JP6879835B2 - 扉体及び建具 - Google Patents

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Description

本発明は、採光部を有した扉体及び建具に関するものである。
昨今においては、四周枠組みした骨材の見付け面にそれぞれ表面材を配設することによって構成された、いわゆるフラッシュ構造の扉体が多く用いられている。この種の扉体に採光部を設ける場合には、防火性能を確保するため、表面材に設けられた採光孔の周囲に補強材を配設し、表面材を補強材に連結させるようにしている。すなわち、表面材において採光孔の開口周縁となる部分をリベットやネジ等の連結部材によって補強材に連結させれば、火災時等のように高温に晒されて表面材に熱反りが発生した場合にも、採光孔の開口周縁部が開いてしまう事態を未然に防止することができ、所望の防火性能を確保することが可能となる(例えば、特許文献1参照)。
特開2015−86658号公報
通常、表面材において採光孔の開口周縁となる部分には、パネルの周縁部を保持するための額縁が設けられている。従って、リベットやネジ等の連結部材の頭部が隠れるように額縁を設ければ、外観品質が損なわれる事態を防止できる。しかしながら、こうした扉体にあっては、採光部をデザインする上で連結部材の位置を考慮する必要があり、必ずしも好ましいとはいえない。
本発明は、上記実情に鑑みて、採光部にデザイン上の制限を加えることなく、防火性能を向上させることのできる扉体及び建具を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る扉体は、室内側の表面材及び室外側の表面材を備え、これら表面材の互いに対向する部位に採光孔を設けることによって採光部が構成された扉体において、前記採光部は、前記表面材の相互間において前記採光孔の内周に配設した採光部骨材と、前記採光孔の開口周縁部に配設される額縁とを備え、前記採光部骨材は、樹脂によって成形した樹脂採光骨部と、金属によって成形した金属採光骨部とを備えて構成し、前記金属採光骨部は、前記樹脂採光骨部よりも小さい見込み寸法を有し、かつ断熱材が見込み方向に並設された状態で前記表面材の相互間に配設されており、前記表面材の少なくとも一方には、前記採光部骨材の内周を覆う折曲部が設けられ、前記折曲部から前記採光部骨材の前記金属採光骨部に連結部材が設けられていることを特徴とする。
この発明によれば、採光孔の内部に配置される折曲部を連結部材によって採光部骨材に連結するようにしているため、額縁において表面材の表面を覆う部分に何ら制限を加えることなく、採光孔の開口周縁部で表面材が開く事態を防止することができる。
また本発明は、上述した扉体において、前記額縁は、前記表面材の室外側となる表面に配置される外額縁部と、前記表面材の室内側となる表面に配置される内額縁部とを備え、前記外額縁部には、前記採光部骨材の内周を覆う取付片部が設けられており、前記連結部材は、前記取付片部を介して前記折曲部から前記採光部骨材に設けられていることを特徴とする。
この発明によれば、外額縁部を取り付けるための連結部材によって表面材の折曲部を採光部骨材に連結することができるため、作業性及び製造コストの点で有利となる。
この発明によれば、採光部骨材を金属によって成形しているものの、表面材の相互間を連結する構成にない。従って、採光部骨材が熱橋となる事態を招来することがなく、表面材が開く事態をより確実に防止することが可能となる。
また本発明は、上述した扉体において、前記折曲部は、前記採光孔の開口縁に沿って互いに間隔を確保した位置に複数設けられていることを特徴とする。
この発明によれば、折曲部が採光孔の開口縁全体にある場合に比べて折曲部を曲げ易くなり、表面材を製造する上で作業を容易化できる。
また本発明は、上述した扉体において、前記内額縁部は、見込み方向に沿った連結ネジを螺合することにより前記外額縁部に保持され、前記連結ネジを含めた室内に臨む部分がカバー部材によって覆われることを特徴とする。
この発明によれば、内額縁部を外額縁部に保持させる連結ネジがカバー部材によって覆われるため、当該連結ネジが外観品質を損なうおそれがない。
また、本発明に係る建具は、上述した扉体と、前記扉体を開閉可能に支持する枠体とを備えたことを特徴とする。
この発明によれば、採光孔の内部に配置される折曲部を連結部材によって採光部骨材に連結するようにしているため、額縁において表面材の表面を覆う部分に何ら制限を加えることなく、採光孔の開口周縁部で表面材が開く事態を防止することができる。
本発明によれば、採光孔の内部に配置される折曲部を連結部材によって採光部骨材に連結するようにしているため、額縁において表面材の表面を覆う部分に何ら制限を加えることなく、採光孔の開口周縁部で表面材が開く事態を防止することができる。これにより、採光部にデザイン上の制限を加えることなく、防火性能を向上させることが可能となる。
本発明の実施の形態である扉体を適用した建具を室外側から見た図である。 図1に示した建具の縦断面図である。 図1に示した建具の横断面図である。 図1に示した建具の要部拡大横断面図である。 図1に示した建具の扉体に適用する表面材の要部拡大斜視図である。 図1に示した建具に適用する扉体の要部を示すもので、扉本体に外額縁部を取り付ける以前の分解横断面図である。 図1に示し建具に適用する扉体の要部を示すもので、扉本体に外額縁部を取り付けた後であって、内額縁部を取り付ける以前の分解横断面図である。
以下、添付図面を参照しながら本発明に係る扉体及び建具の好適な実施の形態について詳細に説明する。図1〜図4は、本発明の実施の形態である扉体を適用した建具を示したものである。ここで例示する建具は、家屋の玄関に用いられるもので、枠体10と、ヒンジ1を介して枠体10に開閉可能に支持させた扉体20とを備えている。
枠体10は、上枠11、下枠12及び左右の縦枠13を四周枠組みすることによって構成したものである。それぞれの枠11,12,13は、アルミニウム合金等の金属によって成形した2つの枠要素11a,11b、12a,12b、13a,13bを見込み方向に沿って並設し、互いの間を連結材11c,12c,13cによって連結したものである。連結材11c,12c,13cは、断熱性を有した樹脂によって成形してある。
ここで、見込み方向とは、図中の矢印Aで示すように、建具の奥行きに沿った方向である。見込み方向に沿った平面については、見込み面と称する場合がある。また、見付け方向とは、上枠11や下枠12のように左右に沿った部材の場合、見込み方向に直交した上下に沿う方向であり、縦枠13のように上下に沿った部材の場合、見込み方向に直交した左右に沿う方向である。見付け方向に沿った平面については、見付け面と称する場合がある。
扉体20は、四周枠組みした骨材21の両側見付け面21a,21bにそれぞれ表面材22を配設することによって扉本体23を構成したものである。骨材21は、硬質PVC(poly vinyl chloride)等の硬質樹脂によって成形した樹脂骨部24と、スチール等の金属によって成形した金属骨部25とを備えている。
樹脂骨部24は、樹脂基部24a、2つの当接部24b,24c及び隔壁部24dを一体に成形したものである。樹脂基部24aは、扉本体23の見込み方向に沿った寸法にほぼ等しい長さを有した板状部分である。当接部24b,24cは、樹脂基部24aの両側縁部からそれぞれ同一方向に向けてほぼ直角に屈曲して延在した板状部分を成している。隔壁部24dは、2つの当接部24b,24cの間となる部分から当接部24b,24cに対向するように突出した板状部分である。隔壁部24dを設ける位置は、2つ当接部24b,24cの間の中心から室内側にずれた位置である。
金属骨部25は、金属基部25a及び2つの側壁部25bを一体に成形したものである。金属基部25a及び側壁部25bは、それぞれ平板状を成すもので、金属基部25aの両側縁部から側壁部25bが同一方向に向けてほぼ直角に屈曲している。図からも明らかなように、金属骨部25は、樹脂骨部24において一方の当接部24bと隔壁部24dとの間の空間に配置し、金属基部25aを樹脂基部24aに当接させた場合に側壁部25bが当接部24b及び隔壁部24dに当接することのできる寸法に形成してある。なお、図中の符号26は、樹脂骨部24において隔壁部24dと他方の当接部24cとの間に配設した断熱材である。また、符号27は扉本体23の戸先となる部分に設けた錠ケース、符号28は扉本体23の吊り元となる部分に設けた通電ケースである。
上述の構成を有する骨材21は、金属骨部25がすべて同じ向きとなる状態で四周枠組みすることにより扉本体23の外殻を構成している。図には明示していないが、金属骨部25の相互間は、適宜ブラケットを介して連結すれば良い。金属骨部25の相互間を連結するには、例えばリベットを適用することができる。樹脂骨部24の間は、必ずしも連結する必要はないが、熱溶着することによって相互に接合するようにしても良い。
表面材22は、鋼材等の金属によって成形した薄板状部材によって成形したもので、基板部22a及び屈曲部22bを有している。基板部22aは、扉本体23の外形寸法とほぼ同じ大きさの矩形状を成す部分である。屈曲部22bは、基板部22aの四周からそれぞれ同じ方向に向けてほぼ直角に屈曲した部分である。屈曲部22bの延在寸法は、上述した樹脂基部24aの見込み方向に沿った寸法の1/2より小さく設定してある。
この表面材22は、四周枠組みした骨材21の見付け面21a,21bをそれぞれ覆うとともに、個々の屈曲部22bが樹脂基部24aの見込み面21cを一部覆うように配置した状態で、屈曲部22bと骨材21との間が接合される。表面材22の屈曲部22bと骨材21とを接合する方法としては、例えばリベットを適用すれば良い。樹脂骨部24と金属骨部25とが重ね合わされた部分については、樹脂骨部24を介して表面材22の屈曲部22bが金属骨部25に接合されることになる。なお、図中の符号29は、表面材22の相互間に配設した断熱材である。
上記のようにして構成した扉本体23には、採光部30が設けてある。採光部30は、縦長の矩形状を成すもので、扉本体23のほぼ中央部に設けてある。本実施の形態では、表面材22に設けた採光孔31に採光部骨材32、パネル33及び額縁34を配設することによって採光部30が構成してある。
採光孔31は、それぞれの表面材22の基板部22aにおいて互いに対応する部位に設けた縦長矩形状の開口である。図4及び図5に示すように、室外側に配置される表面材22には、採光孔31の左右に位置する開口縁31aに、それぞれ複数の折曲ヒレ部(折曲部)35が設けてある。折曲ヒレ部35は、矩形状を成し、表面材22の基板部22aに対してほぼ直角に屈曲して延在するもので、採光孔31の開口縁31aに沿って互いに間隔を確保した複数位置に設けてある。折曲ヒレ部35の延在長さは、扉本体23の板厚のほぼ1/2である。折曲ヒレ部35の延在端部には、それぞれ矩形状のピン挿通孔35aが形成してある。
採光部骨材32は、上述した骨材21と同様、硬質PVC等の硬質樹脂によって成形した樹脂採光骨部36と、スチール等の金属によって成形した金属採光骨部37とを備えて構成したものである。樹脂採光骨部36及び金属採光骨部37は、骨材21の樹脂骨部24及び金属骨部25と同様の構成を有したものである。すなわち、樹脂採光骨部36は、樹脂採光基部36a、2つの採光当接部36b,36c及び採光隔壁部36dを一体に成形したものである。金属採光骨部37は、金属採光基部37a及び2つの採光側壁部37bを一体に成形したものである。樹脂採光骨部36において採光隔壁部36dと他方の採光当接部36cとの間に断熱材38を配設する点についても骨材21と同様である。
上記の構成を有する採光部骨材32は、金属採光骨部37がすべて室外側に位置し、かつ金属採光基部37aが採光部30の内周側となる姿勢で四周枠組みされ、採光孔31の内周を縁取るように扉本体23に設けてある。図2及び図3に示すように、採光孔31の上下に配置される採光部骨材32については、樹脂採光基部36aが外周側となる姿勢で樹脂採光骨部36が配設してある。これに対して採光孔31の左右に配置される採光部骨材32については、樹脂採光基部36aが内周側となる姿勢で樹脂採光骨部36が配設してある。採光部骨材32に対して表面材22は、それぞれの内部表面が樹脂採光骨部36の採光当接部36b,36cに当接し、かつ折曲ヒレ部35が樹脂採光基部36aに重ね合わされた状態となる。表面材22と樹脂採光骨部36の採光当接部36b,36cとの間は、接着材によって接着しても良い。
パネル33は、スペーサ33aを介して複数のガラス板33bを積層することによって構成した複層ガラスであり、採光孔31に配置することのできる大きさの矩形状を成している。
額縁34は、採光孔31の開口周縁部に位置する扉本体23を挟持するとともに、パネル33の四周を挟持することにより、パネル33を扉本体23に保持させるものである。本実施の形態では、外額縁部40及び内額縁部50を備えて額縁34が構成してある。
外額縁部40は、アルミニウム合金等の金属によって成形した押し出し形材であり、扉当接部41、パネル支持部42及び取付片部43を有している。扉当接部41は、扉本体23の表面材22を介して採光部骨材32の見付け面32aに対向する部分である。採光孔31の上下に配置される外額縁部40の扉当接部(以下、区別する場合に上下扉当接部41という)は、採光孔31の開口寸法に等しい長さを有した板状を成すものである。上下扉当接部41の上下方向に沿った寸法は、それぞれ採光孔31から扉本体23の端部までの間を覆うことのできる大きさに設定してある。一方、採光孔31の左右に配置される外額縁部40の扉当接部(以下、区別する場合に左右扉当接部41という)は、扉本体23の上端から下端に至る長さを有した中空状を成すものである。左右扉当接部41の左右方向に沿った寸法は、採光部骨材32をわずかに超える大きさに設定してある。パネル支持部42は、扉当接部41の内周側に位置する部分から内周側に向けて延在した後、室内側に向けて屈曲延在した部分である。パネル支持部42の延在端部には、室内側となる部位にタイト材44が装着してある。取付片部43は、扉当接部41の採光孔31に対向する部分から室内側に向けて延在した板状部分である。取付片部43の延在端部は、二股に分岐し、互いの間に螺合溝43aを構成している。取付片部43の寸法は、上下に配置される外額縁部40と左右に配置される外額縁部40とで共通であり、折曲ヒレ部35を超えて室内側に位置する長さに設定してある。なお、図には明示していないが、左右の外額縁部40において採光孔31よりも上方及び下方に配置される部分については、表面材22の外部表面に隙間なく当接することができるように、パネル支持部42及び取付片部43が適宜切除してある。
内額縁部50は、採光孔31の開口周縁部に額縁状に設けられるものである。本実施の形態では、硬質PVC等の硬質樹脂によって成形した押し出し形材から成る内額縁部50を適用している。内額縁部50には、連結ブロック部51、扉係止部52及びパネル挟持部53が設けてある。連結ブロック部51は、室内側において採光部骨材32の内周側に配置される部分であり、中空の直方体状に構成してある。扉係止部52は、連結ブロック部51の外周側となる隅部から室内側に向けて延在した後、外周側に向けて屈曲し、さらに室外側に向けて屈曲したものである。この扉係止部52は、連結ブロック部51の室外に臨む端面に外額縁部40の取付片部43を当接させた場合に、室内側に配置される表面材22の外部表面に当接することのできる寸法に形成してある。パネル挟持部53は、連結ブロック部51の内周側となる部分から、外額縁部40のパネル支持部42に対向するように内周に向けて延在したものである。パネル挟持部53の延在端部には、室外側となる部位にタイト材54が構成してある。このタイト材54は、軟質樹脂によって構成したもので、二色成形によりパネル挟持部53と一体に成形してある。
上述した採光部骨材32、パネル33及び額縁34によって採光部30を構成するには、図6及び図7に示すように、室外側に配置される表面材22の外部表面に対して外額縁部40の扉当接部41を当接させ、かつ取付片部43を採光部骨材32の内周側に配置する。この状態から取付片部43及び表面材22の折曲ヒレ部35を介して採光部骨材32にピン状の連結部材60を貫通するように設ければ、外額縁部40が扉本体23に保持される。連結部材60としては、鋼材によって成形されたものを適用することが好ましい。
次いで、室内側に配置される表面材22の外部表面に対して内額縁部50の扉係止部52が対向した状態で連結ブロック部51を取付片部43に当接させる。この状態から、連結ブロック部51を介して取付片部43の螺合溝43aに連結ネジ61を螺合すれば、外額縁部40との間に扉本体23を挟持する状態で内額縁部50が扉本体23に保持される。内額縁部50の室内側に露出する部分については、カバー部材62を装着することにより、連結ネジ61を含めて覆い隠すようにしている。カバー部材62は、アルミニウム合金等の金属によって成形したもので、内額縁部50に対して着脱可能となるように構成してある。
その後、外額縁部40のパネル支持部42と内額縁部50のパネル挟持部53との間に構成されるパネル収容溝63にパネル33の周縁部を収容させれば、扉本体23に採光部30を構成することができる。パネル収容溝63には、パネル33を装着する以前に鋼材によって成形した脱落防止部材64が配設してある。なお、図中の符号65は、熱膨張性部材である。熱膨張性部材65は、熱により膨張する不燃性または難燃性の部材である。熱膨張性部材65としては、例えば熱膨張性の黒鉛を含有した発泡材を適用することができる。また、符号2は、扉本体23の室外側となる部位に複数配設した縦格子である。この縦格子2は、外額縁部40の扉当接部41と同じ幅に構成したもので、外額縁部40を含めて互いに等間隔となるように扉本体23に配設してある。
上記のように構成した建具では、扉体20を閉じた状態であっても、採光部30において縦格子2の相互間や外額縁部40と縦格子2との間の隙間に位置するパネル33を通じて室内側に室外の光を取り入れることができるようになる。さらに、この建具の扉体20によれば、外額縁部40の折曲ヒレ部35を連結部材60によって採光部骨材32に連結するようにしている。このため、火災発生時等において室外側が高温に晒され、外額縁部40が溶融したり焼失した状態で表面材22に熱反りが発生した場合にも、採光孔31の開口周縁部となる部分の表面材22が開いてしまう事態を招来するおそれがない。しかも、折曲ヒレ部35を採光孔31の内部においてパネル33と採光部骨材32との間に配設しているため、外額縁部40の扉当接部41を如何なるデザイン(寸法、形状等々)に構成しても、連結部材60が外部に露出するおそれもない。これらの結果、この建具の扉体20によれば、採光部30にデザイン上の制限を何ら加えることなく、防火性能を向上させることが可能となる。
なお、上述した実施の形態では、ヒンジ1を介して枠体10に扉体20が開閉可能に支持された建具を例示しているが、枠体に対して扉体が開閉するものであれば、必ずしもヒンジを介したものに限定されない。また、枠体10として金属によって成形した2つの枠要素11a,11b、12a,12b、13a,13bの間を断熱材である連結材11c,12c,13cによって連結したものを例示しているが、必ずしもこれに限定されない。さらに骨材21及び採光部骨材32として、それぞれ樹脂によって成形した部分24,36と金属によって成形した部分25,37とを備えたものを例示しているが、必ずしも樹脂によって成形した部分を有している必要はない。この場合、金属によって成形した部分25,37として表面材22の相互間隔よりも小さい見込み寸法を有したものを適用しているため、骨材や採光部骨材が熱橋となるおそれはない。
また、上述した実施の形態では、折曲部として複数のヒレ状を成す折曲ヒレ部35を例示しているため、折曲部が採光孔31の開口縁部の全長にわたって連続しているものに比べて折り曲げ易く、製造上の作業を容易化することができる。しかしながら、本発明では必ずしも折曲部がヒレ状を成している必要はない。さらに、取付片部43を介して採光部骨材32に連結部材60を設けるようにしているため、折曲部35を採光部骨材に連結するための専用の連結部材が不要となり、作業性及び製造コストの点で有利となる。しかしながら、本発明では、専用の連結部材を用いて折曲部を採光部骨材に連結させるようにしても構わない。また、採光孔31の左右に位置する開口縁部にのみ折曲部を設けるようにしているが、採光孔の上下に位置する開口縁部に折曲部を設けてももちろん良い。さらに、室内側に位置する表面材に折曲部を設けても構わない。
10 枠体、20 扉体、21 骨材、21a,21b 見付け面、22 表面材、30 採光部、31 採光孔、31a 開口縁、32 採光部骨材、34 額縁、35 折曲ヒレ部、37 金属採光骨部、40 外額縁部、43 取付片部、60 連結部材、61 連結ネジ、62 カバー部材

Claims (5)

  1. 室内側の表面材及び室外側の表面材を備え、これら表面材の互いに対向する部位に採光孔を設けることによって採光部が構成された扉体において、
    前記採光部は、前記表面材の相互間において前記採光孔の内周に配設した採光部骨材と、前記採光孔の開口周縁部に配設される額縁とを備え、
    前記採光部骨材は、樹脂によって成形した樹脂採光骨部と、金属によって成形した金属採光骨部とを備えて構成し、
    前記金属採光骨部は、前記樹脂採光骨部よりも小さい見込み寸法を有し、かつ断熱材が見込み方向に並設された状態で前記表面材の相互間に配設されており、
    前記表面材の少なくとも一方には、前記採光部骨材の内周を覆う折曲部が設けられ、
    前記折曲部から前記採光部骨材の前記金属採光骨部に連結部材が設けられていることを特徴とする扉体。
  2. 前記額縁は、前記表面材の室外側となる表面に配置される外額縁部と、前記表面材の室内側となる表面に配置される内額縁部とを備え、
    前記外額縁部には、前記採光部骨材の内周を覆う取付片部が設けられており、前記連結部材は、前記取付片部を介して前記折曲部から前記採光部骨材に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の扉体。
  3. 前記折曲部は、前記採光孔の開口縁に沿って互いに間隔を確保した位置に複数設けられていることを特徴とする請求項1に記載の扉体。
  4. 前記内額縁部は、見込み方向に沿った連結ネジを螺合することにより前記外額縁部に保持され、前記連結ネジを含めた室内に臨む部分がカバー部材によって覆われることを特徴とする請求項2に記載の扉体。
  5. 請求項1〜請求項4のいずれかひとつに記載した扉体と、前記扉体を開閉可能に支持する枠体とを備えたことを特徴とする建具。
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