JP6554895B2 - フレーム構造及び部屋ユニット - Google Patents

フレーム構造及び部屋ユニット Download PDF

Info

Publication number
JP6554895B2
JP6554895B2 JP2015086187A JP2015086187A JP6554895B2 JP 6554895 B2 JP6554895 B2 JP 6554895B2 JP 2015086187 A JP2015086187 A JP 2015086187A JP 2015086187 A JP2015086187 A JP 2015086187A JP 6554895 B2 JP6554895 B2 JP 6554895B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frame member
floor
vertical frame
members
frame members
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015086187A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016204932A (ja
Inventor
康弘 大原
康弘 大原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamaha Corp
Original Assignee
Yamaha Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yamaha Corp filed Critical Yamaha Corp
Priority to JP2015086187A priority Critical patent/JP6554895B2/ja
Publication of JP2016204932A publication Critical patent/JP2016204932A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6554895B2 publication Critical patent/JP6554895B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Floor Finish (AREA)

Description

本発明は、既存の床面上に配置される防音室等の床を構成する床フレームに用いて好適なフレーム構造、及びその床フレームを備える部屋ユニットに関する。
既存の住宅の床面上に防音室等を設置する場合、角材を平面視矩形に連結したフレームや、面材を組み合わせたパネルを組み立てて、既存の床の上に載置し、防音室等の設置面を水平に構築することが行われる。そして、これらフレームやパネルは、現場で精度良く、かつ簡易に組み立てられることが求められる。
特許文献1には、根太を方形の合板の対向する一側縁下面の長手方向全長にわたり、その上面の一部が長手方向全長にわたりこの側縁より突出して受け面を形成するように配置し、一方、対向する他方の側縁を上載辺とし、さらに、この根太に支持脚を垂下せしめて床台を形成し、この床台を床基板上に配置し、相隣る床台の一方は、受け面に、相隣る他方の床台の上載辺を載置してなる二重床装置が開示されている。また、この特許文献1には、支持脚の一部を防振ゴムで形成することにより防振性に優れた二重床装置とすることができ、支持脚の長さ調整を行うことにより床の不陸に合わせることが容易であることが記載されている。
特開平9‐256601号公報
ところで、この種のフレームやパネルを防音室等の床として使用する場合、既存の床の上に載置状態に設置されるため、反りや捻じれ等が生じないことが要求されるとともに、その上を歩いたとき等にも捻じれが生じないことが求められる。
しかし、特許文献1記載の二重床装置を防音室等の床として使用する場合、根太の幅方向に対して支持脚は一点のみで支えているため、根太の側部のみに荷重がかかるような場合には、支持脚を支点に根太が捻れて傾斜する可能性がある。そして、片側の根太のみに集中荷重が加わると、根太間で段差が発生し、床台が変形する可能性がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、捻じれの発生を抑制したフレーム構造、及びこのフレーム構造を有する床フレームを用いた部屋ユニットを提供することを目的とする。
本発明のフレーム構造は、複数のフレーム部材を縦方向及び横方向に連結して平面視矩形の枠状に構築してなり、前記フレーム部材の表面に、床面上に設置される防振ゴム製の台座を有する支持部が複数固定されており、前記台座は、少なくとも前記フレーム部材の幅方向の両側部に1つずつ配設されており、各フレーム部材の連結部は、2つのフレーム部材の対向面の間に隙間が形成され、前記支持部が両フレーム部材間にまたがって固定されており、前記支持部には、前記フレーム部材の表面に固定される面材が設けられ、該面材に前記台座が固定されており、前記支持部の前記面材は、前記連結部で対向している両フレーム部材間を固定して設けられている。
フレーム部材の幅方向の両側部に台座を配置することで、フレーム部材の一方の側部に荷重がかかる場合であっても、その両側部に配置された台座で荷重を受けることができるので、捻じれの発生を確実に抑制することができる。
この場合、各フレーム部材の連結部において、支持部を2つのフレーム部材にまたがって配設することで、一方のフレーム部材のみに荷重がかかる場合であっても、2つのフレーム部材の間で段差が発生することを防止できる。また、この場合においても、連結部に配置した台座と対向して、フレーム部材の幅方向の他方の側部に台座を配置することで、これらの複数の台座で荷重を受けることができるので、捻じれの発生を抑制することができる。
本発明のフレーム構造において、前記面材に固定される前記台座の少なくとも1つが、前記連結部をまたがって配置されているとよい。
持部に固定された台座の少なくとも1つを、面材を介して連結部をまたがって配置することで、一方のフレーム部材のみに荷重がかかる場合であっても、2つのフレーム部材の間で段差が発生することを防止できる。この場合において、フレーム部材の幅方向の両側部にそれぞれ台座を設けることには、2つの台座を、共に連結部をまたがって配置することも含まれる。
本発明の部屋ユニットは、上記のフレーム構造を有する床フレームと、該床フレームの上に載置される床パネルと、該床パネルの周囲に立設される壁パネルと、該壁パネルの上に設けられる天井パネルとを備える。
本発明によれば、フレーム部材の幅方向の一方の側部に荷重がかかった場合であっても、フレーム部材の幅方向の両側部にそれぞれ配置された台座で荷重を受けることができるので、捻じれの発生を抑制することができる。
本発明の一実施形態のフレーム構造を有する床フレームの平面図である。 図1の底面図である。 図1のX−X線に沿う矢視拡大側面図である。 図1における1つの四隅部を拡大した平面図である。 図1における他の四隅部を拡大した平面図である。 図1の床フレームに床パネル、壁パネルを構築した状態の部分断面図である。 図2における外側縦フレーム部材と外側横フレーム部材との連結部に固定された四隅部の支持部を拡大した平面図である。 図2における内側縦フレーム部材と外側横フレーム部材との連結部に固定された四隅部の支持部を拡大した平面図である。 図2における外側縦フレーム部材の中間位置の連結部に固定された支持部を拡大した平面図である。 図2における内側縦フレーム部材の中間位置の連結部に固定された支持部を拡大した平面図である。 図2における外側縦フレーム部材又は外側横フレーム部材に固定された支持部を拡大した平面図である。 図2における内側縦フレーム部材又は内側横フレーム部材に固定された支持部を拡大した平面図である。 図1の床フレームを用いて構築される防音室ユニットの内部の斜視図である。
以下、本発明のフレーム構造を防音室ユニットの床フレームに適用した一実施形態を図面を参照しながら説明する。
この床フレーム1A,1Bは、図13に示すように、既存の居室内に設置される防音室ユニット2の床3の一部を構成するものであり、図1に示すように、この床フレーム1A,1Bが複数並べられて相互に連結され、その上に床パネル4を載置して床3が構築され、また、周囲には壁パネル5が立設され、天井パネル6が設けられる。
各床フレーム1A,1Bは、角柱状のフレーム部材を有しており、一対の相互に平行な縦フレーム部材11A,11Bの間に複数の横フレーム部材12A,12Bを配置した平面視矩形状に形成されている。この実施形態では、横フレーム部材12A,12Bは4本設けられており、各床フレーム1A,1Bは、平面視で「目」の字状に構築されている。また、防音室ユニット2の床3には、横フレーム部材12A,12Bの長さ方向に沿って3枚の床フレーム1A,1Bが並べられるものとする。
これら床フレーム1A,1Bのうち、両側に配置される床フレーム1Aは、幅寸法の異なる2本の縦フレーム部材11A,11Bの間に4本の横フレーム部材12A,12Bが配置されており、中央に配置される床フレーム1Bは、同じ幅寸法の2本の縦フレーム部材11Bの間に4本の横フレーム部材12A,12Bが配置されている。両側に配置される床フレーム1Aの縦フレーム部材11A,11Bのうちの幅の狭い縦フレーム部材11Bと、中央に配置される床フレーム部材1Bの両縦フレーム部材11Bとは同じ幅W12に設定される。
両側に配置される床フレーム1Aは、中央の床フレーム1Bに対して、幅W12の縦フレーム部材11Bを近接させて並べられている。つまり、各床フレーム1A,1Bは、幅W12の縦フレーム部材11Bどうしが近接することになる。
また、各床フレーム1A,1Bにおいて、4本の横フレーム部材12A,12Bは、縦フレーム部材11A,11Bの両端部に配置される一対の横フレーム部材12Aと、縦フレーム部材11A,11Bの長さ方向の中間部に配置される2本の横フレーム部材12Bとでは幅寸法が異なり、縦フレーム部材11A,11Bの両端部に配置される横フレーム部材12Aの幅W11の方が横フレーム部材12Bの幅W12より大きい幅に設定される。
つまり、この実施形態では、床フレーム1A,1Bが3枚並んだ状態で、外周部に配置される各縦フレーム部材11A及び横フレーム部材12Aが幅W11の幅広に形成され、その内側に配置される各縦フレーム部材11B及び横フレーム部材12Bが狭い幅W12に形成される。以下では、外周部に配置される縦フレーム部材11A及び横フレーム部材12Aをそれぞれ外側縦フレーム部材、外側横フレーム部材と称し、内側に配置される各縦フレーム部材11B及び横フレーム部材12Bをそれぞれ内側縦フレーム部材、内側横フレーム部材と称する場合がある。
なお、各縦フレーム部材11A,11B及び横フレーム部材12A,12Bは、いずれも同じ厚さに形成される。
そして、各床フレーム1A,1Bの四隅部に、縦フレーム部材11A,11Bと横フレーム部材12Aとを連結する連結部材13が設けられ、その連結部材13が設けられた側と反対側の各フレーム部材11A,11B,12A,12Bの表面に、床面上に設置される支持部10A〜10Fが複数固定されている。
各床フレーム1A,1Bの四隅部においては、図3〜図5に示すように、外側横フレーム部材12Aの両端部の側面に縦フレーム部材11A,11Bの端面が対向し、これらの間に隙間g1が形成されており、また、これら縦フレーム部材11A,11Bと外側横フレーム部材12Aとの表面部には、これらの一部を切欠してなる凹部15A,15B,16A,16Bが、縦フレーム部材11A,11B及び外側横フレーム部材12Aを対向させたときに相互に連通状態となるように形成され、この凹部15A,15B,16A,16B内に縦フレーム部材11A,11Bと外側横フレーム部材12Aとを連結する連結部材13が設けられている。
これら凹部15A,15B,16A,16Bは、平面視矩形状に形成され、その幅は、内側縦フレーム部材11Bの幅W12と同じ寸法に設定されている。したがって、内側縦フレーム部材11Bにおいては、その両端部の表面部が全幅にわたって切欠されることにより凹部16Aが形成されている。この内側縦フレーム部材11Bに形成された凹部16Aは、縦フレーム部材11Bの端部における先端方向、及び両側方の三方を開放している。
また、外側縦フレーム部材11Aに形成された凹部15Aは、各床フレーム1A,1Bの内方に配置される部分が幅方向の半分程度切欠されることにより凹部15Aが形成されている。したがって、この外側縦フレーム部材11Aに形成された凹部15Aは、縦フレーム部材11Aの先端方向及び一方の側方(床フレームの内方)の二方向を開放している。そして、外側縦フレーム部材11A及び内側縦フレーム部材11Bとも、その凹部15A,16Aにおいて、それぞれの先端方向に向けて開放している端部分、つまり横フレーム部材12Aに対向している端部分を開放端とする。
一方、外側横フレーム部材12Aにおいては、外側縦フレーム部材11Aの端面に対向する部分の凹部15Bは、その対向方向にのみ開放し、三方が閉鎖された溝状に形成されており、内側縦フレーム部材11Bの端面に対向する部分の凹部16Bは、外側横フレーム部材12Aの先端方向及び内側縦フレーム部材11Bに対向する側方の二方向に向けて開放されている。この外側横フレーム部材12Aにおける凹部15B,16Bにおいて、床フレーム1A,1Bの内方に向けて開放している端部分、つまり縦フレーム部材11A,11Bに対向している端部分を開放端とする。
そして、縦フレーム部材11A,11B及び外側横フレーム部材12Aを組み合わせたときに、外側横フレーム部材12Aの両端部(各床フレーム1A,1Bの四隅部)において、縦フレーム部材11A,11Bと外側横フレーム部材12Aとの凹部15A,15B,16A,16Bの開放端は、縦フレーム部材11A,11Bと外側横フレーム部材12Aとの連結方向(対向方向)と同じ方向に対向し、外側縦フレーム部材11Aの凹部15Aと外側横フレーム部材12Aの凹部15Bとが開放端を介して相互に連通し、また、内側縦フレーム部材11Bの凹部16Aと外側横フレーム部材12Aの凹部16Bとが開放端を介して相互に連通した状態となる。
これら凹部15A,15B及び凹部16A,16Bの幅W1及び深さDは、凹部15A,15B及び凹部16A,16Bで同じ寸法に設定されており、この対向状態のときに、凹部15A,15B及び凹部16A,16Bの底面は面一に形成される。この実施形態では、すべての凹部15A,15B,16A,16Bの幅W1及び深さDは同じに設定されている。
そして、これら連通状態の凹部15A,15B及び凹部16A,16B内にそれぞれ連結部材13が凹部15A,15B及び凹部16A,16B(以下、これら凹部を代表するときには、凹部15,16とする)間にまたがるように設けられ、縦フレーム部材11A,11Bと外側横フレーム部材12Aとを連結している。この連結部材13は帯状の板材により形成され、幅W2及び厚さTは、両凹部15,16の幅W1及び深さDと同じか、凹部15,16の幅W1及び深さDより小さく設定されるが、長さL2は、縦フレーム部材11A,11Bと外側横フレーム部材12Aとを隙間g1をあけて対向させたときの、その対向面とは反対側の両凹部15,16の端面部間の距離L1より小さく形成され、連結部材13の両端面と凹部15,16の端面部との間に隙間g2が形成されるようになっている。
なお、図4及び図5に示す例では、内側縦フレーム部材11Bに形成されている凹部16Aを除き、凹部15A,15B及び凹部16Bの端面部の角部が丸く形成され、いわゆる角アールが形成されているので、凹部15A,15B及び凹部16Bの端面部間の距離L1としては、この角アール部の部分を除いた距離としている。
そして、各連結部材13は、いずれも床フレーム1A,1Bの同じ面側(図1では表面側)に配置されており、反対面側、つまり底面側には、床面上に設置される台座21を有する支持部10A〜10Fが複数固定されている。
各支持部10A〜10Fには、縦フレーム部材11A,11B及び横フレーム部材12A,12Bの表面に固定される面材14A〜14Fが設けられ、これらの面材14A〜15Fに複数の防振ゴム製の台座21が固定されており、図6に示すように、各台座21を床面に設置した状態で、衝撃や振動を緩和することができるようになっている。この台座21は、例えばポリウレタン等により形成され、床面との設置面が一辺を幅W21とする正方形に形成されている。この場合、幅W21は、内側縦フレーム部材11B及び内側横フレーム部材12Bの幅W12の30%程度の大きさとされる。
各支持部10A〜10Fのうち、支持部10A〜10Dは、図2に示すように、四隅部を含む縦フレーム部材11A,11Bと横フレーム部材12A,12Bとの各連結部(この実施形態では各床フレーム1A,1Bのそれぞれに8箇所設けられている連結部)において、縦フレーム部材11A,11Bと横フレーム部材12A,12Bとの間にまたがって固定されている。一方、支持部10E,10Fは、縦フレーム部材11A,11Bと横フレーム部材12A,12Bとの各連結部の間に、すなわち各フレーム部材11A,11B,12A,12Bの長さ方向の途中位置(中腹部分)にそれぞれ固定されている。
そして、四隅部に配置される支持部10A,10Bのうち、幅の広い外側縦フレーム部材11Aと外側横フレーム部材12Aとの連結部に配置される支持部10Aは、図7に示すように、平面視三角形状の面材14Aを有し、この面材14Aが、外側縦フレーム部材11Aと外側横フレーム部材12Aとの間にまたがって、すなわち連結部をまたがって配置されている。なお、面材14Aは、外側縦フレーム部材11Aと外側横フレーム部材12Aと平行な二辺を有する直角三角形状に形成されている。また、この面材14Aに固定される4つの台座21のうち、3つの台座21が、外側縦フレーム部材11Aと外側横フレーム部材12Aとの連結部をまたがって配置されるとともに、外側縦フレーム部材11Aの幅方向に沿って並んで固定されており、中央の台座21を挟んで、その両側の台座21が外側縦フレーム部材11Aの幅方向の両側部に配設されている。一方、外側横フレーム部材12Aに着目すると、連結部をまたがって配置される3つの台座21は、外側横フレーム部材12Aの幅方向の一側部にかかって配置されており、この一側部とは反対側の他側部に配設された台座21とにより、外側横フレーム部材12Aの幅方向の両側部に台座21が配設されている。
また、幅の狭い内側縦フレーム部材11Bと、幅の広い外側横フレーム部材12Aとの連結部に配置される支持部10Bは、図8に示すように、支持部10Aと同様に、平面視三角形状の面材14Bを有し、この面材14Bが、内側縦フレーム部材11Bと外側横フレーム部材12Aとの間にまたがって、すなわち連結部をまたがって配置されている。面材14Bは、内側縦フレーム部材11Bと外側横フレーム部材12Aと平行な二辺を有する直角三角形状に形成されている。そして、この面材14Bには3つの台座21が固定されているが、これら3つの台座21のうち1つの台座21が、内側縦フレーム部材11Bと外側横フレーム部材12Aとの連結部をまたがって配置され、外側横フレーム部材12Aの幅方向の一側部にかかって配置されている。また、この外側横フレーム部材12Aの幅方向の一側部とは反対側の他側部にも台座21が配設され、これら2つの台座21が配置されることにより、外側横フレーム部材12Aの幅方向の両側部に台座21が配設されている。
次に、幅の広い外側縦フレーム部材11Aの長さ方向の中間位置に配置される支持部10Cは、図9に示すように、外側縦フレーム部材11Aの長さ方向を底辺とする二等辺三角形状に形成された面材14Cを有し、この面材14Cが、外側縦フレーム部材11Aと内側横フレーム部材12Bとの間にまたがって、すなわち連結部をまたがって配置されている。なお、外側縦フレーム部材11Aの長さ方向の中間位置と内側横フレーム部材12Bとの間にも、四隅部と同様に隙間g1が形成される。そして、この面材14Cには5つの台座21が固定されているが、これら5つの台座21のうち2つの台座21が、外側縦フレーム部材11Aと内側横フレーム部材12Bとの連結部をまたがって配置されるとともに、その連結部に沿って並んで固定されており、それぞれの台座21が内側横フレーム部材12Bの幅方向の両側部に配設されている。また、これら連結部をまたがって配置される2つの台座21は、外側縦フレーム部材11Aの幅方向の一側部にかかって配置されており、この外側縦フレーム部材11Aの幅方向の一側部とは反対側の他側部にも、連結部上の2つの台座21と対向するようにして台座21が2つ並んで配設され、これら2つずつの台座により、外側縦フレーム部材11Aの幅方向の両側部に台座21が配設されている。また、内側横フレーム部材12Bの端部には、外側縦フレーム部材11Aと内側横フレーム部材12Bとの連結部上に配置される2つの台座21に並んで1つの台座21が配設されており、この台座21は、内側横フレーム部材12Bの幅方向の中央部に配設されている。
また、幅の狭い内側縦フレーム部材11Bの長さ方向の中間位置に配置される支持部10Dは、図10に示すように、内側縦フレーム部材11Bの長さ方向を底辺とする二等辺三角形状に形成された面材14Dを有し、この面材14Dが、内側縦フレーム部材11Bと内側横フレーム部材12Bとの間にまたがって、すなわち連結部をまたがって配置されている。なお、内側縦フレーム部材11Bの長さ方向の中間位置と内側横フレーム部材12Bとの間にも、四隅部と同様に隙間g1が形成される。そして、この面材14Dには3つの台座21が固定されているが、これら3つの台座21のうち1つの台座21が、内側縦フレーム部材11Bと内側横フレーム部材12Bとの連結部をまたがって配置されている。また、この連結部上に配置された台座21を挟んで、その両側に台座21を配置し、内側横フレーム部材12Bの長さ方向に沿って3つの台座21を並べて配置している。
一方、縦フレーム部材11A,11Bと横フレーム部材12A,12Bとの各連結部以外の箇所、すなわち幅の広い外側縦フレーム部材11A又は外側横フレーム部材12Aに固定される支持部10Eは、図11に示すように、外側縦フレーム部材11A又は外側横フレーム部材12Aの幅方向及び長さ方向に沿った四辺からなる平面視矩形状の面材14Eを有し、この面材14Eが、外側縦フレーム部材11A又は外側横フレーム部材12Aの表面に固定されている。そして、この面材14Eには4つの台座21が固定され、外側縦フレーム部材11A又は外側横フレーム部材12Aの幅方向の両側部に台座21が2つずつ配設されている。
なお、幅の狭い内側縦フレーム部材11B又は内側横フレーム部材12Bに固定される支持部10Fは、図12に示すように、内側縦フレーム部材11B又は内側横フレーム部材12Bの幅方向及び長さ方向に沿った四辺からなる平面視矩形状の面材14Fを有し、この面材14Fが、内側縦フレーム部材11B又は内側横フレーム部材12Bの表面に固定されている。そして、この面材14Fには2つの台座21が固定され、これらの台座21は、内側縦フレーム部材11B又は内側横フレーム部材12Bの長さ方向に並んで配置されている。
この実施形態においては、例えば、外側縦フレーム部材11A及び外側横フレーム部材12Aの幅W11が70mm、内側縦フレーム部材11B及び内側横フレーム部材12Bの幅W12が40mm、これらの厚さが30mm、隙間g1が2mm、凹部15A,15B,16A,16Bの幅W2が40mm、長さL2が80mm、深さDが3.5mm、連結部材13の幅W1が38mm、長さL1が60mm、厚さTが3mmとされる。また、四隅部の面材14A,14Bの直角に交差する二辺がそれぞれ200mm、外側縦フレーム部材11Aの長さ方向の中間位置に配置される面材14Cの直交する二辺がそれぞれ150mm、内側縦フレーム部材11Bの長さ方向の中間位置に配置される面材14Dの直交する二辺がそれぞれ150mm、矩形状の面材14Eが平面44mm×66mm、面材14Fが平面30mm×44mmとされ、各面材14A〜14Fの厚さが3mmとされる。そして、台座21の床面との設置面の幅W21が12mmとされる。
また、各縦フレーム部材11A,11B及び横フレーム部材12A,12B(以下、これらフレーム部材を代表する場合はフレーム部材11,12とする)、連結部材13及び面材14A〜14Fは、いずれも木質系の材料により形成され、接着剤、ステープル等によって相互に固定される。また、3枚の床フレーム1A,1B相互の連結は、スペーサシートを介在させることにより、ボルト等を用いてもよい。
木質系の材料を用いる場合、各部材の固有振動数を異ならせて遮音性を良くするために、例えばフレーム部材11,12を集成材や単板積層材(LVL)とし、連結部材13や面材14A,14Bを木質繊維を成型した中密度繊維板(MDF)とするなど、異なる材質のもので形成するとよい。
このように構成される床フレーム1A,1Bは、既存の床の上に、前述したように3枚を横に並べた状態で載置し、各床フレーム1A,1Bの間にクッション材となるスペーサシート22を介在させた状態で各床フレーム1A,1Bの内側縦フレーム部材11Bどうしを連結する。この床フレーム1A,1Bの連結作業は、床パネル4を設ける前に行われ、フレームの状態での作業であるので容易である。
そして、外周部を形成している幅広の外側縦フレーム部材11A及び外側横フレーム部材12Aの上に壁パネル5を載置するとともに、その内側に床パネル4を敷設し、天井パネル6を取り付けることにより、防音室ユニット2が構築される。
このように構成される床フレーム1A,1Bは、各フレーム部材11A,11B,12A,12Bの表面に、床面上に設置される防振ゴム製の台座21を有する支持部10A〜10Fを固定し、複数の台座21を間隔をあけて床面に設置させることで、衝撃や振動を緩和できるようになっている。
ところで、本実施形態の床フレーム1A,1Bにおいては、上述したように、外周部を形成している外側縦フレーム部材11A及び外側横フレーム部材12Aの幅W11を幅広に設け、これらの表面上には、その幅方向の外側に比較的重量物である壁パネル5が載置されるとともに、内側に比較的軽量物である床パネル4が敷設されることから、外側縦フレーム部材11A及び外側横フレーム部材12Aには、その幅方向の外側(片側)に荷重(重心)がかかるようになっている。このように、外側縦フレーム部材11Aや外側横フレーム部材12Aのように、幅W11が広く、例えば台座21の幅W21の5.8倍を超える大きさとなると、1つの台座21では各フレーム部材を安定して保持することが難しくなる。
この点、本実施形態の支持部10A〜10C,10Eのように、幅広の外側縦フレーム部材11A及び外側横フレーム部材12Aのそれぞれにおいて、幅方向の両側部に台座21を配置する構成とすることで、すなわち、台座21を、少なくともフレーム部材11A,12Aの幅方向の両側部に1つずつ配設することで、フレーム部材11A,12Aの一方の側部(片側)に荷重がかかる場合であっても、その両側部に配置された台座21で荷重を受けることができるので、捻じれの発生を確実に抑制することができる。
また、縦フレーム部材11A,11Bと横フレーム部材12A,12Bとの連結部において、本実施形態の支持部10A〜10Dのように、面材14A〜14Dを縦フレーム部材11A,11Bと横フレーム部材12A,12Bとにまたがって、すなわち、これらの連結部をまたがって面材14A〜14Dを固定することにより、各支持部10A〜10Dを2つのフレーム部材にまたがって配設するとともに、その面材14A〜14Dに固定された台座21の少なくとも1つを連結部をまたがって配置することで、これら2つのフレーム部材のうちの一方のフレーム部材のみに荷重がかかる場合であっても、2つのフレーム部材の間で段差が発生することを防止できる。
そして、この場合においても、連結部上に配置した台座21と対向して、フレーム部材の幅方向の他方の側部に台座21を配置することで、これらの対向する台座21で荷重を受けることができるので、捻じれの発生を抑制することができる。さらに、図7示す支持部10Aのように、外側縦フレーム部材11Aの幅方向の両側部に設けられた2つの台座21を、共に外側縦フレーム部材11Aと外側横フレーム部材12Aとの連結部にまたがって配置することも可能であり、このように、台座21を外側縦フレーム部材11Aと外側横フレーム部材12Aとで共通に使用することで、台座21の設置数を抑えながらも、円滑に捻じれの発生を防止することができる。
なお、内側縦フレーム部材11Bや内側横フレーム部材12Bのように、床フレーム1A,1Bを構成する一部のフレーム部材11B,12Bの幅W12が狭く設けられる場合には、この幅W12が台座21の幅W21の3.3倍程度の大きさであれば、図10に示す支持部10Dや図12に示す支持部10Fのように、フレーム部材11B,12Bの幅方向に1つの台座21を配置する構成であってもフレーム部材を安定して保持することが可能である。
さらに、本実施形態においては、縦フレーム部材11A,11Bと横フレーム部材12A,12Bとの連結部に隙間g1が形成され、かつ、これらフレーム部材11,12を連結している連結部材13の両端面とフレーム部材11,12の凹部15,16の端面部との間にも隙間g2が形成されており、これら隙間g1,g2により、各部材11,12,13の対向面どうしが接触しないので、摩擦音の発生を防止することができる。
この場合、各フレーム部材11,12、連結部材13が木質系の材料からなるため、季節や部屋内環境によって、吸湿、乾燥を繰り返してわずかに伸縮することがあるが、各フレーム部材11,12の隙間g1の範囲内で伸縮が吸収されるので、相互の接触が防止され、反りや捻じれ等の変形の発生を確実に防止することができる。
また、連結部材13の厚さTをフレーム部材11,12の表面の凹部15,16の深さDよりわずかに小さく設定したので、凹部15,16内に配置した連結部材13の表面をフレーム部材11,12の表面より低く形成することができる。このため、連結部材13をフレーム部材11,12の表面から突出させることなく形成することができ、既存の床面上にフラットに配置することができる。したがって、その上に荷重が偏って作用することがなく、変形や割れの発生を防止することができる。
なお、これらフレーム部材11,12、連結部材13及び面材14A〜14Fとして木質系の資材を用いたことにより、軽量化することができ、組み立て式の防音室ユニット2の構築作業を容易にすることができる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
実施形態では、1つの床フレームに、横フレーム部材を4本用いて、平面視で「目」の字状に構築したが、横フレーム部材を3本として、平面視で「日」の字状に構築してもよい。
各フレーム部材を角柱状に形成し、連結部材を板材によって形成したが、これらの形状のもの以外にも、フレーム部材及び連結部材を円柱状等に形成してもよい。
また、床フレームが防音室ユニットの床の一部を構成する例を示したが、防音室以外の各種用途の部屋ユニットの床を構成するものとすることができる。
1A,1B…床フレーム、2…防音室ユニット(部屋ユニット)、3…床、4…床パネル、5…壁パネル、6…天井パネル、10A〜10F…支持部、11,12…フレーム部材、11A,11B…縦フレーム部材、12A,12B…横フレーム部材、13…連結部材、14A〜14F…面材、15,16…凹部、15A,15B…凹部、16A,16B…凹部、21…台座、22…スペーサシート

Claims (3)

  1. 複数のフレーム部材を縦方向及び横方向に連結して平面視矩形の枠状に構築してなり、
    前記フレーム部材の表面に、床面上に設置される防振ゴム製の台座を有する支持部が複数固定されており、
    前記台座は、少なくとも前記フレーム部材の幅方向の両側部に1つずつ配設されており、
    各フレーム部材の連結部は、2つのフレーム部材の対向面の間に隙間が形成され、
    前記支持部が両フレーム部材間にまたがって固定されており、
    前記支持部には、前記フレーム部材の表面に固定される面材が設けられ、該面材に前記台座が固定されており、
    前記支持部の前記面材は、前記連結部で対向している両フレーム部材間を固定して設けられていることを特徴とするフレーム構造。
  2. 前記面材に固定される前記台座の少なくとも1つが、前記連結部をまたがって配置されていることを特徴とする請求項1に記載のフレーム構造。
  3. 請求項1又は2に記載のフレーム構造を有する床フレームと、該床フレームの上に載置される床パネルと、該床パネルの周囲に立設される壁パネルと、該壁パネルの上に設けられる天井パネルとを備える部屋ユニット。
JP2015086187A 2015-04-20 2015-04-20 フレーム構造及び部屋ユニット Active JP6554895B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015086187A JP6554895B2 (ja) 2015-04-20 2015-04-20 フレーム構造及び部屋ユニット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015086187A JP6554895B2 (ja) 2015-04-20 2015-04-20 フレーム構造及び部屋ユニット

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016204932A JP2016204932A (ja) 2016-12-08
JP6554895B2 true JP6554895B2 (ja) 2019-08-07

Family

ID=57489061

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015086187A Active JP6554895B2 (ja) 2015-04-20 2015-04-20 フレーム構造及び部屋ユニット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6554895B2 (ja)

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS576674Y2 (ja) * 1977-07-14 1982-02-08
US4901490A (en) * 1984-12-17 1990-02-20 Gabalan Corporation Raised flooring panel and raised flooring assemblies
JP3360663B2 (ja) * 1999-10-15 2002-12-24 株式会社ノーリツ 組立て式の防音室

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016204932A (ja) 2016-12-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6664908B2 (ja) 建築用板材の取付構造及び取付方法
JP2015010346A (ja) 防音床構造
JP6554895B2 (ja) フレーム構造及び部屋ユニット
JP6841439B2 (ja) 建築工法および建築構造
KR101160983B1 (ko) 목조 건물용 벽체 및 목조 건물용 벽체의 조립체
JP2009102940A (ja) 耐震壁
JP2009155986A (ja) 建物ユニット
JP6458620B2 (ja) フレーム構造及び部屋ユニット
JP6079464B2 (ja) 耐力壁及び住宅
JP6944256B2 (ja) 建物の天井
JP7266385B2 (ja) 間仕切壁構造、及びこの間仕切壁構造の施工方法
JP7173942B2 (ja) 制振天井構造
JP6404183B2 (ja) 外壁部断熱構造
KR200452954Y1 (ko) 방음판용 프레임
JP5501725B2 (ja) ユニット式建物
JP4861882B2 (ja) 耐力壁
JP2016033298A (ja) 床構造および床パネル
JP5965324B2 (ja) 建物の断熱構造
JP5330887B2 (ja) 床構造、建物ユニット及びユニット建物
JP5919053B2 (ja) 床の遮音構造
JP2019094681A (ja) 床構造及び当該床構造に用いる床部材
JP5362318B2 (ja) ユニット式建物
JP6176986B2 (ja) 建物
JP5783148B2 (ja) 間仕切り壁
JP2010265619A (ja) 床構造、建物ユニット及びユニット建物

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180220

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20181116

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20181127

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190128

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190611

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190624

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6554895

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151