JPH1199525A - 自由曲面プリズムおよびその成形用金型 - Google Patents

自由曲面プリズムおよびその成形用金型

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JPH1199525A
JPH1199525A JP26219597A JP26219597A JPH1199525A JP H1199525 A JPH1199525 A JP H1199525A JP 26219597 A JP26219597 A JP 26219597A JP 26219597 A JP26219597 A JP 26219597A JP H1199525 A JPH1199525 A JP H1199525A
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plane
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prism
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Michi Suzuki
導 鈴木
Keiji Fukumoto
啓二 福本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】自由曲面プリズムの金型入れ駒の加工、組み込
みに際して、高い精度でかつ早く、安くでき、バリやア
ンダーカットがなく離型性の良い成形用金型を提供す
る。 【解決手段】互いに隣り合う3つの自由曲面AA,BB,
CCと、光学的に使用しない側壁としての互いに対向す
る2つの平面DD,EEとの5つの面で主として構成さ
れる自由曲面プリズムを成形するための成形用金型にお
いて、固定側の金型及び可動側の金型のそれぞれにおい
て、金型入れ駒相互の合わせ面が、固定側及び可動側の
金型の主たるパーティング面24,25に対して垂直な
平面、または主たるパーティング面に対して垂直な円筒
面41、または主たるパーティング面に対して垂直な2
つ以上の平面29,31もしくは円筒面の組み合わせと
なるように、キャビティ部分の金型入れ駒が分割して構
成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ビデオカメラ、ス
チルカメラなどの撮影機器のファインダー、ディスプレ
イなどに用いられるプラスチック材料からなる自由曲面
プリズム及びその成形用金型に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、光学プリズムは主として複数の平
面で構成される。
【0003】このため、その成形用金型はそれぞれの平
面に対応する金型入れ駒の組み合わせからなり、その入
れ駒相互の境界面は平面でありキャビティ面における境
界は直線となる。
【0004】ここでプリズムの場合、それぞれの平面相
互の間隔や傾き角度などの位置関係精度および、稜線に
ズレやバリ、アンダーカットがないことが重要であり、
そのためには、金型入れ駒1つ1つの合わせおよび位置
関係精度を厳しくすることが必要である。
【0005】平面で構成される金型入れ駒の場合、入れ
駒相互の合わせや境界が、平面か直線となるので、金型
の基準面に対して高い位置関係精度で組み込むことは比
較的容易である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが近年、ファイ
ンダー、ディスプレイなどに用いられる光学プリズムの
新機能の要求を満たすために、トーリック非球面やアナ
モフィック非球面など、球面や平面から大きく形状が逸
脱した自由曲面でプリズムを構成することが必要とされ
ている。これら自由曲面を含むプリズムでは、面と面の
境界は自由曲線であるため、従来通りの単純な金型入れ
駒の分割手法を用いた場合、次のような問題点が生じ
る。 (1)稜線の部分が自由曲線である入れ駒を互いにその
自由曲線で合わせなければならない。稜線が直線の場
合、それに平行な位置ズレは稜線には影響しないのでそ
の分調整しろがあるが、自由曲線には調整しろはなく、
高い加工精度と調整の手間が必要となる。 (2)更に3つ以上の面が交わる頂点においては、それ
ぞれの入れ駒の合わせが非常に困難になる。 (3)パーティング部分において自由曲面が交わる場
合、パーティング面が平面ならば、どちらかの金型入れ
駒は可動側及び固定側の両方の型板に対して合わせ面を
持つので、高い精度および調整が必要となる。 (4)このような原因から、結果として成形品の各面の
位置関係精度が悪くなる。またバリによる離型不良が起
きてしまう。
【0007】従って、本発明は上述した課題に鑑みてな
されたものであり、その目的は、自由曲面プリズムの金
型入れ駒の加工、組み込みに際して、高い精度でかつ早
く、安くでき、バリやアンダーカットがなく離型性の良
い成形用金型を提供することである。
【0008】また、本発明の他の目的は、パーティング
部分において自由曲面が交わる場合の金型入れ駒構造を
簡素にすることである。
【0009】また、本発明の更に他の目的は、、金型キ
ャビティを形成する2つの自由曲面の境界部分の金型入
れ駒構造を簡素にすることである。
【0010】また、本発明の更に他の目的は、微少な抜
き勾配ゼロ部分やプリズムの大型化が原因で離型性が悪
い場合でも、離型不良を防止することである。
【0011】また、本発明の更に他の目的は、上記の成
形用金型により成形された自由曲面プリズムを提供する
ことである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決し、
目的を達成するために、本発明に係わる成形用金型は、
トーリック非球面やアナモフィック非球面などのような
球面や平面から大きく逸脱する形状を有する互いに隣り
合う3つの自由曲面と、光学的に使用しない側壁として
の互いに対向する2つの平面との5つの面で主として構
成される自由曲面プリズムを成形するための成形用金型
において、固定側の金型及び可動側の金型のそれぞれに
おいて、金型入れ駒相互の合わせ面が、固定側及び可動
側の金型の主たるパーティング面に対して垂直な平面、
または前記主たるパーティング面に対して垂直な円筒
面、または前記主たるパーティング面に対して垂直な2
つ以上の平面もしくは円筒面の組み合わせとなるよう
に、キャビティ部分の前記金型入れ駒が分割して構成さ
れたことを特徴としている。
【0013】また、この発明に係わる成形用金型におい
て、前記3つの自由曲面を成形するための金型入れ駒
と、前記側壁としての平面部分を成形するための金型入
れ駒との境界面は、前記自由曲面プリズムの自由曲面上
の光線有効部分以外の部分に位置する平面に設定されて
いることを特徴としている。
【0014】また、この発明に係わる成形用金型におい
て、前記3つの自由曲面のうちの2つが前記主たるパー
ティング面を挟んで互いに隣り合う部分では、前記自由
曲面上での光線有効部分ではない領域に、光学的に使用
しない曲面を1面設け、前記2つの自由曲面を成形する
金型入れ駒同士が前記自由曲面上で互いに接しないよう
にしたことを特徴としている。
【0015】また、この発明に係わる成形用金型におい
て、前記3つの自由曲面のうちの2つが前記主たるパー
ティング面を挟んで互いに隣り合う部分では、前記光学
的に使用しない曲面と前記2つの自由曲面のうちの1つ
が交わるときにできる自由曲線に近い曲率をもつ近似曲
線を含む円筒面によって、部分的なパーティング面を形
成することを特徴としている。
【0016】また、この発明に係わる成形用金型におい
て、前記3つの自由曲面のうち固定側あるいは可動側の
金型のキャビティ内で互いに隣り合う2つの自由曲面を
それぞれ成形する金型入れ駒同士の境界部分において、
前記2つの自由曲面が交わるときにできる自由曲線に近
い近似曲線を含むところの、前記主たるパーティング面
に垂直な円筒面または平面により前記金型入れ駒を分割
して構成したことを特徴としている。
【0017】また、この発明に係わる成形用金型におい
て、前記3つの自由曲面のうち固定側あるいは可動側の
金型のキャビティ内で互いに隣り合う2つの自由曲面を
それぞれ成形する金型入れ駒同士の境界部分において、
前記2つの自由曲面上で光線有効部分ではない領域を成
形する金型入れ駒に突き出しピンを設置したことを特徴
としている。
【0018】また、この発明に係わる成形用金型におい
て、前記3つの自由曲面を成形するための金型入れ駒
の、前記2つの互いに対向する平面部分を成形する金型
入れ駒に挟まれた部分の幅は、それぞれ同一であること
を特徴としている。
【0019】また、この発明に係わる成形用金型におい
て、前記3つの自由曲面のうちの2つが前記主たるパー
ティング面を挟んで互いに隣り合う部分では、前記2つ
の自由曲面が交わるときにできる自由曲線に近い曲率を
もつ近似曲線を含む円筒面によって、境界線を形成する
ことを特徴としている。
【0020】また、この発明に係わる成形用金型におい
て、前記3つの自由曲面のうちの2つが前記主たるパー
ティング面を挟んで互いに隣り合う部分では、前記2つ
の自由曲面が交わるときにできる自由曲線に近い曲率を
もつ近似曲線を含む円筒面によって、部分的にパーティ
ング面を形成することを特徴としている。
【0021】また、この発明に係わる成形用金型におい
て、前記3つの自由曲面を成形する金型入れ駒のうちの
2つが互いに隣り合う部分では、前記自由曲面上での光
線有効部分ではない領域に、光学的に使用しない曲面を
1面設け、前記2つの自由曲面を成形する金型入れ駒同
士が前記自由曲面上で互いに接しないようにしたことを
特徴としている。
【0022】また、本発明に係わる成形用金型は、トー
リック非球面やアナモフィック非球面などのような球面
や平面から大きく逸脱する形状を有する2つの自由曲面
と、1つの光学平面と、光学的に使用しない側壁として
の互いに対向する2つの平面との5つの面で主として構
成される自由曲面プリズムを成形するための成形用金型
において、固定側の金型及び可動側の金型のそれぞれに
おいて、金型入れ駒相互の合わせ面が、固定側及び可動
側の金型の主たるパーティング面に対して垂直な平面、
または前記主たるパーティング面に対して垂直な円筒
面、または前記主たるパーティング面に対して垂直な2
つ以上の平面もしくは円筒面の組み合わせとなるよう
に、キャビティ部分の前記金型入れ駒が分割して構成さ
れたことを特徴としている。
【0023】また、この発明に係わる成形用金型におい
て、前記2つの自由曲面及び1つの光学平面を成形する
ための金型入れ駒の、前記2つの互いに対向する平面部
分を成形する金型入れ駒に挟まれた部分の幅は、それぞ
れ同一であることを特徴としている。
【0024】また、この発明に係わる成形用金型におい
て、前記2つの自由曲面及び1つの光学平面を成形する
ための金型入れ駒と、前記側壁としての平面部分を成形
するための金型入れ駒との境界面は、前記自由曲面プリ
ズムの自由曲面上の光線有効部分以外の部分に位置する
平面に設定されていることを特徴としている。
【0025】また、この発明に係わる成形用金型におい
て、前記2つの自由曲面が前記主たるパーティング面を
挟んで互いに隣り合う部分では、前記自由曲面上での光
線有効部分ではない領域に、光学的に使用しない平面を
1面追加し、前記2つの自由曲面を成形する金型入れ駒
同士が前記自由曲面上で互いに接しないようにし、前記
主たるパーティング面に近い部分で前記自由曲面と前記
追加した平面とが交わるときにできる自由曲線に近い近
似曲率を持ち、前記主たるパーティング面と平行な軸を
もつ円筒面により、部分的にパーティング面を形成した
ことを特徴としている。
【0026】また、この発明に係わる成形用金型におい
て、固定側の金型あるいは可動側の金型のキャビティを
形成する1つの自由曲面と前記1つの光学平面との境界
部分において、自由曲面上での光線有効部分ではない領
域に、光学的に使用しない円筒面を1面追加して、前記
1つの自由曲面と前記1つの光学平面とが互いに接しな
いようにしたことを特徴としている。
【0027】また、本発明に係わる自由曲面プリズム
は、請求項1乃至15のいずれか1項に記載の成形用金
型を用いて成形したことを特徴としている。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施形態に
ついて、添付図面を参照して詳細に説明する。
【0029】(第1の実施形態)図1は、本発明の第1
の実施形態に係わるプリズム成形品の斜視図である。ま
た、図2(a)は図1に示すプリズム成形品の正面図、
図2(b)は側面図、図2(c)は背面図、図2(d)
は上面図、図2(e)は下面図である。
【0030】これらの図においてA,B,C面が自由曲
面であり、A面が凹面、B,C面は凸面である。D,E
面は光学的に使用しない側壁としての互いに対向する平
面であり、このプリズム成形品は主としてこれらの5つ
の面で構成されている。
【0031】ここで自由曲面C面と平面D面の境界線、
および自由曲面C面と平面E面の境界線は、それぞれ曲
線6a,6bであるが、金型の駒割りは1a,1bの曲
線とした。
【0032】同様に、B面とD面の境界線、およびB面
とE面の境界線は、曲線7a,7bであるが、金型の駒
割りは2a,2bのような2つの曲線の組み合わせとし
た。
【0033】また、A面とD面の境界にはF面、A面と
E面の境界にはG面という平面を追加し、さらに金型の
駒割りは曲線3とした。
【0034】また自由曲面A面と自由曲面C面の境界に
H面という曲面を追加して、金型駒割りは、C面と主た
るパーティング面が交わるときの曲線4とした。
【0035】自由曲面A面と自由曲面B面の境界にI面
という曲面を追加して、金型駒割りは、B面とI面が交
わるときの自由曲線にほぼ近い近似曲線を持つ曲線5と
した。
【0036】自由曲面B面と自由曲面C面の境界におい
ては、2つの自由曲面が交わるときにできる自由曲線に
ほぼ近い近似曲率を持つ曲線8を駒割り線とした。
【0037】9a,9bは成形品の離型および機器への
取り付けのためのツバ部である。
【0038】10a,10bは、B面とC面の境界部分
において、光線有効部分ではない領域に設けた、突き出
しピン設置のための光学的に使用しない部分である。
【0039】図3及び図4は第1の実施形態の自由曲面
プリズムを成形するためのプラスチック成形用金型の成
形品周辺の金型入れ駒の図面である。図3(a)は可動
側の型の正面図、図3(b)は可動側の型のJ−J’断
面図、図3(c)は可動側の型のK−K’断面図、図4
(a)は固定側の型の正面図、図4(b)は固定側の型
のL−L’断面図、図4(c)は固定側の型のM−M’
断面図である。
【0040】図3及び図4において、自由曲面プリズム
における自由曲面A,B,Cに対応する、金型入れ駒の
自由曲面部分は、それぞれAA,BB,CCである。ま
た自由曲面プリズムにおける平面D,E,F,G,H,
Iに対応する金型入れ駒部分はそれぞれDD,EE,F
F,GG,HH,IIである。
【0041】21はAA面を含む金型入れ駒であり、同
様に22はBB面を含む金型入れ駒、23はCC面を含
む金型入れ駒、24はDD面および突き出しピン設置部
分を含む金型入れ駒、25はEE面および突き出しピン
設置部分を含む金型入れ駒、26はFF面、GG面、H
H面を全て含む金型入れ駒、27はII面を含む金型入
れ駒である。
【0042】28は入れ駒27とともにパーティング面
を形成する入れ駒である。
【0043】29は入れ駒23と入れ駒25の境界線で
あり、図2に示すプリズム成形品の曲線1bに対応す
る。
【0044】同様に30は入れ駒23と入れ駒24の境
界線であり、プリズム成形品の曲線1aに対応する。
【0045】31,32は入れ駒22と入れ駒25の境
界線であり、プリズム成形品の曲線2bに対応する。
【0046】33,34は入れ駒22と入れ駒24の境
界であり、プリズム成形品の曲線2aに対応する。
【0047】35は入れ駒22と入れ駒23の境界線で
あり、プリズム成形品の曲線8に対応する。
【0048】36は入れ駒21と入れ駒26,27の境
界線であり、プリズム成形品の曲線3に対応する。
【0049】37はCC面とEE面の境界線であり、プ
リズム成形品の曲線6bに対応する。
【0050】38はCC面とDD面の境界線であり、プ
リズム成形品の曲線6aに対応する。
【0051】39はBB面とEE面の境界線であり、プ
リズム成形品の曲線7bに対応する。
【0052】40はBB面とDD面の境界線であり、プ
リズム成形品の曲線7aに対応する。
【0053】41は主たるパーティング面とCC面との
境界線であり、プリズム成形品の曲線4に対応する。
【0054】42は入れ駒28と入れ駒22との境界線
であり、プリズム成形品の曲線5に対応する。
【0055】43,44は自由曲面CC面およびBB面
上において、光学的に使用しない面であり、それぞれ入
れ駒24,25の一部分として、突き出しピン設置のた
めに使用する。
【0056】次に、図3及び図4を参照して、本実施形
態の金型入れ駒分割の特徴的な構造について説明する。
【0057】(1)金型入れ駒相互の境界部分である2
9,30,31,32,33,34,35,36,42
は全て、固定側の金型と可動側の金型の主たるパーティ
ング面である図3(a)および図4(a)の正面図の紙
面に対して垂直な、平面もしくは円筒面、もしくはこれ
らの組み合わせである。このうち、29,31,32お
よび30,33,34はそれぞれ3つの平面の組み合わ
せであり、35は平面、36および42は平面と円筒面
の組み合わせである。
【0058】この構造により、全ての入れ駒相互の合わ
せ面を、金型の基準面に対して垂直な面と平行な面のみ
で構成することができるので、金型分割構造が簡素でか
つ駒合わせの調整が容易であるという効果がある。また
例え垂直方向において、合わせ面の微小な位置ずれがあ
ったとしても、成形品上の1a,1b,2a,2b,
3,4,5,8の駒割り線部分にわずかな抜き勾配ゼロ
部分ができるだけで、アンダーカットにならないという
効果がある。
【0059】(2)境界面29は、自由曲面部分CC面
と平面部分EE面の境界である曲線37とは一致せず、
CC面内において光線有効部分をはずれた位置に設定さ
れている。
【0060】同様に境界面30は、自由曲面部分CC面
と平面部分DD面の境界である曲線38とは一致せず、
CC面内において光線有効部分をはずれた位置に設定さ
れている。
【0061】同様に境界面31,32は、自由曲面部分
BB面と平面部分EE面の境界である曲線39とは一致
せず、BB面内において光線有効部分をはずれた位置に
設定されている。
【0062】同様に境界面33,34は、自由曲面部分
BB面と平面部分DD面の境界である曲線40とは一致
せず、BB面内において光線有効部分をはずれた位置に
設定されている。
【0063】この構造により、簡素でかつ合わせ精度が
高い金型入れ駒分割構造にしたために、自由曲面プリズ
ムの元の形状を損なってしまうことがないという効果が
ある。
【0064】(3)自由曲面AA面と自由曲面CC面
が、金型の主たるパーティング位置において互いに隣り
合う部分では、光線有効部分をはずれた領域に、光学的
に使用しない曲面HH面を追加した。
【0065】同様に、自由曲面AA面と自由曲面BB面
が、金型の主たるパーティング位置において互いに隣り
合う部分では、光線有効部分をはずれた領域に、光学的
に使用しない曲面II面を追加した。
【0066】この構造により、2つの自由曲面の境界部
分がパーティング位置にある場合でも、自由曲面に対応
する金型入れ駒どうしが直接互いに接することがなく、
パーティング面での金型構造を簡素化できるという効果
がある。
【0067】(4)自由曲面AA面と自由曲面BB面が
隣り合う部分においては、主たるパーティング面である
平面で入れ駒を分割すると構造が極めて複雑になる。そ
こで(3)で説明したII面とBB面が交わるときにで
きる自由曲線にほぼ近い近似曲率をもつ曲線を含む円筒
面である27a,28aによって、部分的にパーティン
グ面を形成するように、入れ駒27,28を設置した。
【0068】この構造により、パーティング面を部分的
に自由曲面にする必要が無く、より合わせ精度がだし易
い円筒面で形成できるので、複雑な金型合わせ構造によ
る型の破損及び、バリやアンダーカットなどの成形不良
を回避することができるという効果がある。
【0069】(5)自由曲面BB面と自由曲面CC面が
可動側キャビティ内で隣り合う部分においては、2つの
自由曲面が交わるときにできる自由曲線にほぼ近い近似
曲線をもつ曲線35を含み、主たるパーティング面に垂
直な平面により、金型入れ駒を分割した。
【0070】この構造により、入れ駒の合わせ面を自由
曲面ではなく、より加工、合わせともに高い精度が出る
平面とすることで、境界面における金型入れ駒の形状加
工及び合わせ構造が簡素になり、バリやアンダーカット
がなくなるという効果がある。
【0071】(6)入れ駒24,25における43,4
4の部分は、自由曲面CC面とBB面の可動側キャビテ
ィ内における境界部分において、光線有効部分以外の領
域に設置した、突き出しピンを設けるための部分であ
り、プリズム成形品の10a,10bに対応する。
【0072】この構造により、プリズムの肉厚が最も大
きく、離型の抵抗が最も大きい部分を直接突き出すこと
ができ、離型不良を起こさないという効果がある。
【0073】(第2の実施形態)第1の実施形態の自由
曲面プリズムにおける自由曲面A面とB面の境界部分に
おいて、光線有効部分以外の領域が非常に狭く、光学的
に使用しない曲面Iを設けることが不可能な場合は、図
5に示すように、A面とB面とが交わるときの自由曲線
の近似曲率線により、金型入れ駒を分割してもよい。
【0074】(第3の実施形態)第1の実施形態の自由
曲面プリズムにおける自由曲面A面とC面の境界部分に
おいて、光線有効部分以外の領域が非常に狭く、光学的
に使用しない曲面Hを設けることが不可能な場合は、図
6に示すように、A面とC面とが交わるときの自由曲線
の近似曲率線により、金型入れ駒を分割してもよい。
【0075】(第4の実施形態)第1の実施形態の自由
曲面プリズムにおける自由曲面B面とC面の境界部分に
おいて、光線有効部分以外の領域が非常に狭く、突き出
しピンを設置する空間的余裕が無い場合には、図7に示
すように、B面とC面との交わるときにできる自由曲線
にほぼ近い近似曲率をもつ曲線35を含み、主たるパー
ティング面に垂直な平面により、金型入れ駒を分割し、
突き出しピンなしの構造としてもよい。
【0076】(第5の実施形態)図8は、本発明の第5
の実施形態に係わるプリズム成形品の斜視図である。ま
た、図9(a)は図1に示すプリズム成形品の正面図、
図9(b)は側面図、図9(c)は背面図、図9(d)
は上面図、図9(e)は下面図である。
【0077】これらの図においてA,B,C面が自由曲
面であり、A面が凹面、B,C面は凸面である。D,E
面は光学的に使用しない側壁としての互いに対向する平
面である。
【0078】ここで自由曲面C面と平面D面の境界線、
および自由曲面C面と平面E面の境界線は、それぞれ曲
線106a,106bであるが、金型の駒割りは101
a,101bの曲線とした。
【0079】同様に、B面とD面の境界線、およびB面
とE面の境界線は、曲線107a,107bであるが、
金型の駒割りは102a,102bの曲線とした。
【0080】さらに同様に、A面とD面の境界線、およ
びA面とE面の境界は、111a,111bの曲線であ
るが、金型の駒割りは103a,103bの直線とし
た。
【0081】また自由曲面A面と自由曲面C面の金型駒
割は、A面と近似曲率線との境界線104及びC面と近
似曲率線との境界線110とした。
【0082】F面は、A面とB面の境界部分において、
それぞれの面の光線有効部分ではない領域を通る光学的
に使用しない平面である。自由曲面A面と平面F面との
金型の駒割は105の直線とした。自由曲面B面と平面
F面との金型駒割は109の曲線とした。
【0083】112は成形品の離型および機器への取り
付けのためのツバ部である。113はC面とB面の境界
部分の光線有効部分以外に設けた、突き出しピン設置の
ための入れ駒に対応する部分である。C面との境界は1
14の曲線、B面との境界は115の曲線とし、C面と
B面の境界線である曲線108を含む部分が、突き出し
ピン設置のための入れ駒部分である。
【0084】図10及び図11は自由曲面プリズムを成
形するためのプラスチック成形用金型の成形品周辺の金
型入れ駒の図面である。図10(a)は可動側の金型の
正面図、図10(b)は可動側の金型のG−G’断面
図、図10(c)は可動側の金型のH−H’断面図、図
11(a)は固定側の金型の正面図、図11(b)は固
定側の金型のI−I’断面図、図11(c)は固定側の
金型のJ−J’断面図である。
【0085】図9に示す自由曲面プリズムにおける自由
曲面A,B,Cに対応する、金型入れ駒の自由曲面部分
は、それぞれAA,BB,CCである。また、自由曲面
プリズムにおける平面D,E,Fに対応する金型入れ駒
部分はそれぞれDD,EE,FFである。
【0086】121はAA面を含む金型入れ駒であり、
同様に122はBB面を含む入れ駒、123はCC面を
含む入れ駒、124はDD面を含む入れ駒、124はE
E面を含む入れ駒、122bはFF面を含む入れ駒であ
る。
【0087】126は自由曲面プリズムのB面とC面の
境界部分に設けた113に対応する入れ駒である。12
7,128,129,130は固定側の入れ駒121を
囲んで構成される入れ駒である。
【0088】131は入れ駒123と入れ駒125の境
界線であり、プリズム成形品の101bに対応する。
【0089】同様に132は入れ駒123と入れ駒12
4の境界線であり、プリズム成形品の101aに対応す
る。
【0090】133は入れ駒122と入れ駒125の境
界線であり、プリズム成形品の102bに対応する。
【0091】同様に134は入れ駒122と入れ駒12
4の境界線であり、プリズム成形品の102aに対応す
る。
【0092】135は入れ駒123と入れ駒126の境
界線であり、プリズム成形品の114に対応する。
【0093】同様に136は入れ駒122と入れ駒12
6の境界線であり、プリズム成形品の115に対応す
る。
【0094】137は入れ駒121と入れ駒127の境
界線であり、プリズム成形品の104に対応する。
【0095】同様に138は入れ駒121と入れ駒12
8の境界線であり、プリズム成形品の105に対応す
る。
【0096】139は入れ駒121と入れ駒129の境
界線であり、プリズム成形品の103bに対応する。
【0097】同様に140は入れ駒121と入れ駒13
0の境界線であり、プリズム成形品の103aに対応す
る。
【0098】141は入れ駒127と入れ駒129の境
界線であり、同様に142は入れ駒127と入れ駒13
0の境界線である。
【0099】143は入れ駒128と入れ駒129の境
界線であり、同様に144は入れ駒128と入れ駒13
0の境界線である。
【0100】145はCC面とEE面の境界線であり、
プリズム成形品の106bに対応する。
【0101】同様に146はCC面とDD面の境界線で
あり、プリズム成形品の106aに対応する。
【0102】147はBB面とEE面の境界線であり、
プリズム成形品の107bに対応する。
【0103】同様に148はBB面とDD面の境界線で
あり、プリズム成形品の107aに対応する。
【0104】149はBB面とCC面の境界線であり、
プリズム成形品の108に対応する。
【0105】150は入れ駒123のパーティング面で
ある123bとCC面との境界線であり、プリズム成形
品の110に対応する。
【0106】151は入れ駒122bとAA面との境界
線であり、プリズム成形品の109に対応する。
【0107】次に、図10及び図11を参照して本実施
形態の金型入れ駒分割の特徴的な構造について説明す
る。
【0108】(1)金型入れ駒相互の境界部分である1
31,132,133,134,135,136,13
7,138,139,140,141,142,14
3,144は全て金型の主たるパーティング面である図
10(a)の紙面に対して垂直な、平面もしくは円筒面
である。このうち、平面は131,132,133,1
34,136,138,139,140,141,14
2,143,144であり、円筒面は135,137で
ある。
【0109】この構造により、全ての入れ駒相互の合わ
せ面を、金型の基準面に対して平行な面と垂直な面のみ
で構成することができるので、金型分割構造が簡素でか
つ駒合わせの調整が容易であるという効果がある。また
例え垂直方向において、合わせ面の微小な位置ずれがあ
ったとしても、成形品上の101a,101b,102
a,102b,103a,103b,104,105,
114,115の駒分割線部分にわずかな抜き勾配ゼロ
部分ができるだけで、アンダーカットにならないという
効果がある。
【0110】(2)境界面131と境界面132の相互
の距離と、133と134の相互の距離、さらに141
と142の相互の距離、139と140の相互の距離、
143と144の相互の距離は、全て同一である。
【0111】この構造により、自由曲面部分の鏡面駒1
21,122,123を加工する際に全て同一のやとい
治具を使うことができる。さらに入れ駒124,12
5,129,130が、これらが接する3つの入れ駒に
対して合わせ面が1つの平面にできるという、簡素な構
造になるという効果がある。
【0112】(3)境界面131は、自由曲面部分CC
面と平面部分EE面の境界線である145とは一致せ
ず、CC面内において光線有効部分をはずれた位置に設
定されている。
【0113】同様に境界面132は、自由曲面部分CC
面と平面部分DD面の境界線である146とは一致せ
ず、CC面内において光線有効部分をはずれた位置に設
定されている。
【0114】同様に境界面133は、自由曲面部分BB
面と平面部分EE面の境界線である147とは一致せ
ず、BB面内において光線有効部分をはずれた位置に設
定されている。
【0115】同様に境界面134は、自由曲面部分BB
面と平面部分DD面の境界線である148とは一致せ
ず、BB面内において光線有効部分をはずれた位置に設
定されている。
【0116】この構造により、簡素でかつ合わせ精度が
高い金型入れ駒分割構造したために、自由曲面プリズム
の元の形状を損なうということがないという効果があ
る。
【0117】(4)自由曲面AA面と自由曲面CC面の
境界部分の断面の拡大図である図12により説明する。
【0118】123bは可動側の金型のパーティング面
の一部であり、固定側の入れ駒127のパーティング部
分と一致し、この部分だけは平面ではない。123b面
は、金型の主たるパーティング面と平行でかつ入れ駒割
線131と平行な中心軸をもつ円筒面である。この円筒
面とCC面との交わる曲線が境界線150である。
【0119】151は金型の主たるパーティング面と垂
直な中心軸を持つ円筒面であり、この円筒面とAA面と
の交わる曲線が境界線137である。
【0120】ここで円筒面123bと円筒面151の曲
線はともに、自由曲面AA面とCC面が交わるときにで
きる自由曲線に近い、近似曲率を有する。
【0121】この構造により、2つの自由曲面の境界部
分がパーティング位置にある場合でも、パーティング面
を部分的に自由曲面にする必要がなく、自由曲面よりも
合わせ精度が良い円筒面で形成できるので、バリがでに
くく、金型構造が簡素になる効果がある。
【0122】(5)自由曲面BB面とAA面とのパーテ
ィング部分における境界部分では、その光線有効部分を
外れた領域に光学的に使用しない平面FF面を追加し、
FF面を入れ駒122bで構成した。このFF面はプリ
ズムの主たる構成面であるAA面、BB面、CC面、D
D面、EE面とは構成目的が異なり、金型構成上の目的
で追加するという補助的役割を持つ。
【0123】この構成により、自由曲面相互のパーティ
ングにおける境界部分においても、光線有効部分以外の
領域が広い場合においては、(4)で説明したように部
分的にパーティング面を新たに作る必要がなく、さらに
簡素な構造にできるという効果がある。また、プリズム
成形品の大きさを小さくできる効果もある。
【0124】(6)入れ駒126は自由曲面CC面とB
B面の可動側キャビティにおける境界部分において、光
線有効部分以外の領域に設置した、突き出しピンを設置
するための入れ駒である。
【0125】この構造により、プリズムの肉厚が最も大
きく離型の抵抗が最も大きい部分を突き出すことがで
き、離型不良を起こさない効果がある。
【0126】さらに自由曲面CC面とBB面の境界線が
自由曲線になるが、この部分をひとつの入れ駒126に
形成できるので、駒分割構造が簡素にできる効果があ
る。
【0127】(第6の実施形態)第5の実施形態の自由
曲面プリズムにおける自由曲面A面とB面の境界部分に
おいて、光線有効部分以外の領域が非常に狭く、光学的
に使用しない平面Fを設けることが不可能な場合は、図
13に示すように、A面とB面との近似曲率線により、
金型駒割を分割してもよい。
【0128】(第7の実施形態)第5の実施形態の自由
曲面プリズムにおける自由曲面A面とC面の境界部分に
おいて、光線有効部分以外の領域が広い場合には、図1
4に示すように、光学的に使用しない曲面Kをさらに設
けてもよい。
【0129】(第8の実施形態)第5の実施形態の自由
曲面プリズムにおける自由曲面B面とC面の境界部分に
おいて、光線有効部分の領域が広く、突き出しピンを設
置する空間的余裕が無い場合には、図15に示すよう
に、B面とC面との境界で形成する曲線170により、
金型駒割を分割してもよい。
【0130】(第9の実施形態)図16は、本発明の第
9の実施形態に係わるプリズム成形品の斜視図である。
また、図17(a)は図16に示すプリズム成形品の正
面図、図17(b)は側面図、図17(c)は背面図、
図17(d)は上面図、図17(e)は下面図である。
【0131】これらの図においてA,B面が自由曲面で
あり、A面が凹面、B面は凸面である。C面は、A,B
面と隣り合う光学的に使用しない平面である。D,E面
は光学的に使用しない側壁としての互いに対向する平面
であり、このプリズム成形品は主としてこれらの5つの
面で構成されている。
【0132】ここで自由曲面A面と平面D面の境界線お
よび自由曲面A面と平面E面の境界線は、それぞれ20
6a,206bの曲線であるが、金型の駒割は201
a,201bの曲線とした。
【0133】同様に、B面とD面の境界線、およびB面
とE面の境界線は、それぞれ207a,207bの曲線
であるが、金型の駒割は202a,202bの曲線とし
た。
【0134】平面C面とD面の境界線、およびC面とE
面の境界は、それぞれ211a,211bの直線である
が、金型の駒割は203a,203bの直線とした。
【0135】F面は、A面とB面の境界部分において、
それぞれの面の光線有効部分ではない領域を通る光学的
に使用しない平面である。自由曲面A面と平面F面との
金型の駒割は205の曲線とした。自由曲面B面と平面
F面との金型駒割は209の曲線とした。
【0136】自由曲面B面と平面C面の境界線は204
の曲線であるが、金型の駒割は210の直線とした。
【0137】パーティング面は280の平面である。
【0138】212は成形品の離型および機器への取り
付けのためのツバ部である。
【0139】213はA面とC面の境界部分の光線有効
部以外に設けた、円筒面である。円筒面213とA面と
の境界線は214の曲線、C面との境界線は215の曲
線である。
【0140】図18及び図19は自由曲面プリズムを成
形するためのプラスチック成形用金型の成形品周辺の金
型入れ駒の図面である。図18(a)は可動側の金型の
正面図、図18(b)は可動側の金型のG−G’断面
図、図18(c)は可動側の金型のH−H’断面図、図
19(a)は固定側の金型の正面図、図19(b)は固
定側の金型のI−I’断面図、図19(c)は固定側の
金型のJ−J’断面図である。
【0141】図17に示す自由曲面プリズムにおける自
由曲面A,Bに対応する、金型入れ駒の自由曲面部分
は、それぞれAA,BBである。また、自由曲面プリズ
ムにおける平面C,D,E,Fに対応する金型入れ駒部
分はそれぞれCC,DD,EE,FFである。
【0142】221はAA面を含む金型入れ駒であり、
同様に222はBB面を含む入れ駒、223はCC面を
含む入れ駒、224はDD面を含む入れ駒、225はE
E面を含む入れ駒、226はFF面を含む入れ駒であ
る。
【0143】226bは自由曲面AA面が主たるパーテ
ィング面と交わるときにできる自由曲線にほぼ近い近似
曲率線を含み、主たるパーティング面と平行な軸をもつ
円筒面であり、部分的にパーティング面を形成してい
る。
【0144】227,228,229,230は固定側
の入れ駒222を囲んで構成される入れ駒である。
【0145】231は入れ駒221と入れ駒225の境
界線であり、プリズム成形品の201bに対応する。
【0146】同様に232は入れ駒221と入れ駒22
4の境界線であり、プリズム成形品の201aに対応す
る。
【0147】233は入れ駒222と入れ駒230の境
界線であり、プリズム成形品の202bに対応する。
【0148】同様に234は入れ駒222と入れ駒22
9の境界線であり、プリズム成形品の202aに対応す
る。
【0149】235は入れ駒223と入れ駒221の境
界線であり、プリズム成形品の214に対応する。
【0150】同様に237は入れ駒222と入れ駒22
7の境界線であり、プリズム成形品の210に対応す
る。
【0151】238は入れ駒221と入れ駒226の境
界線であり、プリズム成形品の205に対応する。
【0152】239は入れ駒223と入れ駒225の境
界線であり、プリズム成形品の203bに対応する。
【0153】同様に240は入れ駒223と入れ駒22
4の境界線であり、プリズム成形品の203aに対応す
る。
【0154】241は入れ駒227と入れ駒229の境
界線であり、同様に242は入れ駒227と入れ駒23
0の境界線である。
【0155】243は入れ駒228と入れ駒229の境
界線であり、同様に244は入れ駒228と入れ駒23
0の境界線である。
【0156】245はAA面とEE面の境界線であり、
プリズム成形品の206bに対応する。
【0157】同様に246はAA面とDD面の境界線で
あり、プリズム成形品の206aに対応する。
【0158】247はCC面とEE面の境界線であり、
プリズム成形品の211bに対応する。
【0159】同様に248はCC面とDD面の境界であ
り、プリズム成形品の211aに対応する。
【0160】249は入れ駒223の、AA面とCC面
との境界部分に設けた円筒面で、プリズム成形品の21
3に対応する。
【0161】250は円筒面249とCC面の境界線
で、プリズム成形品の215に対応する。
【0162】次に、図18及び図19を参照して本実施
形態の金型入れ駒分割の特徴的な構造を説明する。
【0163】(1)金型入れ駒相互の境界部分である2
31,232,233,234,235,236,23
7,238,239,240,241,242,24
3,244は全て金型の主たるパーティング面である図
18(a)の紙面に対して垂直な平面である。
【0164】この構造により、全ての入れ駒相互の合わ
せ面を、金型の基準面に対して垂直な面と平行な面のみ
で構成することができるので、金型分割構造が簡素でか
つ駒合わせの調整が容易であるという効果がある。また
例え垂直方向において、合わせ面の微小な位置ずれがあ
ったとしても、成形品上の201a,201b,202
a,202b,203a,203b,205,210,2
14の駒割り線部分にわずかな抜き勾配ゼロ部分ができ
るだけで、アンダーカットにならないという効果があ
る。
【0165】(2)境界面231と境界面232の相互
の距離と、233と234の相互の距離、さらに241
と242の相互の距離、239と240の相互の距離、
243と244の相互の距離は、全て同一である。
【0166】この構造により、自由曲面部分の鏡面駒2
21,222を加工する際に全て同一のやとい治具を使
うことができる。さらに入れ駒224,225,22
9,230が、これらが接する3つの入れ駒に対して合
わせ面が1つの平面にできるという、簡素な構造になる
という効果がある。
【0167】(3)境界面231は、自由曲面部分AA
面と平面部分EE面の境界線である245とは一致せ
ず、AA面内において光線有効部分をはずれた位置に設
定されている。
【0168】同様に境界面232は、自由曲面部分AA
面と平面部分DD面の境界線である246とは一致せ
ず、AA面内において光線有効部分をはずれた位置に設
定されている。
【0169】同様に境界面239は、平面部分CC面と
平面部分EE面の境界線である247とは一致しない位
置に設定されている。
【0170】同様に境界面240は、平面部分CC面と
平面部分DD面の境界線である248とは一致しない位
置に設定されている。
【0171】この構造により、簡素でかつ合わせ精度が
高い金型入れ駒分割構造したために、自由曲面プリズム
の元の形状を損なうということがないという効果があ
る。
【0172】(4)自由曲面AA面とBB面とのパーテ
ィング部分における境界部分では、その光線有効部分を
外れた領域に光学的に使用しない平面FF面を追加し、
FF面を入れ駒226で構成した。このFF面はプリズ
ムの主たる構成面であるAA面、BB面、CC面、DD
面、EE面とは構成目的が異なり、金型構成上の目的で
追加するという補助的役割を持つ。
【0173】さらにAA面とFF面とが交わるときにで
きる自由曲線にほぼ近い近似曲率をもつ曲率線を含み、
主たるパーティング面に平行な軸を持つ円筒面226b
により、部分的にパーティング面を構成した。対応する
固定側においても入れ駒228に円筒面228bを設け
た。
【0174】この構成により、自由曲面相互のパーティ
ングにおける境界部分においても、パーティング面を部
分的に自由曲面にする必要がなく、自由曲面よりも加工
および合わせ精度が良い円筒面で形成できるので、バリ
が発生しにくく、金型構造が簡素になる効果がある。ま
た、プリズム成形品の大きさを小さくできる効果もあ
る。
【0175】(5)円筒面249により、自由曲面AA
面と平面CC面は互いに接しない。この構造により、金
型入れ駒223と221の境界を平面235とすること
ができ、簡素でかつ合わせ精度が高い金型入れ駒分割構
造にできるという効果がある。
【0176】(第10の実施形態)第9の実施形態の自
由曲面プリズムにおける自由曲面A面とB面の境界部分
において、光線有効部分以外の領域が非常に狭く、光学
的に使用しない平面Fを設けることが不可能な場合は、
図20に示すように、A面とB面とが交わるときにでき
る曲線に近い近似曲率線252により、金型駒割を分割
してもよい。
【0177】(第11の実施形態)第9の実施形態の自
由曲面プリズムにおける自由曲面A面と平面C面の境界
部分において、光線有効部分以外の領域が非常に狭く、
円筒面249を設けることが不可能な場合は、図21に
示すように、A面とC面が交わるときにできる曲線に近
い近似曲率線253により、金型駒割を分割してもよ
い。
【0178】以上説明したように、上記の実施形態によ
れば、自由曲面を含む金型入れ駒であっても、金型基準
面に対して平行な面と垂直な面のみで合わせ面を構成す
ることができるので、金型分割構造が簡素で、合わせ面
の微少な位置ずれがあっても抜き勾配ゼロの部分が僅か
にできるだけで、アンダーカットができない。
【0179】また、自由曲面プリズムの元の形状を損な
うことなく、簡素でかつ合わせ精度が高い金型入れ駒分
割構造にすることができる。
【0180】また、境界面における金型入れ駒の合わせ
構造が簡素になり、バリやアンダーカットがなくなる。
【0181】また、最も突き出しに効果的な部分を突き
出すことができ、離型を補助することができる。
【0182】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
自由曲面を含む金型入れ駒であっても、金型基準面に対
して平行な面と垂直な面のみで合わせ面を構成すること
ができるので、金型分割構造が簡素で、合わせ面の微少
な位置ずれがあっても抜き勾配ゼロの部分が僅かにでき
るだけで、アンダーカットができない。
【0183】また、自由曲面プリズムの元の形状を損な
うことなく、簡素でかつ合わせ精度が高い金型入れ駒分
割構造にすることができる。
【0184】また、境界面における金型入れ駒の合わせ
構造が簡素になり、バリやアンダーカットがなくなる。
【0185】また、最も突き出しに効果的な部分を突き
出すことができ、離型を補助することができる。
【0186】また、簡素な構造で安価な金型により、離
型不良やバリなどの成形上の問題がなく、主として自由
曲面3面あるいは2面と平面2面あるいは3面とで構成
される、自由曲面プリズムを得ることができる。
【0187】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係わる自由曲面プリ
ズム成形品の形状を説明する斜視図である。
【図2】本発明の第1の実形態に係わる自由曲面プリズ
ム成形品の形状を説明する図である。
【図3】本発明の第1の実施形態に係わる自由曲面プリ
ズムを成形するための、プラスチック成形用金型の成形
品周辺の可動側金型入れ駒を示す図である。
【図4】本発明の第1の実施例に係わる自由曲面プリズ
ムを成形するための、プラスチック成形用金型の成形品
周辺の固定側金型入れ駒を示す図である。
【図5】本発明の第2の実施形態に係わる自由曲面プリ
ズム成形品の形状を説明する斜視図である。
【図6】本発明の第3の実施形態に係わる自由曲面プリ
ズム成形品の形状を説明する斜視図である。
【図7】本発明の第4の実施形態に係わる自由曲面プリ
ズム成形品の形状を説明する斜視図である。
【図8】本発明の第5の実施形態に係わる自由曲面プリ
ズム成形品の形状を説明する斜視図である。
【図9】本発明の第5の実形態に係わる自由曲面プリズ
ム成形品の形状を説明する図である。
【図10】本発明の第5の実施形態に係わる自由曲面プ
リズムを成形するための、プラスチック成形用金型の成
形品周辺の可動側金型入れ駒を示す図である。
【図11】本発明の第5の実施例に係わる自由曲面プリ
ズムを成形するための、プラスチック成形用金型の成形
品周辺の固定側金型入れ駒を示す図である。
【図12】入れ駒の合わせ部分の拡大図である。
【図13】本発明の第6の実施形態に係わる自由曲面プ
リズム成形品の形状を説明する斜視図である。
【図14】本発明の第7の実施形態に係わる自由曲面プ
リズム成形品の形状を説明する斜視図である。
【図15】本発明の第8の実施形態に係わる自由曲面プ
リズム成形品の形状を説明する斜視図である。
【図16】本発明の第9の実施形態に係わる自由曲面プ
リズム成形品の形状を説明する斜視図である。
【図17】本発明の第9の実形態に係わる自由曲面プリ
ズム成形品の形状を説明する図である。
【図18】本発明の第9の実施形態に係わる自由曲面プ
リズムを成形するための、プラスチック成形用金型の成
形品周辺の可動側金型入れ駒を示す図である。
【図19】本発明の第9の実施例に係わる自由曲面プリ
ズムを成形するための、プラスチック成形用金型の成形
品周辺の固定側金型入れ駒を示す図である。
【図20】本発明の第10の実施形態に係わる自由曲面
プリズム成形品の形状を説明する斜視図である。
【図21】本発明の第11の実施形態に係わる自由曲面
プリズム成形品の形状を説明する斜視図である。
【符号の説明】
A 自由曲面A面凹面 B 自由曲面B面凸面 C 自由曲面C面凸面 D 光学的に使用しない側壁としての平面D面 E 光学的に使用しない側壁としての平面E面

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トーリック非球面やアナモフィック非球
    面などのような球面や平面から大きく逸脱する形状を有
    する互いに隣り合う3つの自由曲面と、光学的に使用し
    ない側壁としての互いに対向する2つの平面との5つの
    面で主として構成される自由曲面プリズムを成形するた
    めの成形用金型において、 固定側の金型及び可動側の金型のそれぞれにおいて、金
    型入れ駒相互の合わせ面が、固定側及び可動側の金型の
    主たるパーティング面に対して垂直な平面、または前記
    主たるパーティング面に対して垂直な円筒面、または前
    記主たるパーティング面に対して垂直な2つ以上の平面
    もしくは円筒面の組み合わせとなるように、キャビティ
    部分の前記金型入れ駒が分割して構成されたことを特徴
    とする成形用金型。
  2. 【請求項2】 前記3つの自由曲面を成形するための金
    型入れ駒と、前記側壁としての平面部分を成形するため
    の金型入れ駒との境界面は、前記自由曲面プリズムの自
    由曲面上の光線有効部分以外の部分に位置する平面に設
    定されていることを特徴とする請求項1に記載の成形用
    金型。
  3. 【請求項3】 前記3つの自由曲面のうちの2つが前記
    主たるパーティング面を挟んで互いに隣り合う部分で
    は、前記自由曲面上での光線有効部分ではない領域に、
    光学的に使用しない曲面を1面設け、前記2つの自由曲
    面を成形する金型入れ駒同士が前記自由曲面上で互いに
    接しないようにしたことを特徴とする請求項1に記載の
    成形用金型。
  4. 【請求項4】 前記3つの自由曲面のうちの2つが前記
    主たるパーティング面を挟んで互いに隣り合う部分で
    は、前記光学的に使用しない曲面と前記2つの自由曲面
    のうちの1つが交わるときにできる自由曲線に近い曲率
    をもつ近似曲線を含む円筒面によって、部分的なパーテ
    ィング面を形成することを特徴とする請求項3に記載の
    成形用金型。
  5. 【請求項5】 前記3つの自由曲面のうち固定側あるい
    は可動側の金型のキャビティ内で互いに隣り合う2つの
    自由曲面をそれぞれ成形する金型入れ駒同士の境界部分
    において、前記2つの自由曲面が交わるときにできる自
    由曲線に近い近似曲線を含むところの、前記主たるパー
    ティング面に垂直な円筒面または平面により前記金型入
    れ駒を分割して構成したことを特徴とする請求項1に記
    載の成形用金型。
  6. 【請求項6】 前記3つの自由曲面のうち固定側あるい
    は可動側の金型のキャビティ内で互いに隣り合う2つの
    自由曲面をそれぞれ成形する金型入れ駒同士の境界部分
    において、前記2つの自由曲面上で光線有効部分ではな
    い領域を成形する金型入れ駒に突き出しピンを設置した
    ことを特徴とする請求項1に記載の成形用金型。
  7. 【請求項7】 前記3つの自由曲面を成形するための金
    型入れ駒の、前記2つの互いに対向する平面部分を成形
    する金型入れ駒に挟まれた部分の幅は、それぞれ同一で
    あることを特徴とする請求項1に記載の成形用金型。
  8. 【請求項8】 前記3つの自由曲面のうちの2つが前記
    主たるパーティング面を挟んで互いに隣り合う部分で
    は、前記2つの自由曲面が交わるときにできる自由曲線
    に近い曲率をもつ近似曲線を含む円筒面によって、境界
    線を形成することを特徴とする請求項1に記載の成形用
    金型。
  9. 【請求項9】 前記3つの自由曲面のうちの2つが前記
    主たるパーティング面を挟んで互いに隣り合う部分で
    は、前記2つの自由曲面が交わるときにできる自由曲線
    に近い曲率をもつ近似曲線を含む円筒面によって、部分
    的にパーティング面を形成することを特徴とする請求項
    1に記載の成形用金型。
  10. 【請求項10】 前記3つの自由曲面を成形する金型入
    れ駒のうちの2つが互いに隣り合う部分では、前記自由
    曲面上での光線有効部分ではない領域に、光学的に使用
    しない曲面を1面設け、前記2つの自由曲面を成形する
    金型入れ駒同士が前記自由曲面上で互いに接しないよう
    にしたことを特徴とする請求項1に記載の成形用金型。
  11. 【請求項11】 トーリック非球面やアナモフィック非
    球面などのような球面や平面から大きく逸脱する形状を
    有する2つの自由曲面と、1つの光学平面と、光学的に
    使用しない側壁としての互いに対向する2つの平面との
    5つの面で主として構成される自由曲面プリズムを成形
    するための成形用金型において、 固定側の金型及び可動側の金型のそれぞれにおいて、金
    型入れ駒相互の合わせ面が、固定側及び可動側の金型の
    主たるパーティング面に対して垂直な平面、または前記
    主たるパーティング面に対して垂直な円筒面、または前
    記主たるパーティング面に対して垂直な2つ以上の平面
    もしくは円筒面の組み合わせとなるように、キャビティ
    部分の前記金型入れ駒が分割して構成されたことを特徴
    とする成形用金型。
  12. 【請求項12】 前記2つの自由曲面及び1つの光学平
    面を成形するための金型入れ駒の、前記2つの互いに対
    向する平面部分を成形する金型入れ駒に挟まれた部分の
    幅は、それぞれ同一であることを特徴とする請求項11
    に記載の成形用金型。
  13. 【請求項13】 前記2つの自由曲面及び1つの光学平
    面を成形するための金型入れ駒と、前記側壁としての平
    面部分を成形するための金型入れ駒との境界面は、前記
    自由曲面プリズムの自由曲面上の光線有効部分以外の部
    分に位置する平面に設定されていることを特徴とする請
    求項11に記載の成形用金型。
  14. 【請求項14】 前記2つの自由曲面が前記主たるパー
    ティング面を挟んで互いに隣り合う部分では、前記自由
    曲面上での光線有効部分ではない領域に、光学的に使用
    しない平面を1面追加し、前記2つの自由曲面を成形す
    る金型入れ駒同士が前記自由曲面上で互いに接しないよ
    うにし、前記主たるパーティング面に近い部分で前記自
    由曲面と前記追加した平面とが交わるときにできる自由
    曲線に近い近似曲率を持ち、前記主たるパーティング面
    と平行な軸をもつ円筒面により、部分的にパーティング
    面を形成したことを特徴とする請求項11に記載の成形
    用金型。
  15. 【請求項15】 固定側の金型あるいは可動側の金型の
    キャビティを形成する1つの自由曲面と前記1つの光学
    平面との境界部分において、自由曲面上での光線有効部
    分ではない領域に、光学的に使用しない円筒面を1面追
    加して、前記1つの自由曲面と前記1つの光学平面とが
    互いに接しないようにしたことを特徴とする請求項11
    に記載の成形用金型。
  16. 【請求項16】 請求項1乃至15のいずれか1項に記
    載の成形用金型を用いて成形したことを特徴とする自由
    曲面プリズム。
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