JPH11117618A - サッシ枠のはめ込み構造 - Google Patents

サッシ枠のはめ込み構造

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JPH11117618A
JPH11117618A JP28205097A JP28205097A JPH11117618A JP H11117618 A JPH11117618 A JP H11117618A JP 28205097 A JP28205097 A JP 28205097A JP 28205097 A JP28205097 A JP 28205097A JP H11117618 A JPH11117618 A JP H11117618A
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JP
Japan
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frame
large opening
sash
opening
structural
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Application number
JP28205097A
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English (en)
Inventor
Kenji Ohara
賢司 大原
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Misawa Homes Co Ltd
Original Assignee
Misawa Homes Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 開口部を大きくして大開口部としても、該大
開口部を容易に補強することができるとともに、サッシ
枠を容易かつ確実にはめ込むことができるサッシ枠のは
め込み構造を提供すること。 【解決手段】 大開口部7に構造材8,10を配設する
ことで、該構造材8,10によって前記大開口部7が補
強されるとともに、前記構造材8,10を配設すること
で、該大開口部7内に複数の開口部11,13,13を
形成し、各開口部11,12,13の縁部にサッシ枠1
4,20,22をはめ込むことで、サッシ枠14,2
0,22を大開口部7に容易かつ確実にはめ込むことが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、サッシ枠のはめ込
み構造に係り、特に、住宅等の外壁に大開口部を形成し
た際の、該大開口部にサッシ枠をはめ込む構造に関する
ものである。
【0002】
【背景の技術】従来、住宅の外壁に形成された開口部に
窓用のサッシ枠をはめ込む場合、例えば特開平7−28
6383号公報に記載のように、該開口部の周縁部にサ
ッシ枠を釘等によって固定することで行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで近年、住宅の
窓等の開口部を大きくとって、部屋内への採光をさらに
向上させるとともに、住宅の外観上のイメージを開放的
なものとすることが、考えられている。しかし、前記開
口部を大きくすると、該開口部付近の機械的強度が低下
してしまうので、従来通りの設計では簡単に開口部を大
きくすることはできず、よって、開口部を大きくする場
合、外壁を従来に比して厚くしたり、外壁の強度を増強
したりする等の、住宅の設計自体の変更を余儀なくされ
るという問題がある。また、開口部を大きくした場合、
サッシ枠の長さも長くなるが、サッシ枠はそれ単独では
変形し易いので、サッシ枠の長さが長くなればなるほ
ど、開口部への取付け施工が困難になるという問題があ
る。
【0004】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、開口部を大きくして大開口部としても、該大開口部
を容易に補強することができるとともに、サッシ枠を容
易かつ確実にはめ込むことができるサッシ枠のはめ込み
構造を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1のサッシ枠のはめ込み構造は、例
えば図1および図2に示すように、大開口部2にサッシ
枠14,20,22をはめ込むサッシ枠のはめ込み構造
であって、前記大開口部7に少なくとも1本の構造材
8,8,10を配設することで、前記大開口部7内に複
数の開口部11,11,12,13を形成し、前記各開
口部11,11,12,13の縁部にサッシ枠14,1
4,20,22をはめ込んだものである。
【0006】前記大開口部7は、例えば住宅の外壁に形
成される長方形状の開口であり、その縦横の長さが、例
えば、縦が2580mm、横が2730mm程度の大きさの
ものであるが、この大きさに限るものではない。前記構
造材8,10は、例えば角材で形成されたものである。
そして、この角材で形成された構造材8,10を前記大
開口部に配設する場合、例えば、該大開口部7の上下左
右の四周の内周面のうち、上下の互に対向する周面間に
構造材8を配設し、該構造材8の上下端面をそれぞれ前
記上下の周面に当接する。そして、この構造材8を1本
配設することで、大開口部7内には、二つの開口部が形
成され、また、構造材8を2本配設することで、大開口
部7内には、三つの開口部が形成される。
【0007】請求項1のサッシ枠のはめ込み構造におい
ては、大開口部7に少なくとも1本の構造材8,10を
配設したので、該構造材8,10によって前記大開口部
7が補強される。また、前記大開口部7に少なくとも1
本の構造材8,10を配設することで、該大開口部7内
に複数の開口部11,13,13を形成し、各開口部1
1,12,13の縁部にサッシ枠14,20,22をは
め込んだので、つまり、前記大開口部7より小さい開口
部11,12,13にサッシ枠14,20,22をはめ
込むようにしているので、大開口部7にサッシ枠14,
20,22を容易かつ確実にはめ込むことができる。
【0008】請求項2のサッシ枠のはめ込み構造は、例
えば図1に示すように、請求項1において、前記構造材
8,8どうしの間に、別の構造材10を配設したもので
ある。例えば、前記大開口部7の上下左右の四周の内周
面のうち、上下の互に対向する周面間に2本の構造材
8,8を左右に所定間隔で配設した場合において、これ
ら構造材8,8間に水平に別の構造材10を配設したも
のである。
【0009】請求項2のサッシ枠のはめ込み構造におい
ては、請求項1と同様の作用効果を得ることができるの
は勿論のこと、前記構造材8,8どうしの間に、別の構
造材10を配設したので、前記大開口部7がさらに補強
されるとともに、前記開口部の数、大きさのバリエーシ
ョンが多彩となる。
【0010】請求項3のサッシ枠のはめ込み構造は、例
えば図1および図2に示すように、請求項1において、
前記構造材8,10と、前記サッシ枠14,20,22
の枠材14a,20b,22cとを前記大開口部7内の
同位置に配置したものである。つまり、前記サッシ枠1
4,20,22は前記各開口部11,12,13の縁部
にはめ込まれるが、該サッシ枠14,20,22は複数
の枠材で構成されており、これら枠材のうちの一部の枠
材14a,20b,22cを、開口部11,12,13
の縁部の一部を構成する構造材8,10と同位置に配置
したものである。
【0011】請求項3のサッシ枠のはめ込み構造におい
ては、請求項1または2と同様の作用効果を得ることが
できるのは勿論のこと、前記構造材8,10と、前記サ
ッシ枠14,20,22の枠材14a,20b,22c
とを前記大開口部7内の同位置に配置したので、構造材
8,10にサッシ枠14,20,22の枠材14a,2
0b,22cを確実に取付けることができる。
【0012】請求項4のサッシ枠のはめ込み構造は、例
えば図2、図5および図6に示すように、請求項1〜3
のいずれかにおいて、前記構造材8,10の、少なくと
も外側を向く表面を、前記サッシ枠の枠材14a,20
a,20b,22c,23,26によって覆ったもので
ある。
【0013】前記構造材8,10の、少なくとも外側を
向く表面とは、例えば、前記大開口部7が住宅の外壁に
形成されている場合において、住宅の外側を向く表面の
ことである。また、前記枠材14a,20a,20b,
22c,23,26によって、前記構造材8,10の外
側を向く表面の他に、該構造材8,10の、前記開口部
内を向く内周面を覆ってもよく、さらには、構造材8,
10の、内側を向く表面を覆ってもよい。なお、構造材
8,10の、内側を向く表面とは、例えば、前記大開口
部7が住宅の外壁に形成されている場合において、住宅
の内側を向く表面のことである。また、前記構造材8,
10の、内側を向く表面は、例えば図3〜図4に示すよ
うに、前記枠材とは別の材料で形成された枠材で覆って
もよい。
【0014】請求項4のサッシ枠のはめ込み構造におい
ては、請求項1〜3のいずれかと同様の作用効果を得る
ことができるのは勿論のこと、前記構造材8,10の、
少なくとも外側を向く表面を、前記サッシ枠の枠材14
a,20a,20b,22c,23,26によって覆っ
たので、前記構造材8,10が枠材14a,20a,2
0b,22c,23,26によって隠されて外側に露出
しないので、外観上好ましいものとなる。
【0015】請求項5のサッシ枠のはめ込み構造は、例
えば図1に示すように、請求項1〜4のいずれかにおい
て、前記大開口部7を、左右に離間して配置された壁パ
ネル1,1と、これら壁パネル1,1の間の上下におい
て架設された架設材3,4とで形成したものである。
【0016】前記壁パネル1の、前記大開口部7側を向
く端面および前記架設材5の前記大開口部側を向く面
に、調整材2,5を固定し、この調整材2,5に前記サ
ッシ枠の枠材を固定してもよいし、調整材2,5を設け
ないで直接枠材を固定してもよい。
【0017】請求項5のサッシ枠のはめ込み構造におい
ては、請求項1〜4のいずれかと同様の作用効果を得る
ことができるのは勿論のこと、前記大開口部7を、左右
に離間して配置された壁パネル1,1と、これら壁パネ
ル1,1の間の上下において架設された架設材3,4と
で形成したので、前記壁パネル1,1どうしの間隔を変
更することで、大開口部7の左右の大きさを容易に変更
することができ、また、前記架設材の3,4上下の位置
を変更することで、大開口部7の上下の大きさを容易に
変更することができる。また、パネル工法で構築する住
宅等の外壁に、大開口の窓等を形成するのに、好適なも
のとなる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明のサ
ッシ枠のはめ込み構造の実施の形態の一例について説明
する。図1は本発明のサッシ枠のはめ込み構造の一例を
示すもので、この図において符号1,1はそれぞれ壁パ
ネルを示す。この壁パネル1は、桟材1aを枠組するこ
とにより矩形状の枠体を形成し、この枠体内に必要に応
じて補強桟材を組み付け、さらに前記枠体の両面に合板
等の面材1b,1bを貼設することにより形成されたも
のである。
【0019】前記壁パネル1,1は、左右に所定間隔離
間して配設されており、これら壁パネル1,1の互に対
向する側端面には、それぞれ調整材2,2が固定されて
いる。この調整材2は、角材で形成されたもので、その
高さは壁パネル2の高さと等しくされており、また、幅
は前記壁パネル2の厚さと等しくされている。前記壁パ
ネル1,1間には、その上下において架設材3,4がそ
れぞれ配設されており、これら架設材3,4のそれぞれ
の端部は前記調整材2,2に当接されて固定されてい
る。なお、前記架設材3,4は角材で形成されている。
【0020】また、前記架設材3の下面には、マグサ5
が水平に固定されており、このマグサ5の両端部は、前
記調整材2,2に当接固定されている。さらに、前記マ
グサ5と前記架設材4との間には、その左右両側に方立
6,6がその上下端部をそれぞれマグサ5と架設材4に
当接させた状態で配設されており、該方立6,6は前記
調整材2,2に固定されている。そして、前記左右の方
立6,6と、該方立6,6の上下端部間に配設されたマ
グサ5および架設材4とによって囲まれた内側部分が、
サッシ枠をはめ込むための大開口部7とされている。
【0021】前記大開口部7は、パネル工法で構築され
る図示しない住宅の外壁に形成されたもので、その大き
さは、縦横の長さが、例えば、縦が2580mm、横が2
730mm程度に設定されている。また、前記大開口部7
には、2本の構造材8,8が所定間隔で配設されてい
る。これら構造材8,8は上下方向に延在する角材で形
成されており、該構造材8,8の上下端部はそれぞれ前
記マグサ5と架設材4にそれぞれ当接、固定されてい
る。この固定は、例えば、構造材8,8から前記マグサ
5と架設材4にスクリュー釘を斜め打ちすることで行わ
れている。なお、左側の構造材8と左側の方立6との間
の距離と、右側の構造8と右側の方立6との間の距離は
等しく設定されている。
【0022】さらに、前記構造材8,8間には、別の構
造材10が水平に配設され、該構造材10の両端部は、
それぞれ前記構造材8,8に当接、固定されている。こ
の固定は、例えば、構造材10のそれぞれの端部から前
記構造材8,8にスクリュー釘を斜め打ちすることで行
われている。
【0023】上記のように、前記大開口部7に構造材
8,8,10が配設されることで、該大開口部7内に
は、左右両側に開口部11,11が形成され、中央部下
側に前記開口部11より小さい開口部12が形成され、
さらにこの開口部12の上方に該開口部12より小さい
開口部13が形成されている。
【0024】前記開口部11には、サッシ枠14がはめ
込まれている。すなわち、図2および図5に示すよう
に、サッシ枠14は、一対の縦枠材14a,14aと、
上枠材14bと、下枠材14cとを有しており、前記開
口部11の上下方向に沿う互に平行な一対の縁部には、
それぞれ前記縦枠材14a,14aが取付け固定されて
いる。この固定は、図5に示すように、縦枠材14a,
14aを、前記開口部11の左右側の縁部を形成する前
記方立6と前記構造材8に当接し、前記縦枠材14a,
14aを通して方立6と構造材8に図示しない釘を打ち
込むことによって行われている。
【0025】また、前記縦枠材14aの外側には、ケー
シング14dが設けられている。このケーシング14d
は、前記方立6に沿って長尺なもので、前記方立6の表
面を覆うようにして設けられている。また、前記方立6
の表面および前記調整材2の表面には防水シート15が
敷設されている。さらに、前記壁パネル2の表面には胴
縁16が取付けられ、この胴縁16にサイディング17
が取付けられており、該サイディング17の端部は、前
記ケーシング14dにコーキング材18を介して当接さ
れている。なお、このコーキング材18の裏側にはバッ
クアップ材19が設けられている。
【0026】また、前記開口部11の上側の縁部には、
図2および図4に示すように、上枠材14bが取付け固
定されている。この固定は、図4に示すように、上枠材
14bを、前記開口部11の上側の縁部を形成する前記
マグサ5に当接し、前記上枠材14bを通してマグサ5
に図示しない釘を打ち込むことによって行われている。
さらに、前記開口部11の下側の縁部には、図2および
図4に示すように、下枠材14cが取付け固定されてい
る。この固定は、図4に示すように、下枠材14cを、
前記開口部11の下側の縁部を形成する前記架設材4に
当接し、前記下枠材14cを通して架設材4に図示しな
い釘を打ち込むことによって行われている。
【0027】また、前記開口部12には、サッシ枠20
がはめ込まれている。すなわち、図2および図5に示す
ように、サッシ枠20は、一対の縦枠材20a,20a
と、上枠材20bと、下枠材20cとを有しており、前
記開口部12の上下方向に沿う互に平行な一対の縁部に
は、それぞれ前記縦枠材20a,20aが取付け固定さ
れている。この固定は、図5に示すように、縦枠材20
a,20aを、前記開口部20の左右側の縁部を形成す
る前記構造材8,8に当接し、前記縦枠材20a,20
aを通して構造材8,8に図示しない釘を打ち込むこと
によって行われている。
【0028】また、前記開口部12の上側の縁部には、
図2および図6に示すように、上枠材20bが取付け固
定されている。この固定は、図6に示すように、上枠材
20bを、前記開口部12の上側の縁部を形成する前記
水平方向の構造材10に当接し、前記上枠材20bを通
して構造材10に図示しない釘を打ち込むことによって
行われている。さらに、前記開口部12の下側の縁部に
は、図2および図6に示すように、下枠材20cが取付
け固定されている。この固定は、図6に示すように、下
枠材20cを、前記開口部12の下側の縁部を形成する
前記架設材4に当接し、前記下枠材20cを通して架設
材4に図示しない釘を打ち込むことによって行われてい
る。
【0029】また、前記開口部13には、サッシ枠22
がはめ込まれている。すなわち、図2に示すように、サ
ッシ枠22は、一対の縦枠材22a,22aと、上枠材
22bと、下枠材22cとを有しており、前記開口部1
3の上下方向に沿う互に平行な一対の縁部には、それぞ
れ前記縦枠材22a,22aが取付け固定されている。
この固定は、前記縦枠材20aを固定する場合と同様に
して行われている。
【0030】また、前記開口部13の上側の縁部には、
図2および図6に示すように、上枠材22bが取付け固
定されている。この固定は、図6に示すように、上枠材
22bを、前記開口部13の上側の縁部を形成する前記
マグサ5に当接し、前記上枠材22bを通してマグサ5
に図示しない釘を打ち込むことによって行われている。
さらに、前記開口部13の下側の縁部には、図2および
図6に示すように、下枠材22cが取付け固定されてい
る。この固定は、図6に示すように、下枠材22cを、
前記開口部13の下側の縁部を形成する前記構造材10
に当接し、前記下枠材22cを通して構造材10に図示
しない釘を打ち込むことによって行われている。
【0031】また、前記構造材8の前側には、図2およ
び図5に示すように、目板23が構造材8の表面を覆う
ようにして配設されている。この目板23は上下方向に
長尺なもので、前記構造材8とほぼ等しい長さで、かつ
構造材8とほぼ等しい幅を有している。前記目板23
は、前記サッシ枠14,20,22とおなじ材料で形成
されており、これらサッシ枠14,20,22の一部を
構成するものである。前記目板23を取付けるには、前
記構造材8に取付けられた前記縦枠材14aと縦枠材2
0a(22a)との間において、構造材8の表面に防水
シート24を敷設した後、前記縦枠材14aと縦枠材2
0aとにバッカー材25,25を設け、該バッカー材2
5,25に当接するようにして目板23を縦枠材14a
と縦枠材20aとの間に設けることで行われている。
【0032】また、前記構造材10の前側には、図2お
よび図6に示すように、目板26が構造材10の表面を
覆うようにして配設されている。この目板26は左右方
向に長尺なもので、前記構造材10とほぼ等しい長さ
で、かつ構造材10とほぼ等しい幅を有している。前記
目板26は、前記サッシ枠14,20,22とおなじ材
料で形成されており、これらサッシ枠14,20,22
の一部を構成するものである。前記目板26を取付ける
には、前記構造材10に取付けられた前記下枠材22c
と上枠材20bとの間において、構造材10の表面に防
水シート24を敷設した後、前記下枠材22cと上枠材
20bとにバッカー材25,25を設け、該バッカー材
25,25に当接するようにして目板26を下枠材22
cと上枠材20bとの間に設けることで行われている。
【0033】なお、前記上枠材14b,22b,14b
の上方には、図2に示すようにシャッタボックス27が
前記架設材3に取付けられており、さらに、下枠材14
c,20c,14cには、ケーシング28が前記架設材
4に取付けられている。なお、これらシャッタボックス
27およびケーシング28は図4および図6においては
省略してある。
【0034】そして、上記のようにして大開口部7にそ
れぞれはめ込まれたサッシ枠14には、はめ殺し窓30
が取付けられ、サッシ枠20には片開き式の掃き出し窓
31が取付けられ、サッシ枠22にははめ殺し窓32が
取付けられている。なお、図4〜図6においては、前記
はめ殺し窓30、掃き出し窓31、はめ殺し窓32は省
略してある。
【0035】以上のように、本例のサッシ枠のはめ込み
構造によれば、前記大開口部7に構造材8,8,10を
配設したので、該構造材8,8,10によって大開口部
7を補強することができる。また、前記大開口部7に構
造材8,8,10を配設することで、該大開口部7内に
複数の開口部11,11,12,13を形成し、該開口
部11,11,12,13の縁部にサッシ枠14,1
4,20,22をはめ込んだので、つまり、前記大開口
部7より小さい開口部11,11,12,13にサッシ
枠14,14,20,22をはめ込むようにしているの
で、大開口部7にサッシ枠14,14,20,22を容
易かつ確実にはめ込むことができる。
【0036】さらに、前記構造材8と、前記サッシ枠1
4の枠材(縦枠材)14a、また、前記構造材10と前
記サッシ枠20の枠材(上枠材)20b、さらに、前記
構造材10と前記サッシ枠22の枠材(下枠材)22c
とを、それぞれ前記大開口部7内の同位置に配置したの
で、構造材8,10に前記枠材14a,20b,22c
を確実に取付けることができる。
【0037】また、前記構造材8,10の、外側を向く
表面を、前記サッシ枠の一部を構成する目板23,26
によって覆ったので、前記構造材8,10が目板23,
26によって隠されて外側に露出しないので、大開口部
7に構造材8,10を配設しても外観上好ましいものと
なる。
【0038】また、前記大開口部7に構造材8,8,1
0を配設することで、該大開口部7内に複数の開口部1
1,11,12,13を形成し、該開口部11,11,
12,13の縁部にサッシ枠14,14,20,22を
はめ込んだので、各サッシ枠に所望の窓や扉を取付ける
ことができる。窓や扉のバリエーションを多彩とするこ
とが可能になる。さらに、前記大開口部7を、左右に離
間して配置された壁パネル1,1と、これら壁パネルの
間の上下において架設された架設材3,4とで形成した
ので、パネル工法で構築する住宅等の外壁に、大開口の
窓等を形成するのに、好適なものとなるとともに、壁パ
ネル1,1どうしの間隔を変更したり、前記架設材3,
4の上下の位置を変更することで、大開口部7の上下の
大きさを容易に変更することができる。
【0039】次に、大開口部7の裏側について説明する
と、該裏側、つまり、前記サッシ枠14,20,22が
はめ込まれた側と逆側には、各種化粧枠が取付けられて
いる。すなわち、図3および図5に示すように、前記構
造材8の表面には、取付板35が該構造材8に沿って固
定されており、この取付板35には、化粧枠36が取付
けられている。また、前記構造材8の側面には取付枠3
7が固定されており、この取付枠37には化粧枠38が
取付けられている。さらに、前記構造材8の角部には見
付枠39が、前記化粧枠36、取付枠37および化粧枠
38に係合することで、取付けられている。そして、前
記見付枠39と、化粧枠36,38とによって、角部に
几帳面40が形成されている。
【0040】また、前記方立6の側面には、取付枠37
が固定されており、この取付枠37には化粧枠38が取
付けられている。一方、前記方立6の表面には石膏ボー
ド41を介して化粧枠42が前記化粧枠38と係合して
取付けられている。そして、この化粧枠42と化粧枠3
8とによって几帳面43が形成されている。
【0041】また、図3、図4および図6に示すよう
に、前記マグサ5の下面には、取付枠37が固定されて
おり、この取付枠37には化粧枠38が取付られてい
る。また、前記マグサ5の表面には取付板44が固定さ
れており、この取付板44には化粧枠45が取付けられ
ている。さらに、前記マグサ5の角部には、見付枠46
が前記化粧枠38、取付板44および化粧枠45に係合
して取付けられている。そして、前記見付枠46と、化
粧枠38とによって、角部に几帳面47が形成されてい
る。
【0042】さらに、図3、図4および図6に示すよう
に、前記架設材4の上面には、取付枠50が固定されて
おり、この取付枠50には化粧枠38が取付けられてい
る。また、前記架設材4の表面には取付板51が固定さ
れており、この取付板51には化粧枠45,45が上下
に二段取付けられている。そして、前記取付枠50と化
粧枠38とによって、角部に几帳面52が形成されてい
る。
【0043】また、図3および図6に示すように、前記
構造材10の表面には取付板53が固定されており、こ
の取付板53には化粧枠36が取付けられている。ま
た、前記構造材10の上下面にはそれぞれ取付枠37が
固定されており、この取付枠37には化粧枠38が取付
けられている。さらに、前記構造材10の角部には見付
枠39が、前記化粧枠36、取付枠37および化粧枠3
8に係合することで、取付けられている。そして、前記
見付枠39と、化粧枠36,38とによって、角部に几
帳面54が形成されている。
【0044】このように、前記大開口部7の裏側におい
ては、各種化粧枠36,38,42,45、見付枠3
9,46等が取付けられることで、大開口部7の裏側、
つまり住宅の内側から見た大開口部7が化粧されるとと
もに、角部には几帳面40,43,47,52,54が
形成されるので、意匠上優れたものとなる。また、前記
各種化粧枠36,38,42,45、見付枠39,46
等を適宜組み合わせることで、容易に几帳面40,4
3,47,52,54を形成することができる。
【0045】なお、前記化粧枠36,38,42,4
5、見付枠39,46、取付枠37,50等は、、直径
が1〜100μmの粒形状をなすセルロース系微粉粒
と、樹脂と、顔料とを混合し、この混合材料を溶融さ
せ、所望形状に押出成形または射出成形等によって成形
することで製造される。また、前記セルロース系微粉粒
の外周面には、該セルロース系微粉粒より小径でかつ硬
い表面粒が固定されていることが望ましい。
【0046】そして、セルロース系微粉粒と、樹脂と、
顔料とを混合し、この混合材料を溶融させ、所望形状に
成形することで、木質感を得ることができるとともに、
成形時に顔料が流れることで、木質感に加えて、木質様
製品の表面に天然の木目に極めて近い木目模様を得るこ
とができる。したがって、この木目模様を有する化粧枠
36,38,42,45、見付枠39,46、取付枠3
7,50を使用することで高級感にあふれたものとな
る。また、前記セルロース系微粉粒は、直径が1〜10
0μmの粒形状をなすものであり、繊毛状の突出部分が
ないので、通常の木粉のごとく水(湿気を含む)、溶剤
を吸着しあるいはこれを放出することに起因する伸縮が
極めて少なくなり、よって、木質様製品が寸法安定性に
極めて優れたものとなる。
【0047】さらに、セルロース系微粉粒の外周面に表
面粒を固定することで、成形時の流動性の向上が図れる
ことから作業性が向上するとともに、成形品の特性を表
面粒の選択によって変更させることができる。また、表
面粒として、無機質顔料を用いると、耐熱性が向上する
ので、表面粒がない場合に比べて、成形時の熱影響が少
なく、よって色や形状の変化などが抑制することができ
る。さらに、表面粒を固定させたことによってセルロー
ス系微粉粒はその表面が覆われ、これにより成形時に熱
分解等によって微粉粒中に含まれるリグニンや木酸が放
出されることが抑制されるため、該リグニンや木酸の放
出に起因する成形不良を防止することができる。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
のサッシ枠のはめ込み構造によれば、大開口部に少なく
とも1本の構造材を配設することで、前記大開口部内に
複数の開口部を形成し、前記各開口部の縁部にサッシ枠
をはめ込んだので、該構造材によって前記大開口部を補
強することができるとともに、該大開口部にサッシ枠を
容易かつ確実にはめ込むことができる。
【0049】請求項2のサッシ枠のはめ込み構造によれ
ば、請求項1と同様の効果を得ることができるのは勿論
のこと、請求項1において、前記構造材どうしの間に、
別の構造材を配設したので、前記大開口部がさらに補強
されるとともに、前記開口部の数、大きさのバリエーシ
ョンを多彩なものとすることができる。
【0050】請求項3のサッシ枠のはめ込み構造によれ
ば、請求項1または2と同様の効果を得ることができる
のは勿論のこと、請求項1または2において、前記構造
材と、前記サッシ枠の枠材とを前記大開口部内の同位置
に配置したので、構造材にサッシ枠の枠材を確実に取付
けることができる。
【0051】請求項4のサッシ枠のはめ込み構造によれ
ば、請求項1〜3のいずれかと同様の効果を得ることが
できるのは勿論のこと、請求項1〜3のいずれかにおい
て、前記構造材の、少なくとも外側を向く表面を、前記
サッシ枠の枠材によって覆ったので、前記構造材が枠材
によって隠されて外側に露出しないので、外観上好まし
いものとすることができる。
【0052】請求項5のサッシ枠のはめ込み構造によれ
ば、請求項1〜4のいずれかと同様の効果を得ることが
できるのは勿論のこと、請求項1〜4のいずれかにおい
て、前記大開口部を、左右に離間して配置された壁パネ
ルと、これら壁パネルの間の上下において架設された架
設材とで形成したので、パネル工法で構築する住宅等の
外壁に、大開口の窓等を形成するのに、好適なものとな
るとともに、壁パネルどうしの間隔を変更したり、前記
架設材の上下の位置を変更することで、大開口部の上下
の大きさを容易に変更することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のサッシ枠のはめ込み構造の一例を示す
もので、サッシ枠をはめ込む前の大開口部を示す斜視図
である。
【図2】同、サッシ枠をはめ込んだ状態を示す正面図で
ある。
【図3】同、サッシ枠をはめ込んだ状態を示す背面図で
ある。
【図4】同、サッシ枠をはめ込んだ状態を示す縦断面図
である。
【図5】同、サッシ枠をはめ込んだ状態を示す平断面図
である。
【図6】同、サッシ枠をはめ込んだ状態を示す縦断面図
である。
【符号の説明】
1 壁パネル 3,4 架設材 7 大開口部 8 構造材 10 別の構造材 11〜13 開口部 14,20,22 サッシ枠 14a,20a,22a 縦枠材 14b,20b,22b 上枠材 14c,20c,22c 下枠材 23,26 目板

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 大開口部にサッシ枠をはめ込むサッシ枠
    のはめ込み構造であって、 前記大開口部に少なくとも1本の構造材が配設されるこ
    とで、前記大開口部内に複数の開口部が形成され、 前記各開口部の縁部にサッシ枠がはめ込まれていること
    を特徴とするサッシ枠のはめ込み構造。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のサッシ枠のはめ込み構造
    において、 前記構造材どうしの間に、別の構造材が配設されている
    ことを特徴とするサッシ枠のはめ込み構造。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載のサッシ枠のはめ
    込み構造において、 前記構造材と、前記サッシ枠の枠材とが前記大開口部内
    の同位置に配置されていることを特徴とするサッシ枠の
    はめ込み構造。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載のサッシ
    枠のはめ込み構造において、 前記構造材の、少なくとも外側を向く表面が前記サッシ
    枠の枠材によって覆われていることを特徴とするサッシ
    枠のはめ込み構造。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載のサッシ
    枠のはめ込み構造において、 前記大開口部が、左右に離間して配置された壁パネル
    と、これら壁パネルの間の上下において架設された架設
    材とで形成されていることを特徴とするサッシ枠のはめ
    込み構造。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017141562A (ja) * 2016-02-08 2017-08-17 大和ハウス工業株式会社 建物
JP2020180531A (ja) * 2019-04-26 2020-11-05 旭化成ホームズ株式会社 建具

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JP2017141562A (ja) * 2016-02-08 2017-08-17 大和ハウス工業株式会社 建物
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