JP2558943Y2 - 伸縮ブーム装置 - Google Patents

伸縮ブーム装置

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JP2558943Y2
JP2558943Y2 JP3207092U JP3207092U JP2558943Y2 JP 2558943 Y2 JP2558943 Y2 JP 2558943Y2 JP 3207092 U JP3207092 U JP 3207092U JP 3207092 U JP3207092 U JP 3207092U JP 2558943 Y2 JP2558943 Y2 JP 2558943Y2
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Aichi Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、高所作業車等に備えら
れる伸縮ブーム装置に関する。
【0002】
【従来の技術】高所作業車の車体上には、図3に示すよ
うな伸縮ブーム装置30が備えられる。この伸縮ブーム
装置30は、テレスコープ状に伸縮自在に構成されてお
り、その基端部において車体41に設けられた基台42
に起伏自在に取り付けられるとともに、その先端部にお
いて作業台(作業機)45を上下に揺動自在に支持する
ブーム本体31を有する。そして、このブーム本体31
の基端側には、そのブーム本体31の長手方向に対して
伸縮作動し、ブーム本体31を伸縮させる伸縮シリンダ
32が内蔵されている。また、ブーム本体31の先端側
には、そのブーム本体31の長手方向に対して伸縮作動
することによりブーム本体31の起伏にかかわらず作業
台45を水平姿勢に維持する上部レベリングシリンダ3
4が内蔵されている。このような伸縮ブーム装置30を
備えた高所作業車では、ブーム本体31の起伏・伸縮を
通じて作業台Bを昇降させ、その作業台45に搭乗した
作業者を任意の高所に移動させることができる。一方、
作業を行わないときは、ブーム本体31を全縮小状態に
するとともにほぼ水平に倒伏作動させて車体41に対し
て格納される。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、ブーム
本体31を全縮小状態にする際に、ブーム本体31の内
部では、伸縮シリンダ32の先端側部分と上部レベリン
グシリンダ34の基端側部分とが突き合わさるように配
置される。このため、これらが干渉するのを避けるため
に、ブーム本体31の縮小を制限する必要がある。した
がって、全縮小時におけるブーム本体31のブーム長さ
が長くなってしまい、伸縮ブーム装置30を車体41の
長さ又は幅内に格納することが容易でなかった。
【0004】本考案は、このような問題に鑑みてなされ
たものであり、ブーム本体の全縮小時におけるブーム長
さをできるだけ短くできるようにした伸縮ブーム装置を
提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本考案の伸縮ブーム装置では、ブーム本体を全縮
小状態としたときに、伸縮シリンダの先端側部分が、ブ
ーム本体内部における上部レベリングシリンダの基端側
部分の上下左右のいずれかに形成された格納空間内に格
納されるようになっている。
【0006】
【作用】このような伸縮ブーム装置では、ブーム本体を
全縮小状態としたときに、伸縮シリンダにおける先端側
部分と上部レベリングシリンダの基端側部分とが上下に
重なるように配置されるか、又は左右に並ぶように配置
される。このため、両シリンダが重なる等した分、ブー
ム本体をより短く縮小させることができる。
【0007】
【実施例】以下、本考案の好ましい実施例について図面
を参照しながら説明する。まず、図1には、本考案に係
る伸縮ブーム装置を備えた高所作業車10を示してい
る。この高所作業車10の車体11の後部には、車体1
1に対して水平旋回が自在な旋回台(基台)12が設け
られており、この旋回台12の上部には、上記伸縮ブー
ム装置20が取り付けられている。伸縮ブーム装置20
は、ブーム本体21と、それぞれ油圧の供給を受けて作
動する伸縮作動する伸縮シリンダ22,下部レベリング
シリンダ23および上部レベリングシリンダ24とから
構成されている。
【0008】ブーム本体21は、旋回台12に起伏自在
に枢着された基端ブーム21aと、この基端ブーム21
aに伸縮自在に挿入された中間ブーム21bと、この中
間ブーム21bに伸縮自在に挿入された先端ブーム21
cとからテレスコープ状に構成されている。なお、先端
ブーム21cの先端部には、垂直ポスト14が前後方向
に揺動自在に枢着されており、この垂直ポスト14の上
部には、作業台(作業機)15が水平首振自在に取り付
けられている。この作業台15には、作業者が搭乗する
ことができる。
【0009】伸縮シリンダ22は、そのピストンロッド
22aを下に向けた状態でブーム本体21の内部に取り
付けられており、そのピストンロッド22aの下端部
(基端部)は基端ブーム21aの最基端部に取り付けら
れている。また、そのシリンダチューブ22bの下端部
(基端部)は中間ブーム21bの最基端部に取り付けら
れている。したがって、伸縮シリンダ22を伸縮作動さ
せることにより、中間ブーム21bを基端ブーム21a
に対して伸縮作動させることができる。なお、図示して
いないが、ブーム本体21の内部には、先端ブーム21
cを中間ブーム21bに対して伸縮作動させるワイヤ・
シーブ機構も取り付けられており、中間ブーム21bが
基端ブーム21aに対して伸縮作動することによりその
ワイヤ・シーブ機構も駆動され、ブーム本体21の全体
が伸縮作動する。
【0010】下部レベリングシリンダ23は、基端ブー
ム21aの下面と旋回台12の前面間に取り付けられて
いる。また、上部レベリングシリンダ24は、垂直ポス
ト14の下端枢着部から斜め前方下方に延びる揺動アー
ム部14aと先端ブーム21cの先端内部間に先端ブー
ム21cの長手方向に対して伸縮自在に取り付けられて
いる。ただし、揺動アーム部14aとリンクを構成する
関係から、上部レベリングシリンダ24のロッド側はボ
トム側よりもやや下がっている。これら両レベリングシ
リンダ23,24間にはいわゆる油圧閉回路が形成され
ており、ブーム本体21が起立作動した場合には、その
起立作動とともに伸長作動する下部レベリングシリンダ
23のロッド側油室から排出された作動油が上部レベリ
ングシリンダ24のロッド側油室に流入することによ
り、上部レベリングシリンダ24が縮小作動して作業台
15を下方に向かって揺動させ、水平に維持する。一
方、ブーム本体21が倒伏作動した場合には、その倒伏
作動とともに縮小作動した下部レベリングシリンダ23
のボトム側油室から排出された作動油が上部レベリング
シリンダ24のボトム側油室に流入することにより、上
部レベリングシリンダ24が伸長作動し、作業台15を
上方に向かって揺動させ水平に維持する。
【0011】このように構成された伸縮ブーム装置20
によれば、作業台15に搭乗した作業者は、ブーム本体
21の起伏・伸縮作動および旋回台12の旋回作動を通
じて任意の高所に移動することができる。また、両レベ
リングシリンダ23,24の作動により、作業者はブー
ム本体21の起伏状態にかかわらず安定して作業台15
に搭乗していることができる。
【0012】ところで、この伸縮ブーム装置20は、図
1に鎖線で示したように、車体11の前方に延びた状態
で全縮小され、かつほぼ水平に倒伏された状態で車体1
1に対して格納される(作業台15は横に首振してい
る)。この際、全縮小したブーム本体21のブーム長さ
が長いと、そのブーム本体21の先端部や作業台15が
車体11の前部から大きくはみ出すことになり不都合が
生ずる。
【0013】そこで、この伸縮ブーム装置20では、図
2に示すように、上部レベリングシリンダ24のシリン
ダチューブ24bの基端側部分の下方に格納スペースS
を形成し、ブーム本体21を全縮小状態にしたときに、
伸縮シリンダ22のシリンダチューブ22bの先端側部
分が、その格納スペースS内に格納されるようにしてい
る。このように、伸縮シリンダ22の先端側部分と上部
レベリングシリンダ24の基端側部分とが互いに干渉せ
ずに上下に重なるように配置されることにより、その重
なった分、図3に示すように、両シリンダ32,34が
突き合わさるように配置される場合に比べてブーム本体
21をより短く縮小させることができる。したがって、
全縮小状態にある伸縮ブーム装置20のコンパクト化を
図ることができ、ひいてはこれを搭載する車体11も小
型化することができる。
【0014】なお、上記実施例では、上部レベリングシ
リンダ24の下方に伸縮シリンダ22を格納するための
格納スペースを形成したが、これに代えて、上部レベリ
ングシリンダ24の上方又は左右に格納スペースを形成
してもよい。
【0015】
【考案の効果】以上のように、本考案の伸縮ブーム装置
では、ブーム本体を全縮小させたときに、伸縮シリンダ
の先端側部分が、ブーム本体内部における上部レベリン
グシリンダの基端側部分の上下左右のいずれかに形成さ
れた格納空間内に格納され、両シリンダは互いに干渉す
ることなく上下に重なるように又は横に並ぶように配置
される。したがって、その重なったり並んだりした分、
従来のように両シリンダを突き合わせるように配置する
場合に比べて全縮時におけるブーム本体のブーム長さを
短くすることができる。このため、伸縮ブーム装置全体
のコンパクト化を図ることができ、車載を容易にするこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る伸縮ブーム装置を備えた高所作業
車の側面図である。
【図2】上記伸縮ブーム装置の全縮小状態を示す側面図
である。
【図3】従来の伸縮ブーム装置の全縮小状態を示す側面
図である。
【符号の説明】
15,45 作業台 20,30 伸縮ブーム装置 21 31 ブーム本体 22,32 伸縮シリンダ 23 下部レベリングシリンダ 24,34 上部レベリングシリンダ S 格納スペース

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テレスコープ状に伸縮自在に構成され、
    かつその基端部において基台に起伏自在に取り付けられ
    ており、さらに、その先端部には作業機を姿勢変化自在
    に支持するブーム本体と、このブーム本体の基端側に内
    蔵され、そのブーム本体の長手方向に対して伸縮作動す
    ることにより、そのブーム本体を伸縮させる伸縮シリン
    ダと、前記ブーム本体の先端側に内蔵され、そのブーム
    本体の長手方向に対して伸縮作動することにより前記ブ
    ーム本体の起伏にかかわらず前記作業機を所定の姿勢に
    維持する上部レベリングシリンダとから構成される伸縮
    ブーム装置であって、 前記ブーム本体を全縮小状態としたときに、前記伸縮シ
    リンダの先端側部分が、前記ブーム本体内部における前
    記上部レベリングシリンダの基端側部分の上下左右のい
    ずれかに形成された格納空間内に格納されるようにした
    ことを特徴とする伸縮ブーム装置。
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JPH0582986U JPH0582986U (ja) 1993-11-09
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11966836B2 (en) 2017-08-25 2024-04-23 Kabushiki Kaisha Toshiba Detection system and detection method for using a neural network to detect a proficiency of a worker

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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