JP2011213426A - クレーン - Google Patents

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【課題】バックストップ主柱と起伏部材との角度を変更する必要なく起伏部材の角度設定を変更する。
【解決手段】上部旋回体に取り付けられるマストと、マストに取り付けられるマストバックストップ主柱61(バックストップ主柱)と、マストとマストバックストップ主柱61とを連結するサポートと、上部旋回体に取り付けられるとともにマストバックストップ主柱61の下端61bを受けるブラケット70と、を備え、ブラケット70は、マストの複数の角度設定に対応するように複数の位置でマストバックストップ主柱61の下端61bを受ける。
【選択図】図2

Description

本発明は、起伏部材に取り付けられるバックストップを備えるクレーンに関する。
例えば特許文献1及び2に記載されているように、起伏部材(ブームまたはマスト)の後方転倒を防止するバックストップを備えるクレーンが知られている。このバックストップは、バックストップ主柱とサポート(主柱支持用の例えばステー)とを備える。このバックストップ主柱の下端はブラケットで受けられる。
このようなクレーンでは、複数の作業姿勢に設定される。具体的には、起伏部材が複数の角度に設定される。例えば、マストからカウンタウエイトが吊り下げられるカウンタバランス型クレーンの場合は、ブームで吊る吊荷の質量やブームの作業半径に応じてマストの設定角度を変更する。すなわち、クレーンの吊り能力を上げる場合は、マストをクレーン後方側に倒し、カウンタウエイトと本体(上部旋回体及び下部走行体)との距離を大きくする。これにより、クレーン前方(吊り荷側)へクレーンが転倒するのを抑制する。
上記のようにマストの角度を変更すると、マストに取り付けられたバックストップ主柱も回転移動する。そこで、サポートの長さを変更することでバックストップ主柱と起伏部材との角度を変更するとともに、バックストップ主柱の長さを変更する。このようにしてバックストップ主柱の下端をブラケットの位置に合わせる。
また、ブームに取り付けられたバックストップ主柱とブームとの角度を変更するとともに、バックストップ主柱の長さを変更する場合もある。これにより、ブームの角度設定(ブームを起こすことが可能な角度)を変更する。
特開2007−290790号公報 特許第4335054号公報
しかしながら、バックストップ主柱と起伏部材との角度を変更する場合、すなわちサポートの長さを変更する場合、次の問題がある。
クレーンが作業姿勢のとき(図1に示す姿勢を参照)、サポートは高所に位置する。よって、サポートの長さを人力で変更する作業は困難な危険作業となる。また、補助クレーンを利用してサポートの長さを変更する場合でも困難が伴い、手間もかかる。
また、特にマストに取り付けたサポートの長さを変更する場合は次の問題がある。クレーンが作業姿勢のとき、マストには後方側に倒れようとする方向に荷重がかかるため、サポートには大きな荷重がかかる。よって、作業姿勢のままではサポートの長さを変更することはできない。そこで、マストを前傾姿勢にしてサポートの長さを変更する必要があるが、マストを前傾姿勢にするには時間と手間がかかる。
特にカウンタバランス型クレーンのマストを前傾姿勢にするには時間と手間がかかる。具体的には、マストを前傾姿勢にする前に、マストとカウンタウエイトとを連結するガイラインをカウンタウエイトから一旦取り外す。そして、このガイラインをマストに固定してから、マストを前傾姿勢にする。これらの作業は高所作業を伴うため補助クレーンを要する場合がある。さらに、サポートの長さを変更した後、マストを元の位置に戻し、カウンタウエイトを吊り上げる作業にも時間と手間がかかる。
また、サポートに油圧シリンダを組み込み、この油圧シリンダを伸縮させることでサポートの長さを変更する方法がある。この場合は、油圧シリンダの駆動装置および制御装置が必要となる。よって、クレーンの構造が複雑になり、費用もかかる。さらに油圧シリンダを用いた場合、位置設定精度の確保が難しい。すなわち、バックストップ主柱の下端がブラケットの位置に合うように油圧シリンダの長さを調整することは容易ではない。
本発明の目的は、バックストップ主柱と起伏部材との角度を変更する必要なく起伏部材の角度設定を変更できるクレーンを提供することである。
本発明に係るクレーンは、上記目的を達成するために以下のようないくつかの特徴を有しており、以下の特徴を単独で、若しくは、適宜組み合わせて備えている。
第1の特徴は、クレーンにおいて、上部旋回体に取り付けられる起伏部材と、前記起伏部材に取り付けられるバックストップ主柱と、前記起伏部材と前記バックストップ主柱とを連結するサポートと、前記上部旋回体に取り付けられるとともに前記バックストップ主柱の下端を受けるブラケットと、を備え、前記ブラケットは、前記起伏部材の複数の角度設定に対応するように複数の位置で前記バックストップ主柱の下端を受けることである。
このクレーンでは、ブラケットは、起伏部材の複数の角度設定に対応するように複数の位置でバックストップ主柱の下端を受ける。したがって、バックストップ主柱と起伏部材との角度を変更する必要なく起伏部材の角度設定を変更できる。その結果、起伏部材の角度設定の変更を安全かつ容易に行える。
また、このクレーンでは、バックストップ主柱と起伏部材との角度を変更する必要がないため、サポートの長さを変更する必要がない。よって、サポートの長さを変更するための油圧シリンダが不要である。また、この油圧シリンダの駆動装置および制御装置が不要である。したがって、上記の油圧シリンダを備える場合に比べ、クレーンの構造を簡易にできる。その結果、クレーンを容易かつ安価に製造できる。また、上記の油圧シリンダが不要であるため、油圧シリンダの上記の位置設定精度確保の問題が生じない。
第2の特徴は、前記ブラケットは、前記バックストップ主柱の下端を受けるためのそれぞれ窪み状の複数の待受け部を備えることである。
この構成では、ブラケットを簡易な構造にすることができる。したがって、クレーンの構造をより簡易にできる。
第3の特徴は、前記ブラケットにはガイドが取り付けられ、前記ガイドは、複数の前記待受け部のうち一の前記待受け部に沿うとともに、当該一の待受け部に隣接する他の前記待受け部を塞ぐように形成されることである。
このクレーンでは、複数の待受け部のうち一の待受け部に沿うようにガイドが形成される。よって、バックストップ主柱の下端を一の待受け部に容易に配置できる。
また、ガイドは、一の待受け部に隣接する他の待受け部を塞ぐように形成される。よって、バックストップ主柱の下端が他の待受け部に配置されることを防止できる。
第4の特徴は、前記複数の待受け部は、それぞれ、横から見て(上部旋回体の左右方向から見て)円弧状に形成される部分を有するとともに前記バックストップ主柱の下端を受ける窪み部と、横から見て前記窪み部から窪み外側へ延在する傾斜部と、を備え、前記複数の待受け部を構成する第1待受け部および第2待受け部は、当該第1待受け部の前記窪み部と当該第2待受け部の前記傾斜部とが互いに隣接する。前記ガイドは、横から見て前記第2待受け部に重なるように配置したとき、前記第1待受け部の前記窪み部を窪み外側に延長するように形成される窪み延長部と、当該窪み延長部の窪み外側端部と前記第2待受け部の前記窪み部の窪み外側端部とを繋ぐように形成される第2塞ぎ部と、を備える。さらに前記ガイドは、横から見て前記第1待受け部に重なるように配置したとき、前記第2待受け部の前記傾斜部を窪み外側に延長するように形成される傾斜延長部と、当該傾斜延長部の窪み外側端部と前記第1待受け部の前記傾斜部の窪み外側端部とを繋ぐように形成される第1塞ぎ部と、を備えることである。
このクレーンでは、ガイドは上記の窪み延長部を備える。よって、横から見て前記第2待受け部に重なるようにガイドを配置したとき、バックストップ主柱の下端を第1待受け部に容易に配置できる。
また、ガイドは第2塞ぎ部を備える。よって、横から見て前記第2待受け部に重なるように配置したとき、バックストップ主柱の下端が第2待受け部に配置されることを防止できる。
また、ガイドは傾斜延長部を備える。よって、横から見て前記第1待受け部に重なるようにガイドを配置したとき、バックストップ主柱の下端を第2待受け部に容易に配置できる。
また、ガイドは第1塞ぎ部を備える。よって、横から見て前記第1待受け部に重なるようにガイドを配置したとき、バックストップ主柱の下端が第1待受け部に配置されることを防止できる。
第5の特徴は、前記ブラケットは、前記起伏部材の複数の角度設定に対応するように前後方向および上下方向のうち少なくともいずれかの方向に移設可能であることである。
このクレーンでは、ブラケットが移設可能である。よって、ブラケットが上部旋回体に固定される場合に比べ、対応し得る起伏部材の角度設定をより多種類にできる。
また、ブラケットが取り付けられる上部旋回体は、人が上に乗ることができる。よって、ブラケットの移設作業を容易に行うことができる。したがって、起伏部材の角度設定の変更を容易に行うことができる。
以上の説明に述べたように、本発明は特に、起伏部材の複数の角度設定に対応するようにブラケットは複数の位置でバックストップ主柱の下端を受ける構成を備える。よって、バックストップ主柱と起伏部材との角度を変更する必要なく、起伏部材の角度設定を変更できる。
クレーンの全体図である。 図1に示すブラケット周辺を横から見た図である。 第1実施形態の変形例の図2相当図である。 第2実施形態の第1状態を示す図2相当図である。 第2実施形態の第2状態を示す図2相当図である。 第2実施形態の変形例の図2相当図である。 第3実施形態の図2相当図である。 第3実施形態の変形例の図2相当図である。
以下、本発明に係るクレーンの実施形態について図面を参照して説明する。
(第1実施形態)
図1はクレーンの全体図である。図2は図1に示すブラケット周辺の拡大図であり、ブラケット周辺を横から見た図である。以下、図1及び図2を参照してクレーン1の構成について詳細に説明する。
クレーン1は、移動式クレーンである。図1に示すように、このクレーン1は主に、下部走行体11と、下部走行体11の上方側に取り付けられる上部旋回体15と、上部旋回体15に取り付けられるブーム21(起伏部材)及びマスト51(起伏部材)とを備える。そして、ブーム21に取り付けられるブームバックストップ主柱31とサポート32とでブームバックストップ30が構成される。ブームバックストップ主柱31の下端31bはブラケット40で受けられる。また、マスト51に取り付けられるマストバックストップ主柱61とサポート66とでマストバックストップ60が構成される。マストバックストップ主柱61の下端61bはブラケット70で受けられる。
下部走行体11は、クレーン1の走行に供する部分であり、例えばクローラ走行式である(ホイール走行式でも良い)。
上部旋回体15は、下部走行体11に対して旋回する部分である。この上部旋回体15は、旋回ベアリング12を介して下部走行体11の上方側に取り付けられる。以下、「前後方向」及び「左右方向」というときは、この上部旋回体15を基準とする。またこの上部旋回体15は、後端部に取り付けられるカウンタウエイト17、前端部に取り付けられる運転室16、図示しないエンジンや油圧ポンプ等を備える。また、上部旋回体15にはクレーンマスト18、ブーム21、およびマスト51が取り付けられる。
クレーンマスト18は、マスト51を起伏させる箱型部材であり、上部旋回体15に取り付けられる。上部旋回体15の後端部に取り付けられたドラム(図示なし)とクレーンマスト18の先端部とを連結する伸縮ロープ19を伸縮させることでクレーンマスト18が起伏する。なお、クレーンマスト18にはバックストップは取り付けられない。
ブーム21(起伏部材)は、上部旋回体15に取り付けられるラチス構造の部材である。このブーム21の先端には吊荷を吊るためのフック22が吊り下げられる。上部旋回体15の前端部にブーム21の基端部が取り付けられ、この基端部を中心にブーム21が起伏する。さらに詳しくは、ブーム21の先端部とマスト51の先端部とがガイライン23(巻出し及び巻込み不可)及び伸縮ロープ24(巻出し及び巻込み可能)で連結され、マスト51を固定した状態で伸縮ロープ24を巻き出し及び巻込む。これによりブーム21が起伏する。
ブームバックストップ30は、ブーム21が所定の角度を越えて後方側に倒れることを防止する部材である。このブームバックストップ30は、ブームバックストップ主柱31と、サポート32とを備える。なお、ブームバックストップ30については、後述するマストバックストップ60と同様の構成であるため、概略のみ説明する。
ブームバックストップ主柱31(バックストップ主柱)は、ブーム21に取り付けられる棒状部材である。このブームバックストップ主柱31は図示しないバネで軸方向の衝撃を吸収できる。
サポート32は、ブーム21とブームバックストップ主柱31とを連結する部材であり、ブームバックストップ主柱31の支持用ステーである。
ブラケット40は、上部旋回体15に取り付けられるとともにブームバックストップ主柱31の下端31bを受ける部材であり、ストライカとも呼ばれる。なお、ブラケット40については、後述するブラケット70と同様の構成であるため、概略のみ説明する。このブラケット40は、ブーム21の複数の角度設定に対応するように複数の位置でブームバックストップ主柱31の下端31bを受ける。また、ブラケット40は、ブームバックストップ主柱31の下端31bを受けるためのそれぞれ窪み状の複数の待受け部を備える。
マスト51(起伏部材)は、上部旋回体15に取り付けられるラチス構造の部材である。このマスト51は、ブーム21を起伏させる部材であるとともに、カウンタウエイト53を吊り下げる部材である。このマスト51はブーム21の後方側、かつ、クレーンマスト18の上方側に配置される。また上部旋回体15にマスト51の基端部であるマストフット51fが取り付けられる。そしてマストフット51fを中心にマスト51が起伏する。さらに詳しくは、クレーンマスト18の先端部とマスト51の先端部とがガイライン25(巻込み及び巻出し不可)で連結されており、上述したようにクレーンマスト18を起伏させることでマスト51が起伏する。このときマストバックストップ60もマストフット51fを中心に回転する。また、このマスト51の先端部からカウンタウエイト53が吊り下げられる。
カウンタウエイト53は、クレーン1が前方側へ倒れるのを抑制し、クレーン1の吊り能力を向上させる重りである。このカウンタウエイト53は、マスト51の先端からガイライン52を介して吊り下げられ、上部旋回体15の後方側に配置される。そして、ブーム21で吊る吊荷の質量及び作業半径に応じてクレーン1の前方側(吊り荷側)への転倒安定度が調整される。このとき、マスト51を起伏させ、カウンタウエイト53と上部旋回体15との距離を調整する。
(マストバックストップ)
マストバックストップ主柱61(バックストップ主柱)は、マスト51に取り付けられる部材であり、マスト51の後方転倒を防止する棒状部材である。このマストバックストップ主柱61は、次のように設けられる。マスト51と上部旋回体15との間に配置される。マスト51の左右方向両端にそれぞれ1本ずつ、合計2本配置される(図1では右側(図1における手前側)の1本のみ図示している)。上端はマスト51に取り付けられ、ピンで固定される。下端61bは、上部旋回体15に取り付けたブラケット70で受けられるが、下端61bはブラケット70に対して固定されない。また、マストバックストップ主柱61の軸方向とマスト51の軸方向との角度は一定である(後述)。そして、マスト51が起伏すれば、マスト51とともに移動(マストフット51fを中心に回転)する。
また、図2に示すように、マストバックストップ主柱61は、外側部材62と、外側部材62の内側に配置された内側部材63とを備える。外側部材62に対して内側部材63が軸方向にスライドすることで、マストバックストップ主柱61が伸縮する。また外側部材62及び内側部材63それぞれにはピン孔62p及びピン孔63pが形成され、これらのピン孔にピンを差し込むことでマストバックストップ主柱61の長さが固定される。なお、ネジ式伸縮装置や油圧シリンダ等、マストバックストップ主柱61の伸縮を容易にできる装置を設ければ、マスト51の角度設定の変更がより容易になる。
サポート66は、図1に示すように、マスト51とマストバックストップ主柱61とを連結する部材であり、主柱支持用ステーである。サポート66の一端はマスト51にピンで固定され、他端はマストバックストップ主柱61にピンで固定される。また、サポート66は伸縮しない。これにより、マストバックストップ主柱61の軸方向とマスト51の軸方向との角度が固定される。
(ブラケット)
ブラケット70は、マストバックストップ主柱61の下端61bを受けるために上部旋回体15の上面に取り付けられる部材であり、ストライカともいう。また、ブラケット70は、マスト51の複数の角度設定に対応するように複数の位置でマストバックストップ主柱61の下端61bを受ける。さらに詳しくは、ブラケット70は、マストバックストップ主柱61の下端61bを受けるためのそれぞれ窪み状の複数の待受け部を備える。この待受け部は、マスト51の角度設定の数と同じ数設ける。具体的には図2に示すように、マスト51(図1参照)の角度設定の数が2の場合、ブラケット70は、前方側に形成される第1待受け部71と、後方側に形成される第2待受け部76とを備える。
第1待受け部71は、マストバックストップ主柱61の下端61bを受ける窪み状の部分である。第1待受け部71は、後方側に形成される第1窪み部72と、前方側に形成される第1傾斜部73とを備える。なお以下では、窪みの内側(窪みの奥側、図2における下側)を「窪み内側」といい、窪みの外側(窪みの手前側、図2における上側)を「窪み外側」という。
第1窪み部72は、横から見て(上部旋回体15の左右方向から見て。以下同様)円弧状に形成される部分を有するとともにマストバックストップ主柱61の下端61bを受ける部分である。なお、第1窪み部72は円弧状に形成されていない部分(例えば第1窪み部72の円弧状の部分の上端から上方側へ延びる直線部72a)を有していても良い。
第1傾斜部73は、横から見て第1窪み部72から窪み外側へ延在する部分である。さらに詳しくは、第1窪み部72の前端から、前方側かつ上方側(斜め上)へ延在する部分である。この第1傾斜部73により、マストバックストップ主柱61の下端61bを窪み内側(第1窪み部72側)へ滑り込ませることができる。
第2待受け部76は、マストバックストップ主柱61の下端61bを受ける窪み状の部分であり、後方側に形成される第2窪み部77と、前方側に形成される第2傾斜部78とを備える。第2窪み部77には直線部77aが形成される。なお、第2待受け部76は、第1待受け部71と同様の形状であるため詳細な説明は省略する。
(マスト51の設定角度変更の動作)
次にマスト51(図1参照)の設定角度を変更する場合の動作について説明する。具体的にはマスト51を前方側に起こす場合の動作について説明する。まず、第1待受け部71でマストバックストップ主柱61の下端61bを受けている状態(図2において実線で示す状態)から、マスト51(図1参照)を前方側へ起こす。するとマストバックストップ主柱61が上方側へ移動する。すなわち、マストバックストップ主柱61の下端61bがマストフット51f(図1参照)を中心に回転する。次に、マストバックストップ主柱61を伸ばす。すなわち、ピン孔62p及び63pからピンを抜き、内側部材63を外側部材62から引き出し、ピン孔62p及び63pにピンを差し込む。そして、マスト51を後方側へ倒すと、マストバックストップ主柱61の下端61bが第2待受け部76で受けられる。なお、マスト51(図1参照)を前方側へ倒す前にピンをピン孔62p及び63pから抜いておくようにする等、作業手順は適宜変更できる。また、マスト51を後方側に倒す場合は、上記と逆の順で作業を行う。
また、上述したように、図1に示すブームバックストップ30及びブラケット40は、マストバックストップ60及びブラケット70と同様の構成である。そして、ブーム21を所定角度まで起こすとブームバックストップ主柱31の下端31bがブラケット40で受けられる。上記の所定角度は、ブームバックストップ主柱31の長さを変えることで変更できる。
(本実施形態のクレーンの特徴)
本実施形態のクレーン1には以下の特徴がある。
図1に示すように、ブラケット70は、マスト51の複数の角度設定に対応するように複数の位置でマストバックストップ主柱61の下端61bを受ける。したがって、マストバックストップ主柱61とマスト51との角度を変更する必要なくマスト51の角度設定を変更できる。その結果、マスト51の角度設定の変更を安全かつ容易に行える。
特にカウンタウエイト53を吊り下げたマスト51の角度設定を変更する場合、マスト51とカウンタウエイト53とを連結するガイライン52をカウンタウエイト53から外し、マスト51を前方側に倒伏させるといった時間と手間のかかる作業が不要である。
また、マストバックストップ主柱61とマスト51との角度を変更する必要がないため、サポート66の長さを変更する必要がない。よって、サポート66の長さを変更するための油圧シリンダが不要である。また、この油圧シリンダの駆動装置および制御装置が不要である。したがって、上記の油圧シリンダを備える場合に比べ、クレーン1の構造を簡易にできる。その結果、クレーン1を容易かつ安価に製造できる。また、上記の油圧シリンダが不要であるため、油圧シリンダの上記の位置設定精度確保の問題が生じない。
また、ブラケット70は、マストバックストップ主柱61主柱の下端61bを受けるためのそれぞれ窪み状の複数の待受け部(第1待受け部71および第2待受け部76)を備える。よって、ブラケット70を簡易な構造にすることができる。したがって、クレーン1の構造をより簡易にできる。
(第1実施形態の変形例)
図3に第1実施形態の変形例に係るブラケット170周辺を示す。ブラケット70(図2参照)は、第1待受け部71と第2待受け部76とが上下方向に並ぶように変形できる。
さらに詳しくは、図3に示すように、ブラケット170は、下方側に形成された第1待受け部71と、上方側に形成された第2待受け部76とを備える。第1待受け部71では、第1窪み部72が下方側に、第1傾斜部73が上方側に配置される。第2待受け部76では、第2窪み部77が下方側に、第2傾斜部78が上方側に配置される。これにより、マスト51(図1参照)の設定角度を変更するとき、上記実施形態に比べ、マストバックストップ主柱61の伸縮量を少なくできる。
なお、第1待受け部71と第2待受け部76との配置は上記の配置に限らない。例えばこれらが上下方向かつ前後方向(斜め方向)に並ぶように配置しても良い。
(第2実施形態)
図4及び図5に第2実施形態に係るブラケット270の周辺を示す。第2実施形態ではブラケット270の構造、及び、ブラケット270にガイド80が取り付けられる点が第1実施形態(図2及び図3参照)と相違する。なお、その他の構成は第1実施形態と同一であるので、同一符号を付してその説明を省略する。
ブラケット270は、図4及び図5に示すように、第1待受け部71と第2待受け部76との前後方向の配列ピッチが短く、待受け部の形状が不完全な状態である。具体的には、第1窪み部72と第2傾斜部78とが互いに隣接する。すなわち、第1実施形態に係る第1窪み部72(図2参照)に比べ、本実施形態の第1窪み部72は窪み形状が浅い。また、第1実施形態に係る第2傾斜部78に比べ、本実施形態の第2傾斜部78は傾斜が短い。したがって、このままではマストバックストップ主柱61の下端61bを目的の待受け部(正規の位置)で受けられない場合が生じ得る。
ガイド80はブラケット270に取り付けられる部材であり、マストバックストップ主柱61の下端61bを目的の待受け部に導く(滑り込ませる)機能と、目的外の待受け部を塞ぐ機能とを兼ね備える。このガイド80には、図4に示すように、横から見て第2待受け部76に重なるように配置される第1状態と、図5に示すように、横から見て第1待受け部71に重なるように配置される第2状態との2つの状態がある。これら2つの状態の切り換えは、図4及び図5に示すように、ガイド80を回転させることで行う。さらに詳しくは、第1窪み部72の後端付近(第2傾斜部78の前端付近)の中心軸80aを中心としてガイド80を前後方向に回転させることで上記切り換えを行う。なお、ガイド80をブラケット270に対して脱着させることで上記切り換えを行っても良い。また、ガイド80は、ブラケット270の左右にそれぞれ1つずつ取り付けられる(すなわち図4及び図5では、ブラケット270のうち右側の部分のみ示している)。
(第1状態)
まず図4に示す第1状態について説明する。すなわち、横から見て第2待受け部76に重なるようにガイド80を配置したときについて説明する。このときガイド80は、複数の待受け部のうち第1待受け部71(一の待受け部)に沿うとともに、第1待受け部71に隣接する第2待受け部76(他の待受け部)を塞ぐ。具体的には、ガイド80は、窪み延長部82と、第2塞ぎ部86とを備える。
窪み延長部82は、第1待受け部71に沿うように形成される部分であり、第1窪み部72を窪み外側に延長するように形成される部分である。また、窪み延長部82は、横から見て円弧状に形成される部分を有する。言い換えれば、窪み延長部82と第1窪み部72とを組み合わせた形状は、第1実施形態の第1窪み部72(図2参照)と同様の形状である。これにより、マストバックストップ主柱61の下端61bを第1待受け部71で確実に受けることができる。なお、窪み延長部82は、第1実施形態の第1窪み部72(図2参照)と同様に、直線部82aを有していても良い。
第2塞ぎ部86は、第2待受け部76を塞ぐ部分であり、窪み延長部82の窪み外側端部82eと第2窪み部77の窪み外側端部77eとを繋ぐように形成される部分である。この第2塞ぎ部86は例えば直線状に形成される。
(第2状態)
次に図5に示す第2状態について説明する。すなわち、横から見て第1待受け部71に重なるようにガイド80を配置したときについて説明する。このときガイド80は、複数の待受け部のうち第2待受け部76(一の待受け部)に沿うとともに、第2待受け部76に隣接する第1待受け部71(他の待受け部)を塞ぐ。具体的には、ガイド80は、傾斜延長部88と、第1塞ぎ部81とを備える。
傾斜延長部88は、第2待受け部76に沿うように形成される部分であり、第2傾斜部78を窪み外側に延長するように形成される部分である。この傾斜延長部88と第2傾斜部78とを組み合わせた形状は、第1実施形態の第2傾斜部78(図2参照)と同様の形状である。これにより、マストバックストップ主柱61の下端61bを第2待受け部に滑り込ませることができる。
第1塞ぎ部81は、第1待受け部71を塞ぐ部分であり、傾斜延長部88の窪み外側端部88eと第1待受け部71の第1傾斜部73の窪み外側端部73eとを繋ぐように形成される部分である。この第1塞ぎ部81は例えば直線状に形成される。
(本実施形態のクレーンの特徴)
本実施形態のクレーン1には以下の特徴がある。
図4に示すように、複数の待受け部のうち第1待受け部71に沿うようにガイド80が形成される。よって、マストバックストップ主柱61の下端61bを第1待受け部71に容易に配置できる。また、図5に示すように、第2待受け部76に沿うようにガイド80が形成される。よって、マストバックストップ主柱61の下端61bを第2待受け部76に容易に配置できる。
また、図4に示すように、ガイド80は、第1待受け部71に隣接する第2待受け部76を塞ぐように形成される。よって、マストバックストップ主柱61の下端61bが第2待受け部76に配置されることを防止できる。また、図5に示すように、ガイド80は第2待受け部76に隣接する第1待受け部71を塞ぐように形成される。よって、マストバックストップ主柱61の下端61bが第1待受け部71に配置されることを防止できる。
また、このクレーン1では、図4に示すように、ガイド80は窪み延長部82を備える。よって、横から見て第2待受け部76に重なるようにガイド80を配置したとき(第1状態)、マストバックストップ主柱61の下端61bを第1待受け部71に容易に配置できる。
また、ガイド80は第2塞ぎ部86を備える。よって、第1状態のとき、マストバックストップ主柱61の下端61bが第2待受け部76に配置されることを防止できる。
また、図5に示すように、ガイド80は傾斜延長部88を備える。よって、横から見て第1待受け部71に重なるようにガイド80を配置したとき(第2状態)、マストバックストップ主柱61の下端61bを第2待受け部76に容易に配置できる。
また、ガイド80は第1塞ぎ部81を備える。よって、第2状態のとき、マストバックストップ主柱61の下端61bが第1待受け部71に配置されることを防止できる。
(第2実施形態の変形例)
図6(a)及び(b)に第2実施形態の変形例に係るブラケット270A周辺を示す。図6(a)は第1状態、図6(b)は第2状態を示す。図6(a)及び(b)に示すように、ガイド80Aを、ブラケット270Aの左右方向内側に取り付けても良い。
また、複数の待受け部が上下方向に並んでいるブラケット(図3のブラケット170参照)や、複数の待受け部が上下及び前後方向(斜め方向)に並んでいるブラケット(図示なし)にガイド80を取り付けても良い。
(第3実施形態)
図7に第3実施形態に係るブラケット370周辺を示す。本実施形態ではブラケット370が移設可能である点で第1実施形態(図2参照)と相違する。なお、その他の構成は第1実施形態と同一であるので、同一符号を付してその説明を省略する。
ブラケット370は、図7に示すように、マスト51(図1参照)の複数の角度設定に対応するように前後方向に移設可能である(移設については後述する)。ブラケット370の下端部付近には、前後方向に間隔をあけて複数のピン孔370pが形成される。また、ブラケット370は、第1待受け部71を備える。一方で、第1実施形態で示した第2待受け部76(図2参照)はなくても良い。
ブラケット取付部390は、ブラケット370を上部旋回体15に対して移設及び固定させる部材である。ブラケット取付部390は直線状の部材であり、上部旋回体15の上面に前後方向に沿って固定され、ブラケット370の例えば左右方向における内側に配置される。また、ブラケット取付部390にはマスト51(図1参照)の角度設定に応じた位置および数のピン孔390pが形成される。
次に、マスト51(図1参照)の角度設定を変更する場合(マスト51を前方側に起こす場合)のブラケット370の動作を説明する。まず、第1実施形態と同様にマスト51を前方側に起こす。次にブラケット370をブラケット取付部390に沿って後方側に移設する。さらに詳しくは、第1実施形態における第2待受け部76(図2参照)の位置に第1待受け部71が配置されるように、ブラケット取付部390に沿ってブラケット370を後方側に移設(スライド)する(図7において二点鎖線で示す位置に移設する)。なお、ブラケット370をブラケット取付部390から一旦取り外し、ブラケット370を移動させても良い。次に、ピン孔370pおよびピン孔390pにピンを差し込むことで、ブラケット370をブラケット取付部390に固定する。そして、第1実施形態と同様にマストバックストップ主柱61を伸ばし、マストバックストップ主柱61の下端61bを第1待受け部71で受ける。なお、マスト51(図1参照)を後方側に倒す場合は上記と逆の順で作業を行う。
(本実施形態のクレーンの特徴)
本実施形態のクレーン1には以下の特徴がある。
ブラケット370は、マスト51(図1参照)の複数の角度設定に対応するように前後方向に移設可能である。よって、ブラケット370が上部旋回体15に固定される場合に比べ、対応し得るマスト51の角度設定をより多種類にできる。
また、ブラケット370が取り付けられる上部旋回体15は、人が上に乗ることができる。よって、ブラケット370の移設作業を容易に行うことができる。したがって、マスト51(図1参照)の角度設定の変更を容易に行うことができる。
(第3実施形態の変形例)
図8に第3実施形態の変形例に係るブラケット370A周辺を示す。上記実施形態ではブラケット370(図7参照)は前後方向に移設可能であったが、ブラケット370Aは上下方向に移設可能である。
ブラケット370Aのピン孔370pは、ブラケット370Aの例えば後端付近に形成される。また、ブラケット取付部390Aは上下方向に沿って配置され、ブラケット370Aの例えば後方側に配置される。そしてブラケット370Aが上下方向に移設(スライド)可能である。
このようにブラケット370Aが上下方向に移設可能であるため、マスト51(図1参照)の角度設定を変更する際にマストバックストップ主柱61を伸縮させる必要がない。さらに詳しくは、マストバックストップ主柱61を伸縮させずにマスト51を起伏させると、マストバックストップ主柱61の下端61bはほぼ上下方向に移動する。この上下方向の移動に合わせてブラケット370Aを上下方向に移設する。これにより、マストバックストップ主柱61を伸縮させることなく、マストバックストップ主柱61の下端61bを第1待受け部71で受けることができる。
その結果、マストバックストップ主柱61を伸縮(特に縮小)させる時間や手間を省ける。さらに詳しくは、マストバックストップ主柱61の内側部材63の質量は大きく、人力で押し上げることは困難である。よってマストバックストップ主柱61を縮小させるためには、何らかの装置を使用するか、マスト51を倒す必要があるが、これらに要する時間や手間を省ける。
なお、ブラケット取付部390Aを移設する方向は様々に変更できる。例えば、ブラケット取付部390Aを前後方向かつ上下方向(斜め方向)に移設可能としても良い。
以上、本発明の実施形態について図面に基づいて説明したが、具体的な構成はこれらの実施の形態に限られるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
例えば、上記実施形態では、主にマストバックストップ60やブラケット70(170、270、270A、370、370A)について説明したが(図2〜図8参照)、同様の構成を図1に示すブームバックストップ30やブラケット40にも適用できる。すなわち、マスト51、マストバックストップ主柱61、サポート66、及びブラケット70に係る上記の特徴は、ブーム21、ブームバックストップ主柱31、サポート32、及びブラケット40も有する。
また例えば、ブラケットに待受け部を1つ(図7,8参照)または2つ(図1〜図6)設けた形態を示したが、ブラケットに待受け部は3以上設けても良い。
また例えば、図1〜図8に示す第1〜第3実施形態に示した構成を組み合わせても良い。例えば、移設可能なブラケット370(図7参照)に待受け部を2つ形成し、このブラケット370にガイド80(図4,5参照)を取り付けるなど、様々に変形しても良い。
1 クレーン
15 上部旋回体
21 ブーム(起伏部材)
31 ブームバックストップ主柱(バックストップ主柱)
32、66 サポート
40、70、170、270、270A、370、370A ブラケット
51 マスト(起伏部材)
61 マストバックストップ主柱(バックストップ主柱)
61b 下端
71 第1待受け部(待受け部)
72 第1窪み部(窪み部)
73 第1傾斜部(傾斜部)
76 第2待受け部(待受け部)
77 第2窪み部(窪み部)
78 第2傾斜部(傾斜部)
80、80A ガイド
81 第1塞ぎ部
82 窪み延長部
86 第2塞ぎ部
88 傾斜延長部

Claims (5)

  1. 上部旋回体に取り付けられる起伏部材と、
    前記起伏部材に取り付けられるバックストップ主柱と、
    前記起伏部材と前記バックストップ主柱とを連結するサポートと、
    前記上部旋回体に取り付けられるとともに前記バックストップ主柱の下端を受けるブラケットと、を備え、
    前記ブラケットは、前記起伏部材の複数の角度設定に対応するように複数の位置で前記バックストップ主柱の下端を受ける、クレーン。
  2. 前記ブラケットは、前記バックストップ主柱の下端を受けるためのそれぞれ窪み状の複数の待受け部を備える、請求項1に記載のクレーン。
  3. 前記ブラケットにはガイドが取り付けられ、
    前記ガイドは、複数の前記待受け部のうち一の前記待受け部に沿うとともに、当該一の待受け部に隣接する他の前記待受け部を塞ぐように形成される、請求項2に記載のクレーン。
  4. 前記複数の待受け部は、それぞれ、
    横から見て円弧状に形成される部分を有するとともに前記バックストップ主柱の下端を受ける窪み部と、
    横から見て前記窪み部から窪み外側へ延在する傾斜部と、を備え、
    前記複数の待受け部を構成する第1待受け部および第2待受け部は、当該第1待受け部の前記窪み部と当該第2待受け部の前記傾斜部とが互いに隣接し、
    前記ガイドは、
    横から見て前記第2待受け部に重なるように配置したとき、前記第1待受け部の前記窪み部を窪み外側に延長するように形成される窪み延長部と、当該窪み延長部の窪み外側端部と前記第2待受け部の前記窪み部の窪み外側端部とを繋ぐように形成される第2塞ぎ部と、を備えるとともに、
    横から見て前記第1待受け部に重なるように配置したとき、前記第2待受け部の前記傾斜部を窪み外側に延長するように形成される傾斜延長部と、当該傾斜延長部の窪み外側端部と前記第1待受け部の前記傾斜部の窪み外側端部とを繋ぐように形成される第1塞ぎ部と、を備える、請求項3に記載のクレーン。
  5. 前記ブラケットは、前記起伏部材の複数の角度設定に対応するように前後方向および上下方向のうち少なくともいずれかの方向に移設可能である、請求項1に記載のクレーン。
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