JP2001051198A - 回転非対称光学面を有する光学素子およびその金型装置 - Google Patents

回転非対称光学面を有する光学素子およびその金型装置

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JP2001051198A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の回転非対称光学面の面粗度劣化方向を
一致させないように適切に組み合わせることで、モアレ
やコントラスト低下等の光学性能劣化を回避しうる映像
表示装置用の光学系を構成できる光学素子とその金型装
置を提供する。 【解決手段】 回転対称軸を有さない回転非対称面2,
3の光学面を複数有するプリズム1にあって、前記複数
の回転非対称面2,3にそれぞれ現出する任意の波長の
微小うねりのうち、その中心線平均粗さが最も大きくな
りうる面粗度劣化方向42,43を前記複数の回転非対
称面2,3間で互いに一致させないように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンパクトかつ良
好な収差補正を実現するとともに、コントラスト低下等
の光学性能不良が極めて少ない光学系を提供することが
できる回転非対称光学面を有する光学素子およびその金
型装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、映像表示装置等に用いるような光
学系において、その収差を良好に補正する手段として
は、例えば特開平10―186237号公報に記載され
るような発明がある。
【0003】この発明による光学系は、回転非対称面か
らなる少なくとも1面の光学面を含む偏心光学系におい
て、前記回転非対称面が対称面を持たない曲面からなる
ことを特徴とするものである。これによれば、回転非対
称面を、対称面を持たない曲面から構成しているので、
3次元的に偏心した光学系により発生する回転非対称で
対称面を持たない収差を補正することが可能になり、映
像表示装置等に用いられる接眼光学系に適したコンパク
トで収差の少ない偏心プリズム光学系等を提供すること
が可能となる。
【0004】一方、前記特開平10―186237号公
報には記載されていないが、前記偏心プリズムのような
形状の部品を成形加工する場合には、当然、回転非対称
となる金型駒を適宜組み合わせて装填できるような構造
の金型装置も必要不可欠となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記回転非対
称な曲面を有する偏心プリズムを製造するための金型装
置は、回転軸対称形状の光学面のみを用いた金型装置と
は、その加工方法が著しく異なる。回転軸対称形状面の
みを用いた金型装置では、図13に示すように、回転軸
対称面を転写する金型駒70を適度な回転数を持って回
転させながら工具切れ刃(図示省略)を被削面71に当
接させ、ラジアル方向にのみ送り量を持たせることで、
被削面71を切削あるいは研削して金型駒70に所望の
形状を形成していく。これに対し、図14に示す回転非
対称面を転写する金型駒75の場合は、通常金型駒75
側は固定し、工具(図示省略)側にXY2方向の送りを
持たせることで、被削面76を切削あるいは研削して所
望の形状を得る。
【0006】このような切削あるいは研削のような削り
加工では、いかなる加工条件下においても、多かれ少な
かれ微小な凹凸をなす切削あるいは研削痕72,77が
生じる。この切削あるいは研削痕72,77は、金型駒
70の回転軸対称面加工の際には、図13に示すように
回転軸を中心に輪帯状に形成され、金型駒75の回転非
対称面加工の場合には、図14に示すように平行線状に
形成される。このような切削あるいは研削痕72,77
は、往々にして略規則的な波長と振幅を有した形状をな
す場合が多いため、あたかも回折格子のような光学的作
用を生ずる。
【0007】また更に、切削あるいは研削痕72,77
は、触針式の粗さ計などでその形状を測定した場合に、
その測定方向によって必ず中心線平均粗さRaや最大粗
さRy等の表面粗さの解析値が最大ピークを持つような
傾向を示すはずである(以下、面粗度劣化方向と称す
る)。
【0008】仮に、前記偏心プリズムを構成する光学面
のうち、2つ以上の光学面が回転非対称の面であった場
合、それぞれの金型駒の面粗度劣化方向がほぼ一致する
ような金型構成にされた場合には、得られる偏心プリズ
ムも当然、面粗度劣化方向が一致するような面構成とな
る。このことは映像上、平行線状の切削あるいは研削痕
77の重複を生じ、モアレの発生を誘発する。また、更
に回転非対称面における光線の屈折・反射の際に切削あ
るいは研削痕77によって引き起こされる回折現象を増
幅することとなり、著しい光量ロスを生じコントラスト
低下を引き起こす。このようなことは映像のクリア感や
臨場感を重視するような映像表示装置等の光学系として
は致命的である。
【0009】本発明は、前記課題に鑑みてなされたもの
で、複数の回転非対称光学面の面粗度劣化方向を一致さ
せないように適切に組み合わせることで、モアレやコン
トラスト低下等の光学性能劣化を回避しうる映像表示装
置用の光学系を構成できる光学素子の提供を目的とし、
また、前記光学素子を成形することができる金型装置を
提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明の請求項1の回転非対称光学面を有する光学
素子は、回転対称軸を有さない回転非対称面の光学面を
複数有する光学素子において、前記複数の回転非対称面
にそれぞれ現出する任意の波長の微小うねりのうち、そ
の中心線平均粗さが最も大きくなりうる方向を前記複数
の回転非対称面間で互いに一致させないように構成する
ことを特徴とする。
【0011】また、本発明の請求項2の回転非対称光学
面を有する光学素子は、請求項1の構成にあって、前記
複数の回転非対称面の中心線平均粗さが最も大きくなる
方向が、それぞれの回転非対称面間において互いに略直
角をなすように構成することを特徴とする。
【0012】さらに、本発明の請求項3の金型装置は、
回転対称軸を有さない回転非対称面の光学面を複数有す
る光学素子を成形するための金型駒を複数組み合わせた
金型装置において、前記回転非対称面の光学面を成形す
る複数の金型駒の表面にそれぞれ現出する任意の波長の
微小うねりのうち、その中心線平均粗さが最も大きくな
りうる方向を複数の金型駒間で互いに一致させないよう
に構成することを特徴とする。
【0013】また、本発明の請求項4の金型装置は、請
求項3の構成にあって、前記回転非対称面の光学面を成
形する複数の金型駒の中心線平均粗さが最も大きくなる
方向が、それぞれの金型駒間において互いに略直角をな
すように構成することを特徴とする。
【0014】すなわち、本発明の請求項1の構成にあっ
ては、複数の回転非対称面にそれぞれ現出する任意の波
長の微小うねりのうち、その中心線平均粗さが最も大き
くなりうる方向を前記複数の回転非対称面間で互いに一
致させないようにし、モアレの発生を防ぎ、また光量ロ
スの増幅を回避しコントラスト低下を防ぐ。
【0015】また、本発明の請求項2の構成にあって
は、前記複数の回転非対称面の中心線平均粗さが最も大
きくなる方向を、それぞれの回転非対称面間において互
いに略直角をなすようにし、モアレの発生を防ぎ、また
光量ロスの増幅を回避しコントラスト低下を防ぐ。
【0016】さらに、本発明の請求項3の構成にあって
は、回転非対称面の光学面を成形する複数の金型駒の表
面にそれぞれ現出する任意の波長の微小うねりのうち、
その中心線平均粗さが最も大きくなりうる方向を複数の
金型駒間で互いに一致させないようにし、前記中心線平
均粗さが最も大きくなる方向が異なる複数の回転非対称
面を有する光学素子を成形する。
【0017】また、本発明の請求項4の構成にあって
は、回転非対称面の光学面を成形する複数の金型駒の表
面にそれぞれ現出する任意の波長の微小うねりのうち、
その中心線平均粗さが最も大きくなる方向を複数の金型
駒間で互いに略直角をなすようにし、前記中心線平均粗
さが最も大きくなる方向が略直角な複数の回転非対称面
を有する光学素子を成形する。
【0018】
【発明の実施の形態】(実施の形態1)本発明の実施の
形態1を図1〜8を用いて説明する。
【0019】図1は本実施の形態の回転非対称面を有す
る光学素子を説明するための斜視図である。本実施の形
態の光学素子としてのプリズム1は、回転非対称光学面
としての2つの非対称の自由曲面(回転対称軸を有さな
い回転非対称面)2,3と1つの回転対称の非球面4か
らなる計3つの光学面を有している。第1の自由曲面2
の近傍には光源となる液晶素子5が配置され、第1の自
由曲面2との位置関係は位置決め基盤6により固定され
ている。この第1の自由曲面2を挟んでその両隣には第
2の自由曲面3と非球面4が設けられており、第2の自
由曲面3と非球面4は互いに隣り合わせた位置関係とな
っている。また、非球面4の近傍には人間の瞳7が位置
する。
【0020】図2は図1に示す前記プリズム1を射出成
形するための金型装置10の構造を示す断面図である。
この金型装置10は主に固定型35と可動型36とから
なり、固定型35にはプリズム1の第2の自由曲面3を
転写するための自由曲面15を形成した金型駒12を配
置し、可動型36にはプリズム1の第1の自由曲面2お
よび非球面4をそれぞれ転写するための自由曲面14お
よび非球面20を形成した金型駒11および金型駒13
を配置してある。金型駒11,12,13はプリズム1
を成形するキャビティ32を形成し、このキャビティ3
2へはプリズム1の成形を行う際に成形材料33(図8
(a)参照)をスプル30とランナー31を介して供給
する。それぞれの金型駒11,12,13は断面形状が
長辺、短辺(図6参照)を有した矩形であり、金型駒1
1,12の自由曲面14,15はプリズム1の第1、第
2の自由曲面2,3をほぼ反転した面形状を有してい
る。
【0021】図3は金型駒11,12の自由曲面14,
15の加工法を説明するための斜視図で、自由曲面1
4,15はxy2方向の工具送り可能な工具37により
切削あるいは研削加工して形成する。したがって、金型
駒11,12の自由曲面14,15の表面には、x方向
あるいはy方向にそれぞれ微小な平行線状の切削あるい
は研削痕16,17が生じている。
【0022】この場合、図4のように各自由曲面14,
15の切削あるいは研削痕16,17は略規則的な波長
と振幅を有した形状をなし、更にこの平行線状の切削あ
るいは研削痕16,17は、触針式の粗さ計等でその表
面を線形に計測した場合に、その測定方法によって必ず
中心線平均粗さRaや最大粗さRy等の粗さの解析値が
最大ピークを持つ傾向を示す(以下、面粗度劣化方向と
称する)が、この場合は平行線状の切削あるいは研削痕
16,17に対して、直角をなす方向がその面粗度劣化
方向となっている。ここでは金型駒11,12の各自由
曲面14,16の面粗度劣化方向を18,19と符番す
る。
【0023】また、プリズム1の非球面4を転写するた
めの金型駒13には、非球面4をほぼ反転した形状の非
球面20が形成されている。この非球面20の加工法
は、図5に示すように金型駒13のラジアルR方向にの
み工具送りを有した切削あるいは研削加工によるもので
ある。したがって、金型駒13の非球面20の表面には
回転軸21を中心とする輪帯状の切削あるいは研削痕2
2が生じている。
【0024】上記自由曲面14,15を形成した金型駒
11,12は、金型装置10において図6に示すよう
に、それぞれの面粗度劣化方向18,19が互いに異な
る方向を向くように配置される。詳しくは、自由曲面1
4を形成した金型駒11では、その面粗度劣化方向18
が金型駒11の短辺方向を向くように予め加工される。
すなわち、平行線状の切削あるいは研削痕16は金型駒
11の長辺方向を向くように形成されている。また、自
由曲面15を形成した金型駒12では、その面粗度劣化
方向19が金型駒12の長辺方向を向くように予め加工
される。すなわち、平行線状の切削あるいは研削痕17
は金型駒12の短辺方向を向くように形成されている。
【0025】そして、これらの金型駒11,12は、金
型装置10の可動型36、固定型35に金型駒11,1
2の長辺、短辺の方向が互いに同じ方向となるように取
り付けられ、面粗度劣化方向18,19が略直角をなす
ように配置される。また、非球面20を形成した金型駒
13は、切削あるいは研削痕22が回転軸21を中心と
する輪帯状であるため、特に金型駒13の方向は規定し
ていない。
【0026】この金型装置10により成形されるプリズ
ム1は、図7に示すように、自由曲面14,15を形成
した金型駒11,12の平行線状の切削あるいは研削痕
16,17による面粗度劣化方向18,19の組合せの
通りに、プリズム1の第1、第2の自由曲面2,3に転
写される平行線状の切削あるいは研削痕40,41によ
る面粗度劣化方向42,43は略直角をなすように構成
されている。なお、プリズム1の非球面4に転写される
輪帯状の切削あるいは研削痕44は、金型駒13の配置
の通り、特にその方向性は有しない。
【0027】次に図8を用いて、プリズム1の射出成形
加工プロセスを説明する。図8(a)に示すように、金
型装置10のスプル30、ランナー31より射出・注入
された成形材料33は金型駒11,12,13で構成さ
れるキャビティ32において、金型駒11,12の自由
曲面14,15および金型駒13の非球面20を転写し
たプリズム1の形状に成形される。プリズム1はこの金
型装置10内で冷却され、図8(b)に示すように固定
型35と可動型36を開いたのち、金型装置10から取
り出される。このときプリズム1の第1の自由曲面2、
第2の自由曲面3、非球面4には、金型駒11,12,
13の切削あるいは研削痕16,17,22がその金型
装置10内における配置のままに転写されている。
【0028】図9は金型装置10により成形されたプリ
ズム1とその周辺の光学系を示すものである。図9
(a)に示すように、液晶素子5より発せられた光線
は、まず第一に第1の自由曲面2を透過・屈折する。こ
のとき、図9(b)に示すように、第1の自由曲面2の
面粗度劣化方向42は第1の自由曲面2の長辺方向を、
換言すれば、平行線状の切削あるいは研削痕40は第1
の自由曲面2の短辺方向(金型11の切削あるいは研削
痕16は長辺方向)を向いているため、第1の自由曲面
2を透過・屈折する光線上には第1の自由曲面2の短辺
方向に沿って、平行線状の回折パターンが生ずる。
【0029】第二に、上記平行線状の回折パターンを有
する光線は、図9(a)に示すようにプリズム1の非球
面4において全反射する。このとき、非球面4の輪帯状
の切削あるいは研削痕44により、また多少の回折現象
が生まれるが、第1の自由曲面2の平行線状の切削ある
いは研削痕40とは形状が全く異なるため、モアレ発生
等のような著しい光学性能の劣化は生じない。
【0030】上記非球面4で一度全反射した光線は、図
9(a)のように3番目に第2の自由曲面3で反射す
る。このとき、第2の自由曲面3の面粗度劣化方向43
は、図9(b)のように第2の自由曲面3の短辺方向
を、換言すれば平行線状の切削あるいは研削痕41が第
2の自由曲面3の長辺方向に沿って向いているため、第
1の自由曲面2で光線上に形成された回折パターンとは
その方向が略直角をなしている。仮に面粗度劣化方向4
2,43の双方が同方向を互いに向いていた場合は、第
1の自由曲面2で形成された回折パターンと第2の自由
曲面3の切削あるいは研削痕41とにより映像上、モア
レが発生するとともに、回折による光量ロスは増幅され
て著しい光量ロスを誘発するが、面粗度劣化方向42,
43が略直角をなしている場合では、上記のような著し
い光学性能の劣化は生じない。
【0031】そして、第2の自由曲面3で反射した光線
は、第四に再度、非球面4を透過・屈折し、非球面4の
近傍に位置する人間の瞳7において結像する。非球面4
における透過・屈折では、前述の通り非球面4の切削あ
るいは研削痕44が輪帯状となっているため、特に著し
い光学性能劣化は生じない。
【0032】本実施の形態のプリズム1によれば、第1
の自由曲面2の面粗度劣化方向42と第2の自由曲面3
の面粗度劣化方向43とを互いに一致させないように略
直角にずらしているので、モアレの発生や著しいコント
ラスト低下を未然に防ぐことができる。また、金型装置
10によれば、プリズム1の第1、第2の自由曲面2、
3を転写する自由曲面14,15を形成した2つの金型
駒11,12の面粗度劣化方向18,19とを互いに一
致させないように略直角方向にずらしてあるので、モア
レの発生や著しいコントラスト低下を未然に防ぐことが
できるプリズム1を射出成形することができる。
【0033】(実施の形態2)本発明の実施の形態2を
図10,11を用いて説明する。なお、本実施の形態に
関しては、実施の形態1と異なる部分のみを説明する。
【0034】図10は本実施の形態の光学素子を示す斜
視図である。本実施の形態の光学素子としてのプリズム
50は、実施の形態1のプリズム1における非球面4の
かわりに回転非対称形状の自由曲面51が成形されてい
る。他の自由曲面2,3は実施の形態1と同様に成形さ
れており、プリズム50の3つの光学面全てが回転非対
称形状の自由曲面2,3,51となっている。この自由
曲面51の表面には、微小な平行線状の切削あるいは研
削痕52が生じており、この切削あるいは研削痕52は
他の2つの自由曲面2,3の切削あるいは研削痕40,
41と略45°の角度をなす方向に形成されている。す
なわち、自由曲面51の面粗度劣化方向54は、自由曲
面2,3の面粗度劣化方向42,43に対してそれぞれ
略45°の角度をなしており、自由曲面2,3,51間
で互いに一致させないようになっている。
【0035】図11は図10のプリズム50を射出成形
する金型装置に配置する金型駒を示す斜視図であり、プ
リズム50の自由曲面51を成形する金型駒53と他の
自由曲面2(3)を成形する金型駒11(12)との配
置関係を示している。プリズム50の自由曲面51を成
形する金型駒53の自由曲面55には微小な平行線状の
切削あるいは研削痕56が生じており、この切削あるい
は研削痕56に対して直角をなす方向がその面粗度劣化
方向57となっている。この金型駒53は、実施の形態
1と同様にプリズム50の自由曲面51の切削あるいは
研削痕52による面粗度劣化方向54の方向に合わせる
ように金型装置内に装填されている。すなわち、金型駒
53はその面粗度劣化方向57が、金型駒11,12の
面粗度劣化方向18,19に対してそれぞれ略45°の
角度をなして、金型駒11,12,53間で互いに一致
させないように金型装置内に配置されている。その他の
構成は実施の形態1と同様である。
【0036】本実施の形態のプリズム50にあっては、
その自由曲面51に形成されている切削あるいは研削痕
52による面粗度劣化方向54を、プリズム50の他の
自由曲面2,3の面粗度劣化方向42,43とそれぞれ
略45°の角度をなすように配置し、自由曲面51を透
過・屈折した光線がモアレや光量ロスによる著しいコン
トラスト低下を誘発するのを防ぐ。また、金型装置は、
各自由曲面2,3,51の面粗度劣化方向42,43,
54を互いに一致させず、かつ自由曲面2,3の面粗度
劣化方向42,43と自由曲面51の面粗度劣化方向5
4とをそれぞれ略45°の角度をなすようにしてプリズ
ム50を射出成形する。
【0037】本実施の形態のプリズム50によれば、自
由曲面2の面粗度劣化方向42と自由曲面3の面粗度劣
化方向43とを略直角にするとともに、自由曲面2,3
の面粗度劣化方向42,43に対して自由曲面51の面
粗度劣化方向54を略45°の角度を傾け、各面粗度劣
化方向42,43,54を互いに一致させないようにず
らしているので、モアレの発生や著しいコントラスト低
下を未然に防ぐことができる。さらに、非球面4にかえ
て自由曲面51を形成し、回転非対称面の自由曲面を1
面多く採用しているので、更に良好な収差補正が可能と
なる。
【0038】また、金型駒53を配置した金型装置によ
れば、2つの金型駒11,12をそれらの面粗度劣化方
向18,19が略直角になるように配置するとともに、
金型駒53をその面粗度劣化方向54が前記面粗度劣化
方向18,19に対して略45°傾くように配置し、各
面粗度劣化方向18,19,54が互いに一致させない
ようにずらしてあるので、モアレの発生や著しいコント
ラスト低下を未然に防ぐことができ、且つ良好な収差補
正を可能にするプリズム50を射出成形することができ
る。
【0039】(実施の形態3)本発明の実施の形態3を
図12を用いて説明する。なお、本実施の形態に関して
は、実施の形態1と異なる部分のみを説明する。
【0040】図12は本実施の形態の光学素子を示す斜
視図である。本実施の形態の光学素子としてのプリズム
60は、実施の形態1のプリズム1における自由曲面2
のかわりに回転非対称形状の自由曲面61が形成されて
いる。この自由曲面61の表面には、微小な平行線状の
切削あるいは研削痕62が生じており、この切削あるい
は研削痕61は自由曲面3の切削あるいは研削痕41と
略45°の角度をなす方向に形成されている。すなわ
ち、自由曲面61の面粗度劣化方向64は、自由曲面3
の面粗度劣化方向43に対して略45°の角度をなして
おり、自由曲面61,3間で互いに一致させないように
なっている。
【0041】このプリズム60の自由曲面61を成形す
る金型駒(この金型駒は図示しないが、以下の説明にお
いて他の金型駒12,13と混同を生じないように、金
型駒63と称する)の自由曲面には、微小な平行線状の
切削あるいは研削痕が金型駒63の長辺あるいは短辺方
向と略45°の角度をなす方向に生じており、この切削
あるいは研削痕に対して直角をなす方向がその面粗度劣
化方向となっている。この金型駒63は、実施の形態1
と同様にプリズム60の自由曲面61の切削あるいは研
削痕62による面粗度劣化方向64の方向に合わせるよ
うに金型装置内に装填されている。すなわち、金型駒6
3はその面粗度劣化方向が、金型駒12(図6参照)の
面粗度劣化方向19に対して略45°の角度をなして、
金型装置内に配置されている。その他の構成は実施の形
態1と同様である。
【0042】本実施の形態のプリズム60にあっては、
光線が自由曲面61を透過・屈折すると、その光線上に
は自由曲面61の切削あるいは研削痕62による回折に
より平行線状の回折パターンが生じる。この回折パター
ンは金型駒63の断面の長辺あるいは短辺と略45°の
角度をなす方向に生じる。以後、実施の形態1と同様
に、この回折パターンと自由曲面3の切削あるいは研削
痕41による面粗度劣化方向43が一致せず、モアレの
発生や著しい光量ロスによるコントラスト低下を招かな
い。また、金型装置は、金型駒63の面粗度劣化方向と
金型駒12(図6参照)の面粗度劣化方向19を略45
°ずらすように配置し、自由曲面61の面粗度劣化方向
64と自由曲面3の面粗度劣化方向43とをそれぞれ略
45°の角度をなすようにプリズム60を射出成形す
る。
【0043】本実施の形態のプリズム60によれば、2
つの自由曲面61,3の切削あるいは研削痕62,41
による面粗度劣化方向64,43が互いに略45°の角
度をなしているので、モアレの発生や著しいコントラス
ト低下を未然に防ぐことができ、常に高い光学性能を維
持することができる。
【0044】また、金型駒63を配置した金型装置によ
れば、金型駒63の面粗度劣化方向と金型駒12(図6
参照)の面粗度劣化方向19を略45°の角度をなすよ
うに金型駒63,12を配置してあるので、モアレの発
生や著しいコントラスト低下を未然に防ぐことができる
プリズム60を射出成形することができる。また、金型
駒63の面粗度劣化方向と金型駒12の面粗度劣化方向
19が互いに略45°の角度をなすように金型装置に配
置するので、仮に各金型駒63,12の組付け方向を誤
ったとしても、成形されるプリズム60の面粗度劣化方
向64,43が一致することはなく、常に高い光学性能
を維持したプリズム60を射出成形することができる。
【0045】なお、上記した具体的実施の形態から次の
ような構成の技術的思想が導き出される。 (付記) (1)複数の回転非対称光学面を組み合わせてなる光学
素子において、前記複数の回転非対称面にそれぞれ現出
する任意の波長の微小うねりのうち、その中心線平均粗
さRaが最も大きくなりうる方向を前記複数の回転非対
称面間で互いに一致させないように構成することを特徴
とする回転非対称光学面を有する光学素子。
【0046】(2)前記複数の回転非対称面の中心線平
均粗さRaが最も大きくなる方向が、それぞれの回転非
対称面間において互いに略直角をなすように構成したこ
とを特徴とする付記(1)に記載の回転非対称光学面を
有する光学素子。
【0047】(3)少なくとも2つ以上の工具送り方向
を用いる切削または研削方法により加工された回転非対
称光学面を有する金型駒を複数組み合わせた金型装置に
おいて、前記切削または研削方法により前記複数の金型
駒の表面にそれぞれ現出する任意の波長の微小うねりの
うち、その中心線平均粗さRaが最も大きくなりうる方
向を複数の金型駒間で互いに一致させないように構成し
たことを特徴とする金型装置。
【0048】(4)前記複数の金型駒の中心線平均粗さ
Raが最も大きくなる方向が、それぞれの金型駒間にお
いて互いに略直角をなすように構成したことを特徴とす
る付記(3)に記載の金型装置。
【0049】(5)回転対称軸を有さない回転非対称面
の光学面を複数有する光学素子において、前記複数の回
転非対称面にそれぞれ現出する任意の波長の微小うねり
のうち、その中心線平均粗さが最も大きくなりうる方向
を前記複数の回転非対称面間で互いに略45°の角度を
なすように構成することを特徴とする回転非対称光学面
を有する光学素子。
【0050】(6)前記複数の回転非対称面は、前記中
心線平均粗さが最も大きくなる方向が互いに略直角をな
す回転非対称面と、前記各方向に対して中心線平均粗さ
の最も大きくなる方向が略45°の角度をなす回転非対
称面と、により構成することを特徴とする付記(5)に
記載の回転非対称光学面を有する光学素子。
【0051】(7)回転対称軸を有さない回転非対称面
の光学面を複数有する光学素子を成形するための金型駒
を複数組み合わせた金型装置において、前記回転非対称
面の光学面を成形する複数の金型駒の表面にそれぞれ現
出する任意の波長の微小うねりのうち、その中心線平均
粗さが最も大きくなる方向を複数の金型駒間で互いに略
45°の角度をなすように構成することを特徴とする金
型装置。
【0052】(8)前記複数の金型駒は、前記中心線平
均粗さが最も大きくなる方向が互いに略直角をなす金型
駒と、前記各方向に対して中心線平均粗さの最も大きく
なる方向が略45°の角度をなす金型駒と、により構成
することを特徴とする付記(7)に記載の金型装置。
【0053】付記(1)の回転非対称光学面を有する光
学素子によれば、前記複数の回転非対称面にそれぞれ現
出する任意の波長の微小うねりのうち、その中心線平均
粗さRaが最も大きくなりうる方向を前記複数の回転非
対称面間で互いに一致させないように構成したので、モ
アレの発生や著しいコントラスト低下を未然に防ぐこと
ができる効果を奏する。
【0054】付記(2)の回転非対称光学面を有する光
学素子によれば、前記複数の回転非対称面の中心線平均
粗さRaが最も大きくなる方向が、それぞれの回転非軸
対称面間において互いに略直角をなすように構成したの
で、モアレの発生や著しいコントラスト低下を未然に防
ぐことができる効果を奏する。
【0055】付記(3)の金型装置によれば、複数の金
型駒の表面にそれぞれ現出する任意の波長の微小うねり
のうち、その中心線平均粗さRaが最も大きくなりうる
方向を複数の金型駒間で互いに一致させないように構成
したので、モアレの発生や著しいコントラスト低下を未
然に防ぐ光学素子を成形することができる効果を奏す
る。
【0056】付記(4)の金型装置によれば、複数の金
型駒の中心線平均粗さRaが最も大きくなる方向が、そ
れぞれの金型駒間において互いに略直角をなすように構
成したので、モアレの発生や著しいコントラスト低下を
未然に防ぐ光学素子を成形することができる効果を奏す
る。
【0057】付記(5)の回転非対称光学面を有する光
学素子によれば、前記複数の回転非対称面にそれぞれ現
出する任意の波長の微小うねりのうち、その中心線平均
粗さが最も大きくなりうる方向を前記複数の回転非対称
面間で互いに45°をなすように構成したので、モアレ
の発生や著しいコントラスト低下を未然に防ぐことがで
きる効果を奏する。
【0058】付記(6)の回転非対称光学面を有する光
学素子によれば、前記中心線平均粗さが最も大きくなる
方向が互いに略直角をなす回転非対称面と、前記各方向
に対して中心線平均粗さの最も大きくなる方向が略45
°の角度をなす回転非対称面とにより構成したので、モ
アレの発生や著しいコントラスト低下を未然に防ぐこと
ができる効果を奏する。
【0059】付記(7)の金型装置によれば、前記回転
非対称面の光学面を成形する複数の金型駒の表面にそれ
ぞれ現出する任意の波長の微小うねりのうち、その中心
線平均粗さが最も大きくなる方向を複数の金型駒間で互
いに略45°の角度をなすように構成したので、モアレ
の発生や著しいコントラスト低下を未然に防ぐ光学素子
を成形することができる効果を奏する。
【0060】付記(8)の金型装置によれば、前記中心
線平均粗さが最も大きくなる方向が互いに略直角をなす
金型駒と、前記各方向に対して中心線平均粗さの最も大
きくなる方向が略45°の角度をなす金型駒とにより構
成したので、モアレの発生や著しいコントラスト低下を
未然に防ぐ光学素子を成形することができる効果を奏す
る。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
の回転非対称光学面を有する光学素子によれば、複数の
回転非対称面にそれぞれ現出する任意の波長の微小うね
りのうち、その中心線平均粗さが最も大きくなりうる方
向を前記複数の回転非対称面間で互いに一致させないよ
うに構成したので、モアレの発生や著しいコントラスト
低下を未然に防ぐことができる効果を奏する。
【0062】また、本発明の請求項2の回転非対称光学
面を有する光学素子によれば、前記複数の回転非対称面
の中心線平均粗さが最も大きくなる方向が、それぞれの
回転非対称面間において互いに略直角をなすように構成
したので、モアレの発生や著しいコントラスト低下を未
然に防ぐことができる効果を奏する。
【0063】さらに、本発明の請求項3の金型装置によ
れば、回転非対称面の光学面を成形する複数の金型駒の
表面にそれぞれ現出する任意の波長の微小うねりのう
ち、その中心線平均粗さが最も大きくなりうる方向を複
数の金型駒間で互いに一致させないように構成したの
で、モアレの発生や著しいコントラスト低下を未然に防
ぐ光学素子を成形することができる効果を奏する。
【0064】また、本発明の請求項4の金型装置によれ
ば、前記回転非対称面の光学面を成形する複数の金型駒
の中心線平均粗さが最も大きくなる方向が、それぞれの
金型駒間において互いに略直角をなすように構成したの
で、モアレの発生や著しいコントラスト低下を未然に防
ぐ光学素子を成形することができる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1のプリズムを示す斜視図
である。
【図2】本発明の実施の形態1の金型装置を示す断面図
である。
【図3】本発明の実施の形態1の回転非対称光学面を成
形する金型駒を示す斜視図である。
【図4】金型駒の切削あるいは研削痕の略規則的な波長
と振幅を示す図である。
【図5】本発明の実施の形態1の非球面を成形する金型
駒を示す斜視図である。
【図6】本発明の実施の形態1の回転非対称光学面を成
形する金型駒の配置構成を示す斜視図である。
【図7】本発明の実施の形態1のプリズムを示す斜視図
である。
【図8】本発明の実施の形態1のプリズムの成形加工プ
ロセスを示す断面図である。
【図9】本発明の実施の形態1のプリズムとその周辺の
光学系を示す図である。
【図10】本発明の実施の形態2のプリズムを示す斜視
図である。
【図11】本発明の実施の形態2の回転非対称光学面を
成形する金型駒の配置構成を示す斜視図である。
【図12】本発明の実施の形態3のプリズムを示す斜視
図である。
【図13】従来の回転軸対称面を転写する金型駒を示す
斜視図である。
【図14】従来の回転非対称面を転写する金型駒を示す
斜視図である。
【符号の説明】
1,50,60 プリズム 2 第1の自由曲面 3 第2の自由曲面 4 非球面 10 金型装置 11,12,13,53 金型駒 14,15,55 自由曲面 16,17,22,56 切削あるいは研削痕 18,19,57 面粗度劣化方向 20 非球面 40,41,44,52,62 切削あるいは研削痕 42,43,54,64 面粗度劣化方向 51,61 自由曲面

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転対称軸を有さない回転非対称面の光
    学面を複数有する光学素子において、 前記複数の回転非対称面にそれぞれ現出する任意の波長
    の微小うねりのうち、その中心線平均粗さが最も大きく
    なりうる方向を前記複数の回転非対称面間で互いに一致
    させないように構成することを特徴とする回転非対称光
    学面を有する光学素子。
  2. 【請求項2】 前記複数の回転非対称面の中心線平均粗
    さが最も大きくなる方向が、それぞれの回転非対称面間
    において互いに略直角をなすように構成することを特徴
    とする請求項1に記載の回転非対称光学面を有する光学
    素子。
  3. 【請求項3】 回転対称軸を有さない回転非対称面の光
    学面を複数有する光学素子を成形するための金型駒を複
    数組み合わせた金型装置において、 前記回転非対称面の光学面を成形する複数の金型駒の表
    面にそれぞれ現出する任意の波長の微小うねりのうち、
    その中心線平均粗さが最も大きくなりうる方向を複数の
    金型駒間で互いに一致させないように構成することを特
    徴とする金型装置。
  4. 【請求項4】 前記回転非対称面の光学面を成形する複
    数の金型駒の中心線平均粗さが最も大きくなる方向が、
    それぞれの金型駒間において互いに略直角をなすように
    構成することを特徴とする請求項3に記載の金型装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002258159A (ja) * 2001-02-28 2002-09-11 Olympus Optical Co Ltd 光学素子及び光学素子成形用の金型装置
JP2008537291A (ja) * 2005-04-13 2008-09-11 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ Led用の構造化基板

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