JPH0582986U - 伸縮ブーム装置 - Google Patents
伸縮ブーム装置Info
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- JPH0582986U JPH0582986U JP3207092U JP3207092U JPH0582986U JP H0582986 U JPH0582986 U JP H0582986U JP 3207092 U JP3207092 U JP 3207092U JP 3207092 U JP3207092 U JP 3207092U JP H0582986 U JPH0582986 U JP H0582986U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 テレスコープ状に伸縮自在な伸縮ブーム装置
において、全縮小時におけるブーム長さをできるだけ短
くする。 【構成】 伸縮ブーム装置20では、ブーム本体21を
全縮小状態としたときに、伸縮シリンダ22の先端側部
分が、ブーム本体21内部における上部レベリングシリ
ンダ24の基端側部分の下方に形成された格納空間S内
に格納されるようになっている。
において、全縮小時におけるブーム長さをできるだけ短
くする。 【構成】 伸縮ブーム装置20では、ブーム本体21を
全縮小状態としたときに、伸縮シリンダ22の先端側部
分が、ブーム本体21内部における上部レベリングシリ
ンダ24の基端側部分の下方に形成された格納空間S内
に格納されるようになっている。
Description
【0001】
本考案は、高所作業車等に備えられる伸縮ブーム装置に関する。
【0002】
高所作業車の車体上には、図3に示すような伸縮ブーム装置30が備えられる 。この伸縮ブーム装置30は、テレスコープ状に伸縮自在に構成されており、そ の基端部において車体41に設けられた基台42に起伏自在に取り付けられると ともに、その先端部において作業台(作業機)45を上下に揺動自在に支持する ブーム本体31を有する。そして、このブーム本体31の基端側には、そのブー ム本体31の長手方向に対して伸縮作動し、ブーム本体31を伸縮させる伸縮シ リンダ32が内蔵されている。また、ブーム本体31の先端側には、そのブーム 本体31の長手方向に対して伸縮作動することによりブーム本体31の起伏にか かわらず作業台45を水平姿勢に維持する上部レベリングシリンダ34が内蔵さ れている。このような伸縮ブーム装置30を備えた高所作業車では、ブーム本体 31の起伏・伸縮を通じて作業台Bを昇降させ、その作業台45に搭乗した作業 者を任意の高所に移動させることができる。一方、作業を行わないときは、ブー ム本体31を全縮小状態にするとともにほぼ水平に倒伏作動させて車体41に対 して格納される。
【0003】
しかしながら、ブーム本体31を全縮小状態にする際に、ブーム本体31の内 部では、伸縮シリンダ32の先端側部分と上部レベリングシリンダ34の基端側 部分とが突き合わさるように配置される。このため、これらが干渉するのを避け るために、ブーム本体31の縮小を制限する必要がある。したがって、全縮小時 におけるブーム本体31のブーム長さが長くなってしまい、伸縮ブーム装置30 を車体41の長さ又は幅内に格納することが容易でなかった。
【0004】 本考案は、このような問題に鑑みてなされたものであり、ブーム本体の全縮小 時におけるブーム長さをできるだけ短くできるようにした伸縮ブーム装置を提供 することを目的としている。
【0005】
上記の目的を達成するために、本考案の伸縮ブーム装置では、ブーム本体を全 縮小状態としたときに、伸縮シリンダの先端側部分が、ブーム本体内部における 上部レベリングシリンダの基端側部分の上下左右のいずれかに形成された格納空 間内に格納されるようになっている。
【0006】
このような伸縮ブーム装置では、ブーム本体を全縮小状態としたときに、伸縮 シリンダにおける先端側部分と上部レベリングシリンダの基端側部分とが上下に 重なるように配置されるか、又は左右に並ぶように配置される。このため、両シ リンダが重なる等した分、ブーム本体をより短く縮小させることができる。
【0007】
以下、本考案の好ましい実施例について図面を参照しながら説明する。 まず、図1には、本考案に係る伸縮ブーム装置を備えた高所作業車10を示し ている。この高所作業車10の車体11の後部には、車体11に対して水平旋回 が自在な旋回台(基台)12が設けられており、この旋回台12の上部には、上 記伸縮ブーム装置20が取り付けられている。伸縮ブーム装置20は、ブーム本 体21と、それぞれ油圧の供給を受けて作動する伸縮作動する伸縮シリンダ22 ,下部レベリングシリンダ23および上部レベリングシリンダ24とから構成さ れている。
【0008】 ブーム本体21は、旋回台12に起伏自在に枢着された基端ブーム21aと、 この基端ブーム21aに伸縮自在に挿入された中間ブーム21bと、この中間ブ ーム21bに伸縮自在に挿入された先端ブーム21cとからテレスコープ状に構 成されている。なお、先端ブーム21cの先端部には、垂直ポスト14が前後方 向に揺動自在に枢着されており、この垂直ポスト14の上部には、作業台(作業 機)15が水平首振自在に取り付けられている。この作業台15には、作業者が 搭乗することができる。
【0009】 伸縮シリンダ22は、そのピストンロッド22aを下に向けた状態でブーム本 体21の内部に取り付けられており、そのピストンロッド22aの下端部(基端 部)は基端ブーム21aの最基端部に取り付けられている。また、そのシリンダ チューブ22bの下端部(基端部)は中間ブーム21bの最基端部に取り付けら れている。したがって、伸縮シリンダ22を伸縮作動させることにより、中間ブ ーム21bを基端ブーム21aに対して伸縮作動させることができる。なお、図 示していないが、ブーム本体21の内部には、先端ブーム21cを中間ブーム2 1bに対して伸縮作動させるワイヤ・シーブ機構も取り付けられており、中間ブ ーム21bが基端ブーム21aに対して伸縮作動することによりそのワイヤ・シ ーブ機構も駆動され、ブーム本体21の全体が伸縮作動する。
【0010】 下部レベリングシリンダ23は、基端ブーム21aの下面と旋回台12の前面 間に取り付けられている。また、上部レベリングシリンダ24は、垂直ポスト1 4の下端枢着部から斜め前方下方に延びる揺動アーム部14aと先端ブーム21 cの先端内部間に先端ブーム21cの長手方向に対して伸縮自在に取り付けられ ている。ただし、揺動アーム部14aとリンクを構成する関係から、上部レベリ ングシリンダ24のロッド側はボトム側よりもやや下がっている。これら両レベ リングシリンダ23,24間にはいわゆる油圧閉回路が形成されており、ブーム 本体21が起立作動した場合には、その起立作動とともに伸長作動する下部レベ リングシリンダ23のロッド側油室から排出された作動油が上部レベリングシリ ンダ24のロッド側油室に流入することにより、上部レベリングシリンダ24が 縮小作動して作業台15を下方に向かって揺動させ、水平に維持する。一方、ブ ーム本体21が倒伏作動した場合には、その倒伏作動とともに縮小作動した下部 レベリングシリンダ23のボトム側油室から排出された作動油が上部レベリング シリンダ24のボトム側油室に流入することにより、上部レベリングシリンダ2 4が伸長作動し、作業台15を上方に向かって揺動させ水平に維持する。
【0011】 このように構成された伸縮ブーム装置20によれば、作業台15に搭乗した作 業者は、ブーム本体21の起伏・伸縮作動および旋回台12の旋回作動を通じて 任意の高所に移動することができる。また、両レベリングシリンダ23,24の 作動により、作業者はブーム本体21の起伏状態にかかわらず安定して作業台1 5に搭乗していることができる。
【0012】 ところで、この伸縮ブーム装置20は、図1に鎖線で示したように、車体11 の前方に延びた状態で全縮小され、かつほぼ水平に倒伏された状態で車体11に 対して格納される(作業台15は横に首振している)。この際、全縮小したブー ム本体21のブーム長さが長いと、そのブーム本体21の先端部や作業台15が 車体11の前部から大きくはみ出すことになり不都合が生ずる。
【0013】 そこで、この伸縮ブーム装置20では、図2に示すように、上部レベリングシ リンダ24のシリンダチューブ24bの基端側部分の下方に格納スペースSを形 成し、ブーム本体21を全縮小状態にしたときに、伸縮シリンダ22のシリンダ チューブ22bの先端側部分が、その格納スペースS内に格納されるようにして いる。このように、伸縮シリンダ22の先端側部分と上部レベリングシリンダ2 4の基端側部分とが互いに干渉せずに上下に重なるように配置されることにより 、その重なった分、図3に示すように、両シリンダ32,34が突き合わさるよ うに配置される場合に比べてブーム本体21をより短く縮小させることができる 。したがって、全縮小状態にある伸縮ブーム装置20のコンパクト化を図ること ができ、ひいてはこれを搭載する車体11も小型化することができる。
【0014】 なお、上記実施例では、上部レベリングシリンダ24の下方に伸縮シリンダ2 2を格納するための格納スペースを形成したが、これに代えて、上部レベリング シリンダ24の上方又は左右に格納スペースを形成してもよい。
【0015】
以上のように、本考案の伸縮ブーム装置では、ブーム本体を全縮小させたとき に、伸縮シリンダの先端側部分が、ブーム本体内部における上部レベリングシリ ンダの基端側部分の上下左右のいずれかに形成された格納空間内に格納され、両 シリンダは互いに干渉することなく上下に重なるように又は横に並ぶように配置 される。したがって、その重なったり並んだりした分、従来のように両シリンダ を突き合わせるように配置する場合に比べて全縮時におけるブーム本体のブーム 長さを短くすることができる。このため、伸縮ブーム装置全体のコンパクト化を 図ることができ、車載を容易にすることができる。
【図1】本考案に係る伸縮ブーム装置を備えた高所作業
車の側面図である。
車の側面図である。
【図2】上記伸縮ブーム装置の全縮小状態を示す側面図
である。
である。
【図3】従来の伸縮ブーム装置の全縮小状態を示す側面
図である。
図である。
15,45 作業台 20,30 伸縮ブーム装置 21 31 ブーム本体 22,32 伸縮シリンダ 23 下部レベリングシリンダ 24,34 上部レベリングシリンダ S 格納スペース
Claims (1)
- 【請求項1】 テレスコープ状に伸縮自在に構成され、
かつその基端部において基台に起伏自在に取り付けられ
ており、さらに、その先端部には作業機を姿勢変化自在
に支持するブーム本体と、このブーム本体の基端側に内
蔵され、そのブーム本体の長手方向に対して伸縮作動す
ることにより、そのブーム本体を伸縮させる伸縮シリン
ダと、前記ブーム本体の先端側に内蔵され、そのブーム
本体の長手方向に対して伸縮作動することにより前記ブ
ーム本体の起伏にかかわらず前記作業機を所定の姿勢に
維持する上部レベリングシリンダとから構成される伸縮
ブーム装置であって、 前記ブーム本体を全縮小状態としたときに、前記伸縮シ
リンダの先端側部分が、前記ブーム本体内部における前
記上部レベリングシリンダの基端側部分の上下左右のい
ずれかに形成された格納空間内に格納されるようにした
ことを特徴とする伸縮ブーム装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3207092U JP2558943Y2 (ja) | 1992-04-16 | 1992-04-16 | 伸縮ブーム装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3207092U JP2558943Y2 (ja) | 1992-04-16 | 1992-04-16 | 伸縮ブーム装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0582986U true JPH0582986U (ja) | 1993-11-09 |
JP2558943Y2 JP2558943Y2 (ja) | 1998-01-14 |
Family
ID=12348623
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3207092U Expired - Fee Related JP2558943Y2 (ja) | 1992-04-16 | 1992-04-16 | 伸縮ブーム装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2558943Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6689239B2 (ja) | 2017-08-25 | 2020-04-28 | 株式会社東芝 | 検出システムおよび検出方法 |
-
1992
- 1992-04-16 JP JP3207092U patent/JP2558943Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2558943Y2 (ja) | 1998-01-14 |
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