JP6554895B2 - フレーム構造及び部屋ユニット - Google Patents
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Description
しかし、特許文献1記載の二重床装置を防音室等の床として使用する場合、根太の幅方向に対して支持脚は一点のみで支えているため、根太の側部のみに荷重がかかるような場合には、支持脚を支点に根太が捻れて傾斜する可能性がある。そして、片側の根太のみに集中荷重が加わると、根太間で段差が発生し、床台が変形する可能性がある。
この場合、各フレーム部材の連結部において、支持部を2つのフレーム部材にまたがって配設することで、一方のフレーム部材のみに荷重がかかる場合であっても、2つのフレーム部材の間で段差が発生することを防止できる。また、この場合においても、連結部に配置した台座と対向して、フレーム部材の幅方向の他方の側部に台座を配置することで、これらの複数の台座で荷重を受けることができるので、捻じれの発生を抑制することができる。
この床フレーム1A,1Bは、図13に示すように、既存の居室内に設置される防音室ユニット2の床3の一部を構成するものであり、図1に示すように、この床フレーム1A,1Bが複数並べられて相互に連結され、その上に床パネル4を載置して床3が構築され、また、周囲には壁パネル5が立設され、天井パネル6が設けられる。
両側に配置される床フレーム1Aは、中央の床フレーム1Bに対して、幅W12の縦フレーム部材11Bを近接させて並べられている。つまり、各床フレーム1A,1Bは、幅W12の縦フレーム部材11Bどうしが近接することになる。
そして、各床フレーム1A,1Bの四隅部に、縦フレーム部材11A,11Bと横フレーム部材12Aとを連結する連結部材13が設けられ、その連結部材13が設けられた側と反対側の各フレーム部材11A,11B,12A,12Bの表面に、床面上に設置される支持部10A〜10Fが複数固定されている。
これら凹部15A,15B及び凹部16A,16Bの幅W1及び深さDは、凹部15A,15B及び凹部16A,16Bで同じ寸法に設定されており、この対向状態のときに、凹部15A,15B及び凹部16A,16Bの底面は面一に形成される。この実施形態では、すべての凹部15A,15B,16A,16Bの幅W1及び深さDは同じに設定されている。
なお、図4及び図5に示す例では、内側縦フレーム部材11Bに形成されている凹部16Aを除き、凹部15A,15B及び凹部16Bの端面部の角部が丸く形成され、いわゆる角アールが形成されているので、凹部15A,15B及び凹部16Bの端面部間の距離L1としては、この角アール部の部分を除いた距離としている。
各支持部10A〜10Fには、縦フレーム部材11A,11B及び横フレーム部材12A,12Bの表面に固定される面材14A〜14Fが設けられ、これらの面材14A〜15Fに複数の防振ゴム製の台座21が固定されており、図6に示すように、各台座21を床面に設置した状態で、衝撃や振動を緩和することができるようになっている。この台座21は、例えばポリウレタン等により形成され、床面との設置面が一辺を幅W21とする正方形に形成されている。この場合、幅W21は、内側縦フレーム部材11B及び内側横フレーム部材12Bの幅W12の30%程度の大きさとされる。
木質系の材料を用いる場合、各部材の固有振動数を異ならせて遮音性を良くするために、例えばフレーム部材11,12を集成材や単板積層材(LVL)とし、連結部材13や面材14A,14Bを木質繊維を成型した中密度繊維板(MDF)とするなど、異なる材質のもので形成するとよい。
そして、外周部を形成している幅広の外側縦フレーム部材11A及び外側横フレーム部材12Aの上に壁パネル5を載置するとともに、その内側に床パネル4を敷設し、天井パネル6を取り付けることにより、防音室ユニット2が構築される。
ところで、本実施形態の床フレーム1A,1Bにおいては、上述したように、外周部を形成している外側縦フレーム部材11A及び外側横フレーム部材12Aの幅W11を幅広に設け、これらの表面上には、その幅方向の外側に比較的重量物である壁パネル5が載置されるとともに、内側に比較的軽量物である床パネル4が敷設されることから、外側縦フレーム部材11A及び外側横フレーム部材12Aには、その幅方向の外側(片側)に荷重(重心)がかかるようになっている。このように、外側縦フレーム部材11Aや外側横フレーム部材12Aのように、幅W11が広く、例えば台座21の幅W21の5.8倍を超える大きさとなると、1つの台座21では各フレーム部材を安定して保持することが難しくなる。
この場合、各フレーム部材11,12、連結部材13が木質系の材料からなるため、季節や部屋内環境によって、吸湿、乾燥を繰り返してわずかに伸縮することがあるが、各フレーム部材11,12の隙間g1の範囲内で伸縮が吸収されるので、相互の接触が防止され、反りや捻じれ等の変形の発生を確実に防止することができる。
なお、これらフレーム部材11,12、連結部材13及び面材14A〜14Fとして木質系の資材を用いたことにより、軽量化することができ、組み立て式の防音室ユニット2の構築作業を容易にすることができる。
実施形態では、1つの床フレームに、横フレーム部材を4本用いて、平面視で「目」の字状に構築したが、横フレーム部材を3本として、平面視で「日」の字状に構築してもよい。
各フレーム部材を角柱状に形成し、連結部材を板材によって形成したが、これらの形状のもの以外にも、フレーム部材及び連結部材を円柱状等に形成してもよい。
また、床フレームが防音室ユニットの床の一部を構成する例を示したが、防音室以外の各種用途の部屋ユニットの床を構成するものとすることができる。
Claims (3)
- 複数のフレーム部材を縦方向及び横方向に連結して平面視矩形の枠状に構築してなり、
前記フレーム部材の表面に、床面上に設置される防振ゴム製の台座を有する支持部が複数固定されており、
前記台座は、少なくとも前記フレーム部材の幅方向の両側部に1つずつ配設されており、
各フレーム部材の連結部は、2つのフレーム部材の対向面の間に隙間が形成され、
前記支持部が両フレーム部材間にまたがって固定されており、
前記支持部には、前記フレーム部材の表面に固定される面材が設けられ、該面材に前記台座が固定されており、
前記支持部の前記面材は、前記連結部で対向している両フレーム部材間を固定して設けられていることを特徴とするフレーム構造。 - 前記面材に固定される前記台座の少なくとも1つが、前記連結部をまたがって配置されていることを特徴とする請求項1に記載のフレーム構造。
- 請求項1又は2に記載のフレーム構造を有する床フレームと、該床フレームの上に載置される床パネルと、該床パネルの周囲に立設される壁パネルと、該壁パネルの上に設けられる天井パネルとを備える部屋ユニット。
Priority Applications (1)
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JP2015086187A JP6554895B2 (ja) | 2015-04-20 | 2015-04-20 | フレーム構造及び部屋ユニット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2015086187A JP6554895B2 (ja) | 2015-04-20 | 2015-04-20 | フレーム構造及び部屋ユニット |
Publications (2)
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JP2016204932A JP2016204932A (ja) | 2016-12-08 |
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ID=57489061
Family Applications (1)
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JP2015086187A Active JP6554895B2 (ja) | 2015-04-20 | 2015-04-20 | フレーム構造及び部屋ユニット |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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