JPH11139787A - 先端屈伸型伸縮ブーム - Google Patents

先端屈伸型伸縮ブーム

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JPH11139787A
JPH11139787A JP30380397A JP30380397A JPH11139787A JP H11139787 A JPH11139787 A JP H11139787A JP 30380397 A JP30380397 A JP 30380397A JP 30380397 A JP30380397 A JP 30380397A JP H11139787 A JPH11139787 A JP H11139787A
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JP
Japan
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tip
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telescopic
end portion
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JP30380397A
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Minoru Ota
太田  実
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Aichi Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 全縮時におけるブームの全長を短くすること
ができる先端屈伸型伸縮ブームを得る。 【解決手段】 基端ブーム部材41と中間ブーム部材4
2と先端ブーム部材43とが伸縮移動自在なブーム4に
おいて、先端ブーム部材43は、中間ブーム部材42に
長手方向に伸縮自在に連結される基端側部分44と、こ
の基端側部分44の先端に屈伸自在に連結された先端側
部分45とから構成され、基端側部分44および先端側
部分45の少なくとも一部が中間ブーム部材42内に格
納可能に構成されている。先端側部分45は、上下に間
隔をおいて配設された上リンク部材45aおよび下リン
ク部材45bから構成されており、先端ブーム部材43
を中間ブーム部材42内に格納したときに伸縮シリンダ
9が上リンク部材45aと下リンク部材45bとの間に
位置するようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のブーム部材
から伸縮自在に構成され、且つ、先端部のブーム部材が
屈伸可能に構成された先端屈伸型伸縮ブームに関する。
【0002】
【従来の技術】このような先端屈伸型伸縮ブームとして
は、図4に示すように構成された先端屈伸型伸縮ブーム
204がある。この先端屈伸型伸縮ブーム204は、基
端ブーム部材241と、この基端ブーム部材241に対
して長手方向に伸縮移動が自在な中間ブーム部材242
と、この中間ブーム部材242に対して長手方向に伸縮
移動が自在な先端ブーム部材243とを有して構成され
ている。先端ブーム部材243は、長手方向中間部から
先端側の部分(以下、「先端側部分」という)245が
上記中間部から基端側の部分(以下、「基端側部分」と
いう)244に対して屈伸できるようになっている。
【0003】この先端屈伸型伸縮ブーム204は、車体
等の基台に対して水平旋回および起伏作動が自在に配設
されるとともに、先端ブーム部材243の先端に、ブー
ムヘッド246を介して作業台208が取り付けられて
作業装置として用いられる。そして、先端屈伸型伸縮ブ
ーム204の伸縮作動や起伏作動等を行うことにより作
業台208を所望の高所に移動させることができるよう
になっている。
【0004】先端屈伸型伸縮ブーム204においては、
シリンダチューブロッド209aおよびシリンダロッド
209bから構成されたブームに内蔵された伸縮シリン
ダ209の作動と、ブーム内に備えられたシーブおよび
ワイヤ(ともに図示せず)からなる滑車機構とによって
伸縮作動がなされる。なお、基端ブーム部材241に対
する中間ブーム部材242の伸縮は、伸縮シリンダ20
9の作動により行われ、中間ブーム部材242に対する
先端ブーム部材243の伸縮は滑車機構によって行われ
る。
【0005】伸縮シリンダ209は、シリンダロッド2
09bが基端ブーム部材241に枢支されるとともに、
チューブ209aが中間ブーム部材242に枢支されて
おり、図4に示す全縮状態において基端側部分244の
内側に形成されたシリンダ受容空間内に位置した状態
で、先端ブーム部材243が中間ブーム部材242内に
縮小収容(格納)されるようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように構成された
先端屈伸型伸縮ブーム204においては、前記のように
先端側部分245が屈伸自在に構成されているが、この
先端部分245の屈伸角度の如何に拘らず作業台208
を常時所定の角度で維持することができるように、先端
部分245が上リンク部材245aおよび下リンク部材
245bからなる平行四辺形リンクによって形成されて
いる。
【0007】このため、図4に示す全縮状態において、
伸縮シリンダ209の先端209cと先端側部分245
の後端とが接触しないように所定の間隔Lc′を設ける
必要がある。従って、先端屈伸型伸縮ブーム204にお
ける全縮時には、少なくとも伸縮シリンダ209の長さ
に加えて先端側部分245の長さLb′と、所定の間隔
Lc′とが必要となるため、全縮時の全長La′が長く
なるという問題があった。
【0008】本発明はこのような問題に鑑みてなされた
ものであり、全縮時におけるブームの全長を短くするこ
とができる先端屈伸型伸縮ブームを提供することを目的
としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の先端屈伸型伸縮ブームは、第1ブーム部
材と、この第1ブーム部材に長手方向に伸縮移動自在な
第2ブーム部材とを有しており、両ブーム部材は中空状
に形成されて入れ子式に構成されている。そして、第1
ブーム部材の空間内に伸びて配設された伸縮シリンダに
より、第1ブーム部材に対して第2ブーム部材を伸縮移
動させるようになっている。
【0010】第2ブーム部材は、第1ブーム部材に長手
方向に伸縮自在に連結される基端側部分と、この基端側
部分の先端に屈伸自在に連結された先端側部分とから構
成されている。そして、基端側部分および先端側部分の
少なくとも一部が第1ブーム部材内に格納可能に構成さ
れ、第2ブーム部材を第1ブーム部材内に格納したとき
に伸縮シリンダの少なくとも一部が先端側部分と長手方
向に重なって位置するようになっている。
【0011】このように構成された先端屈伸型伸縮ブー
ムによれば、伸縮シリンダの縮小作動を行って第2ブー
ム部材を第1ブーム部材に対して縮小させた場合、第2
ブーム部材の先端側部分が伸縮シリンダの第2ブーム部
材側の端部に近づいていくわけであるが、伸縮シリンダ
は先端側部分と長手方向に重なって位置するようになっ
ているため、先端側部分と伸縮シリンダとが干渉するこ
とがなく、全縮時の先端屈伸型伸縮ブームの全長を短く
することができる。
【0012】なお、上記の先端屈伸型伸縮ブームにおい
ては、第2ブーム部材の先端側部分を、一対のリンク部
材からなる平行四辺形リンク機構から構成することが好
ましい。このような構成とすることにより、先端側部分
の先端部に作業台を取り付けた場合の作業台のレベリン
グを容易に行うことができる。また、第2ブーム部材を
第1ブーム部材内に格納させるときには平行四辺形リン
ク機構が伸縮シリンダの第2ブーム部材側の端部に近づ
いていくわけであるが、伸縮シリンダは平行四辺形リン
ク機構と長手方向に重なって位置するようになっている
ため、平行四辺形リンク機構と伸縮シリンダとが干渉す
ることがない。
【0013】さらに、このような先端屈伸型伸縮ブーム
においては、平行四辺形リンク機構を上下に間隔をおい
て配設された上リンク部材および下リンク部材から構成
し、第2ブーム部材を第1ブーム部材内に格納したとき
に伸縮シリンダが上リンク部材と下リンク部材との間に
位置するように構成することが好ましい。このような構
成とすることにより、上リンク部材と下リンク部材とが
離れて配設されるため、簡単な構成で全縮時の先端屈伸
型伸縮ブームの全長を短くすることができる。
【0014】また、上記の先端屈伸型伸縮ブームにおい
ては、平行四辺形リンク機構をブーム軸線方向に伸びる
空間を有する中空部材およびこの中空部材の空間内を通
って伸びるロッド部材からなる一対のリンク部材から構
成し、第2ブーム部材を第1ブーム部材内に格納したと
きに伸縮シリンダが中空部材の空間内に位置するように
構成することが好ましい。このような構成とすることに
より、中空部材を構成する材料の厚さを薄くしても十分
な強度を得ることができるため、平行四辺形リンク機構
の揺動方向の寸法を小さくすることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施の形
態について図面を参照しながら説明する。まず、図2を
参照して本発明に係る先端屈伸型伸縮ブーム4を備えた
高所作業車1について説明する。この高所作業車1はト
ラックをベースとして構成されており、車体1aの後部
には、この車体1aに対して水平旋回が自在な旋回台3
が取り付けられている。さらに、この旋回台3の上部に
は、先端屈伸型伸縮ブーム(以下、単に「ブーム」と称
する)4が取り付けられている。
【0016】ブーム4は、旋回台3に起伏自在に枢支さ
れた基端ブーム部材41と、この基端ブーム部材41内
に長手方向に伸縮移動自在に挿入された中間ブーム部材
(請求範囲にいう「第1ブーム部材」)42と、この中
間ブーム42内に長手方向に伸縮移動自在に挿入された
先端ブーム部材(請求範囲にいう「第2ブーム部材」)
43とからテレスコピックに(入れ子式に)構成されて
いる。基端ブーム部材41と旋回台3との間には起伏シ
リンダ5が取り付けられており、この起伏シリンダ5の
伸縮作動によって伸縮ブーム4の全体が起伏駆動され
る。
【0017】図1にも示すように、ブーム4には中間ブ
ーム部材42を基端ブーム部材41に対して伸縮駆動す
る伸縮シリンダ9が内蔵されている。また、ブーム4に
は、前記の先端屈伸型伸縮ブーム104と同様にワイヤ
とシーブを用いた滑車機構(図示せず)が設けられ、一
本の伸縮シリンダ9で各ブーム部材41,42,43を
同時に伸縮させるように構成している。
【0018】なお、ブーム4においては、必ずしも滑車
機構を設ける必要はなく、中間ブーム部材42に対して
先端ブーム部材43を伸縮駆動する伸縮シリンダを伸縮
シリンダ9とは別に設けるように構成し、中間ブーム部
材42および先端ブーム部材43を同時に伸縮作動させ
たり、一方の伸縮シリンダのみを作動させて中間ブーム
部材42もしくは先端ブーム部材43のみを伸縮作動さ
せるようにしてもよい。
【0019】先端ブーム部材43の長手方向中間部から
基端側の部分(請求範囲にいう「基端側部分」以下、
「基端側部材」という)44は、基端ブーム部材41や
中間ブーム部材42と同様に矩形横断面を有する中空の
筒状に形成されている。そして、先端ブーム部材43の
長手方向中間部から先端側の部分(請求範囲にいう「先
端側部分」以下、「先端側部材」という)45は、基端
側部材44の左右にそれぞれ取り付けられた2組の平行
四辺形リンクから構成されている。なお、図2には左側
の平行四辺形リンクのみが示されている。
【0020】この平行四辺形リンク(即ち、先端側部材
45)は、基端側部材44の上部に基端部が上下方向に
揺動自在に枢支された上リンク部材45aと、基端側部
材44の下部に基端部が上下方向に揺動自在に枢支され
た下リンク部材45bと、これらを平行に延ばした状態
で、これらの先端部を上下方向に揺動自在に枢支するブ
ームヘッド46とから構成されている。なお、下リンク
部材45bとブームヘッド46との枢支部と上リンク部
材45aの長手方向前方部との間には、先端側部材45
の全体を上下揺動(即ち、屈伸)させる屈伸シリンダ4
8が取り付けられている。
【0021】ブームヘッド46の先端には、垂直ポスト
6を介して水平旋回自在で作業者が搭乗可能に構成され
た作業台8が取り付けられている。作業台8に搭乗した
作業者は、作業台8に設けられた操作装置の操作を通じ
て作業台8を任意の高所に移動させ、所望の高所作業を
行う。そして、作業終了後は、図2に鎖線で示すように
伸縮ブーム4を全縮させて格納するわけであるが、この
状態においては、先端ブーム部材43のほとんどの部分
が中間ブーム部材42内に収容される。
【0022】ここで、ブーム4においては、上リンク部
材45aと下リンク部材45bとが上下方向に所定の間
隔を有して配設されており、両リンク部材45a,45
bの間に伸縮シリンダ9のシリンダチューブ9aが配置
可能となっている。これにより、図1に示すようにブー
ム4を全縮状態とした場合、伸縮シリンダ9の先端9c
から先端側部材45の前端までの距離Lbは、伸縮シリ
ンダ9と屈伸シリンダ48とが干渉しない距離まで短く
することができる。このため、ブーム4の全縮時の全長
Laを短くすることができる。
【0023】なお、ブーム4においては、図1に示すと
ともに図2に破線で示す全縮状態から、図2に実線で示
すように先端側部材45が中間ブーム部材42から完全
に露出するまでは先端側部材45の屈伸作動を行うこと
ができない。また、上リンク部材45aと下リンク部材
45bとの間に伸縮シリンダ9が位置している場合にも
先端側部材45の屈伸作動を行うことができない。
【0024】従って、先端側部材45の屈伸作動が可能
な伸長量に至ったところで、伸縮シリンダ9が上リンク
部材45aと下リンク部材45bとの間に入っている寸
法Lcが0となるようにブーム4を構成すれば、ブーム
4の長さを効率よく用いて伸長量を大きく得ることがで
きるとともに、全縮状態の全長Laを短くすることがで
きる。
【0025】なお、上記の実施形態においては、ブーム
4の全縮時に上リンク部材45aと下リンク部材45b
との間に伸縮シリンダ9が位置するように構成した場合
について説明したが、本実施形態のように基端側部材4
4の左右に2組の平行四辺形リンクをそれぞれ取り付け
て構成した場合には、2組の平行四辺形リンクの間に伸
縮シリンダ9が位置するように構成してもよい。このよ
うな構成とした場合には、ブーム4の上下方向の寸法を
小さくすることができる。
【0026】次に、図3を参照して本発明に係る他の先
端屈伸型伸縮ブームであるブーム104について説明す
る。このブーム104も前記のブーム4と同様に、基端
ブーム部材141と、中間ブーム部材142と、先端ブ
ーム部材143とからテレスコピックに伸縮自在に構成
されている。
【0027】そして、先端ブーム部材143も先端ブー
ム部材43と同様に、基端側部材144と先端側部材1
45とからなり、先端側部材145は中空部材145a
とロッド部材145bとからなる平行四辺形リンクにな
っている。また、ブーム4と同様にブームヘッド146
との枢支部には屈伸シリンダ148が設けられ、ブーム
ヘッド146には作業台8が取り付けられている。
【0028】このように構成されたブーム104におい
ては、図3に示すようにブーム104を全縮させた状態
で、伸縮シリンダ109の先端109c側が中空部材1
45a内の空間145cにおけるロッド部材145bの
下方に位置するようになっている。ここで、平行四辺形
リンクの一方のリンク部材を構成する中空部材145a
は板厚が薄くても十分な強度を得ることができるため、
先端側部材145の上下方向の寸法を小さくすることが
できる。従って、全縮時の全長を短くすることができる
のはむろんのこと、ブーム104全体の上下方向の寸法
Hを小さくすることができるとともに外観も良くするこ
とができる。
【0029】なお、上記の各実施形態における先端屈伸
型伸縮ブームは3つのブーム部材から構成された3段伸
縮ブームであるが、本発明の先端屈伸型伸縮ブームはこ
のような構成に限られず、2段や4段以上の先端屈伸型
伸縮ブームであってもよい。さらに、上記の実施形態に
おいては、上下方向に屈折可能な先端ブーム部材を備え
た先端屈伸型伸縮ブームについて説明したが、本発明は
これに限られるものではなく、左右方向に屈折可能な先
端ブーム部材を備えた先端屈伸型伸縮ブームにも適用で
きる。
【0030】また、屈折可能な先端側部分は、必ずしも
平行四辺形リンクである必要はなく、基端側部分に対し
て屈折可能に構成されていればよい。さらに、伸縮シリ
ンダ9は、請求範囲にいう第1ブーム部材である中間ブ
ーム部材42,142内に位置していればよいのであっ
て、請求範囲にいう第2ブーム部材の基端側部分である
基端側部材44,144内や、先端側部分である先端側
部材45,145の内側に必ずしも位置させる必要はな
く、先端側部分の外側における前後左右のいずれかの位
置において伸縮シリンダ9の少なくとも一部が長手方向
に重なって(並んで)位置していてもよい。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の先端屈伸
型伸縮ブームは、第2ブーム部材を第1ブーム部材内に
格納したときに伸縮シリンダの少なくとも一部が、第2
ブーム部材の先端側部分と長手方向に重なって位置する
ようになっている。このため、伸縮シリンダの縮小作動
を行って第2ブーム部材を第1ブーム部材に対して縮小
させた場合、伸縮シリンダは先端側部分と長手方向に重
なって位置するため、先端側部分と伸縮シリンダとが干
渉することがなく、全縮時の先端屈伸型伸縮ブームの全
長を短くすることができる。
【0032】なお、本発明の先端屈伸型伸縮ブームにお
いては、第2ブーム部材の基端側部分に対して屈伸自在
な先端側部分を平行四辺形リンク機構によって構成する
場合に適している。このような構成とすることにより、
伸縮シリンダの縮小作動を行って第2ブーム部材を第1
ブーム部材に対して縮小させた場合、伸縮シリンダは平
行四辺形リンク機構と長手方向に重なって位置するた
め、平行四辺形リンク機構と伸縮シリンダとが干渉する
ことがなく、全縮時の先端屈伸型伸縮ブームの全長を短
くすることができる。
【0033】そして、本発明の先端屈伸型伸縮ブームに
おいては、上記のように先端側部分を平行四辺形リンク
機構によって構成した場合には、第2ブーム部材を第1
ブーム部材内に格納したときに、平行四辺形リンク機構
を構成する上リンク部材と下リンク部材との間に伸縮シ
リンダが位置するように構成することが好ましく、この
ような構成とすることにより、従来と同様の部品構成で
上リンク部材と下リンク部材とを離れて配設するだけで
よいため、簡単に全縮時の先端屈伸型伸縮ブームの全長
を短くすることができるとともに、先端側部分を上下方
向に揺動させたときの揺動角度を大きくすることができ
る。
【0034】さらに、本発明の先端屈伸型伸縮ブームに
おいては、平行四辺形リンク機構をブーム軸線方向に伸
びる空間を有する中空部材およびこの中空部材の空間内
を通って伸びるロッド部材からなる一対のリンク部材か
ら構成し、第2ブーム部材を第1ブーム部材内に格納し
たときに伸縮シリンダが中空部材の空間内に位置するよ
うに構成することが好ましい。このような構成とするこ
とにより、中空部材を構成する材料の厚さを薄くしても
十分な強度を得ることができるため、全縮時の先端屈伸
型伸縮ブームの全長を短くすることができるのみなら
ず、ブームの揺動方向の寸法を小さくすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る先端屈伸型伸縮ブームの部分拡大
図である。
【図2】上記屈伸型伸縮ブームを備えた高所作業車の背
面図である。
【図3】本発明に係る他の構成の先端屈伸型伸縮ブーム
の部分拡大図である。
【図4】従来の先端屈伸型伸縮ブームの部分拡大図であ
る。
【符号の説明】
1 高所作業車 4,104 先端屈伸型伸縮ブーム 41,141 基端ブーム部材 42,142 中間ブーム部材(第1ブーム部材) 43,143 先端ブーム部材(第2ブーム部材) 44,144 (先端ブーム部材の)基端側部材 45,145 (先端ブーム部材の)先端側部材

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中空状に形成された第1ブーム部材と、
    中空状に形成されて前記第1ブーム部材に長手方向に伸
    縮移動自在に入れ子式に取り付けられた第2ブーム部材
    と、前記第1ブーム部材の空間内に伸びて配設されて前
    記第1ブーム部材に対して前記第2ブーム部材を伸縮移
    動させる伸縮シリンダとを有した先端屈伸型伸縮ブーム
    であって、 前記第2ブーム部材が、前記第1ブーム部材に長手方向
    に伸縮自在に連結される基端側部分と、この基端側部分
    の先端に屈伸自在に連結された先端側部分とから構成さ
    れ、 前記基端側部分および前記先端側部分の少なくとも一部
    が前記第1ブーム部材内に格納可能であり、 前記第2ブーム部材を前記第1ブーム部材内に格納した
    ときに前記伸縮シリンダの少なくとも一部が前記先端側
    部分と長手方向に重なって位置することを特徴とする先
    端屈伸型伸縮ブーム。
  2. 【請求項2】 前記先端側部分が、一対のリンク部材か
    らなる平行四辺形リンク機構から構成されていることを
    特徴とする請求項1に記載の先端屈伸型伸縮ブーム。
  3. 【請求項3】 前記平行四辺形リンク機構が、上下に間
    隔をおいて配設された上リンク部材および下リンク部材
    から構成され、 前記第2ブーム部材を前記第1ブーム部材内に格納した
    ときに前記伸縮シリンダが前記上リンク部材および下リ
    ンク部材の間に位置することを特徴とする請求項2に記
    載の先端屈伸型伸縮ブーム。
  4. 【請求項4】 前記平行四辺形リンク機構が、ブーム軸
    線方向に伸びる空間を有する中空部材およびこの中空部
    材の空間内を通って伸びるロッド部材からなる一対のリ
    ンク部材から構成され、 前記第2ブーム部材を前記第1ブーム部材内に格納した
    ときに前記伸縮シリンダが前記中空部材の空間内に位置
    することを特徴とする請求項2に記載の先端屈伸型伸縮
    ブーム。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100839627B1 (ko) * 2005-07-09 2008-06-19 주식회사 세인이엔지 고소작업차의 신축식 다단붐
CN108689314A (zh) * 2018-06-25 2018-10-23 中国建筑第七工程局有限公司 一种可收缩式起重结构以及实用型起重机

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KR100839627B1 (ko) * 2005-07-09 2008-06-19 주식회사 세인이엔지 고소작업차의 신축식 다단붐
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