JP6664908B2 - 建築用板材の取付構造及び取付方法 - Google Patents

建築用板材の取付構造及び取付方法 Download PDF

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Description

本発明は、建築用板材の取付構造及び取付方法に関する。
特許文献1においては、建築物に作り付けられた収納本体内の受部上に設置される板材が提案されている。
この板材は、金属製補強芯材および木製芯材を含む枠体内に、軽量化と強度を高めるペーパーハニカムが内蔵され、さらに上下の面材で挟み込まれたフラッシュ構造とされている。
特開2001−81957号公報
ところで、特許文献1に記載の板材は、収納本体における三方の壁面に対して安定的に取り付けられている。しかしながら、このような板材の場合は取付箇所が限られてしまうことから、壁面から板材が突出するような、いわゆる片持ちの状態で板材を壁面に取り付けることが可能な技術の開発が望まれていた。
ところが、片持ち状態で板材を壁面に取り付ける場合は、板材自体の軽量化や、板材の取付強度の向上が求められる。また、特許文献1のように、棚板の下に受部が露出するのは外観上好ましくない。
本発明は上記課題に鑑みてなされものであり、板材を軽量化するとともに板材の取付強度を向上させ、さらに外観性の向上を図ることが可能な建築用板材の取付構造及び取付方法を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、例えば図1〜図5(図6〜図14)に示すように、木材よりも軽い軽量材から構成された基材1と、
前記基材1のうち少なくとも前端面および上下面に接合される化粧板2と、をそれぞれ備えた複数の建築用板材10,11が、壁面15a,15bに沿って連続するとともに互いの端部10a,11a同士が連結された状態で、前記壁面15a,15bに設けられた受部5に取り付けられてなる建築用板材10,11の取付構造であって、
前記複数の建築用板材10,11における連結し合う端部10a,11a同士のうち少なくとも一方、前記建築用板材10,11の奥行方向または厚み方向に対して斜めに形成されることによって、前記複数の建築用板材10,11は、平面視または正面視において交差した状態で、前記壁面15a,15bに沿って連続しており、
前記複数の建築用板材10,11における前記連結し合う端部10a,11aは、前記化粧板2のうち前記連結し合う端部10a,11aに位置する部分が前記基材1の側面よりも突出して窪み11cが形成された状態となっており、
前記複数の建築用板材10,11は、前記窪み11cに角材10cが嵌め込まれて固定されることで連結されており、
前記化粧板2は、前記受部5側に突出して前記受部5のうち少なくとも上下面に当接するとともに固定されていることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、複数の建築用板材10,11が、基材1のうち少なくとも前端面および上下面に接合されるとともに、受部5側に突出して受部5のうち少なくとも上下面に当接して固定される化粧板2を備えるので、この化粧板2によって、複数の建築用板材10,11を壁面15a,15bに対して片持ちの状態で取り付けることができる。
そして、このように複数の建築用板材10,11が片持ちの状態で壁面15a,15bに取り付けられるに当たって、これら複数の建築用板材10,11における壁面側端部のそれぞれが受部5を介して壁面15a,15bに取り付けられることになるので、一つの建築用板材が片持ちの状態で壁面に取り付けられる場合に比して、その取付強度が向上することになる。
しかも、建築用板材10,11が、木材よりも軽い軽量材から構成された基材1を備えるので、軽量化に貢献できる。そのため、例えば基材1を木材で構成した場合に比して、複数の建築用板材10,11を受部5によって支持しやすくなる。
さらに、化粧板2が受部5のうち少なくとも上下面に当接するので、少なくとも受部5の上下面を隠すことができ、外観性を高めることができる。
また、複数の建築用板材10,11は、窪みに角材10cが嵌め込まれて固定されることで連結されているので、複数の建築用板材10,11の端部10a,11a同士を連結させて壁面15a,15bに取り付けた際における、複数の建築用板材10,11の安定した一体性を確保することができる。
請求項2に記載の発明は、例えば図1に示すように、請求項1に記載の建築用板材10,11の取付構造において、
前記壁面15a,15bに設けられた前記受部5と、前記窪み11cに嵌め込まれて固定された前記角材10cは、非一体であることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、例えば図1〜図8等に示すように、請求項1または2に記載の建築用板材10,11・20,21の取付構造において、
前記壁面15・25は、互いに隣接して交差する複数の壁面15a,15b・25a,25bによって形成されており、
前記複数の建築用板材10,11・20,21は、前記連結し合う端部10a,11a・20a,21a同士のうち少なくとも一方が、前記建築用板材10,11・20,21の奥行方向に対して斜めに形成されることによって、平面視において交差した状態で、前記複数の壁面15a,15b・25a,25bに沿って連続していることを特徴とする。
請求項3に記載の発明によれば、複数の建築用板材10,11・20,21は、連結し合う端部10a,11a・20a,21a同士のうち少なくとも一方が、建築用板材10,11・20,21の奥行方向に対して斜めに形成されることによって、平面視において交差した状態で、複数の壁面15a,15b・25a,25bに沿って連続しているので、複数の建築用板材10,11・20,21は、平面視において略L字型を呈する部分を有する状態で、壁面15a,15b・25a,25bに取り付けられることになる。これによって、複数の建築用板材10,11・20,21を、出隅や入隅のある壁に対して好適に取り付けることができる。
請求項4に記載の発明は、例えば図8に示すように、請求項3に記載の建築用板材20,21の取付構造において、
前記複数の建築用板材20,21は、前記壁面25a,25bを備えた部屋Rの天井25c付近に配置されていることを特徴とする。
請求項4に記載の発明によれば、複数の建築用板材20,21は、壁面25a,25bを備えた部屋Rの天井25c付近に配置されているので、例えば、天井25c付近の飾り棚としての用途や、天井25c付近に設けられる照明(照明器具23)を目隠しして間接照明を構成する用途、部屋Rの全周の壁面25a,25bに取り付けて折り上げ天井風の天井を形成する用途など、様々な用途で使うことができ、利便性が高い。
請求項5に記載の発明は、例えば図8,図14に示すように、請求項3または4に記載の建築用板材20,21・70の取付構造において、
前記壁面25a,25b・75に取り付けられた状態の前記複数の建築用板材20,21・70における突出方向側端部には、上方または下方に突出する突片22・72が前記複数の建築用板材20,21・70の長さ方向に沿って設けられていることを特徴とする。
請求項5に記載の発明によれば、壁面25a,25b・75に取り付けられた状態の複数の建築用板材20,21・70における突出方向側端部に、上方または下方に突出する突片22・72が複数の建築用板材20,21・70の長さ方向に沿って設けられているので、突片22・72によって、この突片22・72よりも壁面25a,25b・75側にある物を目隠ししたり、複数の建築用板材20,21・70上面に載置した物の落下を防いだり等、複数の建築用板材20,21・70を様々な用途で使うための可能性を格段に広げることができる。
請求項6に記載の発明は、例えば図9,図10等に示すように、請求項1または2に記載の建築用板材30,31の取付構造において、
前記複数の建築用板材30,31は、前記連結し合う端部30a,30b,31a同士のうち少なくとも一方が、前記建築用板材30,31の厚み方向に対して斜めに形成されることによって、正面視において交差した状態で、前記壁面35に沿って連続していることを特徴とする。
請求項6に記載の発明によれば、複数の建築用板材30,31は、連結し合う端部30a,30b,31a同士のうち少なくとも一方が、建築用板材30,31の厚み方向に対して斜めに形成されることによって、正面視において交差した状態で、壁面35に沿って連続しているので、複数の建築用板材30,31は、正面視において略L字型を呈する部分を有する状態で、壁面35に取り付けられることになる。これによって、連続した一体性のある複数の建築用板材30,31が、一つの壁面35に対して取り付けられることになるので、一つの建築用板材が一つの壁面に取り付けられる場合に比して、その取付強度をより一層向上させることができる。
(請求項7)
請求項7に記載の発明は、例えば図1〜図5(図6〜図14)に示すように、木材よりも軽い軽量材から構成された基材1と、
前記基材1のうち少なくとも前端面および上下面に接合される化粧板2と、をそれぞれ備えた複数の建築用板材10,11を、壁面15a,15bに沿って連続するとともに互いの端部10a,11a同士が連結された状態で、前記壁面15a,15bに予め設けられた受部5に取り付ける建築用板材10,11の取付方法であって、
前記複数の建築用板材10,11における連結し合う端部10a,11a同士のうち少なくとも一方は、前記建築用板材10,11の奥行方向または厚み方向に対して斜めに形成され、
前記複数の建築用板材10,11における連結し合う端部10a,11aは、前記化粧板2のうち前記連結し合う端部10a,11aに位置する部分が前記基材1の側面よりも突出して窪み11cが形成された状態となっており、
前記化粧板2は、前記受部5側に突出した状態になっており、
前記複数の建築用板材10,11を、前記窪み11cに角材10cを嵌め込んで固定することで連結し、
前記複数の建築用板材10,11を、平面視または正面視において交差した状態で、前記複数の壁面15a,15bに沿って連続させ、前記受部5側に突出した状態の前記化粧板2を、前記受部5のうち少なくとも上下面に当接させるとともに固定することを特徴とする。
本発明によれば、建築用板材を軽量化するとともに建築用板材の取付強度を向上させ、さらに外観性の向上を図ることが可能となる。
出隅部に用いられる複数の建築用板材の一例を示す分解斜視図である。 同、斜視図である。 複数の建築用板材が出隅部に取り付けられた状態を示す斜視図である。 複数の建築用板材の取付構造を示す縦断面図である。 入隅部に用いられる複数の建築用板材の他の一例を示す斜視図である。 複数の建築用板材が入隅部に取り付けられた状態を示す斜視図である。 建築用板材の幅方向一端部における仕上げ面を示す図である。 複数の建築用板材が部屋の壁面に取り付けられた例を示す斜視図である。 連結し合う端部同士が厚み方向に対して斜めに形成された複数の建築用板材の一例を示す斜視図である。 図9に示す複数の建築用板材における連結構造を説明する断面図である。 建築用板材の取付構造における変形例を示す斜視図である。 建築用板材の取付構造における変形例を示す斜視図である。 建築用板材の取付構造における変形例を示す斜視図である。 建築用板材の取付構造における変形例を示す斜視図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。ただし、以下に述べる実施形態には、本発明を実施するために技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の技術的範囲を以下の実施形態および図示例に限定するものではない。
〔第1実施形態〕
図1〜図3に示す複数の建築用板材10,11のそれぞれは、木材よりも軽い軽量材から構成された基材1と、基材1のうち少なくとも前端面および上下面に接合される化粧板2と、を備える。
そして、これら複数の建築用板材10,11は、図2,図3に示すように、出隅部15を形成する壁面に沿って連続するとともに互いの端部10a,11a同士が連結された状態で、出隅部15を形成する壁面に設けられた受部5に取り付けられている。
より詳細に説明すると、出隅部15を形成する壁面は、互いに隣接して交差する複数の壁面15a,15bによって形成されている。また、受部5は、複数の壁面15a,15bに対して、平面視L字状に形成された状態、もしくは、2つに分割されて平面視略L字状に配置された状態で設けられている。
複数の建築用板材10,11は、連結し合う端部10a,11a同士が、それぞれの建築用板材10,11の奥行方向に対して斜めに形成されることによって、平面視において交差した状態で、複数の壁面15a,15bに沿って連続している。
本実施形態における複数の建築用板材10,11は、端部10a,11a同士が連結された状態において平面視L字状に形成される。そのため、連結し合う端部10a,11a同士は斜め45度に設定されている。
なお、本実施形態では、複数の建築用板材10,11における双方の端部10a,11a同士が奥行方向に対して斜めに形成されるものとしたが、これに限られるものではなく、いずれか一方の端部10a(11a)のみを斜めに形成してもよいし、斜めに形成する際の角度も適宜変更可能である。
また、奥行方向とは、建築用板材10,11の突出方向側端部から壁面15a,15bに向かう方向を指す。
複数の建築用板材10,11における連結し合う端部10a,11a同士のうち一方は凸部10cを有し、他方は凹部11cを有する。本実施形態においては、一方の建築用板材10における連結側端部が凸部10cを有し、他方の建築用板材11における連結側端部が凹部11cを有する。
複数の建築用板材10,11の端部10a,11a同士は、凸部10cが凹部11cに嵌め込まれることによって連結されている。
ここで、複数の建築用板材10,11を構成する基材1および化粧板2等について説明する。
基材1を構成する軽量材としては紙材をハニカム状に形成してなるペーパーハニカムや、発泡ウレタン、発泡スチロール等の発泡材が好適に用いられており、そのいずれを採用してもよい。すなわち、建築用板材10,11は、木材よりも軽量であり、さらには、壁面15a,15bに取り付けられた状態で保持され、その状態で使用できればよい。
なお、建築用板材10,11が壁面15a,15bに取り付けられる際に基材1において受部5側を向く面を、以下、取付面1aと称する。これに対し、受部5において基材1側を向く面を、以下、取付面5aと称する。
これら取付面1a,5a同士は、建築用板材10,11が壁面15a,15bに取り付けられた際に、互いに当接し合う状態となる。また、これら取付面1a,5a同士は、略等しい面積に設定されている(図4参照)。
さらに、化粧板2は、例えばMDF(Medium density fiberboard:中密度繊維板)や、合板、パーティクルボード等のボード材にからなる厚さ数mm程度(3mm〜7mm程度)の薄板が好適に用いられており、そのいずれを採用してもよい。すなわち、化粧板2としては、建築用板材10,11を支持するのに必要な強度を有するとともに、建築用板材10,11の軽量化に貢献すべく、ある程度の薄さに設定されたものが用いられる。
なお、化粧板2の外表面には、例えば木目模様等のデザインが印刷されたり、デザインが印刷された化粧シートが貼り付けられたりする。
化粧板2は、上述のように基材1の前端面および上下面に接合されている。
複数の建築用板材10,11における連結側の端部10a,11aに位置する基材1の端面は、化粧板2の端面よりも奥まった位置に配置されている。換言すれば、複数の建築用板材10,11における連結側端部10a,11aに位置する化粧板2の側端部は、基材1の側面よりも突出している。
これにより、連結側の端部10a,11aのそれぞれには、窪みが形成された状態となる。そして、図1に示すように、一方の建築用板材10における連結側端部の窪みには、直方体状の角材(または、集成材等からなる直方体状の部材)が嵌め込まれて固定されており、当該角材によって凸部10cが形成されている。さらに、他方の建築用板材11における連結側端部の窪みは、そのまま凹部11cとして利用される。
また、複数の建築用板材10,11における連結側ではない方の端部10b,11bに位置する基材1の端面には、図5(a),(b)に示すように、基材1の厚みと略等しい高さに設定された下地材3が接合されている。
下地材3の外側面は、この下地材3が基材1の側端面に取り付けられた状態において、化粧板2の側端面と面一になっている。そして、これら下地材3の外側面と、化粧板2の側端面には、化粧板2の表面デザインと同様のデザインが印刷された化粧シート4が貼り付けられている。
このように下地材3および化粧シート4が用いられる場合、化粧板2は、基材1の前端面および上下面にのみ接合される。例えば下地材3および化粧シート4が用いられない場合には、化粧板2が、複数の建築用板材10,11における連結側ではない方の端部10b,11bに位置する基材1の端面にも接合される。
そして、複数の建築用板材10,11における基材1に接合された化粧板2は、受部5側に突出して受部5のうち上下面に当接するとともに固定されている。
また、本実施形態においては、複数の建築用板材10,11における連結側ではない方の端部10b,11bに位置する下地材3も、受部5側に突出して受部5のうち幅方向両端面に当接する。なお、例えば下地材3および化粧シート4が用いられない場合には、化粧板2が、複数の建築用板材10,11における連結側ではない方の端部10b,11bに位置する基材1の端面にも接合されて、受部5側に突出し、受部5の左右両側の端面に当接する。
すなわち、壁面15a,15bへの取付前の状態の、複数の建築用板材10,11における化粧板2および下地材3は、基材1に対して、基材1の取付面1aのみを露出させた状態で、かつ取付面1aよりも突出した状態となるように接合されている。換言すれば、化粧板2および下地材3は、複数の建築用板材10,11における基材1の取付面1aの全周を囲んでおり、当該取付面1aに対して直交する方向に沿って突出した状態となるように、基材1に対して接合されている。
なお、化粧板2および下地材3は、基材1に対して接着剤で接合されている。
また、化粧板2および下地材3における取付面1aからの突出寸法は、受部5における壁面15a,15bからの突出寸法と略等しく設定されている。さらに、上述したように基材1の取付面1aと、受部5の取付面5aとが略等しい面積に設定されている。このため、建築用板材10,11を壁面15a,15bに取り付ける際においては、化粧板2および下地材3における取付面1aから突出した部分に受部5が嵌合する状態となる。このように、取付面1aから突出した化粧板2および下地材3によって囲まれた部分を、以下、嵌合凹部2aと称する。
つまり、嵌合凹部2aは、基材1における取付面1aと、この取付面1aの周縁から壁面15a,15b側に突出する化粧板2および下地材3と、によって構成されたものである。
なお、化粧板2および下地材3の突出方向側端面は、複数の建築用板材10,11が壁面15a,15bに取り付けられた状態においては、壁面15a,15bに当接するか、極めて近接した状態となる。
続いて、受部5の壁面15a,15bへの取付態様について説明する。
受部5は、例えばLVL(Laminated Veneer Lumber:単層積層材)や、集成材等の加工材が好適に用いられているが、通常の木材を切り出してなる角材を用いてもよい。
また、受部5は、上述のように直方体状に形成されている。すなわち、受部5は、嵌合凹部2aに嵌合するものであるため、この嵌合凹部2aに対応した形状となっている。
受部5における取付面5aは、当該受部5における突出方向の先端側に位置する前端面である。また、この受部5の上面と下面と幅方向両端面は、建築用板材10,11を壁面15a,15bに取り付けた際に、嵌合凹部2aを構成する化粧板2および下地材3に当接した状態となる。
また、上述のように受部5は、壁面15a,15bに対して、受部5の前端面から壁面15a,15bに向かって設けられる釘・ビス等の固定具によって固定されている。
なお、受部5に対しては、釘・ビス等の固定具を差し込むための通し孔(図示せず)を予め形成しておいてもよい。また、受部5における壁面15a,15b側の面には、補助的に接着剤を塗布してもよい。
そして、このような受部5は、接着剤によって、嵌合凹部2aを構成する化粧板2および下地材3に接着される。
また、建築用板材10,11の壁面15a,15bに対する取付高さにもよるが、化粧板2の表面から受部5の上面または下面に対して、釘・ビス等の固定具を設け、さらに確実に固定してもよい。
次に、複数の建築用板材10,11を受部5に取り付ける際の施工手順について説明する。
なお、複数の建築用板材10,11は、予め工場や現場で製造されているものとする。
まず、受部5を、出隅部15を形成する複数の壁面15a,15bに固定する。
続いて、複数の建築用板材10,11を、図1,図2に示すように、凸部10cを凹部11cに嵌め込んで連結させる。
そして、受部5の表面に接着剤を塗布してから、このように連結された複数の建築用板材10,11を、受部5に対して、嵌合凹部2aに受部5が嵌合するようにして取り付ける。
その後は、接着剤の硬化を待つ。また、固定具によって化粧板2を受部5に固定してもよい。
以上のようにして、複数の建築用板材10,11を受部5に取り付けることができ、受部5によって、複数の建築用板材10,11を壁面15a,15bの表面に支持させることができる。
本実施の形態によれば、複数の建築用板材10,11が、基材1のうち少なくとも前端面および上下面に接合されるとともに、受部5側に突出して受部5のうち少なくとも上下面に当接して固定される化粧板2を備えるので、この化粧板2によって、複数の建築用板材10,11を、出隅部15を形成する壁面15a,15bに対して片持ちの状態で取り付けることができる。
そして、このように複数の建築用板材10,11が片持ちの状態で壁面15a,15bに取り付けられるに当たって、これら複数の建築用板材10,11における壁面15a,15b側端部のそれぞれが受部5を介して壁面15a,15bに取り付けられることになるので、一つの建築用板材が片持ちの状態で壁面に取り付けられる場合に比して、その取付強度が向上することになる。
しかも、建築用板材10,11が、木材よりも軽い軽量材から構成された基材1を備えるので、軽量化に貢献できる。そのため、例えば基材1を木材で構成した場合に比して、複数の建築用板材10,11を受部5によって支持しやすくなる。
さらに、化粧板2が受部5のうち少なくとも上下面に当接するので、少なくとも受部5の上下面を隠すことができ、外観性を高めることができる。
また、一方の建築用板材10における凸部10cが他方の建築用板材11における凹部11cに嵌め込まれることによって複数の建築用板材10,11の端部10a,11a同士が連結されているので、複数の建築用板材10,11の端部10a,11a同士を連結させて壁面15a,15bに取り付けた際における、複数の建築用板材10,11の安定した一体性を確保することができる。
また、複数の建築用板材10,11は、連結し合う端部10a,11a同士のうち少なくとも一方が、それぞれの建築用板材10,11の奥行方向に対して斜めに形成されることによって、平面視において交差した状態で、複数の壁面15a,15bに沿って連続しているので、複数の建築用板材10,11は、平面視において略L字型を呈する部分を有する状態で、壁面15a,15bに取り付けられることになる。これによって、複数の建築用板材10,11を、出隅部15のある壁面に対して好適に取り付けることができる。
〔第2実施形態〕
次に、図面を参照して本発明の第2実施形態について説明する。なお、説明の便宜上、上述した第1実施形態とは異なる構成部分のみについて説明する。
本実施形態における複数の建築用板材20,21は、図6,図7に示すように、入隅部25を形成する複数の壁面25a,25bに取り付けられる。
なお、複数の建築用板材20,21は、基材1と、化粧板2と、下地材3と、化粧シート4と、を備える点で上述した第1実施形態と共通する。また、複数の建築用板材20,21における連結し合う端部20a,21a同士のうち一方は凸部を有し、他方は凹部を有しており、凸部が凹部に嵌め込まれることによって複数の建築用板材20,21の端部20a,21a同士が連結される点も上述した第1実施形態と共通する。
さらに、入隅部25を形成する複数の壁面25a,25bには、この入隅部25に対応して受部5が固定されている。
すなわち、第2実施形態における複数の建築用板材20,21は、入隅部25に対応した形状となっており、出隅部15に対応した第1実施形態における複数の建築用板材10,11とは正反対の構成とされたものである。
このような複数の建築用板材20,21を用いれば、例えば図8に示すような部屋Rに折り上げ天井を形成することができる。
部屋Rは平面視矩形状に形成されており、四方に壁面25a,25bが設けられた状態となっている。つまり、部屋Rの四隅は入隅部25となっている。
複数の建築用板材20,21は、このように四方に壁面25a,25bを備えた部屋Rの天井25c付近に、入隅部25に対応するようにして配置されている。
より詳細に説明すると、壁面25a,25bの天井25c付近には受部5が水平に取り付けられており、この受部5に対して複数の建築用板材20,21が取り付けられている。
また、壁面25a,25bに取り付けられた状態の複数の建築用板材20,21における突出方向側端部には、上方に突出する突片22が複数の建築用板材20,21の長さ方向に沿って設けられている。
突片22は、天井25cに到達しない高さに設定されており、複数の建築用板材20,21の上面には、照明器具23が設置されている。これによって、突片22の上端部と天井25cとの間の隙間から部屋Rの中央側に照明器具23の光が漏れる間接照明を部屋Rに作ることができる。
また、突片22と化粧板2は一体形成されていてもよいし、突片22を化粧板2に対して後付けしてもよい。
本実施の形態によれば、上述した第1実施形態と同じ効果を得ることができるとともに、複数の建築用板材20,21が、壁面25a,25bを備えた部屋Rの天井25c付近に配置されているので、例えば、天井25c付近の飾り棚としての用途や、天井25c付近に設けられる照明器具23を目隠しして間接照明を構成する用途、部屋Rの全周の壁面25a,25bに取り付けて折り上げ天井を形成する用途など、様々な用途で使うことができ、利便性が高い。
また、壁面25a,25bに取り付けられた状態の複数の建築用板材20,21における突出方向側端部に、上方に突出する突片22が複数の建築用板材20,21の長さ方向に沿って設けられているので、突片22によって、この突片22よりも壁面25a,25b側にある物を目隠ししたり、複数の建築用板材20,21上面に載置した物の落下を防いだり等、複数の建築用板材20,21を様々な用途で使うための可能性を格段に広げることができる。
〔第3実施形態〕
次に、図面を参照して本発明の第2実施形態について説明する。なお、説明の便宜上、上述した第1実施形態および第2実施形態とは異なる構成部分のみについて説明する。
本実施形態における複数の建築用板材30,31,31は、連結し合う端部30a,30b,31a同士が、図9,図10に示すように、建築用板材30,31,31の厚み方向に対して斜めに形成されることによって、正面視において交差した状態で、一つの壁面35に沿って連続している。なお、壁面35には出入口が設けられており、この出入口の上方に、複数の建築用板材30,31,31が設けられている。
より具体的に説明すると、建築用板材30は、平面視において矩形状に形成され、部屋等の壁面35に対して水平に取り付けられる。この建築用板材30は、その幅方向両端部30a,30bが連結側の端部として機能する。
建築用板材31,31は、水平な建築用板材30の両端部30a,30bに連結され、当該水平な建築用板材30よりも下方に設けられている。また、これら建築用板材31,31は側面視において直角三角形状に形成されており、斜辺が壁面35とは反対側を向くように配置されている。そして、その上端部31a,31aが連結側の端部として機能する。
なお、厚み方向とは、水平な建築用板材30においては上下方向の寸法を指しており、垂直に設けられる建築用板材31,31においては左右方向の寸法を指している。
これら複数の建築用板材30,31,31における連結し合う端部30a,30b,31a同士は、それぞれの建築用板材30,31,31の厚み方向に対して斜め45度に形成されている。
また、図10(a),(b)に示すように、複数の建築用板材30,31,31における連結し合う端部30a,30b,31a同士のうち、水平な建築用板材30の幅方向両端部は凸部30c(30d)を有する。さらに、直角三角形の建築用板材31,31の上端部31a,31aは凹部31cをそれぞれ有する。
10(a)に示す凸部30cは、水平な建築用板材30の長さ方向に沿って突出するような形状となっている。一方、図10(b)に示す凸部30dは、断面視において略L字状に形成された状態となっており、端部が下方に突出している。本実施形態においては、いずれの形態の凸部30c,30dを用いてもよいものとする。
本実施形態によれば、複数の建築用板材30,31,31は、連結し合う端部30a,30b,31a同士のうち少なくとも一方が、それぞれの建築用板材30,31,31の厚み方向に対して斜めに形成されることによって、正面視において交差した状態で、壁面35に沿って連続しているので、複数の建築用板材30,31,31は、正面視において略L字型を呈する部分を有する状態で、壁面35に取り付けられることになる。これによって、連続した一体性のある複数の建築用板材30,31,31が、一つの壁面35に対して取り付けられることになるので、一つの建築用板材が一つの壁面に取り付けられる場合に比して、その取付強度をより一層向上させることができる。
〔変形例〕
なお、本発明を適用可能な実施形態は、上述した第1〜第3実施形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。以下、変形例について説明する。以下に挙げる変形例は可能な限り組み合わせてもよい。
〔変形例1〕
図11に示すように、本変形例における壁面は出隅部45を有するものであり、互いに隣接して交差する複数の壁面45a,45bによって形成されている。
複数の建築用板材40,41は、連結し合う端部40a,41a同士の双方が、それぞれの建築用板材40,41の奥行方向に対して斜めに形成されることによって、平面視において交差した状態で、複数の壁面45a,45bに沿って連続している。
また、これら複数の建築用板材40,41における連結し合う端部40a,41a同士のうち一方は凸部を有し、他方は凹部を有しており、凸部が凹部に嵌め込まれることによって複数の建築用板材40,41の端部40a,41a同士が連結されている。
本変形例における複数の建築用板材40,41は、壁面45a,45bに取り付けた状態における外周端部が弧状に形成されている。そして、これら複数の建築用板材40,41を連結させた時に、270度の円弧が形成される。
このような本変形例における複数の建築用板材40,41は意匠性に優れるものであるため、外観性の向上に貢献できる。
〔変形例2〕
図12に示すように、本変形例における壁面は出隅部55Aと入隅部55Bとを有するものであり、互いに隣接して交差する複数の壁面55a,55b,55cによって形成されている。
複数の建築用板材50,51,52は、連結し合う端部50a,51a(51a,52a)同士の双方が、建築用板材50,51,52の奥行方向に対して斜めに形成されることによって、平面視において交差した状態で、複数の壁面55a,55b,55cに沿って連続している。
また、これら複数の建築用板材50,51,52における連結し合う端部50a,51a(51a,52a)同士のうち一方は凸部を有し、他方は凹部を有しており、凸部が凹部に嵌め込まれることによって複数の建築用板材50,51,52の端部50a,51a(51a,52a)同士が連結されている。
本変形例における複数の建築用板材50,51,52は、壁面55a,55b,55cに取り付けた状態における外周端部が弧状に形成されている。すなわち、これら複数の建築用板材50,51,52を連結させた時に、建築用板材50から建築用板材52にかけて波状の緩やかなカーブが形成される。
このような本変形例における複数の建築用板材50,51,52は意匠性に優れるものであるため、外観性の向上に貢献できる。
〔変形例3〕
図13に示すように、本変形例における壁面は一つの壁面65で形成されている。また、この壁面65上に、互いに連結する複数の建築用板材60,61と、互いに連結する複数の建築用板材62,63とが近接して配置されている。
複数の建築用板材60,61は、連結し合う端部60a,61a同士の双方が、建築用板材60,61の厚み方向に対して斜めに形成されることによって、正面視において交差した状態で、壁面65に沿って連続している。より詳細に説明すると、建築用板材60は水平に配置され、建築用板材61は、水平な建築用板材60の一端部から下側に伸びるように配置されている。
また、これら複数の建築用板材60,61における連結し合う端部60a,61a同士のうち一方は凸部を有し、他方は凹部を有しており、凸部が凹部に嵌め込まれることによって複数の建築用板材60,61の端部60a,61a同士が連結されている。
複数の建築用板材62,63は、連結し合う端部62a,63a同士の双方が、建築用板材62,63の厚み方向に対して斜めに形成されることによって、正面視において交差した状態で、壁面65に沿って連続している。より詳細に説明すると、建築用板材62は水平に配置され、建築用板材63は、水平な建築用板材60の一端部から上側に伸びるように配置されている。
また、これら複数の建築用板材62,63における連結し合う端部62a,63a同士のうち一方は凸部を有し、他方は凹部を有しており、凸部が凹部に嵌め込まれることによって複数の建築用板材62,63の端部62a,63a同士が連結されている。
互いに連結する複数の建築用板材60,61と、互いに連結する複数の建築用板材62,63は、上面視において建築用板材60と建築用板材62とが重なり合うように配置され、側面視において建築用板材61と建築用板材63とが重なり合うように配置されている。
このような本変形例における複数の建築用板材60,61,62,63は意匠性に優れるものであるため、外観性の向上に貢献できる。
〔変形例4〕
図14に示すように、壁面75に取り付けられた状態の複数の建築用板材70(他方の建築用板材は図14では見えない状態)における突出方向側端部には、下方に突出する突片72が複数の建築用板材70の長さ方向に沿って設けられている。
図14に示す例では、建築用板材70の突出方向側端部に設けられた突片72と、建築用板材70の下面と、壁面75とで下向きに開口した収容部が構成されている。
また、突片72と化粧板2は一体形成されていてもよいし、突片72を化粧板2に対して後付けしてもよい。
このような収容部は、例えば窓の上方に設けられることにより、カーテンレール76を収容する所謂カーテンボックスとして用いられている。
本変形例によれば、壁面75に取り付けられた状態の複数の建築用板材70における突出方向側端部に、下方に突出する突片72が複数の建築用板材70の長さ方向に沿って設けられているので、突片72によって、この突片72よりも壁面75側にある物を目隠しすることができ、外観性の向上に貢献できる。
1 基材
1a 取付面
2 化粧板
2a 嵌合凹部
3 下地材
4 化粧シート
5 受部
5a 取付面
10 建築用板材
10a 端部
10c 凸部
11 建築用板材
11a 端部
11c 凹部
15 出隅部
15a 壁面
15b 壁面
20 建築用板材
20a 端部
21 建築用板材
21a 端部
25 入隅部
25a 壁面
25b 壁面
30 建築用板材
30a 端部
30b 端部
30c 凸部
30d 凸部
31 建築用板材
31a 端部
31c 凹部
35 壁面

Claims (7)

  1. 木材よりも軽い軽量材から構成された基材と、
    前記基材のうち少なくとも前端面および上下面に接合される化粧板と、をそれぞれ備えた複数の建築用板材が、壁面に沿って連続するとともに互いの端部同士が連結された状態で、前記壁面に設けられた受部に取り付けられてなる建築用板材の取付構造であって、
    前記複数の建築用板材における連結し合う端部同士のうち少なくとも一方、前記建築用板材の奥行方向または厚み方向に対して斜めに形成されることによって、前記複数の建築用板材は、平面視または正面視において交差した状態で、前記壁面に沿って連続しており、
    前記複数の建築用板材における前記連結し合う端部は、前記化粧板のうち前記連結し合う端部に位置する部分が前記基材の側面よりも突出して窪みが形成された状態となっており、
    前記複数の建築用板材は、前記窪みに角材が嵌め込まれて固定されることで連結されており、
    前記化粧板は、前記受部側に突出して前記受部のうち少なくとも上下面に当接するとともに固定されていることを特徴とする建築用板材の取付構造。
  2. 請求項1に記載の建築用板材の取付構造において、
    前記壁面に設けられた前記受部と、前記窪みに嵌め込まれて固定された前記角材は、非一体であることを特徴とする建築用板材の取付構造。
  3. 請求項1または2に記載の建築用板材の取付構造において、
    前記壁面は、互いに隣接して交差する複数の壁面によって形成されており、
    前記複数の建築用板材は、前記連結し合う端部同士のうち少なくとも一方が、前記建築用板材の奥行方向に対して斜めに形成されることによって、平面視において交差した状態で、前記複数の壁面に沿って連続していることを特徴とする建築用板材の取付構造。
  4. 請求項3に記載の建築用板材の取付構造において、
    前記複数の建築用板材は、前記壁面を備えた部屋の天井付近に配置されていることを特徴とする建築用板材の取付構造。
  5. 請求項3または4に記載の建築用板材の取付構造において、
    前記壁面に取り付けられた状態の前記複数の建築用板材における突出方向側端部には、上方または下方に突出する突片が前記複数の建築用板材の長さ方向に沿って設けられていることを特徴とする建築用板材の取付構造。
  6. 請求項1または2に記載の建築用板材の取付構造において、
    前記複数の建築用板材は、前記連結し合う端部同士のうち少なくとも一方が、前記建築用板材の厚み方向に対して斜めに形成されることによって、正面視において交差した状態で、前記壁面に沿って連続していることを特徴とする建築用板材の取付構造。
  7. 木材よりも軽い軽量材から構成された基材と、
    前記基材のうち少なくとも前端面および上下面に接合される化粧板と、をそれぞれ備えた複数の建築用板材を、壁面に沿って連続するとともに互いの端部同士が連結された状態で、前記壁面に予め設けられた受部に取り付ける建築用板材の取付方法であって、
    前記複数の建築用板材における連結し合う端部同士のうち少なくとも一方は、前記建築用板材の奥行方向または厚み方向に対して斜めに形成され、
    前記複数の建築用板材における連結し合う端部は、前記化粧板のうち前記連結し合う端部に位置する部分が前記基材の側面よりも突出して窪みが形成された状態となっており、
    前記化粧板は、前記受部側に突出した状態となっており、
    前記複数の建築用板材を、前記窪みに角材を嵌め込んで固定することで連結し、
    前記複数の建築用板材を、平面視または正面視において交差した状態で、前記壁面に沿って連続させ、前記受部側に突出した状態の前記化粧板を、前記受部のうち少なくとも上下面に当接させるとともに固定することを特徴とする建築用板材の取付方法。
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