JP2020180531A - 建具 - Google Patents

建具 Download PDF

Info

Publication number
JP2020180531A
JP2020180531A JP2019086294A JP2019086294A JP2020180531A JP 2020180531 A JP2020180531 A JP 2020180531A JP 2019086294 A JP2019086294 A JP 2019086294A JP 2019086294 A JP2019086294 A JP 2019086294A JP 2020180531 A JP2020180531 A JP 2020180531A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cover member
cover
prospective
frames
extending
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2019086294A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7227065B2 (ja
Inventor
浩光 山田
Hiromitsu Yamada
浩光 山田
政紀 岡部
Masaki Okabe
政紀 岡部
隆 谷本
Takashi Tanimoto
隆 谷本
慶子 湯原
Keiko Yuhara
慶子 湯原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
YKK AP Inc
Asahi Kasei Homes Corp
Original Assignee
YKK AP Inc
Asahi Kasei Homes Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by YKK AP Inc, Asahi Kasei Homes Corp filed Critical YKK AP Inc
Priority to JP2019086294A priority Critical patent/JP7227065B2/ja
Publication of JP2020180531A publication Critical patent/JP2020180531A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7227065B2 publication Critical patent/JP7227065B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Door And Window Frames Mounted To Openings (AREA)

Abstract

【課題】製造コストや成形性の問題を招来することなく相互に連結された枠の外観品質を向上するカバー部材を提供する。【解決手段】下枠13及び上枠22には、互いに見込み方向の位置が同一となるネジ挿通孔を有したカバー取付片13b,22bが設けられ、下枠13のカバー取付片13bには第1カバー部材40Aが取り付けられ、上枠22のカバー取付片22bには第2カバー部材40Bが取り付けられ、第1カバー部材40A及び第2カバー部材40Bは、見込み延在部と見付け延在部とを有し、見込み延在部を介してカバー取付片13b,22bに連結され、かつ見付け延在部の延在縁部が互いに連結されており、第1カバー部材40A及び第2カバー部材40Bは、少なくとも見込み延在部及び見付け延在部が互いに同一の断面形状を有するように形成されている。【選択図】図4

Description

本発明は、段窓や連窓のように、四周に枠を有した2つの枠体を備え、隣接する枠が相互に連結した状態で2つの枠体が並設される建具に関するものである。
建具には、枠体を上下に組み合わせて構成した段窓や、枠体を左右に組み合わせて構成した連窓と称されるものがある。枠体を組み合わせる場合には、隣接する枠の間に構造材を介在させ、構造材に対してそれぞれの枠を連結するようにしている。例えば、枠体を上下に組み合わせて段窓を構成する場合には、上方に位置する枠体の下枠と、下方に位置する枠体の上枠との間に構造材を介在させ、構造材に対して下枠及び上枠を連結するようにしている(例えば、特許文献1参照)。
特開2015−108272号公報
ところで、構造材を介して隣接する下枠及び上枠を連結した場合には、構造材の見付け面が室内側から視認可能となるばかりでなく、構造材と下枠との境界部分及び構造材と上枠との境界部分についても室内側から視認可能となる。このため、建具の外観品質を考慮した場合には、上方に位置する枠体の下枠から下方に位置する枠体の上枠までの間をカバー部材によって覆うことが好ましい。
ここで、建具においては、その構成要素である枠や框として、アルミニウム合金や樹脂材によって押し出し成形したものが用いられているのが一般的である。従って、カバー部材についても押し出し成形品を適用することが好ましい。しかしながら、構造材を介して下枠と上枠との間を連結した建具にあっては、上方の下枠から下方の上枠までの寸法がきわめて大きなものとなるため、大型のカバー部材が必要となり、製造コストや押し出し成形性を考慮すると必ずしも好ましいとはいえない。特に、建具において室内側に位置する部分には、断熱性や意匠性を考慮して樹脂材が多く用いられている。このため、樹脂材によってカバー部材を押し出し成形した場合には、上述の問題が一層顕著となる懸念がある。
本発明は、上記実情に鑑みて、製造コストや成形性の問題を招来することなく相互に連結された枠の外観品質を向上することのできる建具を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る建具は、四周に枠を有した2つの枠体を備え、隣接する枠が相互に連結された状態で前記2つの枠体が並設される建具であって、相互に連結された枠のそれぞれには、互いに対応する部位にカバー取付片が設けられ、それぞれのカバー取付片には、互いに見込み方向の位置が同一となるカバー取付部が設けられ、隣接する枠の一方には、前記カバー取付部を介して前記カバー取付片に第1カバー部材が取り付けられ、隣接する枠の他方には、前記カバー取付部を介して前記カバー取付片に第2カバー部材が取り付けられ、前記第1カバー部材及び前記第2カバー部材は、見込み方向に延在する見込み延在部と、前記見込み延在部の延在縁部から見付け方向に沿って延在し、枠の室内に臨む見付け面を覆う見付け延在部とを有し、前記見込み延在部を介して前記カバー取付片に連結され、かつ前記見付け延在部の延在縁部が互いに連結されており、前記第1カバー部材及び前記第2カバー部材は、少なくとも前記見込み延在部及び前記見付け延在部が互いに同一の断面形状を有するように形成されていることを特徴とする。
本発明によれば、互いに連結される第1カバー部材及び第2カバー部材によって相互に連結された枠の見付け面を覆うようにしているため、第1カバー部材及び第2カバー部材を個別に成形すれば良く、製造コストや成形性の問題を招来することなく相互に連結した枠の見付け面を覆うことが可能となる。
本発明の実施の形態である建具を概念的に示すもので、(a)は室内側から見た分解図、(b)は室内側から見た組立図である。 図1に示した建具を室外側から見たもので、(a)は分解図、(b)は組立図である。 図1に示した建具の要部を室内側から見た一部分解斜視図である。 図1に示した建具の要部を示す縦断面図である。 図1に示した建具の要部を示す分解縦断面図である。 図1に示した建具に適用する第1カバー部材及び第2カバー部材を互いに連結する以前の状態を示すもので、(a)は側面図、(b)は室外側から見た図である。 図1に示した建具に適用する第1カバー部材及び第2カバー部材を互いに連結した状態を示すもので、(a)は側面図、(b)は室外側から見た図である。 第1カバー部材及び第2カバー部材を連結する際に適用する連結部材を示すもので、(a)は側面図、(b)は正面図である。 図4に示した建具の変形例1を示す縦断面図である。 図9の変形例1で適用する連結部材を示すもので、(a)は側面図、(b)は正面図である。 図4に示した建具の変形例2を示す縦断面図である。 図4に示した建具の変形例3を示す縦断面図である。
以下、添付図面を参照しながら本発明に係る建具の好適な実施の形態について詳細に説明する。
図1〜図3は、本発明の実施の形態である建具を概念的に示したものである。ここで例示する建具は、2つの枠体10,20を上下に並設することによって構成した段窓と称されるものである。本実施の形態では特に、図4に示すように、上方に縦すべり出し窓、下方にFIX窓を構成した建具を例示しているが、障子の種類はこの組み合せに限らない。上方の枠体10は、左右の縦枠11の間に上枠12及び下枠13を架設することによって矩形状に構成したものである。下方の枠体20についても、左右の縦枠21の間に上枠22及び下枠23を架設することによって矩形状に構成したものである。枠体10,20を構成する枠11,12,13,21,22,23は、アルミニウム合金や樹脂材によって成形した押し出し形材であり、それぞれが長手の全長にわたってほぼ一様の断面形状を有するように構成してある。図からも明らかなように、2つの枠体10,20は、左右に沿った寸法が互いにほぼ同一で、かつ縦枠11,21の見込み方向に沿った寸法がほぼ等しくなるように構成してある。
ここで、見込み方向とは、図中の矢印Aで示すように、建具の奥行きに沿った方向である。見込み方向に沿った面については見込み面と称する場合がある。また本実施の形態では、見付け方向という用語も用いる。見付け方向とは、上枠12,22や下枠13,23等のように水平方向に沿って延在するものの場合、見込み方向に直交した上下に沿う方向である。縦枠11,21等のように上下方向に沿って延在するものの場合には、見込み方向に直交した水平に沿う方向を見付け方向という。見付け方向に沿った面については、見付け面と称する場合がある。
図4及び図5に示すように、上方の枠体10を構成する下枠13及び下方の枠体20を構成する上枠22には、それぞれ釘ヒレ部13a,22a及びカバー取付片13b,22bが設けてある。釘ヒレ部13a,22aは、下枠13及び上枠22の外周に位置する部分から見付け方向に沿って外周側に延在する板状部分である。これらの釘ヒレ部13a,22aは、それぞれの枠体10,20を単体で用いる場合に躯体との連結部となるものである。すなわち、釘ヒレ部13a,22aは、躯体の室外に臨む表面に重ね合わせた状態でネジを螺合したり、釘を打ち付けることにより、下枠13及び上枠22を躯体に支持させるものである。本実施の形態では、縦枠11,21の見込み方向に沿った位置が互いに合致するように2つの枠体10,20を上下に並設した際に、同一の平面上に位置するように下枠13及び上枠22のそれぞれに釘ヒレ部13a,22aが設けてある。
カバー取付片13b,22bは、下枠13及び上枠22の室内に臨む見付け面から見込み方向に沿って室内側に延在する板状部分である。これらのカバー取付片13b,22bは、それぞれの枠体10,20を単体で用いる場合に額縁に連結される部分であり、室内側に位置する部分にネジ挿通孔(カバー取付部)13b1,22b1を有している。下枠13のカバー取付片13bに設けたネジ挿通孔13b1及び上枠22のカバー取付片22bに設けたネジ挿通孔22b1は、縦枠11,21の見込み方向に沿った位置が互いに合致し、かつ左右の位置を揃えて2つの枠体10,20を上下に並設した際に、互いに対向した位置となるように形成してある。
上述の構成を有する上方の下枠13と下方の上枠22との間には、連結構造材30及びカバー40が配設してある。連結構造材30は、下枠13と上枠22との間を連結するためのもので、鋼材によって成形してある。本実施の形態では、矩形の筒状を成す連結構造材30を適用している。
この連結構造材30に対しては、室外に臨む見付け面に下枠13の釘ヒレ部13a及び上枠22の釘ヒレ部22aをそれぞれ当接した状態で連結ネジS1を螺合することによって下枠13及び上枠22が連結してある。つまり、連結構造材30に下枠13及び上枠22を連結することにより、上方の枠体10と下方の枠体20とが縦枠11,21の見込み方向に沿った位置を互いに合致した状態で相互に連結された状態となっている。図には明示していないが、連結ネジS1は、釘ヒレ部13a,22aの長手に沿った複数位置に螺合してある。
カバー40は、連結構造材30の室内側に露出する部分、連結構造材30と上方の下枠13との境界部分、連結構造材30と下方の上枠22との境界部分を覆うためのもので、上方の下枠13に取り付けられた第1カバー部材40Aと、下方の上枠22に取り付けられた第2カバー部材40Bとを備えている。これら第1カバー部材40A及び第2カバー部材40Bは、樹脂材によって成形した押し出し形材であり、長手の全長にわたってほぼ一様の断面形状を有するように構成してある。本実施の形態では、それぞれが見込み延在部41及び見付け延在部42を有した同一の断面形状となる第1カバー部材40A及び第2カバー部材40Bを適用している。見込み延在部41は、見込み方向に沿ってほぼ水平となるように延在したものである。見込み延在部41の室外側に位置する縁部は、カバー取付片13b,22bの内表面13b2,22b2に当接し、ネジ挿通孔13b1,22b1を介して螺合された取付ネジS2によってカバー取付片13b,22bに取り付けてある。見付け延在部42は、見込み延在部41の延在縁部からほぼ直角に屈曲して上下に延在するものである。見付け延在部42の延在寸法は、上方の下枠13に設けたカバー取付片13bと下方の上枠22に設けたカバー取付片22bとの相互間隔のほぼ1/2である。
図からも明らかなように、第1カバー部材40Aは、見込み延在部41から下方に向けて見付け延在部42が延在する一方、第2カバー部材40Bは、見込み延在部41から上方に向けて見付け延在部42が延在している。これらの見付け延在部42は、延在縁部が互いに隙間無く当接しているとともに、連結部材43によって互いに連結してある。
以下、図4〜図7を適宜参照しながら第1カバー部材40A、第2カバー部材40B、連結部材43の詳細構成について説明し、併せて本願発明の特徴部分について詳述する。なお、上述したように、第1カバー部材40A及び第2カバー部材40Bは、同一の断面形状を有したものであるため、第1カバー部材40Aについてのみ説明を行い、第2カバー部材40Bについては同一の符号を付すこととする。
第1カバー部材40Aの見込み延在部41は、複数の中空部41aを有して厚板状に構成したものである。見込み延在部41においてカバー取付片13b(22b)が当接する部分には、取付片収容凹部41b及び螺合溝41cが設けてある。取付片収容凹部41bは、カバー取付片13b(22b)を当接させた際にカバー取付片13b(22b)と見込み延在部41との間の段差を無くすための凹部であり、カバー取付片13b(22b)の板厚に相当する深さに形成してある。螺合溝41cは、取付片収容凹部41bに開口するもので、見込み延在部41の長手に沿って形成してある。また、見込み延在部41の中間となる部分には、板状部41dが設けてある。板状部41dは、単一の板状を成し、隣接する中空部41aの間を連結する部分であり、中空部41aの外表面に沿って形成してある。
第1カバー部材40Aの見付け延在部42は、見込み延在部41と同様、複数の中空部42aを有して厚板状に構成したもので、延在縁部に連結片42b、係合片42c及び係合溝42dを有している。連結片42bは、後述する連結部材43によって互いに連結される板状部分である。本実施の形態では、中空部42aの外表面に沿って見込み方向に延在した平板状を成す連結基板部42b1と、連結基板部42b1の延在縁部に設けた挟持片部42b2とを有して連結片42bが構成してある。挟持片部42b2は、連結基板部42b1の延在縁部から室外側に向けて屈曲した後、見込み延在部41に向けて膨出するように屈曲したものである。係合片42cは、連結基板部42b1と平行となるように延在した平板状を成す部分である。本実施の形態では、中空部42aの内表面よりも室内側となる部位に係合片42cが設けてある。係合溝42dは、中空部42aの延在端面において係合片42cよりも室外側となる部位に開口するものであり、見付け延在部42の長手に沿って形成してある。
連結部材43は、鋼材等の金属によって一体成形したもので、係合板部43a、2つの抑え板部43b及び2つの挟持板部43cを有している。係合板部43aは、係合溝42dに挿入可能となる板厚の平板状を成すもので、縦横が異なる長さに構成してある。長辺側の寸法は、連結片42bの先端縁から係合溝42dまでの距離の2倍よりもわずかに短くなるように構成してある。短辺側の寸法は、連結片42bの先端縁から係合片42cまでの距離の2倍よりも短くなるように構成してある。係合板部43aの一方の対角となる隅部には、それぞれ互いに平行となる傾斜面43dが設けてある。2つの抑え板部43bは、それぞれ係合板部43aを同一の方向に切り起こすことによって形成したものである。より具体的に説明すると、抑え板部43bは、係合板部43aから屈曲した後、係合板部43aと平行となるように延在したもので、係合板部43aとの間に係合片42cをほぼ隙間無く嵌め込むことのできる隙間が確保してある。これら2つの抑え板部43bは、係合板部43aの重心位置Cに近接した部分から短辺側に向けて互いに離反するように延在している。抑え板部43bの相互間には、連結片42bの先端縁から係合片42cまでの距離の2倍よりも短い間隔が確保してある。2つの挟持板部43cは、係合板部43aの長辺側に位置する縁部から抑え板部43bとは反対側となる方向に屈曲した矩形の板状部分である。挟持板部43cは、係合板部43aの長手を二等分する仮想の二等分面αに対して互いに反対側となる部位に設けてある。挟持板部43cの相互間には、連結片42bの先端縁から挟持片部42b2の膨出部までの距離の2倍よりも大きい間隔が確保してある。図からも明らかなように、上述した連結部材43の係合板部43a、2つの抑え板部43b及び2つの挟持板部43cは、係合板部43aの重心位置Cを中心として回転対称形状となるようにそれぞれが形成してある。
上記のように構成した第1カバー部材40A及び第2カバー部材40Bは、図7に示すように、見付け延在部42の連結片42bを互いに当接させた状態で連結部材43を装着することにより、互いに連結された状態に維持される。すなわち、図6に示すように、第1カバー部材40A及び第2カバー部材40Bの連結片42bを互いに対向させた状態で、係合板部43aの長手が第1カバー部材40Aの長手に沿い、かつ挟持板部43cが連結片42bに対向する姿勢で連結部材43を配置すれば、係合板部43aを係合片42cの相互間に挿入することが可能となる。このとき、2つの挟持板部43cの相互間には、連結片42bの挟持片部42b2が配置された状態となる。従って、この状態から、図6(b)において連結部材43を時計回りに回転させれば、図7に示すように、係合片42cが係合板部43aと抑え板部43bとの間に嵌め込まれるため、連結部材43が第1カバー部材40A及び第2カバー部材40Bの間に係合された状態に維持されるとともに、第1カバー部材40Aの挟持片部42b2と第2カバー部材40Bの挟持片部42b2とが、2つの挟持板部43cの間に挟持された状態となる。これにより、第1カバー部材40A及び第2カバー部材40Bが互いに連結された状態を維持し、カバー40が構成される。
上述したように、第1カバー部材40Aの見付け方向に沿った寸法は、上方の下枠13に設けたカバー取付片13bと下方の上枠22に設けたカバー取付片22bとの相互間隔のほぼ1/2である。従って、連結部材43によって連結された第1カバー部材40A及び第2カバー部材40Bを備えるカバー40は、見付け方向に沿った寸法が上方の下枠13に設けたカバー取付片13bと下方の上枠22に設けたカバー取付片22bとの相互間隔とほぼ等しくなる。これにより、それぞれのカバー取付片13b,22bのネジ挿通孔13b1,22b1を介して見込み延在部41の螺合溝41cに取付ネジS2を螺合すれば、カバー40によって連結構造材30の室内側に露出する部分、連結構造材30と下枠13の室内に臨む見付け面13cとの境界部分、連結構造材30と上枠22の室内に臨む見付け面22cとの境界部分を隙間無く覆うことができ、建具の外観品質を向上させることができる。
しかも、上述したようにカバー40は、第1カバー部材40A及び第2カバー部材40Bを互いに連結することによって構成したものであるため、樹脂材によって押し出し成形する場合にも大きな金型が必要になることもなく、製造コストの点で有利となるばかりか、成形性の点でも好ましいもとなる。さらに、実施の形態では、第1カバー部材40A及び第2カバー部材40Bが同一の断面形状を有したものであるため、押し出し成形する際の金型を一つ用意すれば良く、製造コストの低減を図ることが可能となる。
さらに、第1カバー部材40A及び第2カバー部材40Bの見込み延在部41には、それぞれ板状部41dが設けてあるため、板状部41dを介して容易に撓むことが可能である。従って、例えば第1カバー部材40Aや第2カバー部材40Bに成形誤差があった場合にも、板状部41dを介して適宜撓めることにより、カバー取付片13b,22bのネジ挿通孔13b1,22b1に対して螺合溝41cを容易に合致させることが可能であり、取付作業を容易化することができる。しかも、第1カバー部材40Aや第2カバー部材40Bに高い成形精度が必要でないため、製造コストの面でも有利となる。
因に、図4及び図7に示すように、カバー40の小口端面については、縦枠11,21にわたって一連となる額縁50を配設することによって覆われた状態となり、外部から視認されることがない。また、下枠13と上枠22との間においては、釘ヒレ部13a,22aよりも室外側となる部分に隙間が構成されることになるが、シール材60を充填することによって塞ぐことが可能であり、釘ヒレ部13a,22aや連結構造材30が視認されるおそれもない。
なお、上述した実施の形態では、連結部材43として、回転させるだけの操作で第1カバー部材40A及び第2カバー部材40Bの間を連結した状態に維持するものを例示しているが、本発明は必ずしもこれに限定されない。
例えば、図9及び図10に示す変形例1のように、係合板部143aと2つの挟持板部143bとを有した連結部材143を適用し、回転操作した後に係合片42cを介して係合板部143aにネジS3を螺合するようにしても良い。
また、図11の変形例2に示すように、連結部材243としてクリップ状のものを適用することも可能である。すなわち、プレート状を成すクリップ基部243aの両側縁部にそれぞれ弾性的に拡開可能となる弾性挟持片243bを有した連結部材243を適用し、弾性挟持片243bの間に第1カバー部材40Aの挟持片部42b2と第2カバー部材40Bの挟持片部42b2とを挟持させれば、第1カバー部材40Aと第2カバー部材40Bとの連結作業を容易化することができる。
さらに、図12の変形例3のように、両側縁部を折り曲げただけの単純形状の連結部材343や単に平板状を成す連結部材(図示せず)を適用し、第1カバー部材40Aの係合片42c及び第2カバー部材40Bの係合片42cを介して連結部材343にネジS4を螺合するようにしても構わない。こうした単純形状の連結部材343を適用すれば、連結部材343の製造コストを低減することが可能となる。
上述した変形例1〜変形例3では、連結部材143,243,343の構成が異なるものであり、その他の構成については実施の形態と同様である。従って、変形例1〜変形例3において実施の形態と同様の構成要素には同一の符号が付してある。
なお、上述した実施の形態では、2つの枠体10,20を上下に並設したものを例示しているが、2つの枠体10,20を左右に並設して構成した建具にも適用することが可能である。すなわち、2つの枠体10,20の縦枠11,21が隣接する枠となり、これらの縦枠11,21を連結することによって構成した建具においても同様に適用可能である。
以上のように、本発明に係る建具は、四周に枠を有した2つの枠体を備え、隣接する枠が相互に連結された状態で前記2つの枠体が並設される建具であって、相互に連結された枠のそれぞれには、互いに対応する部位にカバー取付片が設けられ、それぞれのカバー取付片には、互いに見込み方向の位置が同一となるカバー取付部が設けられ、隣接する枠の一方には、前記カバー取付部を介して前記カバー取付片に第1カバー部材が取り付けられ、隣接する枠の他方には、前記カバー取付部を介して前記カバー取付片に第2カバー部材が取り付けられ、前記第1カバー部材及び前記第2カバー部材は、見込み方向に延在する見込み延在部と、前記見込み延在部の延在縁部から見付け方向に沿って延在し、枠の室内に臨む見付け面を覆う見付け延在部とを有し、前記見込み延在部を介して前記カバー取付片に連結され、かつ前記見付け延在部の延在縁部が互いに連結されており、前記第1カバー部材及び前記第2カバー部材は、少なくとも前記見込み延在部及び前記見付け延在部が互いに同一の断面形状を有するように形成されていることを特徴としている。
この発明によれば、互いに連結される第1カバー部材及び第2カバー部材によって相互に連結された枠の見付け面を覆うようにしているため、第1カバー部材及び第2カバー部材を個別に成形すれば良く、製造コストや成形性の問題を招来することなく相互に連結した枠の見付け面を覆うことが可能となる。また、見込み延在部及び前記見付け延在部が互いに同一の断面形状を有するように形成されているため、一つの型を用いて第1カバー部材及び第2カバー部材を成形することも可能であり、製造コストを一層低減することができるようになる。
また本発明は、上述した建具において、前記第1カバー部材及び前記第2カバー部材は、それぞれ樹脂材によって成形されていることを特徴としている。
この発明によれば、樹脂材によって成形した第1カバー部材及び第2カバー部材によって相互に連結された枠の見付け面が覆われるため、断熱性の点で有利となる。
また本発明は、上述した建具において、前記第1カバー部材及び前記第2カバー部材は、中空状を成す複数の中空部と、単一の板状を成し、隣接する前記中空部の間を連結する板状部とを有していることを特徴としている。
この発明によれば、板状部を介して容易に撓むことが可能であり、誤差による位置ずれを吸収することができ、製造コストの低減や取付作業の容易化を図ることができる。
10,20 枠体、22 上枠、13 下枠、13b,22b カバー取付片、13b1,22b1 ネジ挿通孔、13c,22c 枠の見付け面、40A 第1カバー部材、40B 第2カバー部材、41 見込み延在部、41a,42a 中空部、41c 螺合溝、41d 板状部、42 見付け延在部、42b 連結片、42b1 連結基板部、42b2 挟持片部、42c 係合片、42d 係合溝、43,143,243,343 連結部材

Claims (3)

  1. 四周に枠を有した2つの枠体を備え、隣接する枠が相互に連結された状態で前記2つの枠体が並設される建具であって、
    相互に連結された枠のそれぞれには、互いに対応する部位にカバー取付片が設けられ、それぞれのカバー取付片には、互いに見込み方向の位置が同一となるカバー取付部が設けられ、
    隣接する枠の一方には、前記カバー取付部を介して前記カバー取付片に第1カバー部材が取り付けられ、隣接する枠の他方には、前記カバー取付部を介して前記カバー取付片に第2カバー部材が取り付けられ、
    前記第1カバー部材及び前記第2カバー部材は、見込み方向に延在する見込み延在部と、前記見込み延在部の延在縁部から見付け方向に沿って延在し、枠の室内に臨む見付け面を覆う見付け延在部とを有し、前記見込み延在部を介して前記カバー取付片に連結され、かつ前記見付け延在部の延在縁部が互いに連結されており、
    前記第1カバー部材及び前記第2カバー部材は、少なくとも前記見込み延在部及び前記見付け延在部が互いに同一の断面形状を有するように形成されていることを特徴とする建具。
  2. 前記第1カバー部材及び前記第2カバー部材は、それぞれ樹脂材によって成形されていることを特徴とする請求項1に記載の建具。
  3. 前記第1カバー部材及び前記第2カバー部材は、中空状を成す複数の中空部と、単一の板状を成し、隣接する前記中空部の間を連結する板状部とを有していることを特徴とする請求項1に記載の建具。
JP2019086294A 2019-04-26 2019-04-26 建具 Active JP7227065B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019086294A JP7227065B2 (ja) 2019-04-26 2019-04-26 建具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019086294A JP7227065B2 (ja) 2019-04-26 2019-04-26 建具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020180531A true JP2020180531A (ja) 2020-11-05
JP7227065B2 JP7227065B2 (ja) 2023-02-21

Family

ID=73023723

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019086294A Active JP7227065B2 (ja) 2019-04-26 2019-04-26 建具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7227065B2 (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5576379U (ja) * 1978-11-20 1980-05-26
JPS57199690U (ja) * 1981-06-17 1982-12-18
JPH11117618A (ja) * 1997-10-15 1999-04-27 Misawa Homes Co Ltd サッシ枠のはめ込み構造
JP2002168051A (ja) * 2000-11-29 2002-06-11 Shin Nikkei Co Ltd 複合サッシにおける段窓構造

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5576379U (ja) * 1978-11-20 1980-05-26
JPS57199690U (ja) * 1981-06-17 1982-12-18
JPH11117618A (ja) * 1997-10-15 1999-04-27 Misawa Homes Co Ltd サッシ枠のはめ込み構造
JP2002168051A (ja) * 2000-11-29 2002-06-11 Shin Nikkei Co Ltd 複合サッシにおける段窓構造

Also Published As

Publication number Publication date
JP7227065B2 (ja) 2023-02-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2002509465A (ja) 家具組立部材
JP6664908B2 (ja) 建築用板材の取付構造及び取付方法
JP2020180531A (ja) 建具
JP2020090787A (ja) 建具用面材
JP6071584B2 (ja) サッシ枠
JP5450003B2 (ja) ドアパネルの窓構造
JP6591902B2 (ja) 扉体及び建具
JP6879835B2 (ja) 扉体及び建具
JP6845019B2 (ja) 面材ユニットの連結構造
JP2017145567A (ja) 建具
JP6050032B2 (ja) 窓接続枠
JP7063673B2 (ja) 連窓構造の目地巾調整機構、及び目地巾調整方法
JP6690953B2 (ja) 建具
JP6569086B2 (ja) フレーム部材及び仕切り装置
JP7113767B2 (ja) 額縁
JP6498108B2 (ja) 建具
EP2327337A1 (en) Display case
JP6558598B2 (ja) 板材用組立治具
JP6141504B2 (ja) サッシ枠
JP2009046926A (ja) 建具
JP5464056B2 (ja) 紙製パネルの組立構造
JP7239415B2 (ja) 建具
JP5430155B2 (ja) 框戸
JP2017133161A (ja) 扉体及び建具
JP2017227025A (ja) 仕切りパネル

Legal Events

Date Code Title Description
RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7426

Effective date: 20190523

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20190523

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220202

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20221007

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20221018

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20221125

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230117

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230209

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7227065

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150