JP2011213426A - クレーン - Google Patents
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【解決手段】上部旋回体に取り付けられるマストと、マストに取り付けられるマストバックストップ主柱61(バックストップ主柱)と、マストとマストバックストップ主柱61とを連結するサポートと、上部旋回体に取り付けられるとともにマストバックストップ主柱61の下端61bを受けるブラケット70と、を備え、ブラケット70は、マストの複数の角度設定に対応するように複数の位置でマストバックストップ主柱61の下端61bを受ける。
【選択図】図2
Description
また、ガイドは第2塞ぎ部を備える。よって、横から見て前記第2待受け部に重なるように配置したとき、バックストップ主柱の下端が第2待受け部に配置されることを防止できる。
また、ガイドは第1塞ぎ部を備える。よって、横から見て前記第1待受け部に重なるようにガイドを配置したとき、バックストップ主柱の下端が第1待受け部に配置されることを防止できる。
図1はクレーンの全体図である。図2は図1に示すブラケット周辺の拡大図であり、ブラケット周辺を横から見た図である。以下、図1及び図2を参照してクレーン1の構成について詳細に説明する。
マストバックストップ主柱61(バックストップ主柱)は、マスト51に取り付けられる部材であり、マスト51の後方転倒を防止する棒状部材である。このマストバックストップ主柱61は、次のように設けられる。マスト51と上部旋回体15との間に配置される。マスト51の左右方向両端にそれぞれ1本ずつ、合計2本配置される(図1では右側(図1における手前側)の1本のみ図示している)。上端はマスト51に取り付けられ、ピンで固定される。下端61bは、上部旋回体15に取り付けたブラケット70で受けられるが、下端61bはブラケット70に対して固定されない。また、マストバックストップ主柱61の軸方向とマスト51の軸方向との角度は一定である(後述)。そして、マスト51が起伏すれば、マスト51とともに移動(マストフット51fを中心に回転)する。
ブラケット70は、マストバックストップ主柱61の下端61bを受けるために上部旋回体15の上面に取り付けられる部材であり、ストライカともいう。また、ブラケット70は、マスト51の複数の角度設定に対応するように複数の位置でマストバックストップ主柱61の下端61bを受ける。さらに詳しくは、ブラケット70は、マストバックストップ主柱61の下端61bを受けるためのそれぞれ窪み状の複数の待受け部を備える。この待受け部は、マスト51の角度設定の数と同じ数設ける。具体的には図2に示すように、マスト51(図1参照)の角度設定の数が2の場合、ブラケット70は、前方側に形成される第1待受け部71と、後方側に形成される第2待受け部76とを備える。
次にマスト51(図1参照)の設定角度を変更する場合の動作について説明する。具体的にはマスト51を前方側に起こす場合の動作について説明する。まず、第1待受け部71でマストバックストップ主柱61の下端61bを受けている状態(図2において実線で示す状態)から、マスト51(図1参照)を前方側へ起こす。するとマストバックストップ主柱61が上方側へ移動する。すなわち、マストバックストップ主柱61の下端61bがマストフット51f(図1参照)を中心に回転する。次に、マストバックストップ主柱61を伸ばす。すなわち、ピン孔62p及び63pからピンを抜き、内側部材63を外側部材62から引き出し、ピン孔62p及び63pにピンを差し込む。そして、マスト51を後方側へ倒すと、マストバックストップ主柱61の下端61bが第2待受け部76で受けられる。なお、マスト51(図1参照)を前方側へ倒す前にピンをピン孔62p及び63pから抜いておくようにする等、作業手順は適宜変更できる。また、マスト51を後方側に倒す場合は、上記と逆の順で作業を行う。
本実施形態のクレーン1には以下の特徴がある。
特にカウンタウエイト53を吊り下げたマスト51の角度設定を変更する場合、マスト51とカウンタウエイト53とを連結するガイライン52をカウンタウエイト53から外し、マスト51を前方側に倒伏させるといった時間と手間のかかる作業が不要である。
図3に第1実施形態の変形例に係るブラケット170周辺を示す。ブラケット70(図2参照)は、第1待受け部71と第2待受け部76とが上下方向に並ぶように変形できる。
図4及び図5に第2実施形態に係るブラケット270の周辺を示す。第2実施形態ではブラケット270の構造、及び、ブラケット270にガイド80が取り付けられる点が第1実施形態(図2及び図3参照)と相違する。なお、その他の構成は第1実施形態と同一であるので、同一符号を付してその説明を省略する。
まず図4に示す第1状態について説明する。すなわち、横から見て第2待受け部76に重なるようにガイド80を配置したときについて説明する。このときガイド80は、複数の待受け部のうち第1待受け部71(一の待受け部)に沿うとともに、第1待受け部71に隣接する第2待受け部76(他の待受け部)を塞ぐ。具体的には、ガイド80は、窪み延長部82と、第2塞ぎ部86とを備える。
次に図5に示す第2状態について説明する。すなわち、横から見て第1待受け部71に重なるようにガイド80を配置したときについて説明する。このときガイド80は、複数の待受け部のうち第2待受け部76(一の待受け部)に沿うとともに、第2待受け部76に隣接する第1待受け部71(他の待受け部)を塞ぐ。具体的には、ガイド80は、傾斜延長部88と、第1塞ぎ部81とを備える。
本実施形態のクレーン1には以下の特徴がある。
また、ガイド80は第2塞ぎ部86を備える。よって、第1状態のとき、マストバックストップ主柱61の下端61bが第2待受け部76に配置されることを防止できる。
また、ガイド80は第1塞ぎ部81を備える。よって、第2状態のとき、マストバックストップ主柱61の下端61bが第1待受け部71に配置されることを防止できる。
図6(a)及び(b)に第2実施形態の変形例に係るブラケット270A周辺を示す。図6(a)は第1状態、図6(b)は第2状態を示す。図6(a)及び(b)に示すように、ガイド80Aを、ブラケット270Aの左右方向内側に取り付けても良い。
図7に第3実施形態に係るブラケット370周辺を示す。本実施形態ではブラケット370が移設可能である点で第1実施形態(図2参照)と相違する。なお、その他の構成は第1実施形態と同一であるので、同一符号を付してその説明を省略する。
本実施形態のクレーン1には以下の特徴がある。
図8に第3実施形態の変形例に係るブラケット370A周辺を示す。上記実施形態ではブラケット370(図7参照)は前後方向に移設可能であったが、ブラケット370Aは上下方向に移設可能である。
その結果、マストバックストップ主柱61を伸縮(特に縮小)させる時間や手間を省ける。さらに詳しくは、マストバックストップ主柱61の内側部材63の質量は大きく、人力で押し上げることは困難である。よってマストバックストップ主柱61を縮小させるためには、何らかの装置を使用するか、マスト51を倒す必要があるが、これらに要する時間や手間を省ける。
15 上部旋回体
21 ブーム(起伏部材)
31 ブームバックストップ主柱(バックストップ主柱)
32、66 サポート
40、70、170、270、270A、370、370A ブラケット
51 マスト(起伏部材)
61 マストバックストップ主柱(バックストップ主柱)
61b 下端
71 第1待受け部(待受け部)
72 第1窪み部(窪み部)
73 第1傾斜部(傾斜部)
76 第2待受け部(待受け部)
77 第2窪み部(窪み部)
78 第2傾斜部(傾斜部)
80、80A ガイド
81 第1塞ぎ部
82 窪み延長部
86 第2塞ぎ部
88 傾斜延長部
Claims (5)
- 上部旋回体に取り付けられる起伏部材と、
前記起伏部材に取り付けられるバックストップ主柱と、
前記起伏部材と前記バックストップ主柱とを連結するサポートと、
前記上部旋回体に取り付けられるとともに前記バックストップ主柱の下端を受けるブラケットと、を備え、
前記ブラケットは、前記起伏部材の複数の角度設定に対応するように複数の位置で前記バックストップ主柱の下端を受ける、クレーン。 - 前記ブラケットは、前記バックストップ主柱の下端を受けるためのそれぞれ窪み状の複数の待受け部を備える、請求項1に記載のクレーン。
- 前記ブラケットにはガイドが取り付けられ、
前記ガイドは、複数の前記待受け部のうち一の前記待受け部に沿うとともに、当該一の待受け部に隣接する他の前記待受け部を塞ぐように形成される、請求項2に記載のクレーン。 - 前記複数の待受け部は、それぞれ、
横から見て円弧状に形成される部分を有するとともに前記バックストップ主柱の下端を受ける窪み部と、
横から見て前記窪み部から窪み外側へ延在する傾斜部と、を備え、
前記複数の待受け部を構成する第1待受け部および第2待受け部は、当該第1待受け部の前記窪み部と当該第2待受け部の前記傾斜部とが互いに隣接し、
前記ガイドは、
横から見て前記第2待受け部に重なるように配置したとき、前記第1待受け部の前記窪み部を窪み外側に延長するように形成される窪み延長部と、当該窪み延長部の窪み外側端部と前記第2待受け部の前記窪み部の窪み外側端部とを繋ぐように形成される第2塞ぎ部と、を備えるとともに、
横から見て前記第1待受け部に重なるように配置したとき、前記第2待受け部の前記傾斜部を窪み外側に延長するように形成される傾斜延長部と、当該傾斜延長部の窪み外側端部と前記第1待受け部の前記傾斜部の窪み外側端部とを繋ぐように形成される第1塞ぎ部と、を備える、請求項3に記載のクレーン。 - 前記ブラケットは、前記起伏部材の複数の角度設定に対応するように前後方向および上下方向のうち少なくともいずれかの方向に移設可能である、請求項1に記載のクレーン。
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