JPH07215691A - ブーム式作業装置の揺動機構 - Google Patents

ブーム式作業装置の揺動機構

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JPH07215691A
JPH07215691A JP2752494A JP2752494A JPH07215691A JP H07215691 A JPH07215691 A JP H07215691A JP 2752494 A JP2752494 A JP 2752494A JP 2752494 A JP2752494 A JP 2752494A JP H07215691 A JPH07215691 A JP H07215691A
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JP
Japan
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boom
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type working
state
condition
Prior art date
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Application number
JP2752494A
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English (en)
Inventor
Masato Ogawa
正人 小川
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Aichi Corp
Original Assignee
Aichi Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 起仰作動状態におけるブーム下方の空間を広
く取ることができる共に、格納状態においては外形寸法
を小さく抑えることができるブーム式作業装置の揺動機
構を得る。 【構成】 伸縮ブーム11を枢支部材15によって倒伏
格納状態と起仰作動状態との間で基台21に対して揺動
自在に枢支するように構成すると共に、伸縮ブーム11
を起仰作動状態で下方に向かって伸縮自在に構成してい
る。そして、枢支部材15と基台21との枢支部を起仰
作動状態における基端ブーム部材11aの下端部11e
よりも下方に位置するように構成している。これによ
り、起仰作動状態(A)においては、伸縮ブーム11の
下端部から基台設置面Gまでの寸法H1を大きく取るこ
とができると共に、倒伏格納状態(B)においては、基
台設置面Gから伸縮ブーム11上面までの寸法H2を小
さくすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、基台上に備えられた伸
縮自在なブームの揺動作動を行うブーム式作業装置の揺
動機構に関する。
【0002】
【従来の技術】タンカー等の船舶においては、事故発生
時に積載した油の流出による環境汚染を防止するため
に、船体の壁面等は二重船殻構造(ダブルハル)となっ
ている。ここで、タンカー等の大型船舶を建造する場合
には、船体を複数のブロックに分けて製作し、各ブロッ
クを接合させることにより船体を形成していくことが多
い。このため、二重船殻構造となっている船体の内殻と
外殻との空間における作業を行う場合も生ずる。そこ
で、本出願人は、二重船殻構造内部での作業者の移動を
効率よく行うことのできる二重船殻内部作業車(ブーム
式作業装置)を発明した。
【0003】この二重船殻内部作業車は、基端ブーム部
材に対して伸縮自在な複数のブーム部材から構成される
伸縮ブームを、起仰させた状態で下方に向かって伸縮自
在に構成し、この伸縮するブーム部材の先端部に作業者
が搭乗可能な作業台を設けている。そして、二重船殻内
部作業車を二重船殻構造となっている船体の上部に配設
し、ブームを伸縮させることにより作業台に搭乗した作
業者が二重船殻内部を移動自在に構成している。
【0004】ここで、タンカーの船殻は高さが高い(船
体の上部からの深さが深い)ため、伸縮ブームを構成す
る各ブーム部材の長さも長くなる。このため、二重船殻
内部作業車においては、車体(基台)に対して伸縮ブー
ムを起仰状態から倒伏状態まで揺動自在な構成とし、伸
縮ブームを使用しない時には、伸縮ブームを基台に対し
てほぼ水平に倒伏させることにより、作業車の重心を低
くすると共に、格納時の外形寸法を小さく抑えるような
構成としていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ここで、上記のように
伸縮ブームの先端に作業台を設ける場合等、伸縮ブーム
の起仰作動状態において伸縮ブームの下端部から基台設
置面までの寸法を大きく取る必要を生じる場合がある。
この場合、伸縮ブームの揺動中心を上方に位置させる
と、伸縮ブームの下端部から基台設置面までの寸法は大
きくなるが、倒伏格納状態における基台から伸縮ブーム
の上面までの寸法が高くなってしまい、伸縮ブーム格納
時の外形寸法が大きくなってしまうという問題があっ
た。
【0006】本発明は、このような問題に鑑みてなされ
たものであり、下方に向かって伸縮作動が自在なブーム
を設けたブーム式作業装置において、起仰作動状態にお
けるブーム下方の空間を広く取ることができる共に、ブ
ームを倒伏させた格納状態においては外形寸法を小さく
抑えることができるブーム式作業装置の揺動機構を提供
することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段および作用】上記の目的を
達成するために、本発明のブーム式作業装置の揺動機構
は、先端ブーム部材が基端ブーム部材に対して伸縮自在
な伸縮ブームを、倒伏格納状態と起仰作動状態との間で
基台に対して揺動自在に枢支部材によって枢支するよう
に構成し、さらに、起仰作動状態で伸縮ブームを下方に
向かって伸縮自在に構成している。そして、枢支部材と
基台との枢支部を、起仰作動状態における基端ブーム部
材の下端部よりも下方に位置するように構成している。
【0008】このような、ブーム式作業装置の揺動機構
によれば、起仰作動状態においては、基台設置面からブ
ームの下端部までの寸法を大きく取ることができると共
に、倒伏格納状態においては、基台設置面からブーム上
面までの寸法を小さくすることができる。
【0009】また、伸縮ブームにおける先端ブーム部材
の先端部に作業者が搭乗可能な作業台を設けて構成され
たブーム式作業装置の揺動機構にあっては、起仰作動状
態において、作業台を設ける空間を確保することができ
ると共に、作業者が乗降し、作業を行うための作業台上
方の空間を広く取ることができる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の好ましい実施例について図面
を参照しながら説明する。まず、図1を参照しながら本
発明に係るブーム式作業装置の揺動機構を設けた二重船
殻内部作業車1について説明する。この二重船殻内部作
業車1は、ブーム式作業装置10と基台部20とから構
成されている。ブーム式作業装置10は、伸縮ブーム1
1、作業台吊下げ部材12、作業台13から構成されて
いる。
【0011】伸縮ブーム11は、基端ブーム部材11
a、第2ブーム部材11b、第3ブーム部材11cおよ
び先端ブーム部材11dからなり、各ブーム部材がテレ
スコピックに(入れ子式に)伸縮自在に構成されてい
る。基端ブーム11aには、ブームブラケット(枢支部
材)15の一端が取り付けられており、このブームブラ
ケット15の他端は詳細を後述する枢支部材22に枢支
されている。ここで、ブームブラケット15は、略L字
形に形成されており短く形成された固定部15aが基端
ブーム11aに取り付けられ、長く形成された枢支部1
5bが伸縮ブーム11の伸長方向(図1(A)において
は基端ブーム部材11aの下端面11eよりも下方)に
伸びて配設されている。先端ブーム部材11dの先端部
には作業台吊下げ部材12が設けられ、この作業台吊下
げ部材12の下端部には作業台13が吊下げられてい
る。作業台13は、第1作業台13aと第2作業台13
bとから構成され、図4に示すように、作業台吊下げ部
材12の作動によって斜め方向に移動可能に構成されて
いる。
【0012】基台部20は、基台21、支柱22、枢支
ピン23、起伏用シリンダ24、ブーム受け25、ジャ
ッキ26、車輪27によって構成されている。基台21
の上面には、ブーム式作業装置10を揺動自在に枢支す
る支柱22が設けられている。この支柱22の上端部に
は、ブームブラケット15の枢支部15bが枢支ピン2
3によって揺動自在に枢支されている。さらに、ブーム
ブラケット15における枢支部15bには、ボトム側端
部が基台21に連結された起伏用シリンダ24のロッド
側端部が繋がれている。したがって、起伏用シリンダ2
4が伸縮作動を行うことにより、伸縮ブーム11は基台
21に対して起伏作動を行う。
【0013】基台21の前後左右には、ジャッキ26が
配設されている。このジャッキ26は、アウタポスト
と、アウタポストに対して伸縮自在なインナポストとか
らなり、接地反力が得られるまでインナポストを下方に
向かって伸長させることにより、インナポストの下端部
に取り付けられた接地板を接地させ、ブーム式作業装置
10を使用するときに、基台21を安定支持することが
できるように構成されている。基台21の下面における
前後左右には、車輪27が配設されており、図1(B)
に示すように伸縮ブーム11を倒伏させ、ジャッキ26
を収納した状態で基台21の走行が可能に構成されてい
る。さらに、基台21の上面には、伸縮ブーム11を倒
伏させた格納状態で伸縮ブーム11を支持するブーム受
け25が配設されている。
【0014】上記のように構成された二重船殻内部作業
車1を用いて二重船殻内部Sにおける作業を行う場合に
ついて、図2および図3を加えて説明する。二重船殻内
部Sにおいて作業を行う場合には、まず船体50におけ
る上面G上の二重船殻内部作業車1を、上面Gに形成さ
れた作業穴50aの近傍に移動させる。そして、接地反
力が得られるまでジャッキ26の伸長作動を行うことに
より二重船殻内部作業車1を安定支持させる。次いで、
起伏シリンダ24の伸長作動を行うことにより伸縮ブー
ム11を垂直に起仰させ、作業穴50aの上方に作業台
13を位置させる。
【0015】このとき、上記のように構成された二重船
殻内部作業車1によれば、先端ブーム部材11d(基端
ブーム部材11aの下端部11e)よりも下方に位置す
る枢支ピン23を中心として回動するため、下端部11
eから上面Gまでの距離H1を大きくとることができ
る。これにより、先端ブーム部材11dの先端部に吊下
げるための伸縮ブーム11の下方の空間を広くとること
ができるため作業台13を設ける空間を確保することが
できると共に、作業台13へ作業者が容易に搭乗するこ
とができる。
【0016】次いで、伸縮ブーム11の伸長作動をおこ
なうことにより、作業台13を下方に移動させる。ここ
で、作業穴50aおよび中間部貫通穴50bの幅W1
は、第1作業台13aおよび第2作業台13bが一列に
並んだ格納状態における幅寸法Wよりも若干広い寸法を
有するのみであるため、図2、3において実線および二
点鎖線で示すように作業台13を格納状態としたまま下
降させ、作業穴50aおよび中間部貫通穴50bを通過
させる。そして、一点鎖線で示すように、伸縮ブーム1
1の揺動作動を加えながら所望の作業位置に到達した場
合には、各作業台13a、13bをスライドさせること
により二重船殻内部Sにおいて作業台13を広げ、内殻
51および外殻52から二重船殻内部S内に突出して設
けられたロンジ53の先端部に各作業台13a、13b
の側面を押し付けることにより作業台13を固定して作
業を行う。
【0017】二重船殻内部Sにおける作業終了後は、作
業台13を格納状態とした後、伸縮ブーム11の縮小作
動を行い作業台13を上面Gの上方に位置させる。その
後、図1(B)に示すように、起伏シリンダ24の縮小
作動を行い伸縮ブーム11の倒伏作動を行ってブーム受
け25上に伸縮ブーム11を載置しブーム式作業装置1
0の格納作動を行う。このとき、前記と同様に先端ブー
ム部材11dよりも下方に位置する枢支ピン23を中心
として回動するため、船体の上面Gからブーム式作業装
置10の上端までの距離H2を小さくすることができ
る。これにより、ブーム式作業装置10の格納状態にお
ける外形寸法を小さくすることができると共に、ジャッ
キ26を収納して車輪27によって二重船殻内部作業車
1を走行させる場合にも重心を低く抑えることができる
ため安定した走行を行うことができる。
【0018】尚、上記の実施例においては、本発明に係
るブーム式作業装置の揺動機構を二重船殻内部作業車に
用いた場合について説明したが、本発明はこのような実
施例に限られるものではない。すなわち、ブーム式作業
装置を倒伏させた格納状態において、その全高を低く抑
え、ブーム式作業装置を起仰させて伸縮ブームを下方に
伸長させる作動状態において、基端ブームの下端部から
ブーム式作業装置の設置面までの距離を大きく取る必要
がある他のブーム式作業装置にも用いることができる。
【0019】
【発明の効果】以上のように、本発明のブーム式作業装
置の揺動機構は、伸縮ブームを枢支部材によって倒伏格
納状態と起仰作動状態との間で基台に対して揺動自在に
枢支するように構成すると共に、伸縮ブームを起仰作動
状態で下方に向かって伸縮自在に構成している。そし
て、枢支部材と基台との枢支部を起仰作動状態における
基端ブーム部材の下端部よりも下方に位置するように構
成している。これにより、起仰作動状態においては、伸
縮ブームの下端部から基台設置面までの寸法を大きく取
ることができると共に、倒伏格納状態においては、基台
設置面から伸縮ブーム上面までの距離を小さくすること
ができる。
【0020】また、伸縮ブームの先端部に作業者が搭乗
可能な作業台を設けたブーム式作業装置の揺動機構にあ
っては、起仰作動状態において作業台を設ける空間を確
保することができ、且つ、作業者が作業台に乗降するた
めの作業台の上方空間を大きく取ることができると共
に、倒伏格納状態における外形寸法を小さくすることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るブーム式作業装置の揺動機構を備
えた二重船殻内部作業車の側面図であり、(A)に起仰
作動状態を表し、(B)に倒伏格納状態を表す。
【図2】上記二重船殻内部作業車の作動状態を表す図
3、図4におけるI方向からの矢視図である。
【図3】上記二重船殻内部作業車の作動状態を表す図
2、図4におけるII方向からの矢視図である。
【図4】上記二重船殻内部作業車に設けられた作業台の
平面図を(A)に表し、(A)におけるI方向からの矢
視図を(B)に表す。
【符号の説明】
1 二重船殻内部作業車 10 ブーム式作業装置 11 伸縮ブーム 13 作業台 15 ブームブラケット 20 基台部 21 基台 25 ブーム受け 26 ジャッキ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基台と、基端ブーム部材およびこの基端
    ブーム部材に対して伸縮作動が自在に構成された先端ブ
    ーム部材からなる伸縮ブームと、 この伸縮ブームを倒伏格納状態と起仰作動状態との間
    で、前記基台に対して揺動自在に枢支する枢支部材とか
    らなるブーム式作業装置の揺動機構であって、 前記伸縮ブームが前記起仰作動状態で下方に向かって伸
    縮自在に構成され、 前記枢支部材と前記基台との枢支部が、前記起仰作動状
    態における前記基端ブーム部材の下端部よりも下方に位
    置していることを特徴とするブーム式作業装置の揺動機
    構。
  2. 【請求項2】 前記先端ブーム部材の先端部に、作業者
    が搭乗可能な作業台が設けられていることを特徴とする
    請求項1に記載のブーム式作業装置の揺動機構。
JP2752494A 1994-01-31 1994-01-31 ブーム式作業装置の揺動機構 Pending JPH07215691A (ja)

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