JP6598197B2 - 建築用パネルおよび内壁構造 - Google Patents
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Description
本発明に係る建築用パネルは、溝に他の建築用パネルの縁部を挟んで保持することができるので、釘や接着剤を用いずに容易に施工することができ、解体および解体後の再利用が容易である。
この場合、他の建築用パネルの縁部をより確実に保持することができる。
本発明に係る建築用パネルにおいて、前記溝は前記内側外板材および前記中板材の各縁部で両側が形成されていることが好ましい。
この場合、溝を内側外板材および中板材以外の部材で構成する場合に比べて、製造が容易である。
この場合、角材または板材を利用してドアなどを取り付けることができる。
本発明に係る建築用パネルにおいて、前記中板材は変形および復元可能な弾力性を有することが好ましい。
この場合、中板材を変形させて溝を広げることができるので、溝に他の建築用パネルの縁部を挟みやすく、施工しやすい。
この場合、アルミ箔による輻射効果で断熱性能を高めることができる。
本発明に係る内壁構造は、釘を用いずに容易に製造することができ、解体および解体後の再利用が容易である。
この場合、奥側パネルの上縁部および下縁部を床パネルの接続床溝および天井パネルの接続天井溝で上下から挟み、確実に保持することができる。
この場合、通風路に通風することにより、奥側パネルと外壁材との間にカビが生じるのを防ぐことができる。また、室内の空気を通風路に排気することにより、室内の換気が容易となる。
図1は、本発明の実施の形態の建築用パネルを示している。
建築用パネル1は、溝5を1本のみ有していても、2本有していても、3本以上有していてもよい。
建築用パネル1は、溝5に他の建築用パネル1の縁部1aを挟んで保持することができるので、釘や接着剤を用いずに容易に施工することができ、解体および解体後の再利用が容易である。建築用パネル1は、3層構造から成るため頑丈である。建築用パネル1は、断熱性および難燃性を有するので、火災にも強い。建築用パネル1において、内側外板材3aおよび中板材4a、内側外板材3bおよび中板材4bは、互いに縁部が同一平面上に配置されているので、段差を有する場合に比べて、他の建築用パネルの縁部1aをより確実に保持することができる。
建築用パネル21では、外側外板材2は内側外板材3aおよび中板材4aの各縁部に間隔をあけて対向する位置に角材または板材22が固定されている。溝5は内側外板材3aおよび中板材4aの各縁部と角材または板材22の側面との間に設けられている。建築用パネル21の他の構成は、図1の建築用パネル1の構成と同一のため、同一の部材には同一の符号を付し、図1の建築用パネル1と重複する説明を省略する。
1a 縁部
2 外側外板材
3a,3b 内側外板材
4a,4b 中板材
5 溝
5a 底面
10 内壁構造
11 床パネル
12 天井パネル
13 奥側パネル
14 側壁パネル
15a 平行床溝
15b 接続床溝
15c 平行天井溝
15d 接続天井溝
15e 平行縦溝
16 通風路
21 建築用パネル
22 角材または板材
Claims (10)
- それぞれ長方形の平板から成る外側外板材と内側外板材との間に発泡樹脂製平板から成る中板材を挟んで接着して成る長方形の建築用パネルであって、前記内側外板材および前記中板材の各縁部に面する位置に、前記外側外板材の面を底面とする、他の建築用パネルの縁部を挟んで保持するための溝を有し、
前記溝は前記内側外板材から前記底面にかけて幅が次第に広がっていることを、特徴とする建築用パネル。 - 前記内側外板材および前記中板材は互いに縁部が同一平面上に配置されていることを、特徴とする請求項1記載の建築用パネル。
- 前記溝は前記内側外板材および前記中板材の各縁部で両側が形成されていることを、特徴とする請求項1または2記載の建築用パネル。
- 前記外側外板材は前記内側外板材および前記中板材の各縁部に間隔をあけて対向する位置に角材または板材が固定され、前記溝は前記内側外板材および前記中板材の各縁部と前記角材または前記板材の側面との間に設けられていることを、特徴とする請求項1または2記載の建築用パネル。
- 前記中板材は変形および復元可能な弾力性を有することを、特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の建築用パネル。
- 前記外側外板材の表面にアルミ箔が貼り付けられていることを、特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の建築用パネル。
- 請求項1乃至6のいずれか1項に記載の建築用パネルを複数有し、前記溝に他の建築用パネルの縁部を挟んで成ることを、特徴とする内壁構造。
- 請求項1乃至6のいずれか1項に記載の建築用パネルからそれぞれ成る床パネルと天井パネルと奥側パネルと1対の側壁パネルとを有し、
前記床パネルの前記溝は正面側から奥側に互いに平行に伸びる2本の平行床溝から成り、
前記天井パネルは前記床パネルと平行に配置され、前記天井パネルの前記溝は前記床パネルの各平行床溝と平行に配置された2本の平行天井溝から成り、
前記奥側パネルの前記溝は縦方向に平行に伸びる2本の平行縦溝から成り、
各側壁パネルは、互いに平行に配置され、上縁部および下縁部が前記床パネルの各平行床溝および前記天井パネルの各平行天井溝で保持され、それぞれ一方の側縁部が前記奥側パネルの各平行縦溝で保持されていることを、
特徴とする内壁構造。 - 前記床パネルの前記溝は、各平行床溝と、各平行床溝に接続した接続床溝とから成り、
前記天井パネルは、各平行天井溝と、前記接続床溝と平行に配置された接続天井溝から成り、
前記奥側パネルは上縁部および下縁部が前記床パネルの前記接続床溝および前記天井パネルの前記接続天井溝で保持されていることを、
特徴とする請求項7または8記載の内壁構造。 - 前記奥側パネルは外壁材に対して間隔をあけて配置され、前記奥側パネルと前記外壁材との間に通風路が形成されていることを、
特徴とする請求項7,8または9記載の内壁構造。
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