成されている。そして、画像表示素子か
ら発する光の入射面を第1面、観察者眼球とは反対側の
面である反射面を第2面、観察者眼球に近接した面を第
3面とし、画像表示素子から射出した光線が偏心プリズ
ムの第1面から屈折して入射し、第3面で第2面側へ内
部反射し、第2面で第3面側へ内部反射して第3面から
屈折して射出することにより、観察者眼球に到達するよ
うになっている。
【0003】このような光学系においては、その収差を
良好に補正する必要がある。この収差の補正を行う手段
として、例えば、特開平10−186237号公報に記
載された偏心光学系が知られている。この偏心光学系
は、回転非対称面からなる少なくとも1面の光学面を含
んでいると共に、回転非対称面を対称面を持たない曲面
によって形成している。このように回転非対称面を対称
面を持たない曲面とすることにより、3次元的に偏心し
た光学系により発生する回転非対称で対称面を持たない
収差を補正することが可能になるため、映像表示装置等
に用いられる接眼光学系に適した光学系とすることがで
きる。
【0004】以上のような偏心プリズム等の光学素子を
成形する金型装置としては、光学素子の各光学面を形成
する成形駒を適宜組み合せて装填できる構造のものが使
用されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した偏心プリズム
では、回転非対称面の光学面を対称面を持たない曲面か
ら構成しているため、3次元的に偏心した光学系により
発生する回転非対称で対称面を持たない収差を補正する
ことが可能となる。しかしながら、たとえ光学面の形状
がそれぞれ理想的な形状に成形されていても、複数のそ
れぞれの光学面の位置関係がずれている場合には、所望
の収差補正を行うことができなくなる。これにより、コ
マ収差やディストーション、像面湾曲などが発生して、
目的の画像が得られなくなる結果となる。
【0006】このような不具合を解消するため、通常は
偏心プリズムの光学面同士の相対的な位置関係や、偏心
プリズムとこれを支持する鏡枠体との相対的な位置関係
を計測し、設計値に対するその誤差量に基づいて成形用
の金型を修正している。しかし、回転非対称面を含む光
学素子の場合では、回転非対称面自体の相対位置を計測
することは極めて困難であり、このため光学面相互の相
対的な位置関係を求めることは不可能に等しいものとな
っている。従って、回転非対称面を含む光学素子では、
その成形を行う金型の構造的な誤差の修正ができないた
め、収差補正を行うことが可能な光学素子を成形するこ
とができない問題を有している。
【0007】本発明は、このような従来の問題点を考慮
してなされたものであり、光学面相互の相対位置関係
や、光学素子とその支持を行う鏡枠体との相対位置関係
を計測可能とすることができ、これにより、コマ収差や
ディストーション、像面湾曲を抑制することが可能な光
学面を有した光学素子を提供することを目的とする。ま
た、本発明は、光学面相互の相対位置関係や、光学素子
とその支持を行う鏡枠体との相対位置関係を計測可能す
ることができることに基づき、成形面の誤差修正を行う
ことが可能な光学素子成形用の金型装置を提供すること
を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の光学素子
は、回転非対称の光学面を少なくとも一つ以上を有する
光学素子において、光学的に使用する面の他に少なくと
も二つ以上の光学的に使用しない回転軸対称形状部が形
成されていることを特徴とする。
【0009】二つ以上の回転軸対称形状部に基づいて、
各光学面の絶対位置に対する相対位置を計測し、評価す
ることができる。すなわち、回転軸対称形状部の計測に
より、その回転軸中心の絶対位置を容易に定義すること
ができ、他の光学面との位置関係を求めることができ
る。そして、このように回転軸対称形状部と他の光学面
との相対位置関係を求めることにより、コマ収差やディ
ストーション、像面湾曲を抑制することが可能となる。
【0010】請求項2の発明は、請求項1記載の光学素
子であって、前記回転軸対称形状部は、前記光学素子を
支持する鏡枠体との位置決め部の一部となっていること
を特徴とする。
【0011】このように回転軸対称形状部を位置決め部
としているため、請求項1で求めた相対位置関係に基づ
いて、光学素子を鏡枠体に取り付けることにより、コマ
収差やディストーション、像面湾曲を抑制することがで
きる。
【0012】請求項3記載の光学素子成形用の金型装置
は、光学素子の回転非対称の光学面を含む複数の光学的
に使用する面を成形する成形駒と、これらの成形駒とと
もに組み込まれ、光学的に使用しない回転軸対称形状部
を成形する入れ子とを備えていることを特徴とする。
【0013】この金型装置を用いることにより、回転非
対称の光学面及び他の光学面、さらには、回転軸対称形
状部を有した光学素子を成形することができる。そし
て、成形された光学素子の回転軸対称形状部を計測する
ことにより、回転非対称の光学面と他の光学面との位置
ズレを求めることができ、求めた位置ズレのデータに基
づいて、金型の構造的な誤差を修正することができる。
このため、コマ収差やディストーション、像面湾曲を抑
制することができる光学素子を成形することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】図1〜図9は、本発明の実施の形
態1であり、図1はこの実施の形態における画像表示装
置8を示している。
【0015】この実施の形態による金型装置により成形
される光学素子はプリズム1であり、プリズム1は2つ
の回転非対称の自由曲面2,3と1つの回転対称の非球
面4の計3つの光学面を有している。このプリズム1を
用いて構成される画像表示装置8では、一つの自由曲面
2の近傍において光源となる液晶素子5が配置されてお
り、その位置関係は位置決め基板7により固定される。
この自由曲面2を挟んでその両隣には第2の自由曲面3
と非球面4とが設けられている。従って、第2の自由曲
面3と非球面4とは互いに隣り合わせた位置関係となっ
ている。また、非球面4の近傍には観察者眼球6が位置
する。
【0016】図2は画像表示装置8における光学系の光
路であり、2J、3J、4Jは各光学面2、3、4のそ
れぞれの光軸を示す。設計上の光路としては、液晶素子
5から出射して自由曲面2に入射した光が非球面4、自
由曲面3で内部反射を繰り返し、最終的に非球面4で屈
折して出射し、この出射光が観察者眼球6に到達して結
像するものである。しかし、図2で示した正規の光路
は、図3に示すように、各光学面2,3,4のシフト、
チルト誤差により、実線で示す正規の光路K1から破線
で示す光路K2のようにズレを生じる。
【0017】図4はプリズム1の詳細形状を示してい
る。自由曲面2、3および非球面4からなるプリズム1
は、その側面部9a、9bにおいて、相互に平行かつ各
光学面2,3,4の光軸2J、3J、4Jに対して垂直
な平面43、44を有した2つのリブ41、42が形成
されている。これらのリブ41,42は光学的に使用さ
れることのない部分である。
【0018】そして、これらのリブ41、42の平面4
3、44には、それぞれの面に対して垂直な方向に起立
したボス45,46が形成されている。ボス45,46
は回転軸対称形状である円筒形状となっており、プリズ
ム1を支持する鏡枠体(図示省略)への位置決め部の一
部を構成している。また、各ボス45、46の項上部に
は、同様に回転軸対称形状である小球面47、48が形
成されている。そして、この小球面47、48の中心軸
90,91と各円筒形状のボス45,46の中心軸9
5,96とは互いの位置ズレを1μm以下となるように
抑えられている。
【0019】図5はプリズム1を成形加工する金型装置
10を示す。金型装置10はパーティング面37を境と
して対向した固定型35及び可動型36を備えており、
これらの型35,36の型締めによりプリズム1を成形
するキャビティ32が形成される。成形材料33(図8
参照)はスプルー30及びランナー31からキャビティ
32に充填される。
【0020】さらに、金型装置10はプリズム1の自由
曲面2,3を転写するための成形駒11,12と、非球
面4を転写するための成形駒13とを有している。成形
駒11、12の自由曲面(成形面)14,15はプリズ
ム1の自由曲面2,3のz軸をほぼ反転した形状となっ
ており、成形駒13の非球面(成形面)16はプリズム
1の非球面4のz軸をほば反転した形状となっている。
また、それぞれの成形駒11、12、13は断面形状が
長辺、短辺を有した矩形となっている。
【0021】これらの成形駒11,12、13の外周形
状の加工はフライスなどにより行われるため、略0.0
1mm以下程度の形状誤差を有している。また、光学面
2、3、4を成形する成形面14,15,16は超精密
フライスや超精密旋削盤などにより加工されるが、加工
の際に成形駒を保持する治具の仕上がり精度により、通
常はシフト、チルト方向に数μm程度の誤差を有してい
る。
【0022】図6に示すように、可動型36には、プリ
ズム1のリブ41、42およびボス45、46を形成す
るためのリブ形成部材51、52が設けられている。こ
れらのリブ形成部材51,52は、パーティング面37
に対して水平な方向にスライド可能となるようにスライ
ド駒56上に固定されており、これにより、金型装置1
0の開閉方向40(図5参照)とは直角な方向(スライ
ド方向59(図5参照))に離型・移動が可能となって
いる。
【0023】リブ形成部材51、52は、図7に示すよ
うにリブ41、42を形成する凹状部61と、ボス4
5、46を形成する円筒状のボス穴63,64(図6参
照)とを有している。ボス穴63は凹状部61から垂直
方向を向いて形成されている。このボス穴63の底部に
は、小球面47、48を形成するための球面入れ子65
が嵌合している。球面入れ子65は円筒状となってお
り、その先端の球面によって小球面47,48を形成す
るものであり、その中心位置がボス穴63、64の中心
軸と同位置となるようにボス穴63,64に嵌合してい
る。
【0024】図5において、55はスライド駒56を摺
動させるための斜め上向きのアンギュラピン、57はそ
のアンギュラピン穴、58はスライド駒56を位置決め
および固定するためのバックアップブロックである。
【0025】図8及び図9は、以上の金型装置10を用
いてプリズム1を成型するプロセスを示す。
【0026】図8に示すように、金型装置10のスプル
ー30、ランナー31からキャビティ32に射出・注入
された成形材料33は、キャビティ32内でプリズム形
状に成形されると共に、金型装置10内で冷却される。
そして、型開きによって固定型35と可動型36とを開
き、これと同時にスライド駒56がスライド方向59
(図5参照)に摺動する。この摺動によって、リブ4
1、42およびボス45、46を形成するリブ形成部材
51、52が離型され、図9に示すように、成形された
プリズム1が金型装置10から取出される。このときプ
リズム1に形成される自由曲面2、3および非球面4の
相対的な位置は、成形駒11、12、13の断面形状誤
差、あるいは各成形駒11,12,13に形成された成
形面14,15,16の加工位置によって決定される。
【0027】画像表示装置8の光路では、図2及び図3
に示すように、正規の光路K1は、液晶素子5より出射
した光線が、まず自由曲面2を透過・屈折し、次いで非
球面4において全反射した後、自由曲面3で反射して、
再度非球面4を透過・屈折した後、観察者眼球6に到達
する光路となる。これに対し、各自由曲面2、3及び非
球面4の相互の相対位置やボス45,46との相対位置
にズレが発生すると、図3の破線で示す光路K2とな
る。この光路K2では、観察者眼球6において結像する
像にディストーションや像面湾曲などの著しい収差を発
生し、これらは、観察者にとっては画像の歪みやボケと
して感じられるところとなり、不快感を与える結果とな
る。
【0028】このような各自由曲面2、3及び非球面4
の位置は、ボス45、46の項上部に形成された小球面
47、48の中心軸90、91の位置およびボス45、
46の中心軸95,96の傾きを検出することによって
知ることができる。すなわち、小球面47、48とボス
45、46の形状を形状測定機により計測し、それぞれ
の小球面47、48の中心軸90、91の絶対位置およ
びボス45、46の中心軸95、96の傾きを形状解析
により求める。このとき、中心軸90、91ならびに9
5、96の絶対位置および傾きを記憶させておき、この
状態で自由曲面2、3及び非球面4の形状を計測する。
そして、自由曲面2、3及び非球面4の計測データの解
析により、それぞれの光軸2J、3J、4Jの位置や傾
きを求め、小球面47、48とボス45、46との相対
的な位置関係を算出する。このときのデータを実際の設
計値と比較し、誤差分となっている分については、最終
的に成形駒11、12、13の形状補正をすることによ
り修正することができる。
【0029】このような実施の形態によれば、回転非対
称光学面を少なくとも一つ以上有するプリズム等の光学
素子において、光学的に使用する面の他に少なくとも二
つ以上の光学的に使用しない回転軸対称形状部を形成し
て、光学面同士の相対的位置関係や光学素子と鏡枠体と
の相対的位置関係を計測可能としているため、金型の誤
差修正が可能となる。これにより、コマ収差やディスト
ーション、像面湾曲などの極めて少ない光学素子を成形
することができると共に、生産効率を飛躍的に向上させ
ることができる。また、ボス45,46を鏡枠体への位
置決め部の一部として使用することにより、コマ収差、
ディストーション、像面湾曲などを抑制した装着を行う
ことができる。
【0030】(実施の形態2)図10は本発明の実施の
形態2を示し、実施の形態1と同一の部分は同一の符号
を付して対応させ、異なる部分だけを説明する。
【0031】この実施の形態のプリズム19では、実施
の形態1における円筒状のボス46の項上部に、回転軸
対称の小非球面71が形成されている。なお、実施の形
態1のボス45は図示していないが、このボス45の頂
上部にも同様に、回転軸対称の小球面が形成されるもの
である。
【0032】この実施の形態では、ボス45、46の形
状計測により、中心軸を定義することなく小非球面71
の形状計測を行うことにより、ボス45、46の中心軸
の傾きを定義することができる。このように、少なくと
も二つ以上の光学的に使用しない面を非球面とすること
で、光学面同士の相対的位置関係や光学素子と鏡枠体と
の相対的位置関係をより簡便に求めることができる。
【0033】(実施の形態3)図11及び図12は本発
明の実施の形態3を示す。この実施の形態においても、
実施の形態1と同一の部分は同一の符号を付して対応さ
せ、異なる部分だけを説明する。
【0034】この実施の形態のプリズム25は、図11
に示すように、回転非対称面である自由曲面2と非球面
4との互いに隣り合う部分に、小球面75が形成されて
いる。小球面75はボス45、46の間に位置する部分
に形成されるものである。また、ボス45、46の項上
部には、小球面76,77が形成されており、この小球
面76,77の球心と、小球面75の球心とをそれぞれ
線分で結ぶことにより、三角形80となる仮想平面を定
義することができる。
【0035】図12はこの実施の形態のプリズム25を
成形する金型のキャビティ32周辺を示している。自由
曲面2及び非球面4を形成する成形駒81,82は円筒
状穴83を2分する形で合わせられている。この円筒状
穴83には自由曲面2と非球面4とが隣り合う部分にお
いて小球面75が形成されるように、先端に凸球面84
aを有した円筒状の鏡面入れ子84が嵌入している。
【0036】この実施の形態では、成形駒81及び82
に形成された円筒状穴83の内部に、先端が凹球面84
aとなっている円筒状の鏡面入れ子84が設けられてい
るため、プリズム25の自由曲面2と非球面4の隣り合
う部分に小球面75を形成することができる。
【0037】また、計測の際には、ボス45、46の頂
上部に形成された小球面76,77を測定することによ
り、それぞれの小球面76,77の位置を算出すること
ができる。そして、自由曲面2と非球面4の合わせ面に
形成した小球面75を計測、解析し、小球面75,7
6,77の間に仮想上の3角形80を定義する。この3
角形80の位置や傾きを解析により算出し、このときの
値を記憶しておく。この状態で自由曲面2、3及び非球
面4の形状を計測し、これらの自由曲面2、3及び非球
面4の位置や傾きを求め、相対的な位置関係を算出する
ことができる。
【0038】このような実施の形態では、光学的に使用
しない回転対称面を3つ設けることにより、各光学面間
の相対的な位置関係を更に精度良く計測することが可能
となる。
【0039】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、二つ以上の回
転軸対称形状部に基づいて光学素子の各光学面の絶対位
置に対する相対位置を計測し、評価することができるた
め、回転軸対称形状部と他の光学面との相対位置関係を
求めることにより、コマ収差やディストーション、像面
湾曲を抑制することができる。
【0040】請求項2の発明によれば、請求項1の発明
と同様な効果を有するのに加えて、回転軸対称形状部を
位置決め部として、光学素子を鏡枠体に取り付けること
により、コマ収差やディストーション、像面湾曲を抑制
することができる。
【0041】請求項3の発明によれば、成形された光学
素子の回転軸対称形状部を計測して、回転非対称の光学
面と他の光学面との位置ズレを求め、求めた位置ズレの
データに基づいて、金型の構造的な誤差を修正すること
ができるため、コマ収差やディストーション、像面湾曲
を抑制することができる光学素子を成形することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1における画像表示装置の
斜視図である。
【図2】画像表示装置の光路を示す断面図である。
【図3】ズレがある場合の画像表示装置の光路を示す断
面図である。
【図4】実施の形態1のプリズムを示す斜視図である。
【図5】実施の形態1の金型装置を示す断面図である。
【図6】金型装置の可動型の内部を示す断面図である。
【図7】金型装置におけるリブ形成部材を示す断面図で
ある。
【図8】実施の形態1による成形状態を示す断面図であ
る。
【図9】実施の形態1による離型状態を示す断面図であ
る。
【図10】実施の形態のプリズムの部分斜視図である。
【図11】実施の形態3のプリズムの斜視図である。
【図12】実施の形態3の金型装置の内部を示す断面図
である。
【符号の説明】
1 プリズム 2,3 自由曲面 4 非球面 45,46 ボス 47,48 小球面

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転非対称の光学面を少なくとも一つ以
    上を有する光学素子において、光学的に使用する面の他
    に少なくとも二つ以上の光学的に使用しない回転軸対称
    形状部が形成されていることを特徴とする光学素子。
  2. 【請求項2】 前記回転軸対称形状部は、前記光学素子
    を支持する鏡枠体との位置決め部の一部となっているこ
    とを特徴とする請求項1記載の光学素子。
  3. 【請求項3】 光学素子の回転非対称の光学面を成形す
    る成形駒及び光学的に使用する面を成形する成形駒と、
    これらの成形駒に組み込まれ、光学的に使用しない回転
    軸対称形状部を成形する入れ子とを備えていることを特
    徴とする光学素子成形用の金型装置。
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