JPH063994U - 高所作業車のレベリング装置 - Google Patents

高所作業車のレベリング装置

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JPH063994U
JPH063994U JP4758892U JP4758892U JPH063994U JP H063994 U JPH063994 U JP H063994U JP 4758892 U JP4758892 U JP 4758892U JP 4758892 U JP4758892 U JP 4758892U JP H063994 U JPH063994 U JP H063994U
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JP
Japan
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boom
cylinder
leveling
upper leveling
leveling cylinder
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Pending
Application number
JP4758892U
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English (en)
Inventor
太田  実
Original Assignee
株式会社アイチコーポレーション
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高所作業車のレベリング装置における上部レ
ベリングシリンダを、ブームを太くしたり長くしたりす
ることなく配置できるようにする。 【構成】 レベリング装置20では、上部レベリングシ
リンダ22のシリンダチューブ22tをブーム13の先
端に起伏方向に揺動自在に枢着するとともに、このシリ
ンダチューブ22tに作業台16を取り付けている。そ
して、上部レベリングシリンダ22の伸縮作動によって
シリンダチューブ22tを起伏揺動させて垂直に維持さ
せることにより、作業台16を水平に維持する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、高所作業車において、ブームの先端に取り付けられた作業台を水平 に保持するためのレベリング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
高所作業車の車体には、図4に示すように、起伏作動や伸縮作動等が自在なブ ーム43が備えられている。そして、ブーム43の先端には、ポスト部材44が 起伏方向に揺動自在に枢着されており、このポスト部材44の上部には作業台4 6が取り付けられている。作業台46に搭乗した作業者は、ブーム43の起伏・ 伸縮作動等を通じて任意の高所に移動し、作業を行うことができる。そして、こ のような高所作業車には、ブーム43の起伏にかかわらず作業者が作業台46に 安定して搭乗していられるようにレベリング装置50が取り付けられている。
【0003】 このレベリング装置50は、ポスト部材44の下端部とブーム43の先端間に 取り付けられた上部レベリングシリンダ52を備える。この上部レベリングシリ ンダ52は、ブーム43の起伏に応じて伸縮作動するようになっており、その伸 縮作動によってポスト部材44を常に垂直に維持する。これにより、作業台46 はブーム43の起伏にかかわらず水平に維持される。なお、従来は、上部レベリ ングシリンダ52をブーム43の先端内部に取り付けており、ブーム43の先端 部をコンパクトにまとめるようにしていた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のように上部レベリングシリンダ52をブーム43の先端 内部に取り付けるためには、図4に示すようなブーム43の全縮小状態において 、ブーム43を伸縮作動させるためにこのブーム43内部に取り付けられている 伸縮シリンダ45との干渉を避けるよう両シリンダ45,52をある程度離して 配置する必要がある。このため、両シリンダ45,52を図のように上下に並べ て配置すべくブーム43の太さ(高さ)自体を大きくしたり、両シリンダ45, 52を直列に並べて配置すべくブーム43の長さを長くしたりする必要があった 。このようにブーム43を太くしたり長くしたりすると、ブーム43の全体重量 が増加し、その分高所作業車としての作業範囲が小さくなる等の不都合がある。 また、ブーム43を長くすると、車体に対する格納時にブーム43を車体上に納 めきれない等といった不都合も生ずる。
【0005】 本考案は、このような事情に鑑みてなされたものであり、上部レベリングシリ ンダをブームを太くしたり長くしたりすることなく配置できるようにした高所作 業車のレベリング装置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本考案のレベリング装置では、上部レベリング シリンダのシリンダチューブをブームの先端に起伏方向に揺動自在に枢着すると ともに、このシリンダチューブに作業台を取り付けている。そして、上部レベリ ングシリンダの伸縮作動によってシリンダチューブを起伏揺動させることにより 、作業台を水平に維持するように構成している。
【0007】
【作用】
このようなレベリング装置では、例えば、上部レベリングシリンダをそのピス トンロッドが下方に向かって伸縮作動するように配置して、そのシリンダチュー ブの下端部をブームの先端に起伏揺動自在に枢着する。そして、ピストンロッド の伸縮作動を適当なリンク等によりブームの先端に対する起伏揺動に変換するこ とにより、シリンダチューブをブームの起伏にかかわらず垂直に維持することが でき、このシリンダチューブに取り付けられた作業台を水平に維持することがで きる。こうして、従来のポスト部材を上部レベリングシリンダのシリンダチュー ブに置き換えることにより、ブーム内に上部レベリングシリンダを取り付けない で済み、ブームの太さを小さくしたり長さを短くしたりすることができる。
【0008】
【実施例】
以下、本考案の好ましい実施例について図面を参照しながら説明する。 まず、図1(A),(B)には、本考案に係るレベリング装置を備えた高所作 業車10を示している。この高所作業車10の車体11の前部には、車体11に 対して水平旋回が自在な旋回台12が取り付けられている。また、この旋回台1 2の上部には、テレスコープ状に伸縮自在に構成されたブーム13が起伏自在に 枢着されている。なお、ブーム13の起伏作動は旋回台12の下部とブーム13 の基端部間に取り付けられた起伏シリンダ14の伸縮作動により行われ、ブーム 13の伸縮作動はブーム13に内蔵された伸縮シリンダ15の伸縮作動により行 われる。
【0009】 さらに、このブーム13の先端には、作業台16が水平方向に首振自在に取り 付けられており、この作業台16に搭乗した作業者は、旋回台12,ブーム13 の各作動および作業台16自体の首振作動を通じて任意の高所に移動することが できる。 そして、このように作業台16を高所に移動させる際、ブーム13の起伏状態 にかかわらず作業台16を水平に維持するために、高所作業車10には、本考案 に係るレベリング装置が取り付けられている。
【0010】 レベリング装置20は、図1(A)に示すように旋回台12の中間部およびブ ーム13の基端部間に取り付けられた下部レベリングシリンダ21と、図2(紙 面を横長にしてみるものとする)にも詳しく示すようにブーム13の先端部に取 り付けられた上部レベリングシリンダ22とを有して構成されている。そして、 上部レベリングシリンダ22のシリンダチューブ22tの下端部は、ブーム13 の先端に起伏方向に揺動自在に枢着されており、作業台16はこのシリンダチュ ーブ22tの上部に取り付けられている。
【0011】 ここで、下部レベリングシリンダ21と上部レベリングシリンダ22との間に は、図3に示すように油圧配管が施されている。即ち、下部レベリングシリンダ 21のロッド側油室21aは、上部レベリングシリンダ22のボトム側油室22 bに接続されている。また、下部レベリングシリンダ21のボトム側油室21b は、上部レベリングシリンダ22のロッド側油室22aに接続されている。この ため、ブーム13が起立作動して下部レベリングシリンダ21が伸長すると、下 部レベリングシリンダ21のロッド側油室21aから排出された作動油が上部レ ベリングシリンダ22のボトム側油室22bに流入し、上部レベリングシリンダ 22は伸長作動する。一方、ブーム13が倒伏作動して下部レベリングシリンダ 21が縮小すると、下部レベリングシリンダ21のボトム側油室21bから排出 された作動油が上部レベリングシリンダ22のロッド側油室22aに流入し、上 部レベリングシリンダ22は縮小作動する。
【0012】 このようにブーム13の起伏作動に応じて伸縮作動する上部レベリングシリン ダ22のピストンロッド22lの下端部は、図2に示すように、リンク23を介 してブーム13の先端部に連結されている。このため、上部レベリングシリンダ 22が伸長作動すると、そのシリンダチューブ22tの上部はブーム13の先端 に対して倒伏する方向に揺動する。一方、上部レベリングシリンダ22が縮小作 動すると、シリンダチューブ22tはブーム13の先端に対して起立方向に揺動 する。このためブーム13が起伏作動すると、上部レベリングシリンダ22は自 らのシリンダチューブ22tを常に垂直に維持することとなり、このシリンダチ ューブ22tに取り付けられた作業台16は、ブーム13の起伏状態にかかわら ず常に水平に維持されることとなる。
【0013】 こうして上部レベリングシリンダ22をブーム13の先端外部に配置すること により、ブーム13の高さHを、伸縮シリンダ15のみを内蔵するに足りる高さ に抑えることができる。このため、ブーム13の重量を軽減することができ、高 所作業車10の作業範囲(車体11からの作業台16の水平方向到達範囲)を拡 大することができる。また、ブーム13の長さも短く抑えることができる。この ため、図1(B)に示すように、比較的小型の高所作業車10であっても、その 車体11上からはみ出さないようにブーム13を格納することができる。
【0014】
【考案の効果】
以上のように、本考案のレベリング装置では、上部レベリングシリンダのシリ ンダチューブをブームの先端部に起伏揺動自在に枢着し、上部レベリングシリン ダ自らの伸縮作動によって、そのシリンダチューブがブームの起伏状態にかかわ らず垂直に維持されるようになっている。そして、この上部レベリングシリンダ のシリンダチューブに作業台が直接取り付けられることにより、この作業台がブ ームの起伏にかかわらず水平に維持されるようになっている。このため、従来の ようにブームの先端内部に上部レベリングシリンダを収納する必要がない分、ブ ームの太さ(高さ)を小さく抑えたり、ブームの長さを短く抑えることができる 。したがって、ブームの軽量化を図ることができ、高所作業車としての作業範囲 を拡大することができるとともに、ブームを車体上にコンパクトに格納すること もできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は本考案に係るレベリング装置を備えた
高所作業車の側面図であり、(B)は上記高所作業車の
平面図である。
【図2】上記レベリング装置における上部レベリングシ
リンダの側面図である。
【図3】上記レベリング装置における油圧配管図であ
る。
【図4】従来のレベリング装置における上部レベリング
シリンダの側面図である。
【符号の説明】
13,43 ブーム 15,45 伸縮シリンダ 16,46 作業台 21 下部レベリングシリンダ 22,52 上部レベリングシリンダ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 起伏自在なブームの先端に作業台を取り
    付けてなり、前記ブームの起伏に応じて前記作業台を上
    下に揺動させて水平に維持する上部レベリングシリンダ
    を備えてなる高所作業車のレベリング装置であって、 前記上部レベリングシリンダのシリンダチューブを前記
    ブームの先端に起伏方向に揺動自在に枢着するととも
    に、このシリンダチューブに前記作業台を取り付け、 前記上部レベリングシリンダの伸縮作動によって前記シ
    リンダチューブを起伏揺動させることにより、前記作業
    台を水平に維持するように構成したことを特徴とする高
    所作業車のレベリング装置。
JP4758892U 1992-06-15 1992-06-15 高所作業車のレベリング装置 Pending JPH063994U (ja)

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JP4758892U JPH063994U (ja) 1992-06-15 1992-06-15 高所作業車のレベリング装置

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JPH063994U true JPH063994U (ja) 1994-01-18

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ID=12779421

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JP4758892U Pending JPH063994U (ja) 1992-06-15 1992-06-15 高所作業車のレベリング装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104364149A (zh) * 2012-06-15 2015-02-18 三星重工业有限公司 船舶减阻装置、制造该减阻装置的制造单元及制造方法

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