JPH11131373A - 透湿防水加工布帛およびその製造方法 - Google Patents

透湿防水加工布帛およびその製造方法

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JPH11131373A
JPH11131373A JP23954798A JP23954798A JPH11131373A JP H11131373 A JPH11131373 A JP H11131373A JP 23954798 A JP23954798 A JP 23954798A JP 23954798 A JP23954798 A JP 23954798A JP H11131373 A JPH11131373 A JP H11131373A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、透湿性及び低結露性に加えて耐久性
のある高耐水圧も併せもつ新規な防水加工布、すなわち
非常に快適な雨衣用素材を提供しようとするものであ
る。 【解決手段】布帛の少なくとも片面に親水性ポリウレタ
ンを含むポリウレタン樹脂組成物から主としてなる微多
孔質膜と、その層に積層して透湿性ポリウレタン樹脂か
ら主としてなる無孔質膜層とを有し、耐水圧が1000
0〜40000mmH2Oであり、透湿度が4000〜
8000g/m2・24時間であり、かつ結露量が10
g/m2以下であることを特徴とする透湿防水加工布
帛。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はスポーツ用等の雨衣
類に好適に使用される透湿性、低結露性、及び耐久性の
ある高耐水圧を併せ持つ透湿防水加工布およびその製造
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の透湿性防水加工布は、主としてポ
リウレン樹脂を水に可溶な溶剤に溶解させてなるポリウ
レタン溶液を布帛にコーティングし、これを湿式ゲル化
させて製造されており、溶剤が水によって置換される時
に布帛上に形成される多孔質のポリウレタン被膜が雨や
その他の水は通さないが、湿気(水蒸気)は通すという
ものだあった。かかる透湿防水加工布は、例えば特開昭
60-47954号公報に記載されている.また、微多孔層と無
孔質層を積層して耐久性のある高耐水圧を有する透湿防
水加工布についても、例えば特公平1−33592号公
報に記載されている。しかしながら、従来の微多孔膜の
ポリウレタン被膜では、膜表面及び多孔膜内に一度結露
が発生し、物理的通路が封鎖されると水蒸気の移動は極
端に低下し、より結露が促進されるので快適性が非常に
低下する問題があった。
【0003】また、透湿防水加工布を得るのにポリウレ
タン樹脂として透湿性樹脂を使用する方法が特開平4−
202857号公報で提案されている。この方法により
得られた透湿防水加工布は汗の水滴を吸収させることは
出来るが、一旦水分を吸収すると容易に水分を放出しな
いため表面がべとつく欠点があった.そこで、特開平4-
202857号に記載の発明では、この様な欠点を改良
するために水に溶解せず水分を吸収しても異常に膨潤し
ないレーヨンや絹などの天然繊維の粉末を透湿性樹脂に
含有させることにより、適度の水分を吸収しても樹脂表
面がべとつかなくなることが提案されている。
【0004】しかしながら、かかる透湿防水加工布は、
天然繊維の粉末をいかに細かく粉砕しても加工布の樹脂
塗布面にいろいろな問題を生ぜしめ、結局高耐水圧を有
する透湿防水加工布とはならない、という欠点を有して
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記のごとき
問題を解決し、透湿性、耐久性のある高耐水圧に加えて
低結露性を併せ持つ新規な透湿防水加工布およびその製
造方法を提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らの検討によれ
ば、本発明の課題は下記により工業的に有利に達成され
得ることが判明した。
【0007】[1]布帛の少なくとも片面に親水性ポリ
ウレタンを含むポリウレタン樹脂組成物から主としてな
る微多孔質膜と、その層に積層して透湿性ポリウレタン
樹脂から主としてなる無孔質膜層とを有し、耐水圧が1
0000〜40000mmH2Oであり、透湿度が40
00〜8000g/m2・24時間であり、かつ結露量
が10g/m2以下であることを特徴とする透湿防水加
工布帛。
【0008】[2]親水性ポリウレタン樹脂のポリール
成分の20〜60モル%がポリエチレングリコール及びポリ
プロピレングリコールのうち少なくともいづれか一方で
あることを特徴とする上記[1]の透湿防水加工布帛。
【0009】[3]微多孔質膜層の厚みが15〜150
μmであることを特徴とする上記[1]〜[2]のいず
れかに記載の防水加工布帛。
【0010】[4]無孔質膜の厚みが3〜20μmであ
ることを特徴とするの上記[1]〜[3]ののいずれか
に記載の透湿防水加工布帛。
【0011】[5]微多孔質膜層の空孔率が10〜75
%であることを特徴とする上記[1]〜[4]のいずれ
かに記載の透湿防水加工布帛。
【0012】[6]微多孔質膜層が親水性ポリウレタン
樹脂および非親水性ポリウレタン樹脂の混合により形成
されることを特徴とする上記[1]〜[5]のいずれか
に記載の透湿防水加工布帛。
【0013】[7]親水性ポリウレタン樹脂と非親水性
ポリウレタン樹脂との混合が1:3〜3:1であること
を特徴とする上記[6]の透湿防水加工布帛。
【0014】[8]繊維層が前記無孔質膜層の上部に取
り付けられることを特徴とする、上記[1]〜[7]の
いずれかに記載の透湿防水加工布帛。
【0015】[9]前記繊維層と前記無孔質膜層が透湿
性ポリウレタンで接着されている事を特徴とする[8]
に記載の透湿防水加工布帛。
【0016】[10]布帛の少なくとも片面に親水性ポ
リウレタン樹脂および非親水性ポリウレタン樹脂の混合
溶液を付与せしめて微多孔質膜層を形成し、その層に積
層して透湿性ポリウレタン樹脂溶液を付与せしめて無孔
質膜層を形成することを特徴とする透湿防水加工布帛の
製造方法。
【0017】[11]親水性ポリウレタン樹脂および非
親水性ポリウレタン樹脂の混合溶液中の親水性ポリウレ
タン樹脂と非親水性ポリウレタン樹脂との混合比が1:
3〜3:1であることを特徴とする上記[10]の透湿
防水加工布帛の製造方法。
【0018】すなわち、本発明者らは、鋭意研究した結
果、布帛の少なくとも片面に親水性ポリウレタン及び非
親水性ポリウレタンの混合溶液を付与せしめて微多孔質
膜層を形成し、その層に積層して透湿性ポリウレタン樹
脂溶液を付与せしめて無孔質膜層を形成することを特徴
とする防水加工布帛の製造方法により、布帛の少なくと
も片面に親水性ポリウレタン樹脂を含ポリウレタン樹脂
組成物から主としてなる無孔質膜層とを有し、耐水圧が
10000〜40000mmH2Oであり、透湿度が4
000〜8000g/m2・24時間であり、かつ結露量
が10g/m2以下であることを特徴とする新規にて優れ
た防水加工布帛を取得したのである。
【0019】すなわち、透湿性の優れた親水性ポリウレ
タン樹脂と非透湿性であり、したがって成膜製の優れた
非親水性ポリウレタン樹脂とをブレンドする事により、
湿式ゲル化させたときに形成される多孔膜の壁自体に透
湿性を持たせ、結露発生によって物理的通路が封鎖され
ても、透湿性の低下が小さく、低結露製の防水加工布が
得られ、かつこのものは耐久性のある高い耐水圧を有
し、表面のべたつきが少ないものであることことを見出
したのである。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明をさらに詳細に説明
する。
【0021】本発明において、防止加工布帛の耐水圧
は、10000〜40000mmH2Oであることが必
要である。10000mmH2O未満であると、防水性
が不十分であり、40000mmH2Oを超えると、耐
水圧が勝ちすぎ、かんじんの透湿性が損なわれてしま
う。また、本発明において、防水加工布帛の透湿度が4
000〜8000g/m2・24時間であることが必要で
ある。防水加工布帛の透湿度は、この範囲が雨衣素材と
して、快適である。さらに、本発明において結露量が1
0g/m2以下であることが必要である。この値を超える
と、防水加工布帛の表面のべとつきが出てきて、好まし
くないのである。
【0022】本発明において、上記した耐久性のある高
耐水圧、適度な透湿性及び低結露性を達成するために、
微多孔質膜の厚みが15〜150μm、無孔質膜の厚み
が3〜20μmであることが好ましく、また、微多孔質
膜層の空孔率が10〜75%であることが好ましい。
【0023】本発明において、耐水圧の測定は、JIS規
格L−1092により、透湿度の測定は、JIS規格L−
1099(A-1)による。また、結露量の測定は、次の
とおりである。すなわち、500ccのビーカーに40℃
の温湯を500cc入れ、試験布のコーティング面が下に
なるようにかぶせ温度10℃、湿度60%RHの恒温槽
に1時間放置した後、コーティング部分に付着した、す
なわち結露した水滴量を重量で測定した.本発明の微多
孔質層において使用される親水性ポリウレタン樹脂とし
ては、厚み12μmの乾式無孔質膜とした場合透湿度
3,000〜6,000g/m2・24時間であるポリウ
レタン樹脂が好ましい。
【0024】この透湿度が6,000g/m2・24時間
以下が好ましいのは、これを超えると高い耐水圧が得ら
れにくくなるからである。
【0025】本発明の微多孔質層において使用される非
親水性ポリウレタン樹脂としては、厚み12μmの乾式
無孔質膜とした場合透湿度0〜1,000g/m2・24
時間であるポリウレタン樹脂が好ましい。この透湿度が
1,000g/m2・24時間以下が好ましいのは、これ
を超えると所望の成膜性の改善が得られにくく、結局所
望の微多孔質膜を与え難くなるからである。
【0026】本発明の微多孔質膜において、それらの親
水性ポリウレタン樹脂とそれらの非親水性ポリウレタン
樹脂との混合が1:3〜3:1であることが好ましい。
この混合比が1:3未満では、低結露性の達成効果が不
足気味になり、3:1を超えても同様の傾向が出てくる
のである。
【0027】本発明の多孔微質膜において、その層を布
帛の少なくとも片面に形成させるには、親水性ポリウレ
タン樹脂と非親水性ポリウレタン樹脂の混合液を付与す
る方法が好ましい。
【0028】かかる親水性ポリウレタン樹脂としては、
ポリオール成分の20〜60モル%がポリエチレングリコー
ル及び又はポリプロピレングリコールであるポリウレタ
ン樹脂が、好ましく用いられる。特に好ましいのはポリ
オール成分の20〜60モル%がポリエチレングリコールで
あるポリウレタン樹脂である。この場合、他のポリオー
ル成分としては特に制限はないが、例えばポリエステル
グリコール、ポリカーボネートグリコール、および他の
ポリエーテルグリコールが使用される.本発明の親水性
ポリウレタン樹脂を構成するポリイソシアネート成分と
しては、公知の脂肪族並びに芳香族ポリイソシアネート
が使用でき、例えば、ヘキサメチレンジイソシアネー
ト、トルエンジイソシアネート、キシレンジイソシアネ
ート、イソホロンジイソシアネート、4,4’-ジフェニ
ルメタンジイソシアネートが挙げられる。
【0029】本発明の微多孔質膜において、非親水性ポ
リウレタン樹脂としては、ポリイソシアネート成分が
4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート(以下M
DIと省略する)であるポリウレタン樹脂が好ましく用
いられる。
【0030】本発明の微多孔質膜において、ポリウレタ
ン樹脂を極性有機溶剤に溶解してポリウレタン樹脂溶液
を調整し、これを布帛にコーティングする。かかる極性
有機溶剤としては、例えば、ジメチルホルムアミド、ジ
メチルアセトアミド、ジメチルスルホキサイド、N−メ
チルピロリドン、およびヘキサメチレンホスホンアミド
等が上げられる.ポリウレタン樹脂溶液中に助剤、例え
ば、フッ素系撥水剤や架橋剤を添加してもよいことは勿
論である。
【0031】前述した微多孔質膜に積層される本発明の
無孔質層において、使用される透湿性ポリウレタン樹脂
としては、厚み12μmの乾式無孔質膜とした場合、透
湿度5,000g/m2・24時間以上であるポリウレ
タン樹脂が好ましい。この透湿度が5,000g/m2
24時間未満では、布帛に適度な透湿度が付与できず、
かつ低結露性も得られないのである。
【0032】本発明の無孔質層において、布帛としては
各種合成繊維の平織物(タフタ)、綾織物、又は編物、
更には天然繊維や半合成繊維の各種生地、不織布などが
使用できる。なお、この布帛に浸透防止のために、予め
撥水剤による処理を施しておくことが望ましい。
【0033】微多孔質膜層を形成させるポリウレタン配
合溶液の布帛へのコーティング量は、ウエットにて50
〜500g/m2の範囲が好ましく、50g/m2未満では
ポリウレタン多孔質皮膜が薄くなりすぎて耐水圧が得に
くいし、一方、500g/m2をこえると所定以上の効果
の向上は望めないし、逆に透湿性に悪影響が出やすくな
るのである。また、無孔質膜層を形成させるポリウレタ
ン樹脂溶液の微多孔質膜層上へのコーティング量は、1
5〜150g/m2が好ましい。15g/m2未満では耐久
性のある高い耐水圧が得られない。一方、150g/m2
をこえると所定の透湿効果が得られない。
【0034】本発明において、コーティング方法として
はナイフコーティング、ナイフオーバーロールコーティ
ング、リバースロールコーティングなど各種のコーティ
ング方法が使用できる。微多孔質膜層を形成させるポリ
ウレタン樹脂を布帛にコーティングした後、これを水を
主体とする凝固液に浸漬し、極性有機溶剤を水中へ除去
することにより、ポリウレタン樹脂をゲル化させるので
ある。
【0035】この凝固液としては水だけでも良いが、そ
の凝固スピードを制御するために、ポリウレタン樹脂溶
液で使ったのと同じ極性溶剤を40%以下の範囲で予め
この水にDMFを溶解させておいても良い。湿式ゲル化
が終了したら、常法に従い水洗・乾燥して微多孔質膜層
を得る。ついで、透湿性を有する無孔質膜層を形成させ
るポリウレタン樹脂溶液を微多孔質膜上にコーティング
した後、この溶液に含まれる溶剤を常法にて乾燥させ無
孔質皮膜を形成し防水加工布を得る。
【0036】また、本発明において、摩擦による耐水圧
の低下や、結露によるべとつき感の緩和のため無孔質膜
層の上部に繊維層を付与させることが出来る。繊維層に
ついては各種合成繊維の平織物(タフタ)、綾織物、又
は編物、更には天然繊維や半合成繊維の各種生地、不織
布などが使用できる。なかでもナイロントリコットのご
とき編み物が風合い等の点により望ましい。無孔質膜層
と繊維層を接着せしめる接着剤としては特に限定はしな
いがポリエステル系ポリウレタン、ポリエーテル系ポリ
ウレタン、ポリカーボネート系ポリウレタン、シリコー
ン、フッ素系化合物、アミノ酸等を共重合したポリウレ
タン共重合体、アクリル系樹脂、ポリ塩化ビニル等のビ
ニル樹脂、及び合成ゴム等、適宜なものを用いればよい
が透湿性と低結露性の確保のため、透湿性のポリウレタ
ンを用いる事が望ましい。この接着方法としては、適宜
な方法を用いればよいが、例を挙げると、無孔質膜層上
にグラビア機にて前記接着剤を塗布した後、前記繊維を
ドライラミネーターで接着する方法があるが、この方法
に限定されないのは勿論である。
【0037】かくして得られる本発明にかかる防水加工
布は耐水圧10,000〜40,000mmH2Oで以
上の高耐水圧を有し、しかも透湿度4,000g/m2
24時間以上の透湿性を持ち、かつ結露量 10g/m2
以下の低結露性を併せ備えているのである。結露量は1
0g/m2以下が好ましい。
【0038】
【実施例】次に実施例により本発明を更に詳しく説明す
るが本発明はこれらに限定されるものではない。
【0039】[実施例1]70デニールのナイロンフィ
ラメントヤーンで構成されたナイロンタフタに、フッ素
系撥水剤にて撥水処理を施した。すなわち、撥水剤アサ
ヒガードAG710(明成化学(株)製)を3重量%に
含有した水分散液に上記タフタを浸漬し、絞り率40%
にピックアップしヒートセッターにて130℃×30秒
の乾燥熱処理を施した。
【0040】親水性ポリウレタン樹脂溶液は次のように
調整した。すなわち、ポリオールとして平均分子量2000
のポリテトラメチレングリコール及び平均分子量2000の
ポリエチレングリコール、及び平均分子量2000のポリプ
ロピレングリコールを50℃のジメチルホルムアミド(以
下DMFという)中に撹拌溶解させ、次いでジイソシア
ネートとしてMDIをモル比 0.2/0.15/0.15/3.0で投
入し、約1時間撹拌して、プレポリマーを得た。次に、
鎖長剤としてエチレングリコールを上記モル比2.5を滴
下してポリマー化反応を生じさせ、DMFにて適量希釈
し30重量%のポリウレタン樹脂溶液を得た。かくして得
られたポリウレタン樹脂は、厚み12μの乾式無孔質膜が
透湿度5,800g/m2・24時間であるポリウレタン樹脂で
あった。
【0041】この親水性ポリウレタン樹脂70重量部に、
厚み12μの乾式無孔質膜が透湿度500g/m2・24時間
である非親水性ポリウレタン樹脂すなわちクリスボン81
66(大日本インキ化学工業(株)製)30重量部、DMF
50重量部、撥水剤アサヒガードAG650(明成化学
(株)製)5重量部、ブロックイソシアネート系架橋剤
バーノックD−500(大日本インキ化学工業(株)
製)1重量部を加えて混合した。この樹脂溶液を、上記
で得られたナイロンタフタに150g/m2の割合でコーテ
ィングし、DMFを10重量%含有した水溶液を凝固液と
する浴槽中に30℃にて3分間浸漬してポリウレタン塗布
液を湿式ゲル化させ、ついで80℃の温湯にて10分間水洗
し、110℃にて熱風乾燥を行った。ついで厚み12μの乾
式無孔質膜が透湿度6500g/m2・24時間である透
湿性ポリウレタン樹脂ハイムレンY252(大日精化
(株)製)100重量部に、サイリシア#350(富士
シリシア化学(株)製)3重量部、レペレント#775
(旭化学工業(株)製)1重量部、MEK50重量部を
加えて混合した。この樹脂溶液を上記で得られた微多孔
質膜上に60g/m2の割合でコーティングし、110℃に
て熱風乾燥後、160℃にて3分間の熱処理を行った。得ら
れた布帛について、耐水圧(初期、洗濯10回後)、透
湿度及び結露量を測定した。結果を、表1に示した。
【0042】表1において各データの測定方法は下記の
通りである。なお、耐水圧の耐久性については洗濯試験
10回後の耐水圧を測定し保持率で表した。
【0043】 耐水圧:JIS規格 L−1092による 洗濯試験:JIS規格 L−0217(103法)によ
る 透湿度:JIS規格 L−1099(A−1)による 結露量:500ccのビーカーに40℃の温湯を500cc
入れ、試験布のコーティング面が下になるようにかぶせ
温度10℃、湿度60%RHの恒温槽に1時間放置した
後、コーティング部分に付着した、すなわち結露した水
滴量を重量で測定した. べとつき感:結露量測定後、樹脂表面を手でさわり評価
した. [実施例2]実施例1で得られた親水性ポリウレタン樹
脂50重量部に、実施例1と同じ非親水性ポリウレタン
樹脂クリスボン8166 50重量部、DMF50重量部、撥
水剤アサヒガードAG650(明星化学(株)製)5重
量部、ブロックイソシアネート系架橋剤バーノックD−
500(大日本インキ化学工業(株)製)1重量部を加
えて混合した。この樹脂溶液を、実施例1で用いたナイ
ロンタフタに150g/m2の割合でコーティングし、DM
Fを10重量%含有した水溶液を凝固液とする浴槽中に30
℃にて3分間浸漬してポリウレタン塗布液を湿式ゲル化
させ、ついで80℃の温湯にて10分間水洗し、110℃にて
熱風乾燥を行った。ついで実施例1と同様の透湿性ウレ
タン樹脂溶液を微多孔質膜上に60g/m2の割合でコー
ティングし、110℃にて熱風乾燥後、160℃にて3分間の
熱処理を行った。得られた布帛について、耐水圧(初
期、洗濯10回後)、透湿度及び結露量を測定した。結
果を、表1に示した。
【0044】[実施例3]実施例1で得られた親水性ポ
リウレタン樹脂30重量部に、実施例1と同じ非親水性ポ
リウレタン樹脂クリスボン8166 70重量部、DMF50
重量部、撥水剤アサヒガードAG650(明星化学
(株)製)5重量部、ブロックイソシアネート系架橋剤
バーノックD−500(大日本インキ化学工業(株)
製)1重量部を加えて混合した。この樹脂溶液を、実施
例1で用いたナイロンタフタに150g/m2の割合でコー
ティングし、DMFを10重量%含有した水溶液を凝固液
とする浴槽中に30℃にて3分間浸漬してポリウレタン塗
布液を湿式ゲル化させ、ついで80℃の温湯にて10分間水
洗し、110℃にて熱風乾燥を行った。ついで実施例1と
同様の透湿性ウレタン樹脂溶液を微多孔質膜上に60g
/m2の割合でコーティングし、110℃にて熱風乾燥後、
160℃にて3分間の熱処理を行った。得られた布帛につい
て、耐水圧(初期、洗濯10回後)、透湿度及び結露量
を測定した。結果を、表1に示した。
【0045】[実施例4]実施例2で得られた布帛のコ
ーティング膜に透湿性のドライラミネート用ポリウレタ
ン樹脂ハイムレンY−119((大日精化(株)製)1
00重量部、イソシアネート系架橋剤コロネートL(大
日本インキ化学工業(株)製)5重量部、キシレン60
重量部よりなる接着剤を30メッシュのグラビアロール
で塗布し、100℃にて熱風乾燥後、ナイロントリコッ
ト(18dハーフトリコット:W×C=36×40)を
貼り合わせ、圧着したまま24時間40℃で熟成し、得
られた布帛について、耐水圧(初期、洗濯10回後)、
透湿度及び結露量を測定した。結果を、表1に示した。
【0046】[比較例1]従来品ポリウレタン樹脂クリ
スボン8166(大日本インキ化学工業(株)製)100重量
部、DMF50重量部、撥水剤アサヒガードAG650
(明星化学(株)製)5重量部、ブロックイソシアネー
ト系架橋剤バーノックD−500(大日本インキ化学工
業(株)製)1重量部を加えて混合した樹脂溶液を、実
施例1で用いたナイロンタフタに150g/m2の割合でコ
ーティングし、DMFを10重量%含有した水溶液を凝固
液とする浴槽中に30℃にて3分間浸漬してポリウレタン
塗布液を湿式ゲル化させ、ついで80℃の温湯にて10分間
水洗し、110℃にて熱風乾燥を行った。ついで実施例1
と同様の透湿性ウレタン樹脂溶液を微多孔質膜上に60
g/m2の割合でコーティングし、110℃にて熱風乾燥
後、160℃にて3分間の熱処理を行った。得られた布帛に
ついて、耐水圧(初期、洗濯10回後)、透湿度及び結
露量を測定した。結果を、表1に示した。
【0047】[比較例2]実施例1で得られた親水性ポ
リウレタン樹脂100重量部、DMF50重量部、撥水剤
アサヒガードAG650(明星化学(株)製)5重量
部、ブロックイソシアネート系架橋剤バーノックD−5
00(大日本インキ化学工業(株)製)1重量部を加え
て混合した。この樹脂溶液を、実施例1で用いたナイロ
ンタフタに150g/m2の割合でコーティングし、DMF
を10重量%含有した水溶液を凝固液とする浴槽中に30℃
にて3分間浸漬してポリウレタン塗布液を湿式ゲル化さ
せ、ついで80℃の温湯にて10分間水洗し、110℃にて熱
風乾燥を行った。ついで実施例1と同様の透湿性ウレタ
ン樹脂溶液を微多孔質膜上に60g/m2の割合でコーテ
ィングし、110℃にて熱風乾燥後、160℃にて3分間の熱
処理を行った。得られた布帛について、耐水圧(初期、
洗濯10回後)、透湿度及び結露量を測定した。結果
を、表1に示した。
【0048】[比較例3]透湿性ウレタン樹脂溶液を微
多孔質膜上に10g/m2にする以外は、実施例1と同様
に実施した。得られた布帛について、耐水圧(初期、洗
濯10回後)、透湿度及び結露量を測定した。結果を、
表1に示した。
【0049】
【表1】 この表1から明らかなように、微多孔質膜層に従来品で
ある非親水性ポリウレタン樹脂の使用例では、耐久性の
ある高耐水圧、透湿性が得られるものの結露性は悪くな
っているのである。また、親水性ポリウレタンの使用に
より、結露性は改善されるものの、成膜性が悪くなり、
微多孔質が形成されないため耐水圧・透湿性が悪くなっ
ているのである。加えて、結露性の測定時にべとつき感
が有った。一方、本発明の実施例により得られる加工布
はいずれも耐久性のある高耐水圧と透湿性を併せ持ち、
かつ結露性が向上し、べとつき感が無かった。
【0050】また、上記の実施例および比較例からする
と、微多孔質膜に使用するポリウレタン樹脂の混合比率
が親水性樹脂70重量%の時(実施例1)耐水圧、透湿
性が限界に近くなっている事が認められる。また、親水
性樹脂30重量%の時(実施例3)では結露性が限界に
近くなっていることが認められる。さらに、透湿性ウレ
タン樹脂溶液のコーティング量が、限界以下(比較例
3)になると、耐水圧の洗濯後の保持率が悪くなる。
【0051】
【発明の効果】本発明の効果は、雨や海水などを通さ
ず、しかも蒸れず、結露によるべとつき感が無いという
非常に快適な雨衣用素材として優れた有用性を発揮する
透湿防水加工布を提供できた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 上本 雅則 京都市南区吉祥院落合町15番地 第一レー ス株式会社京都工場内 (72)発明者 古谷 武徳 京都市南区吉祥院落合町15番地 第一レー ス株式会社京都工場内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】布帛の少なくとも片面に親水性ポリウレタ
    ンを含むポリウレタン樹脂組成物から主としてなる微多
    孔質膜と、その層に積層して透湿性ポリウレタン樹脂か
    ら主としてなる無孔質膜層とを有し、耐水圧が1000
    0〜40000mm H2Oであり、透湿度が4000〜
    8000g/m2・24時間であり、かつ結露量が10
    g/m2以下であることを特徴とする透湿防水加工布
    帛。
  2. 【請求項2】親水性ポリウレタン樹脂のポリオール成分
    の20〜60モル%がポリエチレングリコール及びポリ
    プロピレングリコールのうち少なくともいづれか一方で
    ある事を特徴とする請求項1に記載の透湿防水加工布
    帛。
  3. 【請求項3】微多孔質膜層の厚みが15〜150μmで
    あることを特徴とするる請求項1〜2のいずれかに記載
    の透湿防水加工布帛。
  4. 【請求項4】無孔質膜の厚みが3〜20μmであること
    を特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の透湿防水
    加工布帛。
  5. 【請求項5】微多孔質膜層の空孔率が10〜75%であ
    ることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の透
    湿防水加工布帛。
  6. 【請求項6】微多孔質膜層が親水性ポリウレタン樹脂お
    よび非親水性ポリウレタン樹脂の混合により形成される
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の透湿
    防水加工布帛。
  7. 【請求項7】親水性ポリウレタン樹脂および非親水性ポ
    リウレタン樹脂の混合が1:3〜3:1であることを特
    徴とする請求項6記載の透湿防水加工布帛。
  8. 【請求項8】繊維層が前記無孔質膜層の上部に取り付け
    られることを特徴とする、請求項1〜7のいずれかに記
    載の透湿防水加工布帛。
  9. 【請求項9】前記繊維層と前記無孔質膜層が透湿性ポリ
    ウレタンで接着されている事を特徴とする請求項8に記
    載の透湿防水加工布帛。
  10. 【請求項10】布帛の少なくとも片面に親水性ポリウレ
    タン樹脂および非親水性ポリウレタン樹脂の混合溶液を
    付与せしめて微多孔質膜層を形成し、その層に積層して
    透湿性ポリウレタン樹脂溶液を付与せしめて無孔質膜層
    を形成することを特徴とする透湿防水加工布帛の製造方
    法。
  11. 【請求項11】親水性ポリウレタン樹脂および非親水性
    ポリウレタン樹脂の混合溶液中の親水性ポリウレタン樹
    脂と非親水性ポリウレタン樹脂との混合比が1:3〜
    3:1であることを特徴とする請求項10記載の透湿防
    水加工布帛の製造方法。
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