JP2007001689A - リフター装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 コンパクトな構成で移送性に優れたリフター装置を提供する。
【解決手段】 略矩形の平面形体をもつ昇降フレーム1の四隅の近傍にそれぞれジャッキ2を備えるとともに、該昇降フレーム1の適所に吊下装置5を備えてなるリフター装置において、上記ジャッキ2を、上記昇降フレーム1の平面方向に沿って倒伏した倒伏姿勢と、該昇降フレーム1の平面方向に略直交するように立設されて接地可能な立設姿勢の間で姿勢変更可能に構成する。係る構成によれば、リフター装置を移送する場合、上記ジャッキ2を倒伏姿勢に設定することで移送時における全高を低く抑えることができ、例えば、低床のトレーラトラックを用いることなく、通常のトラックを用いてリフター装置を移送することができる等、その移送の自由度が向上するとともに、移送コストの低廉化が実現される。
【選択図】 図1

Description

本願発明は、重量物を作業対象物とし、この作業対象物のリフト作業に供せられるリフター装置に関するものである。
近年、クレーン車は大型化する傾向にあるが、このような大型のクレーン車はそのまま公道を走行することは法的に規制されている。
このため、このような大型のクレーン車を作業現場間で移動させるような場合には、クレーン車を分解し、クレーンキャリヤからブームとか旋回台を取り外し、これらを個別にトレーラトラック等を用いて移送し、移送先においてこれらを組み立てて大型のクレーン車とし、所要のクレーン作業を行なうようにしている。
ところで、このような大型クレーン車においては、これに備えられるブームとか旋回台も大型で重量物であることから、これらの分解組立作業も容易ではなく、係る作業を容易に行なうことを目的として、例えば、特許文献1に示されるようなリフター装置が提案されている。
この特許文献1に示されるリフター装置は、所定長さをもつ梁部材の両端に、これと直交方向に向けて伸縮筒を取付けるとともに、該伸縮筒の先端から下方へ向けて伸縮式の支持脚を取り付け、該支持脚によって上記梁部材を昇降可能に支持している。
また、上記梁部材には、巻き上げ装置が備えられているが、この巻上げ装置は、上記梁部材と略平行に配置されたシリンダの伸縮変位を、ワイヤロープを介して該ワイヤロープの先端に取付けた荷物係合装置の昇降変位として伝達するようになっている。この場合、上記ワイヤロープは、上記梁部材の中央寄りに位置する上記シリンダのロッド端に設けたブラッケットから、上記梁部材の外端寄りに配置した固定シーブに掛け回された後、上記梁部材の中央寄りに配置された吊下用シーブから下方へ垂下される構成となっている。さらに、上記吊下用シーブは、上記梁部材に直交する方向へ移動可能に構成されている。
特開平7−267574号公報。
ところが、上掲のリフター装置では、上記支持脚が、上記梁部材の両端から下方へ延出するようにして固定されていることから、上記リフター装置の最小高さは上記支持脚の全縮寸法に略相当する高さとなり、比較的高いものとなる。このため、このリフター装置を移送する場合、荷台高さの低いトレーラトラック等を使用することが必要となり、移送手段の選択の自由度が低く、且つ移送コストが高くつくという問題があった。
また、巻上げ装置が、上記梁部材の端部に設けられた固定シーブと該梁部材の長さ方向の中央寄りに配置された吊下用シーブの間に掛け回されたワイヤロープを使用して行なう構成であって、しかも上記吊下用シーブが上記梁部材に直交する方向へ移動可能に構成されているため、上記固定シーブと吊下用シーブの間隔が短いと、該吊下用シーブの移動に伴う該吊下用シーブと固定シーブの間隔、即ち、これらの間に張設されたワイヤロープの長さの変化が大きくなり、延いては上記ワイヤロープを介して吊下された吊下物の高さ位置が変化することになる。このような吊下用シーブの移動に伴う吊下物の高さ位置の変化を抑制するために、上掲のリフター装置では、上記固定シーブと吊下用シーブの間隔を大きくとっており、その結果、上記梁部材の長さが必要以上に大きくなるという問題もあった。
そこで、本願発明は、コンパクトな構成で移送性に優れたリフター装置を提供することを主たる目的としてなされたものである。
本願発明ではかかる課題を解決するための具体的手段として次のような構成を採用している。
本願の第1の発明では、略矩形の平面形体をもつ昇降フレーム1の四隅の近傍にそれぞれジャッキ2を備えるとともに、該昇降フレーム1の適所に吊下装置5を備えてなるリフター装置において、上記ジャッキ2を、上記昇降フレーム1の平面方向に沿って倒伏した倒伏姿勢と、該昇降フレーム1の平面方向に略直交するように立設されて接地可能な立設姿勢の間で姿勢変更可能に構成したことを特徴としている。
本願の第2の発明では、上記第1の発明に係るリフター装置において、上記各ジャッキ2を、上記昇降フレーム1に対してその幅方向へ移動可能に構成したことを特徴としている。
本願の第3の発明では、上記第2の発明に係るリフター装置において、上記ジャッキ2を、上記昇降フレーム1側に設けた揺動中心軸30を中心として、上記昇降フレーム1側に格納された格納位置と該昇降フレーム1から側方へ跳ね出された跳出位置の間で揺動可能に構成したことを特徴としている。
本願の第4の発明では、上記第2の発明に係るリフター装置において、上記ジャッキ2を、上記昇降フレーム1側に設けた伸縮筒6に支持されて上記昇降フレーム1側に格納された格納位置と該昇降フレーム1から側方へ跳ね出された跳出位置の間で進退可能に構成したことを特徴としている。
本願の第5の発明では、上記第1の発明に係るリフター装置において、上記昇降フレーム1に、該昇降フレーム1から下方側への突出量を調整可能とされた接地脚4を取り付けたことを特徴としている。
本願の第6の発明では、上記第1の発明に係るリフター装置において、上記吊下装置5を、上記昇降フレーム1に対して略鉛直方向に向けて取付けられた油圧シリンダ53と、該油圧シリンダ53の上端側に連結され該油圧シリンダ53の伸縮動によって昇降される吊ビーム54と、該吊ビーム54に取付けられた吊具56を備えて構成したことを特徴としている。
本願の第7の発明では、上記第6の発明に係るリフター装置において、上記吊下装置5を、上記昇降フレーム1の平面方向へ移動可能に構成したことを特徴としている。
本願発明では次のような効果が得られる。
(a)本願の第1の発明に係るリフター装置によれば、略矩形の平面形体をもつ昇降フレーム1の四隅の近傍にそれぞれジャッキ2を備えるとともに、該昇降フレーム1の適所に吊下装置5を備えてなるリフター装置において、上記ジャッキ2を、上記昇降フレーム1の平面方向に沿って倒伏した倒伏姿勢と、該昇降フレーム1の平面方向に略直交するように立設されて接地可能な立設姿勢の間で姿勢変更可能に構成しているので、リフター装置を移送する場合、上記ジャッキ2を倒伏姿勢に設定することで移送時における全高を低く抑えることができ、例えば、低床のトレーラトラックを用いることなく、比較的高床であるものの運賃の安価な通常のトラックを用いてリフター装置を移送することができる等、その移送手段の選択の自由度が向上するとともに、移送コストの低廉化が実現される。
(b)本願の第2の発明に係るリフター装置によれば、上記各ジャッキ2を、上記昇降フレーム1に対してその幅方向へ移動可能に構成しているので、例えば、リフター装置の移送時には上記各ジャッキ2を上記昇降フレーム1の幅方向内側寄りに位置させることで移送時の全幅を小さく抑えてより小形のトラックで且つ安全にリフター装置を移送できる一方、その使用時には上記各ジャッキ2を上記昇降フレーム1の幅方向外側寄りに位置させることで離間対向するジャッキ2間の間隔寸法を広く確保して、より大型の作業対象物のリフト作業を行なうことができるなど作業対象が拡大されその汎用性が向上する。
(c)本願の第3の発明に係るリフター装置によれば、上記ジャッキ2を、上記昇降フレーム1側に設けた揺動中心軸30を中心として、上記昇降フレーム1側に格納された格納位置と該昇降フレーム1から側方へ跳ね出された跳出位置の間で揺動可能に構成しているので、上記ジャッキ2の自重に起因する動作抵抗が少なく、それだけ上記ジャッキ2をより小さな操作力で揺動させることができ、延いてはジャッキ2の跳出構造の簡略化及び低コスト化が促進される。
(d)本願の第4の発明に係るリフター装置によれば、上記ジャッキ2を、上記昇降フレーム1側に設けた伸縮筒6に支持されて上記昇降フレーム1側に格納された格納位置と該昇降フレーム1から側方へ跳ね出された跳出位置の間で進退可能に構成しているので、例えば揺動式の場合に比して、上記ジャッキ2の格納及び跳出作業を行う場合の必要作業スペースをより小さくでき、その結果、作業スペースが比較的狭く制約されるような作業現場においてもこれに制約されることなく、上記ジャッキ2を容易に跳出してリフト作業を行なうことができる等、作業上の利便性が向上することになる。
(e)本願の第5の発明に係るリフター装置によれば、上記昇降フレーム1に、該昇降フレーム1から下方側への突出量を調整可能とされた接地脚4を取り付けているので、例えば、リフター装置を移送用のトラックに積み下ろしする場合、例えば、上記接地脚4と上記ジャッキ2を協働させるとで、クレーンを用いることなく上記リフター装置を自力でトラックに積み下ろしすることができ、移送コストの更なる低減が可能となる。
(f)本願の第6の発明に係るリフター装置によれば、上記吊下装置5を、上記昇降フレーム1に対して略鉛直方向に向けて取付けられた油圧シリンダ53と、該油圧シリンダ53の上端側に連結され該油圧シリンダ53の伸縮動によって昇降される吊ビーム54と、該吊ビーム54に取付けられた吊具56を備えて構成しているので、例えば、特許文献1に示されたリフター装置における巻上げ装置のようにワイヤロープの長さの変化を利用する構成に比して、構造の簡略化及び低コスト化が促進されるとともに、作業対象物の吊下高さが安定し信頼性の高いリフト作業が実現される。
(g)本願の第7の発明に係るリフター装置によれば、上記吊下装置5を、上記昇降フレーム1の平面方向へ移動可能に構成しているので、例えば、作業対象物が大型大重量物であって、これを上記リフター装置の所定にリフト作業位置に位置決めすること、及びその位置の微調整が困難であるような場合には、上記吊下装置5側において位置の微調整を行なうことで、上記作業対象物を所定のリフト作業位置へ迅速かつ正確に位置決めすることができ、延いてはリフト作業における作業性の向上、あるいは作業コストの低廉化を促進し得ることになる。
以下、本願発明を好適な実施形態に基づいて具体的に説明する。
I:第1の実施形態
図1〜図3には、本願発明の第1の実施形態に係るリフター装置Zを示している。このリフター装置Zは、例えば、大型クレーン車を分解して移送する場合に使用されるものであって、次述する昇降フレーム1とジャッキ2と接地脚4及び吊下装置5を備えて構成される。
上記昇降フレーム1は、所定間隔をもって平行配置された一対の第1桁材11,11と、該各第1桁材11,11の両端側においてそれぞれ所定間隔をもって平行配置された一対に第2桁材12,12、同12,12を備え、全体として長矩形の平面形体を有している。尚、後述するように、上記リフター装置Zは通常のトラックを用いて移送できることを前提としており、このため、上記昇降フレーム1の短軸方向の寸法(即ち、幅寸法)は、該トラックへの積載が許容される寸法以内に設定される。
そして、この昇降フレーム1の四隅近傍のそれぞれに後述のジャッキ2と接地脚4が、また長軸方向の両端側にはそれぞれ後述の吊下装置5が、配置されている。
「ジャッキ2の構成等」
上記ジャッキ2は、上記昇降フレーム1を昇降させるものであるが、該昇降フレーム1の昇降を介して、上記吊下装置5に吊下された作業対象物、即ち、この実施形態ではクレーン車XのブームBと旋回台Sの吊り上げ及び吊り下げを行なうようになっている。
上記ジャッキ2は、伸縮用油圧シリンダを内蔵した二段伸縮構造をもつものであって、後述の揺動アーム3を介して上記昇降フレーム1側に連結された基筒21と、該基筒21に内挿された中間筒22と、該中間筒22に内挿され且つその先端には接地板26(図4、図7参照)が設けられた先端筒23を備えて構成される。
ここで、上記ジャッキ2の上記昇降フレーム1に対する連結構造を説明する。
上記ジャッキ2は、上述のように揺動アーム3を介して上記昇降フレーム1に連結されるものであって、上記揺動アーム3を介しての連結状態においては、該ジャッキ2それ自身の姿勢変更が可能であるとともに、上記昇降フレーム1に対する平面方向における配置位置が変更可能であり、この姿勢変更機能と位置変更機能の協働によって、上記リフター装置Zの移送時形体のコンパクト化と、リフト作業時における作業能力の確保とが両立される。
上記ジャッキ2の姿勢変更は、図4及び図7に実線図示するように上記昇降フレーム1の上面側において該昇降フレーム1に沿って倒伏された「倒伏姿勢」と、図2及び図3に鎖線図示するように略鉛直方向に立設された「立設姿勢」の二つの姿勢間での変更である。
また、上記ジャッキ2の位置変更は、「格納位置」と「跳出位置」の二つの位置間での変更である。即ち、「格納位置」とは、図1及び図3に実線図示するように、「倒伏姿勢」に姿勢設定された上記ジャッキ2が上記昇降フレーム1の幅寸法内に位置している状態である。また、「跳出位置」とは、図1〜図3に鎖線図示するように、「立設姿勢」に姿勢設定された上記ジャッキ2が、上記昇降フレーム1の短軸方向へ跳出した状態である。そして、後述するように、上記ジャッキ2の全てが「跳出位置」に位置設定された状態では、上記昇降フレーム1の短軸方向において対向する一対のジャッキ2,2間にクレーン車及びトレーラトラックが進入できるようなスペースが確保されるようになっている。
以下、上記ジャッキ2の上記昇降フレーム1に対する連結構造を具体的に説明する。
上記揺動アーム3は、図4、図7及び図8に示すように、所定長さをもつビーム体で構成され、その一端3aは、上記昇降フレーム1の隅部近傍において略鉛直方向に向けて配置された揺動中心軸30に枢支されて該揺動中心軸30周りに揺動可能とされる一方、その他端3bには、上下方向に離間して一対のピン孔35、36(図7参照)をもつブラケット31が取付けられている。また、上記揺動アーム3は、上記昇降フレーム1との間に配置された揺動用シリンダ34によって回動される。
上記ジャッキ2の上記基筒21の基端部21a(図7参照)には、上記揺動アーム3側の一対のピン孔35,36に対応するように一対のピン孔27,28を備えたブラケット24が設けられている。そして、上記ジャッキ2は、そのブラケット24のピン孔27と上記揺動アーム3側の上記ピン孔35を重合させここに連結ピン32を嵌挿することで、該連結ピン32を中心として略鉛直面内で回動可能とされる。このジャッキ2の上記連結ピン32回りの回動は、該ジャッキ2と上記揺動アーム3の間に配置した起倒用シリンダ25によって行なわれる。
上記ジャッキ2は、上記起倒用シリンダ25が全縮した状態では、図7に示すように、上記連結ピン32によって上記揺動アーム3側に連結されたまま、上記昇降フレーム1の上面に略平行となるように倒伏される。このときの姿勢が、上記「倒伏姿勢」である。そして、「倒伏姿勢」に姿勢設定された上記ジャッキ2は、上記起倒用シリンダ25の伸長動に伴って、上記連結ピン32を中心として次第に起仰され、図8に鎖線図示するように、上記起倒用シリンダ25が全伸した状態では、略鉛直に立ち上げられる。このときの姿勢が、上記「立設姿勢」である。ここで、上記ブラケット31側のピン孔36と上記ブラケット24側のピン孔28に連結ピン33を嵌挿することで、上記ジャッキ2は「立設姿勢」に固定される。
従って、上記起倒用シリンダ25が全伸し上記ジャッキ2が「立設姿勢」に設定された状態のまま、上記揺動用シリンダ34を全縮させて上記ジャッキ2を「格納位置」に位置設定し、しかる後、上記起倒用シリンダ25を全縮させて上記ジャッキ2を「倒伏姿勢」に設定することで、上記ジャッキ2は「格納位置」において「倒伏姿勢」とされ、トラックによる移送が可能な形体とされる。
一方、上記起倒用シリンダ25を全伸させて上記ジャッキ2を「立設姿勢」に設定した状態で、上記揺動用シリンダ34を全伸させることで、上記ジャッキ2は「跳出位置」において「立設姿勢」に姿勢設定され、リフト作業が可能な形体とされる。
「接地脚4の構成等」
上記接地脚4は、上記リフター装置Zをトラック移送する場合において、該リフター装置Zをトラック荷台上で支持することで、上記リフター装置Zを、クレーン装置を用いることなく自己が保有する機能(具体的には、上記ジャッキ2の昇降機能)によってトラックへの積み込み・積み下ろしを可能とするとともに、移送途中においてはリフター装置Zの安定的な支持を可能とするものであって、この実施形態においては、図1に示すように、上記昇降フレーム1の前後両端部で、且つ該昇降フレーム1の幅方向に対向する一対の上記ジャッキ2、2よりも内側寄り位置にそれぞれ設けられている。
上記接地脚4は、図7及び図8に示すように、所定長さの筒体で構成されるものであって、上記昇降フレーム1側に固定されたガイド筒41内に摺動変位可能に嵌挿されるとともにその下端には接地板42が備えられている。この場合、上記ガイド筒41は、下方へ向かうに伴って次第に上記昇降フレーム1の幅方向外方へ変位するように傾斜させた状態で取付けられている。従って、上記接地脚4は、上記昇降フレーム1から下方への突出量が増大するにつれて、上記接地板42の接地位置が上記昇降フレーム1の幅方向外側へ移動することになり、図3に示すように、上記昇降フレーム1の幅方向に対向する一対の接地脚4,4を接地させたときには、これら一対の接地脚4,4は下端側が拡大した「八」字状に設置され、安定した接地状態が確保されるようになっている。
尚、上記接地脚4は、手動にて下方への突出量を調整するようになっており、且つ突出量の調整後における位置固定は、図8に示すように、上記ガイド筒41に設けたピン孔45と、上記接地脚4側に設けた複数段のピン孔44のうちの選択された一つにピン43を嵌挿することで行なわれる。
「吊下装置5の構成等」
上記吊下装置5は、作業対象物(この実施形態ではクレーン車のブームと旋回台)を吊り下げて支持するものである。この実施形態のリフター装置Zでは、作業対象物のリフト作業を上記ジャッキ2の伸縮動作によって行なうことを基本としているため、本来的には、上記吊下装置5には、その吊下げ位置の調整機能を備える必要はないが、実際的には上記リフター装置Zに対して作業対象物を適正位置に位置決めすることは困難であることから、上記吊下装置5の上記昇降フレーム1に対する設置位置を該昇降フレーム1の幅方向において微調整し得るように構成している。以下、これを具体的に説明する。
上記吊下装置5は、図1に示すように、上記昇降フレーム1の長軸方向の両端部にそれぞれ配置された一対の上記第2桁材12,12間に取付けられる。具体的には、図5及び図6に拡大図示するように、上記第2桁材12,12間に設けたガイド筒51内に、スライド体52を上記第2桁材12の長さ方向(即ち、上記昇降フレーム1の幅方向)へ摺動変位可能に嵌装するとともに、該スライド体52には油圧シリンダ53を上下方向に向けて取付け、さらにこの油圧シリンダ53の上端には、その両端にそれぞれ所定長さの吊具56を備えた吊ビーム54を、天秤状に且つその長さ方向が上記昇降フレーム1の幅方向に略合致するようにして、取付けて構成されている。
さらに、上記油圧シリンダ53には、上記スライド体52のスライド方向にその軸心を合致させた状態で、左右一対のスライド用シリンダ55,55が対向状態で連結されており、これら左右一対のスライド用シリンダ55,55が同期して伸縮作動することで、上記スライド体52がスライド変位し、上記吊ビーム54に取付けられた一対の吊具56,56の左右方向における位置調整が行なわれる。尚、上記押上シリンダ53は、後述のように、例えば、ブームの分解時に、該ブームに対して所要の張力を付与して分解作業行を可能ならしめるとともに、分解後においては該ブームを吊下支持するものであるが、その他に、上記吊具56の上下方向の位置調整手段としても利用できる。
尚、上記スライド用シリンダ55による上記吊具56の左右方向における位置調整と上記油圧シリンダ53による上記吊具56の上下方向における位置調整は、上記一対の吊下装置5,5間においてそれぞれ単独で行なえるようになっている。これによって、例えば、一つの作業対象物において、一方の吊下装置5に対応する部分と他方の吊下装置5に対応する部分の間で、高さが異なる場合とか、形状的な理由から吊り下げ位置が平面方向において異なる場合でも、何ら支障なく作業対象物を適正状態で吊下支持することができるものである。
また、各図において、符号Fはトラック又はトレーラトラックの荷台面、符号Gは地面Gを示している。
II:第2の実施形態
図9〜図11には、本願発明の第2の実施形態に係るリフター装置Zを示している。このリフター装置Zは、上記第1第の実施形態に係るリフター装置Zと基本構成を同じにするものであって、これと異なる点は、上記ジャッキ2の跳出構造である。以下、この相違点を中心に具体的な構造を説明し、それ以外の共通する構成部分については、第1の実施形態に係る図1〜図8に付した符号と同一符号を第2の実施形態に係る図9〜図13に付して、該第1の実施形態における該当説明を援用することとし、ここでの説明は省略する。
図9〜図13に示すように、この実施形態のリフター装置Zでは、上記昇降フレーム1の四隅近傍にそれぞれジャッキ2を配置し、該各ジャッキ2を「倒伏姿勢」と「立設姿勢」の間で姿勢変更可能とするとともに、「格納位置」と「跳出位置」の間で位置変更可能としており、係る構成そのものは上記第1の実施形態の場合と同様である。
しかし、上記第1の実施形態では上記ジャッキ2を上記揺動アーム3の揺動によって「格納位置」と「跳出位置」の間で位置変更する構成としていたのに対して、この実施形態では、上記昇降フレーム1の幅方向に向けて配置した伸縮筒6の伸縮動によって上記ジャッキ2の「格納位置」と「跳出位置」の間での位置変更を可能としており、このジャッキ2の跳出構造において両者は大きく相違するものである。
上記伸縮筒6は、上記昇降フレーム1側に固定配置された外筒61と該外筒61内に摺動可能に嵌挿された内筒62を備え、内蔵した油圧シリンダ(図示省略)によって伸縮される。この伸縮筒6の内筒62の先端には、上下方向に向けて配置した回動中心軸63によって回動体65が回動自在に連結されている。
上記回動体65は、上記内筒62との間に配置された回動用シリンダ64によって上記回動中心軸63回りに回動されるようになっている。また、上記回動体65には、上下方向に離間して一対のピン孔66、67が設けられて取付けられている。そして、上記ジャッキ2は、そのブラケット24のピン孔27と上記回動体65側の上記ピン孔66を重合させここに連結ピン32を嵌挿することで、該連結ピン32を中心として略鉛直面内で回動可能とされる。このジャッキ2の上記連結ピン32回りの回動は、該ジャッキ2と上記回動体65の間に配置した起倒用シリンダ25によって行なわれる。
上記ジャッキ2は、上記起倒用シリンダ25が全縮した状態では、上記連結ピン32によって上記回動体65側に連結されたまま、上記昇降フレーム1に上面に略平行となるように倒伏され、上記「倒伏姿勢」に設定される。そして、上記起倒用シリンダ25の伸長動作に伴って、上記連結ピン32を中心として次第に起仰され、上記起倒用シリンダ25が全伸した状態では、略鉛直に立ち上げられる。ここで、上記回動体65側のピン孔67と上記ブラケット24側のピン孔28に連結ピン33を嵌挿することでその姿勢が固定され、上記「立設姿勢」に設定される。
従って、上記起倒用シリンダ25を全伸させて上記ジャッキ2を「立設姿勢」に設定したまま、上記伸縮筒6を全縮させて上記ジャッキ2を上記昇降フレーム1側に引き込むとともに、上記回動用シリンダ64を全伸させて上記ジャッキ2を上記伸縮筒6の内筒62の先端前方側から側方へ移動させ、さらに上記起倒用シリンダ25を全縮させて上記ジャッキ2を「倒伏姿勢」に設定することで、上記ジャッキ2は「格納位置」において「倒伏姿勢」に設定され、移送時形体とされる。また、上記伸縮筒6を全伸させて上記ジャッキ2を「立設姿勢」に設定した状態で、上記回動用シリンダ64を全縮させるとともに上記伸縮筒6を全伸させることで、上記ジャッキ2は「跳出位置」において「立設姿勢」に設定され、リフト作業時形態とされる。
尚、この実施形態においては、上記ジャッキ2を上記回動体65を介して上記伸縮筒6の内筒62に連結しているが、本願発明の他の実施形態においては、上記ジャッキ2を上記回動体65を介することなく、直接に上記伸縮筒6の内筒62に連結するように構成することもできる。係る構成とした場合には、上記回動体65が不要になる分だけ構造の簡略化と操作手順の簡略化が図れる。
III:リフター装置Zの使用例
続いて、図14〜図31を参照して、上記第1の実施形態に係るリフター装置Zを用いて大型のクレーン車Xを分解してこれを移送する場合における作業手順を説明する。
尚、ここでは、リフター装置Zをトラックによって作業現場まで移送し、作業現場において上記リフター装置Zをトラックから降ろして設置し、この設置されたリフター装置Zを用いてクレーン車のブームと旋回台をそれぞれ分解し、且つこれらブームと旋回台をそれぞれ個別にトレーラトラックに載置するとともに、上記ブームが載置されたトレーラトラックに該ブームとともに上記リフター装置Zを載置し、これら二台のトレーラトラックによって上記ブームと旋回台及びリフター装置Zを移送する場合を例にとって説明する。
図14は、トラックT1に上記リフター装置Zを載せて作業現場へ移送する状態を示している。この移送状態では、上記リフター装置Zは上記各ジャッキ2を「倒伏姿勢」に姿勢設定すると共に、これを「格納位置」に位置設定している。そして、上記各接地脚4を所定長さまで下方へ突出させて該各接地脚4によって上記リフター装置Zを上記トラックT1の荷台上に載置している。
この移送時形体では、上記リフター装置Zはそのジャッキ2が「倒伏姿勢」に設定され、且つ上記接地脚4によって上記トラック上に載置されているので、例えば、上記ジャッキ2が「立設姿勢」のまま載置され且つ該ジャッキ2によって上記トラック上に載置されるような場合に比して、地面からの全高が低く抑えられている。従って、例えば、低床のトレーラトラックを用いることなく、比較的高床であるものの運賃の安価な通常のトラックを用いて上記リフター装置Zを移送することができる等、その移送の自由度が向上するとともに、移送コストの低廉化が実現される。
次に、上記リフター装置Zを上記トラックT1から降ろして地面上に設置するが、その場合には、先ず、図15(イ)、(ロ)に示すように、上記起倒用シリンダ25によって上記各ジャッキ2を「倒伏姿勢」から「立設姿勢」に姿勢変更しこれを固定する。さらに、図16(イ)、(ロ)に示すように、「立設姿勢」に姿勢設定された上記各ジャッキ2を、揺動用シリンダ34によって「格納位置」から側方へ跳出させてこれを「跳出位置」に設定する。この状態においては、上記各ジャッキ2は上記トラックT1の全幅位置よりもさらに外側へ大きく跳ね出した位置にある。
次に、図17(イ)、(ロ)に示すように、上記各ジャッキ2を全縮状態から伸長させて接地板26を地面に接地させ、上記リフター装置Zを上記トラックT1の荷台から浮上させるとともに、さらに上記ジャッキ2を全伸させて上記昇降フレーム1側を最高位置まで上昇させる。また、上記各接地脚4はこれを上方へ引き上げて格納する。さらに、上記トラックT1を上記リフター装置Zに下側位置から退避させる。以上で、上記リフター装置Zの設置作業が完了する。
尚、以上は、上記第1の実施形態に係るリフター装置ZをトラックT1から降ろして地面上に設置する場合の作業行手順であるが、これに代えて、上記第2の実施形態に係るリフター装置ZをトラックT1から降ろして地面上に設置する場合における作業手順を簡単に説明すると、以下の通りである。
即ち、リフター装置Zの移送時形体においては、上記ジャッキ2は、図9〜図11に示すように、「格納位置」において「倒伏姿勢」とされている。先ず、上記起倒用シリンダ25によって、「倒伏姿勢」にある上記各ジャッキ2を上記伸縮筒6の内筒62の先端側方において「立設姿勢」に姿勢変更しこれを固定する。さらに、上記ジャッキ2を、回動用シリンダ64によって上記伸縮筒6の内筒62の先端側方から先端前方側へ回動させる。しかる後、上記伸縮筒6を全縮状態から全伸位置まで伸長させて、上記ジャッキ2を「跳出位置」に設定する。この状態においては、上記各ジャッキ2は上記トラックT1の全幅位置よりもさらに外側へ大きく跳ね出した位置にある。
後は、上記第1の実施形態に係るリフター装置Zの場合と同様に、上記各ジャッキ2を全縮状態から伸長させて接地板26を地面に接地させ、上記リフター装置Zを上記トラックT1の荷台から浮上させるとともに、さらに上記ジャッキ2を全伸させて上記昇降フレーム1側を最高位置まで上昇させる。また、上記各接地脚4はこれを上方へ引き上げて格納する。さらに、上記トラックT1を上記リフター装置Zに下側位置から退避させる。以上で、上記第2の実施形態に係るリフター装置Zの設置作業が完了する。
尚、設置完了後における作業行手順は、第1の実施形態のリフター装置Zにおいても、第2の実施形態のリフター装置Zにおいても同様であるので、以下においては第1の実施形態のリフター装置Zを使用する場合についてのみ説明する。
次に、クレーン車Xの分解とトレーラトラックへの載置作業に移る。
尚、上記クレーン車Xは、クレーンキャリヤC上に旋回台Sが搭載されるとともに、該旋回台SにはブームBが連結されており、該クレーンキャリヤCから上記ブームBと旋回台Sを取り外して、これらを上記クレーンキャリヤCとは別個のトレーラトラックによって移送するものである。
図18に示すように、上記トラックT1が退避したのち、これと入れ替わりに、クレーン車Xを上記リフター装置Zの下側に進入させ、所定位置に停止させる。この場合、先ず上記クレーンキャリヤC側から上記ブームBを取り外すため、該ブームBの重心位置が上記リフター装置Zの前後の吊下装置5,5の略中央に位置するようにして上記クレーン車Xを停止させる。
しかる後、上記各ジャッキ2を適度に縮小させて上記昇降フレーム1部分を降下させ、上記各吊下装置5に設けられた上記吊具56を上記ブームBの吊掛位置に連結する。この際、該吊具56が上記ブームB側の所定の吊掛位置に対応するように、上記油圧シリンダ53及び上記スライド用シリンダ55によって位置の微調整が行なわれる。
上記吊具56を上記ブームBの吊掛位置に連結した後、上記油圧シリンダ53又は上記ジャッキ2を僅かに伸長させて上記吊具56に所定の張力を掛け、この状態で上記ブームBの上記クレーン車Xからの切り離し作業を行なう。
切り離し作業が完了すると、図19に示すように、上記各ジャッキ2を伸長させて上記昇降フレーム1と共に上記ブームBを上昇させ、これを保持するとともに、図20に示すように上記ブームBが取り外された状態のクレーン車Xを上記リフター装置Zの下側から退避させる。
次に、図21(イ)、(ロ)に示すように、上記クレーン車Xと入れ替わりに、第1のトレーラトラックT2を上記リフター装置Zの下側へ進入させ、所定位置で停止させる。しかる後、図22(イ)、(ロ)に示すように、上記各ジャッキ2を縮小させて上記昇降フレーム1とともに上記ブームBを降下させ、これを上記第1のトレーラトラックT2の荷台上に載置する。このブームBの第1のトレーラトラックT2への載置が完了すると、図23に示すように、上記各ジャッキ2を伸長させて上記昇降フレーム1部分を最高位置まで上昇させて待機させるとともに、上記ブームBが載置された上記第1のトレーラトラックT2を一旦、上記リフター装置Zの下側から退避させる。
次に、図24に示すように、上記第1のトレーラトラックT2と入れ替わりに、上記クレーン車Xを再度上記リフター装置Zの下側へ進入させ、所定位置で停止させる。
しかる後、上記各ジャッキ2を適度に縮小させて上記昇降フレーム1部分を降下させ、上記各吊下装置5に設けられた上記吊具56を上記旋回台の吊掛位置に連結する。この際、該吊具56が上記旋回台S側の所定の吊掛位置に対応するように、上記油圧シリンダ53及び上記スライド用シリンダ55によって位置の微調整が行なわれる。
上記吊具56を上記旋回台Sの吊掛位置に連結した後、上記油圧シリンダ53又は上記ジャッキ2を僅かに伸長させて上記吊具56に所定の張力を掛け、この状態で上記旋回台Sの上記クレーンキャリヤCからの切り離し作業を行なう。上記旋回台Sの切り離し作業の完了後、上記各ジャッキ2を伸長させて上記昇降フレーム1部分と一体的に上記旋回台Sを上昇させて保持するとともに、上記クレーンキャリヤCを上記リフター装置Zの下側から退避させる。
次に、図25に示すように、上記リフター装置Zによって吊下された上記旋回台Sの下側に、第2のトレーラトラックT3を進入させた後、上記各ジャッキ2を縮小させて上記旋回台Sを降下させ、これを上記第2のトレーラトラックT3上に載置する。しかる後、図26に示すように、上記各ジャッキ2を伸長させて上記昇降フレーム1部分を最高位置まで上昇させて保持するとともに、図27に示すように、上記旋回台Sが載置された上記第2のトレーラトラックT3を上記リフター装置Zの下側から退避させる。
次に、上記リフター装置Zの移送準備に移る。
即ち、上記第2のトレーラトラックT3の退避と入れ替わりに、図28に示すように、上記ブームBが載置された上記第1のトレーラトラックT2を再度上記リフター装置Zの下側へ進入させて停止させる。
そして、上記リフター装置Zの上記各接地脚4を、上記第2のトレーラトラックT3上に設置可能な突出量に突出させて固定する。しかる後、図29(イ)、(ロ)に示すように、上記各ジャッキ2を縮小させて上記昇降フレーム1部分を降下させ、上記各接地脚4を上記第1のトレーラトラックT2上に接地させ、上記ブームBの直上に上記昇降フレーム1部分を位置させた状態で、上記各接地脚4によって上記リフター装置Zを支持させる。
次に、図30に示すように、上記各ジャッキ2を縮小させるとともに、これを「跳出位置」から「格納位置」に位置変更させる。さらに、図31に示すように、上記各ジャッキ2を「立設姿勢」から「倒伏姿勢」に姿勢変更する。
これで、上記第1のトレーラトラックT2上に上記ブームBと上記リフター装置Zが共に載置され、これら両者が上記第1のトレーラトラックT2によって移送されることになる。
以上で、上記リフター装置Zを用いて行なわれる上記クレーン車Xの分解及び移送作業が完了する。
尚、上記説明においては、作業完了後、上記リフター装置Zを上記ブームBと混載状態で第1のトレーラトラックT2によって移送するようにしたが、他の実施形態では、例えば、作業完了後のリフター装置Zを単独で上記トラックT1によって移送することもできる。この場合における上記リフター装置Zの上記トラックT1への積み込みは、上述の上記リフター装置Zの作業現場への設置作業における作業手順(図14〜図17参照)の逆手順で実現できるものであり、ここでの説明は省略する。
また、ここでは上記リフター装置Zを用いて上記クレーン車Xの分解作業及び分解されたブームB及び旋回台Sのトレーラトラックへの積み込み作業を一例として挙げたが、上記リフター装置Zは上記クレーン車Xを作業対象物とする作業のみに適用されるものではなく、重量物一般のリフト作業に広く適用できることは勿論である。
本願発明の第1の実施の形態に係るリフター装置の平面図である。 図1のII−II矢視図である。 図1のIII−III矢視図である。 図1のIV部の拡大図である。 図4のV部の拡大図である。 図5のVI−VI矢視図である。 図2のVII−VII拡大図である。 図3のVIII−VIII拡大図である。 本願発明の第2の実施の形態に係るリフター装置の平面図である。 図9のX−X矢視図である。 図9のXI−XI矢視図である。 図9のXII部の拡大図である。 図10のXIII部の拡大図である。 トラックによるリフター装置の移送状態の説明図である。 トラックからリフター装置を降ろす場合の第1の作業手順説明図である。 第2の作業手順説明図である。 第3の作業手順説明図である。 リフター装置を使用してクレーン車からブームを取り外して第1のトレーラトラックに載置する場合の第1の作業手順説明図である。 第2の作業手順説明図である。 第3の作業手順説明図である。 第4の作業手順説明図である。 第5の作業手順説明図である。 第6の作業手順説明図である。 リフター装置を使用してクレーン車から旋回台を取り外して第2のトレーラトラックに載置する場合の第1の作業手順説明図である。 第2の作業手順説明図である。 第3の作業手順説明図である。 第4の作業手順説明図である。 ブームを載置した第1のトレーラトラックにリフター装置を載置する場合の第1の作業手順説明図である。 第2の作業手順説明図である。 第3の作業手順説明図である。 第4の作業手順説明図である。
符号の説明
1 ・・昇降フレーム
2 ・・ジャッキ
3 ・・揺動アーム
4 ・・接地脚
5 ・・吊下装置
6 ・・伸縮筒
11 ・・第1桁材
12 ・・第2桁材
21 ・・基筒
22 ・・中間筒
23 ・・先端筒
24 ・・ブラケット
25 ・・起倒用シリンダ
26 ・・接地板
27 ・・ピン孔
28 ・・ピン孔
30 ・・揺動中心軸
31 ・・ブラケット
32 ・・連結ピン
33 ・・連結ピン
34 ・・揺動用シリンダ
35 ・・ピン孔
36 ・・ピン孔
41 ・・ガイド筒
42 ・・接地板
43 ・・ピン
51 ・・ガイド筒
52 ・・スライド体
53 ・・油圧シリンダ
54 ・・吊ビーム
55 ・・スライド用シリンダ
56 ・・吊具
61 ・・外筒
62 ・・内筒
63 ・・回動中心軸
64 ・・回動用シリンダ
65 ・・回動体
66 ・・ピン孔
67 ・・ピン孔
B ・・ブーム
S ・・旋回台
C ・・クレーンキャリヤ
T1 ・・トラック
T2 ・・第1のトレーラトラック
T3 ・・第2のトレーラトラック
X ・・クレーン車
Z ・・リフター装置

Claims (7)

  1. 略矩形の平面形体をもつ昇降フレーム(1)の四隅の近傍にそれぞれジャッキ(2)を備えるとともに、該昇降フレーム(1)の適所に吊下装置(5)を備えてなるリフター装置であって、
    上記ジャッキ(2)が、上記昇降フレーム(1)の平面方向に沿って倒伏した倒伏姿勢と、該昇降フレーム(1)の平面方向に略直交するように立設されて接地可能な立設姿勢の間で姿勢変更可能とされていることを特徴とするリフター装置。
  2. 請求項1において、
    上記各ジャッキ(2)が、上記昇降フレーム(1)に対してその幅方向へ移動可能に構成されていることを特徴とするリフター装置。
  3. 請求項2において、
    上記ジャッキ(2)は、上記昇降フレーム(1)側に設けた揺動中心軸(30)を中心として、上記昇降フレーム(1)側に格納された格納位置と該昇降フレーム(1)から側方へ跳ね出された跳出位置の間で揺動可能とされていることを特徴とするリフター装置。
  4. 請求項2において、
    上記ジャッキ(2)は、上記昇降フレーム(1)側に設けた伸縮筒(6)に支持されて上記昇降フレーム(1)側に格納された格納位置と該昇降フレーム(1)から側方へ跳ね出された跳出位置の間で進退可能とされていることを特徴とするリフター装置。
  5. 請求項1において、
    上記昇降フレーム(1)には、該昇降フレーム(1)から下方側への突出量を調整可能とされた接地脚(4)が取り付けられていることを特徴とするリフター装置。
  6. 請求項1において、
    上記吊下装置(5)は、上記昇降フレーム(1)に対して略鉛直方向に向けて取付けられた油圧シリンダ(53)と、該油圧シリンダ(53)の上端側に連結され該油圧シリンダ(53)の伸縮動によって昇降される吊ビーム(54)と、該吊ビーム(54)に取付けられた吊具(56)を備えて構成されていることを特徴とするリフター装置。
  7. 請求項6において、
    上記吊下装置(5)は、上記昇降フレーム(1)の平面方向へ移動可能に構成されていることを特徴とするリフター装置。
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