JP4913283B2 - 高所作業車 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、一般的に、オーバーフェンス車、橋梁点検車等と称されている形式の高所作業車に関する。
【0002】
【従来の技術】
オーバーフェンス車もしくは橋梁点検車と称されている高所作業車は、走行可能な車両の車体上に水平旋回自在に旋回台を配設し、この旋回台に起伏、伸縮が自在な第1ブームを取り付け、第1ブームの先端に上下に揺動自在に第2ブームを垂直に延びて取り付け、第2ブームの下端に作業台を取り付けて構成されるものが一般的に知られている。このような高所作業車としては、例えば、特開平8−295495号公報に開示されたものがある。この公報にも開示されているように、第1ブームの先端に第2ブームを取り付け、さらに第2ブームの先端に作業台を取り付けて構成される高所作業装置を車体上に格納するときに、第1ブームを車体に対して斜め前後に延びるように倒伏させ、第2ブームを垂直に起立させ、作業台を車体上に載置させるように構成している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記のように第2ブームを起立させて格納する構成では、この高所作業車は公道上を走行するトラック車両ということなどから、最大車高に制限があり、第2ブームをあまり長くすることができないという問題がある。一方、オーバーハング車は、例えば、橋梁、高架道路等の外側壁面や下面を点検、補修する場合に用いられるもので、垂直に延びた第2ブームおよびその下端に取り付けられた作業台を橋梁のフェンスを越えて外側に位置させ、第2ブームを下方に伸長させて作業台を橋梁の下面側に移動させるように構成されている。このような構成において上述のように第2ブームの長さが短いと、作業台をあまり下方に移動させることができず、作業性能が低下するという問題がある。
【0004】
本発明はこのような問題に鑑みたもので、第2ブームの長さを長くすることができるとともに、格納時の車体最大高さをあまり高くすることが無いような構成の高所作業車を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
このような目的達成のため、本発明に係る高所作業車は、前部に運転キャビンを有して走行可能な車両と、その車両の車体上の後側に水平旋回自在に配設された旋回台と、旋回台に起伏自在に取り付けられた第1ブームと、第1ブームの先端に連結部材を介して上下に揺動自在に取り付けられたホルダ部材と、ホルダ部材に軸方向に移動自在に支持された第2ブームと、第2ブームの先端に旋回自在に取り付けられた支持アームと、支持アームの先端に上下に揺動自在に取り付けられレベリング機構により常に床面が水平に保持される作業台とを備えて構成される。そして、運転キャビン後方の前記車体上の空間において、第1ブームが前方に且つ水平に延びて倒伏された状態で格納され、連結部材が上方に延びた格納姿勢となり、ホルダ部材および第2ブームが第1ブームの上方に第1ブームと上下に重なって平行に延びた折り畳み状態で格納され、支持アームが先端を後方に向けるように旋回されて作業台が第1ブームおよび第2ブームの側方に位置して格納されるように構成されており、第1ブームおよび第2ブームがそれぞれ軸方向に伸縮動可能であり、格納状態において第1ブームおよび第2ブームの伸長方向がともに前方となる状態で格納されるように構成されている
【0006】
上記のように構成された高所作業車では、第1ブーム及び第2ブームがともに車体上に前後に延びて倒伏格納されるため、第1ブーム及び第2ブームを車体前後長さに対応するまで長くすることができ、このように長くしても格納状態での車体最大高さが高くなることがない。
【0012】
以上の構成の高所作業車において、第2ブーム全体をホルダ部材に対して軸方向に移動させるブーム移動手段を有し、このブーム移動手段により移動されて決まる任意の移動位置において第2ブームが全縮から全伸まで伸縮作動が可能に構成されることが好ましい
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の好ましい実施形態について説明する。以下においては、本発明に係るオーバーフェンス車もしくは橋梁点検車等と称される高所作業車としては複数の実施形態があり、それぞれ順を追って説明する。
【0014】
【第1の実施形態】
まず、第1の実施形態に係る高所作業車1を図1及び図2に示している。この高所作業車1は、前後輪3a,3bを有して走行可能であり、前部に運転キャビン2aを有したトラック車両をベースに構成される。このトラック車両の車体2の上に図示しない旋回モータ(油圧モータ)により駆動されて水平旋回可能に構成された旋回台4が配設されている。この旋回台4に基端部が枢結されて第1ブーム5が取り付けられており、この第1ブーム5は起伏シリンダ6により起伏動されるようになっている。第1ブーム5は、基端ブーム5aおよび先端ブーム5bを入れ子式に組み合わせて、内蔵の伸縮シリンダ(図示せず)により伸縮動可能に構成されている。なお、ここでは第1ブームを二段伸縮ブーム構成としているが、これを三段伸縮もしくはそれ以上の多段伸縮ブーム構成としても良い。
【0015】
先端ブーム5bの先端にはホルダ8が上下に揺動可能に枢結されている。このホルダ8は中空円筒状に形成されており、先端ブーム5bとの間に配設された屈伸シリンダ9により揺動制御される。このように屈伸シリンダ9により揺動される中空ホルダ8内に、第2ブーム10が軸方向に移動自在に挿入されて取り付けられている。
【0016】
第2ブーム10は、基端ブーム11,第1中間ブーム12、第2中間ブーム13および先端ブーム14から入れ子式に組み立てられて作られている。ここで基端ブーム11がホルダ8内に軸方向に移動自在に保持されており、この基端ブーム11に対して、第1中間ブーム12、第2中間ブーム13および先端ブーム14が図示しない内蔵シリンダにより図3に示すように伸縮自在となっている。ここでは第2ブームを四段伸縮ブーム構成としているが、これを二段、三段伸縮等といった多段伸縮ブーム構成としても良い。
【0017】
基端ブーム11をホルダ8に対して軸方向(上下方向)に移動させるブーム移動シリンダ15が図示のようにホルダ8と基端ブーム11とに跨って取り付けられている。このブーム移動シリンダ15は、シリンダチューブ15aがホルダ8に取り付けられ、ロッド15bの先端が基端ブーム11の先端部に枢結されており、シリンダチューブ15aに対してロッド15bを伸縮させることにより、第2ブーム10全体をホルダ8に対して軸方向に移動させることができる。
【0018】
先端ブーム14の先端には上下に揺動自在に支持アーム16が取り付けられており、この支持アーム16はレベリングシリンダ17により常に垂直に延びるように保持される。このように常時垂直に保持される支持アーム16の先端(下端)には、首振り機構19を有して水平旋回自在となって作業台18が取り付けられている。上述のようにレベリングシリンダ17は常に垂直に延びて保持されており、これに水平旋回自在に取り付けられた作業台18は常に水平に延びた状態で保持されて水平旋回(首振り作動)する。なお、作業台18にはその周囲を囲む手摺り18aが取り付けられている。
【0019】
車体2の前後にそれぞれ左右一対の下方に伸縮自在なアウトリガ21,22が設けられている。このアウトリガ21,22はそれぞれ下端に接地ローラ21a,22aを有しており、高所作業を行うときには、図3に示すようにアウトリガ21,22を下方に張り出して接地ローラ21a,22aを接地させて車体2を持ち上げ支持するようになっている。さらに、このように車体2を持ち上げ支持した状態で、接地ローラ21a,22aを駆動することにより車両全体を低速で走行させて所定の高所作業(橋梁点検作業等)を行うことができるように構成されている。
【0020】
以上のように構成された橋梁点検作業もしくはオーバーフェンスと称される高所作業車1において、高所作業装置を格納した状態(前後輪3a,3bによる道路走行を行う状態)を図1および図2に示している。これらの図からよく分かるように、第1ブーム5は車体2に沿ってほぼ前後に且つ水平に延びて倒伏されて格納され、第2ブーム10は第1ブーム5に対して下方にほぼ180度折り曲げるように揺動されて第1ブーム5の下側に上下に重なるように平行に延びて格納され、作業台18が第2ブーム10の下方に位置して格納される。このように第1および第2ブーム5,10と作業台18を格納することにより、第1および第2ブーム5,10を車体2の全長に対応した長さまで長くすることができ、且つ車両全体の最大高さを低く抑えることができる。
【0021】
以上のように構成された高所作業車1による橋梁点検作業もしくはオーバーフェンス作業について、図3を参照して説明する。この高所作業車1により行われる高所作業としては、橋梁50(もしくは高架道路等)において、側方のフェンス55を乗り越えて行われる橋梁50の外側面および下面フレーム51の点検、補修作業等がある。
【0022】
この高所作業を行うときには、まず、図3に示すようにアウトリガ21,22を下方に伸長させて接地ローラ21a,22aを接地させて車体2を持ち上げ支持する。そして、旋回台4の旋回作動、第1ブーム5の起伏および伸縮作動を行わせ、ホルダ8により保持した第2ブーム10およびその先端に支持アーム16を介して取り付けられた作業台18を、フェンス55を越えてその外方に移動させる。このときブーム移動シリンダ15を縮小させ、全縮状態の第2ブーム10全体をホルダ8に対して最も上動させると、第2ブーム10および作業台18をフェンス55を越えて外方に移動させる作動が容易である。
【0023】
このようにして第2ブーム10および作業台18をフェンス55の上を越えて外側に移動させると、次にブーム移動シリンダ15を伸長させて第2ブーム10全体をホルダ8に対して最も下動した位置まで移動させる(図3の状態)。これにより、第2ブーム10は全縮状態のままで、その下端に取り付けられた作業台18は第2ブーム10とともに下動される。なお、この間において支持アーム16はレベリングシリンダ17により垂直に延びた状態で保持され、作業台18は常時水平に保持される。
【0024】
次に、第2ブーム10を伸長させて、図3に示すように、作業台18を橋梁50の外側面に沿って下動させる。これにより、作業台18を第1ブーム5の先端に対して大きく下動させることができる。すなわち、第2ブーム10の伸張量とホルダ8に対する第2ブーム10全体の移動量とを合計した量だけ下動させることができる。このようにして作業台18を橋梁50の外側面側に移動させた状態で、作業台18に搭乗した作業者により橋梁50の外側面(フェンス55の外側面)や下面並びに下面フレーム51等の点検、補修作業が行われる。なお、この作業に際しては、アウトリガ21,22の接地ローラ21a,22aを駆動して高所作業車1を低速走行させることにより、橋梁50の外側面および下面の点検、補修作業を橋梁50に沿って連続的に行うことができる。
【0025】
【第2の実施形態】
第2の実施形態に係る高所作業車100を図4及び図5に示している。この高所作業車100は、前後輪103a,103bを有して走行可能であり、前部に運転キャビン102aを有したトラック車両をベースに構成される。このトラック車両の車体102の上に図示しない旋回モータ(油圧モータ)により駆動されて水平旋回可能に構成された旋回台104が配設されている。この旋回台104に基端部が枢結されて第1ブーム105が取り付けられており、この第1ブーム105は起伏シリンダ106により起伏動されるようになっている。第1ブーム105は、第1の実施形態と同様に二段伸縮ブーム構成を有する。
【0026】
第1ブーム105の先端の側方には第2ブーム110が上下に揺動可能に枢結されており、第2ブーム110は屈伸シリンダ109により揺動制御される。第2ブーム110は、上記第1の実施形態と同様に四段伸縮ブーム構成を有し、最も先端側のブーム部材の先端には上下に揺動自在に支持アーム116が取り付けられており、この支持アーム116は図示しないレベリングシリンダにより常に垂直に延びるように保持される。このように常時垂直に保持される支持アーム116の先端(下端)には、首振り機構119を有して水平旋回自在となって作業台118が取り付けられている。
【0027】
車体2の前後にそれぞれ左右一対の下方に伸縮自在なアウトリガ121,122が設けられている。このアウトリガ121,122はそれぞれ下端に接地ローラ121a,122aを有しており、高所作業を行うときには、アウトリガ121,122を下方に張り出して接地ローラ121a,122aを接地させて車体102を持ち上げ支持するようになっている。さらに、このように車体102を持ち上げ支持した状態で、接地ローラ121a,122aを駆動することにより車両全体を低速で走行させて所定の高所作業(橋梁点検作業等)を行うことができるように構成されている。
【0028】
以上のように構成された橋梁点検作業もしくはオーバーフェンスと称される高所作業車100において、高所作業装置を格納した状態(前後輪103a,103bによる道路走行を行う状態)を図4および図5に示している。これらの図からよく分かるように、第1ブーム105は車体102に沿ってほぼ前後に且つ水平に延びて倒伏されて格納され、第2ブーム110は第1ブーム105の側方に位置してほぼ180度折り曲げるように揺動されて第1ブーム5の側方に左右に重なるように平行に延びて格納され、作業台118が第1および第2ブーム105,110の下方に位置して格納される。このように第1および第2ブーム105,110と作業台118を格納することにより、第1および第2ブーム105,110を車体2の全長に対応した長さまで長くすることができ、且つ車両全体の最大高さを低く(上記第1の実施形態よりさらに低く)抑えることができる。
【0029】
以上のように構成された高所作業車100による橋梁点検作業もしくはオーバーフェンス作業は、図3に基づいて説明した作動と同一であり、当業者であれば上記構成から簡単に理解できるので、その説明は省略する。
【0030】
【第3の実施形態】
第3の実施形態に係る高所作業車200を図6に示している。この高所作業車200は、前後輪203a,203bを有して走行可能であり、前部に運転キャビン202aを有したトラック車両をベースに構成される。このトラック車両の車体202の上に図示しない旋回モータ(油圧モータ)により駆動されて水平旋回可能に構成された旋回台204が配設されている。この旋回台204に基端部が枢結されて第1ブーム205が取り付けられており、この第1ブーム205は起伏シリンダ206により起伏動されるようになっている。第1ブーム205は、第1の実施形態と同様に二段伸縮ブーム構成を有する。
【0031】
第1ブーム205の先端には中空円筒状のホルダ208が上下に揺動可能に枢結されており、このホルダ208は屈伸シリンダ209により揺動制御される。このように屈伸シリンダ209により揺動される中空のホルダ208内に、第2ブーム210が軸方向に移動自在に挿入されて取り付けられている。第2ブーム210は四段伸縮ブーム構成をしており、第2ブーム210全体がブーム移動シリンダ(図示せず)によりホルダ208に対して軸方向に移動されるように構成されている。第2ブーム210の先端には上下に揺動自在に作業台218が取り付けられており、この作業台218は図示しないレベリングシリンダにより常に水平に保持される。
【0032】
車体202の前後にそれぞれ左右一対の下方に伸縮自在なアウトリガ221,222が設けられており、アウトリガ221,222はそれぞれ下端に接地ローラ221a,222aを有しており、高所作業を行うときには、図3に示すようにアウトリガ221,222を下方に張り出して接地ローラ221a,222aを接地させて車体202を持ち上げ支持する。そして、このように車体202を持ち上げ支持した状態で、接地ローラ221a,222aを駆動することにより車両全体を低速で走行させて所定の高所作業(橋梁点検作業等)を行うことができるように構成されている。
【0033】
以上のように構成された橋梁点検作業もしくはオーバーフェンスと称される高所作業車200において、高所作業装置を格納した状態(前後輪203a,203bによる道路走行を行う状態)を図6に示している。この図からよく分かるように、第1ブーム205は車体202に沿ってほぼ前後に且つ水平に延びて倒伏されて格納され、第2ブーム210は第1ブーム205に対して下方に180度近くまで折り曲げるように揺動されて第1ブーム205の下側に上下に重なるように平行に延びて格納され、作業台218が第2ブーム210の側方に位置して格納される。このように第1および第2ブーム205,210と作業台218を格納することにより、第1および第2ブーム205,210を車体202の全長に対応した長さまで長くすることができ、且つ車両全体の最大高さを低く抑えることができる。
【0034】
以上のように構成された高所作業車200による橋梁点検作業もしくはオーバーフェンス作業は、図3に基づいて説明した作動と同一であり、当業者であれば上記構成から簡単に理解できるので、その説明は省略する。
【0035】
【第4の実施形態】
第4の実施形態に係る高所作業車300を図7に示している。この高所作業車300は、前後輪303a,303bを有して走行可能であり、前部に運転キャビン302aを有したトラック車両をベースに構成される。このトラック車両の車体302の上に図示しない旋回モータ(油圧モータ)により駆動されて水平旋回可能に構成された旋回台304が配設されている。この旋回台304に基端部が枢結されて第1ブーム305が取り付けられており、この第1ブーム305は起伏シリンダ306により起伏動されるようになっている。第1ブーム305は、第1の実施形態と同様に二段伸縮ブーム構成を有する。
【0036】
第1ブーム305の先端には四段伸縮ブーム構成を有した第2ブーム310が上下に揺動可能に枢結されており、第2ブーム310は図示しない屈伸シリンダにより上下に揺動制御される。第2ブーム310の先端には旋回自在に支持アーム316が取り付けられており、この支持アーム316の先端に揺動自在に作業台318が取り付けられている。作業台318はレベリングシリンダ317により常に水平となるように揺動制御される。また、車体302の前後にそれぞれ左右一対の下方に伸縮自在なアウトリガ321,322が設けられている。これらアウトリガ321,322はそれぞれ上述した実施例のアウトリガと同一の構成を有する。
【0037】
以上のように構成された橋梁点検作業もしくはオーバーフェンスと称される高所作業車300において、高所作業装置を格納した状態(前後輪303a,303bによる道路走行を行う状態)を図7に示している。この図からよく分かるように、第1ブーム305は車体302に沿ってほぼ前後に且つ水平に延びて倒伏されて格納され、第2ブーム310は第1ブーム305に対して上方に180度近くまで折り曲げるように揺動されて第1ブーム305の上側に上下に重なるように平行に延びて格納され、作業台318が第2ブーム310の上側に上下に重なるように位置して格納される。なお、図7から分かるように、第1ブーム305および第2ブーム310はともに後方に向かって伸長作動するように、すなわち、同一方向に伸縮作動するように配設されて格納される。
【0038】
図7に示すように第1および第2ブーム305,310と作業台318を格納することにより、第1および第2ブーム305,310を車体302の全長に対応した長さまで長くすることができ、且つ車両全体の最大高さを低く抑えることができる。また、重量が大きな第1ブーム305および第2ブーム310を下側に位置させ、その上側に重量が小さな作業台318を位置させており、格納状態での重心位置を低くして、車両走行安定性を向上させている。
【0039】
以上のように構成された高所作業車300による橋梁点検作業もしくはオーバーフェンス作業は、図3に基づいて説明した作動と同一であり、当業者であれば上記構成から簡単に理解できるので、その説明は省略する。
【0040】
【第5の実施形態】
第5の実施形態に係る高所作業車400を図8に示している。この高所作業車400は、前後輪403a,403bを有して走行可能であり、前部に運転キャビン402aを有したトラック車両をベースに構成される。このトラック車両の車体402の上に図示しない旋回モータ(油圧モータ)により駆動されて水平旋回可能に構成された旋回台404が配設されている。この旋回台404に基端部が枢結されて二段伸縮構成の第1ブーム405が取り付けられており、この第1ブーム405は起伏シリンダ406により起伏動される。
【0041】
第1ブーム405の先端には四段伸縮ブーム構成を有した第2ブーム410が上下に揺動可能に枢結されており、第1ブーム405の先端の支持リンク405aに支持された屈伸シリンダ409により第2ブーム410が上下に揺動制御される。第2ブーム410の先端には旋回自在に支持アーム416が取り付けられており、この支持アーム416の先端に揺動自在に作業台418が取り付けられている。作業台418はレベリングシリンダ417により常に水平となるように揺動制御される。また、車体402の前後にそれぞれ左右一対の下方に伸縮自在なアウトリガ421,422が設けられている。これらアウトリガ421,422はそれぞれ上述した実施例のアウトリガと同一の構成を有する。
【0042】
以上のように構成された橋梁点検作業もしくはオーバーフェンスと称される高所作業車400において、高所作業装置を格納した状態(前後輪403a,403bによる道路走行を行う状態)を図8に示している。この図からよく分かるように、第1ブーム405は車体402に沿ってほぼ前後に且つ水平に延びて倒伏されて格納され、第2ブーム410は第1ブーム405に対して上方に180度近くまで折り曲げるように揺動されて第1ブーム405の上側に上下に重なるように平行に延びて格納され、作業台418が第2ブーム410の側方に左右に重なるように位置して格納される。なお、図8から分かるように、第1ブーム405および第2ブーム410はともに後方に向かって伸長作動するように、すなわち、同一方向に伸縮作動するように配設されて格納される。
【0043】
図8に示すように第1および第2ブーム405,410と作業台418を格納することにより、第1および第2ブーム405,410を車体402の全長に対応した長さまで長くすることができ、且つ車両全体の最大高さを低く抑えることができる。また、重量が大きな第1ブーム405および第2ブーム410を下側に位置させ、第2ブーム410の側方に重量が小さな作業台418を位置させており、格納状態での重心位置を低くして、車両走行安定性を向上させている。
【0044】
以上のように構成された高所作業車400による橋梁点検作業もしくはオーバーフェンス作業は、図3に基づいて説明した作動と同一であり、当業者であれば上記構成から簡単に理解できるので、その説明は省略する。
【0045】
【第6の実施形態】
第6の実施形態に係る高所作業車500を図9〜図11に示している。この高所作業車500は、前後輪503a,503bを有して走行可能であり、前部に運転キャビン502aを有したトラック車両をベースに構成される。このトラック車両の車体502の上に図示しない旋回モータ(油圧モータ)により駆動されて水平旋回可能に構成された旋回台504が配設されている。この旋回台504に基端部が枢結されて二段伸縮構成の第1ブーム505が取り付けられており、この第1ブーム505は起伏シリンダ506により起伏動される。
【0046】
第1ブーム505の先端には中空円筒状のホルダ508が連結部材508aを介して上下に揺動可能に枢結されており、このホルダ508は図示しない屈伸シリンダにより揺動制御される。この中空のホルダ508内に、第2ブーム510が軸方向に移動自在に挿入されて取り付けられている。第2ブーム510は四段伸縮ブーム構成をしており、第2ブーム510全体がブーム移動シリンダ515によりホルダ508に対して軸方向に移動されるように構成されている。
【0047】
第2ブーム510の先端には旋回自在に支持アーム516が取り付けられており、支持アーム516の先端に上下に揺動自在に作業台518が取り付けられている。この作業台518はレベリングシリンダ517により常に水平に保持される。作業台518は、支持アーム516の先端に取り付けられた固定部材518aと、固定部材518aに矢印A方向にスライド移動可能に配設されたスライド部材518bとから構成され、スライド部材518bを矢印A方向にスライド移動させて作業台518の面積を拡大できるようになっている。また、車体502の前後にそれぞれ左右一対の下方に伸縮自在なアウトリガ521,522が設けられている。これらアウトリガ521,522はそれぞれ上述した実施例のアウトリガと同一の構成を有する。
【0048】
以上のように構成された橋梁点検作業もしくはオーバーフェンスと称される高所作業車500において、高所作業装置を格納した状態(前後輪503a,503bによる道路走行を行う状態)を図9〜図11に示している。この図からよく分かるように、第1ブーム505は車体502に沿ってほぼ前後に且つ水平に延びて倒伏されて格納され、第2ブーム510は第1ブーム505に対して上方に180度近くまで折り曲げるように揺動されて第1ブーム505の上側に上下に重なるように平行に延びて格納され、作業台518が第1および第2ブーム505,510の側方に左右に重なるように位置して格納される。なお、図9から分かるように、第1ブーム505および第2ブーム510はともに前方に向かって伸長作動するように、すなわち、同一方向に伸縮作動するように配設されて格納される。
【0049】
図9に示すように第1および第2ブーム505,510と作業台518を格納することにより、第1および第2ブーム505,510を車体502の全長に対応した長さまで長くすることができ、且つ車両全体の最大高さを低く抑えることができる。また、重量が大きな第1ブーム505および第2ブーム510を下側に位置させ、第1および第2ブーム505,510の側方に重量が小さな作業台518を位置させており、格納状態での重心位置を低くして、車両走行安定性を向上させている。
【0050】
以上のように構成された高所作業車500による橋梁点検作業もしくはオーバーフェンス作業は、図3に基づいて説明した作動と同一であり、当業者であれば上記構成から簡単に理解できるので、その説明は省略する。
【0051】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、車体上に水平旋回自在に配設された旋回台と、旋回台に少なくとも起伏自在に取り付けられた第1ブームと、第1ブームの先端に少なくとも上下に揺動自在に取り付けられた第2ブームと、第2ブームの先端に上下に揺動自在に取り付けられた作業台とを備えて構成され、第1ブームが車体上にほぼ前後に延びて倒伏されて格納され、第2ブームが第1ブームに対してほぼ180度揺動された折り畳み状態で車体上にほぼ前後に延びて倒伏されて格納されるようになっているので、第1ブーム及び第2ブームを車体前後長さに対応するまで長くすることができ、且つこのように長くしても格納状態での車体最大高さを低く抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る高所作業車を示す側面図である。
【図2】本発明の第1の実施形態に係る高所作業車を示す平面図である。
【図3】本発明の第1の実施形態に係る高所作業車の作業状態を示す説明図である。
【図4】本発明の第2の実施形態に係る高所作業車を示す側面図である。
【図5】本発明の第2の実施形態に係る高所作業車を示す平面図である。
【図6】本発明の第3の実施形態に係る高所作業車を示す側面図である。
【図7】本発明の第4の実施形態に係る高所作業車を示す側面図である。
【図8】本発明の第5の実施形態に係る高所作業車を示す側面図である。
【図9】本発明の第6の実施形態に係る高所作業車を示す右側面図である。
【図10】本発明の第6の実施形態に係る高所作業車を示す平面図である。
【図11】本発明の第1の実施形態に係る高所作業車を示す左側面図である。
【符号の説明】
2,102,202,302,402,502 車体
4,104,204,304,404,504 旋回台
5,105,205,305,405,505 第1ブーム
10,110,210,310,410,510 第2ブーム
18,118,218,318,418,518 作業台

Claims (2)

  1. 前部に運転キャビンを有して走行可能な車両と、前記車両の車体上の後側に水平旋回自在に配設された旋回台と、前記旋回台に起伏自在に取り付けられた第1ブームと、前記第1ブームの先端に連結部材を介して上下に揺動自在に取り付けられたホルダ部材と、前記ホルダ部材に軸方向に移動自在に支持された第2ブームと、前記第2ブームの先端に旋回自在に取り付けられた支持アームと、前記支持アームの先端に上下に揺動自在に取り付けられレベリング機構により常に床面が水平に保持される作業台とを備え、
    前記運転キャビン後方の前記車体上の空間において、前記第1ブームが前方に且つ水平に延びて倒伏された状態で格納され、前記連結部材が上方に延びた格納姿勢となり、前記ホルダ部材および前記第2ブームが前記第1ブームの上方に前記第1ブームと上下に重なって平行に延びた折り畳み状態で格納され、前記支持アームが先端を後方に向けるように旋回されて前記作業台が前記第1ブームおよび前記第2ブームの側方に位置して格納されるように構成されており、
    前記第1ブームおよび前記第2ブームがそれぞれ軸方向に伸縮動可能であり、格納状態において前記第1ブームおよび前記第2ブームの伸長方向がともに前方となる状態で格納されるように構成されていることを特徴とする高所作業車。
  2. 前記第2ブーム全体を前記ホルダ部材に対して軸方向に移動させるブーム移動手段を有し、前記ブーム移動手段により移動されて決まる任意の移動位置において前記第2ブームが全縮から全伸まで伸縮作動が可能に構成されていることを特徴とする請求項1に記載の高所作業車。
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